短編集TVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

81.3 1 短編集アニメランキング1位
異世界食堂(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (824)
3832人が棚に入れました
オフィス街に程近い商店街の一角、雑居ビルの地下一階にその店はある。
猫の絵が描かれた看板が目印の、創業70年の老舗食堂「洋食のねこや」。

どこにでもありそうなこの洋食屋の扉は、週に一度”特別営業”の土曜日にだけ「ある世界」とつながる。
異世界の様々な場所に現れる扉を通じてやってくる、生まれも文化も、種族すらもバラバラな「向こうの世界」の客たち。
そんな彼らが分け隔てなく料理に舌鼓を打てる、不思議な”魅力”がここ「異世界食堂」にはある。

この店で生まれる異世界と現代、食堂に集う人々と店主、そして料理との一期一会を描く、温かい出会いの物語。

声優・キャラクター
諏訪部順一、上坂すみれ、大西沙織、安野希世乃、伊藤静、清川元夢、大塚芳忠、立木文彦、杉田智和
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

異「食」のファンタジーアニメ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「異世界で提供される料理」を描くアニメ、ではなく、「現実世界の料理を異世界人が食レポする」アニメ。

テンプレ、という言葉が似合わない作品。唯一無二の作風として、観ても悪くない作品です。「孤独のグルメ」が好きなら間違いないかと思いますw


《以下ネタバレ》

※レビューは基本的に、観ながら少しずつ書き足していくので、前半は批判が多かったのですが、その批判したポイントを、後半にいくにしたがって解消していってくれたので、批判も消さずに、例外的にそのまま載せてみます(評価も2→3です)。

【視聴終了(レビュー)】

{netabare}
異世界食堂と聞いた時、はじめは「現実世界の料理人が異世界に飛ばされ、向こうの食材をうまく駆使して現実世界の料理に近いものを作っていく」という、「ダンジョン飯(漫画)」みたいな話かと思っていました。が、違いましたね。

他の方も書いてますが、簡単に言えば、「孤独のグルメin異世界」というアニメです。

しかし、「それを言っちゃあおしまいよ」なんですが、果たして、異世界である必要があった(異世界設定をうまく生かせた)のでしょうか?

このアニメの難点は、「異世界にあるもの、ないものが明示されていない」点にあると思います。

異世界人にとって洋食ねこやの料理は抜群に旨いらしいのですが、それは何故でしょう? 食材や調味料の差? 調理法? 料理人の腕の問題? それとも全部?

異世界人が現実の料理を丁寧に食レポしてくれるけど、そもそもそういう「異世界人のバックグラウンド」が理解できていないから共感しにくいのです。結果、「普通の現実世界人がその料理を初めて食べた時の感動と何が違うの?」かがハッキリしていませんでした。

勿論、作者もその辺は分かっていて、エルフ(菜食主義)に対しての豆腐ステーキや、リザードマンの風習などは良かった印象です。

ただ、もっと異世界人ならではの体験や、亜人やモンスターならではの味覚や好みを交えて食レポしてこそ、この設定の良さを生かせたと思います。

次に、異世界(ファンタジー)とねこや(リアル)に繋がりが薄すぎる点。常連客の大半は、何かしら人生に困難を抱えている時に偶然ねこやに出会い、そこで食べた料理の味に感動し、生きる力を得て帰るというのがパターンだけど、なんか、薄い。食ごときでそこまで救われるか? とも思うし、そこがねこや(異世界食堂)じゃなくても、上手い飯屋に出会っていれば同じことなのかい? と思ってしまう。また、食堂を訪れる客がゲスト出演というか、1話出てきたらあとはモブ扱いになるのがもったいない。常連客は、なぜか異世界の実力者や権力者ばかりなので、ねこやで出会った縁が生かされ、異世界を救うくらいのことをやって欲しかった(もしかして、原作ではそうなっていくのかな? 知らんけど)。

これもまた後半に改善が見られ、アレッタとサラ(メンチカツ2世)の関係性とか、アーデルハイド(チョコレートパフェ)とシャリーフ(コーヒーフロート)など、縁が活かされる場面もあった。最終話のように、異世界人とねこやの繋がりを観られる話はもっと欲しかったです。

総じて、多分これ、導入なんですね。難点はあるけど、ここまで「ちゃんと」「少しずつ」難点が解消されていくと、序盤は意図的に難点を作っているようにも感じます。2期があれば、ガッツリファンタジーと絡めてほしいですね♪

あと、どうでも良いんですが、OPのサビは、「響けユーフォニアム」にも使えそうだといましたw あとはまあ、「洋食のねこや」は、「宮沢賢治」の小説、「注文の多い料理店」の「山猫軒」からきているんでしょうね、分かりやすく。
{/netabare}

【余談~ 9話 オススメのウィスキーの飲み方 ~】
{netabare}
第9話、アニメには珍しくガッツリ、ウィスキー(スコッチ)が映っていたので(カティーサークの一番安いやつでしたね。あれはコスパ良い酒です。ちなみに、私の普段呑み洋酒部門1位は、フォアローゼスのブラックラベルです。旨い)。

基本的には、酒は嗜好品なので、自分が好きに美味しく飲めばなんでも良いと思います。という建前の上で、飲んべぇ剣道部の個人的見解を(一部、不適切な表現を含みますw)。

さて、ウィスキー全般でオススメする飲み方は、「本場の水割り」です。

あえて「本場の」とつけたのには理由があって、日本の水割りといえば、ウィスキーと水を1:3くらい(か、もっと薄く)で割ったものが一般的でしょうが、正直、あれは旨くないと思ってます。ハイボール含め、まあ、クソの飲み方ですね(アワワワ)。(まあ、ハイボールは居酒屋なんかだとたまに呑みますが、あれはカクテル扱いです。水割りは絶対やりません)。

ウィスキーには、様々な飲み方があって、例えば(氷だけを入れる)「ロック」、(そのまま呑む)「ストレート」、(お湯を入れる)「ホット」、(ウィスキーと常温の水を1:1で呑む)「トワイス・アップ」なんかは、それぞれの良さがあります。

それに+してオススメするのが、「ストレート」のウィスキーに、「ほんのわずかな(グラス1杯に対して、キャップ1杯程度の)水を入れる」水割りです。これは、椎名誠さんがスコットランドでウィスキーを呑みまくった様子をまとめたエッセイの中で、現地の方々の呑み方として紹介されていました。

だまされたと思って確かめてみたら、これが旨い。

イメージとしては、「ぬるいロック」。「ロック」は確かに(少量の水により)香りは立ちますが、冷たすぎて風味が落ちます。「ストレート」と「ロック」のおいしいとこどりといった感じですね。

あまり一般的ではない呑み方ですが、オススメです。是非、お試し下さい♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんとなく、ヒューマンドラマになっていきそう。料理店が現実世界にあり続けるという設定が意外だった。

2話目
孤高のグルメ、みたいだな。

3話目
確かに、異世界の金貨などを得て、それをどう換金していくかが気になったけど、異世界の食材と交換ですか。でも、じゃあ赤字だと思うけど、良いのかな(汗) そして、あの商会のオッサンは丸儲けじゃん。

4話目
今まででは設定を一番よく使えてましたね。最後、動物達と走るシーンは、作画ひどかったですが。

5話目
カツ丼作るのに、なぜ、キャベツを千切りにするシーンを入れたの? 作画ミスでしょw 意外とたくさんある、ハーフエルフの活躍の場w 甘い菓子が好きじゃないからメニューを書けないという、謎の理屈w

6話目
焼おにぎりや各サンドイッチの感想が知りたい。蒸し料理は異世界にない、と。

7話目
20年使ってピカピカのナイフって(汗) 黒龍さん、アキラ100%ですやんw

8話目
なんか、人魚との良い感じのラブが(笑) クッキーがいくら高かろうと、就職祝いにしては安いと思うw

9話目
ドワーフの性質と砂の国、うん、ロードス読んでるなw

10話目
妖精にミニクレープが可愛すぎる件w 完全に定食屋w

11話目
魚を丸飲みって、ナスDもやってるから別に驚かないよw え? クロって話せるの?

12話目
一番好きなのが豚汁というわけではないんだけど、最後の晩餐は、豚汁とオニギリでも良いんじゃないかと思ってたいます(何の話?)w てか、もう定食屋だな(笑) え? 母の味なの? 絶品じゃないの? ふ~ん、異世界とそんな繋がりが。こういうバックグラウンドをもっと出して欲しかったんだよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アカンアカンアカン!!深夜時間帯にこの作品流したら食べたくなるやろ~~!!(笑)

『食◯のソーマ』は少年誌だから仕方ないんでしょうがあのノリが苦手で私はこっちの方が大変好みです。全く…、少食な私が食べたくなったじゃないか(笑)

原作・未読。
アニメ・全話視聴。

ファンタジーとしてはそんなに動きもなく評価は低いですが、まったりと、ゆっくりと、食事を楽しむ物としたら良いデキだと思います。オフラインRPGの世界で食事をする、なんかそんな風に観てました。
私自身が調理師の資格を持ってるのでどーゆー食材を使ってどーゆー味になるかとか、『草』『肉』『果物』と表現がありましたが、「アレを使ってそうしてるわけか。」と違う意味で楽しみました(笑)

にしても声優さんが豪華ではありませんか!ちょっとびっくりでした。特にお客さん。やたら合ってるし(笑)
お客さん同士(常連客)を名前ではなく『照り焼き』『メンチカツ』『ロースカツ』など食べ物の名前で呼びあう『あだ名』が良かった。1週間に1度しか訪れる事しか出来ないからこそ自分のあだ名の由来となる大好物があるんですよね。
毎日では飽きてしまう。しかし1週間に1度、しかもそこでしか食べれないとなるとこれは堪りませんね!
食べ物の好みはそれぞれでその人その人に一家言があり譲れないからこそケンカになる。しかしお客さん同士のその争いを止める店主の一言、『2度と料理は作りませんぜ。』お客さん達静かになる。
店主、胃袋掴んでますねぇ~♪

1つのお話で、『肉』『魚』『乳』『卵』の入ってない料理を出せ!という話があるんですが、そうなると結構ハードル高いんですよね。ここで昆布だしが行けてたから良かったですが『魚』のところは『魚介』になるとまた話が変わってくるんですよね。『貝』や『烏賊』『タコ』なども入りますから。そうなると『アミノ酸や他栄養素』等も摂取出来る出来ないが出てきますので大変です。『アミノ酸』も一種類ではないので。出せる料理も制限されます。ま、私は栄養士の資格を持ってないので詳しくは書けませんが。
私は表現の1つとして料理は『絵』だと思ってます。『青』と『赤』を混ぜれば『紫』になるように食材をどうすればこうなる、味付けはこうすればこうなる、みたいな。『青』を多く入れて『赤』は少なければ違う『紫』が。割合を変えればまた違うものが生まれる。で、盛り付けやお皿は『背景』って感じですね。
これを書こうと思ったのは7話の『カレーライス』と『チキンカレー』ですね。
『ねこや』の店主のセンスはピカイチだと思います。

多少気になることが他にもありますが全然目をつぶれるので言いません。
が、ただ1つだけ。#5の『プリンアラモード』の話。ハーフエルフが家族?と食事してるシーン。子供に自分のケーキを渡したのに次のカットになるとハーフエルフの皿にケーキがある。完全に作画ミスですね。

さて食事以外の事も。
ドアの謎は最後まで明かされなかった。種族が色々居るのに最初から皆受け入れている。各キャラにエピソードがありますが分かり辛いのもあった。これは尺の問題もあるでしょうが。
ファンタジーは世界観のみ。
なのでこの1クールの作品は食事を楽しむ物と割り切った方が良いでしょうね。

さて、2期の考察をしたいのですが情報が少ないので今回は簡易版で。
今回は原作2巻まで。現在(2017:10/15)既刊4巻。原作ストックはちょっと心許ないですね。それとアニメ版は原作やWeb版と設定やキャラの登場場所の変更などがあったみたいなのでそこら辺も不安材料。
円盤は全6巻発売予定でまだ1巻しか発売されてません。ちょっと数字も手に入ってないのでご容赦を。
私個人は続きをまったりみたいので期待したいです。謎も残ってるので。

まったり、ゆっくり、美味しそうな食事、食事の発見などが好みな方にはオススメします。
まったり系が苦手、動きがあまりないのは嫌、爽快感が欲しい方にはオススメしません。


日本は店に入ると水がタダで出てきておしぼりも出てくる。海外ではほとんどない。ドイツではビールは常温で呑むのが普通。キンキンに冷やすのはほぼ日本。料理って国が違えば食べ方や飲み方も違う。面白いですね(^_^)
現在日本では食品ロスが国民一人がお茶碗一杯パンパンにした状態を毎日廃棄してるほど出てます。日本は一億人以上居ますので廃棄率は相当です。一部では回転寿司のネタのみしか食べずシャリをゴミの様にするお客さんが居る始末。
お金を払えば料理が出てくるのは資本主義が成立してるから。店主が言った様に料理を出さないと言われたらいくらお金を払おうが料理は出ません。自分で何もかも用意、料理して食べて下さいって言いたいですね。
日本は自給率は39%あるかないか、食物を大事にしてもらいたいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ご飯の作画にどこまで本気出せるか…? (種族交流のサロンとしての魅力も!)追記:「ねこやの扉」による類似作品との差別化

ヒーロー文庫刊行の同タイトルのラノベが原作で、既刊3巻とweb版(「小説家になろう」掲載)も既読です。

3巻目相当分くらいからweb版と大きなストーリー分岐が発生してて、web版の更新はいま多分止まっていると思います。

原作の特徴は食べ物の材料や調理方法の記述が具体的である一方、材料の呼び名は「異世界風」になっていることです。料理に一定以上の知識があればこちらの世界のどのような材料かは想定可能なのでそれを思い浮かべながら読むのが楽しみの一つだと思うのですが、それはアニメという媒体では再現不能だと思うのでどのように演出するのかが楽しみです。

そこを失敗すると駄作への道をまっしぐら…?

ただ、異世界から見ると「異世界」にある本作の舞台「洋食のねこや」が異世界の各種族から見ると中立の「社交サロン」化していて、そちらの人(?)的交流面からのドラマも楽しめるとは思います。

ご飯一辺倒の作品ではないので、そちらにも期待しましょう。

2017.6.19追記:
公式からPV来ましたね。やはり深夜アニメとしての「華」(ヒロイン)は必要ということで、想定通りアレッタ投入は原作と異なり放送開始早々となりそうですね。あと、店主が原作でイメージしてたよりはイケメン風(笑)。

2017.6.22追記:
PVにもキャラクター紹介にもいたから、クロも早期投入ですね。原作だと3巻からですけど…。
==↑以上は、放送開始前のレビュー ============================

2017.7.4追記:
初回を視聴。とりあえずAパート「ビーフシチュー」で赤の女王、Bパート「モーニング」でアレッタ登場。「ねこやの扉」に関する説明は、次回以降ですかね。

料理名が各話タイトルになるのは原作通りのようです。原作自体が短編連作形式なので、少々のストーリー順変更は問題ありません。食べ物の作画は良かったです。まあ、ダメだったらこのアニメ自体が台無しですが。

2017.8.22追記:
第8話視聴完了。トレジャーハンターであるサラの、妹であるシアが登場しました。それと洋菓子屋「フライングパピー」の存在がアニメ作中で明らかに。原作ではこのエピソード以降、サラの自宅も何度か出てくるようになりますけどアニメではどうでしょうね…?

2017.8.29追記:
アニメのラナーは「褐色巨乳ボクっ娘異母妹」で属性盛りすぎ、満貫です(笑)。なお、原作で男っぽい口調で話す描写はあるものの明確な「ボクっ娘」設定については書かれていません。

2017.9.19追記:
最終回視聴終了。肝心の食べ物の作画ではなんとか持ちこたえたものの一部作画に微妙な点はあったかと思いますが、まあ合格点ですかね。

ストーリー的には原作のエピソード順を変更したり複数のエピソードをまとめたりしつつ、シリーズ構成的には破綻なくうまくまとめたということでこちらも合格点だと思います。

最終回で「ねこや」がつながった異世界と店主の関係についてもある程度は明かされ、作品的にも原作の販促という点でも期待通りかそれ以上の成果は出せたのではないでしょうか。

反響によっては2期目の制作もあり得ると思います。原作のストック量的には問題はないと思いますので、期待したいところです。

2期目があれば、原作には出てきていてまだ未登場のキャラクターもいますので追加キャストにも期待したいところです。

2018.4.18追記:
現代の日本人が異世界に転移なり転生あるいは店舗が異世界につながるなどして、そこで現代日本で知られる調理技術や食材、調味料などにより異世界では知られていない料理によって無双する話は数多あります。

そんな中で本作品を他作品から差別化している要素は、使用期間が限定される転移ゲートである「ねこやの扉」です。

しかも異世界側の入り口が一つではないことによる来客の多様性とか、異世界側では一ヶ所の扉は1グループしか使えないことによる利権の発生とかが物語に深みを与えています。

それに扉がつながるのは土曜日だけということで店舗経営上の疑問も低減されますし、「扉」以外は現代日本なので食材や調味料の入手も自由度が高い(どちらの世界の食材も使用可能)です。

メニューは現地語により説明込みで記載されているのもポイントです。人間は案外食には保守的で、選ぶ自由度がある状況下で本当に得体がしれない物を食べる人はなかなかいないと思います。

類似作品と比べて、本作品は設定が練られていると言えるのではないでしょうか。

……などと別のアニメ作品を観て思いました、まる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 78

64.9 2 短編集アニメランキング2位
スナックバス江(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (66)
175人が棚に入れました
北海道札幌市にあるスナック「バス江」は、リーゼントにサングラスをかけた厳ついママと破天荒で毒舌なスタッフ・明美の二人によって回っている。上司に連れられてスナック「バス江」を訪れたサラリーマン・山田は、そこの騒がしく型破りな接客に振り回される。時にサラリーマンが、時に常連が、時に強盗がスナック「バス江」を訪れ、接客をする明美たちは様々なトラブルを引き起こしていく。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

つまらないので断念。歌に興味があり後から聞きましたが…

1話で断念も、歌に興味があり、後から聞きました。

 ユーチューブでノンクレジットEDとかフルバージョンとか、いくつか本作の挿入歌を聞きました。目を閉じておいでよ、ああ無情、オリビアを聴きながら、フレンズ、星空のディスタンス、夢を信じて、ロンリーチャップリン、長い夜、SFラブストーリーなどです。

 正直、声優さんがうま過ぎて、歌唱力を素人に調整しているんですよね。特に高橋李依さんは本当に「結構歌いなれて上手いけど素人どまり」感がものすごく出ていました。「高木さん」のときと比べるとそれが演技なのはあきらかです。
 そして、こういう歌に感動はありません。つまり、聞いていて心地良くなる感じではありませんでした。

 宮本侑芽さんのフレンズは「下手さ加減が下手」でしたね。要するに上手いです。斉藤貴美子さんのロンリーチャップリンは本当に無理に聞かされる不快な感じで、演技が上手すぎて聞いてられません。

 男性陣は素人にしては上手すぎる感じなのは、スナックあるあるなんでしょうか。あえてかなという気はします。夢を信じてが「ドラクエ」関連でギャグなんでしょうけどよくわかりませんでした。

 ということで「スナック」を的確に表現しすぎていて、歌そのものは歌だけ切り取ってユーチューブで聞いても楽しめません。バーチャルスナックとして没入した人にはいいかもしれませんが、キャラソンとしては「声優として上手すぎて、歌として聞いてられない」ものとなりました。




1話断念時レビュー

 スナックに通った事がある人なら面白いのかもしれません。酒を嗜まない人間からは、世の中でもっとも遠いところにある娯楽の一つでしょう。お客の実生活における孤独を感じますが、それでスナックの認識は合っているのでしょうか?連れられて1,2度行っただけなのでわかりません。

 そのスナックの「あるある」なので残念ながら共感性はゼロです。タイトルのバス江もヒロイン?であるチーママの言っていることも正直面白さを感じませんでしたので、断念です。

 ただ、最近「からかい上手の高木さん」を見ていて、声優さんの高橋李依さんのEDのキャラソンをかなりの数聞きました。

 本作のチーママでカラオケを歌うわけですが、歌い方も声も「高木さん」とは全く違っていて、全然可愛さが感じられないアラサーくらいのまあ上手いけどプロ感のない女の歌い方に聞こえるんですよね。つまり年齢に応じた声質だけでなく歌の上手さのレベルまで考えて演技ができるということでしょう。

 断念はしますが、この感じだといろんな曲を歌いそうです。すごいので歌だけ聴きにくるかもしれません。
 
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スナックへ行きたくなるお話。いや〜飲みに行きてぇ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 緩い雰囲気で最後まで行きました。原作ほど毒がありませんでしたが、結構面白かったと思います。

 観ていると、本気でスナックへ行きたくなります。酒飲みにはたまりません。タバコを吸っているキャラを観て、タバコが吸いたくなる感じです。

 タツ兄、森田、山田さんとかと一緒に飲んでみてぇ〜。いかんなぁ…。飲み過ぎてしまいそうです。

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 8話まで観ました。2024.03.03

 アニメ化で日和ったな!と原作ファンから叱られた回でした。人気キャラのネコチームが登場するも、面白さが半減だよ!プンプン!確かに…。

 まぁ…仕方無いです。公共の電波で流すにはヤバ過ぎるネタですしね。原作ファンの作品愛は分かりますが、アニメが異世界レビューアーズみたいにネット配信送りになってしまいます。

 原作どおり!と強弁すると、サザエさんで50年代の原作ネタを放映するようなものでしょ。

 当時、覚せい剤が合法だったので、隣人の伊佐坂先生の家にヒロポン錠があり、遊びに来た子どもたちが飲んでしまい、ハイになって東京ヴギウギを歌いだす…。

 面白そうですが確実に炎上しますね…。メディアの違いを理解せよ!制約の中でのギャグ原作のアニメ化は難しいです。

 自分は森田が好きなので、とても楽しく視聴しております。
次回も楽しみです!
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 4話まで観ました。2024.02.05

 メインキャラは出揃ったのな?原作と違うと色々言われているそうですが、コレはコレで良い様な気がします。原作も大爆笑ギャグというより、不条理を楽しむ系の漫画ですからね。

 緩い雰囲気は良いです。何か、大五郎を水道水で割ってチビチビ飲みたくなる様なアニメです。

 今期覇権とはいかないと思いますが、人気が出て欲しい作品です。
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 初回観てのレビューです。2024.01.15

 スナックへ飲みに行きたくなりますねぇ。現実だと、お客、ママ、常連のすごく近い人間関係でチビチビお酒を飲んだり、カラオケしたり、ママにセクハラした後に不明瞭な会計をするなんて、昭和の残滓、まさに地獄です。

 若い人が嫌がる要素てんこ盛り、負け犬老害の掃溜めっぽいですが、齢をとるとこういう遊びもしたくなるんですよ。

 原作の緩い雰囲気を壊さずアニメ化している感じです。良く分かってるじゃん!と、私的には今期1の推しアニメです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2024年1~3月クールで唯一完走?

感想を書こうと最近最終話まで視聴できた作品を探していたんですが、
続き物の作品を除いて、2024年1~3月クールの1クール作品において、
唯一完走できたのがこの作品でした。
他の作品が完走できなかった理由は、
まず、素晴らしい作品を見逃している可能性もあるのですが、
それらはキャラデザの時点で食指が動かなかったようです。
いくつかの作品については、1~3話程度見ましたが、話の構成や完成度、
キービジュでは伝わらないコスト感や歪み等が、視聴を辞めた理由ですね。
キャラデザで見逃していることについて、私の視聴の幅が狭くなったのか、
アニメのキャラデザの時代が変わったことに気付かず取り残されたのか・…
いずれにしろ、昔より視聴するアニメが減りましたね…

この作品は、「友人の好きな漫画作品」という理由で観始めたのですが、
なぜか完走できました。

コメディ作品なので作画のクオリティとかは異常には求めていませんでしたし、
ジャンルなりのストレスない作画クオリティだったと思います。

内容について、コメディであるので笑いのセンス的な話になるのですが、
当たりはずれはある内容ではありました。

基本的にあるあるネタとか、サブカル的な話が多かったのですが、
下世話な話もギャグとして用いているので、そういった話に耐性がある人だけ、
視聴者層としては残ると思います。

色々と小さい感想を書いてはみたものの、正直あるあるネタや日常の延長線上ネタは、
印象に残りにくいですね。
特に、スナックという空間で「会話」として消化されるネタは、
記憶の中で保存優先度が低いのか、ほとんど記憶に残っていない。
記憶に残っているのはゲームと絡めたネタとか各キャラの個性とか?

「この作品のココが面白かったんです!」という部分は、
スナックの会話パートの中でほとんど存在しなかったですね。

じゃあ何が楽しくて13話も観たのかというと、ED前?に入る、
登場人物達のスナックカラオケパートです。
完璧に歌いこなしたCD音源のような歌が出てくると思っていたんですが、
予想を反して、安っぽそうないかにもカラオケっぽい出力で、
声優という歌う機会もある人達が素人感のある歌声を披露しているのが面白かったです。
(もちろん素人っぽく歌う演技が入っているんだろうなという前提です)


そんな感じで、アニメでしか出来なかったであろう声優の歌謡曲の雑カラオケが一番面白かったです!
ベテラン声優さんの歌声が聴けたのも貴重で思わず笑っちゃいました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
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