弱肉強食で暴力なおすすめアニメランキング 4

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86.3 1 弱肉強食で暴力なアニメランキング1位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2769)
15615人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

2018.08.17記


原作既読。いや、アニメ観てから原作揃えた人。
もともと職場の子から原作を薦められてたんだけど、その時スルーしてたのを後悔するはめに・・・


マンガはけっこうな売れ行きで、アニメも海外含め評価が高く、そのあと実写化までした大ヒット作です。
なにせ人を喰うおどろおどろしいバケモノの話なので、実写映画版では出演女優さんの一人が良心の呵責を覚えてなのか出家してしまうという騒ぎを起こしたほどです。
タイトルだけ見たら、人間視点でバケモノとの闘いを描いたバトルものか、グロ主体のホラーみたいなのを想像しがちです。そう、頑張れ人間!

 嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

はいこれミスリードです。
ん?みんなもう知ってるって?

スプラッタホラーか超絶バトルものはちょっと、、、という先入観で本作を避けてしまうのはもったいないと思われ、むしろその先入観、この際棄ててもらってかまいません。

人間と喰種を分かつもの、それはたまたま人しか喰えない種族としてこの世に生を受けたか?そうではないか? 細かいところを除けば一点それだけ、この作品の基本設定です。

時には人間、時には喰種側の視点で
何が正しくて、何が間違っていて
勝利も敗北もないまま 孤独なレースは続いていきます

{netabare}8話戦闘シーンでの言葉の応酬に端的に表れてます。

亜門VS金木戦での亜門
『罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう』『親を殺された子供たち…残された者の悲しみ…孤独…』『貴様はそれを考えた事があるか?』

真戸VS董香戦での董香
『訳もなく命を狙われる恐怖 あんたにわかる?』『大切な人が虫けらのように殺される あんたにこの気持ちわかる?』{/netabare}

単純に視点をどちらか一方のサイドに寄せて、というわけではない極めてドラマ性の高い作品といってよいでしょう。グロやバトルは作品を飾る要素として欠かせませんが、メインはあくまで人間?ドラマです。


そして人間でも喰種でも多少の個体差はあれ自分サイドの視点しか持ち合わせてません。
そこに{netabare}「もとは人間、今は半分人間半分喰種の」{/netabare}主人公金木研くんがどう割って入っていくかが作品の見どころとなってます。

{netabare}『自分の意思と無関係に、自身の体に改造がなされる。』
このへんは初代仮面ライダーみたいです。世の少年少女たちが心躍らせる伝統芸と言えるでしょう。
昭和の本郷猛はいかついあんちゃんでしたが、平成の金木研はナイーヴ優男である、というのも時代の流れでしょうか。{/netabare}


OP『unravel』は物語にドはまりしてる秀曲です。ムービー含めてインパクトがあり、カラオケのアニソンランクでも上位に食い込んでます。ただし、これ原キーで歌いきれる人っているんだろうか??
OPに隠れてますが、EDもクールダウンにちょうど良い曲です。ED後の巻末4コマ的なショートアニメもほっこりできますよ。


キャラは喰種も人間も多士多彩で登場人物多めです。
1期1クール12話で全員掘り下げきれるわけにもいきません。2期待ちか必要最低限か、私は掘り下げ不足を理由に感情移入できないといったことはありませんでした。

声優さんもキャラの多さに合わせて人数多めです。回によってはEDクレジットで3カット分使うほど用意してました。そして無駄に豪華です(褒め言葉)。
{netabare}
※印象深い演者さん
■金木研:花江夏樹
悲鳴に近い絶叫を担当するのに適任でした。梶さん(今回はアヤトの役)の絶叫も捨てがたいがよりナイーヴな感じを出すには花江さんじゃなきゃ無理かな。
■ウタ;櫻井孝宏、月山習:宮野真守
ハマってることはハマってるんだけど逆も見てみたい。
■エト:坂本真綾
ただ私が好きなだけです。
■真戸呉緒:大川透
マジキチぶりが伝わる好演。 病気からの復帰おめでとうございます。(2018年8月現在)
■鈴屋什造:釘宮理恵
意外な組み合わせ。什造を女性声優でというのはすごいアリ。什造の「見た目は青年中身は子供」感がよく出てました。
{/netabare}


※以下ネタバレタグは本当にネタバレ

引き込み充分な第一話。
{netabare}リゼを媒介におどろおどろしい喰種をまずは視聴者に印象づけます。そうですよね、人を喰うんですから我々人類の敵ですよ。
それで喰種の生態やら人間と喰種の関係性など適度にレクチャーが入るので初見殺しにはならない設計。Bパートからは半喰種になってしまったカネキ君の苦悩です。そしてクール通じてカネキ君は悩みに悩みます。{/netabare}
第二話アバンで物語のコア部分に触れるので、ノリが合わなさそうなら撤退を視野に入れてOK!
{netabare}
金木「僕は人間だ。お前らバケモンとは違うんだ。」
董香「どう?あたしがバケモノならあんたはなんなんだよ?」
金木「お願いします。教えてください。僕はどうしたらいいんですか?あの日から全てが最悪なんです。」
董香「最悪か?あたしだって教えてほしいよ。」
  「ねぇ?ケーキって本当はどんな味なの?吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、あれ、人間がおいしそうに食べるじゃない?」
  「平和な生活はどうだった?CCGやグールに怯える必要のない日々は?
全てが最悪?ざけんなよ!」
  「だったらあたしは生まれた時から最悪ってわけ?なああんた!教えろよぉぉぉ!!」

・・・からの『おっしぃえってよっ』unravelインですからねぇ。カッコよすぎです。
{/netabare}
序盤に世界観の提示がなされるので、そこに抵抗がないなら最終話までいけるでしょう。無駄回無かったと思いますよ。1期の区切りもあの箇所までだったら納得です。


グロですか?

カレー食べながら観ることができましたので平気です。
そのへんは所詮アニメーションということで実物の映像とは違いますし、規制も効いてることから血しぶき+α程度のグロです。
{netabare}ただし画よりも音が嫌だということはあると思います。11話12話の拷問シーンでの悲鳴絶叫はきつい人にはきついでしょう。画はそうでもありません。{/netabare}
受け入れる視聴者側も、進撃の巨人あたりがこのへん切り拓いてくれたおかげで、出来上がった土台に乗りやすかったかもしれません。


さてさて金木くんは葛藤の末、どういった結論を出していくんでしょうか?

 しあ○せはいつも じぶんのこ○ろがきめる

最後に一つの結論を出します。共感するもしないもそういう物語なのでね。


続きは2期で!



-----
2019.06.28追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月

シリーズは2018年秋クールまでの全48話をもって完結しました。
金木くんやトーカちゃんをはじめ、1期ではまだ子供っぽさの残る登場人物らが次第に深みを増していきます。
残念なことにあにこれでは期を重ねるごとに評価を落としていきましたが、私は好きですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

74.2 2 弱肉強食で暴力なアニメランキング2位
世紀末救世主伝説 北斗の拳(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (320)
1447人が棚に入れました
西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。だが、人類は死に絶えてはいなかった。暴力がすべてを支配する世界となった核戦争後の大地で、途中で出会ったリンやバットを連れ、北斗神拳伝承者・ケンシロウが暴徒を相手に拳を振るう。北斗神拳を共に修行した兄達、それぞれの宿星を持つ南斗聖拳の伝承者達が現れ、ケンシロウと激闘を繰り広げていく。

声優・キャラクター
神谷明、一龍斎貞友、鈴木富子、古川登志夫、山本百合子、塩沢兼人、土師孝也、内海賢二、千葉繁

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

4つの新発明と魅力的なキャラ、壮大なストーリー。マンガ表現の新境地を切り開いた名作です。

 昭和の日特集ということで何話か再視聴しました。巨人の星同様、その過剰性でギャグに片足を突っ込んでしまいました。

 もともと旧マッドマックスとマッドマックス2のオマージュのような作品でケンシロウはモロにメルギブソンでした。

 砂漠世界のディストピア、悪人のモヒカンも革ジャンつなぎもバイクなどのモーターサイクルが多数出てくるのもそのままマッドマックスです。

 4つの素晴らしい発明がありました。本作の素晴らしさを語るのに外せません。肩のプロテクター、秘孔、過剰な身体性と肉体、死に際のセリフです。

 肩のプロテクターが特徴です。あのプロテクターに意味があるかどうかはさておいて、戦いに明け暮れる世界観を表現するのにあれほど素晴らしい発明はありません。おそらくはアメフトからの連想でしょうけど、今の戦闘美少女ものに受け継がれる偉大な発明でした。

 秘孔の発明です。東洋武術、カンフーだけでなく東洋医学を武術に置き換えました。それ以前の武術でツボ…経絡というのは東洋医学的な治療や弱点としては表現されていましたが、人間が爆発するという大発明ですね。
 武術家は優れた鍼灸師や整体師でもあるらしいので武術と医術は不可分らしいですね。実際に秘伝のツボというのはあるという話は聞きますね。真偽のほどはわかりません。本当に人が死ぬツボはあるという説とそんなものはないという説の論争が今なおあるようです。

 そして過剰な肉体強度とサイズです。鍛えれば弾丸をも弾く、というのはあったと思いますが、超人的な身体性は忍術や超能力というのはありましたが、武術で鍛えることでここまで強くなるというのは無かったと思います。鋼鉄よりも強く何メートルあるんだよ、という肉体を違和感なく物語に組み込んでいました。

「アベシ」「ヒデブ」はもちろん本作の発明です。ステレオタイプではない独自の言葉を作品内でどう効果的に扱うかという部分で手塚治虫のオノマトペ、大友克洋が「シーン」という言葉を使わなかったのと同じレベルのマンガ表現の凄い発明だと思います。


 さて、ストーリーです。まあ誰が見てもシンのサザンクロスで終わる気満々でしたよね。それを4兄弟にすることで壮大な話に修正しました。ストーリー展開は素晴らしかったと思います。
 それを支えたのがキャラ達でした。リン、パット、レイとマミヤ、狼の一族とかウイグル獄長、風神雷神みたいな2人の門番。ジャギ、ニセトキ、トキそしてラオウです。
 展開がワンパターンかなあと思ったところで聖帝サウザーですね。サザンクロス編最高でした。さらに追加キャラ…フドウなども決して尺稼ぎというレベルではありませんでした。
 これらの個性的でしかないキャラ達が北斗の拳を支えました。

 中核となる3兄弟の話を発明したところで本作は勝ちですね。この3キャラを超えるキャラと因縁話はちょっと他にはないでしょう。

 お前は既に死んでいる…本作を象徴する言葉を初め、我が生涯に一遍の悔いなし…印象的な名セリフが多数あります。技名も北斗百裂拳などセンスが光ります。言葉の使いかたが非常に面白い印象です。
「あー聞こえんなあ」「俺の名前を言ってみろ」最高です。
 
 OPの曲の超高音ボーカルもまた個性的でした。

 総評すると唯一無二の物語。分類不可能ですね。北斗の拳という分野でしょう。設定とストーリー性は類例がなく、壮大さにおいては他の追随を許しません。
 大友克洋や鳥山明と並ぶマンガ表現の新境地だと思います。そして、それを丁寧にアニメ化しました。作画は原作と比べてちょっとなあ、という感じもありますが、声優さんの演技の素晴らしさやOP曲でマンガ版とは別の価値を生み出しました。なお、後半になると作画がどんどん良くなる気がします。

 なんといってもエンターテイメント性が高く面白いです。今でこそギャグにしか見えない部分もありますが、少年の頃はのめり込んで見ていたと思います。忘れてしまった感覚ですが、昭和アニメの熱さというのは少年向けという部分に特化した故なんでしょうね。真面目に少年向けに作ったからこそごまかしのない熱さがあるのでしょう。そしてごまかしが無いからこそ大人でも楽しめるのだと思います。


追記 「強敵と書いて友と読む」を忘れてました。これも初出は本作でしょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

愛を取り戻せ!!

1984年10月11日 - 1987年3月5日(北斗の拳)109話
※最高視聴率23.4%。平均視聴率16.1%を記録。

1987年3月12日 - 1988年2月18日(北斗の拳2)43話

1983年から連載開始の劇画調の格闘系でシリアスな作風の
原作・原案"武論尊"/作画"原哲夫"の漫画を原作にしてる。

「西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。」ってやつです。

当時のゴールデンタイムのアニメに過激な残虐シーン等や
過激な台詞を含む原作を可也配慮した作品になっている。
※最近のエログロほど酷くないと思うけどPTA等は問題視
したらしい・・今でも超有名なネタ元満載アニメのひとつ。
ナレーション・次回予告などもどんどん加速した気が・・

世紀末という時代でノストラダムスの大予言や世紀末思想
等が結構多くなってきた頃の作品かな?やや近未来SFです。

ただ背景に過ぎず、本質は友情・努力・勝利?byジャンプ
の連載漫画がベースです。其処に其れ等を超える深い愛情、
愛憎劇が強烈に入り乱れる超大作になっています。
この手のアニメはこれ1本視れば充分という程熱いアニメ。

一子相伝"北斗神拳"の伝承者となったケンシロウは他流派
のシンの執念の愛によって最愛のユリアを奪われてしまう。

シンに屈辱的敗北をしたケンシロウは「愛を取り戻す為」の
シンを探す旅にでる・・そんな中で本当の北斗真剣の強さ
を極めていき、色々なものを失いつつも乗り越えることで
更に"北斗神拳"を進化させていく。

目的を失くしかけたケンシロウに仲間意識や守る気持ちが
強くなっていき、色々な人と関わる事で、その思いは強く
なり、更に強い敵や卑劣な的と遭遇する事で、強い信念や
正義感とともに強くなっていく。

結果的に救世主のような存在になり、正義の味方のように
なっていくが・・敵か味方か?最強のライバルか?複雑な
思いを受け止めつつ自分の進むべき方向を見出す。


最終的には乱世を憂いて強敵を倒していくのだけれど・・
雑魚を無双するイメージとは裏腹に・・案外挫折も多い。

幾度も敗北をする事が増えて泥臭くなっていく・・
そういう部分も熱くさせる内容というか・・成長過程等を
確り描いてくれている感じ。
そもそも伝承者でありながらシンにボロ負けスタートですw


南斗!六聖拳とか・・この辺になるともうラスボス
出てきて愈々どうなるんだ?!というハマりっぷりかな?

そういう急展開になりそうなところにレイだたりトキとか
フドウやジュウザだったり・・巧いこと引き延ばす・・

挙句に勿体つけてた最後の将とか・・可也早期にみんなは
あの人だな・・ってバレてるんだけど・・引っ張るのですw

以外だったのは・・拳王の後も続いたこと・・
スパっとやめるかと思ったら・・更に続くとか・・

最後の将をあの人にするくらいだから、予想はできたけど
天帝云々とか・・もう何処までいくのという感じw

そう思いつつもあまりに熱いので視てしまうのだけれども。

そしてレイ・トキ・シュウが好物ですが・・シャチが好き
なので"拳2"も確り視聴。ファルコ等もかな好きなキャラ。

スロッターはボタン押す時「あたぁ~」リーチ目で
「お前はもう死んでいる!」とか見切っちゃうわけです・・

OP「愛をとりもどせ!!」 歌-クリスタルキング

そういえばこの作品のメンヘラっぽいキャラはナルシストの
オカマ風のキャラとか結構いたな・・其処も当時は斬新?


ケンシロウ - 神谷明
バット - 鈴木三枝
リン - 鈴木富子

レイ - 塩沢兼人
シュウ - 森功至
ユリア - 山本百合子
マミヤ - 藤田淑子

ラオウ - 内海賢二
トキ、アミバ - 土師孝也
サウザー - 銀河万丈
シン - 古川登志夫

ジャギ - 戸谷公次
ユダ - 島田敏
ヒューイ - 曽我部和恭
シュレン - 若本紀昭
フドウ - 飯塚昭三
ジュウザ - 安原義人
リハク - 青野武
リュウガ - 堀秀行

ナレーター - 銀河万丈、千葉繁

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

男のロマンとヒャッハーが詰まった作品・・その名も北斗の拳

核戦争によって荒れ果てた世界で
水と食料などの資源をめぐって戦いが繰り返されるという
世紀末的な最終戦争後の199X年が舞台。
伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者ケンシロウと
その戦いの中で出会う強敵(とも)をカッコよく描いた
ハードボイルド系アクション(サディスティックなギャグもあるよ!)
ジャンプで連載されていたアニメ。

OPとケンシロウの台詞「お前はもう死んでいる」や
「ひでぶ」「あべし」等の敵の断末魔が有名で多少一人歩きしているが、
作画やBGMは多少時代を感じるけど
内容やストーリーは今観ても個人的に面白い。
元々、兄が原作ファンで興味を持っても
グロ耐性の無い私は漫画を見ることができず、
多少規制されているアニメならストーリーを楽しめるかも!と、思い
スカパーアニマックスで放送してくれたおかげで観ることができ、
お気に入りになりました。

オーストラリアの映画作品 マッドマックスと北斗の拳の共通点
{netabare} 今年マッドマックス~怒りのデスロード~公開記念に
マッドマックス1と2と上のデスロード↑観ました。

特にマッドマックス2は
戦争後の荒廃した世紀末的世界観設定で(1はわりと平和だった)
モヒカンヘアーで暴れまわる暴走族や石油の奪い合いと
バイオレンスアクションが北斗の拳に(他の1980年代の作品にも)
多大な影響を与えたらしい。
(ちなみに、マッドマックス2の公開が、1981年
北斗の拳の連載前の読み切り作品が1983年)

主人公マックスの(マッドマックス1のラスト10分くらい)
レザージャケットと肩パッドがモロにケンシロウファッションだし、
マッドマックス2のヒューマンガス様は
ジャギ様そっくりの見た目(笑)

共通点を探したい、北斗の拳のルーツを知りたい
ヒャッハー!!したい北斗の拳ファンの方に
是非マッドマックスをオススメしたいと思います。 {/netabare}

好きなキャラなど。{netabare}
観たのが4年前くらいなのでだいぶ忘れちゃいましたが、
最期の瞬間まで仲間との友情とマミヤへの愛のため戦い続けたレイと
愛故に心の渇きを癒したいために聖帝になったサウザー
(ピラミッドの先端を運んだシュウを私は忘れない)
ラオウやトキ、他にもたくさんの魅力ある強敵が印象的です。

個人的に吹いたらカサンドラなメンバー
(自称)天才なアミバ様(あ、間違ったかな?)
突然出てくる「汚物は消毒だーッ」なモヒカン
「俺の名を言ってみろ」と繰り返しケンシロウに迫るジャギ様
人気の高いハート様とカサンドラのウイグル獄長なども印象深い。{/netabare}

余談
{netabare} 「北斗の拳 イチゴ味」テレビアニメ化するらしいですね
おちゃめな聖帝サウザーが地味に楽しみw
北斗の拳、昔に実写映画化したらしいけど
私は観てないし何も知らない・・(震え声){/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

62.8 3 弱肉強食で暴力なアニメランキング3位
アシュラ(アニメ映画)

2012年9月29日
★★★★☆ 3.6 (155)
576人が棚に入れました
15世紀中期、相次ぐ洪水、旱魃(かんばつ)、飢饉で荒野と化した京都。
それに追い打ちをかけるように始まった日本史上最大の内戦・応仁の乱。その死者数・行方不明者はあまりに膨大で、歴史のページには刻むこともできなかった。こんな時代に産み落とされたアシュラは、ケダモノとしてサバイバルを続けながら生き抜いていく。
 そんな時一人の少女・若狭の優しさと愛、そして法師の教えに触れ、アシュラは次第に人間性を備えていく。
言葉を覚え、笑い、喜ぶ日々。しかしそれは苦しみと悲しみの始まりでもあった。やがて天災と貧困が起こり、人間性を失っていく人々。ついには若狭さえも……。
果たしてアシュラの運命は?

声優・キャラクター
野沢雅子、北大路欣也、林原めぐみ、玄田哲章、平田広明、島田敏、山像かおり、山口勝平、水島裕

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ダークな情景とカニバリズムの中に確かに感じる“生きること”へのメッセージ・・・今こそ『まどマギ』以上の絶望へと目を向けよ

原作は1970年の週間少年マガジンにて連載されていたジョージ秋山先生のマンガ
その残酷な描写から有害図書指定され、当時は社会問題にまで発展したそうな曰く付きの問題作


というのも、物語のプロローグとなるのは大飢饉に見舞われた平安時代の京都
腹に子を宿しながらも貧困に喘ぐ妊婦が一人・・・
妊婦の周りでは飢えへの苦しみから、人を殺してその肉を食すことを覚えてしまった狂者が出る程の始末
いつしか妊婦も辺りに平然と転がる死体を喰らうことを意識しはじめる
やがて子は産み落とされ、一時は母性を目覚めさせるものの、飢えはすぐに女の理性を歪ませる
そしてとうとう我が子の肉を食さんと、焚き火の中に赤ん坊を投げつけてしまう・・・


このショッキングな幕開け、そりゃ問題作にもなるわな;


やがて顔の焼け爛れたその赤ん坊は、親の手も無しに育ち、人語も解さず、人を襲ってはその肉を喰らう、、、というまさに【ケダモノ】として生きていた・・・


さてさて、この物語の魅力はいよいよここからなんです
だいぶ原作とは異なる部分も多いようですが、この作品には強く“生きろ”というメッセージが込められているんです


【ケモノのような子】はある日に一人の屈強な法師と出会い命を救われ、『アシュラ』と名付けられます
しかしまだ満足に言葉も話せず、暴力を振るうことでしか感情を表現出来ないアシュラ
怒りに任せた結果、偶然にも地頭の息子を殺してしまうのです
追われる身となったアシュラを匿ったのは、貧しいながらにも慈愛に満ちた『若狭』という少女でした
法師から教わった道徳、若狭と触れて学んだ優しさ、、、やがて人間として感情豊かになっていくアシュラ
しかしそんなアシュラの成長とは裏腹に、天災と貧困が人々を徐々に追い詰めていくのです・・・










一見すると『ノートルダムの鐘』にも似た構図を持つ作品
ですが比較にならないほどあまりに過酷な世界観、過激な描写、そして終盤に押し迫る哀愁
どれをとっても一級品のシリアスドラマ


監督の『さとうけいいち』と言えばテレビシリーズ『タイガー&バニー』の監督でもありましたが、今年度のタイバニ劇場版の制作を、彼はあえて別の監督に託し、今作の制作に打ち込んだようです


昨年度の東日本大震災の影響からか、過激な描写をあえて避ける映画も多々あった傾向の中で、今作はあえてダークな世界観、シリアスなストーリー、過激な描写に挑戦し、最高潮の緊張感の中で改めて【命あっての物種】という言葉を思い出させようという明白な方向性が見て取れます


なにより、カニバリズムという非人道的な行為の裏に「食べなければ生きていけない」という切なくも力強いメッセージを打ち出していることに拍手したいです
特に「食べなければ・・・」のキーワードを全く偶然にも同時期に扱った映画『伏』と比較するとその差は歴然としていて、今作の説得力の強さに感服しますm(__)m
(そしてこの「食べなければ・・・」がラストシーンの悲劇を生む・・・)
また、『まどマギ』においての魔法少女の宿命の一つでもある「戦わなければ生きていけない体」と比較をしても、今作はより身近で深刻な問題として捉えることが出来ます










さとうけいいち監督作品らしく、全編はCGで描かれていますが、日本ならではの2D(作画)アニメの手法を欧米主流のCGアニメへと転用するべく、様々な新手法が今作のために発明されたのも見どころ


日本画のような毛筆タッチの背景画をパーツ化、立体化して動かす(細田守の『おおかみこども』でも近いことをやってました)
キャラの影にハッチング(斜線)を自動生成するソフトの新規開発
いわゆるアニメパース(遠近法のデフォルメ。近くの物を極端に大きく、遠くの物を極端に小さく描いて迫力を出す)をCGで作り出すために、カット毎に異なるキャラモデルを作成


これらに加え、CGアニメならではのカメラワークとエフェクトの自由度が駆使され、度々挿入されるアクションシーンを盛り上げています










そしてオイラが最も注目してほしいポイントなのが声優
今作の主人公、アシュラを演じるのは大ベテラン『野沢雅子』
物語の序盤でアシュラは人語もままならないというだけあって、前半のセリフが全て“雄叫びのみ”なのです
この難しい役どころを演じきれるのはやはり大ベテラン、全く持って御見逸れいたします;


さらに中盤から登場のヒロイン、若狭にはめぐさんこと『林原めぐみ』
実は中盤以降、ほとんどがこのアシュラと若狭の二人だけの会話で進むという昨今珍しい狭いやり取り
まさにこの二人のベテラン役者だからこそ成り立ったであろうレベルの高い演技は、アニメのみならず邦洋実写を問わずしても屈指の【魅せる演技】であったと思います!
とにかく凄いんです、是非ともチェックしていただきたい!


最後になりましたが、音楽はタイバニに引き続き『池頼広』さん
この劇伴がまた最高に素晴らしい!
ですが小南泰葉さんが歌うEDテーマにはちょっと疑問です;
キュートな魅力とダークネスな妖艶さを兼ね備えた小南さんのロックな楽曲は、実は個人的にもファンではあるのですが、今作の重すぎるテーマに対して少し前向き過ぎるし可愛過ぎたかな?と感じました;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悟空ーっ! こっち来ないでくれーっ!

70分程度 フルCG 超シリアス 


確かにシリアス物を好むとは言いました。
言ったがまさかここまでのもんとは正直なところ多少舐めてた。

あらすじはあにこれのあらすじが完璧にあらすじしてるんでそちらでどうぞ。

このあらすじを見る限り中々興味を抱かせてくれます。


出だしから結構ハードモード全開なんで人によって合う合わないがはっきりするかもしれません。
絵柄も手伝ってか気味が悪いというか気持ち悪いというか。

なにより序盤を見る限りコレが主人公であることに軽い抵抗を示してしまうのです。
 
アシュラさんってさぁ・・・なんかそこら辺の連中と匂い違いますよね・・・・・・
危険というかアウトローっていうか・・・ もっとはっきり言うと・・・人喰いの匂いがするっていうか・・・・・・
(カイジ5巻 佐原AA省略)

そう。この主人公アシュラ君は時代背景や状況で止む無し?とは言え人間を食してしまう系男子なわけです。
「ちょっと男子ぃー人食べないでよねー!」


これにはさすがの星野氏も「アシュラはわし育ててない」(AA省略)と言うに違いありません。

人斬り抜刀斎は許されても人喰い抜刀斎だったなら間違いなくあそこまで人気にはなってなかったでしょう。

なんて言うか色んな意味で生々しい作品なんだと思います。


でもこの作品はそういうグロ系だけで終わるようなチンケな作品では当然ありません。

例えどのような状況でもどんなに苦しくても人は生きていかねばならない。
こういうことがこの作品の最大のテーマになっているのだと思います。
なんてドヤ顔で分かったふうに言っちゃってますが多分見れば誰でもそこらへんは理解出来るかと。

序盤こそ軽く引くような展開が続きましたが中盤そして後半に至る頃にはすっかり物語に入り込んでしまうのです。

只、アシュラの声があの有名な孫悟空の人なのでそのイメージが余りに強すぎて目を閉じればそこに悟空がいるかのようです。
しかも私、毎週リアルタイムでドラゴンボール超見てるもんだから尚更。

声だけ聞くとチチも「悟空さ、おめえ働きもしねえでこんなとこでなにしてるだ!」と耳の痛いお小言言いそうです。

つくづく思うけど余りに特定のキャラのイメージが強すぎる声優の人も大変そうだなあと。

例えばの話、シリアスな恋愛物があったとしてイケ面主人公がフリーザ様の人だったらもはやフリーザにしか見えないわけで。
あーでもそれはそれでアリなのか?なんか見たくなってきた。

そんなこんなで最初こそ悟空にしか聴こえないので軽く笑ってしまってた自分がいたんですが中盤?いや終盤?辺りのアシュラ君の叫びを聴くと「ああ、これはこの人で正解だわ」と思ってしまうのであります。
演技の影響もあるんでしょうがジワッと泣きかけるような一連の流れ。さすがなのです。


纏めますと非常に重いテーマを扱った極めて硬派な作品だと思います。
グロ描写も少なくはないのでどうしてもそこに目が行ってしまいますが全体的に見ると結構良作ではないかと。

色んな意味で人間と言うものの描写が良く出来てるように感じます。

平安とは名ばかりの荒んだ時代で生き抜いてきたアシュラ君。
強い影響を及ぼすことになる2人の人間との出会いで果たしてどのような結末を辿るのでしょうか?

星野氏もドヤ顔で「アシュラはわしが育てた」(AA省略)と言えるようになるのでしょうか?

それは実際に視聴してからのお楽しみです。
出来れば絵柄等で敬遠せずにもっと多くの人に見て頂きたい作品だと思います。



密かにAAが使えるか実験したけどあかんかった・・悔しい(´・ω・`)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人として生まれた命の重み

人であって獣の本能を剥き出し生へ執着するアシュラ。
法師・少女の若狭から人としての在り方を学んでゆくが・・・
獣と変わらない心に人の心を宿せるのか。
荒んだ世界において人間の根底にある生きようとする性が、またアシュラを苦しめる。

素直にレビューを書くとネタバレばかりになり、簡単な内容説明しか書けないですね。
内容を少し知る程度で観た私の感想は、今の時代に生まれたことを喜べました。
同時に人として生きれるのかと問われているようなメッセージが余韻として忘れられないですね。

冒頭アシュラの出生から始まり、衝撃的な映像が流れ生々しい
グロシーン漫画を再現したような作画が荒々しさをさらに誇張し陰鬱な作品です。
人の温もりに優しさ、醜さから悲しみ・絶望を知り否応無しに生への執着する姿から命の尊さが伝わってきます。

人間とは、知識を有し他の生物より優れ理性で制御し内なる獣という本能を抑えつけて生きてます。
それは生まれた環境・時代が大きく影響し、誰もこの時代の生きる強さを否定することは出来ないと思います。

作品の性質上グロ描写が多くありますが、75分に詰められた深いテーマを感じて欲しいですね。

【視聴された方向け感想】{netabare}
アシュラの人の肉を食するシーンは、怖さもありますが生への執着・生きる強さを伝わり衝撃的な絵に魅了されましたね。

そんな獣の本能に若狭の優しさ母親に似た温かさがあり救われたのもつかの間で・・・アシュラの心が人へ近づくなか、七郎への恋路がアシュラにとって妬ましさ挙句、人でなしと罵声を浴び裏切りと想う中で人の心の苦しさを法師が左腕を切断し人であるか獣であるか諭すシーンは優しさと愛情ですね。
落ち着くことの無い心もがく心情が本当に素晴らしかったです。

最後に思わず泣いてしまったシーンは馬の肉を差し出すアシュラそれを拒む若狭。
生きて欲しいと想う心に触れるべきか・・・
人の肉かもという疑心が犬畜生となって生きるべかの葛藤。
人として生まれた為に理性が邪魔し苦悩する苦しさが痛々しく
観ていて辛かったですね。
誇りを選んだ若狭もまた人であり、アシュラは人として間違っているが人を食べても生きたいと想う心は人の性であって誰も咎めることは出来ないだろう。
私は若狭と同じ判断をしたいが、この時代の飢える苦しみの中で生まれた私ならきっと食べるだろう。
あなたは、どちらでしょうか?

コンビニに行けば食べ物が身近にある今の時代に本当に感謝ですね。
人の糧となった命あるモノへの感謝を忘れずには、いられない気持ちでいっぱいです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

69.9 4 弱肉強食で暴力なアニメランキング4位
旗揚!けものみち(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (350)
1251人が棚に入れました
最強覆面レスラー・ケモナーマスク。アリーナの大歓声に包まれて、宿敵MAOとの決着をつける世界タイトルマッチのゴングが今、鳴り響いた!はずだったのだが…試合の最中突如リングの上から異世界に召喚されたケモナーマスクこと柴田源蔵は、アルテナ姫から魔王と邪悪なる魔獣の退治を言い渡される。しかしケモノを愛する源蔵はその依頼を断固拒否!「魔獣だって愛情を持って接してやれば、無闇に人を襲ったりしない!」彼の真の夢は、ケモノに囲まれてペットショップを経営することだったのだ。源蔵はこの異世界で、輝かしい第二の人生をスタートすることができるのか!?

声優・キャラクター
小西克幸、関根明良、八木侑紀、櫻庭有紗、稲田徹

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

凄まじいズーフィリア

人間は好きではなく、人型でも獣要素があれば受け入れる。単に好きでは済まない愛情。どんなやつでも手なずけるのは凄いけど、行為をしそうな勢い。暁さんの作品は変態を出さずにはいられないのだな。
獣飼育し過ぎて家計を圧迫。シグレが唯一まともだけど、まともだからこそ被害をこうむるのが可哀想すぎる。いつの間にかいるアリの働きぶりには救われているだろうけど。それだけじゃなく、食費の点で家計を圧迫する花子に無能なカーミラにちょいちょいいらっとするな。カーミラのこと可哀想だと思うことも多いけれども。

プロレスラーって凄く強いのだな。あれって選手同士の共同作業かつエンターテイメントっていうイメージでしか見ていなかった。実用的な技とも言い難い気がするし。

見境なくプロレス技を男性女性の区別なく繰り出すものだから、特に女性が可哀想で見てられなかった。尻姫って可哀想すぎじゃない?

割とギャグとして楽しめた作品であった。なんだかんだ平和な世界でこのすばが好きな人なら楽しめるのではないかなあと思う。


OP
魂(ファイト)!ケモナーマスク 歌 NoB with ケモナーマスク(小西克幸)
ED
アネクドット 歌 ももすももす
OPでNoBが歌っていて作風にぴったり。OPの最後は主要キャラクター4人の誰かが正面を向くスタイル。
ももすももすはこの作品を通して初めて知った。これからはアニソンシンガーとしての活動が見込まれるのだろうか?期待している。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
最強覆面レスラー・ケモナーマスク。アリーナの大歓声に包まれて、宿敵MAOとの決着をつける世界タイトルマッチのゴングが今、鳴り響いた!はずだったのだが…試合の最中突如リングの上から異世界に召喚されたケモナーマスクこと柴田源蔵は、アルテナ姫から魔王と邪悪なる魔獣の退治を言い渡される。しかしケモノを愛する源蔵はその依頼を断固拒否!「魔獣だって愛情を持って接してやれば、無闇に人を襲ったりしない!」彼の真の夢は、ケモノに囲まれてペットショップを経営することだったのだ。源蔵はこの異世界で、輝かしい第二の人生をスタートすることができるのか!?

第1話「レスラー×召喚」
プロレスラーのケモナーマスクこと柴田源蔵は、宿敵MAOとのタイトルマッチの最中、突如として異世界に召喚されてしまう。エドガルド王国のアルテナ姫から魔王と邪悪な魔獣の討伐を依頼されるも、それを拒否して王国から追われる身となった源蔵は、逃げ込んだクラスタの街で狼の獣人であるシグレと出会う。

第2話「クエスト×魔獣殺し」
ペットショップ設立のため、資金集めを開始した源蔵とシグレ。さっそく街のハンターギルドへ赴くと、高額報奨金のサラマンダー退治のクエストを発見する。 報奨金目当てに意気揚々とクエストを受注する源蔵とは反対に不安気なシグレだが…。

第3話「家出少女×襲撃者」
念願の家を購入した源蔵たちだったが、魔獣の餌代で早くも赤字状態に……。そんなある日、庭で行き倒れていた少女を助けた源蔵。彼女はドラゴンハーフであることと名前だけ告げると姿を消してしまった。そこへちょうど街から戻ったシグレは、とある事件を解決させようと源蔵をハンターギルドへ連れ出す。

第4話「魔獣×バイト」
迷惑な住人が増えてますます貧困を窮める源蔵パーティー……このままでは銀行の融資が下りない! 源蔵たちは一念発起して働きに出ることに。しかし、金は増えるどころか減る始末……。現状を打開するべく、シグレはグリフォン討伐クエストをパーティーに持ちかける。

第5話「ケモナーマスク×MAO」
試合中にケモナーマスクが失踪したことにより、怒りを通り越してすっかり心を病んでしまったMAO。だが再試合に思いをはせるMAOなど知る由もなく、源蔵は異世界魔獣ライフを満喫していた。家に残ってペットの世話をしたがる源蔵をなんとか引きずってクエストへ連れ出すシグレ。ところが、留守を狙って悪事を企む妖しい影が……

第6話「ポンコツ×ご主人様」
MAOを異世界に召喚したイオアナ。彼女は花子と同じく魔界の四大公爵家の令嬢だった! 花子を憎むイオアナの過去……かつて二人は、お互いの家臣を勝負させたことがあった。そのときに、イオアナの従者であるローゼにカーミラはボロ負けしてしまい、イオアナは花子に屈辱的な仕打ちを与えたのだが……。

第7話「初弟子×めんどくさい人」
源蔵たちがいつも通り各々の仕事に励んでいると、セリスと名乗るハンターが訪ねてきた。“魔獣殺し”と称される源蔵に弟子入りしに来たのだと言う。はじめは断る源蔵だったが、セリスのある特徴に気づき…。

第8話「ケモナー×興行」
闘技大会開催に向けて準備が始まった! さっそく闘技場にリングが設置され、出場選手達が続々と集まってくる。しかし「何かが足りない」と厳しい表情を浮かべる源蔵。彼にとって無くてはならないケモノ要素が不足していると考えた源蔵は闘技大会に獣人を出場させようと奔走するのだが……。

第9話「プリンセス×パンツ」
闘技大会も終わり平和な日常を過ごす源蔵たち。源蔵に恥ずかし固めを決められ、しぶしぶひろゆきの散歩に出かけたカーミラは子どもたちに馬鹿にされながらも、無事散歩を終え帰宅する。そこに、突然予期せぬ訪問者が現れて…。

第10話「金×絆」
いつも通りの朝を過ごす源蔵たちだったが、またアルテナ姫が訪れる。アルテナ姫によると召喚された“異世界の魔王”が近隣のオーク村を襲撃したとのこと。このままでは街に住む人々も蹂躙されてしまうと必死に訴えかけるアルテナ姫。しかし聞く耳を持たない源蔵はひろゆきの散歩に出かけるのだが…。

第11話「誇り×忠誠」
ついに再会した源蔵に、MAOは再試合を要求。二人の決着は第二回闘技大会にて行われることになった! そして、カーミラもまた因縁の相手・ローゼとの直接対決を望んでいた。恥を忍んで源蔵にプロレスの指導を仰ぐカーミラ。対戦カードや屋台の準備も万端! 今、再び闘技大会のゴングが鳴る!

第12話「勇者×魔王」
ケモナーマスク対MAOの最後の戦いが始まった! 場の流れをつかもうとMAOは慎重になるが、これはプロレス。観客を楽しませないでどうすると、ケモナーマスクは定石を覆す闘いを繰り広げる! そして試合は場外乱闘へ発展、全てのモノを破壊し、全てが崩壊する大騒動の末……最後に二人が行き着く結末やいかに!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

暁なつめ先生の「引き出しのなさ」と「最低限の笑いは押さえている」を如実に表わした作品

【レビューNo.52】(初回登録:2023/4/23)
コミック原作で2019年作品。全12話
(「暁なつめ」原作/「まったくモー助・夢唄」作画)
これも昨年ABEMA一気見放送してたのがきっかけですね。
今期「爆焔」は「クズマさん」の存在がレビューの大きなテーマになるかなっと思い、
その辺りが如実に表れている本作が比較的レビューしやすいのかなっと。

(ストーリー)
最強覆面レスラー「ケモナーマスク」こと「柴田源蔵」の夢は「大好きなケモノに囲まれ
てペットショップを経営する」ことだった。
そんな彼は、宿敵「MAO」との世界タイトルマッチの最中に異世界に召喚されてしまう。
彼を召喚したアルテナ姫の目的は「魔王と邪悪なる魔獣の退治」。
「魔獣だってケモノの仲間」 →彼がとった驚くべき行動とは・・・

(評 価)
ネタバレになるが、以降のレビューのためにストーリーを補足しておくと(完全ネタバレ)
 {netabare}・魔獣退治を拒否した源蔵は、狼獣人の少女「シグレ」を救い最初の仲間に
 ・魔獣を殺さない「魔獣ハンター」として資金をためたり、魔獣を集め飼育したりして
  、夢のペットショップの開業準備を始めるも芳しくなく。
 ・そのうち大食いドラゴン娘の「花子」を拾い、その従者「カーミラ」も住みつき主要
  キャラが出そろう。
 ・源蔵の強さを聞きつけ弟子入り騒動やペット盗難未遂等なんやかんやしつつ、源蔵の
  プロレス技に眼をつけた、銀行担当者クラウスが「プロレス興行」を提案
  → 第1回興行成功(だがいろいろやらかして源蔵たちの資金集めは失敗)
 ・以降ドラゴン族の権力争いやMOAも新たにこの世界の召喚される。これら全てに
  決着をつけるべく、第2回プロレス興行を敢行。最後に源蔵×MAOの因縁のカード。{/netabare}

・暁なつめ先生の「引き出しのなさ」と「最低限の笑いは押さえている」を実感
 ・「このすば」は奇跡の産物
  暁なつめ先生原作のアニメ作品としては、
  「このすば」→「戦闘員、派遣します!」→「本作」→「爆焔」
  という順番で視聴したのだが、(爆焔は毛色が違うが)基本「お下品でゲスいギャグ
  展開」しか「引き出しがない」というのが個人的な印象ですね。
  ・これを「クズマさん」と「駄女神アクア」という一線を越えた(向こう側の)ゲス
   &ポンコツキャラに他の2人を上手く組み合わせ、徹底的に弾けてハマったのが
   「このすば」
  ・(こっち側の)キャラだけで下手にストーリー性も入れて、中途半端に終わったのが
   「戦闘員」や「本作」って感じなんですよね。
  なので「所詮は『このすば』の劣化版」というのが本作の評価になりますかね。
  たださすがに最低限の笑いのツボは押さえているので、作品としてはそこそこ楽しめる
  レベルを維持してるとは思います。
  (だから「爆焔」は「めぐみんを愛でる派」にはウケても、「このすばの延長派」には
   物足りないという感じで評価が割れるだろうなっと)

 ・やっぱりキャラが弱い
  なので上述の補足ですが、本作の主要キャラを分析すると
  {netabare}・源蔵:ケモノ好きの変態ではあるが、ゲスさ等が中途半端
  ・シグレ:しっかり者の常識人でギャグ要員には不向き(ツッコミ役)
  ・花子:ドラゴンの有力者らしいが素性を隠しているため、普段は大食いキャラだけで
      「なつめギャグ要員」としては使えない
  ・カーミラ:花子の従者。大酒飲みで源蔵との折り合いも悪く、貴重な「なつめギャグ
        要員」だが、こちら側のためパワー不足。
  って感じで、結局「なつめギャグ」を活かせる突き抜けたキャラがいないんだよね。
  で、サブキャラもちょっと面白いキャラはいるが、通常のギャグ要員で色が出ない。
  (唯一「アルテナ姫」→「尻姫」としてその路線を継ぐ感じはあるが、やはり弱い)
  「なつめギャグ」が小出しになってる感じで、爆発力が全然足りてないんですよね。{/netabare}

・プロレスの魅力もイマイチ
 ・この作品のもう一つの弱点は、見せ場であるはずの「プロレスシーン」にあまり魅力
  がないところですね。作画の「まったくモー助・夢唄」先生も「プロレスが好きだか
  ら、この題材で画いている」って感じじゃないんだろうなっと。
 ・(これは作画先生のせいではないが)最後のメインイベントも、止め画のオンパレー
  ドで興を削がれたって感じだし。
 ・個人的には試合よりも、やり手のクラウスと「異世界でプロレスを『興行』として」
  イチから立ち上げていく様の方が面白かったという印象ですね。
  (まあストーリーを追う分には、試合も最低限の形にはなっているかなってレベル
   ですかね)

作品としては、頭を空っぽにして気軽にコメディを楽しむ分には、最低限の面白さは確保
されている感があるので問題ないかなっと。何というか
「毒気を抜いた『暁なつめ』作品を楽しむ」
って感じですかね。
やはり「このすば」は、「クズマさん」「駄女神アクア」という突き抜けたキャラに他の
2人を加えたパーティーが「奇跡の産物」だったと改めて実感した次第ですね。
本作も決して悪くはないんですが・・・

あと個人的には、作品よりもED「アネクドット/ももすももす」に心惹かれたところが
あり、今でも定期的にYOUTUBEの「ももすももす」で心癒されてる感じですねw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一度本気で、誰かにノーザンライトボムをくらわしてみたい(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
「このすば」の、暁なつめさん原作のアニメ。基本的にはギャグ。あと、プロレス。

正直、「このすば」と比べちゃうと数段落ちます。あまりハードルを上げないで観るのが吉かと。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤は結構面白かったです。まあ、出落ちではあるんだけど。

結局、変態的に獣が好きっていうネタ以外は弱くて、笑いが持続しない(最初、兄貴がモフモフされて、獣に堕ちてしまったのは、笑ったけどw)。

プロレスの描写にしても、「そこだけは、ガチでやるんだよね?」と思っていた、ケモナーマスクVSマオ戦すら、なんか話しながらのお気楽バトル。作画はやや頑張っていたものの、、、とにかく印象が薄い。

というとこれで、熱さもなく、笑いもなく、なんとも中途半端な作品に。

良かった点としては、カーミラ関連の話が安定して面白かったし、感動もできたということ。

あと、細かいところでの笑い。例えば、悲鳴がBGMのように流れていたりだとか、背後で喧嘩しながら、いつの間にか関節きめてるだとか、そういう小ネタに関しては、面白かったなと。
{/netabare}

【余談~ プロレスごっこ ~】
{netabare}
小学生の時、かなり好きでした。当時の私にとってのアイドルは、「グレート・ムタ」。毒霧を友達に食らわして、嫌われまくった(笑) あと、「小橋健太」。今までのプロレスラーで、1、2番に好きですね。武骨な格好良さ。橋本も好きだったし、蝶野も好きで、、、つまり、そういう世代です(笑)

あと、「みちのくプロレス」。岩手の誇りなんです。ショッピングモールの駐車場とか町の体育館とか、色んな場所でプロレスをしてくれて。ホントにシンプルに格好よくて、面白くて、笑えて。サスケのサインもデルフィンのサインも、学校に持っていって自慢したな~。

ちなみに、当時のみちのくプロレスって、試合後も会場に残って、リングの撤去(力仕事)を手伝うと、サインとかカードとか貰えたんすよね、バイト代として(笑) 何度も手伝うとレスラーとも顔見知りになれたし。今はどうか知らんし、他の団体もよく分からないけど、ユルくて良い時代だったなと(笑)

多分、私が小学生だった時が、最後の「プロレスごっこ世代」なんだと思います(約25年前)。佐々木健介、ライガー、三沢光晴、川田利明。良い(オンリーワンの)レスラーがいっぱいいた時代。

休み時間や放課後に、よく戦ってましたね~。足四の字、コブラツイスト、モンゴリアンチョップ(笑)

流石に、「高跳び用マットを体育館に3枚重ねて、2階のギャラリーから雪崩式ブレーンバスター」を決めた時には、親を呼び出されて怒られましたが(笑)

プロレスごっこが危険な遊びだということは分かります。イジメを生む温床になりかねないということも。だから、すたれていった。それは社会全体として正しい方向性なので、特に不満はありません。

でも、今、道場で剣道を教えていて感じるのは、今の子は、極端に身体接触が苦手なんですよね。体当たりが出来ない。優しいというか弱いというか、微妙なラインですが。

個人的には、男の子はもう少し、ヒーローごっこやプロレスごっこで戦って、逞しくなって欲しい気もします。いじめに繋がるのは、ダメですけどね。

中学生~大学生くらいの間、しばらくプロレスから離れてましたが、今、またハマり中です。

最近のプロレスも面白いし、良いレスラー多いですよね。ちょっと「必殺技のネタ切れ」感はあるけれど。「レインメーカー」や「ハイフライフロー」とか、流石に厳しいというか、「ラリアットやん」「ボディープレスやん」みたいな。

いや、オカダも棚橋も、レスラーとしてはかなり好きですが。だからこそ、もっとこう、丸藤の「不知火」みたいな、オリジナリティある必殺技が観たかったというか。「デスティーノ」くらいなら、「オオッ」っなりますが。

あと、もう少し、「関節技」が観たいですね。関節技は、男の浪漫です(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
姫にジャーマンが(笑) てか、姫がある程度受け身とれてるのがなw アニキ、新しい世界の扉開いた(笑) 肛門を嗅ぐとか、犬の生態を生かすなや(笑)

2話目 ☆3
爬虫類もいけるんだな。今のところ、このすば程の破壊力はないな~。作画w ここはプロレスなんだな。そういうとこは上手いな。

3話目 ☆3
人型にはホントに容赦ないな。ジャーマン、そんなに強いんかい(笑)

4話目 ☆3
尻姫呼ばわりw 指輪固め、懐かしい(笑) カーミラ、魔王直属なのに、グリフォンより弱いんかい(笑)

5話目 ☆2
アリ、強いw 手編み、途中で気づくよなw

6話目 ☆3
いきなり回想。いけるんだな。良い話ではあるけどね。

7話目 ☆3
足四の字、子供の頃にアホほどやったな(笑) 手のひら返しw 怒りっぷりが、笑えるw

8話目 ☆2
プロレスの試合。どうせだったら、もっと本格的な試合にしても良かったと思うけど。

9話目 ☆2
姫様を何度も投げるだけの回。

10話目 ☆3
ヒロユキを巡る戦い。やや良い話な。

11話目 ☆3
悲鳴がBGM(笑) 尻姫、変態じゃねぇか。

12話目 ☆3
最後、猪木か(笑) たまに作画頑張ってたな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
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