風呂で妖怪なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の風呂で妖怪な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の風呂で妖怪なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.3 1 風呂で妖怪なアニメランキング1位
妖怪アパートの幽雅な日常(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (251)
1058人が棚に入れました
両親を亡くしたため、親戚の家で肩身の狭い生活をしていた稲葉夕士は、高校入学を機に一人暮らしを決意する。そこで見つけた格安の下宿先「寿荘」。しかし、そこはなんと妖怪・幽霊・人間が入り混じる奇妙な「妖怪アパート」だったーー‼ 不気味な姿をした妖怪達と個性的すぎる住人達にはじめは戸惑う夕士だったが、彼らとの奇妙な共同生活の中で、それまで閉じていた心が徐々に開いていく・・・。

声優・キャラクター
阿部敦、中村悠一、子安武人、沢城みゆき、石田彰、中井和哉、森川智之、杉田智和、速水奨、遊佐浩二、釘宮理恵、田村睦心、三石琴乃、関俊彦、折笠富美子
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

チュチュンがチュン♫・・・

電線に雀が三羽とまってた それを夕士が鉄砲で撃ってさ、煮てさ、焼いてさ、食ってさ
ヨイヨイヨイヨイ オットットット ヨイヨイヨイヨイ オットットット?
・・・
まあ、オチャラケたくなるような「電線音頭」はさておき、2クール目も決まったことなのでチョット小言を。

とにかく「女子想像&創造」「女子嗜好」「女子理想」「女子妄想」が出てるおかげで一般的に受けつけがたい感じがしますが、共感できる人もいるんでしょうがねぇ・・・(恐らく)。

稲葉夕士は中一の時に両親を失い、預けられた親戚の家では叔父・叔母に気を使い、従姉には何故か嫌悪される。そんな居心地の悪い所から抜け出すために寮制の高校入学を機に自立を決意。しかし春先の火事で寮が全焼。寮の復旧見込みの半年先まで、新しい住処を探さなければならなくなり、なんとか見つかったのは格安物件「寿荘」。しかしそこは異界の住人が集う別名「妖怪アパート」だった・・・
そんな不運(物語性にとっては仕組まれた”幸運”)に見舞われた夕士少年を作者(又は制作側)はイジりながらも過保護に、且つ「理想多め」に成長させていくストーリーのようにも思えます。

ここからは、小姑のように辛辣な文感想を書くかもしれませんので気分を害したくない方はココで止めておいてください。{netabare}
[主人公・稲葉夕士]
・均整のとれた「サッパリ美形」。高校生というより何か「大学生」っぽく見えます。(大人っぽい容姿が女子受けには良いのでしょうか?少年より青年の方が見栄えがイイ?)
・上記の通り不幸な身の上で、周りに気を使い、自身に「何かと」貯めこんでそうなのに「妙」にサッパリした性格で生真面目すぎるのが不思議?
(普通はダークサイドに陥るようなものですが、そんな主人公って見たくないよね?)
・「不思議耐性&順応」が乏しすぎて「普通すぎるリアクション」に見ていると時々物凄く苛々させられます。(とにかく一般常識・良識で乗り切ろうとする行動がチョットまどろっこしい。)
・半年住んで馴染んだ「妖怪アパート」を出て、学校の寮に入った夕士。しかし人間関係が上手くいかず再び「妖怪アパート」に戻ってくることに・・・(自己解決の答えが当初と同じ『逃避』という事を肯定してるようで腑に落ちないけど、「異界」との絡みがないとストーリーが進まないからしかたないよね?)
・周りに女子はそれなりに存在しますが、夕士との「恋」の展開は『絶対』起こさせません。(夕士の恋人は泉貴だと腐女子が望む限り・・・)
・プチヒエロゾイコン(小魔導書)の「マスター」に成り行きでなってしまった夕士。もう「自覚が乏しい」は、学校で不用意に使うは・・・(これが若さか?)
・「妖怪アパート」の先輩年長者に対して使う言葉の語尾に「ウッス」「〇〇ッス」と言っていることに違和感が。体育系クラブやってるわけでもないのに。(何か不自然に感じますが、これもある種の乙女理想?)

[長谷泉貴]
・夕士の親友で『心の恋人』。容姿も美形、腕っぷしも強く、家も裕福な家庭。学力もかなり良さそうで、性格も善人。しかも根回しの達人。(完璧すぎて引くわーーー。嫉妬になるかもしれませんが。こんな出来過ぎキャラも乙女理想?)
・高校進学は別々になる夕士と泉貴。中学卒業式後、友情確認の殴り合い。しかも笑顔で。しかも顔が全然腫れてない。(こんな「コト」は「絶対」あり得ませんが女子にとっては「カッコイ友情&愛情」という乙女理想像なのでしょうか?)
・第⑧怪:「寿荘」に遊びに来て子供幽霊「クリ」が気に入った泉貴はクリのパパ宣言。夕士には「本妻」勧告。(あ~あ、やっぱり・・・BⅬしたいんだんぁ・・・)
・第⑧怪:泉貴に感極まって抱き着く夕士のシーン。(ホラ、やっぱりね。腐女子の「グッ!」が目に見えるようだ・・・)

[寿荘の面々]
・個性的なキャラは面白いが全員「良い」人(&妖怪&幽霊)すぎ。夕士にとっては憧れるデキる大人ばかり。(夕士との絡みはあるものの、夕士を困らせる事件が無いのが物語としては味気ないような?みんな「仲良し」が良いのでせうか?良いのでせうね。)
・住人とのコミュニケーションは「人型」だけ。異形種とはあまりないのが残念。(アノ大家さんとの絡みって無いですね)
・男性キャラは当然イケメン。渋い人、ワイルドな人、カッコイイ人等、みんな余裕のあるデキる大人達。女性キャラはツマミ程度なセクシー幽霊と明るく元気なお姉さん。(如何にも女子嗜好って感じが・・・)

あと説明&解説が妙にゴリ押しで入って来るような感じがして、キレの悪い長さの尺が不自然すぎて面白くない(ように)思えました。

そして[BGM]。
ワザとそうしてるのか?制作側のセンスなのか?見ていて80~90年代の日常系アニメのような錯覚をを起こさせるほど「古く」感じます。(コレが良いと思うか悪いと思うか?)

シナリオは時たま人生教訓めいたものがあるので好感ですが「不思議重視」なのか「少年の成長重点」なのか曖昧過ぎて何か気持悪いです(個人的に)。

そんな小言を言いつつも、とりあえず視聴はしていきたいと思います。

※余談ですが第⑪怪でネタになった古典SF名画『禁断の惑星』とキリスト教が初めて負けた古典ホラー名画『エクソシスト』。
「エクソシスト」を、ながら歓談している「寿荘」の面々。劇中描写がマトモなのにBGMが軽すぎて、失礼だなぁ~と思いました。
世間的に「イドの怪物」という名称が知られるキッカケとなった映画『禁断の惑星』(1956年)。子供の頃に見たって・・・何か渋いねぇ。
{/netabare}

【観終わって・・・】
一つ一つのベクトルはシッカリしてるみたいだけど、何か見事にかみ合ってないような感じがしました。{netabare}なんせ、
・個性豊かすぎる寿荘の面々。各キャラで1話分の話が出来そうだけど何人かは捌ききれなかった(主人公は夕士なので)。
・夕士の学校生活・部活や人間関係で起こった問題と解決のための展開。(納得できないオチもありました)
・寿荘における夕士のスタンス。談話だったり問題談義だったり「(疑似)家族ドラマ」のようにしたかったのか?
・プチヒエロゾイコンのマスターになってるにもかかわらず、あまり自覚の無いような展開にシラケてしまう事もあったのでは?
・毎話出されるルリ子さんの料理。おいしそうなんだけど、ただ出されて「美味い」というだけでは何かモノ足りないような…
etc、etc・・・{/netabare}
ネタが多く詰込み過ぎて収拾がつかず、やむなく強引な演出になってしまったために全体のバランスが非常に悪くなって、あまりイイ印象にならなかったように思えます。
BGMのセンスの悪さ(80年代、日常・ファミリーアニメ風)がさらに拍車をかけてたような気もします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

そのアパートでは「不思議」はいつもそばにいた。

この作品の原作は未読ですが、沢城さんとくぎゅが出演されると知り視聴を決めた作品です。
沢城さんとくぎゅ…この組み合わせを想像すると、視聴前から口元がにやけてしまいそうですけれど…

この作品は2004年に第51回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞しており、原作の累計発行部数が550万冊を超えてるとか…
でもそれだけ人気があるのも分かる気がします。
私はアニメしか視聴していませんが、全体的な作りがとても丁寧で細やかな部分まで目の行き届いた作品、という印象を受けましたから…

この物語の主人公は稲葉 夕士。
彼は中学の頃、両親を事故で無くし中学時代を親戚の家で過ごしました。
ですが、親戚とはいえ他人が突然家に押しかけてくる…
事情も状況も理解できますが、時としてうまく折り合いが付かない場合があると思います。

例えば、これまで一人っ子で両親の寵愛を全身に受けてきた人のところに、他人が突然入り込んで、これまで受けていた寵愛の一部を横取りされたら…?
誰だって横取りするつもりもありませんし、親の愛は本来分けるものではなく広がるモノ…

でも頭では分かっているつもりでも、心が追い付かない時ってありますよね。
稲葉と親戚の関係もちょうどそんな感じ…
だから、稲葉は高校進学と同時に学生寮での一人暮らしを決断するのですが、入寮直前に火事で全焼してしまうんです。
きっと学生寮が復興するまで親戚に厄介になる選択肢もあったと思います。
でも、稲葉はあまりにも格安すぎる物件を見つけ、一人暮らしを実行に移しました。
ですが、格安すぎる=いわくつきである事は、これもまた世の常…
そう…ここ、出るんです…
こうして稲葉の新しい居場所である「寿荘」での生活が始まり物語が動いていきます。

私も学生時代に親元を離れて寮で暮らしていたので、厳しさと楽しさは理解しているつもりです。
自分の身の回りに事に気を遣う機会が増え、常に友達が部屋に入り浸る毎日…
あの頃は「プライバシー」という概念なんて微塵もありませんでした。
学校が終わって部屋に帰ると友達がいて、私が寝た以降も誰かがゴソゴソしてる事なんて日常茶飯事でしたから…

だから、稲葉が新たに得た「寿荘」の居場所…私的には全然OKでしたけど、これまでの生活と一変した壁の無い生活を突然突きつけられたら戸惑いを覚えるのも仕方ありません。
人との触れ合いがとても大切だと実感して、本当の自分の居場所と受け入れた以降、この物語は面白さに拍車をかけていきます…

物語は大きく3本の幹があり、ほど同時に進行しています。
一つ目は、寿荘での日常、
二つ目は、稲葉の学校での出来事、
そして3つ目は稲葉自身について…という感じです。

寿荘での日常は羨ましい空間が広がっています。
毎日ワイワイ賑やかなのも結構ですし、るり子さんの絶品料理に舌鼓を打つ毎日は堪らないと思います。
でも、一番羨ましいのは悩みを話して…それを真摯に受け止めてくれるところだと思います。
高校生の稲葉は寿荘の中で最も年齢含め最も新米…
学生同士でいくら相談しても解決できないことも、人生経験な大人が稲葉の目線で親身に相談に乗ってくれるなら…相談もしやすいですよね。
相談って年齢を重ねるごとにし辛くなっているような気がするので、そういう空間って改めて貴重だと思います。

学校での出来事…稲葉は勉強、クラブ活動にバイトと大忙し…
日々バタバタとして生活を送っていますが、それは充実している証でもあると思います。
一見学校生活って平坦っぽいんですが、決してそんな事はありません。
不特定多数の人間の集まりなのだから仕方ないのかもしれませんが…
そこで何を感じて何を選択するかは本人次第…
この本人次第を学生時代にもっと大切にしていれば、と個人的にはちょっぴり後悔を感じたり…

そして稲葉自身については、この物語の核心に迫る部分になるので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
きっと寿荘でしか得られなかった可能性だと思います。

オープニングテーマは、ロザリーナさんの「Good Night Mare」とWi-Fi-5さんの「始まりのカレッジ」
エンディングテーマは、稲葉夕士と長谷泉貴の「日常識Broken down」とロザリーナさんの「音色」
兎にも角にもロザリーナさんの曲が素晴らしかった…
ロザリーナさんの独特の声質が胸に染み渡りました。

2クール全26話の物語でした。
人と人の繋がりを大切にした作品です。
昭和の頃…日本のあちこちで見られたこの作品の様な風景や人同士の関係が、今では物凄く貴重なモノになっている気がしてなりません。
人との繋がりに温かさを求めたい方…きっとこの作品を堪能できると思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こんなに楽しめるとは思わなかったよぉ♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪

絵が気に入らなくって絵に慣れるまで6話までかかったよぉ(ノ∀`)アチャー

【これって日常系?】
アニメの日常系ってただ単にカワイイだけで私にはつまらない作品が多いのだが、この作品は現日常の人間関係でかかえている切実な厄介な問題を取り上げてるなぁと感じてしまった。
{netabare}
私はネットで誰かと関わるようになって、今の人間関係って...

気軽に楽しくで、いいんじゃないの?

(;-ω-)ウーン

確かにそうなんだけど、希薄というか、厄介な奴までにそれをする人がいるし...
なんだかなぁってな感じで、なかなかなじめない...

でも感情的になったり、厄介な奴に注意したらたちまち炎上だし...

やっばり気楽に接する方が無難なのか...

(;-ω-)ウーン

いつも悩んでしまう( இ﹏இ )

嫌な奴は嫌だァ!ι(`ロ´)ノ

と、叫びたいけど我慢してしまう(;´д`)トホホ…

だから、主人公が厄介な奴に絡んでいくのが凄いなぁと感心してしまうのです( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

そんな主人公がそうなのは、周りにいい大人がいるおかげ♪

とくに若い男の子は身近に尊敬できる大人さえいれば、悩んでも壁にぶち当たっても、どんどん前に進んでいける単純な生き物♪

現実世界でも同じ事なんだけど、そんな大人なかなかいまへん(ヾノ・ω・`)イナイナイ

かくいう私も尊敬に値する大人にはなれなかったとです(ヽ´ω`)トホホ・・
{/netabare}

【お気にのキャラは…】
作品は気に入ったんだけど、思い入れの強いキャラはいなかったなぁ。
{netabare}
しいてあげれば、料理上手な「るり子さん」かな(〃艸〃)

るりるり~♪結婚してけれぇ~♪

そしてその手でԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘヘ

そうだ!嫌いなキャラはいたわ!
英語教師の青木!
現実世界でもこういう奴が希にいるけど1番嫌いだ!( ✧Д✧) カッ!!
{/netabare}

【OPのモナリーザが…】
大きな収穫は主題歌を歌ってた「モナリーザ」♪
{netabare}
どストライクやんけ~(*´Д`*)
ハスキーな声がたまりまへん(*´Д`*)
ぶた鼻さいこ~う(*´Д`*)

メジャーなりたてみたいだし、今後期待でおま♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}

【前からレビューで気になってた事…】
この作品のレビューにも…
「説教くさい!」
「価値観の押し付け!」
{netabare}
とか、書いてる人が多く見られた。

えっなんで?

私は何十年もアニメを見てるけど、アニメにたいしてそんな気持ちになった事がない!

そもそも、「説教くさい」って主観的じゃないと言えないのでは?
アニメのキャラから説教受けてると思ってしまうのかしら?

私はアニメをほとんど客観的に見てるけど、主観的になるのは魅入ってる時ぐらいかな?!

でも、そういうレビューを書いてる人の文面からは、魅入ってる感じがしない…

(;-ω-)ウーン

それか、好みじゃないアニメとかで人生観みたいな事を発してると「説教くさい」とか感じてしまうのかしらん?
それなら見なけりゃいいだけの話だと思うけどww

(;-ω-)ウーン

こういう人達は、気に入ったアニメとかは「メッセージ性が強い!」とか言ってそうww

ようは、気に入る気に入らないの感情で「説教くさい」という言葉を選んでしまってるのかな?

(;-ω-)ウーン

私はレビューで「説教くさい」や「価値観の押し付け」というのを見ると…

この人達とは絡めないなぁと感じてしまう…

私自身が説教くさい奴なので(´∀`*)ヘヘ


結局、私だけが「説教くさい」という言葉に過敏なのかもしれない…

今の時代の流れなのかな?
誰か教えてぇ!

私は説教くさい奴なので、絡むと痛い目あうと思いますが♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}
( ・θ・)( ・θ・)( ・θ・)チュ♪チュンガ♪チュン♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

67.9 2 風呂で妖怪なアニメランキング2位
継つぐもも(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
488人が棚に入れました
平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、桐葉と共に奮闘していた。かずやたちは、学校の活動として、怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、図らずも巻き起こるハプニングと共に、かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!

声優・キャラクター
三瓶由布子、大空直美、久保ユリカ、松井恵理子、芝崎典子、大地葉、大久保瑠美、M・A・O、坂田将吾、杉山里穂、内田愛美、菊池幸利、大野柚布子、湯浅かえで、徳井青空
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

2話までの感想{netabare}
本当に二期やるんだ。
個人的にこの作品は“天地無用!魎皇鬼”(特にOVA第一弾)の匂いを強く感じてて、実際に前期の後半では折笠愛が声を宛てたキャラ登場でスタッフが狙ってたのは確実だと思う。
スタッフ調べた限りではAICとは無縁っぽいんだけどどうなってるん?w
もっと言えばどの作品も良い所と悪い所があって、天地無用の悪い所(個人的には膨大)を取り除いて良い所だけを伸ばした感じで結構好印象だったり。

ということでさーて2期はどうかなーと思ったら…おおう、肝心の折笠愛キャラがOPでは1カットしか無いじゃないか…更に公式のTOP絵には、居ない!
これちゃんと本編で登場するかなぁ?

でもって内容の方なんだけど…やっべ、前期折笠愛以外殆ど覚えてないw
本編見て思い出してる状態、あーそっかそっか、主人公のスソハライの件は生徒会長は承知してたねぇ、とか。
で、1話で事情を知らなかった友人に打ち明けて部?を立ち上げて、じゃあ2話ではその活動を描くのかなーと思ったらそうではなく…あーそっかそっか、前期決闘したんだっけ。
それの後始末というか関係改善の話。
ま、まぁこのエピも必要か…早くスソハライしようぜって思うけど、参ったな、前期でやり残したことがまだあったかどうか覚えてないw
母の行方の謎とかもあるけどこれは今期でも明かされないっしょ?多分。

ところで1話のパンツがカエル柄だったけど、これはド根性なのか?{/netabare}

総評{netabare}
あれ?終わっちゃった??終わっちゃったよおいィ!?
完全に途中でブツ切り、第三期決定って情報も見ないしここで終わりらしい。
マージーでーかー。

とはいえ「ブツ切りケシカラン」と思えないのはそれまでの積み重ねのおかげか。
なんせ途中の展開がダイジェスト作品と呼ばれるラインのギリギリ一歩手前で踏みとどまったような、急ぎ足展開ではあった。
ここまで詰め詰めにしてこの終わり方だったら仕方無いのかなぁ、と。
または逆に、最終回のタイミング・原作のここまでをアニメにするという範囲をもっと前に設定して、途中を急ぎ足にしないでのんびり展開にするとしたらどこが切りどころかと考えると…う~ん難しい。
なにより今シリーズは「迷い家」関係の話に終始して、母親の謎に踏み込むヒマは無いだろうと思ってたので意外性はあった、かな?

特に急ぎ足だなぁと強く印象付いたのは4話。
夢の世界に閉じ込めるスソが居て、それの中に入ると性別が反転して“カリギュラ”だか“イド・インヴィデッド”の名探偵よろしく最初は夢であることも自覚なく、更にその世界では影の自分が入れ替わりを企んで潜んでて。
ついでに夢の世界なのでイメージしたものが具現化できるみたいで、かつてカミツキを体験したことのある人はイメージしやすいってことだろう、前期登場したカミツキを再登場させて「あー、そんなヤツ居たたねぇ」と思い出させてくれる展開もやって。
ラノベ原作だったらこれだけで1クール…は長すぎるにしろ、3・4話はかけそうなてんこ盛り内容を1話に詰め込んでた。
しかもこの回で主人公が性別転換したのは伏線?になってて、7話で複数の女性(ハーレム要員)に誰が一番か調べられ、4話の「女になった自分が一番」というオチに繋がるためカットもできない。
ってかこのオチも秀逸w、これじゃあハーレム要員は誰も責めることが出来ない・喧嘩のしようがない、一番カドの立たないベストな選択だったんじゃない?
というか7話は7話で格ゲー世界、クイズゲー世界と2本立てでやっぱりかなり詰め詰めなんですけどね。

それでいて雑に感じないのは…全体でそうだけど6話が顕著だったかな?
「何か企んでるらしい連中の正体や目的が謎」と「そのグループ内に居るアザミの正体や目的が謎」と、謎に謎を重ねる構造になってて、両方を引っ張ると何がナンだか分からなくなると判断したのか片方をとっとと丁寧に明かしてくれました。
やろうと思えばこの回カットしてそれ以降のシーンで回想ちょいちょい入れて説明することも可能だったろうけど、分かりにくいのは間違いない。
原作からそうなのかも知れないが、あんまり難解にならないようにしようとした配慮は感じる。

まぁ実際、そのおかげで「ククリが狙われてる」「ククリ大丈夫か?」みたいな感情移入というか導線?視線誘導?に容易に乗ることができた、その後の「腐っても神」も映えた。
ってか最近さぁ、説明されてもいないのにキャラクターだけが納得して行動する作品が目立ってねぇ、家族の親交を深める描写が無いのに家族だ家族だ言ったり、それまで仲良く山菜取りなんかしてたのにいきなり豹変して斬りかかってきたり、とか。
そう考えると丁寧な作りにはなってて、だけど急ぎ足で…「原作のここまでをアニメ化する」というノルマに対してスタッフの苦労ぶりが覗えるというか。

と、やや賞賛めいた感想になってしまったけどブツ切りなのは事実。
笛の付喪神はどうした?、あきとあるみ兄弟は捕まってないよね?、三年間修行に出るとなるとちさとは蚊帳の外?等、メイン以外の部分でも投げっ放しが激しい。
なにより最終回、母さんが強すぎて敵わないどうしよう!って時に駆けつけるのは折笠愛キャラじゃないのか、ってかアイツはどこ行った?
と、この範囲(二期)だけでの評価は難しい、星はいじらず保留の3にしときます。
というか三期やってくれないと困っちゃうw
原作は双葉社なので弾数はそんなに無いと思うので三期やってくれそうな気はするんだが…どうだろう?{/netabare}

余談{netabare}
炎上を再燃させたりしたくないので書こうか迷ったけど、気になったことがあったので追記。

まず、アニメ“アズールレーン”の8話を担当したアニメーターが手抜き発言をして炎上したことがあるのだけど、実際本編を見た限りそんなに酷くない。
むしろ良かったくらいで、ああ、これは「そんなこと言ってしっかり描けてるじゃん」「手を抜いてコレとは恐れ入りました」と言われたかったんだろうなー、と個人的に思ってて。
まぁまずアニメーターを人格者かなんかだと勘違いしてるのが間違いで…ただの人間だよ?性格悪い奴も居れば捻くれてる奴も居るって。
精神的にハイな時期もあれば落ち込んでる時期もあるだろう、もっと言えば言葉選びが下手な人も居るだろう。
ってことで私自身はこの炎上に関しては「どうでもいいじゃん」って思ってて。

そんな前提を踏まえて、2020 5月31日放送した“継つぐもも”9話がアクション作画がスゲー頑張ってました。
一体誰が頑張ったんだろう?と思って調べてみたら「田中宏紀」って方みたい。
…ってあれ?
この方、先の“アズールレーン”8話も担当されてる、炎上発言した人とは別ね。
あっるぇ?私がアズレン8話で「そんなに酷くないじゃん」と思った箇所は、炎上発言した人のパートじゃなくて田中宏紀のパートだったりして!?
あっるぇ~?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

公式HPのトップページのイラストが、こんなにも意味深だったなんて…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、第1期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


平凡な少年・加賀見かずやの前に、付喪神の美少女・桐葉が現れてから、これまでの生活は一変した。
怪異を呼び寄せる「忌み子」であったかずやは、
土地の神・くくりから怪異を倒す「すそはらい」の命を受け、
桐葉と共に本当していた。

かずやたちは、学校の活動として、
怪異の情報を集める「お悩み相談室」を立ち上げることに。
しかし、平和なお悩みが寄せられる裏側で、
くくりを狙う大きな計画が動き始めていた…。

ドSな美少女付喪神の桐葉だけでなく、
図らずも巻き起こるハプニングと共に、
かずやへ想いを寄せる女子たちも参戦!

学園で伝奇で美少女山盛りな欲張りコメディ、第二幕の始まり!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第1期よりシリアスな場面が増えたように思いますが、寧ろ面白さに拍車が掛かったようで個人的には良い方向に転がったと思っています。

先のレビューにも書きましたが、私は視聴時間を捻出するために通勤電車の中でもアニメを視聴しています。
第1期はちょいちょいお色気モードが入ってくるので、電車での視聴は敬遠していましたが、第2期は車内がガラガラになる帰りの電車で視聴ができるレベルでしたので。
そしてこの作品の最終回もやはり電車の中で見ないで正解でした。

序盤から中盤までは新キャラが投入されるも、基本的には第1期の延長線上で
すそはらいを中心に物語が展開されます。
ですが中盤以降、物語は異様な展開を見せ始めるのです。

公式HPのINTRODUCTIONにも記載されていた「くくりを狙う大きな計画」が正にそれです。

ですが、一概に誰が悪いとも言えないのがこの物語…
物語の中で「迷い家」という場所が出てきます。
ここは、人間から不遇の扱いを受けた付喪神が寄り添う場所なんです。
付喪神は持ち主である人間から霊力の供給が切れてしまうと人の姿を保つことはできません。
ですが、迷い家の中でなら持ち主が居なくても人の姿のままでいられるんです。
勿論、そんなに都合の良い場所がある訳では無く、迷い家を運営するが故の代償も当然必要になります。
だから迷い家を守るため、そこに集う付喪神たちは悪事を重ねてきたのでした。

きっと決死の覚悟だったに違いありません。
大切に使われ長い年月を経てようやく付喪神になれたのに、所有者を見限らなければならないなんて…
だって、ややもするともう二度と人の姿になれないかもしれない…
もっと酷い所有者の手に渡ってしまうかもしれない…
それならもう少しここで耐えて…
という自問自答を繰り返した結果の言動だったのではないでしょうか。
少なくてもかずやの周りでそんな話は微塵も聞いたことがありません。
だから、諸悪の根源は物を大切に扱わない人間自身なのかもしれません。

だからといって、悪事が正当化されることはありません。
今振り返って思うのは、この物語りが迷い家の件で終わってくれたら良かったのにと心底思います。
突然入ってきた横やり…
その横やりが何もかも全部持っていっちゃったんですから…
いいえ、その横やりは自分の欲求を満たすためだけにやってきて、結果的に好き放題のことをやらかして、残されたのは最悪の顛末だけ…

どうして、ばっさり壊しちゃうんだろう…
どうして顔色変えずにそんなことが出来るんだろう…

残された時間はたった3年…
一度固めた決意を2度と揺るがすことなく本懐に向け邁進して欲しいと思います。
これまで沢山貰ってきた恩に…目一杯の優しさに報いるためにも…

オープニングテーマは、A応Pさんの「風吹けば月夜の果てに」
エンディングテーマは、東城陽奏さんの「春、奏で」

1クール全12話の物語でした。
まさかここでアニメ化打ち切り、なんて事ありませんよね。
アニメ2クール分で原作のストックをどの位使ったんでしょう。
アニメ第1期で原作7巻までが使われ、第2期ではそれ以降どこまで使ったかが分からないんですよね。
現時点で原作既刊25巻で、第1期から第2期までの放送期間が3年…
せめて放送時期は未定でも、「続編制作決定!」のテロップくらいは拝ませて欲しいかな^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

すもももつぐももももものうち

中学生の加賀見一也と付喪神である桐葉。
お悩み相談室という部活を作って、呪詛祓いを行うのであった。

序盤までは、今まで通りのシナリオ。
中盤から『迷い家』登場。
そして、最終話に大きな動きが。

だんだん物語がマンネリ化したところに新キャラが。
『迷い家』の登場はアクセントが効いて良かったです。
持ち主を失った付喪神たち。
居場所を探していました。
迷い家を提供したミウラヒ。
土地神の結晶によって、迷い家は安全でした。
ミウラヒの力が弱まり、代わりの土地神の結晶(命)を狙う事となります。
そして最終話で決戦か?というところで……

最終話は賛否がありそうですね。
修行の時間を与えられて助かった、
中途半端なところで終わらせるな、
などなど意見があると思います。
私は、ド〇ゴンボールと同じ展開か!と感じました。
おそらく、原作ではそのボスキャラと決着が付いていないのでしょう。
3期、またはOVAでの続編を期待します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ページの先頭へ