萌えアニメ映画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の萌え成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の萌えアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 萌えアニメランキング1位
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~(アニメ映画)

2017年11月11日
★★★★☆ 4.0 (262)
1322人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、茅野愛衣、早見沙織、速水奨

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君と離れて過ごす時間が、こうも落ち着かないものだったなんて。

「ご注文はうさぎですか?」、
通称「ごちうさ」のスペシャルアニメです。

時間も長くないので、
1期や2期がお気に入りだった人たちへのおまけエピソードな感覚でした。

相変わらず可愛さと萌えがぎっしりなので、
心ぴょんぴょんしたい方にはおすすめですよ♪

2期の続編に位置付けられるエピソードなので、
まずはTVシリーズを見てから視聴することをおすすめします^^

60分の作品です。


● ストーリー
喫茶店・ラビットハウスに下宿しているココアは、
しばらく実家に帰ることになった。

久しぶりに家族との時間を過ごすココアと、
ココアのいないラビットハウスで過ごすチノたち。

ココアがいない。
いつもとなんだか違っていて、落ち着かない時間がチノを包む。


今回は、
・家族と過ごすココアの故郷
・ココア以外のメンバーが過ごすラビットハウス
の2つの場所での物語があります。

大きく盛り上がるようなストーリーではありませんが、
相変わらず可愛さぎっしりです(*´ω`*)

きっとTVシリーズで心がぴょんぴょんしていた人たちは、
この作品でも心ぴょんぴょんできると思います♪

ココアの母も姉もお茶目だし、
さらにココア家3人の関係も可愛くて微笑ましいし、

ココアがいなくて寂しそうなチノちゃんも可愛いし、

チマメ隊(チノ・マヤ・メグ)3人の連携は
ロリコンに目覚めさせるほどの萌え力があるし、

相変わらずキャラの個性が
あらゆる可愛さと萌えに変換されています!恐ろしい!笑

時間が60分なので、
「あれ、もう終わり?」とあっという間でした。

十分心ぴょんぴょんしたけれど、
もっと心ぴょんぴょんしていたかった!


● キャラクター
みんなそれぞれ可愛くて、萌える(*´Д`)

キャラに関しては、
「可愛い!」の一言で片付いちゃうんだよなあ。笑

可愛いところに萌えたり、
おとぼけなところにクスッと笑えたり、

笑顔でおしゃべりしているだけですべてが可愛くなる。
なんと平和で幸せな世界!

キャラが完成された作品だと改めて思いました。笑

ティッピーは今回ももふもふしていたよ!もふもふ♪


● 音楽
【 主題歌「セカイがカフェになっちゃった!」/ Petit Rabbit's with beans 】

「Petit Rabbit's」は、メインキャラ5人によるユニット。
今回も彼女たちらしいな~と感じる曲でした。

でも今までの曲と似ているわけではなく、
また新しい魅力を楽しめました♪

そこに加わった「beans」とは、そう、“マメ”!

チマメ隊じゃなくて?と思ったら、
「Petit Rabbit's」にチノは初めから参加しているので、
加わるのはマヤ&メグの“マメ”だけか!と気付き。

このネーミングセンス、気に入りました♪笑


● まとめ
確かに“劇場版”と言うより、
“スペシャルアニメ”という表現の方がふさわしい作品でした。

でも内容が薄いわけではなく、
2期の延長の新作として、十分楽しめる内容でした^^

可愛さだけがブレンドされた世界で、
心ぴょんぴょん癒されるのはいかがですか?(*´ω`*)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シスターの帰還

原作コミックは未読。

先日、近所の映画館に3ヶ月遅れで興業にやって来た限定上映に滑り込みで観に行きました。

短尺かつ典型的ながら優しさに溢れた“おかえりなさい”が沢山詰まった日常系の佳作でした。
盆暮れ正月の帰省を始め、全国的に“おかえりなさい”が縮小傾向にある昨今、
こういう“おかえりなさい”が見直されてばいいのにな……。と率直に思いました。

構成は例えば{netabare} “空回リゼちゃん”や“パン銃士”。
あとはカフェイン狂な人間信号弾(笑){/netabare}など、
多種多様なかわいい生き物たちや、おびただしい数のモフモフなどを愛でる、
いつもの『ごちうさ』で、何だかとてもホッとしました。

脅威の中学生萌え殺し部隊“チマメ隊”のロリパワーも相変わらず殺傷能力抜群w
{netabare}“鬼軍曹”な“暫定お姉ちゃん”に
来年から“中学生”なんだからしっかりしなさい!
などと勘違いな叱咤をされるボケシーンで、
私は思わず「そうだよ。そうだよね~」と大真面目に首肯してしまいましたw{/netabare}
JKだのJCだのJSだの最早どーでもいいw
ロリロリし過ぎて、正常な認識能力など瞬く間に溶解してしまいますw

“かわいさだけを、ブレンドしました”と公言して憚らない本シリーズですが、
ふと、『ごちうさ』も意外と一歩間違えばイジメやブラックに転落しかねない、
危険な毒物も多数ブレンドされているな。と思ったりもしました。
掛け合いの中で意外と個々人の触れられたくない過去など、急所をえぐったりしてますし、
“ブレックファーストコンタクト”とかwブラック企業のデスマーチじみてますしw
ただ、イジり等も絶妙なポイントに落ち着くことで、
毒性分も怒り等の負の感情に悪化せず、可愛いゆるふわ成分に化学変化してしまう摩訶不思議。

厳密に言えば、かわいさだけを、ブレンドしていると言うよりむしろ、
何をぶち込んでも、かわいさだけが引き出されてしまう。
“ミルク色の異次元”レベルのゆるふわ空間こそが『ごちうさ』の真髄なのかもしれません。

個人など所詮、自分探しをしても自分どころか小説のネタも満足に見つけられない無力な存在w
そんな個人に友達をからかってはいけない。などと道徳でがんじがらめにしても効果は薄い。
柔和なカップがあって初めて安らぎをもたらすコーヒーが出来上がる。
失言を規制するより、まずは何を言っても笑い合える絆から。
劇場スクリーンで再現された、メルヘンとガラケー&スマホが同居した温かい街並み。
こうした空間にこそ不協和音のない平和な日常は訪れる。
人間作りより優先すべきは環境作り。
セカイをカフェにするような施策こそ検討されるべきではないでしょうか!

などと、ゆるい中にやはり挟まれた微エロシーンに鼻の下を伸ばしつつw
生意気な妄想を転がしながらも、凝り固まった心身がゆったりと解きほぐされた……。
あらゆる事象が可愛いに帰結してしまうこの不思議空間をもっとけんきゅーしたいので、
続編TVアニメなども是非もう一杯おかわりしたいと思った。
私にとっては満足度の高い劇場鑑賞でした♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

安定感バツグンの劇場版

とかく、劇場版だとTV版とは変わったことをやろうとしてハズシちゃうとか、少しがっかりしがちなもの・・・。
そういうのとは全く無縁なこの作品は、本当に凄いなぁ・・・と。

TV版から全くブレない、安定感抜群の作品でした。

{netabare}ココアの里帰りから始まるこの作品。
ラビットハウスの3人(チノ、ココア、リゼ)にスポットライトが当てられた作りとなっている。
しかし、3人以外の登場人物にも、しっかりと見せ場が準備されているのが心憎い。

目新しい登場人物はココアの母親くらい。{/netabare}

物語も作画も音楽もTV版と変化が見られない。
良い意味で、『普段着の』劇場版でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

91.6 2 萌えアニメランキング2位
映画けいおん!(アニメ映画)

2011年12月3日
★★★★★ 4.3 (3041)
15415人が棚に入れました
「放課後リターンズ!」「けいおん!」は、いつでも進行形!!あの大人気TVシリーズが遂に映画化!TVシリーズでは描かれなかった、桜が丘高校在学中の軽音部5人の繰り広げるゆるやか部活ライフを描く。卒業を控えた軽音部3年生 唯、澪、律、紬の4人は、いつもどおり部室でお茶したり、バンドの方向性を話し合ったり?とゆるやかな時間を送っていた。そんなある日、教室で同級生たちが「卒業旅行」を企画していることを知り、唯たちも卒業旅行に行こうということになる。そのことを聞いた梓も参加することになり、各自、候補地の希望を出す中、くじ引きの 結果「ロンドン」へ行くことに決定!ガイドブック等旅行の準備をしながら、各自、ロンドンへの思いをはせる。

声優・キャラクター
豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈、真田アサミ、米澤円、藤東知夏、永田依子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

けいおんシリーズの魅力が詰まってる。元気のないときに見ようc(-。-,,)c)~

原作未読。
けいおん1期、2期ともに視聴済み。

1期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/408583
2期レビュー→ http://www.anikore.jp/review/413114

劇場版は時系列でいうと、けいおん2期の終盤間際、23~24話の辺りです。
どのようにして24話につながったのか、裏話が描かれています。
視聴後、もう一度、けいおん2期の終盤を見直したくなりました。


けいおんは「日常の中にある楽しさ」がテーマだと考えています。
その日常の中で、「山」となるイベントが含まれています。
その中でも最も大きいであろう山が丁寧に描かれています。

イベントですから、正確には日常ではなく非日常です。
しかし、日常の延長線上にある「ちょっと大きな日常」といってもいいくらい、自然なキャラクターの姿が表現されています。
キャラクターの細かいしぐさ、テーブルの上に置かれた小物、背景のいたずら書き。
そんなさりげない描写ですら、楽しい日常を感じさせてくれます。

「ああ、またボケやツッコミをしながら壁に落書したんだろうなぁ」
「今日あったことをぐだぐだ話しながらお菓子の包み紙で遊んだんだろうなぁ」

なーんて想像してしまいます。

みんなの仲の良さが伝わってきます。
本当に楽しそうです。
こちらまで楽しくなってきます。
何ていえばいいんでしょう。
ペットのしぐさに癒やされる感じでしょうか?
{netabare}あずきゃっとc(-。-,,)c)~{/netabare}

日常の枠をギリギリこえない、楽しさがテーマの物語。
そして、感動も忘れていません。

「けいおんシリーズの魅力とはこういうものだ!」とうまく伝わった作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 93
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

卒業は さよならじゃない(点数以外全て更新)

1期、2期 視聴済み
過去視聴作品レビュー

高校の部活動けいおん部。「放課後ティータイム」という5人のガールズバンドの女の子たちの物語です。けいおん劇場版は何度見ても新しい発見や違った感動があります...とても愛があふれる作品です。

けいおん部はとにかくマイペースな部活です。
部活中に楽しいおしゃべりの時間、ティータイム。優しい時間が流れます...

部員は5人。内4人は3年生(唯、澪、律、紬)
あずにゃんこと梓ちゃんは1つ年下の後輩、唯たち4人はこの年に卒業を控えています。この5人で過ごせるのもあとわずか、そんなかけがえのない大切な時間を描きます。

部活動での沢山の思い出。この場所で仲間意識や信頼関係を築き絆を育みましたね。

沢山の楽しい時間を皆で過ごし、辛いことや大変なこともありましたが皆で成長した、けいおん部。
ずっといつまでも、終わらないで..誰もが思ったことでしょう…

{netabare}
刻々と時は過ぎ...
卒業旅行に憧れの地ロンドンへ5人で行きます。
はしゃぐ澪がとても可愛いですね。
後輩のあずにゃんはドタバタした旅行のサポートを行いここでもしっかり者でした。

あずにゃん。唯は先輩ですが数々の頼りない行動に何度も振り回されたけれど、何だかんだいっても大好きで大切なんですよね。唯×あずにゃんとっても良いコンビでした。
時にあずにゃんと唯がお互いに相手を思いやるシーンに感動でした。

「最後に、先輩らしい事をしたい!」という唯達の想い、後輩あずにゃんに残せるものはないか、、そして生まれる歌。この卒業旅行を経てつくられたのですね。

あずにゃんに秘密でつくりあげた、けいおん部の絆と思い出を歌にした「天使にふれたよ!」

4人にとってかけがえのない天使あずにゃんへおくるシーンには感動でした。

先輩4人のありったけの愛情と感謝。この歌声、歌詞はあずにゃんの心に深く刻まれたことでしょう。
{/netabare}

劇場版の最後のシーンがアニメシリーズ最終回の名シーンに続いているのです。きれいにまとまり笑えて泣ける素敵な映画でした。

会えたよ! すてきな天使に
卒業は終わりじゃない
これからも仲間だから♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 82

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ファンには嬉しい大満足の劇場版でした( *・ω・)ノ

■けいおん!!!3期を期待せずにはいられなくなっちゃいますね‥…━━ *  m(゚▽゚* ) ホシニネガイヲ・・・
まさか、生まれて初めて公開初日に映画を観に行くことになるなんて思ってもいなかったです!
それだけ期待もしてたし、好きな作品のひとつだったんですよね(^ー^* )フフ♪
そしていざ劇場へ||ヽ(*゚▽゚*)ノミ|Ю ワタシノセキハドコ♪
上映時間116分・・・「けいおん!」らしさがたっぷり詰まったあっという間の至福の時間でした
♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ
 
劇場版でも、監督に山田尚子さん、脚本に吉田玲子さん、キャラデザに堀口悠紀子さんといった主要どころが女性スタッフ中心に制作されているので、キャラのちょっとした行動や仕草、思考や感性が等身大の女子高生として描かれているところは相変らずでとっても好感がもてました。
それと劇場版「けいおん!」の予告PVでも知らされていたように、卒業旅行で海外へ行く事になるのですけど、ちゃんと海外でも彼女達の「らしさ」が生かされているので、なんだかとっても安心しちゃましたw
それと京都アニメーションの安定感抜群な作画は「これぞプロの仕事」って感じで改めて感心させられちゃいました(゚∇^d) グッ!!

劇場版「けいおん!」はTVシリーズで培ってきた良いところを、背伸びさせずにそのまま詰め込みましたって印象なのです。
TVシリーズの延長線上で違和感なく楽しむ事ができるので、ティータイムに紅茶を飲んで
C=(^◇^ ; ホッ!っとするような感覚にさせてくれました♪
いつもでもどこでも変わらない「け」「い」「お」「ん」「ぶ」が観られるのが劇場版「けいおん!」の良い所なのでしょうね(*゚▽゚)ノ
けいおんファンにとって劇場版「けいおん!」は間違いなく大成功といえる作品だとおもいます!
まだ「けいおん!」を観たことないっていう方は是非TVアニメシリーズを観てから視聴することをお薦めします♪

アタシσ(゚-^*)にとって色々懐かしい気持ちにさせてくれるのが「けいおん!」って作品なので文句なしで観て良かったです(*^o^*)
学生時代の友達との思い出、バンド仲間との時間、海外で知り合いにバッタリ会ったときの感動などなどw
家に帰った後に愛用の楽器たちと戯れたことは言うまでもありません《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛

そういえば、漫画は唯ちゃん達の卒業組みとあずにゃん達の高校生組みが並行してそれぞれ連載中なのでアニメ化を否応なしで期待せずにはいられないですよね♪
また新しい「けいおん」と出逢えることを楽しみにしてます☆⌒ヽ(*'、^*)

2011.12.04・第一の手記

投稿 : 2024/05/11
♥ : 80

71.5 3 萌えアニメランキング3位
ストライクウィッチーズ劇場版(アニメ映画)

2012年3月17日
★★★★☆ 4.0 (570)
2952人が棚に入れました
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish
監督・アニメキャラデザ:高村和宏
キャラデザ・原案:島田フミカネ
脚本:ストライカーユニット
軍事考証・世界観設定:鈴木貴昭
制作:AIC
製作:第501統合戦闘航空団 活動写真

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、野川さくら、園崎未恵、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

私たちが連合軍第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズだ!

2期より2ヶ月後のお話です。

今回は宮藤中心にお話しが進みますね。

さすがに劇場版だけあって映像が凄いです^^迫力もありましたね〜

キャーキャーワイワイのするところはあまりなく、シリアス展開です。

でも見応えがありました。感動しましたね^^

短期間で1期→2期→劇場版と続けて観てきましたが、続けてみるとウィッチたちそれぞれに思い入れが強くなりますね〜
みんなー!大好きです^^

劇場版から観ても結構説明もありますので大丈夫ですが、お時間があれば1期から観ることをオススメします。
{netabare}
ラムネおいしそうでした^^
最後に「つづく」とあるので、3期があってほしいですね。楽しみに気長に待ってます^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ズボン映画の真骨頂

制作はAICのオリジナルアニメ映画です。
ジャンルは軍事・魔法少女・萌え燃え系です。


一期「ストライクウィッチーズ」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/485070/
二期「ストライクウィッチーズ2」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/485071/


第501統合戦闘航空団が正式に解散し、主人公の宮藤芳佳は扶桑公国で医学校に入ることを目標に勉強をしていた。
そこへ坂本美緒の命を受けて、扶桑公国のウィッチ・服部静夏がやってくる。


映画単体でも見れないことはないです。
とりあえず各種用語やキャラクターの説明はありますのでね。
しかし、テレビシリーズを一通り見ていないとあまり楽しめないかも。
やはりシリーズファン向けの作品。

90分しかないのにそれぞれのキャラクターを丁寧に扱っています。
また戦闘シーンの描写が多く、作画も劇場版なので良し。
今まで以上にリアルで迫力があります。
ストパンに物語性なんて期待していなかったのですが、意外とちゃんとしてたりしますw

濃いキャラクターが多い本作。
ですが、今回は主人公が物凄い主人公オーラを放っています。
とにかくまっすぐで、みんなの役に立ちたい、みんなを守りたい。
その一心で行動する彼女の行動は胸を打たれるものがあります。
それとの対比で軍規を徹底して守る静夏が新キャラとして登場し、主人公のキャラを立てています。
とりあえず、ウィッチに不可能なことはないという前提を忘れてはいけませんよw


総括して、ズボン少なめ、戦闘多めで微妙に百合。
いつもながらになぜか熱い。
テレビシリーズを楽しめた人ならば、間違いなく楽しめます。
最後に「つづく」とありましたのでこれはまだまだやりそう。

どうでもいいですが、{netabare}終盤で501統合戦闘航空団がそろったところでなぜか泣きそうになりましたw{/netabare}
私はもう戻れないところまでストパン好きになっているw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

燃えアニメ。開発チームは鉛筆に恨みがあると思う

ストライクウィッチーズ2期の続き、約110分。
これだけ観てもいいですが、感動は半分以下になりますので、2期まで視聴推奨です。

1期のレビュー → http://www.anikore.jp/review/594705/
2期のレビュー → http://www.anikore.jp/review/606052/


萌えアニメならぬ、燃えアニメ、とってもアツかったです!

この作品の主人公は、宮藤芳佳(みやふじ よしか)だけではなくもう一人います。
服部静夏(はっとり しずか)軍曹。
自由で無鉄砲な芳佳とは異なり、規則に従うガッチガチの軍人の静夏。

この二人を対比させることで物語に味を付けています。
ルールに従うべきなのか、思うがままに突っ走るべきなのか。
{netabare}
芳佳の「諦めない心でまっすぐに突き進む」という行動が「ウィッチーズらしい」ことになりましたが、ルールも大切ですよね。
静夏が訓練通りにネウロイを攻撃したらうまくいった、このシーンでうまくフォローされていると思います。
{/netabare}


作画は劇場版らしく気合いが入ってます!
ウィッチたちは、アグレッシブに動き回りますし、いろんなデザインのネウロイが山ほど湧いてくれます。

ところで、開発チームは鉛筆に恨みでもあるんでしょうか。
鉛筆型のネウロイが{netabare}シューティングゲームのザコのごとく撃墜されていったので……。
気持ちよかったですけどw
{/netabare}

王道展開だしご都合主義もありましたが、そんなの気になりませんでした。
終盤はとにかくエキサイティングで、カメラさんは下半身を狙って頑張っていましたが、もうパンツなんて目に入らず(ホントダヨ)。
{netabare}
501隊全員集合に加え、大和からの援護射撃には鳥肌が立ちました。
芳佳も魔力を取り戻せて良かったですね、3期が楽しみです。
{/netabare}

熱い展開とすっきりした結末。
1期と2期を観たなら、これを観賞しても損はないです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

77.5 4 萌えアニメランキング4位
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(アニメ映画)

2023年5月12日
★★★★★ 4.2 (48)
307人が棚に入れました
2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと一報が入った。同じ会議に出席していた厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場に急行する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局行動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博士が遺体となって発見される。事件の背後には、行動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博士が確立した研究…通称〈ストロンスカヤ文書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課一係は、行動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博士が最後に通信した雑賀譲二の協力を得て、文書を手に入れるべく出島へ向かった一係だったが…。
〈ストロンスカヤ文書〉を巡り、予想を超えた大きな事件に立ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、日本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シリーズ第3期の解答編に位置付けられるマニアックな劇場版

【物語 3.5点】
時系列としては2019~2020年に展開したシリーズ第3期及びその劇場版完結編の2年前に遡るエピソード。

灼(あらた)&炯(けい)3期ダブル主人公の家族にまつわる事件の真相。
朱(あかね)が監禁されるに至った経緯。

3期で未消化だった部分を補完しつつ、
『PSYCHO-PASS』シリーズ全体のテーマを原点に戻って再整理。


脚本も、構成担当の冲方 丁氏と深見 真氏との3期の共同体制が継続。
冲方氏が関わる『PSYCHO-PASS』は刑事ドラマ成分がより強くなるため、
引き続きSFよりも刑事物の間合いで受け止めにいくのが折り合いのコツ。

深見氏が上げて来た3時間半分の脚本を、冲方氏が2時間程度に調整し押し込んだとのことで。
重複する主語と目的語は、容赦なく台詞から省略。
しかも内容は哲学的、宗教的。3期を中心に予習復習は大前提。
集中力を高めて話の流れを捕まえに行かなければ、取り残されて脳がオーバーロードしますw

よって2D鑑賞の私が体験もしていない4Dを否定するようで恐縮ですが、
本作は動く座席で騒ぐものではなく、地に足をつけて傾聴する作品だと思います。
何なら集中力に自信のない方は、今回に関しては無理に劇場鑑賞せずに、
配信等を待って、一時停止して巻き戻しながらというのもアリだと思います。


本作にて、システムを神に見立てて人類の完全服従を求める勢力の狂気が補完。
前作までに3期が描いてきた、システムを利用し“ゲーム”に興じる人類の権限者の傲慢。
両極端の末路が語られたことで、朱が提唱する法治主義の一定の存続と、シビュラシステムと人類の共生といった理想論が、
中庸たる折衷案として浮上。

3期全体として見ればテーマのバランスは取れたか。
ですが法治主義に強い不信感を持つ私にとっては、朱の主張は根拠がまだ弱いとも感じましたし、
3期もまた堂々巡りだったなという感想は変わらず。

ただ今作で大風呂敷を畳もうとする意志も汲めたので、続編次第ですね(これ毎回思ってる気がするw)


【作画 4.5点】
アニメーション制作・Production I.G

22世紀の日本を再現する背景美術は相変わらずリッチなSF。
今回はそこに十字架、西洋教会風の挙式、春節と、
法治主義の代替に神や伝統を求める人間心理を背景、作画がフォロー。

その上で陸海空で繰り広げられる派手な戦闘シーン。
ですが本作のアクションはエンタメとして映える人知を超えたスピードよりも、
スローペースで人間らしい泥臭い肉体言語に原点回帰した感。
この面でもやはり4Dアトラクション向けではないですが、
私は『PSYCHO-PASS』の拳にようやく人間哲学が戻ってきたようで嬉しかったです。


この続編も結局、色相をクリアにする裏技でシビュラ逃れする敵に、
お預けにされたドミネーターの活躍を、終盤に解禁するワンパターン。
それでも執行シーンの無双アニメーションを見るとスカッとしてしまう。
私にこの感覚がある限り『PSYCHO-PASS』はやめられないのでしょうw


【キャラ 4.0点】
常守朱と狡噛慎也。久々のバディ復活がウリの一つ。
釈然としない別れや過去の言動へのわだかまりをスッキリさせたい朱に、
天然・狡噛は相変わらず鈍感w

鎖国から開国に向かうシビュラ下の日本。
されどヒロインとヒーローの心の開国は未だ遠く。
罪は法で裁きたい朱。暴力には暴力で制裁したい狡噛。
思想の相違以上に男と女の心の交流は難しいw
雑賀さんじゃないがそういう所だぞ狡噛wと微笑みつつ、
人間心理を数値化管理するなど正気じゃないと認識を新たに。

停滞する朱と狡噛以上に“ヒロイン力”を発揮するのが宜野座。
{netabare} 何、今更戻ってきてんのよ!?{/netabare} って感じでギノさんが狡噛に突っかかるシーンなどヒロインとしか言い様がありませんw


灼(あらた)の父・慎導(しんどう)篤志。
炯(けい)の兄{netabare}・ 甲斐・ミハイロフ(煇(あきら)・ワシリー・イグナトフ)。{/netabare}
など大義や信念に基づく自己犠牲精神も乱舞。
これがラスト(※核心的ネタバレ){netabare} 朱による捨て身のテロリズム{/netabare} も後押ししていく。

私の心に残った、相対的に正しいが受け入れ難い義勇への反発。
自己犠牲への違和感が、ストーリー破綻の予兆ではなく、
シリーズ最後の大団円への伏線であって欲しいと願います。

ただ今回も退場者が、しかもかなり重要な人物の最期がありますが……。


【声優 4.0点】
おっさん成分で作品に渋みを与えるベテラン・大塚 明夫さん。
今回は敵勢力“ピースブレイカー”隊長・砺波(となみ)役として、
システムのために罪を犯し続ける人間の暴力装置の末端としての絶望を体現し、対象に憑依、侵食。
朱の理想論に対し、システムに身を捧げよと反証し議論を深める。

官僚組織でスルスルとのし上がる慎導 篤志役には齢70歳の菅生 隆之さん。
落ち着いた口調で状況を俯瞰し、協力者を囮にしたり。
自己犠牲リスクも含めて淡々と計画を遂行するキャラを好表現。
私にとっては砺波以上に背筋が凍る柔和で不気味なサイコパスでした。


【音楽 4.0点】
劇伴はお馴染み菅野 祐悟氏。
今回はシステム(神)が人を裁く演出のためか宗教色の強いコーラスも目立つ。
新味もありましたが、私が待ってました♪と時めくのはやはり、ドミネーター処刑用BGM「PSYCHO-PASS」

OP主題歌は凛として時雨「アレキシサイミアスペア」
TKの超高音男性ボーカルと345の女性ボーカルのデュエット色がより濃厚になったアップテンポナンバー。
alexithymia(失感情症)を冠して、システムに圧迫される人間心理の無事をカウンセリング。

ED主題歌はEGOIST「当事者」
事件に立ち向かう人間の葛藤を語ったバラードナンバー。
OP同様、劇場公開前にMVがフルで事前公開されていますが、
できればラストの決断を踏まえた上で噛み締めたい一曲。

主題歌アーティストも1期に原点回帰し、広げた大風呂敷の整理に着手。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

常守も犯罪係数も総括できず。面白さも無かったです。

 犯罪係数の落とし前をつけるには、法を出すしかないだろうなあとは思っていましたので、結論については想定の範囲内です。AIについてもシビュラに対抗させるためにはそうするしかないでしょう。ただ、シビュラとAIの違いって言葉だけになっていませんでしょうか。
 そして、結論として現状肯定で今の法体系の範囲でみんなで考えましょうになってしまいます。「悪法も法なり」でいいんでしょうか?
 結局なぜ常守の犯罪係数が低いのか?という部分が描けないのも予想通りとはいえ、それが言えなければシリーズの完成はないだろうな、と思います。

 正直面白くないです。最後の10分を言うためならもっとやりようがあった気がします。キャラ全員に思想とか性格付けをしようとしたのだとは思いますが…イベントも演出も展開も2時間が長く感じました。そして作画…どうしちゃったんでしょう?IG…というより攻殻機動隊と本シリーズのレベルが年々レベルが落ちている気がします。

 考察をするにも一本調子で深さがないので、何を言っていいのかの手がかりがありません。シリーズとのテーマ的な関連も薄いし。法もAIもシリーズのもっと早い段階からシビュラと犯罪係数の話として出していればまだ、カタルシスも作れたのでしょうけど、3期でビフロストとか出してしまったし、主人公たちの意味も今回の結末にリンクしてこないし。分断は若干シリーズにありましたけど、そこじゃないでしょう。

 まあ、1回見ただけですが、これ以上考察する気力がわきません。今まであった常守・霜月萌えの楽しみも全然なかったし。現状では評価に値しない作品でした。

 評価はストーリーは2、キャラも2です。作画は2.5。音楽・声優も調整込で2.5とします。ちょっと期待外れ感が大きかったですね。

 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

なんでこのシリーズ好きだったんだっけ?問題と、大塚明夫さん多用され過ぎ問題。

 タイトルに尽きます。攻殻機動隊も冲方丁さんの作品これで複雑な気持ちになる…。PSYCHO−PASSに関しては、攻殻もですがテレビ1期の刑事ドラマとしての面白さと、一本筋の通った物語を引っ張る要素などが喪われてしまったように思えてならない。


 その筋になる部分が喪われてアクションで水増ししようとしてるようにしか思えず、テーマ性もドラマという形で上手くで展開しないで添えただけだったような。今回の話のテーマだったらアクションなんか無しで、やりきれない嫌〜で一筋縄でいかないドラマを展開してこそ、ラストの朱ちゃんの行動も活きたように思えます。


 つーか、このシリーズ着地する気があんのかな?。これなら1期の終わったとこで余韻を残して今後を想像させるとこで終わるべきだった。どうせならまた虚淵さんを起用して「完!」っていうしっかりしたケリをつけて欲しい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4
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