指名手配でコメディなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの指名手配でコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番の指名手配でコメディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.0 1 指名手配でコメディなアニメランキング1位
戦勇。(第2期)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (264)
1454人が棚に入れました
魔界と人間界を貫く巨大な陰謀は、世界を混沌の渦へと引き込んでいく。突如現れた大きな穴、数多の魔物と12人の魔族の出現、そして魔王ルキメデスの復活。“伝説の勇者を生んだ王になる”という王の願いが、1000 年前、勇者クレアシオンによって封印された魔王の復活をいざなったのだ。しかし、様々な災厄に見舞われた世界も、かくかくしかじかで、そんなこんなあって、どうにかこうにか、勇者アルバの活躍により平和がもたらされたかに思われた。が、それは気のせいだったようだ。牢獄で繰り広げられていた魔族との戦闘中、突然消えてしまった戦士ロス、魔王ルキらを追って、アルバは牢獄から再び旅立つ。離れ離れになってしまったアルバとロス、ふたりの運命はいかに!? バトルあり、笑いあり、感動ありの冒険譚が、再び幕を開ける!!

声優・キャラクター
下野紘、中村悠一、茅野愛衣、鈴村健一、中田譲治、内山夕実、加藤英美里、櫻井孝宏、上田燿司、近藤孝行、寺崎裕香、杉田智和、阪口大助、岡本寛志、荻野晴朗、佐々木哲夫、神谷浩史
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いやぁ見事にツボったアニメ(最終話まで

・ニコニコ動画(公式配信)毎週火曜日 25:40更新
http://ch.nicovideo.jp/channel/senyu


●関連URL
・番組公式サイト
http://senyu.tv/ http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/senyu/
・番組公式ツイッター
http://twitter.com/TVanime_senyu


見事に続きからですね。
15分枠に昇格して欲しいなぁ…
続編あるんですよね?早く続きを!忘れた頃にまた1から見直したい。


各話感想
{netabare}14話
回想おかしいぞ!ww
体への負担っておいwwwどうなってんだその体ww
ヤっくん病んじゃったのかww
おい姫ちゃんどうしたんだよ!w背中に説明書いれんなw
クリームパンも入れんなwなんでクリームパン産むんだよwww
コワイコワイ怖いw
カーチャンAAwww J( 'ー`)し
殴りすぎww死ぬ死ぬwww
ルキたんのローラw
背景真っ白なんだけど手抜きすぎだろ!
次元の狭間だったのか…!おじいちゃん…だと!?
もう\(^o^)/

ED走ってんなー()


15話
溜めすぎて誰がなんの名前だったか忘れてしまったから公式三章しなおしてしまった…

しかしまぁOPは気合入ってるな。
ジョージw
ルキ殴りすぎww
まんまと痺れてるぞw
嫌いなことでもやらなきゃいけないんですよ大人ってのは。
所で背景がずっと真っ白なんだがw
なんでもう一度自分からしびれに行ったしw
超次元ワープパンチw
え?数字減ってるんだがwwwルキ可愛いすぎww


16話
ニコニコ宣伝するとか露骨っすなぁw
ヒメちゃん鎧切ればいいんじゃっておいww刺すなw
魔王さまの血筋のお方!?声がいけめんw
ダチがピンチならしょうがない。
お嬢ちゃんで反応するなw
男の拳なら仕方ないよなー(棒
勇者呼ばれてたぞw牢屋好きだったのかw空気すぎるw
え?フォイフォイ?どう見ても違うだろww勇者何やってんだw
勝手に負けてるw自分から正体明かすのかw
すっころ飛ばすってなんだよw


17話
だから誰だよwwお、おう。エルフっていうのか。
なんだとお!?爆弾仕込んであるだとおお?ちょww
ペコちゃん顔になってたぞw化物語シリーズかよw
一人相撲の世界チャンピョンww
ケンタウロスでーすじゃねぇよw殺されてんだろw
NEWヒメちゃーん。何が起きた?
合体ロボットかなんかか?wヒメちゃん死んじゃうw
このバイクなんのだっけあー思い出せんほらあの映画…くっそうwTOYOTAだかの…
なっなんだってー!鮫島やるじゃねぇか!w
男気つえええw


18話
学校指定の白い靴下wジョジョwえっと誰ですかツヴァイさんw
ミーちゃんシビれるの癖になってるだろw
鮫島良い奴だったのか!
ディツェンバーが鋼のに出てるあの人みたいだ。
キャラいっぱい出るなぁしっかし。
勇者また牢獄ww死んでなかったんだなw
え?変身能力あったの?きぐるみ作る能力なのかよw
エルフノベンバー。ENDカードひどいww記録しねぇよw


19話
ヒメちゃん可愛いwっておい夢か。墓守?アイちゃんかよw
えっ忘れてるのかよw
あっ…鮫島あああああああああ!
やっくんかっけぇw転送魔法!?でござるか?w
あれ?ロス?w
あれユーリの目がハガレンのホムンクルスだな。魔界からなんの為に呼ばれた?
完全にシリアスパートに入りつつあるな。
ENDカードヒメちゃんかわいいなw


20話
いきなり適当な絵だなおいwなる程解りやすいまとめだ。
ユーリこええよ。ヤヌア\(^o^)/
ルドルフも明らかにハガレンのあの人だよなぁ。
ロリコンww
なんつう引き釣りの刑ww走ってるww
えっ食われた?どういう事?怒られるの?w
デッツェンバー現れたか。ENDカード物語シリーズのキスショットっぽい。


21話
こういう5分アニメでもBD出てんだなw
半分ずつになってるだと?どういうこっちゃ。
刺してぇーw
勇者大砲の中で何してるんだwぶっとんだw
あれ?やっぱロスと勘違い?
うじゃうじゃいる子孫だと?どういう事?w
影ww影が取れたwww
勇者クレアシオン?誰だよw勇者だったの?ww
予告じゃないな確かにwまぁ気にしなくてもいいのじゃ?w物語シリーズなんて予告どころの話じゃないしw
ポイズン!!w


22話
勇者の力は眠ったままだと?ナレーションw
踏んで欲しいなんでーってwwwとばっちりひどいww
世界が貫通する穴だと!?
三本アンテナ?ロスピンチ!
え?勇者アルバwwwここで現れるかまさに勇者w
誰だっけww皆すぐ忘れるのなw
鮫島復活はええw何よりも固いもん背負ってるだと?w
理由になってないから倒れるだと!?ww
装備も降ってきたwなんというご都合展開w
そして轢かれるwwうまい事つながってるなw
ヘタレ下野www中の人ネタw「なんでなまっ」で切るなww


23話
9話ぶりとか長かったw良い話カナー?wあぶなって轢かれてるぞwおいヒメちゃんの鎧殴るなw
手遅れだと思うよwwロスの背中にマフラーがww
黒幕ですね。
幼女の衣服を履いだに反応すんなww
切れたwww羽生えたしwおいw何がどうなってんだwカオスw
お遊戯会ですねww
黒幕ルンケルハイト!?え?俺でした?wwちょww
ツヴァイやるじゃねぇかwあるあるww説明してる間にやられてるしw
え?何?マジなの?まっぷたつ?
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
これ超気になるわ…
かっ神谷浩史出るのか!?豪華すぎんだろw王様だと!?


24話
間空けすぎてキャラ名忘れたヤバイ…
まともに魔法食らうと死ぬのか…
金髪誰だっけ。グラウザームグリンゲル?武器壊れてたのかよw
え?何が起きた?クレアシオン?誰だ…キャラ増えすぎだろ。
伝説の勇者クレアシオンだったのか!何故魔王が復活?
ルキたんかわいいw
ガチで強かったww説明カットwww
みかんっていきなり「ん」付いてる件w


25話
あれ?ニコニコマンガで先が見れたのか?そういや見れたの忘れてた…
なんでもありなんだよとかひどいw
髪の毛いつの間にアフロになったんだよw
黒幕だったのかよw
迷う権利?
右ストレートでぶっとばされたww
まだ12人の魔族がいるのかよ。
トイレマンってどういう事w ロス…悟空かよ…


26話
王様何してんだww見てたのかよw
まったくだな。
魔王は僕が復活させるだと!?王様何してんだよw
ロスが笑ってない。
なんで録音してたんだよw
ルキたん可愛いww
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 これで終わりかよおおおおおお
なんて投げっぱなしな終わりなんだw
どうせ続編あるんだよな?な?ニコニコの漫画のほうおっかけるか…
俺達の度はこれからだ!はよ続編!!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

戦憂。

(2013.7/3 14話)
{netabare}主人公、アルバじゃなくてロスで良いんじゃ…^^; それぐらいOPでのロスの存在感とアルバの本編でも存在感の無い感じだったので。 OPは剥がれかかったポスターを直すとSENYUのタイトルロゴが出てくる所が好きです。
曲も1期同様に熱い曲調ですが、前作のJAMprojectではなく今回はGRANRODEOが担当。なのでOP映像と曲のギャップ健在ですね!

「やめろぉ~まるでツッコミしかできないみたいな言いかたぁ。」(゚∇゚ ;)エッ!?だってそうでしょww
裏の収納って、ヒメちゃん自分が入ってるとこだぞwww また前作通りにフォイフォイの扱いが酷い。いや、前より酷くなってるだと(゚д゚;)!?

カーチャンAA相変わらず面白いなwww J( 'ー`)し ルドルフ、ローラって秀樹ですかwww
時空の狭間(手抜き)に居たのはルキたんのおじいちゃん。 ん~、ロス出てこなかったですね。主人公なのにwww{/netabare}
(2013.7/10 15話)
{netabare}OPの曲名なんで「カナリヤ」なんでしょう? カナリヤは毒物に敏感なのでロリに敏感なルドルフの歌?いやいや、そんな訳ないよな^^;

何、あの弾幕!?キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って…
魔王の封印を解くために勇者を利用しているのか、ディッセンバー。 ミーちゃん、いやMiちゃん結界の攻撃喜んで受けてんじゃん! さすがMiちゃん、逆にしてI Mで私はエムってかwww

時空の狭間、精神と時の部屋かよwww それと学校指定の靴下や靴って導入してるとこ少ないような^^;
やっぱりアルバ、主人公じゃなくなってる。{/netabare}

(2013.7/17 16話)
{netabare}ホントに扱いが酷いな、主人公(囚人公)とフォイフォイwww 
ようやく、主人公らしい事(ツッコミ)しましたねアルバ。{/netabare}

(2013.7/24 17話)
{netabare}そんな容易に怪しい奴と握手なんかするなよ! 爆発の直前にペ○ちゃんがいたぞww
ケンタウロスってww まだヒメちゃんのが良いわ!えっ!?ヒメちゃん(゚д゚;)

それにしても、ロリコン騎士が出ないと面白さも半減です(> <){/netabare}

(2013.8/1 18話)
{netabare}いや鮫島先輩、やはり漢(おとこ)ですね。それに比べてミーちゃんwww
ロリコ…じゃない、ルドルフの出番が少ないですがミーちゃんの変態っぷりで観てます。

アルバは、もう牢屋が家みたいになってるけどツッコミがいないと物足りない…
OP映像にもあった戦闘シーン通りになれば次回は面白くなりそう(バトル的な意味で){/netabare}

(2013.8/7 19話)
{netabare}夢は夢の夢のまま、と思ったら正夢かwww

そりゃあ、そうなりますよアルバさんww 14話以来の絡みですもん( ,,>з<)ブッ`;:゙;`;:、
鮫島さん、ここ数話からの登場なのに存在感がハンパない!

譲治さん、視聴者が思ってること言っちゃったよ(゚д゚;) 路線変更ってギャグ主体なのは変わってないから良いんじゃないですか?{/netabare}

(2013.8/15 20話)
{netabare}久々のナレーション、ルドルフの登場! やはりロリコンは健在ですね。幼稚園の運動会があるから町を離れないとか^^;
運動会は時期からしてもう少し先だと思うけども… フォイフォイも完全に戦闘要員ではなくギャグ要員になってるしww

分割2クールっぽいのでそろそろ終盤ですが、ロスの正体が次回明かされそうなので面白くなる事は間違いないでしょうね。{/netabare}

(2013.8/24 21話)
{netabare}ロスに隠された謎とは?そして主人公交代か?
それにしてもディッセンバーの慌てようクールな顔立ちが台無しですぜ^^; 
ナレーションの途中で告知入れてくるなんて、売れ行き良くないのかww

フォイフォイは地面じゃなくて身体がスライドしてますけど、ホントに良いとこ一つも無いな。
ミーちゃん、ツッコミ所はそこじゃない… 影のお面を外したら急に老けて見えるなディッセンバー(^_^.){/netabare}

(2013.8/31 22話)
{netabare}クレアシオン、それがロスの本当の名。それを聞いたミーちゃんの反応www  お前は伝説のドМだな(゚д゚;)!
世界に穴って、もう空いてなかった?
「よっ!久しぶりっ(´・ω・)ノ」ってあなた誰でしたっけwww

勇者(笑)が登場すると、ギャグのテンポが良くなりますね。{/netabare}

(2013.9/4 23話)
{netabare}ナレコって、譲治さんww それにしても9話ぶりの再会なのか…もう主人公(笑)アルバがモブにしか見えない。
フォイフォイのソレとルドルフのアレは、もう手遅れですねwww

黒幕?風呂膜でしょ? あの白いヤツ ゚д゚)ユアカ 中々、落ちないorz

ルドルフ、怒りで地獄の炎の翼が生えてきたww フォイフォイは成人から聖人にレベルアップしてるぞww

アルバ、どうなるんでしょう? とは言っても次回から普通に出てきそうですが^^;{/netabare}

(2013.9/14 24話)
{netabare}「最初に、死ね」いくら2期になってから出番が中々ない勇者にイラついたからって、あんまりだ(ノД`;)www
ベジータがフリーザに殺られるシーンと被りますけど^^;

ナレーション(譲治さん)のオネェキャラまだ続くのか?そこは低めの声でナレーションの方がシリアスに見えて良いと思うんですが、そんな事したら『戦勇。』じゃなくなるかwww
フォイフォイが一瞬、格好よく見えたんだけど気のせいか…

ロスの株が一気に上がりましたね(*´▽`*) アルバの勇者としての存在意義は無くなりつつありますが、魔王復活を阻止する事ができるんでしょうか?{/netabare}

(2013.9/18 25話)
{netabare}内緒だおwww 時空操作の魔法にこだわってるな~ディツェンバー^^;
何でもありって、それじゃあ勇者いらないじゃん(゚д゚;)

何でもありだからディツェンバー、アフロになってるしwww
からの魔王登場! 魔王、能力の使いどころ間違ってるぞ(-_-;)

OPでのロスの口パクは「がんばれよ」って言ってるんじゃ…
本当はどうなんだって?内緒だおwww{/netabare}

(2013.9/29 26話)
ついに最終回ですが、ツッコミしかできないアルバがまともな事言ってる(゚д゚;)!?

「ロスが笑ってない世界なんて平和じゃない」みたいなこと言ってましたけど、ある意味笑ってたじゃんwww
OPのロスがなんて言ってるのかが気になりますね。まぁ、「そーっすね(笑)」ではないでしょうが^^;

最後も何かエルフが本性を出して終わったので3期きてほしいです。
2期はギャグが1期より少なかったので前期よりは、あまり楽しめなかったですorz

ロスとアルバ、お互い認めている所とそうでない部分もありながらアルバがロスを憂う姿は主人公らしかったです。

いや30年牢獄の中だから、やっぱり囚人公かwwww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ツッコミどころのありまくるクエストの結末を見届けよ!

戦勇。2期です。

ストーリーは1期の続きになっているので、
まずは1期からご覧ください♪

1話が5分程度のショートアニメ。

2期は全13話です。

唐突に1期の続きが始まるので、
2期の1話というよりも、14話~という感覚でした。


● ストーリー
勇者の子孫とされているアルバは、
戦士・ロスと共に魔王討伐に旅立った。

こちらの世界に送られた魔族は12人。

魔王ルキメデスの復活を願う魔族と、
ルキメデスの復活を阻止したいアルバ達はぶつかり合う運命だった…。


ストーリーだけ書くと
何やら壮大なRPGを思い描きますが、

キャラがふざけた個性持ちばかりなので、
キャラ自身が比喩したようにまるで「お遊戯会」ですw

しかし5分アニメなので、
相変わらず全く話が進まないのが残念…。

全体を通してみるとそれなりに面白いストーリーなのですが、
1話ずつ見ていると展開の遅さにじれったくなります。

1期に比べるとその傾向が強く感じて、
この作品好きだった私もちょっと飽きてしまいました^^;

なので、これから観るつもりの方は、
1期・2期とまとめて一気に見ることをおススメします。


● キャラクター
新たな魔族をはじめ、
新キャラも登場します。

だけどこれまでのキャラと比べると、
ちょっとインパクトが弱いかなー。

やっぱりレギュラーメンバーが最強です。

今回は戦士・ロスさんが大活躍です。
かっこよさ爆発!必見です。

反対に主人公のアルバは、
なかなか思ったように活躍できていませんw

いや、ツッコミという立場では大いに活躍しているのですが…ww

でもやっぱり主人公はアルバ。
彼がいると、場に安定感が生まれます。

やりたい放題のやつらに
ツッコミが必要不可欠だと思うことが何度もありましたw


● 音楽
【 OP「カナリヤ」/ GRANRODEO 】

今回もOPかっこよすぎ!

ほんと、OP詐欺な作品だわw

このOPだけ見ていると、
仲間と絆を深めながら悪と戦うような、
壮大な冒険を思い描きますが、
内容は全然ですからねww

チームワークなんて言葉、
本編ではちっともよぎりませんからw

そのギャップを笑うためのOPですよね?w

何が一番の詐欺かって、
アルバさんが戦いで活躍しているところですしww

アルバは本当、
ツッコミでしか活躍できませんから…。笑

でも本編と関連のある映像も隠れたりしていて、
そのしかけはすごいなーと思いました。

曲は文句なしに真面目にかっこいいです。


【 ED「QUESTERS!」/ アルバ(下野紘) 】

アルバさんが歌ってる!

この曲、アルバらしさ全開でとても好きです♪

この作品のこととか勇者の立ち位置がよくわかるし、
下野さんの声かわいいし、すぐに気に入りました♪


● まとめ
1期では中途半端だった展開にも、
とりあえず終止符が打たれました。

いろいろと未解決な部分もありますが…^^;

キャラの魅力にはそれなりに触れることができたので、
そこはよかったと思います。

私はアルバ&ロスのキャラが好きだから、
面白かったかどうかはさておき、この作品が好きです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

66.7 2 指名手配でコメディなアニメランキング2位
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード(アニメ映画)

2003年4月19日
★★★★☆ 3.7 (161)
896人が棚に入れました
ある朝の野原家、いつもに輪をかけて貧相な朝食に、とてもご機嫌斜めなしんのすけ達。だがそれは、夕食の最高級焼肉の為であった。
しかしそこへ突然謎の男が助けを求めて転がり込んでくる。それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っている最高級焼肉を残して、その場から逃げ出した。
何とか謎の一団の追跡を振り切った野原一家だったが、どういうわけか突然警察やマスコミから凶悪犯一味と断定され、追われる事になってしまう。近所のおばさんやミッチー&ヨシリン夫婦は報奨金目当てに野原一家に襲い掛かり、かすかべ防衛隊やひろしの会社の同僚など親しい人達は一家を拒絶、やむなく野原一家は春日部から逃亡することになる。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、高田由美、富沢美智恵、三石琴乃、納谷六朗、阪口大助、草地章江、鈴木れい子、紗ゆり、玄田哲章、小桜エツコ、真殿光昭、堀越真己、江川央生、宇垣秀成、大西健晴、遊佐浩二、池澤春菜、松岡由貴、石丸博也、江原正士、西川宏美、皆川純子、徳弘夏生、石塚運昇、華原朋美
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

『……その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』

劇場版クレヨンしんちゃんの、第11作。
2003年公開。


【前置き】

原恵一監督からバトンを引き継いだ「水島努」監督の第一作目。
と言っても、原さんは1~4作のように絵コンテや脚本には携わってらっしゃいますが。

この水島努監督は、第7作のオマケ「クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉」の監督を始め、演出等でもずっと本シリーズに携わってきた方なので、原さんも安心の抜擢だったのではないでしょうか。

さて、そんな本作の中身はと言うと……。
蓋を開けてみれば前2作「オトナ帝国」「戦国大合戦」とは、まさに作品としての戦い方が違う内容でしたね。



【あらすじ】

とある朝、いつにも増して貧相な朝食に、不満をぶち撒けるしんちゃん達。
しかしそれは、月日をかけ貯めたお金でみさえが買った、夕食に出す『最高級焼肉』の為の差し引き分だったのです。

そこへ突然、謎の白衣の男が助けを求め家に転がり込んで来ます。
それを追撃してきた謎の一団に危険を感じた野原一家は、冷蔵庫に入っているヤキニクを残して、その場から逃げ出すのですが……。



【語ってみる】
{netabare}
まず、前作までと見映えが大きく違う点として、今作から作画の制作体制がデジタルに移行しました。
良い意味で言うと、一定の色合いで小奇麗。
悪く言えば、温かみの無い味気無しの色合い。
ここに関しては、もう選り好みせず…、と言うより時代の進歩として受け入れていくしかないですね。


さてさて、本作の内容ですが…。
これまでの劇場版と比べ、とっっっにかくテーマが薄いです。
一応は敵として、『有限会社スウィートボーイズ』という大きな組織?が登場しますが、本作のテーマとしては一貫し
『一家揃って早く家に帰って、皆でヤキニクを食べよう。』
なので。

加えてシナリオに関しても、敵襲から逃げながら皆で敵の本拠地に向かうといった感じの、およそ理解出来ない節も多々ありましたね。
前作「戦国大合戦」では、カットして良いシーンなぞ一つもない程に出来上がったシナリオですが、本作では別に飛ばしても良いところだらけでしたし。

ハッキリ言って、これならテレビのスペシャル版でやってしまえば?とさえ感じます。
世界観も、「埼玉⇔熱海」という小規模なので、映画ならではの豪華さも全くと言っていい程ありませんし。
この劇場版クレヨンしんちゃんが、今後これまでと違う方向性になっていくことが、本作から窺えてくるようでしたね…。


ただ、小さな子供がいる家族向けのコメディー映画としては、こっちの方が本来は正解なのでしょう。
そういう意味では、本作は十分にその役目を果たす出来だと思いましたし。

世界観、脚本、作画、演出、全体の完成度等…、そんなことをクレヨンしんちゃんに求めるのはナンセンス。
そんな「とにかく笑えれば良いでしょ!」という意思を、本作からは感じました。
あの2作の後なので、当初は受け入れ辛かったですが…。



催眠増幅装置「熱海サイ子」を開発した『スウィートボーイズ』は、そのパスワードを託された野原一家を、執拗に追いかけます。
野原一家は、時に協力し時に散り散りになりながらも、この敵と立ち向かっていくのですが、如何せんこの敵組織の幹部達が、底の無いキャラ立ちばかりで魅力がありません。
しんちゃん映画といえば、敵キャラの異様な魅力もポイントなのに……うぅ…。

女幹部のベージュおパンツ「天城(あまぎ)君」なんかは、私好みのショートカットに加え、終盤でのミニスカロードウェア、何よりAカップの貧乳が希少価値の良キャラなのですが、エピソードに恵まれず好きになれなくて残念でした。
あのロクな伏線も無い上での同幹部への告白シーンでは、いくら可愛くて貧乳でも視聴者の心は動かないと思います。


ただ、既存キャラの笑えるシーンは、同シリーズの中でも非常に多彩で楽しませてくれます。
野原一家が、敵陣から架空の罪をでっち上げられ指名手配されるシーンにしても

野原ひろし(35)「異臭物陳列罪」
野原みさえ(29)「年齢詐称」
野原しんのすけ(5)「幼児変態罪」
野原ひまわり(0)「結婚詐欺」
シロ「集団暴走行為及び飲酒運転」

という感じで、もう突っ込みどころ満載。
更にはアクション仮面や、ひろしの仕事先にまで手が及び、テレビ越しにボロクソ言われるシーンは笑ってしまいました。
アクション仮面が、しんちゃんをハレンチ呼ばわりした後、すかさず隣のミミ子君が真顔で

「ハレンチの意味は、お父さんかお母さんに聞いてね。」

とフォローする辺りも、ツボでした。

そうそう、劇場版ではひろしの活躍が多い中、今作ではみさえの活躍も光りましたね。
特に好きなシーンとして、敵から追われるみさえが古小屋に追い込まれ、悲痛な叫び声を上げ出した次の瞬間、敵の乗り物を奪って出てくるシーンには笑わされました。
後半に披露した、ひろしの異臭を武器にした彼女の、見事なまでの夫の足捌きも格好良かったですし。

他にも、裏切るマサオくん、埼玉のタマちゃん、濃いマニアに囲まれる華原朋美、犬死にするマサオくん、リアルタッチ焼き肉妄想、などなど。
物語としての魅力は乏しいですが、ほんと小ネタとしてはバリエーション豊かで笑わせてくれました。

褒められる点はそこのみと言っていいですが、好意的に受け止めれば、「クレヨンしんちゃん」なんだからコレでいいじゃないかとも思います。
「オトナ帝国」や「戦国大合戦」と違って、しんちゃん映画に興味が無い大人が、わざわざ見るような内容では決してありませんが。
{/netabare}



【謎のグローバル(ゲイ)キャラクター、ドライバーの男】
{netabare}
さて、今一つオリジナルキャラが光らない本作で唯一、異様なキャラ立ちを見せる男が一人…。
オカマ…と言うより、ゲイと呼ぶほうがニュアンス的に伝わりやすいかな…。
(監督曰く、グローバルなだけらしいですが。)

それが、この『ドライバーの男』(本名一切不明)でしたね。
振り返ってみると、熱海まで野原一家の為に車を出してくれたりと、作中で一家に唯一協力してくれるオリジナルキャラクターでもありました。

彼は、ひろしに一目惚れしたことで、


『安心しろ、俺が責任を持って熱海まで送ってやる。

 その代わり、俺と正式に付き合って欲しい……。』


という交換条件を出して、ひろしに迫ります。
昔からオカマに縁のあるひろしですが、今作のコイツは今までのキャラと違い、いたって冷静な物腰で淡々と迫るタイプで、いわゆるガチ感がハンパではありません。
常に冷静かと思えば、ひろしが敵から追われているのを聞き、

「アンタをそんな目にあわせるなんて、許せねぇっ!!!」

と急に激高したりしますし、なんだか危ないヤツ特有の雰囲気をプンプン醸し出してるように感じましたね。

敵に囲まれた際は、異様にモッコリした股間からの足の挟み込みで敵を拘束し助けてくれる辺り、決して悪い奴ではないのですが…。
ですが如何せん、ここで別れてきり以降活躍の場も一切無いキャラクターでしたので、エピソードも無さ過ぎて謎だらけ。
ホント悪い意味で、本気で気持ち悪いキャラクターでしたね。(でも褒め言葉)


ただ、最後の最後。
一家が騒動を片付けた帰り道、しっかり熱海に辿り着きひろしを探していた彼が映ります。

ここでふいにすれ違った際、ひろしだけは彼に気付きましたが、そのまま何事も無くスルーしたのには爆笑しましたね。
ひろし、流石にちょっと冷た過ぎるでしょっ!!!!
最後のオチは、もう彼が全部持っていっちゃいましたよ。

しかしある意味、劇場版シリーズで最も謎多きキャラクターでしたね…、ホントなんだったんだコイツは…。
{/netabare}



【総評】

「戦国大合戦」や「オトナ帝国」、それでなくても旧作のスケールの大きなシナリオを想像すると、非常に痛い目を見ます。

ただ、あくまでクレヨンしんちゃんの「笑い」が好きな人には、「十分楽しめた」という結果になるかもしれません。
こんなの、わざわざ映画じゃなくてスペシャル版でも出来るじゃんって気持ちにさえ、目を瞑ればですけど。

事実として本作は、興行収入だけで見れば、前作「戦国大合戦」を僅かに上回っております。
前作が良かったから次の本作が売れたという見方も勿論ありますけど、この数字には正直驚きましたね。
「クレヨンしんちゃん」の映画は、一体どの層が一番楽しむ作品なのか…、真剣に考える機会がきっとあったでしょうね…。


さて、来年も同じ水島監督と聞き、これからはこの作風でずっといくのかなぁと思っていた矢先…。
次作では、また意外なシリアスさとシナリオ完成度を見せる作品が登場します。

それが、自分が以降最後に自信を持って好きと言える作品となりましたけどね。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第12作「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」です。
(※どーでもいい情報ですが、次作でしんちゃん映画レビューは一旦終了します。)


◆一番好きなキャラクター◆
『ドライバーの男』声 - 真殿光昭さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『天城』声 - 皆川純子さん

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

家族がそろって焼肉を食べる!そのためなら、どんな困難も乗り越えてみせる!

劇場版クレヨンしんちゃん・第11作目。

これまでの原恵一監督から、
水島努監督へバトンタッチされた作品でもあります。

クレしん映画ファンの友人から、
「クレしんのギャグならこれ」と勧められた作品です。

見てみて…なるほどと思いましたw
(詳しくは後ほど。)

90分ほどの作品です。


● ストーリー
野原一家の質素すぎる朝食。

その理由は、
夕ご飯に用意した高級焼肉!

焼肉を楽しみに朝食をとろうとしたところへ、
謎の男が「助けてくれ!」とあがりこんでくる。

巻き込まれた野原一家はなぜか指名手配され、
謎の集団から追われることに!


追ってくる人たちから逃げまくる、
そんな野原一家のドタバタがずーっと続きますw

キャラのギャグネタが豊富で、
ストーリーが進まなくても気にならない。笑

“逃走”が舞台のギャグ劇場。
逃走劇だけでここまで楽しませられる作品、すごいです。


≪ 演出がすごい ≫

印象的だったり爆笑したりしたシーンが
1つの作品に1つでもあれば十分だと思っていますが、

この作品では印象的で爆笑したシーンが数えきれない。笑

定番のひろしの足臭いネタも何度も使われますが、
いろんな演出があり、しかも型破りで笑ったww

たとえば、雑魚たちを一掃するシーン。
{netabare}
みさえがひろし抱えて振り回すとかw
ひろしも自信を持って堂々とたたずんでいる姿にも爆笑w
{/netabare}

単なる足臭い攻撃でも、いろんな演出があるんだなあと、
むしろ感心しましたww

他にも印象的だったのは、
・みさえとひろしのヒッチハイク
・春日部防衛隊の遊園地での動き
・すべてが終わったあとに焼肉を食べる妄想をする野原一家
・しんちゃん、自転車を乗りこなす

見た時のインパクトを削ってしまいそうなところは、
ネタバレとして省きましたが、それでもこんなに…。

というか、結論としては、
それぞれのシーン全部が見どころあってすごかったのよねw

私の中で一番インパクトが強かったのは、
焼肉を食べる妄想ですね。

{netabare}
まさかのリアルな描写ww

シロが本物の犬と化しているし、
しんちゃんが、しんちゃんじゃなくて誰だよ状態だしww

しんちゃんの中ではかっこいい=金髪なのかな?
その辺、単純で年相応でかわいいよなw
{/netabare}

このシーンは度胆を抜かれましたww


総合的にまとめると、
つまり、ギャグの演出がすごいのです。

このギャグに、ここまで全力をこめる!?という、
制作側の気迫が感じられる攻めまくりな演出ww

作画の☆4.5は、
映像の美しさというよりも、この演出たちに敬意を評して、です。


● キャラクター
やはり野原一家のキャラは素晴らしい。

ピンチだけど、面白おかしく切り抜けていくし、
どうせなら真正面からぶつかってやれ!なかっこよさもあるし。

何より家族の絆が素敵!

大人になるにつれて、
野原一家は理想の家族だよなあと思うようになりました。

根っこが似た者同士なんだよね、この一家w


しんちゃんの友だちである、
春日部防衛隊。

幼稚園児だけど、
ただの幼稚園児じゃない。

彼らなら、何か起こしてくれるという期待と、
その期待を軽々と超えていく面白さが大好きですw


レギュラーメンバーへは高評価なのですが、
反対に低評価となったのが、敵キャラ。

いまひとつパッとせず、
大した見せ場もなく、残念でした。

結果、キャラはプラスマイナスで☆4です。


● 音楽
【 OP「PLEASURE」/ 華原朋美 】

久しぶりに聴いて懐かしい!となったけど、
今聴くと、より好きだなーと思った♪

名曲!


【 ED「こんな時こそ焼肉がある」/ のはら家オールスターズ 】

野原一家が旅行帰りの描写を歌った曲。
すべてが終わったのんびり具合がいい♪

EDに合わせて野原一家が
普通の日常に戻っていく様子が流れるのもナイスだわ♪

旅行帰りの車の中で、家族で聴きたい!
そして焼肉が食べたい!笑


● まとめ
今までに見たクレしん映画はこれで3作目。

今のところ、私の中ではこの作品が一番好きかな♪
いやー笑ったw

ストーリーはあってないようなもの。
これはギャグを楽しむための作品ですね。

ありえない動きばかりだけど、しんちゃん達ならありえる。
そう思わせた方の勝利です。笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

正直凡作。トッペマ萌え。

 知り合いに勧められて見てみたが、正直凡作。しんちゃん映画に関わらず重要なポイントを外しているし、テンポもあまりよろしくない。


 そもそも重要なポイントとは何か?。それはまず悪役、そしてゲストキャラもしくはヒロインキャラである。アクション映画はここを抑えるかどうかで天と地ほどにも評価が変わる。


しんちゃん映画の良作でもちゃんと印象的な悪役が登場した、私としては「ヘンダーランド」のマカオとジョマが代表的だと思う。そしてその作品だけの登場なのにメインキャラと肩を並べるくらい印象的なゲストキャラ、これまた「ヘンダーランド」のトッペマが素晴らしい。


本作では正直、敵のキャラが立っていないし、何をしたいのかイマイチ明瞭ではない。メインのストーリーに夢中になれないから、個別のギャグも異化効果を生むでもなく、コントラストとしてもイマイチ機能しない。


 数少ない良い所?なのは、リアルシロが見れたこと。シロってああいう犬種だったんだ!。あと、敵役の女の人が攻殻アライズの少佐にちょっと似てるという点くらいかな。キャラも少佐に似てたらまだ良かったんだけど…(ちなみに攻殻は大好きだけど、アライズは大嫌い派です)。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

67.8 3 指名手配でコメディなアニメランキング3位
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(アニメ映画)

1995年4月15日
★★★★☆ 3.7 (153)
891人が棚に入れました
タイム・パトロール隊員のリングは戦国時代での異常をキャッチするが、何者かによって攻撃を受け、95年の世界に不時着する。そこが野原家の地下だったことから、身動きの取れないリングはシロに発信器を装着し、野原一家に協力を求めた。時間犯罪者の破壊活動を阻止するために立ち上がったしんちゃんは、両親とシロと共に戦国時代へタイム・スリップ。そこで、伝説の救世主・三人と一匹を待っていた吹雪丸という少年剣士に出会ったしんちゃんたちは、雲黒斎によって殺された吹雪丸の両親の敵討ちの旅に出発する。

声優・キャラクター
矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、真柴摩利、佐久間レイ、浦和めぐみ、水谷優子、玄田哲章、戸谷公次、萩森侚子、加藤精三、富山敬
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

劇場版クレヨンしんちゃんの第3作。
1995年公開。


【前置き】

前2作と違い、今作はタイムトラベルによる時代劇作品。
後の名作「アッパレ戦国大合戦」も同じ時代劇ものですが、今作は剣術でのバトルシーンが主となる内容なので、舞台背景以外は全くの別ジャンルと言っていいですね。

しかし本作もまた、私的には劇場版シリーズベスト5に入るほど大好きな作品なのです。

ただ前2作と比べて、どうしても舞台が暗いのも起因したのか、売り上げ的には3分の1ほど落ち込んでしまいました……。。。
と言っても、興行収入14億円と成功の部類なんですけどね。
それに、劇場版クレヨンしんちゃんの中では、本作「雲黒斎の野望」が実は一番地上波での放送回数が多く、何度見ても面白い人気作であることも伺えます。

原作漫画でも、漫画家よしいうすと(趣味、うんこ観察)が描く漫画が本作に登場する吹雪丸であったり、後のアニメ本編でも本作のBGMが多く流用されたり。
後のクレヨンしんちゃんシリーズにも大きな影響を与えた作品であることは、まず間違いないでしょう。



【あらすじ】

時空間をタイムパトロールをしていたリング・スノーストームが、戦国時代が何らかの不正な時間干渉を受けていることを察知するのですが、干渉側からの攻撃を受け、現代の野原一家の住む家の地下に不時着してしまうところから始まります。

(アクシデントから)一家の飼い犬シロの身体を借りたリングは、野原一家に頼み込むことにより、家族と一緒にタイムトラベルし戦国時代へ向かいます。

そこで出会う吹雪丸から、怪しい術を使うという「雲黒斎(うんこくさい)」の存在を知り、言い伝えの『3人と一匹の勇士』と呼ばれた野原一家とシロ(リング)は、吹雪丸と共に敵の本陣へ出陣する…、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
論じるに辺り、まず一言。

『『『『 雲黒斎(うんこくさい )』』』』

上ん手いネーミングですねぇ~。
こういう馬鹿馬鹿しい発想は、もう子供の頃から今も大好物です。

この発案は勿論、原作者の臼井儀人さん。
劇場版の原作を書き下ろしたのは今作が最後となりましたが、以降も是非描いて欲しかったです。


……話を戻します(笑)

二転三転と詰め込まれたシナリオは、前2作と比べても郡を抜いて練られており、時代背景や台詞回しにもこだわりが感じられる作りです。
本作では脚本を担当され、後に「アッパレ戦国大合戦」の監督脚本をされた原恵一さんの、その実力が垣間見えました。

加えて、前作で主だった徒手空拳の格闘と違い、本作は真剣による殺陣を描いているので、吹雪丸と敵との対峙では、これまでとは一味も二味も違う緊張感があるのです。
ましてや、斬り合いの最中

「オマエの両親は俺が斬った。」

と言い放ち、その吹雪丸の激情を利用してくるような卑劣な輩も出てきますからね。


ラスボス一歩手前で対峙したお銀との一戦も、吹雪丸の葛藤が印象的で見応え抜群でした。

ただ、最後の一刺しからのおどろおどろしさは、BGMも含めて劇場版屈指の怖さで、当時は直視が辛かった程でした。
アレはホント…、チビるほど怖かったなぁ…。。。


最終戦では、タイムパトロールの特殊能力を得たしんちゃんが、「タスケテケスタ」の呪文でゴキブリやおたまじゃくし(カエル)を経て、最後は大人しんちゃんへと変身。
時間干渉を引き起こした張本人、雲黒斎(本名ヒエール・ジョコマン)と対戦します。

ここの大人しんちゃんが、これまた劇場版屈指と個人的に思うほど、メッッチャクチャに格好良いっ!!!!!

見た目は、ストッキングを被り「大」と書かれたお面をした、ふんどし男。
ここだけ聞くと、もぅド変態ですね。
ですが、筋肉は良い感じにモリモリで、3メートルはあろう長刀『第七沈々丸(だいななちんちんまる)』を軽々と振り回し、吹雪丸以上の剣術を魅せてくれます。

それでいて、声はしんちゃんのまんまなので、このギャップもたまりませんでしたね。

『オラの好きなモノは、ホットケーキとピチピチのお姉さんだっ!!』

これが、敵と対峙し、刀を構え間合いをとりながらの台詞とは到底思えません。
それでこそ、クレヨンしんちゃんですね。


最終戦後は大団円かと思いきや、そこから更にもういっちょ「ABBAAB→→←」のネタへと繋がる展開もまた驚きました。
これは是非、作中で見て体感していただきたいです。

どれだけ場面展開を詰め込みますか…と当時は脱帽しました。
本作ほど96分が短いと感じる映画は、他に無いかもしれません。
{/netabare}


【リング・スノーストームについて】
{netabare}
本作は面白さだけでなく、シナリオ構成や伏線回収も良く出来ています。
中でも、未来人「リング・スノーストーム」の、行動とその理由については、考察しがいがありますね。

作中で実は片道しか行けないタイムマシンを使って野原一家を巻き込んだり、色々な点でリングの行動は軽率に見えますが、これには全て理由があったわけで…。
作中で名言はしておりませんが、シロの身体から実体に戻ったリングが吹雪丸と初めて対峙した時の、あの台詞

「貴方に命を救ってもらった人です。

 貴方がいなければ…、私は今頃……。」

に全て凝縮されていましたね。
名前も直訳したら「リング(丸)・スノーストーム(吹雪)」ですし。

『3人と一匹の勇士』の伝説の発信についても、なるほど!と思わせてくれました。

タイムトラベルものとして、子供向け作品ながらしっかりと練られてあります。
幼少期は全く理解出来てなかったんでしたけどね…、私は……。。。
{/netabare}



【総評】

本作は、前2作よりファンタジー色は薄め(中盤まで)です。
ですが、子供から大人まで面白可笑しく時に魅入られる、気持ちの良い時代劇作品となっております。

あっ、ちゃんとギャグも多彩ですし、一応オカマも出てきますよ。
そこは安心してくださいね。

劇場版クレヨンしんちゃんと言えば、「オトナ帝国」「戦国大合戦」が頭一つ抜けて有名ですが、シリーズとしては少々異質な大人向け色の強い作風なので。
私が、クレヨンしんちゃんらしい映画として、初期作で万人にオススメしたいのは、まず本作ですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第4作「ヘンダーランドの大冒険」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『大人しんちゃん』声 - 矢島晶子さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『リング・スノーストーム』声 - 佐久間レイさん



以下、駄文なので〆ます。
{netabare}
ちなみに私は、【雲黒斎(うんこくさい)】だけでなく、


【湧楽斎(わきがくさい)】であり【又楽斎(またがくさい)】です。


仲良くして下さい。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かなりの良作・2部構成?

なんと話が2部に分かれている作品です!
そしてしんちゃん映画3作目という古い作品でもあります。
記憶に古いのであまり詳しくは覚えていませんmm

まずは前半。
戦国時代にタイムスリップした先で、歴史を塗り替えようとする雲黒斎の野望を防ぐなかなかシリアスな感じの物語です。

で、防いでThe End。ハッピーエンドかぁ。
 なんて思っていたら今度はまさかのSF系に!
こっちはカンタムなどでなかなか白熱の内容です。たしか。

物語りもテンポよく、かつ置いていかれる事はない内容であったと思います。

結果的に話もよく、しんちゃんというだけあって笑いもあり、無理もなく。
かなり良作でした。
て訳で物語は5.0です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

とりあえずの突っ込みどころはタイトルのネーミングセンスw

とりあえず雲黒斎というネーミング…当時学校で散々流行ったのを覚えてます…
よく考えたと思います。

時代劇モノとしてはこれとアッパレ!戦国大合戦だけかな、ただ戦国大合戦が恋愛描写がメインなのに対してこちらはチャンバラアクションなどがメインです。

ストーリーは{netabare} 時代劇モノ一本と思いきやまさかの2部構成で後半はSFモノという当時初見で見に行った自分としてはかなり驚いたのを覚えています。
当時は後半がアクション重視で楽しめたが現在見たら終始一貫で戦国で良かったのかなと考えなくもないですね。
{/netabare}

全体的にテンポは良かったですが今回の特殊な構成は好き嫌いが分かれると感じましたね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

64.7 4 指名手配でコメディなアニメランキング4位
光と水のダフネ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (114)
531人が棚に入れました
『光と水のダフネ』(ひかりとみずのダフネ)はアニメ、漫画、インターネットラジオからなるメディアミックス作品。
【ストーリー】海上都市で中心的な役割を担う海洋庁の入庁試験に失敗した天涯孤独の主人公・水樹マイアは、合格後の入寮を見通して家も引き払っていたため、住む場所も失い途方に暮れて街を彷徨っていた。
そんな折、マイアは逃走中の犯罪者に人質とされてしまい、それを追っていた何でも屋・ネレイス社の本城レナに犯人ごとショックガンで撃たれてしまう。ネレイス社の事務所で正気に返ったマイアは、今度は犯人の仲間をおびき寄せるための餌としてレナに使われてしまい、このことから結局そのままネレイス社カムチャッカ支店の住み込み社員として働くことになる。
この支店にはレナの他にも変わり者の女性社員が多く、マイアは彼女達に振り回される生活を送ることになる。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトル詐欺(良い意味で)

舞台が海上都市ということで、世界観は素敵でした
作品名からして、及び1話観終わって私はてっきりSFアニメかと思いました
そして美しい作品なのかと思ってました

しかし、回を進めていくうちにギャグアニメと化していきました
はい、面白かったです
SF要素ももちろんありますが。


登場人物たちが個性強すぎというかぶっ飛んでるので
観てて退屈しませんでした
何でも屋であるネレイス社のメンツは色々な意味で凄かったです
(強すぎたり自己中すぎたり馬鹿すぎたり)
内気な主人公マイアも途中からネレイス社に所属するのですが、
このマイアとその仲間たちのトークが笑えました
トークになってない気もしましたけど


ストーリーとしては、このネレイス社が様々な依頼を
マイアを中心に解決していくものです
マイアが一生懸命仕事をこなそうと頑張る姿は応援してあげたくなりました

ただ、壮大な物語も同時に進行しており、
最終回での伏線回収、良かったと思います
終わりかたも満足です


OP「明日のBlue wing」 歌ー小枝
ED1「あなたと言う時間」 歌ーCooRie
ED2「あなたと言う時間」 歌ー中原麻衣

OPもEDも素敵でした
ただ、中原さんが嫌いなわけではないですが
(むしろ声優としては好き)、
EDはずっとCooRieのままが個人的にはよかったです



外れの回もあり、全部が全部面白かったとは言い難いですが、
総合してみれば十分楽しめる内容でした

ギャグにシリアスに、バランスが良かったと思います
適度(でもない)にネタを挟んでくるので、
妙に真剣にならずに済みました
といっても、物語性は意外としっかりしており、
様々な謎が解明される終盤は特に面白かったです


余談ですが、ネレイス社の戦闘服おかしくないですかw
最初観たとき吹きそうになりました
途中から慣れてる自分が恐ろしい。。
あれもギャグの一種なのか、この謎は未だに解明されておりませぬ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

絆創膏(バンソウコウ)

 「明日のBlue wing」という爽やかなopから始まる本作ですが、opのラストで謎の空中浮遊があります。劇中に、そんなシーンがまったくないのでチョット面白かったですw
 本作の作画評価はあまりよくないですが、私としては良く描かれていたと思います。おそらくキャラクターデザインが不評と思われます。そのキャラクターデザインなのですが、中々のパンチ力を持っています。まつ毛とか…まつ毛とか…まつ毛とか・・・。
 初見では敬遠しがちなデザインです。キャラクター繋がりでいうと、メインとなる5人のキャラクターの服装がすんゴいです。誰が見ても、人として街を歩いてはいけない格好なのですが、誰にもツッコまれず…話題にすらならない状態です。なので、私から「そんな格好で恥ずかしくないの!?」とツッコませて頂きますw 「絆創膏じゃないから恥ずかしくないもん♡」なんて返されたらお手上げですけどw

 本作の内容はギャグという成分が含まれてますが、そんなことはありません。未来の海上都市で活躍する女性達を描くSFのストーリーが軸としてあるので、コメディ色はありますが、ギャグアニメとは言えないですね。ドタバタ喜劇のような感じです。
一話完結型・ドタバタ喜劇(全24話)

 一話完結の中に起承転結がしっかりと表現されているので、見やすい作品でした。一話完結に良くある…どっかでみたようなジナリオが数話ありますが、キャラクターがデザインを含め、濃いので中々楽しめます。逆に言うと、ありがちなシナリオが多いので、人によっては退屈に思えてしまうかもしれませんね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

なすB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

思いの外面白かった。コメディベースに最後はホロリ

1-2話は主人公のマイアが受難過ぎて大分かわいそうになります。
成績優秀なのに海洋庁の入試に不採用で一気に住む所も失って職もなく
しかも犯罪者に人質にされちゃうし。

中盤までにネレイスという
主人公が無理矢理入社することになる組織のメンバーが続々と増えていきます。
このネレイスのメンバー全員濃いです。
支店長以外全員女性ですが、なぜか全員やたらと露出の高い衣装を着ています。
この衣装デザインだけは最後まで全く理解出来ませんでした。

この頃にはかわいそうだったマイアも段々と活躍できるようになってきて
周りのメンバーと騒がしくも楽しい日常を送ります。
そして、マイアの秘密が明らかになります。

中盤以降はコメディベースではありつつ
段々と物語の伏線回収が始まります。
ここから徐々にマイアの秘密がどういう意味をなすかが重要になってきます。

物語終盤、これまでの伏線を一気回収とばかりに
かなりスピーディに物語が進行します。
特に、マイアの本当の秘密が明らかになってからは
これまでのコメディ色が嘘のようなしんみりじんわり来る展開です。

そして最終話、これでもかというくらい全て詰め込みましたね。
でもそれなりに綺麗に収まっていると思いました。

敵味方全て無駄キャラもなく、
終止みんなそれぞれの役割で活躍して
話としても綺麗にまとまったいい話だったと思います。

まぁ序盤のダレ感が否めない点と
謎のエロ衣装で評価を下げているかとは思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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