男の娘でツンデレなTVアニメ動画ランキング 22

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早速見ていきましょう!

79.5 1 男の娘でツンデレなアニメランキング1位
ブレンド・S(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (747)
3276人が棚に入れました
ツンデレ・妹などなど、店員さんのいろんな「属性」が楽しめる喫茶店で、新人アルバイトの苺香(まいか)が店長にリクエストされたのはなんと「ドS」キャラ!?
一生懸命働くうちに、意外と「ドS」の才能が開花してしまい…。
踏まれたって全部がご褒美、倒錯的ワーキングコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、鬼頭明里、春野杏、種﨑敦美、徳井青空、前野智昭、鈴木達央
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

色んなキャラクターでお客さんをおもてなし

ドSな苺香、ツンデレの夏帆、妹キャラの麻冬、お姉さんキャラの美雨、アイドルのひでり。キッチンを担当する店長のディーノ、百合好き秋月の7人でスティーレという喫茶店を舞台に繰り広げるお話し。それなりには楽しめたと思う。きらら枠の中では個人的に上位の面白さだった。

きらら枠だから単なる美少女アニメと思いきや、男キャラも出てバランスはよい。{netabare}ひでりはプリティ上等な男の娘だし、麻冬はロリな見た目だけど、大学生、美雨が同人作家、秋月と夏帆がいい雰囲気だとか色々あったし。ディーノの想いが苺香に伝わるといいね。{/netabare}

OPとEDは一枚のシングルに収録されていてお得だった。OPはきらら枠によくある癖になる一曲。

1. はじめてのドS
海外留学を夢見る16歳の桜ノ宮苺香は、資金集めのためにバイトの面接を繰り返すものの、その目つきの悪さのせいでなかなか受からないことに落ち込んでいた。しかし、そんな苺香の前に突如現れた金髪の外国人・ディーノから、自分の喫茶店で働かないかとスカウトされる。初めてのバイトが決まり、喜ぶ苺香だったが…。

2. 仁義なきスイーツ
苺香は自分がドS担当になったことから、ドS接客の練習を始める。思うような接客はできないものの、意外なところで発揮される苺香の天然ドS。一方スティーレでは毎シーズン恒例の新メニュー対決が開催されることに。自分のアイディアメニューで勝利を狙う夏帆、秋月、麻冬らはチームに分かれて作戦会議をはじめるが…。

3. デートのち18禁
深夜アニメの観過ぎで寝不足が続く店長ディーノ。海外のアニメにも興味のある苺香はディーノに、なぜ自分が海外に憧れ、留学の目的が出来たのか、きっかけになった幼い頃の出来事や、家族との思い出を話す。一方、ディーノは苺香ともっと仲良くなろうと、ついに苺香をデートに誘うことに成功する。ところが当日そこに現れたのは…。

4. 後輩はおねえさん(健全)
スティーレに新しいホールスタッフがやってきた。彼女、天野美雨は“お姉さんキャラ”を担当することに。実は美雨には意外な秘密があり、それを聞いたスティーレの皆は驚愕する。バイト開始早々、お姉さん属性を完全にこなし、完璧な接客をする美雨を見て、苺香は自分も見習おうと努力するのだが…。

5. 雨のちカゼ
今日はポニーテールdayで、スタッフ全員がポニーテールになったスティーレ。しかし、夏帆が苺香の三つ編みをほどくと、衝撃の事実が発覚する。一方、終業後にゲームに夢中になりすぎた秋月と夏帆は恐るべき状況に!?そんな中、苺香が風邪をひいてバイトを休んでしまう。お見舞いにやって来たスティーレの面々を出迎えたのは、苺香の家族だったが…。

6. 水辺にまつわるエトセトラ(成人済)
さわやかな風の吹く川べりで、スティーレのスタッフ親睦会が始まった。はしゃぐ苺香をよそに、苦手なアウトドアで居場所をなくすインドア派の夏帆・秋月・美雨。やがて、それぞれが持ち寄った食材で、バーベキューの準備が始まるが、苺香が持ってきた“とある食材”が全員のド肝を抜く。ディーノと苺香は、次は海に行く約束をするが…。

7. バナナにイチゴで、いそがしい
海の日焼け跡が残るスティーレのスタッフたちを見て、 ディーノが思いついた期間限定ジャングル喫茶。特殊なコスプレをした麻冬は最高に輝く接客をする。植物だらけの店内では、夏帆と秋月の間にちょっとしたアクシデントが発生していた。翌日、イチゴの発注を忘れていたディーノは苺香と一緒にスーパーに買い物に出かける。

8. アイドル属性も、ついてます
大繁盛はいいが、すっかり人手が足りなくなってしまったスティーレ。忙しくて手が回らないため、新たにバイトを募集するとさっそく、とある希望者が面接にやってきた。可愛らしい“僕っ子”の登場に苺香や夏帆たちスタッフは盛り上がるが、なぜか店長のディーノだけは即答しない。それもそのはず、そのバイト希望者・神崎ひでりの正体は…。

9. オーナー就任、シスター襲来
出勤前に、大型の捨て犬を拾ってしまった苺香がスティーレに犬を連れてきた。苺香の自宅では飼えないため里親を探さねばならないが、誰も引き取れない。目つきが苺香に似たこの犬は里親が見つかるまで、ディーノの部屋で預かることになり、ディーノは犬の世話に追われる。苺香はお礼にお菓子を作ってディーノに渡すことを思いつく。

10. おしえて、あ・げ・る♡
スティーレのお客に告白された麻冬。身長差はもとより、接客中の自分と素の自分ではギャップが大きすぎると付き合う前からはね付けモードの麻冬だが、幼い弟たちからも「彼氏を作らないのか」と心配されてしまう。一方、赤点続きの夏帆は母親から「追試で平均以下になったらゲーム禁止」を宣言され麻冬が勉強を見ることになるが…。

11. ツンデレ上手、壁ドンは下手
休日、苺香と一緒に犬のオーナーを連れて公園に出かけたディーノ。苺香と夢のような時間を過ごし、オーナーも可愛い犬に恋をする。その頃スティーレでは、誤ってお気に入りのゲームデータを消去してしまった夏帆が最大級に落ち込んでいた。デリカシーのない発言をしてしまった秋月は、なんとか夏帆をなぐさめようとするが…。

12. 大好きですっ!
スキー旅行に来た、おなじみスティーレのメンバー。そこでディーノはついに苺香に告白しようと決意する。だがそんなディーノを、風呂上がりの苺香が突然呼び止め、急展開に!果たしてこれは、苺香の逆告白となるのか…!?ところが翌日、夏帆、美雨、麻冬は苺香から思いもよらない衝撃的な告白を聞くことに――!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2017年最後のクールに良い4コマアニメをありがとう。(キャラの項目を追加)

【2018.01.04】
採点内のキャラの項目に追記をしました。
まぁ・・・勿体ぶるほどの内容ではないのですが。

原作は連載ペースで既読。
元々は単行本は持っていなかったのですが、
アニメも良かったので購入に踏み切りました。

総評-----
{netabare}
原作から好みのタイトルだったので、
視聴しない選択肢はありませんでした。
(放送あってホント良かった)

そんな期待を全く裏切らない出来だったと思います。
どのくらいの満足度かは、
点数に表せてると思います。

始まった当初は、
製作会社つながりかもしれませんが
『WORKING』に近い雰囲気に仕上がっている
そんな第一印象でしたが・・・3話目迎える頃には、
その印象はすっかり消えていました。

結構なペースで原作を消化してしまっているので、
2期は・・・なかなか難しいかな?と思えるのが
唯一残念なところかな。
{/netabare}

採点-----

●物語●
{netabare}
属性カフェ(レストラン?喫茶?)という
結構濃い目の設定が目立ちそうな雰囲気ですが、
思った以上に
「店長×苺香」
「秋月×夏帆」
「夏帆×麻冬」
などのカップリング?も良いアクセントになっていたかと。
笑いあり、ニヤニヤあり。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
途中の採点の時にも書いたことですが・・・
苺香役の和氣さんには失礼な先入観を持っておりまして。
大変申し訳ございませんでした。
ドSモードだと名残がありましたが、
通常モードでは全く予測もしないボイスで
とても驚かされました。

夏帆役の鬼頭さん。
個人的には『ようこそ実力至上~』の
堀北役で名前を知ったのですが・・・。
こちらも大変可愛くて良かったです。
夏帆にピタリとハマっていたと思います。

麻冬役の春野さん。
素と妹のギャップが素晴らしかったです。
過去の出演作品調べてみましたら、
『うらら迷路帖』のユレール役でビックリです。

美雨さん役の種崎さん。
個人的に一番耳に馴染んでいるのは
『デレマス』の五十嵐響子役なので、
こちらの方向性も良かったと思います。
お姉さんモードと同人活動時の差が・・・。

一括りにしてしまうのは大変失礼ではありますが
店長、秋月、桜ノ宮兄姉、日向母、
劇中アニメの魔法少女、カフェのお客さん等
豪華キャスティングだったと思います。
というか・・・麻冬さんにアタックする青年のボイスが
武内君だったというのも結構な衝撃でした。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
このところ結構な確率で
A-1Pictures製のアニメを観るのですが・・・
視聴前に不安だったのはこの項目でした。
タイトルによってスタッフも異なりましょうし、
会社名で判断するのは良くないことですが。

結果としては最後まで丁寧で綺麗な作画で
心配は全くの杞憂でした。
ありがとうございました。

話題転換の際のカットや何気無いシーンに
色々ネタを突っ込んできたりしていてましたね
最大の衝撃は、3話の転換シーン。
きんモザとnew gameから
本気でそのまま持ち込むとは…w
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
劇中で使われていたBGMも良い雰囲気だったと思いますが、
やはり個人的にはOP曲がイチオシ。
ノリの良い明るい、歌詞にもありますように
聴いていて元気になれる楽曲でした。

最終話の『ぼなぺてぃーとS』全員verは
どうすれば聴けるんでしょうか?
やはりサントラの収録でしょうか?
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
・苺香
愛想や笑顔を意識的に出そうとすると、
むしろ裏目にでるタイプなわけですが・・・。
素は柔らかで丁寧な対応で、
コチラが無意識で出るととても良い感じですよね。
怒らせると天然Sな面が見えたりもしますね。
本人が思うほど目つきが悪いわけでもないような・・・?w

・夏帆
ツインテ巨乳ツンデレ属性担当。
個人的にはこの娘を推したいです。
途中褐色っ娘属性を獲得したり、ゲーム大好きだったり。
こんな娘さんが周りにいたら、
色々勘違いする自信がありますねw
オープニングスタッフとして同期の秋月とのやりとりが
また・・・ニヨニヨしてしまいますね。

・麻冬
ビジュアル的には隙の無い、妹属性担当。
素は感情的に平坦気味で、お店のブレーキ役といいますか。
店長に対しての対応は若干手厳しい感。
苺香・夏帆にとっては良い姉ポジションと思えます。
途中でアタックしてきたお客の彼。
これには続きがあるのだが、欲を言えばそこも描いて欲しかった。

・店長
色々暴走気味で、苺香にはとことんヘタレなわけだが・・・
海外出身で、英語も日本語も堪能で、
一店舗とはいえオーナーなわけで。
実際はとても有能&行動派なのでは?

・秋月
キッチンを一人で?切り盛りする苦労人ポジだが
彼自身も結構特殊なキャラしてるわけでw
百合推し&女性耐性低と。
夏帆との絡みが目立つわけだが・・・
何というかベタといいますか、
満更でも無さそうといいますかw

・美雨
お姉さん属性担当なのだが・・・
どちらかといえばエロ担当というか下ネタ担当というかw
もう1つの仕事故の性なのかもしれませんがw
彼女の登場でキャラの絡みに広がりが出たような気がします。

・ひでり
OPでもサラッっと女性キャラと同じスタンスで出てきますがw
バイトに応募してきた理由が・・・結構切実といいますかw
自身のスタンスやトラブルを楽しんでいる側面はあるでしょうが
基本は気が利く良い娘?だとも思います。
アニメという尺のせいか、
美雨と共に原作に比べて登場は早めな感じがします。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラを演じるタイプのカフェ版WORKING!!かなぁ

ブレンドS
海外留学を自分で貯めたお金で行きたいため、アルバイトを始めるまいか。
目つきの悪さ?で面接落ちまくってるみたい…

WORKING!!に似た雰囲気のような感じかな?
バイト先のコメディかな
それを期待して見ようかと思いました(゚ω゚)

OP、EDは耳に残るメロディで、すごく好き(*´∇`*)

さて、各話ごとの感想です
1話{netabare}
店長さん、おつきあい前提でうちで雇うって、コラ。
ブレンドSのSはドSのSらしい。笑

というか、最初のお客様、やばいって。やばい(゚ω゚)
お客様がやばい
店長もやばい、あとやばい。

まいかは和風なおうちの人みたい
うまく馴染めてよかった!
かほはなんか、素でツンデレ出てたような…
まふゆさんはギャップがいい!

最後のちゅはかわいすぎ(`・∀・´)

これはラブコメの展開にはなるのかなぁ?
今後が気になります
{/netabare}
あんまり頭を使わずにほのーんと見れていいかも!

2話{netabare}
まいかのキャラが素でドSに…

やっぱ、来る客の層がおかしいよ…
前半はなんか秋月さんの意外な趣味が!
百合好きなのね

店長と話してた外国人の人、この人もダメなタイプの人間や(°_°)

後半は新メニューの考案。
まいかが作ったパフェは、その…うん。

なんか、雰囲気的に Newgame!に似てる気がする!(・ω・)
{/netabare}
3話{netabare}
店長、ブレないね。開始30秒でマイカに踏まれてスタート。(°_°)

店長、マイカちゃん好きすぎでしょ笑
まいかは海外好きすぎ(・ω・)

まいかちゃん、強し。

無意識の恐ろしさ…

店長とまいかの、ラブコメの予感!

最後に赤髪の女の子が同人誌取りに来た!
新しいキャラの登場の予感(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
お姉さんキャラの天野さん登場
同人誌作家だったり、いろいろぶっ飛んでいたり…
秋月くん大喜び(・ω・)
僕的には、接客モードというより普通にキャラ立ってていいなぁ

ドSキャラ育成って…
ちょっとやりすぎな気が…

この2人が強すぎて、かほとまふゆさんが廃れてる気がする…
{/netabare}
5話{netabare}
あれ、あれれ秋月くんとかほちゃん?あれれ?
ないか。
店長気の毒…

まいかちゃんのお姉さん、お兄さんが登場。
まいかのドSは家ぐるみだったのか…(・ω・)
店長気の毒…
{/netabare}
6話{netabare}
みんなでバーベキュー!
とか、行く機会ないなぁ
行きたいなぁ…

水着を男の人と選びに行くのってどうなんだろ
まいかさん、無防備すぎて心配だ(°_°)
{/netabare}
7話{netabare}
新キャラ登場の匂いを出してきましたね
次くらいでOPで出ている子が出てくるのかな

ちょっと、退屈してきたかも。
{/netabare}
8話{netabare}
ひでりさん、アイドル属性あるんね
しかし、男なのか、男なのか。

こいつ男なのか?っていうキャラはいるけど、自分から女の子っていう男の子ってどうなのかな…
キャラ的には面白いけど(・_・;
店長、女の子じゃないとこんな反応なのね(・ω・)

普段から女の子の格好してるのか…
学校ではどうしてんだろ…

普通に男の子してたら、逆にいいのになぁ笑

…女子トイレ入ろうとしてたし
男子トイレ入るのもどうかと思うけどね
{/netabare}
9話{netabare}
まいか、犬を拾ってくる、の巻

犬めっちゃ可愛い(*´∇`*)

まいかは、素でケーキとか作っちゃうから困るよね…
店長苦労するよ…(・_・;
{/netabare}
10話{netabare}
まふゆさんが告られた(・_・;
断り方が酷…

かほちゃんは頭良くないらしい
秋月くんとかほちゃんはラブコメの予感ありそう!

メイクの怖さがまじまじと見て取れた話でした(・ω・)
{/netabare}
11話{netabare}
店長壁ドン下手すぎ…
てか、まいかピュアすぎ…

なーんか、どっかでうまく噛み合わない店長とまいか。
秋月くんとかほちゃんの距離は縮まりそうで…縮まんないかなぁ(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
最終話はスキー、いや、スノボ回でした
店長ヘタレ…

告白も失敗だし…
いつのまにか最終話って感じでした
{/netabare}
A-1picturesの安定の作画!(・ω・)
そういえば、WORKING!!もA-1picturesなんだね

途中から少し飽きて来た感じがあるかも。

全体的には結構好きな感じでした(^_^)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

89.4 2 男の娘でツンデレなアニメランキング2位
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (6798)
30627人が棚に入れました
千葉市立総武高等学校に通う高校2年生の比企谷八幡は幼少時から友達ができず、その結果友達を作ることをあきらめて「ぼっち」を極めようとしていたが、生活指導担当の教師、平塚静に目をつけられ、学校一の美少女、雪ノ下雪乃が所属する「奉仕部」に入部させられた。奉仕部は生徒の問題を解決する手助けをする部であり、表立ってはその活動が明らかにされておらず、静による紹介によって生徒が送り込まれて来る。

奉仕部に入部した八幡は、彼とは正反対のカーストに属する由比ヶ浜結衣、中二病全開の材木座義輝、テニス部員で可愛い女子にしか見えない戸塚彩加たちと行動を共にするようになる。

声優・キャラクター
江口拓也、早見沙織、東山奈央、小松未可子、檜山修之、悠木碧、柚木涼香、中原麻衣、近藤隆、井上麻里奈、ささきのぞみ、小清水亜美
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

おそらく、いや、間違いなく今までのアニメの中で一番色んな事を深くまで考えさせられたアニメでした

「では実際どんなアニメなのかというと
ラブコメか?これ?という感じです。ラブコメ以外も結構荒削りで未完成だなぁという作品なのですが、それでも面白いんですよ!」

上に載せているのは、私が以前書いた感想の一部です。
 何度もこのアニメを見返していくうちに、荒削りだと思ったのは自分がこのアニメをあまり理解していなかったからだと感じさせられました。
 見返していくうちに、自分が見落としていた、注目していなかった行動にも意味、他の行動とのつながり、そのキャラの考えがあることに気付きました。
 ということで、深読みしすぎじゃね?ってくらい細かいところまで注目して感想を書いていきます。

 今回のレビューは自己解釈が多分に含まれる上に、とんでもないくらい長くなってますが、このアニメを本格的に語るならこれでも足りないくらいです(笑)
 ていうか、あまりに考えすぎて収拾つかなくなってきたので、途中ですが一回投稿します。途中(ワード17ページ)(笑)
気になったところだけでも読んでいただけたら幸いです。



・偏見、イメージ、について[追記]
{netabare} 原作未読でアニメによってこの作品を知った場合、タイトルだったり、第1話視聴でこのアニメの展開について、偏見を持ったイメージをした人が少なからずいたと思います。
「ラノベ原作のアニメは…」
「こういうタイトルの作品は…」
「こういう主人公やヒロインの作品は…」
こういう偏見は実際よく耳にしますし、正直私ももっています。

 しかし、話が進んでいくうちに印象が変わり、最初思い描いていたイメージとはだいぶ違う感想になったはずです。
 それを狙っていたかどうかは分かりませんが、このアニメはまさにそういうことを主張の1つとして展開しています。

見た目、自分の中でのイメージ、表向きの行動、世間の一般的な解釈、偏見、価値基準、正論、枠組み、etc…
 そんなものでは見えない、計れないものが世の中にはあり、実際に話したり、関わってみないと分からない人たちもいます。
 そういうイメージだけでは計れない人たちがこのアニメの主人公、ヒロインなんです。
[追記]ドラマCDの比企谷のセリフ
「(省略)人を見た目だけで判断してはいけないとか“ライトノベルをタイトルだけで判断してはいけないとか”」
最初は狙ってなかったかもですが、作者も、いやこの作者だからこそ思っていることかもですね。

始めて主人公の比企谷を見た時、
{netabare}「嫌な奴だなぁ」「最低な人間だなぁ」「ひねくれすぎだろ」
などなど、こういうマイナス的なイメージを持った人もいるはずです。
 視聴を続けていた人なら分かると思います。彼が決して最低のレッテルをはられるような主人公ではないことに。
 それが顕著なのは第12話です。
{netabare} 相模のグループの人はもちろんのこと、学校中の生徒に嫌われた比企谷。
 戸部「ヒキタニ君マジひでぇから!夏休みの時も…」のような発言もありました。
 しかし、同じ部活でともに過ごしてきた雪ノ下や由比ヶ浜は彼のことを何も咎めませんでした。それは2人が彼のことを“知っている”からです。
 だからこそ比企谷の行動を理解してくれる、他の生徒たちとは違う言葉をかけてあげることができるのです。それは気づかいだからでは決してありません。比企谷のことを理解した上での普段通りなんです。
 視聴者も、比企谷がどういう人間なのか11話かけて見てきたため、最後の行動は理解できると思います。もし、初めて見たのが12話だったら、理解できなかったのではないかなと思います。{/netabare}

 とにかく、関わってもいないのに勝手なイメージはあまり持たない方がいい、表面だけでは見えない大切なものが内面にあるんだということをこのアニメを見て感じました。{/netabare}{/netabare}



・正しいことへの疑問、批判
{netabare} このアニメを見ていればつくづく思います。“正しい”って何だ?と。
 大多数の人が思っているから正しいのか?世間の一般解釈にはまった解答が正しいのか?そういったものに疑問を投げかけていた作品だったと思います。
 基準は基準でしかなく、その枠にはまらない人もいれば、一般的なやり方では解決できない問題もある。
 詳しくは第8話、10話の感想に書くつもりなので、後々追記で書きます。

 主人公たちはそういった世界、価値基準などに疑問を抱き、世界を変えようとするのがこの物語の1つの主題でもありました。

それを顕著に表したセリフをいくつか挙げると
第1話:雪ノ下{netabare}「だから変えるのよ。人ごとこの世界を」{/netabare}
第2話:平塚先生{netabare}「(雪ノ下は)優しくて往々にして正しい、ただ世の中が優しくなくて正しくないからなぁ」{/netabare}
第7話:比企谷{netabare}「自分が変われば世界が変わると言うがそんなことはない。人が人を評価するのは固定観念と印象だ」{/netabare}
第8話:比企谷{netabare}「問題:世界は変わりません、自分は変えられます。さて、どう変わりますか? 答え:新世界の神になる」{/netabare}
第8話:比企谷{netabare}「社会が、世の中が、周囲が、誰かが間違っていることだってたくさんある」{/netabare}
第10話:比企谷{netabare}「葉山の言うことも、めぐり先輩の言うことも全くもって間違ってはいない。(省略)じゃあ、一人でやることは間違っているのか?」{/netabare}
第11話:比企谷{netabare}「本当の世界の変え方というのを教えてやる」{/netabare}{/netabare}



・これは主人公に共感するアニメなのか、主人公に共感しないと楽しめないアニメなのか
{netabare} 主人公に共感できるかがカギという感想をいくつか目にしましたが、このアニメに関しては他にも色んな見方があると思いました。このアニメは比企谷のほかに、由比ヶ浜、葉山といった性格、考え方が大分違うキャラがいます。
 そして私は完全に由比ヶ浜タイプです。中学校の時に、はしゃぎすぎて孤立し、それが嫌で周りに合わせるようになった人間です。
 比企谷以外のキャラに共感してみるのも1つの見方かなと思いました。
 そして1つ思ったのが、比企谷を主観でとらえるのではなく、友人視点から見るというのも、このアニメの1つの見方だと思いました。
 世の中にはこういう考え方もあるし、自分とは違う考えを持っている人もいる。そういう視点で見てもいいと思いました。
 だからこそ、必ずしも主人公に共感できなければ合わないアニメではないと思うし、ましてや、比企谷の行動全てを共感できる方が少数ではないかなと思いました。
 私の中では、比企谷の行動は理解はできるけど、共感はできない、自分はやろうとは思わないし、出来ないと思いました。{/netabare}



・アニメと原作ラノベの違い、アニメ化の意義
{netabare} はっきり言ってこの作品は小説で読むほうがいいと思いました。それは、この作品は主人公の心情描写や状況説明が重要だからです。
 おそらく、アニメでは結構カットされていると思います。尺の都合もありますが、ひたすら心の声を聞かせるのもテンポが悪くなっていきますからね。細かいところも重要な作品だけに、小説で読んだ方がよりこの作品を理解出来ると思いました。
 
しかし、アニメ化の意義ももちろんあります。
 一番大きいのは、表情を見せられるということです。
 「人間のコミュニケーションは言語が3割、残りの7割は目の動きやちょっとした仕草から集めている」と比企谷が言っていたように、言語以外での見せ方、つまり表情の描写がすごくうまかったと思いました。
 人間は言葉にしていることだけが真実ではありません。そのため、心情描写、心の声というのは、その人がどんな人なのか明確に伝えるためには有効です。
 そして、言葉に出さなくても、表情にでているということもあります。
それが印象的だった、狙っていたなと思うシーンいくつかをあげると、
①第5話:{netabare}小町の兄弟についての発言の時にうつむいている雪ノ下{/netabare}
②第6話:{netabare}「ちゃんと始めることだってできるわ、あなたたちなら」といった後に何かを察したような表情をする雪ノ下{/netabare}
③第8話:{netabare}友達に裏切られて、ゴミを見るような目つきになった由香{/netabare}
などなど、こういうところは小説では描写しきれない、アニメならではだなぁと思いました。{/netabare}



・ヒロイン戸塚について[追記]
{netabare} 自分で言うのもなんですが、この考えを思いついた時面白いなと思ったんです(笑)
第3話:【たまにラブコメの神様はいいことをする。】
 このアニメのキャラはテンプレっぽいキャラが多いですが、それぞれに意味がありました。
 しかし、この戸塚だけは分からなかった。ただ単に男の娘というだけのポジションなのか?そして、3話のタイトルは何を表しているのか。

 考えた末に1つ面白いというか、つじつまが合いそうな考えを思いつきました。
         戸塚=比企谷の中で唯一心を許せるヒロイン
 比企谷は女子に期待をしていません。過去のトラウマから期待しないよう、勘違いしないように努めてきたからです。
 しかし、戸塚にはそのリミッターを外して接していると思います。それは、戸塚は男だから間違いは起きない、最後に口が滑っても冗談にできるからです。
 おそらく比企谷は今まで女子に対してこういう見方をしたあげく、勘違いをし、撃沈してきたのでしょう。今でも見ているかもですが、自分を戒めているので行動、言動にはだしません。
 3話のタイトルが青春の神様ではなく、ラブコメの神様なのは、比企谷にとって自分を戒める必要のない、特殊なヒロインが登場したからではないかなと思います。
 戸塚がメインヒロインに見える、一番比企谷に好かれているように見えるのはそういう理由なんじゃないかなと思います。
 ただの男の娘要因ではなく、比企谷の心情、言動、行動の違いを見せるために必要なキャラだったと私は思います。{/netabare}



・サブタイトルの正確さ[追記]
{netabare} このアニメのサブタイトル私好きなんですよねぇ。意味ありげというか、状況をしっかりイメージできている感じがするので。

第1話:【こうして彼らの間違った青春が始まる。】
 間違ったに関しては今触れませんが、比企谷たちの青春のようなものが3人の出会いによって始まったタイトルです。
     ↓              ↓
第5話:【またしても彼は元来た道を引き返す。】
 比企谷は今までのトラウマから女子には期待しないように、勘違いしないように努めてきました。
 しかし、由比ヶ浜や雪ノ下には無意識に期待していたと思います。由比ヶ浜にヒッキーと呼ばれても、止めるように訴えず、はたから見れば友達のような付き合いをしてきました。今までとは違う道の歩き方をしていたわけです。
 それでも、由比ヶ浜が自分を気遣っていた(勘違いですが)だけだと決めつけ、再度自分を戒め期待しないようにし、歩いてきた道を引き返したというタイトルです。
     ↓              ↓
第6話:【ようやく彼と彼女の始まりが終わる。】
 雪ノ下の言い様では、由比ヶ浜と比企谷についてのことでしたが、ここでは雪ノ下と比企谷、由比ヶ浜の始まりも雪ノ下の心の中で終わった瞬間だったと思います。
 そして、雪ノ下は2人とまた始めることができるとは思ってないようでした。「また始められる“あなたたち”は」
     ↓              ↓
第9話:【三度、彼は元来た道を引き返す。】
 比企谷は期待に対して結果がでなかった、期待していたものとは違った時、それを受け入れられないようですね。
 そういう許容をできないから期待しない、許容できない自分が嫌い、そして三度引き返したということでしょう。
     ↓              ↓
第12話【こうして彼と彼女と彼女の青春は間違い続ける。】
 何度か引き返したものの、それでも続いていく、どんなに比企谷が他の人に誤解されようとも、3人だからこそ続いていくという感じでした。{/netabare}



・比企谷の傷つき方について[追記]
{netabare} 比企谷は傷つくのが嫌なのか、それとも好きなのか。どっちも描写されていたと思うので、書いておこうかなと。

①傷つくのが嫌な場合
→自分が期待した時に傷ついた時であり、それはプチ回想シーンで何度もやってましたよね。由比ヶ浜が気遣っていると勘違いした時、雪ノ下が嘘をついた時も同様だったはずです。
 そういう時に、事実を許容できない、だから期待しないようにしていると思います。

②傷ついても構わない場合
→自ら進んで傷つきにいった場合であり、それが相模への暴言だったり、実行委員会での発言だったりでしょう。
 つまり、傷つくこと前提だったり、あらかじめどんなことが起きるか予想出来れば耐えられるということです。
 期待していたら、どんな仕打ちをうけるかの予想なんてまずないし、期待していた分のダメージが加算されますからね。

簡単に言うと
期待なし0   ダメージ-50   合計ダメージ50
期待あり+50 ダメージ-50   合計ダメージ100
という感じです。期待があると、プラスとマイナスのふり幅が大きくなるんです。
「優しい女は嫌いだ、勘違いしてしまうから」「勘違いしないように自ら戒める必要がある」といった発言にも納得できます。{/netabare}



・当初荒削りだと思っていた理由[追記]
{netabare}Ⅰ.結衣をはじめとした、ラブコメ描写について
{netabare} 結衣は完全に比企谷に行為を寄せている感じでしたが、いつ比企谷が気になり始めたのか、好意を寄せるようになったのか分からず、描写しなかったのかなぁ、とか思ってました。
 見返せば気付くことができました。
 うん。“1話目”からすでに、もっと正確に言うとサブレを助けてもらった時から気になってたみたいですね。
 理由をいくつか述べると
①「なんでヒッキーがここにいるの!?」
→クラスでボッチ、目立たないようにしている比企谷を知っている上にこの反応。最初は気付かなかったし、相手のことなんて気にしてませんでしたが、クッキーを渡したい相手は比企谷のことですよね。
②クッキーを渡したい相手がいる
→小町の話ではお菓子の人(由比ヶ浜)は学校で直接お礼を言うということでした。6話でも「まだクッキーもちゃんと渡せてない」と言っています。いくつか伏線になる発言があり、それらをたどっても、由比ヶ浜が比企谷にクッキーを渡そうとしていたことが伺えます。
③比企谷と関わってからの心境変化
→お礼を言うために由比ヶ浜は比企谷のことをずっと見ていたと思います。その時の比企谷の様子と関わってからの比企谷を見て、さらに好感度はあがったはずです。2話でいつもは我関せずのヒッキーが自分のために立ち上がってくれた、サブレも助けてくれたし本当はやっぱ良い人かな、みたいな感じじゃないかなぁと思ってます。{/netabare}

Ⅱ.8話で比企谷が「なんちゃってドッキリでした」で最後締めようとしたこと
{netabare} 実際はやらなかったものの、あまりにも最低な行為だと当初は思ってました。悪意がある、わざとやったことを小学生に知らせるようなものですからね。
 私だったら、現場にかけつけて葉山たちと言い争いになり、小学生たちに逃げるよう促します。
 文化祭の話を見れば納得できました。
 これが“比企谷のやり方”なんですよね。文化祭と同じように自分ひとりで全てを背負おうとしたんですね。

 やっぱどの行動にも意味がありそうだなぁ。深読みでもいいからもっと考えていくべきアニメかもなぁ。とりあえず原作読も。{/netabare}{/netabare}



・変わること、変わらないことについて
{netabare} これも私がすごく好きな分野なのですが、今回に関しては難しいので、後でゆっくり考えて書きます。1話と2話と12話の感想あたりに少し書いています。{/netabare}



 本当に色んな事を考えたし、まだまとまってないこともたくさんあります。
 とりあえず、まずは自分の中でのイメージを取り払い、視点を変えていく必要があるなと思いました。
 この作品についても原作を買ってもっと考察したいと思ったし、イメージによって触れてなかったものにも挑戦し、新しい発見、幅広い考え方を身につけたいなと思いました。
 逆に、いろんな考えを取り入れつつも、今の自分の考えや性格も大事にしていきたいなと思いました。





※1話ごとの感想
第1話の感想だからといって他の回のネタバレがないわけではないので、もし読んでいただけるなら、12話まで視聴してからの方がいいと思います。

第1話
{netabare}Ⅰ.比企谷と雪ノ下の考えの違い
{netabare}変わろうとしないのは逃げだ(雪ノ下)
変わるのは現状からの逃げだ(比企谷)
どちらの意見も間違ってはいないんですよね。
 今の自分、過去の自分を受け入れられないから、現状で踏みとどまって頑張ろうとせず逃げているという比企谷の考え。
現状に満足して、悩み、問題と向き合おうとせずに逃げているという雪ノ下の考え。
 いずれにせよ、1つ言えるのは二人とも譲れない強固な信念を持っていることです。こういったものに答えを出すのはすごく難しいと思います。
 このアニメは難しい問題をうやむやにしないで、真っ向から問題に向き合った形で展開していました。{/netabare}

Ⅱ.比企谷と雪ノ下の共通の考え
{netabare} 1話の段階でははっきりと言ってませんが、お互いに世界、世の中の条理に疑問を感じているというのが共通の考えでしょう。
 たぶん、俺と彼女はどこか似ているといったのは、簡単に世界を受け入れないで、自分の考えを通そうとしている雪ノ下の考え方から思ったことでしょう。{/netabare}

Ⅲ.由比ヶ浜と雪ノ下の運命の出会い
{netabare} あまり恥ずかしいセリフは使いたくないのですが、ここはこの言葉が一番合うかなと思います。
 雪ノ下は由比ヶ浜に自分の本音をぶつけるものの、かなりキツイ口調でした。おそらく今まで雪ノ下に関わってきた人にもこういう態度をとってきたため、反感を買ったり、傷つけたりで理解されず、友達ができなかったのでしょう。
 しかし、由比ヶ浜は逆に本音をぶつけることをかっこいいと思ったわけです。
 雪ノ下にとって初めて本音を言って受け入れてくれる人、由比ヶ浜にとって初めて自分のことを注意してくれて本音をぶつけてくれる人に出会ったわけです。
 この2人でなければこういう展開にはならない、これを運命と呼ばずになんと呼ぶのか。{/netabare}

Ⅳ.ドス黒いクッキーを食べる比企谷
{netabare} 一口食べてどれだけおいしくないものか伝わってくる描写でした。それでも一気に全部食べたわけです。由比ヶ浜が頑張っていたことを知っているし、自分が由比ヶ浜に言ったことの責任もありましたからね。
 「あと、ヒッキーって言うな」とか言ってますけど、そんなんじゃ俺の一級拒絶鑑定士の目は誤魔化せないぜ(笑)
 ヒッキーって友達っぽく呼ばれるの、結構嬉しいんだろ(笑)
 意外にこういうシーンが重要だったりするんですよね。他の回を見れば、ここも伏線だったかなと私は思います。{/netabare}{/netabare}



第2話
{netabare}この回は材木座回ではなく、由比ヶ浜回ですよね(笑)

Ⅰ.由比ヶ浜の決意
{netabare}三浦にひたすら責められるシーンです。
 1話で人に合わせてばかりだったと由比ヶ浜本人が言っていたように、ひたすら三浦に合わせている描写をしています。
 しかし、比企谷と目が会うのと同時に、意を決して三浦に自分の思いを伝えます。それでも、三浦の言葉攻めに完全にひるんでしまいます。
 自分を変えようとする時、一番大変なのは変わる瞬間です。頑張って行動したものの、そこで責められるとひるむのも無理ありません。さらに、由比ヶ浜は今まで三浦たちの反感を買わないように気を配っていたわけです。その三浦に責められるとさらにツライものがあると思います。

由比ヶ浜を救ったのは比企谷と雪ノ下でした。
 1話から察するに、由比ヶ浜は普段から比企谷のことを他の人よりも見ていたはずです。普段は他人に干渉せず、隅でボッチでいる比企谷、その比企谷が勇気を出して自分のために立ち上がってくれた。自分も勇気をだそうと思ったのではないでしょうか。
 また、雪ノ下の本音を言う姿を見て、自分がどうなりたかったのか思い出し、決意を固められたはずです。
 由比ヶ浜は2人によって救われ、支えてもらい、自分の気持ちを三浦に伝えることができたと言えるシーンでした。{/netabare}


Ⅱ.第1話の2人の考えと今回の由比ヶ浜の行動についての深読み
{netabare}「どうして今の自分や過去の自分を肯定してやれないんだよ」(比企谷)
「それじゃあ悩みは解決しないしだれも救われないじゃない」(雪ノ下)
 由比ヶ浜が今の自分を肯定してしまったら雪ノ下が言うとおり悩みは解決しないでしょう。ずっと自分の思いを仕舞い込んだまま、他人に気を使い続けるのではないでしょうか。

 今回の一件については比企谷も流石に由比ヶ浜の変化を受け入れると思います。
 比企谷の「変わるのは現状からの逃げだ」という発言の意味は別のところにあると思いました。{/netabare}{/netabare}



第3話
{netabare}おいやめとけ、三浦お前のことガン見してるぞ
{netabare} 三浦は由比ヶ浜がずっと気を遣って接してきた相手であり、この間の件もあり、確実に微妙な空気、間柄になっていたはずです。
 それを察して比企谷がやめるように言うも、由比ヶ浜はやると答えます。
「私、部活も大事だから」
 はっきりした表情、口調で三浦に向かって宣言します。これには比企谷もビックリします。この前まで、はっきりしない、人に合わせていた由比ヶ浜の姿を見てきたわけですからね。
 由比ヶ浜の変化や覚悟、奉仕部と雪ノ下や比企谷を大切に思う気持ちが伝わってくるシーンでした。{/netabare}

とも…だち?
{netabare} 雪ノ下に向かってそう言ってくれる人は今までいなかったんだろうなと思わせるシーンでした。
 友達と思われるのも構わない、よくも私のとも…部員を、といった発言からも、雪ノ下の今までの生い立ちや、初めてであろう経験に戸惑ってどうすればいいかわからないような描写が印象的でした。{/netabare}{/netabare}



第5話
{netabare}「はじめまして。ヒッキーのクラスメイトの由比ヶ浜結衣です。」
{netabare} うん。やってくれましたね。比企谷が目の前にいる状態で、一度会ったことのある妹の小町にはじめましてという由比ヶ浜。
 比企谷は普通の男子よりもずっと女子を警戒し、優しさだったり、自分のこと好きなんじゃないかといった勘違いをしないようにしています。そこにこういった由比ヶ浜の発言があったら、
「由比ヶ浜の優しさは事故による罪悪感や同情によるものだ。」
「やはり女子はみんなそうだ。優しさは嘘だ。」
と思うのも無理ないというか、当然と言ってもいいと思います。
 
 由比ヶ浜が嘘をついた心理も分かります。
 こういう大事なことは、偶然によって伝わるべきことではないのです。小町と再会、実はお菓子の人でしたではなく、比企谷に直接謝罪とお礼を言うのが当然の形です。{/netabare}{/netabare}
 


第6話
{netabare}雪ノ下「終わりにするという選択肢は正しい、終わったのならまた始めればいい」
{netabare} ここの雪ノ下のセリフ、表情がすごく印象的でした。セリフを書いて()の中に自己解釈している文章を付け加えます。
「あなたたちは悪くないのだし、あなたたちは助けた助けられたの違いはあっても等しく被害者なのでしょう?
なら、すべての原因は加害者(雪ノ下自身)に求められるべきだわ。
どちらも悪くないのなら始めからもめる必要はないのよ。
だから、ちゃんと始めることだって出来るわ、“あなたたち”は(私は出来ないけどね…)」
 このあと、凄く寂しそうな顔をして部室を後にする雪ノ下が印象的でした。
 今までと違って交友を持ったからこそ、親しくなったからこそ、被害に遭わせてしまった2人に罪悪感を抱いたのかなと思います。{/netabare}{/netabare}



第10話
{netabare}Ⅰ.文化祭実行委員長がクラスに顔を出して遅刻…
{netabare}やっぱり委員長はそうでなきゃねぇ!
…ってそんなわけねーだろ!何言ってんだこいつら状態になった場面でした。

ここから陽乃さんの腹黒行動大会の始まりです(笑)
①{netabare}文化祭を最大限に楽しめる人こそ委員長にふさわしい
→相模の心を完全につかみ、見方にし、相模の間違ってる行動を完全に正当化し、仕事をしない委員長にする{/netabare}

②{netabare}有志団体の申し込みを雪ノ下に渋られたと言って相模にお願いする
→雪ノ下は別に出るなと言ってません。勝手にすればと言ってる中でのこの頼み方です。これを承認させることによって相模に自信をつけさせ、雪ノ下の敵に仕立て上げる(予想){/netabare}

③{netabare}相模の仕事のペースを落とす意見に対し、雪ノ下が反論、そこへ「私の時もクラスの方みんな頑張ってたなぁ」と横から発言
→完全に間違っている意見が通ってしまう空気に{/netabare}

④{netabare}「イヤー、ホントイイコトイウナー」{/netabare}

 こんな短い時間にここまでの行動をするとは、恐ろしい行動力と発想力を持ち合わせた人だと個人的に思っています。
 ここまでの行動は、さすがに陽乃も素でやってるわけではないですよね。相模を掌握し、雪ノ下にぶつけるためでしょう。
 理由があるとはいえ、母校の自分が委員長をやった学祭実行委員会を妹のためにバラバラにするとは、本当に恐ろしいと思います。


そして、個人的に注目したいのは④の行動です。ここは3人の細かい表情が描写されています。

1人目は{netabare}城廻会長です。
 明らかに困っている反応はしていませんが、ちょっと違うなというような表情をしています。しかし、発言しているのは偉大な先輩であり、注意しようにもできない、しかも先日みんなの前で昔すごかったと紹介してしまったといういくつかの理由から何も言えなかったのでしょう。結果、委員会がバラバラになり、やっぱりダメって言っとけばよかったかなと後悔しています。{/netabare}

2人目は{netabare}比企谷です。
 下を向いていた比企谷が④の発言に反応し、陽乃さんの方を向きます。「ねっ」と賛同を求められるも、何も言わず不機嫌そうに陽乃の横から立ち去ります。あたかも「何言ってんだこいつ」というような心の声が聞こえてくるかのようでした。それでも、比企谷は陽乃に特に何も言わないですよね。比企谷はある程度陽乃の本性のようなものをつかんでいます。この人に限って今の発言、行動は単純なものじゃない、何かあると比企谷は思ったのではないでしょうか(予想){/netabare}

3人目は{netabare}陽乃です。
 比企谷が何も言わずに不機嫌そうに去った時の表情です。明らかに笑ってましたよね。こいつなら何かしてくれる、そうこなくっちゃみたいな表情でした。陽乃はかなり比企谷のことを期待していると思います。理由は雪ノ下と接している人だからです。はっきりとした描写はまだしていませんが、今まで雪ノ下と接する人なんてほとんどいなかった、そんな中、比企谷は普通に接することができている、他にも色々あると思いますが、それだけでも期待するには十分な理由だと私は思います(予想){/netabare}{/netabare}


Ⅱ.どうして今まで一人で頑張ってきた人間が否定されなきゃいけないんだ
{netabare} 確かにみんなで頑張る、助け合うというのは大事です。でも、雪ノ下が頼る前に他の問題があるのではないでしょうか。

「頼るのは大事でしょうけど、そもそも頼る気満々のやつしかいないんですよね」
 楽している人がいて、そのしわ寄せが他の委員にきている。そんな中、他の人に頼るというのは何か違う気がしませんか?
 それでも{netabare}一人で頑張ろうとしてきたん{/netabare}です。そんな中、雪ノ下は、言い方を変えますとこんなふうに言われたわけです。
{netabare}「一人で頑張るな」{/netabare}
 正しいことを言っているように聞こえるものの、違うとらえ方をすると、頑張っている人を否定しているように聞こえてしまいますよね。

 ここがこのアニメの面白いところであり、凄いところであると思います。人によって、性格、考え方、とらえ方など色々なことが違うのに、単純にこれが正しいとは言えるわけがないんですよね。
 世の中の正しいと思っているものを違う見方をする、疑問を投げかける、このアニメで主張してきたことをここでも取り入れています。
 そういう意味では、このアニメでは葉山の存在がすごく大きいと思います。正しいこと、きれいごとで形成されたような人間で、この物語では彼を否定することが多いんですよね。
“正しいことだけがすべてではない”こういう言葉が本当の意味で理解できるような気がします。{/netabare}{/netabare}



第11話
{netabare}Ⅰ.自分が変われば世界が変わるというのは嘘だ
{netabare} じゃあ比企谷はどう世界を変えるというのか。実際にやったことは、頑張っている人が思っている心の声を皮肉で代弁し、サボっている人も含めた全員に向けて話したといった感じでした。
 比企谷が話している時の隣二人の女子の表情も細かいです。一人は「そうだそうだ!」という表情、一人は「うっ、言われたとおりだ…」というような対称的な、今の状況を表しているような表情でした。男子は嫌そうな態度をとってましたが、確実に思うところはあったはずです。結果的に全員の心に波を立たせ、世界を変えるきっかけになれたと言えます。自分のやり方で。
 雪ノ下が笑ったのは、全く自分を変えない、ひねくれたやり方で全体を変えようとする比企谷の姿に笑ったのと同時に、周りを変えるために自分を変えようとした自分が馬鹿らしくなったのもあります。まぁ実際自分で言葉にしてましたしね。{/netabare}

Ⅱ.ここでクイズです!集団を最も団結させる存在は何でしょう?
{netabare}A.敵の存在
 この発言が今回のミソでしょうね。陽乃は比企谷が敵として機能したみたいに発言したり、自分が雪ノ下の敵になったみたいな感じでしたが、それだけじゃない、それは表面だけで本当の意味での敵は別にあると思いました。
 他にも思ってた人もいると思いますが、ここでの本当の敵は相模委員長だと思います。そして、陽乃さんが前回も含めて敵に仕立て上げたと言ってもいいと思います。
 「文化祭は楽しまなくっちゃ!」このあたりの発言で仕事をしない委員長にしてしまい、周りにも影響が及び、そこに比企谷の発言でした。その後、周りは一生懸命仕事しているのに、自分は何もできないという疎外感、場違い感を表した描写をしていましたね。この時に、周りの心の声を予想すれば、相模委員長=敵という解釈に納得がいくと思います。「委員長マジ仕事できないよねー」「その点副委員長はすごいよねー」「委員長はほっといて俺たちだけで成功させようぜ」
 周りの気持ちが「委員長は使えない」という共通の気持ちで一致する、これが本当の意味での敵の存在が周りを一致団結させるだと私は解釈しました。
 ずっと主題として扱ってきた“ボッチ”についてのボッチになるまでの過程を表したような回でした。敵に仕立て上げるという方法で。
 相模委員長にはざまぁwwという感情と同時に、同情の気持ちと恐怖の気持ちが湧きました。明日は我が身という言葉があるように、ほんの些細なことで敵に仕立て上げられることもあると思います。
 このアニメはリアルを生々しく考察し、描いたアニメであることを改めて認識し、本当に考えさせられる、自分の考えを広げてくれるアニメだなと、そういう気持ちにさせられた第11話でした。{/netabare}{/netabare}



第12話
{netabare}Ⅰ.冒頭、場つなぎのくだりのところ
{netabare}「私もああなりたいと思っていたから」
→比企谷は「ならなくていいだろ」と言ってますが、別に今もなりたいとは言ってないし、この後のシーンでそう思ってない裏付けの行動があるし、比企谷もそれに気付いて笑います。

「雪乃ちゃん、成長したのね」「いいえ、私は元々こういう人間よ」
→1,10,11話の対比、そしてこの作品全体を表した場面でした。今の自分を受け入れた、自分のやり方を通したと言える場面でしょう。
「ああそうだ、雪ノ下雪乃はこういう人間なんだ」と思いながら比企谷も笑ってました。完全に11話の配役が入れ替わった、対比となるシーンでした。{/netabare}


Ⅱ.屋上シーン
{netabare} 8話るりちゃんの行動を思い出しました。自分を軽蔑し続けた班のみんなを助け、比企谷は「それでも手を差し伸べようとしたんなら、それは本物なんじゃね?」というようなコメントをしていました。
比企谷の行動の意味は大きく3つあります。

①自分のやり方を貫き通す
→まぁこれは自分で言ってましたからね。
自己解釈ですが、述べたいのは②,③で、特に③についてです。

②{netabare}相模に自分のやった行動を反省させる
→比企谷が相模に言ったことは全くの正論です。実際、相模は何も言い返せてませんでしたからね。
 ここで比企谷が何も言わなければ、自分のやったことを振り返ることはなかったかもしれません。
 比企谷の目的に、「挫折と公開をきっちり与えてやる」とありましたしね。{/netabare}

③{netabare}相模=無能→比企谷がすべて悪いへシフト
→その後のシーンからも分かるとおり、比企谷が全ての悪い部分を背負う形になりましたね。
 もし、比企谷が言わなければ、批判は相模に集中していたでしょう。
 「委員長なのに全然仕事してないじゃん」「最後まで迷惑かけやがって」「雪ノ下さんがいなかったらどうなっていたことか」
 私が8話を思い出した理由はここにあります。
 どう考えても、比企谷は相模のことを好きではない、むしろ嫌な奴と思っているくらいなのに、結果は相模の肩代わりをしたと言ってもいいでしょう。まぁ自分のやり方を貫いたり、雪ノ下の行動に応えたり、傷つくのを恐れていない、むしろ歓迎しているといったようないくつかの理由はあったと思いますが。{/netabare}


葉山について
{netabare}「どうしてそんなやり方しかできないんだ」
 このセリフチョイスは完璧ですね。これで、比企谷のやろうとしていることは分かっている、しかし“やり方”は納得いかないという葉山の心情をしっかり表せてました。
 これが「どうしてあんなことを言ったんだ」なら全く違う意味合いになりましたからね。これだと、何も分かっていないただのいいやつになってましたからね。

 ここはどっちが正解なんてないですね。ここもこのアニメならではのシーンでした。
 相模を傷つけつつも、問題に向き合おうとした比企谷、相模の行動を責めずに、落ち込んでる相模を傷つけまいとして行動した葉山、どっちも正しいと言えるし、どっちも間違っていると言えるシーンです。
 それだけに、2人の考え、性格が浮き彫りになるシーンでした。{/netabare}{/netabare}


Ⅲ.奉仕部部室のシーン
{netabare}雪ノ下「その弱さを肯定してしまう部分、嫌いじゃないけど」
{netabare}→1話雪ノ下「あなたのそうやって弱さを肯定してしまう部分、嫌いだわ」
 自分を受け入れた、変わらない自分を選んだからこそのセリフですよね。対比シーンであり、あの雪ノ下が全く逆のことを言っていても、しっかり意味があるからこそ成立するセリフです。{/netabare}

比企谷「そう、俺と彼女はちっとも似ていない」
{netabare}→1話比企谷「きっと、俺と彼女はどこか似ている」
 ここはまだ考えがまとまってないので、下手なことは書きません。
 1つ言えるのは、雪ノ下に勝手なイメージを押しつけていたが、実際に知り合って、雪ノ下がどういう人なのか見えてきたということはあるでしょう。{/netabare}

比企谷「いや、別に嘘をついてもいいぞ」
{netabare}→比企谷「雪ノ下は自らに決して嘘をつかない」
勝手なイメージを押しつけて、雪ノ下が嘘をついたときに失望し、自分が嫌いになったのが9話の比企谷でした。
受け入れられなかったことを受け入れたシーンでした。
 「許容しないで強要する方がおかしい」
 この言葉に、比企谷の思いが詰まってますよね。{/netabare}

雪ノ下「嘘ではないわ、あなたのことなんて知らなかったもの」「でも、今のあなたは知っている」
{netabare}→「嘘ではないわ、(人間としての)あなたのことなんて知らなかったもの」「でも、今は(人間としての)あなたは知っている」
 自己解釈ですがどうでしょう?これならうまくかみ合うと思います。
 第12話は雪ノ下と比企谷が自分を受け入れただけでなく、雪ノ下が比企谷を、比企谷が雪ノ下をそれぞれ受け入れた回じゃないでしょうか。まぁ、他の回でもそういった描写はありましたが、今回のように思っただけでなく、相手に言葉で伝える、行動するのは意味合いの強さが変わってきますよね。

 思い返してみると、そこまでにたどり着く過程の描写もしっかりしてますよね。
 11話:人、よくみたら片方楽している文化祭「あなたを見ていると、自分を変えようとするのが馬鹿らしく思えてくる」→12話:陽乃に自分のやり方でお願い(命令)「雪ノ下は雪ノ下のやり方を貫いた。なら、俺は俺のやり方で…」→奉仕部部室のやり取り{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 76
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

絵的に少々不満がありましたが、総じて楽しみに観れました。タイトルに似合わず深い内容をしていると思います。(9/21修正)

アニメ・・・TV放送分全話鑑賞済。
原作小説・・・放送中に追いかけて、現在7.5巻まで既読。
コミックス・・・発売されている分で既読。

色々長い文章になりますが、ご容赦下さい。

総評っぽい物。第一稿。
●物語●
{netabare}
・タイトル初見では全く想像できない、色々と考えさせられる作品でした。
・繰り返し観てみると「あのシーンにはあんな意味が・・・」「あの表情は・・・」と再確認できます。面白くて何度もリピートするタイトルは他にもありますが、『シーンやカットの意味を再確認する』という視聴スタイルは個人的に初めてだったように思います。
・基本、問題の解決・解消はされる。けど何処かにモヤモヤとした「何か」を残していく。だから何度も観直していたのかもしれません。
・原作から削られてしまったエピソードやネタ(主に他のラノベ・アニメ・ゲーム等)が沢山あったとは思いますが、尺や物語の切れ目、(嫌な書き方をすれば)事情等があると思いますので仕方がないことかと思います。面白いのは間違いないと思いますよ?w ただ・・・この先を作るとすれば、スルーしてきたエピソード(川崎さんとか戸部っちとか)が足枷になるとも思えますので、一概には肯定できないですね。
・原作ストックが1冊のみということで、直ぐの続編には期待できないとは思いますが・・・拾えていない伏線が結構あると思いますので、やはり続きは観たいな~と。
・八幡のモノローグ(ネタ方向では無く、彼なりの論理・価値基準・経験・記憶など)がもう少し語られていたら、と悔やまれる部分はあります。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
・メイン3人を始め、皆様素晴らしい仕事っぷりだった思います。さすがの面々さすがの演技。改めて凄い方々だな~と実感しました。
・特に良かったと思うのは・・・まず八幡役・江口拓也さま。1話で初めて八幡として耳にした時から、全く違和感無く聴けました。コメディ・シリアス・モノローグ等その時々でキチンと違って聴こえ、尚且感情も適度に乗ってくるという絶妙な具合だったと思います。5話とか10話・11話辺りは特に良かったかと思います。
・それから結衣役・東山奈央さま。同クール「はたらく魔王さま」にてちーちゃん役をされてました。「ちーちゃん」も良かったですが、個人的にはやはり「結衣」を推したいな~と思います。八幡を気にする結衣。雪乃が大好きな結衣。笑ったり、テレたり、怒ったり、悲しみを出してみたり。それでも天真爛漫さは失わない。そんな彼女にピッタリな声優さんだと思いました。
・個人的イチオシで小町役・悠木碧さま。特徴的な声で、元気で兄想いな妹を演じて頂けました。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
・タイトルと1話を観た時点ではよくあるラノベ物キャラかと思いましたが・・・実際進んでみると、その印象が如何に間違っていたかが感じられました。各人に立ち位置や属性めいた物はあるかもしれませんが、知る限りで他の作品と置き換えて語れるキャラでは無かったと思います。
・ボッチであるが故の思考で、一般人とは異なる方法で問題を解決していく八幡。自身が痛み・悪意を引き受けることで解決を図ろうとする姿は、何処か痛々しさを感じることもありました。自虐的にトラウマを暴露していく辺りは・・・僕自身のトラウマだったりすることもあり、笑って良かったものやら・・・。そういう意味では身近に感じられる主人公でした。
・八幡と雪乃と結衣。この「3人の関係性」にも当然目がいきますが、個人的には『雪乃と結衣』『八幡と葉山』の二組も気になりました(いえ決してBLとか百合要素的な部分ではなくw)。
・雪乃と結衣。この2人は現時点では確実に良い方向に動いていると思います。一方的な影響力ではなく、互いが互いに無い物を感じ取り、感化されている。個人的には「最初の結衣の踏み込み」が大きいと思いますが・・・。これで2人は一応同じラインに立ったようにも思えるわけですが、果たして今後どういう展開を迎えるのでしょうか? 「(雪乃の事情は話してくれるまで)待つ」と言った結衣ですが、八幡のことは別にしても良い関係性を築いてもらえたら、と思います。
・対比という意味では八幡と葉山の2人も気になりますが・・・ここは「酷ければベクトルも真逆な、見事なまでの平行線」というところでしょうか? 互いに互いのことは理解できている(つもり)。それでも譲れない部分や知らない部分が有って、見る角度によっては交わっているようでも、実際は接することは無い。仮に接しているとすれば・・・それは大きな軋轢みたいな物を生み出している。そんなところでしょうか。こちらも見ていて色々考えさせられました。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
・原作もコミックも知らずに入ったので、元々アニメ用デザインや作画そのものに不満はありませんでした。強いて触れるなら・・・若干安定性に欠ける出来だったようには思います。
・逆に、八幡の目の腐りっぷりは安定していたようにも思いますw
・作画というより演出的な方向になるのでしょうが、キャラの心理状態はキッチリ表現されていたように思えます。文章から光景などを読み取るのが小説の醍醐味なのだとは思います。それでもここまでちゃんと表情と心理が描かれていた作品は過去に無いように思います。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
・主に会話と物語に集中していた為に、BGMにそれほどの評価をできる立場では無いですが・・・それでもどんな曲がどんなシーンだったかは思い出せますし、物語を邪魔するような場違いな物も無かったように思いますので、むしろ良かったのではないかと思います。
・OPとEDにつきましては・・・個人的にはED推し。キャラソンの類になると製品版の特典になることが多々ありまして、これもそうならないように祈っておりました。
{/netabare}
と・・・とりとめも無く、長々と書いてしまいました。
多分まだ書けていない部分もあると思います。後になって付け加えたい部分もあると思います。
上手く表現できているか不安な部分だらけです。感じたことを伝えることの難しさを改めて痛感しております。
作品とは関係ありませんが・・・キレイにスリムに纏めてレビューを書ける方々を尊敬する、そんな総評でもありました。

以下各話レビュー 1話毎で畳みました。

(9/21追記)
VITA用ソフト特典Blu-ray鑑賞後-----
ここに書いて良いのか分からないのですが、忘れないうちに形にしておきたかったので。(採点には含めません)
{netabare}
物語そのものは小説7.5巻にありましたので、その分目新しさはありませんでしたが・・・いつも通りの奉仕部と他面々はやはり面白かったです。

テーマは『結婚』ということで、平塚先生かいつも通りのドタバタコメディが主なところになりそう(というか小説読んだ時はそう感じた)なのだが・・・アニメになってみると予想以上に『小町回』になっていたように思いますw

個人的には、結衣お手製『和風ハンバーグ?』のところがツボでした。材木座を一口で撃沈する物体を、残り全て一人で引き受けた八幡の格好いいことw まぁ、行動の理由が理由ですが・・・w コメントも最高でした。

あくまで短編という扱いなストーリーですので仕方が無いところではありますが、やはり「コメディばかり」では、この作品の良さが全て発揮されることは無いかな?とも思えました。
決して短編やサイドストーリーなどの存在を否定したいわけではありませんので、悪しからず。
{/netabare}
番外編鑑賞後--------
{netabare}
体育祭のお話。ということでBD1巻特典の小説と比較して観てしまったわけですが・・・体育祭の表側をメインで描いた印象でした。6.25巻だと結構重い話で裏側からの展開だったように思いましたので。
その分、楽しさを中心に観られたと思います。ノリ的にはアニメ1~4話辺りの物に近いでしょうか。

尺の問題とかありましょうが・・・『千葉県横断お悩みメール』の経緯とか、生徒会長以外のメールとか、有っても良かったんじゃ?とも。

生徒会長が八幡の名前を覚えて無かったのは意外でした。文実でも一緒だったわけですし、ひっそりとしていたわけでもなく、むしろ(悪)目立っていましたよね?w

文化祭を終えて、雪乃の「八幡への対応・絡み」に変化が生じて、活き活きしてきたように思います。
ラスト直前での、結衣の「ゆきのんも見てたんだ~」という揶揄?指摘?ツッコミ?に顔を赤らめてみせるあたりも同様。可愛かったです。
雪乃・結衣共にですが・・・終盤以降、八幡の近くに他の女性(女生徒)が近づくことに結構厳しい反応してますね。今回は生徒会長だったわけですが・・・八幡自身、文化祭で頑張ってただけなのにw 

目玉競技の妙案が浮かばず、その道のプロ(?)に任せようということで召集されたのは・・・材木座と海老名さん。展開自体知ってはいましたが、改めて画にされると本当に嫌な予感しかしませんでしたw

「何故セイバー風味な衣装なのか?」「何故結衣の騎馬が2人構成なのか?」「男の子のはずなのに、詰襟きてる彩加に何故違和感があるのか?」「海老名さん、心の声が漏れすぎ(というか拡散しすぎ)」etc・・・疑問やツッコミが絶えない忙しい回でした。

会議から競技まで、発案から演説まで。材木座大活躍でした。檜山さん・・・ご苦労様でしたw

葉山と八幡。
方向性の違いが有り、そこは相容れないのでしょうが・・・お互い、相手への評価は高いんでしょうね。意識はすれど、相反しているが故に、最後までは読みきれない。そんな微妙な関係でしょうか。

ということで、13話終わってしまいました。
早く続きを・・・と期待したいところですが、ストックが1冊という状況では無理でしょうね~。
シリアスなテーマを扱うが故に、安易な原作無視のオリジナル物とかはやめて欲しいので、気長に待ちたいと思います。といいますか・・・小説7巻の終わり方でさえ続きが気になって仕方が無いので、まずそちらを読みたいです。
{/netabare}
12話鑑賞後----------
{netabare}
文化祭編もクライマックスですね~。
ラスト1話(番外編除く)としては、結構余裕のある分量だったと思います。スローガン決めと並ぶ、もしくはそれ以上に、八幡の見せ場・転換点だったように思いますので、1話割く必要性はあったと思います。
(それでも原作からすれば結構削れてはいるのですが。)

相模説得シーンでの、八幡と葉山のやり取り。「どうして、そんなやり方しかできない」と発する葉山ですが・・・。
それは皆そうなんだろう、と。一見葉山のおかげで何とかなったような場だった(実際彼の登場に救われてはいるが)わけですが、果たして彼の説得だけで相模を舞台に向かわせることは出来たのでしょうか? 時計を頻繁に見るという行動が、葉山だけでは物足りていないことを示しているように思います。最後はやはり八幡が憎まれ役を引き受けて達成されているわけですし。まぁ・・・八幡だけで説得できたか?と問われると、それはそれで無理だったとは思いますが。
長々と書いて結局何が書きたかったと言えば・・・人間どんな時も『知っている、分かっている方法でしか解決できない』のではないか?と。葉山は葉山なりの、八幡は八幡なりの、そんな方法・手段でしか対処できないのではないか?と。「どちらが正しくて、どちらが間違っているのか」では無く。

雪乃・結衣・陽乃・彩加・材木座(彼は逆の意味で理解してそうだがw)辺りはきっと、(それなりにでも)正しく八幡の行動を理解しているとは思いますが・・・やはり胸に響いたのは平塚先生の言葉でした。
「誰かを助けることは、自分が傷ついて良い理由にならない」
「君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることに気付くべきだ」
僕は八幡ではないですし、彼の真似ができるような人間でもないですが・・・泣けました。表面的なところだけでなく隠された意味を理解して、尚且間違いは指摘して背中を押してくれる。
さすがだな~と思いました。

雪乃と陽乃の関係性は、思った程悪くはないようですね。もっと黒々としているものかと思っていましたが・・・。それでもやはり「雪ノ下家」としては何かありそうな感じはしますね。

ステージ前に葉山に「もう1曲いける?」と頼まれて、テンパりつつも顔を赤らめる三浦さんが可愛かったです。いつもは海老名さんの(暴走の)面倒をみているか、女王様風なところしか見てこなかった分、乙女な部分が高威力でしたw

さぁ残すは最終話・番外編。小説6巻と7巻の間を描く、体育祭編ですね。BD1巻買ってますので、特典小説にて何となくは触れていますが、楽しみにしております。

{/netabare}
11話鑑賞後----------
{netabare}
まずは・・・小説7巻まで既読という状態になりました。
ので今回は流れを知った上での視聴になりました。

文化祭編に入ってから結衣の出番が結構減ったような気がしますが・・・やはり肝心なところは持って行きますね~。
八幡&雪乃に怒っていることを伝えるところ。
それでも自分(達)を頼って欲しいとも伝えるところ。
文化祭休憩中での八幡とのやり取り。雪乃との関係性の件からハニトー(?)食べたり。『違うよ。待たないで、こっちから行くの』というシーンは正直堪らなかったですねw

二人がお見舞いに行ったからなのか、雪乃にも変化が見られて、これはこれでかなりキましたね~。何処まですれば良いのかわからないけど『また、明日』と手を振ってみる姿が何ともw
何度か繰り返して観ていると今回のことも含めて、雪乃の変化が少しずつ見えるような気がしています。結衣にも感じられているのですが・・・。

陽乃さんの真意の断片は、今回で読み取れたように思います。ただの当て付けや嫌がらせだけで行動していたわけではないとも理解できましたが・・・。それでもやはり『文化祭』という学校行事においてまですべきことだとは思えないですね。上手いこと転がっていなかったら・・・その年の一イベントを潰す可能性すらあったわけですから。

八幡が憎まれ役を引き受けることで、実行委員会を立て直すことに成功したわけですが・・・相変わらず、色々な意味で彼らしい方法だったな~と。自身がターゲットになること、方向性がネガティブなこと、誰でも思いつけることでもないこと。

ということで文化祭本番もスタート。
相模さんは結構辛い立ち位置になってしまいました。自業自得とも思えますし、若干陽乃さんの思惑の被害を受けているようにも思えますし。いや・・・陽乃さんがいなくても八幡がいる限り同じ結末を迎えていますか。

さ~文化祭編もクライマックスを残すばかりで、次で終わりかな~?という感じですが・・・。
このアニメの製品版、7巻まで予定があるんですよね。そして1巻は1話のみ収録で7巻は2~6巻と価格が変わらない。
その辺から13話まであると踏んでいましたが、流れからして文化祭編は12話で収まりそう。
と疑問を感じていたのですが・・・他の方のレビュー内に13話についての情報があり、一安心しました。
少しでも長く、この作品に触れていたかったのでw

小説とアニメの対比につきましては、アニメ終了後にでも書けたら思います。色々思うところはありましたので~。
{/netabare}
10話鑑賞後----------
{netabare}
小説も5巻まで読破しまして。
アニメ共に同じようなところまで進んできたわけですが・・・ここから悩みどころでして。6巻を、アニメと同時進行または終了後にするか、先に読破してしまうか。頭を悩ませております。
一応10話は、6巻未読にての視聴になりました。

ということで文化祭編ということになるのでしょうか?
如何にして八幡が実行委員という流れに至ったのか、わかりませんが・・・平塚先生、達筆ですねw 女子の委員には前回登場の相模さんですか。やはり1話チラっと出てきて済んでるキャラは、いませんね~。川崎さんも何だかんだでクラスの方で衣装担当に。彼女のエピソードも他に何か有りましたら、アニメで観てみたいものです。
女子実行委員に結衣はどうか?みたいなところもありましたが・・・三浦さんの一声で消えました。明らかな悪意による推薦でしょうから・・・あれは三浦さんなりの手助けなのでしょうか? それとも単純に一緒に何かしたかっただけなのか?w

しかしまぁ・・・ここでも出張ってきましたね~、陽乃さん。生徒会長からの依頼?というのもありましょう。ましてや県議会議員の長女という立場も手伝っていましょう。あまつさえ何時ぞやの実行委員長という立場もありましょう。
しかし、ここまでの話を観た印象をふまえて、『妹に対してのあてつけ』『嫌がらせ』にしか見えないのですが・・・。相模さんに対する視線も明らかに好意的なものには感じられませんでしたし。
陽乃さん色々出しゃばりすぎだと思いますが・・・。
「最悪、生徒会長から何から全て、実行委員会全体(八幡を除く)陽乃さんの息がかかっているんじゃなかろうか?」とさえ思えてしまうような流れだったように思います。

文化祭の為に奉仕部はお休みに。クラスの展示・発表はある。そんな中で2人の異変を感じ取り異を唱えても、それでも「雪乃を助けてあげて欲しい」と頼む結衣は・・・やっぱり良い娘さんだな~と。自分の気持ち・想いをよく理解していると思えました。

『文化祭を目いっぱい楽しめるものこそが~』みたいな件がありましたが・・・半分は異論ありませんが、それはそれに見合う能力があってこそだと思うのですが。
挙句には理由もなく委任とか・・・大丈夫なの?
私情が挟まっているのは、どっちなの?
 
{/netabare}
9話鑑賞後-----------
{netabare}
夏休み終盤、花火大会の日のお話。

純粋に兄を想ってなのか『面白いから』なのかわかりませんが、小町の策士?っぷりは面白かったです。といいますか、本当に妹に弱いですな~w

花火大会~ラストまでのトータル的な印象としましては・・・「何かスッキリしない」でした。肝心なところで邪魔が入ることが2回程。間が悪く、会話が途切れて流れてしまうことが2回程。挙句の果てには、ラストの八幡の独白部分。

まだ1回しか観ていないので、ラストの八幡の心中は今一つ理解?把握?できておりません。
ただ1つ。彼自身が絡むことになると、やはりといいますか、途端に思考が停滞してしまうようですね。結衣との時もそうでしたが、過去の経験から避けることしかできていない。他人の問題の際には思考や観察から、斜め上(下とも評されてますが)の解決方法を思いつくのですが・・・。

ことある毎に、回想として登場する彼の記憶や経験談。半ば笑い話風に紹介されることが多かったように思いますが、実際はそう軽い話ではなかったのではないでしょうか?
『笑えない』と思って観ていたことは多々ありますが、彼が負った物はその程度では無かったのかも?とも。

もう何度か観てみて、感想が書けたらと思います。
(既にこの作品にかけてる時間が結構なことになってまして。他のタイトルに影響出てるレベルです。)

《第2稿分》
雪乃への想いを語る、結衣の真剣な表情が印象的でした。陽乃との会話、帰り道(自販機前)。

相変わらず「その場の雰囲気」や「相手の感情」を読み取る能力が高い八幡ですが・・・それをもう一歩進めて生かして欲しいな~と。僕自身にその能力があるわけでもないので、こう書くことしかできませんが・・・w

八幡のラストでの独白については・・・
・話さない(話せない)ことは『=嘘』ということになるのか? 結衣の言うようにタイミングが無かったり、言える状況で無いこともあるでしょう。雪乃の関係性を以前から何となくでも察していた(ようにみえる)八幡は『嘘をついている』ことになるのではないか?
・『自分のことが好きだ』と言ってはいるが、『何度も失敗しているのに「再び」失敗した自分が嫌いだ』と言うのは矛盾しているのでは?
・『憧れていた』と片付けているが、それだけなのか? 『期待して理想を押し付けて・・・』。
・陽乃は雪乃に対してどういう感情を抱いているのか? 可愛いだけなのか? マイナス方向の感情は無いのか?
と疑問が浮かんできました。
この先どう物語が動くのか。楽しみにしております。
{/netabare}
8話鑑賞後-----------
{netabare}
前回・今回と、正直綺麗事や生半可な覚悟では扱えないようなテーマだったと思います。まだ僕は原作で触れていない部分ですが、ここまでの八幡の半生や物語を含め、原作者の方には頭が下がる思いです。

八幡発案の、今回の解決法。
確かに一歩間違えば問題になるような、ギリギリの方法だったということには反論ありません。
が・・・解決するなら、これしか無かったと思います。
むしろ、考え付いて実行に移せた八幡(奉仕部、クラスメイトを含めても良いですが)は大したものだと思います。
「上から」な意味では無く、そういった人間関係の中で生きてきた者、経験者として。
自分の人生を今になって思い出してみると、「アレ」は先生なりの「手助け」だったんでは?と思い当たる節が無くもないです。
力技で周囲を変えるか、居場所を変えるか、甘んじて受け入れるか。もしくは自分のスタンスを「そう」するか。

「リア充」と括るのは乱暴ですが、特に人間関係にも問題無く多数派の中で生きてきた人達には、今回の話はどう映っていたのでしょうか?

小学生の問題が一区切り~と思ったら、息つく暇も無く陽乃さん再登場~。母親のなのか本人のなのか、何らかの思惑でのお迎えのようですが・・・。7話での雪乃のセリフと相まって、不自然さしか感じませんでした。
そして八幡を庇った(?)結衣への対応が、また・・・。絵的に『そう見えただけ』なのかもしれませんが、目が全く笑ってませんよ? 陽乃さん、まともなのは『外面』だけなのかもしれないと、本気で思えた回でもありました。

忘れてしまいそうなので追記を。
葉山と八幡、葉山と雪乃について。
キャンプファイヤー後の葉山と八幡の会話ですが・・・あえて1回だけ「ひきがやくん」と発したのは、何故なのでしょうか。「もし同じ小学校にいたとしても、友達にはなれなかった」という(葉山曰く)冗談の真意とは・・・。
同時に、雪乃の経歴(アニメでわかる限り)と葉山の関係性とは?

勝手な予想ですが、葉山の「病的なまでの良い人っぷり」は幼少時の経験からなのではないか?と思います。性根は変わっていないのでしょうが、現在はある種の強迫観念的な部分があるのではないか?と。その要因(の一端)が雪乃にあって、彼女の経歴・人格形成にも関係しているのはないでしょうか。
そして・・・もし当時八幡が近くにいたら「色々変わっていたと思うし、友達にはなれていなかった」と考えたのではないか?と。

平塚先生と陽乃の関係も結構深そうですが・・・。
長々と追記してしまい失礼しました。
{/netabare}
7話鑑賞後-----------
{netabare}
今回の話に限ったことではありませんが・・・ヒッキー、彩加のこと好き過ぎでしょうw
そして小町に弱すぎるw

これも毎度のことですが、平塚先生がいろいろやらかしてくれてるな~とw メールの件とかキャンプ場での件とか。
力技に訴えてきたり、年齢とか独身であることで弄られたり(自爆含む)、見ていて楽しいキャラです。

しかし、この先生は何を思って、こう両極端な人間を集めているのでしょう? 
ニュートラルに思えるのは(流れで加わっているが)彩加くらいでしょうか。結衣も中間に見えますが、空気読むスキルの高さから普通でないことが感じられますし。何やら過去にまだまだありそうな娘ですし(それでもこれだけ明るく振舞えるというのは、大したものだと思います)。

『ハブる』というのは、雪乃の言う通り、年齢や立場を問わず存在するわけでして。個人的には「人間は成熟するにつれて、自分が嫌うことを他人にしないもの」だと思っているのですが、実際は・・・。しかも年を重ねる毎に、方法が酷くなったり規模が大きくなったりと・・・。
今回登場の小学生の娘(名前忘れました)も、結局「やってやられて分かった」部分はあるような気はします。

雪乃の家庭、彼女と葉山との過去、優美子との諍い、結衣の経験等々。7話だけでも地雷や伏線になりそうなポイントが多かったように思います。
そんな作品なので再生回数が多分異常なくらい多いですw

そんなこんなで中盤まできたわけですが・・・扱うテーマ?が徐々に重くなってきたな~と。
{/netabare}
6話鑑賞後-----------
{netabare}
八幡と結衣の間がビミョーになってからのスタート。
まさか一週間そのままな状態だったとは・・・。
もっと鬱々とした展開、最悪数話引っ張られるか?と途中まで覚悟してましたが・・・。

結衣の負い目を何とかしたいという彼の目的は理解できなくもないですが、方法がちょっと。誰も自分のことを完璧に理解できるはずもないですが、逆もまた然り。
「負い目」どころか、それ以外それ以上の感情だったりもするわけです。

ガハマさん、飼い犬に逃げられすぎでしょうw 過去の回想も含めれば最低3回。何か対策しましょうw

結衣へのプレゼント選びということで、休日買い物へ。ファッション的な部分はともかく、雪乃さん、まさかのツインテールでの登場に衝撃を受けましたw 思わず画面にツッコんでました・・・。
小町さんは・・・確信犯ですよね?「みんなで回りませんか?」というセリフの10秒後には既にいないとかw この2人を放置してもロクなことになりませんよ?

で何の因果か、お互いに出先で遭遇してしまう3人なわけですが、個人的にはもっと悪い方向(ガハマさんの勘違いを含めて)に流れてしまうのを予想していましたが、直後に誤解は解けまして、良かったと胸を撫で下ろしました。

気になったのは雪乃のセリフの「2人共被害者」という部分ですね。実はコミックスを読んでしまったものでして、だから気になるのでしょうが・・・。

雪ノ下姉が登場してましたが・・・。このアニメ、今まで出てきた「新キャラ」が、「出てきただけ」で済んだためしが無いんですよね。何かしら肝心なところを持っている、そんな気がしているので・・・嫌な予感しかしません。
八幡の第一印象と、雪乃の(身内故の辛口?)コメントからも・・・。
{/netabare}
5話鑑賞後-----------
{netabare}
新キャラの銀髪娘がメインの回になるのかな?と思っておりましたが・・・終盤『結衣と八幡の関係が判明してから』の展開が重すぎまして。2/3が無かったことになっているような気さえしています。
正直『犬の飼い主の正体』は最後、もしくはその前くらいまで引っ張るかな?と思っていました。ので折り返し前で語られたのは驚いています。

嫌な書き方しますが・・・この時の『八幡の心情』は評価は真っ二つだろうな~と。共感されるかされないか。断罪(?)できるか否か。ちなみに僕は「共感して責められない」です。
視聴者の人生と体験と記憶と、その辺結構荒っぽく触れている印象です。

物語序盤から自らの卑屈さを淡々と口にしていた八幡ですが・・・実際そういう性格になったのは高校入学時ということでも無さそうで。結構重症そうな予感がしておりました。

雪乃の家族構成についてもチラリと触れられましたが、グラスを倒してしまう辺りに結構こちらも重症なのかも?と思えています。

ED結衣のソロバージョン、良かったです。
元々のツインボーカルバージョンも気に入ってましたので、CD買ってみようかな~と。

(追記分)
せめて結衣自身の口から真実を聞けていたらなら、もう少し違った展開になったとは思います。彼女自身『八幡に正体が分かってしまっている』ことも知らず、一方的に彼からの言葉を聞くことにならなければ・・・。
何でもですが・・・タイミングとか機会とか、ホント難しいですね。

結構共感できていると思える僕ですら、八幡の結衣への対応は『過剰防衛』といいますか『早すぎる予防線』といいますか、何にしてもそんな感じはします。が、やはり彼が過ごしてきた半生を考えてみると分かる気はする。
そんな矛盾したような堂々巡りのような感覚です。
{/netabare}
4話鑑賞後-----------
{netabare}
2話中盤での「交通事故っぽい回想」の伏線回収が思ったより早く驚きました。今回観た限りでは、それによって過剰に重苦しい展開にはならなさそうなので安心しました。
ボッチになってしまった理由はここにもあったんですね・・・。今まで観た卑屈っぷりだけが要因かと思っていましたが・・・。

あれ?
犬の飼い主さんは同じ学校で、回想シーンがミスリードでなければ・・・あの人ですよね?
なるほど、あの人の態度の理由はそこら辺にもあったのか~。

中学時代のメールの件は・・・泣ける。切な過ぎるでしょうw
八幡君の過去は、聞く度に悲しくなります。

チェーンメールの元凶は結局判らず終いでしたが・・・この作品のテーマは多分違うポイントに有ると勝手に思っているので、スルーしたいと思います。

ボッチを通そうとする八幡君ですが、何だかんだで友達?が増えてきましたね。この作品の良いところは、そこらを主人公本人が僅かでも自覚できているところですね。

次回登場っぽい銀髪の少女はどう絡んでくるのでしょうか。

余談で。
1話の時からゲーム化のCMが流れてますが・・・そろそろどんな内容か、ちょっとで良いので教えて下さいw
{/netabare}
3話まで鑑賞後-------
{netabare}
1話の時に書きましたように、視聴当初は「~っぽい」という感想がメインでした。3話まで(とはいえまだ1/4?ですが)観て改めて考えてみると・・・これはこれで面白いかな、と。

どこまで本気か分からないですが、主人公の卑屈さ?ボッチへの信念?のような物が意外と理解できなくもなく。「笑える」と書くと何か違う気がして、人間性疑われそうな気がして「理解」という単語にしてみました。
嫌な話ですが、何事にもヒエラルキーといいますかカーストといいますか力関係といいますか、あるわけでして。
そんなんで、ちょっと古傷を抉られつつの視聴になっていますが、まぁw

2話で登場の材木座君のエピソードを観て。
大なり小なりありますが、最近「中二病」をテーマに扱う作品増えたな~と。

純粋に面白いと思えるので継続確定です。
もう少しきちっと感想が書けるよう視聴したいと思っております。
{/netabare}
1話鑑賞後-----------
{netabare}
面白そうかつまらなさそうか?と訊かれれば、「面白そう」寄りな印象な、第1話でした。

ピンク髪の娘が出てくるまでの印象は

化物語っぽいノリの?
俺修羅っぽいキャラの?
はがない風展開?

という物でした(発行時期とか知りませんので前後しているとは思いますが)。

クッキーを作る件は、評価を少し上げてくれたと思います。
黒髪娘は毒を吐くだけかと思いきや、方向性はともかくピンク娘のことを慮っていたり。主人公は何が重要なのかを、意外な方法で示してみたり。

学校・部活・友達・恋人・現実等のワードが見えたように思いますが、正直このところその手のアニメが多いので少しウンザリ気味でしたが・・・一応2話以降も観てみようかと思えました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 84
ネタバレ

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

初見では分からなかったが、3期連続で見直すと分かること

3期で完結し、全てを見直して、気づいたことがあります。

ストーリーの評価は少し低めでした。正直、主人公のひねくれた切れ味とヒロインの破壊力だけで面白かったと言っても過言ではないです。

しかし、再視聴後、この物語、かなり設定に凝っているなとか、登場人物のダイレクト感の無い台詞やひねくれたレスポンスなど数多くの?が頭の中を過るのだけど、後からよく考えると、そう解釈できると言うことに発見しました。そんな目線で1期も見直すと分かってくることが数多いことが分かりましたので、加点、加筆しました。

<ここから、元の感想>
主人公は、正しいが、ひねくれていて、ストレート。普通は引いてしまう。そこを救うのは、彼は、正直であること貫く事。
誰しもが、思っているけど中々表面には出てこないことを、どんどん出してくるキャラと、普通に出さないキャラが交わりつつ、徐々にみんなが出してくる。イタい展開なのを主人公との共感と、普通の人たちのほのかな共感と言う変容が快感と言うかリリース感を生み出す。
自分にもそう言う側面があるなと、発見することも、この作品の特長なのかもしれません。
<元の感想はここまで>

現代小説において、雨は勝手に降らない。それには必ず理由がある。作家は全能神として、小説空間の全て(雨と言う自然現象でさえ)を演出し、物語を構成する。だから、すべての事象・情報には意味がある。俺ガイルにおいては、「袖や裾を摘まんで引っ張る仕草」「マッカンを飲むとき」「雪乃の挨拶」「絶妙なタイミングでキャラたちが場面にカットイン」には意味がある。更に、犬にも、猫(パンダキャラ)にも意味がある。そして、キャラの名前にも意味がある。全ては作者の演出と言える。重要ストーリーラベルと呼ぶべきものがある。1期ではそのうちほとんど6個くらい確認できる。

これから書く事柄は、私的な解釈と考察であり、重要なプロット、物語展開の重要ポイントをネタバレしているので、読むとするならば、必ず1-3期まで見てから、お読みください。

物語始まり時点の名づけ、キャラ設定の段階で既に世界観構成が始まっていること気づきます。

{netabare}
3期の最終話の最後、この第1期の「ユキトキ」が流れます。その展開はストーリーにとても合っています。「ユキトキ」は雪乃を、「春擬き」は八幡、「芽ぐみの雨」は結衣をテーマにしています。このことも、3期通すと素晴らしい3部構成だと初めて気づきます。(3期はある意味で、頑張ってきた結衣が振られ、折り合いをつける過程を描いたとも言える)

ですが、最も驚くべきことは1期が開始された2013年春の段階で原作は後半は未完です。しかし、「ユキトキ」の歌詞は見事、その後半、雪乃のめんどくささ、ほの暗い背景を言い当てています。やなぎゆきって、天才だなと思った次第。だから第3期の最終話に流しても一点の疑問もなくフィットする。これから述べる、この物語の背景設定と呼べる部分は、既に1期のオープニング曲で既に述べられているのです。


名前と背景から想定される物語の根幹:
苗字が舞台の千葉の対岸、神奈川の地名から来ているので、そうなんねと放置しそうだが、実は深い。
<雪ノ下家>
・雪ノ下は鎌倉における鶴岡八幡宮と周辺の住所(もうこの段階でラストは決定)
・千葉の名家、政治家の家庭に生まれた姉妹
・政治家の家は面倒だ、住民が望む行動を強いられる。非常に束縛の多い家
・まして姉妹、男子はこの家に生まれなかった。政治家の跡継ぎ問題があり、姉妹がこれを解決することが必要。⇒これが物語を生み出した根幹プロット。
<陽乃>
敢えて陽乃から説明する。彼女は劇中、明るく、社交的、出来る理想のお姉さん・先輩として描かれる。まさに政治家の長女だ。だから“陽”乃。しかし、その実、その過程で多くのモノを捨ててきたし、捨ててきた自分の過去に深い後悔がある。同時に、良くできた長女を演じることに喜びと諦めも感じている。だが、3期を全体で見直すと観衆の不評を買ったお姉さんは、ひねくれているがとても妹想いの良い姉に見える。
・3期で「共依存」という悪魔ワードを雪乃、八幡、結衣に発し、3人の関係を壊そうとする。
・だが、「共依存」の状態にあるのは陽乃自身であり、陽乃の家族全体がそう。
・自己・自意識と言うものを作れない。演じているだけ。しかし選択肢はない。
・政治を継ぐのは陽乃。よくできた長女を演じる呪縛と様々な制約、多分、高校時代に様々なものを捨ててきた。そこで平塚先生との間に強い信頼関係が構築された。
・陽乃の願いは、自分と家族の「共依存」をだれかに(これが八幡になるわけだが)解いてほしいと共に、妹には、自分と違って共依存になってほしくない。(これも八幡に頼む)
<雪ノ下家母>
陽乃を超えるラスボスに見えるが、これも3期通して考えると、政治家の妻として義務と負い目を持った、実は娘想いの母に思える。
・政治家の妻だが、男子には恵まれなかった。多分、後援者、親戚からは男子を産めなかったことで陰口をたたかれ、本人の心も深く傷ついているはず。
・それでも政治家の妻として振る舞う義務があり、跡継ぎを育てる義務がある。
・必然的に姉妹のうちどちらかが、跡継ぎ(婿養子を貰うと思うが)となり性格的に陽乃が選ばれる。
・しかし、母としてはそういう呪縛を娘に課すことには抵抗があるだろう。なので、妹(雪乃)には、極端な自由を与える。(これが悪いんだが、母であり、かつ政治家の妻らしいとも言える)
・それが雪乃にとって、期待されていない、家業と無関係な子、陽乃へのあこがれと言う、図らずも陽乃と異なる「共依存」を生み出しているとはつゆ知らず、雪乃の行動と行く末を心配する。
・陽乃へは政治家の妻として接し、雪乃には母として接する。自分の負い目と義務、母としての想いを両立するには仕方無かった。
<雪乃>
やっと雪乃である。雪乃の母の、母としての想いが裏目に出て、姉とは逆の共依存に陥っている。なので“陽”乃に対し“雪”。陰でも影でもないのは、取るに足らない溶けて消えてしまう存在と彼女が思っているから。姉妹共に名前が陽乃、雪乃と“乃”で終わる。陽の何なのか?雪の何なのか?は無い。これは二人とも、“本当の自分が無い”ことを意味している。お互い、陽と雪の呪縛の中にあるだけ、本来の自分は無いと。
・自分には周囲からの期待がなく、どうでもよい存在(それが強い承認欲求を生み出す)
・承認欲求から、陽乃をロールモデルとし、自身を束縛してしまう。同時に自己・自意識というものが消失
・陽乃コピーになるため、自己を作るため、努力を惜しまず、しかし根本で自分に自信がないので、周囲に高い壁を作る。(頭も顔も良いが、ATフィールド全開)
・なので、行動とは裏腹に、他者からの承認、信頼を心の底では強く求めている。(それが八幡)そして、言葉と本心の乖離が激しいのはそのため。
・相互信頼に基づく承認不足、自己の未確立から来る自信不足、呪縛に満ちる家庭環境と言う三重苦にあり、普通は近づいてはいけないタイプ
・こんな酷い三重苦が解消された時、雪乃は無双状態となる(3期最終話)
<比企谷八幡>
こちらは何故か苗字も名前も地名。しかし、雪ノ下と組み合わせると、最初から彼の運命は決まっていたと言える。八幡宮の住所は雪ノ下。そう、八幡は、雪ノ下家の中にある。彼が雪ノ下家に婿養子になるであろうことは3期まで見た人は分かると思うが、すると「雪ノ下八幡」。いや、もうこれ住所。名前の設定段階で、八幡の運命は決まっている。余談だが、比企谷家には猫がいる。雪乃は猫大好き。由比ヶ浜家には犬がいる。しかし、雪乃は犬が苦手(モールでのサブレとのシーン)。一方、八幡は犬にも好かれる。しかし、飼っているのは猫である。このことからも、八幡と結ばれるのは雪乃で、結衣ではないことが分かる。
・心理的観察能力が高く、正直で純粋だが、頭でっかちで自虐的、更にストレートトーク
・思考に基づく間接的経験値が異常に高い、実体験に基づく経験値は平均以下
・このため、失敗に弱い。一つの失敗を深く自虐分析、結果として何もせず、観察することに徹し、心理的想定力だけが異常に高まる。(高IQ/EQなボッチ=この点においては雪乃と近い)
・告白トラウマをもっており、判断力を鈍らせる(修学旅行における告白支援のやり方)
・しかし、自己・自意識は強くある(それが彼の言う“本物”=これは雪乃にはない。似た者同士と考えがちだが、二人はこの点で決定的に異なる。なので雪乃にとって八幡との信頼と承認は非常に重要となる)
<由比ヶ浜結衣>
由比ヶ浜は、鎌倉の八幡宮の南前方に広がる浜辺である。雪ノ下と八幡宮が地理的に一体であるのに対し、由比ヶ浜は、その二つを守るように南に展開している。もちろん、雪ノ下地区にはない。そして“結衣”である。結ぶ衣である。彼女は、結び役であり衣、体ではない。ちょっと面倒な性格の二人が決裂しないように、“結”び、守る“衣”の役割。名前は既に彼女が務める立場であること示唆している。正直、非常に切ない役柄で、そのため彼女の見せ場はその償いなのか、ふんだんに用意され、聴衆を強く惹きつける。
・承認欲求、自己・自意識の弱さは、確かに高めだが、雪乃ほどではない。(普通の女子高生はみんなそう)
・本人は空気を読みすぎると卑下するが、共感力が非常に高い。(結び役としてこれが一番重要)
・正直でストレートを強く求めている。(これが二番目に重要。ポジティブに二人の中に入って行けた。ポジティブに慣れていない二人にとってとても新鮮だった)
・サブレを身を挺して助けてた八幡には最初から信頼、感謝、好意がある。
・嫁にするなら普通は結衣

さて、やっと1期の考察に。3期を俯瞰し、始まる前後の状況を整理すると、この物語は深く設定された世界であることが分かり、再度視聴する時に新たな視点を得られるのではと思います。

始まる前後の平塚先生の状況:
・平塚先生は、既に雪乃を奉仕部にしている。
・平塚先生は陽乃と深い友人で雪ノ下家の事情に詳しい。陽乃の心の闇も知っている。3年前、陽乃の高校時代に、陽乃を救えなかったことを強く後悔しているのかもしれない。
・陽乃の性格から考えて、自分のことを他人に話すとは考えられず、陽乃と平塚先生の間には深い信頼があると思われる。従って、陽乃から雪乃のことは聞いており、雪乃は姉と違い、何とか救いたいと強く想っている。
・しかし、雪乃は、高校入学時の自動車事故で八幡をケガさせたこともあり、実は弱い性格でショックで家から離れ一人暮らしをし、性格と家庭の呪縛もあり、益々、周囲との関係をこじらせている。
・そこに現れた八幡、ひねくれているが高い観察力を持ち、正直で純粋な彼ならば、雪乃を救う一助になると思った。
・また、事故の被害者であり、普通なら、他人しかも男子を受け入れない雪乃も受け入れざるを得ないだろうと想定。
・奉仕部の目的は困っている人を助けるのではなく、あくまで支援し、自立を促す。一番、自立しないといけないのは雪乃なのだが、それを自力ではできないので間接的に体験させようという試み。

始まる前後の雪乃の状況:
・雪乃の性格から考えて知らない他人、しかも男子を同じ部に受け入れるのは困難。
・雪乃は八幡との事故のことを知っていて、少し負い目を感じている。流石に被害者であるからだが、なので驚いたり、拒否したりする風もなく、会話を始めた。
・自己に自信がなく、負い目があるため事故には言及する勇気はなく、自分を防御するいつもの攻撃的口調で会話を開始(ここで事故のことを話さず、負い目を感じていることは後々、二人の間にさざ波を作る)
・結衣が事故の関係者の一人であることは知らない。(後に知るが)

この物語では、キャラの関係性、心持ちの変化を示す「ラベル」のようなものを多用している。つまり、ラベルを貼った事象には必ず別のシーンでも同じ意味を持たせる。これを追うと、特に雪乃の心情の変化を追いやすい。ぱっと見、?が飛ぶことの多いこの物語の理解を助けてくれる。

そこに八幡が奉仕部にやってくるシーン:
・初見、全く友好的な会話には見えないが、雪乃と八幡の性格を考えると、「お互いの気持ちが通じた弾んだ会話」である。
・一方、平塚先生は雪乃の性格を考えると、それでも二人の関係継続が危ぶまれるので、「勝負」というステージを提案。この勝負という言葉は物語を貫く【重要ラベル①】で、以後、二人の関係が怪しくなると、この「勝負」が出て来る。
・このシーンだけ初見だと、意味不明かスルーだ。後のストーリーでも一旦、重要視されなくなる。しかし、「勝負=この物語での二人の関係継続・修復のゴング」というラベルである。
・八幡は告白トラウマ、女子との友達トラウマを抱えているが、心地よさにほだされ、ありえないことに雪乃に「友達に」と言いかける。
・八幡の過去を考えると、「告白」と同義。この物語、初回に告白しているのである。初見ではそうは絶対に見えない。
・雪乃は速攻却下だが、さほど怒っている風でもなく、ギャグっぽく返す。雪乃の性格と闇を考えると、これは却下というより「考えておく」と言う意味ぐらいに、再視聴では取れる。これも実際、消極的イエスである。初見ではそうは取れない。

結衣が奉仕部にやってくるシーン:
・「主要キャラが死角からカットイン(特に奉仕部のドア)=八幡と雪乃の関係情報の漏洩と会話進展阻止(いい意味にも悪い意味にも)」も【重要ラベル②】だ。カットインするキャラは死角から会話を聞いていて、絶妙なタイミングでカットインすることを意味する。
・結衣は飼犬のサブレを助けてくれた八幡にとても感謝している。好意にも等しい。
・しかし、奉仕部のドアの後ろで、二人の友達会話を聞く。自分の知る二人の性格上、あり得ないことだが、呼吸の合った漫才のような会話を。
・察しの良い結衣はしょっぱなで、二人の間柄を知るのである。
・初見では全く分からないが、始まって15分程度で、この物語の三角関係の構造が確定、結衣にとっては切ない瞬間

ショッピングモールでの買い物シーン:
奉仕部イベントや、平塚先生からのヒントもあり、八幡と雪乃の互いを知り、3人の間に信頼と好意が芽生える。それは分かるのだが、ターニングポイントは初見では分からない。重要ラベルはそれを分かりやすくしてくれる。この買い物シーンでは重要ラベル満載である。
・3期で分かるが、雪乃にとって男子と二人きりで買い物することは、多分、青春時代初イベント。初見では、ただの買い物だが、再見時では、これは雪乃が一線を超えたに等しいことが分かる。
・それを象徴するラベルが複数初出される。【重要ラベル③】「パンダのぬいぐるみ=二人の関係性がポジティブ変化」。ディズニーのミッキーをデフォルメした物語中のアイテム。このパンダぬいぐるみは、この後、数回出てくるが、出現すれば必ず二人の仲は深まる。
・【重要ラベル④】「マッカン=飲めば八幡の対雪乃能力アップ、八幡の象徴」。ポパイのホウレンソウ缶とでも言いたい。旧利根コカ・コーラボトラーズテリトリでしか売っていない派手な黄色の缶コーヒー。コカ・コーラが協賛してますが、これを押す経営的理由は皆無です。買い物シーンで初出である。初見ではこれがキーアイテムと全く分からないが、3期まで見ると分かる。これを飲んだ八幡は間違えないが、飲んでない、飲めない、敢えて飲まない八幡は間違い、失敗する。
・実際、このシーンでは、陽乃評を述べる時、姉は自己演出してすごいが、雪乃はそうしないし、それでよい、と雪乃言い、承認欲求が、嘘をつかない正直な信頼している八幡から満たされる。もちろん、姉の本質を見抜いた雪乃の八幡への信頼は大きく上がる。(初見ではそこまで重要に見えない)
・そして、雪乃の「気合ツインテール」。3期で分かるが、ここ一番ではツインテールにする。次は3期最終話に無双状態の雪乃に出現する。
・結衣のエプロン選びだが、八幡に褒められたのでそのエプロンを自分用に買ってしまう。以後、エプロンシーンはこのエプロンを使い続ける。
・【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。このシーンでは陽乃は初出。偶然会ったという感じ、もちろん、偶然ではない。陽乃は妹を救うため、平塚先生とも共闘、八幡のことも知っている。そこに、雪乃一世一代の男子との買い物である。もちろん後をつけてきて、八幡を品定めする。この後、陽乃は八幡を徹底マークする。

文化祭実行委員会でスローガンを考えるシーン:
・モールイベント後、事故の当事者が雪乃であることが八幡に知れ、これをきっかけに二人の関係は再び最初の状態に戻ります。多分、雪乃は八幡との関係を守るために八幡から離れ、八幡が純粋であるが故に雪乃を許せません。ほんとに面倒で、普通の人間なら、この程度でここまでこじれません。
・実は、関係修復のために雪乃は八幡を夏休み明けの初日、学校の玄関で待ち伏せし、彼女的には相当勇気がいることですが、ぎこちなく、関係修復を持ちかけます「あの、、」と、これを八幡はストップし日常会話へ引き戻します。八幡も面倒です。こうと決めると動かない。3期でも雪乃の申し出を信条に忠実に断ります。初見では正直、このシーンは印象にはありませんでした。
・【重要ラベル⑤】「平塚先生+陽乃の連携プレイ=二人の関係修復/状況好転」。連携プレイしている証拠描写は皆無ですが、二人の過去、二人の言動を見ると、二人は雪乃ほか3人の情報を共有し、動くべきところで動いていることが分かります。多分、文化祭実行委員会のシーンは初めての連携プレイです。
・平塚先生が学校にいて3人に関与するのは普通ですが、陽乃は不自然に学校に行きまくります。ここぞというタイミングで。ほとんどの場合、状況を揺さぶり、3人をいじめているようにしか見えませんが、北風が陽乃、太陽が平塚先生という役回りで二人の関係修復や状況好転を促します。初見では平塚先生だけがそれをやっているように見えるのですが、片方しか知らない情報を両方持っていたり、よく考えると、陽乃が問題提起し、平塚先生が解決のヒントを与えるという連携をしているとしか思えません。
・3期で陽乃がタバコを吸う誰かと深酒をしたと述べるシーンがあります。徹夜で飲んでたかもとも述べます。政治家の跡取り長女である陽乃がそこまで心を許せる相手は平塚先生しかいません。そして平塚先生はヘビースモーカーです。
・委員会では、先輩とは言え部外者の陽乃が平塚先生と出席。これだけでもかなりおかしい。そして例のごとく雪乃をたきつけ、雪乃の悲壮感が上昇。八幡もそれを認識。平塚先生、八幡にウインク、助けろ!と合図。本質を突く毒舌を吐いて場を凍らせる八幡。陽乃が爆笑。それによって心がリリースされた雪乃も笑いをこらえきれず笑う。雪乃と八幡の間のわだかまりが解けた瞬間です。
・【重要ラベル⑥】「雪乃が自発的にもう一度会うことを約束する挨拶をする=二人の仲が深まった(回復した)証」。正直、初見では単なる挨拶にしか見えません。何しろ、手を振りながら「また明日」と言うだけです。言葉は違いますが、同様の再見を約する挨拶をするシーンが2-3あります。これも雪乃の性格を考えれば、そもそも自発的挨拶を特定の人にするのもハードルが高く、雪乃のめんどうな性格から類推すれば「再見を約する=もう一度会いたい」ということなので、基本的には告白と同様です。
・八幡の承認を得た雪乃は無双モードとなり、文化祭当日もノリノリです。八幡も仲直りできたということで、頑張ります、彼らしいやり方で。

1期12話の部室での二人の会話:
・1話の会話を再び繰り返します。八幡は彼的には「告白」に近い「友達に」と再挑戦。雪乃の返事は「友達にはなれない。前回はあなたのことを知らなかった。今は知っている」とウインクをして返します。知っている今なら友達以上ということかと。ほとんど恋人受諾です。
・そして【重要ラベル②】「主要キャラのカットイン」。これまた1話と同様に結衣が部室にタイミングよく入ってきます。二人の会話を聞いていたからこそ、このタイミングです。結衣は再び、自分が振られる可能性が高いことを再認識します。結衣はそれでもめげずに二人の仲を取り持ち、そして自分の恋にも努力します。切ないですね。

雪乃を筆頭に八幡は、行動とレスポンスの解釈が通常人と逆か、深読みしないと分かりません。なので、この物語では「なぜ言わない?」「なんで拒否る?」「なんで怒る?」と言った状況が多発します。1期は2011年ですから、作画レベルがさほどでもありません。なのでこの複雑な感情を作画で伝えきれず、声優にしわ寄せがきています。そんなこともあり、2期の製作スタジオが変わったのかもしれません。2期からは感情表現において、声優と作画の連携が見られるようになります。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

86.7 3 男の娘でツンデレなアニメランキング3位
バカとテストと召喚獣(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (5283)
25848人が棚に入れました
科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」を試験的に採用し、学力低下が嘆かれる昨今に新風を巻き起こした文月学園。
振り分け試験の成績で厳しくクラス分けされるこの学園で自信満々にテストの結果を受け取った主人公・吉井明久(よしいあきひさ)を待っていたのは最低クラスであるFクラスの、学び舎とは思えない最低の教室だった――。
この状態を改善するにはテストに応じた強さを持つ「召喚獣」の戦争「試召戦争」で勝ち上がるしかない!新感覚、バトル学園ラブ?コメディ!!

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、水橋かおり、鈴木達央、加藤英美里、宮田幸季、磯村知美、竹達彩奈、寺島拓篤、平田真菜、南條愛乃、津田健次郎、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

卓越した心理描写

【総合評価:☆☆☆☆☆】
 いわゆるギャグアニメはいつの時代も人気があり、「笑えればそれでいい」と考える視聴者も少なくないようだ。しかし、ギャグがちりばめられた中に、生き生きとした人間の姿を描き出すことができれば、笑いだけに留まらず、深い感動をもたらしてくれる傑作となる。『バカとテストと召喚獣』は、そうした作品である。
 舞台となるのは、成績に応じて徹底的に差別化したクラス編成を行う進学校の文月学園。そこで、最下位クラスの生徒たちを中心とした学園ラブコメが繰り広げられる…と聞くと、笑いオンリーのギャグアニメかと誤解されそうだが、心理描写がしっかりとしており、見ていて心地よい。アニメーターが登場人物一人ひとりに寄り添い、その内面を洞察しながら作画していることが窺える。
 例えば、主要登場人物が横並びで床に座るシーン(第13話)。このとき、行動的な雄二は立て膝、几帳面な秀吉は正座、実は常識人のムッツリーニはあぐら、女性っぽさをアピールする美波は横座り、そしてヒロインの瑞希は、なんとミニスカートなのに体育座りで、人からどう見られるかに無頓着であることが示される。全員をきちんと描き分けているのだ。
 ギャグ満載とはいえ、その表現は過剰によって笑いをとるタイプで、いかにも型が古い。胸がないと揶揄された美波は明久の背骨をリアルにへし折り、瑞希の巨乳を目の当たりにしたムッツリーニは輸血が必要なほど大量の鼻血を噴出させる…。80年代アニメを思わせる、こうした古めかしいギャグは、かえって、アニメーターがどこに力を入れているかを教えてくれる。笑いはあくまでおまけであり、作品の眼目は、各人の内面を浮き彫りにすることにある。
 わかりやすいのが、明久の姉・玲(あきら)の言動。汗をかいたので電車内でバスローブに着替え、そのまま往来を歩いて明久のマンションを訪れる。冒頭に置かれたこのギャグによって、「常識のない、ちょっとエッチなおねえさん」というイメージを視聴者に与え、その後、弟にキスしようとするのも、同じようにエロティックなギャグかと思わせる。だが、よく見ると、どの場面でも明久に逃げ場を用意しているので、性に関して奥手の弟を優しくからかっただけだとわかる。ギャグではなく、姉としての思いやりを描いたのである。
 こうした姉の心遣いは、家を訪れた同級生の全員が察知したのに、明久本人だけが気がつかない。このことが、後に玲との間にちょっとした波風が立つ原因となるものの、二人の心情が視聴者に伝わるように描かれているので、すぐに仲直りできるはずだという安心感を与える。
 召喚獣を使った学園内バトルを取り上げながら、常にほのぼのとした穏やかさを感じさせるのは、アニメーターが、すべての登場人物の内面に暖かいまなざしを向けているからだろう。最終回における瑞希の台詞「一箇所、大きな間違いをしてしまいました。訂正させてください」には、彼女の本心があらわになっており、本気で泣いてしまった。
 私が特にシンパシーを感じるのが、学年トップの才媛・霧島翔子である。
{netabare} 雄二のお嫁さんになることを夢見てストーカーのようにつきまとい、雄二と親しくする男女に厳しく当たる。アニメの終盤では、強引にサインさせた婚姻届を手に雄二を伴って市役所に赴く。ところが、日本における結婚可能な年齢(婚姻適齢)は女性16歳に対して男性18歳であり、すごすごと引き返す羽目に。さて、翔子ほど高い知性の持ち主が、自分にとって大問題であるはずの婚姻適齢を知らないことがあるのだろうか?
 視聴者を笑わせるためのギャグはギャグとして割り切り、その一方で、人間の描写を大真面目に行うのが、アニメ『バカテス』の特徴である。だとすれば、突飛に見える翔子の行動も、彼女の内面を慮った上での演出だと考えるべきだろう。
 オープニングアニメでは、次々と登場するキャラがいずれも瞬きをするのに、翔子だけがじっと目を見開いており、意志の強さを感じさせる。彼女の行動は、高い知性と強い意志に裏付けられた戦略的なものであり、決して思いつきで過激に突っ走るわけではない(もちろん、目を突いたりスタンガンで痺れさせたりと雄二を虐待するのは、独占欲の強さを表す象徴表現である)。したがって、婚姻届にサインを強要するのも、それほど雄二が好きだと伝えるための手段であって、本気で今すぐ結婚したいのではないだろう。婚姻届を受理されなかった翌日の翔子がサバサバしているのも頷ける。
 神童と呼ばれるほどの頭脳の持ち主である雄二も、そうした翔子の本心はわかっていたはずだ。結婚を巡る二人の大騒ぎは、暗黙の了解の下で行われた一種のゲームだったのかもしれない。雄二が異様なほど大げさに嫌がったのは、自分の役割を心得た見事な演技なのだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

安定した面白さのギャグアニメ

バカテス一期
物語3.7(3.5) 音楽3.7(3.5) キャラ3.8(3.5) 作画3.8(3.5) 声優3.7(3.5)
総満足度 78点

一つ年下の従弟に勧められて視聴開始!
「バカテス」と言えば有名タイトルなので、視聴前から期待していました。キャラや話に関しては全く知識のない状態でしたが、1話からすんなり入っていくことが出来ました!
全体的にすごくコミカルで、さくさくと見ることが出来ますし休息がてらにちょっと見てみることをオススメします^^
とても楽しい気分で見られます。
対象は中高生くらいかなとは思いますが、大学生の私でも十分楽しめました。男女問わずに見られるハードルの低い作品だと思うので、普段アニメを見ない方にもおすすめです。
特にあーだこーだ言うポイントのないよい作品だったと思います。個人的総満足度も78点と高めです!


ここから点数について少しだけ詳しく述べていきます。
{netabare}
物語3.7
テストの点数がそのまま召喚獣という自分のアバターとなり、学内で試験召喚戦争というバトルを行うことが出来る設定。勝利するとA〜Fに分けられた格差ありまくりのクラス設備を交換することが出来る。Aから順に優秀な生徒が集められ、Fクラスは1番のおバカさんクラスになる。主人公たちFクラスが試行錯誤して下剋上を目指す話。
と、ざっと言うとこんなかんじですかね。まず、この学校のシステムが面白い!と思いました。学力が目に見える力となって反映されるとは。勉強の意欲向上効果凄いでしょうね。こんな学校があったら通ってみたいなと思いました。
そして、バカテスの魅力と言えば学力だけが知能の全てではないということが示されているところ。
学力は最低のFクラスが様々な工夫を凝らして終いにはAクラスすらも追い込んでしまうというところ。
私は気合いでどうこう、奇跡でどうこうの話よりもこういった頭を使った闘いが好きなのでとても楽しめました。なるほど!と思いつきもしないような策をどんどん考え出す姿に感動すら覚えました。
試験召喚戦争以外の面でも基本的に退屈だと思う瞬間は無く、13話通して常に楽しめたという点から3.7点の高得点を付けさせていただきました!


音楽3.7
OPがなんだか懐かしいなー、と思いました。これはハルヒを見た時にも思ったのですが、別にリアルタイムで見ていたわけでもないし、本当に初めて視聴して初めて聞くはずの曲なのに何故か懐かしくて心地良く思いました。2010年放送ですから割と最近なんですけどね。どこかで聞いていたんでしょうか。とにかくなんだか聞き心地が良かったので、一度も飛ばすことなくOPを見てしまいました。そういうわけで3.7点で高評価です。


キャラ3.8
これはなかなか魅力的でした。嫌味な子がいないですね。みんな個性が強くて作品を華やかに彩ったのではないかと思います(女子的に姫路さんのメインヒロインとしてのウケはどうなのという素朴な疑問は残りましたけど。嫌とかではないですけど女子人気低そうな子だなと思いつつ、そんな私はヒデヨシ派です)。
個人的にはムッツリーニが一番好きでしたね。とても可愛かったです(笑)


作画3.8
作画に関してはとても好印象です!
ユニークで面白い表現がたくさんありましたし(黒板の文字が話の流れや台詞でコロコロ変わったり)、上記した試験召喚戦争での作戦なんかがとても分かりやすかったです。
どんなに斬新な策を考え出し、描いたところでそれが見てる側に伝わらなければ仕方がないと思っているので。その面でこのアニメはわかりやすい説明と絵できちんと視聴者に伝える演出が出来ていたのではないかと思います。こんな風な演出が上手だった他の例として氷菓が挙げられますが、やはり常に伝えるための演出が映えていたと思います。
ちょっと分かりにくくて残念だったなと思ったのは最近だと血界戦線ですね。ちょくちょく勝つため、奪還するための作略が出てくるのですが、説明雑で展開が早くて全く理解できず、ついていけてないままいつの間にか終わってるみたいなことになりがちでしたので。やはり伝わるかどうかは重要だと思いました。

声優3.8
良かったです。勢いがあってキャラの個性を輝かせていたように思います。やはり下野さんとギャグ・コメディは相性がいいですね!
{/netabare}

長くなりましたが、全体通してとても面白い作品でした。一見の価値ありです!(※そもそもコメディが苦手な人には不向きです)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

深イイと見せかけ、薄イイ味を出しているのでモグモグいけました♪

バカってものすごいことを考えているようで、分かる面はすごい薄っぺらい。
けど浅はかな様に見えても分からないだけで、理解の外で人と同じかそれ以上に思考を巡らせている。

結構好きな作品♪
ギャグとコメディーとそこそこパロと召喚獣バトル。

◇ラノベ原作かな、全13話、・・・2010年の作品かぁ、2期もある

まず語呂がいいよねw
「バカ」と「テスト」までは分かるが「召喚獣」がくっ付いてるもん♪
当初はバハムート的なのを勝手に期待してましたwww


★2年Fクラス主要キャラ★
吉井あきひさ いいヤツだけどバカ
姫路さん 頭イイけど2年生に進級する際の振り分け試験で倒れて0点
島田みなみ 帰国子女で漢字が読めないせいか数学ぐらいしかイイ点取れない
ゆーじ 勉強に興味なさそう、頭は悪そうにない
秀吉 頭はあんまり良くないが、それ以上に性別が良くないw
ムッツリーニ カメラ小僧、思春期の男子のヒーロー
★以上、学年最下位クラス★

教育技術の最先端「召喚システム」ってのを取り入れている学校の主にバカどもの話。

この作品は、必要最低限ぐらいの説明だけでテンポよくポンポン進む。それが非常に心地よい♪
字幕(主に脳内思考)とか帯でテストの点数とか、
一つの場面で2つの情報を上手く載せてて、それも上手い。
キャラが多いにも関わらず、かぶらず、ちゃんとキャラが立っててええ☆

楽しめる要素は、
キャラ、ギャグコメ、プチ恋愛、そこそこパロ?、
リアル勉強、召喚獣のかわいさ・闘いっぷり、そして戦略、
みなみのプロレス技とあきひさの叫びのタッグ、ムッツリーニ、
ついでに言うと、男の娘、薔薇、百合、ややヤンデレ、と多い。

・・・ラノベがパロ、男の娘、同性愛をネタにするのって昔からなのかな~
{netabare}声と段ボール箱でメタルギアは好きwww{/netabare}
ここまでラノベらしい要素満載なのに{netabare}女子高生でちびっ子がいないのは非常に好感が持てる♪{/netabare}

あきひさのバカっぷりが非常に心地よい♪
ネタも絵も話の展開も使いまわしたりワンパターンも多いが、それがええ安定感を生み出している。

作画の評価を高くしたが、世間一般で言う作画の良さとは違う。
試験召喚獣は作画しやすそうなデフォルメキャラ、戦闘もド派手ではない、
白黒絵{netabare}(主にゆーじw){/netabare}や動画の使い回しも多い、
常にぬるぬる動いているわけではない、
{netabare}遊園地回での最後のぬるぬるは使いどころ間違っていると思うw、{/netabare}
などなど。

けど、普通に背景とかキレイだし、
非対称の上下や左右分割、
グラフや図を用いた数字などの表し方、
所々使われている3D、
などなど上手い、表現として演出として上手い。エンドカードもかわええ☆☆☆

そして音楽もイイ☆☆☆☆☆ BGMやSEがイイ!!!!!

OPでは歌もいいのだが、アニメーションがすっごくええ☆☆☆☆☆
テーマ曲はOP・ED共に好き♪♪♪♪♪


と、ベタ褒めしたもんだが、内容の薄さは否めない。
なので、濃イイ内容を求めている人には勧めない。

馴れ初めが語られてない程度ならいいが、いきなり誰かが誰かを好きになっている理由が分からない、
というか、そこら辺はノリや雰囲気で解釈しなければならない所も多そう。

普段そういうのを嫌うきらいがあるオレだが、この作品では好きな方w

2,3話見てこのノリが好きか、2,3人好きなレギュラーキャラがいれば最後まで楽しめると思う。


何となく、原作の方は深イイ話もちゃんと掘り下げてそうな気がするが、
敢えてそういう所を端折ってアニメとして面白く作られた作品なんだろうな♪
真ん中と最後に入る問題と生徒2,3人の回答と先生のコメはすごい好き☆
・・・静止しないと全文は読めないがw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

87.2 4 男の娘でツンデレなアニメランキング4位
バカとテストと召喚獣にっ!(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (3161)
18247人が棚に入れました
進級テストの成績で厳しくクラス分けされる先進的な進学校「文月学園」。秀才が集まる設備も整ったAクラスに対して最底辺のFクラスの設備はボロい卓袱台や腐った畳だけ。そんなFクラスの生徒である吉井明久は、訳あって同じクラスとなった健気な才女・姫路瑞希のため学園が開発したシステムを使ったクラス争奪バトル「試験召喚戦争」に挑戦する。果たして、Fクラスは上位の強豪クラスに勝利することができるのだろうか――

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、水橋かおり、鈴木達央、加藤英美里、宮田幸季、磯村知美、竹達彩奈、寺島拓篤、平田真菜、南條愛乃、井上喜久子、大塚明夫、津田健次郎
ネタバレ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あにこれ版バカテスト~♪

今回のレビューはいつもとは違う、バカテスに合わせた趣向のレビューにさせていただきました。
名付けて・・・あにこれ版バカテスト~♪
オー""ハ(^∀^*)パチパチパチ♪


【第1問】
バカテス2期の見どころを挙げなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「出演キャラクター達の恋模様」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    とても良い答えです。見どころは人それぞれとらえ方が違いますが、この2期は1期と比べて恋愛描写が進みより強く描かれていましたね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「雄二と翔子の子供が出来るまでの愛の軌跡♪」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    雄二君は逃げ回っていたような気がしますが・・・。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
    「水着回・浴衣回などの私の衝動を満たす素敵な構成(;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    いきなり危ない答えで先生この先、君の回答に不安です。
{/netabare}


【第2問】
以下のキャラを演じている声優を答えなさい。
①吉井明久②姫路瑞希③島田美波

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「①下野紘(他出演作)神のみ:桂木桂馬
    ②原田ひとみ(他出演作)ひだまり:乃莉
    ③水橋かおり (他出演作)まどマギ:巴マミ、鹿目タツヤ、ワルプルギスの夜」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。他の出演作品も答えてくれるとはさすがですね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「①しもっち
    ②むっちりーに
    ③みずはっしー」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    可愛いあだなで答えても正式な声優名で答えないと正解はあげられません。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
   「①ヨスガノソラのプレイボーイ(;゚∀゚)=3ハァハァ
    ②ごめんなさい、リアルに知りません・・・
    ③まどマギのマミたん(;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    声優名を覚えましょうね。
{/netabare}


【第3問】
召喚獣とは何か答えなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「テストの点数に比例した強さを持ち、召喚者をデフォルメした姿の全長80cm程の分身。クラス間抗争試験召喚戦争の手段として使用する。」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。簡潔にまとめた良い答えでした。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「召喚者のデフォルメねんどろいど」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    そんな物では戦えません。
{/netabare}

●だんちょーの答え
{netabare}
   「 ( ´,_ゝ`)フヒヒ 完全犯罪の道具?(;゚∀゚)=3ハァハァ 」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    ちょっと職員室に来なさい。
    ノノノ_(≧。≦_)ψ(`Д´)ψコッチニキナサイ
{/netabare}


【第4問】
召喚獣を召喚する時の詠唱呪文を答えなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「試獣召喚『サモン!』」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    正解です。さすがにこの問いは簡単過ぎましたね。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「サモン!!・・・・・ほうさく??」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    まぁ一応それでも召喚獣は出てきますが・・・野球選手は出てきませんからね。
{/netabare}

●匿名希望の答え
{netabare}
   「たけ---(´Д`)---たつ!!」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    竹達彩奈は絶対出てきません。
{/netabare}


【第5問】  
あなたの気になるヒロインを2人挙げなさい。

●偽ニュー隊長の答え
{netabare}
   「島田美波(ツンデレ代表)
    霧島翔子(クーデレ代表)」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    なるほど。その系統できましたか。
{/netabare}

●せもぽぬめの答え
{netabare}
   「翔子ちゃんと瑞貴ちゃんの髪飾りのうさぎちゃん♪」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    髪飾りに負けた女性キャラが不憫です。
{/netabare}

●匿名希望の答え
{netabare}
   「霧島翔子、清水美春。翔子はおしとやかで可愛いので(;゚∀゚)=3ハァハァ。清水さんは、たけ---(´Д`)---たつ!!なのでどちらかというと清水さんの方が好み、というか、豚野郎と呼ばれるだけでも(;゚∀゚)=3ハァハァ。この豚!!はぁ~いwwwwwwwww (;゚∀゚)=3ハァハァ」
{/netabare}
○撫子娘教師のコメント
{netabare}
    君も職員室に来なさい。
    ノノノ_(≧。≦_)ψ(`Д´)ψコッチニキナサイ
{/netabare}


以上!あにこれ版バカテスト終了!
偽ニュー隊長様、だんちょー様、せもぽぬめ様、匿名希望様、このレビューへのご協力大変ありがとうございました。
☆⌒(*^▽゜)vありが㌧ m(_ _"m)ペコリ
(匿名希望様はご本人様のご都合によりこのように表記させて頂きました)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 57
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

少々パワーダウン(67点)

全13話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:67点
アニメ系統:ギャグラブコメ

バカテス2期。
1期がまだの方は1期から観ることをお勧めする。
完全続きとなっているので、いきなり2期は厳しい。

1期のバカっぷりを期待していたのだが
少々パワーダウンした印象。
1期よりラブコメよりにシフトした感じ。

バカテスにはやはりバカでパワフルな物を求めてしまう。
召喚戦争も数が減り、各キャラのラブコメ話が多く感じられた。
これでも別に悪いわけではないが、少々物足りない。

パワーアップしたのは美波の可愛さ。
これは良かった。
美波派の私としてはこの部分だけは満足せざるを得ない。
美波派にとっては8話は神回。
8話だけでも観るのだw

まだまだ、いくらでも続けられそうだが、さて、3期とかやるのでしょうかね。

バカテス好きなら見て損はないかな。


と、まあたいしたことも書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

美波はやっぱり可愛い。


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以下、毎話の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
安定のバカバカしさwww
ムッツリーニ全開wwww
ヒデヨシwwwwwwwwwwwww
相変わらずのくおりちいwwwwwwwwwwww

美波可愛いよ美波(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ(;゚∀゚)=3ハァハァ

以上、他に言うことはないwwww


2話視聴。
浴衣いいよ浴衣。
しかし、何か作画がさぼりすぎな気がしたんだが
静止画ばかりで同じ絵の使いまわしみたいなのが
目立った気がする。
わざとかな・・・・

まあ、美波が可愛いので許すw

3話視聴。
Åパート、優子もいいねえ。
そしてBパートで過去の話になったが
バカテスらしからぬ話。
ちょっといい話だった。
相変わらずバカだったがw
やっと召還獣も出てきて、ここから本番かな。

4話視聴。
いよいよ召還獣も面白くからんできた。
新召還システムが面白かった。
今回単発のシステムのような気はするが。
しかし、今一インパクトに欠ける気もする。
来週はさらなる笑いに期待したいものだ。

5話視聴。
今週はやっとバカテスっぽくなってきた感じ。
召還獣をからめながら、相変わらずのバカw
美波も可愛いしw
今週は非常に満足できた。
ムッツリーニの活躍にも期待が高まる。
来週も楽しみだ。

6話視聴。
ペッタンコの魅力に目がくらんだとは俺のことかw
ええ、ペッタンコに目がくらんでますよ。
ペッタンコを堪能したいです。

しかし、まあ、何か止め絵やけに多くない?
手抜きすぎに感じるのは気のせいだろうか。

7話視聴。
ムッツリーニがかっこよすぎるwww
エロに関してはもはや彼に適うものはいないのか?
最後のオチもなかなかw
この調子で次週も頼むwwww

8話視聴。
俺得な美波回\(^O^)/
美波可愛いよ美波

ちょ、不意打ち・・・
思わずうるっときてしまったじゃないか。
良き回であった。

9話視聴。
あきひさ美味しすぎる。
なんてうらやましい。
美波可愛いよ美波。
一番はヒデヨシだったのは言うまでもないwwww

10話視聴。
なんとなく1期に比べパワーダウンしてる気はする。
しかし、しかしだ。
美波の可愛さはパワーアップしている。
最後の美波が可愛すぎる。
美波可愛いよ美波。
あきひさにくれてやるのは惜しい。くそお。

11話視聴。
ちょっと待て。
何かがおかしい。
俺は美波派のはずだ。
何かがおかしい。
翔子が可愛くみえるじゃねえか。
何かがおかしい。
こんなのバカテスらしくねえじゃねえか。
何かがおかしい。
何かがおかしい。
何かがおかしい。

12話視聴。
バカテスぽさが帰ってきたw
今週は面白かった。
これぞバカテスって回で、来週にも期待。
来週で終わりだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

おヴぁか!試験召喚戦争して・・・るけど、してないよー

OVAか!
いや、OVAは別にあるけど、そういう意味じゃない。

◇ラノベ原作、全13話、1期→OVA→2期(この作品)

OVA観なくても想像でなんとかなるが、いらぬ違和感が嫌いな自分なので、
2期を観ている途中でOVAを探しに行きましたww
1期を観とかないと楽しめない。

☆1期の感想 → http://www.anikore.jp/anime/1421/
★OVAの感想 → http://www.anikore.jp/anime/2905/

あらすじ省略

◆キャラ紹介一応◆
あきひさ F組 主人公 馬鹿だがいいヤツ
姉さん あきひさの姉、あきひさにぞっこん、巨乳グラビア女優体型
姫路みずき F組 頭良いが2年に進級前の試験で体調不良のため0点、巨乳
みなみ F組 ドイツ育ちで日本語読むのが苦手、貧乳
ゆーじ F組 頭は悪くないけど興味の方向性が学問から変わってしまった
霧島しょーこ A組 自称ゆーじの嫁、学校一の秀才、ヤンデレ
ムッツリーニ F組 行動的はオープンなムッツリ?、カメコ
工藤あいこ A組 短髪でオープン微エロ?、ボクッコ
秀吉 F組 自称男?別に男にも女装にも興味があるわけではないのだが・・・
木下ゆーこ A組 秀吉の姉、強気なタイプ、愛読書がBL
鉄人 補習の鬼
校長 ババア
◆こんなもんかな◆

良いところは、キャラが掘り下げられていること。
ノリは、1期と似ているようで違う。

1期は半分ぐらいは試験召喚戦争に関わる。
召喚獣に関わらない話でも目的があるものが多い。
また、完全な日常回でも自己紹介的な意味合いも強く初々しい。

2期はほとんど試験召喚戦争。話のネタとして出てくることはあるが
召喚獣に関わらない話は目的があるようでない。
また、完全な日常回では女装・エロ・姫路さんのキレネタが多くてしんどい。

{netabare}って言うか、随分とのぞきがオープンなイベントになったもんだ。
のぞき回に3話も使うかな。
好きな男にのぞかれることに恥じらいよりも喜びを感じる女子なんて・・・。
というか、あれはのぞきと言うより、不法侵入とかもっと雑で、美学がないよ・・・・・・。

エロが随分、受け入れられているもんだ。日常茶飯事の事柄ではないでしょ。

頭を使う機会も少ないし、いや使っているかも知れんが、使いどころがなぁ。

そして一番微妙なのが「常夏コンビ」再来・・・。
なんでコイツラ?? マジでこの2人いらない。なのに、またラスボスにするとか・・・・・・。
このハゲとヤンキーもどきの魅力ってヘイトを集める以外ないんだよね。
しかも、コイツラだとオレから向ける嫌悪感はほとんどない。
なんか微妙だから嫌だなって思うけど、コイツラの何かがムカつくってのがあんまない。

Bクラスのおかっぱの方が敵キャラとして50倍は魅力的。
何よりもヤツは物語の展開に大きく影響しているし。

そしてヤンデレっぽい姫路さんの出番が多いこと。
ヤンデレはしょーこ、あきひさへの物理的ツッコミはみなみ、
なんで同じようなアプローチを姫路さんにさせるかな・・・。

こう、悲しみつつ恥じらうとか、
半泣きしながら走って逃げるとか、
お菓子でもラブレターでもなく、なんか編み物とか勉強を教えるとか、
なんかあるだろ!? こう、かぶらせなくてもその人に合った魅力ってあるだろう!!!
{/netabare}

と、オレからするとマイナス要素が満載だが、
所々魅せるネタが面白かったり、何よりも過去回があるのが素晴らしい。

ゆーじとしょーこ、バカテスらしさは少ないがちょっとええ話。
みなみの話ではあきひさのイイバカらしさも見れて良かった。


OPは曲はいいけど、なんかi-podのCMっぽいアニメーションはちょっと微妙、
EDはサビ以外はあんま、1期に続いて最終話の演出は嫌いじゃない♪
{netabare}バカと個室と孤独飯www{/netabare}

バカテスのファンなら観てそこそこ楽しめると思うよ~

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

80.4 5 男の娘でツンデレなアニメランキング5位
ハヤテのごとく!(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1455)
9459人が棚に入れました
不幸な少年・高校生の綾崎ハヤテは、ギャンブル好きで浪費癖のある両親の生活を支えるため、バイトの日々を送っていた。だが、1億5000万円の借金を作った両親は、その負債をハヤテに押し付けて行方不明に…。取立てに困ったハヤテは、一人の少女を誘拐することで、借金返済を目論んだ。だが、その行動が少女の勘違いを招き、自分への告白と受け取られる。さらに、誘拐されたその少女を救出してしまったことで、少女の恋の炎に火が燈る。その少女・大富豪のお嬢様の三千院ナギは、ハヤテを住み込みの執事として雇うことを決め、発覚したハヤテの1億5000万円の負債を肩代わりするのだった。かくして無利子・無担保の貸付による40年ローンを返済するべく、仕える者として、お嬢様を守る者として、綾崎ハヤテの命を懸けた執事生活が始まる!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、松来未祐、植田佳奈、井上麻里奈、中島沙樹、生天目仁美、矢作紗友里、高橋美佳子、小杉十郎太、三宅健太、若本規夫
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パロネタドタバタアニメ。 ちょっと古い時事ネタを 全52話で存分にご堪能くださいw

原作は少年漫画(未読)。
シリーズ1期に当たるこの作品は2007年度1年間かけて
4クール放送され、全52話と非常に長いです。


主人公・綾崎ハヤテ(高校生)は浪費家の両親から
約1億5000万円の借金だけを残して、捨てられてしまった。
その後、ハヤテは色々あって
大富豪のお嬢様・三千院ナギから執事として雇われることになり、
莫大な額の借金を40年かけて返済することに…
という所から始まるストーリーですが、
正直言って物語なんてどうでもいい作品ですw


回にもよるけれど 全体として時事パロネタが非常に多い。
少年漫画を読んでいない私にとって元ネタが分からず
最大限に楽しむことはできませんでした。(←コレは致命的;)
ただ、ネタが物語に組み込まれている訳ではないので
分からない場合はスルーして適当に楽しむことはできると思います。
(分からないネタが続いた時はさすがに やきもきしたけどw)

所々に自分も分かる ちょっと古いネタがあったり
例えば登場するゲーム機が今より1世代以上前の物だったりと、
何となく懐かしい気分で観ることができました。


作画については今見ても見劣りしませんでしたが、
演出面はさすがに「ちょっと前の作品」という印象。
それでも6年近く前の作品としては良いほうだと思いました。

声優は何と言ってもメインヒロイン・ナギ役の
くぎゅう(釘宮理恵)N型ウィルスが最大の魅力でしょう。
くぎゅう目当てで視聴しても良いくらいのレベルだと思いますw


音楽はOPが前期・後期の2曲、EDはクールごとに変わり4曲あります。

前期(01話~26話)OP … ハヤテのごとく!(歌:KOTOKO)
後期(27話~52話)OP … 七転八起☆至上主義!(歌:KOTOKO)
第1クール(01話~13話)ED … Proof(歌:MELL)
第2クール(14話~26話)ED … Get my way!(歌:川田まみ)
第3クール(27話~39話)ED … Chasse(歌:詩月カオリ)
第4クール(40話~52話)ED … 木の芽風(歌:IKU)

ED映像は季節(クール)に合わせた演出になっています。
どの曲も元気な感じで作品の雰囲気に合っていて良かったと思いますが、
私の中では後期OPと、第3クールEDが特に気に入っています。


キャラも個性的な人物が非常に多く登場します。
これだけのキャラを登場させることができるのは
4クールという尺があってこそだと感じました。
キャラの特徴・設定を上手く使いこなしていたと思います。
これだけ居れば、この先2期以降のネタも作り放題でしょう。


なお、パロネタ発言時の「ピー音」はDVD版で消すことができましたが、
{netabare}「見せられないよ!」{/netabare}はさすがに飽きました。


この1期は6年近く経った今観ると時代遅れ感がかなり強かったので、
もし2期以降も時事ネタ方針で作られてるのだとしたら、
毎回早めに視聴したほうが良さそうです。

逆に、一昔前を懐かしみたい方にはオススメできると思います。

また、釘宮理恵が好きな方にはイチオシの作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

長い事付き合った作品なので特別感があります。面白かったなあ…。

 なんとなく郷愁を感じるというか、ちょっと特別な作品というか…あまりに長い期間付き合ったので…。本作のみで52話。2期も2クール25話。3期12話、4期12話ですからね。コミックも十数年で52巻です。

 当時はヒナギクと西沢さんがお気に入りでした…。一時不思議なくらいのめり込みました。ナギエンドだけは止めてくれってちょっと本気でドキドキしてましたね。原作最終回どうなるかは各自でご確認を。

 主要なサブキャラ達が魅力的でした。キャラ造形が極端なのがよかったのでしょう。執事たちはほとんど異能力者で、女子たちは大金持ちとか天才とかそんなのしか出てきません。オカルトとかロボットとか少年誌らしい滅茶苦茶な感じが良かったですね。こういう感じは最近見ないですね。
 
 不思議なのはたいして女子たちはキャラデザは可愛くない…気がします。語弊がありますが、例えば、先入観無くこの作品内ではなくヒナギクをポンとイラストとして見せられてもそんなに可愛くないという意味です。絵のテイストがそもそもギャグ寄りですから。作品に感情移入して心の目で見るから可愛いのでしょう。ですので、お色気シーンとか言われても全くエロくないです。マリアさんにはちょっと萌えますけど。

 ギャグはアニメ、ゲーム、マンガ、ボカロなどオタク界隈のパロや引用ネタか、執事TUEEEネタ、金持ちネタ、キャラそれぞれのパターンネタばかりでした。原作がケロロ軍曹とほぼ同時期なので時代性なんでしょう。ニヤニヤとかニヤリという笑いですね。これに乗れるかどうかで、かなり本作の評価が変わってくると思います。
「見せられないよ」の「自主規制君」は本作が初出だそうですね。こういう細かいセンスが非常に優れていました。

 ストーリーは一応三千院家の相続とハヤテの借金と家族どうなった?という本筋があるのと、マリアは何者?姫神は誰?みたいな伏線、それぞれのキャラのサイドストーリーがあります。テーマ性はありません。ギャグもいいですが、ラブの出来が良かったと思います。

 ラブコメと言っても、あだち充や高橋留美子とはちょっと違いますね。ギャグ強めだけどラブを結構恥ずかし気もなくやっています。これが堪らないですね。
 3期以降になって若干重いテーマ的なものも出てきますが、それはむしろギャグ漫画のシリアス化現象の範疇です。恋愛の行方が最大の関心事でしょう。

 声優さんは何といっても一世を風靡した「くぎゅう」ですね。そのほかみんなとにかく叫んでましたね。
 音楽は良かったですね。七転八起とか最高でした。その他もEDなどでなかなかいい曲もありました。

 ということで、大変楽しませてもらったアニメです。テーマよりもエンタメ…ですね。ただ、時代性があるので、遡って今見るなら人を選ぶでしょう。
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

軽度釘宮病患者視点Ⅰ

正統な釘宮病患者用作品、同時に釘宮ウィルスの発生源でもある
俗に言われる「釘宮キャラ」を重視した作品の一つ

■釘宮キャラと呼ばれる為の条件は4つ
ツンデレ、貧乳、ロリ、※絶対領域

※絶対領域
スカートとオーバーニーソックスの間の素肌部分、詳しくは検索されたし。
[ミニスカートの丈] : [絶対領域] : [オーバーニーソックスの膝上部分] 
の比率が4:1:2.5 が黄金比とされ、許容範囲は±25%程度という見方が有力。
釘宮キャラ以外でこの領域を持つ有名キャラは初音ミク、戦場ヶ原ひたぎ等

■この作品の中身

対象年齢★★★★★ 釘宮以外の不純物★★★★★ 釘宮成分★★☆☆☆

■この作品への見解
いつもの釘宮と若本の語りで話が始まるがオープニングまでの僅かな
シーンとオープニングを見ると、アニメ中の雰囲気は大体想像が出来る。
レビューにあった通り中々釘宮出て来ないな。・・あ、出てきた。

完全に資料として見始めたのだが、困った事に自身が患者である為、
強靭な理性が崩壊しそうになってk・・やはり釘宮ならロリはアリだな、
ロリでも全然いける。キャラ設定は釘宮作品の中でも一番幼そうなのに
低めの声と他作品には無い独特の口調、これはこれで良い。というか、
低い方が自分は好きかな、もっと言えば低い上に蔑んだような台詞が・・
落ち着け。若本語りも多いから、独特の釘宮口調と若本を楽しむ作品。
バカと変態の台詞多いな・・最初のサービスかな。

若本語りがある以上は絶対シリアスな展開にはなり得ない、ピーとか
シャアネタも入るから案外これ結構歳いってる上級者向けな気がする。
あー、ついに  が成立してしまった。完全に患者用作品じゃねーか

第三話、だからネタが古いんだよw少し後にやや新しめのも出たけど、
それでも古い。ツンとかデレとかよりも・・純正のアニオタ用、漫画オタ
用の作品だな。何より作中の一部台詞の視点が俺のレビューと全く同じ、
原作者の頭の中身が完全にダメアニオタ、俺の友人達と寸分の狂いも無い。

第四話、作品中のピーのうちいくつ分かるかでダメ人間度が分かる。ね
俺は今のところ全部分かるけど、ダメ人間では無い、無いよ。無いからね。
・これは、釘宮作品の中じゃ一番対象年齢高いな。今まで見てなかったの
は完全に失敗だ。ネタが古い・・wもういい加減にしろよ原作者ww

萌えとかエロを超越して完全にネタに走ってる、アニメは距離を置いて
見ましょうね、所詮ただの設定ですよー視点が気に食わないと楽しめない
おそらくこのサイトじゃあまり人気無いだろうなーこれ

釘宮成分をちょっとしたスパイスとして、若本語りを堪能しつつ、
あとはもう原作者のネタがどこまで分かるか、原作者との戦い・・だなw
このアニメが好きな人間とは良い友達になれる気がする。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

72.8 6 男の娘でツンデレなアニメランキング6位
ささみさん@がんばらない(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1335)
6828人が棚に入れました
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍、大塚芳忠、沼倉愛美、日高里菜
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

がんばらないで見るのが調度良い、シャフト演出が光る作品

2013年1月より放送
全12話。


【前置き】

「物語シリーズ」「まどか☆マギカ」等で有名なシャフト制作。
放送当時も見ておりましたが、ふともう一度この独特の世界観に触れたくなりDVDで視聴しました。

シャフト制作アニメは毎作DVD版で、「そこまでこだわらなくて良いでしょ!」って思う程の異常な量の作画修正をしてくれるので、2度見するのもまた楽しいですしね。



【あらすじ】

主人公、『月読 鎖々美(つくよみ ささみ)』通称「ささみさん」は、ヒキコモリです。
着替えるのも、食事をするのも、とにかく「がんばらない」。
その生活の面倒を見るのは、異常なまでの奴隷体質の「お兄ちゃん」唯一人。

そんな彼女は、実は神霊「最高神のちから」をその身に封じた『月読の巫女』であり、これまでの環境や辛く非人道的な修練の日々から、遂に逃げ出して来ていたのでした…。

この兄妹と、難癖もある『邪神(やがみ)三姉妹』を中心に、八百万(やおよろず)の神々による怪奇現象が、面白おかしく時に残酷に…彼女の身に起こっていきます…。


【論じてみる】
{netabare}
本作は、シャフト制作作品の中では今一つの知名度ですね。
しかし、その独特の雰囲気や演出は、まさにシャフトらしさに溢れています。
前知識が無くても、これ「物語シリーズ」っぽいっと思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。

キャラクターも皆可愛らしく描かれ、それを彩る作画に関してもシャフトの中でもかなりのクオリティ。
ささみさんの部屋でのみ入る、シャボン玉越しに画面を眺めているような淡い七色タッチの演出も、とても独創的でしたしね。
本編が終わったかと思えば、エンディングでは毎回キャラクター達のガヤが激しかったり、次回予告でも趣向を凝らしたヒキコモリ小ネタが色々と用意されたり…。

こういう、普通ならただ仕上げるだけで終わるところに
「もう一癖入れてやろう!」
という製作者の心意気を感じたのが、私が本作をもう一度見たくなった理由だったのかもしれません。

ただ…、肝心のシナリオに関しては、改めて観直してもイマイチでしたね。
原作が完結していないこともあり、全12話で全容が全く描ききれていない…、もとい描き切ろうとする感じすらなかった点が、何よりの残念要素だと私は思います。



冒頭は、まさに謎だらけのキャラクター達の理解不能な展開が続き、置いてけぼりをくらいます。
(この時点で、既に初見の人は視聴をやめかねないかもしれませんね…。)

世界観の説明は、第3話での「ささみレポート」。
ここでやっと、この「日本神話」を主軸にした世界観と、人物設定が明かされていきます。
ささみさんが、これまで色々な柵に縛られていた自分を断ち切る為に、あえて今は「がんばらない」ことにしていることが垣間見えてきましたね。

ただ「最高神のちから」と一言で言われても、意味不明な人も多かったかと思います。
とても分かり易く言えば「涼宮ハルヒ」に近いチカラを、ささみさんも持っていると思えば大きな差異もないかと…。
ただ、ささみさんはハルヒと違い、その自身のチカラを理解し、コントロールしようとしているのですが…。



さて、どこかファンシーな ささみさんの雰囲気とは違い、描かれるのは日本神話を元とした八百万の神々達。
これを、シリアスに見たらいいいのか、気楽に見たらいいのか…。

それこそ、タイトル通りの「がんばらない」。
世界観や台詞を覚えて、シナリオを熟知しようというよりは、基本的に演出や小ネタを見て気楽に楽しむが一番の作品のように私は思いました。
そうして身構えていないからこそ、世界観がガラリと変わった時も余計に楽しめるかと思いますしね。

何より、キャラクターがそれぞれ可愛いので、そう楽しむのが一番です。
変に萌えに走りすぎていないキャラクターデザインも、個人的には好みでしたし。


ささみさんは、阿澄佳奈さんの声が非常にマッチしていて、気怠さと頑張らなさ加減が光っていましたね。
「邪神三姉妹」も、でっかいロリから、ロリババァに加え、メカ女子高生と、バラエティーに富んでますし。
この姉妹に関しては人によって好みが大きく分かれるので、論争の火種にもなりそうですが…(笑)

ちなみに私は断然、次女のメカ女子高生『邪神 かがみ』派でした。
ちびまる子ちゃんのような黒髪ショートの髪型は勿論のこと、特徴的な「~のです」の喋り方や、時に挟む暴言、さりげないオヤジギャグ等々。
そしてそして、毎度眠たがる際の彼女の

『ふにゃぁ~~♪』

に、私はもぅイッチイチと悶え苦しんでおりました。
(この苦しみには、恍惚がブレンドされています。)

声を演じられているのは大人気声優の「花澤香菜さん」。
私としては、彼女が演じた数多くキャラの中でも、このかがみが個人的にかなり上位に食い込む程大好きなのです。
「千石撫子」「黒猫」「結城美柑」「天使ちゃんマジ天使」と、少し上げるだけでも名立たる超有名キャラが揃い踏みですが、それでも決して負けてはいません。
不器用ながら、とても友達思いの良い子ですしね。

いやまぁ、後の姉妹も良いんですけどね。
ロリにロリですし(*´Д`)ハァハァ



さて、物語としては中盤の、ささみさんとお母さんとの回が最高潮でした。
ここに関しては、本作をアニメ化にまで押し上げる人気となっただけの良エピソードだったと思います。
あのお母さんの、頑なな姿勢とその反面の内にあるデレっぷりは、とっても可愛かったですしね。
(しかしまぁ「働きたくない」「がんばりたくない」に加え「死にたい」を連呼するお父さんといい、ささみさん一家のキャラは濃すぎますね…。)

ただ、以降のエピソード「悪徳オカルト結社『アラハバキ』との一戦に関しては、かなり投げっぱなしで終わっている感が強く、多くが謎のまま先の展開を暗示せず物語が終わります。
この点が、本作最大の短所と言えるでしょう。
シャフト制作では、原作シナリオを忠実に再現することが多く、このように話が途中で終わるケースが多少ありますが、「化物語」などはそれでも物語の区切りはしっかりしておりました。

今現在の話題性を顧みて、まず2期がないことを考えると、本作は結局ただの原作販促アニメでしかなくなってしまい、非常に残念です。
決して内容が悪くないだけに…、余計にそう思います。
{/netabare}



【変態お兄ちゃん、月読 神臣(つくよみ かみおみ)】
{netabare}
さて、前述でも述べた通り本作は、ささみさんや邪神三姉妹が、可愛く個性的なキャラ立ちを見せるのですが……。
私的には、この奴隷体質の「ささみさんのお兄ちゃん」の強烈なキャラ立ちに、全部食われてしまったのでは…とすら感じましたね。

作中一切顔を見せないその風貌だけでも、既にかなり異質に見えるのは当然として…。
(この顔を見せない演出も見所!)
その行動や言動は、全て妹のささみさんへの溺愛に満ちており、


『お兄ちゃんはいつでも、ささみさんの側にいますよ~。

 お兄ちゃんを1人見かけたら、30人はいるものと思って下さ~い。』


なんてゴキブリ染みた変態発言は、最早日常茶飯事。

彼女への奴隷的な振る舞いも非常に板についており、回転寿司での一コマでは会話の合間にある

「あっ、次サーモン」「シャリ半分にして」「ワサビ嫌い」「シャリにお醤油付けたら殺す」「フーフーして」

という、ささみさんのワガママ要望に全て迅速に対応したりと…、気持ち悪い反面なんだか私もこんなお兄ちゃんが欲しくなっちゃいました。
…いやまぁ、その後すぐ全裸になって、

「僕を…、僕を食べて下さ~~~~~い!!!」

と言って、回転台から流れてくるような人なんですけどね……。
まぁ一応ちゃんと、お寿司を乳首に乗せてはいたようですけど。(←なんのフォローだ!)


ただ、基本的にゴキブリのような扱われ方をされているワケですが、その実ささみさんも

「お兄ちゃんが変態だったから、私は落ち込んでいる暇もなくって…。

 ……おかげで救われた。」

と言っているシーンもしっかり描かれているのが、また良いんですよね。
にくい兄貴ですね、こういうキャラクターはホント大好きです。


声優「大塚芳忠さん」(ワンピースの「Z」や、NARUTOの「自来也」等を担当されています)の起用は、「お兄ちゃん」というにはいささか高齢の声に思えましたが、それを補って余りある演技力に脱帽しました。
あの低い声での剽軽な言動の数々は、非常に耳に心地良かったです。

彼のその異質さの起因は結局、作中で明らかになることはありませんでしたが…、そのミステリアスさも含めて作中でもダントツのインパクトでした。
お母さんから「哀れな存在」と呼ばれていた彼ですが、その言葉にはこの個性以上の何かが、きっとあるのでしょうね…。
{/netabare}



【総評】

やはりアニメ単体として見る限り、説明不足で尾を引く展開のまま終わっていることは大きなマイナス。
あえて説明していない点があるにしても、それが人気に繋がらなければ商業作品としては失敗と言っていいでしょう
そういう点からも、人には自信を持ってオススメは出来ない作品です。

ですが中盤までの展開は、日常とシリアスを上手く表裏させた作りで、高クオリティの作画で彩られる可愛いキャラクターと、その演出や多くの小ネタも含めて、個人的には大いに楽しませてもらいました。
オープニングの「Alteration」(ZAQ)も、とても好みでしたしね。


しかし、やはりなんといっても…、ささみさんのお兄ちゃん。

『婚姻届は既に、ささみさんの名前を書くだけのものを用意してありますからね!

 法律だけが、僕らの敵ですねぇっ!!!』

なんて異常な台詞を繰り返す、この上なく残念なキャラクターを愛でる、そんな作品でした。
視聴の際は、是非がんばらないで♪


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月読 神臣(お兄ちゃん)』 声 - 大塚芳忠さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『邪神 かがみ』 声 - 花澤香菜さん



以下、私がもし「お兄ちゃん」になったら……。
(※どーでもいい話なので〆ますね。)
{netabare}

ちなみに私も、ささみさんのような可愛い妹がいたら、

きっと本作のお兄ちゃんみたく、この上無い愛情を行動で示そうと躍起立つのではないかと思います。


ともすれば当然、私も彼と同じように、妹に美味しく食べられたいという気持ちから、

回転寿司で、妹の眼前に全裸で流れてしまうのでしょうね。


あぁ一応、ネタとしては「おいなりさん」となります。


どうでしょう…。

こんなお兄ちゃんで良かったら………。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想以上にファンタジー

予想以上に面白かったです。

私の考察的にはラブコメハーレムものかと思っていましたが、
けっこうファンタジーものじゃないですか。
世界観があり表現の仕方や背景が独特というか。。

なんでも、ほかの方のレビューを読むとアニメ制作をしているシャフトというのはすごいところらしいですね!
私はシャフトの作品はあまり見てないので、初めて知りましたよ^^;
興味深い会社になりそうですw

また、opもとってもかっこよくてお気に入りの曲の一つです!
edはとっても笑えますねw

兄役の大塚さんは50代なので、そんな大御所が
「ささみさーん」を言っている姿を想像すると恥ずかしさと笑いが出てきます^^


~12話~(最終回)
{netabare}よかったね、仲直りできて。
友達というのは裏切られる時もある、喧嘩するときもある。
だけど、そういうことを繰り返して仲直りして、
どんどん仲が深まっていくんだよね^^

少し微笑ましかったです。

でも、逃げちゃえばいいんだよってそ、それはうーん・・
確かに頑張りすぎちゃうのはダメだけど、頑張らなきゃいけない時もあるような・・?
少しその言葉が意味深で深くて印象的でしたね。

ファンタジックな友情&家族愛な物語でした!{/netabare}


~11話~
{netabare}あんなに友情って深いものですっけ?
確かに、仲いい子が別の子と仲良くしたら嫉妬するかもだけど、
あんなにゆりゆりしいですっけ?w

このアニメは裸シーンが多くて、ゆりゆりしいですねー。

とにかく、友情パワーを見せつけられて
羨ましいし悔しいです。

また、最後のシーン気になりました。
つるぎってもしかしてお兄ちゃんのこと・・!?

次回が気になります^^{/netabare}


~10話~
{netabare}つるぎって私と似てるなぁ。
勇者っぽくていいやつなのは私と違うけど、
変態なところが私と同じ。

デュフフいってよだれ垂らすなんて私と同一人物としか思えませんね。

ということで少しニヤニヤ笑うことができた回でした。

あと、最後の愛媛みかんのダンボール!
やっぱりみかんは愛媛ですよね~。

和歌山という人もいるけど、質や種類の多さは愛媛の方が多いと思うし、
昔からのみかんという歴史があるのですから。
量だけで勝った気になるのはよくないですよ。

愛媛の温州みかん美味しいのでぜひ食べてね!

・・・話逸れましたね。{/netabare}


~9話~
{netabare}ちょっと急展開過ぎてついていけませんでした。

まとめると、
ささみさんは過去を後悔していたので、
つるぎとねの国から戻ったお母さんと過去へ行くことになって、
誤解なども解け過去に後悔はなくなりました。

そして、無事現実に戻ったらまた新キャラ登場で波乱の予感。

これぐらいのだいたいな感じはわかりました。

また、疑問点がひとつあって
現実に戻ってきた時にお母さんも一緒にいましたよね?
ということはこれからもお母さんは一緒ということなんでしょうか?

生き返ったんでしょうか?

次回にはわかるといいですね・・{/netabare}


~8話~
{netabare}ささみさんが太ったのを解決するため過去へ行くことに。

だけど、覚えがないようなことが起きて、
あの怪物が言うにはどうやらここは過去ではないようで。。

「あなた、過去を変えたくない?」
この一言、ささみさんはきっと母親のことで過去に悔いがあったはず。
次回もまた波乱の予感ですね。{/netabare}


~7話~
{netabare}こういう展開になっちゃいましたか・・
私としては、お母さんが悲しい展開になるのは少し辛いね。

だけど、ささみさんも一緒だよね。
大好きなお母さんだったよね。。一緒にクレーンゲームして楽しかったよね。。

ささみさんが泣いてる姿を見ていると私も釣られて涙が出てました。

ひどいことをしたけど、ささみさんにとってはずっと大切で大好きだったお母さんだったと思います^^

今回感動してましたが、少しツッコミどころがありました。

え、愛媛みかんのダンボール!びっくりで嬉しかったです!

あと、最後の頑張らないランキングにすごく共感しました。
アームやインクのないボールペンも頷いてしまったし、
なんといっても予告頑張ってないよね、うん。{/netabare}


~6話~
{netabare}どっちもどっちってやつだね。

確かにささみさんは子供で自由にするのが最も。

だけど、ささみさんの気持ちや行動によって世界を変えるのは事実。
人類は大事だから、修行をしないといけないのかもしれない。

ささみさんのお母さんはそんなに悪い人には見えないけれども・・
これからどうなるんでしょうか?{/netabare}


~5話~
{netabare}あれ・・ささみさん、こんなキャラでしたっけ?w
兄にはあんなにツンなのに、
かがみには百合と間違えるほどデレデレしてるよ?

かがみと話してる時のささみさん、兄ぐらいデレてるもの。
(これささみさんに言ったら殴られそうだな)

人によって態度が変わる子みたいですね。

友達はいいなっと改めて思いながら羨ましく(少し妬ましく)なるお話でした。

・・しかし、ささみさん本気になれば歌上手いなぁ。
見直したぜ!w{/netabare}


~4話~
{netabare}兄。。それ映画泥棒。。ツッコミ入れたくなりました。
あと、ささみさんはけっこう大人のとこ行けるほど、普通に変態かと思ってましたが、
純情な乙女のようです。

少し今回は1話と同じくらい??のまま終わった感がありました。
「あの宇宙人は一体なんなんだろう・・姿1回も見てない・・、急展開だな・・」
ですね。

ものすごく、ファンタジー詰め込んでて、こういうものは初めて見るので
理解しがたいところがあります^^;

これからも、戦いとかありそうですね。{/netabare}


~3話~
{netabare}二話に続き、さらに謎が解けました。

兄は力を持っているわけではないんですね。
ささみさんが兄に幸せになって欲しいという願いを持っていたから、神々が兄の願いを叶えていたと。
まんまと私も勘違いしてましたw

そして、ささみさんとそのの周りの人達の過去のお話も聞けてよかったです。

ささみさんは、十分頑張っていましたよね。
何度も外に出ようとして兄を連れ戻そうととして・・
頑張ってるじゃないですか!
これからは、もっともっと頑張ることができそうです。

少しでも私と同じと思った自分。。^^;{/netabare}


~2話~
{netabare}最初のシーンで1話の謎溶けましたね。

不思議な現象(怪変)が起きるのはお兄ちゃんが願ったことを叶える(神がご機嫌を取ろうとして)ためだった。
で、能力者の邪神3姉妹が世界を元通りにしていると。

なるほどなるほどですねw

ちなみに、私もささみさんと同じでpcをよくするので
お菓子を食べた手で触ったり食べ物をこぼすのはしてほしくないかもですねw

そんなこんなだから、ささみさんとかなり共感するみたいです^^;
これからも。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話鑑賞後。第1稿。間隔開いてしまいましたので総評のみでお願いします。

原作小説・コミカライズなどはノータッチ。

新房シャフト製でなかったら、切ってたタイトルです。続けておいて良かったと感じております。

物語:先々の展開は全く読めませんが、テンポなど合っているようで素直に楽しめているので、4.0。次回予告&EDも好評価です。
声優:良くも悪くも、いつもの面々で、安心して観られます。やっぱ千和さん&花澤さんは良いですね~。いえ他の方もOKだと思います。4.5。
キャラ:話が進まないと細かいところは見えてこないのだと思いますが、問題無くいけました。4.0。
作画:こちらも問題無く観ています。このタイトルは「よく動いているな~」というのが印象。シャフトの印象というと、やはり「美麗さ」「細かさ」「独特さ」でしたので。4.5。
音楽:ZAQさんのOP、鎖々美さんのED。どちらも良いですね~。EDはそこで展開されている物語も面白いです。4.0。

総評っぽいもの。
{netabare}
・ストックすることもなく、順調に消化していました。のですが・・・神話(のような物)をベースにしたお話なのは理解できたのですが、そちら方面の知識が足りなく、コメントができずに終わってしまいました。
・個人的な評価としましては、確実に面白いと思える部類でした。
・ただのヒッキーかと思いきや頑張る鎖々美さん。いつも顔を隠していて謎ですが妹思い(?)な神臣さん。ビジュアルと年齢が真逆な鎖々美さんの応援団(?)邪神三姉妹。メインキャラからサブキャラまで見た目も立ち位置もわかり易いキャラ立てしてたと思えます。
・物語は基本先が読めない物で、次回予告もあれど予告するつもりが全く無いことが伺えつつも、面白いものでした。下手すると本編を台無しにし兼ねないEDも毎回楽しみでした。
・ただ・・・恐らく原作小説の方は終わってなさそう(あくまで推測)な上に、途中までのアニメ化っぽいでの・・・中途半端さが拭えない点が悔やまれます。
・一度ED曲をフルコーラスで聴いてみたいです。が・・・これも手に入れるには(以下略)。
・新房シャフト作品では常連のキャスト様達含め、声優陣の方々におかれましては素晴らしいクオリティだったかと思います。
・画的な方面では・・・個人的に「シャフト」といいますと「静」的な綺麗さを思い浮かべるですが、この作品では戦闘シーンを始めとした動きのある部分も印象に残りました。
・2期があるなら観たい作品です。
{/netabare}

以下各話レビュー(4話までですが・・・)
{netabare}
4話鑑賞後-----------
3話までで各キャラの設定や背景・立ち位置などが一通りわかって、「さぁどうなる?」と構えてみたわけですが・・・。

1回目では「???」となる展開でしたw
つるぎ先生のセクハラやら、月読兄のカブリ物とか、その他諸々のネタは楽しかった、そんな感想でした。

2回目でようやく、特に前半部分の、意味が理解できたわけでして。一筋縄では行かないな~と、しみじみ感じた次第です。

今でこそ続けておいて良かったと思えるタイトルです。
が、前情報無しで観始めていたら・・・とも思います。

(追記)
同僚に「明るい家族計画」について質問しまくってみました。いや・・・場合によってはセクハラなんですが、答えて頂けました。

とりあえず・・・わからない世代、いましたw
正直ショックでしたw ヒントを幾つか出して、ようやく正解にたどりつく始末でしたw

3話鑑賞後-----------
前回「改変=兄の力」と踏んでいたわけですが・・・見事に裏を掻かれたようですw 原作側にしてもアニメ側にしても、僕は思惑通りに観てしまったわけですね~。脱帽しました。

この回は各キャラの説明などが主だったと思いますので、ストーリー的な部分はスルーで。
ただ1つ思うのは・・・力の継承の為とはいえ、薬を使って意識を混濁させてまでというのは、正直重いといいますか、引くといいますか。
「外の世界を知らなければ」「何の疑問も持たなかった」のかもしれませんけども。

邪神三姉妹の助力を得たEDでしたが・・・やっぱりちゃんと歌えてないw
次回予告は「料理番組」という体裁でしたが、レンジでチンしただけな上に、作ってるのはお兄ちゃんという、これまたがんばれてない仕様w
でも面白いので有りです。

2話鑑賞後-----------
「改変」の原因がお兄ちゃんにあるんではないのか?ということに気付いたのは、1話を繰り返し観ていたときのことです。しかも結構何度も観て、ようやくw

世界観みたいなところは見えてきましたが、
・アマテラスの力は何時お兄ちゃんに移ったのか
・三姉妹の(力の)正体
そこら辺が現在抱いている謎です。

1話で家の外に出ようとしては、ケロケロして戻るというのを繰り返していたのは・・・兄妹どちらかの「力」によるものなのでしょうか。

がんばらない占いのみずがめ座の結果を楽しみにしていたのですが、占いですら無かったw ちなみに僕は「非リアの山羊座」ですw
今回はがんばらない天気予報。札幌、東京、名古屋、大阪、長崎しか無いって・・・アバウト過ぎw もうちょっとがんばってw

OP好きです。今回のZAQさんも良いと思います。咲阿知賀編の時から気に入ってます。音使いとでもいいますか、その辺り。
ED好きです。でも今回はボーカル無かったようなw でもエンドロール内では「歌・月読鎖々美」ってw がんばれ大塚さん。

1話鑑賞後-----------
と書いてみましたが、冒頭にありますように、肝心な部分が不明すぎです。ので真っ当なレビューには・・・。

・やさぐれ気味な阿澄さんが新鮮でした。
・三姉妹のサイズがおかしくないですか?w
・お兄ちゃんは妹を溺愛してますが、逆方向は? 監視装置ってw
・鎖々美さん、どれだけ体力無いの?w それとも何か要因が?
・徐々にでも肝心なところは明かされていくでしょうから、そこら辺期待してます。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

73.3 7 男の娘でツンデレなアニメランキング7位
星空へ架かる橋(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1069)
6345人が棚に入れました
病気がちな弟・歩の転地療養に付き合う形で山比古町に引っ越した主人公・星野一馬。しかし、町の学園「山比古南学園」への転入初日に道に迷ってしまった一馬は偶然同じ学園にかよう中津川初と出会い学園まで案内してもらうことに。しかし初が進むのは道なき道。足を取られた一馬は誤って初を押し倒し、あまつさえキスまでしてしまう。それを初の親友、日向伊吹に見られてしまったことにより一馬の生活は波乱万丈のスタートを切ることになったのだった。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、中村繪里子、青葉りんご、たかはし智秋、大久保藍子、吉田真弓、清水愛、門脇舞以、河原木志穂、羽多野渉、大橋歩夕

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロゲ・ギャルゲ原作のアニメについて考えさせられた作品です(・・。)ん?

■エロゲ・ギャルゲ原作の王道アニメとは \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
ゲームだと複数のエンディングに向けてそこに辿り着くまでのルートが複数存在しますよねー。
ゲーム中の複数のヒロインと主人公(自分)が好感度(親密度)を上げながら最終的に一人のヒロインと
エンディングを迎えるわけですよねー。っで!
アニメ化しようとすると、大きく分けて3パターンに分けられると思うのです!!
 
①メインヒロインの最良ルートの作品をアニメ化して、サブヒロインルートは一切無しor特典シナリ
 オorスピンオフ作品とする方法。
②メインヒロインの最良ルートの中にサブキャラ毎のショートストーリーを埋め込み一つの作品とし
 てアニメ化する方法。
③全てのルートを並列の時系列で分けて一つの作品としてアニメ化する方法。
 
もちろん上記に当てはまらない作品もあるとは思いますが、「星空へ架かる橋」にいたっては、パタ
ーン②がドンピシャだと思うのですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の評価できるところ(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
シナリオ構成はいたって普通だと思います。
各キャラの紹介から始まり、サブキャラとのショートストーリー中盤を盛り上げて、メインキャラと
の感動的なエンディングへまっしぐらって感じです♪
作画的には良かったと思います♪
岐阜県可児郡御嵩町の自然豊かな風景を忠実に再現していて、温かいタッチで描かれているのです♪
さすがに女の子のレベルは問題なく合格点です♪弟の歩くんの可愛さは反則ぎみでしたけどね!!
 
エロゲ原作とは言いつつも、そんなにエロ描写は無く、ちょっとエッチなカメラアングルとか、多少
のパンチラがある程度なのでまったく気になりませんでしたよ♪
 
なんと言っても、主人公の星野 一馬(hoshino kazuma)がかなり好青年で一番高評価でした♪
ハーレム設定ではサブヒロインとのショートストーリーでありがちな、過剰な優しさで相手を勘違い
させてあられもない方向へ展開していくパターンが多いのですが・・・(゙ `-´)/ コラッ!!、そうなる前に
しっかり一線を引ける潔さが気持ちよかったですね♪
 
 
■「星空へ架かる橋」の残念だったところ…c(゚^ ゚ ;)ウーン
やっぱり無難に仕上げた感じは否めませんね。
個性が無い為、満足感は得られるのですが、もう一回観たいという気持ちにはならない感じです。
せっかくアニメ化するのであれば、シナリオ・演出・作画等々何か光るものを見せて欲しかった気が
します。
 
■総評
はっきり言って先が読める展開なのでよく言えば安心して観れるのでしょうね。
最後はちょこっと感動しちゃいました(>o<")
でも、もっと制作意欲を見せて欲しかった作品です、内容が薄いのですぐに忘れてしまいそうな気が
してならないのです!
同様なシナリオ構成の「Kanon」と比べると良くわかりますよね><
なので、個人的には楽しめる作品ですけど、人に勧めるなら他の作品を薦めるといった感じですね♪
 
2011.07.23・第一の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 43

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

たまにこのようなアニメが観たくなる

18禁ゲーム原作のこの作品
プラスの意味でもマイナスの意味でも
まさにエロゲ原作アニメそのものでした
(特に定義はないが)

主人公の周りには可愛い女の子たちがたくさんの
ラブコメハーレム作品です

あくまで印象としてですが、
『ましろ色シンフォニー』や『あかね色に染まる坂』
に少し近いかと思われます
この2作はエロゲ原作アニメのなかで個人的に気に入ってる作品です
比べるのはどうかとは思いますが、
本作である『星空へ架かる橋』はこの2作には少し及ばなかった印象です


まず、話の展開が読めすぎて退屈感が時としてあること
これは私の価値観ではあるのですが、
アニメを観ることにおいてとても重要です
ギャグなどで「そう来たか」はあっても
ストーリー上では「やっぱりか」となってしまいました
もう少し意外性が欲しかったところです


次に、ヒロインたちと主人公の関係性
これもどうでしょうか
たしかにたった12話という短い尺のなか、
主人公とヒロインの恋愛関係、又はそこに至った経緯
を完璧にするのは難しいと思います
てか無理です
ですが、本作はそれを考慮してでも残念のように思えました
ネタバレは控えたいのであまり詳しくは。。
なのですが、とにかく少し足りなかった感が残ります

ストーリー上では、要らない話とかもあったので
そこを削ってでも主人公とヒロインたちの関係を
もっと描くべきだったと個人的には思います


と、少し批判的に述べさせて頂いたのですが、
ここからは良かった点を挙げていきたいと思います


まず、キャラの可愛さ/作画(主にキャラデザ)
ハーレム作品において、可愛さは大事ですよね
キャラデザがとても良く、癒されました
純粋少女にツンデレ、癒し系、元気系などなど
きっとあなたも好みの女の子が見つかるはずです

ちなみに私はツンデレの伊吹が好みです
好みというかかなりのお気に入り
彼女に出会えただけで観た価値はあったかと思うレベルです


次に、音楽面
(正直、悪い点で音楽を挙げることはまずない)
OPがけっこう好きです
のみこさんの歌声ももちろんですが、
それと同時にメロディラインにハマりました
素敵な曲です


このように良い点、悪い点が同じくらいの割合です
悪い点と言っても、少し残念といった形ですが。

なので、どちらかと言えば好印象な作品ですね
雰囲気が明るくて観てて気持ち良さがありました
気楽に観れるのでオススメです

私はたまに意味もなく、
このようなラブコメハーレムが観たくなるのです
ですので、これと似た作品があれば教えてくださいまし

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

しんさま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

最終話で鳥肌、別の意味で。

【全話観賞終了】
鈍感系ハーレム中身からっぽアニメとしか言いようがない。
キャラデザインだけは可愛いと思うよ、それは認める。

ツンデレからクールビューティー、男が苦手な少女まで、
登場するガールズが片っ端から主人公を好きになる。
そしてお約束通り主人公は超鈍感。ちょっとは空気読め。


最初から最後まで意外な展開は何もなかった。
からっぽもからっぽ、中身なんて何もない。
この作品の特色は何でしょね、と聞かれたならば
「ベタなハーレムなのに可愛い弟が紛れ込んでいる」
くらいにしかお答えできない。

あ、意外な展開という表現は少し違うけど…
これといった個性のない、髪がピンクなだけの魅力なし子を
最終的に選んでしまう主人公の嗜好(思考)回路は理解不能。


しかしつまんねーなーと、ボケーっと流し見していたら
最後の最後の最後の最後で、なんと鳥肌が立ってしまった。
最終話のクライマックスとして作られたであろうシーンの
あまりの寒さに鳥肌がスタンドアップしてしまったのだ。

なんかもう見ていられないほどの寒さ。
そしてそのシーンで感動しろよと言わんばかりに、
突如として流される主題歌。いい加減にしろ。

このアニメを繰り返し見たいと思う人がいるならば、
中途半端なエロシーン目当てか、よほどのベタ展開好きか
自分に罰を与えるのが好きな自虐マニアくらいではないか。

申し訳ないけど、あまりのストーリーの酷さのせいで
否定的な感想しか出てこない。



【第2話まで観賞】
親と離れて兄弟だけで田舎に転校

着いた駅から住居までの道のりで軽く迷う

謎の少女と出会って軽いエロイベント

謎の少女の友達に現場を見つかって咎められる

翌日、転校先の学校で謎の少女と偶然にも同じクラスに

友人「あーーーーっ!昨日の変態男!!!」


第2話まで見て、意外な展開がまったくない。
これが既視感?デジャヴ?

これからの展開のスパイスになってきそうな要素といえば
「かわいい弟」「ヒロインの過去の記憶」あたりか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

76.1 8 男の娘でツンデレなアニメランキング8位
ハヤテのごとく!! 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (917)
6243人が棚に入れました
あなたは知っているだろうか?この日本に想像を絶する金持ちがいる事を。
知っているだろうか?その跡取り娘に、全くの偶然から仕えることになった、借金まみれの少年執事がいる事を…。
少年の名は綾崎ハヤテ。主である三千院ナギの恩義に報いるため、日夜一流の執事となるべく努力しているのだった!!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、生天目仁美、松来未祐、井上麻里奈、中島沙樹、矢作紗友里、中尾衣里、浅野真澄、高橋美佳子、植田佳奈、堀江由衣
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この頃のハヤテが懐かしい(^^;) キャラ紹介多めw

〈簡単なあらすじや紹介〉
親に約1億5000万の借金を押し付けられヤクザに売り飛ばされた不幸な少年、綾崎ハヤテがクリスマスの夜出会った少女三千院家のお嬢様、三千院ナギを助けた事により彼女の執事として働く事になる!
そんな借金執事の生活を描いたギャグラブコメ(バトルあり)です。1期はギャグ多めですが2期ではどちらかと言うとラブコメ中心となってます!

[キャラの紹介と最新の人気投票ランキングトップ10!]
・第1位 桂 ヒナギク(伊藤静)
本作のヒロインの一人で人気投票では3回連続1位を取ったもっとも人気のキャラ!白凰学院の生徒会長でもありまさに才色兼備です。負けず嫌いであり高所恐怖症でとても可愛いです。
2期ではそんなヒナギクの活躍がたくさん見られるかと思います^^僕の一番好きなキャラです!

・第2位 天王洲 アテネ(川澄綾子)
このキャラは2期ではちょっとだけ映るだけです。
ハヤテの初恋の相手でかつて永遠を誓った少女。
3期が原作どうりだとこのキャラ中心の内容となりますがネタバレになるのでこの辺で終わります。

・第3位 三千院 ナギ(釘宮理恵)
本作のメインヒロインで三千院家のお嬢様です。
趣味は漫画、ゲーム、アニメなどでやや引きこもりで学校にはたまにしかいかないが飛び級のため頭はいい。
性格はツンデレ、声優さんからも分かるとうりですw

・第4位 綾崎 ハヤテ(白石涼子)
本作の主人公でものすごく不幸です!
戦闘能力はガンダムなみ、とある家庭の事情により家事や料理のスキルは一流だが女の子と関わるのがあまり得意ではない。天然で女の子のような見た目からたびたび女装をさせられる。顔で笑い心で泣く少年です!

・第5位 マリア(田中理恵)
三千院家に仕えるメイドで完璧超人の一人。
第1回、2回の人気投票では2位だった人気キャラ。
基本は優しいがやや黒い所もある。
台所に潜む黒い物体が苦手。もと白凰の生徒会長でもある。

・第6位 瀬川 泉(矢作紗友里)
生徒会3人娘の一人(他 朝風 理沙、花菱 美希)
生徒会3人娘の中では唯一トップ10に入っているキャラ!
委員長をやっているが仕事はほとんどヒナギクに任せっきりです。性格は明るくいつも笑顔でニコニコしてます^^
このキャラが好きな人も割と多いのでは?

・第7位 西沢 歩(高橋美佳子)
第1回、2回の人気投票でも7位になっており不動の7位ww
特にとりえがないのが特徴!普通が似合う少女。
ハヤテの前の学校のクラスメイトでハヤテに恋心を抱いている。

・第8位 春風 千桜(藤村歩)
クールでメガネの似合う生徒会の書記。しかし実は影で咲夜の専属メイドとして働いている。メイドの時の名前はハルでメイドの時と普段では全然違います。隠れアニオタでもありゲームセンターに良くよったりする。2期でもメイド姿も出るのでその変わりように注目!

・第9位 愛沢 咲夜(植田佳奈)
お笑い好きでツッコミ役にまわる事が多いキャラ。
ナギや伊澄とは親友であり伊澄のやり取りは面白いですね!

・第10位 鷺ノ宮 伊澄(松来未祐)
天然でおっとりしていていつもオロオロしてます。
方向音痴ですぐ迷子になって気がつけば違う国にいってるなんて事もあります!機械音痴でもあり携帯が使えないなど可愛いキャラです。しかし最強の超能力者であり怒らすと怖いかも~霊感が強く以外と強いです。

・他にもいろんなキャラがいますがここまででトップ10は終わりとさせていただきます^^

[他の主なキャラの簡単な紹介]
・橘 ワタル(井上麻里奈) ランキングは13位
この作品において貴重な男キャラでナギの許婚です。
しかし本人は伊澄に好意を持っています。

・貴嶋 サキ(中島沙樹) ランキングは12位
ワタルに仕えるメガネっ娘メイド。でドジっ子
見た目は有能そうだが実は家事が苦手。
ワタルに恋心を抱いている。

・桂 雪路(生天目仁美) ランキングは19位
ヒナギクの実の姉で年は12歳離れている現在28歳。
白皇学院の世界史担当教師でありハヤテ達の担任の先生。
酒がものすごく好きで金の亡者!基本グータラでダメ人間だで面白いキャラ。

・花菱 美希(中尾衣里) ランキングは14位
生徒会3人娘の一人。
学級副委員長で主にツッコミ担当です。
ヒナギクをいじるのが好きで過去に自分がいじめられていた
時にヒナギクに助けてもらった事があり自分のヒーローのような存在だと思っている。ヒナギクに恋心を抱いているがかなわない思いと胸の奥にしまっている。

・霞 愛歌(加藤英美里) ランキングは15位
 白凰学院の生徒会副会長
基本は優しい人だが本当はサディストでジャプニカ弱点帳を作り人の弱みが書いてあり困らせ甲斐のある人を見つけると容赦なくいじりまくる。
{netabare}2期でジャプニカ弱点帳が出ますよwww{/netabare}

[好きな曲]
1クール目のED [本日、満開ワタシ色!]
歌 桂ヒナギク(伊藤静)生徒会3人娘はバックコーラス
この曲はヒナギクの現状の気持ちを表してる曲ですね。
生徒会3人娘はバックコーラスも良くテンションの上がる曲ですね^^ヒナギク可愛い!

第12話の挿入歌 残酷な天使のテーゼ 桂ヒナギク(伊藤静)
僕は原曲よりも最初にこっちを聞いたのでどうしてもイメージが強いです。原曲とまた違った良さがあっていいですね!
ヒナギクのライブシーンはかっこよかったです!

キャラソン 「Do my best 」 桂ヒナギク (伊藤静)
この曲はどんな時でもbestを尽くすヒナギクぴったりの曲ですね。かっこいい曲です!


[感想]
{netabare}2期ではヒナ祭りなどヒナギクが活躍するシーンが多いですね!ラブコメとして良かったと思います。相変わらずのギャグも健在ですよ。他にも咲夜の誕生日パーティーとか下田温泉とかいろいろありますね!
曲はヒナギクの曲が好きなので書きましたがELISAさんが歌うopのWonder Windはとても綺麗な歌声ですっと聞ける良い曲ですしKOTOKOさんが歌う2クール目のopのdaily-daily Dr
eamも勢いのある曲です^^
ヒナギクとハヤテのやり取りが見所ですね!他にもキャラ紹介で書いたキャラも活躍しますよ!(アテネ以外)
3期も楽しみです^^{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パロネタは程々にしてラブコメ要素を加え、バランスが取れたシリーズ第2期の作品。

アニメ第1期を視聴済み、原作の少年漫画は未読で視聴。
シリーズ第2期に当たる、2クール(全25話)の作品。

パロネタを濫用していた1期と比べてだいぶ観やすくなった印象。
「ピー音」や「見せられないよ!」の表示が出てこないし、
分からないパロネタがあっても普通のギャグだと思いながらスルーできて、
自主規制の方法に少々イライラした1期と比べても好感が持てた。

もうひとつ1期との決定的な違いは、
キャラ同士の絡みが多くなり、ラブコメ要素が格段に強くなっている点。
明らかに狙っているようなシーンが多すぎるとマイナス点になるが、
この作品の場合はぎりぎりのラインを攻めてきた感じ。


作画について、
絵柄は1期と似ているけれど、色使いが鮮やかになった気がする。
どちらのほうが良いとも言えず、好みも多少分かれると思う。

声優はどのキャラも違和感がなく、演技力のある顔ぶれだったと思う。


音楽は前期・後期の曲で使用回数の振り分け方が不思議。
具体的には1曲目が1~17話で全話数の約7割を占め、
2曲目は残りの回でしか流れなかった。

前期(01話~17話)OP曲… Wonder Wind(歌:ELISA)
後期(18話~25話)OP曲… daily-daily Dream(歌:KOTOKO)
前期(01話~17話)ED曲… 本日、満開ワタシ色!(歌:桂ヒナギク 他)
後期(18話~24話)ED曲… カラコイ〜だから少女は恋をする〜(歌:ナギ&ハヤテ)
最終回ED曲… Wonder Wind(歌:ELISA)

EDは前期・後期ともに、ほとんどキャラソンのようなもの。
曲自体にはあまり愛着は持てなかったけれど、映像は面白かった。
また、個人的にはOPもKOTOKOが作詞して歌った後期の曲のほうが元気があって好き。


キャラについて、
相変わらずほとんどの人物が面白おかしい個性的なキャラでとても楽しかった。
主要キャラから背景扱いのキャラまで本当に様々なので、
準主要キャラくらいまで覚えていれば十分だと思う。
その他の人物は「いつだか登場していた気がする」程度の記憶でほとんど問題なかった。

ただひとつ気になったのが、キャラ人気投票の結果を反映させたのだとしても
ヒナギクが相当ひいきされていたように感じる。
私はヒナギクも嫌いなわけではないけれど、
ナギのほうがネタの塊のように面白いキャラだと思っていたので
出番が大きく減ってしまったのは残念。


冒頭にて設定の説明だけはあるけれど、
第1期で出ていたキャラについてはあまり説明されないので、
この作品の前に第1期を観ているのがベストだとは思う。
ところが1期は4クールもある上、
パロネタを濫用していて、ネタが分からない人は容赦なく置いていかれるような
ちょっと困った作品なのがネックかもしれない。

普通に1期から順に観るのも、いきなりこの2期から入るのも、
どこかで予備知識を得て2期から観始めるのも視聴者次第といったところでしょうか。
私は1期から観てきましたが、総じて前よりも楽しめたと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

けみかけ的「ハヤテ」をラブコメとして楽しむため、グルメなヲタのあなたにオススメする調理方法☆

2期ということはこのアニメには1期があるわけです


1期はハヤテという作品の特徴である「パロディギャグ」を惜しみなく投入しまくり、
日曜朝4クールという長丁場なこともあってか、季節柄に合わせた時系列へ再構成したオリジナルストーリーでした


ようは原作とは違うんですが、このパロディギャグというのが曲者でして
元ネタがわかんない人には最後までわからず仕舞い
版権に関わる部分はいわゆる「ピー音」入れまくり
何がなんだかわかんないままドタバタと話しが進むがナントナク笑える
結果【ハイコンテクスト過ぎる不条理系カオスコメディ】と化していて、原作の方で最も需要たる「恋愛」要素が軽薄になってしまいました
正直好みがあるでしょうが陳腐さを感じましたね


2期ではスタッフが総入れ替えされ、1期からそのまま時間軸を引き継いだものの、
以後の展開に関しては原作通りに路線変更しました


そんな中でもパロディギャグに関しては全体的に控えめにされ、
逆に恋愛に絡むエピソードへの演出には特に気を配っているように伺えます


これは逆に1期からハヤテに入ったファン層を裏切る形となってしまいますが、
オイラとしては「ハヤテの醍醐味は恋愛要素(ラブコメ)にあるでしょ」と思いますのでこちらの方が魅力を感じます


新スタッフには【せんせいのお時間】【瓶詰妖精】で地味ながら堅実な仕事をしてくれた
岩崎良明×白根秀行×J.C.STAFF
(シリーズ構成は黒田洋介と共同)
さらに新キャラデザに【ゼロの使い魔】の藤井昌宏


1期では長丁場ということもあって作画には『安定感』を求められていたが(38,39話は例外)2期ではさらに『高水準』な作画を見せてくれており、全体を通してよく動く
端的にこちらの方がクオリティが高いです


さてさて、前述の通り『1期』を導入としてしまうと『2期』には違和感を感じる方が多いようです
しかしながら2期は「既に導入は終わっている」という前提で話が進んでしまうので、「2期から入る」のは少々難解かもしれないです


そこでけみかけ的に回りくどい提案なのですが・・・
「原作をサクッと5巻まで読んでいただく」
ここまでしていただければ原作6巻以降に相当する2期へそのまますんなりと入っていただけ、ハイクオリティなラブコメを存分に楽しんでいただけると思います


少々めんどくさいですが4クールある1期を見るよりは圧倒的に楽かと思いますので、オススメです


余談ですが2曲あるED曲とEDアニメーションはどちらも素晴らしいですね☆

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

65.3 9 男の娘でツンデレなアニメランキング9位
聖痕のクェイサー(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (652)
4639人が棚に入れました
女性から聖乳“ソーマ”と呼ばれる生体エネルギーを得ることで、特定元素を自在に操る特殊能力者。“クェイサー”と呼ばれる彼らは、世界の歴史の裏で暗躍してきた。 私立ミハイロフ学園に通う織部まふゆ(おりべ まふゆ)と山辺燈(やまのべ とも)は、サーシャと呼ばれるロシア人の少年と出会う。彼は鉄の元素を操るクェイサーであった。この出会いにより、まふゆと燈は、クェイサー達の戦いに巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
三瓶由布子、藤村歩、豊崎愛生、茅原実里、平野綾、日笠陽子、川澄綾子、花澤香菜、清水愛、高垣彩陽、千葉進歩、大川透

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

奮えよ!恐れと共に跪け!

吸えば分かる(キリッ -聖痕のクェイサー20話/サーシャ語録-

久々にワロタ
エロアニメサイトに普通にリンク張られてるとか前代未聞ですよ
よくこれを地上波で放送出来たましたよ、いやほんと
まぁ規制が多すぎて何が起きてるのか分かりませんでしたが
その心意気に惚れました


左ばかり吸って悪かった、右も吸って色を合わせてやる(キリッ -聖痕のクェイサー3話/サーシャ語録-

いやぁ規格外のおっぱいアニメっしたねぇ
単純明快に王道チックなバトル展開を完全に覆いかぶさる、常識を超えたおっぱい授乳アクション、ハラショー!
それに加えて、何かしら化学の勉強に役立つ(?)かもしれない元素ネタ、これで化学が苦手な君もすらすらと周期表を覚えれるはず!
みたいなスタンスでやってっております
やっぱあんな風に真剣にボケられると、こっちはどんな顔をすればいいのか分からなくなりますが
笑えばいいt(ry

吸い出してやる!全てを何もかも!(キリッ -聖痕のクェイサー23話/サーシャ語録-

”この作品はおっぱいが全てです”と、監督の金子ひらく氏もおっしゃってるわけですが、愛情で紡ぐラクタフィリアを独特の感性で描いていますね
・・・どうしてこんなになるまで放っt(ry
アニメ化できないとまで言われた授乳シーンも平然とやってのけるッ!そこにシビれるッ!あこがれるゥ!
夏にやる同監督作品の「魔乳秘剣帖」も期待ですね
おっとそういえばちょっと前のことになりますが、都条例改正案に反対する作家リストに、藤子不二雄Aさんやあだち充さん、ちばてつやさん他錚々たる面々が名を連ねる中、
監督の金子ひらく氏を始め、原作者の吉野弘幸氏、佐藤健悦氏、脚本の上江洲誠氏、森田繁氏、スーパーバイザーの名和宗則氏といった今作のスタッフがまさかの総出、懸ける情熱の強さを感じさせてくれました
そんなこんなでクェイサー、地上波は規制がかかりすぎていて、ソフト収録のディレクターズカット版を買って見ないと展開がつかめないわけでして
ソフト売り上げは余裕で紳士ライン、二期も作られるほどの跳躍っぷりの裏には、買わせるためのスタッフ側の知的戦略が垣間見えるのが本音ですが
ただ購入層は大分胡散臭そう・・・

乳はつかんでも嘘はつかない(キリッ -聖痕のクェイサー13話/ビッグ・マム語録-

誰もが見れる可能性にある地上波放送という形態において、一般アニメの名目でエロアニメを流していいのかという議論を度々目撃しますが
だからこそ深夜でやってるのだから問題は全くないと思うんですよね私は
ま、真昼間に授乳シーン見せつけられたら、流石にアレですが、深夜ならある程度意志があって見てるわけでしょうし
BPOに苦情を出すとか、アンチの所業にしか思えないです
昔からある話で、例えば教育委員会はクレヨンしんちゃんを育上宜しくないという理由で子供に見せたがらないようですが、それってむしろ子供の自由を侵害しているんじゃ?と幼い時分ずっと思ってましたよ

巨乳、爆乳すらも凌駕する、まさに超乳(キリッ -聖痕のクェイサー22話/汪震語録-
さすが超乳、キレもコクもすべて、ブンダバー!(キリッ -聖痕のクェイサー22話/フリードリヒ語録-

あいなまさんの喘ぎ声が堪能出来ると聞いてすっ飛んできますた
といってもまぁ「かなめも」で大分喘いでいたような気がしなくもないのですが
黄金のクェイサーに操られた時の、あのドスい声なんかも、意外にレベル高いなぁと思って聞いてました
ナトリウム使いの鳳先生役は大川透さん、指パッチンで炎を出す、アレこれなんてロイ・マスタング・・・
他なんだかものすごく声優が豪華ですね
しかもどれも良い感じに役にはまってましたし

おっぱいグッバイデトックス!!! -聖痕のクェイサー10.5話/万乳研語録-

音楽はかっこいい系ばっかですね、特にOPは飛蘭さんや妖精帝国さんが来てます
EDは、映像こそあれですが、声優陣による曲はなかなか良いです

巨乳?とても賛成できないな、金輪際私の前で巨乳などと口にしてはいけないよ(キリッ -聖痕のクェイサー24話/鳳榊一郎語録-

乳!乳!!乳!!!なんなんだこれはと、どうしてしまったんだこの世界はと
私なんかは、小さいのが好みなわけで非常に肩身の狭い思いをするわけでありますが
史伽はおいしく頂かせてもらいました
とりあえず燈の陥没乳首が全てを持って行った感がありますね
あとあの吸われた後のピクピクしてる感じがまたなんとも・・・


至高のおっぱいだ(キリッ -聖痕のクェイサー17話/黄金のクェイサー語録-

2010年のアニメは、「クェイサー」に始まって「ヨスガノソラ」に終わると言っても過言ではないほどの、ポル産ジャンルのエスカレーション
エロで釣っておけば、とりあえず話題性は高くなり且つ売上は安定します故
売上がものをいうこの時代、どうしてもその手のアニメが量産されやすい状況というのが、あるわけですが
私的にはそろそろ収束してくるんじゃなかろうかと思ってるんですね
というのも、「地上波でここまでやるのか!」という謳い文句も、ヨスガノソラにて行為までやってしまったことで上限に達してしまい、それ以上のエロが望めないところまで来ていること
あるいは、目新しさが売りだったエロジャンルも量産されることで流石に飽きてきて、「まどか」や「シュタゲ」のようなエロなしが逆に目新しくなってきてるということ
この辺の要因から、エロジャンル減少化傾向を唱えるわけです
まぁ依然としておちんこやら保健体育などといったエロジャンルは盛ってますが、それでもエロだけが売りといった作品は減り何かしら+αが求められるようになるんじゃないかなぁと思っていたりいなかったり
今やちょっとしたエロ描写は物語の必需品ですからね、そして私自身補給してかないと生きていけない体に洗脳改造(ry

何はともあれクェイサー、概要に少しでも触れたいと思った人は、最終回ED(DC版)を見とけばいいんじゃないですかね
大体つかめると思います、ハラショー

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

ぺし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぶっとんだ原作を、ぶっとんだスタッフがアニメ化した、ぶっとんだアニメ

《あらすじ》
女性から聖乳(ソーマ)と呼ばれる生体エネルギーを得ることで、特定元素を自在に操る超能力者。クェイサーと呼ばれる彼らは、世界の歴史の裏で暗躍してきた。私立ミハイロフ学園に通う織部まふゆ(おりべまふゆ)と山辺燈(やまのべとも)はサーシャと呼ばれるロシア人の少年と出会う。彼は鉄の元素を操るクェイサーであった。この出会いにより、まふゆと燈は、クェイサー達の戦いにまきこまれていく。



まず始めに、女性には勧められません。あらすじ見れば分かると思うけど、大概の女性は気分を害すると思います。一応言っといたので、見る場合は自己責任で(笑) どうせ見るなら、規制版じゃなくて、ディレクターズカット版を見た方が良いと思います。規制版は何をやってるかあまり分かんないので…。

けっこう前に見たので、記憶が定まらない部分もあります。このアニメ(原作も)一言で表すとすると、「スタイリッシュ搾乳アクション」です。タグにあったので拝借しました。このタグ思い付いた人凄いわ(笑)

一応、本筋のストーリ的な物はあるんですけど、正直言ってこの作品はそこに重きを置いていません。主人公のサーシャがいかにして女性の乳房を格好良く吸うかがこの話の核となる部分です(*_*)

タグにエロアニメとか有るけど、個人的にはここまでされると全くエロく感じない。もうね、酷い(笑)

何の脈絡も無く、えっ何でここで!?って所でソーマを吸い始めることだってある。後ですね、スタッフの拘りが半端じゃない。何への拘りかっていうと、女性キャラの乳首への拘りです。一人一人形とか違うんですよ…。いったいどこに力入れてるんですか!? もっとこう、ストーリーとか、作画とか、力入れるべき所があっただろうに(-_-;)

もうね、途中から笑いが止まりませんでした。ギャグアニメでも見たかと錯覚しましたよ。

しかも、こんだけふざけてるのに、戦闘シーンとか能力とか、音楽(OP、ED、BGM)はかなり格好良く仕上がってる(笑)

・声優について
何すかこの豪華さは(笑) 声優さんって仕事選べないんですね…かわいそう。
自分の好きな声優さんの喘ぎ声なんかを聞きたい人は見てみたら良いかも。
俺は、何かかわいそうに思っちゃいましたが(>_<)

このアニメのレビューすると変な目で見られるかな?っと思ったけど、変な目で見られたらそれはそれで良いやと開き直りました。

スタッフの明後日の方向への拘りが馬鹿馬鹿しくてお気に入りにしちゃいました(笑)

このスタッフ頭のねじが2、3本飛んでます。ハラショー、ハラショーww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

月夜の猫 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

胸に怨念めいた執着を感じる・・

破廉恥学園淫乱伝奇露出バトルエログロアクション。
「アニメでできない事をやる」というコンセプト作品。

授乳行為を正当化しており、成人向け指定のない
「乳房を吸う漫画」として注目を集める。

全局で表現規制による画面差し替えや台詞削除が
施されている。※其処迄して放送する必要や意味ある?

以下(wiki抜粋)
アニメ版では「徹底的におっぱいにこだわる」との方針
から、女性キャラは胸の大きさの違いだけでなく、胸、
乳首、乳輪の形や色もキャラごとに異なっており、乳首
の勃起シーンや失禁シーンなどの描写もある。

また、おっぱいに関連することで登場キャラがシリアス
な口調と状況でシュールなギャグをすることも多い。

執念というより怨念じみたものを感じる・・
普通に18禁楽しめば?・・と言いたい。
視る人買う人が居るから作るのだろうけど・・

2期もできた? 余程18禁じゃないギリギリを視たい人が
多いのか・・似た物語は数多ある・・陰惨でエログロいの
がそそるのか?馬鹿アニメとして笑いネタにもできない。

基本笑えるならエロでも結構耐性あると思ったけど・・
これは流石に無理だった・・orz

開始10秒で切る陰惨エロアニメ。
1分後にはエログロアニメ。
OPはangelaっぽい曲で少し太めの声。結構好み。

1話序盤はOP映像とは大きなギャップが有る緩め・・
でも説明台詞はエロ路線・・学園ラブコメ風に展開
しつつシリアスはエログロで結局陰惨なアニメ・・

キャラデザがあまり好きではない。
キャラは嫌悪感が先に出る。
基本敵はメンヘラキャラ・・無理無理無理無理無理
闘う度に聖乳(ソーマ)※女性の乳房を吸う。授乳する。

EDは結構好み。

基本エロとグロとメンヘラしか無い。
台詞もスラングを専門用語風に多用して混ぜてるだけ。

これをTV放送したんだね・・

物凄い豪華な声優だな・・声優って仕事選べないんだね。

三瓶由布子・藤村歩・豊崎愛生・茅原実里・平野綾
川澄綾子・日笠陽子・花澤香菜・千葉進歩・清水愛
大川透・中原麻衣・田村ゆかり・高垣彩陽・斧アツシ
三宅健太・加藤将之・大原さやか・天田益男・早水リサ
松風雅也・浅川悠・斉藤貴美子・興津和幸・黒河奈美
伊丸岡篤・大浦冬華・後藤麻衣・浜田賢二・成田剣
遊佐浩二・明坂聡美・高梁碧・谷口節

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

63.7 10 男の娘でツンデレなアニメランキング10位
俺、ツインテールになります。(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (647)
3899人が棚に入れました
少女向けの髪型「ツインテール」をこよなく愛する高校1年生男子・観束総二は、ある日突然、異世界からやって来た美少女・トゥアールからツインテールの幼女戦士「テイルレッド」に変身する力を授けられる。属性力(エレメーラ)を糧とする異世界の怪物・エレメリアンによって世界のツインテールが危機にさらされる。空想装甲(テイルギア)を纏い、彼(?)は地球のツインテールを平和を守るため、幼馴染の津辺愛香が変身するツインテール戦士「テイルブルー」と共に、敵に立ち向かうのだった。

声優・キャラクター
島﨑信長、相坂優歌、赤﨑千夏、内田真礼、上坂すみれ、日笠陽子、五十嵐裕美、M・A・O
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

属性系クソアニメ。「ツインテールが、俺の“文学”だ!!」

制作はプロダクションアイムスで原作はライトノベルです。
ジャンルはバトルアクション・ラブコメ・SFです。


ツインテールを異常に愛する高校生の三束総二。
彼の前に異世界からやってきた美少女・トゥアールが現れて奇妙なブレスレットを託され、ツインテールの危機だと聞かされる。
すると町に“属性力”を奪うことで生存しているアルティメギルたちが襲来し、総二はツインテールを守るために変身して戦うことになる。


「ツインテール」という属性を題材にした作品。
世界観や主要設定はラノベのそれですけれど、ストーリー展開やバトルシーンの熱さはまるで特撮系のコミカライズのよう
ラブコメ要素よりもギャグ要素が強い点も、それを引き立てていますね。
敵のキャラ立ちについては素晴らしいの一言。
「何でこんな外れのない変態キャラを生み出せるのか」と真面目に思いましたw
私のお気に入りはタイトルにもありますけど、“文学属性”のオウルギルティ。
彼の登場回は死ぬほど笑った。
冒頭のアレは反則だろw

{netabare}まあ一番笑ったのは会長の「えろほん」の言い方だったりしますがw
「えろほん」を「え↑ろ↓ふぉん」という、「i phone」風の発音でいうのが笑えるw
赤崎さんはアクの強い役をやらせたら、女性若手No.1でしょう。(男性若手ならば松岡さん)
あと内田さんは純粋なギャグキャラをやらせたら女性若手ではNo.1とも思っているw{/netabare}

味方陣も魅力的なキャラが多かったです。
主人公のツインテールバカっぷりも突き抜けていて良し。
ギャグはやはり突き抜けているのが大事です。
既読組の皆さんから見るとストーリーが高速らしいですが、私は全然気にならなかったけどね。
「のうコメ」みたいなノリで見ていたのでw


本作の感想を書くうえで、作画はやはり触れなければなりません…。
近年にしてはレベルの低いクソ作画w
作画が残念だと成り立たないタイプの作品ではないですが、それでも気になりました。
海外に丸投げした回の作画は、ホントに「うーん」って感じ。
作画もある程度はやはり重要。
加えて中盤は演出も不自然なものが多くあり、結構気になりました。
掛け合いのリズムが明らかに悪くなっていたし。

もう一点触れるべきは男性声優陣の豪華さでしょう。
女性声優が豪華だと思うことはままありますが、男性声優は近年だと珍しい気が。
{netabare}「ツインテール」のCVが池田秀一ですよ?
笑うしかないでしょw {/netabare}


総括して、良いクソアニメというアンビヴァレント。
作画が良ければもっと好評価だったでしょう。
でも十分に笑わせて頂いたので満足していますw


以下私の大まかな属性力(超駄文)。
{netabare}○金髪
“髪”に関する属性だと私はこれです。
オプションで巨乳属性+お姉さん属性になると役満になりますw
「ARIA」アリシアさん、「まどマギ」マミさん、「みなみけ」ハルカ姉さま、「咲」キャップetc。
「ひだまり」宮ちゃんもこれにギリギリ属するか?
単純に金髪なら「IS」シャルも大好きだし…。
あっそうそう、「アイマス」ミキミキも好きだよ?w

○百合
最近はこれについて言及しまくっている気がする。
マジで私、救いようがないほどに百合厨なんですよw
もともと百合漫画が大好きでアニメに入ったのですが、だんだん酷くなってきている…。
日常系萌えアニメばかり見過ぎて、“ソフト百合”にも対応してしまった“ハイブリット百合萌え厨”にw
もともとは“少女漫画系百合厨”だったのですが嗜好がより残念な方向へ進化。
そうそう、百合が苦手って人もかなりいますよね~。
同性愛に嫌悪感抱く人はやっぱり多いと、あにこれ来てから学びましたw
でも私は大好きだと、心から叫びたいですw

○ロリ
「お姉さんが好きでロリも好きってどういうことだよ」って話ですがw
厳密に言うと、私は妹萌えではありません。
年下が好きっていうわけではないのですね。
ロリという神聖さを持つ天使の偶像を崇拝することに意義があるのです。
そもそもロリというものは、内なる純潔さが滲み出ているとい(ry {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦隊ヒーローものにあるべき要素が紳士の嗜みと共にしっかり盛り込まれている。

原作知らず。

これは酷い(称賛)。酷すぎる(礼賛)。大満足です。
心に燦めく「属性」をお持ちの紳士淑女すべてにお薦めします。

ヒーローものの皮を被ったおばか全振りのギャグアニメとして、十分楽しめると思います。

少々前にhaigaさんのレビューで存在を知り、いつかは見たいと思っていた作品。Amazonプライムで発見し、ほぼ一気観。アマプラでは修正版とのことで、放送当時問題視された「作画が溶ける」状況は改善しているとのこと。後半、作画面が怪しいところは散見されましたが見るに堪えないということはありませんでした。

困ったことに、戦隊ヒーローものとしてしっかりしています。驚くほどしっかりしています。変身バンクもなかなか格好いい。戦闘シーンは気合いの乗ったアニメーションです。必殺技もかなり格好いい(絵的には)。増えていく仲間、徐々にインフレしていく敵の強さ(設定上、実質的には変化なし)、いいです。土壇場奇跡のパワーアップは胸熱展開の王道です。うっかりしてると格好良さに痺れることも・・・

でも、その全てが乗っかる前提が酷い。結果として格好良さに痺れると同時に爆笑せざるを得ません。エロとは違う、下ネタ寄りの全力お馬鹿。

この世界のヒーロー・敵の行動原理も強さも全て「属性力」に由来する。それは、ツインテだったりうなじだったり、男の娘だったり。。。それぞれが愛してやまないもの。それを愛する想いの強さ、想いの力(たぶん)。敵はその属性力を人類から奪い取るためにやってきた。我らがヒーロー達は自らの属性を守るため属性そのものを武器にかえて敵と戦う。


なんだこりゃ。

終盤の展開は少々疑問なところもあります。後半~終盤にかけての息切れ感もあります。シチュエーションと敵キャラのキャスティング(と、言わせる台詞)で楽しむ作品ということかもしれません。実際面白かったです。敵キャラがやられるときのセリフ(叫び)がまた、心に響くんだなぁ(理解できるとは言っていない)。結果的に主人公を中心としたハーレム構成になります。ですが、それほどドロドロしてないので僕としてはまぁよしです。

個人的に好きなのは{netabare}5話で出てきたザリガニっぽい敵。敵の「属性掛け合わせ」の説明に笑いましたし、なにより、彼の決めぜりふが素敵すぎる「{netabare}うなじを見るためだけにどれだけの研鑽を積んできたと思っているぅー(迫真){/netabare}」。

ヒーロー側では生徒会長・イエローが楽しい。彼女自身の属性(M&露出(?)属性)を体現する技が・・・重装歩兵(アーマーパーツはそれぞれ砲・銃撃武器)のような出で立ちなのに、砲撃のたびにアーマーパージで露出度を上げ、最後はフルパージしたアーマーを合体させて巨大な銃を作り&ぶっ放し、自らにその銃撃を当てることでの加速キック(これが必殺技)。。。わけわからんけど、なんかニヤッとしちゃった。
{/netabare}

[2020/08/24 v1]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

属性を熱く語るベテラン声優陣が(`・ω・´)b

ツインテールをこよなく愛する主人公が
仲間と共に地球を守る変身アクションもの。
全12話。
ラノベ原作。(未読)


属性をメインに繰り広げられる
正義と悪のバトルが中心のストーリー。
まぁ……バカげた戦いですが
当人たちは至ってマジメですw

リアルでもこんな論争が行われてそうだが(;´∀`)
論争ならまだしも殴り合いなどは止めましょうねw

さて
変身アクションものと書きましたが
最終的にギャグものとして視聴してましたw
アクションも悪くはなかったですが
個性的で充実しているキャラたちの笑いに
引っ張られた感じです( ´艸`)ププ
いや~「属性」って挙げればキリがないですねww

視聴した方には多い意見だと思いますが
中盤より見受けられる作画の崩壊が目に余りました。
美少女を扱う作品としては致命的な欠点に…
ギャグ要素に助けられた感が強いですかね(^^;)

メインキャラを演じている女性声優陣が
自分の好きな『中二病でも恋がしたい!』と
被っていたので期待しつつ注目。
当然ですが、キャラが違えば声も変わるもの。
中二病とは違った演技でキャラの魅力を
引き出していたと思います。
さすがは『声優』と改めて感心しました♪

また、脇・敵キャラを演じる声優陣が豪華です!
大物やら渋いベテラン声優まで多数。
ギャグからバトルまで幅広い演技力はさすがです。

完全な蛇足になりますが
白衣をまとい博士的なポジションの
トゥアールを演じている内田真礼。
彼女は同じような役どころを『アキバレンジャー』
という実写ものでも演じていましたねw
初めて内田真礼を認識した作品、懐かしいですw


2期あるんでしょうか??
色(味方)が増えたりするんですかねw
作画さえしっかりしていれば悪くないと思うので
期待して待ちたいと思います(*´∀`*)ノ






《キャスト》

観束 総二(CV.島﨑信長)
テイルレッド(CV.上坂すみれ)
トゥアール(CV.内田真礼)
津辺愛香/テイルブルー(CV.愛坂優歌)
神堂慧理那/テイルイエロー(CV.赤﨑千夏)
イースナ/テイルブラック(CV.日笠陽子)
観束 未春(CV.五十嵐裕美)
桜川 尊(CV.M・A・O)
神堂 慧夢(CV.井上喜久子)
メガ・ネプチューン=Mk.Ⅱ(CV.田村ゆかり)
ドラグギルディ(CV.稲田徹)
アラクネギルディ(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『ギミー!レボリューション』/内田真礼
ED
『ツインテール・ドリーマー!』/ツインテイルズ
                  テイルレッド(CV.上坂すみれ)
                  テイルブルー(CV.愛坂優歌)
                  テイルイエロー(CV.赤﨑千夏)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 55

67.8 11 男の娘でツンデレなアニメランキング11位
げんしけん二代目(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (585)
2945人が棚に入れました
椎応大学現代視覚文化研究会、通称「現視研」。その新会長となった荻上千佳は、昨年の新歓活動の反省を踏まえ、新入生の会員獲得を目指していた。新歓会場では、相変わらずコスプレをして自分だけが楽しんでいる前会長・大野加奈子を横目に、荻上は大きなイラストを即興で描く姿を披露した!それに反応した女子が2名、新入生の吉武莉華と矢島美怜が現視研に入会した。類は友を呼ぶのか、2人はいわゆる「腐女子」であった。
そして更に、入会希望で部室に現れた栗色の髪の清楚な美人―。だが、その正体はウィッグを着けた「男の娘」で・・・。
超個性的な新入生を迎えた、『げんしけん二代目』の活動が始まる!
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オヤジの栄光時代はいつだよ・・・・全日本のときか? 斑目は・・・・・・・・斑目は今なんだよ!!

げんしけんシリーズの感想を書いていくうちに、2代目の感想で書きたいことが大分浮かんできました。
ということでほぼ全部書き直しです。

【短い感想】
散々げんしけんの凄い所を挙げてきましたが、それでもまだ凄いところがあるから、最早流石としか言いようがありません。
2代目でその描写が顕著に見られますが、それは“自分に対する劣等感”についての描写です。
オタクとか腐女子とか色々出てきますが、私もそうですが中々人に堂々と言えなくないじゃないですか?
履歴書に趣味アニメ鑑賞、BL鑑賞とか書けないでしょ?(笑)
私も人に言う時は野球とかボーリングにとどめています。
人には言えないけどやめられない自分の趣味、このもどかしさや悩む様子に注目していただきたいなぁと思いました。

ほかにも腐女子の生態系の描写や超強力になったパロディー描写も面白いし、魅力的です。
そして再び主人公として返り咲いた我らが斑目さん!
ていうか、卒業して社会人になっている先輩が大学のサークル舞台にしたアニメで主役級のスポット浴びるとか、作者さん斑目のことめっちゃ好きなんでしょうね(笑)
かまわん!もっと目立たせろ!私たちも斑目さんが大好きだ!


【長い感想】
○劣等感について
{netabare}げんしけんに出てきた登場人物の多くが持っていた感情でしょう。
笹原も斑目も大野も荻上も、そして今回の新入生も持っていた感情です。
実際問題、一人でBL趣味オープンにするなんてまず無理じゃないでしょうか?
オープンに出来るのは、周りに同類がいて、開き直ることができるからだと思うんです。
まぁあくまで予想です。本人どころか、私は男なので本音はわかりません。

波戸くんの描写は本当によく考えられていると思います。
BL趣味はほかの人には言えない、それでもやっぱり誰かと語りたい、高校の時は結局突き放された、それでも自分の趣味をやめれないから女装してまで輪に入っていた。
ただの女装キャラとか、性同一性障害とかそういうものでは絶対にありません。
悩んだ末に、自分を隠してまで趣味を貫こうとした結果だと思います。
誰でも見せたくない、知られたくないことってあると思います。
吉武は浪人したことを隠し、大野も最初はガチムチ趣味を隠し、荻上もBL趣味を隠してきた。
荻上に関してもよくわかります。
オタクが嫌い、オタクである自分が嫌い、だから人には見せたくない、でも趣味はやめられない。

書いててキリがなさそうなので、斑目さんのあのセリフでしめておきたいと思います。
「なろうと思ってなったもんじゃねぇからやめる事もできねぇよ」{/netabare}


○11話:いい最終回だった…
{netabare}げんしけんシリーズを通して一番の神回といっても文句ないと思います。
告白の内容、表情の作画、声優の演技、間、今までの描写内容、告白に対しての咲さんの返事、全てにおいて完璧としか言いようのない告白回でした。
告白してフラれる場面がこれだけ絵になるアニメってまずないっしょ。

げんしけんには理由になる描写、エピソードがあると他の感想で書いてきましたが、今回もしっかり繋げてきましたよね。
間も完璧でしたよね。
マンガのこの回を読んだことありますが、間違いなくアニメの方がいいです。
マンガだと、すぐ次のコマに目がいってしまいますが、アニメは言ってしまえば次に行かせない、数秒間あけることによってよりリアルな雰囲気を出しています。

あー…思い出したらまた見たくなってきた。
オタクとは正反対の人間がオタクの告白に対して真剣に答えて、その後にオタクを気にして我慢できずに泣いてるんだぜ?
普通考えられますか?はいはいフィクションなんでもありですねーで片付けられますか?
それだけの描写をして、関係を築いてきたからこそ、この告白シーンを成立させられるんです。
げんしけんの集大成といえる回ですよ。
全部合わせたら40話近く、その末の告白だからこそより一層くるものがありますが、それでもこれからの恋愛物はこういう理由になる描写や本気度が伝わって来るシーンをしっかり見せて欲しいし、げんしけんを見習って欲しいと思いました。

あと、すごく贅沢な注文ですが、ここでクラブハウスサンドを流してくれればなぁ…
すごく素敵な歌詞、というか斑目本人を表したような歌なので、良ければ読んでみてください。

クラブハウスサンド  ゆうまお   げんしけん2ED(2番)
{netabare}全然 くだらないことで 話し盛り上がって すぐ最終チャイム
そして 休講掲示板の前を通り過ぎて 見送るモノレール
気付いた恋にフタをして 永遠のトモダチを選ぶ
それでいい それもいい 答えはもう出てる

たしかに ボクらは変わってゆくだろう 変わらない思い出 持って
決して 笑いあえない笑い話
怒りっぽくて 涙もろい キミが好きでした

はぐれた青春 とりまく現実 立ち戻ることで また進めるなら 逢いたいよ

たしかに ボクらはここがだいすきで 笑顔で言えたんだ Bye bye
いつでも キミの味方になりたいと
思い出すとき アイはそこに 必ずあるから{/netabare}{/netabare}


【最後に】
パロディがバカみたいに増えましたね。
昨今の日本のアニメ、マンガなどのオタク文化が急速に進んだのが伺えるようでした。
げんしけんのパロディは他のアニメと同じように笑いをとるという木液もあると思いますが、それだけでなく、彼らの日常を表す手段として用いられていたと思います。
現代的な視覚情報を扱ったサークルなだけに、アニメの話なんてたくさん飛び交うだろうし、その中のネタやセリフを仲間同士で言い合うことってよくあると思います。
私もそうでしたし(笑)
日常とかまどマギの名言友達と言い合ってましたし。

他のアニメとはパロディの使い方には少し違う意味が含まれていると思いました。
アウトブレイク・カンパニーなんかもげんしけんとは少し違いますが、またこっちはこっちで独自のものを築いていると思いました。

つーかタイトルめっちゃ悩んだ(笑)
やっぱスラムダンク縛りは少し無茶だったかもw
まぁ意味はあってるかな、ハーレム的にも、11話的にも、主人公的な意味でも。
本当はこっちのタイトルにしようとしてましたが、ネタバレになりそうなので…
{netabare}告白したことがあるというのがいつか大きな財産になる{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中身と外見と。斑目、本当の卒業。

オープニングの歌声がとてもかわいくてキャッチー。
歌詞にあるように「男だから女だから レーベルだけで中身まで決めつけないで」そんなテーマですね。

BL趣味なハトくんの設定、特殊だなあと始めは思ったのですが、性別逆にすれば、そうだよな、実際女性で男性向けや女同士ものを描いてる人はたくさんいるわけで(男装まではしないだろうけど)ありなのかもな〜とグルグル考えてしまった。

************

6話まで {netabare}
荻上、後輩の事を「最近の子は」って。そうですね、視聴者は通して見てると時代の流れを感じてそう言いたくもなりましょうが、荻上はまだ同時代を生きているはず…。

クッチー、部室入れないのか不憫…と思ってたら手負のリスみたいな攻撃、ダメだよー。
スーの突っ込みは万能ですね。
いろんなネタやコスが楽しいけど、そこばっか見なくてもわからなくても、皆の主張を聞くのが楽しい。
女子会もいいけど、班目の恋心のオトシマエが気になります。

声?そういえば変わってるけど、絵柄もこぎれいに変わったので、あまり気になりませんでした。
{/netabare}

************

8話
ハトくん、斑目先輩との会話から自分のBL妄想が先輩を追い詰めてるのではないか、と不安になる。
「好きなこと、やったらいいよ」という斑目の寛大な許容に、本腰いれてBLでない漫画に取り組んでみようという決意。
むむ、男っぽい!

些細なことにも妄想を自由自在に膨らませて夢中になれてしまう、ハトくんの中の、BL魂の妖精さん。
女性向け同人の独特の「自らの愉しみに貪欲で旺盛」なところですね。

{netabare}私自身は、若い頃はおたくなんだろうけど腐女子にはなりきれず、「楽しそうだなー。」と外側から見ていました。
関係性に萌える=人と人はくっついた方が楽しい!面白い!って信じてるって事だから。大なり小なり愛を信じて夢見てる人達なんだよな…と。

愛云々は大げさかもしれませんが…恥ずかしい事ですが、たぶんね。
女の子たちがなぜ萌えるのか、自分は萌えられるのか?を理解出来てから、自分は男の人を好きになれたので。いやはや。

女の子達は、小さいうちから「好き・嫌い」の関係性の定義に敏感だよね。
荻上は以前「女おたくが嫌いです。」と自己嫌悪で言っていたけど、本当に共感出来なくて自分を知って欲しくも無いなら、あえてその人たちの前で言う必要も無いわけで。
その輪の中に居るから、言いたくなったのかな。
{/netabare}
ハトくんのBL妖精さんは、自分一人で誕生させたワケではないようですが…?謎がチラリ。
吉武ややじまっちの、作品作りのためのディスカッションとか、見てて楽しいな。
何か目標をもって作るって、大変だけど面白い。

************

10話でハトくんの過去と会合。
面白いね〜〜。高校時代の話は、せっかくカミングアウトできたのにひとりぼっちで不憫だったけど…、同級生も後悔してて、いい話になってジーンときた。今野かわいいじゃないか。
一時代の話で終わらず、時を経て収拾される青春の話って好きだなあ。

************

11話 泣けた…。泣いたよ…
ほんとに卒業って感じだった。
斑目と、さきちゃんのこれまでの歩みが、確かめられてしまった。
斑目の自覚もせずに守ってきた気持ちと、言葉では表現しきれないってこと、さきちゃんの「伝わった」に泣けた。
さきちゃーん。斑目にすればいいのに…。なーんーでー。でもそれが、他人の恋路。


「なんだ現実か」「お前ら本当はゲイ嫌いだろ」に笑った。脳内の話以外は、バッサリ興味を示さないご様子。

笹原妹が感じて口にした、ハト君に身内のことなんでも知ってるって顔されるウザさ。確かにねー。斑目に関してハト君はちょっとひとりよがりかも。
そういうところをちゃんと指摘する人物もいるのが、この物語の良いところだな。
「本当に、楽しかったんだ」
斑目の言葉が染みる。

************

最終回

あー、終わっちゃった。
終始絵が綺麗だった。やじまっちですら綺麗な温泉シーン。
最終回はとくに、スーの蹴りが冴えていた〜。進撃の巨人ネタ…(笑)色んなネタに気づければもっと楽しいかも。
スーのテキパキとした面倒見のよさは何なんだ。一番働き者に見えた。

楽しかったなー。続きますように…
斑目、再就職決まりますように。

11話は、単体ではなくてここまでの時間が生きてくるような回だったなぁ…。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本当に・・・楽しかったんだ・・・(-ω-)

原作 漫画 

3期目  

オタクサークルの日常系

全13話

1期→OVA→2期  視聴済み


いつも、レビューは観終わってからしか書きませんが、(SAOは書いたか^^;)
どうしても言いたかったので・・・ (。-`ω´-)


今回、1話見ただけですが、キャラの声が、皆 総入れ替えで・・・(> <) 
何で変えるかな~?
キャラと声って、凄く大事なのに!
イメージが変わっちゃいます!! (。-`ω´-) プンプン

斑目の声なんか、好きだった檜山修之さんで、凄く良かったのに・・・

荻上だって、好きな水橋かおりさんだったのに・・・

大野も、好きな川澄綾子さんだったのに・・・

特に、この3人の声には違和感でした。
前の声に慣れてしまっているので、残念でしかたないです。
ε-(ーдー)ハァ

前の主人公の笹原と、金髪のスザンナの声は、そんなに違和感無かったですが・・・^^;


映像は、前より綺麗なんだけど、キャラデザも変わってしまってて、違和感ありました。
目の描き方が変わったのは致命的です。><

時期に慣れるのかな・・・?

内容は、新キャラ登場で、面白くなりそうです。

声が変わったのは残念ですが、
今後も毎週楽しみに視聴します。
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最終話まで見た感想

げんしけんにハマリ、この2代目の途中から原作コミックを読みました。

そしたら、2期から この二代目までの間の重要なエピソードがカットされてて、愕然でした!

{netabare}
2期の終わりでは、笹原と荻上が この先どうなるのか?
って所で終わっているんですが、
この二代目のはじめでは、もう既に笹原と荻上は付き合っていて・・・

原作で描かれてる 笹原の告白がカット・・・

それに、荻上が自分のラウマを克服する件もカット・・・

笹原、高坂、春日部の大学卒業もカット・・・

う~ん、めっちゃ残念です。><

できれば、ちゃんと2期の終わりから見せて欲しかったです!
{/netabare}
まぁ、このアニメの二代目は、ちゃんと原作の二代目から始まってるから「しゃーなしだな」・・・なんですけどね。
ε- (´ー`*) フッ
なので、二代目ではなく、3期として2期の続きから製作して見せて欲しかったです。
(> <) orz


内容的には、腐女子と女装趣味でBL好きの男の娘が増え、
2期までの雰囲気が変わりましたが、
卒業した斑目や、笹原もちょい出てくるので ガッカリ感は無かったです。

個人的には、11話が最高潮でした!
{netabare}
斑目が春日部へ告白するシーン

斑目ぇ・・・・・このへタレめ!  ε-(ーдー)ハァ

あとは、スーが10話で斑目のほっぺにキスをして・・・

その後、原作では 斑目を意識して3倍赤面するシーンがあるんですが、
それもカットされてたのには・・・
残念です。 見たかったのに・・・
{/netabare}

げんしけんって、オタク、腐女子、BLなど、マニアな趣味を持った人が集まったサークルの話なんだけど、
結構 恋愛も絡んでいるので楽しめるんですよね!

自分も大学に行き、こんなサークルに入ってキャンパスライフを満喫したかったな~って思えました。

自分にはドストライクな作品でした。

斑目じゃないけど、「本当に・・・本当に楽しかったんだ。。。」

万人にはウケないだろうけど、1期見て面白かったなら、この二代目もオススメです。
⊂( ^ω^)⊃


OP:「げんし、女子は、たいようだった。」歌 - 上坂すみれ

ED:「アオくユレている」歌 - 荻上千佳(山本希望)、吉武莉華(上坂すみれ)、矢島美怜(内山夕実)、波戸賢二郎(加隈亜衣)


最後に
斑目の声、最後まで違和感でした・・・( ̄Д ̄;;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

65.0 12 男の娘でツンデレなアニメランキング12位
乙女はお姉さまに恋してる(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (341)
1991人が棚に入れました
宮小路瑞穂は容姿端麗・文武両道だがちょっと気弱な財閥の御曹子。彼の運命は祖父の死をきっかけに一変することになる。なんと祖父は瑞穂を女子校である聖應女学院(PS2版では聖央女学院)に転入させるとの遺言をしていたのだ。無理矢理女装させられ男であることを隠して転入した女学院で、瑞穂はその美しい容姿と嫋やかな振る舞い、優秀な成績から、次第に生徒達の注目を集めていく。やがて、男でありながら全校生徒を代表する"お姉さま"である「エルダー・シスター」として崇められることになってしまう。

声優・キャラクター
堀江由衣、松来未祐、浅野真澄、たかはし智秋、新名彩乃、神田朱未、後藤邑子、木村まどか、榊原ゆい、真堂圭、野川さくら
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ストイックな秀作

多分ルート分岐のある長い原作をいろいろカットし、つないでいるのでしょう。展開の早い印象は否めないけれど、同時にそのおかげで無駄なくコンパクトで充実した作品に仕上がっていると思います。原作やっていませんがゲームのアニメ化としてはかなりうまくやれているのではないでしょうか。与えられた話数の中でその手腕は見事だと思いました。

また、ストーリー自体も、ソツのない出来だと思います。

ストーリーを魅力的にしている要因のひとつは女装設定の使い方でしょう。女装モノは他にもいろいろありますが、この作品の魅力は、女装する主人公アクのなさです。原作はエロゲみたいなので、なんやかやとあるかもしれませんが、本アニメでは、女装モノとしてありがちな、主人公が男の下心から女装の状況を利用してスケベしたり、ラッキースケベで勃○して困ったり、、とかそういう展開はありません。女に向ける性欲の牙は、そこらの男の100倍小さいですね(それはそれで非現実的ではありますが)。この中性さは、主人公を、男性にも感情移入しやすく、同時に本作のメインヒロインといって過言ではないほどの魅力的にすることに成功しています。こんな説明だと昨今の男の娘的なキャラかと思われるかもしれませんがそういう媚びはないです。その結果単なるハーレムものとも、女装ものとも、百合ものとも、少し違ったうまい立ち位置に作品を置くことが実現できていると思います。
同じ女装モノではプリティフェイスに近いかな。

遺言に従い女装で女子校に編入という設定などは現実離れしすぎだ、という意見もあるようですが、これはそういう無理な「もしも」の設定を受け入れて楽しむものでしょう。
({netabare}割と元気に演説、ダンス、水泳とかしてる紫苑さんがただ壇上で少し話しただけで失神、そしてその失神中彼女のことを乱暴にお姫様抱っこし走り去る主人公の行動を皆が賛美してる、{/netabare}とかいった御都合主義なステレオタイプ展開はそこそこ重要シーンであるだけに、いささか強引すぎにも思いましたが。)

そして、それぞれの話のストーリーも、大きなインパクトには欠けるものの、無難ながら無理のない王道のテーマを持っており、かつ、悪人をつくらぬよう皆にフォローを入れ、痒いところに手が届くようなしっかりした構成をなしていて、丁寧に作られているのを感じます。最終回の誰も傷つけないような終わり方もそういうソツのなさを象徴しています。主人公にもエルダーシスターにふさわしい成長が描かれますが、あまり主人公本位にもならず、各人が皆に助けられながら同時に自分で問題に向き合っていこうとしていたのも爽やかで好印象でした。
しいて言えば、本来メインヒロインであろう紫苑(さん)があまり触れられなかったことはは少し残念ではありましたが話数の都合上や物語の整合性、バランス上仕方なかったのでしょう。

主人公、ストーリーのアクのなさは、無難で無味乾燥ともとれますが、それゆえに生じた爽やかで優しい世界は耐え難い魅力です。
堅実ながら秀逸な佳作と言って良いのではないでしょうか。

ところで、{netabare} 最終回の最後で学院長が担任の緋紗子先生に対して、「それもよいのではないでしょうか、幸穂さん」と言っているので、担任は実は主人公の母?と思ってしまいましたがそういうこともないようですね。文脈的にちょっと変ですが、今は亡き幸穂さんに向かって言っているということでしょうか。(ソコダケガヨクワカラナカッタ){/netabare}

-------
2回目見終わった。
古めかしいとも思わないけれど、今はもう終わってしまったある時代のデザインだなあと思う。少し寂しい。
多分原作はエロゲだったと思うが、エロ描写入ったら途端にげんなりするなきっとこれ。
1回目の新鮮さはないが、愛着を確かめた。
良いところは、序盤はTS的に困る瑞穂の心理描写を入れるが、徐々にそれを減らしていき、ヒロインエピソードではほとんど、入れていないところかなと。
もはや、瑞穂ちゃんは感情移入されるエロゲ主人公ではなく、一人の"エルダー"となっているのだ。
このへん、原作ではどうなっているのか知らないが、ギャルゲ主人公なのにそれらしさがなくて良い感じ。
"主人公対ヒロイン"だけでなく、ヒロイン同士の描写も色々出来ていて良い。
語っている論理には、結構適当なものが多いけど、雰囲気良いから許す!
あと主人公が一番人気高いヒロインなギャルゲって良いね。
推しはまりあと一子ちゃん!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゆるゆり路線の恋愛モノ。

2005年に発売された18禁ゲーム「処女はお姉さまに恋してる」
(おとめはぼくにこいしてる)を元に制作されたTV版アニメ。
全年齢版作品群「乙女はお姉さまに恋してる」略称おとボク。
2006年10月~2月。TV本放送全12話+未放送分1話の全13話。

2012年8月より「乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー」
THE ANIMATIONのタイトルで続編OVA全3巻が販売さてるので
「おとボク」って何?って人は3巻先に視ると直ぐ解るかも?
※OVAはコメディ無・デフォルメ無。本作はラブコメ路線。

エルダー・シスター (Elder Sister)
聖應女学院に長年継承される伝統。
手本となる最上級生に贈られる称号
時に生徒会長を凌ぐ発言力を持つ。
75パーセント以上の獲得票が必要。

一般的には「男の娘」というのは可也古くから作品の中には
数多存在するものの・・主人公とした作品は珍しいかな?

実際のところは・・メディアが大きく取り上げ始めた時期の
作品でも有り、美少女以上の女装男子という登場人物が増え
てきた時期の作品でもあるかな?

基本的にストパやマリみて等の御嬢様学園百合ものと同じ。
ハイソ?ブルジョア?なイメージで如何にもな御嬢様達の
秘密の花園を垣間見る様な優雅設定の中でのロマンスです。

花園の中には純白に咲き誇る百合の花もあれば可憐な花の
蕾もある・・作風的には女装男子云々というのは触り程度。
世界観を愉しんでねって感じの緩いコメディアニメかな~

一応何故に女装?とか秘密がバレたら・・というエピソード
もあるけど・・人の繋がり等の心理描写や友情的な物の方が
多く盛り込まれて・・最終的に成長した主人公が周囲の人に
認められてエルダー(学園の最も優れた生徒)として認められ
るかどうか?・・という物語。雰囲気は百合で実際は純愛。

エルダー云々・・より多くの人に要するに認められる事・・
友情・・仲間意識・・信頼関係・・他にも色々必要かなぁ~
という話をちょっとコメディを入れつつ恋愛要素も入れて、
特に笑えるとか泣けるとか感動とか無いけど見易い感じ。

作画も音楽も物語も普通だけど総合的には良い雰囲気かな。
キャラデザも如何にも美少女ゲームっぽいし声優も甘めの
人が多いので・・視る人は限られてしまいそうですね。

聖應女学院とその女子寮がメインのお話です。
元々ゲームの為、アニメではサラッとしか触れない設定や
サブヒロインなども多くあるようです。

各ヒロインには「茉莉花の君」「白菊の君」「琥珀の君」二つ名
が設定されていて、その多くは印象による花言葉や外観の
大きな特徴をそのままつけているようです。


宮小路 瑞穂(堀江由衣)3年A組所属。
祖父の遺言で女学院に女装して転校させられてしまう。
本名は鏑木 瑞穂。生真面目だが、内気で消極的な性格
母親譲りの美貌の持ち主で文武両道。所謂才色兼備。

十条 紫苑(松来未祐)3年A組所属。茶道部の指導役。
元侯爵「十条家」の娘。病気のため1年留年している。
穏やかで落ち着いた性格だけど意外とイタズラ好き。
瑞穂が男性と初日に見破り、承知で友人関係を築く。

御門 まりや(浅野真澄)3年B組所属。陸上部所属
瑞穂の従妹で幼馴染。瑞穂のフォローと世話焼きをする。
元華族の家柄のお嬢様だけど自由奔放で悪戯好きな性格。
過保護な両親から離れたくて学院で寮生活を送っている。

周防院 奏(神田朱未)1年E組→2年C組。演劇部員
少し内気な性格の下級生で、寮では瑞穂の世話係となる。
幼い容姿に大きなリボン「なのですよ〜」が口癖。

上岡 由佳里(松本彩乃)1年B組→2年C組陸上部所属
料理が得意。寮ではまりやの世話係。一寸思春期。
臆病で怪談と飛行機が苦手。勉強も不得意である。

厳島 貴子(たかはし智秋)
幼等部の頃から「まりや」とは犬猿の仲で喧嘩腰になる。
伝統を重んじ真面目で公平な人柄で人望は厚い生徒会長。
エルダー最有力候補で、瑞穂と家同士がライバル関係。

高島 一子(後藤邑子)
嘗て学院の生徒で寮生だったが病死している。地縛霊。
脳天気で明るい性格だが、ロマンチストな面も持つ。
感情が高ぶると物凄い勢いの早口で喋り倒す癖がある。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

アリア社長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これは百合?それともハーレム?お嬢様学校に通う男の娘ラブコメディ!

エロゲ原作『処女はお姉さまに恋してる』のアニメ化(全年齢向けにタイトル表記変更)
2006年放送
全13話(12話+おまけ1話)

【あらすじ】
財閥の御曹司である主人公(男)が祖父の遺言のせいで無理やりお嬢様学校に転入させられるという物語。
主人公は男であることを隠しつつ無事学園を卒業出来るのか?

【感想】(※自分は原作ゲーム未プレイ)
女装男子が主人公といえば自分はノイタミナ枠で放送された『放浪息子』を思い出しますが、この作品はジェンダーがどうこうといった重々しい物語ではありません。
あくまでエロゲ原作のドタバタラブコメディなので気楽に見れました。

いわゆる男の娘というジャンルなのでしょうが、主人公(男)が可愛すぎて百合アニメにしか見えません(笑)
百合作品特有のお嬢様学校イベントもありますしね。
百合なのかハーレムなのかよく分からないグレーゾーンなドキドキがこのアニメの魅力なのかなって思いました。

話は飛び抜けて良かった!というわけではありませんが、最後まで気楽に見れたというのも一つの魅力だと思います。
そもそも自分はエロゲというものをやったことがなく、エロゲ原作で最後まで見れたアニメが今のところ『Fate/stay night』『AIR』『Kanon』『ef』『うたわれるもの』くらいなので、自分が最後まで楽しめて見れたという時点で良い出来だったのだと思います。
メインキャラの掘り下げもしっかりなされておりそこもGOOD。

キャラに関しては皆個性的で可愛らしいです。
メインキャラの一人が主人公にデレているのかいないのかよく分からないキャラでして、その子が最終的にどうなるのかヤキモキしながら見ました。
(そのキャラが1番ラブコメしており、ドキドキしながら楽しんで見れました)

作画に関してはエロゲ原作のアニメ化は大抵予算が少なく、結果作画が崩れることが常なのですが、このアニメは最後まで安定しててビックリしました。
キャラデザに関しては特に時々挟まれるデフォルメ化されたキャラ絵が好きでした。
調べたら『ヲダ』というイラストレーターさんの絵ということでファンになりました。(EDとおまけの13話のキャラデザも担当)

全13話で気楽に見れる男の娘(パっと見百合)アニメです。
興味がある方はぜひ見て下さい。


【このアニメを見ようと思ったキッカケ】(個人的なこと)
自分がこのアニメを見る気になった理由は2つあり、一つは題材が男の娘でかつ舞台が百合アニメ臭全開だった事。
(男の娘アニメの『放浪息子』が個人的にツボにハマり、かつ百合アニメも好きなので)

もう一つは円盤(DVD)の売上。
エロゲ原作のアニメにしては何でこんなに売れてるの?ってくらい売れてました。
上記したようにエロゲ原作のアニメ化は基本予算が少なく、また尺も足りないため結果出来が悪く、大概売上もよろしくないというのに・・・!
なので売れた理由を知りたくてこのアニメを見ました。

結果・・・結局なんでこれほどヒットしたのかはよく分かりませんでした。
もちろん面白いとは思いましたが、そこまでインパクトのある作品ではなかったので。
ただやはり何度も書いたように最後まで気楽に楽しんで見れたというのがヒットした大きなファクターなのかなと思います。
かく言う自分もこのアニメ好きになりましたし。
作画が安定していたというのも大きいのかも。

まぁ気楽に見て下さい。気楽に楽しめますから。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

71.5 13 男の娘でツンデレなアニメランキング13位
魔王様、リトライ!(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (505)
1882人が棚に入れました
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!

声優・キャラクター
津田健次郎、高尾奏音、石原夏織、戸松遥、豊崎愛生、佐藤利奈、生天目仁美、徳井青空、森久保祥太郎、久保ユリカ、荒浪和沙、木下鈴奈、桜咲千依、M・A・O
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

こういうの大好き(笑)。。。だけど「おもしろい」ってなんなんだろうね。

[2019/09/26 v1]
[2019/09/27 v2おもに誤字脱字修正]
原作知らず
→アニメ四話視聴段階で思うところあってweb版読み始める
→アニメ八話あたりでweb版読了
→最終話まで視聴

僕としてはかなり楽しめました。
いや、そんなんじゃない。僕これ大好き。

概要は省略。
異世界もの、なろうものに飽きた方にこそ、チャレンジしていただきたい作品。満足できるかは保証できません。そもそも「チャレンジ」していただきたいという時点でお察し下さい。

==以下感想

新しい販促モデルかな?
原作が知りたくなって手を出したのは初めて。転スラも似たような経緯を辿ったが、これは正月休みが暇すぎたから。転スラと違い、原作読み終えても本作に対する視聴意欲は変わらず。尺の違いもあるので一概には言えないが、それなり以上に本作に魅力を感じていたのは確か。

ラストの全員(?)でのシャウトにはうっすら感動すら憶えた。笑ったけど。

作画はチープ、アクションしょぼい、物語も異世界テンプレもりもり、シナリオ手抜き(後述)、CV陣豪華なわりには演出微妙(とか言いながら、津田さん緑川さん以外良くわからない素人です、すみません)、なにが良いのか、この作品。

だというのに、毎回めちゃくちゃ楽しみで、dアニメでの配信時間が待ち遠しかったこの作品。なんだよトキメキどっか行け。恋かよ。


続け!!

俺は観る!


長くなっちゃったので畳んでおきます。

===で、その魅力とは。。。なんだろう?===

==物語・人物像
{netabare}
主人公である魔王兼長官・九内=ゲームクリエイター・大野の人物造形(内面)がよかったのは、多分そう。
基本オッサン、たまにいい人、たまにカッコいいひと。軸ぶれなく、飄々と異世界での活動をこなしていく感じはよかった。その結果が何故にスパリゾートなのかいまいち良くわからないんですけどね。ただ、そこに行くまでの分岐点ではその都度リーズナブルな判断をしていたような、そうでもないような。まぁ、アクに温泉見せてやるってのは最初からあったけど。

異世界テンプレを盛りに盛ってはいるものの、それを一歩引いた、俯瞰的な立ち位置から茶化しに懸かる九内の言動とお話の構成は、他の「本気で異世界(しようとして転けてる)」作品達とは違う視点をこちらに与え得る。必ずとは行かないが、視聴するこちらも一歩ひいて観られるようになるし、結果、チープでも馬鹿げていてもイライラせずに済む。

そこに無理矢理感満載で捩じ込まれる時代を感じさせる小ネタ(ヨガ殴り、やらせはせん、ノマノマの女将、など)が、さらに観る側の肩の力をぬいていく。主人公や物語との共感を無理強いする(けど共感できない)「本気で異世界もの()」とは真逆。まさに作中の温泉のような機能を持ったのかも。あげく、終わり間際での爆弾投下(白い三連星+白い彗星)。。。続きが観たくならないわけがない?

九内・大野の分身的な存在、零が必要な理由は少なくともアニメでは良くわからない。が、あれはあれでまぁよかったのかも。実際、この零が何なのかが全くわからなくて、でも知りたくて、そのために原作に手を出した感じはする(あ、やっぱ恋かも)。

一応補足すると、4話時点での「むちゃくちゃ感」に対して原作との比較をしてみたくなったのが原作に手を出したきっかけ。
{/netabare}

==劇判
{netabare}
これは、狙っている。きっと狙っている。浮ついたカッコいい感にあふれた戦闘曲&CM入りあけ曲、いかにも意味ありげな雰囲気を醸すエコー強すぎピアノ曲、無駄に清々しいほのぼのシーンの曲、そして、完全脱力・リコーダー。

ギャグパートで流れるリコーダー曲、これは天才の仕業と思う。
{/netabare}

======酷評に酷評を重ねた絵・作画
実は、僕としてはけっこう好意的に見ている

{netabare}
ここまで「斜に構えた異世界もの」というスタンスを見せられると、自覚を伴うひねくれ者である僕としても斜に構えざるを得ない。その姿勢が行き着く先は「この酷さ、狙ってる?」。もしも本当に狙ったものだったとしたら、制作側は大勝利だ。

とはいえ。

--作画(静止画として)
知った風な口をきいて申し訳ないが、単純にデッサン力がないのではないか、と。その証左というわけではないが、話が進むにつれてなんかうまくなってきているような、安定してきたような印象を持っている。特に九内。OP内の九内と最終話の九内、かなり違う気がする。最終話のアクなど、別人のかわいらしさだった(要は、制作を通して上達してない?)。町並みのパース狂いと前景・背景間のミスマッチは一貫してたように思う。

--動画として
その一方、動画としてみた本作品は「味わい深い」と感じている。おそらく、意図したチープ感とそうせざるを得なかったチープ感の両方があるのだと思う。止め絵多用の戦闘シーンは昨今の異世界ものへの表敬と見れなくもない(あくまで個人的な感想です)。

ところが本作、妙なところがリッチというか、丁寧な感じを受ける。主に女性の所作だけど。作画はやはり変なのだが、なにか「表現したいものがある!」と言う熱量のようなものを感じる。

・全力で視聴者をわらかしにかかる九内ダッシュ
・フィルタのサイズ間違ってない?な急激なブラー付加による遠近表現
など、ちょっと首を傾げたくなるものあれば、

・妙に丁寧な描写で九内からブレザーを受け取りに近づくルナ
・それぞれフェーズがずれている犬ころ共(周期は同一っぽいし、攻撃ヒット後は完全同一だけど)
・膝の砂を払う悠
・ぐるっと回るように走るアク(以上4話)
・ダイナミックカメラっぽい回転(10話、田原-悠の対話。CGとは思えない・・出来栄えホメテナイ)
・ローブに透けるユキカゼの尻と脚(11話。ただ、ローブは裏地もあるから透けないような)
など、敢闘精神を感じるものがある。

最終話の九内-ホワイト対話シーンは、この妙な丁寧さにあふれていたと思う。
・小さく揺れ続ける風呂桶With酒(たまにピタッと静止する)
・おしり後ろのタオルを押さえながら湯につかるホワイトx2回(これは驚いた。実体験or注意深い観察が必要。女性スタッフかな?)
・震えるホワイトの肩
ぶっちゃけ、ホワイトがらみだけ丁寧な感じはする。

うん。なんか、無理矢理に「いいところ」をほじりだしてる感じが自分でもする。かぐやさま理論で行けばこれやっぱり恋だね(笑)。
{/netabare}

======web原作を読んでわかったこと
{netabare}
基本的に原作との比較をしたことがないし好まないのだが、今回は仕方ないかな。

-web原作・アニメ比較-
本作は、多少の省略はあるものの、ほぼweb原作のまま。web原作の残り一割程度を残すところまででアニメ12話終了。WEB原作も「完結」とは至らず、単にそのタイミングで商用へと移行した模様。

お話の展開、キャラクターの味付けもほぼそのまま(山賊が上司に似ているってのはなかったし、web作でのルナはもう少しとがってる感じがする。省略されたキャラもちらほら)。なので、世界観がガッチャガチャなのは、原作由来ともいえる。

-脚本・シナリオとweb原作-
で、キャラクターの台詞もほぼそのまま。終盤は多少追加台詞があったものの、「」の中がほぼそのままアニメ作中の台詞。九内の思考やら状況説明などがかなり地の文に書かれていても「」の中だけほぼそのまま(アニメ内での追加説明とか特になし)。特に序盤はこれが顕著。

脚本・シナリオ、手を抜きすぎ。これでは分かるものも分からない。

4話の謎会話(九内-悠の「てんい=天意・転移」会話)も字で読めば分かりようもあるが、台詞オンリーではどうにもならない。吠えたエビフライも、読む限りは納得できるのだが・・・アニメのアレじゃぁただの発狂ですわ。

web作では結構折に触れて説明されている「帝国」や「インフィニティゲーム」の説明はほぼカット(次回予告で仄めかす、CMアイキャッチに仄めかす程度)。世界観共有できなきゃ、楽しむポイント分からなくなるでしょう・・・零の存在意義とか、無理ですよ(だと言うのに、これだけ楽しめた不思議)。web版の段階で既に結構練られた世界観、物語が感じられる描写がかなりあるのだが。。。アニメでは完全に無視されている。アニメ製作陣の読解力の問題か、尺に合わせるための構成力の問題か。いずれにせよ、アニメはパロディのみ路線に全振りしてしまった(だというのに略)。

演出もweb版を読んでしまった後だと、声優に任せたというか丸投げしたかのような無法地帯ぶりを感じた。ここは、もう少しどうにか出来たんじゃないかなぁ・・・
{/netabare}


結局のところよく分からない。
「おもしろい」ってなんなんだろう。難しい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

三文芝居

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
最初はタイトルで、「はたらく魔王様!」みたいなアニメかと期待していたのに、違いましたね。

ゴリゴリの異世界転生&無双系。

作画も良くないし、キャラもありきたりで、超絶ご都合主義。数多ある類似作品との差別化も出来てないし、展開も安易で、「展開を考える」ということすら放棄しているイメージを持ちました。

他の方のレビューで、「異世界転生のパロディギャグアニメ」というのを読んで、確かにそれなら、観られるかもと、ちょっと評価を上げていいかな?と思うこともあったけど、、、やっぱり、ダメでした。自分の感覚的に、☆1(観て損。不愉快)です。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(5話まで)】
{netabare}
レビュータイトルですが、別に声優さんの演技を揶揄しているわけではなく、脚本として、用意された台詞がイチイチ説明くさく、安っぽいなと。

原作由来かアニメ化に際してかは分からないけど、中学生が考えたような台詞回しでした。

九内伯斗を演じた津田さん。好きな声優さんの一人なんですが、本作に関しては、津田さんの素敵な声が裏目ってる印象でした。九内伯斗の台詞がいちいちダサいのに、声だけは抜群に格好良いので、キャラのダサさが際立ってしまったというか。本当に、津田さんの無駄遣いって感じがしました。

本作、展開もキャラクターも、全てが「安易」。

キャラデザも、「どっかで観たことある」人ばかりだし、キャラの名前も、いちいちダサい。てか、イタイ。一応、「ゲームの中の世界」という設定だから、二次創作的な要素を持たせているんだろうけど、やっぱりそこはかとないダサさは漂うわけで。

展開も、とりあえず困ったら課金アイテム。安易。便利アイテムは、トラブルが起きる前に(違う用途として)出しといて、「え? ここであのアイテムをこう使うんだ!」なら良いけど、視聴者に対して、「こんなアイテムがあります」と事前に提示せず、「実はこんなアイテムがありました」だから、ご都合主義だと言われるのです。

なろう原作だと知らなくても、「なろうだろう」と思う作品。

ていうか、本当に中学生が考えたんじゃないのか?と疑ってしまいそうなレベル。

多分、「ダサ格好良い」みたいに、「わざと狙って外してる」んだと思います。が、ダサ格好良いは、普通に格好良くできる人があえて崩すから、ダサ格好良いんであって、はじめからダサい人が崩したら、よりダサくなるだけです。

イケメン外人モデルなら、白ティーにジーパンでハイウエストにしても、「逆にオシャレ」と言われるかもしれませんが、同じ事をメタボのオッサンがやたら、、、ってことです。身の程は知らないと。

本作もそうで、きちんと作れば格好良い作品を作れる力量があった上で、ギャグテイストを入れ、テンプレをメタネタ的に入れている(崩す)なら良いんだけど、とてもそうとは思えません。

私の評価では、「ただつまらない」(クオリティが低い)だけなら、☆2どまりで、☆1には「不愉快」という要素が入ります。

多分私は、本作の「ただのゴリゴリの異世界転生なろう系なのに、なんかひと味違う感を出そうとして格好つけて崩しているところが嫌」なんだろうと思います。

不良があえて勉強しないでテストで低い点をとって自慢している様というか、草野球で、普通に打っても三振する確率高いのに、あえて「駒田」とか言って、プロのモノマネしながら三振してヘラヘラしながらベンチに戻ってくる様というか。

マイナスで誤魔化すなよという感じ。必死に頑張って、結果的に20点だった、三振してしまったなら、憎めないんだけどね。

勿論、これは私の個人的な感じ方であって、それが万人に共通するとは、思っていませんが。悪しからずm(._.)m
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
な~んだ、異世界無双系か。なろうかな? タイトルみて、「はたらく魔王さま!」みたいなアニメかなと思ったのに。なんか、説明台詞がイチイチ説明くさいな。異世界転生系の中でも低クオリティな気がする。

なんかすごいアイテムを気軽にゲット。

2話目 ☆1
ギャグがスベっている。作画がショボい。おしりペンペンか。不愉快しかないな。

3話目 ☆2
とりあえず飽きられる前に新しい女性キャラを出して、どんどんハーレム化か。チートをさらにチートにして、楽しいか? 国の守り神レベルが命を賭けてようやく封印できたエリゴールを片手間で瞬殺した男が、別の強者になって、どうする。

4話目 ☆1
ツマランナ、下手な下ネタぶちこまれてもな。マジで、誰にでも思い付くことを、さも、「やってやったぜ!」感を出されてもな。

5話目 ☆1
とりあえず、困ったら課金アイテム。安易。便利アイテムは、トラブルが起きる前に(違う用途として)出しといて、「え? ここであのアイテムをこう使うんだ!」なら良いけど、視聴者に対して、「こんなアイテムがあります」と事前に提示せず、「実はこんなアイテムがありました」だから、ご都合主義だと言われるのです。

今後、良くなる要素が見当たらないので、ここまでですね。

6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

タイトルなし

津田健次郎の声とかちょいちょい挟んでくる心の声は面白いとは思うんだけど、ストーリーの構成か話の内容なのかあまり入ってこない。

魔王で俺つええなところあるけど、前面に押し出してくる感じはないし、凄いハーレムな感じにいつの間にかなっていくところがよくわからない。とか言いつつも2期あったら見るつもり。続けっていう終わり方は少し気になる。
勇者がまさかあれ?っていう感じだったし。

女性キャラクターが比較的高身長な気がするのは自分だけだろうか?
原作者が背が高い女性が好きなんだろうか。そんなことは正直どうでもいいか。しょーもない疑問やった。


OP
TEMPEST 歌 石原夏織
ED
NEW 歌 東城陽奏

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
見た目は魔王、中身は一般人の勘違い系ファンタジー!大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!


1. 魔王降臨
普通の会社員、大野 晶は自らが運営するゲームのキャラ、魔王「九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまった。予想外の事態に混乱していたところ、悪魔への生贄にされた少女、アクと出会い親交を深める。彼女の案内で願いの祠へと向かうのだが---。

2. 金色のルナ
魔王が現れたという噂を聞いた「三聖女」の一人、ルナ・エレガントが魔王討伐に乗り出していた。野営を終え再び神都へ向かう九内とアクの前に、山賊が現れ行く手を阻む。そこにルナが率いる部隊も合流してしまい乱戦となるも、九内はルナを捕まえ---

3. キラー・クイーン
ヤホーの街に着いた九内とアク。ふたりを追いかけてきたルナに、九内は智天使について尋ねるが、力尽きて消滅したという。その頃「三聖女」の次女、キラー・クイーンがヤホーの街に向かっていたが、そこでは三聖女を亡き者とするため、サタニストたちが暗躍していた---。

4. 桐野 悠
「霧雨 零」へとキャラクターチェンジすることで、サタニストたちを退ける事に成功した九内。新たにルナを加え再び神都へ向かう魔王一行は、大量のサンドウルフに追われるミカンとユキカゼに遭遇。群れを蹴散らした九内は、溜まったスキルポイントを使い側近を召喚する---。

5. 容赦なき侵略
神都へと向かう途中、ルナの領地を通りかかった魔王一行は、この村に魔王の拠点を作ることに決める。水脈が枯れ、痩せ細った大地をどうにかする為、“バニー”のモモとキョンに話を聞くことに。一方、サタニストたちは神都を滅ぼす計画を企てていた---。

6. 神都動乱
神都に到着しレストランで食事を楽しんでいた一行に、社交界の中心人物、マダム・エビフライが声をかけてきた。一同の歓談中、錯乱したボーイのサタニストの襲撃を告げる叫びに、九内は晩餐の余興にと、サタニストの対処へ向かう---。

7. 乾坤一擲
サタニストが召喚した悪魔を、いとも簡単に撃破する九内。一方レストランに残ったルナを狙い、暗殺者が忍び寄っていた。各所で起こるサタニストたちの襲撃にクイーンをはじめS級冒険者のミンクたちが応戦する。しかし、聖城前で上級悪魔の召喚を許してしまい---!?

8. 魔王の躍動
九内は聖城にて三聖女の長女「エンジェル・ホワイト」と対面し書庫の閲覧の許可をもらう。熾天使について書かれている本を読むが、要領を得ない。一人街を歩く九内の前に、零がオルイットから助けた少女トロンが現れて---。

9. 踊る詐欺師と大金貨
側近の一人「田原 勇」を召喚した九内はこの世界の説明と共に、ラビの村の運営をするように求める。その後、九内はマダムを迎えるため、ヤホーの街へ繰り出し人気服飾店を訪れた。店員の勢いに気圧されながらも、とある服を注文する---。

10. マダム、咆える
ルナは、幼い頃一緒に行動していた亜人の子の夢を見ていたが、九内からマダムの到着を告げられ、急いでマダムを迎える準備にかかる。ルナの案内の元、マダムは温泉を堪能。身体の汚れを落とし、炭酸泉、ハーブ風呂と巡り塩サウナに到達した時マダムの感情は爆発する---。

11. ユキカゼ、襲来
一人神都に向かい羽を伸ばす九内。北方の迷宮について調べるため、冒険者ギルドに向かう途中でミカンとユキカゼに遭遇する。なぜか九内のことを気に入って「私が迷宮について教える」と言って聞かないユキカゼと共に酒場へ向かうことに---。

12. 白天使と魔王様
ラビの村でルナに言われるがままに温泉へと案内されたが不注意で男湯に入ってしまったホワイトは、露天風呂で九内と鉢合わせる。動揺を隠せないホワイトとは裏腹に落ち着き払った態度で話を進める九内であった---。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

64.3 14 男の娘でツンデレなアニメランキング14位
アクティヴレイド -機動強襲室第八係-(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (379)
1796人が棚に入れました
第三次流砂現象によりその一部が泥濘に沈んだ東京。復興作業用に作られた、 高出力・強化外骨格<ウィルウェア>を使った犯罪の増加に対処すべく、警察庁警備局は、 その吉祥寺分室に第五特別公安課第三機動強襲室第八係──通称<ダイハチ>を新設した。 様々な法的制約としがらみに縛られながら、 知恵と勇気と口八丁で凶悪事件に挑む若者達(一部を除く)! 決裁完了、出動せよ!!

声優・キャラクター
島﨑信長、櫻井孝宏、小澤亜李、石上静香、倉田雅世、村田太志、相坂優歌、花江夏樹、大川透、大西沙織、鳥海浩輔、緑川光、大原さやか、山下大輝、黒沢ともよ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々頑張ったが・・・タイバニにもサイコパスにもなれなかった残念作

『コードギアス』の監督を務めた谷口悟朗氏を総監督に迎えて、かなり気合を入れて企画・制作された作品だと思うんですよ、これ。

2011年のヒット作『TIGER&BUNNY』や翌2012年のヒット作『PSYCHO-PASS(サイコパス)』をよく研究して、「今の売れ筋はコレ!」みたいな感じで企画が練られ、それらに続くスマッシュ・ヒットを狙って相当な勢いで制作が始まった作品だなあ・・・という感じが本作の視聴を始めてすぐに私にはヒシヒシと伝わってきました。

・・・が、しかし。アニメ業界は非情!
第1期から何故か思うように人気が出ず、慌てたスタッフが第2期では主人公を{netabare}『サイコパス』風の女性キャラから、より腐女子受けが狙える男性キャラに挿げ替える{/netabare}、という大手術を施してテコ入れを図ったにも関わらず、第2期はさらに悲惨な成績となってしまったそうな(いわゆる「爆死」ってヤツですね)。

何で、こうなった????
(私の見解は、下記の◆視聴メモ参照)

いずれにせよ、作画/演出/設定/音楽の各方面で、これだけ高い水準(※『サイコパス』と同水準で、『TIGER&BUNNY』より少し上だと思います)を満たしながらも、企画されたプロットのほんのすこしのミスが、こんな残念な結果を招いてしまうことの実例として、個人的には見て勉強になった作品でした(人にはお薦めしませんが)。


◆視聴メモ(第1期)
{netabare}
第1話視聴終了時点
・『サイコパス』風のヒロインで、『TIGER&BUNNY』風のバトル・スタイルで、『機動警察パトレイバー』風の作品世界・・・とりあえず掴みはOK。
第3話視聴終了時点
・男の娘アイドルあむちゃんって・・・『しゅごキャラ!』か笑(ナギヒコ?)。
第10-11話視聴終了時点
・ここから大詰めだが、リアル・バトルではなく、システム乗っ取り合戦がメインという点をどう見るか?やっぱりソフト関係に疎い層にはいまいち受けないのでは?と危惧。
第12話(最終話)視聴終了時点
・ラストが意外としょぼく、まさに「大山鳴動して鼠一匹」状態で、これでは評価が余り上げられない(※これでは、『サイコパス』の折り返し回どころか『TIGER&BUNNY』にも及ばない印象)。{/netabare} 


◆視聴メモ(第2期)
{netabare}
第1話視聴終了時点
・花咲里あかり転属!まさかの主人公交代か?{/netabare}


◆期別評価

1st.シーズン  ★ 4.0  (12話)
2nd.シーズン  ☆ 3.5  (12話)
--------------------------------------------
総合      ☆ 3.7  (計24話)


◆制作情報
{netabare}
原作         創通、フィールズ、フライングドッグ
監督         谷口悟朗(総)、秋田谷典昭、福島利規(副)
シリーズ構成     荒川稔久
キャラクターデザイン 佐伯俊(原案)、西田亜沙子
メカデザイン     森木靖泰、谷裕司、鈴木勘太
音楽         中川幸太郎
アニメーション制作  プロダクションアイムズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

====== アクティヴレイド -機動強襲室第八係- (第1期) (2016年1-3月) ======
{netabare}
第1話 コード No.538 ★ 西暦2035年、花咲里あかりのダイハチ配属、銀行強盗捕縛任務
第2話 学園崩壊 ★ 人質(山吹凛室長の妹)救助任務(花咲里ウィルウェア(WW)装着初出動)、ロゴス策動
第3話 アリーナからの挑戦 ★ 男の娘アイドル(神明あむ)ファン暴走 ※挿入歌「ミナクル☆ラッキー」
第4話 旋回空域 ★ 民間機爆破物解除任務、瀬名の同期生・統合自衛隊エリート凡河内みほ登場
第5話 消失のポーカーフェイス ★ ロゴスの指金ギャンブラー、天野円活躍
第6話 夢は、彼方の黄昏 ★ 巨大人型ロボット・バトル(舩坂係長と霞ヶ関博士・元正規パイロット)
第7話 ロングレールライフ ☆ 鉄オタはるか巡査部長の犯人説得失敗、長沼都知事候補不審死
第8話 アルティメイドロンド ★ 統自極秘開発WW(凡河内二尉装着)、瀬名&凡河内共同作戦(爆破物解除)、アルティメイド暴走、統自特殊部隊投入
第9話 ロゴスの名のもとに ★ バードのドッグ(通称フィッシャーマン)抹殺失敗、ドッグ都庁襲撃、ドッグvs.凛
第10話 姿なき征服者 ★★ ミュトス&バード面談、生徒会長・八条司稀(ロゴス・トップ)拘留、ダイハチ解散命令(任務は統自移管)、あかり配属の真相、ロゴスの「国家公共統合情報基盤(通称オロチ)」乗っ取り
第11話 ジャパン スタイル ★ 非常事態宣言発令、バードの凜挑発、ミュトス&ダイハチの「ロ」争奪戦、ミュトスの全システム掌握
第12話 誰がための秩序 ★ 最上位権限争い、バードのミュトス裏切り・国外逃亡、ミュトス身元特定・投降{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Golden Life」
ED 「透明な夜空」


==== アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd. (第2期) (2016年7-9月) ====
{netabare}
第1話 西から来た男 ☆ ダイハチの新体制(エミリア&まりも配属)、スナイパー瀬名復帰 ※挿入歌「なにはなくとも」
第2話 果てなき復讐者 ★ 記憶移植事件(元警察官の復讐、黒騎救出)
第3話 天使と壊神 ★ ダイク花咲里警部への支援要請、フィンガーズ出動 ※挿入歌「なにはなくとも」「戦う怒龍號の歌」
第4話 再びのミュトス ★ ミュトス(巴弥 ともひさ)の操作協力、バード(八条司稀)の帰国
第5話 利するは誰か ☆ 陽の同級生の地下アイドルと反体制派大学生、黒騎の傷 ※挿入歌「ミヴ♡ドリーム」
第6話 逆襲のルドラ ☆ 特撮怪獣映像監督と瀬名の交流
第7話 絶対ピーピング宣言 ☆ 海水浴・水着回
第8話 異邦人は風のなか ☆ 流砂地区と不法移民、カルパヌパ公国への強制送還
第9話 第八係 出撃せず ☆ 高層ビル建設抗議デモ、稲城都知事のダイハチ出動中止指示、仕組まれた一連の騒動・稲城都知事とバードの繋がり(ミュトス指摘)
第10話 訣別の宴 ★ 稲城の凜への2回目プロポーズ、教会の稲城問い詰め、バード死亡?
第11話 偶像の夢 ★ 東京都市サミット開幕、稲城都知事の長沼議員殺害証拠映像公表、衛星落下
第12話 素晴らしき日常{ ★ 黒騎宇宙出撃、衛星破壊、バード逮捕{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「セルリアンスカッシュ」
ED 「Field Trip!!」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お役所の戦隊ヒーローです

『コードギアス』の谷口悟朗さんが総監督の作品で、日アサの戦隊ヒーローシリーズの脚本を多く手掛ける荒川稔久さんが脚本を手掛ける。キャラクター原案は『食戟のソーマ』の原作者である佐伯俊さんに、『ラブライブ!』キャラクターデザインの西田亜沙子さんと面白い組み合わせだ。

インタビュー記事によると、脚本はデカレンジャ―をイメージしているらしい。デカレンジャーは特に好きなシリーズなので、私はこういうのが好きなのかもしれない。
戦隊ヒーローと警察ものがお好きな方はおすすめ。

【物語】
政治的な圧力で行動を制限されながらの戦いにリアリティがあって面白いけれど、同時に見せ場も奪われて地味な物語になっている気がする。

物語で特にデカレンジャーを感じたポイントは各話によって異なるメインキャラクターに焦点が当てられていること、主人公がよくわからないところだ。

各話の感想
{netabare}1話
メインキャラクターの自己紹介や世界観説明がメイン。
出世街道から逸れてダイハチに配属された花咲里あさみのイタイ娘ちゃんぷりが輝いていた。

2話
正義を振りかぶっていた花咲里あさみが玉砕してしまう。
出る杭は打たれるってね。挫折を経験してあさみちゃんがどう成長するのか楽しみ。

3話
おとこの娘アイドルのライブ会場で歌って踊って盛り上がる回!
あさみちゃんもダイハチに馴染んできた。
敵も間抜けで笑わせてくれる楽しい回だった。

4話
黒騎猛と瀬名颯一郎がメインの回。
雑な性格の黒崎と真面目な瀬名が協力して航空機の爆弾除去に向かう。
グダグダな事件解決と二人の関係がタイバニみたいだった。

5話
天野円のポーカー回。
普段は無口でほとんどしゃべらない彼女だが、昔は凄腕のポーカーの勝負師だった!警察に追い詰められて引退したらしいけど、そんなのが警察にいて大丈夫なのか?

6話
舩坂康晴がメインのロボットバトル回。
全話の中で一番面白かった。
怒龍號と猛銃號の(あんまり見たことないけど)懐かしさを感じずにはいられないロボットのデザインと、船坂視点の熱いロボットバトルシーンがとてもかっこよかった。

7話
星宮はるかの鉄道回。
5・6・7話とずいぶんコアな物語を入れてきたなと思う。スタッフのこだわりを感じた。
鉄道はあまり興味がなかったけれど、鉄橋のジオラマを作成した犯人に同情してしまう彼女の気持ちは痛いほどよくわかる。オタクの性なのかな。

8話
瀬名颯一郎と凡河内みほの拗れた愛の回。
ババミッチーって何者!?

9話
山吹凛がついに出動!
敵が本格的に始動し、クライマックスに向けての第一歩となった。

10話
これと言って印象に残るものがなかった。
協会さんのお名前は佐渡波平さんと言うのか。公式サイトを見ると偽名であるようだ。
名前の由来は『宇宙戦艦ヤマト』佐渡酒造と『サザエさん』磯野波平で間違いないだろう。両者は声優の永井一郎が務めている。おそらくこれが彼の本名なのだろう。

11話
うーん今回も特に。物語は間違いなく終結に向かっているのだが、この話単体でのインパクトが残らない。

12話
完結。
これで終わり?と思うくらいあっさり終わってしまった。
ミュトスの降伏の流れがな…仲間だと思ってた奴に裏切られたショックもあるけど、田舎でお母さんが泣いてるぞレベルの言葉で降伏したのがどうも解せない。
まあ、もう一人のロゴスは海外に逃走しちゃったし、2期もあるから今後に期待かな。{/netabare}

専門用語が多いので公式サイトは要チェック

【キャラ】
欲を言えば、議員秘書の稲城光太郎、黒騎猛と協会さんの見せ場をもっと作って欲しかったけれども、全体的に良いデザインで、キャラ立ちもしていた。

特に好きだったのは協会さん。協会から派遣されている整備士というイメージの固さと、ちょっとチャラいキャラのギャップが良い。
鳥海さんの声も嵌っていた。

【作画】
残念だったところ
EDのLikoの走り方。
腰を左右に捻らない走り方はわざとなんだろうか。人の走り方の基本だから、わざとなのかな。もしそうだとしたら、作中に説明が欲しかったな。

良かったところ
見せ場はやっぱり6話の怒龍號と猛銃號の船坂視点の戦いじゃないだろうか。
そこだけ手書きだったし、今時手書きのロボットバトルの作画なんてガンダムぐらいなものだろう。EDクレジットに船坂視点とあるのは実際はそんな動き出ないためか。この作品SF考証がしっかりしているからね。
コックピットの中のキャラクターのカットもいい。
右下から見上げるような描き方はや顔のアップは迫力が違うな。そういえば最近のロボットアニメはあんまりこの描き方をしてない気がする。現実的に無理があるのだろうか?

【音楽】
OPは AKINO with bless4 が盛り上げる
劇伴は仮面ライダーオーズやキャバルリィの中川幸太郎が盛り上げる
EDは 相坂優歌が可愛く盛り上げる
お洒落なロボットアニメらしさを失わない、清々しい暑さが良い。


全体を通して、尻すぼみ感はあったもののレベルが高く、スタッフのこだわりがみえる面白さがあったと思う。
今回残念だったところは2期できっと回収してくれるだろう。楽しみだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ムッツリーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

設定の取捨選択が出来ない凡作

あらすじを見て「パトレイバーのパクりかよ!」とツッコミを入れた人は多分私だけではないはず。実際かなり意識してると思いますけど。
まぁ、パクリ云々は置いといて、こういうヒーロー物の作品はかなり好きな方なので、結構期待しています。
まだそれぞれのキャラクターが見えにくいのでなんとも言えないですが、主人公の花咲里あさみの意識高い感じのポンコツ具合や、第八係の面々の飄々としていながらもキレ者な雰囲気はかなり好みです。ただ今の所はキャラの連携が取れすぎててそれぞれの個性が見えにくいのが若干気になる所で、もしかしたら「こいつらスゲー」だけで終わってしまう作品になってしまうかもしれません。

あと、時々出てくる中途半端な英語はできればやめてほしいなぁ……

↓見終わって↓

{netabare}初めに抱いた印象とは全く逆の作品でした。
まず物語の構成として、あの事件もあの事件も実は全て繋がっていたーみたいな展開は良いんですが、これがいかにも後付け臭い。
「この後どうしよーかなー。あ、前にこんなの出してたっけー。じゃーこうしよー」みたいな謎も伏線もへったくれもない雑さで物語が進んでいくので、ヒーロー物としては及第点でも、警察物としては落第かと。
あとまず間違いなくいらない点として、登場人物一人一人を主役にした話。これが明らかに邪魔。
いや、群像劇として誰か一人が主役になるのが許せないとかいう狂気的な話ではなくて、主役にするならその人物の過去とかじゃなくて、人間的な意外な一面が見たいわけで、
なんなの? 伝説のギャンブラーとか夢は巨大ロボットのパイロットとか。
ギャグとして完結する話なら「たまにはこういうのもいいよね」で済みますけど、メインキャラをその扱いって、今後も付き合っていくキャラに対して雑すぎやしませんかね? 挙句手に余ったのか、退職して探偵になったり清掃業者になったりしてるし。(……まぁまどかちゃんの隠れ巨乳は素晴らしかったですが)
まぁとりあえず、この話書いた脚本家に一言、

あほくさ 辞めたら? この仕事。

キャラクターを魅力的に見せたい思惑か何か知りませんが、キャラの設定が物語の足を引っ張っていて、この話って本当に必要なの? と思わずにはいられない。特にそれを実感するのが2クール目で、第八に新人が二人入ってくるんですが、特にそれらしいエピソードがあったり露骨に活躍することもなく最終回を迎えるんですが、特にそれで問題があったかと言えばそうでもなく、それはそれで新人二人の存在意義が問われそうではありますがともかくとして、第三者視点から見える範囲で有効なキャラ付けができていて、新キャラという枠からは脱せない物の十分に馴染んでいたと思います。
うん、こういうのでいいんだよこういうので。

ちなみにその部分に対して谷口総監督はインタビューでこんな事を言っています。
谷口「1クールだと、お話を追うだけでいっぱいいっぱいになるので多くのキャラクターのドラマを描写するのがちょっと難しいんですよね。だから、今回はドラマ的なるものは映像の影に隠そうと思ったんですよ。声優さんとの最初の打ち合わせでもドラマをやらないと伝えています。」
うん、わかってるならちゃんと管理しろやクソが。1クール目そんな話ばっかじゃねーか。

あと本当に必要だったのが疑問に思う設定として外せないのが、「第三次流砂現象」
ざっくり言うと東京23区が地盤沈下で壊滅したってことなんだけど、劇中でその設定って全く機能してないんですよね。
劇中で使われるパワードスーツ所謂ウィルウェア誕生の背景としてあるのは「そういう物」として理解できますけど、それ以外に何もないっていうのはちょっと。
というか、普通はそれに絡んだ話を展開していくもんなんじゃないの?
復興事業に関わる事故とその救助とか、雇用問題に関わるデモ対応とか、復興資金にかかる裏金や利権問題とか、非復興地域の環境調査とか、ウィルウェアにかかるお金や技術競争の話とか、いくらでもとは言わないまでもちょっと考えれば普通に思いつくテーマを完全に無視して犯罪組織と戦ってるとか、もっと自分の作った世界観を活かす努力をしなさいよと。
監督は明るく楽しい感じにしたかったとかほざいてるみたいだけど、だったらそんな重たい設定乗せんなよと。単純に「ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に――」で良いじゃん。バカなの? 無意味に沈んだ東東京ほんとカワイソ。
まぁ結局の所、八王子警察とのタイアップってのがその真相で、八王子を舞台にして八王子を大都会にしたかったってのが東東京が壊滅した原因なんでしょうな。
まぁその場合、「災害時に首都機能が移されるのは立川だろ」ってツッコミが入るんだけども。

総評としてこの作品、周囲に余計なものをくっつけ過ぎじゃないかなと。
設定からキャラクターから、もっと言えば企画の段階から。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

57.9 15 男の娘でツンデレなアニメランキング15位
ひめゴト(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (325)
1633人が棚に入れました
こわい人たちに追い詰められ、貞操の危機に陥った有川ひめを救ってくれたのは、同じ学校の生徒会に所属するお姉さまたち。生徒会が借金を肩代わりしてくれるかわりにつきつけられた条件は、『生徒会の犬となり、高校生活を女装して過ごす』というもの……! 女装少年ゆるふわ4コマの登場!

声優・キャラクター
桑原由気、摩天楼由香、小野早稀、東城日沙子、佐倉綾音、赤﨑千夏、江口拓也、津田美波、田所あずさ

westkage。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「男の娘」が主人公のショートアニメ。アニメ業界に定着しつつある男の娘の勢いはとどまる事を知りません。

本作は佃煮のりおの4コマ漫画を原作とした作品です。

1話=4分のショートアニメ。2014年7月より放送開始。BS11・ニコ動・バンダイチャンネル・GyaO!のみの放送ですので認知度は低いですね。ジャンルは学園モノのギャグアニメです。本作の特徴は「男の娘」が多数登場するという事。登場する主要キャラ9名のうち、男性1名・男装女子1名・女性4名・男の娘3名というメチャな設定w 主人公の「有川 ひめ(ありかわ ひめ)」は勿論‘男の娘’です。

あらすじ・・・主人公の両親が借金を背負ったために、借金取りに無理やり女装させられて売り飛ばされそうになった所を「霜科高校生徒会」の3名に助けられる所から始まります。生徒会が借金を肩代わりしてあげる代わりに主人公には女装したまま学園生活を送ってもらうという条件を付けられて、泣く泣く生徒会の「犬(おもちゃ)」としての学園生活が始まる…といった感じです。

総評ですが「絵は可愛い・男の娘という設定も新しい…なのに肝心のギャグが全然駄目」と非常に残念な仕上がりですw 勿論エロネタもありますが、男の娘のエロシーンってどう受け止めればいいのでしょうか。とりあえずニヤニヤしておきましょうw ショートアニメですので、話がつまらなくてもあっという間に1話終わってしまいます。視聴するなら、周りに人が居ないのを確認してからこっそり観たいですねw

*以下どうでも良い話です*
さて、アニメ業界に定着しつつある「男の娘」ですが、一体何をもって「男の娘」とするのか…。登場する男の娘も「性同一性障害の男の娘・女装趣味の男の娘・単に外見が女性っぽい男の娘etc」とバリエーションも豊かですね。また最近では3次元の女装男子までも男の娘と言われる始末。
しかし少し待って欲しい。男が女の格好・もしくは女に見えれば、2次や3次問わず全て男の娘なのだろうか?一体どこまでが男の娘なのだろう…と疑問に持つ方も多いのでは無いでしょうか?
ひめゴトの劇中でもカメラ小僧が主人公のコスプレに迫り、写真を撮ったあとで「実は男性である」事をバラされますが、カメラ小僧は少しビックリした後に「だがそれが良い」という反応をします。これが「男の娘に対する正しい反応」であるとすれば‘萌える’というのは必須要素ではないかと思います。つまり女装=萌えるに繋がらなければ男の娘とは言えない…そういう事ではないでしょうか?
また「付いている(下)」事に関しては、男の娘を愛でる上ではノープロブレムという事にしましょう。そもそも付いてなければ男の娘じゃないわけですからね。

そもそも、リアルにおいて男性が女装するには様々な問題があります。
1・骨格の違い
2・体毛の濃さ(人による)
3・声の太さ
顔はヒゲさえ無ければコンシーラーとファンデーションで何とかなるでしょう。目も付けまつげやアイラインでパッチリさせれば問題無し。眉毛は整えれば何とでもなるしね。それなりにメイク技術が伴えば、そこら辺の女性より可愛くなれる可能性もあります。ただ、やはり難関なのは骨格でしょうね。顔は世代が低くなるにつれて丸顔にシフトしつつあるので、最近の若い世代なら何とかなるものですが、やはり肩幅や手のゴツさに関しては誤魔化しようが無いケースが多いですね。どうしても「良く見たら男だろ」という作りになってしまいます。ネットで見かける写真も大体は‘顔のアップ’しかも光で白くトバしてる写真がほとんどですからね、これが3次女装男子の限界といえます。
どうでしょう?3次女装男子は「萌える」とは程遠いように思えますね。

逆に2次の女装男子は簡単ですよね。書き手次第で何とでもなるわけですから。そもそも2次キャラに体毛を描く事は少なく、イケメン=目がパッチリしているというイメージの強さから大体のイケメン主人公は中性的に描かれる事が多いです。また青年の綺麗な声を演出するために女性が声を当てることも珍しくは無い業界ですから、ほとんど女性と男性の区別が付きません。後は設定と服装と髪の長さくらいで判別するしかないですよね。
逆にいえば女性の様にデザインして、話すときにキラキラしたエフェクトをつけて会話した所で「実はこれ男性なんです」と設定してしまえば、それは男性になってしまう…と、そういう事ですね。キャラデザインには当然萌えれます。デザインが女性なんですからね。

どうでしょう。「男の娘」がホモでもゲイでも女装男子でも無い表現だとするならば、ココは2次限定で良いのでは?というのが自分の意見です。

でもどうなんでしょう?2次の「男の娘」ってキャラのデザインに萌えているだけで、「実は男である」というのは「ギャップ萌えというネタ」以上に重要なファクター足りえるのでしょうか?つまり「男だから余計に好きになる・なれた」と言えなければ「男の娘萌え」とは言えないわけで…。その辺りは自分の理解に苦しむ部分ではありますね。結論として私にはネタ以上の存在には見えない、と思ってしまうのでした。

まあ漆原るか(シュタインズ・ゲート)の様に「男の娘」である事が「設定上(物語上)」重要である存在もまれに居ますけどね。そんなキャラクターも少なく、ただ普通の設定やデザインに飽きてしまったヘビーユーザー達のニッチなニーズを埋めているだけの存在である事が多い、と言うのが現実ではないでしょうか?

そう考えると、本作「ひめゴト」は、競合ひしめくアニメ業界の「隙間産業」的な存在なのかもしれませんね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 43

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

縞パンが最も似合うのは男の娘であるということ

これがひめゴトを通して達した結論でありました。


縞パン(しましま模様のパンツ)はアニメ漫画では頻繁に用いられるアイテムです。特に青系と白色の横縞タイプが主流。

清純派の美少女がやや子供じみた下着を履いているというギャップに魅かれるからこそ人気があるのだと思うのですが、もう流石にマンネリは否めないです。クマさんパンツも同じく。
見慣れてしまえばごく普通の下着なので、見えても驚きも興奮もあまりしないんです。


しかし、そこでこのひめゴト。
主人公の有川ひめくんは、事情により学校では女装をすることを強いられてしまいます。
そして彼が履くのは縞パン。これがけっこうな頻度で露出します。(OPでもパンチラしてます)

女の子ならパンツが見えても精々お尻のラインが分かるくらいですが、ひめくんの場合はこう、もっこりと雄々しいアレのラインまで丸見えではありませんか!

禁断の組み合わせだと思いました・・・。ブリーフやボクサーパンツではあの色気は出せません。
前から見ても後ろから見てもその形がありありと分かってしまう、これぞ縞パンの魔力だと今回学びました。

ちょっと分かりづらかったですかね?
つまり、「こんなに可愛い美少女がこんなあどけない下着を!」という驚きと「しかも実は男だって!?」という驚きが同時に襲ってくるのが新感覚なのです。

作中ではひめくんに紐パンを履かせるシーンも・・・。これはもう流石にアウトだったので堂々と描写されていなかったと思いますが。

それだけでなく、風紀委員長を務める光永(みつなが)ちゃんが転倒して縞パン丸出しの痴態(醜態?)を晒すシーン、あれは思わず目覚めそうになりました。恐ろしや・・・。







「ひめゴト」は今は無き男の娘専門雑誌『わぁい!』にて唯一アニメ化されたマンガ作品です。(もし違ったら、教えて下さいね)

それゆえに男の娘を魅力的に見せるシチュエーションが随所に盛り込まれており、男の娘界のゆるゆりになってくれたらと思わずにはいられません。

現在も誌面を変え連載は続いているようですが、今回のこのショートアニメでは爆発的なヒットは望めなそうです。

実際1話を見た時点では、作画・話の構成・声優の演技力に至るまで「イマイチ」と言わざるを得ないクオリティでした。

しかし1話は最低限の話の説明に必要な犠牲です。2話から男の娘の本領発揮という感じで、魅惑の世界が待っています。
段々と作画の粗も声優の演技も尺の短さゆえの超展開も癖になってきます。


ひめくんのキョウダイであるかぐやちゃんも大変可愛らしくて(声優も赤崎千夏さんなので巧いです)、癒されました。ブラコンな性格もツボでした。
そして先ほど話した光永ちゃんの可愛さも、粗暴な性格とお嬢様育ちのギャップがたまりませんでした。(佐倉綾音さん補正もあり)
名前はともかく、運子ちゃんも天真爛漫な人柄が素敵です。声も慣れると可愛らしいですね。(小野早稀さん)

それから、EDの映像で各々が化粧をしているシーンがとても艶めかしくて、ちょっと興奮しそうになってしまったのは内緒です。


「女の子だと思ったら男の娘だった」「男の子だと思ったら男装女子だった」「「ええい男でも女でも可愛けりゃいいや!」」
という感じで、新しい世界を開ける素晴らしいアニメとなっています。


可愛いもの好きの方は是非一度、ご覧ください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ショートアニメ部門個人的歴代No.1作品

タイトルの通りショートアニメ歴代No.1で、もっと言えばこれまでに見たショートアニメの中ではダントツに1番面白かった作品です!

ちなみに、自分は「ショートアニメ」=「5分以内アニメ」という感覚なので、15分枠のアニメはショートアニメには含めていません。


まず簡単に作品について触れますと、このアニメは
「男の娘学園コメディ」
ですね。

ジャンルとしては、よくありがちなハイテンションボケツッコミコメディアニメですが、学園の男の娘率が異常に高いためオチとして用いられるのが男の娘ネタというのが特徴です。

{netabare}秀逸なオチというべきか、秀逸な作画というべきか悩むところなんですが、ひめちゃんをはじめとする男の娘勢のパンチラシーンが良くも悪くも物凄く印象的でした。

もっこり縞パンw

これをアップで映したことで、ある意味トラウマレベルの印象を視聴者に与えたのではないでしょうか(笑){/netabare}

自分は元々、男の娘系のキャラクターはあまり好きではないのですが、この作品については男の娘を初めてカワイイと思いました(笑)




…というような作品の特性がそれぞれのショートアニメにあるうえで、あとは、ショートアニメに何を求めるかですよね。


自分は支離滅裂なショートアニメはあまり好みません。

ショートであることを割り切って、流れなんか無視してテンションだけで乗り切るようなショートアニメもありますが、いくらショートとはいえ流れを作ってくれないとイマイチ乗り切れないんですよね。

前回までどんなストーリーだったか頭に残ってないですし、キャラの関係性や名前も全然入ってないので、その結果最終話まで見ても戸惑いしか残らない、みたいな状態になってしまいます。


しかしだからといって、流れのあるショートアニメというのも確かに難しいですよね。

支離滅裂ショートは流れをブツ切りにすることで、より多くのネタを限られた時間内に詰め込みますが、流れ系ショートはブツ切りにできない分、ネタの数も減ってしまいますし。

日常系のような雰囲気でパンチのないコメディのショートアニメは、たしかに「何の記憶にも残らないアニメ」になりやすいというのは分かる気がします。

ヤマノススメ1期なんかはすごく良かったショートアニメでしたが、それ以外の日常系ショートアニメは、おそらく2~3本くらいは見ている気がするのですがキャラ名どころかタイトルすら思い出せません…。


そんな中、この「ひめゴト」は流れもパンチもあるショートアニメです。

流れといっても毎回のストーリー自体が繋がっているわけではないのですが、前回までの日常を踏まえてその回があるという感じですね。

パンチについては…、まぁ言わずもがなです…(笑)



ここまで完成度の高いアニメなのでショートアニメではなく通常枠のアニメとして見てみたかった(通常枠で2期をやってほしい)という思いはとてもあるのですが、この作品はショートアニメなのであくまでショートアニメとして評価しますと、繰り返しになりますが

【ひめゴトはショートアニメ部門でダントツ歴代No.1です!】

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

65.0 16 男の娘でツンデレなアニメランキング16位
少年メイド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (308)
1565人が棚に入れました
お嫁さんにしたい男子(!?)、NO.1!!

ちょっぴり掃除好きな小学生・小宮千尋は、ある日突然母を亡くしてしまった。
身寄りのない千尋に手をさしのべたのは、叔父である鷹取円だった。
そのまま円の豪邸に連れていかれた千尋だったが、
あまりのゴミ屋敷っぷりに耐えられず、大掃除を開始!!
その姿を見ていた円は、鷹取家の世話になることに反発していた千尋に、ある提案をする。
それは、千尋はメイド役を、円は生活環境を提供するというギブアンドテイク案だった!! 
円の提案に納得した千尋だったが、
渡された制服はフリフリで、お屋敷の汚れは果てしなくて…。
どーなる千尋!?

声優・キャラクター
藤原夏海、島﨑信長、前野智昭、花江夏樹、八代拓、山本和臣、田村ゆかり、榊原良子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルで損。ショタではあるけどBL要素は薄い

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトルにもありますが、BLメインではなく、癒し系のホームドラマ路線なので、BL苦手な方でも大丈夫だとは思います。

癒し系ホームドラマとしては、地味に丁寧に作られていた印象です。大きな波はないけれど、基本的にAパートとBパートで異なる内容をやるので、飽きずに視聴できました。

音楽は、OPは爽やかで前向きで好きだったけど、EDは、ナンだあれ(笑)

まあ、「2期楽しみにしてます!」とまではいきませんが、「2期があったらなんとな~く視聴しちゃうな♪」って感じです。そのぐらいのユルい態度で視聴することをオススメします♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話目感想より。

5年生で母親を亡くした少年、のワリにノリが軽すぎるのが気になった。こういう作風(ギャグ・ホームコメディ)にしていきたいなら、アニメ定番の「母親がなんか海外に変な研究しに行った」とかで良かったんじゃない? まあ、母を失った悲しみを今後丁寧に扱っていくなら良いです。でも、サラッと流すつもりなら嫌です。アニメとはいえ、人の死は重い。そこに注目して観ていきたいですね。

、、、その「母親の死」ですが、毎話のように回想シーンがあり、とても丁寧に扱っていた印象。千尋と円の覚悟というか、腹のくくりかたとしても、「海外で研究」よりも「死」の方が適切だと思える作風でした。私の心配は、杞憂でしたね(死を扱う作品は、このぐらい大切に扱ってほしいものです)。

ホントに、悪い人物のいない、平和な世界。あったかい雰囲気の中で進んでいく日常系です。序盤は、少しずつ近づいていく円と千尋の距離感を主軸にし、中盤はサブキャラを生かしながら、日常系をガッツリやる。終盤は、円と祖母の問題、本当の家族になってきた円と千尋を描いているので、ストーリーとしてもわずかながら流れている感じがします(千尋と祖母の問題がなにも解決してないのは、原作ストックあるから?)。

個人的には圭一郎が好きでした。しっかりものでユルくて、厳しくて甘くて、なかなか良いお兄さんキャラでした。空振りばかりしてもめげない健気で素直な女の子、美耶子も良かったです。いつか圭一郎に思いが届けば良いですね♪

難点としては、EDを歌う「有頂天ボーイズ」の存在が不要だったことかな。

印象に残ったのは、最終話での母親の幽霊との会話シーンです。まずは、この1年を箇条書き風に振り返る部分。シンプルなんだけど、だからこそ、心に染みる部分がありました(1クールで1年もの時間経過があるのも珍しい)。それから、千尋が、鷹取一砂のことを、「円のお母さん」と紹介した部分。「おばあさん(祖母)」ではなく、「母さんのお母さん」でもなく、「本家の……円のお母さん」と言った千尋。千尋の生活の軸が、すっかり円と共にあるという印象を受けました。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
千尋はなんだろう? 「とらドラ」の高須的な性質なのかな(笑) やはりBL要素はあるんだろうけど、どう考えても「SUPER LOVERl」よりかは軽いだろうから多分完走できるなw

2話目
ちゃんと女子出てきたねw 美耶子は普通に良い子だね。円も良い奴だし、BLというより家族愛がメインになっていくのかな? …なんだ、玉子焼きと弁当のクダリ? 良い話じゃないか、ちょっと泣けた(笑)

3話目
千尋と円の仲がぐっと深まる、良回。犬も猫も変わらんと思うがw 桂一郎のネクタイガジガジは可愛かった(笑)ちょっとBL要素が強くなってきた。

4話目
「ヤツ」の話。髭男爵からの「ルネッサ~ンス♪」はまんま過ぎて笑ったw 円との初めての喧嘩。円の静かな怒り方が良かった。包装紙のクダリも良い話だった。Bパート含め、桂一郎、マジでイケメン(笑)

5話目
千尋の怪我。千尋、面倒くさい、というか潔癖な性格してるな(笑)

6話目
おっ、EDの人だ。円のプロ意識も見られた。Bパートも良い。ティッシュの空箱でも喜ぶであろう円って、すげぇ目に浮かぶw

7話目
所々出てくる母親がいい人過ぎる。参観日回。今回も心温まる良い話でした。

8話目
千尋が、休んでる方が疲れるネタは、前に1度やらなかった? 5話と似てる?

8.5話目
千尋の学校での話。なんか、普通にラブコメw 普通に微笑ましいw

9話目
花ちゃん役の矢島晶子さん(野原しんのすけ・リリーナピースクラフト)、演技の幅がスゲェなあと感心しつつ、それでも幼女はムリがあるかな、というか、上手すぎて、凄い利発な幼女に感じるw 川辺の作画、良いな~。おっ、新展開? 最後は円を選ぶんでしょうが。

10話目
漬け物を噛む音、やけにリアル(笑) ちなみに剣道部も、ネコ好きですがネコアレルギーですw 懐かしいな~、都電荒川線。沿線に住んでいたからね。都電、やたらリアルだけど、どうした(笑)? 庚申塚か、懐かしい。一時期、新庚申塚に住んでたからな~。あの辺、良いところだよ♪ お寺ばっかりだけどw お墓は雑司ヶ谷(池袋の奥のあたり)かな? さあいよいよ、ストーリーが動くね。

11話目
ここにきて、円の家族を見せて、現在の幸せな生活をこれ見よがしにアピールする、か。

12話目
なかなか変わった最終回。賛否あるだろうな。個人的には、賛。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

はたらかざるもの食うべからず!・・・だそうです^^

この作品の原作は未読です。ですが、キャラデザが好みだったこと、ゆかりんや牧野さんが出演されること・・・もありましたが、視聴の決め手は「少年メイド」という2つの単語が織り成すアンマッチさに惹かれたから・・・
BLだったらどうしよう・・・との思いもチラツキましたが、まずは1話目を視聴してみました。

「苦労は若いうちにすれば大人になってから楽できる」母さんのいつもの口癖だ・・・
という下りで始まった第1話・・・ゆかりんの耳触りの良い声質も相まって、序盤から目頭が熱くなってしまいました(//∇//)

この物語の主人公は、小学生の小宮 千尋・・・これまで母親と二人の母子家庭で育ってきましたが、ある日突然母も亡くして天涯孤独の身になってしまいます。
そこに千尋の叔父にあたる鷹取 円に引き取られる事となりました。
円の家は正に豪邸そのもの・・・しかし中はゴミ屋敷の如く散らかし放題という実態を知ってしまった千尋は、母親の手紙に記されていた「働かざる者食うべからず」を愚直に遂行するため、屋敷の家事全般を引き受ける事で・・・物語が動いていきます。

円は洋裁を生業にしている事から、千尋の仕事着も円が作ってくれた訳ですが、渡された制服はまるでメイド服を彷彿させる様なフリフリの服だったんです。
メイド服とはスカートとハーフパンツの違いだけ・・・あとはどこから見ても正真正銘のメイドさん・・・
これでタイトルの意味がようやく理解できました。
最初は着るのを抵抗していた千尋ですが、着てみると・・・これが結構似合うんです^^
こんな少年メイドなら悪くない・・・と思ってしまいました。
勿論アニメの世界だから成立する事だと思っていますけれど・・・

ここからメイドとしての生活が始まった千尋ですが、メイドというより「主夫」と言った方が適切だと思いました。
普段の口は決して良くありません・・・けれど、食事の量から他人の体調を気にしたり、好みを知ろうとしたり・・・千尋は根が真面目だからなのでしょう。
散らかし放題のお屋敷は整然とされ、昔ゴミ屋敷だった面影は微塵も無くなりましたし・・・

鷹取家の胃袋を預かる身となった訳ですが、学校や出された宿題をおろそかにしないのは千尋の偉いところです・・・
そういえば、円と千尋は血縁通し・・・ですが、外見も中身も全然似ていませんでした。
千尋は母親そっくりの黒髪ですが、円は金髪・・・
そして千尋は綺麗好きですが円は・・・
これは血の成せる業ではなく得手不得手も関係ありそうですね。

この物語は円と千尋のお屋敷での日常を主体に描かれていますが、どんなに千尋の少年メイド姿が可愛くても、1クールそれだけだったら流石に胸焼けしてしまいます。
そのため、この作品にはちゃんと華が設定されていたんです。

一番の華は何といっても牧野さん演じる凰 美耶子・・・
ちょっと世間知らずな一面もありますが、一途で真面目な女の子です。
何より「大切」な事に対して労を惜しまないのが好印象です。

でも・・・この作品には華のダークホースが存在するんです。
そのダークホースとは年長の花ちゃん・・・
お兄ちゃんと喧嘩して家を飛び出し千尋のところにやってきた花ちゃん・・・
ここまでは単に微笑ましい止まりなのですが、花ちゃんの可愛さに円が彩りを加えるんです。
これは流石に予想外・・・でも進化した花ちゃんは間違いなく最強系・・・
花ちゃんの進化っぷりは、是非本編でご確認頂きたいと思います。

千尋と円の日常生活・・・物語の終盤に差し掛かったところで思いがけないサプライズが用意されていました。
そのサプライズ・・・とってもあったかいんです。^^

思いが詰まっているから・・・大切だから・・・
そんな1年を過ごした千尋へのご褒美・・・だったのかもしれません。

オープニングテーマは、TRUSTRICKさんの「innocent promise」
エンディングテーマは、有頂天BOYSの「ずっとOnly You」
躍動感あるアニメとマッチしているオープニングに軍配です。
今度この曲もカラオケでチャレンジしてみたいと思います^^

1クール全12話の作品でした。肩肘を張らずに気軽に楽しめる作品だったと思います。
個人的にはお祖母ちゃんとの関係の行方まで描いて欲しかったのが本音ですが、こちらは続編に期待・・・して良いんでしょうかね^^?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

働かざるもの食うべからず!

☆原作未読☆

~あらすじ~
僕のお母さんは突然天国に行ってしまった
しかし僕には他に家族や親戚もいない
この先どうやって過ごしていったらいいのだろう…
するとある日、知らない人が犬を怖がっていたので
助けてあげたら……

君の叔父です

いきなり言われたその言葉
それが僕、千尋のメイドの生活の始まりだったーーー

ほんわかコメディーです!

主人公は掃除が超超超大好きな男の子、なんと小学5年生です( ̄□ ̄;)!!
しかも家事万能!
小5で家事万能ってすごいですね!
超完璧にやってるし!

ツンデレですね(笑)超大人な男子!
でもかわいい♡
ってか女の子として見ちゃうくらいです(笑)
{netabare}
第3話、犬の飼い主……まさかの美耶子になったんですか(笑)
命名、餡太郎って(笑)おもしろかったです(笑)

1人でお留守番寂しそう…と思ったら、大掃除できるから嬉しい!って、すごいですね…
さすが家事大好き!(笑)

いきなりまどかが来て‥(*´∀`)なんですかあれ!?きゅんとしました♡
男の子同士‥‥ですがね…( ̄▽ ̄;)

女の子のお部屋かわいいですね☆

美耶子の家ってすごい豪邸ですね!庭が迷路っぽかったです(笑)
誕生日に家をもらったとか…もう桁違いですね(笑)

あと、ちーちゃんの猫耳かわいかったです!
OP歌ってる人、MVでメイドの服来てるみたいです
アニメのタイトルと合ってますね!

EDのキャラクター謎でしたが6話で分かりましたね☆竜児確かに短パンでした(笑)


11話すごい最終回っぽくて見てて少し悲しくなりました(>_<)でもすごくいい話でした♪先が読めない感じでした!

そして最終回!
なんかすごい!カッコいい(笑)おばあさんのことがビミョーでしたが…あとあのお母さんのは夢?幻覚??少し謎でした(>_<)
まあでも最後はちひろのお友だちも出来てたことですし、
終わり良ければ全て良し!また第1話の働かざるもの食うべからず!この言葉を忘れずにしていきたいです!
{/netabare}

ちひろが今後どうなっていくか、気になるので
ぜひぜひ原作も読みたいなと思います!

お掃除好き、ぜひご覧あれ♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

62.6 17 男の娘でツンデレなアニメランキング17位
LOVE STAGE!!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (301)
1487人が棚に入れました
父は歌手、母は女優、兄は超人気バンド「クラッシャーズ」のボーカル。
そんな超有名芸能一家に生まれた唯一人の凡人・瀬名泉水(せな いずみ)は、超オタクな大学生。
「魔法少女ララルル」を愛し、漫画家を目指して奮闘する泉水は、ある日どうしても断れ­ずTVCMに出演することに。しかも正体を隠した女装で......!
そのCM撮影の現場で、いまや超人気若手俳優・一条龍馬(いちじょう りょうま)と10年ぶりに再会した泉水だけれど...!?

声優・キャラクター
代永翼、江口拓也、DAIGO、平川大輔、置鮎龍太郎、大原さやか、木村良平、山本和臣、坂井恭子、森久保祥太郎、間島淳司
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

カッコイイのに可哀そう!でも、一途な想いにマジ♡キュンします!笑えるBL純愛ラブコメ!ただ、あの最終回はちょっとなぁ〜♪

[はじめに]
✿最終回を観た直後で、勢いで長々と書いてしまいました。
最初の方に書いた余計なところを削って簡潔にまとめたかったのですが、追加の感想を書くだけで疲れてしまい、何でこんなに長々と言い訳みたいに書いてるのか分からなくなってきたので、後日、改めて冷静になって全面書き直します。
隠してあるところは、しょうがないから読んでやってもいいかなと思う方だけ読んでください^^;

原作未読。全10話

◆観始めの印象~視聴中の感想
{netabare}
少女マンガっぽい話かなと思ったらどうやらBLものでした。
普通に話が面白いから、ラブコメとして、楽しく観れる。
BLのところもコメディ要素のひとつとして見れるレベル

キャラデザインは、目がきつい感じで癖があるけど、絵は綺麗
主役の泉水(イズミ)以外は、顔が、あまり好きじゃなですが、
話が面白いので、我慢できるレベルです。
でも、せめて龍馬は、もっとカッコよかったらいいのにとは思います。
兄の聖湖(ショーゴ)は、まんまDAIGOで笑えます。

{netabare}泉水が好きなララルルが「テガミバチ」のニッチに何となく似てて可愛い。
「テガミバチ」観たくなっちゃった。ニッチ大好きだったんだ〜♪{/netabare}{/netabare}

◆3話目
{netabare}結構、ガチなシーンも出てきたりしたけど、すんでの所でじゃまが入りホッとした。
「DAIGOがいてくれて良かった!」ってこんなに思ったことはない(笑){/netabare}

DAIGOのわざとらしい喋り方がだんだん癖になってきたから不思議…♪
なんか違和感もなくなってきてるし、DAIGOがいることで面白さが増してる感じです。

◆4〜5話まで視聴。
やっぱり、面白い。これは潔い。結構本気で丁寧に作ってる感じがして好感が持てる。

BLとはいってもホモのお話ではなくて、泉水は、オタクだけど、ノーマルだし、
龍馬君も、女だと思って好きになったヤツがたまたま男だったって話なので、
男性でも普通に面白く見れるかも。

女子から見ると、意外にどっちの気持ちも分からんでもないけど、
BLものは、所詮、他人事なので、気楽に笑って楽しんで観れるから良いのかも。

{netabare}龍馬君の泉水へぞっこんぶりが、一途すぎる。
ストーカーみたいなんだけど、悪気がないだけにイタ過ぎるけど、いい人過ぎて…
とがめられると土下座して謝っちゃうあたり、憎めない。

龍馬の方がやたら絵がうまくて笑えます。
そして、龍馬は本当にいいヤツだった。
ちょっと応援したくなるけど、最後の寝ている泉水にキスしまくりは、気持ち分からんでもないけど、流石にちょっとヤリスギ!!
バレたら絶対引かれるから、泉水が目を覚まさないかとハラハラした。{/netabare}

◆6〜8話
7話は感動的な良い回だった。

チョイチョイでてくる動物キャラが面白くて笑えます。

◆9話まで視聴。
{netabare}泉水が、男同士でHしたら痛いのかとか、真剣に悩んで相談しちゃうあたりかなり笑える。
龍馬だって元々ノーマルなんだから、まさかそこまで考えてないだろうし、原作は知らないけど、アニメではそこまでは描いて欲しくないかも。

{netabare}男の人の気持ちは解るはずもないけど、相手が男でもそこまでしたいものなのか…なぜ…
その手の人に会って、一度まじめに聞いてみたいものです。{/netabare}

泉水の感情は、まだ恋愛じゃないと考えたい。いくら龍馬がイイヤツだからって、いきなりそっちに目覚めてしまうのは安易過ぎると思うだろう。それと恋愛は違うと思う。
でも、恋愛経験のない泉水は、その差が分からないのだと思います。

泉水は、幼稚でわがままで、男としては頼りなくて魅力無いけど、
でも、純粋でまっすぐで可愛いから、守ってあげたくなる感じなのかもしれないですね。{/netabare}

お互い恋愛慣れしていない純心な二人(たまたま男同士だけど)の、中学生みたいな可愛い初恋ストーリーだったりするわけで、色々とザンネンな二人が面白くて、「中二病でも恋したい」とかと、あんまり変わらないんじゃないかって思ったりした。

いろんなギャップや勘違いっぷりがとても面白くて、かなり笑えます。
疲れてても構えないで楽しく観れるので、もうすぐ終わっちゃうのが残念なくらい。

…と9話まで観たときは思っていた。

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◆10話(最終回)について語らせてもらいます。
ココからは、本当にネタバレ。せめて9話まで観てない人は絶対見ちゃ駄目!
<ネタバレ注意>{netabare}9話までの「男子でも観れそうな爽やかBLアニメ」が一変してしまった。

龍馬は、本当にいい奴で、泉水を本当に大切に想ってくれてるって分かった。
そこまでは、文句なく良かった。

それで泉水は龍馬のもとへ…。とうとう最後まで^^;
観たくなかったような、観たかったような。
そのシーンの後も観ながらずっと、すんでのところで、最後の線だけは越えていないってオチをずっと期待していた。(またDAIGOがとめてくれたかも…って)
後で、しっかり最後まで済ませたことを示唆するような言動&場面まででてきて、それも打ち砕かれてしまった。

これで、続編なしは決定かな~。
9話までがとても面白かっただけに、この最終回で、もう簡単に人には薦められなくなってしまった。
ノーマル男子は、もう絶対無理だろうなって思う。

そんなに簡単に最後の線は越えて欲しくなかった。
いくらお互い好きでも、元はノーマルな男子が、そんな勢いで踏み越えられるような線ではないのではないかと思うのだけど。

{netabare}泉水が龍馬への想いに気付き、勢いで最後までいきそうになるけど、ここは手前で一旦踏みとどまって、お互いの気持ちを確かめて満足する、そんなハッピーエンドで良かった気がする。

いつかは最後までいくとしても、お互い好きで一緒に過ごすうちに、他には代えられない存在だと気付き、抑えられなくなって、とうとう最後までってゆうので十分だったと思う。{/netabare}

折角、普通の男子でも面白く見れそうな作品かもって期待していただけに、最後のガチなBLエンドは、残念でなりません。もったいないです。

原作ありきなので、そうそう変えられないのかもしれません。
でも、9話まで、一般の人にも受け入れられるレベルを何とか保ち、良く頑張った方なのかも知れません。{/netabare}


それはさておき、気を取り直して、
これはもう、ノーマルとかそうじゃないとかのレベルじゃないね。
特殊な環境で生きてきた二人だからこそのお話で、リアルに考えちゃいけないね。
お互いがお互いの特別な存在である二人の、一途でまっすぐで純粋な、おとぎばなし的なラブコメだと思って楽しめばいい。
もう、唯一無二の存在だからもう性別とか関係ないんだねきっと。

むしろ、男女だとこうはいかない。こんなに一途で、純粋でまっすぐな恋愛ってありえない。
計算のないピュアな恋愛、BLものの良さは、そこかもしれないですね。

<ネタバレ注意>{netabare}まさかそこまではないだろうって思って迎えた最終回のBLシーンだったから衝撃が強くて抵抗もあったけど、分かった上でしばらくしてもう一回観れば、アレで良かったって思うかも。ハッピーエンドには間違いないし^^;{/netabare}

ガチなBLシーンが苦手な人は、そこだけちょっと我慢すれば、あとはかなり面白いし、
めったに見れない、超純愛ストーリーなので、たくさんの人に観て欲しいと思います。
まぁ、無理に一般男子には、薦めません。
ただ、BLとゆうだけで、この作品を敬遠するのはもったいないです。
ほとんどの女子は、本当に泉水を大切に想っている一途な龍馬に、マジでキュンキュンしてるはず。
それを知るだけでも観る価値あると思うのです。

<ネタバレ注意>{netabare}後先考えない中学生みたいに、勢いで早々にHしちゃった二人の話をどう展開させていくのか、あまりBLものを知らないので、気になったりもします。
まぁ、イズミのことだから、あとでグダグダ悩みそう。{/netabare}

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【参考情報】

◆概要
原作は、影木栄貴×蔵王大志による日本の合作漫画『LOVE STAGE!!』
{netabare}『CIEL』にて、2010年7月号から連載中。
オタクの坊ちゃんと人気俳優の恋愛を描く、シンデレラ・ストーリー。
影木栄貴は、タレントDAIGOのお姉さん。主役の泉水の兄である聖湖は、DAIGOがモデルで、そのまま声優もやっている。{/netabare}

◆ストーリー
{netabare}父は歌手、母は女優、兄は超人気バンド「クラッシャーズ」のボーカル。そんな超有名芸能一家に生まれた唯一人の凡人瀬名泉水(せな いずみ)は、超オタクな大学生。「魔法少女ララルル」を愛し、漫画家を目指して奮闘する泉水は、ある日どうしても断れずTVCMに出演することに。しかも正体を隠した女装で…!そのCM撮影の現場で、いまや超人気若手俳優一条龍馬(いちじょう りょうま)と10年ぶりに再会した泉水だけれど…!?(公式サイトより){/netabare}

◆TV放送 2014年7月~9月
{netabare}TOKYO MX:7/9(水) 25:05~
BS11:7/10(木) 27:00~
tvk:7/13(日) 24:30~
サンテレビ:7/9(水) 25:30~
三重テレビ放送:7/11(金) 25:50~
テレ玉:7/13(日) 24:30~
チバテレ:7/13(日) 24:30~
岐阜放送:7/15(火) 25:00~
TVQ九州放送:7/15(火) 27:05~ {/netabare}

なおTVアニメとは別に、原作単行本第5巻(2014年11月発売予定)にOVAとなるDVD付き限定版の発売が予定されている。

◆各話リスト
{netabare}1話「ユメヘノトビラ」
2話「キミニアエタカラ」
3話「ユメナラヨカッタノニ」
4話「デモスキナンダ」
5話「チョットダケナラ」
6話「ナンノシレンデスカ」
7話「コレッテモシカシテ」
8話「Φ(ラブ)STAGE 男達の流儀」
9話「ドッチガタダシイノ」
10話「スキジャタリナイ」[終]{/netabare}

OPテーマ「LΦVEST」SCREEN mode
EDテーマ「CLICK YOUR HEART!!」山本和臣

<STAFF>
監督:カサヰケンイチ
制作:J.C.STAFF

<CAST>
{netabare}瀬名泉水:代永翼
一条龍馬:江口拓也
瀬名聖湖:DAIGO
相楽 玲:平川大輔
瀬名聖夜:置鮎龍太郎
瀬名 渚:大原さやか
黒井高広:木村良平
外村光輔:山本和臣
篠 架純:坂井恭子
竜崎虎次郎:森久保祥太郎
飛鷹天馬:間島淳司{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あと2,3話は見れるものと思ってたから、終わっちゃってちょっとさみしい。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です
原作未読です

>1話まで視聴して
女子向けのイロモノなんだろうなあっていう先入観で見ました。
あとDAIGOさんも好きなのでその分期待上乗せで^^。

展開としてはベタなんだけど、女の時の主人公がかわいくて魅力的。
絵柄も少し抵抗あったけど、キャラでカバーされてるので慣れれそうです。


>2話まで視聴して
なかなか展開が面白いです!。
気になってた絵柄、だんだん良く感じてきました。
自分にとっては今期のダークホースです。
所々で挟んでくるヲタ要素もいい感じ。

DAIGOさんは登場キャラの見た目がそのまんまだから、
声の演技も普段のバラエティーキャラそのままでしゃべってほしいな~とも思いました。
若干おとなしく抑えてる感じで、かえってちょっと違和感感じます^^。

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>4話まで視聴して
3話でガッツリくるという事前情報があったので、ビクビクしながら見ました。
いやあ、やっぱり正直けっこうドン引きましたねえ・・w。

主人公目線で考えると、それはそれは恐怖としかいいようがありません。
リアルで考えれば考えるほどその怖さを実感しますw。

でも不思議と憎めないですね。相手の彼。
なんだかんだと人間的なんですね。良くも悪くも。
アブない面もあるけど、いい面もある。
あ、これが秘訣なんですかね?。

永遠には理解できないし、一生理解したくもないシチュエーションだけど、
それゆえにアニメとしては面白いですね。。
全体の見せ方・進行も意外性に富んでるし、グイグイ引き込まれる。

とにかくハマってしまったことは間違いないです。
自分の中では「これ無理っ><」と「まだいける♪」の境界線を行ったり来たり。
なんかそれがクセになってきたw。

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>10話まで視聴して
うわー、終わってしまった。
あと2,3話は見れるものと思ってたから、終わっちゃってちょっとさみしい。
でもダラダラするよりは、盛り上がったところで潔くラストという形もいいですね。

10話がアレですね、はい。
何というかラストだから許せるって感じですかね?(いい意味で)。
もう勢いで、なんとなくいいラストって感じになってます♪。
(たぶんσ(o・ω・o)騙されてます)。

原作はまだまだ続いているのかな?。
ストックがたまればアニメの続編もあっていいかな?って思ってます。

ららるる語?は、ちょっとツボりました^^。もっと聞いてみたい。
DAIGOさんももっと見たいなー。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

麦茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何かに目覚めそう

【何かに目覚めそう】(1、2話現在)

個人的に最近の女性向けアニメの中ではかなり力を感じます!

キャラデザ自体はあまり好みではないのですが、それを補ってあまりある主人公の可愛さ、そしてそれを極限まで引き出す代永翼さん(男性)の声。代永翼さんは、監督から「女性が演じる男性みたいにならないように」との指導があったらしく、こういう作品にありがちな男性声優の媚びた気持ち悪さが全くと言っていいほど皆無です。

また、他の登場人物も個性豊かな面々でとても楽しませてくれました。
そんな中で特筆したいのが、主人公の兄、瀬名聖湖(CV:DAIGO)。

この作品はDAIGOの実姉が原作を描いていたらしく、このキャラもDAIGOをモデルにしたとか。それ故のCV:DAIGOだとは思いますが、さすがに本業ではないため演技に多少違和感があります。ただ、この癖のある演技が逆に面白いくて、キャラの個性として活かせているような・・・というかだんだん癖になってくるんですよねw さすがDAIGO。
まあそもそものモデルが本人なんだから、このキャスティング以外ないですよね。ちなみに2話では演技の方も少し慣れてきたのか、違和感がかなり減ったような気がします。私が慣れただけかもしれませんがw

・・・それにしても、BL作品で弟をモデルにしたキャラを描き、しかもその弟に声を当てさせる姉というのは、なんというか、凄まじいですね・・・。

内容の方は、序盤の段階では王道って感じの手堅さを感じます。
原作は読んでいませんが、少女漫画っぽい優しいコメディがテンポ良く展開されていくのがとても好印象で、アニメ制作側の力がとても活かされていると思いました。演出なども過剰でなく不足もなく、とてもいい塩梅です。

そして1話ラストでEDと共に流れるお約束のシーン。もう最高ッスね。



ただ、一つだけ懸念事項を挙げるとすればBL作品と言うところで・・・。
私は面白ければ特に拒否反応を起こしたりはしませんし、別段偏見などもないのですが、これから見る方がいましたら、それ相応の覚悟は必要だとは思います。

私も今後でてくるであろう♂×♂シーンを見てへんな気持ちになってしまったらと思うと・・・。

アッー!!

(追記・・・)
最終話まで無事視聴を終えましたが、やはりまだまだ濃厚なシーンはキツかったですw
男として普通の感性をもっていることが分かって安心しました。

てかBL作品って当たり前のように周りもホモだらけですよね。優しい世界です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

65.7 18 男の娘でツンデレなアニメランキング18位
しゅごキャラ!(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (197)
1445人が棚に入れました
『しゅごキャラ!』は、PEACH-PITの漫画作品及びそれを原作とするTVアニメ。
「クールでカッコいい」と評判の小学4年生の女の子・日奈森あむ。
でも、本当は、口下手で意地っ張りな捻くれた性格であり、これが災いして、同校ならず他校生からも尊敬されたり恐れられているだけでなく、家族にまで誤解されて辟易していた。ある日の朝、彼女のベッドにはチェック柄の3つのたまごが…。
そしてその中から「しゅごキャラ」と名乗る3人の小さな少女・ラン・ミキ・スゥが生まれたのだった。

声優・キャラクター
伊藤かな恵、阿澄佳奈、加藤奈々絵、豊崎愛生、高木礼子、千葉紗子、中村知子、阿部敦、中村悠一、沢城みゆき、間島淳司、水樹奈々
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

『なかよし』最後の「変身(魔法)少女」ヒット作であり、《癒し・浄化》系ヒロインの行き止まり?

(2019.3.24)完全オリジナル・シナリオの第3期を新規レビューとして分離。
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本作については、マンガ連載&アニメ放送の末期(2010年初め頃)に、ちょっとしたコスプレ人気が出て話題になっていたそうで(“なぎひこ”人気?)、大ヒットとはいえないけど、中ヒットくらいはしていた作品なのでしょうね。

下記のように、これまで幾つもの人気作品を生み出してきた少女マンガ雑誌の雄『なかよし』ですが、少子化が進み、発行部数が全盛期の何分の一にも落ちてしまったここ10年程では、残念ながら本作くらいのヒットがせいぜいなのかも知れませんね。

しかも、本作以降は、これといった人気作が出ず、最近になってようやく、全くのオリジナル作品ではなく、かっての大ヒット作品の続編という形で『カードキャプターさくら -クリアカード編-』が少し話題になっている程度・・・というのはなんだか寂しいです。


◆『なかよし』連載→アニメ化でヒットした「変身(魔法)少女」マンガの一覧
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(1) 『美少女戦士セーラームーン』(武内直子) 
  連載(1992年2月-1997年4月)、アニメ(1992年3月-1997年2月) ※個人評価 ☆ 3.7 (旧作) ★ 4.3 (新作)
(2) 『魔法騎士レイアース』(CLAMP)
  連載(1993年10月-1996年4月)、アニメ(1994年10月-1995年11月) ※個人評価 ☆ 3.5
(3) 『怪盗セイント・テール』(立川恵)
  連載(1994年10月-1996年10月)、アニメ(1995年10月-1996年10月) ※個人評価 ☆ 3.8
(4) 『カードキャプターさくら -クロウカード編・さくらカード編-』(CLAMP)
  連載(1996年6月-2000年8月)、アニメ(1998年4月-2000年3月) ※個人評価 ★★ 4.6
(5) 『東京ミュウミュウ』((原作)吉田玲子 (作画)征海未亜)
  連載(2000年9月-2003年2月)、アニメ化(2002年4月-2003年3月) ※個人評価 ★ 4.0
(6) 『ぴちぴちピッチ』((原作)横手美智子 (作画)花森ぴんく)
  連載(2002年9月-2005年4月)、アニメ化(2003年4月-2004年12月) ※未視聴(未評価)
(7) 『シュガシュガルーン』(安野モヨコ)
  連載(2003年9月-2007年5月)、アニメ(2005年7月-2006年6月) ※個人評価 ★ 4.0
(8) 『しゅごキャラ!』(PEACH-PIT)
  連載(2006年2月-2010年2月)、アニメ(2007年10月-2010年3月) ※個人評価 ☆ 3.7
(9) 『カードキャプターさくら -クリアカード編-』(CLAMP)
  連載(2016年7月-連載中)、アニメ(2018年1月-6月) ※個人評価 ★ 4.0
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※この他、『プリキュア』シリーズも毎年スピンオフ・マンガが『なかよし』に連載されていますが、こちらはあくまで東映アニメーションのアニメ企画が先という関係なので除外しています。


◆PEACH-PIT原作、3スタイル(のち4スタイル)に変身する「トキメキ系魔法少女」だが・・・

『ローゼンメイデン』で知られる二人組女性マンガ家《PEACH-PIT》の原作らしく、本作は絵柄が凝ってて華麗(それでいて可愛い)、そして、ひとりひとりのキャラの能力設定も細かくて、よく考えられているなあ・・・と第1話からずっと感心しながら見ていたのですが・・・

《PEACH-PIT作品は、序盤(だけ)は面白い・・・の法則》 発動!

ある意味で、本作一番の注目回(※というか、ネタ回)といえる第38話「キーとロックとアイツとあたし!」(※{netabare}ヒロインの持つハンプティー・ロックと、相方(イケメン猫耳男)の持つダンプティ・キーが急接近する回{/netabare})を見終わったあとは、何だかグダグダ・ズルズルとした水増し回ばかりが続いて、作品自体はよくもまあ次から次へと・・・という感じで新たなキャラや設定が続々と登場してくるのだけど、コレ結局、{netabare}この2人の持つアイテムが合わさって何かが起きる話{/netabare}なんでしょ?…早く話を前に進めてよ、じれったいなあ・・・と思い続けて延々60数話経過・・・

《これが女の子にできる戦い方なんだ!》

と叫んで一念発起したヒロインが、最終盤の第99話に至って、ようやく{netabare}例のロックとキーを噛み合わせ、遂にお待ちかねの超展開{/netabare}が起こりますが・・・それまでに私の興味関心は、ズタボロに擦り切れてしまっていたのでした(な、長すぎる道のりだった・・・)。

本作の場合、原作マンガは全12巻で、そのうち最後の2巻は続編なので、実質10巻に満たない分(40数話ほど)を、アニメ化に際して、1-2期併せて計102話に水増ししていて、下記にあるように、102話中、過半数の59話がアニオリ回になっています・・・ということで、流石にこれは水増しが過ぎるでしょ。

※因みに、『カードキャプターさくら』(旧作)の場合は、原作マンガは本作と同じく全12巻ですが、こちらはアニメ化に際して計70話に再構成し、なおかつ後半の「さくらカード編」については、CLAMP大川七瀬氏ご自身がシリーズ構成・脚本(全話)を担当して、例えアニオリ回であっても、全く中だるみ感・水増し感のない完璧な作品に仕上げられています。

PEACH-PITさんは自身の原作マンガのアニメ化に際して、あれこれ注文をつけない、アニメ制作会社やスポンサーにとっては“良い人”なのかも知れませんが、これでは流石に、原作マンガの方が可哀そうだと思ってしまいました。


◆テーマは「私にもできる癒し・浄化」?

本作の内容としては、{netabare}聖夜学園小5年星組に転入してきたクール&スパイシーな少女・日奈森亜夢(ひなもり・あむ)ちゃん(※のち6年に進級)が、学園の仲間たちとともに身近な人たちの「ネガティブハートにロックオン!」して《癒し・浄化》していく話{/netabare}・・・ということですが、本作の肝(きも、一番重要な部分)は、そこではなくて、

上にもチラっと書いてありますが、{netabare}ヒロインの持つハンプティ・ロックと、相方の持つダンプティー・キーを噛み合わせると、奇跡が起きて大量のバツタマ(要は人々のマイナス・エネルギーの塊)が浄化されて、純白の「エンブリオ」が出現する、{/netabare}という点にあります。

・・・って、「エンブリオ」って何?
そう思って検索した人は沢山いるんだろうな、きっと。

全話見終っての個人的な感想は・・・そうですね、ちょっと微妙・・・。
同じ《癒し・浄化》系ヒロインでも、『愛天使伝説ウェディングピーチ』とか『ナースエンジェルりりかSOS』に比べると、何だか癒す対象が随分と身近になっちゃったな・・・と。
世界を滅ぼしかねない凄い憎悪とか怨念とか、そういったものをヒロインが一命を賭して《癒し・浄化》する・・・というタイプの先行作品に比べると、本作のヒロインって、{netabare}せいぜい身近な思い人や、その周辺人物たちの孤独な傷ついた心を《癒し・浄化》する{/netabare}・・・ってだけに見えて、これはこれで一つのテーマとして成り立つものなのだろうけれど、何だか《癒し・浄化》系「変身(魔法)少女」も行き着くところまで行っちゃったのかな?という何とも微妙な感想になってしまいました。

本作を大好きな方も、本サイトには何人もいらっしゃると思うので、そういう方々の感想もこれから色々と読んでみたくなりました。


◆視聴メモ

・ヒロイン亜夢ちゃんその他の変身(キャラなり)時の呼称が、「アミュレット(amulet、御守り)~」
 ※例 アミュレットハート、アミュレットスペード、アミュレットクローバー、アミュレットダイヤ、アミュレットエンジェル、アミュレットデビル、アミュレットフォーチュン
{netabare}
・第9話視聴時点
魔法が余り出てこない“日常回”ですが、割と良質な「感情描写系」(ちょっと『カードキャプターさくら』を思い出させる感じ)の内容で、先行きを期待させる出来。
・第11話視聴終了時点
魔法少女の古典的テーマ(変身した自分は本当の自分じゃないのに、自分の好きな人の憧れが変身した自分・・・ということをヒロインが知って、心が痛む・・・)を垣間見せてくれる回で、先行きを更に期待。
・第25話(“なぎひこ”登場回)視聴終了時点
第9話に続き、良質な日常回。
・第38話視聴終了時点
幾斗の持つキーと亜夢の持つロックって、どう見てもオス・メスの暗喩でかなり見てて恥ずかしい回だと思うけど、こういうところが「少女マンガ」の醍醐味なのかも知れないと思った(「少年漫画」だとこんな微妙な表現逆に恥ずかしくて出来ないと思う・・・)。→本作の人気の理由はここかも?
・第42-43話視聴終了時点
ガチ少女向け「魔法少女アニメ」にお馴染みの展開だけど、シナリオ自体はいまいち(『レディ・ジュエルペット』の方が数倍良いと思う)。
・第100話視聴終了時点
ありがちな《癒し・浄化》系「変身(魔法)少女」アニメの最終話的な展開に。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      PEACH-PIT(『なかよし』2006年2月-2010年2月連載)
監督         安田賢司(1期・2期、3期は総監督)、伊藤達文(3期)
シリーズ構成     島田満(1期)、大野木寛(2期・3期)
キャラクターデザイン 崔ふみひで
音楽         Di'LL
アニメーション制作  サテライト{/netabare}


◆作品別評価

(1) 第1期  (51話) ☆ 3.9 ※うち25話アニメ・オリジナル(25/51=約49%)
(2) 第2期  (51話) ☆ 3.5 ※うち34話アニメ・オリジナル(34/51=約67%) 
----------------------------------------------------------------
  総合 (計102話) ☆ 3.7 ※うち59話アニメ・オリジナル(59/102=約57%)  

※原作マンガ ★ 4.0 (全12巻で、そのうち1~10巻までの内容をアニメ化、残り2巻は別展開)

※なお、この後、完全アニメ・オリジナルの

(3) 第3期 (25話) ☆ 3.7 (※各話の後半はショートアニメ)

が放送された。
(※{netabare}小学2年生の新キャラりっか(女)とひかる(男)の二人の心の成長を、小学6年生の亜夢・なでひこやゆま、小学5年のややが適宜アドバイスしサポートしていく展開{/netabare}で、いい感じで「ちっちゃい子の教養アニメ」になってる。)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作マンガにはないアニメ・オリジナル回

=========== しゅごキャラ! (第1期) (2007年10月-2008年9月) ========

 - - - - - OP「こころのたまご」、ED「ホントのじぶん」 - - - - -
{netabare}
第1話 しゅごキャラ誕生! ★ 聖夜学園小5年星組・日奈森亜夢(ひなもり・あむ)、ラン誕生、伝説のハンプティ・ロックを受け継ぐ者、キャラなり
第2話 こころのたまご! ☆ ガーディアンからの誘い、ミキ誕生
第3話 サクッとふわっとスゥにおまかせ! ★ お菓子作り、スゥ誕生、唯世の家訪問(王子様?)
第4話 あたしが切り札!? ☆ 亜夢ジョーカーになる、幾斗の忠告、暴走×(バツ)キャラ浄化
*第5話* シュート!×キャラをやっつけろ! ☆  
第6話 キャラなり!アミュレットスペード! ☆ プリマの夢、プラネタリウムの人、ミキとのキャラなり
*第7話* ちいさなたまご! ☆ 妹・日奈森亜実(ひなもり・あみ)回
*第8話* 君の瞳に恋してるっ! ☆ 恋するハイテンション少女・渡会美咲(わたらい・みさき)
*第9話* 藤咲家の七不思議!? ★★ 日舞藤崎派、初めての外泊 ※ここで感情描写系の良作と確定
*第10話* キャラなり!アミュレットクローバー! ☆ スゥとのキャラなり
第11話 雪山の休日! ★ 空海の祖父の家で合宿 ※魔法少女の古典的テーマが垣間見える回
*第12話* 悲しみのクリスマス・イブ! ★ 月詠幾斗&ほしな歌唄の謎 ※初のシリアス展開{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「恋愛♥ライダー」 - - - - -
{netabare}
第13話 大波乱!ニューイヤーライブ! ★ 続き、イースター社の狙い
*第14話* ゲレンデにしゅごキャラ!?スノッペ登場! ☆ スノボ少女・鳥居美冬(とりい・みふゆ)
*第15話* 雪原の大攻防!スノッペを救え! ☆ 続き、二階堂先生への疑惑
*第16話* ワン・ツー・スリー☆ハートのマジック! ★ 魔法少年ゼロ、二階堂の黒い策謀
*第17話* スピーチコンテスト危機一髪! ★ 続き、空海と唯世の仲違い?
*第18話* うれしはずかし初デート! ★ 水族館デート(唯世)、ハンプティ・ロックを開けるダンプティ・キー(幾斗)
*第19話* パパとママの思い出! ☆ 亜夢の両親の馴れ初め
*第20話* 君への贈り物! ☆ 空海の幼馴染・詩音の夢、歌唄のゲリラライブ
第21話 しゅごキャラ誘拐される! ★ 二階堂のエンブリオ生成計画 ※シリアス展開
第22話 しゅごキャラ救出大作戦! ★ 続き、歌唄の本心、歌唄キャラなり(ルナティック・チャーム)、幾斗のサポート
第23話 リメイクハニー!なりたい自分! ★★ 続き、二階堂の過去、スゥ大活躍 ※キャラなり3連発が見れる貴重な回
*第24話* 心のスケッチ! ☆ 亜夢の一番好きな場所 ※半総集編
第25話 なでしこ!春なのにさよなら!? ★★ “なぎひこ”登場、縁結び神社、旅立ち・再会の約束 
第26話 新しいはじまり! ★ ロックとキーの接近(遊園地)、初代キング、空海卒業{/netabare}

 - - - - - OP「みんなだいすき」、ED「Kiss!Kiss!Kiss!」 - - - - -
{netabare}
第27話 四つ目のしゅごたま! ★ 6年進級、転入生・真城りま(ましろ・ りま)、心の曇りと×たま
第28話 ジョーカー失格?新ガーディアン登場! ☆ 続き、新しいJackとQueen、三条海里(4年)、りまキャラなり
第29話 キャラなり!?アミュレットエンジェル! ★ 亜夢・空海・歌唄3人キャラなり、兄妹
第30話 星組VS月組!チアガール大活躍! ★ 亜夢とりま・三条の考え方の違い、亜夢の実力調べ
第31話 プリティベイビィ☆大騒動! ☆ ややの妹(つばさ)のおもり
第32話 ひとりぼっちのクイーン! ★ りまと亜夢の心の接近
第33話 好きにならずにいられない! ☆ 唯世とのデート、幾斗のちょっかい、海里の心の動揺
*第34話* マジ!?幽霊屋敷大冒険! ☆ 亜夢&りま協力して×たま浄化
*第35話* 初恋のウェディング・ケーキ! ★ 亜夢の幼少時の憧れの人のエピソード
*第36話* 黄金の王子!・前編・ × 留学生(南国の王子)のエピソード ※安直な水増し回
*第37話* 黄金の王子!・後編・ × 続き ※同上
第38話 キーとロックとアイツとあたし! ★★ ロック奪取、幾斗のロック回収、二人の接近、拒絶
第39話 キャラなり!プラチナロワイヤル! ☆ 唯世の幼少時、プラネタリウムでの対話、唯世キャラなり{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「ガチンコでいこう」 - - - - -
{netabare}
第40話 りま!こころのアンロック! ★ りまの退部騒動、学園理事長、りまの本心
第41話 ホントのじぶん! ☆ 海里のスパイ告白、改心
第42話 ほしな歌唄!最後の戦い! ☆ 唯世と幾斗・歌唄の関係、アミュレットデビル、亜夢の答え
第43話 キャラなり!アミュレットダイヤ! ☆ 歌唄の心の歌、セラフィックチャーム、三条姉の改心
第44話 ココロのきらめき! ☆ 海里の告白・別れ ※半総集編
*第45話* がんばれ!誠一郎! ★ 下級生(小4)のピアノ少女&少年のエピソード
*第46話* りま降臨!?お笑いの神様! ☆ お笑い芸人を目指す少女のエピソード
*第47話* あたしが歌唄のマネージャー!? ☆ イースター社退社後の歌唄のエピソード
*第48話* ややにお願い! ☆ 幾斗へのエンブリオ捕獲要求、ややのキャラなり(ディアベイビー
*第49話* バイオリンの秘密!風に舞う音符! ☆ 幾斗のバイオリン演奏、バイオリン職人の娘のエピソード
*第50話* まじで発見!?エンブリオ! ☆ イースター社研究所のエンブリオ生成実験
*第51話* エンブリオをこの手に! ★ エンブリオと亜夢の願い、幾斗の亜夢救出、幾斗の願い{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)19、☆(並回)26、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.9


/////////////////////////////////////////////////////////

======== しゅごキャラ!!どきっ (第2期) (2008年10月-2009年9月) =====

 - - - - - OP「みんなのたまご」、ED「ロッタラロッタラ」 - - - - -
{netabare}
*第52話* めいっぱいのキラキラ! ☆ ※ほぼ第1期の総集編
*第53話* ぶっちゃけ大忙し!? ☆ ※同上、但しラストに新キャラ(ルル)登場
*第54話* えぇ?新しいお友達!? ☆ ルルのエンブリオ奪取計画、まなみキャラなり「フラワードリーム」(ナゾたま被害者)
*第55話* 翼に歌の心をのせて! ☆ 歌唄の大ファンひとみ(ナゾたま被害者)
第56話 大空へ!飛び立つキモチ! ★ 藤咲“なぎひこ”復学(新Jack)、宇宙好き少年(ナゾたま被害者)
*第57話* 激カワ危機一髪! ☆ 可愛いモノ好きの空手少年
*第58話* パニック・イン・すもも組! ☆ 妹亜美の幼稚園の話
*第59話* ほしな歌唄!新しい出発! ★ バイオリンを失くした幾斗、歌唄ライブ応援
*第60話* ラッキー・デーは告白日和? ☆ 占い大好き少女こよみ、唯世の好きな人
*第61話* 届け!キランの思い! ☆ 引っ込み思案少女ひなこのしゅごたま
*第62話* りまVSなぎひこ!ふたりはライバル? ☆ 亜夢の親友
*第63話* ルルの完璧クリスマス! ☆ ルル一家への訪問、ルルとの親和の芽、ルルの願い
第64話 新春!キャラなり初笑い!? ☆ 幾斗の“父”{/netabare}

 - - - - - OP「しゅごしゅご!」、ED(変わらず) - - - - -
{netabare}
第65話 雪の日はナイショがいっぱい? ☆ 幾斗の居候開始 ※原作マンガだとアニメの第74話にあたる話に続く
*第66話* お騒がせ!猫耳少女!? ☆ 続き、変身美少女キャットイヤー
*第67話* UFO少女あらわる! ☆ 
*第68話* さようなら、山吹沙綾… ☆{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「co・no・mi・chi」 - - - - -
{netabare}
*第69話* 初恋?ラブアタック! ☆ りまの誕生日、りまへ告白したい少年
*第70話* チョコなんか大っきらい!? ☆ 校内ヴァレンタイン・チョコ・コンテスト
*第71話* 険しき誠の道!海里再び! ☆ 海里との再会
*第72話* 激震!おばあさま登場!! ☆ ルルの祖母、ルルの友人の品定め、たこ焼き娘の夢
*第73話* (秘)!仲直りのレシピ? ☆ お料理上手になりたい少女、ラストで幾斗の異変 
第74話 どっきどきのホワイトデー! ★ 幾斗の居候、唯世の来訪・告白、幾斗の個人事情 ※第65話の続き
第75話 バレた!?歌唄が家にやってきた! ☆ 歌唄の個人事情、ラーメンこだわり少年 
第76話 新たなる敵!?月夜のバトル! ☆ 心が空っぽの人たち、イースター社に操られた幾斗、唯世の懸念{/netabare}

 - - - - - OP「おまかせ♪ガーディアン」、ED「MY BOY」 - - - - -
{netabare}
第77話 衝撃!壊された初デート!? ★ 幾斗の嫌味と亜夢の怒り ※幾斗のお風呂回
*第78話* あむちゃんのなが~い一日!? ☆ 亜夢の後悔、双子の喧嘩の仲裁
第79話 イクトとあむ 悲しみのバトル! ☆ 空海の兄弟、幾斗キャラなり(デスレーベル)、幾斗vs.唯世・亜夢
第80話 信じるキモチ!プラチナハート! ☆ 続き、エンブリオ出現 ※後半は総集編
*第81話* 潜入!イースター社!? ☆ 幾斗救出作戦 
*第82話* 熱闘!私がエースになる! ☆ 野球少女なつこ
*第83話* すれちがいの音楽博覧会? ☆ ルルの幾斗解放、本当の踊り(なぎひこ活躍)
*第84話* 二階堂先生は先生だったぁ!? ☆ 亜夢の将来の夢、先生になりたい少女
*第85話* ち~す!噂のギャル登場!! ★ カリスマ読者モデル桜井ゆあ(しゅごキャラ持ち)の本当の夢
*第86話* 響け歌声!あの日のあたしに!! ★ 続き
*第87話* ナナを救え!しゅごキャラナース出動? ☆ ルルのしょごキャラ(なな)の病気、お泊り会、ナゾ玉の秘密暴露
*第88話* 激突!ナゾたま大暴走! ★ 続き、ルルがエンブリオを捜す理由、ナナのナゾたま化
*第89話* 心、わかりあえて。 ★ ルルなぞキャラなり、母の本心、ルルのフランス帰国{/netabare}

 - - - - - OP「School Days」、ED「Take It Easy!」 - - - - -
{netabare}
*第90話* 伝えたい!このキモチ! ☆ 愛の告白コンテスト、苦悶するデスレーベル、エンブリオ出現
第91話 全開!僕のリズム! ☆ なぎひこのしゅごキャラ(リズム)誕生、キャラなり「ビートジャンパー」
第92話 クールに決めろ!ビートジャンパー! ☆ 続き
*第93話* ほしな歌唄、未来への飛翔! ☆ 
*第94話* 進め!みけねこ捜索隊!? × ※バイオリンや絵本の話をダラダラ引っ張りすぎで流石に厭きる 
*第95話* りまとやや、真珠の絆! ☆ 地下室に閉じ込められたりまとゆゆ
*第96話* 届かない声、くだかれる思い。 ☆ 囚われの幾斗
第97話 唯世とイクト、運命のホロスコープ! ☆ 唯世・歌唄・幾斗の過去
第98話 復活!輝きの舞姫! ☆ てまり再誕生
第99話 思いは一つ!ガーディアンの戦い! × 女の子にできる戦い方 ※ようやくダンプティキー&ハンプティロック合わせ込みだが展開が遅すぎる
第100話 誕生!2つのキャラなり! ☆ 幾斗の記憶、亜夢の選択、キャラなり(アミュレットフォーチューン、セブンシーズトレジャー)
第101話 破かれた絵本!悲しき秘密! ☆ 巨大×キャラ出現・浄化、エンブリオ出現、御前の正体、失われた絵本のページ{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「ホントのじぶん」 - - - - -
{netabare}
第102話 夢のたまご、なりたい自分。 ☆ 巨大×キャラ再出現・浄化、女の子にできること(幸運の四葉、true love)、後日譚{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)8、☆(並回)41、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.5


※第3期は別途レビュー

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

ツミツミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なりたいように、なればいいじゃん!

★あらすじ★
「クール&スパイシー」と尊敬されたり恐れられたりしている主人公・日奈森あむ。でも実は意地っ張りで口下手で恥ずかしがり屋さん。ある日、あむのベッドの中にチェック柄の3つのたまごが現れ、中からラン、ミキ、スゥの3人のしゅごキャラが生まれた。その後、あむは彼女と同じくしゅごキャラの持ち主の子供たちのみで構成された聖夜学園の組織・ガーディアンとともに何でも願いを叶えてくれるという真っ白な卵・エンブリオを狙うイースター社との戦いに巻き込まれていく。

"All kids holds an egg in their souls the egg of our hearts, our would-be selves, yet unseen…”

★キャスト★
日奈森 亜夢(ひなもり あむ)ー 伊藤かな恵
ランー 阿澄佳奈
ミキー 加藤奈々絵
スゥー 豊崎愛生
辺里 唯世(ほとり ただせ)ー 高木礼子
キセキー 三宅華也
藤咲 なでしこ / なぎひこ(ふじさき なでしこ / なぎひこ)ー 千葉紗子
てまりー 柚木涼香
リズムー 宮田幸季
相馬 空海(そうま くうかい)ー 阿部敦
ダイチー 吉野裕行
結木 やや(ゆいき やや)ー 中村知子
ぺぺー こやまきみこ
真城 りま(ましろ りま)ー 矢作紗友里
クスクスー 成田紗矢香
三条 海里(さんじょう かいり)ー 斎賀みつき
ムサシー 岡本信彦
天河 司(あまかわ つかさ)ー 石田彰
月詠 幾斗(つきよみ いくと)ー 中村悠一
ヨル(&バツたま)ー 沢城みゆき
ほしな 歌唄(ほしな うたう)ー 水樹奈々
イルー 今野宏美
エルー 氷青
二階堂 悠(にかいどう ゆう)ー 間島淳司
三条 ゆかり(さんじょう ゆかり)ー 夏樹リオ

★感想★
絵から見てもわかるように、小さい子向けのアニメです。でもなのになんでこんなに声優が豪華なんだぁぁ!!><。小さい子向けだけど、どの世代でも気軽に観られるアニメだと思います。個人的には大好きなアニメです♡

観始めたきっかけとしては…やっぱり、イクトですね。あるサイトで、たまたまイクトの画像を見て、「すっご、かっこいい!」ってなって、調べたらしゅごキャラというアニメの中に出てくるキャラだったので…

1話目の3分くらい見て、「ああやっぱり小さい子向けのアニメか…」って思ってたらいきなり「クール&スパイシー」なあむちゃん、登場!{netabare}「ちょっと…通れないんだけど。」{/netabare}って…きゃああ、何これ!カッコイイ!!ってなりました笑。そのあとも、あむちゃんの「クール&スパイシー」のおかげですんなりアニメに引き込まれました。あのクールから恥ずかしがり屋のギャップが可愛くて可愛くて…そしてまたまた! {netabare}「用もないのに気軽に触らないでくれる、おちびさん。」{/netabare}って…もう伊藤さん最強!!泣泣

そしてそして、1話め後半、やっとイクトくん登場。案の定、画像で見た通りのイケメン!><中村さんの声も超セクシー。観てるだけで息が荒くなりましたw

イクトが出てくるお気に入りの回は…第33話かな。いや、第4話もいいな…イクトが出てくる回、全部好きです!(すごくキュンキュンしますw)でも男子にはどうなのかな…
第33話のあむ&イクトが{netabare}アイスを食べてる{/netabare}シーン、必見です!そしてこの回でイクトが{netabare}ベンチに座って片方の膝を抱えてあむをじっと見つめている{/netabare}とこ、イクトがかっこよすぎて、私、気絶しそうでした…何言ってるかわかんないですよね、気にしないでください…(説明下手だから…泣)第4話はイクトがあむの{netabare}耳を「かぷっ」って口で咥えます{/netabare}。あああああもうぅぅぅ、とにかくイクト最高!!

でもイクトのしゅごキャラ、なんで{netabare}ネコ{/netabare}なんでしょうね?いや、ヨルがいけないと言っているのではなくて…むしろ超好きなんですけど…でもしゅごキャラってなりたい自分が具現化したやつだから…イクトは{netabare}ネコ{/netabare}になりたかったのかな??

そろそろイクトの話から離れないと…汗汗。しゅごキャラはところどころで感動できるとこがありました。印象に残ってるのは{netabare}撫子があむちゃんに手紙だけ残して海外に行っちゃったとこですね。あむちゃんが空を見上げながら「撫子…」って言ってるところ、ちょっと切なかったです泣。(撫子、イクトの次に好きなキャラなのでw)。もう一つは空海が卒業する時です。空海がみんなと肩を組んで、「全員合格!」って言ってたの見て、なんかジーンときました。{/netabare}なんかやっぱり子供は大きくなるものなんだなぁって実感しました。まぁその{netabare} ジーン{/netabare}としたあとにイクトが出てきて、あむちゃんと…長くなるのでイクトの話はここら辺にしときます汗。

しゅごキャラはみんな可愛いです。卵からどんなしゅごキャラが出てくるのかなぁといつも期待しちゃいます><。一番好きなしゅごキャラは武蔵です!まぁ岡本くんだからっていう理由もあるけど…でも武蔵可愛いですもん。あ、特にあれが可愛かったです。第33話で(またか!)海里が{netabare}「(メガネかけてないから)よく見えない…」と言ってキョロキョロしてる側で武蔵もキョロキョロしながら「だからメガネをかけろと言ったのに」って海里に対して言ったとこ{/netabare}がお気に入りです。岡本くんの言い方が可愛かったです♡

好きなキャラなりは…あむ&スゥかな。ツインテールが可愛い♡u♡。あむ&エルも好きなんですけど…黙っていれば。でもでも!OP2で「心をアンロック!」っていう歌詞のところであむ&エルの天使のキャラなりが映るんですけど、それがすごく綺麗で、いつも見惚れてました。

あ、あとしゅごキャラといえばバツキャラ。{netabare}「ムリムリムリ〜〜!!」{/netabare}っていうのが印象的の黒卵です。実はあれ、全部{netabare}沢城みゆきさん{/netabare}がやっているそうです。てか{netabare}沢城さんなんかこのアニメで色々なキャラをやっているような(イクトの子供の頃とか二階堂先生の子供のキャラもやってましたし…){/netabare}流石は沢城さんです。

◼︎動物◼︎
ヨルのネコ:ヨルの弟子(?)。{netabare}二階堂先生を探すのを手伝ったり、ヨルに情報を伝えたりと…{/netabare}意外と重要な役割を果たしているんですよね笑笑。

他にも色々動物がいたような気がするんですけど…忘れました汗。

◼︎主題歌◼︎
OP:
「こころのたまご」- Buono!
「みんなだいすき」 - Buono!

ED:
「ホントのじぶん」- Buono!
「恋愛♥ライダー」 - Buono!
「Kiss!Kiss!Kiss!」 - Buono!
「ガチンコでいこう!」 - Buono!

こんな長いレビュー読んでくださって、ありがとうございました。(_ _;)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♥なりたい自分♥

原作はPEACH-PITの同タイトル漫画のアニメシリーズ。
変身ヒロインものファンタジー。1期全51話。

メインの登場人物が小学生ですが、少女漫画掲載作品。
表現や内容は女児向けだと思いますが少女向けという。
初見・・商業作品・・絶対売れそう・・ラブコメも良♥
最大の特徴はコンプレックスかな?誰でもあるよね?

日奈森 亜夢(伊藤かな恵)聖夜学園小5年星組。
クールを装う繊細で恥ずかしがり屋なごく普通の少女。

所謂周囲の風評で自分のキャラやポジション等が固まり
それを否定できずにキャラになりきる・・本当の自分は
違うのに・・なんでも出来るわけじゃない・・怖いモノ
は怖いし・・恋愛とか超臆病だし・・まぁあるあるです。
もう視て直ぐに共感してハマってしまった作品♪

もうひとつは「なりたい自分」つまり・・夢や希望とか
将来どうなりたいかって事で・・これ又誰もが考える
事だし・・小学生どころか・・大人でも悩み葛藤する。
本当の自分探しがテーマなので・・解りやすいよね♪

先ずは本当の自分を解って欲しい><b
カッコ付けずに本当の自分をありのままに出したい!

派手なバトルは控えめで「エンブリオ」を探しつつ、自信
を失くし「☓たま」を宿した人との交流等を軸に描いてる。

聖夜学園小の生徒会的存在のキャラ持ちのガーディアン
{netabare}
Kチェア:辺里 唯世(高木礼子)6年星組。通称:王子
Qチェア:藤咲 なでしこ(千葉紗子)あむと同級生
Jチェア:相馬 空海(阿部敦) あむより1歳年上
Aチェア:結木 やや(中村知子)あむより1歳年下
{/netabare}
との学園内外での交流や、何かと行動が被る謎の青年

月詠 幾斗(中村悠一)エンブリオを探し求める美青年。
{netabare}
不器用で口下手な一面があり、周囲に誤解され易い。
本性が掴めない性格で何処か不遜な感じ。 歌唄の兄。
{/netabare}
ほしな 歌唄(水樹奈々)イースター社のアイドルすたー。
{netabareどこか冷めた言動が目立ち、滅多に笑顔を見せない。
負けず嫌い。イクトの妹。可也のブラコンでツンデレ。
{/netabare}
等徐々に恋愛絡みや敵との接触等の複雑な人間模様が
交差して葛藤する内容が増えていく。

設定※基本設定で数話視ると解説される程度のもの。

こころのたまご=全ての子供が宿す「願い」「夢」の卵。
しゅごたま=しゅごキャラのたまご。
しゅごキャラ=なりたい自分が形になった存在。
キャラ持ち=しゅごキャラを持っている人間のこと。
エンブリオ=どんな願いも叶うという特別なたまご。

×たま=こころのたまごが持ち主が悩みを抱えたり、
心の中から無理やり抜かれることで変化したもの。
×キャラ=×たまが孵化したもの。総じて邪悪な性格。

水樹奈々の唄う劇中歌/挿入歌等が可也好きでした♪

その他キャスト

天河 司(石田彰)自称駆け出しの作家。
アルバイトでプラネタリウムの管理をしている青年。

真城 りま(矢作紗友里)
三条 海里(斎賀みつき)
柊 りっか(江里夏)

{netabare}
ラン( 阿澄佳奈)一番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ミキ(加藤奈々絵)二番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
スゥ(豊崎愛生)三番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ダイヤ(伊藤かな恵)四番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ヨル(沢城みゆき)イクトのしゅごキャラ。猫耳に尻尾。
イル(今野宏美)歌唄のしゅごキャラ。悪魔のような姿。
エル(氷青)歌唄のしゅごキャラ。天使のような姿
{/netabare}
新井里美/佐藤聡美/保志総一朗/藤村歩/清水愛/中原麻衣
遠藤綾/釘宮理恵/岡本信彦広橋涼/大原さやか 他多数。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

73.9 19 男の娘でツンデレなアニメランキング19位
怪物事変(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (306)
1106人が棚に入れました
古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きる“怪物"(けもの)という存在。彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが多数報告されるようになっていた。探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物"たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、片田舎のとある村を訪れる。そしてそこで夏羽という少年に出会う—

声優・キャラクター
藤原夏海、花江夏樹、村瀬歩、諏訪部順一、小野大輔、花守ゆみり、花澤香菜、下野紘
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルで埋もれちゃいそう。勿体無いお化けが出るよ(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンプスクエア原作、と聞いて、「らしいな」と(笑)

ジャンルとしては、ファンタジー、バトル。鬼や化け狸、アラクネ、雪女(男)などの妖怪達が、様々な背景を背負いながら戦うストーリー。

少年漫画らしい熱さ、友情、感動。そこに、ジャンプスクエアらしい、少し大人な毒も入れつつ、総じて、レベルが高い作品。なんか、女子に人気出そうな感じです。

なんですが、「怪物事変」っていう、なんかどっかで3回は観たことあるんじゃないかと思う安易なタイトル(笑)で、他の作品に埋もれちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。名作とまでは言えませんが、70~75点くらいの秀作って感じですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラクター重視の作品。

夏羽は人気あるだろうな~と。悲しさを背負いながら、それを表に出さず、人のために戦う心優しき鬼の子。

半妖の悲しみというのは、犬夜叉や他の作品でも散々描かれているけど、本作の場合、半妖であることをネガティブに捉えるのではなく、「愛の形」としてポジティブに捉えようとしているのが、面白い。

そんな中で、織のストーリーで、半妖の別の側面を魅せる。甘くない、と。半妖作品は、人間サイドと妖怪サイド両面が描かれるものだけれど、こちらでは人間サイドの悪が描かれる。

とはいえ、人間だけが悪なのではなく、晶のエピソードを通して、妖怪達の悪もきちんと描く丁寧さ。

んで、結局、「母生きてる」「兄も生きてる」となるあたり、平和だな~と。隠神さんは安定して格好良いし、飛び抜けたオリジナリティはないものの、ヒットする要因を安定的に詰め込んだ、打算すら感じる作品。そういう意味では、やや鬼滅っぽい。

個人的には、日常回が結構好きでした。夏羽とコンのラブコメとか、そこに絡んでくる綾とか。

あとどうでも良いんですが、蓼丸昭夫。石田彰さんが、一見黒幕みたいで、実際に黒幕だった話だな~、と(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
鬼の能力ね。だったら、「死にな、泥田坊」くらい言って、撃ってほしかったな。

2話目 ☆3
凄く可哀想だし、凄く強いのかな。悲しい話。

3話目 ☆3
雌狐。悪役らしい悪役。

4話目 ☆3
ラブコメ(笑) 窓開けた時点でセコム来そうだけど。

5話目 ☆3
とりあえず、もう少し戦術的なバトルを見たいな。

6話目 ☆3

7話目 ☆4
なかなか攻めた話。石田彰さんが、黒幕みたいで黒幕だった話(笑)

8話目 ☆4
王道だな。主人公が許して、悪役が悪役を殺す。

9話目 ☆4
妹、ナイスキャラ(笑) コンと三角関係(笑) 楽しそうだな(笑) 兄バカ(笑) 居ないぞ!(笑) ラブコメ回、面白かったな、シンプルに。


10話目 ☆3
兄さんね。晶回。

11話目 ☆3
心が壊れてしまっているわけね。

12話目 ☆4
寝るな(笑) 二期が楽しくなりそうな終わりかた。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ザ・少年マンガ!(妖怪退治系)

決して、別に馬鹿にしてる訳じゃありませんよ~(笑)

まさしく、正統派の、「熱血少年王道アニメ」っていう、
そんな感じの作品になりそうだという意味の
タイトル付けなんです。

王道少年アニメ要素その①
主人公が、{netabare}半妖の少年で、かなり高い戦闘能力と、
その力を封印する妖具を携行しているって設定。{/netabare}
CVは藤原夏海さんですけど、女の子の役もいいけど、
藤原さんは、やっぱり少年役がはまりますねー(#^^#)

王道少年アニメ要素その②
妖怪退治系{netabare}バトル+ホラー&ちょっとスプラッター
ここは非常に期待したいところですね!
腕力バトルは初回からハッスルしてくれてますけど、
鬼滅みたいな心理バトルとかも楽しめそう(^_^){/netabare}
やっぱり少年マンガといったら、バトルとホラーは、
欠かせませんね!

王道少年アニメ要素その③
主人公の少年と、よきライバルであり、かつ仲間となる、
そんな感じの、{netabare}やはり妖怪の血を引く子が出てきます。
ツンの方の子が主人公と同い年ぐらいなんで、
いろいろと張り合ったり、ぶつかって喧嘩したり、
お互いの危機一髪のときに助け合ったり、
協同して難敵に挑んで戦ったりするんだろうなぁ。{/netabare}
ショタ要素ありで、そういうのがお好きな方にもハマりそうですww

王道少年アニメ要素その④
少年を導く{netabare}クールで頼りになる師匠の存在。
探偵事務所の所長さんですが、この方も半妖で、
妖怪の起こす不審事件を専門にしてるご様子です。{/netabare}
これまたCVが諏訪部さんです。
この方、今期何本アニメ出演されているのでしょう?
この作品では、低めの二枚目声で演じていらっしゃるけど、
大車輪の大活躍ですね!

王道少年アニメ要素その⑤
少年向けライト風味{netabare}お色気キャラ(≧▽≦)
ここはまだ、どうなるのかは未知数なんですけど(笑)
日笠さんや上坂さんはそういう役、実績も豊富でこなれてますけど、
花澤香菜さんや花守ゆみりさんがCV出演されるようなんで、
そういう展開になるなら、新鮮かな?ってww{/netabare}
きっと、そのあたりは押さえていくのでしょうねww

まだ1話観ただけですけど、
作画もわりと綺麗だし、
今後の展開、意外と言っては失礼なんですけど、
次週の第2話からも、
楽しく視聴できそうだと、期待しています!!


観終わりました!
{netabare}少年アニメなんだけど、
それはそうなんだけど、
意外なほどに、熱かった!
そんな感じの作品。
そう思ってしまいました。
メインキャラひとりひとりのエピソードの展開もしっかりしていたし、
この感じのまま、
夏羽君のエピソード、
続きでじっくりと鑑賞したいな!
そう思えた作品です。
2期やってくれるの、待ってます(^^♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪物(けもの)の少年たちが紡ぐ数奇なる冒険

この作品の原作は未読です。
この作品との出会いも「怪病医ラムネ」同様、自動録画された作品でしたが、豪華声優陣の演技に圧倒されながら視聴した作品でした。

諏訪部さん、花江さん、小野さん、香菜ちゃんと下野さんは声を聴いて一発で分かりました。
分からなかったのが、主人公である夏羽役を演じた藤原夏海さんと、紺役のゆみりん…
正直ゆみりんの声を聞き分けられなかったのは少しショックでしたけれど^^;

でもこの二人はエンドロールで名前を見たら納得できる感じなのですが、晶という男の娘役を演じていたのが村瀬歩さんと知った時はビックリしました。
絶対女性の声優さんが演じているとばかり思っていたので…


古来よりこの世の影に潜み、人に見つからぬよう、
人と関わり合って生きる“怪物”(けもの)という存在。

彼らの多くは人間の世界に適応し、社会に交じり生活していた。
しかし現代では、人と必要以上に深く関わろうとするケースが
多数報告されるようになっていた。

探偵事務所を営む隠神は、そんな“怪物”たちが起こす怪事件のうちの一つを追い、
片田舎のとある村を訪れる。そしてそこで夏羽という少年に出会う—。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
この作品、メッチャ面白かったんですけど!

夏羽の淡々とした口調、隠神さんの飄々とした感じ、織のすぐ突っかかる性格に、昌の臆病でおっとりした感じ…
全ては凸凹なのですが、それがうまい具合にマッチしているんですよね。

物語は、隠神怪物相談事務所に舞い込んだ依頼に対応しつつ、隠神さんの事務所で働いている3人の子供たちの親や家族を探していく…という感じです。
3人の子供たちは13~15歳くらいなのですが、親の記憶がありません。

自分の親が誰なのか、自分は親に愛されていたのか…
やっぱり気になりますよね。
それが生きているなら猶更です。

今回の物語の中では3人全ての事情は明らかになりませんでした。
原作の連載も未だ続いているみたいなので、今後明らかになっていくのでしょう。

個人的に好きだったキャラは、出番は多くありませんでしたけれど、ゆみりん演じた紺です。
気性は若干荒めですが、ゆみりんが演じているのも相まってとにかく可愛いんです。
今期ゆみりんは大活躍ですね^^

オープニングテーマは、小野大輔さんの「ケモノミチ」
エンディングテーマは、佐咲紗花さんの「-標-」
個人的にはエンディングが好みでした。

1クール全12話の物語でした。
この先の展開が気になります。
続編制作してくれると嬉しいんだけどな…
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

54.5 20 男の娘でツンデレなアニメランキング20位
ストレンジ・プラス(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (175)
871人が棚に入れました
家出して行方不明となっている兄・巧美を探してある街にやってきた恒。兄を探すのは困難かと思われ、捜し当てるまで帰らないと決意する恒だったが、あっさり見つけてしまう。しかし再会した巧美は美国探偵事務所の所長となっていた。巧美は、実家に帰る気配は全くない。恒は、兄が帰らないならばと、美国探偵事務所に居座ることを決意する…。

声優・キャラクター
関智一、福山潤、置鮎龍太郎、ゆきのさつき、森川智之、川田妙子、小西克幸、羽多野渉、斎賀みつき、寺﨑彩乃、長弘翔子

糖尿猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

3分、声、期待外れ。 

原作既読です。


家出した兄巧美(変態ナルシストショタ28歳)を探す財閥の次男の恒(ロン毛ブラコン)。
見つけ出した巧美は探偵事務所の所長とし働いていて、恒もそこで働き始める。
探偵事務所のメンツとその周囲のアホが巻き起こすギャグ漫画・・・。

大好きな原作が映像化ってことで楽しみにしてたらまさかの3分アニメ。

3分が故に省かれている場面もしばしば。
映像が故に伝わらないギャグなどもしばしば。
原作のように敷き詰められたギャグや会話、勢いなどが全然表されていなくて、原作の1/10も面白さがないです。

1話完結型の短いギャグものなので、話の前後がわからなくても見れますが、せめて原作の1話目(巧美と恒の再開)位はアニメに入れてほしかったです。

そして一番の衝撃は巧美の声。
ドラマCDから変更ナシとの事ですが、ドラマCDを聞いたことがなかった自分としてはショックはかなり大きかったです。(福山さんは好きですが。)


全体的にがっかりしました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

完全に騙されました。

美川べるのによる漫画を原作とする作品です。

ジャンルはギャグ、全12話、原作未読。


美国探偵事務所の面々がそのほかの怪盗やら悪党らと

繰り広げるギャグ+パロディです。


二期は3分半程度のギャグアニメだというのは知っていた

のですが、一期も同じく3分半のギャグアニメだったとは。

完全に騙されました。(いや騙されたというより勝手に

勘違いをしていただけだと思う)


3分半の間にしっかりと笑わせてもらいました。

パロディネタもあからさまにというかストレートに

来るのですぐに分かって(普通なら全然気づかないのですが)

楽しめた作品でした。


約3分半×12話つまり約42分とかなり短いので

気軽に笑える作品だと思います。

(※あくまで個人的に楽しかったとのことですが)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

おふざけ5分アニメ

4人組によるおふざけアニメ。

美国探偵事務所4人組が事件を解決(たまに起こす側?)していく。
基本的に一話完結だが一つだけ二話分のものがある。

四人組紹介
コウ(CV:関智)・・・・・主人公?、ロン毛、タクミの弟。ツッコミ担当。
タクミ(CV:福山潤)・・・・コウの兄、見た目は女の子、女装好き、一番のボケキャラ。
マサムネ(CV:置鮎)・・・マッチョ、オタク、女装好き、ボケ担当だが被害者にもなる。
ミワ(CV:雪野さん)・・・・・紅一点、BBA、あんまし目立たない?

他にも共通キャラは多数出てくる。

個人的にこういうハイテンションアニメ嫌いではないから、ずっと見てられる。だけど嫌いな人にとっては5分とはいえ苦痛だと思うのでオススメしない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

66.8 21 男の娘でツンデレなアニメランキング21位
UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (173)
819人が棚に入れました
平穏で退屈な田舎に暮らしている少年・近衛刀太の夢は、都へ行って一旗揚げること。
刀太は都へ行くため、育ての親であり優れた魔法の使い手である雪姫に挑戦する日々を送っていた。だが、戦いながらも仲良く暮らしていた2人の前に現れた賞金稼ぎによって、田舎での平穏な日々は終わりを告げる。

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

声優・キャラクター
高倉有加、松岡由貴、広瀬ゆうき、佐藤利奈、茅野愛衣、小倉唯、白鳥由里、桑谷夏子、神田朱未、渡辺明乃、堀江由衣、佐久間未帆、能登麻美子、皆川純子、石田彰、原田彩楓、鬼頭明里、柿原徹也、咲野俊介、梶裕貴、小山力也、小野大輔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ネギま」は例外的な奇跡の作品であり、原作者であっても再現は難しい

[文量→大盛り・内容→余談が本論系]

※原作は最新巻まで読んでます。赤松先生大好きレビュアーとして、あえて厳しめのレビューです。ちなみに、自分で言うのもなんですが、私のレビューは思いが強くなり過ぎるとダメになる傾向があります(苦笑)

【総括】
ラブコメ作家の描くバトルもの。SF要素もあり、ある意味では、これまで赤松先生が作り上げてきたものの集大成と言えるのが、本作。

赤松先生の原作の中では、アニメでの作画は良い方かな。

グロい描写もありますが、グロがメインの作品ではないので、それだけで敬遠してもらいたくないな~というのが、赤松ファンとしてのお願いですm(_ _)m

まあ、タイトルから分かるように、完全に「ネギま」ファン向けに作られた、サービスアニメですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニメの尺に収まるようにかなり原作を変えていること。これをやると当然賛否はあるんだけど、赤松作品とっては平常運転。なんたって、「オフィシャルで二次創作を認めている漫画家(同人マークの生みの親だ)」からね。

忍との出会いを大胆にカットした部分とか驚いたけど、なるべくたくさんのヒロインを出そうと思えば致し方ないか。赤松作品に限って言えば、アニメは原作のスピンオフみたいなもんだし。

あと、意外とグロ描写がちゃんと(リアルに)あって驚いた。本作は「ネギま」のバトル要素を抽出して、続編として1つの作品にしてしまった、極めてレアな作品ではあるが、赤松さんと言えば基本的にはラブコメ作家。若干作風に合わないとは思った。血がブシャーとか首がスポーンとかは、(原作にもあるけれど)アニメならば、もう少しぼかすか、ギャグテイストにしても良かったと思う。グロがメインの作品ではないのに、(アニメから入った人でグロ苦手な方が)1話目で勘違いしてしまい、本作から離れてしまったとしたら勿体ない。(途中からはぼかしていたけど、1話目はアニメスタッフの失敗だと思う)

「~魔法先生ネギま!2~」という原作にはないサブタイがついていることから分かるように、原作に比べると、明らかに「ネギま」の要素が強い。アニメ制作会社的に、ネギまファンを出来るだけ取り入れたいという狙いが透けて見える(特に最終話のサービスシーン)。もっとも、原作でもその兆候は顕著になりつつあり、始めは「近衛刀太」の物語だったのに、次第に「ネギ=スプリングフィールド」の物語になりつつある。個人的にはそれで嬉しいのだが、果たしてそれで良いのかという疑問も残る。

近衛刀太は、ラブコメの主人公として、どうなんだろう? 「神戸ひとし(AI止ま)」や「浦島景太郎(ラブひな)」のような、「冴えないオタク」でもなく、「ネギ=スプリングフィールド(ネギま)」のような、「無邪気な天才少年」でもない。「普通のバトルものの主人公」的である、「近衛刀太」。普通にハイスペックで、普通にイケメンで、普通じゃないくらい鈍感で。よくいるハーレム主人公と何が違うんだろうかと感じる。

(神戸ひとしはともかくとして)「浦島景太郎」は、紆余曲折ある中で、一生懸命努力し、作中で本当に成長してくれたから、各ヒロインズとのデレ展開も、むしろ応援したくなった。「ネギ=スプリングフィールド」は、肉体的にも精神的にも未成熟で、基本的には「お父さんLOVE」な子供だったから、ヒロインズとのデレ展開も、ニヤニヤ眺められた。ちゃんとギャグになっていた。でも、「近衛刀太」は、(彼の出生に理由があるとしても)めちゃくちゃ簡単にサクサク成長しちゃうし、基本的にチートだし、あれだけツンデレだったエヴァンジェリンが簡単に頬を赤く染めたりだとか違和感あった。なんか、刀太が主人公だと、ハーレムがギャグにならないんだよな~。そこが1番の問題点に感じる。

〈まとめ〉
○原作改編は、赤松作品の場合、温かく見守ろう
△作風に合わない、しっかりしたグロ描写
○ネギまファンへのサービス
×近衛刀太の魅力のなさ
{/netabare}

【余談~ 勝手に赤松健の作品論w ~】
{netabare}
剣道部は、赤松作品の大ファンです。中学生の時に「ラブひな」にハマったのが、多分萌えの原点。ファンブックが出る前に、全キャラの登場コマ数とか数えて「正」でカウントしてましたもん。キモいです(汗)

以降、「AIが止まらない!」を読んでみて、やはり好きで、「魔法先生ネギま!」もメチャクチャ好きで、当然、全ての単行本も集めています。「いつだってMyサンタ」とか、マイナーな本も持っています。勿論、「UQ HOLDER!」も最新巻まで読んでいる状況。

自分的な赤松作品の順位付けとしては、ラブひな≧ネギま>>>UQ≧AI止ま>>>陸まお なんですが、陸まおは別物にしても、UQはちょっと、イマイチなんですよね。

正直、サブタイにある「魔法先生ネギま2」としか読んでいないと思います。ネギまのキャラが出てきた時は嬉しいのですが、それ以外は、、、。

ファンとして、やはり感じるのが、「雪姫(エヴァンジェリン)の違和感」と、「刀太の魅力の無さ」ですね。

エヴァは、「ネギま」の中でもトップクラスに好きなキャラでした。そんな彼女が、(精神的にも戦闘力的にも)弱体化しているのは嫌だったし、やはり、ナギ以外にはデレてほしくないです。「ネギま」の中ではネギ君にややデレてましたが、基本的に恋愛面はナギに一途で、ネギ君には親愛とかが複雑に混ざった感じが良かったんですよね。

本作では、エヴァもヒロイン候補の一人ですが、う~ん、やはり師匠的な立場で良かったと思います。最近の原作では、{netabare}キリヱがメインヒロイン化してきて、{/netabare}むしろバランスが良くなってきた印象ですが、最初からその路線で良かった気がします。

それから、エヴァの「多弁」がどうにも引っかかります。「ネギま」でのエヴァは、スーパーアドバイザー的な立場であり、本当に必要な時に、一言二言格言を与えるみたいな感じでしたが、「UQ」のエヴァはよく喋ります。まあ、「ネギま」はエヴァ以外に30名ものクラスメイトがいたし、サブキャラも多かった(話す人がたくさんいた)ので、しょうがない部分はあるけれど、エヴァのミステリアスな魅力は大分損なわれたかなと思います。

そして、私はどうにも、本作の主人公「近衛刀太」にイマイチ魅力を感じません。

赤松作品の主人公としては初となる「少年漫画の主人公らしい少年」ですが、これがどうにも(赤松さんの)作風に合わない。

前作の「ネギま」は、元々ラブコメから始まり、途中からバトルに変わり、「ラブコメとバトルが高いレベルで融合した」奇跡的な作品になりました。それを支えたのが、「ネギ=スプリングフィールド」が「ナニをしても許される、無邪気で愛くるしい天才少年」だったからだと思います。ある意味で、「ラブコメキャラでバトル」したからこそ起きた、奇跡の化学反応。

よく、「キャラが勝手に動き出す」と言いますが、私はコレを名作の条件だと思っています。「ネギま」の場合、連載開始時は、絶対にあそこまでバトルに寄せるつもりはなかったのだろうと思います。勿論、バトル展開も想定してのキャラ設定を行っていますが、基本は、「クラス全員とのラブコメ」(過去最多のヒロインのラブコメ)を目指していたはずです(と、なんかで読んだ記憶が)。それが、想定を超えてキャラが動き出し、後半なんかガチバトルにガチシリアスでしたからね。いや~、楽しかった。ほんっっとうに、「キャラが生きている」名作漫画だったと思います。

一方で、「UQ HOLDER!」は、連載前にコンセプトとして、「ラブコメとバトルの融合」「ネギまの完結編」として描かれ始めたと思います。そのためか、どうしてもストーリーや展開ありきでキャラが動かされている印象を受けます。赤松さんって、キャラ作りの天才だと思っているので、ここが違和感の原因かもしれません。

「ネギま」と「UQ HOLDER!」の違いは、「ネギま→ラブコメキャラでバトル」をしたか、「UQ→バトルキャラでラブコメ」をしたかというものだと思います。

微妙なんだけど、確かな違いです。

バトル漫画でのラブコメ展開はよくあります。まあつまり本作は、「別に赤松さんじゃなくても作れる」んじゃないかと。

やはり赤松作品の主人公といえば、「ラブひな」の「浦島景太郎」や、「AI止ま」の「神戸ひとし」のようなダメダメ系が基本ですね。ネギ君は、ホントに例外的なナイスキャラでした。

つまるところ、この作品が「ネギ=スプリングフィールド」の物語なのか、「近衛刀太」の物語なのか、ということだと思います。

どうにも、「近衛刀太」が「ネギ=スプリングフィールド」に負けています。まあ、勝たれても、それはそれで納得いかないんですが、ネギまファンとしては(汗)

前作のファンって、面倒くさい存在ですね(自爆)w
{/netabare}


【各話感想(原作ネタバレ)】
{netabare}
1話目
原作と違い、「ネギま」のシーンを入れてきたね。まあそもそも、魔法使えなくても、エヴァはメッチャ強いんだけどね。う~ん、作風的に、グロは濁しても良いと思うんだけど。

2話目


3話目
地下編やらないのか。忍、キャラ設定が変わったね。本来、10巻くらいの話だよね。流石、赤松さん原作。自由度が高い。ネギまの回想も多い。グロもぼやかされるようになったね。批判あったからかな(にしては対応早すぎ)?

4話目
いやだから、グロに悲鳴は作風に合わないんだよね。

あれ?各話感想が消えた? まあ、いいやw

7話目
雪姫が作戦を知ってる設定に変えた意味は? てか、(なぜかエヴァより弱体化している)雪姫とフェイトなら、五分五分、ややフェイトの方が強い設定じゃなかったっけ?

8話目
これ、フェイト→ネギ の深い愛を知らないと、大分印象が変わるよね。ここでネギ登場は原作にない流れ。

9話目
いいんちょが、エヴァを尋ねるか。やはり、本屋>忍、いいんちょ>みぞれ、刹那>時坂、エヴァ>雪姫、なんだよな。強いて言えば、千雨とキリエが互角くらいってところかな、ヒロイン力的に。刀太のクローンは、エヴァが言うんじゃなくて、やっぱりゆえが言った方が良いな。

10話目
麻帆良祭編。赤松先生のアニメ作品なら、この辺から暴走、いや、独自のラストに向かって話が進むよね。ネギとラカンは強すぎるからな~。

11話目
やはりネギま要素が強いね。エヴァの台詞も微妙だな。「私と共に歩いてくれるか、青空のもとを」なんて言うかな? せめて、「灰色の空のもとを」だと思うんだよな。戦闘シーンがダサいw

12話目
いや、この展開、「ネギま」を知らん人は、ぽかーんでしょw だから、その告白でエヴァは照れんって。「フッ」と笑った後にブッ飛ばすか、「プ、ハハハハ」と上機嫌に笑った後にブッ飛ばすか、どっちかなんだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

この作品の原作は未読ですが、タイトルにも含まれている「魔法先生ネギま!」の続編に位置付けられる作品です。
続編とはいえ、前作からは約80年ほど時間が経過していること、そして主要登場人物もガラッと入れ替わっているので、完全な続編とは言えないかな…とも思っていましたが、この作品を完走して思うのは前作までの積み重ねが
どれほど大切であったかということ…
だから、この作品をより堪能したい方は是非「魔法先生ネギま!」から2作計4クールの視聴を経てからの視聴をお勧めします。

前クールからの視聴を勧めたい…そう思ったのは実は1話の冒頭からでした。
私は、この作品の視聴に向けつい最近まで過去作を視聴していたので、懐かしさを感じるレベルはきっと2005~2007年にかけてリアルでアニメを視聴していた方とは比べるのもおこがましいのは理解しているつもりです。

それでも、1話冒頭の光景には圧倒的存在感と懐かしさを感じずにはいられませんでした。
それと同時に感じるのは、原作者とそれを支えるファンの愛の力…
この作品はみんなから本当に愛されているのだと思います。
じゃなければ、アニメ終了から10年の時を経て見れる光景じゃありません。

それに懐かしさを感じるのは光景だけではありません。
きっとこれは前期から視聴してきた人へのご褒美と特権…それを感じずにはいられませんでした。

語り部はエヴァンジェリン…
当時を懐かしみながら自分の置かれた境遇と向き合い…そして前に歩き出すところからこの物語は始まります。

この物語の主人公は、田舎暮らしの近衛刀太…
彼の夢は、いつか村を出て都に立つ塔に上って村の仲間との願いを叶えること…
その願いの成就に向けてクリアすべき課題はたった一つ…
実はそのたった一つの願いを叶えること自体、刀太らにとっては半端なく高いハードルだったのです。
まぁ、当然といえば当然なのですけれど…

田舎でのんびり平和に暮らしたい…それを一番願っていたのは、刀太の育ての親である雪姫先生でした。
それでも雪姫先生は気付いていたのだと思います。
安寧は長くは続かないこと…
何より刀太がそれを望んでおらず、もっと広い世界を見たがっていること…
そして平和な田舎で起こったひと悶着を経て、刀太と雪姫の物語が動いていきます。

刀太と雪姫が向かった先…
それは雪姫がかつて作った「UQ HOLDER」という組織でした。
雪姫がここに向かったのは田舎で起こったひと悶着がきっかけ…
確かにこれまで住んでいた田舎では事なきを得ました。
ですが、その代償として刀太は希望と絶望を一度に受け入れることになったんです。
でもこの表現は物事を物凄く前向きに見た結果…
普通なら希望など微塵も感じられなくてもおかしくはありません。

そこで雪姫の背中を押したのが刀太の一言…
「この力を何かの役に立てたい…」
刀太へに力強さを感じたと共に、これからへの期待で否が応でも胸が高鳴ります。

だって「UQ HOLDER」は刀太と志を同じくした仲間の集う場所だったから…
そしてそこで繰り広げられるのは「あぁ、これがやっぱネギまの世界だよね」とある意味嫉妬と安心感が交じり合ったような展開なんです。

「UQ HOLDER」に所属するメンバーは、男性よりも女性の方が比率が多く、雪姫を含め女性はみな美人か可愛いかのどちらか…

小倉唯さん演じる結城 夏凜は、UQホルダーNo.4。
スタイル抜群の格好良い系の役どころなので、小倉さんの力強さを感じる一面が見られます。

広瀬ゆうきさん演じる時坂 九郎丸は、UQホルダーNo.11。
最大の特徴は「八咫の烏」と呼ばれる一族の出であること。これが何を意味するかは結果を見てのお楽しみ…いや、既に片鱗は見えているかもしれませんね。

かやのん演じる桜雨 キリヱは、UQホルダーNo.9。
かやのんの可愛い成分だけを抽出して詰め込んだ…そんな感じの女の子です。
自分の思いと言動が真逆なツンデレ…きっとリアルにいたら相当面倒くさい感がプンプンなんですが、そこはかやのん成分の七不思議…全然嫌味が無くて完走して振り返ってみると、この作品一推しの女の子だったと思います。
この子…本当に可愛いですよ♪

可愛いといえば、結城 忍を忘れてはいけません。彼女は特別な力に目覚めた人間ではありませんが、それは些細な事…何といっても彼女のCVは原田彩楓さんなんです。
これだけでキャラの魅力が倍増した気分になります。

そして鬼頭明里さん演じる雪広 みぞれ…
彼女も特別な力を持っている訳ではありません。
ですが、前作視聴済の方なら苗字と独特の喋り方にピンと来た方も多いのでは…?
そう、やっぱり血は争えないんですね…遥かな時間を超えても到達する場所が変わらないなんて…
彼女の覚悟を垣間見た一面…良かったと思います。

「UQ HOLDER」と昔懐かし3年A組の向かう先…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ハッピー☆マテリアル」
エンディングテーマは、「Steady→Go!!」
どちらも今回出演した女性声優陣が歌ってくれています。
「ハッピー☆マテリアル」は当時の主題歌をカバーしているので、懐かしさを感じた方も多かったのではないでしょうか。

1クール12話の物語でしたが、UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~ 放送後振り返り特番「UQTV ネギまHOLDER!2」
が本編とは別に放送されました。
原作の赤松先生と、雪姫役の松岡由貴さんのコメンタリーとなっているのですが、改めてこの作品に溢れる愛を実感させて貰った様な気がします。
そういえば、本編放送中にやたらと存在をアピールしていた「カモくん」について円盤での行方についても言及されていましたね。
これも楽しみの要因に十分なると思いますけれど…

「UQ HOLDER」のみんなは、まだ目標の道半ばです。
まさか、これで終わりってこと…無いですよね。
続編の制作を期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「育った」エヴァンジェリン登場(笑)!?(ハイペースの原作消費でした…。)

週刊少年マガジン連載の同タイトルのマンガが原作。
(今は別冊少年マガジンに掲載誌を変更。)

タイトルの「UQ(ユーキュー)」は「悠久」と掛けられていて、作中には前作『魔法先生ネギま!』でもおなじみの吸血鬼エヴァンジェリンをはじめとして、いろいろなタイプの「不死者」が登場します。

一応世界観は継続しているものの、「ネギま!」よりは相当に未来であることもありとりあえず「ネギま!」を観ていなくても特に序盤はそれなりにお話にはついていけると思います。

かなりの長期連載ですが、アニメ化でどこらへんのお話までやるのかは、謎…。
== [以上、視聴前レビュー] ==

…ということで、第1話を観ました。原作だと初期は『魔法先生ネギま!』との関係性を強く押し出さずに始まったのですが、最近の原作の現状を考えて最初からネギま!を匂わせる方向なのですね。

第1回放送の前の特番でも、「これまでのネギま!」まとめみたいなノリでしたし。OP/EDに出てたキャラも考えると、序盤の修行パートとかはけっこうハイペースで進むのかな…?

2017.12.20追記:
全話視聴終了。とにかく「ネギま!2も名乗ったことだし、どんどんネギま!キャラを出してやるぜ」とでも言わんばかりに旧作キャラが目白押し。

女性キャラも巻きでバシバシと登場させて、早期にハーレムアニメっぽい雰囲気を作ってましたね。

前作のネギま!よりは修行とか戦闘パートが目立つ原作でしたが、特に修行に関しては大幅に尺カットで一気に原作を消費しました。

ネギま!自体はずっと原作を読んでいたこともあり、もちろんつまらなくはなかったんですが今後あえて人に薦めるほど面白かったかというとそんなこともないかなといった無難な作品に収まってしまった感があります。

OPを『ハッピー☆マテリアル』(前作OP)のカバー曲にしてしまったのも、無難といえば無難でしたがそこはちょっと冒険して欲しかった気がしました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

64.0 22 男の娘でツンデレなアニメランキング22位
ナナマル サンバツ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (214)
736人が棚に入れました
文蔵高校、新入生歓迎会。1年生の越山識は、クイズ研究会による<新入生早押しクイズ退会>に思いがけず参加させられてしまう。
読書好きで目立つことが嫌いな識は慌てるなか、同じクラスの深見真理は、クイズの問題が読み終わる前に次々とボタンを押しては、まわりを圧倒していく。
「答えがわかってから押してたんじゃ、全然遅いのよ。早押しは0.01病の差が勝敗を分けるわ。」
そんな真理を観ているうちに、識は”クイズには答えを確定できるポイントがある”ことに気付く…。

クイズ研究会の先輩と仲間たち、圧倒的強さを誇るライバル・御来屋千智との出会い、正解した時の喜び、ボタンを押せなかった時の悔しさ…
知識だけではなく、様々なテクニックを磨いて仲間とともに勝利を目指す《競技クイズ》の世界で越山識のクイズに青春をかける日々がスタートするのだった。

キミも、クイズ王にならないか!

声優・キャラクター
堀江瞬、川島海荷、石川界人、佐藤拓也、畠中祐、松田颯水、永塚拓馬、M・A・O、八代拓、白井悠介、室元気、山谷祥生、東城日沙子、もものはるな、増田俊樹、榎木淳弥、岩瀬周平、長尾明希、羽多野渉、鈴木達央、佐倉綾音、前野智昭、岸尾だいすけ、古川慎、緑川光、桝太一
ネタバレ

空知 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

競技クイズって奥が深いんですね

原作未読。

ファミ劇にて1ヶ月遅れで視聴。

僕は楽しめました。
佳作だと思います。

もうちょっと評価高くてもいいかなあとは思いますが、声優の起用に疑問の声が多かったことや放送地域が限られていたこともあり、コケた感は否めません。

ストーリーは面白かった。

ですが、若干イライラする人物が出てくる部分は(誰が観てもイライラすると断言できます)、アニメ作品単体としてはプロット的に全体の導入部分と言って良いため、強調すべき本筋から外れていました。

原作が多分そうなっているので仕方ないのでしょうが、アニメでは登場が早すぎます。
彼はラスボスのような気がしますが、登場が早すぎです。まずはライバルとの戦いを順当に描くのが筋です。本当は付けたい点数から減点して(4.0→3.5)

絵は綺麗です。
人気作品や劇場版も多く手がけている制作会社ですから、動きが少ない本作は苦もなく作成したのでは? (絵 4.0)

女優さんの声優起用ですが、僕は慣れてしまい、後半気にならなくなりました。
演技が下手というより、基礎となる発声練習をやっていない?ためか、喉で声を出しており、少し滑舌が悪いと感じました。

事実、発声練習を絶対にやっているであろう男性アナは違和感なし。
個人的に、この女優さんが嫌いとかではありません。
でも、誰得だったのでしょう?
大物女優さんではないでしょうから、仕事のオファーがあったら断れないはず。酷評された彼女も気の毒です。
とにかく、餅は餅屋で、声優さんに任せるべきでした。
「声優項目」の評価を下げるのは、他の声優さんに失礼だと思いますので(声優 4.0)


配信が増えたとはいえ、矢張りBSでも放送するなど、全国で視聴できるようにすべきだったと思います。でないと、これだけネット情報が氾濫していると、「一人の声優が・・・」という書き込みひとつで、「じゃ、いいかな」と0話切りされかねません。

個人的なことを言わせてもらうと、仕事でもパソコンの画面に向かう時間は少なからずあって、パソコンやスマホの小さな画面で配信でアニメを視聴するのは苦痛です。テレビはネットに繋がない小心者ですし(パソコンと違い、セキュリティを保つ術がないので怖いのです。


なんだかんだ書きましたが、でもまあ、良い作品です。
再放送等があったら視聴しても損はないと思います。

観ておられない方が多い作品だと思いますので、以下ネタバレレビューです。

興味のある方のみお読みください。

{netabare}

競技クイズは頭が良いから正解するのではない。

日々クイズ問題集でベタ問を暗記して努力しているんです。
クイ研メンバーは、本を読むときにも、何かを見たり聴いたりするときにも、常に意識的にクイズのために物事を暗記しようとする人達だということが分かります。

でなければ、本作でも出題された、

「最後の晩餐に描かれている12使徒の名前を全て書いてください」

という問題で、全員の名前を答えることができる人などなかなかいないと思います。
でも笹島部長は答えていましたね。


例えで言うと、あにこれだと、

『アニメ「シュタインズゲート」のラボメンには8人いますが、ナンバー順に名前を言うと?愛称でも名前の一部でもOK』

と出題されても、全て答えられるツワモノがここには少なからずおられるような気がします。
好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、それと同じですね。
競技クイズとはそういうものなのだと思います。


僕もクイズそのものには興味ありますし、かつてはよく見ていました。
でも、もうずいぶんとクイズ番組を見たことがありません。

クイズをオワコンともいえる状態にしてしまったのはテレビ局自身だと思います。

無知であることは恥ずべきことではないと言わんばかりに、それを笑いのネタにすることは決して賞められるべきことではありません。

事実、検索してみましたら、クイズ好きの人が「芸能人をクイズ番組に解答者として出演させ程度の低い問題を出題しているため、クイズ番組が面白くなくなっている」という意見が散見されました。

日本クイズ協会という一般社団法人もあるようで、年間100回以上の大会をやっているようです。年間数千人が大会に出場しているとも書かれています。
思った以上に競技クイズの裾野は広いようです。

http://quiz.or.jp/


この作品、競技クイズの奥深さを多くの人に知ってもらえるきっかけになったでしょうか?

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

問題:物事の最後の仕上げ、肝心要が抜けているという意味の故事成語は?

ピンポーン
「あにこれ学園、おぬごんくん!」
「画竜点睛を欠く…!」
「正解!」

…というわけで(?)、高校生の競技クイズを題材とした作品です
作品自体が高校生クイズとコラボしていたり、原作者が以前日テレ製作のサマーウォーズのコミカライズを担当していたりと、日テレでのアニメ化はもしかしたら既定路線だったかも?
ちなみに原作は1巻のみ既読

他の方も触れていましたが「間口が広く一般的なのに奥が深く、ガチになると素人は手出しできなくなる文系競技」を熱く王道に描いている点で「ちはやふる」を意識していた可能性はありますよね
ストーリー自体が部活モノの王道をなぞっていたのに加え、
クイズという視聴者(読者)も一緒になって考えることができる題材はアニメ(漫画)と相性が良く、
またクイズの内容だけでなくクイズ自体の奥深さ、豆知識にも触れていて、隙のない作りになっていたように思います
問題自体の美しさとか、問題自体に意味を持たせるとか、思わず目からウロコでした
ちなみに後者に関しては「ニューヨークへ行きたいか!?」で有名なアメリカ横断ウルトラクイズの第一問が必ず自由の女神に関する問題だったことなんかが有名ですね
今年の高校生クイズの最後の問題も「金字塔」の意味を問う、優勝を決めるに相応しい一問でした

難点は強いて言えば、越山くんが可愛く(?)描かれすぎてて、ライバルの御来屋とのやりとりが┌(┌^o^)┐ホモォ…感満載になっちゃってた点ですかねw
まあそれも(他のカプ(笑)含めて)作中で茶化してギャグに昇華していたから良かったんですが、
もうちょっと越山くんを男子らしく描いた方が良かったのでは…とは思いました
1話につき5回くらい「がんばるぞい!」ポーズしてましたしw


2期があったら高校生クイズ編とかになるんですかね?
最近の高校生クイズはまたバラエティ色豊かな作りに戻っていますが(個人的には学問に偏りすぎていた数年前より今の方がよっぽど良いと思います)、どう描かれているのか気になるところです


…とまあ作品への感想はこのくらいにして…
(以下、この作品の画竜点睛を欠いたアレについて長い愚痴)


ヒロイン役の川島海荷!!!!!このキャスティングをしたのは誰だあああああ!!!
私は以前『僕だけがいない街』の感想で、タレントキャスティングを擁護する発言をしました
作品自体の一般層へのアピール、引いては深夜アニメのアピールにも繋がるからですね
ただそれは最低限の演技力や抑揚、発声が伴っていたらの話でして…
普通の俳優さんやタレントさんはね、声優とは違う発声や抑揚の付け方をしてても、棒読みっぽくても、少なくとも「聞ける」声を出してくれるんですよ…普通はね
ただ今作の川島海荷はダメでした…滑舌は悪く、抑揚の付け方も不自然で、声質も変に作ってる上に籠もってて聞くに堪えない
さすがに終盤はいくらか上達していましたが、序盤のしかも台詞の多い時は本当に酷かった…
(次回予告の)枡アナウンサーはおろか、OP歌ってる歌手の方がよっぽどマシでしたからね
川島海荷だってある程度長い間タレントやってきた上でこの体たらくなんですから、ここまで酷いともう声の仕事は単純に向いてないんでしょうね
ですから現場レベルに責任は無く、悪いのはキャスティングをねじ込んだお偉いさんにつきるんじゃないかと思います
まあ枡アナともども朝のZIP!のキャスターやってる2人ですから、政治的なキャスティングなのは明白なわけですが…
『SHIROBAKO』で「政治的なキャスティングは絶対バレる」という台詞がありましたが、ここまで露骨な政治的キャスティングも今時珍しかったんじゃないでしょうか;
他のキャストに全く問題は無かったこと、終盤若干上達したことを加味して★2の評価にしました

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「共に戦え! 友と戦え! 目指せクイズ王」

この作品の原作は未読です。
「ナナマル サンバツ」のタイトルは早押しクイズ形式の一つらしいですが、クイズに疎い私は暗号の様な文字列の意味がさっぱり分からず、「まず視聴してみよう」という部類の作品でした。

クイズを題材にした作品…2017年夏アニメンには「カイトアンサ」、昨年秋アニメに「ナゾトキネ」が放送されました。このレビューを書いている時点で「カイトアンサ」は未視聴ですが、一見珍しそうなんですけれど結構このジャンルの作品って放送されているんですよね。

なのでジャンルに対する違和感は皆無…
競技クイズという設定も、コンマ数秒の違いが天と地ほどの差を生む非情な世界に否が応でも緊迫した雰囲気が味わえるのでむしろウェルカム…
一見幼さの残る子供向けっぽいキャラデザも視聴していればすぐ慣れるので問題なし…

の筈でした。
でも、視聴して直ぐに違和感を感じたのは、どうやら私だけではなかったようです。
ここで改めて思うのは、「声優さんて凄い!」ということです。

自分以外の誰かに成りきる声のスペシャリスト…
キャラの解釈の仕方によって、また演じる声優さんによってもイメージや雰囲気が変わるので正解は無く、仮にあったとしても良し悪しは感覚に左右される世界…

だから声のプロを目指す金の卵のための養成機関があるのですから…
そこでイロハを徹底的に学んだとしても、目指す頂きは雲の遥か上…

制作される作品数に対して声優さんの数が桁違いに多すぎるこの業界の生存競争の激しさは、今も激化の一途を辿っているんです。

だから中途半端に首を突っ込んではいけない世界なんだと思います。
でも、だからこそもし本気で声優を目指すのなら挫けずに頑張って欲しいと思います。
誰だって苦しい時はあるモノです。
その壁の乗り越え方を学んで欲しい…そしてそこで何を得るかは本人次第ですけれど。

しかし…「競技」と名がつくだけで、どうしてここまで展開が熱くなるのでしょうね。
最近では「競技ダンス」が激アツで…そして少し前には「競技かるた」が一世を風靡して今でも衰えを感じさせません。
私は個人的に勝負はあまり好きではないと思っています。
できることなら避けたいとも思いますが、結果的に私たちの身の回りって勝負だらけなんですよね。

学校の成績や会社の査定、年齢、学歴、成果…
少し考えただけでスラスラ出てきます。

だから敢えて「競技」と位置付けることで私たちの日常と一線を画すことができるのだと思います。
私たちの日常の勝負は「生きるため」
そして彼らの勝負は「お金じゃ変えないものを手にするため」
同じ勝負なのに、目的も動機も全然違う…
どこまでも「競技」は綺麗で純粋な勝負であってほしいと思います。

この作品でものめり込むポイントはたった一つ…
「クイズは答えを確定できるポイントがある」
そのポイントに気付き、遅咲きの主人公である越山識がどの様な変貌を見せてくれるのか、クイズの世界の勝負に何を見出すのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Mrs. GREEN APPLEさんの「On My MiND」
エンディングテーマは、ベイビーレイズJAPANさんの「○○○○○」
エンディングは良く車の中で聞いていました。

1クール12話の作品でした。
途中から薄々気付いていましたが、やはり物語は完結しませんでした。
この作品には色々気になる点があります。
一番はやはり越山と深見真理さんがどこまで成長するのか…でしょうか。
もし続編が制作されるなら彼らの成長に注視しながら視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
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