王女で魔法なアニメ映画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の王女で魔法なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.5 1 王女で魔法なアニメランキング1位
ブレイブストーリー[BRAVE STORY](アニメ映画)

2006年7月8日
★★★★☆ 3.6 (443)
2624人が棚に入れました
三谷亘(ミタニワタル)は小学5年生。どこにでもいるような、普通の少年だった。ある日、幽霊が出ると噂される"幽霊ビル"で、要御扉(かなめのみとびら)に出会う。そこを潜り抜けると、亘たちが住んでいる現世(うつしよ)とは違う不思議な世界・幻界(ヴィジョン)が広がっていた。数日後、夜中に目が覚めた亘は、気分転換に散歩に出かけたが、たまたま幽霊ビルで隣のクラスの優秀な転校生・芦川美鶴(アシカワミツル)が上級生に痛めつけられている現場に居合わせてしまう。助けようとした亘もまた暴力を振るわれるが、亘によって解放された美鶴は魔術を使って漆黒のバルバローネを呼び出した。そして、上級生に反撃する。最後には、バルバローネは上級生たちを飲み込み、消してしまった。夢としか思えないその光景が亘の心を掴む。そして美鶴は姿を消した。

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ザ・子供向け!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。2時間の作品。原作未読。
 ボーイミーツボーイから始まる冒険ファンタジーです。キャラが立っていて、喜怒哀楽があって、ハッピーエンドであるなど、子供向けの要素がふんだんに織り込まれています。
 ややペースが早いかなという印象を受けましたが、小学生くらいの子供が2時間飽きずに見続けるためには、このくらいのペースでまくし立てる必要があるのかもしれません。現実世界における起承転結と、ファンタジー世界における起承転結が明瞭なので、分かりにくいという印象は受けませんでした。

 主人公のワタルも友人のミツルも、家族にトラブルを抱えていることが物語の基礎にあります。そしてワタルは、家族関係を取り戻し、ミツルを助けるために冒険を進めていきます。
 子供にとっての根源的な恐怖は、親の死にあると思います。次点として、家族との不和、友人の死や友人との不和といったところでしょう。もちろん大人にとっても同様の問題はあるのですが、子供の世界は大人の世界よりも圧倒的に小さいため、身近にいる家族や友人に関する問題の比重はかなり大きいものだと思います。そのために、作中では、ワタルと冒険仲間との人間関係をあまり描かずに、ワタルとミツルの行動原理である家族関係と友人関係を中心に据えたのだと思います。
 エンディングもハッピーエンドと言えるものですし、子供向け作品としては良作だと思いました。


 ただ、大人の視聴に耐えられるかというと、かなり厳しいものがあると思います。
 大人は、意識しているかどうかは別にして、状況に対する説明を必要としてしまいます。例えば、家族の不和という問題があったときに、子供なら「それはイヤだ」という感情だけで行動することが出来るのですが、大人は感情だけで行動することは困難です。「なぜそうなったのか」「解決策は何があるのか」など、行動するためにより多くの情報を収集しようとしてしまいますし、そのような思考から抜け出すことは出来ません。
 この作品では、家族関係のトラブルは冒険のきっかけに過ぎないものですし、ワタルとミツルの関係の描き方も十分であるとは思えません。主人公の成長の過程やそれ以外のストーリー全般についても説明に不足しています。掘り下げようと思えば掘り下げられるだけの題材は揃っていますが、そこに対する言及は非常に薄いという印象を持ちました。でも、それが悪いというのではなく、大人の行動原因としては不足しているが、子供が行動するには足りるものであるということなのだと思います。つまり、子供が分かる範囲で描いてあれば十分なのだというスタンスに立っているのでしょう。

 物語の最後で描かれるハッピーエンドも、大人にとってはあまり納得のできるものではありません。古典的な手法ですが、病院のシーンとかで「死んだ人に涙が落ちたら生き返った」みたいなものってありますよね。「思いが生んだ奇跡だ!」みたいなやつです。問題解決の方法として、原因と結果にミスマッチが起こってしまっているパターンです。この作品に使われているエンディングは、このような手法の亜種というべきもので、感情以外の情報を求めてしまう大人から共感を得るのは厳しいでしょう。
 ただ、個人的には、子供向けの作品としてはこれでいいのだと思います。ドラえもんでもポケモンでも、いわゆる子供向けを謳っている作品は、ご都合主義だろうが原因と結果のミスマッチだろうが何でも使って、全力でハッピーエンドを目指してもらいたいと思っています。また、こういう手法で満足できることが、子供の特権なのだと思います。大人は楽しめないかもしれないけど、子供なら確実に楽しめる。そういう意味では、この作品は子供向けとして成功したといえるのではないでしょうか。

対象年齢等:
 小学生くらいの、特に男の子に好まれる作品だと思います。
 これ以外の世代の方は、子供向けであることを十分に理解した上で視聴した方が良いでしょう。大人の視点で子供向け作品を見ても辛いだけなので、大人が大人として楽しむために見るのは推奨しません。子供の視点に立てば、楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
ネタバレ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

王道ファンタジー

ブレイブ・ストーリー
物語3.0 キャラ2.5 音楽3.5 作画3.5 声優3.0
原作未読の私でさえも「これはめちゃくちゃ省いただろ!」と思うような構成でした(毎回こんなこといってる気がします)。
1つ1つのエピソードが薄いし、動機もキャラ立ちも弱い。箇条書きのようなアニメ。原作の要点だけを集めてつなぎ合わせましたよみたいな感じです。
しかし、子供向けアニメとしてはテンポよくとんとん話が進んでいったほうが良いのかもしれません。大人が見ると少し薄っぺらく感じてしまい説明不足なところが多かったりしますが。原作の量からしてどう考えても2時間では足りないだろうと。テレビアニメでじっくりやるか、2部構成にでもしてやったほうがよかったのではないかと思えます。

{netabare}
物語3.0:
「運命を変えるため、異世界へ飛び込む!」といった王道ファンタジー。大学で習ったプロップの物語論にこれでもかというくらい忠実なお話でした。
1つ1つのエピソードをとして主人公が成長していく―。というのを想像していました。
しかし、あまりそんな感じは見受けられなかったです。制作側のテーマはそうなのだとは思ういますが、見終わったときに率直に「こいつ、何が成長したの?」と思ってしまいました。終盤のワタルの台詞から『当初は自分の希望を叶えることだけを考えていたワタル』が『自分の希望のためにすべてを犠牲にしようとしたミツルが滅ぶ姿』を通して『人生は(自分に都合のよいことばかりではないから)辛いことも受け入れていかなくちゃ!』という結論に至ったということになりますが。特に自分のことだけを考えていたワタルも描かれていませんし、つらいことも受け入れなければならないことを学んだ場面もない(急に言い出した)。主人公が苦悩する場面がほぼなく、謎の声?に受動的に動かされる存在となっていました。しかし、これは謎の声を援助者・委任者、はたまたトリックスター的存在だと置き換えれば、ワタルが受動的に踊らされていたのも仕方のないことだと考えられます。そうでなければ存在できなくなる物語も多くありますから(特にライトノベルの主人公なんかは周囲に振り回されることが多いと思いますし)。
とにかく、私としては大学でならった内容がそのまま体現されている(しかもわかりやすい)ようで分析対象としては面白いものがあるなと感じました。
ただ、いちアニメファンとしては少し物足りなかったかなと思う内容でした。

キャラ2.5:
個人的に2.5はまあ、普通なので。特になんとも思わないといったところでしょうか。
ただ、先ほども申しましたようにキャラ立ちは薄く魅力もあまり引き出せていないとは思いますが、プロップの物語論通り主人公、委任者、援助者、偽の主人公などなどがキレイに表れているなと。主人公=ワタル、委任者=お母さんを思うワタルの心又は謎の声、援助者=謎の声、偽の主人公=ミツルでしょうか。

音楽3.5
アクアタイムズの「決意の朝に」。めちゃくちゃ懐かしいです^^
すごくヒットしましたよね。私も小4?小5?当時は朝の会の歌がこれでしたよ。
余談ですが、「朝の会」は全国共通なんですかね。私は大分の出身なのですが。「朝の会」というのは、各クラスで行われる朝礼(ホームルーム)みたいなものです。以前にも大分では普通に使っていた「日課表」という言葉を使ったら通じなくて^^;標準語だと思っていたので驚きでした!訳すと「時間割」にあたるのでしょうか。日課表のプリントには「時間割」と書いてあるのに、口語的には「日課表」で会話してましたから不思議です。

作画3.5
ちょっと観たのと感想を書いている今が時間的に空いてしまいまして。メモ書きには作画3.5という風に書いてあるんですが、なぜ3.5なのかは書かれておらず。
たぶん良かったんだと思います。

声優3.0
ワタル役の方はお上手でしたね!感情の高まるシーンになるとやっぱりどうしてもプロの声優さんとは開きがでてしまうのですが、それでも上手でした!
そして大泉洋さんは何者なの!?めちゃくちゃうまいですよね、普通の深夜アニメとかに出ててもわからないかも!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

らしたー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

そりゃねーよ…。あんまりですよ…。

なるほど。
評判が悪い理由がなんとなくわかった気がしました。


基本的には「世界への関わり方」を描いたお話だと、解釈しています。

小さい頃って、「自分が世界の主人公である」という考えに陥りやすくて、自分が願いを遂げるために世界があるんだ、という子供特有の独善感と、どうやって折り合いをつけていくかを、ビジョンにおけるワタルとミツルの行動を通して描きたいんだろーな、と。

目的のためには手段を選ばない(と自分にいいきかせて行動する)ミツルと、まるで流されるかのように世界(ビジョン)の要求に対応していくワタルとの対比をもって、あたかも視聴者に「どちらが正しいのか」の判断を迫ってくる構成をとっており、コレどうやって最後オチをつけるんだろうかと不安になっていたら、


{netabare}
「ピンポンピンポーン! 正解はワタル君でした!」
{/netabare}


というお話でした。

そりゃねーよ…。あんまりですよ…。

※以下、ネタバレで。

{netabare}
まあ、ワタルが勇者でミツルが黒魔術師な時点でイヤな予感はしてたんですが、ほとんど最悪といっていいくらいのダメな着地をしてしまったんじゃないかと。

最後の方で、心の葛藤を表現した「自分の影」との闘いがあるけれど、あの場面、どうしてワタルにだけフィーチャーするのかわからない。おそらくミツルは、ワタルとは逆に、「自分さえよければそれでいいの?」という心と対峙していたんでしょう?

ここを同列の重みで描かない時点で、ああ、すでに決まった答えを子供に教えてやるアニメなのね、とすごく悲しい気持ちになってしまった。

あの「影との戦い」こそが、テーマでしょうよ。

悩んで、疑って、自分を見失って、それでも最後に自分の意思で物事を選択しようと決意する、そのプロセスが大事なんでしょうが。「正解はワタル君でした!」って、もっとも安易で唾棄すべき着地点ですよ。正直、大人としてのバランス感覚を疑うレベルであります。

それだけならまだしも、輪をかけてずっこけたのは、最後の方で「つらくても運命を受け入れて自分で未来を作っていきたい」とか、唐突にまったく別のテーマが顔を覗かせるわけだけど…。


いやいや、そーいうお話じゃなかったじゃん?


「運命を受け入れる」なんてテーマは、最後の方の正味3分くらいしか描かれてませんがな。

もし、もしですよ、仮にそーいうのも副次的に描きたかったのであれば、あの噴飯モノのラストは絶対にやっちゃいけないことでしょうが…。全部ぶち壊しですよ。

とにかくも、伝えたいことがブレている、という、私がもっとも嫌うタイプの脚本です、これは。視聴された方が「イミフ~子供だまし~」って憤慨するのも、もっとも話ですよ。

ワタルの動機にしても、「家族を取り戻したい」なのか「母親を助けたい」なのか、どちらに動機のコアがあるのかも曖昧なまま進行しちゃうしなあ。
{/netabare}

まあ、「未知なる世界で大冒険!」ていうファンタジーものとしてのみの評価であれば、悪くはないんじゃないでしょうか。

それ以外の見方をすると、これはちょっと厳しい…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

65.3 2 王女で魔法なアニメランキング2位
メリダとおそろしの森(アニメ映画)

2012年7月21日
★★★★☆ 4.0 (17)
176人が棚に入れました
「トイ・ストーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」のディズニー/ピクサーが贈るファンタジー・アドベンチャー・アニメ。ピクサー史上初の女性主人公となる勝ち気な赤毛の王女メリダが、母親との葛藤を乗り越え、王国と家族を守るために愛と勇気の大冒険を繰り広げるさまを最新の3D映像で描き出す。声の出演は王女メリダ役のケリー・マクドナルドのほか、ビリー・コノリー、エマ・トンプソンらが務める。また日本語吹替版ではメリダ役をAKB48の大島優子が担当。監督は長編デビューとなるマーク・アンドリュース。 森と人間が共存する中世スコットランドのとある王国。王女のメリダは弓矢を手に野山を駆け回るのが大好きな自由気ままなお転婆少女。王女としての心構えや立ち居振る舞いを口うるさく指導する母のエリノア王妃とはいつも衝突してばかり。そんなある日、メリダは森の中で見つけた鬼火に導かれ森の魔女と巡りあう。そして運命を変えられるという魔女に、自由になりたいとお願いしてしまう。しかし森と人間の間には魔法を使ってはならないという掟が存在した。その掟が破られてしまったことで、王国は存亡の危機を迎えてしまうのだったが…。

声優・キャラクター
ケリー・マクドナルド、エマ・トンプソン、ビリー・コノリー、ケヴィン・マクキッド、クレイグ・ファーガソン、ロビー・コルトレーン

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

運命は私達の中にある。ただそれを見つめる勇気を持てばいいだけ。

2012年公開。
ピクサー製作のコンピューターアニメーション映画。

人間も背景も、もはやアニメと呼んでいいのかわからなくなるぐらい、
リアルで細かい動きが再現されています。

もう半実写映画だよね。
まるで人形劇を観ているような感覚です。

90分程度の作品です。


● ストーリー
弓矢を使い、馬で自然の中を駆け回る自由を愛しているメリダ。

しかし彼女はダンブロッホ王国の王女でもあり、
王位継承者としてふさわしい大人になるよう、
母から厳しい指導を受けていた。

礼儀作法、そして結婚…。

自由を抑圧する母とケンカをして
家を飛び出したメリダは、
森の奥で魔女と出会う。

そして願う。
「母親を変える魔法がほしい。」


言うことを聞かないメリダに
頭を抱える母親。

自分の気持ちを聞いてもらえず、
自分の運命に不満を持っているメリダ。

そんな母と娘が、
絆を取り戻すためのお話です。

90分としては妥当なボリュームだと思います。

が、ストーリーは正直微妙…。

先の展開が見えやすいので、
子ども向けの作品かと思いましたが、

内容は全体的に暗い。
子どもが見ても楽しめるかどうか…。

母と娘や、家族の絆には
うるうるきましたし、

和やかだったり緊迫したり、
メリハリの波がしっかりあったのもよかった。

けど、観ていると途中からあくびが出る。笑

ラストにたたみかけて盛り上がる山場もあるけれど、
オチが分かりやすいからか、
私の気持ちは盛り上がらなかったなー。

DVDに収録されている短編「月と少年」(約6分)の方が、
この本編よりもずっとロマンチックでよかった!


● キャラクター
メリダは、そこまで大きな特徴のない女の子でしたね。

王女らしくないところが特徴?
でもそんな王女もよくあるような(笑)

メリダも母も、
互いに大事なことに気付いて
変わっていく姿はよかった。

私のお気に入りはメリダの弟たち。
三つ子たちです!!

やんちゃでいたずら好き、
実際にいたら、めまいがしそうな三つ子。笑

はちゃめちゃだけど、
味方につけたときの半端ない安心感。笑

いやーどんな王子になるのか、
将来が楽しみですww


● まとめ
決してめちゃくちゃな流れではない。
むしろ、よくまとまっていて、隙がないと思います。

ただ単に、
ストーリーが面白くなかった(笑)

ひねくれた考えがあるわけでも、
深い教訓があるわけでもないので、
気楽に観れます。

休日にただぼーっと見るのには
向いている作品かも。笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

メリダとおそろしの森

原題;「BRAVE」2012年公開
10世紀頃のスコットランドを舞台とする。ピクサー初の女性主人公

ざっくりしたあらすじ;
お転婆な王女・メリダは弓の名手で、自由を愛する活発な少女だった。
しかし、野性的でおおらかな王とは違い、保守的で育ちの良いメリダの母エリノア王妃は
メリダを立派な王女に育てるため、毎日口うるさく厳しく接していた。
「母親を変えたい」という思いから魔女と取引したが、魔女のかけた魔法により大変なことになる話。

2012年公開当時全然話題にならないし、
いろんなディズニーやピクサー関係のアニメは観てきたが
今回はあまり興味が惹かれず中々視聴しなかったが、
ディズニーチャンネルで放送してくれたので観た。

設定やストーリーが色々突っ込みどころが多い・・
(気になったこと6つとネタバレ込みの感想↓)
{netabare}1:メリダが鬼火に導かれるシーンがあるけれど
「鬼火」という設定が和風・・(笑)
スコットランドの世界観と合ってない。日本語訳が悪いのかなぁ。
原文のウィルオウィスプかプラズマ等で良い気がする。

2;メリダの夫候補が少々野蛮でマッドな気がした
(これはこれで面白いか!w)
ポカホンタスの件やムーランからディズニーは
フェミニスト団体の圧力と影響を受けてる気がした。
だけど、個人的には上の作品両方大好き。

3;製作中、途中で監督が交代したせいか世界観、キャラクター性がバラバラ
メリダの弓矢の名手という設定があまり生かされていないのが残念

4;日本語吹替版で声優にアイドルを使うのは好きじゃないが、
今回は気になるほどじゃなかったのでとりあえずOK

5;映像が綺麗・・!
CGを駆使してメリダの髪の一本一本がとても気合入っていて優雅だった!
王国が自然溢れてて綺麗・・はぁ(美しさにため息・・)

6;くまママ可愛すぎだろ・・
テーマ「家族愛」だが、娘のメリダより
「母親の成長物語」な部分が大きかった。

王国自体、王と娘や国民が野生児すぎてサバイバル能力あるので
メリダを立派なお姫様らしくするママさんの教育法自体間違っていた気がする
実際私もあんな口うるさく毎日言われたらこうなるわ・・とメリダに共感した
くまになっても育ちの良さと気品と脳まで熊になり時々無くなる自我や
キュートなジェスチャーが愛らしい(笑){/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ピクサーのCEOとしてのスティーブ・ジョブズ

ディズニープリンセスの一人、メリダの物語。

どんな話かというと、
{netabare}舞台はスコットランド。
王妃である母が勝手に3人の婿候補との縁談を取り付けたことがきっかけで大喧嘩になり、メリダは城を飛び出した。
森で鬼火に誘われ、メリダは魔女の家へとたどり着く。
魔女から母の気持ちを変えることができる魔法のケーキを受け取ったメリダは、城へ帰り早速母にそのケーキを食べさせる。
だがその効果は思ったようなものではなく、母を魔法で熊に変えてしまうものだった。
メリダは母を元の姿に戻そうと奮闘するが、王妃が熊に襲われたと勘違いした国王は諸侯と結託して、熊になった王妃を殺そうとする。{/netabare}

シュガーラッシュオンラインでメリダだけ運命の人はいないというニュアンスのセリフがあったのだけど、この物語に登場する3人の婿候補は脇役も良いところ。アナ雪のハンス以下の活躍。
なぜそんなことになってしまったのかというと、{netabare}この作品でメリダの窮地を救う役割を持ったのは熊になったお母さん{/netabare}だったから。

メリダが恐ろしいのは森じゃなくて熊なんだな。
邦題の訳のわからなさよ…

ところで登場する三人の領主の一人マクガフィン卿って、名前安直すぎない?
しかも、三人の領主の一人マッキントッシュ卿と来たもんだ。
アップルかよと思っていたら、エンドロールにスティーブジョブズの名前が出てきて本当にアップルだったらしい。
そういえばピクサーの創設に携わったんだっけ、亡くなってそんなに経つのか…
やたらリンゴをかじるシーンが多かったのも関係あったりしてね。

メリダがコケた理由はいくつか想像できる。
ピクサーで、
ファンタジー要素が薄くて、
画面が暗めで、
それまでのプリンセスにない癖毛で、
運命の人は現れず、
ジョブズ追悼の意が強すぎる。
正統派なプリンセスを期待してたら裏切られた感があるんじゃないだろうか。

でも、私はアナ雪よりも全然好きだな。
リアルなの面白いし、キャラクターアニメーションがアナ雪より良い気がする。
曲も変に主張してないし、話題にならなかったのは残念だよね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3
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