科学で恋愛なおすすめアニメランキング 14

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの科学で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月16日の時点で一番の科学で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.2 1 科学で恋愛なアニメランキング1位
僕が愛したすべての君へ(アニメ映画)

2022年10月7日
★★★★☆ 3.4 (34)
141人が棚に入れました
両親が離婚し、母親と暮らす高校生の高崎 暦(たかさき こよみ)。
ある日、クラスメイトの瀧川和音(たきがわ かずね)に声をかけられる。
85番目の並行世界から移動してきたという彼女は、
その世界で2人が恋人同士であると告げる・・・。

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

物語終盤の展開が大いに感動します

おそらく、この物語「僕が愛したすべての君へ」だけを見ても、あまり感動しないと思います。そして物語の展開についていけないでしょう。
でも、この物語の前に「君を愛したひとりの僕へ」を見ておくと、物語終盤で大いに感動します。

この物語ではパラレルワールドが当たり前のこととして研究されています。
主人公は暦(こよみ)。彼には高校の頃から和音(かずね)という仲の良い女性がいました。
暦も和音も秀才で、二人は共に虚質科学研究所に入所し、研究に明け暮れます。
やがて二人は結婚し、子供ができ、そしていつしか孫ができます。

暦が年老いて寿命がつきかける頃、ある出来事が起きるのです。
そしてそれは思わぬ展開でした。
・・・・・・
このラストは大いに感動します。
詳しく語りたいのですが、語るとネタバレになるので語れないのが残念でなりません。

もし、あなたが誰かを幸せにしてあげることができたら…
パラレルワールドの別の世界でも、きっとあなたは誰かを幸せにしてあげているでしょう。
この物語は、そんな物語だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

探し物が見つからない?→並行世界間移動(パラレル・シフト)したからに違いありません

「パラレル・シフト」が観測、数値計測され実用化されていく近未来の日本。
SF設定を引き立て役、障害の壁役に据え、恋する男女の生涯を描いた
原作小説『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(未読)を、
二作同時公開でアニメ映画化。

私は『僕愛』→『君愛』の順で同日劇場鑑賞。


【物語 3.5点】
『僕愛』から見るとちょっと切ないbitter LoveStory
『君愛』から見ると幸せなsweet LoveStory

見る順番で結末が大きく変わる恋愛映画として宣伝されていたこの二作。
人を愛することがシナリオのテーマなので間違ってはいないのでしょうが……。

やはり本質的にはカップルに訴求するのではなく、
並行世界や“虚質空間”などの設定に時めくSF少年(“大きなお友達”の私なども含む)
科学アドベンチャーシリーズなどのテキスト型ゲーム及び、
そのアニメ化作品等を履修したような層にアピールする内容だったかと思います。
移動した並行世界の遠さを計測数値化して、危険性だの言う展開などワクワクします。

カップルどころかお客さん自体もまばらな劇場にて私は、
プロモは五流の日本映画界がまたやらかしたか~と歯噛みしていましたw


見る順番のオススメもアニメファン向けに噛み砕くと……

『僕愛』→『君愛』の順番は、とりあえず展開が欲しい1クールアニメの短距離走に馴染んだ人向け。
『僕愛』を本編、『君愛』を解説編、スピンオフとして消化する感覚で捉えれば楽しめます。

『君愛』→『僕愛』の順番は、大作ギャルゲーのプレイヤー向け。
『君愛』にて、難解なSF用語を土台から地道に解説された後、ある選択肢で痛い目を見たりする。
『僕愛』にて、設定解説も生かした伏線回収がなされ、全ての選択肢が報われるグランドエンディングを迎える。

私は中長距離走の方が性に合うので、『君愛』→『僕愛』の順番で観れば良かったと少し後悔しました。


脚本の方は2作とも坂口 理子氏が担当。
『僕愛』から見る人にとっては伏線になる要素を『君愛』から見る人にとっては解答になったりする。
しかも{netabare} 恋愛、結婚、子育てから人生の終末{/netabare} まで描く人生記を限られた尺に押し込む。
2作で複雑に絡まり合ったシナリオを、苦慮を感じさせながらも、まずまずの脚本でまとめる。


【作画 3.0点】
『僕愛』はBAKKEN RECORD、『君愛』はトムス・エンタテイメントで分担。当然、監督も別。

個人的にはこの分業体制が悪手だったと悔恨します。
2つのスタジオによるパラレル映画制作は世界初!などとアピールしてくるわけですが、
今まで誰もやってこなかったのはメリットがないからだと思います。

シナリオ解説の都合上『僕愛』で見た場面を『君愛』でも見るシチュエーションがあります。
1つのスタジオ・監督の元で統率していれば、同じカットでもアングルを変えた作画にしてみたりして工夫して再提供することもやり易い。
でも、2つのスタジオで分担していると、共作相手が制作した映像をそのまま拝借する位しかできない。
『僕愛』で数時間前に鑑賞した映像を、『君愛』で重複して見せられる時間。
睡魔に襲われるくらい退屈でした。

最近では『もういっぽん!』の柔道描写にも好感できるBAKKEN RECORD。
本作でも作画自体は、難解なSF設定の表現も含めて健闘。
応援したいスタジオだけに、意欲が報われる企画を望みたいです。


【キャラ 4.0点】
『僕愛』のヒロインはポニテのメガネ娘JK・瀧川和音。
外面は、頭脳の明晰さの面で主人公少年・暦をライバル視している内に……という典型的なツンデレ属性。
が、突如、{netabare} 並行世界から来ましたと{/netabare} などと言い出す辺り、やはり本作はSF。

主人公、ヒロインとも高校時代より成人してからの方がくすぐったい関係。
{netabare} 研究に熱中するあまり数式を下着姿の互いの肌に書き合う{/netabare} 件、中々エロティックでしたw
年を重ねるごとに味わいが滲み出てくる関係性が、
何気ない日々に幸せを噛み締める本作の隠し味になる。

この方向性に序盤から鑑賞者を誘導するのが、暦の祖父・康人。
愛犬・ユノと共に「パラレル・シフト」上も重要になるキャラですが、
その教育方針で、暦の人生にも影響を与えたという意味でも大切な存在。

個人的に老人が味を出している人物相関には外れはありません。


【声優 3.5点】
主人公・暦役の青少年期を宮沢 氷魚さん。ヒロイン・和音役の青少年期を橋本 愛さん。
鍵となる少女・栞役に蒔田 彩珠さん。
メインキャストは若手俳優陣で固める。
総じてまずまず無難に声を当てて、恋愛映画観るようなカップルを釣り損ねた感じ。
正直、暦の幼年期を演じた田村 睦心さんのようなアニメ声優陣で見たかったという私の願望を払拭するには至らず。

ただ老年期は暦を西岡 德馬さん、和音を余 貴美子さん。
『火曜サスペンス劇場』でも始まるのかwというベテラン俳優陣が演じ、独特の渋みを醸し出す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は2作とも大間々 昂氏。
ピアノとストリングス、アコースティックギターの素朴な日常、心情曲が中心。
ただ挙式で{netabare} メンデルスゾーン「結婚行進曲」{/netabare} はベタ過ぎてビックリしましたw
本作だけでなく『水星の魔女』でも意外なSF対応力で魅せる大間々氏のサウンド。
今後SF・ロボットアニメでの活躍にも期待したいです。

『僕愛』主題歌は須田 景凪さん「雲を恋う」。他、挿入歌あり。
(『君愛』はSauty Dogが担当。こちらの役割分担はアリだったかと。)
須田さんは今期TVアニメ版『スキロー』OP「メロウ」でもそうなのですが、
ありふれた日常から幸福を抽出するのに適した歌い手。
その観点から『僕愛』での起用も、用法用量を守った正しい活用法かと。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

本当の幸せとは……

この作品の最初の印象は「難しい」「ややこしい」「堅苦しい」の第一印象でした。
しかし、見始めて直ぐに気づきます。

確かに、この方法なら、見る順番で結末が変わると言われるのもわかりました。
そうなると……映画と映画のつなぎ方とクライマックスの見せ方がこの作品の評価の鍵になるかと……

しかしながら、こちらから見ると最初は中途半端で主人公が1言目の意味もよく解らず……この辺りは、もう1つの物語で説明されてます。

さて、最初は「パラダイムシフト」とか世界線とか入れ替わりとか小難しい事ばかり……
いゃいゃ、私は恋愛アニメを見に来ていて科学アニメを見に来てるんじゃないんだよ(><)*。
って思ってましてたが、しっかり恋愛してくれましたね。

この作品の学生時代に込められているのは「出会い」と「世界観」ですね。
ヒロインの瀧川との出会いや、この世界で行われてる研究や認識されてる現象など。

寧ろ恋愛は社会人になってからです。
だから、社会人の恋愛を描いた作品ですね。
恋愛って言っても幸せはしっかり書かれてはいますが、少女漫画の様なドキドキ感はないかな?

でも、リアリティのある恋愛かな?と思いますw
少女漫画の様なセリフを言う人も私の周りには居なかったし、少女漫画の様な展開の恋愛は残念ながら未経験ゾーンですよ(*꒪꒫꒪)
アニメの様な綺麗な恋なんて中々w

だから、この作品の出会い→カレカノ→告白→結婚→子育て→孫誕生→歳をとる

人の恋の生涯を短くもしっかり描いて居たのは評価点!

物語で私が感じたのは……

「おじいちゃん」

{netabare}これは主人公の暦がパラダイムシフトを身をもって経験する事で視聴者にわかりやすく説明する事が出来てるエピソードだったと思います。

後、おじいちゃんの死は主人公の暦が母親を選ぶ事で発生します。
母の実家に行った暦の役割は飼い犬のお散歩です。

別の世界線では逆に飼い犬が死んでいます。
それは暦が父を選ぶ事で発生します。

おじいちゃんの死は暦が犬の散歩当番となり、おじいちゃんは運動不足で体調を崩して亡くなったのかな?と思いました。
犬の散歩がおじいちゃんの運動であり日課だった。

逆に、ワンちゃんの死は、おじいちゃんが散歩をしているから健康的で元気でした。
しかし、おじいちゃんです。
力が衰える……ワンちゃんは成長して大きくなり力も強くなる、おじいちゃんは不意をつかれワンちゃんの手網を放してしまう……そして道に飛び出して亡くなってたのかな?と思いました。

このように、1つの選択肢の中に夫々の分岐点がある事を視聴者側に説明しています。
正直、このエピソードで、タイムシフトが、どう言う物か、この世界で言う選択がどう言う意味を結果をもたらすのか……凄くわかりやすかったです。 {/netabare}


「婚約」
{netabare} 和音と結婚した後の暦「俺は誰と結婚したんだろ」には、えっ!!!!!となりました。
世界線移動がいきなりのタイミングで行われるから……ややこしい……
目の前には愛した人が居るけど、もしかしたら、それは別次元の愛した人と同じ人物であり他人でもあるかもしれないと考えたらなんだろ……なんか違う気もするかもしれない。{/netabare}

「事件」

{netabare} 暦と和音と息子でお出かけをした時に事件が起きます。
その事件で息子は亡くなってしまう。
そこへ、パラダイムシフトをしてきたのは息子に会いたくて息子の元にパラダイムシフトをして来た別世界の和音。

これは気持ちは解る。
自分の子供……いゃ、大切な人の死なんてのは回避したい……

子供を失った和音は世界線を移動して息子が生きている世界線で息子と生きていこうとする。
2度と失いたくないから……彼女は多分息子を失い参ったのだと思う……心が……気持ちが……
向こうの世界の暦が手伝ったらしいけど多分、暦は見てられなかったんだと思う。
日々弱る彼女の姿に……

だから、彼女を息子に一目合わせたかった。
息子を守れななかったと自分を責める彼女に元気になって欲しいから……

けど、それは息子が生存した世界の和音が息子の死に直面した世界線に行く事を意味する。
同じ場所に同じ人間関係は留まれない。

けどさ、気持ちは解るけど、ダメだと思う。
確かに現実なんて受け止められないし人の死なんて当然……辛くて悲しくて苦しくて涙が止まらない……でもダメなんだよ。

例え、相手が自分でも死なんて悲しみの重みを誰かに背負わせるなんて……
何より死んでしまった息子の存在を生きてきた証を否定しちゃう……別世界で個人なんだ。
自分の息子が居なくなって別世界の息子を代わりにしちゃっダメなんだと思いました。

息子の「ママはどこ?」には心が痛かったなぁ。
目の前のママは別世界のママでやっぱり解るんだよ。
小さな仕草や笑い方や喋り方、色々な事から子供は感じとれるんですね。

でも、裏を返せば、例え別世界の自分でも自分の代わりにはなれないと言う事ですね。{/netabare}



「手紙」

{netabare} 孫も産まれ幸せに暮らす中、和音の元に手紙が届きます。
別世界の和音からです。
別世界の和音から、その世界の暦が栞と言う幽霊に恋をしていると聞かされます。

だから、和音に暦をその幽霊に会わせてあげて欲しいと言います。
コレが君恋のエピソードなので詳しくは伏せます。

和音は暦に幽霊に会いに行く様に背中を押します。
私はこの選択が凄いと感じました。

自分の好きな旦那を別世界の恋人の元へ送り出す。
正直、別世界なんて知らないし無視も出来たと思う。
好きな人を他の女性の元に送り出す?
仮にも恋敵ですよ!
私なら出来ないです……最低であり薄情だし心が狭いし束縛乙と思われるかもしれません。

でも、やっぱり私には出来ない……もしも気持ちがそちらに向いたら?
もしも自分の知らない人になっていたら?
何か起きるかもしれない……そうした不安や心配から私はそこまで強くはなれない……

しかし、和音は何故、その選択が出来るのか……
多分、同じ選択が出来る人達は世の中に沢山いると思う。
どうして、そんな事が出来るのか私は考えて見ました。
多分それは「本当にその人を想ってるから」です。

暦も和音も全ての暦と和音を愛していると発言してました。
それは暦を全ての世界の暦を愛していから背中を押せた。
その世界の暦は自分に気持ちに向いては居ないけど、そんな暦も愛している。
それだけで背中を押せる勇気になる。
恋愛って凄いなぁ〜ってなりましたw {/netabare}


「交差点の幽霊」

{netabare} 再会を果たします。
しかし、暦は幽霊が誰なのか……解らない。
認識出来ても別世界の暦の記憶を知らないから……
そんな時に、病が暦を襲う……
薬を飲もうとするも薬のケースを落としてしまう……手を伸ばしても届かない……このままでは…………

そこに1人の老婆が薬を拾ってくれる。
助かった、暦は不意に質問する「今、幸せですか?」と……その答えは「幸せ」{/netabare}


「ただいま」

{netabare} 暦が帰ると和音が待っていました。
多分、心配だったんだろなぁ〜色々とw
送り出せるのは不安や心配がないからじゃないもんなぁ〜 {/netabare}


【この作品を見終わって……】

君愛と僕愛、見る順番で結末が変わるって言うけど……私はこちらの作品、僕愛がラストの方がいい気がしました。

なんか、幸せを感じる事が出来た。
勿論、それがテーマだけどなんか……
丸く収まってる様な……そんな気がしました。
後、主人公の全ての世界線の自分と大切な人達への気持ちが込められたセリフがあるのですが、それが終わりって感じがして、見終わって「おわったなぁ〜」と感じたので

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

89.1 2 科学で恋愛なアニメランキング2位
劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ(アニメ映画)

2013年4月20日
★★★★★ 4.1 (2598)
13583人が棚に入れました
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。

「シュタインズ・ゲート」は、タイムパラドックスにより引き起こされる悲劇と、それに立ち向かう仲間たちの絆を描く物語である。

声優・キャラクター
宮野真守、花澤香菜、関智一、今井麻美、後藤沙緒里、小林ゆう、桃井はるこ、田村ゆかり
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

紅莉栖祭り!ヽ(=´▽`=)ノ

SG世界線に到達してからちょうど1年後の8月。
α世界線とβ世界線を漂流していた記憶がフラッシュバックする岡部倫太郎。
SG世界線とα世界線・β世界線との記憶が混在した岡部倫太郎は突如SG世界線から消失する。


*映画のDVDが12月3日に決定~★^^
*それまで待てません・・・!
*当然初回限定盤買いまふ♪


■劇場版
{netabare}
映画版、すごい迫力でした。
さすがの宮野さん(*´∇`*)
そしてフラッシュバックするα・β世界線での惨劇も迫力大です。

そしてそして、フェイリス・ニャン・ニャンの{netabare}「見つめながらまぜまぜ」 {/netabare}の破壊力は超絶www


映画版は、くりすが大活躍でした。アニメ版では、岡部がタイムリープして世界線を漂流しましたが、今回は立場が逆で、くりすがタイムリープして世界を変えようとしています。くりす派の私としお腹一杯です^^


岡部を取り戻す方法は{netabare}2005年にタイムスリップして岡部のファーストキスをくりすが奪う{/netabare}ことでした。


{netabare}鳳凰院凶真の設定を教えたのが、くりすということ{/netabare}になったので、「過去を変えずに結果を変える」という条件は満たせたか難しいところですが、結果として {netabare} 岡部=鳳凰院凶真{/netabare}は変わらないのでOK?


今回、岡部を取り戻す方法を見つけるのはかなり難しかったですね。


というのもアニメ版と異なり、{netabare} 「Dメールを送って過去を変えた結果、世界線が変わり、その結果、まゆしーが死んでしまう」というような因果関係{/netabare}がなかったからですね^^;


とはいえ、岡部が消えてしまった原因は {netabare} 未来から来た鈴{/netabare}があっさりと教えてくれたので、岡部を取り戻す方法は、 {netabare}①岡部の混線した記憶を消すか、②SG世界線の強烈な記憶を上書くか{/netabare}に絞られて、劇中では後者の方法をとることになったみたいです。


最終的にとった行動は {netabare} 2005年にタイムスリップして岡部のファーストキスをくりすが奪う{/netabare}ことでしたが、これは{netabare}①ファーストキスを奪われた=強烈な記憶を植え付ける、とともに②SG世界線をα・β世界線と異なる世界線として岡部にきちんと認識させる{/netabare}ことにもなってるんですかね。

というのも、{netabare} くりすが2005年に来ている{/netabare}ことは、α・β世界線では起こりえないはずだからですね^^


色々考えながら劇場版楽しめました^^
まだ原作やってないので原作買おうかなぁ
{/netabare}

■DVD
やっと発売されましたDVD。初回限定盤を買いました~^^
{netabare}
劇場版はニヤニヤ展開が多いですね^^
そしてアニメ24話分を知っているとグッとくるシーンが多いです。
やっぱり「目を見ながらまぜまぜ」は名シーンです(笑)^^

ドラマCD「現存在のアポステリオリ」でのダルと鈴羽の会話シーンは思わずクスリとしてしまいました。

劇場版以外にもたっぷり楽しめる特典版です^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 162

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

クリス可愛かった~♪

この映画は完全にアニメの後の話なので
まだ見てない人はアニメを見てからじゃないと分からないと思います!

まずクリスがとっても可愛かったです♪
僕はキャラの中ではクリスが一番好きなので
とっても良かったです♪

今回の話はアニメの後の話で一年後の話となっています
クリスの話がほとんどです
そして前半は完全にクリスと岡部のイチャイチャした話でしたw

久し振りに会ったというのになかなか素直になれない
岡部とクリスでしたが段々素直になっていきます
そしてまたしても事件が起きてそれを何とかするために
クリスが頑張るというのが今回の話ですかね

この映画の評価が思っていたより低いと思いましたが
多分それはアニメの後半のような盛り上がりを
期待していた人が多かったからだと思います!

普通に話もまとまっていたし
アニメともちゃんと話が繋がっていて
ストーリーも面白かったです♪

僕はこの映画は楽しめました!
アニメを見た人はぜひ見てくださいね♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 93

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

TVシリーズからの1年後という事でTV版を見てないとついていけませんね

TV版もそうでしたが1回見ただけじゃ理解できない(私だけ?;)
これはもう世界観を楽しむアニメだと思います

理解できなくてもSFは好き!的な。

最後に今井麻美さんはもっと活躍して欲しいと個人的に期待しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 72

69.0 3 科学で恋愛なアニメランキング3位
創聖のアクエリオン(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (855)
4588人が棚に入れました
1万2千年前の大戦の末に封印された人類の天敵「堕天翅」が、気候の大異変によって復活し、 人類はこれと再び戦うために、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。
これを運用する地球再生機構「ディーバ」は、アクエリオンを動かすために、特に鋭敏な五感や純真な魂を持つ10代半ばの少年少女たちをパイロットとして集め、その中に、1万2千年前に堕天翅でありながらアクエリオンを操り人類に味方した伝説の戦士「太陽の翼」再臨の予言を受けた少年・アポロも加わる。
だが、アポロは本当に太陽の翼なのか? 太陽の翼を巡る1万2千年前の因縁とは? そして次に滅びるのは堕天翅か、人類か…。
今まさに「機械天使アクエリオン」の合体するときが来た!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、かかずゆみ、杉田智和、小野坂昌也、小林沙苗、佐藤ひろ美、日笠山亜美、阪口大助、朴璐美、石塚運昇、玉川砂記子、飛田展男、森川智之、兵藤まこ、青森伸

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチコピーは「あなたと合体したい」。

この作品はオリジナルアニメなのですが、パチンコ機になったりオープニングが人気になったりと、言わずと知れた超が付くほどの有名な作品です。
ですが、今まで未視聴でした・・・ロボットものにあまり興味が無かった時の名残です^^;
今回2015年に「アクエリオンロゴス」が放送されることを知り、今回の視聴に至りました^^

放送は2005年と今から10年も前になるのですが、その古さを全く感じさせない出来映えの作品だったと思います。

物語の舞台は人間が環境を大きく変えてしまった事により堕天使が人類の敵として復活した地球・・・
人間と堕天使の争いはこれが初めてではなく、1万2千年前にも同じ様な事態が起こりました。
その時には、人間のセリアンと恋に落ちた強大な力を持つ堕天使アポロニアスが、人間の味方に付き堕天使を退けるのですが・・・その争いの最中セリアンを救うためアポロニアスが自らの翅を失うという、大きな代償を支払わなければなりませんでした。

そして1万2千年後の現代・・・堕天使と互角に戦うにはアポロニアスの生まれ変わりの力が必要なのですが、人間側にはその力をまだ手に入れていませんでした。
そんな中、預言者であるリーナが「太陽の翼」アポロニウスの生まれ変わりを予知し、能力者であるピエール、シルヴィアが一人の少年を探しに行きアポロと出会い・・・物語が動いていきます。

・・・正直こんなに面白い作品だったとは思ってもいませんでした(制作に携わった方々・・・申し訳ありません)^^;
これはもっと早くに見るべき作品だったと思います。

生まれも育ちも違う人間が同じ目的を共有するために集う・・・
でも、これまで生きていく上で身につけてきた習慣や価値観はバラバラなので、うまくいかずに衝突します。
話し合いで解決・・・できれば一番良いのですが、自分の生命が危険にさらされるリスクが大きければ大きいほど平和的な解決は難しいのだと思います・・・
時には窮地に追い込まれたり、信じていた人の存外な反応に絶望を感じる事もあるでしょう・・・
また時には自分を抑えられなくなり、人を傷つけてしまうこともあるかもしれません・・・

それでも、この作品では「どんな事があっても自分の居場所や存在価値を決めるのは己自身」ということと、「目の前の障壁を乗り越えられればお互いの理解が深まり、心を通わせる事ができる」という一貫した方向性が打ち出されています。
それらがしっかり練られたストーリーと、思わず息を呑むような躍動感と颯爽感溢れるロボットのバトル・・・
そして、これらが不動GENの禅問答と預言者リーナのつぶやきが絡み合って激アツな展開に発展していくんです^^
加えて作画は10年前とは思えないほど綺麗・・・これが面白くない筈がありません(あくまで個人的見解です)

また、登場人物においては主人公アポロとライバル関係にあるシリウス・・・ヒロインのシルヴィアにムードメーカー的存在のピエール・・・登場人物はそんなに多くありませんし、キャラの立ち位置もしっかりしているので、キャラが分からなくなるような事もありませんでした。
私の推しは・・・やっぱヒロインのシルヴィアですかね^^;
彼女は物語の中で立場上、何度も狭間で苦悩するのですが、自分で考えて乗り越えて・・・答えを導いていく過程は見ていて好感が持てたので・・・^^;
何かとミステリアスなリーナの存在も気になっていましたけれど(//∇//)

人間は地球を守れるのか・・・もし守れるならどの様に守っていくのか・・・
きっと想像し得ない展開が待っていると思います^^
もし気になる方は是非本編をご覧下さい♪

オープニングテーマ
AKINOさんの「創聖のアクエリオン」「Go Tight!」
エンディングテーマ
牧野由依さんの「オムナ マグニ」
AKINOさんの「荒野のヒース」(第14話のみ)
Gabriela Robinさんの「Celiane」(第25話のみ)
「創聖のアクエリオン」は惹きつける力の大きい曲ですね^^
人気があるのも納得です。特にサビに入ってからのアニメとの一体感が半端ありません・・・特にシルヴィアの軽やかな動きには毎回釘付けでした(//∇//)
エンディングは牧野さんの「オムナ マグニ」が幻想的で気に入りました^^
これ以外の挿入歌にも良曲がたくさんあります。
KINOさんの「プライド〜嘆きの旅」は特にお気に入りです。
この曲は劣勢だった展開を覆すタイミングで流れるのですが、絶妙な入りに思わず鳥肌です^^;

2クール全26話の作品です。
最初から最後まで中だるみを感じることなく一気に視聴できた作品でした。
引き続き、続編を視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作はパチンコ、、、ではない(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
2000年以降で、「OPを聴いたことある人 > アニメを観たことある人」の差が一番のアニメは、これなんじゃないかと思います(笑)

ジャンルは、ロボアニメ。キャッチコピーは「あなたと合体したい」。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
内容は、正直に言って面白くなかったです。

前半は、なんか合体がどうの組み合わせがどうのと、学校のクラス内のトラブルみたいなスケールの小さなことをやってました。

後半は、急にスケールの大きな話になって、なんだかよくわかんなくなりました。私の読解力がないだけなのかもしれませんが。

決定的に「う~ん」と思ったのが、必殺技です。腕(の関節)が伸びていって、虫みたいで気持ち悪かった(苦笑) スーパーロボットものは、ストーリーも大事ですが、「格好良さ」って大切な要素だと思います。

まあ、最後まで完走したのは、その「わからなさ」が「興味深さ」「面白さ」に変わるんじゃないかと期待するほど、私がアニメ初心者だったということかな。

あっ、音楽は大好きっすよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

8千年過ぎたあたりから恋しさが増してくる、1万2千年の愛の記憶…

2005年のこのアニメ。
当時アニメをお休みしていた僕でさえも知っているこのOP、
『創聖のアクエリオン』
♪♪いちまんねんとにせんねんまえから、あ・い・し・て・るぅ~♪♪ヽ(゚◇゚ )ノヽ( ゚◇゚)ノ

はて、この有名な楽曲を携えたこのアニメはどんなお話なのか!?と蓋を開けてみれば…

そ、そこには…!?

-とりあえず、そこらじゅう【合体】だらけですw
そしてその【合体】とやらは、えらく気持ちイイ♪ものなんだそうでwww

「何、これ…!?気持ちいい…!!」だの、
「激しい…っ!!」だの、
「ちょっといいかも~…♪」と
(特にシルヴィアのお声が激しいw)
ここだけ抜き出したらもはや何のアニメだかわかりません!!w
щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!

そのせいなのかどうなのか、【合体依存症】なる病まで発生!!w
症状:僕はとりあえず繋がりたくてしょうがないんだ…(*ノノ)

むむっ…Σ(・ω・ノ)ノこれはなんと恐ろしい病じゃ…w
(´Д`|||)

-12000年の時を経て復活した【堕天翅:だてんし】と
合体ロボ【アクエリオン】を擁する人類との戦い-

【堕天翅】と人類には12000年の長きに渡る
“因縁”と“憎しみ”、“哀しみ”
そして深い“愛の記憶”があった-

真相に辿り着くまでの道のりは遠くw
コスプレとか、ダイエット話に、夢の世界、地下迷路とか、
名言?迷言?だらけの司令官の不思議なトレーンニグが目白押しですわw(゜-゜)ソレ…ナンノヤクニタツノ??

【アクエリオン】は3つの機体で構成されていて、
合体時に頭の部分になった機体により見た目も機能も変わるという、1つのカタチにこだわらない斬新さがひかりますな♪

必殺技も頭になった機体と操縦者により変化して、
操縦者の能力を存分に技に込めている(時にはコンプレックスさえも技に生きてくるという)…が、
これまたあまりに斬新すぎる…というか、

戦い中に笑いさえも生まれてくる“ネーミング”と“攻撃”…w

『哀天使剣』よみ:哀しみのエンジェルソードw
『不幸断絶拳』とかw
たくさんあるので実際に目にしていただきたい…ヾ(;´▽`A``

君らセンスがすごいよ~wな技の数々を!!(/▽\)

なんだかんだで楽しませていただきやしたw

にしてもなんで12000年?
…キリよく1万年ではダメだったのかねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

66.2 4 科学で恋愛なアニメランキング4位
失われた未来を求めて(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (772)
4113人が棚に入れました
21世紀の初めの、秋の内浜地区。
内浜学園は歴代最高潮の盛り上がりを見せていた。
執行部を中心に開催される、各分科会最大の見せ場・総合学会。
それは新校舎建設とともに、廃校が決まった旧校舎での最後のお祭りだった。
当然、各文化学会の会長をはじめ、学生達は総力をあげてこの最後の文化祭を成功へと導こうとしていた。
何度も賞を取っている美術会の展覧会、吹奏楽会総出演の大公演会、
植物遺伝子の組み換えで実績のある生物学会。
実力ある学会が参戦の名乗りをあげる度に士気は高まっていく。
主人公・秋山秦が所属する「天文学会」が不思議な事件の解決のために動きだすというストーリー。


声優・キャラクター
寺島拓篤、高田初美、友永朱音、瑞沢渓、たみやすともえ、山口勝平、種﨑敦美、大塚明夫、佐藤聡美、後藤邑子
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

とっても切ない・・・

最終回に近づくにつれて、気持ちが高ぶっていきました。素敵な作品です。

最初は奏と佳織の物語だと思っていたのに、次第にゆいに物語がシフトしていくのがとても自然。絵もきれいで、声優さんの演技もとっても良かったです。
音楽も背景も情緒豊かでとてもきれい。

{netabare}
ゆい、奏、佳織、凪沙の恋、とっても切ない。みんな一途でまじめで一生懸命なのに、みんなの恋、うまくいかなくて、悲しい。
特にゆいが、奏に思いを告げながら消えていくシーン、とってもかわいそう。
そして、何よりも、ゆいの存在が人々の心から消えていくシーンはとても見ていられませんでした。肉体的だけでなく、存在自体が消えたので、人の死を見たような気がしました。

{/netabare}

見終わって、切なさが残りました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 76
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

面白くなるのは9話から!それまでは頑張って欲しい!

原作:18禁恋愛アドベンチャーゲーム  未プレイ

全12話

ジャンル:学園恋愛ファンタジーのループもの


あらすじ

事故で意識が戻らない 幼馴染の佳織を救うべく、大人になった主人公が
佳織の母親と愛理と共にAIの ゆいを創り、佳織を救うべく過去へ送りだしたお話。


ネタバレ感想
{netabare}
1話で佳織が事故にあったのに、2話からは、佳織を含め何事もなかったような学園日常が続いてるのに困惑。
何の説明もないから、観てるこっちは???
ただ一人、いきなり全裸で現れた ゆいに秘密があるんだろううな~って察しれたくらいでした。
8話まで、普通の学園日常が続くんだから、きっと途中で断念しちゃった人、多いんじゃないかな?
でも、9話からやっと真相に迫り、急に話が面白くなりました。

主人公の奏は、ゆいが現れるまでは少なからず佳織を意識してたけど、
ミステリアスな ゆいの登場で、段々と気になり始め、好意を持つようになる訳ですが・・・
この気持ちも含め、後の大人になった自分の行動に意味がある訳ですね。

ゆいは、未来の大人になった奏達に創られたAIで、人の心を持ち、成長して
佳織を救うためにここ(過去)に来た訳だけど・・・
佳織を助ける事に失敗し、何度も何度もループする。
奏に相談したくてもできず、独り頑張る姿に心打たれます。
次第にゆいも、奏に特別な想いが芽生え始めて・・・
佳織を救う目的を果たせば、自分は皆の記憶や存在すらも消されちゃうと知った時は、
観てて切ない気持にさせられました。
11話のラスト、ゆいが奏にキスして「さようなら」と言った所では、画面に向かって
「ゆいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
って叫びたかったです。(σ´д`。)
自分は、9話から ゆい目線で観てたので、めっちゃ感情移入して胸アツでした。
(´;ω;`)ブワッ
ゆいの声も可愛かったです。(@´ω`@)

あと、報われないとしりつつも、健気に奏を想い応援してきた愛理にも
感情移入でき、辛かったです。



過去を変えて分岐した世界は、時間がかかってもいずれ同じ未来へと合流し、繋がる世界

だからか・・・
ゆいが、佳織を救った後の未来の奏は、ちょっと変わってきます。
最初は、ゆいを創った訳は佳織を救うためだったけど、
でも、段々とそれだけじゃなくなってきてる。
それは、奏が ゆいと出会って好きになったから・・・
ゆいが佳織を助け、成功して消えてしまっても、
奏が、また 会いたい!って気持ちだけは忘れず心の奥底に残ったから、
またゆいを創る道を選ぶ・・・
これで納得です。
時間がかかっても、いずれ同じ未来へと合流する世界だから・・・
「きっと また ゆいに会えるよね!」
そんなメッセージのある、希望の持てる最終話に感動でした。
{/netabare}


EDは、物語が動き出した9話から、聴いてると切ない気持ちになりました。
勿論、ゆいver.が好きです。



総評

個人的には、あまり期待してなかったし、微妙だった8話までは低評価でした。。。
でも、
9話から話が大きく動き出す展開に目が離せなくなり、思いっきり惹き込まれました。
(途中で切った人、勿体ないです!)
終わってみれば、自分にとって今期のダークホース的作品でした。

みなさんは、そうでもない微妙な作品だったかもですが、
僕的には、ドストライク!
忘れた頃に何度も観たくなる作品になりました。
お気に入り棚へ決定です。




最後に一言

原作が18禁エロゲーみたいですが、本編は全然Hな所はありません。
基本は学園恋愛物です。
ゆい目線で観れば感情移入できると思うので、
是非、恋愛ものが好きな女性に観てほしいです。


追記
皆さんのレビュー読んだら、不評の方が多い事にビックリ!
そっか~ ・・・・
なんか残念 
自分は少数派だったのね  ><

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ストーリーも重視できるエロゲ原作作品(≧∀≦)

「失われた未来を求めて」
まさにこのタイトルがピッタリの作品。
高校を舞台にした恋愛・学園SFもの。
全12話。


原作は18禁恋愛ゲーム。
どーしてもキャラ重視の作風になりがちなのと
ゲームやらないしで…実は不得意ジャンル(´∀`;)
しかし、最近視聴したこの類の作品に比べると
しっかり作られていた物語が印象深い作品でした。

主人公を囲む美少女たちをメインに描かれます。
ハーレムであるもののコメディ色は意外に少なく
シリアスな展開が中心のSFストーリー。
中盤以降からラストにかけ見せる見事な盛り上がりに
すっかり引き込まれてしまいました。

所謂「エロゲ」らしいその手の演出がほぼないので
見てるだけなら普通の“純愛もの”に思えました。

逆に声優陣はエロゲらしい人選でしたけどねw

残念なのは作画。
キャラデザも含め雑さが目立っていた気がします。
細かい部分まで見るとツッコミ所が多かったですねw


失われた未来を求め錯綜するそれぞれの心と想いが
切なく表現された作品だと思います。

エロゲ原作が苦手な方でも視聴可能です♪
どーしてもオススメという訳ではありませんが
感動できる作品である事は間違いないです。

『最後に』
誰かー!誰かーーッ!
誰でもいいからゲームコンプリートして
彼女たちを幸せにしてあげて下さいッ( ノ Д T)ウウ





《キャスト》
秋山 奏(CV.寺島拓篤)
佐々木 佳織(CV.高田初美)
支倉 愛理(CV.瑞沢渓)
古川 ゆい(CV.友永朱音)
華宮 凪沙(CV.たみやすともえ)
長船・KENNY・栄太郎(CV.山口勝平)
佐々木 詩織(CV.後藤邑子)
深沢 花梨(CV.佐藤聡美)



《主題歌》
OP
『Le jour』/佐藤聡美
ED
『明日また会えるよね』/佐々木佳織(CV.高田初美)(第2話ー第8話)
            古川ゆい(CV.友永朱音)(第9話ー第11話)
          佐々木佳織(CV.高田初美)古川ゆい(CV.友永朱音)(第12話)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

71.5 5 科学で恋愛なアニメランキング5位
キズナイーバー(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (774)
3692人が棚に入れました
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。

かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。

夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。

そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。

しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。

園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」

その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。

互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

声優・キャラクター
梶裕貴、寺崎裕香、島﨑信長、久野美咲、山村響、前野智昭、佐藤利奈、西山宏太朗
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キズナコネクト

TRIGGER制作。岡田磨里脚本・構成。
「キズナシステム」により、
お互いの痛みを共有することとなった、
少年少女のひと夏の群像劇。

舞台は洲籠市。
政府が秘密裏に行うキズナ計画の実験都市。
キズナ計画とは、
この争いに満ちた世界を平和に導く為の、
ヒントを見つけるための実験。

珍しく苦味レビューですが、
初期設定が強引で少々きついですね。
物語の入りに難があり、個人的にそこだけは、
最後まで払拭出来ませんでした。

{netabare}少年少女をいきなり「拉致」して外科手術。
理不尽にも「被験者」にされる。
仕組んだ者が同級生であり学校の教師です。
普通に日常パートで会話しています。
みんな反抗しないの?
この理不尽さは「バトルロワイアル」です。
誰もが救われたいからこそ従うのでしょうか。{/netabare}

ただ??マークもつきましたが、
お勧め出来る佳作だとは思っています。

痛覚を分配する。
次第に心の痛みまで分け合い体感する。
痛みを知ることで他者を思いやる。

キャラクターは総じて素晴らしいに尽きますね。
後半は盛り上がりました。
賛否ある作品って好きです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋人の前では絶対に屁をこかない愛と、恋人の前だから普通に屁をこける愛は、どちらがより深いのだろうか?

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
自分的LEGENDアニメの「花咲くいろは」や「とらドラ」、世間的にも名作の「あの花」「凪あす」のシリーズ構成を務めた岡田磨里さんの手掛けるオリジナルアニメということで、当然、期待は膨らむ。

な~んて、ハードルを上げなければ、なかなか楽しめるアニメ。ただ、「思わないようにしよう」と思うものの、「ココロコネクトの世界観であの花をやってみました」とついつい思ってしまい、たくさんのアニメ観てるのも如何なものかな~と思ってしまう。

レビュー、結果としてなんか酷評っぽくなってしまった(汗) そんなつもりなかったんですけどね(苦笑)

とはいえ、やはり1期尺でここまでたくさんの登場人物を動かし、キチッとストーリーをまとめてくるあたりは流石だな、と。シリアス系で、真っ直ぐな青春に恥ずかしさを感じない方なら楽しめると思います♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
良かった点としては、まずはニコが可愛かった♪ 不思議ちゃんを演じている(時点で)不思議ちゃん、って新しかったと思うし、キャラがバレた時の狼狽っぷりは可愛かった♪ 作風上、シリアスな場面が続くけど、そこが重くなりすぎないのは、間に挟まれるニコのギャグと少しずれた声質のお陰だと思う。ただ、カップリングには不満。天河と普通にくっついて欲しかった。

あとはまあ、やはりテーマ性の真っ直ぐさ。素直に、青春だな~って思う。

う~ん、評価に迷う。

やはり、設定のわりにテーマと終着点に既視感があるからだろうか。なんてったって、作品の主題はすでに、2500年前に孔子が言ってたわけですから(師曰く、己が欲っせざるところ、人に施すことなかれ)w

というか、これは私の個人的な思いなんだけど、「本音をぶつけ合わなければ友達になれない」「友達なら互いに傷つけあってなんぼ」という風潮に、「本当にそうか?」と思ってしまう。

例えば、「妻を愛しているから目の前で屁をこける」と「妻を愛しているから目の前では絶対に屁をこかない」は、多分どちらも成立すると思う。どちらも本当の愛のカタチだと思う。

でもこの「キズナイーバー」は、その一面のみ(屁をこく派)を強調していて、登場人物が揃いも揃って相手の心の傷にずかずかと踏み込んでいく。まるで、そうでもしなければ友達になれないというように(まあ、ミッションだから半強制ですが)。

個人的には、親しき仲にも礼儀あり、という言葉が好きですw

あとはまあ、感情の発露(爆発)から収束までのテンポが早すぎたかな。例えば、「とらドラ!」の{netabare}#21「どうしたって」(スキー回)での、みのりんの感情の発露は、それまでの「前向き良い子天然風」の長き前振りがあってこそ光るし、それに対して対等の位置で正面からぶつかる、あーみんがいてこそ光っていたと思う。{/netabare}

でも、「キズナイーバー」では、話数も少なくキャラが多過ぎて感情移入が難しいのに、感情が瞬間的に沸点まで達するので、おいてけぼりを食らった。しかもそれぞれのトラウマの方向性が様々で、キャラによってその重さも全然違い、誰かのトラウマの解消が他のキャラクターのトラウマに繋がらなかったから、キャラクター間に横糸を張れなかったと思う(このへんが「あの花」との違い。{netabare}あの花はあくまで、キャラクターの心の方向性が、めんまに収束されていたから)。{/netabare}だから、なんだか「1人で叫んでる」という印象を受けた。キャッチボールではなく、皆が好き好きに大遠投しまくってる感じ。

それが最も顕著なのが最終回。彼らは、カメラ(視聴者・私たち)に向かって叫んでいるのであって、仲間に向かって叫んでいるのではない。少なくとも私はそう感じた。それがなんか、「作られた感動」「感動の押し売り」に思われ、私はついていけなかった。(勿論、読み手や視聴者を意識するのは大切ですが、キャラ同士の関係性の深まりに感情移入できなかったから、そう感じたのでしょう)。

ちなみに、(どっちが正しいとかじゃなくて)この作品の価値観と対極の価値観にこんなものがある。小説家、角田光代さんの小説の一節だ。

「一人でいることが恐くなるようなたくさんの友達よりも、一人でいても恐くない何かに出会うことことの方が、うんと大切な気がする」

いずれにしても、彼ら、彼女ら、そしてこの作品は「絆」「繋がる」ということを絶対視、神聖視し過ぎているような気がするんだよな。

私は、「孤独」や「一匹狼」にも対等の価値があり、それならではの美しさもあると思ってるんですよね。

とまあ、天の邪鬼な剣道部の戯言と思ってください。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
ニコの可愛さは良かった。ワンクールのアニオリ作品としては、破綻なくよくまとまっていた。ただ、なんか暑苦しい青春の叫びに、ついていけない部分が。彼らは、私達(視聴者)に叫んでいるのであった、仲間(アニメ内のキャラ)に叫んでいるわけではない、そんな空回り感があった。「絆」や「人との繋がり」は、確かに美しいものかもしれないが、その一面を神聖視し過ぎに感じた。同じように、「孤独」や「一匹狼」も、それならではの美しさがあって、価値があると想うんだよね。
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
1話目
メッセージ性強い系? ん~、ココロコネクト?

2話目
体の傷みを共有することで、心の傷みを共有しろってことね。

3話目
ドMが混ざっていたか(笑)

4話目
合宿回? 意外。ここにきてラブコメの波動がw

5話目
ついに心が繋がったか。予想の範囲内。

6話目
勝平と法子のやりとりはなかなか面白いが、やや、化物語っぽい。

7話目
漫画家としての話。ラストの最終回のくだりは好きだった。死者からの手紙って感じ。

8話目
ますますココロコネクトに~。三角だの四角だの。トラウマに対して前向き、って、かなりえぐるような一言だね。

9話目
なんだろう、デッドマン・ワンダーランド? 「抱き締めて」→「抱き締めるなんて酷いよ」→「千鳥が好きで悪いかよ!」→「いらないなら天河君ちょうだいよ」→「友達になんかなっちゃいけない」→全員ノックアウト の流れは良かった。

10話目
ここで伏線回収。廃人多数生み出した実験か。

11話目
勝平が長々と正しいことを。

12話目
ひど~い! ウザくて面倒くさいなんてユタ君がかわいそうだよう!は、笑ったw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 47

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

物語は、ヒロインに階段から突き落とされて始まる。今シーズンではインパクトある導入の本作。

TRIGGERが送り出してきた本作。
「キルラキル」や「異能バトルは日常系の中で」を手掛けてきたTRIGGERが
今回、どんな仕掛けをしてくるかが気になるとこ。

同クールで「宇宙パトロールルル子」も制作していた点で
スタッフの稼働状況が飽和していたのでは?と思える点もちらほら(´・ω・`)
(まぁ、ルル子はショートアニメやからね)

舞台は未来型都市「洲籠市-スゴモリシ」
不思議と痛みを感じない-不感症系主人公-が阿形勝平くん。
この設定って露骨すぎやしないか??(´・ω・`)
いや、この見え見えなくらいの露骨さがあとでいい味出すんです。
(ドМな様で実は違うみたいですw)


謎の少女・園崎法子が第一話(一目あったその日から、絆の花咲くこともある)で、
七つの大罪について勝平君に説くシーン。
「他者との協調性を重んじる現代に於いて、罪の形は微妙に形を変えています。」
この言葉、グッと来るものがありました|д゚)フカイワー
建前で人と付き合うことが多い現代日本では...特にやね。
この七つの大罪にそれぞれ当てはめた七人のキャラクターが
身体的痛みの同時共有、「キズナシステム」を同意のもと(?)
とあるプロジェクトをを履行していく物語。

素材としては、ココロコネクトに通じるものがあるような、ないような...( 一一)

タイトルにも書いた通り、主人公がヒロイン園崎法子と出会うと
躊躇なく階段から突き落とされて幕を開けます。

....リアルでされたらたまったもんやない!(´Д`)w
でもこのショッキングな演出は、導入として非常に優秀だと感じました。
あるあるな「空から女の子が降ってきた-」とかより十分インパクトありやなw

様々な傷や悩みやトラウマを抱えた7人の「キズナイーバー」
傷を分け合う者たち同士が、成長し、認め合い、確かめ合っていく本作。


声優さんも佐藤利奈さんのツンデレ具合がGJ。
御坂美琴がもっと無表情美人さんになった牧 穂乃香は印象的(*‘∀‘)
物語後半のメインといっても過言じゃない主要キャラなので
ぜひ注目してみましょう(/ω\)

EDのカットで、女性キャラの目元アップの部分は
良作画と認定したい。
センチメンタルな心情を画だけで表現するTRIGGER最高。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 47

72.0 6 科学で恋愛なアニメランキング6位
ファンタジックチルドレン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (308)
1971人が棚に入れました
南の島で両親と暮らす11歳の少年・トーマは、ある日島の遺跡で一人の少女と出会う。少女の名前はヘルガ。無口で、どことも知れぬ場所の絵を描いては、そこに行きたいと言う不思議な少女。トーマは、ヘルガを慕う少年・チットと共に、ヘルガを“行きたい場所”へ連れていこうとする。
何十年かおきに現れる、謎の黒衣の子供たち。“ベフォールの子供たち”と呼ばれる彼らは、長い長い年月をかけて、ある一人の人物を追いかけ続けていた。繰り返される年月に疲弊し、また謎の少年・デュマの妨害によって仲間を減らしながらも、彼らはただ、ひたすらに“彼女”を追い求め続ける。
少年少女の連続失踪事件を追う刑事・クックスは、捜査の中で“ベフォールの子供たち”と呼ばれる存在に辿り着く。追い求めるほどに深まる子供たちの謎、不可解な現象、そして現れる謎の青年。一体、失踪した子供たちにどんな秘密が隠されているというのか。
平行する3つの物語は、やがて複雑に絡み合い、500年の時を超えた、ある惑星の悲劇へと収束していく。


声優・キャラクター
河原木志穂、皆川純子、花輪英司、小林希唯、浦田優、高口幸子、はらさわ晃綺、松本さち、矢口アサミ、坂本真綾、鈴木千尋、甲斐田ゆき、辻親八、住友優子、後藤哲、羽多野渉

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

輪廻転生

これは中々見応えありました
が!序盤8話くらいまでは??我慢です、面白くなって来るのは中盤から
ヒロインが徐々に過去を思い出しながら今を生きるさまに涙します

ヒューマンドラマでもありSFでもあります
すばる(プレアデス星団)の彼方に夢がある

作画はちょっとだけ古く見えますがとても面白いです
序盤だけ我慢できれば・・・・

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

迷子のこころ  【ねこ's満足度:89pts】

壮大なスケールで描かれる、時空を越えた愛と哀しみの物語。

ひとこと、すばらしかったです。
キャラデザにややクセはありますが、それだけでパスするのは勿体無い。
ここまでの完成度を誇る作品には、なか②お目にかかれないと思います。

序盤は謎・謎・謎・・・。
多くの伏線をちりばめながら、物語は主に3つの視点によって語られていきます。
心に宿る”とある場所”を探し求める寡黙な少女。
黒衣を纏い”とある人物”を捜し続ける謎の少年少女たち。
そして、ある事件を追う内にその謎の少年少女に辿り着くひとりの刑事・・・。

バラバラに見える3つのストーリーが、中盤から終盤に掛けて一気に収束していく様は圧巻。
声優陣の熱演も相まって、その迫力ある展開に圧倒されっぱなしでした。
伏線の回収もお見事。数々の謎も無理なく自然な形で明かされていきます。

終盤はとにかく切ないです。心が痛い。苦しい。そんな感じ。演出も抜群です。
ほとんどの登場人物が背負う辛く重い過去。それが徐々に明らかになっていくほどに、
作品のテーマである『命の尊さ』というものをより強く感じさせられました。

個人的に好きだったのはED映像。
最初の内はなんてことありません。ただ3つの”絵”が順番に並ぶだけ。
しかし、ある程度話を理解してくると、かなりぐっとくるものがあります。
音楽もOPED曲を含めてすべてが効果的。胸に染み入る名曲揃いです。

制作はあの”世界名作劇場”を手掛けた『日本アニメーション』。
監督は『AKIRA 』で作画監督を担当、『パルムの樹』等で監督を務めたなかむらたかし氏。
どんな人にでも自信を持って薦めることの出来る、これぞまさしく”隠れた名作”です。


※完全ネタバレ注意※
{netabare}DVD特典にはベフォールの子供たちの後日譚が収録。TV版のみの視聴者は必見です。
12歳になると前世の記憶が無くなってしまうという設定はホント効いてたと思います。
そんな彼らが選んだ生きる道。最後の最後で彼らの笑顔を観ることが出来て本当によかったです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

巡る心の居場所

全26話
ジャンル:SFファンタジー冒険活劇
ブランド:日本アニメーション

ある絵の場所を探し求め旅する少年少女達に立ち塞がる、ベフォールの子供達と呼ばれる黒装束の目的は何か? 謎の研究組織がもたらす事件に潜む真相との関連は、見えない方向性に収束し命の在り方を問う。

初見のハードルは、やや高いと想う。それも冒険活劇という子供向けに見える設定により間口の狭さ、キャラデザインもあって、これ面白くなるのか? と、疑問を抱かずにはいらないだろう(笑)
久し振りに微妙な作品を引いてしまった感が否めないが、観終わった後は180度印象が覆る作品であったことは間違いない。それも日本アニメショーンといえば世界名作劇場を観て育った方なら尚更、作品のギャップを感じると想う。実際は全く子供向けではない(苦笑)

タグに隠れた名作とあるが成るべくしてなった作品の印象が強く、あまり認知されているようには感じられない。それも中盤10話辺りまで伏線を張り巡らし考察する作風となっており、本質が見え隠れする故である。ネタバレすると視聴意欲が下がる類ではあるが、恋愛に裏打ちされた命の儚さ、重さ、尊さを紐解き心に響き渡る。
BGMを挿入するタイミングも相まって、感情移入させる演出・台詞には、嫉妬・葛藤・苦悩・救済は感動以上の何か心に訴えかけるモノが込み上げて来る。
そこには時を越えた想いを描き隠された真意は、曖昧なキャラの性質が色濃く反映させるミステリーなストーリーラインがもどかしくもあるが少年少女を取り巻く因果を知ることになる。

主要キャラのヘルガは、当初、内向的かつ無口なヒロインで魅力に欠けてはいるが、時折みせる凛々しさが持ち味となっており芯の強さが伺える。それに振り回されるトーマ自身は、苛立ちを拭えず時に感情的に責めるも彼女の優しさに触れた時に初めて理解したいと心情変化していく。ストーリーラインと同じくキャラの持ち味も徐々に加速する形となっている。

中盤以降、この世界観の全貌が紐解かれる爽快感が心地よく夢中で見入ってしまう。さらに終盤の真実については、王道な感動を覆す見せ方に良い意味で裏切ってくれた。
人間味ある行動が贖罪という重くのしかかる心理描写を加味させ、余韻を引き締めるカタルシスが魅力とも感じられる。

感動作品をある程度、観ていて何かお勧めできるアニメはないか? と、聞かれたらプッシュしたくなる作品ではある。 是非、中盤まで見て判断して欲しい(笑)
お勧めしたいけど、やや敷居の高い作品として今後も眠りそうな作品だけに残念ではある。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

62.5 7 科学で恋愛なアニメランキング7位
放課後のプレアデス TVアニメ版(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (357)
1768人が棚に入れました
星が大好きな中学生、すばるはある日の放課後、宇宙からやって来たプレアデス星人と遭遇した。
地球の惑星軌道上で遭難した宇宙移民船を直すため、
プレアデス星人は地球人の中からエンジンのカケラをあつめる協力者を召還したという。
ところが集まったのは1人のはずが何故か5人!
「魔法使い」に任命された5人の少女たちはそれぞれ何かが足りていなくて
、 力を合わせようにもいつもちぐはぐで失敗ばかり。おまけに謎の少年まで現れて、
こんなことでエンジンのカケラを回収して宇宙船を直すことはできるのか??
かわいそうな宇宙人を助けようと、未熟さゆえの無限の可能性の力を武器に、
友情を培いつつ、カケラあつめに飛びまわるすばるたち5人。
宇宙と時を翔る、希望の物語。

声優・キャラクター
高森奈津美、大橋歩夕、立野香菜子、牧野由依、藤田咲、桑島法子

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

仲良し魔法少女の宇宙探検

プレアデス星人によって集められた少女達。
目的は7年前に壊れた宇宙船を直すためのエンジンの欠片を集める事であった。

内容は魔法少女物ですが、巨大な悪と対峙する事はありません。
魔法の杖のような棒に乗り、空や宇宙を駆け巡ります。
欠片を集める時の魔法陣を作るためにも使われています。

すばるを含めて魔法少女は5人。
すばる・あおい・いつき・ひかる・ななこの5人で編成されています。
過去の描写はありませんが、すばる と あおいの2人は始めから知り合い設定。
始めは言い争い程度のいざこざがありますが、すぐに仲良くなります。

すばるが部屋のドアを開けると植物が生い茂る温室のような場所になる時があります。
そこには謎の少年・みなとがいて、すばると友達のような関係に。
みなとの顔を見るだけでエンジンの欠片を集めるライバルだという事が分かりそうですが、
敵対する相手とは簡単に分からないほうが都合がいいのでしょう。
5人がエンジンの欠片を見つけて集めるところを横取りするのはズルイですが、何か目的がありそうです。

OP曲はアップテンポ、ED曲はしっとりと聴かせるタイプの曲。
アニソンという枠でなくても、自分は良い曲だと思いました。

宇宙への憧れやロマンがある人向けかなぁ。
SF要素もあり、宇宙が大好きな人だったら満足できそうな内容でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆○×※△▼▲●◎★(宇宙は暖かな光に包まれている)

全12話 オリジナルアニメーション作品

GAINX × 富士重工業(スバル)のコラボ作品です。Web版は2011年に発信されています。今回はその続きではないので事前にweb版を見なくても大丈夫です。

星を見ることが大好きな主人公の「すばる」は、ブレアデス星人に選ばれたことから他の選ばれた4人の同級生たちとともに変身して色々な宇宙の場所で、宇宙船を修復するためのエンジンのかけら(コンペイトウような形)を集めることになります。学校と宇宙を舞台にしたファンタジー作品です。

車の会社とのコラボといっても、主人公の名前が「すばる」だったり、変身後、杖に乗って発進するときの音が車のエンジン音ぐらいの使用なので、特に意識することはありませんでした。エンジン音はちょっと違和感はありましたねw

作画は綺麗でしたね。キャラデザは定番な感じがしましたが、みなさん可愛かったです。すばるたちが星空や宇宙を駆け巡るシーンは圧巻で、アイキャッチのときのイラストも非常に凝っていましたね。

お話は、エンジンのかけらを探しながら、各キャラクターのお話や友情のお話、すばるが出会った不思議な少年との交流などが丁寧に描かれております。

1話からの伏線が徐々に後半きちんと回収されてきて、きちんと綺麗に終わっています。私は全然予想できませんでした{netabare}(まさか原始まで戻るとは思いませんでしたw){/netabare}

不思議な気分にさせてくれる作品でした。星々を駆け巡るお話、興味がある方は観てくださいね^^

OP 疾走感溢れる曲です。同じ曲でEDと同じCDの中に入っているバラード調で、メインキャラのCVの方達が歌っている方も素敵でした。
ED メインキャラの5人のCV方が歌ってます。

最後に、ブレアデス星人と魔法少女の1人「ななこ」の2役を行ったCV藤田咲さん、大変だったと思いますが絶妙でしたね^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

結局、15年春期に見てたアニメとしては一番好きです という結果に

BD3巻が届いたので、嫁さんの冷めた視線に耐えながら居間で観てたんですけどね。
ホント判り辛い作品だったんだなとw
私も初見時は雰囲気だけで観てたトコがあったんですけど、小説読んだり観直したりして理解が深まってから改めて見るとホント不親切なのが判るというか(汗)
 みなとの温室の植物って6話のプレアデス星人の宇宙人のエンジン再起動のところまで1つも花咲いてなかったの、実は私は見逃してましたw

んで、なんで6話まで咲いていなかったのか、なぜあのシーンで開花したのかを一応書こうかと。
いや、そんなの判ってるから!と言う方多いでしょうけども私みたいなおバカさんは雰囲気だけで流しちゃってるかもしれませんから(汗)
{netabare}

あの蕾までしか成長していなかった植物や飛び交う蝶達は、選ばれなかった可能性の欠片達。それらの集う場所が温室。ここに居る者達に未来は無かった。
病室のみなとの現実への憎悪から生まれたつのマントに追われるすばる。
つのマントの望みはプレアデス星人の宇宙船のエンジンの欠片の強大な力を手に入れる事であり、彼の憎悪は巨大な宇宙船の実体化に巻き込まれて地球が滅びる事も自らの選択肢に入れている。自分の未来が無い世界ならば滅びても構わないと。

そして中盤の山場の6話。宇宙船が実体化を始めてしまう。

病室のみなとの絶望から別れ出でた温室のみなと。
彼ら未来を閉ざされた可能性達の世界である温室へすばるが迷い込み、温室のみなとはお守りとして温室の花の蕾をすばるに送る。
プレアデス星人と5人の魔法使いたちは手持ちのエンジンの欠片のみの力で宇宙船の実体化を阻止しようと試みるも、力及ばすエンジンは再起動しない。
そして、すばるの起動して欲しいという祈りに応えるかの如くお守りの蕾と温室の可能性の欠片達が一斉に開花、エンジンが再起動しその場凌ぎとは言え宇宙船の実体化を防ぐんすよね。
未来の閉ざされた可能性達の力で結果的に救われる地球というトコが泣かせますわね。 {/netabare}

 観てた方は判るんですけど、アニメの中であの温室や植物や蝶達は如何なるものかの具体的説明無いんすよね。ここらへんの観る側を試しているかのような全体的な作りが、結果的にこの作品の敷居の高さになってこの低評価なんだろうなと思うとホント残念です。
まぁ私自身も初見時はなんか騙されてる様な気持ちで観てたんですけどねw

浅い作品じゃないので、もしこれから観られる方がいらっしゃるのであればコレは考察しながら観る作品として構えて臨んでほしいなと思います。
その上で気に入らないのであれば、まぁ好みですしね。

レビュー追記したついでに評点も上げちゃいます(汗)
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先日発売された"みなとの星宙"読んでるんですが、切ねぇです(涙)
みなと視点での小説となってるので、TV版お好きだった方は読んで見てもいいと思います。アニメでは明言されてなかった事柄が色々書かれていますので。
何故すばるにあんなにツッケンドンだったのかとかもw
{netabare}
病室ですばるの折り紙の星とみなとが交換した可能性の欠片ですが、あれはこの世に生まれなかった生命のものとアニメでは言っていました。
すばるのお母さんが一時的に入院していた理由、すばるの妹として生まれてくる筈だった子の可能性の欠片なんだそうです。{/netabare}
そんな感じで、色々とアニメではモヤっとした部分が書かれてます。
小説は基の設定の肉付けが多いとの事ですのである意味二次創作に近いとも言えるのかもしれませんが、作者が極めてガイナックスに近しく且つ星雲賞も取ってるプロの作家さんですので、アニメの補完としてはパーフェクトな出来だと思いました。
(何処が佐伯監督の設定で何処が肉付けなのかが明示されてれば尚良かったんですが・・・)

いい作品だと思うんですけどね~。相変わらずの低評価で残念です。
小説読んで後にアニメ見返しましたが、あまり評価されて無いのも判る気がしました。判り辛いんですよね、多分。
ちと内容が抽象的且説明とかセリフ不足過ぎたのかもですね。

 私的にはこの作品やっぱり好きだし、とても素敵なストーリだと思ってます。
このまま低評価で埋没して欲しくないんんですが・・・これがこの作品の運命線なんでしょうね。止む無しかw

因みにBDのケースがイマイチな作りで、ディスクが超取りづらいですw

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 一応ユーフォの最終話観終えたので、個人的にどれが一番好きだったかと改めて考えるとコレでした。
魔法による派手な戦闘という見た目の見せ場も無い作品ですし、怒涛の鬱展開って訳でもないので終始地味な作品ですけど。
なんかジワジワ来るんですよね、コレ。
どうも無学な私にゃ煙に巻かれてる感を感じてたプレアデス星人の学術的用語も、きちんとした代物らしいので素直に納得しときますw
ま、この作品のいいところはヒロインたちも作中で言ってますが、なんだかんだ物理の話出す癖に魔法なんて胡散臭い代物で状況を打破していくところですしね~

何も無いのだったら、何にでもなれる筈。

オッサンになった私には今更な事ですが、この作品のテーマは子供達らしい素敵でかわいらしい代物だと思いますし、好きなんですよね。
15年春期はユーフォがクオリティとして最高だったとは私も思ってます。
ただ、コレもお暇だったら見てあげてくださいまし。意外とイイですよ(汗)








 という事で15年冬期放送分は円盤買ってた作品も無かったので、私はコレでも買って多少は業界に還元してみます。
それが若い人に比べれば多少は購買力のあるオッサンの務めですしねw

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評価点若干修正します。
個人的にはこの期で観てた中では満足した作品の一つですしね。
泣けるしw
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 終盤の展開、私はおバカなので完全には把握できてませんw
逆に実はそんなに深くも無い結末だった気もするんですよね~。
考えすぎなんでしょうか・・・・
素晴らしい考察を何方かプリーズ(汗)

と、視聴後に考察とか探しましたが皆素直に観たままで解釈してるんですね。
私、セリフに踊らされ過ぎたのかもです。

全体の雰囲気は私は嫌いじゃなかったし意外とテキトウな作品だと思いますけど、私は面白かったですね。
プレアデス星人の宇宙船が実体化したらヤバいと言われても、さりとて危機感をあおる判り易い表現も無いし。プレアデス星人も言ってる事胡散臭いしw
でも元の世界線に皆が戻る時のあの感じ、私は好きかも。
見た目と違って意外と理解力求められる作品だと思うので、万人向けじゃないかもですね。派手な戦闘が有る訳でも無く、サプライズ連発な展開という事も無く、こじんまりと可能性とか願いとか覚悟とかを少女たち目線で描いてる作品なんで正直内容的には地味です。
けど悪くないと思うんすよね~。けど、単に煙に巻かれてる気もして釈然としない・・・気もする(汗)

個人的には、訳ワカメだからクソだ!と切り捨てたくは無い作品でしたです。
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7話まで観ましたが、コレ結構いいと思うんすよね。
時々車の部品名が入るのがアレですが。
スパークプラグの代わりにドライブシャフトを使って点火って(滝汗)
アニメ見てればまぁ言わんとしてる事は判りますけど、無理やり車とこじつけなくても、ねぇ。
私がレビューにするとバカな作品みたく見えてしまい何ですが乙女なオッサン的には7話でちと泣きそうになったので、この手の路線嫌いでない人は見ても悪くないんじゃないかなと。
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今更なんですが、とりあえず一話だけ見まして・・・
オッサンのくせにカワイイもの大好きな私的にはアリなので続きも見てみようとは思うんですけども。
ただ、題記の様な事にならないか不安です(汗)

この期に及んで私如きが忠告するのもアレなんですが、見た目が完全に魔法少女モノなんでそういうのダメな人はスルー確定ですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

76.1 8 科学で恋愛なアニメランキング8位
上野さんは不器用(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (408)
1756人が棚に入れました
ココは、とある中学校の理科室。科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的(変態?&ちょっとフェチ?)すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピールをするが・・・。果たして上野さんの恋は成就するのか!?それとも・・・

声優・キャラクター
芹澤優、田中あいみ、影山灯、大森日雅、伊藤美来、井澤詩織、戸松遥、佐藤利奈、竹達彩奈、井口裕香
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトル詐欺?

原作未読。最終話まで視聴。

【タイトル詐欺?】
{netabare}「上野さん」というより、「下野さん」の方がピッタリかなって。
下ネタばっかりだったし(笑)。

上野さん。不器用なのは恋愛だけで、むしろ滅茶苦茶、器用じゃないですか!?
あぁ・・・。タイトル詐欺(笑)。{/netabare}

【一人ドタバタコメディという新ジャンル?】
{netabare}上野さん一人がひたすらドタバタするコメディ。
対照的に田中くんと山下さんはいつも冷静沈着。
この対比も面白い。{/netabare}

【上野さんの天才ぶりがハチャメチャな世界観を生みだす】
{netabare}毎回登場する上野さんの発明品。
毎回、これが事件の発端となる。
上野さんは、『THe主人公』ともいうべき存在なのかも知れない(笑)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お○っこ飲めタナカぁ!(直球)

芹澤優さんの奇声が聴けるアニメ。
1話2本立て構成の、計10分ちょいで観やすかった。

一番好きだった回は、{netabare}11話の、南峰さんが出てきた回。
全校生徒にアンダースコートを見せて、「パンツではない!」って主張してたのが可愛かった。
その後、田中が天然スケコマシ発言をするんだけど、その現場にいたみんなが、

上野→ジタバタ
山下→ふて寝
よもぎ→タモンをリフティングし始める

っていう、脈絡のない反応をするのが面白い。{/netabare}この作品のこういう独特な感じ好き。

あと全然関係ないけど、田中を見てたらなんか、『ゲーマーズ』の雨野っちを思い出した。私だけかな?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

上野さんは器用な変態

事前情報何もなしに視聴しました。

お話のざっくり概要
んーどうやら上野さんは田中君にベタ惚れみたいだけど
想いをうまく伝えられないみたい
なんか凄い発明をできる技術を持っているのに不思議ね。
その技術を活かして高度な変態プレイを田中君に迫る
発明品の機能をフル活用しての変態プレイ・・・なにこの上級者w

こんな上級者プレイを見せられては器用と判断せざるを得ないです。
どうやら上野さんの痴態を楽しむアニメのようですw

田中君は鬼畜
{netabare}
スパンキング&お尻わし掴みって
ちょっと引くわー ねぇそこ代わって(…え?)
{/netabare}

2019.04.21
完走の感想
最後までブレないで突っ切ったw
まぁ気構えずに気楽にみる分には結構好きな変態アニメでした。
田中がやたら女性に対して冷めてたのは妹いたからなのかな?
たまに妹とか姉とかいる人ですんごい女性に否定的な人いるけど
ドメスティックで一体何が行われているのか気になるような…あんまり知りたくないような…

上野さんの変態具合に抵抗感なければ、ショートだし気軽に見てみては?
って感じの位置づけのアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

74.2 9 科学で恋愛なアニメランキング9位
理系が恋に落ちたので証明してみた。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
1592人が棚に入れました
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。当然その「好き」に論理的根拠なんてない!しかし、理工学専攻として、「論理的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験を始める!?デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、ムード値の計測……。個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を論理的に証明する笑いありキュンキュンありの理系ラブコメディ!

声優・キャラクター
内田雄馬、雨宮天、原奈津子、大森日雅、福島潤、置鮎龍太郎、麻倉もも
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

理系あるある早く言いたい

原作未読


渋谷デートについて一言!

「そのまま東急百貨店本店を左手方面に向かい路地に迷いこめばOK!」


第4話あたりできつくなってきました。
遡ることあらすじ。好きになったので好意を定義し証明しようとするおバカな話。理由は理系だから。

共通のコミュニティで通じる“あるある”を飲み屋で悪ノリして大喜利大会始めるのに似てます。飲み放題の上限、二時間くらいでガスが切れることでしょう。
“あるある”繋がりでRGワンマン2Hを想像してみよう。もはや執行猶予なしの懲役2時間です。

「大喜利である」「RGライブである」仮説は証明できませんよ。だっておいら文系だもん。
ただし、つまんない理由は証明できるかもしれません。文系だけど。


ということでさっそく“ラブ”について。タイトルに“恋”使ってますんでね。
ラブストーリーとラブコメディ等“ラブ”が絡むネタで登場人物の心情への共感は肝です。ただこの作品は土台からしてそこで勝負してません。あくまでコミュニティで通じる“あるある”への共感となるわけで似て非なるもの。

 「惚れてまうやろ~」

な行動やセリフは残念ながらありません。ただし、

 「あ、それあるあるだわ」

な行動やセリフは満載です。

そうなると“ラブ”度数は一段下がってキャラの見た目勝負に移ります。かわいいとかかっこいいとかそんなとこ。イケボなんかも含んどきます。このへんは私専門外。
仮に見た目勝負も降りることになっちゃえばラブ度数をさらにもう一段下げて、

 笑えるか?

ギャグ振りしてればラブコメディの範疇には収まるでしょう。で、この作品ここがいけませんでした。
タイプ的に二つの方向性を辿ることができたと思うのですが…


■方向性其の一 ストイックに

中途半端なところで二人ともデレちゃうので流れが止まるんですよ。二人とも辛抱が足りません。
実験→失敗の途方もない繰り返しが理系の真骨頂でしょう。ストイックであればあるほどそこに常識とのギャップが生まれて笑いが生じるのに。せっかく“理系”という万人共有可能なパブリックイメージのある素材なのに活かせてないです。
“○○の定理”が意味する上澄み部分をかすめるに留まっていたため、結局のところ内輪の“あるある”的面白さの範囲を超えないのです。
内輪ウケも最初は仲間内の強固な結束を生みますが、持続可能か?と問われれば疑問符がつきます。{netabare}飽きがくるから、漫画家投入したり水着回でお茶濁してたでしょう?{/netabare}


■方向性其の二 名脇役を投入

本人たちの“ラブ”への向きあい方が無茶苦茶(笑)つまりラブポンコツで戦力として使えない分、ツッコミ役や道化役、狂言回し役が周囲にいないとアウト!
「いいからとっととくっつけよ」な視聴者の思いをかわして騙して目くらましてくれるほどの熱量が舞台役者には必要です。

同じ研究室の奏・棘田・虎輔らが主役の二人(雪村・氷室)にツッコめてません。操縦できてないと言い換えてもOK!マッチョ教授も役不足。みんな観察者もしくは並走する伴走者どまりなのです。福島潤の無駄使いですね。

{netabare}藤原書記と石上会計が仕事をしない『かぐや様は告らせたい』みたいなもんでしょうか。{/netabare}



ふるいにかけてったら、どうやら自分のふるいの目が粗かったようで全部こぼれ落ちちゃいました、という私の結果です。

1段階  ラブでないのでキャラへの共感に薄い
2段階  見た目勝負は自分にはノーカン。皆さんいかがでしょうか?
3段階-1 ズレや違和感で生じる“笑い”ではなく内輪ウケなネタ
3段階-2 ツッコミ不在。狂言回しの不在。

別に素数山手線ゲームで盛り上がってもらって結構ですし、理系をアゲてるように見えてディスってるのもおもろいんですけど、きっちり主人公カップルを転がして欲しかったですね。
理系とか関係なく飲み会で盛り上がった“あるある”ネタもラストオーダー後のロスタイムいれて3時間弱が限度ということだったのでしょう。

{netabare}第7話がほぼ限界でした。9話で漫画家投入。10話で水着回ですもんね。賞味期限切れです。{/netabare}




★とどめかも

三島由紀夫VS東大全共闘の公開討論の映像見たことあります?
立派な方を数多く輩出されてる最高学府ですが、むしろ鳩山由○夫がここ出身だったなという事実に納得できる映像になってます。
で、ここの学生たちのコミュニケーションの特徴が、

・意味不明な文言をぶつけて相手が言い淀んだらこっちの勝ち
・「ソースよろ」をぶつけ続けて相手が回答に窮したらこっちの勝ち

古代ギリシャにソフィストと呼ばれる人達がおりまして、
真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥る傾向が強かったという程度の低い連中です。国も傾きましたね。
わざと

 “コミュニケーション不全”

を起こしてマウントを取る行為。イラッとくるでしょ。主人公男にその気(け)があったのですよ。

{netabare}飛行機の中でイチャつこうとしたのを止められて「なぜだ?」でその証明を相手に求めてみたり。{/netabare}


コミュニケーションの究極(と私が思ってる)恋愛行為と、コミュニケーション不全を狙ったかのような主人公らの行動が水と油に見えました。


ここから見えてきたこと。
ラブ要素を一切廃してみればこのジレンマも味あわずに済んだことでしょう。つまり“あるある”だけ楽しむという本作王道の堪能方法。


彼ら見てたら、作中では悪く描かれていたナンパ小僧のほうがまだ健全だと思いましたよ。拙いだけで女性に対しては一生懸命でしたもん。



※ネタバレ所感

■最終話について

{netabare}名探偵の推理が始まり犯人をあてるも「○○しかいない」の根拠が薄弱というかそれ憶測。そこ理系放棄したらだめじゃん。
で最後は気持ちが大事!みたいな。徹頭徹尾ロジカルお化けだったら面白くなっただろうに。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.28 初稿
2020.10.13 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理系が文系に挑んだら、こんな素敵おもろいラブコメに(笑)

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、ラブコメ。ガチの理系男女が、互いに完全両思いのくせに、「好きとはなにか?」「私はあなたが好きなのか?」を理論立てて説明しようと奮闘する話。

頭が良いバカで、みんな素敵です(笑) OPも好きだな~。

かなり変わった設定なので、アニメをたくさん観てきた層にもウケそうな作品ですね♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブもコメも、きちんとレベルが高いな~。

序盤から中盤まではコメディ全開で長し、終盤にややシリアス、そして最終話は恋愛で思いっきり萌えさしてくる。

スゲェ良い最終回で、単話☆5をつけました!

実は氷室のキャラデザってあんまり好みじゃないんですが、それでもこれだけ萌えさせてくるなんてスゲェなと。

2期あったら、恋のライバル登場でしょうか? ヤキモチ焼く氷室と、逆走する雪村くんが、また観てみたいっすね♪
{/netabare}

【余談~ あなたは文系? 理系? ~】
{netabare}
文系(文学・史学・哲学・心理学 等)と理系(数学・科学・医学・工学 等)のどちらに自分が向いている(文系脳・理系脳)かは、色々な点検項目(俗説)がありますよね。

ネットで拾ったり、自分で考えたものもあります。皆さんは、文系、理系、どちらですか?


①怒った時、怒鳴るなら「文系」、黙るなら「理系」。

※文系は感情、理系は理論。例えば芸術家(文系)は灰皿とか投げるイメージです。でも、理系のヒトって、怒れば怒るほど静かになり、どうやったら相手を理詰めで追い込めるかを考えていて、逆に怖い気がしてます(笑)


②星の光は昔の光と聞いて、ロマンを感じるなら「文系」、何光年先だから何年前と計算するなら「理系」。

※文系はロマンチスト、理系はリアリストと言われますよね。小説のように、虚構の中で存分に遊べるなら、文系資質あり!(ってことは、アニメ好きには文系が多いのかな?)


③コミュ力が高い人は社会で成功すると言われた時、コミュ力とはそもそも何か、成功とは何を指すのかを考えるなら「文系」、なぜコミュ力が高いと社会で成功するかという理由を考えるなら「理系」。

※文系は概念(コンセプト)、理系は論理(ロジック)と言われます。言葉や考え方に定義をつけたがるのは文系のクセで、飲んで話をするとき、「そもそも優しいって何だろうね?」とか面倒くさいこと言い始めるのは、大抵文系です(笑) 個人的には、上司(社長や会長クラス)は文系、あとは理系ってチームの方が強い気がします。出来るか出来ないかはさておき、まずはコンセプトを打ち出すのが上の人で、それを実現させられる力があるのは理系。これが、「理系→理系」だと、小さな成功は安定的に掴めるけど、爆発的なヒットは生まれにくい。ただ、「理系→文系」「文系→文系」は、そもそも崩壊するので、やはり就職に有利なのは理系かなと思います。


④口喧嘩で不利な時、論点をずらそうとするなら「文系」、そのままなんとか挽回しようとするなら「理系」。

※文系は柔軟、理系は一本気と言われます。理系の人は考えるのは非常に得意ですが、考えたことを言葉にして伝えることが苦手、不器用な人も多い。一方文系は、わりとこだわりが少なく移り気な人が多いので、上手く話題を逸らします。より空気が読めると言っても良いかも。確かに、理系の人の方が頑固だったり粘り強かったりする人は多いように思います。


⑤結論が出ない時、それでも納得するなら「文系」、絶対に納得しないなら「理系」。

※これは④とも被るのですが、文系は答えの出ない(あるいは個人差がある)問題を考え、議論することが好きです。哲学なんて正にそうだし、美術などの芸術分野、文学の読解もそう。最終的には、「人には色々な考え方があるよね」で、全て解決(笑) そもそも、「ハッキリした答えなんてないだろうけど」から議論を始めるため、終着点が玉虫色でも気にならない。どちらかというと、議論をすること、その時間自体を有意義だと感じていることが多い。一方、理系にとっての議論は、「正しい答えを導き出すための手段」であるので、結論がでなければ、その議論自体が無意味なものになる。途中で議論を投げ出すのは、大体文系ですw っていうか、「とりあえず自分が納得できる解を導ければ」満足するから、文系は(笑)


⑥興味の対象を考えた時、人なら「文系」、物なら「理系」。

※(以下、サイトの引用)文系に分類される文学や歴史学、心理学などの学問は、基本的に“人”を対象としていまはす。人間関係や社会構造、経済、文化、芸術など、人間の活動が研究の中心になる学問が文系に含まれることが多いです。一方、理系に分類される数学や科学、医学などの学問は、主に“物”を対象とする学問となっています。人間を対象にしているように思える医学も、実際の仕事内容は非常に化学的(ケミカル)なもので、血液中の化学物質の含有量の変化などを手がかりに診断や治療を行っています。ですので、文系、理系のどちらを選ぶべきか迷うようなら、あなたが“人”と“物(自然現象)”のどちらに、より興味を持っているのかを参考にしてみるとよいでしょう。って、すごい的確だな~と思いました♪


こう考えていくと、雪村や氷室は、フルマークで理系でしょうね(笑) でも、挑んだテーマは「恋愛」という、感情的で、ロマンチックで、概念的で、人それぞれに異なる解がある、人間味ある「超文系」なテーマですから、そのギャップがここまで面白くさせるんでしょうね♪

さて、では私はというと、①「理系」②「理系」③「文系」④「理系」⑤「理系」⑥「文系」と、多分、「理系脳」なんだと思います、文学部なのに(笑) ゼミの教授にも、「君は情理ではなく論理で小説で読み解こうとするのが面白い」と言われたことがあります。

文系か理系かを考えた時、「遺伝的(先天的)要因」と「環境的(後天的)要因」があるのですが、私は多分、「遺伝的には理系」「環境的には文系」なのかな~と思います。つまり、「向いてるのは理系、好きなのは文系」なんでしょう。下手の横好き、と言っても良い(笑)

まあ、文系か理系かなんて、そもそも人類が生み出した勝手な区別なわけで、100%正確な識別方なんてない、、、っていう、論の締め方、ひっくり返し方が、すでに文系っぽい(笑)

私は昔から、「理屈で考え、感情で決断したい」と思って生活してきました。「なぜこうなるのか(理系)」を知らないまま決断するのは気持ち悪いし、だからといって、正しいことだけを常に選ぶのも気持ち悪い。時には、「間違っていると分かっても選びたい」し、むしろ、「間違っていると分かった上で選びたい」こともあります。

だからあにこれレビューも、基本的には、良し悪しは出来るだけ(といっても限界はあるけど)論理的に書き、その上で、好き嫌い(評価)を述べたいと思ってます。まあ普段、そんなこと意識してるわけじゃなく、もはや、「クセ」ですけどね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
頭良いバカ二人(笑) 公式はともかく、バカみたいなラブコメで楽しい♪

2話目 ☆4
そりゃ、Cの実験はしなきゃならんだろ。そりゃ、うちらみたく日本文学専攻は例外として、優秀な論文には英語のやつが多いだろうしね。今日も元気にあの二人はクレイジーだったな~(笑)

3話目 ☆3
AKB~↗(笑) 早く結婚しろ(笑) まあ、ギャルゲのデートといえば、遊園地は定番だよな。キャラによって乗り物選べば良いだけだし(笑) 遊園地に誘うとこ、良いね♪

4話目 ☆4
いちいち服を誉めるのは、一般的か? 連打(笑) 観点(笑) いつプレゼン試料作った?(笑) どんだけ好きなんだよ(笑) ただのビビり(笑) この二人、可愛いな(笑) それは、エロゲ(笑)

5話目 ☆3
先生、強キャラ。トラウマ、いじられまくり(笑)

6話目 ☆4
ムード値の公式は、少し納得してしまった(笑) 泣くぐらいなら実験するなや(笑) 池田研はヤバイ(笑)

7話目 ☆4
酔っぱらい(笑) シンデレラ、DNA捜査(笑)

8話目 ☆3
確かに、難しいことを簡単に説明できる人が、本当に頭良い人だよな。オキシトシン喋りすぎ(笑) この映像を観たくなる(笑) 漫画家(文系)とのタッグ。

9話目 ☆3
水着回。ナイスカップルやな(笑)

10話目 ☆4
不真面目なことを真面目に、熱い話だった。プレゼンのやりとりが面白い!

11話目 ☆3
正論がいつでも正しいわけじゃないしね。でも今は、雪村君とめっちゃ仲直りしたい(笑) めっちゃ乙女やんw 徹底的な仲直りて(笑)

12話目 ☆5
そんなのはどうでも良い(笑) 添削してる(笑) 素敵すぎる、ムード値の伏線回収(笑) 素敵なリベンジ(笑) 粘膜接触行為、強制猥褻罪(笑) 氷室のちょこちょこ、可愛いな(笑) 貧弱(笑) もう一回キスしたい(笑) ファーストキスのダメだし(笑) メガネケースのラストも、余韻があって良し。満点!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

学問のススメ

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

のフレーズが有名な福沢諭吉の論文集

人類は平等って諭吉は言いたかったとずっと思ってました。
実は続きがあって、「されど…」が続きます。

長いから要約すると、平等だけど賢者も愚者も金持ちも貧乏人もいるのは何故か?
結局、無知だから勉強しろ―的な。
諭吉の言いたかったのはそこか、です。



本題
フレーズ的に似ている「ヲタ恋」と同じぐらいと線を引いてしまったけど。

予想外に笑えて面白い、理系脳の性か一般的にはバカバカしい実験に大真面目に取り組むのが可笑しいw。

雨宮天さんはやっぱりおバカな美人キャラやらせたら上手いですね。

20年冬アニメでは一番笑えてダークホース的な存在になるかも知れません。


視聴完了
ラブコメのバランスが良かったです、コメディ要素が強いけど。
二人のピュアな関係のラブ要素も良かった。
雨宮天さん&内田雄馬さんの声優力の高い掛け合いが楽しい。
男女問わず楽しめるのもポイント高いですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

72.5 10 科学で恋愛なアニメランキング10位
HELLO WORLD(アニメ映画)

2019年9月20日
★★★★☆ 3.7 (220)
1011人が棚に入れました
京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。

声優・キャラクター
北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、福原遥、寿美菜子、釘宮理恵、子安武人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

堀口悠紀子氏のキャラで京都が舞台です

劇場版オリジナルアニメ 98分

ご縁があって迷作『バビロン』に触れた時に皆が口々にどう言ってたか?

 「やっぱり野○まどだ。あいつまたやりやがった」と。

『正解するカド』を知らない自分に1人の脚本家が記憶された瞬間でした。この映画。その人がシナリオ書いてるみたいです。漠とした不安。
スタッフでいえばキャラクターデザインが堀口悠紀子さんということで『けいおん!』『たまこまーけっと』などのどこかで見たような造形で展開されるボーイミーツガールにニヤッとできました。日常劇ではなく恋愛もの。正直これだけでなんとなく満たされました。
{netabare}※節穴eyesのため放言するとヒロインの見ためが秋山澪にしか見えなかったです。知ったこっちゃないだろうし言われて迷惑でしょうけど…{/netabare}

視聴動機はあにこれ。自分は視聴前作品のレビューをほぼ読まないためレビューに触発されてではなく、レビュー数に着目。ここ最近の映画もので100件超えてるものは視聴候補に挙げてます。だから皆さんレビュー書いてくれるとありがたい。


ということで観てみました。わりと流して観てみました。あらすじは省略。

不思議と面白かったです。
内容理解できてませんが面白かったです。
辻褄合ってない気もしますが、胸が熱くなりました。

なぜなんでしょうか?
舞台は2027年の京都、とSF仕様。

いろいろ外ではごちゃごちゃしてましたが、「好き」という感情をこねくり回しておらずシンプルにメッセージを発し続けてたからかもしれません。

不満はありますよ。
挿入歌や劇中曲も好みでなかったのかアニメーションと喧嘩してるようにも見えたし、
自然派動画ならまだしもSFならではの強烈な画に職業俳優さんの芝居は負けていて見劣りがします。


結末もわりと好みでした。私も本作品のレビューはこねくり回さずこれにて閉じます。
結局のところ堀口さんのキャラで展開されるゴリゴリのラブストーリーという見ための希少感に引き寄せられたと言えなくもない気がする。


追伸
{netabare}これ略称は“ハロワ”でいいのかしら…{/netabare}



視聴時期:2020年11月 

-----

2020.11.03 初稿
2021.08.15 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 46
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

HELLO、WORLD

グラフィニカ制作。

2027年、京都、
内気な少年が突如カラスに導かれるまま、
パラレルな世界へと突入するSFファンタジー。

開幕から爽快な音楽で楽しませてくれる。
京都の街並みを俯瞰でダイジェストし、
青春の足音が、軽快にリズムをとる。
馴染みあるキャラデザインは好印象である。

皆さんの感想も拝読しましたが、
{netabare}恋愛要素を期待すれば肩透かしをくらう。
想像以上に本格的にSF展開が続き、
少々、苦しい感想である。
ただそれはこちらの勝手な期待であり、
映画としては及第点ではないでしょうか。{/netabare}
景観も良く、美しい青春劇でもあります。

仮想現実での冒険はやがて、
{netabare}この世界の真実を明るみにする。
世界は二重の入れ子構造であり、
数々の選択肢が未来を改変、刺激し、
物語は複雑なままで、幕を閉じる。{/netabare}

新しい地平は希望に満ちている。
ハロー、ワールド、良い言葉です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 46

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

仮想世界に魂の洗練を託す……挑戦的な3DCG映画

【物語 4.0点】
青春ボーイミーツガール、時間差を盛り込んだSF設定、ヤマ場でMV風演出……。

同時期、乱立したアニメ映画企画群の中でも、
本作はSFとして情報量多し。

現実に匹敵する仮想世界を観察するこの世界もまた仮想世界で……。
という入れ子構造を生かしたシナリオはSFとして刺激的。

俳優や音楽目当ての一般層よりも、
歯ごたえのあるSF設定も楽しみたいマニア向け。


『SAO-オーディナルスケール-』までの監督・伊藤 智彦氏が
引き続きVRMMO物をやりたいと始めた企画なので
『SAO』をテーマを咀嚼して体験したような方なら付いていける。

他にもSF関連や、
プログラム入門者が最初に紹介される例題から借りたというタイトル名、
PCゲーム『平安京エイリアン』みたいな惨状(笑)とか、ネタ多し。


これを既視感と断じるのは簡単だが、
私の場合、既視のSF設定等を当てにしないと理解仕切れなかったのも事実(苦笑)

なのでここはオマージュとして好評します。


脚本は野崎 まど氏。“脚本テロ”による奈落突き落とし等を警戒される方もいると思いますがw
むしろ昨年、私が劇場鑑賞したアニメ映画の中でも、本作の余韻の良さは屈指でした。


一方で解釈しきれない謎も残される。

本作にはBD特別盤同梱or一部配信サイト限定で、
大人・ナオミ視点で綴られた短編アナザーストーリー『ANOTHER WORLD』もありますが、
それで補完し切れない点もあり、鑑賞者の想像に委ねられる。


【作画 4.5点】
果敢なセル画寄りの3DCG作画。

群衆やアクションに長があるCGの力をしっかり濫用する一方、
意外に日常ラブコメシーンも多い本作。

CGが不得手な萌えやコミカルも提供しようと、
制作に「フェイシャル・スーパーバイザー」なる顔面チェック担当のポジションを設置。
さらに勝負所ではキャラクターデザインの堀口 悠紀子氏自らが原画を担当するなど、
人物の表情に不自然さが生じないよう尽力。
成果は赤面するヒロイン等に確実に現われている。

ただ、それでも私はラブコメは手描きの方が好きですがw
けれど本作の挑戦は評価したいです。


日本有数の計画都市である京都。
碁盤状の古都に近未来の仮想世界が重なり、現実をひっくり返す描写はダイナミック。

私のツボ:見下し視点で描かれた、
区画ごとマス目を動かしてピンチ脱出を図る想像力爆発シーン。


【キャラ 4.0点】
ヒロインの一行さん。感情希薄な図書委員。ツンデレ成分配合。
彼女に萌えるかどうかが特に前半日常パートを楽しめるか退屈するかの分かれ目。

萌えキャラとしては標準的な属性の一行さんだが、
文化系でも意外と強気で頑固な性格がツンとして消費されるだけに終わらず、
濃厚なSFシナリオの中でしっかりと回収されるのが評価ポイント。

私の中で、一行さんは萌えキャラでもあり、ある種の燃えキャラでもあるのです。
さあ、「やってやりましょう」


多分に生き方を問われるシナリオ構成の中で、
主人公少年・直実と外部世界から来た大人・ナオミが、
世界との関わり方を通じたキャラ立ちにより、
テーマを深化させているのも〇。


【声優 3.5点】
直実 CV.北村 匠海さん。ナオミ CV.松坂 桃李さん。ヒロイン CV.浜辺 美波さん。

実力も人気もあり、かつアニメへの理解もある若手俳優陣でメインを固める。


ただ、この役者さんたちの演技力を引き出したかと言うと、
私はもっとやってやれた感じもします。

映像にしても状況理解に想像力が求められる本作にて、
アフレコ(映像に合わせて収録)ではなくプレスコ(声を収録してから映像)で、
台本だけで、SF設定が絡む場面を思い浮かべながら声を提供する
というのは俳優陣にとってはかなりハードルが高かったのかもしれません。


大人・ナオミ役も声は合っていましたが、
一方で、上記の『ANOTHER WORLD』では声優・松岡 禎丞さんが大学時代を演じていて、
正直、本編も松岡さんで良かったじゃんと言う気持ちが抑えられませんw


脇を固めた声優陣はプレスコでも盤石。



【音楽 4.0点】
気鋭。

OKAMOTO`Sらが若手アーティストらを束ねたチーム「2027Sound」が、
多彩な劇伴&楽曲を提供。
Official髭男dism「イエスタデイ」、OKAMOTO`S「新世界」といった主題歌は、
キャッチーなメロディがBGMとしても再三アレンジされ、堅いSFの大衆化を試みる。

……の割には興収……伸びなかったな……(遠い目)


【感想】
仮想現実がリアルに追い付き追い越した時、何が起こるのか?

『SAO』や他のSF関連でも再三問われて来たテーマに改めて挑んだ本作。
これらの作品群に通底するのは、
魂の虚実が問題なのではない。リアルでもバーチャルでも邪悪な意志はある。
バーチャルを見下し悪用しようとする人間もいる。
そんな中でも、善き魂が残り、新しい世界の道しるべになって欲しい。
こうした近未来に向けた願いなのだと思います。

この春にラストシーズンを迎える
『SAO』のテーマを受け止めるためのお供にもオススメしたい、
良作SF映画です♪

※初回投稿4/10

【追記】
……と思っていたら、『SAO』も新型コロナの影響で放送延期に……。
厳しい春ですね……。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34

64.3 11 科学で恋愛なアニメランキング11位
飛べ!イサミ(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (58)
459人が棚に入れました
花丘イサミ、月影トシ、雪見ソウシの三人は幕末に活躍した新撰組の子孫。ある日、花岡家の蔵で新撰組の秘密基地を発見し、光を放つ不思議な剣を手に入れる。そして、世界征服と花丘魁博士(イサミの父)の誘拐を企む悪の秘密組織「黒天狗党」と戦っていく。初期は少年探偵ものの方向性で、「しんせん組」で巷で起こる事件を追い、主にイサミが剣を用いて悪党と戦うという内容だった。中盤から黒天狗党が本格的に暗躍し始め、しんせん組もパワーアップを果たして「ヒーローもの」の方向にシフトしていく。

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

チャリンコヒロインの悪党退治♪

最近、ジャニーズの某メンバーが
うわさのキッスの件で謝罪する会見映像を眺めていて、
そう言えば、TOKIOは若い頃、“やるじゃん♪なかなかやるじゃん♪やるじゃんあいつ♪”
と子供向けのヒーローアニメでテーマ曲歌ってたな……。

という感じでふと思い出してみた、
1995年~教育テレビ放送のNHKオリジナルアニメ。


新撰組局長・近藤勇の末裔である主人公小5ヒロイン・花丘イサミが、
同級生少年のトシ&ソウシとのトリオで、
「しんせん組」を結成し、先祖伝来の「龍の剣」などのアイテム&からくり発明品を駆使して、
町内と世界の平和を守る。


本作で私が特に好感するのは、子供の世界を大事にしつつ
ヒロイズムを完遂している点。

象徴的なのはイサミたちの移動手段が一貫して自転車であること。

「黒天狗党」との鉱石「ルミノタイト」を巡る攻防は、
中盤以降、巨大ロボや巨大宇宙船も乱入しつつ、
歴史の裏側やSFも絡め激化していきますが、
それらは時に三輪車幼児も従えるイサミたちの活躍により、
概ね自転車出動圏内で、片付けられます。

「しんせん組」の攻撃方法もイサミの剣、ソウシの弓矢は王道として、
トシに至ってはボールを投球したりシュートしたり……。

あくまで子供たちのチャンバラごっこや秘密基地など、遊びの延長線上で、
お子様に対して適宜ギャグも交えてフレンドリーに正義を示して行きます。

特に前半は後半のような「しんせん組」変身コスチュームもなく、
小学生たちが通学した私服で、
そのまま悪党退治に直行する放課後ヒーロー感。

視聴当時、私の中では既に、小さな子供のコミュニティー内で、
世界の一大事が完結するシナリオをガキ向けと斜に見る擦れた精神が芽生えていましたがw
本作の姿勢に関しては当時も今も親近感を覚えます。

子供の遊び感覚で世界が救われるものかwと大人は馬鹿にするのでしょうが、
夢の移動手段・自転車を獲得し、「はじめてのおつかい」レベルから、
活動領域を急拡大している小学生らにとっては、
チャリで遊び回ることができる範囲こそセカイの全テ。
この時めきを大事にする本作のセンスにグッと来ます。

子供たちの正義に対して作品内の大人たちも真剣なのも好印象。
狭い世間で、家族親戚、小学校関係者一同、
発明、隠密と、しばしば裏の顔も使い分けつつ、
少年少女のヒーローへの憧れ具現化を裏に表にサポート。

子供だましにお付き合いと見せかけて、
大人が秘めた親子愛や、思わぬヒーローオタク趣味などw
今風に言うところの“大きなお友達”が楽しめる要素もスパイスされており、
なかなかに侮れません。


私にとっては、某・東の名探偵と共にストライカーのヒーロー適性を確信させてくれた。
また某・木ノ葉隠れ里のくノ一や某・ぶっちゃけあり得ない黒いプリキュア戦士に先駆けて、
ボーイッシュヒロインとスパッツの相性を脳裏に刻みつけてくれた。
心の中で結構、重要な位置を占めるアニメです。


蛇足:で、またTOKIOのOP主題歌「ハートを磨くっきゃない」について……。

デビュー曲の「LOVE ONLY YOU」からの、
聴いていて赤面する位はずい求愛ソングの流れを引き継いだ4thシングルですが、
これがまた、作品内容と全然合ってないw(苦笑)

それでも、スタッフは、ミスマッチにめげずに、本作シナリオの切ない要素や、
小5ヒロインや女教師が秘める色気などを掘り起こしてOPアニメーション化しつつ、
ネオン風の演出も交えて、ジャニーズ曲を懸命にテーマ曲化。

そんなお子様向けアニメの背伸びしてる感も意外と印象的だったりします。


今回、あのメンバーが結局、何をやらかしたのか、真相は私には分りませんが、
NHK並びに同局が展開する若者及び子供の世界は、本作のご町内の皆様も含めて、
それこそ「Rの法則」が始まるずっと前から、TOKIOをひいきにして来たわけです。

その恩を、番組が吹き飛ぶレベルのご迷惑という仇で返すとは……。
何か、ホント言葉がないです……。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ハートを磨くっきゃない♪を聴くっきゃないw

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
NHKオリジナルアニメの第1作目。当時のNHKらしく、敵も味方も少し抜けていて、どこか子供っぽくて憎めない。本当の意味での悪者がいない、家族で安心して観られる、温かいドタバタコメディ。

TOKIOさんが歌うOP「ハートを磨くっきゃない」は、90年代のアニメを代表する(と言っても過言ではない)名曲。是非とも聴いてほしい。

面白い面白くないじゃなく、リアルタイム視聴世代なんで、すごく思い入れが強い作品です。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公の「花丘イサミ」が良い。活発でボーイッシュな少女だが、芯には優しさを持っている。黒髪ショートカット&スパッツ&剣道。最近、(メインヒロインとしては)少なくなった類いのキャラですね♪ 当時は大好きだったな~♪

年をとって大分変わったけど、小学生当時、やはり黒髪ショートで活発な剣道部員を好きだったのは、イサミの影響かな?(あるいは逆に、だからイサミが好きだったのかもしれないw)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アイキャッチもめちゃくちゃカッコいい

小さいころに何となく見ていて記憶に残っていたアニメ作品なのですが、佐藤竜雄監督ということで今の年齢になって改めて視聴してみました。

いやぁ、子供向けアニメとは思えないクオリティですね。多分、ものすごく複雑な裏設定とかがある作品だと思うのですが(細かい科学技術や人間関係とか絶対ありそう)それを真綿で包んだかのような柔らかさと優しさがある感じです。子供向け作品なので、敵キャラが親切で非常に微笑ましいです。難しいことも噛み砕いて説明されていて、ここまで大人も子供も両方が楽しめる作品は珍しいのではないでしょうか。

そして、今の自分の年齢だからなのか、女性キャラクターがやたら可愛い印象があります。いや、全員可愛いです!ここまで女性キャラにときめいたのは初めてかもしれません(笑)。特に高木はるかと烏丸ヒロ子にメロメロでした。さらに男性キャラクターも印象的な人物が非常に多くて、各キャラクターを掘り下げたエピソードをもっと放送してほしかったなと思いました。

声優陣も実力者ぞろいの中、主人公の花丘イサミを演じていた中嶋美智代さんの声が非常に存在感を出していました。少し上ずった感じの非常にかわいらしい声で、もっと色々な作品に出演してほしかったなと思いました。プロ野球選手の奥さんだと最近知って、非常に驚きました。

全50話で足りないと感じてしまうくらい各話のクオリティが高くて、なおかつ軽い気持ちで見ることができる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

66.6 12 科学で恋愛なアニメランキング12位
理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(第2期)(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (131)
456人が棚に入れました
2020年1~3月に放送されたテレビアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。」の第2期製作決定が、10月17日開催のイベント内で発表された。

声優・キャラクター
雪村心夜:内田雄馬
氷室菖蒲:雨宮天
奏 言葉 :原奈津子
棘田恵那:大森日雅
犬飼虎輔:福島潤
池田教授:置鮎龍太郎
山本亜梨華:小倉唯
クリス・フロレット:梶裕貴
藤原 翠雨:山田麻莉奈
リケクマ:麻倉もも
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

恋する化学反応

【紹介】
1期見なくてもだいたいわかるので楽しめると思いますが、まず一期を見てからのほうがキャラのことがわかっていいと思います

【感想】
ネタギレなんでしょうねーって思うエピソード増えてきたのが顕著で1期より理系っぽさが減ってこの作品の個性は薄くなったけどそれが逆に視聴しやすくなってラブコメを楽しみやすくなりました
私は文系ですが、理系の話ってやっぱり面白いですね!

私は恋愛に証明が必要だとしたら、好きの定義じゃなくてその人が特別な人かどうかだと思う
キャラクターが好きになれれば楽しめるタイプのアニメ
好きなので楽しめましたけど、作画は不安定なのでもう少し頑張って欲しかったです

それから、ネタバレタグで畳んでいますが、精神的にきつい描写があるので特に女性は11話と12話(最終回)の視聴注意です

【11話と12話は視聴注意】(ネタバレ){netabare}
11話で式城君が告白→フラれたショックで豹変し、顔が完全にイっちゃっててメンヘラストーカーになります
これが妙にリアリティあってすごく怖いのですが、それだけじゃなく
12話ではスタンガンで気絶させて、不良仲間4人と一緒に町はずれの倉庫に運び込んで、一方的に片想いしてアプローチしてたことを語りだして、なんで僕を受け入れてくれないの?と責め立て、君はおかしくなってしまった、僕が矯正してやると言って襲おうとします
この一連の犯罪行為と式城のギラギラした表情が生々しい狂気で、現実でもありえる恐怖なのでほぼホラー映画でした

急にこうやって豹変する人に実際に会ったことあるから、そのこと思い出してすごく怖かった
まず「殺されるかも!?」って思って、本能的に恐怖して奏みたいに身体が硬くなって動けなくなるんですよね
たぶん奏は冷静になれば式城を撃退できたでしょうけど、この状態になったら何もできなくなっても不思議じゃないです
助かりたい一心で相手を怒らせないように必死でしたが、ちょっとでも刺激するようなことを言ったりやったりするとますますヒートアップするので、対応はたぶん間違ってなかったと思っています、命が助かることより優先することなんてないですからね
もちろんその人とは縁を切りました

でも逆に体が本能的に動いて、サスペンスドラマだと襲われてる側が思わず刺しちゃったとかありますよね
この「殺されるかも?!」って当たり前だけど何よりも強い恐怖で他の事は頭から消えますので、だから思わず刺しちゃったなんてことが起きるのです
人間の生存本能なのでしょう

怖かったけど、狂った人間の狂気を生々しく表現できていて良かったと思う
人のいないところで告白されるのも命がけですね・・・LINEでさらっと告白する人が増えるのも当然なのかもしれません
{/netabare}

【面白かったシーン 10話文化祭回】{netabare}
雪村君を女装させる話は面白かったです、キャラ変わりすぎで笑えました雪村先輩あれだけ文句言ってたのにノリノリでしたね
女装がこれだけ映えるってことは、体型が華奢なんでしょうね、どうしても男性が女装すると顔とか肩幅とかゴツくなって女性に見えないですから
{/netabare}
【キャラクター】
ラブコメのメインキャラとしては微妙ですが、いいキャラが多いですね
奏と女子高生の教え子が好きです


【主題歌】
EDは耳に残りやすい曲ですね、ビビッとらぶ! 好みな楽曲じゃないけど、キャッチーなフレーズがいいと思います
まふまふさんはリーマンズクラブのEDはアニメに合ってないと思ったけど、こっちはアニメに合ってていいと思います

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この作品は、テレビドラマ化されているだけでなく、テレビドラマの続編として劇場版まで上映されていたことを、wikiを見返すまですっかり忘れていました^^;

この作品のTVアニメ第1期は視聴済です。

互いに好意を抱いている主人公2人が、恋愛感情とは何かを理論的に解き明かそうとするんですが、作者の理系に関する知識の半端無さを思い知ることのできる作品です。

…と思ったら、筆者の山本アリフレッドさんは、理系の大学で前期博士課程まで修了している方なんだそうです。
リアルに、このテーマを研究している方は流石にいないと思いますけれど、発想としてはとても面白いので、第2期の視聴を楽しみにしていました。


沖縄合宿で、朝日のレンブラント光線によってムード値が最高の橋で、
理論値的に最高のキスをした雪村と氷室だったが、
採取した唾液の量が不十分で再測定することに。

唾液測定の専門家を訪ねて、
理学部生体制御学科へ向かう一同の前に、
花魁のような格好に白衣をまとった妖艶な女・翠雨と、
その恋人・クリスが現れる。

雪村は翠雨たちに「好きを証明する実験」への協力を要請するが、
翠雨たちの圧倒的な愛のオーラを見せつけられ…。

理系が恋に落ちたので証明してみた。
研究に情熱をそそぐ、理系女子と理系男子がもし恋に落ちたら?
彩玉大学に通う理系大学院生の
才女、氷室菖蒲は同じ研究室の雪村心夜に告白する。

当然その「好き」に理論的根拠なんてない!
しかし、理工学専攻として、
「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」
その信念をもとに、2人は研究室のメンバーを巻き込んで
「恋」の定義に関する証明実験を始める!?

デート実験、好きの構成要素の解明、心拍数計測実験、
ムード値の計測……。

個性的過ぎる愛すべき理系たちが「恋」を理論的に証明する
笑いありキュンキュンありの

理系ラブコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第2期で、池田研究室に在籍する学生たちそれぞれの立ち位置と相関関係がより明確になりました。
主人公である雪村と氷室は、既定路線からの変更は無いので置いておくとして…
今回は奏、棘田、虎輔の3人の立ち振る舞いが見どころだったと思います。

特に虎輔…とある度に自問自答と自らへの否定を繰り返していましたが、「もう、いい加減認めたら…?」なんて思ったり…

棘田に関しては、個人的に彼女のポジションは嫌いじゃないので、安心・安定感があったかな…
普段は自堕落な日々を送っているようですが、ちょいちょい本気モードの彼女が見れるのが最大の魅力なんじゃないかと思っています。
完走して振り返ってみると、結構、推し目線で見ていたかもしれません。

一番やっかいだったのが奏…
基本スペックは悪く無いのですが、兎に角「普通」に固執する点が目立っていました。
その理由も物語の進捗に伴って明らかになりますし、十分理解できる範疇だったと思います。
個人的には「あのオチで良かったの?」感が半端ありませんでしたが、結果オーライっぽい感じでしたし、一番丸く収まる方法だとも思えるので、これ以上ツッコむのは控えておきます。

他にも、山本先輩を演じるのが唯ちゃんだったり、リケクマのCVがもちょだったりと気になる点が幾つか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、天ちゃんによる「Love-Evidence」
エンディングテーマは、CHiCO with HoneyWorks meets まふまふさんによる「ビビっとラブ」
どちらも通勤中に聴いていた楽曲です。

1クール全12話の物語でした。
原作のストックがどの程度残っているかは分かりませんが、これで終わりじゃありませんよね。
この捻じれまくった人間関係の顛末が気になって仕方ありません。
続編の情報を楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作大幅カットですか・・・ちょっと納得いかず^^;

原作既読(発行巻購入)  全12話


あらすじ
理系の男女が恋心を数字化するための物語


では感想を
うん、期待値通りですかね
原作組ですが、普通に面白かったと思ってます^^

1期と同じくはキャラ作画はやっぱり残念
原作はもっと綺麗なんですよ

原作のシリアスメインをアニメ化したって感じですね
1期の方はコメディ成分多め、2期はちょっとだけシリアス成分多め

1期を面白いと思った方は続けて視聴されても面白いって感じると思いますよ
1期と同じように恋愛アニメですが、ボケツッコミアニメです

最終話は女性はちょっと要注意
原作もここだけは嫌な気分になるんですよねwww

でも原作の伏線には必要な回ですのでしょうがないかなって
心して視聴してくださいね


作画は原作組としてはキャラだけはやっぱり不満
菖蒲さんも奏ちゃんも原作はもっと綺麗で可愛いんですよ^^

声優さんも良かったですよ
でも梶君の声はちょっと聞き飽きてきました(大爆笑)
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

音楽は普通。
OP、ED,BGM全部ひっくるめて普通^^

キャラも相変わらず濃い~メンツが揃っています
日常系なのに濃いってwww


視聴すると奏ちゃんの言葉にハッっとすることになる人もいるのかな?
色んな事を深く考えさせられるアニメだと思います

ただ視聴するだけもったいないアニメですよ

普通に完走できる良作品だと思います
1期を見てない方は1期から視聴してくださいね^^

出来れば原作も見ちゃってくださいな
原作は公式でhttps://comic-meteor.jp/rikekoi/読めますよwww



では最後に一言
絶望した~!普通じゃない自分に絶望した~!
某韓国系アイドルグループに全く興味を持てず!
人気YouTubeを面白いと思わない!
色んな人が面白いというアニメ、マンガを全く興味が湧かない!
流行のファッションは身長の低すぎる私には似合わない!
マイノリティーで何が悪い!
人と違う事をすると非難される現実(リアル)に絶望した~!

かといって
(俺、他人と違う。俺、カッコいい)
って思っている人はちょっと・・・冷静に考えましょうねwww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

57.6 13 科学で恋愛なアニメランキング13位
探偵チームKZ事件ノート(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (63)
353人が棚に入れました
友だちや家族、また成績に、なやみやコンプレックスを感じている
小学6年生の立花彩。

あるとき、塾で出会った超・個性的な男子4人と「探偵チームKZ(カッズ)」を組むことに!!

個性豊かな「探偵チームKZ」が、事件にまきこまれ、時にぶつかり合いながらも、それぞれの特技、専門知識を使い、協力して、事件を解決にみちびきます!


声優・キャラクター
巽悠衣子、斉藤壮馬、寺島拓篤、西山宏太朗、市来光弘

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「探偵チームKZ事件ノート」←毎回この台詞から始まる構成が何気に好きでした^^

この作品の原作は未読ですがNHKEテレで放送されること、キャラデザが好みだった事から視聴を決めた作品です。

ポンポン視聴する作品を増やしていくとどうなるかは理解しているつもりです・・・でも、一度気になっちゃうと視聴せずにはいられないんです^^;
そして第1話・・・私好みのキャラデザの登場人物が可愛らしく登場した時、「あぁ、視聴を決めて良かったな^^;」と心底思いました。

この物語の主人公は小学6年生の立花彩・・・引っ込み思案で周りの視線が気になって仕方ない彼女は、友達と呼べる人もなく、独りで過ごす時間の多い女の子です。
勉強や運動も決して他人よりできる訳ではありませんが、唯一国語が得意なのが彼女の取り柄になっていたようです。

「一芸に秀で、その芸で身をたてる」
はちょっと言い過ぎかもですが、国語の得意な彼女は塾で特殊クラスに入れることになったんです。
そして、そのクラスには「サッカーチームKZ」の4人のメンバーが在籍していたんです。
KZのメンバーといえば女の子の黄色い声が飛び交う超人気者です。
かかわり合ったら人の目が・・・
現状の自分の立ち位置を理解している彼女でしたが、KZのみんなはそんなの全くお構い無し・・・

そんなある日、KZのメンバーの一人である若竹の自転車が盗まれるというトラブルが発生するんです。
「絶対犯人を見つけてやる!」
それぞれ得意分野を持つKZに国語の得意な彩が加わり、「探偵チームKZ」の物語が動いていきます。

探偵とはいえ彼らは小学生・・・扱う事件も身の回りにおける些細な出来事なんですが、これが結構面白いんです。
時折小学生には無理なんじゃ・・・という設定も無いわけではありません。
でもそこはフィクションという枠の中でKZのメンバーが輝ければ問題無いと思います。

物語は大きく4つについて描かれています。
①消えた自転車は知っている
②卵ハンバーグは知っている
③裏庭は知っている
④バレンタインは知っている

どれも題材は身近ですが、タイトルから内容が想像できないところに面白さがあるのかもしれません。
そしてこの作品は謎解きと同時にチーム内のキャラを掘り下げています。
この掘り下げがあるから、チーム内での言動やつかず離れず・・・だけど自分の得意分野でしっかり事件を解決へと結び付けるお互いの役割で繋がっているのが分かります。

引っ込み思案だった彩ちゃん・・・探偵KZでの活動を通してどの様に変わっていくのかが見どころです^^

でも私の中で唯一分からない事があります。
何故16話という半端なタイミングで終わってしまったのでしょうか^^;?
1クール12〜13話なので、14話目の放送を知った時・・・嬉しかったんだけどな^^;
まさかそこからあっという間に終わってしまうなんて・・・

作品が放送されていたのは平日の夕方・・・小学生もたくさん視聴していると思います。
でも内容的に実際の小学生が真似できるモノではないから実害も無いと思いますし・・・
少しwikiを見てみたら原作のストックもまだありそうですし・・・

主題歌はダイアナガーネットさんの「難解!ミステリー」
楽曲を購入するまで歌い手がアメリカ人だったとは想いもよりませんでした。
日本語がとても上手でビックリでした。
これからの活躍に期待しています^^

全16話の作品でした。
この作品の様にお互いの長所を発揮しながら仲間と一緒に事件を解決していくスタイルは、正に一昔前の日本の仕事の仕方と重なります。
高度経済成長期に私達の先人達が編み出した業務スタイルですが、私達はだいぶかけ離れてしまいました。
現在、当時の日本の成長の秘密や法則を学んだ外国人が様々な著書を出版しており、今の私達が現状を打開するためにその著書で勉強しようとしている・・・なんて皮肉なモノです^^;
こんな堂々巡りをするなら、もっと先人の教えをもっと貫いていれば回り道すること無かったのに・・・と思ったりしています。
今の私達に足りないモノを教えてくれる・・・そんな作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

半端ない調査力

中学生が科学捜査真っ青。
どんな設備とコネクション持ってる中学生やねん!
非現実的推理アニメ。推理アニメにもなってない。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

典型的なローティーン少女漫画ハーレム

児童文学のアニメ。低年齢層向けだけどそれなりにみれる。9分間で4話1ストーリーで、さすがNHKというかなんというか…上手に出来てると思った。
典型的な少女漫画ハーレム構成でローティーンアニメが見れる人じゃないと見れない。
ただ国語のとか、なんたらのエキスパートというのが低年齢層だとしてもくどいく感じる。

100点中56点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

61.6 14 科学で恋愛なアニメランキング14位
EXMACHINA-APPLESEED SAGA[エクスマキナ・アップルシード サガ](アニメ映画)

2007年10月20日
★★★★☆ 3.7 (67)
301人が棚に入れました
『APPLESEED アップルシード』の続編として製作された士郎正宗原作、荒牧伸志監督による3DライブアニメをBD化。サイボーグと人間の遺伝子で作られた“バイオロイド”と人間が共存する2138年を舞台に特殊部隊の活躍を描く。プロデュースはジョン・ウー。

h02dvvd さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

前作よりおとなしくなった印象

【萌え】★☆☆☆☆ 【シリアス】★★★★☆
【ヒューマンドラマ】★★★☆☆ 【アカデミック】★☆☆☆☆
【ギャグ】★☆☆☆☆ 【演出】★★☆☆☆

 映画「アップルシード」の続編です。前作のキャラクターが何の説明もなく出てくるので前作視聴推奨。


 ぬるぬる動くアクションシーンは今作でも健在です。前作よりキャラクターが少し気持ち悪くなくなった気もしますがどうでしょう。音楽担当も相変わらず豪華。YMO・コーネリアス・rei harakami・m-floなどなど……よくもまあこんなに集めたもんだ。ブンブンがリストラされたことは個人的に残念ですが。
 ということで、この2つは前作同様よろし。

 で・す・が、
 物語がとってもわかりやすくなってしましました(悪い意味で)。「ハリウッド映画あるある」を地で行っている感じです。そのため展開が先に読めてしまいます。うむ。これは、

 (´・ω・`)「TSU ☆ MA ☆ RA ☆ NA ☆ I」

 と私は感じたのですが、どうやら(`・ω・´)「おもろかった~」と感じた方もいるようで。前作より物語のレベルが落ちた気がするのですが、それでもストライクゾーンに入る人は楽しめるかな?
 分かりやすいハリウッド映画を期待して観ましょう!物語は期待しない方がいいぞ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

ななろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

おもしろい方です

アップルシードの続編です。

「甲殻機動隊」等の士郎正宗氏の原作ですので、似たような世界観で「甲殻機動隊」のような物と思って見れば外れは無いと思いますけど、続編にありがちな1作目よりちょっと評価が下がってしまいます。

でも作品自体はバランス良く仕上がっていると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1
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