日常系で田舎なアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の日常系で田舎な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月09日の時点で一番の日常系で田舎なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.9 1 日常系で田舎なアニメランキング1位
劇場版 のんのんびより ばけーしょん(アニメ映画)

2018年8月25日
★★★★☆ 4.0 (395)
1788人が棚に入れました
旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏、れんげ、昆虫

脱力系田舎ライフコメディの劇場版。

優雅で壮大な絵日記を見ているようだ。
星砂と水平線、灯台、満点の星々、
今日もたんぽぽクレヨンは大忙し。
幸せな日常が見事に表現されている。

立ち寄ったデパートの福引で、
特賞の沖縄旅行を当てる導入部から、
主題歌もさわやかで進行と演出が、
とても上手で物語に魅了されています。

私は「山」ではなく「海」に、
舞台を変えたことが、この世界観では、
悪い方に出るのではと心配していましたが、
まったくの杞憂に終わりました。

沖縄では快晴の空の下、
{netabare}ダイビング・カヤックからのマングローブ、
旅先での少女との夏の間の小さな友情。{/netabare}
みんなでもっと遊ぶのん!を体感して、
素晴らしく楽しい気分になりますね。

気忙しく疲れた毎日に、ビタミンと水分を届ける、
清涼感溢れる、癒しの日常風景。

皆さんもぜひ、ご鑑賞下さい。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 47
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

卓よ、世間ではそれを”ハーレム”と呼ぶんだぜ(笑)

TV版は第1期、第2期とも視聴済み。
TV版と1ミリも違わぬ、安定感抜群のほのぼのほっこりな世界観は秀逸です。

【はじめに】
{netabare}原作の単行本に付属されていたOVA『沖縄へ行くことになった』の前後の物語。
無口なのに存在感抜群の兄ちゃんが福引で沖縄旅行を引き当てるシーンと、全員の服装が同じ辺りからもうかがえる。

OVAでは、『沖縄旅行が当たった~!みんなで行くぞ~!』って、みんなで準備して、飛行機に乗ったところで終了。
あれれ?せっかくの「ひか姉&なっつん」コンビがまさかの不発で、どこか消化不良・・・。
そんな感想だったので、この作品はとても楽しみにしていたんです。{/netabare}

【舞台は日常から非日常へ】
{netabare}夏休み。
まずは、いつも通り4人で遊ぶ光景。
そして、偶然に偶然が重なり、デパートで買い物をする4人とかず姉、駄菓子屋、そして、卓兄ちゃん。
いわば、ここまではいつもの日常。

卓が福引で沖縄旅行を引き当てたところから、物語が徐々に”非日常”へと動き出します。

そして本作の舞台、沖縄へ・・・。
いつもの、山に囲まれた世界(日常)から、海に囲まれた世界(非日常)へと・・・。{/netabare}

【沖縄でも”らしさ”全開の面々】
{netabare}まあ、舞台が変わったとはいえ、いつものメンバーですからね。
ほのぼのほっこりワールド全開です。

面々の”らしさ”は何気ないシーンでもしっかりと描かれています。

個人的に一番ほっこりしちゃうのはバトミントンで遊ぶシーン。
れんげとバトミントンをする蛍。
あちこちに打ち返すれんげに振り回されながらも、れんげが打ちやすい位置に打ち返す蛍。
れんげに対して、しっかりとお姉さん役を果たす蛍らしさが良く表現されているシーンだと思います。

飛行機や食事の時の座席など、絶妙で良く考えられているし・・・。

終始ニヤニヤ、頬が緩みっぱなしです(笑)。{/netabare}

【唯一、いつもとは違うメンバーが、良いアクセントに!】
{netabare}民宿「にいざと」の看板娘・あおい。
夏海と同じ中学一年生。

民宿のお手伝いをする、しっかり者のあおい。
夏海にとっては、とても気になる存在。

夏海にとっては、同じ年齢の娘は”非日常”。
気になって当然ですよね。{/netabare}

【旅行の醍醐味の表現が秀逸】
{netabare}旅行の醍醐味の一つは、いつものメンバーで非日常を体験すること。
そして、最終日に感じる、得体の知れない”寂しさ”も醍醐味の一つだと思います。

あおいの存在が、旅行の醍醐味である、”楽しさ”と”寂しさ”を、分かりやすく伝えてくれます。{/netabare}

【個人的ツボ=ひかげの存在】
{netabare}フライング土下座~飛行機でビビる~難聴でグダグダ~子供部屋で床寝~船酔い~天然記念物~大人部屋でも床寝~ベット死守~泣いてねぇし・・・。
終始安定のボケ要員。
「ひか姉&なっつん」コンビは鉄壁(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 39
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

にゃんぱ~す! みんな楽しそうだったのん、また行きたいのな〜

上映時間 約70分

昨日劇場に観に行きました!朝の8:50の回に観たのですが、前の日が公開初日ということで朝早いのに結構多かったですね。

7巻のOAD の続きですが、この作品でも経緯が分かるようになっていますのでOADを観なくても大丈夫です。(OADの方は前日譚なので観て行くとより楽しめると思います)

れんちょん、ほたるん、こまちゃん、なっつんと、無口な兄、かず姉、ひか姉、このみ姉、駄菓子屋の計8人で福引で当たった国内旅行に行くお話です。

行き先の景色も綺麗で、映画館なので音響も良くて臨場感に溢れていましたね。{netabare} (沖縄の自然が綺麗に描かれていましたね。終盤の星の海はプラネタリュウムみたいな感じがして綺麗でした){/netabare}

旅先の色々な楽しいエピソードがたくさんありました。{netabare} (シュノーケリングやカヤック、現地のあおいちゃんと交流とのんびりとしたゆる〜い感じがのんのんらしかったですね){/netabare}

なっつんこと夏海ちゃんが、ちょっぴり目立っていました。{netabare} (帰りに泣いているところが可愛かったですね){/netabare}

夏!をのんのんびより風に感じさせるお話でした。楽しかったですね。

テレビ版と同様OPはnano.RIPEさん、EDは仲良し4人組で歌っています。

最後に、入場特典のミニサイズイラスト色紙はれんげ、蛍の絵柄でした^^

投稿 : 2024/06/08
♥ : 34

75.2 2 日常系で田舎なアニメランキング2位
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~(アニメ映画)

2017年11月11日
★★★★☆ 4.0 (262)
1323人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、茅野愛衣、早見沙織、速水奨

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君と離れて過ごす時間が、こうも落ち着かないものだったなんて。

「ご注文はうさぎですか?」、
通称「ごちうさ」のスペシャルアニメです。

時間も長くないので、
1期や2期がお気に入りだった人たちへのおまけエピソードな感覚でした。

相変わらず可愛さと萌えがぎっしりなので、
心ぴょんぴょんしたい方にはおすすめですよ♪

2期の続編に位置付けられるエピソードなので、
まずはTVシリーズを見てから視聴することをおすすめします^^

60分の作品です。


● ストーリー
喫茶店・ラビットハウスに下宿しているココアは、
しばらく実家に帰ることになった。

久しぶりに家族との時間を過ごすココアと、
ココアのいないラビットハウスで過ごすチノたち。

ココアがいない。
いつもとなんだか違っていて、落ち着かない時間がチノを包む。


今回は、
・家族と過ごすココアの故郷
・ココア以外のメンバーが過ごすラビットハウス
の2つの場所での物語があります。

大きく盛り上がるようなストーリーではありませんが、
相変わらず可愛さぎっしりです(*´ω`*)

きっとTVシリーズで心がぴょんぴょんしていた人たちは、
この作品でも心ぴょんぴょんできると思います♪

ココアの母も姉もお茶目だし、
さらにココア家3人の関係も可愛くて微笑ましいし、

ココアがいなくて寂しそうなチノちゃんも可愛いし、

チマメ隊(チノ・マヤ・メグ)3人の連携は
ロリコンに目覚めさせるほどの萌え力があるし、

相変わらずキャラの個性が
あらゆる可愛さと萌えに変換されています!恐ろしい!笑

時間が60分なので、
「あれ、もう終わり?」とあっという間でした。

十分心ぴょんぴょんしたけれど、
もっと心ぴょんぴょんしていたかった!


● キャラクター
みんなそれぞれ可愛くて、萌える(*´Д`)

キャラに関しては、
「可愛い!」の一言で片付いちゃうんだよなあ。笑

可愛いところに萌えたり、
おとぼけなところにクスッと笑えたり、

笑顔でおしゃべりしているだけですべてが可愛くなる。
なんと平和で幸せな世界!

キャラが完成された作品だと改めて思いました。笑

ティッピーは今回ももふもふしていたよ!もふもふ♪


● 音楽
【 主題歌「セカイがカフェになっちゃった!」/ Petit Rabbit's with beans 】

「Petit Rabbit's」は、メインキャラ5人によるユニット。
今回も彼女たちらしいな~と感じる曲でした。

でも今までの曲と似ているわけではなく、
また新しい魅力を楽しめました♪

そこに加わった「beans」とは、そう、“マメ”!

チマメ隊じゃなくて?と思ったら、
「Petit Rabbit's」にチノは初めから参加しているので、
加わるのはマヤ&メグの“マメ”だけか!と気付き。

このネーミングセンス、気に入りました♪笑


● まとめ
確かに“劇場版”と言うより、
“スペシャルアニメ”という表現の方がふさわしい作品でした。

でも内容が薄いわけではなく、
2期の延長の新作として、十分楽しめる内容でした^^

可愛さだけがブレンドされた世界で、
心ぴょんぴょん癒されるのはいかがですか?(*´ω`*)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 29
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シスターの帰還

原作コミックは未読。

先日、近所の映画館に3ヶ月遅れで興業にやって来た限定上映に滑り込みで観に行きました。

短尺かつ典型的ながら優しさに溢れた“おかえりなさい”が沢山詰まった日常系の佳作でした。
盆暮れ正月の帰省を始め、全国的に“おかえりなさい”が縮小傾向にある昨今、
こういう“おかえりなさい”が見直されてばいいのにな……。と率直に思いました。

構成は例えば{netabare} “空回リゼちゃん”や“パン銃士”。
あとはカフェイン狂な人間信号弾(笑){/netabare}など、
多種多様なかわいい生き物たちや、おびただしい数のモフモフなどを愛でる、
いつもの『ごちうさ』で、何だかとてもホッとしました。

脅威の中学生萌え殺し部隊“チマメ隊”のロリパワーも相変わらず殺傷能力抜群w
{netabare}“鬼軍曹”な“暫定お姉ちゃん”に
来年から“中学生”なんだからしっかりしなさい!
などと勘違いな叱咤をされるボケシーンで、
私は思わず「そうだよ。そうだよね~」と大真面目に首肯してしまいましたw{/netabare}
JKだのJCだのJSだの最早どーでもいいw
ロリロリし過ぎて、正常な認識能力など瞬く間に溶解してしまいますw

“かわいさだけを、ブレンドしました”と公言して憚らない本シリーズですが、
ふと、『ごちうさ』も意外と一歩間違えばイジメやブラックに転落しかねない、
危険な毒物も多数ブレンドされているな。と思ったりもしました。
掛け合いの中で意外と個々人の触れられたくない過去など、急所をえぐったりしてますし、
“ブレックファーストコンタクト”とかwブラック企業のデスマーチじみてますしw
ただ、イジり等も絶妙なポイントに落ち着くことで、
毒性分も怒り等の負の感情に悪化せず、可愛いゆるふわ成分に化学変化してしまう摩訶不思議。

厳密に言えば、かわいさだけを、ブレンドしていると言うよりむしろ、
何をぶち込んでも、かわいさだけが引き出されてしまう。
“ミルク色の異次元”レベルのゆるふわ空間こそが『ごちうさ』の真髄なのかもしれません。

個人など所詮、自分探しをしても自分どころか小説のネタも満足に見つけられない無力な存在w
そんな個人に友達をからかってはいけない。などと道徳でがんじがらめにしても効果は薄い。
柔和なカップがあって初めて安らぎをもたらすコーヒーが出来上がる。
失言を規制するより、まずは何を言っても笑い合える絆から。
劇場スクリーンで再現された、メルヘンとガラケー&スマホが同居した温かい街並み。
こうした空間にこそ不協和音のない平和な日常は訪れる。
人間作りより優先すべきは環境作り。
セカイをカフェにするような施策こそ検討されるべきではないでしょうか!

などと、ゆるい中にやはり挟まれた微エロシーンに鼻の下を伸ばしつつw
生意気な妄想を転がしながらも、凝り固まった心身がゆったりと解きほぐされた……。
あらゆる事象が可愛いに帰結してしまうこの不思議空間をもっとけんきゅーしたいので、
続編TVアニメなども是非もう一杯おかわりしたいと思った。
私にとっては満足度の高い劇場鑑賞でした♪

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

安定感バツグンの劇場版

とかく、劇場版だとTV版とは変わったことをやろうとしてハズシちゃうとか、少しがっかりしがちなもの・・・。
そういうのとは全く無縁なこの作品は、本当に凄いなぁ・・・と。

TV版から全くブレない、安定感抜群の作品でした。

{netabare}ココアの里帰りから始まるこの作品。
ラビットハウスの3人(チノ、ココア、リゼ)にスポットライトが当てられた作りとなっている。
しかし、3人以外の登場人物にも、しっかりと見せ場が準備されているのが心憎い。

目新しい登場人物はココアの母親くらい。{/netabare}

物語も作画も音楽もTV版と変化が見られない。
良い意味で、『普段着の』劇場版でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 26
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