超人でラブコメなTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の超人でラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番の超人でラブコメなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.7 1 超人でラブコメなアニメランキング1位
グリザイアの果実(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1857)
11095人が棚に入れました
──その学園は、少女達の果樹園だった。
外敵から隔離された学園にやってきたのは、生きる目的をなくした一人の少年。
守るべき物を見失い、後悔と贖罪のみに費やされる人生の中で、
その少年に残されたのは首に繋がれた太い鎖と、野良犬にも劣る安い命。
そして少年は、その学園で少女達と出会い、新たな希望を見つけ出す。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、田中涼子、田口宏子、水橋かおり、たみやすともえ、清水愛、やなせなつみ、鳴海エリカ
ネタバレ

北山カオル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

待ってましたぁ!

原作プレイしてる時からずっとアニメ化しないかなぁと待っていた作品でした。
恋愛ゲームの中でも特に好きな作品なので期待大です(≧ω≦)
どう構成していくのか分かりませんが、アマガミやフォトカノみたいに全ルート観てみたいとは思うけど特に幸ルートか由美子ルートを観てみたいです。
あと天音ルートも。
個人的な注目する点は蒔菜と幸のコンビの絡みが楽しみです(*`・ω・)ゞ
前半の雄二の濃いキャラと周りのヒロインの掛け合い、後半のグリカジ独特のシリアスな展開どれも他にはない感じです。

このストーリーの主題は罪と贖罪です
主人公の通う学園、美浜学園は生徒が主人公風見雄二を含め6人。
しかも、 そこに 通う生徒は共通して過去に決して許されることのない罪を犯しているという何とも不思議な学園。
例えば生き残ってしまった罪
逆らった罪
生まれてきた罪など…
そんな所に雄二たっての願い「普通の高校生活を送りたい」という願いを学園長の橘千鶴が聞き入れて通うことになる。
ここまで見ると鬱要素満載そうですが序盤はギャグ要素多めだし、ヒロインとのハッビーエンドはどれも感動です。

1話感想
{netabare} 一話目から結構な伏線が色々あり、後がとても楽しみ。
雄二役の櫻井さんはとても難しいキャラをイメージとぴったりに演じてくてたので安心して観れました。
BGMは原作と同じだったので違和感なく観れた。
蒔菜の舌っ足らずな喋り方やみちるのツンデレ?は原作のまま再現されてたので満足です。あと雄二の肉体美が観れてよかったw
2話目 スクールキラー由美子楽しみです!
{/netabare}

2話感想

{netabare} 2話目は主に榊由美子、で入巣蒔菜のさわり程度にックアップしたお話でした。
雄二と由美子とのカッター対決が動きありで観れたのは良かったですそして何よりも掃除屋さんの上司JB、ジュリア春寺の登場でした。
意味深な発言の事故死w
少ししか出ていませんけどあのパツキンは印象が大きかったのでは?
後は、ヒロインの転校シーンですかね。
バイクに乗り華麗に登場の天音ぇ、高級車で登場のチルチル、どでかいトラックで登場の蒔菜、最後に何故かチャリ登校のさっちんw
色々と個性的な登校の、仕方で面白かったです。
特に幸の発言は最高でした。初見のひとに舐めろって流石さっちんw
最後は由美子と雄二の和解?みたいなシーンでしたけどカッターは引き出しに閉まったし様子見なんでしょうかね。
3話甘い食生活に続きます! {/netabare}

3話感想
{netabare}
今回のストーリーはちょっとえっちなお姉さんことな天音が主役です。
見事なキーピック裁きでユージの部屋へ侵入し身悶える淫乱ビッチ。
エクストリームスポーツ?で足をくじき
ユージに保健室へ連れてかれ突然の告白をするも流され、何だかんだでお姉さんとしてユージの世話をする事に。
注目する点としては由美子がちょっと語った過去の天音。曰く交通事故が原因だとか……(1話参照)
にしても、幸のもの凄い勘違いっぷりとモノすっごい正直っぷり、みちるの空回りっぷり、蒔菜の何かすごいキャラがやっと観れた!
蒔菜とユージの合唱、すお~あ~まね~はいんらんだ~……good for you!
good for me!
この歌は名曲ですね!あとはヤブイヌでのそれほすぃー!
みちるではついに登場!ねこにゃー!
アルファ、ブラボー、そしてチャーリー!
見事に撃沈!どうやらねこにゃーにはかなわないようですね。
サメさんポーチではあのみちるがユージを救いましたね
幸に関しては飲み物、サメさんポーチでメイドの本領発揮でした。
一番美味しい=搾りたて
ヤブイヌポーチ=20分
これに関してはさすがのユージも驚きでしたね。
あと、幸の大好物であるサメさんが出てきました。
ユージは急に凄い喋りましたね。ポーチの所でなんて
「睡眠の重要性!睡眠の重要性!」
あの魂の叫びはゲームでは味わえない凄さ……
そして、今回一番の目玉。出ました師匠こと麻子さん!
きっと思い出の詰まったどっかの家の椅子に座って、顔はよく見えませんでしたが青髪と口元は見えましたね。どこか懐かしい目をしていたユージ。
一体師匠とは……
4話銀の弾丸で狙う場所です {/netabare}

4話感想
{netabare} 今回は偽ツンデレチルチルこと松嶋みちるです。
高台でにゃんメルと戯れるみちる。
「人って死んだらどうなるの?」
と突然問いただすみちる。
学園では宇宙人と交信したり、ビタミンCを摂取しいつか雄二より頭が良くなると誓ったり、由美子に喧嘩売ったり……
突然体調崩すかと思ったら、
好きな場所と言っていた高台でにゃんメルを撫でるみちる。
雄二が話しかけると
「あぁ、ユージくん」
と呼び方が変わっていて、
「どのみちるだっていいじゃない」
と自分はまるで違うみちると言い張る彼女。
しかも、
「ねぇねぇ、キスってどんなの?」
と軽い会話からのキス。
それに応じる雄二www
再び学園みちるに問いただすも覚えていないようで。
寮で謎のお菓子?を食すみちる。あれは一体?
みちるお得意のビタミンC?(違いますので悪しからず)
そして、何と言っても突然のにゃんメルの最期。
自分の行動が原因だと考え必死に探すみちる。
「野良猫、じゃないよ。にゃんメルだよ」
と真面目な顔で反論をするみちる。
にゃんメルを見つけるも最悪の形で再開。
あの時の悲痛の声は悲しかったですね。
どれだけにゃんメルを大事にしていたかが分かるシーンです。
しかも、ゲームですと午後くらいだけど、アニメだと夕方なのでより切なくなりました。
タクシーを止め病院へ向かうも間に合わず。
「あたしのせいでこんなことになって……」
あの泣きながらビスケットをあげるシーンは印象的でした。
このシーンは何度見ても悲しいですね。
この切なさ、悲しさがグリカジの醍醐味でしょうかね。
個人の意見ですが。
ストーリーに関係無い所では
遂に!少し登場ですマグロマン!蒔菜大ファンのマグロマン!
遂に由美子に弱点!怖い話、まぁドッキリ系ですね。
余談ですがにゃんメル、名前の由来としてはみちるの猫にゃー、雄二のロンメルでにゃんメルです。
ちなみにロンメルは確かロンメル将軍から来てるとか。(この話はストーリーに一切影響ないので大丈夫です)
次回はVOX IN BOXです
{/netabare}

5話感想
{netabare} さぁ、何と急展開!
エチゾラムを大量摂取し倒れた次の日には、いつものみちるではない!?
しかも、二度と現れないともう一人のみちるはと言った。
何かを失う恐ろしさから逃れるためにみちるは死を望むが、
雄二に用意された箱(殻)の中で生きること、前を向いていく決意をする。
雄二に告白……しなかった。
そして、もう一人のみちるのために故郷であるアメリカに渡り母親と再開。
何だかんだで共存する事になったみちるとみちる。
んー、何だか今回は随分と急ぎ過ぎな展開かなぁ。
過去の話はあっという間だったし、もう一人のみちるの話もなかったし……。
箱の中での話とかもサラッと終わったし。
ここは二部構成の方が良かった気がするなぁ。
みちるの過去と親友との日々、最後何故親友が自殺することになったか。
そして、美浜学園に転校することになった経緯がないじゃないか!
もう一人のみちるとその母親の会話が泣けるのにそれを省くなんてなってこった!
しかも、このもう一人のみちるの過去が本当に切なくて泣けるのに省くなんてなってこった!
夢の中で、学校の屋上で親友と決別して出ていく時のにゃんメルは感動したね。
前を向いていくって感じが出ててよかった!
あと黒髪みちるが観てれたからいっか。
グリカジだとまだ出てこなかったからね。
というわけでみちる編完結です。
話では断片的にしかやっておらず最後のくだりは駆け足で感動できるシーンが結構省かれてしまってましたが、無事完結です!
次回はレーゾン・デートルです。
{/netabare}


6話感想
{netabare} 今回は美浜の常識人、クーデレ由美ちゃんです。
やったぁー!由美子ルート楽しみにしてましたぁ!
何と由美子のとっつぁん、東浜グループのボス榊道昭登場!
裏で何か企む道昭とJB。
何故掃除屋さんが東浜の社長と……?
そして、掃除屋の仕事で由美子の護衛。
果たして雄二の本当の仕事とは?
護衛として、サクッと悪党さんを倒した雄二。
つっよーい!
そして、由美子の過去。
トレードマークのカッターが出て来ましたね。
カッターを持つ由来は出て来なかったけど。
若干みちると似通った箇所がありますね。
みちるの両親は出来ると信じてましたが。
由美子の両親は信じる以前に、望まれなかった。
その点が大きいですね。
それはさておき、今回はオリジナルルートですね。
拳銃、手榴弾。
さすが、伊達にネットサーフィンしてるだけあります。
サラッと横で解説してる幸。
しかも、トドメの自殺。
まぁ、生きてる事ぐらいは原作をやりこんだ人としては分かりましたけど。
ちょっとヒヤッとしましたw
しっかり、墓までつくり道昭さん騙したし。
雄二はスナイパーで社長銃撃つし。
掃除屋さんってスナイパーいる?シールドいる?チョッキいる?
「死体用意するの苦労したんだから~」
えっ!?死体用意って何?
ねぇ、アサヒクリーンさんどうなの?
…………
感想としては、
何だかサラッと由美子ルート終わったなぁ。
護衛の戦闘シーンも一回だし、
由美子ルートが最も格闘戦が多いとこなんだからそこを生かさないと。
雄二のストーカー疑惑の件もないし、
何か道昭がいい奴的な感じで終わったし。
お母さんも悪い感じで終わったし。
過去編が雑な作りになってるし。
由美子ルートはしっかり作って欲しかった!
ほんとに!
てか、アニメで由美子END見てみたい思った。
あの遊園地のシーンを観てかんどうしたかった。
一番感動できるから。
あと雄二のスナイパーシーンは興奮した!
一瞬だけど観れたからまんぞく!
次回は幸せの手紙です。
来ました!サッチン!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

深雪「下ネタもクールに決めるとは、流石です!お兄様♡」→ エロゲー原作にしてはかなり面白い

【レビューNo.123】(初回登録:2024/5/12)
ゲーム原作で2014年作品。全13話。
アダルトゲーム『グリザイアシリーズ(果実/迷宮/楽園)』の第1作目に
あたり、残り2作もアニメ化されています。
(タイトル『グリザイア』は美術用語「グリザイユ」(モノクロームで描か
れた絵画)由来で「灰色」という意味が込められている。)
今ではソシャゲ等の台頭により、エロゲー原作は絶滅した感がありますが。

(ストーリー)
主人公・風見雄二は、裏の世界ではエースナンバーである「9029」の名で恐
れられている殺し屋。
そんな彼のささやかな願い――それは「普通の学校に通いたい」だった。
その願いが叶い、彼は海辺の町に設立された全寮制の「私立美浜学園」に転
入することになる。
しかし、その学園に在籍するのはたった5人の女子生徒で、彼女たちはそれ
ぞれ心に深い闇を抱えていた。

(評 価)
・『劣等生』の司葉兄を彷彿させる、クールで万能な主人公
 涼し気な鋭い眼元が特徴的な整った容姿、常にクールで感情をほとんど表
 に出さず、有事に際には高い戦闘力を発揮する主人公・風見雄二はまるで
 『劣等生』の司葉兄(達也)を彷彿させます。
 しかし彼との決定的な違い・・・雄二はこのキャラで"下ネタ全開"です!
 あの冷静な口調から繰り出される”下ネタ”はなかなかにシュールですw
 物語としては、5人のヒロインたちとの学園や寮での生活をはじめ、各ヒ
 ロインとの関わりの中で、彼女たちのトラウマ克服に協力したり、時には
 彼女たちの危地に華麗なアクションで立ち向かうという、雄二の見せ場は
 多いです。

・多種多様なヒロインたち
 本作に登場する5人のヒロインについては下記の通り。
 ●松嶋みちる(2年)——生きながらの死
  {netabare}金髪ツインテールが特徴。ツンデレに憧れそのように振る舞い、快活で
  ムードメーカーだが、おバカキャラ。でもこのおバカも過去のトラウマ
  から、他人を楽しませることを生きる目標していたからで、生に対する
  執着が人より弱い。{/netabare}

 ●小嶺幸(1年)——逆らった罪
  {netabare}学力・運動能力ともに優秀で家事も完璧にこなすので、皆の希望もあり
  学園以外ではメイド服を常に着ている。天然ボケ気味なところもある。
  過去のトラウマから人から言われたを真に受けすぎ、また盲目的に従っ
  てしまう危うさも持ち併せている。{/netabare}

 ●榊由美子(2年)——その少女は、生まれてきたことが既に間違いだった
  {netabare}やや吊り目と、腰まで届く黒いロングヘアが特徴。無愛想かつ気難しい
  性格で、一人でいることが多い。
  また不用意に近づく人間に対しての警戒心が強いことから、雄二を「異
  分子」とみなして排除しようとする。
  (巨大財閥の総帥の令嬢だが、望んでいた男の子で生まれなかったので、
   父親と大きな確執があり、その辺りが性格に影響している模様){/netabare}

 ●入巣蒔(1年)——誰も守ってなんかくれない
  {netabare}小学生と見間違う程の幼い容姿であり、無邪気で天真爛漫な性格だが、
  実は誘拐された過去を持ち、その時助けに来た父親を殺されたため精神
  が磨耗している。
  蒔菜家の重大な秘密を握っており、お家騒動の渦中にいる母親には邪魔
  な存在。
  学園では雄二に懐き、射撃の手ほどきを受けている。{/netabare}

 ●周防天音(3年)——そして生き残った罰
  {netabare}面倒見が良く、頼れるお姉さんのような少女。スタイルが抜群に良く露
  出度の高い恰好をして「エロいお姉さん」風に振る舞っている。
  (雄二に対してもお姉さんキャラで接してくる)
  ある事件の唯一の生き残りであり、その生き残りのために狂気の世界を
  体験したこともあり、心に大きな闇を抱えている{/netabare}

 基本ハーレムモノですが、彼女たちが抱えている心の闇が根深いので、かな
 り重い展開もあり”攻めた”作品になっています。

・エログロ描写や鬱アニメ要素もある
 まあ原作がエロゲーということで、パンチラ等は日常茶飯事ですが、いうほ
 どエロよりでもないかなって感じですね。
 エロトークもどちらかと言えばコメディ色が強いですし。
 (インパクトがあるのは失禁シーン位?!) 
 しかし後半の天音回『エンジェリック・ハゥル編』では、鑑賞に堪えがたい
 シーンを一気にぶち込んできます。
 {netabare}・怪我の治療も満足にできず傷口が腐食していく様
 ・食料も尽き飢餓の極限状態
  (ペットの犬の死肉や知らない間に死体の人肉まで食していたり、それが
   原因で病気になったり)
 ・極限状態の中でどんどん人が壊れていく
  (精神が崩壊し狂うもの、情事に溺れる者、最後には殺し合い){/netabare}
 この辺はかなり視聴者を選ぶところですね。

グリザイアシリーズの第1作目ということで、まずは主人公とヒロインの関係
性を深めることがメインで、彼女たちのトラウマに関する物語が中心に描かれ
ており、主人公の過去などは以降のシリーズに持ち越しという感じですね。
原作ゲームからのカットはいろいろあるらしいのですが、総じて上手く纏まっ
ており、1クールで綺麗に終わります。

コメディ/シリアスのバランスもよく、エロだけでなく心に響くハートフルな
展開やアクション(シリーズの中では一番地味であるが)等の見どころもあり、
上述エログロ描写の好き嫌い以外はオススメの作品ではあります。
最後にグリザイアシリーズはやはり3作をもって完成といえるので、『果実』を
視聴して気に入れば、『迷宮/楽園』も完走していただきたいです。
(近日レビューをアップ予定)

OP「楽園の翼/黒崎真音」
・JPOPとアニソンの融合度合が素晴らしく、私にはドストライクな曲ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いろいろと惜しかった

◇簡単にまとめると

普通の学校に通いたいと望む少年が過去に大きなトラウマを抱える少女との学園もの。


◇物語構成

物語は3話までは恋愛シミュレーションゲームでいう共通ルートでラブコメ。4話以降は個別ルートになっていて、基本はヒロイン達の過去のトラウマの解決となってます。(ちなみに、みちる→由美子→幸→蒔菜→天音の順です。)
ヒロイン達の過去は全てが悲劇となっていて、中にはなかなかエグイ内容の物も。この悲劇のおかげでラストの感動が増すのですが、エグさに抵抗のある人には厳しいかも知れません。


◇ シリアスが多い分、ギャグが光る!

私がこの作品で最も気に入った所は、合間合間にある裕二とヒロイン達との掛け合いですね。無表情キャラの裕二からでる、いろいろと際どいセリフや心の声が面白くて笑ってしまいました。


◇エロゲ原作としてこれはしょうがないのかな?

私がこの作品でマイナスに感じた部分は、物語進行の早さです。尺の都合上仕方が無いのかもしれませんが、尺が短いため個別ルートでの展開が早く、少々おいてけぼりにされた感が否めません。その為、あまり感動できず、「可哀想」といった印象しか残りませんでした。


◇エロゲーの魅力はやはりヒロイン!

当たり前と言えば当たり前ですが、ヒロインはみんな可愛いです。ちなみに、私は定番ですが天音がイチオシです(笑)
少し絵は変わっていると感じましたが、数話見れば慣れました。18禁エロゲ原作ということで、一部Hな描写やグロ描写が含まれてます。Hな描写は裕二のフォロー(?)で見ていられましたが、グロはそのままグロでしたw苦手な人は要注意!


◇綺麗な音楽

物語の内容とは裏腹に、OP・EDは思った以上にどちらも綺麗な曲で良かったです。特に、EDの方は画像の影響とマッチしていて、とても良かったです!!


↓↓各話の感想↓↓

{netabare}1話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}普通の高校に転校!

みんな、何だか危ない人っぽい。
エロゲ原作だからパンチラとかは仕方が無いかもだけど、僕的には微妙…{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}学園生活

ダークな物語の予感がするけど、音楽は明るくていい感じ。
ゆうじはみんなと仲良くなっていくのだろうか?{/netabare}

3話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}学園生活ぱーと2

普通のラブコメだ~o(^o^)o
最初の「ただのHなお姉さん」ってところは吹いてしまったよww
今回はめっちゃ面白かった!{/netabare}

4話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}二重人格なのか!?

エロゲというだけあって、展開早いな。
もう、接吻とは… ゆーじ、恐ろしい子!!{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}みちるが前を向く

エロゲで言えば、これがみちるルートなのかな?
内容はいいんだけど、分からないところがあったり、演出だったりが原因で感動は出来なかった。
あと一歩!、って感じた。{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}由美子ルート!

騙された~!!本当に死んだと思った!
今回は感動できた。
お父さんは自業自得だけど、かわいそうだな…{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}幸ルート

両親が目の前でトラックに引かれるとか、トラウマ確定やな(;´Д`)
幸には幸せになって欲しいな~{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}蒔菜ルート!

今回はバトルに成りそう!楽しみだ!
この作品って、本当に謎が多い、多過ぎるよ。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}蒔菜ルート パート2

蒔菜のお母さん、すんごい美人やな~
けど、腹黒過ぎっ!!
綺麗な人には要注意やな!
ゆーじは最後は暗殺者の目をしててカッコよかった٩(´✪ω✪`)۶{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}バス遭難!

重そうな話が始まったな~
この作品は基本、みんな不幸になるんだな~{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}サバイバル…

本当に過酷なサバイバルだ…
虫を食べ、犬を解体し食べる…
本当にこんな事になっちゃったら、生きて行ける自信ないな…{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}鬼…

一姫って、すごくいい奴やな(╥ω╥`)
どうすればあんなに強くなれるのだろうか?
あと、何となく地下にいる天才の囚人ってのが一姫なんじゃないか~と思う。{/netabare}

13(最終)話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}復讐者現る

このおっさん、めっちゃこえぇぇぇ!
背筋がぞわっとした!
無理やり終わらせた感が強いですね。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

72.1 2 超人でラブコメなアニメランキング2位
魔弾の王と戦姫(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1016)
6441人が棚に入れました
中央から遠く離れた辺境の若き領主であるティグルヴルムド=ヴォルンは、
ある日、国王の命によって隣国との戦争に出向く。
敵の総大将は竜より超常の武具を与えられし七戦姫の一人、
エレオノーラ=ヴィルターリア。
弓使いの少年と銀髪の美しき戦姫が出会うとき、
後世まで語り継がれる《英雄》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
石川界人、戸松遥、上坂すみれ、井口裕香、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、小松未可子、小林ゆう、原田ひとみ、興津和幸、飯島肇、菅生隆之、木村良平、松本大、東地宏樹、小杉十郎太
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

13話まで鑑賞完了。総評らしき物と採点を更新。

コミックスは6巻まで既読。

原作は10巻まで。
つまりは追いついてしまいましたw
ブリューヌは?
ティグルと戦姫・ティッタ達との関係性は?
他の国は?
と気になってしまいまして。

採点と総評-----

●物語●
{netabare}
テンポは悪くないですが、逆に早すぎる印象が強いです。
ティグルと各戦姫やヒロイン候補との関係性は
もっと押し出して良いと思えます。

「登場順的」や「絡み具合」や「今後の出番」等もあるのでしょうが、
結構エレン・リムの扱いが雑だな~と。
カットされていたり、SDキャラ劇場に回されていたりと、
結構不遇な扱いだと思うのですが・・・。

そういう意味で、2クールでやって欲しかったですね。
ラッキースケベ的な意味でも、各キャラの心情を描く意味でも。
{/netabare}
●声優&キャラ●
{netabare}
『ティグルくんとヴァナディーちゅ』のせいで、リムが。
あの井口さんのインパクト大で、申し訳ないですが他の方々が霞んでますw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
さすがに最終話は良かったと思いますが、
10話~11話辺りは少々不安になりました。

地形や地理的なところはともかく、
駒を使った戦場の解説はわかり易かったと思います。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
鈴木このみさんのOPが今クールでは上位かと思います。
{/netabare}

●総評らしき物と追記●
{netabare}
シナリオ面では
『必要最低限を、よく1クールに収めたな』と思いつつも
『やはり2クール使って丁寧に描いて欲しかった』とも思えて
矛盾した感想を持っております。

原作のダイジェスト的な印象が否めない出来だったとも思います。

敵対した人物達の背景・思惑や人間性を描いていたら、
もっと物語に対する理解や思い入れが出来ていたように思えました。

コメディやラノベ的な部分とシリアスな部分のバランスは、
絶妙な加減だったと思います。
配信されていたミニキャラ劇場のネタの中にも、
正直本編でやってほしかったな~という物もありました。
が・・・バランスや尺を考慮すると、大変なことになるのだろうな~とも。

2期があるのか不明ですが、可能なら作って欲しいな~と。
オルガ、エリザヴェータ、サーシャに出番をw
2章で終わられても、モヤモヤしてしまうのは間違いないですが・・・。


実際に原作を読んでみて、とても読み易く面白かったです。
先が気になる内容でダレることなく10巻まで行けました。

新たな人物や環境・展開はありますが、
無理に能力を盛ってみたり、キャラ一辺倒にしたりせず。
あまりに本格的な戦術描写はありませんが、
普通はスルーされる補給や資金的な問題が触れられていたのも新鮮でした。

ハーレム物と言われるのかもしれませんが、
主人公・ヒロイン達にそれぞれ立場がある為に安易な展開にならず。
個人的にはそれほどそう感じなかったです。
というかティグルの人望は男女お構いなしですからw
{/netabare}


12~13話の感想-----
{netabare}
12話-----
バートランが亡くなる回だと知って観ると、
前半後半の落差が結構激しいな~と。
アバンの水浴びシーンから随分と気前の良いサービスでw
ミラさん・ティッタさん・レギンさん・・・あまり気に病む必要は無いですよw
比較してる対象がおかしいだけですからw

相変わらず爆睡中のティグル。
正しい彼の起こし方、第・・・何弾?
というかティッタは普段どれだけ苦労して起こしてるのかw

レギンの身の証を立てる為、街外れの神殿から聖窟宮へ。

・・・他のアニメやゲームにもこういう仕掛けありますけど、
外側に鍵のような仕掛けがあるのは、実際どうなのか?と。
大抵こういう設備って『脱出用』ですよね?
『外側にスイッチ』とか『出口に巨大オブジェ』とか、
内側から動かすには困るような・・・。

エレンvsテナルディエ。凄いのは何なのか?
戦姫&竜具に互角の、テナルディエなのか。
謎の武具を相手に折れもしない彼の剣なのか。
重量や腕力の大差を物ともしないエレンなのか。

原作でも結構ヤバそうな雰囲気出ていたスティードさんですが、
アニメになってみたら、それはそれで怖かった。
ルーリックや流星軍兵を相手にしながらもティグルに迫り、
落盤の最中にでも命を狙いに来る。
結果的には彼を失ったことが、
テナルディエの敗因の1つになったとは思いますが・・・。

スティードの刃から身を挺してティグルを救ったのは、バートラン。
既に原作を読んで展開を知っていたわけですが、
改めてアニメで観て・・・泣きました。
原作読んだ時も、計り知れないショックを受けました。

13話-----
バートランを失い悲しむティグルに語られる、エレンの想い。
あまり長い描写ではありませんでしたが、
彼女の過去が描かれていたのは良かったかな?と。

ボードワンの訪問により、
改めてティグルは自らの正当性と今後を語るわけですが・・・。
『一領主→捕虜→第三勢力総指揮官』と立場を変えてきた彼ですが。
それでもアルサス第一で、自身がエレンの捕虜であることを忘れない、
誠実さは近年光る物があると思います。

まぁ・・・仮にも救国の英雄を捕虜待遇なんてことは、
ティグルの立場的にもエレンの心情的にも無いですよねw

最終決戦においてのレギンの鎧は・・・いろいろ心許無いw
総指揮官なわけで最前線に立つわけでもないですが。

ティグルvsテナルディエ。
テナルディエ自身、「息子の仇」という思いはあるわけですが、
この人の人となりを描かれていたら、
この戦いにもっと意味を持たせられたのでは?と思います。

ブリューヌ内戦も終結して・・・。
ガヌロンの今後の描写があったわけですが、
ここを描かれるとなると、やはり2期を期待してしまいますね。
そして逆にカットされた分が勿体無くも思えてきます。

ティグルの凱旋式。
元王子とは思えない程の、レギンの可愛らしさ。
レギンとティグルのやりとりに、不機嫌なティッタ。
馬車の後ろで行われる、いつもの正妻争いw
(エレン・リム・ミラ・ルーリックの、いつもより畏まった服装が印象的でした。)

正気を取り戻したブリューヌ王。
毒を盛られていただけあって、結構酷いありさま。
子安さんの演技と相まって、衰弱した様子が表現されていたと思います。

ティッタに懐くルーニエは、絵的に貴重かと。
{/netabare}

11話までの感想-----
{netabare}
1話残して年内終了とは・・・生殺し状態ですw

まず気になったのは作画系の粗でしょうか。
最終回に向けての追い込みなのか、締め切りなのか、
他の作品との兼ね合いなのか。
序盤と比べるとやはり・・・丁寧さに欠けるのが見えてtしまいます。
オルメア会戦の「踊るムオジネル兵」とか、あからさま過ぎるかな~と。

現段階で原作最新刊まで読んで、
その後の展開を知った上での視聴なわけですが・・・
テンポが早すぎる感は、やはり否めない。

9話&10話-----
戦姫の中では出番がある方だと思える、エリザヴェータ。
テナルディエかガヌロンの差し金でしょうが・・・やはり少ない。
他の2人と合わせて、2期で出番を差し上げて欲しい。

オルメア会戦では、ミラのカッコ良い所やデレた部分が見れて良かった。
最終的にはエレンと正妻争い(?)をするわけですが・・・
この戦いにおいては彼女の助力は大きかったと思います。
戦の後二人並んで眠ってしまうわけですが、
当初のミラの反応からは想像もできない絵だったように思います。

ティグルの人望というとまず戦姫達が浮かびますが、
ヒゲのオジサン方にも厚かったというのも印象的でした。

サーシャを助けブリューヌに戻ったエレンに、
「たくさんの兵を死なせてしまった」と頭を下げるティグル。
この辺が彼の器を現しているのでしょう。
それに対するエレンの返答も、「為政者」としての彼女なりの物なのかと。
おざなりにし過ぎても、こだわり過ぎても、どちらもダメなわけで。
月夜のこのシーン、化物語の「天文台デート」を連想した人も多いはずw

ムオジネルの指揮官・クレイシュも良いキャラしてましたね。
独特の存在感とでも言いましょうか。
見た目としゃべりは豪快さを良く表していたと思いますが、
その実、軍の運用や引き際など優秀さの見える人物でした。

11話-----
ヴァレンティナさんの出番が~と思ったわけですが・・・
やはり何処からともなく現れて、
寝ぼけたティグルに胸を揉まれて去っていく。
原作以上でも以下でも無いものでしたw

ムオジネルを退け、いよいよテナルディエとの決戦か?と思いきや・・・
そこに現れるのはレギン。
過去に「レグナス」と名乗り王子を演じていた「王女」。

原作読むまで、レグナスの姉妹(生き別れ込みで)と思ってましたが、
まさか性別を偽っていたとは・・・。
「リム並み」どころか「ミラ並み」でも正直無理でしょうw

レギンの身の証を立てる為、ガヌロン領へ進む両軍ですが・・・。
それに手を打つガヌロンのセリフと、テナルディエの竜についた鎖。
この2つを語るならば、やはり2章(とそれに付随する内容)は
あった方が良かったと思えます。
(『弓』という呼称、『デュランダル』の特殊性共々)
2章で綺麗に全てに片がつくわけではない(10巻で2章完)ですが、
2クールくらいで七戦姫、各国の思惑などを描いてしまった方が、
良かったのではないかな~?とも思えます。
(10巻でキリが付けれるか?と訊かれると・・・正直難しい)
{/netabare}

8話まで鑑賞後-----
{netabare}
正体不明とはいえ黒弓の力を得ることになったティグルですが・・・。
またティッタさんが大変なことに。二重の意味でw
巫女の家系ということが、今後重要になってくるのかな~?と。
期待しております。

一応コミックスでの知識はありましたが・・・
ロランさんの出番、やっぱり短い。アニメになって尚更でしょうか。
アニメでは鬼神みたいな強さをあまり描かれていなかったと思えます。
個人的には(コミックス読んだ時)、
ティグルの直接的な力になってくれると思っていたですが・・・。
彼の役目は『デュランダル』をティグルに渡すことにあったのかな?と。
それにしても・・・勿体無いし、退場の描写はかなり端折っていたな~と。

コミックス勢としてはムオジネル戦に入った所で止まってますので、
以降は未知の領域なわけですが・・・。

銀の流星軍のピンチに現れるリュドミラさま、カッコ良かったw
次回予告、可愛い(と思われる)シーンありそうなので期待してます。

そういえばOPにリュドミラとソフィーが加わってましたね~。
{/netabare}

6話まで鑑賞後-----
{netabare}
クールの折り返し地点でロランさんが出てるというのは・・・個人的にはもう少しスローで作って貰えてたらな~と感じますね。

何と言いますか・・・
・戦記物としては押さえるべきところを押さえていると思う
・コミカルやサービスは必要最低限(?)
・1人中ボスが飛ばされてる気が(コミックと比べて)
と、微妙に中途半端な気がしながら観ています。

公式HPで配信されている『ティグルくんとヴァナディーちゅ』でのネタを、本気で本編に入れて作ったら・・・確かにそこだけ浮くとは思います。が・・・熟慮を重ねた上での構成なのでしょうが、そういう部分も含めて「作品」なのだとも思えます。
(個人的には3話がお気に入り。あれはリムじゃなくて井口さんでしょ?w)

ティグルと各戦姫とのやりとりは、もうちょっと描写があっても良いのではないかな?と思います。原作の展開を知らない上でですが、何が無くともまずは「ティグルと戦姫」あってこその物語だと思うのです。
最低限のやりとりはある。でもエレンもミラも、どちらもやりとりが薄味な気がするのです。良くも悪くも、もっと他にもお互いに抱いてることがあるでしょう? 戦姫同士も同様。
{/netabare}

3話鑑賞後-----
{netabare}
前回予想した進み具合はハズレでした。
まさか、ザイアン倒すのに1話(というか2話?)かけてくるとは。
今のところ一番目立ってるのは彼のような気がしますw まぁ「今後」は無いでしょうが。

地竜も飛竜も、倒す際の描写はアッサリしていたと思いますし。
いや本当にティグルとエレンに見せ場をw
『レイ・アドモス』も思ったより地味・・・。
{/netabare}

2話鑑賞後-----
{netabare}
まさかのアルサス戦だけで1話使ってくるとか。
予想してませんでした。
原作小説での比率を知らない身ですのでどうかとも思いますが、漫画版と比較すると・・・1話が1巻丸々、2話が2巻最初から1/3。
ティッタをフィーチャーしたいのか、ザイアンの下種っぷりを描きたかったのか。
これから追々描かれるのかもしれませんが、これならティグルや戦姫様(というかエレン)の人となりを描く時間もあったんではなかろうか?と思えてなりません。
ちょっと緩急付けすぎな配分かな?と思いました。

え~と次は・・・vsドラゴンからですか。
で一度ジスタートへ、というところでしょうかね。
{/netabare}

1話鑑賞後-----
{netabare}
漫画版を読んで原作組を名乗る気は全くありません。
正直、結構期待しているタイトルです。

1話からして、色々削りすぎかな~と。
・ティグルの領地・地理・周囲の人物などの説明が大体無い。
・お約束ながら、用語がセリフにされるだけだと、理解し辛い。
・何故冒頭の戦場シーンになるのかも説明が無い。
・まさか1話でアルサスが攻められる話まで進むとは・・・。

漫画ですら「結構削られてますよ」とのことだったのに、アニメでこれは結構キツいんじゃないか?と心配になってしまう。尺とか時間配分とか苦労はあるのでしょうが・・・。

漫画で読んでみて、ちょいサービス(?)有りの、意外と結構硬派な戦記物だと思えていたのですが・・・それにしては説明・解説が無さ過ぎるかと。

エレンの水浴びシーンまではサービス要素無しで来たのに、そこは書くのかwと。それならティグルや他のキャラを描ける部分があるように思えたました。

専門用語や人物については追々説明があるものと期待してます。
一応最後まで観るでしょうけど、扱いについては今後次第というところでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「魔弾の王と戦姫」というタイトルまでたどり着けなかったのではないでしょうか・・・^^;

この作品の原作は未読ですが、ヒロインを演じるのが戸松遥さんと知り、視聴を楽しみにしていた作品です^^

この物語の主人公は、ティグルヴルムド=ヴォルン伯爵(以下、ティグル)・・・彼はこれまで代々治めてきたブリューヌ王国北部の辺境アルサスの土地と民をとても大切に思っており、領民からも慕われています。

そんなティグルはブリューヌ王国の一員として参加したジスタート王国との戦争に破れ敗走している際、敵の七戦姫の一人でヒロインのエレオノーラ=ヴィルターリア(以下、エレン)に弓の技量を認められ捕虜となってしまうのです。

そんな最中、エレンの留守中にアルサスの土地を焼き払おうとする輩が現れ、物語は大きく動いていきます。

大きな戦争の流れは、正直良く分かりませんでいた^^;
でも、自分の故郷であるアルサスを守ろうと必死に奮闘するティグルは格好良いと思いましたし、それ以外の戦いでも目的をはっきりさせてから戦闘になるので、個々の戦はとても分かりやすかったと思いました。
また、戦の状況を原作を未読の視聴者にも理解して貰おうと、随所に工夫が盛り込んであります^^
そのため、大きな戦争の流れが十分頭に入っていなくても、十分楽しめる構成になっていたと思います。

それ以上に魅力的だったのが個性豊かな登場人物たちです。
特に主人公のティグルと七戦姫の活躍はもっと見ていたかったというのが本音です^^

主人公のティグル・・・何といっても弓の技量は半端ありません^^
正直弓って剣などと比べると動きのバリエーションが少ないので、どうかなぁ・・・と思っていましたが、弓には弓の良さがあるんですね^^
そして人柄は実直で優しく、まるで野心を持っていません・・・
あぁ、ティグルを中心としたハーレム展開になるのかな・・・ともチラッと思いましたが、一人のところに戦姫が全員集合する事も無いでしょうから、戦姫全員を・・・とまではいかないんでしょうけれど、付き人のティッタを含め今後はそっちの方面の戦いへも身を投じていく事になるんでしょうね^^;

そしてエレン・・・銀髪のスタイル抜群な美少女・・・
戸松さんが演じられるという事もあって、SAOのアスナ的キャラを勝手に想像していましたが、戦では自らが先人を切って馬を走らせるなどとても勇猛果敢な彼女でした^^
でも、これはこれで全然有りだと思います^^
一方、ティグル事が自分のお気に入りになっていくのが、見ているこちらにも手に取るように分かります^^
彼女の長所でもあると思うのですが、「好きなものは好き」という性格なんですよね^^
今後ティグルとの付き合いがどの様に発展していくのかが楽しみです^^

そしてリュドミラ=ルリエ(以下、ミラ)・・・真面目で聡明・・・そして義理を重んじる彼女・・・
最初は高慢な態度が気になりましたが、物語を重ねていくうちにどんどん魅力が増したように思います^^
もともと戸松さん目当てで視聴を始めたこの作品・・・終わってみるとミラに色々と持っていかれていました(//∇//)
あの悪戯な瞳と仕草・・・もう堪りません(//∇//)

ここでは2人の戦姫について記載しました・・・物語の中ではもう少し戦期も登場するのですが、出番は少なく、まったく登場しない戦姫もいたように思います。
そもそもタイトルにもなっている「魔弾の王」が誰なのか・・・それすら謎なんですよね^^;
1クール13話を使ってしっかりと物語は描かれていましたが、きっとまだ序章なんでしょうね^^;
原作の連載も続いているようですので、続編の制作を楽しみにしています^^

オープニングテーマ
「銀閃の風」歌 - 鈴木このみさん
エンディングテーマ
「Schwarzer Bogen」歌 - 原田ひとみさん
「竜星鎮魂歌」歌 - 鈴木このみさん
オープニング、エンディングともどっちも格好良い曲だと思います^^
もちろんお気に入りの曲です♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

大河「真田丸」のコーエー戦略画面ってそれなりに意味あったよな。

原作知らず。
dアニメのおすすめに出てきたのでためしに視聴。2日かけて通し視聴でした。全体としては結構楽しめました。ですが本作、いろんな要素を盛り込みすぎた感じがします。

中世・封建社会ライクなファンタジー世界を舞台にした、少年領主と戦女神たちのハーレム英雄戦記、ってなかんじ。おおよそのモデルとしては13~15世紀くらいのヨーロッパとその周辺、かつ、東西南北を縮小した感じかな(銃はない世界)。

ボーイ・ミーツ・ハーレムものとしては、なかなかの良作だとおもいます。女性陣は「こういう子、必要だよね」っていう子が過不足なく配置されています。いずれも内面・外面ともに魅力的です。青髪ヒロインの対主人公・対ライバルヒロイン戦闘力の高さは本作でも遺憾なく発揮されています。男の子向けサービスシーンもそこそこありますが、やり過ぎのない、ほどよい感じでおさまっていると思います(おおいに主観)。

僕はハーレムものの成否って、ヒロインよりも主人公が占めるウェイトの方が高いと考えているのですが、その点でもよかったと思います。それなり以上に有能で、何よりブレないところはたいへんよかったと思います。決断が早い点もよかった。少なくとも、僕には主人公を強く嫌う要素がありませんでした。
キャスト陣も(いまにしてみれば?)豪華ですし、声の演技もよかったと思います。

英雄譚としてみた本作は、「悪くない」という印象です。上述の通り主人公に特段の問題がないうえに、政権の簒奪を狙う敵を撃つという大枠の流れがつかみやすかったのがよかった点だと思います。また、主人公が作中では評価が低い(なぜか蔑まれる)弓の使い手という立ち位置で、そこからののしあがりというのもお話にいい味を付けてくれています。

他方、戦記ものとしてみた本作は不満の塊でした。これが非常に残念でした。

戦姫や一部将兵、竜などの突出した戦力の存在は確かにお話のバランスを崩していますが、これはそんなに気になりませんでした。三國無双、戦国無双みたいなもんだと呑み込める範囲にあったと思います。

僕にとって戦記ものとして著しく悪かった点は、「戦争の舞台がわからない」という点です。機械化歩兵や航空戦力が無い世界での戦闘では、なおのこと地勢的な要素が大きなウェイトを持つと考えています。が、本作、それが全くわからんのです。主人公の領地が舞台となっている世界全体のどこに位置するのか、国境線と山地・稜線はどこを走っているのか、軍が何処にいてどのようなルートでどこを目指しているのか、などが全くわかりませんでした。
作中、「それっぽい地図」やら「机上戦っぽいもの(チェスっぽいやつ)」が幾度となく提示されますが、それらの説明能力が皆無でした。なんていうか、意識他界系のプレゼンのごとく、雰囲気オンリーです。飾りの強すぎる文字、速すぎるスクロール、短すぎる説明のコンボで、理解するには無理がありすぎました。
これでは、例えば最終話に主人公とメインヒロインとの間で交わされた会話にでてくる「実利」を納得することができません(理解は可能だが、実感湧かず空虚に感じる)。これが本投稿の表題に繋がるわけですが、なんとも惜しいなと思う次第です。いっそ、あんなの出さなければ気にすることもなかったのに。。。

まだまだ先がありそうな終わらせ方でした。興味なくもないというところですが、それほど続きをみたいとも思えないなぁ、というのが正直な感想です。というのも、OPにでてくる(多分)戦姫がまだまだいるのですが、本作ではその一部しかメインストーリーに絡んでないのです。ってことは、です。この先があったとして、さらにハーレム肥大になりそうな気がするのです。個人的にはいまの面子でよい感じがするので、それは遠慮したいなということです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

71.6 3 超人でラブコメなアニメランキング3位
学戦都市アスタリスク 2nd SEASON(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (663)
4573人が棚に入れました
二十世紀に地球を襲った大災害・落星雨(インベルティア)により
多くの都市が壊滅したが、隕石から発見された未知の元素である万応素(マナ)は、
人類の科学技術を発展させ、≪星脈世代(ジェネステラ)≫と呼ばれる特異な力を
持った新人類を生み出すこととなった。
世界最大の総合バトルトーナメント≪星武祭(フェスタ)≫の舞台、
水上学園都市“六花"、通称・アスタリスクでは、毎年六つの学園が覇を競っていた。
タッグ戦≪鳳凰星武祭(フェニクス)≫に出場した星導館学園の天霧綾斗は
≪華焔の魔女(グリューエンローゼ)≫ユリスと共に大会制覇を目指す。

熱き魂が疾走する
学園バトルエンタメここに開演!


声優・キャラクター
田丸篤志、加隈亜衣、東山奈央、井澤詩織、小澤亜李、内田雄馬、星野貴紀、赤﨑千夏、田村睦心、内山夕実、長妻樹里、杉田智和、中原麻衣、千菅春香、飛田展男、松田颯水、松田利冴、南央美、櫻井孝宏、井口祐一、こぶしのぶゆき、甲斐田裕子、石塚運昇、田村ゆかり、羽多野渉、佳村はるか、豊田萌絵、加藤将之、松田健一郎、緑川光、悠木碧、竹達彩奈、田辺留依、M・A・O、後藤邑子、松岡由貴、大西沙織
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

神OPは変わらずも大味な試合ばかりでつまらない

これがプロレスなら興行は失敗続きで団体消滅ですよ! と、どこからか声がする。
いきなり大技のジャーマン連発。
ド派手な技を繰り返すだけの選手には魅せる美学がない。

こんな大味な試合で観客が満足するわけないし、数分もしたら集中力も途切れて、
肝心の決着をつける場面で気持ちがはいらないじゃないですか。と、どこかから声がする。

プロレスラーは緻密な計算のもと、試合をしている。持ち時間は10分前後。
仮に持ち時間が15分なら、いかにして15分後に観客の興奮が頂点に達するかを念頭に
緻密な技の応酬の計算をして試合にのぞむ。15分後に客があくびをしていてはプロ失格なのだ。

1stシーズンと同じ展開でドツボにはまりそうな悪寒がしますが、酷評続きだったHOも
それなりにペースつかんだ視聴者からは楽しんでいる声が聞こえているし、
アスタリスクにも頑張ってほしいところです。

以下、ネタバレで~

1話目を見て、この作品に言いたいことがたくさんあり過ぎてこまるw
{netabare}
このアニメに好感をもっている人は多いと思う。
主人公アヤトの優しさや生真面目さもそうだし、ヒロインのユリスのなかなかデレないところもそう。

よくあるハーレムアニメに思えた1stシーズン。
終盤の武道大会に突入してからは極力エロ封印で、バトル一辺倒すぎて見ていても清清しいくらい。
しかし、アヤトという男ほどつまらない男はいない。品行方正すぎて味気なく苦悩が似合わない男にも見える。

シリーズの冒頭で消えた姉の存在を匂わせていながら、その後はそんなことがなかったかのように忘れられ、
アヤト自身も気にしてないみたいで(まじか)、あのシーンはなんだったの? て気すらしている。

ユリスの願いをかなえたい気持ちもわかるけど、また聞きレベルでの身勝手な共感で
実感がともなっていないし、これでは仲間というより雇われヒットマンか用心棒に近い。

仮に1stで2人が街の孤児院を訪れて世話をしたり勉強を教えたりしていたら違ったかもしれない。
ユリスの遠い祖国の孤児院を救うのも立派だが、いま彼らの目の前にある
孤児院も救いたいと
アヤトが真剣に願い励むような展開になっていたらどうだろうか。

こーいう作品を見ると、視聴者の優しさを感じずにいられない。
おもしろそうだけど、そうならない、つまらないと思ったときは、どうしてなのか考えてしまうのだ。

足りない要素があるのか、逆に多すぎるのか。
テーマがあっていないのか、テーマそのものがつまらないのか。
物語性はきちんとしているのか、計算されているか。
想像で読む小説はおもしろくても、具体的に絵にするアニメ化で失敗したのか。
キャラの魅力がないからか。でも、どうやったら魅力をたせるのか。
などなど。

これがおもしろい作品ならそんな余計なことも考えずに済むわけで、わくわくなりドキドキなり、
それが例え不安であったとしても、何かしらの形で印象付けて視聴者を満足させないといけないわけです。

品行方正なヒーローが大剣振りかざして戦うだけでは…。ですね。

たしかに映画ロッキーのような、わかりきっているのに盛り上がる作品はあります。
それも2作3作どころじゃなくて、6作も7作も続いている。
息子の代になっても同じことを繰り返してるし、たぶん10作目あたりは孫になっているんでしょう。

でも、これがなんで続くかといえば、それは1stのロッキーの強くなるための苦労や激闘を誰もが知っていて、
人が成長する過程を見せるコツを知っているからでしょう。
武道もスポーツと思えば、学ぶものは多いと思うけど、どうなんでしょうかね。

極論をいえば、アヤトはもっと苦労すべきで、負けるべきなのかもとも思います。
たとえ大会で優勝するにしても、その試合の合間に街の闇大会でもなんでもいいから出場して、
そこでこてんぱんにやられて黒アヤトを見出すくらい負けて負けて凹まされて、
自分の中の闘う動機やスタイルを見つけ出すべきでしょう。

スーパー能力だとか、それも時間制限付きであるとかじゃなく、今一度原点に返ってきて欲しい。
せっかくおもしろそうなアニメなんですからね。

追記
この手のバトル作品を見ると、いつも思うことがある。
その昔、幕末から明治に時代が移り変わったころ、大いに日本で流行った興行がそれで、
日本各地の名だたる流派の達人が集い、剣の腕を競い合う撃剣興行である。
もともと幕府の剣術指南役の榊原健吉が新体制化で食い詰め浪人と化した達人救済
のために催したのがはじまりだが、そんな胸のわくわくするイベントがあった事実と、
それをメディアにしたらどう描かれるのか、この年になっても興味をもって夢想することが多い。

これぞまさに一撃必殺! 塚原卜伝のいちのたちの意味するところで、すべてが一瞬で終わる
大技による対決になるのが道理で、じりじりと間合いをつめての勝負の行方を小説家はどう描くのだろうか。
また描ききれるのか、興味はつきない。

{/netabare}

4話~ アヤト覚醒! 二段階目だそうですが、なら試合前にしといてよともw
{netabare}
大会準決勝での中国ペアとの激闘が続いています。
姿を消し、分身の術を使い、見えない爆発の護符に苦戦するアヤト、ステラペア。
ステラにちょちょいと会場全体を炎で燃やしてもらえば護符も燃える気がするんだけど、ダメなんですかねw

アヤトの5分しかない能力解放では対抗できず、2人ともぼこぼこに。
苦悶の表情を浮かべながらステラに少しの間だけ時間を稼いでくれるようお願いするアヤト。
そして、眠りについてしまいます。ぐーぐー。て、おーーーーい! 

すでにステラもボロボロ。
護符の鎖で縛られてすき放題いたぶられての辱めプレータイム。
しかし、アヤトはまだ爆睡中。。。

そしてようやく目覚めたアヤトは、ついに第二段階の覚醒の扉をこじ開け、
能力の制限時間が1時間になったことを告げるのですが、それは試合前にやって欲しかったなぁ~。

ついに逆襲のときはじまる! というわけで、中国ペアをタコ殴りにするのですが、
これで思ったほどスカっとしないところがアスタリスクが不人気なのが現れているのかもしれない。

ほぼ顔芸のギャグ回。
ここまでバトルばかり見せられて、終わりくらい気分爽快にしてくれないとと思うんですよね。
焦らされて一発二発殴り返したくらいで視聴者がすっきりできるかどうか。
結局、戦うテーマが見えないから盛り上がりに欠けるのかな~とか、見終えていろいろ考えさせられます。

後半はサヤとキリンペアのバトルに。
キリンの決意も新たな構えからの一撃であるとか、やはりアヤト戦に比べるとおもしろい。
加えてサヤのフル装備の格好がいいですね~。あんまりゴテゴテしてるのは好きじゃないけど、
小柄キャラに重過ぎる装備のアンバランスさが不自然通り越しておもしろさにつながります。

サヤの父親がいまでは脳みそだけしか残っていないという新事実をサラリと紹介してましたが、
そんな父親がサヤのためだけに考えてつくりこんだ重火力武装! 
サヤの銃を放つときのバーストのかけ声は好きかもしれない。
1期のOPから、この撃ち放つ瞬間がえらくカッコイイ印象。

このままいくと次週でこの勝負の決着もついて、決勝戦で戦うのはアヤトとサヤの幼馴染対決になるのか?!
ここはしっかり盛り上げてもらいたいですね。
{/netabare}

5話~ やはりバトル以外の要素もないとね!な同時進行系話題の必要性
{netabare}
準決勝でロボ組と戦うサヤ、キリンのペア。
ド派手な銃撃戦のサヤの見せ場の連続はおもしろいけど、これもうほとんど声優が仕事しなくてイイ感じですねw 

いいところまで追い詰めたものの、残念ながサヤたちの負けに~。
でも、だからって負けて凹み過ぎていないのは青春ですね。

見ていて清清しいくらいだったけど、ところでキリンは優勝することでお父さんの釈放アピール
するはずだったけど、もう関係ないのかな? 義理のオジサンを排除したいま、それも無関係に?

てか、まさかロボ組に負けるとはなぁ。
できれば人間と戦って欲しかった。

作品の一番の華のある舞台、その最終決戦の相手がロボだと、この作品の通してのイメージとか
テーマが人間対ロボてことになると思うんですがいいんだろうかw
こうなると剣の奥儀とか技とか関係なしで、要はパワーあるものが勝つだけになりそうなんですが(汗
アスタリスクが勢いだけの作品といわれる所以ですね。仕方ないのか。

ところで、お付きの女の子が誘拐されて、ここだけはちょっとワクワク展開です。
ドラマの24なんかが良い例ですが、やはりドラマは同時進行でいろいろ起きた方がおもしろい。
延々とバトルだけ見せられてもすぐに飽きてしまいますよんと♪

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

最終話まで視聴完了~。採点など書き直ししました。

原作関連書籍類は未読。
アニメ1stシーズンは視聴済にて。

2ndシーズンも観終わったので採点・総括?しておこうと思います。
●物語●
{netabare}
ほぼほぼ『フェニクス』で埋まっていましたね。
次の大会であろう『グリプス』への布石までされてましたが・・・。
続きを作れるの?という疑問を感じる作品なので
『フェニクス』が終わった所でキリを付けておいた方が
スッキリ終われていたように思います。
完結してないラノベをアニメ化した際のお約束なのでしょうが
結局「謎や伏線が放り出されたまま感」がハンパ無い。


設定的な所で感じた疑問は解決してもらえなかったかな。
◎代理出場のロボ組の存在意義は?◎
「ジェネステラとは?」という点にも関連しますが、
代理出場させることに説得力はあったのか?
(サヤ・キリンペアとの勝負や、
ロボ組デビュー戦などはインパクトありましたが・・・)
そもそもジェネステラ本人が出場できないならば、
武闘大会の意味は無いかと。
仮に頭脳面でも一般人とジェネステラに大きな格差があり、
それなりに人数がいるのであれば
『文科系のフェスタ』を開けば良いと思う。
その中で対人戦闘を披露する方が理に適っていると思えてしまう。

身体的にも頭脳的にも一般人に勝っているのがジェネステラなら
この世界はどういうパワーバランスの上に成り立っているのだろう?
差別意識はある描写もありましたし・・・。

◎アヤトの強さ・能力◎
結構描写がアバウトだったかと思えます。
結局姉が施した封印についても中途半端で終わりました。
2段目が解けた後は、意図的に解除しなくても全開でいられるのか?
決勝でユリスに手伝ってもらった真セルベレスタはその場限り?
{/netabare}

●声優・キャラ●
{netabare}
何はなくとも東山さんが出演されていたので
それなりには満足しています。
が・・・クローディアさんの出番少なすぎw
終いには次回予告を乗っ取られることもしばしば。

主人公のアヤトは・・・結局あまり好きになれなかったかな。
アスタリスクにきた目的もよくわからない。
ユリスとの関係性もどうしたいのかハッキリしない。
他のヒロインsの好意を感じているのかも微妙。
cv担当の田丸さんについては・・・。
ちょうど同時期に『魔法科高校の~』を観ていたのですが、
何と言いますか・・・違いが全く感じられず。

サヤの献身(?)ぶりは良かった。
正直彼女の好意はどこまでの物なのか測りかねますが、
肝心な時にアヤトを助けてくれたのはポイント高い。
キリンとのコンビも良かったと思います。

キリンは・・・正直見せ場は少な目だったかな?
フローラ救出、対ロボなどありましたが・・・
ヒロインとしては若干不憫な扱いだったと思います。
がんばってアプローチしてるけど、アヤトは多分・・・。

ユリスは・・・パートナーに見せ場が必要な為か、
活躍してる印象は強くない。
どちらかと言えばアヤトを追い込む為の装置的な感じ。
もっとガッツリ活躍できる話があっても良かったのでは?

フェニクス決勝後に祝いの言葉をかけてくれたレスターさんが
一番正統なヒロインっぽく見えてしまったのは・・・w
{/netabare}

●作画●
{netabare}
視聴スケジュールの関係上高画質モードでの録画でした。
その分も含めて大荒れはしておらず、合格圏内かと。
アルディ・リムシィの合体(?)パートとか
気合入ってるな~と思いましたね。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
OP・EDどちらも、
聴けば作品名を思い出せるほどには印象には残っている。
作品自体が好きなっていれば、もっと評価はできたのかもしれない。
{/netabare}

●総評・その他●
{netabare}
何だかんだで、1stを観ていたという惰性で視聴を始めて
惰性で最終話まで観続けたという感が強い(スケジュール的にも)。

意味はないのかもしれないが
『ラノベ』『バトル系』『2クール』という点で比較してみて
「ストブラ」「魔法科高校の~」より1枚落ちる印象。
大半をフェニクスで占めてしまったこと。
主人公・メインヒロイン(と思しき娘)の印象が薄いこと。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

受難の作品だと思っていましたが…

この作品は分割2クールの後半に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前半クールを未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

2015年の秋アニメで放送された前半クール…特に第1話が話題になったのは記憶に新しい事です。
類似の作品が同時期に放送されました…ヒロインの立ち位置も属性も…主人公の足枷にもどこか共通点が感じられる…
個人的にはこの物語の設定は嫌いじゃありません…いや、どちらかというと好みです。
だから何かと比較しながら視聴するのは、お互いの長所を打ち消しあうような感じがするので、時期をずらして放送してくれれば…と思っていました。
でも、それは途中…綺凛ちゃんが登場するまでの事でしたけれど(//∇//)
本来であれば、そんな事すら考えることなく作品に没頭できるのが一番なのですが…
そう考えると、この作品の背負った受難を感じずにはいられませんでした。

でも、明確な違いが明らかに…この作品は1クールで終わる販促作品では無かったという事です。

プロローグという立ち位置での前半クールが終わり、いよいよ色々と本番を迎える後半クール…視聴に気合が入らないわけがありません。
作品の構成もあくまで前半クールを視聴している事を前提としているので、いきなり本題から始まる展開も無駄が感じられず好印象でした。

特に熾烈さを増していく「星武祭」のバトルシーンは圧巻です。
何より個人の能力を限界まで引き出さないと、一瞬で一網打尽にされてしまう相手との戦いに作画もしっかり付いてきてくれたと思います。

そして戦いの中でもしっかりキャラが深堀されています。
「敵ながら天晴れ!」と思えるようなキャラもいれば、「早いとこやっつけちゃえ!」と思えるような下衆なキャラも居たり…そしてそれらは全て星導館学園の出場者の魅力の一助になっているんです。
そんな「星武祭」だからこそ見応えもあったし、次の高みから見える景色を期待してしまう…そんな展開だったと思います。

そして完走して…やっぱり一推しは綺凛ちゃんでしたね(//∇//)
主人公の天霧 綾斗までが、強大な力を有する純星煌式武装(オーガルクス)を使用している中、綺凛ちゃんの手にあるのは千羽切という一振りの日本刀だけ…
そして彼女が動くとき…それは刀藤流宗家の娘として決して恥じることない超一流の剣技が繰り出される瞬間でもあるのですが、その一挙手一投足が剣士としての気品に満ち溢れていて、もう何度見惚れた事か…
それに小澤さんのキュートなボイスに色々盛られたキャラ設定は正直堪りませんでした(//∇//)

オープニングテーマは、前半クールから引き続き西沢幸奏さんで「The Asterisk War」
エンディングテーマは、千菅春香さんの「愛の詩-words of love-」
西沢さんの歌うオープニングは相変わらず恰好良く、オープニングアニメにも合っていたと思います。
見て気合の入るオープニング…と言っても過言ではないと思います。

分割2クール全24話の作品でしたが、未だ謎が多いのも事実です。
「星武祭」の裏で暗躍する顔も性格も悪そうな人達の目的や行動原理はまるで分かりませんし、何より善良な一般市民を巻き込むという卑劣な手段を平然とやってのける根性も理解できません。
それに新キャラも登場するのですが、彼らのが活躍するのはもう少し後みたいですし…
でも一番気になったのは「獅鷲星武祭(グリプス)」というチーム戦があるという事と、その戦いに星導館学園が参加の意思を表明した事です。
「あ、この作品2クールじゃ尺が足りない」と思いましたが、やっぱり終わりませんでしたね。

前半クールで感じた受難は消え、確実に化けつつある作品だと思っていた矢先の事だったので、正直ここまできたら、この先もアニメ化して欲しいのが本音です。
2クールもの壮大な販促作品…とは絶対考えたく無いので…
原作のストックが無いなら待ちます…朗報が聞けることを期待しています^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

62.4 4 超人でラブコメなアニメランキング4位
君が主で執事が俺で(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (400)
2470人が棚に入れました
『君が主で執事が俺で』は、みなとそふとより2007年に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。通称『きみある』。
主人公・上杉錬と姉・上杉美鳩は、父・上杉巌の家庭内暴力がきっかけで家出する。2人は都会である七浜市に辿り着きそこで生活しようと奔走するが、なかなか仕事が見つからず、資金難となってしまう。
ここでの生活を諦め次の場所に移動しようとするが、ひょんなことから久遠寺家と関わりを持ち、事情を知った久遠寺家当主・森羅によって拾われる。錬と美鳩は住む場所と仕事を手に入れ、使用人として仮契約を交わす事に。
かくして、錬の執事としての生活が始まるのだった…。

声優・キャラクター
関智一、伊藤静、後藤邑子、水杜明寿香、氷青、ひと美、浅川悠、田中理恵、秋元羊介、檜山修之、雨宮侑布、たてかべ和也、田内夏子、千晶まひろ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

お、俺はシスコンだ。 貞操は…とっておきたい

原作はアダルトゲーム、つよきすなどが有名な会社さん。
アニメ化に伴い声優が変更され、よりパロディ色が強くなっている

基本的なストーリーはラブコメ。
父親のひどい虐待に耐えかねて家出した主人公と姉、
二人はとあるきっかけからお金持ちの執事とメイドして雇われることになる
だが、お金持ちの3姉妹は一癖も二癖もあり、更には大佐という執事もいて・・・
という感じだろうか?

ストーリー的に原作がアダルトゲームなのだが、恋愛要素は薄い。
淡い感じの恋愛要素もあり、女性キャラクターもかなり多いのだが
基本的にウブな主人公とオトナの魅力でからかうようなシーンも多く、
恋愛の駆け引きやそういったシーンは少ない。

また基本的にストーリーは平坦かつ単純、執事とお嬢様たちの日常という感じで
シリアス要素は終盤以外は殆ど無く肩の力を抜いて楽しめる内容になっているが
その反面、ストーリーだけ見るとあまり印象に残らないのは残念だ
この点は強すぎるパロディ要素が脚本を打ち消してしまっているかだろう

本作品のもっともな魅力はパロディだ
某熱血ガンダムの主人公から、旧ネコ型ロボットのガキ大将まで
様々な実力派声優さんが揃っており、各声優さんの過去の作品のネタや
パロディ要素は強く、分かる人にはかなりツボに入る笑いだ(笑)
特に新スネオである熱血ガンダム主人公と旧ネコ型ロボットのガキ大将による
「心の友」というセリフは分かる人には非常に面白い

更には某勇者王もおり、某マスターもいる。
この濃ゆすぎるパロディ要素はたしかに面白いのだが、
あまりにもマニアックすぎる部分をつきすぎており、
わからない人には全然わからないネタになっているのはパロディアニメの欠点でもあるが
本作品はその欠点が出すぎている。

また原作がアダルトゲームということでセクシー要素も多い。
DVD版では色々な部分が見えており、更には女性声優さん達による
えろい演技や喘ぎ声は声優さんのファンならば楽しめる内容になっており
その点は原作がアダルトゲームという点を裏切らない出来栄えだ
ただ全体的に作画のレベルは普通なので、エロさは普通という感じだ

キャラクターも1クールの作品としては多め、あまり出ない脇役などもおり
この点は「必要か?」というキャラが2,3人いるのは非常に気になった
特にメインキャラもである3姉妹の三女などは存在感やストーリー的にも
いらない子だったのでは・・・と感じる。

また、それを後押しするように声優さんの幅が広い。
関智一、伊藤静、 後藤邑子、秋元羊介などのベテランがいる一方で
名前を見ても「誰?」と行ってしまうような声優さんや
この作品が初出演のような声優さんも降り、演技的にも厳しい。
いらないキャラも多かったのでそのぶんの予算をもう少しましな声優さんに変更させるための
お金として使って欲しかったと強く感じてしまう。

全体的にパロディネタは非常に楽しめる。
おそらくアニメ好き&アニメオタクであればあるほどネタ的に
コアな部分をついてくるので笑いにつながるのだが、
コア過ぎてついていけない人はかなり多いだろう。

また執事&パロディという設定がどうしてもハヤテのごとく!を連想してしまい
キャラクター的に優っているハヤテのごとく!の印象が強いので
どうしても「二番煎じ」的な印象を感じやすい。

パロディアニメが嫌いじゃない方にはおすすめできる作品だ。
その反面、パロディが苦手&嫌いな方には閲覧は厳しい作品だろう
個人的にはネタ的に壺だったので爆笑でしたw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

感想未満、そして雑談(王道)

なんでアニメって執事とかメイドとかお嬢様っていうシチュが多いんでしょうね?個人的にはそこまでそそられる設定では無いのですが・・・・。

最近この展開少なくなってきたかな~・・・なんて思ってたらそこまで少なくなって無いことに気が付き、なんかガックリ来ている今日この頃なんですが、この作品を見たのは随分昔でして、これまた全然覚えていない・・・汗w

もう一度見ない事にはレビューすら書く権利も無さそうなんですが、もう一度見る程の価値があるアニメでも無いのははっきり覚えていますので、見ません。ノリで書かして貰いますw

王道。ここまでこの言葉で説明できる内容のアニメも少ない。執事、お嬢様、謎の力、ハーレム、エロなどなどホントどこかで見た事がある様な展開ばかり。
必要なのは斬新さや独創性だけでは無いのは判りますが、ここまで他の作品とリンクする内容の作品を作らんでも良いような気がしますねw

今まで色んなレビューで「王道」という言葉を使ってきたので、一度ここで自分なりに定義してみたいと思います。
ちなみに、goo辞書での「王道」のデフェニションは
1 儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。
2 安易な方法。近道。
です。
普通の場合は2番がよく使われるのでしょう。

私の中での王道とは、アニメ作品内で使われた方法や状況が大衆に高評価を受けた場合、その手法を廃れるまで使いまくる事を意味します。
それは回数を増す毎に短縮され、内容は意味を成さなくなっていく。なぜなら、複数回その方法を使いまわすことで、その方法が如何なる内容なのを把握する前に定義付けられてしまうからです。つまり、日本らしい「雰囲気で判るだろう」みたいな内容になるということです。

例えば
パンを銜えた少女が道かどを曲ると美少年に当たる。
いきなり強風が吹きスカートがひらりっ!
みたいな感じです。

近年のアニメでは文武両道の才能に溢れた少女、頭は良くないけど何故か人気になる主人公などが多くみられるような気がします。

そして、これらはパターン化されていき、その行動に何の意味も介在しないのに物語に導入される様になっていきます。
例えば、突然入ってくるエロシーン。視聴者の中にはそんなものを求めていない人もいるかもしれないし、そもそも物語との関連性ゼロなのにそのシーンが入ってくる。

これが私が定義する王道です。
つまり、王道に従うアニメは新鮮さに欠け、どうしても斬新さを求める私の様な人間には受けないんでしょうねw

逆に言えば、王道を逆手に取ったアニメ、または王道を作るアニメは人気が出るということです。
まどマギなどは「魔法少女」という王道を裏切り、ゆるゆりは「主人公」の王道たる定義を裏切ったからこそ人気が出たのではないでしょうか。
まぁこれは個人的見解ですがw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

メイド+金持ちの18禁は「プリンセスラバー」 こっちは執事+メイドにおける18禁 「つよきす」でもパロディあります パロディ豊富www

プリンセスラバーっぽいような展開ではなくパロディを詰め込んだだけ感がしてやまなかった
こんなのってメイドは切り離せない材料です
でも勢力は3つに分かれており、どれか1つに所属するのがこの18禁のスタイル

1話
{netabare}親元を離れての独立...家出だったんだ...
姉も一緒だけど(ブラコンですwww第三者に告白するか?普通...)
上杉錬の声ってまたしてもドモンさんwww(フルメタでも同じ)
あの卵型のメカってトンズラーの声じゃんwwwwww
じゃあメイドと執事の日常を始めましょう{/netabare}

2話
{netabare}あれは...東方不敗マスター・アジアじゃねーかwwwww
同時に大佐さんも同じ中の人だしwwwww
なんだこのパロディ王国wwww
でも主人公過去は著しく重いことに変わりはないんだ。困ったときは姉貴ですwww{/netabare}

3話
{netabare}ジョジョwwwwからのイニシャルDwwww
凄いなこのパロディwwww
九鬼家の面々
ビーフジャーキー食う子もいるわ
マゾい子もいるわ
どれだけー
それと勇者王もいたぞ!?{/netabare}

4話5話
{netabare}カジノで2人発見、家の執事&メイドや
悪いが返して貰うで
流石東方不敗...風をwwwww

チンピラにはお灸を据えないとな...
姉貴つええwwwwブラコンな子って怒らせたらアカン...
あれ、暗殺術じゃんwww{/netabare}

6話7話
{netabare}特徴が無い子に特徴をつけるのって難しいよね
今日もパロディが...それとパンダを飼うのって許可いるよね!?
何で人助けるんにバイクを蹴るwww
揚羽さんの声ってネプちゃんだったw{/netabare}

8話9話
{netabare}ドモンさんのパロディいただきましたーーwwwww

添い寝されたらそりゃあ嬉しいだろうねwww{/netabare}

11話~
{netabare}8時だよ!全員集合
はーじまーるよーwwww
実際は花見です
おーれはジャイアーン、がーきだいしょーう
を思い出したwwwwww{/netabare}

12話~
{netabare}帰る場所は人の自由だ
俺はもう執事だから...

そんなこんなでドタバタは続いていくのです{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

57.7 5 超人でラブコメなアニメランキング5位
夜明け前より瑠璃色な Crescent Love(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (186)
1270人が棚に入れました
月と地球を結ぶ唯一の窓口がある「満弦ヶ崎中央連絡港市(みつるがさきちゅうおうれんらくこうし)」に住む達哉の元に、スフィア王国(月王国)のお姫様フィーナ・ファム・アーシュライトがホームステイにやってくることに。(公式HPより引用)

声優・キャラクター
生天目仁美、千葉進歩、野々瀬ミオ、後藤麻衣、氷青、黒河奈美、浅川悠、伊藤静、岸尾だいすけ、根岸朗

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「キャベツ」アニメの元ネタ。

2006年10月から12月まで放送された。全12話。
2005年9月22日に発売された18禁ギャルゲのアニメ化作品。
独自のストーリーでキャラの諸設定なども変更されている。


あらすじ。

略現代と同じ時代背景の異世界モノ。
遥か昔、地球から月に移民した人々が築いたスフィア王国
と地球は幾度も戦争を起こし・・オイディプス戦争以降は
冷え切った状態が続いていた。

地球における唯一の窓口である「満弦ヶ崎中央連絡港市」に
月王国の大使館、月人居住区画、王立月博物館などが設置
されているものの、一般市民の月との往還はほとんどなく
なっていた。そんな満弦ヶ崎中央連絡港市に住む朝霧家に、
月王国の王女がホームステイする事になった……。


感想。

1話で最終回の超簡潔なギャルゲ式オール込な物語。
等身崩れギャグ展開あり。ハーレム風ラブコメ展開あり。

御姫様・妹・従姉・幼馴染・ドジっ娘メイド・眼鏡秘書・
謎の幼女・下級生と順次追加される美少女達は終始キャラ
デザが崩壊して流石「キャベツ」と感心する・・

2話以降も基本フィーナの背景を軸に掘り下げていく感じ。
1話で伏線も引いていて純愛系のストレートな展開。
OP/ED他音効関係も落ち着いたロイヤルラブロマンス風?
色々パロったりギャグタッチにして頑張ってるけど・・

料理バトル焦げフラグ・人工呼吸フラグ・ナンンセンス
バトル・水着漂流フラグ・・どれもギャルゲテンプレで
常にフィーナ中心のにやにや顛末にロリの伏線のみ。

作画がもう少しマシなら普通のギャルゲアニメで緩め?
ただ等身崩しのギャグ調描写は全体の雰囲気に合わない。
兎に角魅力を打出すシーンでも顔が崩れて"誰?"という
部分は流石に厳しい・・まぁ・・だからこそ「キャベツ」

「キャベツ」が無ければ視る人も半分以下だったかも??
酷いと聞けばどれほど酷いのか好奇心で・・というのも
有るでしょうし・・。フィーナくらい丁寧に書けよ・・
とは思いましたけど。内容は陳腐だけどそれなりの出来。

部分的な作画崩壊なら長寿や名作にも多数ある・・


朝霧 達哉:千葉進歩/花井なお※少年時代)
満弦ヶ崎大学附属カテリナ学院3年生。趣味は日曜大工。
父は5年前から行方不明、母は3年前に病気で死亡している。
従姉の"さやか"と義妹の"麻衣"と3人で暮らしていた。

フィーナ・ファム・アーシュライト :生天目仁美
「スフィア王国」の王女。カテリナ学院3年生として留学。
たっての希望により護衛無しで地球にホームステイする。
責任感が強く実直な性格。意外に負けず嫌い努力家。

ミア・クレメンティス:野々瀬ミオ
フィーナの侍従で今回の留学では唯一人の付き添い。
フィーナの事をとても尊敬している。乳姉妹にあたる。
朝霧家の屋根裏倉庫を改造した部屋で寝泊。家事を分担。

朝霧 麻衣:後藤麻衣
達哉の妹。満弦ヶ崎大学附属カテリナ学院2年生。
吹奏楽部に所属し、フルートのパートリーダーを務める。

穂積 さやか:黒河奈美
達哉より5歳年上の従姉。地球連邦大統領の主席秘書官。
8年前に達哉の両親の計らいで里子として引き取られる。

鷹見沢 菜月:氷青
達哉の幼馴染。努力家でいつも明るく面倒見がよい性格。
父親経営の店でウェイトレスのアルバイトをしている。

リースリット・ノエル:伊藤静
月人居住区礼拝堂や街中で見かける少女。愛称はリース。
ぶっきらぼうで無口だが、発言の内容は的確。

フィアッカ・マルグリット:伊藤静
「ロスト・テクノロジー」の使い手。教団の関係者。
今の時代まで何度も人格投射をし生きてきた伝説的人物。

遠山 翠:高野直子
達哉のクラスメイトで菜月の親友。吹奏楽部に所属。
明るく快活だが、慌てん坊で恋愛話に過剰な反応をする。

カレン・クラヴィウス:浅川悠
月人居住区スフィア王国大使館駐在武官兼秘書官。
格闘技全般に通じており、剣術の腕は達人クラス。
フィーナの地球滞在における月側の実質的責任者。

鷹見沢 仁:岸尾大輔
菜月の兄で、トラットリア左門で修行中の青年。
さやかとはカテリナ学院時代の同級生。軽い性格。

鷹見沢 左門:根岸朗
イタリア料理店トラットリア左門主人。菜月と仁の父親。
朝霧家と家族ぐるみの付き合いで朝霧家の後見人である。

鷹見沢 春日:寺田はるひ
鷹見沢左門の妻で現在ミラノで料理修行をしている

イタリアンズ:達哉が飼っている3匹のメス犬達。
ペペロンチーノ、アラビアータ、カルボナーラ。

朝霧 千春:宮林康
達哉の父親。月の歴史学者。5年前に行方不明。

ライオネス・テオ・アーシュライト:木村雅史
フィーナの父にして現スフィア国王。

セフィリア・ファム・アーシュライト:生天目仁美
フィーナの母でスフィア国前女王

黒服の男:王家外務局ボディガード。

高野武:辻親八
フィーナ達の同行取材をすることになるカメラマン。
有名な映像作家であるが神出鬼没。

助手:近藤隆幸
高野武の助手。若い頃はパンク風なコスチュームだった。

ブリジット・アンバー:よのひかり
地球連邦政府大統領でさやかの上司。
かつては外務大臣でセフィリアと渡り合っていた。

ユルゲン・フォン・クリューゲル:近藤隆
フィーナの許婚。親衛隊長。貴族出身の反地球主義者。
プライドが高く、平民出身の王ライオネスを見下してる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャベツ

キャベツの名で親しまれる(?)作画崩壊アニメです
今なお、キャベツのためにこのアニメを見る人がいるとか、いないとか


なんてことない一般庶民と温室育ちのお姫様の恋愛に、地球人と月人の共存というテーマを担がせてます
故無駄にスケールがでかいのですが、ストーリーは地に足着き、つまらなくはないと思います
主人公が女の子を手当たり次第に食い散らかすヘタレイメケンエロゲキャラとは違い、自分の意志がしっかりしていて、且フィーナのことだけを一途に想ってる点は割と良いかと
まぁでも、そこだけですかね、あとの原作改悪には目を背けたくなるほどの酷さでした
狂言回しにしたかったんだろうけど、単なるウザキャラにしかなってなかったカメコ爺を筆頭に、鼻をつまむ設定、どどんまい、ユンゲル(笑)、最終回の宇宙人など

かんたん作画ってレベルじゃねーぞ
1話はそんなでもなかったのに、2話で早くも手抜き作画が目立ち、3話にして衝撃走る
目の前に現れるは緑の球体、”綺麗な円描いてるだろ、キャベツなんだぜ、これ”
ヤシガニ再来級の作画崩壊具合にネット界隈で話題騒然、”どうしてこうなった”
原作は7万本の売り上げを記録している超人気作につき、ファンの期待も決して小さくなかった中でのあのキャベツには、確かに体制側の非を追求したくもなります
挙句、太田監督の「亜乱炭椎」なる責任逃れさえしてますからね
”計画的な崩し”と”偶発的な崩れ”は大きく違う
理由は何にせよ、これは明らかにネタとして見られる領域をも超え、遙か遠く大気圏外へ突入しています
というかもはや一周して、作画崩壊アニメの反面教師として役立ってる感があります、一部の制作会社を除いて、最近は顕著な”偶発的な崩れ”をあまり見なくなりましたし
原作は人柱になってしまってますが、結果的にアニメ業界を良い方向に導いたと考えると、ほら、このアニメとも和気藹藹とやっていけそうな気がして来ませんか

声優は、フィーナ役に生天目仁美さん、そうかそうか
母のセフィリア役も同じ声優で、容姿が似ているとしても、そこは変えて欲しかったような気がします

OP「前奏曲(プレリュード)-We are not alone-/大藤史」
We are not alone♪のところは素晴らしいですね
初聞は印象弱かったんですけど、聞いてるうちに好きになりました


俺妹やハヤテでこれのパロネタが出て来ましたね
不名誉高いですが、一介のエロゲ原作アニメが伝説と呼べるほど話題になったことって結構すごいと思います
話の種になるとは思いますので、1度は見ときたいかも・・・?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この恋と夢には、それだけの価値がある。

主人公の妹「麻衣」と、キャベツ(笑)見たさで観てみましたが…
個人的にこれは真面目に当たり作品でした。


原作(ギャルゲー)は未プレイですが、
知らない人でも充分楽しめる内容だと思います。


月の政府と、地球の政府の争いをおさめる事、
月の国王フィーナと、地球の平民 朝霧達哉(主人公)の恋愛、
大まかにこの2点がこの作品の物語だと思います。
設定には無理がありますが、原作がギャルゲーなので目をつぶります。
1クール作品としては秀逸な物語でした!

キャラも喜怒哀楽の感情がバランスよく入っており、
感情移入することもできて、
笑ったり、考えたり、悲しんだり、そして最終回は感動しました。

ヒロインをフィーナ1人に絞って、周りは全員サポート役に回ることによって
詰め込みにならずに済んだのが功を奏していると思います。

原作でフィーナ以外のファンだった方はどう思われているかが謎ですが、
他のキャラもBAD ENDになったわけではありませんし、
アニメとしてはこれで良かったと私は考えます。


8話での台詞がとても印象的で思わず聞き入ってしまいました。

{netabare}フィーナ:どれだけ見苦しくても、私たちは諦めないわ

  達哉:この恋と夢には、それだけの価値があるから。

フィーナ:私たちの幸せを見守ってくれる人々に、
     それ以上の幸せを返すためにも。

  達哉:まっすぐ、一緒に歩いていきます。{/netabare}


みんなからの評価はずいぶん低めのようですが、
個人的には「もっと評価されるべき」と感じました。


作画も噂に聞いていたほど悪くなく、むしろ
5~6年前の作品とは思えないくらい上出来に見えました。

音楽は雰囲気が出ていますが、優雅さを重視するあまり
OP曲、ED曲ともにインパクトには欠けていました。


ギャグは同じネタの繰り返しも多々ありましたが、
バリエーションが豊富で見ていて楽しく、物語も続きが気になり、
個人的に見始めたら止まらなくなる作品でした。


【追記】
ヒドい作画のキャベツは元のアニメだけで、
DVDではある程度修正されているようです。
私が観たのはDVD版のほうでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
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