えたんだーる さんの感想・評価
4.0
名作には間違いない!(だがツッコミどころ多数)
原作は山本鈴美香原作の『エースをねらえ!』第1部。別にレビューした通り本作は一度アニメ化しており、前半部分はリメイクといえる。
旧作を知らない人もいるかも。
ただ、話数の関係で前作アニメ化された部分は前作よりも少ない話数となっているため本作の方がテンポは良い。
本作のサブタイトルは全話「◯◯と××と△△」という形式を守っている(理由は知らない)。
題材は硬式テニスで、いわゆるスポ根アニメ。
絵柄は少女マンガのそれであり、原作再現性はわりと高い。しばしば止め絵で原作風な作画が用いられたり、コートの両側にいるはずのプレイヤーをカットインで画面の左右から次々と写すなどの作画枚数が少なくて済むわりにダイナミックに見える演出を多用する。
この独特の演出のため「作画が悪い」という印象はあまり感じられない。
キャラに関しては主人公の岡ひろみが一番目立たないのではないかと思うくらい、脇役のキャラが濃い。
あと、今時の高校生からはピンとこないのではないかと思うくらい、メンタルが妙に大人っぽい。緑川蘭子とか、全く高校生らしくない。
ひろみと親友のマキ以外は年齢詐称っぽいキャラばかりである。
またお蝶夫人、藤堂、尾崎などは妙にセレブっぽい。というかセレブ。何故君たちとひろみが同じ学校に通っているのか…。
あと、ひろみの自宅で母親の声がすることはたまにあるが、ひろみの家族が画面に出ることは一切ない(まあ、これは今どきフツウか…)。
ツッコミ出すとキリがないので、努力と根性で乗り切ろう!
あ、あとひろみの飼ってる黒猫のゴエモンはめっちゃカワイイです。