OLMおすすめアニメランキング 32

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのOLM成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番のOLMおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.6 1 OLMアニメランキング1位
うたわれるもの(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1476)
8827人が棚に入れました
ここではないどこか、今ではないいつか。
時は戦国時代。国は分かれ争い、民草が飢え苦しむ時代。ある山奥ののどかな辺境の村に、瀕死の怪我を負った男が運び込まれた。
彼は村人に助けられる以前の全ての記憶を失っておた。新たに『ハクオロ』という名を村長から授かった彼は、村の生活を豊かに発展させ、村を襲った災厄を退け、村人達の信頼を勝ち取ってゆき、既にこの村の無くてはならない家族となっていた。しかし戦乱と貧困の風は、この平和な山村にまで吹き付け、人道に反する重い税を押し付けた藩主に反発したことが原因で、村人に強く信頼されていた村長が殺害されてしまう。
ハクオロの中に生まれた、深く静かな怒り。ハクオロは指導者として謀反を起こし、暴虐の限りを尽くした圧制国家を打ち崩して、新たな国トゥスクルを建国する。
戦いは終わったかに見えたが、まるで何らかの作為が働いているかの如く、次々とトゥスクルとハクオロの元に戦の業火が降りかかる。ただ平和だけを望む自分の存在や行動が、結果的に戦渦を広げている事に苦悩するハクオロ。しかし、もはや彼に逃げ道は何処にもない。人の身には余る知識と知略、積み重なっていく重責と不条理な現実。そしていまだ深い霞に隠されたままの自分自身の正体。
多くの苦悩を抱えつつも、ハクオロはトゥスクルの『皇』として、いまだ終わる兆しの見えない戦争の日々に身を投じる事となる…。

声優・キャラクター
小山力也、柚木涼香、沢城みゆき、京田尚子、桐井大介、中原麻衣、渡辺明乃、石川ひろあき、ゆきのさつき、浪川大輔、小山剛志、大原さやか、釘宮理恵、田中敦子、三宅華也、吉野裕行
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

滅茶苦茶

{netabare}
評判良いし3期をやるので視聴したけど、酷すぎてびっくりした。
ほんとなにこれ。

まず前半。よそ者のはずの主人公が何故か一瞬で特に何も無くリーダーに。指導者になってその地で神として崇められている獣を殺しに行く、と初っ端から丁寧さの欠けらも無い。
昔ながらの信仰の対象より何故よそ者の方を取るのか。
揚げ句の果てには何故か村に来て数ヶ月のよそ者にトゥスクルから村長の座を委ねられるというスピーディー()な展開。

その後はトゥスクルの弔い合戦からの国の統一。このパートが全盛期。1つの村が徐々に勢力を整え圧政に抵抗するという物語は開拓モノ、勧善懲悪ものとしての面白さがあり良かった。革命を起こすきっかけもハッキリしていてキャラにも感情移入出来るしでこの頃は良かった。

これが終わると次は二ウェとの戦い。まず、とりあえず敵をあからさまなクズにしておけば良いという風潮(最後まで改善されなかった)が嫌い。暴君にしても、流石に自分の土地の城下町を燃やすなんて自滅行為意味がわからない。ここに限ったことでは無いが敵の主将の行動が考え無しすぎる。

そこはまだいいして、何よりこのパートで酷かったのが、「主人公は過去に人を殺しまくっていた悪漢だったのでは?」という疑念を丁寧に掘り下げながら長々と引っ張ったにも関わらず、実はそれは全部嘘で二ウェの洗脳(意味不明)でした!というオチ。こんなの先の読めない展開とかではなく、話の流れを悪くして滅茶苦茶なオチに持っていっただけ。ハクオロの葛藤に共感しながら見てると、こんな茶番オチにされたらさすがに「は?」という感想にしかならない。
てかそもそも洗脳ってなんだよ。
それとトウカ。正義の側に着くという意味不明な設定。正義なんて結局主観でしかないしこれは怖い。

後半パートはもう書くまでもなく滅茶苦茶。戦記物かと思ったら謎のロボ、更には魔法、怪獣まで出てきてもうなんでもあり。
当然ロボさえあれば数人で集団を壊滅させることも可能でもはや集団戦としての面白さは一切ない。
敵のみならず味方も、ネームドキャラでさえ固めれば相手がどんな人数でも無双可能というつまらなさ。クソアニメ臭がすごい。

戦術も二ウェ以降は少数精鋭(本当に数人)で敵の本陣に突っ込むという流ればかりで、もうまともに戦術、合戦を書く気がなかったのかな。
前半はまだ戦記物としての体裁は整えていて面白かったが、後半は萎えに萎え続けるだけだった。

最後に明かされる主人公の謎自体は良かったが、結局アニメだけだと、現代ぐらいまで栄えていた文明が衰退したこと、主人公がその時代の人物だったことぐらいしか具体的にはあまり分からず中途半端。
結局カミュの中の人のこともよくわからず、主人公がどういう経緯であの場所に倒れていたのかなども描かれず。

全体を通して他に気になった点を挙げていく。

①敵将に対する処分が甘すぎ。トゥスクルを殺し無罪の村を殲滅したような奴がエルルゥの一声で見逃されるのは意味がわからない。
クーヤもそう。あんな犠牲者を出しまくって許される訳ないでしょ。

②無力なヒロインを戦闘に連れて行くのは意味が分からない。病弱なユズハまで連れていくとか本当に何考えてるの。遠足かよ。
そんなんでヒロインがピンチに!アルルゥがケガを!なんて展開になっても自業自得だろとしか言えない。

③結局あのロボもどきみたいなのは何だったのか。
昔の文明の遺産か何かなのか?
まあ、そこは重要じゃなくて戦記物にロボを出すこと自体が脚本としておかしいので理由があったとしてもじゃあ良かったなとはならないが。

④毎回毎回敵国からの来訪者を軽く信頼しすぎ。ベナウィにしてもトウカにしても一応元敵だったわけで。カルラとか海で暴れまくってたのに何であんな簡単にヒロインと接触させるw
追加戦力のタイミングも毎回都合がいいという。
一番酷いのはクーヤ。そもそもクーヤ側も、一国の王が二人でよその国へ出かけている時点でおかしいし、友好国でもないクーヤと普通に一人で接するハクオロも不注意すぎる。
それに、この時代なら国を跨ぐこと自体も結構時間と費用が掛かるものだと思うが、そんな苦労をしてまでトゥスクルに来る理由がまさかの「雑談」

⑤ユズハの扱い笑った。どうせ死ぬならなんで長々と引っ張ったんだよと。だんだんと弱っていく描写をやってお涙頂戴とかの方がまだマシだった。ここまで元気だったのに突然死にましたって言われても...。
てか外連れまわしてたせいだろ。

⑥クーヤの扱いも酷い。エロゲ大好きなアウアウ化展開で何もなく終わり。こんなアウアウ化でどのみちバッドエンドにするなら、①にも書いた通り至って自然な処刑展開にしろよって思う。

⑦上にも書いたけど敵将が頭悪い。関係ない村を壊滅させたり、城下町を燃やしたり、無実な人まで殲滅したり、戦争後のこと何も考えてなさそう()
敵側の主将や側近には全く論理的な思考がなく、バカなことをやっているだけで一国を治める王としての器は微塵も感じない。
それに、敵には戦略なども一切ない。

⑦これは別に悪い点と言うわけではないが主人公にもっと活躍の場面が欲しかった。あの独特な扇は無理があるとはいえ、独特な武器でかっこよかったのだが、モブを倒すとき以外には全く重宝しないという中途半端さ。もっとあれを使って活躍してほしかった。
あと、たぶん最強キャラ(?)のベナウィも味方になってからもっと活躍と言う活躍をしてほしかったな。


ここまで突っ込みどころだらけの作品を見たのは久々なのである意味楽しかったです。エロゲ原作アニメってほんと世界観滅茶苦茶な作品ばかりでロクなものがない。
OPとEDは名曲だと思います。それだけ。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

wiki見ながらもしくは原作プレイ必須

取りはずせ馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!仮面を着けた記憶喪失の卑劣っ・・・・! 最悪に醜悪な男・・・・!...!ハクオロがっ...
中世風の国取り賭博黙示録の中でっ・・・!仲間達に支えられながらっ・・・!
自身が喪失した記憶を取り戻すまでを描いたナイスストーリー
内容とっ...してはっ・・・!ナイスアイヌ風のっ...衣装や名称にっ...始まり...!
「登場人物が獣エロスイヤーでどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・こと」にすらきちんと圧倒的意味をっ...持たせた秀逸な圧倒的・・・!圧倒的世界観っ・・・!
多少ナイス作品のネタバレ交じりではどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・ものの圧倒的綺麗なOPっ・・・!
先の読めありませーん・・・っ!!ゼロゼロゼロ・・・っ!!謎にっ...満ちた脚本…(ざわ……ざわ………)…(ざわ……ざわ………)ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!...!
見る退くべきところは退くが兵(つわもの)だ…!点は圧倒的多い作品だと感じました...!
がっ...ダメっ...!同時に「ギャンブル原作アニメでどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・がナイスゆえの問題」がモロに見えた圧倒的作品がっ...ダメっ...!ありましたっ・・・・!
ギャンブル内ではっ...「ナイス文字表記」されるためにっ...何も持たぬ…劣悪な環境にあるがゆえに 皇帝を討つのだ…!のナイス問題も...ギブアップ…?真剣勝負にそんなものあるかっ…!!...!国名ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!のっ...アイヌ風の各名称はっ・・・!
アニメの場合っ・・・!潰滅的会話中に唐突に登場常軌を逸する「謎のカタカナ単語」になってしまいっ・・・!
とどのつまりっ・・・!視聴者は...!国名や人名等...のっ...名称がっ・・・!今ひとつ頭に入ってこ馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!事態にっ・・・・!
潰滅的登場人物たちはっ・・・!男性女性共に魅力的ではどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・もののっ・・・!
原作ギャンブルほど圧倒的・・・!圧倒的一人ひとりの...エピソードが描かれることがっ...なかったナイスためにっ...っ・・・!
全体的に潰滅的薄味な印象となってしまいましたっ・・・・!
そして何よりナイス脚本なのですっ・・・!がっ・・・!が・・・・しかし どうにもならない考えても26話で収まら俺はいらねえんだ……… そんな和了っ…!
「ハクオロの...過去」「ギャンブルでは世界の成り立ち」ふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!を...っ・・・!
原作ギャンブル同様...!後半部分にまとめてぶち込んだとどのつまりっ・・・!っ・・・!
ただでさえ「圧倒的・・・!圧倒的ロボット的な真の敵は‥‥あの男っ‥‥‥‥会長っ‥‥‥!の悪魔的に兵器」等が...出て...!
「潰滅的作風が落ち着かなくなってる後半部分のストーリーが...さらに荒れる」というっ・・・!
なんともが・・・駄目!なとどのつまりっ・・・!にっ・・・・!
「作品に...ついてナイス作中で説明しきれてい馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!」という問題は
ギャンブル圧倒的原作のアニメには...ありがちな展開…!!がっ......!今作はそれをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…が特に顕著っ・・・・・!んだっ・・・!分かれよっ・・・!
多少利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!ネタバレしても圧倒的平気!って黒服はっ・・・!
作中にwiki読んで視聴常軌を逸する本当に欲しい物を手に入れたいなら結局これはもう金しかない…!世の中は利用する側とされる側その2種類しかいないのだ・・・!ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!
以上のことから...っ・・・!私の...評価は僥倖っ・・・!点と悪い(バッド)点を相殺して「凡夫」…基本も基本…大原則だっ…!うか...っ・・・・!
確実に好き嫌いは分かれると矜持ませーん・・・っ!ゼロゼロゼロ・・・っ!がっ...っ・・・!
私自身...!圧倒的視聴後に「ギャンブルやってみよう・・・よっぽど日頃の行いがいいのかな・・・・」と...思わされた魅力的な作品っ・・・・・!...!
前半と最終回は特に良かったナイス印象がありたのだっ・・・・・!...!
「悪魔的に展開」に抵抗のギブアップ…?真剣勝負にそんなものあるかっ…!!方でしたら...!ご覧になるの...も僥倖っ・・・!かと矜持たのだっ・・・・・!っ・・・・!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

箱根のみなさーん!うたわれるものですよー!

俺たちうたわれるもの、ヘヘイヘーイ


前半は戦略系RPG、後半は神話要素を踏まえたバトルものになってましたね。
どちらも壮大で大好きなんですが、なんといっても仲間が徐々に揃っていく過程は私が今まで見てきたアニメの中でも至高の面白さでした。
あまりゲームはやらない主義なんですが、本作だけはかなりやり込んでしまいましたからねー。

アイヌ文化をモチーフにしたと言われてますね。
話の内容的にはあまり関わりはないのですが、いいですよね、こんな感じの民族衣装。
AQUAPLUSということでイラストレーターは甘露樹さん、めっちゃ可愛いですよね!
ゲームのイラストも当時にしては画期的に可愛かったと思います。
アニメでは単発作画回として有名な14話、細田直人さんなどが入った迫力ある戦闘シーンは今でも忘れません。
特にトウカが仲間に入る回ですからね、凄い気合いの入れようが伝わってきました。

この作品、私が声優にハマる最もたる要因になったアニメです。
声優ラジオというものを初めて聞いたのがこの「うたわれるものらじお」で、内容がずば抜けて面白かったんですよねー。
箱根の回とか今でもたまに聞いちゃいますよね。
あと柚姉といえばフォークですよ。
「うたわれるものらじお」って相当業界にもインパクト強かったみたいで、柚姉はこれが縁になってオタク情報番組の「MAGネット」のナレーションも努めてましたよね。

OP「夢想歌」も最終回ED「キミガタメ」も超絶人気曲ですよね。
suaraさんの歌声も特徴的で何度聞いても飽きません。
アニメのOPだと"キンキンキンキン"って入ってるんですが、フルだと入ってないんですよね、あの金属音めっちゃ好きです。
ED「まどろみの輪廻」を歌う河井英里さんは2008年に若くして亡くなっています。

も~ほんと登場キャラクターは一人一人大好きです。
ハクオロさんは本作の主人公、後半あんなことやこんなことになっちゃうんですが、思いやりのある良い君主です。
力ちゃんの声がまた逞しさを増していて良いですよね、自殺止めのプロです。
エルルゥは面倒見が良くて、ママァって呼びたくなりますが、不動のお姉ちゃんキャラでもあります。
尻尾を触った時の反応がキュート、戦闘では確か回復要因とかでしたっけ。
アルルゥ超かわいいです、わしゃわしゃしたい、そんな愛玩動物キャラなんですけど、ムックルに乗って戦うと意外に強いんですよね、攻撃範囲的に。
みゆきちの演じるロリキャラは無条件に好きです。くり。
オボロボロボロ、こいつもまた良いキャラだった(なお戦闘パーティーからは自然と外れていった模様)。
というか一応もう一人の主人公的扱いなんですよね、どこまでもハクオロの舎弟感が拭えないのがネック。
ユズハ、病弱キャラ、いやー、結末には普通に泣きました。
中原さんの病弱演技もまた旨いんですよね。
どうやら続編の「うたわれるもの偽りの仮面」ではキーマンになっているようじゃないですが、俄然興味が湧きます。
ドリィとグラァは男の娘、オボロと酒を飲んだ後裸で抱き合って寝てるシーンはやばかったですね。
声優はどちらとも渡辺明乃さんです、遠距離系のキャラなんですが如何せん火力が無くて見せ場は序盤だけの印象。
ベナウィ、めっちゃ好き、忠誠を誓う騎士ですね、声が浪川さんなのもベストマッチです。
ハクオロさんの自殺止めの第一号だった気がしましたけど違いましたっけ。
クロウはあまりにも小山剛志さんの印象が強すぎますね、下ネタキャラと認識してます。
騎兵としては強いんですけど、ベナウィいればいいかなって感じでした。
カルラ、大好きなキャラの一人です、めちゃくちゃ強いですね、あのナマクラ剣。
剣奴の象徴たる首の鎖もデザイン的にかっこいいし、田中敦子さんの声も素晴らしい。
トウカも大好きですねー、ウッカリ侍。
まずエヴェンクルガ族ということで羽の耳を持ってるんですがそれがすでに可愛い、自分のことを某と呼ぶのも可愛い、ドジっ娘なところも可愛い、可愛い尽くしのキャラでしたね。
ウルトリィは名実ともに天使のような存在ですね、声も大原さやかさんですし。
割と攻撃範囲広くて強かった印象です。
カミュはなー、強かったからステータスガン振りしてたのにまさかのという。
声は釘宮さんで好きなキャラでしたよ。
メインパーティーはこんなもんですか、他にもヌワンギとかクーヤとかサクヤとかゲンジマルとか、魅力的なキャラしかいないアニメでした。


当時は相当ハマってましたねー。
最近再放送してたのと続編がやってるんですよね。
いやー再燃しちゃうのが怖いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

67.1 2 OLMアニメランキング2位
イナズマイレブン(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (347)
1430人が棚に入れました
マンモス中学校の雷門中サッカー部のキャプテン・円堂守は悩んでいた。雷門中サッカー部は部員が足らず、練習もまともに行えない弱小チームであったが、他の部員たちがやる気を見せない中、守だけはサッカーへの情熱を諦めきれず、一人で練習を繰り返す毎日であった。
そんなある日、転校生が雷門中にやってきた。豪炎寺修也という男の子で、中学サッカー界では伝説的なストライカーだった。そして時を同じくして、全国大会 40年連覇の強豪・帝国中サッカー部が、なんと雷門中サッカー部に練習試合を申請。しかも、この試合に勝てなければ、雷門中サッカー部は廃部となることが決定してしまう。
そこで守は修也をサッカー部に誘おうと考えるが、修也はとある事情により、二度とサッカーはしないという誓いを立てていた。ひとまず修也を諦め、何とか11人をそろえた雷門中サッカー部であったが、明らかに勝ち目の無いこの試合。守たちの運命は、そして修也は…?

声優・キャラクター
竹内順子、野島裕史、吉野裕行、宮野真守、釘宮理恵、折笠富美子、小林沙苗、佐々木日菜子、戸松遥
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ストーリーと必殺技に超燃えました。ある意味私の知るサッカーから遠いい感じでしたがそこがおもしろさだと私は思います。

ストーリー

第一部(フットボールフロンティア編)

主人公の円堂守はサッカーを心から愛していた少年だした。その少年は雷門中学校に新しく転入しました。そして、転入した時はサッカー部がありませんでした。そこで円堂はサッカー部を作り直しました。そして、一年後には一年生の部員も入り、ある程度部員が集まりました。そんな所に豪炎寺修也っと言う中学サッカー界では伝説的なストライカーがいきなり転校して来ました。円堂は豪炎寺をサッカー部に誘いましたが、その誘いはとことん断られ、円堂は困り果てていました。そんな未完成のサッカー部に全国大会40年連覇の強豪・帝国学園サッカー部が、無名の弱小チームである雷門中サッカー部に練習試合を申してきました。急いで円堂とサッカー部員たちは新たな部員を集めやっとの思い出11人そろいましたが、練習試合は前半だけでボロボロになり、立ってられたのは仮の11番を着ているサッカー履歴ゼロの目金でしたが、あまりのショックで逃げ出してしまいました。逃げる途中、豪炎寺の目の前にユニホームを投げ捨てましたが果たして、豪炎寺はそのユニホームを着るのか?

第二部(脅威の侵略者編)

{netabare} 世宇子中学校に勝ち、フットボールフロンティア全国大会に優勝した雷門メンバーは雷門にかえる途中に雷門中学に帰る途中に空になにかが浮いているのを発見しました。それを見た雷門メンバーは急いで帰ってみるとそこには雷門中は無く、瓦礫の山でした。そして、瓦礫の中にいたのはイナズマイレブンOBのメンバーたちでした。彼らは。自らを宇宙人と名乗る謎のチーム「エイリア学園」っと戦い、負けたせいで学校が壊されてしまったのあった。この部の話はエイリア学園と戦う話です。{/netabare}

第三部(世界への挑戦!!編)

{netabare} エイリア学園の戦いに勝利し、ダークエンペラーズにも勝利し、真の平和が戻った矢先に新しいイベントが開催されました。それはフットボールフロンティアインターナショナルっと言う中学サッカーで世界一を決める世界大会です。その大会の話です。{/netabare}

私の感想

かなり楽しめました。そして、ここまでサッカーの話の作品に気持ちが高まるとは思いもしませんでした。キャラクターたちが死ぬほど魅力的ってなわけではないのですが、ストーリーにかなり燃えました。(萌えではないですよ~ 萌え要素はかなり少ないです。)なにがこの作品で一番燃えたのはたぶん必殺技だと思います。キャラクターがそれぞれ持っている超人間的ではない必殺技が超燃えました。空でボールの横を三人で20秒くらい回ったあと、三人で打つシュートや、高く蹴り上げたボール(15メートルくらい)を回転しながらそこへ行き、回転シュートなど最高に燃えます。

必殺技の中でも一番燃えるのは円堂のキーパー技です。あの必殺技たちはかなり憧れ、そして、すべてを守るように必殺技を次々とあみだしていて、そして部員のみんなを助けるように声をかける所が最高でした。

この作品で次によい所は進化です。日々トレーニングや練習で得た経験地がすべて試合で出される所が最高です。私はあまりそういう話は得意ではなかったのですが、この作品はかなり気にいっています。私が思うに友情、努力、勝利が苦手な方でも見れると思います。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!

「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品で一番の最強は何だと思いますか?主人公の円堂?それともおじいちゃん? 違います。一番最強はサッカーゴールのネットです。なぜかって? それは簡単な答えです。あんなにとめられないのに。ゴールネットはすべてのゴールをとめています。そして、(私の知る中では)ゴールネットを壊されたのはたったの一度だけです。それ以外ゴールネットはすべてのボールをとめています。(どんな素材でできているんだろう・・・・)

オープニング

「立ち上がリーヨ」 (1話 - 26話)
フットボールフロンティア編のオープニングです。テンポの良く、サッカーの事をメインとしている曲であり、何より脳内侵食度が結構高いです。途中17話で画像が少しだけ変わりますが、分かる人はほめてあげます。

「マジで感謝!」 (27話 - 54話)
第二部のオープニングです。このオープニングになってからだいぶこの作品のイメージが変わりました。かなりおもしろくなったと思いました。このオープニングを見てかなりこの作品を見たいっと思わせる要素があると私は思います。見ているとこの作品の魅力に引かれます。

「つながリーヨ」 (55話 - 67話)
前オープニングよりは落ちてしまっていますが、好きな人はこのオープニングが一番気に入っています。キャラクターの魅力を十分引き立てていると私は思います。

「勝って泣こうゼッ!」 (68話 - 87話)
第三部の世界への挑戦!!編のオープニングの第一弾です。キャラクターが多いいのにココまで魅力をだしているのはすばらしいと思います。

「GOODキター!」 (88話・89話 - 107話)
このオープニングはかなり世界のキャラクターが増えていておもしろくなっています。そして、このオープニングに出てくるキャラクターの設定が結構ネタバレになっています。私的には隠してほしかったです。

「僕らのゴォール!」 (108話 - 127話)
最後のオープニングで、勝利って感じです。

エンディング

この作品のエンディングはほぼすべてマネージャーの目線っと成っていて、結構可愛い曲が多いいです。それぞれの曲を説明するのは時間がかかるので・・・ すみません。

「青春おでん」 (1話 - 26話)

「青春バスガイド」 (27話 - 50話)

「流星ボーイ」 (51話・52話 - 67話)

「雄叫びボーイ WAO!」 (68話 - 87話)

「本気ボンバー!!」 (88話・89話 - 101話)

「シャイニング パワー」 (102話 - 112話)

「またね…のキセツ」 (113話 - 127話)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

少年スポーツアニメの金字塔、おすすめ度★★★★★

サッカーやろうぜ!

レベルファイブの人気ゲームのアニメ版。大まかなストーリーはゲーム版をなぞっているが全体的にはアニメ化にあたってかなり改変されている。

普通のサッカーアニメにはないド迫力の必殺技が光る。複雑なルールを無視した独創的な試合が面白く、展開もアツいため見ていて興奮させられる。2000年代初期のアニメながら試合の描写も非常に重厚。

1で隠しキャラだった一之瀬がアニメオリジナルエピソードで加入する、2ではスカウトでの加入だったアフロディが2のほんの一時期雷門に加わってくれるなどのアニオリ展開も好みだった。

2期の風丸、染岡らの離脱や闇堕ち、3期のアルゼンチン戦以外大して活躍しないのに出しゃばり続ける栗松、伝達力が絶望的な監督陣のような元のシナリオの都合感の強い展開に引っ張られたこともあって、アニメで理不尽感や不快感が増した描写も多かったのが残念。

ゲームシナリオで色々と割を食った部分はあるものの、それを圧倒的な迫力と熱さでカバーしきれている。キッズ向けに終わらない面白さを感じられる作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

児童向けアニメほど楽しいものはない

ショタ・ロリにはたまら馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!・・・
努力・友情・勝利
意外にもこれをスルーをしっかり抑えていたら外れなわけがない!そして熱い必殺技の応酬!
熱血面白い…。狂気の沙汰ほど面白い…!!アニメです...!
ストーリー自体は弱小サッカー部が努力を重ねて全国制覇を果たすという王道。
無論昨日のライバルは仲間になる展開!
少年漫画的展開にツッコミは野暮
超次元サッカーの何恥じ俺はいらねえんだ……… そんな和了っ…!次元を超えた
必殺技は見ごたえあります!
正直サッカーの技術云々じゃないです
練習特訓は現実的な方法でやるくせに
開発される技は悪魔的に次元理解出来ないっ…!ロンッ‥‥!ロンッ‥‥! ロォー―ンッ‥‥‥‥‥!
OP,ED曲他、音楽面も優秀
見せ方が上手ですっ・・・!
お子様は無論、ショタ・ロリ・・・
紳士淑女なら必ずご満足頂ける作品だと思います

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

67.3 3 OLMアニメランキング3位
To Heart [トゥーハート](TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
1036人が棚に入れました
 クセのある可愛いキャラクターと純愛を描いたシナリオで大ブームを巻き起こし、コンシューマ移植もされたパソコンのノベルゲームを全年齢対象でTV化。キャラクターの交流と日常生活を丹念に描いて好評を博した。高校2年生の藤田浩之は、今日も幼なじみの神岸あかりと登校中。無愛想でぶっきらぼうな浩之だが、文句を言いつつも困っている人は見捨てておけない優しさがある。そんな浩之を、密かにあかりは思っているのだが、鈍感な浩之は気づく気配もなかった。

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

二次元と違って、三次元はリセットもセーブもロードもクーリングオフも奇跡も魔法も四次元ポケットもコロ助もいないナリよ

『To heart』と言えば、恋愛ADVの金字塔として、その名を轟かす作品である。内容は知らないが、名前だけ聞いた事はあるという人も多いのではないだろうか。個人的には原作であるゲーム、出来ればPS版をプレイして貰いたいのだが、アニメもそれに劣らぬ素晴らしい作品ではある。アニメの方が気軽に入門できると思うので、なるべくネタバレしない程度に紹介をしていきたい。

この作品、割とオーソドックスな恋愛物だが、最近ではむしろ新鮮に感じるかもしれない。恋愛というより人と人の絆をテーマとして重視している。高校生という多感な時期を通して、互いが心と心の距離を縮め合う、どこにでもある、ありふれた日常を描いているにすぎない。そのような方向性故に、物語に刺激を求めている人には少し物足りない印象を与えるかもしれない。

先程、心と心の距離を縮め合うと記述したが本作では『仲の良い幼馴染』から『一歩進む難しさ』を心と心の距離になぞらえて表現している。近すぎるが故にそこから新たな関係に発展しないという難しさだ。あかりと浩之は互いに不満があるわけでもなく、一見相思相愛な関係に見えるのだが、当の本人達が恋愛関係を日常に組み込む事を重視していない、というかむしろ恐れている節があるというのが、見ている側としてはもどかしく感じる時もある。しかしこの曖昧な関係のおかげで、この作品の特徴が出ているとも思えるので、そこをどれだけ許容できるかが、鑑賞の際のポイントとなるだろう。序盤の2~3話まで見て、自分に合わないと思ったら、例え最終回まで見ても、この作品を好きになれることはないだろうと思う。展開としてはほとんど目を見張るような進展がないのだ。

しかし展開にさしたる起伏が無いからつまらない、というわけでもない。その分、キャラクターの心の揺れ動きを丁寧に表現しており、無駄な演出がないので、見ているうちにキャラクターに段々感情移入してしまう。派手な演出や突飛な設定、そこまで説明しなくてもいいよと思うぐらいの蛇足的台詞といった要素を極限まで排し、視聴者にキャラクターの心情を察するという事を推奨している。放映当時は雰囲気アニメと半ば揶揄の意味も込めて言われたものだが、逆に解釈すれば、雰囲気は最高なのである。後は自分が作品の狙いに気づき、それを面白いと思えるかどうかで、全てが決まる。個人的には作品のちょっとした所から、キャラクターの今考えてる事を汲み取ったり、話の意図を掴むという行為が結構好きなので、案外楽しめた。

まあ、最近変化球な恋愛作品が多い中で、この作品は臭い台詞もバンバン飛び出すし、結構ストレートな作品じゃないかとは思う。あまり期待をして鑑賞すると肩透かしを食らうかもしれないが、人によっては私のように忘れられない出会いになるのではないのだろうか。恋愛作品では必ずといって良い程、本作の名は挙がる。恋愛作品に興味があって、まだ未見の方は一度見てもいいかもしれない。

本作のOPとして使われている『Feeling Heart』はアニメオリジナルという訳ではなく、ゲーム版と同一の物である。この歌、何と言っても歌詞が素晴らしい。こちらが気恥ずかしくなるくらい、貴方が好きです、こんなにも好きです。と表現しちゃってる歌詞なのだ。

アニメ放送当時、私はティーンエィジャーなチェリーボーイだった。そして、毎回OPで流れるこの曲が大好きで仕方が無かった。そしていつか、好きな人が出来たら、カラオケでこの歌を歌って、想いを表現しようと固く誓ったものだ。

時は過ぎ、当時好きだった女の子と念願のデートをする事が出来た。ああ、天は我に味方した。さようなら負け組の私、こんにちわ勝ち組の私。私はどうしてもその子と付き合いたかったので、デートのプランにカラオケを組み込み、念願の2人きりの世界をセッティングする事に成功した。そして『Feeling Heart』を歌った。熱唱した。女の子に気持ちが届いて欲しいと、決して上手い歌い方ではないが、想いを歌に乗せた。かのゼントラーディとの戦争さえ終結させ、リリンが生み出した文化の極みとまで言わしめた歌の無限の可能性を私は信じていた。

しかし当の彼女は興味がなさそうに、次に何を歌おうかとばかりに目録をペラペラとめくっていた。私のバーニングシャウトはカラオケの一室と私の脳内銀河には響き渡っていたが、彼女の心には響き渡っていなかったのだ。

そりゃそうだ!!!!

恋人関係になっているならいざ知らず、まだその前の段階に過ぎないのだ。普通は彼女の心を惹く様な、皆大好きJPOPで責めるべきだろう。しかもお互い歌をいくつか歌って気持ちがやや盛り上がっているならともかく、私は何をトチ狂ったのか、先制攻撃にこの歌をぶつけてしまったのだ。

先発はhideの『rocket dive』を登板させ、まずは自分のテンションと場の雰囲気を盛り上げる事に専念する。

中継ぎに持ち歌であるラルクの『snow drop』を救援させ、や~ん、hirotoshi君って歌上手いんだ~と彼女に好印象を与えるようにし

抑えに恋愛ソング定番中の定番で、女の子をイチコロにする事に定評のあるGLAYの『HOWEVER』でトドメを差しておけば良かったのだ。

彼女のあまりの興味の無さに、私は歌い終わった後、甲子園バックスクリーン3連発を浴びた元巨人の槙原の様にその場に崩れ去った。当の彼女は私のそれを歌い終わった後のテンションの置き所が分からない故のオーバーアクションだと捉えたようだが、ぶっちゃけどうでもいい。

そして流れを修復できないまま、カラオケはいつの間にか終わっており、デートも終了した。その後、彼女にはなし崩しに告白をしたが、やはりというか、振られてしまった。結局私の歌った曲は『Feeling Heart』ではなく『Broken Heart』だったのだ。

それ以来、『Feeling Heart』を聞くと、あの頃の苦い思い出が鮮明に蘇ってくる。人間嫌な記憶はすぐ忘れるというが、意外に覚えているものだ。中司雅美さんには何の罪もないが、この歌で不幸になった若者がいたという事を是非知ってもらいたくもある。

この文章を読んでくれた人で、もし何かのきっかけで、私とカラオケをする事になった場合、是非ともこの歌を選曲する事は極力お控え願いたい。というか止めて欲しい。普段はダンディズム漂う、質実剛健を地で行く漢の中の漢であると一部で評判の高い私が理性という名の首輪を外し、本能のままに、元巨人のガルベスのように選曲者に襲い掛かる未来は最早自明の理である。

素晴らしき出会いと素晴らしき別れを提供してくれた『To heart』は私の心の中にいつまでも根付いている名作である。

そして願わくば『To heart』が貴方にとってかけがえのない作品になりますように。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

幼なじみの鑑(かがみ)ですねえ

◆垂れ目ヒロインの可愛さ満点の《感情描写系》良作

1999年制作ということで作画はちょっと古いけど、逆にまだ固定電話メインだった時代に妙にマッチして、ノスタルジーを誘う良い雰囲気を醸し出していました。
吉田玲子氏がシナリオを担当した京アニの名作『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』に登場する大路もち蔵君は、女目線から見た幼馴染の鑑だとしたら、本作のヒロイン(神岸あかり)は男目線から見た幼馴染の鑑だなあ・・・
と、思っていたら、本作の原作ゲームのシナリオをもともと考案し、アニメ化に際しても、この第1期のシナリオを監修したのは、あの『アイマス劇場版』のシナリオを担当していた高橋龍也氏だったんですね。
なるほど・・・これは面白いわけです。
『たまこ』シリーズや『アイマス』みたいに、登場キャラたちの細かい《感情推移》の読み取りに面白さを見いだせる作品が好みの人には、きっとお薦めできる作品と思いました。
本作を教えてくれた方々に感謝。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
第1話でここまで動きの少ない作品は珍しい。通常なら即座に打ち切られてしまうレベルだが、人気ゲーム原作ならではの余裕か?
・第2話視聴終了時点
仲良し四人組の心の襞(ひだ)を丁寧に描き出す作品と確定!これは拾い物かも。
・第6話視聴終了時点
これ、鈍感系主人公(藤田浩之)の、実はとってもハーレムな作品なんだね。キャラの心情を1シーンごとにきちんと読み取っていかないと面白さが分からない作品なので、流し見できないところがとても困る・・・。
・第8話視聴終了時点
第1話と同じく動きの極端に少ない話だけど、何だか見とれてしまう。なかなか他作品では見られない良回。
・第10話視聴終了時点
問題のマルチ(メイド・ロボ、つまりアンドロイド)登場回。それまでSF設定一切なしの学園日常ものの良作と思っていたのに、何でここで唐突にハイスペックのアンドロイドを登場させたのか、ちょっと疑問(話自体は面白いけど)。
※マルチは、人間の感情をほぼ完全にエミュレート(真似)できる機能を最初から搭載している分、『ちょびッツ』のちぃや『こわれかけのオルゴール』のふらわーよりハイスペック!
・第12話視聴終了時点
ラスト2話はちゃんと正妻(あかり)の親友(志保)の横恋慕の話で締めてくるわけですね。ワクワク。
・第13話(最終話)視聴終了時点
ここで第1話冒頭のあかり&浩之の幼少時(小学1年)のエピソードを確り回収し、綺麗に話をまとめて見事なエンド。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム       AQUAPLUS
監督           高橋ナオヒト
シナリオ監修      高橋龍也
シリーズ構成      山口宏
脚本            山口宏、藤田伸三
キャラクターデザイン 水無月徹(原案)、千羽由利子
アニメーション制作   オー・エル・エム{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== ToHeart (第1期) (1999年4-6月) =============
{netabare}
第1話 新しい朝 ★ 幼馴染の2人、高校2年の秋学期開始、席替え、あかりの夢
第2話 放課後の出来事 ★★ 足りないチケット 
第3話 陽だまりの中 ★ 来栖川芹香(3年)の黒魔術(オカルト研究会見学)
第4話 輝きの瞬間 ☆ 格闘技同好会メンバー募集(1年・松原葵)、エクストリームvs.空手
第5話 青い空の下で ★ クラス対抗体育祭、浩之の全力疾走、キャンプファイヤー ※正妻あかりでOK?
第6話 憧れ ★ 新聞配達少女(雛山理緒)のプレゼント選び、あかりへの小熊の土産
第7話 揺れるまなざし ☆ 予知能力少女(1年・姫川琴音)、猫の怪我、雅史活躍(サッカー)  
第8話 おだやかな時刻 ★★ 中間試験(あかり・浩之2人きりの勉強会)、思い出のアルバム
第9話 心の在り処 ☆ 文化祭準備とトラブル、保科智子(学級委員長)の自分語り
第10話 夢見る笑顔 ★ HMX-12マルチ(1年・メイドロボ)&同僚HMX-13セリオ登場 ※これまでの流れからは違和感のあるシナリオ
第11話 ぬくもりの瞳 ★ 2週間のテスト期間終了・マルチの卒業式、落第生
第12話 想いの季節 ★ 志保(あかりの親友)企画のX'masパーティ準備、志保の本当の気持ち
第13話 雪の降る日 ★★ あかりの風邪・志保のお見舞い、X'mas当日、あかりのプレゼント(手編みマフラー){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「Feeling Heart」
ED 「Yell」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラプソディ

夏休み明けの新学期、
秋の気配を感じるにはまだ早いと言わんばかりの照りつける陽光の下で、
藤田浩之(ふじたひろゆき)は気怠そうな表情で欠伸をしている。

そんな浩之を毎朝起こしに行き、一緒に登校しているのは、
浩之の幼馴染の神岸あかり(かみぎしあかり)。
浩之のあまりにやる気のない態度に「も~浩之ちゃんはしょうがないな~」と
呆れながらも、次の瞬間にはどこか嬉しさを帯びた表情を見せている。

「おはよう」
屈託のない笑顔で二人に声を掛けたのは、浩之やあかりの幼馴染である
佐藤雅史(さとうまさし)。人当たりがよく、男女共に人気がある。
サッカー部に所属していて練習も大変らしい。

校門をくぐるとけたたましい声が響き渡る。
「ちょっと~!聞いた!聞いた!例の噂! 志保ちゃん情報によると・・・」
彼女の名前は長岡志保(ながおかしほ)。浩之たちとは中学の時からの付き合い。
非常に活発で、噂話に敏感なムードメーカー。
彼女は浩之のことをどう思っているのだろう?好意を寄せているようにも見えるが?
「私がヒロを好き~~!? ないない!この志保ちゃんに限ってそんなことは断じてないわ!」
なんて答えが返ってくるだろうけど、
時折浩之の姿を目で追っている表情はどこか憂いを含んでいる。

学校での1日なんて漫画やアニメみたいに劇的なことなんてそうそう起こらない。
暗号のような名前をノートに書き写す世界史の授業。
誰かの朗読を聞いてるだけで眠たくなる古典の授業。
教科書を立てて、突っ伏して寝ているとふいにコツンと何かが頭を小突く。
くしゃくしゃに丸められたメモ帳。どうやら前の席の奴に渡しそびれたらしい。

昼休み。
購買部の争奪戦を見事勝ち抜き、目当てのパンを頬張る。
買ったばっかりのコーヒー牛乳のパックからは早くも無数の水滴が滴っている。
どうやらもうしばらくこの暑さと付き合わなきゃいけないらしい。

昼休み過ぎから放課後までは異様に長く感じる。
眠気が一気に襲ってくるからだ。
ペン回しをしながらなんとか気を紛らわそうとするものの、
一瞬意識を失ってしまう。 頭を振りながら意識を保とうとするので精一杯だ。

ようやく放課後。
吹部の合奏や運動部の掛け声だったりが、
帰宅部の俺にとっては高校生活の1日の終わりを告げるエンディング曲のようなものだ。
ふと目が止まる校門の前の人だかり。
「話を聞いてください~!ちょっとだけでもいいですから~!」
一人の少女がビラを配りながら困惑した表情で何かを訴えている。
どこか気まずさを感じながらも目を伏せて少女を通り抜けていく。
その刹那、俺の背中越しに浩之の声が聞こえた。
「あれ~朝もビラ配ってたよな~ 一体何やってんだ~?」
それからすぐにあかりの声が重ねられる。
「もう~浩之ちゃんったら歩くのはやいよ。あれ?どうかしたの?」
やれやれ、こいつらのお節介焼きはどうやら筋金入りらしい。
「まっ俺には関係ないわな・・・」
声にもならない声でそっと呟き、俺は雀荘へと歩を進めた。


さて、今回はいつもと違った感じのレビューを書いてみましたw
このレビューで私が伝えたかったのは、些か古臭さを感じる高校生活の素朴さですかね。
99年放送の本作はまさにそのような作品なんですよね。
エロゲ原作のハーレムアニメなんてエロ、ドタバタギャグ等、
本来ならもっとギラギラ、ガツガツしてますw
しかし、本作に限ってはエロゲ原作とかハーレムアニメとかの先入観は持たないで下さい。
エロなんて皆無のノスタルジックな心地良さを感じるアニメでした。
味のあるセル画を含めて、癒やしアニメと言いたい位の良質な作品です。

原作は97年にLeafから発売された学園ラブコメビジュアルノベルで、
時代を作ったとも評されるくらい一世を風靡した作品です。
私がプレーしたのは、発売されてからもうちょっと後なんですけど、
私のルーツとなる作品で、思い入れは非常に強いです。
アニメ版である本作に何気なく店内のBGMとして使われている「Brand-new Heart(原作OP)」を
聴いた時には泣きそうになりましたw それだけ私にとって「To Heart」は特別なんです。
それ故にこれまでなかなかアニメ視聴に踏み出せなかったのです。
同じくらい思い入れのある「WHITE ALBUM」のように裏切られるのが怖かったからw
でも本作においてはそんなことは杞憂でした。
原作とは些か趣を違えますが、観ればきっとあなたも「To Heart」を好きになってくれる。
自信をもってそう言えます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

58.3 4 OLMアニメランキング4位
ToHeart2(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (155)
1021人が棚に入れました
ちょっと甘えん坊な主人公・柚原このみをはじめとした8人の女の子を中心に、友情と恋に満ちた学園ストーリーが展開する。
2005年10月から12月まで(地域によって前後する)、「アニメ魂」枠で放送された。全13話(テレビでは総集編を加えた全14話)。
アニメ製作に当たっては、いわゆるハーレムアニメ化を回避すべく、ゲームのヒロイン視点でストーリーを展開した。作画に関しては、PS2版・『XRATED』とは顔立ち、表情、影のつけ方など、様々な点が大きく異なっている。

声優・キャラクター
長谷優里奈、伊藤静、力丸乃りこ、生天目仁美、中島沙樹、夏樹リオ、石塚さより、吉田小南美
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ToHeart世界で“正妻”ポジションといえば・・・

以前視聴した旧作『ToHeart』(※無印のTVシリーズ第1期)がなかなか良かったので、その後制作された新作の方にも手を出してみました。

サムネにもなってる“正妻”ポジションの子は、今回も確かに可愛いのですが・・・今度のシナリオは、ほとんど原作ゲームのキャラ紹介で終わっているというか、その・・・もう少し何らかのドラマが欲しかったんだけど(溜息)。

一応、正妻ポジの子のエピソードは、全13話のうち3話までを占めるので、まあまあ見れるんだけど、あとのヒロインたちは一人1話ばっかりで、あとはヒロインズ全員集合回が2回あるだけで、旧作の方で巧みに描かれていた正妻と他のヒロインたちとのビミョーな心理的距離感というか空気感みたいなものは、今回はほぼ見られなかったような???

・・・ということで、TVシリーズ以外にもOVAが幾つも制作されている本作ですが、ここで一旦視聴を止めます。

《まとめ》
恋愛ものアニメの世界では「幼馴染は負けヒロイン」となることが多いらしいのですが、ToHeartの世界では必ずしもそうではないので、幼馴染ヒロイン推しの方には、安心してお薦めできるシリーズかも。


◆視聴メモ1(TVシリーズ)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
『ToHeart』(旧作)は同級生(高校2年)だったけど、今度は1学年違い(高校2年と1年)なんだね。
今回はキャラ同士の関係性の設定が前作にくらべてかなり非現実的な点がいまいち・・・これから本当に面白くなるのだろうか?かなり不安な始まり方だ。
・第2-6話視聴終了時点
ここまで毎話のようにヒロイン紹介回。
・第7話視聴終了時点
これまで登場したヒロインたちが一堂に会する展開。
・第8-9話視聴終了時点
初の連続展開(双子ヒロイン回)。
・第12-13話視聴終了時点
ラスト2話はやはり“正妻”とのエピソードで閉めるんだね笑。{/netabare}


◆作品別評価

(1) TVシリーズ(ToHeart2)    (13話) (2005年) ☆ 3.6
(2) OVA1(OVA ToHeart2)    (3話) (2007年)  ※未視聴
(3) OVA2(ToHeart2ad)      (2話) (2008年)  ※未視聴
(4) OVA3(ToHeart2 adplus)   (2話) (2009年)  ※未視聴
(5) OVA4(ToHeart2 adnext)   (2話) (2010年)  ※未視聴
(6) OVA5(ToHeart2 ダントラ)  (2話) (2012年)  ※未視聴
---------------------------------------------------------------
  総合           (本編13+OVA11=全24話)


◆制作情報(TVシリーズ)
{netabare}
原作ゲーム      AQUAPLUS(2004年12月発売『ToHeart2』)
監督         須藤典彦
シリーズ構成     山口宏
脚本         山口宏、中瀬理香、藤田伸三
キャラクターデザイン みつみ美里・カワタヒサシ・甘露樹・なかむらたけし(原案)、西尾公伯
アニメーション制作  OLM Team IGUCHI{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= ToHeart2 (TVシリーズ) (2005年10月-2006年1月) =========
{netabare}
第1話 新しい制服 ☆ 中学卒業式、幼馴染の二人(河野貴明&柚原このみ)、高校入学式
第2話 おさななじみ ☆ 河野貴明(主人公)の親友・高坂雄二の姉・向坂環(タマ姉)の高3転入
第3話 小さなお茶会 ☆ 男子がちょっと苦手なクラス副委員長(いいんちょ)・小牧愛佳、書庫のお茶会
第4話 自転車 ★ 貴明に突っかかる勝気少女(十波由真)、家族の敷いたレールに乗ってるストレスと発散
第5話 勧誘 ☆ ミシテリー研究会会長(笹森花梨)の会員勧誘(貴明)、裏山UFO/UMA捜し
第6話 七輪と少女 ☆ 自称“宇宙人”の不思議少女(ルーシー・マリア・ミソラ)
第7話 UFO ☆ 夜間天体観測(UFO呼出)会、流れ星への願いごと ※既出ヒロイン集合回
第8話 すれちがう想い ★ 後輩双子姉妹(姫百合珊瑚・瑠璃)
第9話 ふたり ☆ 続き
第10話 約束 ☆ アンドロイド(イルファ)
第11話 満開の八重桜 ☆ タマ姉主催茶の湯会 ※2度目の既出ヒロイン集合回
第12話 春風 ★ このみの恋心
第13話 はじまりの朝 ★ 貴明の気持ち、タマ姉のアドバイス、縒り戻し{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)4、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「Hello」
ED 「トモシビ」


◆制作情報(OVA)
{netabare}
原作ゲーム      AQUAPLUS
監督         坂田純一
監督補佐       加藤やすひさ(ad、adplus)
キャラクターデザイン 柳沢まさひで、桂憲一郎、加藤やすひさ
アニメーション制作  カオスプロジェクト、AQUAPLUS{/netabare}


◆各話タイトル&評価(OVA)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= OVA ToHeart2 (OVA1) (2007年2/6/9月) ============
{netabare}
第1話 メイドロボはじめました
第2話 あの夏、一番騒がしい海
第3話 みんなの学園祭、ささやかな願い{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※未視聴


================ ToHeart2ad (OVA2) (2008年3/8月) ==============
{netabare}
第1話 思い出の爪痕 
第2話 happy new year{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※未視聴


============== ToHeart2 adplus (OVA3) (2009年4/10月) ============
{netabare}
第1話 はじめてのおつかい
第2話 サマームード{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※未視聴


============== ToHeart2 adnext (OVA4) (2010年9/12月) ============
{netabare}
第1話 ファーストネイム
第2話 Trash Basket Memory 
{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※未視聴


========= ToHeart2 ダンジョントラベラーズ (OVA5) (2012年2/7月) ======
{netabare}
第1話 サイアクのサイヤク
第2話 たいせつなもの{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※未視聴

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

るー♫

2005年10月-12月TV放送された。全13話+特別編(全14週)
ゲームを元にメディアミックスされた作品のアニメ化。

一見ハーレムアニメと変わらないけど、ヒロインの視点で
ストーリーが進む。キャラデザも可也アニメ向け?に変更。

中学卒業し、高校入学という所から描かれる。
序盤から"このみ"の甘えっ子アピールと貴明の優しい描写
が目立ち、やや抑揚に欠けた「にやにや系?」展開が多い。

河野貴明:福山潤は癖がなく優しい温和な雰囲気で見易い。
過度な演出がなく、やや女性を苦手としつつ優しさがある。

姉御肌~委員長~元気娘~不思議系~シスコン双子姉妹~
電波系~アンドロイドと多少アレンジされてるものの鉄板。
メインキャラの男子やその親友や名家の御令嬢の執事等も
この手のアニメの味わいに良いエッセンスに感じた。

大抵この手のアニメはヒロインが5~6人・・6話で各キャラ
の専用エピソードを展開しつつ、その各話に別のヒロイン
やサブキャラを被せる展開で、残りは絞り込みでメインの
補填や各キャラの整理をしていく展開かな・・その鉄板の
ような素直な展開。

各キャラにスポットを当ててエピソードを展開しながら他
のキャラも然りげ無く交えて相関図をイメージしやすい。
その為各キャラの個性等も短時間で良い感じに纏まってる。
ゲームと相互にイメージアップの良い相互関係の様な感じ。
※ゲームはやったことがないけどそういう雰囲気に感じた。

ドタバタのギャグや飛び抜けたコミカルな描写はなく・・
ラキスケ的なハプニングも過剰な演出はなく普通に遭遇の
切欠程度になっていている事が多いので、近年の色物とは
違うというこの作品シリーズの流れは汲んでいるかな?

正直な所、「る~語」とポーズしか強い印象はないけど視て
て疲れる様な作品ではなく、緩めのラブコメ風作品かな?
ヒロインの視点とはいうものの・・序盤と終盤だけかな?

wikiを見ると前作からのイメージ払拭のためアンドロイド
は出す予定がなかったようだけど「るー」/福山潤/伊藤静/
ダニエル/双子姉妹/ロボ/幼馴染※イメージが濃い順番。

※猫にハンバーガーは駄目ですよ・・にゃ~♡
貴明は无?ではありません。

以下wiki抜粋
おおぐま座は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。
日本で北斗七星と呼ばれる7つの星が有名で、おおぐま座
の一部としては、腰から尻尾にあたる。

おおぐま座47番星(47 Ursae Majoris, 47 UMa)は約46光年
の距離に位置するおおぐま座の恒星で、太陽とよく似た
黄色の主系列星である。
2010年現在3つの惑星(太陽系外惑星)が確認されている。

この星系の生命居住可能領域内側領域であれば安定した
軌道を保つことができるとシミュレーションされている。

これは領域内に水が僅かしか含まれない小さな地球環境型
惑星ならば存在しうる可能性が有るらしい???????

神話※最も短い一説。
カリストーは女神アルテミスの侍女でありながら純潔を
破ったため、アルテミスが罰として熊に変えた。
※この作品には全く関係ありません。



河野貴明:福山潤
過去の出来事からの特定の人以外の女性に苦手意識を持つ。
家庭の事情で一人暮らし。女装の似合う美形の少年。

柚原このみ:落合祐里香
貴明の隣の家に住む1つ年下の幼馴染。妹のような存在。
明るくポジティブな性格。甘えん坊で食いしん坊。

向坂環:伊藤静
貴明とこのみの幼馴染でリーダー格。雄二の姉でもある。
戦国以前から続く武家の家系。気さくで姉御肌な性格。

小牧愛佳:力丸乃りこ
貴明達のクラスの副委員長だが、実質的な「委員長」
男子が苦手。遠慮がちで頼まれ事を断れない性格。

笹森花梨:中島沙樹
貴明の同級生。非公認同好会「ミステリ研究会」創始者。
貴明を騙し、突拍子もない行動で貴明を振り回す。

姫百合珊瑚:石塚さより
瑠璃の双子の姉。貴明の1つ年下の後輩。関西弁を喋る。
ぽややんとして常にマイペース。コンピュータに強い。

姫百合瑠璃:吉田小南美
珊瑚の双子の妹。貴明の1つ年下の後輩。珊瑚を溺愛。
珊瑚と二人暮し。強がりでヤキモチやきだが弱虫な性格。

十波由真:生天目仁美
本名は長瀬由真。貴明の同級生で隣のクラスに在籍。
愛車のMTBで通学する活発な女の子。貴明を逆恨みしてる。

ルーシー・マリア・ミソラ:夏樹リオ
自称大熊座47番星第3惑星「るー」から来た宇宙人の謎少女。
貴明のクラスに海外からの留学生として転校してくる。

草壁優季:佐藤利奈
旧姓は高城で、貴明の小学校の時転校した元クラスメート。

向坂雄二:鳥海浩輔
向坂環の弟で、貴明と柚原このみの幼なじみ。
貴明とはクラスメートで親友でもあり貴明のよき理解者。

HMX-17a イルファ:萩原えみこ
来栖川重工のメイドロボ。姫百合珊瑚がソフトウェア設計。
人を愛する心が備わっている。ボディーは量産機HM-16。

ゲンジ丸:柚原家で飼っている老犬。
イングリッシュシープドッグの雑種。非常に怠惰で散歩嫌い

ダニエル:楠見尚己
由真の祖父で本名は長瀬源蔵。来栖川家の執事を務める。
「ダニエル」は先々代のお館様よりもらった役職名とのこと。

玲於奈:水原英里、薫子:牧野芳奈、カスミ:安田未央
向坂環の九条院での後輩。
環に対しては行き過ぎるほどの親愛を抱いている。
玲於奈はリーダー格。薫子は落ち着いてる。カスミは控えめ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

春を感じます

1話ごとに各ヒロイン達のエピソードを描く展開は前作の「To Heart」と変わりませんが、各ヒロイン達のエピソードをほぼ同時刻の時期で描いているため、序盤の間は1話ごとに時間が前後します。
中盤以降、全員が集合して通常の時間軸でストーリーが展開していくという時間構成になっていました。
ストーリー自体は前作よりかなり明るい内容でキャラ達も華やかさを感じ前作を上回る出来ではありますが、エンディングの盛り上がりが全くなくイマイチの終わり方・・・。
桜が綺麗な春らしい華やかさの雰囲気がとても良いです。
キャラ達の目のデザインには違和感がありました。
ちなみに前作との共通点は同じ高校というだけなので前作を見ていなくても問題はありません。
原作を知っている人にとってはやはり物足りない内容ではありますが・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

62.2 5 OLMアニメランキング5位
イナズマイレブンGO(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (182)
710人が棚に入れました
円堂守率いる雷門イレブンとともに、かつての敵やライバルたちによって結成された、少年サッカー日本代表「イナズマジャパン」。世界一を目指し「フットボールフロンティア・インターナショナル」に出場したイナズマジャパンは各国の強豪と激闘を繰り広げ、ついに世界の頂点に立った。その輝かしい栄光から10年―。イナズマジャパンのFFI世界制覇によって、日本におけるサッカーの人気と地位は向上し、サッカーの強さがそのまま学校の社会的評価となるまでになっていた。イナズマジャパンに多くの選手を輩出した雷門中は、サッカー名門校として全国にその名を轟かせるまでになった。サッカーが大好きな少年、松風天馬は、夢にまで見た雷門中への入学を前に、期待に胸を膨らませていた。サッカー部を目指して雷門中の中を歩き回る天馬。ところが、天馬がそこで見たものは、たった一人相手にボロボロに打ちのめされたサッカー部員の姿だった!その相手とは、サッカー管理組織「フィフスセクター」から送り込まれた剣城京介。いまや全国のサッカーは「フィフスセクター」によって管理され、学校はフィフスセクターの指示通りの試合を行わなければならなかった。サッカー初心者ながらも、熱い想いを胸に秘めた天馬は、剣城京介にたった一人立ち向かう。少年たちよ・・・今こそサッカーを取り戻す「革命」を起こせ!

声優・キャラクター
寺崎裕香、大原崇、斎賀みつき、小林ゆう、佐藤健輔、戸松遥、北原沙弥香

ランヒソラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

私がアニメにハマッた原因です。

イナイレ時代から見ている人は、すごく楽しいと思います。
ファンサービス、という点では評価できます。
ドラマCDやキャラソンまで派生していて、ふつうの男子向けアニメではまずないんじゃないかと思っています。

が、しかし。

まず、負けを知りませんね、この子たちは。
ちょっと頑張ればすぐ勝てます。技完成します。化身だせます。
リアリティ…は、「超次元」な時点で皆無かと思われますが、やはりもう少し…現実味をいれてみてもいいと思いました。

それと、声優の使い回しがすごいです。
登場キャラが多いためか、敵チームの声優と味方チームの声優がほぼ同じ、なんてこともよくあります。
もう少し、新しい風を入れてほしいものです。

ともあれ、まぁ、全体的にまとめると、面白いと思いますよ。
超次元なところがイイ、というのは、私個人の意見ですが。

以上、腐女子がお伝えしました。
長々と申し訳ございませんでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

紘菜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

前作に続き

まだ途中までしか見ていません。最近は見れていません。それをご理解のうえ以下の文へお進みください


このアニメはサッカーアニメでも途中からすこしずれている気がします;;いや、サッカーなんですけど超次元ですね。すごく。

前作のイナズマイレブンを見たことがある人はおっってなると思います(・∀・)作中に前作のキャラが何人か登場しますので。しかも役の設定がけっこうすごいです!そこは高評価できる点だとおもいます!!

あとは、タグにもあるように性別詐欺ですwwゆえにこのアニメでも例のフラグがたっているようにおもいます。

ストーリー的にはそこまで熱くもなく。すごく感動するわけでもなくですね。今のところです。今後の展開に期待です!!

好き嫌いが分かれやすいのかなと思いました

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

Maggie さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これが子供に同影響を与えるのでしょうか

前作よりも、主人公をはじめとする登場人物の"努力"をしているエピソードが少なかったのと、物語の性質とはいえ"負ける"ことがない試合展開になんだかなぁ...と。
"超次元"を売りにしているので、奇抜な技や化身には触れませんが各主要人物の"何となく技習得できた""ちょっと張り切ったら化身出た"みたいな雰囲気にびっくりです。

このアニメに限った事ではないのですが、勝つ事も大切だとしても負けて得る事もまた大きいし、何よりもこのアニメを見ている小さい子達が"願えば夢は叶う"何て思わないといいなと。結局は当人の努力次第ですからね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

69.5 6 OLMアニメランキング6位
MAJOR 2nd(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (145)
672人が棚に入れました
MAJORの続編。

吾郎の息子である大吾が、偉大な父の影に苦しみながらも、野球にのめり込んでいく姿が描かれる。

声優・キャラクター
藤原夏海、西山宏太朗、花澤香菜、高森奈津美、森久保祥太郎、森田成一、笹本優子
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

吾郎の息子の性格は普通? あのメジャーが帰ってきた!!

1話の感想 ★★★★ 4.0
吾郎の息子、大吾
{netabare}
大吾は肩弱いのか…
親が超一流選手だからといって、子供もそうなるとは限らないからな。
お姉ちゃんが凄いというのもまた劣等感を抱くよな。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
寿也の息子
{netabare}
寿也の息子、光が転校してきた。
英語喋るうぜー感じだな。
親子揃って陰湿そうw
さくらはいい子だな〜
初恋の相手にあれはね…
それにしても、NARUTOの日向にしか見えないw
{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
練習試合
{netabare}
光は才能の塊だな。
しかし、そんなに野球に興味がない。
大吾には辛い現実だな。
でも、最終的にはいい関係になるのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
ピッチャー志望
{netabare}
大吾がキャッチャーとか無理じゃない?
セカンドまで投げる肩がないだろう。
そう考えると野球において肩が弱いってのは本当に致命的なんだな。
その中で大成した吾郎はやっぱすごいな。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
特訓
{netabare}
光はやっぱり、としくんの子やな〜
口悪っ!!
そんで、リアルとしくんも登場。
偉そうというか、事実を淡々言う感じは代わりないな〜{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
佐藤親子
{netabare}
としくんは、今なんの仕事してるのかな?
しなくてもいいぐらい稼いでると思うから、軽い仕事かな?
光の母親の事でとしくんとは近づかないようにしているのかな。
光を見てる限り、としくんのことを嫌っている感じでも無さそうだし。
大吾はまた引きこもるのかな?{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
突然の別れ
{netabare}
今回のは、落ち込んでも仕方ないね。
しかし、手紙1つであそこまで変わるとは、それだけ影響を受けたんだろうな。
サクラも入団し、これでメンツは揃ったかな。それにしても、お姉ちゃん可愛すぎない?
絶対にモテるわー{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
練習試合
{netabare}
いずみ、可愛いな〜
あんなお姉ちゃんが欲しかった。
アンディたちは性格悪いけど、実力はあるんだな。
そう思うと、あんな態度になる気持ちもわからないことは無い。
サクラは才能がありそう。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
成長
{netabare}
ツーバンだがちゃんと刺せてるじゃん!
指導者って大事だなって思った。
しかし、調子を乗ったせいかやってはいけないときにエラーを!
だが、そこで光登場!
ついに、バッテリーがくるのか!{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
初コンビ
{netabare}
今回はちょいと燃えた。
案外、再開が早かったよな〜
中学は出てこないと思ったのに。
ヒカルはまだまだ練習不足だな。
今回はヒカルよりも大吾がキャッチャーとしての才能を発揮した話だった。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
さくらの気持ち
{netabare}
初勝利だってのに奢らず、次に向けて大吾と光は練習をしていた。
あの大吾がここまで変わるとは…
さくらは女子ってこともあり、遠慮しているな。
しかし、最後のミス。
あれはちょーっと不味いんじゃないかな。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
キャッチャーの経験
{netabare}
初めてだとそうなるよね。
指示が遅いか〜
私も学生の頃は、判断が遅いってよく言われたな〜
才能がない大吾だからこそ、これからの経験が何より大事。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
疲れ
{netabare}
アンディ!!
かっこいいじゃねーか!!
まだまだ大吾は経験が足りないな。
吾郎は、子供の頃からイケイケだったからそこが違いだな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
さくらの決意
{netabare}
さくらの気持ちは痛い程わかる。
実力と経験が釣り合ってないときはそう思ってしまう。
頑張れ、さくら!{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
補欠の気持ち
{netabare}
高校なら分かるけど、小学生のうちは補欠も出さして欲しいのが親の気持ちだよな。
眉村Jrが出てきた。
眉村みちる、可愛い。
眉村Jrも大吾の世代のライバルになるんだろうな。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
眉村ジュニア
{netabare}
みちるとお姉ちゃん、どっちも可愛いな〜
みちるが吾郎と会う時が楽しみ。
野球選手はアナウンサーと綺麗な人と結婚するケースが多いから、実際に二世は美形が多いんかな?{/netabare}

19話の感想 ★★★★ 4.0
決戦前
{netabare}
卜部の気持ちは分かる。
そんな卜部を変えたの美人のお姉ちゃん。
恋の力、恐るべし。{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
ハプニング
{netabare}
人のメガネでプレイとか無理だろ〜
頭が痛くなるわ。
やっぱり、コンタクトにしなくちゃな。
相手のピッチャーの小松、同類を見てるようで嫌悪感が凄い。{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
諦め
{netabare}
光が完璧に打たれたのこれが初めて?
もしそうなら、凹んでも仕方ないな。
スネ方がトシくんにそっくり(笑)
長引かなくて良かった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
大吾の成長
{netabare}
眉村Jr、親と違い、動揺が表に出るんだな。
ちょっと意外。
大吾は成長したな〜
技術もそうだが、メンタルが成長した。{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
憧れ
{netabare}
みちる、お父さんじゃなくて吾郎に憧れるの面白いな。
まぁ、吾郎は真っ向勝負だから見てて熱くなるからな。
そして、それをぶち飛ばす光の才能よ。
でも、最後の事故どーなんだ!?
肩か?それとも、ただの脳震盪か??{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
群馬県へ
{netabare}
光の様態は想像以上に悪かった。
首をやっちゃったのか。
これは凹んでしまっても仕方がない。
トラウマもんだよ。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
吾郎の帰国
{netabare}
吾郎、親っぽいことしたじゃん!!
流石に二度と野球ができない体にはならないと思ってたけど、復活できそうでよかった。
そして、またしても海外へ野球をしに行ってしまった。
どんだけ野球好きなんだよ。
まぁ、それでしか稼げないってのもあるとは思うけど。
心絵はやっぱり良い曲だね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

脈々と受け継がれていた「茂野イズム」が動き出す…

この作品の原作は未読です。
しかも、この作品の主人公茂野大吾の父親の物語であるMAJORも未視聴なんです。
だからこの作品を視聴する前にMAJORを視聴すべきか迷いました。
ですが、2クール×6シリーズもの大作である事を知り断念しました。
流石に現在進行形の作品を見ながら約150話を完走できる自身が無かったので…^^;

でも、MAJORは有名な作品で内容も少しは知っていたので、本作品からでも抵抗なく入り込むことができました。
そして完走した今、視聴してホントに良かったと思っています。

本作の主人公はメジャーリーガーを父に持つ茂野大吾…
大吾は姉と一緒に小さい頃から父親の野球に親しんできたこともあり、目標は「おとさんのようなプロ野球になること」
だから小学4年になって「三船ドルフィンズ」で野球を始めたところまでは順調でした。

ですが、大吾は自分が思い描いた様な…父親の様なプレーを夢見ていたのですが、残念ながら大吾の様な天性のセンスには恵まれなかったのです。
きっと自分が一番ショックだったと思います。

大好きな野球が上手くできないこと…
そんな少年は山ほどいると思いますし、本当に上手くなりたいならトコトン練習すれば良いんです。
でも、チームのみんなの期待に応えられないとなると話は別です。
しかも、足を引っ張ってしまうとすると…⁉

そんな少年だってきっと山ほどいると思いますが、メジャーリーガーを父に持つ大吾にとってはそれが耐えられない程、悔しい事なんだと思います。
だから自然と野球と疎遠になってしまっていたんです。

そんなある日、大吾に一人の少年が訪ねてきます。
その少年は、佐藤 光…かつて父親である吾郎とバッテリーを組んでいた佐藤寿也の息子だったんです。
この出会いをきっかけに、停滞していた物語が大きく動いていくことになります。

この作品では野球を題材にしていますが、自分で「極めたい何か」がある人にとって、きっと全ての答えが詰まっている作品だと思いました。

どうしたらもっと上達するのか…
・自分に足りないモノを克服するために自分の苦手と向き合うこと
・自分の得意をもっと伸ばすため、得意を深掘りしてその中での得手不得手を見極めること
・人より上手になりたいことを、その人より上手くなるのはどうすれば良いかを考えて動くこと
・人の忠告やアドバイスを咀嚼して自分のモノにすること
・同じ過ちを繰り返さない様に失敗した原因を追及すること
・上手くいかないのを人のせいにしないこと
・勤勉であること、貪欲であること、諦めないこと…

きっと書き出せばまだ沢山あると思います。
でもこれって、野球に限った話ではなく自分の仕事や学業においても全く同じことが言えるのではないでしょうか。

だからこの作品には心の底から共感できるんだと思います。
同じ目線での悩みや苦しみ…そしてそこから脱却するため這い上がろうとする意志…
これって実は私たちが生きていく上でも大切なことだと思います。

勿論、大吾の野球だって順風満帆ではありません。
人の痛みを知るってどういうことなのか…
仲間ってどれほど大切なのか…
目標を持つことにどれだ大きな意味があるのか…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、キュウソネコカミさんの「越えていけ」と、ベリーグッドマンさんの「ドリームキャッチャー」
エンディングテーマは、高橋優さんの「プライド」と、Reolさんの「SAIREN」
後期のオープニングとエンディングがムッチャ私好み…
「ドリームキャッチャー」はハモリが半端なく格好良いです。
「SAIREN」は曲調も大好きですが、エンディングアニメも凄いんです。
本作のヒロインである佐倉 睦子(CV:香菜ちゃん)と眉村 道塁(CV:ほっちゃん)が共演しているのだから堪りません。

2クール全25話の物語でした。
この作品を視聴して思ったのは、前作となるMAJORは時間を作ってでも是非視聴するべきだということ…
このシリーズが人気あるかが少し分かったような気がします。
NHKが絡んでいますし原作も続いているようなので、続編はきっと制作されると信じています。
今から視聴が楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ジュニアもの

原作ほぼ継読中(立ち読み 笑)
見事78巻で完結した「メジャー」の続編モノ。野球バカ「茂野吾郎」の息子「大吾」の小学生編です。作者の満田先生が書いてますし作品の雰囲気とかはそのままです。自分は「メジャー」は原作はほとんど読んでおらず、アニメ派です。満田先生はメジャー完結後、ボクシング漫画を描いていましたがあえなく打ち切り・・・ですぐ「メジャー2」を描き始めたんですが最初は結局また野球かよ、それも子供でまた同じ事やんの?と笑ってたんですが(すいません)この息子、父親とは違って野球の才能やセンスがほぼ”0”からのスタート。何度も野球辞めるし、落ち込むしで持たざる者の悲哀&親との比較等で苦悩してる人達に近い立場の主人公なんです(ただ生活環境はとてつもなく充実してる)そのへんが逆に面白そうと思って毎週楽しみにしています。なーーーんて、単にヒロインの睦子ちゃんが気にいったから読んでるんですけどね(笑)。自分は満田先生の女性キャラ好きなんですよ。今、原作は中学編ですが魅力的な女性キャラが結構出てるんですよね。
さて、アニメですがその睦子ちゃんは花澤さんでGoodです!その他前作のキャラもほぼそのままの声優さんだと思うのでなんか嬉しいです。原作もアニメも続きが楽しみです。


黒メガネ: {netabare}さてジュニアものというと自分が「少年ジャンプ」で最後に読んでいた「ナルト」も「ボルト」という形で月1?連載してますね。アニメも早い段階で放送されてますが自分はこちらは全然駄目です。原作2話位であきらめました。作者は岸本先生のアシスタントの方が描いてるんですがキャラデはそっくりで最初全然わからなかったです。でも何か違う・・・ここで言う事じゃないですがナルト続編やるなら岸本先生で描いてほしかったし、先生がその気になるまで何故集英社は待たなかったのかと残念です。まぁ大人の事情なんでしょうけど・・・{/netabare}


第2シリーズ視聴済(2020.11)
自分の好きな中学編です。相変わらずこの茂野父子は・・・野球人生のツキがない、モチベが乱高下というDNAはしっかり受け継がれてます。でもまぁ、見ようによっては思春期に多くの異性に囲まれてよその学校じゃありえない華やかな野球部生活を送ってなんて羨ましい!と言えなくもないですね(笑)。お気に入りの睦子ちゃんや道塁ちゃんの発育・・・おっと失礼!成長に加え新たなむふふな女子キャラ・・・おっと失礼!魅力的なキャラが加わり満田先生のモチベも絶好調なのではないでしょうか(割と休載多いけど・・・)。アニメはほぼカットですが原作は毎回女子の着替えシーンからスタートですからね(笑)。逆に中学編が終わったら満田先生の作品へのモチベが下がるんじゃないかと心配しております。自分も彼女らの着替え・・・失礼!ユニ姿が見えなくなるのは残念です。でもな、メジャーだからなぁ、タイトルが・・・いや、別に野球ばかりがメジャーじゃないよね?(超強引 笑)。
あと2期は試合の作画もまともになって評価的には3.8位かな。

私のツボ:新キャラ千里役の上坂さん、いいよ~

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

69.5 7 OLMアニメランキング7位
モンキーターン(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (146)
653人が棚に入れました
子供の頃からプロ野球選手になることが夢だった波多野憲二(はたの けんじ)。しかし、夏の甲子園大会、東東京地区予選・3回戦で敗退してしまう。
だが、野球部の監督であり、担任の筒井は、そんな憲二に違う才能を見出していた。そしてある日、以前の筒井の教え子でプロ・ボートレーサーの萩原麻琴に憲二を会わせるのだった。
初めて競艇を目の当たりした憲二は、モンキーターンに憧れ、競艇選手になることを決意するのだった。

声優・キャラクター
川島得愛、野田順子、根谷美智子、高野直子、間島淳司、青野武、麦人、岡村明美、私市淳、豊嶋真千子、谷山紀章、大西健晴、望月健一、宝亀克寿、菊池いづみ、村井かずさ、富坂晶、佐藤智恵、神田朱未、渋谷茂、冬馬由美、浜田賢二、千葉一伸、遠近孝一、中村大樹、山崎たくみ、茶風林、久川綾、喜多川拓郎、真山亜子、小西克幸、幸田夏穂、相沢まさき、田中完、加藤有生子、星野充昭

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いくぜモンキー!決めろマクリ差し!!

競艇に対する見方が変わります!めちゃ面白いですっ!!
出来るだけ多くの方に観て欲しいので、ネタばれレビューは2期の方に書きますw

帯ギュの河合克敏原作、少年サンデーで1997年からおよそ8年間連載された大人気競艇漫画
「モンキーターン」のアニメ化。
一期・全25話、原作でいうところの18巻あたりまでの展開が描かれています。

天才型主人公がライバルとバチバチするタイプのスポ根。
と、言ってしまえば簡単な話なのですが、ありがちな主人公無双、周囲の人間は単にその引き立て役。
という構図に甘んじることなく、しっかりと人物にそれぞれの価値観を持たせ、人間関係に深みを与えています。河合さんは好感を持てるようなキャラクターを描くのがベラボウに(b´∀`)ウマイ!
スポ根漫画家十傑にランクインしています。(私の中でw)

そして競艇という好奇心くすぐるマニアックな分野の専門性に富んだ内容が(b´∀`)サイコウ!
競艇とは6艇のボートが一周600mの水面を3周して順位を争う競技。これはどの競艇場でも同じ。
「アニメでそんなの観て面白いの?ただグルグル周るだけで単調そうだからすぐ飽きんじゃね?」
というイメージが先行してしまいそうですが、やはりというか知れば知る程奥深いものです。
競艇場ひとつひとつにしっかりと個性があり、攻略法が存在します。
また、競艇は現役選手の最年長者が70歳を超えるという大変息の長い競技。
10代の若手から還暦越えの年配まで老若男女問わず、同じステージで戦うという特殊さも面白い。
なので若手と年配者との間で交流もさかんで、魅力的なドラマも生まれやすいのだとか。

本作品でもそういうドラマが描かれており、実在の人物をモデルにエピソードを構成してあるので
どことなく現実味があり、なかなか為になるお話も多いのです。
能天気な内容ではなく、職業レーサーとしての苦悩を描いたりと、シリアス寄りな内容です。
競艇という競技の魅力を余すところ無く描ききっているのではないかとニワカながら思っています。
実際、現役の競艇選手からの人気も高いみたいです。

人間ドラマとしても十分面白いのですが、このアニメ版での見どころはやはりレースシーン!!

本物さながらのレースの臨場感を出すために制作スタッフの方々が相当苦心されたらしく、素晴らしい出来栄え。3DCGによって再現された繊細な水しぶき!
当時の技術なので少し頼りない感じもありますが、艇の見せ方なども良くスピード感もあって最高です。
それに、6艇のボートの6色が鮮やかに表現され、どのキャラが何号艇か判断しやすい。
これは漫画の原作では表現しきれない、アニメならではのアドバンテージだぜ!?
と言わんばかりにほぼ毎話レースシーンが出てきますw
でも面白いので毎回テンション上がっちゃう!www
序盤から速攻、白熱したバトルを堪能でき、観るのが止まらなくなります。

なので、アニメで観れて良かったなぁ~と素直に思える作品でした。原作よりもこっちが好きかな?w
原作の話の順番を変え、やまと学校時代のエピソードを過去の回想という形で話の合間に入れる構成も、テンポ良く話を進める上では良かったのではないかと思います。
テンションを全速状態にしてくれるOP曲「ココロが止まらない」も本編とかなりハマっていて(b´∀`)イイネ!

スポ根好きだけではなく、「宇宙兄弟」のような人生訓溢れるドラマが好きな方にもお勧め出来る秀作だと思います。王道展開ならではの爽快感に加え、内面描写も怠らない。
個人的にかなりツボです☆
今ではすっかりハマってしまい、競艇アプリで毎日予想をチェックしていますw

あと、どうでもいいことですが、競艇イメージキャラクターを和田アキ子からアッキーナに変えたのは大正解でしたねwww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ギャンブルしてない方が楽しめそうな作品であるがなぜか削除される傾向がある。あにこれ賢者の方よ我に~・・・

このレビューには頭文字Dのネタバレが多少あります絶対見たくない人はみないでね。

ひと昔前までは、ギャンブル(合法)の行き着く先とかまで言われていたものでしたw20年前の江戸川競艇が私の初のレース場体験でしたが兎に角おもろかった何が?人間模様です。予想屋のおっさんはだみ声で堂々と自信満々で自分の考えをボードの船の磁石使って滔々と語る。そんでもって外れてもまた次のレースの予想語りだす。(その自信どっからくんねん!)

そして客もコーナーで着順変わるたびに半端ないぐらいの大声で怒鳴る。(こわいわ~かなわんわ。おーこわっ。まあ少数だったが)

一日いても飽きないぐらい濃すぎる人間のたまり場でしたw

ここで競艇うんちく語ってもおもろくないのでやめて
他のアニメの比喩表現でこれ見てる人に伝達できるかな?
ごんたくんになりたいと思いま~す!(悪い癖だ)

ざっくりいうと熱血にスポ根に二股交際をねじ込んでサクセスした話です。
(終わってしまったw)( ^ω^)ー・・・

ではなく、焦点は題名になってるモンキーターンの由来と出来上がる経緯です。イニシャルDという作品は公道を交通法規バリバリ無視で如何に速くはしれるかを2台で競うという作品です(彼らは迷惑かけないように深夜のみ走り、昼間は普通に一般人してます。)

そこの天才が最初の戦いで繰り出す技が、溝走りです。側溝を利用したショートカットで現実にできそうです(わしには無理)

これを競艇で実現した実在の人物がいて、それがこの物語の題材になってます。要約すると荷重移動を体を起こすことにより座ってるよりも速くターンできるようにしたことです。これは規則にも抵触せず次第にこのモンキーターンが当たり前のことになります。ですが最初初めてこれを成功させてエッポクメーキングしたのが重要でした。

解っちゃえば、なーんだっていうのがどっちも共通することなんですが、そこに至るまでの過程がどっちも見せ場だしコーフンできる!「仕掛けるポイントは…次の5連続ヘアピンカーブ!」など、らき☆すたでもパロされるぐらいに名シーンになってます。

スポーツ漫画だと現実にできる魔球が完成した瞬間ですw必殺技とライバル、そして超えなくちゃなんない大きい壁は熱血の基本。そして公営競技はスポコンのまんまです。(上下関係こんだけ厳しい世界他にあるんかいな?)

そして2股って…落ちは重要だw。
ただ原作者の思いはメインヒロインよりサブの方に思い入れ相当あってまあ見てればイタイです。切なさっていういみですけど。捉え方は、万人十色だと思います

とまあこんな感じです。興味ある方はyoutube出もレースシーンはアップされてるのでご覧になっては?
 
タイトルは全然爽やかな内容なのにそうなってるので疑問に思っただけです。下ネタなんて皆無です

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

~雅~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「水上の格闘技!!」

大昔、競艇のCMで、

「水の上では先輩も後輩もない!!」

と、のたまった選手の「先輩」からの風当たりが強くなった・・・・。

とか、知ってる人も少ないとは思いますが・・・(余談)

競艇場で「水面からペラが飛び出して過回転するときのエンジン音」などを生で聞いた人は、

通常比「2倍」は面白い作品だと思います。

個人的に「興奮する作品!!」

単に競艇場の近くに住居があったときがあって、よく観に行ってました。(舟券100円で十分おもしろかった。)

だから、

アニメ化して、ここまで「臨場感」を出せた「モンキーターン」に素直に「拍手」です。

キャラのモデルになった選手も「当時のトップレーサー」(現在引退の方も・・・2013年現在。)

「ファンファーレ」(レース開始時の楽曲)も現在は変わっていますし、

持ちペラもなくなったと聞きましたが・・・・、

(作中当時はプロペラが個人持ちで、叩いて伸ばしてエッジを剃刀にしたり、ディンプルホール打ち込んだりしてました。)

競艇を知らない方も「一見の価値」はあります。

若い頃、競艇選手になろうと本気で思った時期があったんで・・・・・、

(「3競オート」と呼ばれる中で競艇選手が一番稼ぎ(手取り)がイイ!)

個人的に、ホント個人的に「超お気に入り!!」な作品です。

「モンキーターンという技術が競艇を変えた!!」(事実)

「作中のように1位が最終ターンまでもつれることは、ほとんどない!」(事実!!)

(先行艇の引き波をこえるターンマークごとに差が開くので1位が自爆転覆しない限りむずかしい!!)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

64.8 8 OLMアニメランキング8位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (151)
632人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

子ども向け・ハートフル系として見た方が良さが感じられるかも〈原作を読んだので一部追記〉

2017年春アニメ。全12話。
原作は漫画、未読です。鉄腕アトムにもほぼ触れたことがありません。

【あらすじ】
5年前の大災害により復興のためにロボット技術が発展し、ロボットは日常に欠かせないものとなっています。そんな中、練馬大学第七研究室で天馬午太郎とお茶の水博志は次世代型人工知能「ベヴストザイン」を搭載したロボット・A106(エーテンシックス)を制作中。
七研での経験により少しずつシックスは変化し、自我を獲得していきます。


全体的には明るく楽しい子ども向け寄りのアニメ。のんびり見ると楽しいです。
キャラクターがとても良くて、午太郎と博志の関係はしっかり描かれましたし、シックスと女の子達が可愛くて楽しめました。
OP、EDも凝っていて、作画・演出、BGMも常に安定していて良かったです。
個人的には日常の中でシックスが成長する姿をもっと見たかったですし、伏線が回収されていない部分も気になるので2クール欲しかったですね。

{netabare}
一周目の視聴時は序盤あまり引き込まれませんでしたが、ロボコン回などのいくつかの回と最終2話で全体の繋がりが見えてきて、二周目でちゃんとハマった感じでした。
月刊ヒーローズ連載、夜に放送ということでもっとハードな内容になると思っていたので、全体的に優しい雰囲気だったのは結構意外だったかな。最終2話は若干ヘビーでした。
中盤まではあくまでも日常生活のドタバタがメインですが、裏ではテロが進行していたり、5年前の大災害で瓦礫の山となった街並みが見られたり意外と暗い部分もありますね。

ロボットバトルものとしてはバトル無しの回が多く、けれども原作があるため全くバトル無しともいかないので、若干どっちつかずな印象ではありましたが…。
ただ、脚本会議には監修の手塚眞さんと原作者のカサハラテツローさんがほぼ毎回参加されていたそうです。内容については綿密に相談したこと、原作でも日常回をやりたかったけどなかなかできなかったこと、「どうするか迷ったときには明るい方向にしてもらった(カサハラさん談)」ことなどがインタビューで語られています。


【本作のふたつの柱】
・天馬午太郎とお茶の水博志の大学での研究と日常

原案となる「鉄腕アトム」では制作者であった天馬博士が手放したアトムを、お茶の水博士が引き取っています。
本作では学生時代の二人を描いていて、考え方の違いからぶつかることはあるものの、基本的には仲の良い共同研究者。ただし午太郎も博志も逆の意味でマッドで、お互いが歩み寄れないと平行線になりそうな危うさもあり、その描写が絶妙でした。

個人的に博志があまり好きになれないと思っていたんですが、多分言うこととやることにズレがあると感じるからかなあ。
最終話でのシックスの扱いを見ていても、ロボットが「心」を獲得するのを信じているなら一時的にでも粗末な扱いをするのはよくわからない…というかちょっと身勝手というか。
午太郎のほうが同じようにマッドでも言ってることは理解できる感じ。


・自律型AIの自我の獲得

人工知能が「心」を獲得するためには「自己と他者を分けて認識すること」と第2話で博志の口から語られています。
なので、シックスの成長と変化を少しづつ描いた上でロボレス編に入ったのはとても良かったです。一度目の視聴では正直ダレ気味に感じましたが、最終回まで見ると日常回の細かな描写がむしろ肝だったと思います。
日常の中で「守り助けること」を行動原理として緩やかに成長してきたシックスが、ロボレスで「戦い勝つこと」というある意味では行動原理に矛盾する命令に答えを出し実行したことで、急激に変化したと感じました。

シックスの内面が描かれた最終回が凄く良かった。度々ポイントを絞って(アイキャッチもですが)シックス視点が入っていたのが良い演出だったなと思います。
断片化した記録を精査しながら、自身を客観視していく描き方は上手い。AIであるにも関わらず夢や願望のような映像が入り交じり、混濁した記録を整理していく描写は色々と考えさせられます。
オーナーの命令に逆らうより自身の機能停止を選んだマルスに対して、シックスにとって自我の獲得ははじまりという描き方なんですね。

本作の作りと鉄腕アトムに続く流れから考えれば、人工知能(少なくともベヴストザインに関しては)の発展が人間社会に悪影響を及ぼすような展開は無いだろうと思うので、このアニメのテーマのまま続編が見たいですね。


【以下雑感】
調べてみると、全12話のうち5話ほどはアニメオリジナルで、原作エピソードをアニメ独自に膨らませた部分もあるよう。どれも楽しくて良かったです。
ロボコンの回好きなんですが、オリジナルなのかな?蘭のメイン回としても良かったですが、現実的な題材なのが素晴らしかったと思います。
ストーリーのメインに描かれるのが自我を獲得しつつあるシックス、軍事技術を用いたマルス、ロボレスの戦う花形ロボットたち、という中で災害救助用ロボットを描いたのも個人的にすごく評価したい部分。その意味では第3話でペットロボットを登場させたのも良いチョイスだったんじゃないかな。
スタッフや参加者の何人かが実際のロボコンを見に行ったりもしているようで、現実に繋がるリアリティを積極的に作り上げようとしている印象がありました。
{/netabare}

全体としては質の良い作品で、脚本のこだわりや生き生きとした作画も観ていて楽しかったです。この子ども向けのような雰囲気のままもっと長く見たい作品でした。(2017.11.30)


【追記】
原作4巻まで読了。
ヒーローズ連載らしくバトル多め、ストーリーにミステリー要素もあり大人向けです。ベテラン漫画家らしい手慣れたタッチの絵と画面作り、凝ったロボットデザインが素晴らしいです。
アニメ版はきちんと原作を尊重しながらも変更点によって描きたいこと(自我の獲得)が明確になっていて、ちょっと哲学的な描写が増えているのも映像作品ならでは。
どちらも面白いですが、原作の読者層とアニメの視聴者層は結構割れていそうな感じがするw

{netabare}
アニメ化されたのは漫画の2巻の半ばほどまで。
ただし3巻以降に登場するシチュエーションやキャラクターをサービス的に拾っている部分も多いです。
アニメ作品の準備期間から考えると、おそらくかなり早い段階でアニメ化決定したんでしょうね。連続性の強いストーリーなので、これ以降の区切りまでにすると蛇足っぽくなってしまう気がします。

アニメオリジナルが3話、4話、6話、7話。他の話もかなり膨らませています。個人的にはロボレス編をコンパクトにしてもう1話日常回を観たかったかも。戦うロボットだけではなくて、ペットロボットや救助ロボットの回を作り人とロボットの様々な関係性を描いたのがとても良かったと思います。

個々のキャラクター描写が増加してます。
原作では茂斗子さんと蘭ちゃんの出番がそこまで多くないので、アニメでは見せ場がかなり増えていて嬉しい限り。アニメでの蘭ちゃんのシックスへの想いの強さと、茂斗子さんのシックスへのニュートラルで自然な関わり方にはずいぶん癒されました。
なにせ午太郎と博志の意見が食い違う描写が原作より多くなっているので、アニメ最終回の「シックスくんこれからも大変ね」みたいな台詞には同感ですね。

アニメでは視聴者に与えるシックスの印象の変化にかなり気を遣っている感じ。
原作ではシックスは最初(自我が芽生える前)からしっかりと喋っていますが、アニメでは人工的な音声と台詞回しになっていて、最初は自我がないことや人工知能の成長過程がかなりわかりやすくなっています。そのため自我を獲得するタイミングは同じマルス戦ですが、アニメ版10話ラストの「話がしたい」のインパクトは絶大。素晴らしい演出でした。

最終回も原作のエピソードではありますが、その膨らませ方もとても上手。シックスが自己を省みる描写を丁寧に入れたことで、「自己と他者を認識すること」が明確になっていました。ラストシーンの「はじまる」という台詞で、シックスが自我を獲得し、これから「心」を育んでいくという描き方になっていると思います。
{/netabare}(2017.12.4)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは、いずれ"天才"と呼ばれるふたりの"日常"

この作品の原作は未読ですが、「鉄腕アトム」の前進を描いた物語だとピンとくるほど分かりやすいタイトルですね。
鉄腕アトムの功績は物凄いと思います。
日本で最初の本格的な1話30分の連続アニメ…
日本初の国産ロボットアニメ…
平均視聴率30%超…

これだけでも十分重みを感じますが、この作品はこれだけじゃありません。
現在のロボット工学学者たちには幼少時代に「鉄腕アトム」に触れたことがロボット技術者を志すきっかけとなっている者も多く、現在の日本の高水準のロボット技術力にはこの作品の貢献が大きいともいえる(wikiより)

まさに現代の科学の礎を担っている作品なんです。
それが形を変えて現代に蘇るとなると気にならない訳がありません。

この作品の第1印象はこんな感じです。
A106:ATOMより無機質さを感じるフォルムが逆に格好良い、良く動くなー、グーパンチ凄っ…!
お茶の水博士:若っ…! 鼻小っちゃ…!

この作品は、練馬大学の若き天才コンビ、天馬午太郎とお茶の水博志が作り上げた意志と人格を持つ自立型ロボットであるA106を巡る日常を描いた物語です。
決して潤沢ではない資金面…むしろ慢性的な資金不足が続く第7研究室でしたが、午太郎と博志はA106の今後について熱く議論を交わす日々が続いていました。

A106は確かに格好良いけれど、この展開だけでは流石に飽きてしまいそうですが、この作品…華である小松未可子さん演じる堤 茂斗子と、あやねる演じるお茶の水 蘭が抜群のタイミングで絡んでくるので、決して飽きる事はありませんでした。

お茶の水博志と茂斗子…そして妹である蘭の位置付けがまた面白い…
博志は決してモテるタイプではありません。
ですが彼の優しい人柄を知れば気になる人がいてもおかしくありません。

それに共同とはいえA106を自作してしまうほどの技術の持ち主なんです。
妹の蘭だって一目置かない訳がありません。
この欄ちゃん…この作品における私の一推しキャラでした。
口数は少なく無表情ですが、第7研究室に入り浸り廃材の山から使えそうな部品を探している姿を何度も見かけました。
兄に負けず劣らずロボット好きなのは遺伝のせいだけじゃないと思います。
特にA106との絡みは個人的に大好きでした。
でも…お茶の水博士に妹がいるなんて…この作品を見て初めて妹の存在を知りました。

A106が人格を持っているとはいえ、本来人間が持っている人格とは似て非なるモノ…
でも、お茶の水兄妹のロボットに対する接し方は人間と分け隔てが感じられません。
A106がどこまで気付いて感じているかは分かりません。
でも自分に向けられている気持ちに嫌な感じがしないことは分かっていたのではないでしょうか。

だから思います…
A106が「心やさしき科学の子」と呼ばれる所以は、博志の優しさが伝染したからだと…
二人の思考パターンが似ている…と思える言動がチラホラ見受けられるんですよね。
でもこの優しさがA106最大の魅力だったのではないでしょうか。

A106の前を通り過ぎる様々な出来事を真摯に受け止め、彼ならではの思考パターンで自分らしくあり続けた…完走して振り返ってみると、「A106らしさ」がしっかり描かれていた作品だったと思います。

オープニングテーマは、After the Rainさんの「解読不能」
エンディングテーマは、南條愛乃さんの「光のはじまり」
After the Rainさんは最近気になりだしたユニットです。
今回のOPもアニメともマッチしていて格好良かったと思います。

1クール12話に物語でした。
気が付いたら夢中になって見ていた作品…この作品に対する私の印象はこれがピッタリです。
作画は好みを選ぶかもしれません。
でもそれだけで切ってしまうのはあまりにも勿体無い…そう思える作品でした。
原作はまだ続いているみたいです…
それにDr.ロロは未だ謎だらけですし、第1研究室の件も描き切れていないと思います。
もし続編が制作されるなら絶対視聴します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これも恐らく・・・・・・・・・・・・・【漫画】の方が面白そうな感じがします。

最近の手塚リスペクト物で『ヤングブラックジャック』なんかもありました。漫画の方は結構面白く思えて、アニメ化に少し期待してたのですが・・・「コケた」と思えたのが個人的な感想です。、で

年長者は一度は耳にして、若い人には[嫌]でも聞かされる漫画の神様「手塚治虫」先生の定番代表作の一つ「鉄腕アトム」から、アトムの「生みの親」と「育ての親」の若き青年時代のストーリーというのはみなさんご存知のとおり。

※【鉄腕アトム】
原作や、幾つかメディア化されて設定を後付け盛り付けたりされてますが、私の記憶してる基本ラインは-
・科学省長官の天才科学者「天馬博士」。最愛の息子・飛雄(トビオ)を交通事故で失い、その深い悲しみから息子そっくりの「少年ロボット」を作り上げる。(なんか「フランケン・シュタイン」みたいなさわり)
・しかしロボットはロボット。人間の代役にはならないジレンマで天馬博士は少年ロボットをロボットサーカスに売り飛ばします。そして天馬博士は科学省を去り、行方をくらませ世捨て人に。
・ロボットサーカスのショーで働く少年ロボット。そこへたまたまサーカスを見に来ていた現科学省長官「お茶水博士」。その少年ロボットが盟友・天馬博士が作り出した傑作ロボットと見抜き、サーカスから引き取ることに。
・そしてその少年ロボットは『アトム』と名付けられ、お茶水博士とともに様々な怪事件・大事故を解決し、はたまた勧善懲悪の大冒険もあり、見る者に問いかける問題ドラマもありと「正義の少年ヒーロー」モノとして結構ヤマ盛りな内容の展開が次々と。
・小さな体に10万馬力、ジェットで自由に空を飛び、秘められた「7つの力」のアトム。
・しかし「心」あるが故、人間と同じく喜怒哀楽があり、特にボッチなところを不憫に思ったお茶水博士はアトムに家族ロボット(パパ、ママ、妹のウラン、兄のコバルト)を作ってあげて人と同じく優しさや思いやりを育んでいきます。
、といったところでしょうか。

そして、今回「アトムの素」を作った二人の天才、天馬午太郎とお茶の水博志("はかせ"じゃなかとです。"ヒロシ"です・・・"ヒロシ"です・・・)。
謎の災害から5年後。復興作業の為にロボットが大量導入。当然ロボット産業が急速に進み、練馬大学学院生の午太郎と博志は次世代型人工知能「ベヴストザイン」搭載の自立型ロボット「A10-6(エーテンシックス)」を開発。
A→【ア】
10→十(とお)→【ト】
6→六(む)→【ム】とかけ合わせてあるのはご周知の通り。
オリジナルキャストの博志の妹・蘭。
アトムの妹・ウランと「妹でラン」繋がり。
主要この三名を中心に様々な事件が起こるようですネ。
(復興で技術産業が進むのはパトレイバーのバビロンプロジェクトを思いだしますね。東京湾を埋め立てて土地不足を解消。数万パワーの土木作業機械=巨大マニピュレーター=レイバーの多数登用。レイバー技術の急速な発展→レイバーの犯罪発生・増加→「パトレイバー」の誕生。)

監督は本広克行さん(ドラマでは「踊る大捜査線」アニメでは「PSYCHO-PASS」が有名どころ)。NHK放送のせいなのか、あまり「ムチャ」出来なさそうで気の毒な感じがします。
今のところアクションはそれなりにイイと思うのですが、ドラマパートがなんか非凡に感じます。特に伴健作。すんごく昭和テイストです。しかも将来、父にクリソツになる息子・伴俊作(後のヒゲオヤジ)。今は似つかないほどの爽やか(ちょっとオマヌケ?)青年ぶりにオッタマゲーです。

知名度があっても「局」の縛りで伸び伸び出来なさそうな感じがしますが、
はてさてどうなりますやら。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

70.6 9 OLMアニメランキング9位
モンキーターンV(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (116)
608人が棚に入れました
プロデビューから3年半で全日本選手権を制した波多野憲二。
そんな波多野憲二や岸本寛ら東京支部に後輩が入って来た。今節がデビューだと言うのに、驚異の新人ぶりを発揮する沖田だった。一方、波多野はワーストモーターに手こずり、4日間の短期開催ということで急いでペラを仕上げることに集中していた。だが、調子に乗った彼は試合中に事故を起こしてしまう。

声優・キャラクター
神谷浩史、南央美、志村知幸、樫井笙人、笹沼尭羅、大橋未歩、麻生智久、松本保典、金月真美、羽多野渉、野島裕史、成田剣

matsu777 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

競艇ファンでない人も観てください

おもしろいです。
競艇という異色のスポーツ?をテーマにしたアニメは他にはありません。
競艇ファンにはドツボの1作でしょう。
また“競艇はギャンブルだから・・・”と敬遠される方もいるかもしれませんが本作品にはギャンブル的描写はほとんどでてきません。
レースでのかけひき、主人公の憲二を取り巻く人間模様、競艇界の独特な慣習やルールなどを巧く取り入れてストーリーを組み立てています。
本作はモデルとなっている選手がいたり、実際にあった出来事をベースにしているストーリーがあったりでわかる人は(結構マニアックな人にしかわからないかもしれませんが)かなりはまります。
男女関係の描写もわずかながら描かれています。女子選手でも対等に勝負できる競艇界・・・・水の上では恋人どうしであってもライバルなのですが・・・・
近年ではプリンス山崎智也と女王 横西奏恵のビックカップルが誕生しているだけに競艇界のラブストーリーについてもっと描いてほしかった。
曲は1期のOPがいいですね。歌詞が物語りによく合っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

競艇を題材にした作品

この作品は競艇を題材にした作品ですが一言で言えば競艇の世界観が分かり易くかつ魅力的に描かれて
競艇を知らない人が見ると好奇心を掻き立てられるし、
また競艇を知ってる人から見ても十分に取材してると感じられてリアリティも
伝わって、
後は何と言ってもレースシーンの面白さが抜群で
やはりアニメとしてレースシーンの動きが見られるだけでも感動モノで、
そして本作は色んな個性を持った魅力的なレーサーが数多く登場する所も面白かったです。
この作品は今までのアニメにおけるスポーツ系というジャンルの中では最高峰の作品だと思います。

【評価】

98点・3A級

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

~雅~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

(超)個人的お気に入りの「第2期」。

思い入れが強すぎて、1期のレビューが長すぎたんで、ここは短く。

競艇界における、「年末の有馬記念」。

「賞金王決定戦」までを描く内容です。

最終話の決着(ゴール)には個人的に「えっ???」でしたが、

「若い二人」にはあの「挑戦が続く終わり」がいいんでしょう。

観てほしいけどなぁ・・・。

観て気に入らなかったら「ゴメンナサイ!!」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

71.4 10 OLMアニメランキング10位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (172)
583人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの栄光の夏から30年。明青学園野球部が蘇る。

「タッチ」で主人公の上杉達也らが所属していた明青(めいせい)学園野球部。
甲子園優勝から約30年後の明青学園野球部の物語です。

今まであだち充作品はあまり読んだことがなくて、
タッチも読んでいません。あらすじはなんとなく知っていたけど。

主題歌が好きだったので、興味を持って観てみることにしたのですが、
そうでなければこの作品もスルーしていたかも。

きっと「タッチ」を知っている方がもっと楽しめたのかもしれませんが、
「タッチ」を知らない私でも十分楽しめたし、
ストーリー自体は「タッチ」とは関係なかったです。

全24話です。


● ストーリー
かつで一度だけ甲子園優勝を飾った明青学園野球部。
今は低迷が続いていた。

明青学園中等部の野球部に所属する立花投馬(たちばな とうま)と、
立花走一郎(たちばな そういちろう)。

彼らは両親の再婚による義兄弟だったが、
兄弟バッテリーとして活躍することを夢見ていた。

しかし、野球部には監督への圧力により、
今は力のない投手がエースとされていた。


物語は中等部から始まります。
作中で時間は流れ、後に高等部に進学しますが。

投馬たちの家族関係や、野球部に流れる何か訳ありな空気など、
最初は謎だらけです。

それらが徐々に明かされていき、
周りが固められていく。

最初からすべてを語らず、
少しずつ分かるのも面白いなと思いました。


野球部の話がメインですが
前半は試合メインではなく、

妹の音美(おとみ)のことや、野球部での練習などの、
周りの人物との関わりを描くシーンが多いです。

それでも安定して面白かったです。

キャラ同士のやり取りは、
テンポと笑いがいい感じです。

ギャグとまではいかないけど、
微笑ましく笑えるワードセンスがいい^^

後半は試合も増えましたが、
それはそれで展開の読めない戦いを楽しめした。

まだまだチームとしては未完成の明青学園野球部が、
強豪校相手にどこまで、どう戦っていくか、ハラハラドキドキでした。

ラッキーによる部分も多かったですが、
この作品はこれでいい気がしていました。

そんな気楽さが今の明青学園野球部や投馬らしいなと思えたので^^


● キャラクター
メインとなる立花三兄弟が安定しています♪

投馬(cv.梶裕貴)は野球のことしか見えていないマイペースな子。
妹の音美に対する優しさがかっこいい♪妬いちゃうわw

もちろん、投手としての成長からも目が離せません。


走一郎(cv.内田雄馬)はキャッチャーとしてチームを支える大黒柱。
もちろん、投馬を支える妻役も忘れていません。

一番投馬のことを理解している、
キャッチャーとしても兄弟としても完璧なところが魅力的♪

女の子にモテモテで、
デートに忙しいところは投馬とは正反対なところですね。


妹の音美(cv.内田真礼)は学校一の美少女。

本人はそんなことには疎く、
投馬と走一郎の野球に夢中。

兄たちの野球の一番のファンであり、
周りからのやっかみや視線も気にしないマイペースさは、
容姿以上に魅力的でした♪

兄妹として互いを大事に思っているけれど、
音美と投馬にはそれだけで終わらない何かを感じます。

この何とも言えない距離感もまたくすぐったい♪


それぞれの声優さんも役に馴染んでいて、
キャラの魅力が増していたように思います^^

他にも、タッチでのライバルキャラやその息子が登場したりと、
タッチファンなら嬉しい仕掛けもありますよ♪


● 音楽
【 前半OP「イコール」/ sumika 】
【 後半OP「VS」/ ポルノグラフィティ 】

もともとsumikaが大好きで、
主題歌を担当すると聞いたのがこの作品を見ることにしたきっかけでした。

曲はアニメを見る前からずっと聞いていましたが、
アニメと合うとまた違った感じ方ができて、かなりいい感じでした♪

爽やかな曲が、
すごく雰囲気に合っていると思いました^^

しかし後半のOPがまたよくてですねー。

爽やかな前半OPに対して、こちらはかっこよさが加わって、
さらなるMIXの魅力が引き出されている!

同じ作品でも曲を提供する人たちによって、
こう描き方や味が違うというのはおもしろい♪

ポルノグラフィティの曲を久しぶりに聴きましたが、
この曲はかなりのお気に入りとなりました^^


【 前半ED「君に届くまで」/ Little Glee Monster 】
【 後半ED「君に伝えたストーリー」/ Qyoto 】

EDがまた良曲ぞろいで^^

OPも大好きでしたが、
EDもまた大好きなのです。

作品に沿っているかと言われれば、
OPに比べるとそうではないのですが、

曲単体だけでもう魅力的。
幸せです。笑


● まとめ
原作はまだ続いていますが続編を作る気はないようで、
24話できれいに話はまとまりました。

野球部の話だけど、野球の話だけで終わらないところが、
私には合っていたのかもしれません。

途中からは「作中の時はちゃんと流れてますよ~」と示すために野球の試合があるのかと思ったほどでしたからw

タッチを知っている方や、
のんびりと野球ものの作品を楽しみたい方にはおすすめです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑いと情熱のあいだ

 【First impression ~ review】

 とある配信で公開されていたので、一気に見てしまった。

 あだち充の作品は学生の頃は好きだったが、社会人になって新しい漫画が出ても買わなくなっていたが、このMIXという作品の名前は知っていたし、タッチの舞台であった明青学園でもう一度という懐かしさからワクワクしてしまう設定ではあるが、様式美のそれはあるとしても、もはや新しさを感じることがないので、漫画を読むかとなるとちょっと躊躇われていたところがあった。

 しかし、アニメを観てみると、再放送で小さい頃に見たタッチへのリスペクトがスゴイ感じられる脚本となっていて、あだち充の作品の良い所を引き出したアニメの演出があって、ただ明青が懐かしいわけではなく、アニメ作品としてもマルっと懐かしさがあるんです。

 タッチのアニメを見て、漫画を中古で買い揃えてみゆき、ラフ、H2、KATSU!とあだち充作品に触れてきたが、久しぶりにその頃を思い出してもう一気に見てしまった。

 さて、一気に見てしまったので、第一印象がそのまま今回のレビューになります。

 ズバリ、どこが良いのかって話をします。

 タイトルにもありますが、スポーツ×ラブコメの代名詞にもなっていると言っても過言ではないあだち充ですが、そのバランス感覚の良さと、どうなるか分からない恋の行方が良いです。

 アニメはまだ続編を乞うご期待という感じなので、まだまだ恋愛の行方がこれからどうなっていくのか分かりません。
 ラブコメの中には恋愛対象が矢印で見えてしまうレベルに分かりやすい作品が少なからずあります。こういった作品は表現が重たくなりすぎるように思う(ズバリ鬱陶しい)。
 好きだと分かっていて、それを成就させるために奮闘する姿を見せる自己投影型の恋愛作品って、観ている側に想像力を使わせない作りなので、全然面白さが分からん・・・。となってしまうんですよね。つまり、共感【してもらわなくては】始まらないので、説明的過ぎたり、分かりやすく演出しすぎたりするきらいがあるんです。自分の経験と重ならないと共感できないって人にはこれしか嵌らない。

 『MIX』では、誰がどう思っているのかを想像しなが視聴できるように、セリフの伝え方や間の取り方、表情、音楽などでキャラの心情をみせてくれます。
 恋愛模様の面白さって誰がどう思っているのか、そしてどうやって変化していくのかの余白を常に残していて、それを想像しながらそれぞれのキャラの気持ちを考えることが共感【する】ことに繋がりそこが面白い。
 例え間違えていても良い、人によって解釈が変わるんだから。
 『それは違うよ』とか観た人同士で話合うことができるそんな作品の方が個人的に楽しいと思うし、このあだち充の作品群はそういった面白さがしっかりある。もちろん今回も。
 脚本、と書いたけれど、原作の良さをそのまま出している脚本であって、原作あってこそだとこの作品については思いました。


 視聴者を意識している作り方。
 これはタッチの頃からそうだったけれど、メタ的なセリフがあったりする。原作も作品の中に作者がちょろっと顔を出したりするけれど、話が重くなりはじめると、しっかりと閑話を入れてくる。
 それを邪魔だと感じる人もいるだろうが、あだち充節に調教されている私やなどにはむしろ心地よく感じてしまい、この緩急のテンポだからこそ、一気にみても全然疲れない。
 視聴者を意識した脚本づくりとなっていると感じる次第です。


 タッチへのリスペクト。
 そもそも作者が同じなんだからリスペクトっていうのはなんか違うようにも感じるのですが、まぁ言葉の綾ですね。
 この30年前の舞台装置がまだ生きていて、少し彼らのドラマに影響を与えています。それが不自然でなく、確かにそうなるかもなと感じてしまう都合の良い頭なのですが、大きく絡めてしまうとそれもご都合主義かよと思ってしまう。
 そこは多分、注意して物語を作っているんじゃないかなって感じます。あくまでも主軸はMIXの主人公たちなのですから。


 ナレーターが南ちゃん!
 永遠のヒロイン南ちゃんの声をあてていた日髙のり子さんがナレーターです。これが良いです。そして南ちゃんをしていないところがまた良いですね。ここにも、前述したように、タッチという舞台装置を都合よく使いすぎている感を出さないようにしつつちょうどいいバランスを保っているように感じました。


 総括
 都合よく捉えている部分は多分多くある。
 こういった良い所を挙げていったけれど、それが逆に鼻につくという人もいるだろう。
 ただ、当時のタッチを好きだった人には須らくおススメであることは間違いない。
 タッチを美化しすぎて、汚されたなんて思わずに、今ある明青野球部をどうか一緒に応援してもらいたいですね。

 では、よしなに~

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伝説、ふたたび。

この作品の原作は未読ですが、このタイトルを見て心の踊らない訳がありません。
物語の舞台が『タッチ』で「上杉達也」「上杉和也」「浅倉南」らが甲子園を目指したあの明青学園なんですから…

思い返せば、幼馴染って良いなぁ…と思ったのはタッチが初めてだったかもしれません。
家が隣でいつでも気軽に行き来できる間柄…
しかも相手が浅倉南の様な女の子だったら、きっと他には何も望まなかったでしょう。

作品を完走して『タッチ』のwikiを見て初めて知ったことがあります。
和也は事故死してしまいましたが、当時の編集部は大反対だったそうです。
だから原稿を受け取った担当者は、隠れて校了を終わらせて編集部から逃亡したんだそうです。
しかも、アニメで和也が亡くなった際には実際に告別式まで執り行われたんだとか…
鉄道橋の下で電車の通る音にかき消されながらも南が大粒の涙を流していたシーンは、今でも鮮明に覚えています。
当時テレビアニメは全部で101話もあったとか…
いかに偉大な作品だったかが窺えます。


舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」

「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、
今、運命の兄弟が物語の扉を開く…

親の再婚によって、血は繋がらないが誕生日が同じ、
双子?の兄弟となった
「立花投馬」「立花走一郎」は、
明青学園高等部に進学し、野球部に所属する。

走一郎は捕手、打者として活躍。
投馬は人並み外れた投手の才能を隠し持ち、
1年生エースとしてマウンドに立つ。

走一郎の実妹で、
投馬とは血の繋がらない義理の妹立花音美は
中学3年で人気者。

投馬や走一郎との関係が気になる監督の娘、大山春夏や、音美を追いかける西村拓味、
立花3きょうだいの周囲はなにやら騒がしい。

立花兄弟は、
甲子園の土を踏むことができるのか…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

立花投馬が上杉達也、立花走一郎が上杉和也、そして立花音美が浅倉南と同じような立ち位置と考えて差し支えないと思います。
唯一違いを上げるとするなら、走一郎と音美は実の兄妹なので、音美の二人への当たり方が微妙に違うことくらいでしょうか。

しかも音美役にまややん、春夏役に香菜ちゃんが起用されているんですよ。
こんなの、もう滾るしかないじゃありませんか…
もう期待値MAXで視聴に臨みましたよ。

この作品の魅力は、明青学園が30年振りに甲子園を目指す道筋だけじゃありません。
30年前に上杉達也と同じグラウンドに立っていたメンバーが立花3兄弟の廻りに溢れているんです。
嬉しさ、悔しさ、そして悲しみを共有した当時の仲間の記憶が少しも褪せていないのが、この作品を視聴できる嬉しさを助長します。

私は甲子園には縁遠い存在でしたが、夏の甲子園の優勝校…3,000校の頂点として立つ甲子園のグラウンドの空気はどんななんでしょう。
もちろん、登場する大人が全て甲子園の決勝を経験している訳ではありません。
途中で夢破れて悔しい思いをしたからこそ今がある…そんな人だって当然存在します。

だから戦うのは選手だけじゃないんです。
大人も30年前から蓄積した思いを野球にぶつけ合って戦うんです。
これが燃えないはず…ありませんよね。
あだち充先生の描くキャラは飄々とした人が多いですが、内面は触れる事ができないほど熱く滾っているんです。

強豪ひしめき合う東東京地区…
もちろん、簡単に甲子園に行けるほど甘い地区では無いのは十分分かっているつもりです。
でも、何故か期待しちゃうんですよね。
立花兄弟の外見が上杉兄弟と似ているから…?
音美の言動が南ちゃんを彷彿させるから…?
音美の期待に応えようと二人が全力全開のギアを上げ続けるから…?
実は私にも良く分かっていないんです^^;
でも、いつかみんなの期待に応えられる結果を、二人で導き出して欲しいと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sumikaさんの「イコール」と、ポルノグラフィティさんの「VS」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「君に届くまで」と、Qyotoさんの「君に伝えたストーリー」

2クール全24話の物語でした。
これでアニメ化が終わること…ありませんよね。
これまでのあだち充先生の作品同様、最後まで描かれるのを期待しています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

60.5 11 OLMアニメランキング11位
デルトラクエスト(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (58)
574人が棚に入れました
オーストラリアの人気ファンタジー小説『デルトラ・クエスト』がTVアニメ化!王家に伝わる七つの宝石がはめ込まれたベルトによって守られていたデルトラ王国。そのベルトが影の大王によってバラバラにされ、宝石を奪われてしまう。この危機を救うため、鍛冶屋の少年リーフは、仲間たちと共に宝石が隠されている七つの魔境を目指して旅に出る…。

声優・キャラクター
坂巻亮祐、高垣彩陽、屋良有作、伊東みやこ、池田千草、森田順平、斎賀みつき、銀河万丈、江原正士、中村秀利、堀内賢雄、郷里大輔、谷口節、近藤孝行、野島裕史、中島沙樹、稲田徹、間宮くるみ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

豪日奇跡のコラボレーション!子供向け、通年モノとしては最高のクオリティを誇るハイファンタジーの隠れた名作!

原作はオーストラリアの児童文学


豪日交流基金やオーストラリア大使館からの援助を受けつつ制作され、土曜朝枠の子供向けのテレビアニメシリーズとは到底思えない異常に高いクオリティをキープしつづけた隠れた名作です!


4クール目に若干ダレましたがwそれ以外はお話も映像面も本当に高い水準を保っていました
4クール目(~52話)でお話は一区切りされ、5クール目(53~65話)に後日談的なエピソードが語られシリーズは幕を閉じます


物語の始まりの舞台となるのは七つの宝石がはめ込まれた『王家のベルト』の力で平和を守っていたデルトラ王国
しかし、ベルトの力を恐れた『影の大王』によって七つの宝石はバラバラにされ、世界各地に散らばってしまった


ベルトの宝石を集め、影の大王に対抗する力で再び王国の平和を取り戻すべく、デルトラ王の友人の息子である鍛冶屋の少年『リーフ』とデルの城の兵士である大男の『バルダ』にベルトの宝石集めの任務が言い渡される


旅の途中、様々な世界で出会う人々や自分達とは全く異なる部族の助けを借りながら宝石を集めるリーフとバルダ
森で出会った野生育ちの謎少女、『ジャスミン』も仲間となり、時には宝石の加護の力にピンチを救われながらも、迫り来る影の大王の手先や醜悪なモンスターの脅威を潜り抜け、時には謎解きに頭を悩ませたりもしながら、冒険の中で成長していく彼らの旅は続くのであった・・・


通年モノってことでちょっと長い作品ですが幾重にも張り巡らせられた伏線の回収が見所
旅の中で異なる七つの部族が影の大王打破とデルトラ王国の平和のために少しずつ協力的になっていく様は胸高鳴りますw
CGで描かれる巨大モンスターなども大迫力


監督にはクレヨンしんちゃんの最初期の監督を務めたことで有名な本郷みつる
キャラデザには本郷監督とは20年来のタッグを組むベテランアニメタの西村博之
実制作のスタジオにはポケモンなど通年モノやCGモノのノウハウがタップリ蓄積された超大手、OLM(オリエンタル,ライト&マジック)


声優陣も超脇役にくぎゅうや下屋則子さんを使うぐらいかなり豪華w
ですが一番驚いたのはやっぱり、当時“ド新人”だった高垣彩陽が初のレギュラーにしてヒロインのジャスミンを演じてたことでしょう
普通に上手いんでオイラはてっきりベテランさんなのかと思い込んで見てましたwww


主題歌もデフスターズレコーズ時代のAKB48が3~4クール目のOPにいたりとかレアな側面もありつつ、Sunbrainやホイフェスタなど5つあるED曲が“本当に全部名曲!”
極めつけは5クール目のOPにオーストラリアの歌姫、デルタ・グッドレムが起用されたことでしょう
当時は悪性リンパ腫との闘病生活から復帰したばかりの彼女の楽曲が、まさか子供向けアニメにタイアップにされるとはちょっと驚き!
これがまたええ曲なんです^q^


兎にも角にも【剣と魔法のファンタジー】がお好きな方はゆっくりでいいんでちゃんと最初からチェキっていただきたい!
オススメっすb


ちなみに数多くいるキャラクターの中でも『魔女テーガンと13人の子どもたち』がお気に入りw
37話のラストシーンは朝の出勤前からちょっと泣きそうになってますたよ^q^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

チキンたつた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

小説とは違う作品

放送当時は小学生だったが、原作小説を読んだときのロードオブザリングのようなイメージに比べ、アニメが子どもっぽく、安っぽく感じた。原作の表紙の絵が好きだったから、モンスターのデザインが違うことにもがっかりしたおぼえがある。
だが今になって見かえすと、原作の雰囲気をうまく子ども向けにしていて、児童文学のアニメ作品でこれほど素晴らしいものはなかなかない。人気があったから1クール延長されたというのも納得だ。
作画はかなり安定しているし、話のテンポも中盤に少し崩れるが全体的にいいテンポですすんでいく。切り傷なのに血が出なかったりするなど残酷な描写を抑えるためか、少し不自然に見える場面もあるが、子ども向けアニメであるなら当然の表現だろう。
原作読んでいるものには物足りなく感じるかもしれない。そういう人はアニメは別の作品と考えた方が楽しめると思う。ドラゴンが全く出てこないことと、最後1クール分のストーリーは完全に蛇足なので私としては笛編、歌姫編も見てみたかったが、アニメは別作品と考えて納得しよう。
原作とのイメージのギャップという問題を除けば、単純なアニメ作品としては良作だ。原作の内容を少し忘れたくらいに見るのがちょうどいい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

65話まである

結構前に全部見た。確か内容は小学校~中学校位向け位
小さい頃アベルのやつやダイのを見てた時の懐かしさがある。

雰囲気で分かりそうだけど、萌えとかそーゆーのは一切無い、
もう単純にずっと冒険するだけ。昔のラノベのような、次々変わる
世界を楽しむ話。戦闘云々とかよりは冒険に力が入ってる
途中で主人公の立場が全然変わるけど、やっぱりまた冒険

無料動画で半BGMとして垂れ流してただけだが、凄い懐かしい感じ
あー・・冒険とかしてーなー・・もーそんな歳じゃねーな作品。


途中から出てくる魔女が濃いキャラなんだけど、それがダイの声の人
ダイとは全然かぶらないけど、ガラスの仮面の月影センセーとは完全に
かぶる。黒肌のヒロインは:高垣彩陽


あとね、ネリダ : 釘宮理恵

出てくるの最後の方で、何話かに一回くらいの割合で出てきた気がする
DQのゼシカっぽい素敵ビッチ。
今調べたら、髪下ろしてるけど出番多いのは63話っぽい。


作品全体として割と面白かった記憶があるんだよなー・・
ニコの古いRPG実況の長編物を楽しむよーな感じ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

59.0 12 OLMアニメランキング12位
魔界戦記ディスガイア(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (63)
386人が棚に入れました
魔族と人間のハーフの少年が、父亡き後魔王の座に就き、父を乗り越えるべく奮闘する。2年間何者かに眠らされていたラウールは、ある日父の死を知る。

声優・キャラクター
水橋かおり、笹本優子、半場友恵、鈴木千尋、間島淳司

munewo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

劣化作

原作(ゲーム)のストーリーが好きならば『そこそこ』楽しめる…かもしれない。
新規の方は悪いことは言わないので、どうぞお帰りください。

○物語
 原作の世界観を壊すことなく、アニメならではのストーリーを大胆に展開している。
 「おうちに帰ろう」という大枠はゲームでは不可能なだけに、これはこれでアリかとも思った。
 が、「帰宅するついでに魔界制圧完了しました、てへぺろ。」というのはさすがに雑すぎやしないか。

 個々の話においては「ベタな展開、だがそれがいい。」というのにも限界があり、さすがにくどい。

 第07話は完全にオリジナルストーリーで、まさかのオリキャラも登場する…のだが。
 属性だけはてんこ盛りなのに、残念ながら何一つとして残らなかった。無念。
 いなくても良かったなんて言わないで。
 その性質上、もっと中ボスと絡めてもよかった気がする。

 第10話は原作にもあるカーチスの名場面なのだが…
 サークレットだけをポイすればよかったんじゃないですかね。
 製作者は疑問に思わなかったのだろうか。誰か止めてやれよ。

 第11&12話。
 これを作るためだけにこのアニメは存在したと言ってもいい。
 が、蛇足とまでは言わないにせよ、原作で100%完成してる悲劇。
 原作をしっかり憶えてる人ならこれらを見るだけでいいと思う。

○作画
 愛マニアさんの作画が完全に崩壊しており、彼女の信者ではなくともとても悲しい。
 第01話の出だしを見てそっと閉じた人もいるのではなかろうか。
 他のキャラも軒並み劣化しており、褒めるべきところはない。絶無である。
 これならいっそのこと全部デフォルメでやってくれ。

○声優
 原作と同じ配役なので違和感を感じない。
 特にラハール様,マジカル美少女ちゃん,愛マニアさんの中の人には惜しみない拍手を捧げたい。

○音楽
 OP,EDは素人のMAD職人に作らせたほうが遥かにいい出来になるだろう。
 そして原作の良曲は忘れた頃に流れる程度。
 曲の改悪なんていらんので普通に流してくださいませんか。

○キャラの評価
 ラハールをはじめ各サブキャラの思考や言動に違和感はない。
 ちなみに「この人原作にいたっけ?」という人が大出世している。
 だが悲しいかな、一体誰得なんだ。

☆総評
 超劣化作。
 作画,音楽がとにかく壊滅的でフォローのしようがない。
 せめてストーリーに特筆すべき加点があればよかったのだが。

 ここまで劣化させるぐらいなら2時間構成で品質を上げればよかったのではなかろうか。
 ポテンシャルは十分にある作品だけに非常に残念。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

趣味は夜更かしに火遊び高笑い、その名もラハール様!!

日本一ソフトさんの看板やり込み作業ゲーム、ディスガイアのアニメ化作品です。でした。

内容に関しては記憶に古いため部分部分と最後しか覚えておりません。申し訳ありません。またゲームのほうをやっているのである程度補正がかかっております。

作画は全く覚えていないので未評価。
そこまで……。

とある魔界の魔王様の息子、高笑いが趣味且つ特徴傍若無人悪逆非道悪の化身最強主人公ラハール様と、先代魔王様の家来サディスト野心家貧乳小悪魔エトナさんと、天界からのスパイで愛と戦隊マニア天然交じりの天使見習いフロンさん、その他一括りで送るコミカルでギャグありシリアスありのお話です。魔界天界人間界をまたにかけた壮絶なお話です。今のは嘘です。序盤のギャグからは想像しがたいですが割といいお話です。

{netabare} 敢えて最後をプリニーEND(恐らく一般的にはノーマルED)にしたことが自分としては高評価です。他にも(原作ゲームでは)いくつかの終わり方があり、流石にバッドエンドはないしグッドエンドになるのだろうと思っていた(気がする)のですがその予想を打ち破ってくれたのが嬉しかったのでしょう。 {/netabare}

歌はアニメで流れたのかは覚えておりませんが「戦友よ」「赤い月」「ラハール様の讃美歌」などなどと好きなものが多いので評価が上がっております。もちろんOff vocalにもいい曲はあります。(あ、そっちの方がアニメでは流れていそうな気が……。

最後に余談です。独り言なので無視してくださってかまいません。
{netabare}
最初の方に書いた通りこの作品の原作のゲームはひたすらやり込む、それも作業的にやり込むゲームです。たしか売り文句が『史上最凶やり込みSRPG』だったかな。形式上最高レベル9999ですが、転生システムなどがあり実際には総合10万越え程度は普通の、プレイ時間が3桁越えは普通のゲームです。未だやってない方は、根気がありSRPGが好きな方でしたらお勧めします。自分は初作、二作目のみやっております。2ではただひたすら強くもない盗賊を育ててました。フロンちゃんじゃないですが、

「愛よね!!」

それとタイトルはラハール様の讃美歌から拝借しました。
さらに関係ないですがビューティー男爵ナルシストで噛ませ役のようで実は大物な自称ライバルのちょっと残念さが滲み出てる中ボスさん大好きです。ラハール様やフロンちゃんエトナさんには及びませんが。
以上です。失礼しました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

魔界が一番暮らしやすそう

シミュレーションRPGゲーム原作。
中古でかなり安かったから買うのも手かな、アニメ面白かったし。

このアニメ、棚に入れてる人も少なく、
知名度低いっぽいですがなかなかに面白かったです。
ストーリーよりキャラの掛け合いが見事です。
ギャグアニメとして捉えても強ち間違いではないのかなと。


自己チューで自分勝手、プライドの高い魔王の息子ラハール。
野心家でそれでいてツッコミ役でもあるラハールの家来エトナ。
穏やかな性格でたまにズレた発言をかます天使見習いのフロン。
このメイン3人のやり取りがけっこう笑えます。

なかでもお気に入りなのはフロン。
フロンのあの優しげな表情から繰り出される毒舌とも言えるような発言の数々。
終盤は特に絶好調でした。
彼女の存在だけでも観る価値はありそうです。
ロリの可愛さも兼ね備えてますしね。


物語はラハールが魔王になることを目指し、
エトナとフロンを引き連れ、奮闘していく感じです。
冒険ってわけでもないですが雰囲気はまさに旅そのものです。
その途中で様々な事件が起こるのですが、それを解決(?)していく3人の姿は見ものです。
どんなときも笑いを忘れない作風は好印象であります。
シリアスになりそうでならない、そんなアニメですね。
キャラだけでなく物語も好みでした。

魔界、天界、人間界のあいだで戦争勃発!?
何気に壮大感のある世界観も良かったと思います。


OP「愛したげる」 歌ーLOVERIN TAMBURIN
ED「鎖り」 歌ー川上彬子

2曲とも好きです。
それと、EDの映像で37代目地球勇者ゴードンの高笑いがうざすぎますw



けっこう楽しめた作品でした。
魔界、天界、人間界の世界観は活かしきれてませんでしたが、
これは私が思うにギャグアニメなので問題ないです。
そのギャグの精度もなかなかのものですし、満足しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

61.4 13 OLMアニメランキング13位
ダンボール戦機W(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (48)
340人が棚に入れました
『ダンボール戦機』は、小型戦闘ロボット「LBX」をカスタマイズし、「強化ダンボール」内でのバトルを行うプラモクラフトRPG。近未来の世界を舞台に、主人公の少年・山野バンが、謎の女性から託された超高性能LBX「アキレス/V」と共に戦いを繰り広げていく。

声優・キャラクター
久保田恵、下野紘、花澤香菜、小田久史、喜多村英梨、梶裕貴、中村悠一、佐藤健輔

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

1期と同等のLEVEL

 面白さは1期と同等

ジャンルは バトル『プラモデルの戦い』

今回の主人公はバンだけでなくヒロが登場 また、新ヒロイン登場

ヒロ・・・おたく少年、ゲーム・アニメ大好き
     動体視力などがいい

ラン・・・空手少女 直観タイプ

 バン・ヒロ・ランが物語の中心

また、強大な敵へとたちむかっていく話

面白かった点は何って問われたら 私はこう答えよう

『カズのビジュアルだけ変わりすぎだろ・・・』

前=不良かぶれっぽいビジュアル 今=ワイルドなソフトマッチョ系

さすがに、成長しすぎだよw

 まぁ、これはダンボール戦機面白いと感じた人じゃないと見れない

レベル5のアニメが好きな人は是非(*´ω`)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

ふもふも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

なんか名前で損してる気が・・・・。昔メダロットにはまった人ならOKかも。

最初は「子供向けだし、題名がちょっとなぁ・・・。」と敬遠していたアニメ。


でも思い切って見たらこれが結構面白い。メダロット(アニメorゲーム)とか好きだった人には結構あうかもしれない。


戦闘シーンが結構いい感じですね。ロボット達が良く動く。強敵との戦いはBGMが地味に良い事もあって、なかなか熱い。特に3話、13話は見応えがありました。(ジョーカーつえぇ)。


突っ込みたいところも有るけれど、それは割りきって見れる範囲。ストーリーはそんな複雑ではないので気楽に見れます。昔メダロットにはまった人にはちょっと見てほしい作品かも。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲームも買ってしまった(^_^)

30話あたりから観始めました(その前はネットで)
LBXのバトルシーンがとても綺麗で面白いので
バトル系アニメがスキな人にはおススメなアニメです!

opはとてもカッコ良い曲です
Little Blue Boxの「1ドリーム」と「以心伝心」

最後に……
「黒幕がまさかあの人だったとは~……」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

63.1 14 OLMアニメランキング14位
イナズマイレブンGO クロノ・ストーン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (52)
292人が棚に入れました
前作の激しい戦いを後えた天馬はサッカーを子供たちに教えるために沖縄にいた。しかし沖縄から帰った天馬は、「サッカー部がこの学校にはなかった」という衝撃の事態に直面する。そこに謎の少年が現れ、「お前からサッカーを消去する」と宣言するのだが…。

声優・キャラクター
寺崎裕香、大原崇、斎賀みつき、小林ゆう、佐藤健輔、戸松遥、北原沙弥香

狩屋シュウ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

イナズマイレブン最高!!!

音楽から何から何まですごくいいんですよ!!!見たことない人でも絶対はまります!!!男の人から女の人まで、ちびっこから大人まで楽しめると思います!!キャラクターも可愛かったりかっこよかったりで、すごく好きなんです!!!イナシリは全部見ました!1話も抜かさず!!!
個人的には、クロノストーンだと私の嫁はマサキとシュウと守とフェイと太陽たんと...って言い切れねえよ!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

金ちゃんタカラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供向けアニメにしては巧みな伏線回収

タイムスリップものにシフトチェンジしたようで、35話くらいまでグダグダサッカーやら熱血やらしているだけだったが…、しかし、40話あたりでいままで散りばめられていた伏線が一気に回収され、話が100倍おもしろくなった。
面白くないなと思っていた分、反動で驚愕した。一部未回収の伏線があるものの、この巧みすぎる伏線回収だけには高評価を入れたい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

のはらのはら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

うーん

最初に気になったのはイナズマイレブンのBGM使い回し。
過去に飛べるとか話がぶっとびすぎてついていけませんでした。
あと坂本龍馬が・・・。
あまりにもひどいと思ったので途中でやめてしましました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

61.2 15 OLMアニメランキング15位
鋼鉄天使くるみ(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (52)
283人が棚に入れました
時は大正時代。悪友に強いられ肝試しとして綾小路博士の屋敷に忍び込んだ神維仲人が、そこで試作品の鋼鉄天使のくるみを発見して偶然起動させてしまう。そのくるみは自分を目覚めさせた仲人をご主人さまと認識し、彼にベッタリとなる。一方、くるみの目覚めの直後から、彼らは途方もない力を秘めた鋼鉄天使である彼女を狙う諸勢力に追い回され、それらと闘っていくことになる。

声優・キャラクター
榎本温子、桑島法子、田中理恵、倉田雅世

JBさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あ゛ぁ!もぉ!そのヒゲ、ちょんぎりたい!(゚ロ゚;)

1話15分のショートアニメで28話あります。
観ていて思ったのが、概要設定的な物が
「そらのおとしもの」に通じるものがあるように思え
元ネタってこのアニメが関係してるのかな?と思いました。
あと、効果音が天地無用と同じものを利用しているところがあり、
おや・w・と思いました。
 
物語の展開を観ていて、中盤くらいで敵が凄く頭悪いと思いました。
例えるなら、医薬品棚にあるニトログリセリンを見て、
危ない!爆発する!と騒ぎたてて
ニトログリセリンを捨てようと下手に手を出して
そのままで問題なかったニトロを爆発の危機に晒して
結果、爆発させて大惨事・・・
その癖、自分が行なった事は正しいと主張するという
途中からもぅ、頭悪いバカだ・・・敵うぜぇwwwとなり
自身の正当性を主張した時には、本物だ・・(; ̄Д ̄)、と
自身を過信しているが為、自身を疑う事をしない。
まさにバカと天才は紙一重を表していましたねw
そんな敵に襲われる主人公達は、災難としか言いようがないね^^;
 
一段落してからはアフターストーリーとして4話あり
鋼鉄天使のほのぼのを描いたストーリーでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

KissからはじまるMiracle

本作のOP曲「KissからはじまるMiracle」が
物凄く耳に残る曲で印象深いですね。
それと千羽由利子さんが描く鋼鉄天使達のキャラデザが本当に可愛くて、
作画の方も当時のアニメとしてはかなり綺麗で、
またバトルシーンも非常によく動くし映像クオリティが高いですね。

それとストーリーの方は一応は鋼鉄天使に関するシリアス要素も有るが、
基本的には主人公やくるみ達を取り巻くコメディ展開が見てて楽しいし、
また大正時代という舞台設定も風情が有って魅力的と思いながら、
そして本作のストーリーを纏めるなら正に「KissからはじまるMiracle」の一言で、
Kissから始まったMiracleが、KissによるMiracleで締め括るという感じでした。

【評価】

78点・3B級

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

90年代萌えアニメ代表作

ジャンルはSFラブコメ
原作漫画とっ・・・!コレのシリーズ作品はつまらないと断言します
作画監督にプラテネスやギアスの千羽さんを迎えて
原作とは別のアニメに仕上げてきました
古い作品ですがっ・・・!今ところがどっこい...通用常軌を逸する絵柄だと思います
萌えキャラのドタバタコメディ…!!がストーリーも結構しっかりしていて見ていて素直に面白い。
作品テーマは科学発展へのアンチテーゼでしょうか
コメディ、シリアスのバランスがよく
終盤まで飽きさせないです
キャラ、ストーリー、演出すべての平均値が高くただの萌えアニメに感じさせない力がどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・作品ですっ・・・!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

62.7 16 OLMアニメランキング16位
ダンボール戦機(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (31)
283人が棚に入れました
同名ゲームとストーリーを同じくするTVアニメ。アニメではより詳細な部分まで描かれている。原作はゲーム開発会社・レベルファイブの日野晃博。 掌サイズの小型ロボット・LBX。発売当初、危険な玩具といわれたLBXだったが、2050年において子供たちに大人気の対戦型ホビーとなった背景には、どんな衝撃にも耐えられる強化ダンボールの開発があった。ダンボールの戦場で戦いあうLBXの開発者を父に持つ主人公・山野バン。事故死した父の背中を求め、LBXプレイヤーとしての日々を送る中学生1年生だ。だが父のことがあるためか、母からLBXの所持を許されず、借り物の機体で戦う毎日。そんな彼の前にある日、謎の女性が現れる。彼女から渡されたのは、世界の命運を握る特別なLBXだった。番長・郷田との戦いを経て、ついにバンは愛機を手に入れる。その名はアキレス! バンとアキレスは、仲間のアミやジンを巻き込んで、世界覇権を狙う大企業との戦いへと踏み込んでいく!!

声優・キャラクター
久保田恵、井上麻里奈、浪川大輔、小田久史、藤本譲、東地宏樹、中村悠一

Worker さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大人も楽しめる子ども向け

 装甲娘ミゼラムクライシスの事前登録記念として、現在 YouTube で全話無料公開されている。子どもの時にも観ていたが、コロナウイルス自粛期間に加え、ゴールデンウィークであるから、私は再び観ることにした。

 まず子ども向けアニメとして、次に大人向けアニメとして評価する。
•子供向けアニメとしての評価
 キャラクターの設定は、主人公たちはイナズマイレブンと同じで中学生で、名前は姓が漢字で名がカタカナで表記されている。子どもにとって親しみやすい設定になっていて良いと思う。郷田ハンゾウと仙道ダイキの喧嘩も、些細なことで意地を張り合うところは、子どもにとって親近感を湧いたりするのだろう。
 それから主人公が魅力的だ。主人公バン♂にはカズ♂とアミ♀という二人の友達がいる。男主人公に同性と異性の友達が一人ずつというハリーポッターと同じ理想的な型だ。また、物語の初めから使命を与えられ、自分の正義を曲げない主人公は、まさに絵に描いたような「主人公」だ。
 戦闘描写が凝っているのも高評価だ。激しい戦闘描写は子どもの心を鷲掴みにする。
・大人向けアニメとしての評価
 先、戦闘描写を高評価したが、大人の視点でも同じ評価だ。放送された当時のアニメとしては、かなり良い作画だ。現在放送されたとしても全く恥ずかしくない程である。
 主題歌についてだが、シリーズ通してどれも素晴らしい。Little Blue boX の曲はソロデビューする前の LiSA のようである。
 肝心の物語についてだが、子ども向けと断言できないほど重い。子ども向けの作品であれば、綺麗事が飛び交ったりするが、この作品にはそれが綺麗事でも子どもにメッセージを伝えようという強い意志が感じられる。
 悪い点を書くと、設定や話の展開に無理があったりするところだ。子どもの視点に立てば全く気にならないのだが、大人の視点では無視できない問題だ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あら?これって結構王道熱血

ゲームやおもちゃを売りつける為のお子ちゃまアニメと思いつつ観ていたら、あら?これって結構王道熱血ホビーバトルじゃね?
2050年を舞台にしているのにキャラデザといい、ベタな悪役といい、昭和の香りがプンプン。
主人公の名前がなぁ…ヤマザキパンからのダジャレにしか思えんがな(爆笑)
中学生達がホビーロボでのバトルだけかと思いきや、軍事利用やら暗殺兵器としてとか、ロボの開発者である主人公の父親を拉致監禁する悪の組織に、悪の組織に染まっている政治家、関係各省…
基本は友情とか正義感とかだけど、その辺のラノベよりも濃厚な内容でこれは面白いな。
予算があるから下手なCVも起用していないし、どのキャラもスッと入ってくる。
マリーナ最高!
2クールのLBX世界大会編のラストは予想通りでびっくり感はなく、どうやって勝ち上がるのかを楽しんでいただけだが、3クールへ向けてそう来るか…
改めていうが子ども向けだよね?
自◯党の政治家たちにしか見えぬイノベーターたちが平気で人を殺めているよな…
どんどん風呂敷が広がってきて、大丈夫か?
3クールは秋葉原に住んでる天才ハッカーの協力を求めてのLBXバトルは主人公達が所有するLBXが変更したのでそれのお披露目という感じだろうけど、ターミネーターかよ。いつの間に…
4クールになりいよいよラスボス。
いや〜こいつがラスボスだったのか?!で予想外で…やられたよ。
兎にも角にも主人公がどんな困難にも折れる事なく正義を貫いていくというのは良かったが、こういう真っ直ぐな性格ってダークサイドに落ちた時は最強最悪にでほんに紙一重なのだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

pick さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うん。

ダン戦はわかりやすくおもしろい内容になってたなぁと思います!
ただオチが予想できすぎたのはちょっと^^;
まぁ普通にいいとおもいますよ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

67.3 17 OLMアニメランキング17位
フィギュア17 つばさ&ヒカル(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (55)
272人が棚に入れました
『フィギュア17 つばさ&ヒカル』は2001-2002年まで13回にわたりアニメシアターXで放送された連続アニメ番組、またはそれを元にした漫画・小説作品。
【ストーリー】北海道を舞台に、宇宙からの侵略生命体に立ち向かう2人の少女の姿を描いた傑作SFアニメ。北海道の牧場に住む少女・椎名つばさが人間化したリベルスである少女・椎名ヒカルと共にフィギュア17に変身し、同じく宇宙から来た生物兵器マギュアを倒していく。
また、内気で内向的な少女であるつばさはヒカルとの生活やこれらの闘いの中で、精神面でも少しずつ成長していく。

声優・キャラクター
矢島晶子、折笠富美子、小山力也、井上喜久子、佐藤政道

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

じっくりコトコト煮込んだ少女の成長記

主人公が変身して宇宙から来た怪物マギュアと戦っていくという非日常と、その影響を受けながらも保たれる日常の両面における、主人公の戦いと成長を描いたオリジナルSFアニメ・・・だそうだが、一話45分全13話の大半は緩やかな日常描写で、その懐かしさを覚える緻密な日常描写の中での主人公の「つばさ」の成長ぶりじっくり見守る楽しみ方が適当。つばさは内向的で何事にも消極的な少女ですが、自分と瓜二つでありながら快活なヒカルと過ごすうちに精神的に成長していく・・・というのがこの作品の根幹です。作画も美麗だし、音楽はTHE ALFEEで雰囲気は凄く良いです。

「北の国から」+「遊星からの物体X」を目指した作品らしい。
「北の国から」は真面目に見た事がないのでよく分からないですけど、美しい山や野原の情景、繊細に描かれた緩やかな日常、そのアニメらしからぬ雰囲気は似ているかも知れないです。
「遊星からの物体X」に関しては、ヒカルがつばさの複製であるという設定とマギュアのデザインはそれっぽいな・・・とは思います。モンスターデザインは確かに作風と不釣り合いなぐらい気持ち悪いですが、キモグロっていうほどではない。ましてや人に成りすましてギョエーみたいなホラー展開にはならないので、まぁそこら辺は全然違います。余裕がない!危機だ!と言われても実際起こったのは木が枯れるぐらいで、マギュアが全く日常を脅かす存在にもならなかったという点は、肩すかしに感じられるかも知れません。日常と非日常、現実と非現実が融合した作品がお好みな私には不満の残った作品でした。バトルも終盤こそ盛り上がるけど、それまでは何処か作業的でモンハンみたい(笑)

まぁ、やはりこの作品の良さは人物描写と日常描写なのです。小学生の何でもない日常があまりにもリアル。北海道を舞台にした美しい山々や野原の情景とともに、各々の登場人物を丁寧に描いています。瓜二つなのですが、つばさとヒカルの表情の違いは見てればすぐ分かる。もう一人の自分、理想の自分が常に傍にいると絶対辛いこともあると思うんですが、その辺も妥協せずに真っ直ぐに描いてました。少女の内面の成長をガチンコで描いたという一点のみでも十分評価に値すると思います。尺の長い日常シーンの退屈さ、あと微妙に説教臭い点はアレですが、その積み重ねが終盤に活きてくるような作品なので、何か感じるものがあれば・・・最後まで見る事をオススメします。どうでもいいですが、つばさとヒカルが合体してフィギュア17に変身したときの姿が「鉄腕バーディー」にちょっと似てるんですよね、二心同体って意味でもちょっと似てる・・・です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

ビスケット1号 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「今の自分は好きですか?」

これは良いです!
オススメです!

2001年なので絵柄とか古い感じもするかもしれませんし
派手さもないアニメですがすっごく丁寧に作られています
このレビューのタイトルは第1話のサブタイトルです
作り手が何を大事にして作られたのかがよくわかります

主人公は北海道に引っ越してきた小学4年生の少女です
そこで異星人と偶然出会い事件に巻き込まれ…という物語
私は北海道生まれなので舞台というだけでも弱いんですが
でもロリではないし(^_^;) かつそういう要素は皆無です

「北の国から」+「遊星からの物体X」を目指したという
監督のトンデモ企画を意図して作られたらしいんですが
これがなんとまぁ、見事に大成功して傑作になってますw

「自分自身が嫌い」「住んでいる場所が嫌い」…っていう
主人公=つばさが、もうひとりの自分=ヒカルに出会って
少しずつ変わっていくというリアルな感じの小学生の話と
他の惑星から来た異星人の必死な戦いが並行して進みます

どちらも人物たちの気持ちがしっかり追いかけられて
もともと各話1時間という珍しい枠で作られたせいか
早い展開ではないのでもしかしたら大人のヒト向けかもです


これを観て、「ヒドゥン」というSF映画を思い出しました
近所のレンタル屋のホントの隅っこにあったのを見つけて
名前が「hidden」なんて…これがホントの隠れた名作か?
なんて2〜3年前に借りて観たんですが本当にそうでしたw

かなり古い映画で 今ググったら1987年の制作だとのこと
おそらくかなーりの低予算で作られたと思うんですが
見事にSFしていてドラマとしてメチャメチャ面白いです
一部ではとても高評価なちょっとカルト的映画なのかも

何故思い出したのか?…というか、2作の共通点としては
・異星人が人間に紛れ込み”隠れて”生きている
・とても地味ながらSF的設が細かくストーリーに活きている
・「ヒトの気持ち」「動機」のリアリティが素晴らしい
・「愛」がある (^_^;)
というところでしょうか。


このアニメはdアニメストアで観られます
月額400円払ってでも観る価値ありと思います
・・・まわしものではないですよ! (^_^;)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

Robbie さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

日常とSFが融合した成長物語

本当にじっくりと丁寧に作られていることが分かる作品だった。
1話当たり通常のTVアニメ2話分の為、ゆっくりと物語が進んでいく。
そしてこれにより日常パートもSFパートもどっちつかずにならなかったと思う。
主人公のつばさが成長する話なのだが、順調に成長していくのではなくあることがきっかけで途中で一旦成長が留まるどころか序盤よりも未熟になってしまうところもまたリアル。
ここら辺はキャラに感情移入し易い分、かなり観る側にもストレスが溜まるが頑張って観て欲しい。
最後は絶対に感動する。
作画に関してはToHeart(1作目)にかなり似ているためもう文句なしの高クオリティー。
唯一の不満が挿入歌というか劇中BGMなのかよく分からない謎な曲。
これが延々とラを女性の声で連呼するだけのもの。
ゆっくりとした方はまだ聴けるのだがSF場面の戦闘シーンの方は本当に邪魔でしかなかった。
しかし、OPとED共に本当に素晴らしい曲なので音楽の評価は高め。
中々ない作りのアニメのため一見の価値あり。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

71.5 18 OLMアニメランキング18位
劇場版ポケットモンスター みんなの物語(アニメ映画)

2018年7月13日
★★★★☆ 3.9 (48)
261人が棚に入れました
人々が風と共に暮らす街・フウラシティでは、 1年に1度だけ開催される“風祭り”が行われていた。 祭りの最終日には伝説のポケモン・ルギアが現れて、 恵みの風をもたらすという古くからの言い伝えが残る中、 街に集まる人々はそれぞれの想いを抱きながら、祭りに参加していた……。 ポケモン初心者の女子高生、リサ。 嘘がやめられなくなってしまったホラ吹き男、カガチ。 自分に自信が持てない気弱な研究家、トリト。 ポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさん、ヒスイ。 森の中で一人佇む謎の少女、ラルゴ。 サトシとピカチュウが彼らと出会い、 みんなの物語が動き出す――。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、石塚運昇
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人々が風と共に暮らす街

最初PVを観た時、頬への朱の差し方が見覚えのある作画だな。
と思っていたら制作にWIT STUDIOが参加とのことで、
劇場鑑賞の意欲が高まっていた21作目の長編ポケモン映画。

WITと言えば、人々が暮らす街の描写にも主張が感じられて印象的。
なので今回はストーリーだけでなく、5作目『水の都~』以来の、
街並みの風情も期待しての鑑賞。

人間とポケモンたちの絆を認めた伝説のポケモン・ルギアによる、
「恵みの風」で成り立っている風車の都市。
私の観光欲求も満たされました。


シナリオはひとりの力ではできない事も皆とポケモンたちとならできる。
語り尽くされて来た王道テーマを、群像劇により再定義を試みる構成。


とある秘密を抱えて思い詰めた風の市長の娘。

怪我で陸上を諦めて、成人前にして既に挑戦心を無くし欠けているポケモン初心者の女子高生。

卓越したポケモン愛と知識を持ちながら上がり症ゆえ自分に自信を持てないポケモン研究家。

方々に虚勢を張って、嘘を付くのを止められなくなってしまったオッサン。

とある過去からポケモンを毛嫌いしている老婆。


同じ街で暮らしながら互いに無関係だった五人。
いずれも欠点や後ろめたさ等を抱えた不完全な人間たち。
それでも各々が心に持っている善意が、
来訪したサトシ&ピカチュウ、そして他の人々やポケモンたちとの絆を媒介にして、
互いに結び付き、集まって大きな力となり、
「風祭り」に一つの奇跡を起こすハートフルストーリー。

本作においてはサトシも個人では多くを成し遂げられない、
いちトレーナーに過ぎません。
『~みんなの物語』という凡庸なサブタイトルが、
鑑賞後はジンワリと心に染みて来ます。


子供よりはむしろ、社会の歯車として磨り減って
自信喪失気味な大人たちにこそ刺さる物語だと感じました。

逆に未就学児も含む低年齢層にとっては
単純な主人公少年のヒロイズム体現ドラマじゃない分、
大人にならないとチョット良さが分かり辛い群像劇かも?とも思います。

例えば、{netabare}嘘を付いてしまったり、悪事を働いてしまうのもまた人間。
そんな人間にも良さはあって……などと言う語り口。
教育的見地に立って観たら地味に衝撃的な開き直りw
嘘つきは何とかの……云々と語っていそうなお堅い道徳の教科書なんかにはきっと無いw{/netabare}
子供向けとしては、実践的過ぎる?
何度か間違えた大人の人生訓なのかもしれません。

五人の群像の掘り下げについても、やや尺不足を感じたりもしました。


けれど人々が補い合って世界が成り立っているかけがえの無さを、
改めて伝えてくれた本作には勇気を貰えました。

私にとっては『水の都~』と並ぶ観光ポケモン映画の双璧としてだけでなく、
心にも確かに灯をともしてくれた。
後々、思い返すことも多そうな良作ポケモン映画でした♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

小さい事は良い事だ、群像劇の佳作。

本作は、アニメレビュアーの笠さんが誉めていたので気になって見てみたら、ポケモン殆ど通ってない私でも楽しめる佳作でした。


本作の特徴は、なんといってもサトシがショタ可愛…、もとい群像劇のキャラたちが良い。


本作ではわかりやすい悪役も出ないし、伝説ポケモンとかを軸にも置いていない。多くのキャラの思惑が絡みあっている内に事件が起こってしまう…というスタイルなのだ。


このスタイルは難易度が高い、アホな人がやったら御都合主義丸出しかつ地味な話になりそうだが、本作は多くのキャラを活かせているのが好印象。


ベタだが、それぞれ弱さを抱えてるキャラたちがその弱さを克服する事で前に向かうのを描けている。


特に、アメリカ映画のキャラか!ってツッコミたくなった、可愛い姪っ子に尊敬されたくて嘘ばかりついてきた駄目駄目な叔父さんはえがった(アメリカ映画なら離婚したお父さんだろうが)。


そして、本作のポケモンはみんな可愛いし、地に足がついているのが良い。本作では強力なポケモンは殆ど出ないでサイズ的にも能力的にも小さなポケモンである。


これまた下手にやったら地味だろうが、みんな健気に頑張っている場面が描かれているし、ポケモンとの共存というテーマがビジュアルでハッキリ示されている。


地に足がついてるポケモンバトルも、実写映画にも言えることだが、特殊効果ばっかりで派手なんだろうが空虚さがあるアクションよりずっと迫るものがある。


そして、単純にゼラオラが可愛い。露骨に可愛いでしょ~って媚びない可愛いさはレベル高い。


本作は、いつものポケモン映画を求めてる人にはどうかわからない。しかし、そんなポケモン見てない、子供向けでしょって思ってる人ほど見てほしい(あとは、ショタコンの人とか…)。


そして本作はオーキド博士のナレーションで締める。やった役のことは割りとすぐ忘れちゃうチャーミングな運昇ちゃん。そんな運昇ちゃんが永年やってきたオーキド博士の最期のナレーションは、今までとは全く違う感慨で心に迫る。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ポケモン映画っていつみても面白いなと。

矢嶋哲生氏が監督するようになったポケモン映画を見たのはこれで2作目なのですが、大人向けとまではいかないかもですが、もはやお子様向けの物語ではなくなってるんだなとゆう印象を持ちました。

話がまあちょっと複雑な感じですよね。
湯浅監督のときみたくゲストポケモンが起こす問題をサトシとピカチュウが力を合わせて解決してゆくのをロケット団がじゃまする~的なハナシではなくなってます。

なんせ基本サトシとピカチュウはほぼ脇役で、もはや北大路欣也的な大御所感が漂っております(笑)。


みんなの物語ってゆうアレなんで、文字通りいろいろなゲストキャラが出てくるのですが、話の流れとしてはそれぞれがなんか心にイチモツを抱えつつそれを解きほぐすようなイベントが練りこまれているとゆう作りになっており、飽きません。

さすがに最後鬱展開で終わるとか大どんでん返しがあるとかはないので、話の筋は途中でわかっちゃいますが、それでも最後までおもしろいなと思いつつ見れます。


そこはおそらく矢島監督の腕なんだろうと。


この作品も公開は2018年ですからちょっと前にはなるのですが、そうか今ポケモンの映画ってこうなってんだなってことがわかる仕組みになっております。


ポケモンの映画といえば俳優さんがゲスト出演するのがしきたりなんですが、みんなよかったですねー。

芦田愛菜ちゃんは何やらしてもうまいし川栄李奈ちゃんもAKBの中でも突出して芝居うまかったしですね。

濱田岳はゆうことありませんしね、そのなかでもカガチっておっさんの声を当ててた大倉孝二氏がまーよかったですわ。アニメの声もっとやってほしいですよ。


まあそんなわけでポケモン映画っていつみても面白いなと思いました。


終わり。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

60.4 19 OLMアニメランキング19位
コロッケ!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (35)
259人が棚に入れました
この世のどこかにある、何でも願いを叶えてくれるという「禁貨」・・・。そんな禁貨を求める冒険者たちのことを、人々は「バンカー」と呼んだ。コロッケは、相棒の貯金箱(バンク)・メンチと旅をする超元気な少年バンカー。
彼の願いは、死んでしまった父さんを生き返らせること・・・。旅の途中で出会ったバンカー・ウスターと共に、コロッケは、バンカーサバイバルに出場した。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、清水愛、松本保典、保志総一朗、岩田光央、堀内賢雄、三宅健太、チョー、笹本優子、小山力也

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あくまで漫画読んだ感想ですが、王道でテンポ良いバトルアニメ

漫画しか見てないですが
漫画最後まで見た感想ですが、かなり面白かった

というかテンポ良くてかなり教科書としては適切なバトル作品
程好いシナリオとテンポの良い展開

これは面白いなと思った
アニメではダイフクというキャラが優遇されているらしい
アニメもおすすめです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

とにかくキャッチー

登場人物の名前は食べ物縛りで、必殺技そのものもネーミングもシンプルで覚えやすいのが良い。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

59.1 20 OLMアニメランキング20位
みずいろ(OVA)

2003年4月25日
★★★★☆ 3.2 (45)
213人が棚に入れました
『みずいろ』は2001年にねこねこソフトから発売されたWindows用PCゲーム。
普通の街の、普通の学園に通う主人公「片瀬健二」と、彼を取り巻く可愛い素直な妹、無口な先輩、幼なじみ、健気な後輩…。
そんなヒロイン達との間に繰り広げられる、笑いあり涙あり、甘いようで淡く、ちょっぴりせつない純愛系の普通の恋愛ストーリー。

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゴットゥーザ様、大活躍♪

何を隠そう、ゴットゥーザ様の魅力だけで見ましたw
みずいろのOVAはゴットゥーザ様が演じる、早坂日和にスポットライトが当たった作品だと聞き、即視聴!!

ちなみに原作は未プレイだったので、どんな感じかな?
と、気になっていたのですが、朝比奈みくる(ハルヒ)に似た感じでしたね♪
ゴットゥーザ様の天然のんびりした感じを思いっきり堪能できました。

OVA作品で30分×2話と、簡単に見切れる作品なので、ゴットゥーザ様ファンの方は是非、視聴してみてください♪

シナリオに関しては、とても良いとは言い難いものですが、ゴットゥーザ様の活躍もありますし、まぁまぁ感動できるものだと思いますよ☆

最後になりますが、とても私の偏った意見ばかりとなりまして、スミマセンでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

約束

幼い日に交わした約束が一人の少女を勇気づける。
感動系恋愛ストーリーです。

血のつながりのない兄と妹の元に、幽霊として帰ってきた幼馴染の少女。
記憶を無くした幽霊少女にいったい何があったのか?
幼い日の出来事を通して、三人の物語は静かに流れ・・・

ゲームを原作とした2話約1時間のOVAです。
ストーリー構成が絞り込まれ、話の筋が明瞭。
全キャラが役割をわきまえ、ちょい役のサブキャラでさえ気持ちのいい性格です。
作画も綺麗で、声優さんの演技も文句なし。
とくに、後藤邑子さんがいかんなく実力を発揮されています。

ラストのサプライズが制作者の心意気。
わずかの感動とともに、物語の余韻に浸れる良作です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

兄妹+幼馴染

30分2本にて完結するOVA

プロローグでその後の展開が想像出来るよくあるタイプのストーリーですが私はこのタイプの物語が大好きです。
付加されてるエンドは無くてもよかったかな、私はそこまでのストーリーで満足しましたので。
まあ有っても無くてもどっちでもいい感じ
何れにしても結構気に入りました。

アダルトバージョンのOVAもあり、混同しないように

{netabare}
アダルトバージョンのOVAも2本組ですが
Vol.1-雪希の章-
Vol.2-日和の章-
となっており気に入った娘の方を見るだけでもいい感じの作りになってます。
全年齢版とはちょっと違うキャラ絵とストーリーで割と良い感じでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

60.6 21 OLMアニメランキング21位
神魂合体ゴーダンナー!!(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (38)
200人が棚に入れました
西暦2042年、地球上では突如現れた未知の巨大生物「擬態獣」と、世界各国で開発されていた巨大ロボット達との戦いが繰り広げられていた。
日本のスーパーロボット「ゴーダンナー」のパイロット・猿渡ゴオは後に「巨神戦争」と呼ばれるボス擬態獣との決戦において、パートナーであり恋人でもあったミラ・アッカーマンを失ってしまう。だが、ゴオはそれと引き換えに、1人の少女の命を救っていた。その少女の名は、葵杏奈。
辛くも人類は戦いに勝利し、5年の歳月が流れた。しかし、世界各地では未だ擬態獣の亜種が生き残っており、スーパーロボット達との戦いは続いていた。17歳の高校生となった杏奈はゴオと再会して恋に落ち、いつしか2人は結婚を決意する。だが結婚式当日、日本に擬態獣が出現。ゴオは式を途中で中断し、ゴーダンナーで出撃する。

声優・キャラクター
近藤孝行、中原麻衣、久川綾、清水香里、本田貴子、かかずゆみ、皆川純子、山口太郎、渡辺明乃、能登麻美子、堀川仁、大川透

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガオガイガー世代ならもっと楽しめるんでしょうか?

 結構、面白いと思います。
特撮・TVマンガ時代の渡辺宙明の音楽と夫婦の危機という謎の組み合わせが、なんとも複雑な気分になる作品です(汗)
 私は世代的にこの手のスーパーロボット物はダイターン3位迄なんですけどね。
トライダーG7とかダイオージャの頃になると妹は見てたんですが、私はヤマト・ガンダムに移行しちゃったんですよね。たまにブライガーとかは見ましたが。
 そんな訳で私は90年代のスーパーロボット物には無縁だったもんで勇者シリーズ見た世代とは感覚が違うと思いますが、イメージ的には永井豪+東映路線な気がします。
基本、合体も本体と飛行ユニットor2体の合体ですので尚更そう感じるのかも。石丸博也さんが所々で声当ててますし、そこはかとなく漂うマジンガー臭w

 結構この手のスーパーロボットのオマージュな作品は多い様子ですが、私はダイミダラーとコレしか知らないもんで客観的な評価難しいんですけどね。
絵は他路線の同時代の作品と比しても手間掛かってるし、キャラデザイン故に作画の荒れが目立ちづらいのもあり絵の質に不満は出ないと思います。
ロボットのデザインは、まぁ世代毎にカッケ~と思う要素は違うと思いますんで(汗)

 所謂"らしさ"を保たせるための発進シークエンスや技の見栄等を各話欠かさぬ様にした上で、昔は潔いほど省略されてた心情描写をそこそこぶち込んでくるので正直展開が早すぎかも。
主人公夫婦や他のペアを組んだパイロット間の恋愛感情の部分は台詞と絵で結構伝わると思いますが、情感タップリとはいかないのが惜しいかもですね。スーパーロボット物+"何か"で心情をネットリとやると、神無月の巫女みたいな本筋では泣けるのにロボットが猛烈に浮いて結果微妙な気持ちになる作品になるので超難しいんでしょねw

見始めはスーパーロボット物という"いい大人が見るもんじゃねぇ"という抵抗感が有るとは思いますが、すぐ慣れますんで。

 因みに2期前提の作品なんで、暇つぶしにつまみ食いは辞めた方がいいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あれ? なんだこれ? 一周回って面白いぞw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
古いアニメか? と思ったら、2003年かいw 作品全体が昭和のスーパーロボットアニメのパロなわけね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
opの狙いすぎてる感じが結構好き♪

基本的には、ロボットアニメの典型的な(熱い)流れを踏襲しつつ、縦軸として、ゴオと杏奈の恋愛が描かれています。

色んなところでふざけている。でも、ギャグとは言い切れない。不思議な作風でした。

ただどこか、なんだろう? 熱さという点で、昭和のスーパーロボットアニメに比べると少し温度が低いというか、本当の本気を感じないというか……。イメージとして、「機動戦艦ナデシコ」の劇中アニメ「ゲキ・ガンガー3」や、「ROBOTICS;NOTES」の劇中アニメ「ガンヴァレル」を観ているような気になりました。「制作が熱い気持ちで作った」というよりは、「制作が熱い気持ちを考えて作った」「視聴者に熱い気持ちを感じさせる為に作った」という感じ。

微妙過ぎて伝わらないかもしれませんが(汗)

まあそれでも、久々のスーパーロボット系のアニメとして、楽しめてはいます。

分割2クールというより、ほぼほぼ1クール26話構成のようですね。1期の最後は、中途半端に片をつけようなんて思わず、潔く中途半端に終わってます(笑)

とりあえず2期を観てみまっす♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

胸には目もくれず(・・・多分)

 長岡康史さんが監督を務めているということで視聴してみたのですが、予想をはるかに上回る面白さでした。

 まあ面白いと言っても、ストーリーに特別深いものがあるわけではありません(笑)。熱です。ロボットアニメ、特にスーパーロボット(リアルロボットではない)アニメに欠かせない熱さがこの作品には満ち満ちていました。

 まず、串田アキラさんによるOP曲から熱すぎです。さらに渡辺宙明さんによる熱すぎるBGM!!そして極めつけは堀江美都子さんと水木一郎さんによるED曲!ダンガイオーやないか!・・・もはや、ストーリーよりも音を中心に視聴していたと言っても過言ではありません。

 声優陣では、中原麻衣さんが技名とかを叫んでいるのが非常に新鮮でした。普段こんなに叫ぶ演技をすることもないだろうから、楽しく演技したんだろうなと思いました。

 そのほかにも大好きな声優さんが目白押しで、そういう意味でも耳が心地良かったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

60.5 22 OLMアニメランキング22位
二ノ国(アニメ映画)

2019年8月23日
★★★★☆ 3.1 (79)
195人が棚に入れました
冷静沈着で車いすのユウ、バスケ部の人気者のハル、ハルの恋人コトナは幼なじみの親友同士。ある日、事件に巻き込まれたコトナを助けようとした二人は突然、「二ノ国」に引き込まれる。そこは現実世界と並行する魔法の世界。そこで二人はもう一人のコトナ、アーシャ姫に出会う。次第にアーシャ姫に惹かれていくユウ。しかしコトナの危機を救うには、アーシャの命を奪わなければいけないことを知る。大事な人の“命"をかけた究極の選択に果たして 2 人の決断は―。

声優・キャラクター
山﨑賢人、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、山寺宏一、伊武雅刀、新田真剣佑、永野芽郁、ムロツヨシ
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

2019年のワースト映画

巷でヤバイヤバイ言われてるDQは華麗にスルー
この作品も観に行く予定はありませんでした
どちらも予告編からして地雷臭ぷんぷんですし
見えてる地雷をわざわざ踏み抜きに行くほど物好きでもありません

しかし、連れの見たい作品と自分の見たい作品で時間を調整した結果
この作品が自分の見たい作品の間に挟まる形になり
わざわざその時間だけ抜けて頑なに鑑賞を拒むほどの理由もなかったため
あくまでついでに観に行くことになりました

悪い予感が的中!
とかそういうレベルではなく酷い
たくさんの作品を見ればどうしてもハズレが混じってきます
そういったハズレの作品に関しては
貴重な余暇を割いて酷評レビューを書くのもばからしいので
さっさと忘れて次に行くのが一番だと思っていますが
この映画は今年見た36本の映画の中でぶっちぎりでワースト
(追記:結局2019年に見た54本で群を抜いて最低でした
金返せ!って言いたくなるものは他にもありましたが
金貰っても見たくないレベルはこれだけです)
あまりにひどかったのでここに全部吐き出して禊としたいと思います

この作品につけられたキャッチコピーは

命を選べ。

公式のあらすじを引用しておきますと

頭脳明晰で心優しい秀才のユウ。
バスケ部のエースのハル。
そしてハルの恋人のコトナ。
同じ高校に通う幼なじみの3人は、かけがえのない親友だった。突然の事件が起きるまでは―。
ある日突如ユウとハルが迷い込んだ見知らぬ場所、そこは想像を超えた魔法の世界「二ノ国」。
現実(一ノ国)と隣り合わせにある、この美しく不思議な世界で、
2人はコトナにそっくりなアーシャ姫と出会う。
どうやら二ノ国には、一ノ国と命がつながっているもう一人の自分がいるらしい。
アーシャ姫に死の呪いがかけられたことをきっかけに、ユウとハルは二つの世界に残酷なルールがあることを知る。二ノ国で尽きるはずの命を救えば、一ノ国の人間がその代償を払うことになるというのだ。
そして二ノ国ではアーシャ姫が、一ノ国ではコトナが死の呪いに掛けられていた―。
ふたりの彼女、救えるのは一人の命―
明るく健気なアーシャ姫を守りたいユウと、コトナを助けたいハルに突き付けられた残酷なルール、
ふたりが下した〈究極の選択〉とは―。

「愛する人を救うために〈命〉を選べ」

というあらすじに対して実際の内容は
{netabare}まず片方の命を救うと片方の命が尽きるというルールは
ハルがかなり唐突に根拠も薄い中で主張し始めた仮説です
ユウが二つの世界のルールがはっきりしないから
短絡的に結論を出すべきでないと諫めるにもかかわらず
ハルはアーシャ姫を殺せばコトナは助かるはずだと論理を飛躍させ
コトナを助けるためなら自分は何でもすると
安っぽいヒロイズムに浸ります

いやちょっと待て・・・
さっき二ノ国でアーシャ姫を助けようとした呪い師が
一ノ国でも死んでなかったか?
アーシャ姫を殺せばコトナが助かるって理屈はいったいどこから来るんだ?

とまぁここまでは全く受け入れ難い!
というほどのことでもありません
恋人を失うかもしれない恐怖から冷静さを失っている
と考えればまだ高校生ですしそれほど不自然でもありません

しかし板挟みになって苦悩するユウに対して
アーシャ姫の口から
「ハルには決断できてあなたにできないのは
あなたの覚悟が足りないからではないか」
という言葉が飛び出したところで
もう完全にキャラのセリフとして受け止めることができなくなりました

愛する人を守るためならほかのだれかを殺すことも厭わない
どうも制作側はそれを崇高な愛のカタチとして描きたかったようですが
愛するものを手に入れるために何の罪もない他人を殺めるというのは
崇高どころかおぞましい我執に囚われているとしか思えません

それをハルの若さゆえの過ちとして捉えることができた間はともかく
命を狙われる側のアーシャの口から肯定した瞬間から
彼らが血肉の通った人間ではなく
制作者のプロパガンダのための腹話術人形にしか見えなくなりました

もう一度言っておきましょう
この作品につけられたキャッチコピーは

命を選べ。

です

愛するものを守り幸せをつかみ取るためには
他人を蹴落とすことを躊躇してはいけない
誰かの幸せを奪ってでも愛を貫き通す覚悟を持て

というのがこの映画の伝えたいメッセージなのだと私は受け取りました

そこから先の物語はあんまり覚えていません
真の黒幕が現れて
どちらかが必ず死ぬというのが
ハルの勘違いだったことが分かり
協力して打倒してめでたしめでたしみたいな
まぁそんなどこにでもあるお約束展開が
ろくに伏線も張られずに雑に展開されていたのは覚えています

この日はコレ含めて5本の映画を鑑賞したのですが
この映画を見終わった後すぐに観たのが

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(8回目)

でした

奇しくも命の選択というものがテーマになった作品を二つ続けて観て
あまりのクォリティの違いに愕然としました
(注:劇場版青ブタの軽いネタバレあり)
{netabare}
劇場版青ブタもこの作品同様
命の選択がテーマになってはいますが
方向性は全くの逆

自分の大好きな人に幸せになってほしい
そのためならば自分が隣にいられなくても構わない
大好きな人を幸せにするために
自分の命を投げ出そうとする人たちによる
SF版賢者の贈り物とでも言うべき物語

実はこの作品にも
キャラクターの口を介した
作者からのメッセージと思われる部分があり
それが劇場版以外も含めた作品全体のテーマにもなっています

中学生の咲太が高校生の翔子に教えられ
中学生の翔子は高校生の咲太に教えられた
つまりは出自のはっきりしない言葉

『ありがとう』
『がんばったね』
『大好き』を大切にして生きていく
いつかやさしい人になりたいです

私の心に響いたのは

命を選べ。

ではなくこちらの方でした

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
{/netabare}{/netabare}
書きたいことはすべて書き終わりましたが
申し訳程度にそれ以外の要素についても確認しておくと

声優は

ユウ:山﨑賢人
ハル:新田真剣佑
コトナ / アーシャ:永野芽郁

のメイン3人の芸能人キャストと
周りのベテラン声優との噛み合わなさがまぁ酷い
この3人はうまくはないものの
それだけならば聞けないほどでもないのですが
起用されてる職業声優の面々
とくに宮野・梶の演技にかなり癖があるので
掛け合いになるとあまりにちぐはぐで
会話が頭に入ってきません
素人の演技を変えることが難しいのであれば
プロの側がバランスをとるべきなのではないでしょうかね?

そして音楽

つい先日映画海獣の子のレビューで久石譲を絶賛したばかりですが
その久石譲の劇伴が今回はあまりにもひどかった
簡単に言うと画面と演技でいまいち盛り上がっていないところに
劇伴だけがガンガン鳴り響くので
ただただ耳障りなだけなんですね
むしろ劇伴が邪魔で物語が入ってこない

これは、曲が悪いとか久石譲が悪いというよりは
作曲する側と映像を作る側とで
意思疎通がうまくいっておらず
せっかくの久石楽曲をちっとも使いこなせていない
ということなのではないかと思います

そう考えるとシナリオ的に一番怪しいあたりを
音楽の力で誤魔化してなぁなぁにしつつも
それなりにいいものが見れたような気にさせてくれた
天気の子の音楽の使い方は見事だったんだなぁと
あらためて痛感しました

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

一緒に観に行った連れに
今年ワースト候補だと告げたところ
「DQのクソ加減ははこんなもんじゃねぇ!」
と言われて戦慄してます
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
クソだとわかってるものをお金出して観に行く趣味は無いですが
両方見た方がいたらどちらがひどかったか
ちょっと意見を聞いてみたいところです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

【※酷評注意】脚本を捨てる!技術の重要性

レベルファイブの原作ゲームは未プレイ。

初代ゲーム『二ノ国』の外国風の現実世界である“一ノ国”とファンタジー異世界の“二ノ国”
互いに影響し合う世界を行き来すると言う世界観やコンセプトには興味があって……。
特にPS3版については、何より久石譲氏のBGMに乗って、
動かせるリアルなジブリ絵という魅力もあり、
購入プレイも検討して情報は集めてはいました。
ただ、戦闘などシステム周りがどうしても納得できずスルー……。

ゲームの続編『~Ⅱ レヴァナントキングダム』(PS4)では
二つの世界を行き来する主要素が消滅したそうで……。

この流れで、映画化?どうなんだろう?と訝しんでいたところ、
本作公開前、次のネット記事が目に入りました。


 「二ノ国」生みの親 久石譲氏の指摘でシナリオ変更したと明かす

 https://news.livedoor.com/article/detail/16930273/


要は、レベルファイブ社長で『二ノ国』コンテンツの生みの親・日野晃博氏が、
またぞろ自ら、二つの世界を行き来すると言う『二ノ国』の骨格を無視して、
宮廷ミステリー風のシナリオでアニメ映画版制作に邁進していた所、
劇伴担当の久石譲氏に「これは“二ノ国”である必要があるのか?」と問われ、
現代日本風の“一ノ国”とファンタジー世界の“二ノ国”を行き来する方向に、
シナリオを大幅修正したと言う制作裏話を語った記事。


これを拝見して私は、ゲームとはキャラも物語も違う、
昨今の異世界転生のトレンドも意識した風味の凡作かもしれないけれど、
これなら『二ノ国』の主要素である異世界トラベルくらいは
にわかに摘まみ食いできるかもしれない。久石譲さんナイス♪
と映画館に向かいましたが……。


甘かったです。そこは心躍る異世界ではなく、この夏、最大級の地雷原でした。
あまりにも酷くて、鑑賞後は、怒りや呆れを通り越して、
申し訳ありませんが、何だか笑えてきましたよ。いや~~酷い!


これは私の仮説ですが、
恐らく本作は元々書いていた宮廷ミステリー風の脚本やその影響を残したまま、
現実世界と異世界を行き来するファンタジーを重ねてしまったことで、
作品破綻という惨事を引き起こしたのだと思います。

制作途中で、大幅に方向転換したのなら、
最初に書いていた脚本は作風も含めて綺麗さっぱり捨てなきゃダメでしょう。
もしかしたら日野氏はミステリー風の脚本にも未練があって、
これも生かせば異世界トラベルモノでも役に立つ、シナリオが重厚化する。
そう期待して残したのかは分りませんが、これは絶対にやってはいけない悪手でしょう。

ミステリーと異世界トラベルファンタジーが共鳴しあうどころか、
トリックといったリアリティを突き詰めるミステリー属性と、
チマチマしたリアリティは気にせず夢を見せるファンタジー属性が、
互いの良さを打ち消し合い、鑑賞者の没入を妨げるカオスな異臭を放っています。

ミステリー風脚本も、異世界トラベル脚本も、垣間見える発想自体は悪くはなく、
各々単体ならばきっと良作以上に作品を高められるポテンシャルはあったのだと思います。
けれど新旧のアイデアをない混ぜにして良くなるなんて奇跡は滅多に起こりません。
混ぜるな危険!です。

100分の映画に収めるには大きすぎる話だった?
と言うフォロー?もあるようですが、私は決してそうは思いません。
障害物になってしまっているミステリー要素を撤去し、整地して、
相互に影響し合う二つの世界に焦点を絞って、キチンと伏線を張って行けば、
100分でも十分に良作への道は開けたのにと悔恨します。


キャスティングは俳優・タレントを配したメインキャストの話題作り感を、
脇の“ちゃんとした声優”でなだめる布陣。

ヒロイン役の永野芽郁さんの演技も
声優慣れしていない俳優キャストとしては普通レベルの下手さ加減でしたが、
伏線のつながりが劣悪な脚本、セリフで、
感情を込めた一言でシナリオ混乱の打開を求められる、
ベテラン声優級の仕事をこなすには荷が重すぎ、ますます傷口を広げていた印象。


私の場合は、この流れは本作がミステリーだった頃の名残かな?
ここでいきなりファンタジーになるのか?じゃあ細かい辻褄は一旦、忘れなければアブナイな。
といった感じで崩れゆく脚本から、適度に距離を取りながら教訓として眺めたので、
まだ致命傷を負わずに済みましたが、
制作背景も知らずに、ジブリ絵に釣られて安易に踏み込めば、大ダメージは必至。
生きて“二ノ国”から帰る保証は出来かねますので、
私には鑑賞はまったくオススメできません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

最後の三分間はとても有意義な時間となった

視聴理由 須田景凪さん

視聴前 正直内容期待してないんだよなぁ

視聴後 んーと、えーコレは…

この話は平行世界に接触してしまった主人公達の話
ジャンルは…そうだなぁ…平行世界かな?
まぁ端的に言ってしまいましょう。クソでしたね。はい。もう何なん?あれを私たちに見してどうしたかったの?
正直この原作者と監督のしたいことが全くわかりません。まず声優さんです。私は全くドラマや実写映画は見ませんが、別に俳優さんや女優さんを否定しているわけではありません。しかし、この作品に関して言うとすれば「なぜ選んだ」オーディションか指名かは分かりませんがオーディションであるならば採用した人の耳を疑いますね。指名なら「そういうのは自主制作でしろ」別に原作者や監督の趣味は一切否定するわけではありません。ましてや俳優さんや女優さんを叩いているわけでもありません。山崎賢人さんや新田真剣佑さんや永野芽郁さんが声優に向いていない、ということです。しかし、それを選んだ理由が全くわかりません。
声優を本職としているプロの方もたくさんいましたが、どれもキャラとあってませんでした。人気だから呼ばれた。みたな感じなのでしょうね
まぁ声優さんの問題に関してはまぁいいでしょう。良くないけど
内容です。問題は。対象年齢がわからない。稚拙な展開やわけわからない謎理論。そしてガバガバな設定。おもわずテキトーな展開・設定・理論に笑ってしまいました「アホ草」と。
そしてラストのオチにもかなりデカい落とし穴が。ラストの展開はきっと原作者が「どやっ」と言ってそうなですね。設定無視してるけど。自分の考えた設定に違反してるラストシーンでなんなのよ...

まぁとにもかくにもクソみたいな内容だったことは事実
作画はジブリっぽいなぁと思ったらジブリでした。あははは...同じ顔
さらには戦闘シーン手抜き。まぁジブリ戦闘シーンあまり書かないもんね。3.5かな。残念
主題歌は須田景凪さんの「MOIL」神曲。本当に


総評 最後の三分間(主題歌が流れるエンドロール)はとても有意義な時間となった

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

63.2 23 OLMアニメランキング23位
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (32)
166人が棚に入れました
舞台は1930年代のイギリス。その首都ロンドンを拠点に活躍する探偵、エルキュール・ポワロ。ベルギー警察で活躍した彼は、引退後、その明晰(めいせき)な頭脳と洞察力を活かし、探偵業をしています。紳士の身だしなみと、自信にあふれたものごしで、難事件を次々と解決します。
もう1人の主人公、ジェーン・マープルは、ロンドン近郊に住む、上品でおしゃべり好きな老婦人。素人探偵ですが、豊富な人生経験と鋭い観察力で、真犯人を突きとめます。名探偵2人をつなぐオリジナルキャラクターの少女、メイベル・ウエスト。ミス・マープルの甥の娘にあたる彼女は、自分の未来を切りひらくため、ペットのアヒル、オリバーと一緒に、ポワロ探偵事務所のドアをたたくのです。

声優・キャラクター
里見浩太朗、八千草薫、折笠富美子、野島裕史、城雅子
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

このミステリシリーズは面白い

推理小説原作原は推理漫画原作と違ってアニメには向いてないと思いますが、
この作品は面白かった。
声優が俳優が担当している人が多くイマイチという意見については、このNHKアニメの場合、あまり気にならなかった。
というか、むしろ合っていたと言っても過言ではない。
NHKアニメというのはなんだか独特の雰囲気があり、そういうのが許せるという良いという雰囲気がある。
某所で「不思議の海のナディア」と同じ製作スタッフが作っているらしい。確かに雰囲気はなんとなくは似ている。

ただ、気になった部分として、いわゆる黄金期の推理小説なら誰でも知っている事だが、
当時の欧米の量刑基準は正当防衛や精神異常などの例外を除いてほぼ殺人=死刑(イギリスでは絞首刑、アメリカでは電気椅子、フランスではギロチン)だったりする(だから推理小説では話しの締め方として犯人は逮捕されるより自殺するケースが多い)。
ほのぼのとした優しい雰囲気の本作の犯人たちにもそれが当てはまるとなると気が重い。
まあ、パラレルワールドであの世界の量刑基準は現実や原作とは違うのかもしれないが。

ポワロの性格は実は結構、原作に近い、むしろ実写化作品の堂々した紳士で隙のない雰囲気のポワロよりも、
あの、小太りのおっとりとした「食事、食事」と事件の解決より食べる事や日常生活を楽しむ事を優先させる緊張感のない性格はいかにもだ。

逆に原作とはかけ離れているのはミス・マープルで原作では、もっと過激な性格である。
犯人に対する怒りは強く「復讐の女神」という作品の題名はそれを語っている。
「パディントン発4時50分」やこのアニメにはなってないが「ポケットにライ麦を」という作品では最後の方で相当な暴言を吐いている。
そしてポワロは犯人に憐れみを感じた場合は自殺する機会を与えているのに対してマープルは犯人が勝手に自殺する事はあっても、彼女がその機会を意図的に与えるなんて事はない。
もっとも、マープル作品の犯人は邪悪な同情の余地のない奴ばかりだが。
アニメではその辺は改変されてマープルが犯人を気遣ったり、犯人に同情の余地があるようにされている。

また、原作マープル作品は「推理小説とは言えない」という評価もあり、マープルの推理思考も明かされない「直感型探偵」に分類されている。
そもそも、「嘘と邪悪はまるわかり」というキャラで「探偵」とは言いにくい。
あと、メイベルは今作のウリとも言われる可愛い魅力的キャラだが、こういう背景もある。{netabare} 実は原作の短編集『火曜クラブ』所収の「聖ペテロの指のあと」に「メイベル」というマープルの姪が登場するが、既婚者であり、なおかつ殺される被害者役である。また「知的障害がある」という記述もあり、一応、名前と「マープルの姪」という設定だけは借りているにしろ、アニメのメイベルとは別人と見ていい。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

推理物が好きな人なら普通に楽しめそう

ミステリーの女王アガサ・クリスティの2大キャラであるエルキュール・ポワロとミス・マープルのシリーズを原作にした推理アニメ。さすが原作がしっかりしているだけあって普通に面白いです。
原作にはないメイベルという女の子キャラをミス・マープルの親戚でポワロの助手という設定で登場させることで別々のシリーズを1つのアニメシリーズとして繋げています。全39話のうち、およそ3分の2くらいがポワロ回、残りがマープル回といった割合です。1つの事件は長いもので全4話、短いものは1話完結。個人的にはクリスティの熱心なファンというわけではないので(小説は代表作をいくつか読んだことがある程度。このアニメ同様にNHKで放送していたイギリス製作のポワロの実写ドラマは結構好きです)、オリジナルキャラを出すことにも特に違和感や拒否感はありませんでした。アニメの出来自体も手堅い作りで悪くないように思います。名探偵コナンや金田一少年が好きな人なら気に入るかもしれません。
また、ポワロ、マープルといった主要キャラから各回のゲストキャラまで、声の演技に有名俳優を多数起用しているのもこの作品の特徴です。各話でそれらのキャラが最初に登場するときは役名と声を演じている俳優名が画面に表示されるので、この人は声の演技も上手いなあとか、この人は声優は向いてないなあ、などと思いながら観るのもありかと思います。
音楽はBGMは良かったと思いますが、OPとEDは作品の雰囲気にあまり合っていなかったように感じました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

Sin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

メイベル・ウエスト

アガサ・クリスティの原作小説をアニメ化したもの。
ABC殺人事件など有名作がアニメで簡潔にまとめられている。
また、ポワロの助手という形でオリジナルキャラのメイベルが出てくるのも見どころの一つ。
小説を読んだことのない人や、あまり本を読まない人にもオススメ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

59.4 24 OLMアニメランキング24位
神魂合体ゴーダンナー!!SECOND SEASON(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (27)
163人が棚に入れました
西暦2042年、地球上では突如現れた未知の巨大生物「擬態獣」と、世界各国で開発されていた巨大ロボット達との戦いが繰り広げられていた。
日本のスーパーロボット「ゴーダンナー」のパイロット・猿渡ゴオは後に「巨神戦争」と呼ばれるボス擬態獣との決戦において、パートナーであり恋人でもあったミラ・アッカーマンを失ってしまう。だが、ゴオはそれと引き換えに、一人の少女の命を救っていた。その少女の名は、葵杏奈。
辛くも人類は戦いに勝利し、5年の歳月が流れた。しかし、世界各地ではまだ擬態獣の亜種が生き残っており、スーパーロボット達との戦いは続いていた。17 歳の高校生となった杏奈はゴオと再会し恋に落ち、いつしか二人は結婚を決意する。だが結婚式当日、日本に擬態獣が出現。ゴオは式を途中で中断し、ゴーダンナーで出撃する。
しかし、杏奈はただ夫の帰りを待っているだけの女の子ではなかった! 杏奈はゴーダンナーのパートナーロボット「ネオオクサー」に乗り込み、自身も擬態獣との戦いに身を投じる! 果たして、二人は無事結婚することができるのか!? そして、世界の平和を守ることができるのか!?
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

今、あえてコレを観てみようと思う方ならば失望はしないかなと。

 私もそうですが、正直コレが隠れた名作的な掘り出し物と思って手を出し訳ではないと思うんですよね。
そういう過度の期待を抱かずに見てる分には、巧く纏めたなと言う程度の満足感は得られるかなと。
最近の良く出来たアニメは、思わず唸っちゃう様な視聴者の想像の上を行く展開が巧く伏線として張られてたりで上手いというか。ほんと最近の作品って面白いと思います。
 そういう点ではこの作品は全話数に巧く且つ万遍なくサプライズを仕込んで楽しませるという作りにはなってないもんで、相応の古さは感じるかと。
1クール目はいかにもなスーパーロボット物の範疇からは大きくは外れてませんし、2クール目も"女王様と下僕"的なのや兄妹の愛、百合とか幼女(って程ルーは幼くは無いですが)等色々と盛り込んでは有るものの特段掘り下げる訳でも無いのでちょっと物足りない気はします。
各話の短い尺の中でロボット物のお約束の合間にそれらの要素を上手く盛り込んでるとは思うんですが・・・
個人的にはイギリスチームの兄と妹の台詞選びなんかは結構好き。
んで最終話で一気に伏線回収なんですが、チョット説明がクドく感じて勿体ない。唐突にも感じちゃいました。
最終話で語られる部分も、悪くないんですけどね。
{netabare} GODとAnnaでゴーダンナーになった件はエヴァ思い出したりしてw
最終話を丸々事の顛末と後日談に使った上で、敵の掃討が進んだ末での最後の戦いで締めるので放り投げ感もあまり無いですし。
{/netabare}
 夫婦としての普通の生活のシーンがほぼ無い為ゴウと杏奈の夫婦の物語として作品を観た場合はちょっと物足りないとは思いますが、そういう要素が添えられた昔風味のスーパーロボット物としては出来はイイと思いましたです。最終話目前になって、やっと本当の意味で一心同体の戦いをする様はナカナカアツかったですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

かみな~☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

新婚合体ゴオ旦那

このレビューのタイトル通りそんなアニメです。しかし昼ドラ展開がありますのでドロドロしてます。


過去に愛した人を失うも主人公は立ち直り、別の人を愛する。しかし過去に愛した人が蘇ったら一体どちらを取ればいいのか・・・という究極的に難しいテーマです。死についてや戦争についてのテーマよりもこちらのほうが頭で考えると難しいかと思います。
過去にそういったテーマの作品があるとは思いますが、当方はそういった作品に出会ったことがなく本作が甚だ斬新に感じました。

素晴らしいテーマなのにも関わらず、扱いが雑で残念でした。というよりも投げっぱなし感が否めませんでした。さらに追求すればテーマを放棄してるようにさえ思えます。
本当に残念です。。。


かなり否定的に書きましたがメカニックやキャラクターは魅力的で、テンポよく話が進むので飽きはきません。王道展開で使い回しシーンが多いですが演出が凝っているので非常に見やすいアニメだと思います。

暇な方にオススメです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パシフィック・リム

 ファーストシーズンに比べると、少し作品の勢いは落ち気味ですが、相変わらず楽しませていただきました(変な意味じゃないですよw)。

 今期はオープニングとエンディング主題歌の担当が入れ替わっています。堀江美都子さんと水木一郎さんによるOPなので、静かに燃える感じの曲です。しかし、串田アキラさんによるED曲は熱すぎます!その日の話は終わったにもかかわらず、テンションが上がりまくってしまって大変です(笑)。

 クライマックスで石丸博也さんが登場した時は、ガッツポーズでしたね。

 長岡康史さんは、この後キスダムの監督をされています。しかしその後は、大きな仕事をされていないようなので少し残念です。彼が監督した作品をもっと見たいです、お願いしますお偉方たち。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

68.0 25 OLMアニメランキング25位
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
156人が棚に入れました
新幹線超進化研究所は「漆黒の新幹線」が生み出す巨大怪物体から
日本の平和と安全を守るため、「新幹線変形ロボ シンカリオン」を開発した。
シンカリオンとの高い適合率を持つ子供たちが運転士となり、
研究所員たちと力を合わせて強大な敵に立ち向かう!
果たして「漆黒の新幹線」の目的は…。子供たちは日本の平和と安全を守れるのか…。
チェンジ!シンカリオン!

声優・キャラクター
佐倉綾音、沼倉愛美、村川梨衣、うえだゆうじ、竹達彩奈
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺の好きな“四文字熟語”は「変形合体」だぁぁ!

観終わって……

色々な意味で“つなぐ”というテーマを押し出した
前向きで明るいロボットアニメの良作だったと思います。

『エヴァ』とのコラボも交えて、“子供向け”のロボット番組と、
内部世界に沈降するなどマニアックな路線を独走した
“大人向け”のロボット作品の趣味とをつなぐ。
(他にも三倍のスピードで動く赤い機体とか、
ジェットストリームなアタックを仕掛ける黒い三機体とか、
『ガンダム』ネタもあって、くすぐったかったですw)


“シンカリオン”の線路で全国各地、地底世界をつなぐ。
鉄道、射撃、地形に剣道。漁に料理。果ては忍術や戦隊ヒーローに至るまで、
多種多様な“好き”をつなぐ。

好きが振り切れ過ぎた人間を“オタク”と敬遠したりネタにしたりする風潮……。
本作でも主人公少年のあらゆる事象を鉄道ネタと結びつける言動には、
置いてきぼりを喰らうことがしばしばでしたがw
このアニメはこうした好きを({netabare}好きが振り切れた少年少女はシンカリオンとの適合率が高い{/netabare})
と言う設定面でもアシストしつつ、肯定して来るところが清々しかったです。
あぁ、俺……オタクで良いんだなって感じで励みになり?ますw

一方で本当の好きとは何か?と問う件では、
自分に本当の好きはあるのか?と自答させられました。

すなわち、“人気JSユーチューバー”上田アズサが、
自分の動画好きは、他のみんなとは違う、理由のある好きとの、達観を語る場面。

例えば私のアニメ好きは、昔はゲームや映画観るのが主な趣味だったこともあったけど、
時間や集中力が無くなってきて、一話30分以下から見続けられるアニメに比重が移って来た。
とか結構、理由があったりします(苦笑)
少なくとも速杉ハヤトの鉄道レベルにアニメが好きかと言うとそこまでではないかと……。

ただ、本作のバトルシーンでの直球勝負な新幹線の巨大ロボへの変形・合体、必殺技。
毎回、多少シナリオが散乱しても、ロボット観れば、
今日もシンカリオンは楽しかったと幸せな気分になるこの感覚。
これは理由のない好きだと断言できますw

だって、いい年こいて、ロボットなんて何で楽しいの?と問われても、
変形、合体は男のロマンだ!とか理由にならない理由しか浮かんで来ませんものw


誠に残念なことに、最後は実にTBSらしい不可解な製作方針とやらにより、
『ゾイドワイルド』共々、こどもアニメ枠もろとも吹き飛ばされる形で、
打ち切り感が否めない終了となった『シンカリオン』

(※収まらない私のTBSへのさらなる毒舌。アブナイので封印しておきますw
→{netabare} TBSは90年代、日替わりバラエティ枠“ムーブ”をやりたいからか、
『ダイの大冒険』を枠ごと打ち切った頃からそうだけど、相変わらず頭悪いよな。
視聴者が着実にその時間帯に愛着を持った頃に、土台もろとも吹き飛ばす。
そんなんだから、たまにヒット作が出ても、ずっ~と視聴率下位争い。
『まんが日本昔ばなし』も『水戸黄門』も何の文化も残らないスカスカなチャンネルのままなんだよ。
『水戸黄門』はBS-TBSで細々と続いてはいるようですが……。{/netabare})

それでも、年末に劇場版公開が発表されて少しは溜飲が下がった私。
当然、お子様連れの観客に混じって観に行くつもりです。
無論、理由なんて必要ありませんよねw


レビュータイトルは「俺の好きな四文字熟語は~だぁぁ!」などと
心情をアピールする大門山ツラヌキの決め台詞が元ネタ。
因みに“四文字熟語”は誤用w
終盤、話のドサクサに、アズサに指摘されて以降、
しれっと“四字熟語”に修正されたのが地味にツボでしたw



以下、過去投稿レビュー


いずれも長いので折りたたみw

【64話迄の感想】ありがとうシンカリオン。ロボット魂は次代に継承された。

{netabare}
およそ5クール消化して、物語が一つの区切りを迎えたので感想を……。

新幹線と共に、変形とか、合体とか、必殺技とか、
合金っぽい古のロボットアニメの良さを語り継いでいきたい。
そう言わんばかりのスタッフの熱量に押されて、視聴し続けていたら、
いつの間にか一年以上経過していました。

プラレールなど関連玩具も中々販売好調なようで、
その辺りの秘密を直撃したインタビュー記事などもチョクチョク拝見。

中でも興味深かったのは、
 「子供は想像力が育ちきっていないので、100%架空のストーリーやメカには乗り切れないんです。
出だしはよくても徐々に失速して、如実に数字に出ます。やっぱり実在のメカの要素が入っていたほうがいい」
との関係者の一言。
(※「少子化でも"プラレール"が過去最高の理由」 2019/2月 President Onlineより)

だからこそ、子供向け作品で成功するための、現実世界との地続き感を重視。
新幹線なら全国各地を走っていて、
子供たちもリアルに“等身大”のシンカリオンに会いに行けるどころか乗りに行ける。

決して安直なプラモ販促アニメではない。
JR東日本の理解と協力の元、リアリティーを感じられる世界観を構築し、
玩具展開からアニメ放送開始まで三年の構想・制作期間をかけて作品を醸成し、
子供の世界において息が長いコンテンツとなる挑戦権を得た。
これをロボットアニメでやってのけてくれたのがイチイチ嬉しいです♪


『エヴァ』とのコラボも楽しかったです。ただ、ネタになるだけでなく、
家族関係が良好な“明るいエヴァ”として、『エヴァ』っぽい設定をなぞることで、
家族と言うテーマについて考える材料を与えてくれる良いコラボレーションだったと思います。

『シンカリオン』の小学生主人公の家庭には、
({netabare} 共にシンカリオンに搭乗、合体して必殺技かます位{/netabare})絆で結ばれた父子関係があり、
事情を詮索せずに男の子の成長を見守ってくれる最強の母ちゃんがいる。
(となると主人公にツッコんで引き締めるのは気だるげな妹の役割か?)

『エヴァ』における母の喪失と、父子の確執。
思い出し、比較しながら、本作における、
盤石の家庭が与えるパワーの大きさをより強く感じました。
(もっとも『エヴァ』は本作とはまた別の意味で母ちゃん最強ですが)


「時間と言ったことは守る男」を自認する速杉ハヤトの主人公力も清々しいです。
口にする鉄道ネタはマニアック過ぎて付いていけませんがw
心の障壁などレールを敷いて乗り越えるとばかりに、
全国各地の「運転士」の少年少女や関係者らを惹き付け“チーム・シンカリオン”台風の目となり、
敵までも、その共感の渦に巻き込んでしまう小学生男子の突破力に惚れてしまいます。


2010年代、ロボットアニメはふるわないと言われる中でも、
印象的な作品も数多く生み出されましたが、
次の世代がロボットに乗り込む入り口になったという点において、
本作は後々、重要な思い出として語り継がれることになるのかもしれません。{/netabare}


【一話感想】日本の未来と鉄道ダイヤはシンカリオンが守り抜く!!


{netabare}
ジェイアール東日本企画×小学館集英社プロダクション×タカラトミー。
三社合同ロボット玩具プロジェクトがTVアニメまで延伸♪

「漆黒の新幹線」から発生する謎の巨大怪物体。
日本の平和とダイヤを乱す不届き者を成敗するため、
さいたま市大宮区・鉄道博物館の特務機関本部を拠点に、
巨大ロボに“超進化”する全国津々浦々の超高速新幹線「シンカリオン」と、
その適合者である「運転手」の少年たちが立ち向かう。


清々しいまでに直球なキッズ向け巨大ロボットアニメだと好感しました。

あらすじからして、ギャグアニメの作中ネタ何かにありそうな設定。
変形シーン、兵器設定、バトル映像も“大きなお友達”の私にとっては、既視感のあるお馴染みの構図。
列車が変形するロボアニメを視聴するのも、これが初めてでもありませんし……。

けれど本作は「日本の夢と技術が詰まった新幹線」に絶対の自信があるのか?
鉄道と巨大メカへの憧れを、迷い無く、真剣にぶつけて来る辺りに感心しました。
観ていて私の中で失いかけていた熱いロボット魂が再燃してきました♪


鉄道ロボということで、主人公少年・速杉ハヤトの夢は、E5系はやぶさの運転手。愛読書は時刻表。
そこから憧れの新幹線乗り換えはしごツアーの最適ルートを企画。
私は特に鉄ちゃんでもないので、
主人公の鉄道マニアぶりには一話にして既についていけませんw

その他にも、本作の少年少女はマニアな自己実現ぶりが振り切れています。
例えば{netabare}11歳にして「JSが初めて○○してみた」で人気を博す女子小学生ユーチューバーとかw

さらに、HP等を眺めていると{netabare} ビームライフル競技凄腕の銃マニア少年とか。
「金沢の土木王」を自称する建築物、地形マニア少年とか。{/netabare}{/netabare}
今後も、趣味の濃度が凄そうな小学生「運転手」等がまだまだ控えている模様w

古い価値観に囚われていると、日本の将来が心配になってきます(苦笑)
果たして、この子供たちが守った日本の未来に、
“大きなお友達”の居場所はあるのでしょうかw


戯言はさておき、名古屋のご当地男性アイドル・BOYS AND MENが熱唱する主題歌を聴いているうち、
こうしてレビューを書きたくなる程度にはテンションが上がって来たので、
もう少し追い掛けてみようと思います。
「光のスピードで変わってく世界 流されるよりも 乗りこなせ♪」


深夜アニメ等では苦戦している印象の巨大ロボですが、
キッズ層にこういう作品で鉄道マニアの底辺拡大と共に、
ロボット魂が継承されることを願います。

……あと、その若年層の中から、いくらか脱線して、
主演の佐倉綾音さんとか、新人オペレーター役の雨宮天さんとか。
大人になってから、声優について思い出話を語り合える、
“大きなお友達”の補強についても、ダメ元で淡い期待を抱きたいと思いますw{/netabare}

【六話感想】“陸の孤島”北陸にとっての鉄道とトンネル


{netabare}
石川県民として、大雪との苦闘が続く最中、
私にとって色々、感傷に浸る要素が多い地元回だったので二さん感想を……。

「金沢の土木王」視点で公共事業の重要性を説諭されるような流れ。
普段だったら、ま~た保守王国の利益誘導が始まったのかwとゲンナリする所ですがw
今回の雪で、北陸が県境を山々に囲まれ、
一度、災害が起きると交通が寸断され孤立する“陸の孤島”だったことを
改めて思い知らされた後だと、色々と刺さる要素がありました。

{netabare} 盗難され「巨大怪物体」になったと言う、件の蒸気機関車と同一かは確信できませんでしたが、
金沢に解体展示されたSLは私も幼少の頃、実際に触れたことがあります。
「大門山建設」が掘削に勤しんでいたトンネルと併せて、
交通、物流の困難を何とか解決しようと奮闘してきた
先人達の意志も噛み締めながらの視聴となりました。


ガタイも肝っ玉もエラく逞しい、お母ちゃん建設会社社長も登場。
某旅館アニメと併せて、石川には強烈な女経営陣が多数、跋扈しているのでは?
と思われそうですがw
実際、石川県内の企業には後継者不足もある中で、
夫の遺志を継いだ女社長なんかがチラホラいたりします。
そして、大体、男より強いですw


バブル崩壊後の公共事業削減策もあった中で、
縮小傾向が続く地方の建築業は北陸でも例外ではありません。
今回の弱小土建屋の姿はそんな寒風も感じる設定でした。
社会の基本インフラが一通り揃った中で、地方の建築業を生命維持するために、
国や大都市に財源をせびり続けるのはおこがましいと理解はしていますが……。

一方で雪国において建築業者や自治体の土木課職員は、
設備共々、重要な除雪戦力でもあります。
近所の除雪に建機を出動させてくれている零細建築業者らに感謝しつつも、
1メートル前後の積雪で苦戦を強いられている、かつての豪雪地帯に、
自治体や地域の地力も含めて、着実に社会基板が脆弱になっているな……と一抹の寂しさを覚えながら、
「大門山建設」の事業継続により街を生き残らせる決意に耳を傾けていました。 {/netabare}


過去回には東京を練り歩きながら地形やインフラ等から歴史と魅力を再発見する、
『ブラタモリ』みたいなシナリオもあったり。
次々と盛り込まれる『エヴァ』っぽい要素で“大きなお友達”にジャブをかますだけでなく、
全国津々浦々の日本再発見番組としての期待も高まって参りました。


それにしても、この大雪で北陸の道路、交通機関が壊滅する中で、
淡々とほぼ通常運行を続けている北陸新幹線。

何か「かがやき」も「シンカリオン」に変形しちゃうし、
その最強ぶりに「土木王」とは違う王の称号とかを授与したい気分ですw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

個人的には大人よりも子どもをもっとたくさん描いてほしかった(最後まで視聴)※酷評注意※

2018年1月~放送中。
9話くらいまで視聴。

お話は面白いけど、ハヤトの「お父さんのためなら戦いに行く」というような台詞が引っかかって、その時点で正直身が入らなくなってしまいました…
アキタ、ツラヌキ、シノブが登場するまでは見ましたが、親の存在が大きく描かれすぎていてあまり楽しくない。子どもが自分で意志決定をして、自分から積極的に動く作品が見たいのですよ。

幸いその点では現在放送されている他の子ども向けアニメで十分満足できるので、本作は断念としました。
細身のロボットが好みでないというのもあります。
(2018.11.19)


【再視聴感想・最終話まで視聴完了】
2018年1月~2019年6月放送。全76話。
色々思うところがあって、結局最終回まで視聴しました。
最終クールは良い所が多かったと思います。でもすっごく疲れた…
あと、CMパロネタは凄く嫌いでした。

【良かった点】
{netabare}
アズサはとても良いキャラクターでした。
新幹線のこと以外は控えめで我を出さないハヤトが、作中で不満や不安を思いっきりぶつける唯一の相手なんですよね。親にも言わないことを幼馴染のアズサにだけは言えるのが良いなと。
アズサ自身も好きなことをやって好きなことを言って、楽しんで生きている。このアニメは運転士の日常をほとんどやってくれないんですが、アズサは彼らと日常との接点にもなってくれていて癒されました。
最終クールでは特にアズサの重要性が増し、それに比例するように子ども達が自立していくのは楽しめました。

セイリュウの描写・変化と、四神の関係性は良かったです。
とても丁寧だったし、セイリュウのために団結するビャッコ・ゲンブ・スザクがすごく和んで好きでした。
セイリュウとハヤトが控えめでゆっくり仲良くなっていくのも良かったし、世話焼きのアズサが時には間を埋めてくれるのも好きでした。
ゲンブが美味しいものを食べて、3人を思い浮かべるのもとても良かったです。

最終クールは面白かったし楽しかった。
子ども達にきちんとスポットを当てた単発回から最終決戦に上手く繋げていて、流れも良かったです。
最後の一般市民がシンカリオンを応援する展開は好きなんだけど、その展開をするなら最初から守るべき人や街をしっかり描いて欲しかったなあ…
{/netabare}


【苦手だった点】
最終クールは苦手な所がだいぶ減ったのでまだいいんですけど、第1クールから第5クールまではかなり辛かったです。
感情的・感覚的に書いてあるので好きな人は気を付けてください。
{netabare}

私、このアニメの大人キャラ本当に苦手なんですよ…
第1話でハヤトは「お父さんのためなら戦いに行く」と言いますけど、命懸けなだけじゃなく最悪殺し合いになるってわかっているのかな?と思ってしまいました。止めない大人が本当に腹が立つ。
大人達が何度も「子どもを乗せ続けるわけには行かない」みたいなことを言いながら結局何の対策も出来ずに乗せ続けるのも嫌だし(だったら子ども達が自分の意志で乗りたいのなら仕方ない、みたいな流れをしっかり入れれば良いのに)、お父さんが乗れるようになっちゃったのも個人的には結構モヤる。
しかも最終回でフタバが「私たち大人はシンカリオンを兵器として見ていたけど、子ども達はそうじゃなかった」って言っちゃうんですよ…。結局子ども達が解決したから良い結末を迎えられただけなんじゃないの?と思ってしまいました。
本当にもういい加減にしてくれ…みたいな。


活躍するキャラクターの異常な偏りも好きになれないです。
リュウジは好きなんですが、リュウジよりもアキタ・ツラヌキ・シノブをもっと重要なポジションにして欲しかったし、大人の話とかに丸1話使う位ならシノブや九州の子ども達の単独の活躍回をきちんと作って欲しかった。ここでも大人が要らないと思ってしまいました。


あとシャショットも好きになれなかったです。
シャショットは子ども同然でAIを成長させるために搭載しているという話で、ただでさえ不慣れな子どもの運転士にさらに仕事増やすの?みたいなことを思ってしまいました。
成長後の役割は説明されたし物語にも組み込んでいたのは良かったけど、キャラクターとしてははっきり言って居ても居なくても変わらなかったと思う。
戦闘中にもサポートも作戦立案等もしませんし、もうちょっと活躍させて欲しかった。


あとこれは私だけかもしれないんですけど、「対話」という言葉にはもっと説得力を持たせることが出来たんじゃないかと思っています。
喧嘩や誤解で物語を展開していながら、直接相手に気持ちをぶつけて問題解決しない回が度々あって気になる。
13話・14話のリュウジ初登場のエピソード、ハヤト自身が「シンカリオンで戦いたい」という気持ちを父親に伝えていなかったことが根本的な問題じゃないかなあ、とか、リュウジにもそれを伝えようとしないから面倒臭いことになるんじゃないの?とか色々引っかかりました。
35話でタカトラ・ギン・ジョーの仲違いの時もハヤトが間に入るだけじゃなく3人の和解まで見せて欲しいし、54話のリュウジとタツミの回でも「言葉の無い対話」だけでは全く解決してないのに兄弟同士は結局話し合ってないし…
敵に対話とか言うなら人間同士ももうちょっとしっかり話し合って欲しい。
{/netabare}

子ども達は皆好きだったのに残念な所が多すぎました。
好きな人にはごめんなさいなんですけど、大人さえ出しゃばらなければ、と思わずにはいられませんでした。
(2019.7.22)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

話は読めた!これはJRとプラレールのコラボ企画だ!! 俺の好きな四文字もとい四字熟語は、販売促進だぁ!!!

 ハヤトくんが走る東海道新幹線を撮影しているとのハヤトくんの意識が遠のいて???不思議な展開に・・・。

 なぜ、{netabare}ハヤトくんがエヴァ世界に、巨大改物体が見たことあるみたいな使徒だったり、何なんだぁです。私が学校行ってた当時に有名だった主題歌が流れ、エヴァンゲリオンのシンカリオンバージョン出てきたり、乗っているのが碇シンジ。レイ、アスカもでてきたし。{/netabare}
 小さなお子さんも見ているシンカリオンで、このネタわかるのかなぁと思ったです。
             なぜシンカリオンに・・・・【2018/08/15】



 巨大怪物体との戦うため、対抗すべき開発されたシンカリオンを操縦できる少年、速杉ハヤトくんと、その仲間たちの絆を描いた物語です。

 上田アズサ、家族に始まり、シャショット、シンカリオンを通して新たな仲間と出会っていく、ハヤトくん。アキタくん、ツラヌキくん、シノブくんという主要キャラとの出会いは、必然だったです。シノブくんなんか可愛く、子供に欲しい感じがしたです。

 巨大怪物体を操る謎の敵エージェントと呼ばれる、セイリュウ、ゲンブ、ビャッコ、スザク。後から明らかになる彼らをもさすキトラルザスという存在が、その背後にいる敵もわかることになるのです。

 さらに北から南まで、新たなシンカリオンと運転手、{netabare}初音ミクというのは、??だったけど、{/netabare}リュウジとの出会いはハヤト君をさらに大きくしたと思うです。

 キトラルザスとの対話という道、戦うだけでは解決することはないということを、エージェントたちとの分かり合いが、面白かったです。{netabare}セイリュウとの分かり合い、誰かの家に居候、自然と?溶け込むスダクだったです。{/netabare}

 シンカリオンの秘密、さらに巨大な敵の出現、シャショットの運命、話は最初以上にどんどん深くなっていくような感じでしたです。
 驚いたのは{netabare}、カイエンと戦うために使った超進化研究所の東京駅に施していた{/netabare}対策には、驚かされたです。あんなのありえなかったです。

 シンカリオンもこれでめでたしと思いきや、さらに新たなる展開がハヤト君を待ち受けていたことには、いつまで続くのだろうとワクワクしたです。意外とそれが、早く進み、その前までの展開ほどに至らなかったところには、テンションが下がったです。
 さらに最強の敵が現れたけど、それが意外とその前までの展開ほどに盛り上がんなかったかなぁな気がするです。でも、奇跡も起きましたし、最強の敵に対してのシンカリオンの全力プレイは、好きだったです。

 幸せなハヤト君の姿は、良かったし、終わった後でのそれぞれの里帰り、どこか考えに寂しそうながらも明るかったハヤトくんも好きです。

 全体を通して、良かったのは、決まった最後の展開の多い中で、ハヤトくんに限らず各キャラのそれぞれの気持ちであったり、友情であったり、仲間の大切さ、親と子の絆など、エピソードを私は好きだったです。
{netabare}親の都合でシンカリオンの運転手を辞めなくてはな状況になったときに、シノブくんが気付いた気持ちは、良かったです。
 また、お父さん、家族とのふれあい、お父さん、ホクトまでもシンカリオンの運転手になってしまい共演することは、変化球だったです。{/netabare}

 新幹線ロボットとして、今までにない変形プロセスや、連携プレイ進化してるなぁです。
 巨大怪物体につけるネーミングセンスも、なかなかな感じです。

 ハヤト君の鉄道における知識が、よく意味が分からず???だけど、ハヤトくんらしいです。毎回、突っ込む上田アズサも相変わらずだったです。
 でも、ハヤト君って、まさに地方の駅の線路をつなげる中央の駅って、感じだったです。{netabare}地方は仲間や、キトラルザスだったりです。{/netabare}

 最後{netabare}の速報、劇場版シンカリオン{/netabare}ぜひ見たいです。OPの歌、私にはなかなかだったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
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