1話完結で妖怪なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の1話完結で妖怪な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番の1話完結で妖怪なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.1 1 1話完結で妖怪なアニメランキング1位
夏目友人帳 参(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2148)
12688人が棚に入れました
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を継いで以来、妖怪達に追われる日々。自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返すことを決めた夏目は、さまざまな妖怪と出会い、その心を知っていくのだった。妖との出会いや別れ、そして、心優しい人達の想い―――。夏目はいつしかたくさんの大切なものを手にしていた…。

声優・キャラクター
神谷浩史、井上和彦、小林沙苗、石田彰、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、諏訪部順一
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安心の夏目印(73点)

全13話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:73点
アニメ系統:妖怪との日常系

3期目となる作品。
1、2期に引き続き安定した内容。
大きく2期までと変わる部分はない。
そこが、夏目の良さではあるが、
少々物足りなさを感じる部分でもある。

私のように基本日常系が苦手なものには
いい意味で変化のない展開が退屈に感じる部分もある。
それでも観てしまうのは、話の安定度があるからであろう。

それに、安定部分ばかりではない。
ゆっくりだが夏目の成長が見て取れるのもいい。
3期では人との繋がりが強く描かれている。

非常に安定した作りだった。
まさに、安心の夏目印。

4期も決まっているし、また、夏目に会えることを楽しみにしたい。


と、まあもはやそんなに書くことも無いのではあるが
つまり、何が言いたいかというと

にゃんこ先生、絶対太ったよw


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以下、毎話後の感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
安心の出来。
1,2期ファンには納得の出来だろう。
そして、1,2期と見ていない方にも
観やすいように少しだが冒頭で解説みたいな
始まり方をする。
1,2期見てなくともすんなり入ることができるのではと思う。

しかし、このまま2期同様の展開を続けてもマンネリになりかねない。
2期であったように夏目のさらなる
成長などはあるのかにも期待したいところ。

兎に角まずは安心の滑り出しといったところだろう。


2話視聴。
今週も安心の夏目印。
今回は人とのつながりを強調していくのだろうか。
個人的にはそう感じた。
これは個人的には好物展開の気配。
今週も心の洗濯完了。

3話視聴。
今週は昔の知り合いとの話だった。
夏目がすごく成長してきた気がする。
自分から人に接するようになってきた。
やはり人とのつながりを強調していそう。
今週の洗濯完了。

4話視聴。
ゆったりとしたこの空気。
昔のいやな思い出も受け入れられるようになってきた夏目。
人、あやかし両方とのつながりを大切にしている夏目。
今週も心が洗われた。

5話視聴。
にゃんこ先生食いすぎwww
また太ったんじゃねえの?
そして久しぶりに先生活躍と思ったんだが
ちょっとかっこ悪かったw
しかし、いい妖怪も出てきていい話だった。
今週も心の洗濯完了。

6話視聴。
ちょっと違った展開に。
1話で完結せず来週へ持ち越し。
夏目がピンチだ。
にゃんこ先生の活躍が少ないので
来週あたりに活躍して欲しいものだ。
今週の心の洗濯完了せずw

7話視聴。
先生、あんな矢1本でダウンしてしまうのか?
あいつやっぱり強いのかね。
でかい妖怪も一撃だったし。
なんか今までの夏目とは違う流れ。
この先どうなるんだろう。
心の洗濯も完了せずw

8話視聴。
子狐回。
いつもの夏目展開でした。
ほのぼの心洗われるお話。
今週の心の洗濯も完了。

9話視聴。
夏目らしいゆったりとした話だった。
やはり夏目はこうでなくては。
にゃんこ先生も復活したし、来週も心温まる話に期待したい。
今週も心の洗濯完了。

10話視聴。
ちょっと腐かと思ったw
特質した話でもないが、実に夏目らしい回。
1週で解決せず来週にもちこし。
来週展開で夏目節を期待したい。

11話視聴。
ぐっと友情ものになってきた。
夏目と田沼の友情が深まっていくのがいいねえ。
後2話、安心の夏目を楽しみたいものだ。
しかし、にゃんこ先生、絶対太ったよなw

12話視聴。
夏目がトウコさんの所にくるいきさつが語られた。
トウコさん夫婦なんていい人達なんだろう。
夏目には本当の家族が出来たんだねって感じでよかった。
今週の心の洗濯終了。
来週最終回。
さてどんな終わりかな。

13話視聴。
ちょw
くそワロタw
影踏み鬼のにゃんこ先生鬼畜するぎるw
最終話でのちょっとはめをはずした感じは新鮮でよかった。

しかし、さらに良かったのはラストシーンだ。
夏目のこれまでの成長の縮図と言える。
妖怪の友達と人間の友達。
夏目は両方の友達を手に入れることが出来た。
4期にも期待が高まる。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名を返す夏目の姿は色っぽくって素敵(=´∇`=)にゃん

■夏目友人帳参の第一印象
レイコが残した夏目友人帳、貴志が引き継いだ夏目友人帳。
夏目が妖に名を返すしぐさは、今も昔も色気を感じます♪
夏目の想いも変わらないですね。レイコの果せなかった、人間との絆を大切にするという気持ちを・・・
前作までの夏目友人帳の良い雰囲気を引き継いでいるようなので、参も安心して堪能できそうです。
心に響くような物語を用意していることを期待したいと思います♪
 
■ニャンコ先生にインタビューすることが出来ました♪
σ(o^_^o):ニャンコ先生お久しぶりです♪
(=^・ω・^):おぉ、元気にしとったか、ひさしぶりだな!せもぽぬめ。
σ(o^_^o):夏目君は元気ですか?
(=^・ω・^):まぁ元気だぞ、相変わらず余計な災いをもってきよるぞ!!
σ(o^_^o):あはは、相変わらずですねw
(=^・ω・^):ほんとにあいつは、いつもわたしの手をわずらわせおってからに~
σ(o^_^o):ところで、あにこれの間でニャンコ先生が太ったと言う噂があるのですが・・・
(=▼ω▼):ばーかものー!!わたしが太るわけないであろうがぁ~(゙ `-´)/ コラッ!!
σ(o^_^o):えぇ~第一話でも食べてばっかりでしたけど・・・・・
(=▼ω▼):そんなところ注目せんでもいいのだぁ~作者がいけないのだぁ~!!
σ(o^_^o):まぁまぁ・・・
σ(o^_^o):ところで、夏目友人帳も参期目ですが、今期もかなり期待できそうですね♪
(=^・ω・^):わたしが出ているのだからな、当然なのだ!
(=^・ω・^):まぁ夏目もそれなりにがんばってはいるのだがな!
(=^・ω・^):いかんせんあいつは軟弱物だからな~
σ(o^_^o):でも、ニャンコ先生が用心棒だから安心ですねw
(=^・ω・^):わたしは、夏目がどうなってもかまわないのだよ、友人帳さえ手に入ればな♪
σ(o^_^o):それ以上の絆があると思うのですけどねぇ~_(^^;)ゞ
(=▼ω▼):うるさーい!!お前も余計なことを言うんじゃない!!(゙ `-´)/ コラッ!!ー
σ(o^_^o):-=≡ヘ(* - -)ノごめんなさーーーい!!
(=^・ω・^):まぁわたしに食われない程度に、楽しむと良いぞ!!
σ(o^_^o):はぃ♪最後までお付き合いしたいと思いますw
σ(o^_^o):今日はありがとうございました♪
 
 
■総評
1期・2期を観てきたらもう何も語らなくっても夏目友人帳の良さはわかってる筈ですね♪
「参」では妖が見える事で卑屈になっていた頃とは違って、必要以上に自分ひとりで抱え込まなくなってきた成長した夏目の姿を見ることが出来ましたね♪
夏目が友達や家族や過去に知り合った妖など、夏目の本当の人柄を知る仲間との絆を感じられるような描写が多かったかなぁって思います♪
なので、学校の描写が結構多かったですね(*^-^)
 
夏目友人帳の温度って、本当に毎回ちょうどいい湯加減なんですよね♪
(´▽`) ホッっと出来て、なんかホンワカ温かくって、優しい気分にさせてくれるのです(*^o^*)
それが夏目だけじゃなくって、ニャンコ先生だったり、藤原夫婦だったり、学校の友人だったり、妖だったりと夏目の人柄に惹かれる様にそんな温かい仲間が増えていてσ(・・*)アタシも仲間に入れて欲しいです♪
早くも、時期作品が決まっているようなのでなんだか嬉しいですね♪
しばらくお別れになっちゃいますけど、またアタシσ(゚-^*)の心を和ませてくれることを期待しちゃいます♪
 
 
■MUSIC
OP曲『僕にできること』
 歌:HOW MERRY MARRY
 夏目友人帳にぴったりな歌詞で心に響くロックナンバーなのです♪
 忘れない~♪ 大切な~♪ ひとつ~♪ アタシσ(゚-^*)たくさん伝わってきましたよ♪
 
ED曲『君ノカケラ feat 宮本笑里』
 歌:中孝介
 1期のED曲も中孝介さんでしたね♪
 優しい歌声でしっとりと歌ってくれてる、心に沁みるナンバーです♪
 
2011.07.10・第一の手記、ニャンコ先生の言葉遣いを訂正
2011.09.29・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 51

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人であろうと、妖であろうと、それはこんなにも温かく、俺の心に灯るのだ。」

夏目友人帳3期。

さすがにここまでくると展開のパターンは
お約束のようになってくるけれど、

それと飽きるとは別の話。

毎回うるっと来るような
優しいエピソードに胸を打たれまくりです(´;ω;`)

全13話です。


● ストーリー
高校生の夏目貴志(なつめ たかし)は
妖を見ることができる。

幼少期はそのせいで辛い思いをしてきたが、

藤原夫妻と共に暮らし、
にゃんこ先生と出会ったことをきっかけに、

夏目は自分も誰かに優しくしたいと思うようになる。


1話ではちょこっと夏目の生い立ちなどが説明されて、
初見でも問題ないように配慮されています。

なので、途中からの視聴でも問題はありませんが、

夏目の積み重ねてきたものを感じるためにも、
1期からの視聴をおすすめします。


雰囲気もストーリーもこれまでと変わりません。

 ・夏目が妖と出会う(もしくは目を付けられる)
   ↓
 ・力を合わせて問題を解決しようとする。
   ↓
 (・レイコさんが過去に絡んだ姿が見えてくる。)
   ↓
 ・夏目が襲われ、守られる。
   ↓
 ・妖や周りの人たちとの絆が深まる

など、展開はどれも似たもの。

これまではレイコさん(夏目の祖母)つながりで関わる妖が多かったけれど、
3期は夏目自身が関わってきた妖とのエピソードも多かったです。

それだけ夏目自身が積み重ねてきたものが大きくなってきた、
ということなのかな。


≪ ぬくもり ≫

妖の持っているぬくもり。

人を襲うような怖い妖もいるけれど、
誰かに寄り添い、大切に想う心を持つ妖もいる。

夏目のことを心配し、寄り添う妖も。
夏目のことが大好きで、まだまだ純真無垢な子狐も。(再登場歓喜!)

生きている環境や世界が違うからこそ、
感じられるぬくもりが妖たちにはある。


人の持っているぬくもり。

藤原夫妻や学校の友達。
夏目の体質のことを知っている友達。

ただ人と一緒に過ごすことが
こんなにも温かくて幸せなことなのかと、

しみじみさせられます。

当たり前なことが、どれだけ幸せなことか。
そばに一緒にいてくれる人の存在がどれだけ温かいものか。

人を包み込む優しさがどんなものかと思うのならば、
12話の藤原夫妻のエピソードを観ればいいよ(´;ω;`)

夏目が藤原家にやってくることになる経緯のお話ですが、
まったくもって藤原夫妻のような人間になれる気がしません。笑

こういう人たちのことを仏様と呼ぶのだ…。


● キャラクター
にゃんこ先生もふもふ(*´ω`*)

3期になって、にゃんこ先生(cv.井上和彦)の演技が完成しているようなw

夏目とにゃんこ先生のコンビは相性抜群ですね♪
観ていてほっこりします(*´ω`*)
もちろん、笑いもしますけどww


個人的に今回ぐっときたのは、
夏目と田沼(たぬま)のコンビ。

別にBL展開を望んでいるわけじゃないんだけど、
なんだか(*´Д`)ハァハァしちゃうコンビだよね(*´Д`)w


● 音楽

【 OP「僕にできること」/ HOW MERRY MARRY 】

曲も歌声も爽やかな感じが夏目の雰囲気とよく合っています♪

アニメーションで1期&2期の妖たちが登場するのは嬉しい演出♪


【 ED「君ノカケラ feat 宮本笑里」/ 中孝介 】
たまらく切なくて、沁みます。

アニメーションは線香花火と藤原夫妻って…
そして中さんの歌声って…
切なさの最強タッグですよ、もう。


● まとめ
自分の心を支えるのがやっとだった時期もあった。
いつ腐っても、いつ壊れてもおかしくなかった。

そんな夏目を救ってくれたのは、
今傍にいる人たち。

夏目はたくさんの人や妖と出会った。
たくさんのかけがえのないものに出会った。

これからも大切にしていきたいもの。
ずっと手放したくないもの。

そんなぬくもりを、
観ている人にもどかーんとぶつけてくれるのが、この作品。

個人的には原作よりもアニメの方がハマりました。

4期も楽しみです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

75.6 2 1話完結で妖怪なアニメランキング2位
鬼灯の冷徹(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1250)
6663人が棚に入れました
これは地獄のお話。戦後の人口爆発、悪霊の凶暴化、地獄に亡者があふれかえった今日、人手不足に喘ぐ地獄は前代未聞の混乱を極めていた。そんな中、あたふたする閻魔大王に代わって、さまざまな問題の後始末をする陰の傑物が。彼の名は閻魔大王の第一補佐官・鬼灯。亡者から仕事をサボる閻魔大王まで容赦なく呵責する鬼灯の、忙しくも案外楽しげな地獄の毎日が今ここに登場!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、平川大輔、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、柿原徹也、青山桐子、種﨑敦美、喜多村英梨、上坂すみれ、遊佐浩二
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作業用アニメ

原作はモーニングで連載中
舞台は日本の地獄
閻魔大王の第一補佐官"鬼灯"の地獄での日常を描いた物語

登場キャラが多種多様
地獄の獄卒はもちろん、いろんな神様や過去の偉人も出てきたりします
いろんな伝承とかになぞらえてするお話は上手いなと思いました

時事ネタやパロディなどでクスリと笑いをとるアニメ
たまにアウトーな発言もあったりなかったり
大笑いをすることはあまりないけど、息抜きにはいいかもしれませんね
自分なんかはなにか作業をしながら流してました
あまりいいアニメの観かたじゃないですねm(_ _)m

鬼灯さまのドSぶりが恐ろしい
理不尽に殴ったりするので見てて苦手な方もいるかも・・・
だれか鬼灯さまに勝てるキャラはいないのか!?


好きなキャラはピーチ・マキちゃん
あまり女の子は出なかったアニメだけど、この娘はなかなか可愛かったです


以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}天国から地獄に依頼とかくるんだ〜
ホテルみかーづーきーww
桃太郎がなんだかブサイクなんだが
ソフト●ンクのお父さん!!

金魚草キモい、キモいよ
鬼灯さん可愛い動物好きなのね
意外だわ
旅行当たってる!?
最後の「絶対嫌です」に吹いたwww{/netabare}

第2話
{netabare}女性下着ブランドは僕にもわからないです
閻魔大王( ´∀`)オマエモカー
ラ●ちゃんアウトー

地獄って地域で分かれてるのな
EU地獄ってなんなのさ
閻魔大王の扱いの酷さww
さすが鬼灯さんです
地獄にも寿退社ってあるのかよ!?
サタンの討伐完了!!{/netabare}

第3話
{netabare}相変わらずシロは可愛いな
どうやら鬼灯サマは目覚めが悪いご様子
ヒーローの夜明けひでえな
鬼灯と白澤は仲が悪いみたいですね
6時間かけて落とし穴つくるとかマジモンですわ
バルス!

こいつら千年前からいがみ合ってるのかよΣ(゚д゚lll)
諸葛孔明VS聖徳太子の知恵比べとか見たいぞ!
閻魔の傷がいい塩梅にwww
ただの似た者同士ということですね{/netabare}

第4話
{netabare}朧車タクシーに乗って烏天狗警察のもとへ
鬼灯サマ強すぎですww
義経が警察の指揮官やってるのか
体の線の細さに悩む義経
今から力士目指されても困りますよね〜

獄卒の風紀を正すために再教育
地獄って意外と広くてしっかりと統治されてるんだな
それにしてもかちかち山ってそんな話だったっけ?{/netabare}

第5話
{netabare}漢方シンクロしてるww
牛頭の角のイメージがどうみてもせんとくんですありがとうございました
理想の女性像=牛とは上手く言ったものだな
完全に曲解ですけどね

地獄の運動会が開催!
これって完全に運動会の体をなした拷問だよね!?
鬼灯さんまじパネエっす((((;゚Д゚))))
やっぱり強い人には逆らえませんね
閻魔様もとばっちり受けてるし
これリハだったのね(>_<){/netabare}

第6話
{netabare}清純派アイドルのピーチ・マキちゃん登場
しかし彼女は簡単にスルーされ、鬼灯さんの密着取材が開始
あれ?彼女のターンじゃないの??
奪衣婆のヌード(笑)が撮れた!やったね取材の猫!!
電車の中でマキちゃんと遭遇
マキちゃんはアホの子ですね
あんなに桃を主張した服着てたらバレるっつのwww

サタンの右腕"ベルゼブブ"が来日(日本でいいのか?)
さすが鬼灯さま
ベルゼブブの心を即効で折りやがった!
どうでもいいことですが私もメイド服は裾が長いほうがイイと思いますヽ(*´∀`)ノ
無駄に通じ合った2人
これ以降絡みはあるのか!?{/netabare}

第7話
{netabare}茄子のファラオネタ、俺は嫌いじゃないよwww
衆合地獄って意外と怖いんだな・・・
あのキャラはとなりの怪物くんだと!?
まさかの出演だった
どスケベマダムズはないだろ
唐瓜はただのドMじゃないですか

閻魔大王の腰がああああああ
病院がやってないということで鬼灯様が治療することに
これは完全におもちゃにされてますね(笑)
よくあれを許せるな大王様{/netabare}

第8話
{netabare}きたぜマキちゃんのターン
いや、これはゴシップ猫ちゃんのターンか?
マキちゃんの曲悪くないじゃないか
メモリいっぱいにいらない写真を撮って保護する
これはなかなかいいイタズラになる気がするな
奪衣婆の呪い恐ろしや((((;゚Д゚))))

天才肌のなすびくん
芸術センスはピカイチですね
あの絵の具は色々と使えそうですな
さっそくど根●ガエル状態にww
あれを真実の口にしていいのか!?{/netabare}

第9話
{netabare}二日酔いはキツいよね〜
やはり鬼灯さんは清酒ばかりを煽る真の飲兵衛でしたかwww
妲己にぼったくられるなら本望なのかな?
50万って(´Д`;)

叫喚地獄は酒乱どもが落ちる地獄
酒乱どもがヤマタノオロチが持ってきた酒を盗んで飲みまくってる!?
たしかに記憶が飛んでるとお咎めなしみたいなところあるね
酒を飲むのを強制されるのはイヤだあああああああ{/netabare}

第10話
{netabare}地獄の沙汰も金、いや、供物次第ですね
十王は十王、うちはうち!
これはよく聞く言葉だなww
あのポテトサラダは食いたくない・・・

おデブちゃんになってしまってる閻魔大王
ダイエットのためにジムに行ってトレーニングすることに
八寒地獄の道の形が変わって遭難!?
ナマハゲに助けてもらったものの、そこでご馳走になりまたもや太ってしまう始末、、、
雪に埋めておけばよかったwww{/netabare}

第11話
{netabare}一寸法師のお話か
そういえば俺って一寸法師のお話知らないな
めっちゃやさぐれてるじゃん一寸法師ww
あまりのストレスにぶっ壊れるし・・・
でも似た境遇の桃太郎さんが友達になってくれたおかげでめでたしめでたしヽ(´▽`)/

木霊が花粉症かよwww
この姫姉妹はアカンな
遺伝子のいたずらって残酷すぎる(>_<)
話がややこしくなるかと思ったら、鬼灯さんが圧倒的すぎてワロタ{/netabare}

第12話
{netabare}レディー・リリス登場
誘惑の悪魔とか俺は多分イチコロですわww
白澤の元にリリスが行ったあああああ
ボール=人にぶつける、まじでただのドSだな鬼灯さん
ベルゼブブさんが不憫・・・

黄帝っていう皇帝がいるんだな
割と勉強になるなこのアニメ
白澤が天から落ちたのって鬼灯さんのせいかよ
本当に因縁深いなこの2人{/netabare}

第13話
{netabare}なんかお祭りやってる!
お盆は亡者が現世に行くから地獄は暇になるのか
皆楽しそうだな
0時になった途端の切り替えが早すぎるww

たしかに同じ話ばかりする人はメンドイよね
俺も気をつけないと(^_^;)
さすが鬼灯さま、閻魔様を利用して自作ドリンク試してるよ
副作用で顔が金魚草に(;゚Д゚)!
やっぱりそういう考えか鬼灯様は・・・{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地獄は割とホワイト企業

この作品は原作を読んでからのアニメ視聴でした。
鬼灯の冷徹という作品って原作もそうなんですけど、最初に読んだり視聴した時より暇な時等で余裕を持って読んだり見たりした方が笑える様に感じています。
たぶんだけど初見の時って「さぁ見るぞ!(読むぞ!)」と構えがちになったりします。
本作は勢いで大笑いさせるパワー系ギャグは少なめで、余裕がある時に気がつけるユーモアを含む脱力系ギャグ多いからそう感じるのかもしれないですね。

さて先ずはこの作品最大の特徴を…それは決して笑わない主人公その名は鬼灯(ほおずき)!ここまで笑わない主人公ってなかなか居ないと思います。(脇役なら結構いますけど)
不機嫌であるとか怒っている時は勿論、割と楽しんでそうと思われる時でも決して笑いません。
これは生い立ちから来る只の個性で笑う必要があれば笑うのでしょうが、そこまで達しないから笑わないだけではないかと。
{netabare}(作中にて一度だけ笑ったエピソードがあるが画面には映らないのでノーカウント){/netabare}
恐らく死ぬまで人前で笑わない気がしますし、そもそも鬼神なので寿命があるとも思えませんから見れないでしょう。そして見たら見たで怖ろしい様な…
さてそんなMr仏頂面 鬼灯様。
規則に厳しいので堅物に見えるが、実は柔軟な対応が出来る良い官僚タイプ。そして同時にかなり偏った趣向の持ち主です。
ドSで亡者や規則を破る輩には容赦がありません。しかし規則を守って働く相手等には丁寧に接しますし、しっかりバランスを取った采配を振るい地獄運営に多大なる貢献をしています。
更に視察に託けて(かこつけて)様々な所に公費で出掛けていますが、これはあくまで仕事の範疇ですし規則を破らず成果も上げているので問題はありませんよ。(たぶん)
現実の政治家さんとかお偉いさんも見習って欲しいですな!しっかりやる事をやった上の延長線に目的を設ければ良く、上手くすれば宣伝にもなりますからね。ただしやり過ぎたり法に背けばしっぺ返しが待っています。
バレた場合は社会的信用、立場、親族や友人等全てを失うリスクを理解した上でやりなさい!という感じです。はい。

多少暴走気味になりましたが、鬼灯様は適材適所に才覚があり基本的には正しい方で時々ステキに偏った変態です。

他に多彩なキャラクターが登場しますが、基本的に地獄や天国等の世界で普通に生活をしている方々ばかりで、彼ら彼女ら獣らが織りなすコメディ作品です。
あ、妖怪の類に神様系も出てくるけど、やはり皆それぞれに自分の役目を務めていますね。
ただ良くあるファンタジー物ではなく現代日本の常識と似通った日常あるあるを地獄に置き換えたネタのコメディですので、派手な戦闘や熱い展開は一切ありませんのでご了承下さい。
ただし主に鬼灯様が容赦なく亡者や某神獣をボコるシーンはありますし、獄卒という仕事をする方々のバイオレンスシーンなら多少ありますね。
{netabare}ちなみに日本の地獄だけでなくEU地獄のサタン様やレディ・リリスとその財布、ではなくベルゼブブさん等も出てきて場を和ませてくれますのでお楽しみ下さい。{/netabare}

それから動物も色々と出てきますからそういう意味で萌えるのも良いかと思います。
特に太め白犬のバかわいさはなかなかの物ですし、キジはイケメンボイスだし、猿は普通に猿で割とまともですよ。

それからアイドルや美しい獄卒さん、女神に悪魔に妖怪の類も出てきますのでそういう点でも楽しめますよ。
ただし色気とかは期待しないで下さいね。

音楽もなかなか豪華で全体的に原作の再現度が高いのですが、本作中で描かれた地獄の運動会とかでオリジナルの演出がちょっとオーバー過ぎイメージに合っていない部分もありました。(巨大ピタゴラスイッチ風)
地味めな演出の方が本作には合っているので、その点はかなり不満です。

あと是非掘り下げたいのがエンディング曲の「パララックス・ビュー」です。
この曲の作詞を担当したのが大槻ケンヂ氏で、その昔本格的な深夜アニメの第二弾「EAT-MAN」のオープニング曲で「小さな恋のメロディ」という曲を筋肉少女帯で歌っています。(勿論オーケン作詞)
小さな恋のメロディの歌詞で「あの二人がどこに行ったかあなたわかる?きっと地獄なんだわ」という歌詞がありまして、大槻氏も好きな映画「小さな恋のメロディ」のラストシーンで主人公の二人がトロッコで何処かへ走って行きます。
そしてパララックス・ビューは「トロッコで、二人がたどり着いたのは地獄よ」で始まります。
最初は「たぶん続編じゃないかな」程度に考えてましたが、Wikipediaにも書いてありますし「続き」とありますので正解みたいですね。
(ただしWikipediaも間違ってる時があるし、絶対ではないですけど)
EAT-MANはかなり昔の作品、しかもアニメの一作目はかなりマニアックなので若い方はほとんど知らないのではないでしょうか。
なんとも分かりにくいけど良いサプライズではないかと。

基本的に地味めなギャグが主体の作品で、派手な展開はあまりないしお色気要素もほとんどないのでそういう作風を求める方には向きません。
逆にゆったり日常あるある等を楽しみたい方にお勧めしたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

鬼灯の冷徹

1話二本立てで日本の地獄の日常を描いたアニメ。全13話
パロディがあったり、たまにジブリ映画の台詞が入ったりする。
童話や歴史、神や悪魔が登場したり、しなかったり。

鬼灯の低温ボイスが心地良かった。

各話感想↓
1話 地獄大一番/地獄不思議発見
{netabare}桃太郎。ぶさいく…。
犬と可愛い。
地獄なので暴力で解決しましょう。
簡単に刀折れた。
綺麗な桃太郎。

怖い金魚。
現世と繋がるTV。
金魚草コンテスト。絶妙に気持ち悪い。{/netabare}

2話 鬼とパンツとカニ/地獄の沙汰とあれやこれ
{netabare}熟女の写真集…遠慮しておきます。
茄子可愛い。
呪われそうなオーストラリア土産。
パンツの話ばっかり。
ラムちゃん!
お香さん可愛い。

サタン登場。
うっかり滑って落ちる。
サンタさん。あほの子な犬。
金魚草食べる!?
サタン逃げた。{/netabare}

3話 白澤/いかにして彼らの確執は生まれたか
{netabare}おバカな犬。トイレの水…。
鬼灯起こすの怖い。触っただけで起きた。凄い寝癖。
バルス!
徹夜の成果…これか。

ボールペンが大理石に刺さった!
豪華すぎる大会の参加者。
くだらない賭けだった。
ニューハーフ…。{/netabare}

4話 美男にもいろいろある/かちかぢごく
{netabare}あほ犬。
怪談…怪談?
提灯が喋った!飛んだ!
残念なイケメン。
可愛いショタ源義経。
力士になりたい源義経。

慈悲はない。
怖い絵本だった。
うさぎ可愛い。
めっちゃうまいパラパラ漫画。{/netabare}

5話 龍虎の二重奏/精神的運動会
{netabare}似た者同士。先手必勝。
これが牛頭…。そして馬頭。

100回目の運動会。
バズーカ。
公開処刑だ!
誰かのヅラ…慈悲はない。
ケルベロスが相手!即効で棄権。いきなりの無茶ぶり。
リハだった。まさに鬼。{/netabare}

6話 地獄アイドルピーチ・マキ/右腕のブルース
{netabare}清純派アイドル…?
地味な鬼灯。金魚派。
完全に狙ってた写真。
駆け込み電車(こじ開ける)
万引き婆ボコリすぎ!亀甲縛り。
上司の子供産まれた!おめでとう。

ベルゼブブ登場。
胃液吐かないといけないのか…。
メンタル弱い。
メイド可愛い。サタンの趣味だった。{/netabare}

7話 男と女と衆合地獄/地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方
{netabare}手洗い大変そう。
目移りが凄い茄子。
ドMな唐瓜。

ベルマークだけ…。地味にせこい。
ぎっくり腰 閻魔大王。
めっちゃ血が出ている。
もどかしい監視カメラ。
電圧が凄い。蹴りで治ったぎっくり腰。{/netabare}

8話 えげつなき戦い/地獄三十六景
{netabare}胃に穴が開く…。
アイドルにあるまじき顔をしてる。
天然路線。
細かい鬼灯。電話番号欲しいのか。
熟女の写真集でにゃん集長が犠牲に…。

芸術だ…。呪いの絵!?
茄子の壁塗り。
前のは葛飾北斎…。凄くもったいない。
ど根性ガエル。{/netabare}

9話 酒と女でダメになる究極の例/溢れ返ってきたヨッパライ
{netabare}最低だこの男。
ぼったくりの店。しかも昨日行った。
指名料高い。

ヤマタノオロチが雑用。
鬼灯カッコいい。閻魔大王は目立つ邪魔!
嫌な酒飲み。
ヤマタノオロチ凄くでかい。{/netabare}

10話 十王の晩餐/ダイエットは地獄みたいなもの
{netabare}地獄の沙汰も金次第。
コアラのマーチ率凄い。
舌を抜くだけ!?エグイ。
懇親会。豪華な料理。
隣の芝生は青い。従順な他の補佐官の服従姿勢。うちはうち、よそはよそ
供物もったいない。
映画ルパンのクラリス!?ルパン死んだの!?

閻魔大王が太った。シロもか。耳が痛い話。
遭難。かまくら作ってから遊ぶみんな。大丈夫か…。
大王、また太る。そして無限ループ。{/netabare}

11話 一寸だった法師/お山の泥沼姉妹
{netabare}漢字が読めないシロ。紙芝居になった。
鬼が閻魔大王。一寸法師が鬼灯。
元・一寸。過去の人扱い。
お姫様可愛い。
地獄が回収してた不思議道具。
子供は残酷。
閻魔大王が壊していた。

実写みたいな背景。
花粉きもい…。
不法投棄はダメだよね。
サクヤ姫可愛い。
岩姫返品。お局様になっていた。
サクヤ姫可愛い。(大事な事なので2回)
富士山噴火するのか…。
イケメンに弱い。
鬼灯ドSだった。
脳味噌汁…岩姫なら飲めそう。{/netabare}

12話 レディ・リリスとその夫/中国現世に妖怪が広まった訳
{netabare}リリス。人類初の離婚。そして出来婚。
ルシファー。堕天使…戻して。
どんな男でも誘う…ストライクゾーン広すぎ。
無言で分かり合う白澤とリリス。
怖い本能の鬼灯。
独身と既婚で勝ったと思っているベルゼブブ。真っ白に老けて灰に…。

しりとりしてた。
黄亭という皇帝に捕まった白澤の過去。
4000年前の鬼灯なんだか可愛い。
出会っていた鬼灯と白澤。
元凶鬼灯だった。{/netabare}

13話 盂蘭盆地獄祭/雑談閻魔大王
{netabare}満喫してる鬼灯。
夏休み。ホワイト企業。
太鼓泣いてる。

凄い色の飲料…。
閻魔大王って元人間なの!?
孫ほんと可愛い。
金魚草エキス…うわぁ。EDの金魚死亡。顔が金魚に…。あ、戻った。
閻魔大王弱い。
そしてEDの動かないトロッコ。{/netabare}

2015/08/24ニコ生一挙放送視聴 アンケート↓
とても良かった:95.8%/まぁまぁ良かった:3.1%/ふつうだった:0.6%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:0.3%

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

72.3 3 1話完結で妖怪なアニメランキング3位
xxxHOLiC ホリック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (726)
4716人が棚に入れました
アヤカシに好かれてしまう高校生・四月一日君尋は、願いを叶えるミセの女主人・壱原侑子と出会う。アヤカシが寄り付かない体にしてもらう為、その対価として彼女の下で半ば強制的にバイトをしている間に、悩みを抱えた人間や人でない者等の不思議な客と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

《物語シリーズ》より、個人的にはこっちの方が好き・・・

原作マンガは今も少年誌に続編が断続的ながら連載中で、2年前には実写TV番組も作られた人気作。
そしてアニメの方は、2005年夏に公開された劇場版を皮切りに、2006年/2008年とTV版が制作され、その後も2009-2010-2011年とOVAが制作されています。

で、その劇場版・TVアニメ・OVAが全て、監督(水島努氏)+制作(Production I.G)の組み合わせで、劇場版を除いて、シナリオ構成および脚本に原作者CLAMPの大川七瀬氏が深く関わっており、原作マンガとアニメの世界観が揃っていて、『ツバサ』の時のような違和感を余り持たずに楽しめました。

※但し、一番最初に作られた劇場版『真夏ノ夜ノ夢』だけは、原作マンガやTVアニメと全く繋がりのないオリジナル・シナリオ(担当スタッフを確認すると、CLAMP大川氏が全く関わっていないようです)で、他のシリーズ作品とは異質な内容なので要注意です(この劇場版はOVAまで見終わったあとに、ついでに見とけば十分と思います)。


◆シリーズ別評価

劇場版(真夏ノ夜ノ夢) ☆   並 3.5 (70点相当)
第1期         ☆  並 3.8 (76点相当)
第2期(継)      ★  良 4.2 (84点相当)
OVA(春夢記)     ★  良 4.3 (86点相当)
OVA(籠)       ★★ 優 4.5 (90点相当)
OVA(籠 あだゆめ)   ★  良 4.2 (84点相当)
---------------------------------------------
総合         ★  良 4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ ★★  優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=============== 劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 (2005年8月) ==============

{netabare}全1話 ☆ コレクター達への招待状、xxxHOLiCの意味(=何々中毒者){/netabare}

主題歌 「サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜」

※同時上映された『ツバサクロニクル鳥かごの国の姫君』と内容がリンクしていますが、xxxHOLiCの他作品とは余り繋がりがなく浮いた作品(脚本担当がCLAMPではなく、只のドタバタ喜劇に終わってしまっている印象)


====================== xxxHOLiC (2006年4-10月) ======================

{netabare}- - - - - - - OP 「19才」、ED 「Reason」 - - - - - - -

第1話 ヒツゼン ★ アヤカシを引き寄せる性(さが)、願いの叶う店
第2話 キョゲン ★ 幸運の女神?それとも・・・(九軒(くのぎ)ひまわり)、小指の呪い
第3話 エンゼル ★ 百目鬼(ドウメキ)との相性、コックリさん
第4話 ウラナイ ★ 偽者占い師、本物占い師
第5話 シリトリ ★ 狐のおでん屋  
第6話 タンデキ ☆ ネット中毒
第7話 アジサイ ☆ 雨童女(アメワラシ)、彼の岸と此の岸の境
第8話 ケイヤク ☆ サルの手
第9話 ユビキリ ☆ クダ狐、運命の赤い糸
第10話 トモシビ ☆ 百目鬼(ドウメキ)の寺での百物語(怪談)
第11話 コクハク ★ 座敷童(ザシキワラシ)、烏天狗(カラステング)
第12話 ナツカゲ ☆ 避暑先の幽霊
第13話 ヘンボウ ☆ 背中に羽根の生えた少女、餌(エ)

- - - - - OP 「19才」、ED 「蜉蝣 -かげろう-」 - - - - -

第14話 フウイン ☆ 双子姉妹、※初の2話続きもの
第15話 カイホウ ★ (続き)、言霊(ことだま)、言葉の縛り
第16話 サイカイ ★ クダ狐、座敷童へのお返し
第17話 ジショウ ☆ 幸せを受けとらない人
第18話 ホオズキ ★★ 百鬼夜行、座敷童、おでん屋の子狐、甘露、「全ては必然」
第19話 リフジン ☆ 年の瀬、雪合戦、願ったものが出てくる箱 
第20話 アガナイ ☆ 過去を映し出す写真、※脚本がやや安直
第21話 ツメキリ ★ 迷信・言い伝え、四月一日(ワタヌキ)の回想
第22話 ユウワク ★ 四月一日の心に忍び寄る婦人、※2話続きもの
第23話 センタク ☆ (続き)
外伝   ツイオク ★ 四月一日(ワタヌキ)の小学生時代の話、神隠し、誕生日{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)12、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

※ここまで視聴しただけだと「ちょっと物足りない人情噺」という感想になってしまうかも。


===================== xxxHOLiC◆継 (2008年4-6月) ====================

{netabare}第1話 蜘蛛 クモノス ★ 四月一日・百目鬼の失敗、※第2期は続きもの
第2話 左眸 ヒダリメ ★ 本の虫、猫娘、烏天狗の懇願
第3話 朋分 ハンブン ★★ 座敷童、女郎蜘蛛、片目の半分
第4話 夢買 ユメカイ ★ 夢の矢、異世(コトヨ)、夢カイ
第5話 由縁 コハネ ★ 霊能師の少女(五月七日小羽(つゆり・こはね))、桜の霊
第6話 平和 コノハナ ☆ 麻雀回、桜の霊の昇天
第7話 水猫 ミズクミ ★ 猫娘との井戸水汲み、指切り、小指の痛み
第8話 鈴音 ササヤキ ★ 増えていく鈴、その場に居てはいけない者
第9話 流噂 フウヒョウ ★ 小羽の家庭事情、霊能師のTV特番出演
第10話 不戻 キヅキ ★★ (続き)
第11話 秘事 ヒトリ ★★ 小指の悪化、怪我、ひまわりの秘密
第12話 真実 ホントウ ★★ (続き)
外伝  報恩 オカエシ ☆ 狐のおでん屋に主要キャラ集合{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


OP 「NOBODY KNOWS」
ED 「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE」

※第2期は、一話完結回がほとんどだった第1期とはガラっと変わった続き物になっており、見違えるほどの面白さでした。


================ xxxHOLiC 春夢記 (OVA) (2009年2-6月) ================

{netabare}前編 ★ 百目鬼(ドウメキ)の祖父(遥さん)の依頼、※小狼・サクラ初登場
後編 ★★ 夢の中の世界、夢の世界でのサクラとの出遭い、「侑子さんの願いは何ですか」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「sofa」
ED 「CHERISH」

※前編はCLAMP原作OVA 『ツバサTOKYO REVELATIONS』、後編も同じく『ツバサ春雷記』とリンクした内容なので、両OVAを先に視聴しておくことをお勧めします。


==================== xxxHOLiC 籠 (OVA) (2010年4月) ==================

{netabare}全1話 ★★ 侑子との別れ、10年後、飯縄(イズナ)使いからの依頼と対価{/netabare}

ED 「風(かざ)なぎ」

※前OVA『春夢記』そして本OVA『籠』で、ようやく物語が大きく動くので、xxxHOLiCの視聴を開始した方は、何とかここまで頑張って視聴を続けて欲しいところです。


================ xxxHOLiC 籠 あだゆめ (OVA) (2011年3月) ==============

{netabare}全1話 ★ 夢違え(ゆめたがえ){/netabare}

OP 「あだゆめ」
ED 「「ごめんね。」」

※第1期の第1話以来の様々なエピソードが回想されるアニメ版の事実上の最終回らしい良い出来と思いました。


◆総評

CLAMP原作作品は、

(1)前半で一見しただけだと詰まらないと感じてしまうようなエピソードを小出しして、視聴者にしだい次第に主要キャラへの愛着を持たせていき、
(2)後半のどこかのタイミングで一気にストーリーを動かして、視聴者のその愛着を強い感情移入へと転化させてしまう、

という王道の感動パターンを踏襲した良作が多いと思いますが、本作も第2期そしてOVAまで確り視聴すれば、そうした期待にまたしても応えてくれる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

同じアヤカシ(怪異)を扱ったアニメ作品でも、内容に余り一貫性のない西尾維新氏原作の《物語シリーズ》より、個人的にはこちらの方により好感を持ちました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

偶然じゃないわ~必然よ

おのれーどうめきの分際でー!
と言ったのは主人公の四月一日(わたぬき)君ですw
百目鬼(どうめき)、九軒(くのぎ)と最初はみんな名字が読めませんでしたw

原作未読 CLAMP作品 全23話+外伝1話
ミステリーホラーコメディ作品

お話は、主人公 四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は、霊能力が強いために妖が嫌でも集まってくる体質です。ある日いつものように妖に追われていてなんとか撒いた主人公は、ある家に意志とは関係なく家に引き込まれ、その家の主人でもうひとりの主人公 壱原侑子(いちはら ゆうこ)に悩みを見透かされ、願いを叶えるために対価としてバイトすることになりました。その家を中心に色々な不思議なことや悩みを解決するお話です。

最初に感じたのが、キャラクターの体型です。みんな異常に手足が長くて胴体とアンバランスなので、すごい違和感がありました。慣れるまで2~3話かかりましたねw

でもキャラクターはすごい魅力的でした。ミステリアスでどこか浮世離れしてますが、大酒のみでちょっとお茶目なところがある侑子さんと、几帳面で料理が得意でいつも散々な目に合う四月一日との対比が面白いですねw{netabare}(通信機とか言ってちょびっツのちぃと同じ耳を付けたときは噴いてしまいましたw){/netabare}
他にもレギュラーで出ている、友人じゃないのにw友人の百目鬼静(どうめき しずか) 、主人公が恋い焦がれている九軒ひまわり(くのぎ ひまわり)さん、CLAMP作品と言えばよく出てくる黒モコナ、舘にいる可愛いお調子者のお手伝いさん2人マル&モロ(フルネームは書けませんw)、など中々面白い個性的な人々が集まっています。

日常を題材にしているお話が多く、結構身につまされますね~
{netabare}(嘘、占い、キューピットさん(こっくりさん)、しりとり、パソコン依存症などなど){/netabare}
ギャグ展開の話の中にもピリリと辛いスパイスの聞いた日常の不思議なお話となってます。メリハリが効いていていいですね。1話完結が多いので観やすいです。侑子の一言一言が胸に沁みました。
最後は少ししんみりしましたね。

侑子さん役の大原さやかさんの魅力的な声と四月一日役の福山潤さんのはじけぶりが見れる作品ですw
レンタルDVDで観たのですが、1枚に3話入ってますのでお財布にもやさしくなってますね。ミステリアスなお話が好きで、この作品の独特の世界観が気に入れば好きになれる作品だと思いますので、もし興味がありましたら観てくださいね。オススメです。

OP スガシカオさんが歌ってます。スガさんらしい曲ですね。
ED 2曲ありましたが、後半は{netabare}BUCK-TICK{/netabare}この作品に合う合わないは別として、びっくりしましたw

最後に、印象に残った言葉は「だってわたぬきなんだもん~」じゃなくてw 「あなたの願い叶えましょう」ですね^^

まだまだ分からないことばかりです。それでは2期を観てみますね。
{netabare}CLAMPさんはマカロニほうれん荘が好きなんですね~私も好きですw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

相変わらずのスタイルで(笑)

カードキャプターさくらや
コードギアスのキャラデザでお馴染み、
CLAMPの作品です。
実は派生作品のようで、
前作のツバサから出演している
壱原侑子というキャラのお話です。

昔からいつも
変なものが見えてしまい、
少し非日常な毎日を送っている
スタイル抜群(笑)な主人公が、
不思議な黒い蝶の
お導きによりなにやら
怪しい雰囲気の家に
たどり着きます。そこで、
とってもスタイル抜群(笑)なお姉様と
出会ってしまったことから、
主人公は今までより非日常な毎日に
巻き込まれてしまいます。
そしてそこからいろいろあり
そのお姉様といろんな怪異の
相談を受けたり解決したりするという、
まぁお話自体はありげな話です。

雰囲気作りがとても上手いですね。
多分その不思議な雰囲気に魅入って
しまう方も多いのではないでしょうか。
基本一話完結で物語が進みますが、
妖怪などの怪異要素のある話の中で
少し社会や人を風刺した話が多く、
考えさせられる場面が多いかも?(^^;
ただ、最後の方の話は
泣きはしませんでしたが
少し感動しました。

この見るからに怪しい雰囲気の
絵柄のホラー作品ですが、
グロい要素はあまりありません。
怖い描写もあまりないと思われます。
ただたまにBAD ENDの話や、
後味の悪い話もあるので、
そういったものが嫌いな方は
気をつけた方がいいかも。

個人的に中途半端だったのが
青い花の話。

{netabare}すごく思わせ振りな終わらせ方なのに
次からの話は全く関係のない話という、
ちょっと(笑)と思いました(笑){/netabare}

まぁ、そういった話にしたかったのかも
しれませんが(^^;

そういった終わらせ方が
嫌いな方は苦手な作品かも。
ですが基本頭空っぽにして
ホラーな雰囲気を楽しむ作品の
ようなので、あまり真面目に
見る作品ではないかも。
ギャグも多いし(^^;

ただ、雪合戦の話は今でも
入れる必要があったのかなと
常々思います(笑)


全体的にはそんな感じでしょうか。


言うなれば、
夏目友人帳をダークな雰囲気に
したような感じでしょうか。
私的には、雰囲気に魅入りましたが
印象としては普通の作品でした。
なんか……惜しいですね(^^;

もう少しキャラの心情や
過去を描写した話が多ければ
良かったのかな?(^^;
2期でそういったフラグなどが
回収されるのかもしれませんけど(笑)

ただ、曲が良かったです!
OPのスガシカオが雰囲気にあって
とてもいい味出してますよ(^^)
作画はまぁ言うまでもありません(笑)
雰囲気作りをするためや
印象に残る作画を作りたかったのでしょう。
実際イラストは印象には残ったので(^^;

主人公に纏わりついている
管狐がかわいかったです(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

66.6 4 1話完結で妖怪なアニメランキング4位
地獄少女 二籠 -ふたこもり(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (374)
2185人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。掟に殉じて地獄流しを続ける地獄少女――だが、彼女の前世での出来事と相まって、いつしか少しずつ心境に変化が起こり始める。そして物語の終わりは誰も想像できない出来事だった…。
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

浮世は地獄 胸糞悪さ Level up!

本作はスタジオディーンが3期に亙って手掛けた「地獄送り」をテーマとした作品の2期目である。
本作からの視聴でも差し支えないが、出来れば1期からの視聴をお勧めする。
1期は6話から話の進展があったが、今回は22話まで殆どパターンアニメと同等の作りである。新たな登場人物「きくり」の登場や、1話ずつ三藁の過去に纏わる話が用意されている。
1期の視聴で慣れた所為か、憤りを覚える(理不尽なという意味ではない)展開が減少し、胸糞悪さが向上した。この点は非常に評価したい。シュールな演出も増えてよかった。
ただ、「きくり」が小生意気で小癪な子供で鬱陶しく感じた。



基本的なコンセプトは『必殺シリーズ』を元に「法で裁けぬ、晴らせぬ怨みを依頼者から引き受け成敗する」というものである。
依頼方法は『ゲゲゲの鬼太郎』を彷彿させるもので、ネット上に深夜0時に怨みを持ったもののみアクセス出来る「地獄通信」に依頼者がアクセスし、
怨んでいる相手の名前を入力すると、即座に地獄少女が現れ、首に赤い糸が結ばれた「藁人形」を渡し、地獄送りの手順を説明するというものである。
本作はただ怨みを晴らして(相手を地獄送りにして)お仕舞いという安易なものでなく、
「依頼人自身も命に匹敵する代償を支払う」という本作独自の設定がある。
そうした作風について、制作側は「“人を呪わば穴二つ”の言葉の様に、依頼者の人の命を奪うという願いには、それ相応のリスクが必要である」と語っている。地獄流しに出来る相手は1人のみで、一生に一回しか使えない。

地獄流しの手順

①怨みを持つ依頼人が地獄通信へアクセス、名前を入力
②地獄少女が現れ「首に赤い糸が結ばれた黒い藁人形」を渡す
③相手は即座に地獄送りにされるが、依頼者も死後地獄へ行く旨を依頼者に伝え、依頼者の判断に任せる
④依頼者が糸を引いた場合、場合により対象者は三藁にパラレルワールドで仕打ちを受け、罪を認めるように促す。
(認めても認めなくても地獄には流される)
⑤対象者は舟で三途の川を越え、地獄へ流される


怨みは怨みの連鎖を呼び、留まることを知らない。人の世が続く限り怨みは消えない。只、人を怨むことは楽しいことではないので、進んで行うことはない。よって余程の事が無い限り人を怨むことは無いのだ。本作は遊び感覚で地獄通信にアクセスする描写があるがこれはとんでもないことだ。
例え怨みを晴らしたとしても、傷ついた心が癒えることや、無くなったものがかえってくることは無い。そのことが分かっていながらも溜飲を下げるために、遣る瀬無い気持ちを鎮めるために、人は人を怨むのである。

人を呪わば穴二つ
一つ目の穴は「自責の念」。人を殺したという強い認識は死ぬまで付きまとい身を蝕んでゆく。怨みの元と成った傷が癒えることがあっても、この認識が消えることはない。
二つ目の穴は「怨んだ者の周囲の念」。自分が怨んだ相手が、誰に対しても腐れ外道であることはほぼ無く、相手にも家族が居て、信頼している仲間がいるのだ。その人たちの怨みも消えることは無い。

因みに本当の語源は依頼者と対象者二人とも地獄(穴)行きという意味。


本作はしかも怨みを晴らすことを他人まかせにし、自分では一切手を出さないという汚い手で怨みを晴らす。代償として死後地獄に送られるが、これでは安いものだ。他力本願は時に罪なことである(私は浄土真宗(笑))。
特に本作の場合
①自ら怨む相手を殺害することにより殺人の実感を得る。
(他人に依頼する場合、金銭で埋め合わせが必要。)
②殺人の罪に問われるまでは、逮捕に怯えること、
捕まってからは罪刑法定主義に則った裁きを受ける(刑事面の裁き)
③殺人者の家族、親類は必ずと言って良いほど世間で差別・迫害され、縁者への迷惑など社会的責任を負う(民事面の裁き)
④殺人者は死後、極楽浄土(キリシタンの場合、天国)へ行けず、地獄へ落ちる。

これらの①~④の項目の内、地獄少女に依頼する事により、①~③から免れることが出来るのである。しかも、地獄少女への依頼は、「積年の怨み」のような重い怨嗟でなく、「気に入らない」「嫌い」「邪魔」などの軽い憎悪でも簡単に行うことが出来ることも安易な依頼へ拍車をかけている。

・「悪魔の子」事件について
{netabare}
「あれれー可笑しいぞー?」な展開。今まで依頼人の精査と言って依頼人の素性を調査し、その怨みを引き受けるか否か、一々丁寧に考えて仕事を引き受けていたのに、流れ作業の如くガンガン依頼を受け入れていて、可笑しく感じたのは私だけではないだろう。以前にも増して「怨み」とは程遠い理由から地獄送りにする街の人々。「腐ってやがる」としか言いようが無い。何故失踪事件と「悪魔の子」を繋げようとするのか。
地獄送りは全て「悪魔の子」の所為にし、自分は安穏と暮らす(死後地獄行きなんですねどね)。「悪魔の子」という依り代の元、日頃の鬱憤が爆発し地獄通信に依頼が殺到した。自警団の組織も「悪魔の子」というブランドの保持の為。
我慢ならないのは、何故
蓮江保晴→飯合誠一
飯合蛍→紅林拓真
の怨みが成立するのか。全く怨んでなどいなかったろ。
ラストは飯合誠一は死亡。自警団は逃走し、蛍は植物状態というBAD ENDだった。蛍は自業自得かな。
集団真理の恐ろしさを描こうとしたのだろうけど、少々稚拙感が拭えなかった。

最期の地獄少女の決断には感動した。400年経ってやっと理解出来たようである。拓真がかつての自分とリンクして、ジレンマに苛まれたのも理解できる。
拓真に「人を怨んではいけない」ということを諭し、自らは虐げられている彼女は、村人を虐殺したころとは別人である。

柴田一の書籍の登場と、柴田つぐみの登場は嬉しかった。
つぐみの年齢から推測して、1期から少なくとも15年以上は経過している。

人間、些細なストレスに晒されることは当然なのだ。ストレスの捌け口として趣味を作ったり、旨い物を食べたり、酒を飲んだり、旅行に行ったりと楽しいことをする。
人生に於ける幸福と不幸の割合は、天寿を全うした場合、等しく分配されているのだ。今、不幸な人は近い将来、必ず幸福が待っている。今、幸福な人は近い将来、不幸が待っているかもしれない。人生を懸命に生きていれば至極当然の摂理であるのだ。会社の上司が憎い、姑が憎い、自分の気持ちを受け入れて呉れないあの人が憎いなどといっても、自分が憎んでいる対象が腐れ外道なことなど殆ど無く、その人も昔は憎い上司が居たり、憎い姑が居たり、自分の気持ちを受け入れて呉れない人が居たりしたはずなのだ。
あの程度の事で地獄送りに出来るのであれば、私も100回以上流されているのではないかと思ったりした(笑)。
{/netabare}

・地獄少女について
{netabare}
1期2期と視聴して、地獄少女が何故、この様な仕事をさせられているのかは大体理解出来た。人間誰しも自分が一番可愛い。自分の肉親を思うのも自分の遺伝子を守る為の愛情である(なんて言うと大袈裟なので取り消す)。地獄少女の憎悪は正に他人の不幸を知らなかった為に、「何故自分だけがこんな酷い仕打ちを受けなければならないのだ」という感情から生まれたものだ。「十二国記」でも出てきたが、自分が一番不幸であると妄信し、他人に否定されるとこの上なく憤るのである。「こんなに不幸な自分をこれ以上虐げるか」と思うのである。不幸であると思うことは幸福であると思うことと同じくらい気持ちのよいものだ。他人の不幸を知れば、自ずと自分との対比が出来る様になる。閻魔あいを地獄少女にした意図はここにあるのではないか。
{/netabare}




本作は観ていて余りに不快だった為、各話毎に私の主観によるコメントと評価を付けた。
{netabare}
あくまで"主観"であるので、一切のクレームには応じない。
また、視聴後で無いと全く理解出来ないので悪しからず。

依頼人=被疑者=疑とする
対象人=被害者=害とする
得点は善:悪とする
話数の脇にある(18)は依頼人が18歳未満の意

1話(18)
疑:恩田麻紀 害:神代瑛子 70:30
精神的に追い詰められただろうけど、親や教育委員会に相談出来たはず。理科準備室に入ってからは、もうしょうがない。塩酸掛けられちゃああする他無い。被害者は腐れ外道。
あの友達も・・・
2話(18)
疑:倉吉弥生 害:男 100:0
妹は何故犯人ではなく姉を怨んだのか。自分を守って呉れなかったからか。一緒に居てもどの道死んでたと思うが。
この娘もいつまでも両親に淡い希望を抱かせて無駄な時間を浪費させずに警察に通報して水死体揚げたらどうか。
3話(18)
疑:坂入多恵 害:花村弓枝 60:40
この依頼者の女の子は変わった愛のカタチを持っていた。
しかし、被害者の女も、向こうから惚れてきたのだから、そこまで酷い女でもないと思うが。
4話
疑:八木沢修一 害:翔貴 70:30
まず病室代が工面出来ないのなら素直に諦めるべきだった。別に病気を治す金が必要な訳では無かったのだから、犯罪に手を染めなくても良いだろ。被害者も腐れ外道だったが、犯行を提案している時点で気づけ。奥さん哀れな最期。
5話(18)
疑:山田麗音 害:橋爪力也 50:50
最近流行のDQNネーム。「名は体を表す」とはよく言ったもので、名の通りのDQN君だった。馬鹿なので憎めない?(それはないか)ところがあった(最期に犬を避けたこととか)。
女性を物扱いし、先輩を地獄送りにしたところまでは良いが・・・
最期のキクリの、死体に彼岸花撒いて「ウハハハハウヒヒヒヒ」という場面は不覚にも笑ってしまった。
6話(18)
疑:新田紀和子 害:杉田宏久 80:20
この被害者も腐れ外道。
ストーカーの細野颯太君が自分で怨みを晴らしにいったのは、大変評価している。やはり自らの手で晴らすのが一番道理に則っている。
7話(18)
疑:茂木恵美 害:茂木和子 70:30
被害者が腐れ外道で無いだけに胸糞悪い。
あの母親も哀れな人だが、あの息子も娘も哀れだった。
最終的に可愛そうなのは親父。地蔵の首接着しとくよーに。
8話
疑:馬場翔子 害:栗山真美 90:10
被害者腐れ外道。割と良い話だった。
9話(18)
疑:須崎真帆 害:須崎幹夫 60:40
これも割りと良い話。愛のカタチを間違えた兄妹の末路。
やっぱり兄妹ラヴコメのようにはいかんのだね。
10話
疑:豊田八六 害:根来哲郎 30:70
あの程度のことで流すな。哲ちゃんの周りに居た女性の方がよっぽど怨みを持っていて可笑しくないはずだったが、
哲ちゃんの人間性から怨まれることは無かった。
11話
疑:天城志津子 害:立花今日子 70:30
ネコステロ→ネコカエセにしていたら変わったかもしれない。
12話
疑:伊藤道郎 害:亀岡一人
今まで観てきた中で一番感動した。事故の要因はジイさんじゃなくて道路の方だろ。
13話
疑:久住喜八 害:牧村達彦 60:40
野次馬にハラが立つのは仕方が無い。死体を平気で写メにする様な腐った日本人が増えてしまった。これは戦後教育が影響し(ry(語ると1万字軽く越えるので)。犯行に串を使うのは足がつくから止めておいたほうが良いだろう。最期に娘の目が覚めるという展開は良かった。キクリNice!
14話
疑:吉原さやか 害:柿沼敏也 70:30
キクリ「怨んでるの?ギタギタにしたいの?流しちゃえ!流しちゃえ!」

「悪魔の子」事件の発端。柿沼のオッサンは只の僻み根性で友達を気取っていたのだ。自分で売り込んで仕事獲れよ。
あの性格じゃ怨まれるのは当然。逆恨みは止めなさいといいたいね。しかし、「悪魔の子」事件はあの男があのタイミングで消えたことが原因だから、あの男の責任は重い。
15話
疑:菅野春美 害:菅野郁志 80:20
この親父も腐れ外道。選挙の後援もいいけど仕事しろや。
あの奥さんもよく辛抱した。
16話
疑:辺見蘭 害:上月マツ 80:20
因果応報。男は選ばないとね。犯罪に手を染めた時点で負け。共犯者の目の前で「自首します」なんて言ったらああなるでしょ。
17話
疑:千脇穂波 害:千脇平太郎 90:10
親父がDVじゃ、流してもOKでしょ。しかし、娘に真実を話さなかったことは痛手に出た(まあまだ話すできではないが)。
母親として、あそこで死んだら娘が可愛そう。
18話
疑:武田公平 害:武田美千代 40:60
これは良い話だった。皆苦しんでいた。正解は無い。
19話(18)
疑:たみ 害:嘉平 90:10
疑:湯元百合江 害:藍田伊智子 80:20
悪いことは出来ないということだ。
20話(18)
疑:森内樹里 害:藤巻真理 50:50
愛情と憎悪は表裏一体。でも一緒に地獄に行くことを選択するとは。地獄ってそんなに生易しいもんじゃないはずなんだけどなぁ。
21話
疑:来生洋子 害:都丸誠 90:10
これは納得。
22話
疑:蓮江美鈴 害:水谷せり 40:60
悪いことは出来ないということだPart2。
{/netabare}

観ていると不快になること間違いなし。しかし何処か引き込まれている自分が居る。鬱アニメと言うが私は鬱要素は全然無いと考える。胸糞悪いだけ。良くも悪くも人間は元来業の深い生き物だということだ。複雑な思いが交錯し、綺麗事で終わっていないのが救いである。愛情と怨嗟は表裏一体。
四苦八苦の内、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦が象徴的に現れていた。余計な話を作らないで「悪魔の子」事件にもっと話数を裂いていたら評価は格段に向上しただろう。
3期も是非観てみようと思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あとはあなたが決めること・・・。

 すごく理不尽で、悲しくて憤りを覚えたり、マイナスな感情を揺さぶる作品です。
 これを見ると・・・これを見ちゃうと自分に起こった不幸なんて些細なことで大したこと無いと思えてくるから不思議です。

 今、幸せな人にはこの作品はおすすめ出来ないです。
 もし、自分のことを不幸だと思うならこれを見て見ると良いかも知れないです。救われたような気がします。
 
 恨んでもいい・・・でも人を恨んでも良いことは無い。

 前向きに生きていきたい人には必要ないけど後ろ向きに生きてきた人にはおすすめな作品です。
 人生、四分の一ちょっとしか生きてないけどそんな格言めいた事を言ってみました。



以下はネタバレなメモです。
見た直後に憤ったこととかを書いたものになっています。
内容に触れているので・・・。
見た人だけ見ていただければ幸いです。
{netabare}

 なんであの時ああしなかったんだと・・・思うところが多い。
 何であのとき悪い奴をすぐに地獄へ流さなかったんだ・・・。そうすれば後の不幸は全部無かったのに・・・と思ったり。
何でちゃんと話し合わなかったんだ・・・そうすれば解決出来たはずなのに・・・。
何であのときその場にいた奴全員を殺さなかったんだ。
武器を持ってたのに・・・妹が殺されそうになったのになんでしなかった。だから自分が地獄に流されたんだ・・・。
 そうすれば殺されずに済んだのに・・・。妹が植物状態にならずに済んだのに・・・。
 妹に罪を背負わせずに済んだかもしれないのに・・・。
 その悲しみは無かったかもしれないのに・・・。
 正義感でそれをしないなんてどういうことだって思った。



―――ここからネタバレであらすじを語ります。
 覚えておきたいストーリーだったので・・・。
 読んで見るかどうか・・・あとはあなたが決めること・・・。


 例えばアパートの隣人と猫を巡る話。
 一人暮らしを始めた生活が寂しい若い女性の唯一の楽しみが割とかわいい野良猫にエサをあげたり世話したりすることだった。
 ペットを飼ってはいけないアパートだったのでそういうことに対して良くないと言う人もいるかもしれない・・・。
 隣人はこの若い女性が猫の世話をするようになってからこの 人に対して物凄い嫌がらせをする。お寿司とかピザなどの出前を大量発注したり通販で勝手に多くの注文をしたり。
 無言電話をかけたり・・・。
 まるで憎んでいるかのような仕打ちをする。
 その一つ一つが若い女性を精神的に追い詰めていく・・・。
 若い女性もそれほど収入が多い訳ではなく。すぐには引っ越せない。だからお金が貯まるのを待って猫を連れてここから出ていくから許して欲しいと訴える。
 そして隣人はこの猫を殺してその生肉を女性の部屋の前にビニール袋に入れて置いておく・・・。
 そのスーパーのビニール袋の絵の顔の笑顔がすごく不気味だった。


 ここまで読んでくれた人でまだ見てない人はきっとこんな隣人なんて流されて当然だと思うかも知れない。
 でもそうじゃなくて、隣人は孤独で猫だけが寂しさを紛らわせてくれる存在だったのです。
 その猫が自分から離れて若い女性のところへ行ってしまったことが切なかったので嫌がらせをしたのです。
 話せば友人になれたかも知れないのに・・・隣人はそれができない・・・そんな気持ち悪いおばさんでした。
 ちなみに11話です。


 近所から嫌がらせを受けている家に住む少年は『悪魔の子』と呼ばれ、周囲から人が消えていく事件は全てこの少年が地獄通信を使って人を殺しているからだと言われるようになる。

 嫌がらせ(ゴミを投げ入れたり誹謗中傷するようなビラを作って近所に配ったりする)をしていたのは向かいに住む少年の父親の仕事の元パートナー。
 少年は嫌がらせをしてくる人物が誰でどんな奴なのか知らず、自分の家に嫌がらせをして家族を精神的に追い詰める人物を地獄へ流すよう地獄少女に依頼するも契約はせず藁人形を返す。その人物を地獄へ流したりしなかった。
 少年は他人を恨んではいけないと思っているから絶対にそういうことはしない。

 それでもこのお向かいさんは陰険で矮小な人物で少年の父に対して、自分の能力が足りないから仕事がないのにそれを見捨てられたからだと逆恨みしていて、少年の一家が引っ越す事にすると計画通りにボーガンで少年の母を殺害し(喉笛に矢が突き刺さって死ぬ・・・あまりにもむごい)少年に罪をなすりつける。

 少年は証拠不十分ですぐに釈放されるも近所の目はこの少年を犯人だと思い込んでいる。
 母の葬式で真犯人を知り父に話すもこいつがそんなことするはずがないと、確かめに行くが父は向かいに住む男(真犯人)に殺害される・・・(いや、生きてるんだけどね。その場では死んだみたいに見えたし植物状態になる。)
 現場に居合わせた少年の目の前で父が殺害され、少年もこの
真犯人に殺されそうになる。
 その瞬間にお向かいさんの元彼女が藁人形の糸を引き、こいつが間の悪すぎるタイミングで地獄に送られる。
 人間のクズみたいな奴だっただけに恨みを持つ人間が他にもいた事には納得できる。
 しかし、少年は父親の殺人未遂の容疑でも逮捕される事になった・・・。これも証拠不十分ですぐに釈放されるがやっぱり近所の目はこの少年を犯人だと思っているし、お向いさんが作ったビラの内容が少年は『悪魔の子』だという宣伝文句も手伝って『悪魔の子』と呼ばれるようになる。

その後の展開は本気で不幸だった。
少年と仲が良くなった少年より少し年上の未成年の女の子が恨んでいる相手から大金を奪おうとして逆に恨みを買い地獄に流されたり・・・。これだけでもかなり悲しいのにそれがきっかけで少年の周りでは不審な事件がたくさん起きるといわれるようになる。
少年は事件が起きても警察から証拠不十分で釈放される。当然少年は事件を起こしていないし、地獄通信で地獄少女に依頼して契約して流される事件では絶対に犯行現場に証拠が残らないからだ。
そういう証拠不十分な事件がこの『新興住宅街、ラブリーヒルズ』で多数発生するようになる。
それで、地獄通信を使っている人たちはみんなその罪を自分で背負うことなく全て少年に罪を着せ、地獄通信を使って人を呪っても今なら少年の性に出来るからと次々に人を呪い殺すようになったり、少年と目が合うだけで地獄へ流されてしまうと信じる人もどうせ死ぬならと人を呪い殺すようになる。
中でも一番許せないのは自らの罪が発覚することを恐れて自警団を作った連中だった。この呪いの連鎖というかパンデミックを作り出した張本人たちだ。
この人たちがしたことは目も当てられないほどに酷い。
少年の家の前で見張ったりとか何かある度に土足で踏み込んできて少年に暴力を振るうなど・・・。
そして自分たちが罪を着せたくせにその発覚を恐れてこの少年と真実を知り少年を守ろうとする刑事とその妹を殺せば全てうまくいくと信じ、それを実行に移したり・・・。
殺そうとした方法も酷いもので、冬の冷たい湖の手こぎのボートの上に大きな石を少年と少女に縛りつけて乗せ、ボートに穴を開けて押し出す・・・という方法を使って殺そうとした。雪が降り積もる真冬に凍える寒さの中溺れ死ねということだ。
そこに警察官の兄が登場し拳銃を上空に向かって発砲し自警団を追い払い、二人は救出される。
警察官のお兄さんに発覚したため、自警団は罪が発覚することを恐れてお兄さんを地獄通信を使って消す・・・。
そして少女は精神的に追い詰められた末に少年を地獄に流し、後を追って凍てつく湖に投身自殺する・・・。

14話と22話以降のあらすじです。

実は、地獄少女とこの少年はほとんど同じ目にあっています。すべての不幸を一人で背負わされるということです。
地獄少女はそれと同じようにいわれもない理由で村人から迫害を受け、愛する人からも見捨てられ、殺されたことを恨み死霊となって村人を、愛する人以外を皆殺しにしました。その罪で地獄少女になったのです。

同じ境遇を受けた少年を地獄に流そうとしたとき、地獄少女は自分の仕事に答えを出します。その答えが何なのかは良くわからない。見ていた一視聴者の私の答えとしては「何があっても人を恨んで殺したりしたらいけない・・・。こんなことは間違っている。」ということか・・・と思いますが分らないです。続編もあるので・・・それはそれで内容がいいので悪くは言いません。
それが理由で地獄少女はその業から解放され、人間に戻るのです。

結局少年も意識不明だった少年の父親もちゃんと回復しましたが少年の無実を知って一緒に逃亡した少女(女子高生)は意識不明のままどうなったんだろうとも思ったのでちょっと考えました。
地獄少女の世界観て多分神も仏もいると思う。少年は結局誰かを恨みに思っても呪ったりしなかったから少年の父はちゃんと元気になれたのかもしれない。
少年の無実を証明しようとするも地獄通信のことを警察官のお兄さんに聞かれて動揺してそのまま何もせず帰ったあのクズを流した女性が突然の事故で亡くなったり、ジャイアンをもっとジャイアンにしたような不良が女子高生をレイプ魔のヤクザから守るために(理由は「俺の女だから・・・」違うのに。相手の気持ちを無視してそれじゃレイプ魔と変わらないや・・・。)地獄に流したあと、ジャイアンし続けて交通事故で死んだりとか・・・(5話)。
あとVの惨劇とかも・・・。Vの惨劇はミステリな要素も楽しめるのであえて内容は言いません。見返したときなるほど・・・と思います(13話)。
この少年に関しては地獄少女のおかげで契約が切れたのだから多分少女が地獄に送られることはないと思うけれど別の罰を受けて意識不明の状態のまま回復しないのかも知れない・・・と思った。
その罰が罪と釣り合うまでは意識が戻らないのかも・・・。例えばこの事件で生き残った人がみんな死ぬまでとか。
少年が本当に幸せを感じた瞬間とかに目覚めるのかな・・・と思います。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「ゆらりゆらりと業の影。哀れな掟め、迷い道。 憎み憎まれひび割れた、合わせ鑑の二籠。 時の交わる闇より来たりて、あなたの怨み・・・晴らします。」

この作品は、「地獄少女」1期の続編になります。
物語の展開上、基本的に1話完結型なので1期を未視聴でもこの作品を楽しめる事はできると思います。
ですが、所謂依頼を請け負って執行する「地獄流し」以外に登場人物のサイドストーリーが存在するのですが、このサイドストーリーは1期から視聴しないと話が通らないので、こちらも含めて堪能するなら1期からの視聴をお勧めします。

都市伝説として噂される地獄通信…夜12時にだけアクセスでき、そこに恨みの相手の名前を書き込めば自分の代わりに相手を地獄に送ってくれる…
でも、その代償として自分も死後地獄に行く事になるので、それを受け入れる事が地獄少女である閻魔あいとの契約の条件…

1期では、様々な地獄流しの中で執行者である閻魔あいが何故地獄少女になったのか…
その様な疑問に応えてくれる物語でした。

確かに1期は面白かったと思います。
オープニングテーマの「逆さまの蝶」も大好き…
ですが、2期を見てこっちの方が圧倒的に面白いと思いました。

地獄流しに至るまでに過程に幅ができ、「地獄少女に依頼=地獄流しの執行」という図式が成立しないこと…
地獄少女に依頼する動機が多様化したこと…
視聴者を飽きさせない工夫・配慮が随所に散りばめられていたと思いますが、一番印象深かったのが三藁の存在と言動でした。

三藁は閻魔あいの付き人で一目連、骨女、輪入道の3人の事を指します。
1期では三藁についてはあまり深掘りはされませんでしたが、2期ではしっかりと深掘りしてくれています。

閻魔あいの指示で執行を手伝うだけの存在…
決して自らの意志や思いを優先させる事は無く、あくまで閻魔あいの付き人に徹していた3人…
私の1期における三藁に対する印象です。

ですが、今期は少し路線が違っていて、三藁の思いや考えが前面に押し出されているんです。
依頼者をずっと見守ってきた3人は、何もかもを淡々とこなすほど、薄情なんかじゃありませんでした。
でも、それはごく普通の感情だと思います。
だって依頼者は閻魔あいとの契約に至るまで様々な葛藤に抗わないといけないんです。
今から自分が行う事は人の一生を左右すること…
藁人形を手にしている、という事は一度でも地獄送りにしたいと願った相手がいることの何よりの証拠…
でも、藁人形を手にすることと、正式に契約することとは雲泥の差があるんですよね。

きっと考えると思うんです…
その人の事は物凄く憎い…けれど、その人の家族まで憎いかというと、きっとそんな事は無いと思うんです。
その人が地獄に行ったら、その人の家族は絶対に悲しみます…
ややもすると、自分と同じ思いを持つ人を増殖させるだけの行為…と言っても過言では無いと思います。
同じ轍を踏むの…?
それともまた悲しみの連鎖を増やすの…?

そんな依頼者を三藁は傍らで見守っているんです。
中には思い入れのあったり、本気で契約して欲しくない…と思う依頼者がいても全然おかしくありません。
ですが依頼者に干渉できないという絶対の掟が三藁をがんじがらめにしている上、三藁がお互いを監視し合うという三竦み状態…

掟を破ったら、その先に何が待ち受けるのかは分かりません。
その殻を破って突き進んで欲しいと思った事も正直何度かありました。
そのくらい、2期は依頼者と三藁との関係がしっかり描かれていた訳ですけれど…

でも、この作品はそれだけじゃないんです…
閻魔あいと三藁との出会い…ここからしっかりと描かれているんです。
これはちょっと反則…なのかも?
確かに知りたい…いいえ、知っておくべき事だと思います。
それと同時に閻魔あいの足枷を感じ、忠実であり続ける必然性まで知る事になるのですけれど…

だから三藁は揺れるんだ…
無限ループで終わりが見えないこの禊の中で、胸を痛み続けてきたから…

無口を貫く閻魔あいの思いの行方…そこにはあっと驚く、という言葉では語り尽くせない程の展開が待ち受けていました。
きっと作品の根幹に関するくらいの衝撃を受けた気がしました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SNoWさんの「NightmaRe」
エンディングテーマは、能登麻美子さんの「あいぞめ」
今作はエンディングに軍配です。
どう転がってもハッピーエンドのあり得ない終幕…そこに能登さんの歌声が重なってくるんです。
物語の終幕からエンディングへの入りで何度も胸が締め付けられも、それは仕方の無い事だと納得していましたけれど…

2クール全26話に物語でした。
この作品から「きくり」という新キャラを擁したのも、物語の良いスパイスになっていたと思います。
1期から2期へと面白さは飛躍的に向上していましたし、時間を費やした分の見返りは十分過ぎる位でした。
こうなったら、3期にも期待せざるを得ません。
…という事で、これより3期を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

62.0 5 1話完結で妖怪なアニメランキング5位
京極夏彦 巷説百物語(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (79)
514人が棚に入れました
妖怪小説の大家、京極夏彦作品初のアニメ化。
時は幕末、「百物語」の開板を目指す物書き志望の若者、山岡百介は、旅の道中で、又市、おぎん、長耳という妖しげな3人組に出会う。
彼らは、さまざまな罪を犯した者たちをその手で裁く『闇の仕掛け人』だった…。

声優・キャラクター
中尾隆聖、小林沙苗、若本規夫、関俊彦

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

何せ画面に占める「黒」の割合が多い

作画が独特で、墨で塗りつぶしたかの如く画面に黒色が占める割合が多く、本作品のおどろおどろしい雰囲気を十分すぎるほど表してくれているが、それだけに…

コントラストのある「赤」が出てきたときに感じる、恐怖感。

グロ注意。赤の割合も黒の次くらいに多い。ザ・グロ注意。

有体に言えば、妖怪退治の話なのだけれども、先述のとおり作画が独特で、人間のモブキャラが、ひょうたんみたいな顔をしていたり、鼻が無かったり、耳が尖っていたり、目が一本線だったり…と、既に妖怪のような風貌なので、もう何が何やら・どいつが妖怪なのか…な感じである。

ある意味、世界観にはマッチしているのかもしれないが、紛らわしいのも事実。
「妖怪とは人の心に棲まう者」…と考えれば、この妖怪然とした人間たちの描写も理解できなくはないが…逆に言えば、ちゃんと「人」の姿をしているキャラクターが各話のキーパーソンの可能性が高いと類推できてしまうので、若干台無しな感じもする。

グロい妖怪ものが好きな方にはお勧めできるが、そうでもない限り、描写に気を取られ過ぎてあまり物語は頭に入ってこないと思う。

ジャズシンガーであるケイコ・リーさんの歌うOP/EDは、時代モノと一見マッチしていないように思えて、逆に大人の雰囲気漂う、ミステリアスかつムードある楽曲なので、これは非常に良いと思った。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

つるりとした白面の男

人間の業、心の闇を怪異に見立てて裁く、必殺仕事人風の怪談ものです。

原作とはかなり内容が違っちゃってますが、別物と考えれば、これはこれでありだと思います。
結構好きなアニメで、自分でもその良さを把握しきれてないのですが、とても雰囲気がよく、この雰囲気作りにはスタッフの美学を感じます。

ホラーや怪談といった、この手の物語とアニメって、すごく相性がいいと思うのです。
アニメというメディアが苦手とする細やかな心理描写というものは、怪談の怖さを演出する上では、そこまで弱点になりませんし、逆に利点である自由な色調や構図などは、ものすごく効果的に生かせるのではないでしょうか。
スタッフは、そのことをよく熟知した演出をしているように思えます。

そのように、とにかく心理描写が少なめで説明も断片的な上にテンポが結構早いので、内容がすごくわかりづらいです。
物語を論理的に把握して、じっくり感情移入するという観方には向かないと思われます。

かなり人を選ぶ作品だとは思いますが、独特の雰囲気がありますし、もう少しメジャーになってもいいような気がします。

しかし、最終話までの3話分は、ひどいです。
無理して山場作ってまとめようとしてるので雰囲気ぶち壊しで残念です。。。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

去年観たのに印象に残っていないホラー作品

ホラーベスト10作るのに、いざレビュー書こうと思ったら、全然内容覚えてなくて困った。。。


悪い事をした人間に対して、3人組みの妖怪?が成敗を下すお話だった気がします。
ほんとにうる覚え。笑
そして、3度の飯より怪奇現象の話が大好きという変わり者の
山岡百介(主人公)が、視聴者視点で話に混ざって絡み合う感じです。


{netabare}この作品は妖怪や幽霊の仕業に見えるけど、人の心の闇が妖怪や幽霊の仕業に見える様になっているだけで
実際は幻影みたいなものです。{/netabare}


一つだけ印象に残っている話を挙げれば、柳の木で全身真っ二つのシーンかな?
話というよりシーンでしたね。笑


オープニング、エンディングなどの楽曲が良いわけでもなく、キャラクターも地味。
仕舞いには物語も地味でうる覚えなので、お勧めしないホラー作品ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
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