当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)(TVアニメ動画)」

総合得点
68.3
感想・評価
138
棚に入れた
228
ランキング
2088
★★★★☆ 3.6 (138)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.4
音楽
3.9
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

nick2027 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1クールのアニメとしての感想

某所で聴いた楽曲が気に入ったので視聴してみました。本シリーズの作品としては初視聴です。

◻︎ストーリー展開等
思っていたより人間関係のギスギスが描かれていて驚きました。元気一杯キラキラストーリーよりは感情移入しやすいんですが、普通に見ていて気持ち良いものではなかったです。バンドの解散から再結成に至る流れは根本の問題が解決したというよりは、ライブの成功体験による快感がメンバーを繋ぎ止めたって感じです。でもこれはこれで友達付き合いではなく、音楽という共通言語がもたらす利害関係による紐帯という感じで「バンド」としては健全なのかもしれません。それが無くなってしまえば一気に瓦解しそうでもあるんですが。

◻︎楽曲とライブシーン
視聴前から聴いていましたが、改めて楽曲のテイストは好みのものでした。可愛らしさや「頑張るぞ!」みたいなのを全面に打ち出したものではなく、爽やかでポップミュージックとしてとても聴きやすい。歌詞も内向的だが感性の強い燈の内面を映したもので良いですね。
それら楽曲と力の入った作画で描かれるライブシーンは最高でした。細かな動き、表現の変化は彼女らの感情を強く訴えかけるもので感動しました。

◻︎声優の演技等
声優の演技はあまり魅力的に感じませんでした。本作は主要キャラクターの多くが感情表現と言語化能力に問題を抱えているというかなり異質な作品ではありますが、それを考慮してももう少しキャラクターの解像度を上げる演技であったらと感じました。加えて声優の声自体もあまり聞き心地の良いものに感じることが出来ませんでした。調べてみると、本シリーズは声優がリアルバンドとして活動するというメディア展開をしているみたいですね。キャスト起用の制約や大人の事情的なものは想像に難く無いですがアニメの視聴者としては関係の無い話ではあります。


祥子と睦の脱退時の不誠実な行動やその後の言動は今ひとつ共感出来ませんでした。次作以降で深掘りされるのかもしれませんが、そこでメインで扱われるであろうバンドのテイストが好みでなかったので多分見ないと思います。

投稿 : 2024/05/16
閲覧 : 17
サンキュー:

0

70366 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

まともな奴がひとりもいなくてびっくりした

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 31
サンキュー:

0

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

あなた、ご自分のことばかりですのね。

視聴完了
全13話

ジャンル
ドキュメンタリー系

タイトル由来
MY Go !というグループができるまでの物語

設定
現代日本
ポピパやアフターグロウなどがすでに活躍する世界で、学校の中でガールズバンドが盛ん。

ストーリー展開
クライシックというグループでバンドをしていたが、突然リーダーに別れを告げられた3人と、留学失敗、circleのオーナーの孫娘、がいろいろな事情を抱え迷子になりながら前に進んでいく話。
タイトルにも書いたがそれぞれ考えていることがバラバラで、元クライシックのともりは自分のライブでの失敗のせいでグループが解散してしまったと思っておりうじうじ。同じく元クライシックのリッキーはともりん庇うだけで、(と見せかけどうやらともりの歌を愛してるだけみたい。ともりのことはどうでも良さそうな発言をする)それ以外のことに対しては全て攻撃的。特にあのんが気に食わないらしく、何を話しても攻撃的な回答しかしない。同じく元クライシックのそよは仲裁役のお姉さんキャラ的な雰囲気が出ているがら実のところ全く踏み込まず適当にいい人を演じているだけ。留学失敗あのんは過去の失敗を払拭するためギターも弾けないのに自分が目立つための行動しかしない。オーナーの孫娘ルナは猫のような自分勝手。技術はあるが協調力ゼロ。
そんな、はっきり言って終わってるメンバーで始まるこの作品。
ともりを利用しようとするあのんと、そのあのんを利用しようとするさよにより、4人でグループを結成し、ルナがともりを気に入り5人になる。
ただ、グループを結成したからといって仲良くなるわけではなくギスギス。そんな状態でリッキーが1人暴走してライブに出ることになる。
ライブは最初酷かったが、無事立て直し完走。そのノリでクライシックの思い出の曲春日影を演奏して大成功、と思いきやそよが,ブチギレて離脱。
そよは今でもクライシックに依存しており、新しいグループなどどうでも良いという本性を表しグループに戻ることを拒否。それでもともりの歌が聞きたいリッキーはそよのかわりのベースを連れてくるが、それによってあのんも離脱し空中分解。
完全に終わったグループだったが、ともりは諦めなかった。ともりにできるのは作詞だけなので、ライブハウスで朗読劇を始め、それを見かけたルナが加わり、ルナがリッキーを連れてきて、ともりが頑張ってあのんを説得し、あのんがそよを連れ戻し、グループ復活。

それに対して元クライシックのリーダーが、自分が考える最強のバンドを作り、ライブをする。
というところで終わる。

感想
総評70点
良かった点
後半の盛り上がり
悪かった点
それぞれのキャラ、物語の根幹を次に引っ張っている。
レビュー
このアニメ広告の段階で、
これまでのバンドリとは違う、でも,鬱アニメではないよ笑
となっていたらしいのだが、確かに鬱アニメではない。
7話までは全てのキャラが自分勝手で好き放題しているだけ。特にあのんとリッキーは聞いててイライラするレベルで、このキャラを見て断念する人も多いのでは。
ギターもろくに弾けないのにギタボで目立つことしか考えてないあのん。その状態なら初心者同士でやれば?経験者と話ししてるのにそのスタンスはみっともなさすぎる。
リッキーは全てに攻撃的でそのリアクションにいちいちイライラ。絶対友達いないよこの人。さらにともりのことを考えてるふりして、ともりのことは考えてない感じがやばい。
正直途中で断念しようかと何度も思ったが、オープニング曲がかなり良かったので断念はせず。
転機は7話のそよのマジギレ!そよのキャラは鬱系としてすごくいい感じで、後ろ向きなそよとこれまでの経験から前向きになったともりの対比がとてもよく、最後もそよがともりに巻き込まれる形で丸く収まって終了。素晴らしかった。
後半はとても良いのだが、そこまで7話かかるので、人に勧められるかは微妙な作品。

ちなみにクライシックの元リーダー、最後に複雑な家庭環境的な描写があったけど、それとクライシックを突然ブチギレていなくなるのは、それこそご自分のことばかりです。しかもこの話を1期で終わらせないのもよくわからない。
そのため、なんかよくわかんないグループ立ち上げてたけどそっちの話は全く興味なし。2期は多分そっちがメインになるのだろうし、見ないかなぁ。

投稿 : 2024/02/26
閲覧 : 143
サンキュー:

2

Haru さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう一度観たい

なんで春日影やったの?

投稿 : 2024/02/03
閲覧 : 92
サンキュー:

0

ネタバレ

覆面反対 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

長崎そよと愉快なギス仲間たち

この物語は長崎そよという心に闇を抱えた女子高生と、彼女に利用されながらも見捨てず正面から向き合う仲間たち…というギスギスあり感動ありのお話である

小学生の時に両親が離婚し、母と二人暮らしだったそよ…母の仕事ぶりのおかげでタワマンに住めるようになり、月の森女子学園というお嬢様学校に通えるようになったものの、仕事帰りの母の膝枕をして、学校ではとりあえずクラスメイトに話を合わせて上辺だけの関係を築く…という日々だった

ある日の演奏会終了後、そよはある人物に声をかけられる…その子の名は豊川祥子…彼女に誘われて集められたメンバーでバンドを結成。その名はクライシック…

一緒にカラオケに行きドリンクバーを体験したり、本来はボーカルの歌唱練習なのに皆で流行りの曲を歌ったり…クライシックでそよは初めて心の拠り所を得て、かけがえの無い時間を過ごした

そして初ライブ…練習の成果を発揮し幸せの絶頂に浸るそよ…しかしそんな日々は突然終わりを迎える…バンド結成の張本人…祥子の脱退である

そしてメンバーが1人…また1人と練習に来なくなり…クライシックは消滅。そよは幸せの絶頂からどん底に突き落とされた…

それから月日が流れ高校入学…そよはバンドメンバーを探している少女と出会う…その子の名は千早愛音…そして彼女を通じて、クライシックのメンバーである、高松燈や椎名立希と再会した

燈に「一生バンドやってくれる?」と言われ、その誓いに乗るそよ…しかし、その時彼女には邪心が芽生えていた…

「この誓いで燈ちゃんと立希ちゃんを(クライシック復活のために)繋ぎ止めよう」「愛音ちゃんもサポートとしてメンバーに加えるけど、(頭数を揃えるために)使えそうだから優しくするだけ…とりあえず利用してさきちゃん(祥子)と睦ちゃん(元クライシックメンバー)が戻ってきたらポイで😁」

そして新バンドを立ち上げ、ライブ練習中に要楽奈の無断加入…という計算外こそあったものの、本番当日を迎えて演奏をおこなった

二曲目の春日影を歌いライブは大盛り上がり…満足感に浸るメンバー…その中でただ一人そよだけが怒りを露わにする…

「何でよ…何で春日影やったの?💢」

「さきちゃん泣いてた…どれだけ傷つけたか分かる?」

そう言い残し彼女はその場を去る…それ以降メンバーからの連絡を拒絶

彼女はクライシック再結成のため、祥子のご機嫌をとる必要があった…クライシックの持ち歌である春日影を勝手に演奏したことで祥子を傷つけ泣かせた…これでは再結成に支障が出てしまう…真剣な怒りに見えてあくまで個人のエゴから来るものである

「メンバーが勝手に演奏したの、私はやりたくなかった」「もう二度とさせないから」とLINEで彼女に告げるそよ…しかし彼女からの返事は無い😭

必死なそよは睦を頼りにとうとう祥子の自宅を突き止めその近くにて直接会談…

「春日影を勝手に演奏しちゃって本当にごめんなさい🙏」「燈ちゃんも立希ちゃんも(再結成を)望んでる…(←でもそれらしきシーンは見当たらない😅)このまま離れ離れなんておかしいよ…もう一回やり直そうよ」

しかし…その声は祥子には届かない…「演奏したければお好きにどうぞ」「ではあのバンドは何ですの?言葉と行動が矛盾してますわよ(←ハイ、痛いところつかれちゃった〜🤣)」「クライシックは私の手で終わらせましたわ」「もう二度と私に関わらないでちょうだい」

「睦ちゃんもそう(再結成したいと)思うよね?」と尋ねるそよ…しかし「私は…(そうするつもりはない)」と、まさかの裏切り…😅

やぶれかぶれになったそよは、悲痛の叫びで懇願する…

「いやー!お願い自分に出来ることは何でもするから!」

それに対して祥子は「何でもするとはそれほど重い言葉ですのよ」「あなた…自分の事ばかりですのね」

膝をつき崩れ落ちるそよ…祥子と睦の呼び戻しに失敗しクライシック再結成も不可能…もはや彼女の心は完全に闇に堕ちていた

それから…愛音と燈が声をかけても無視…連れが「知り合い?」と聞いても「知らない」と大嘘をつくそよ…

それを知った立希は姉から月の森女子学園定期演奏会を知り、その会場でそよを待ち伏せる。そしてタイマン…

「バンド活動?知らない」「もう関係ないから」「一生の誓い?あんなのウソだよ😁」「燈ちゃんと立希ちゃんを繋ぎ止めるためのウソ」

その発言を聞いて、「燈が悩んで苦しんで…それ全部知ってて、ずっと裏切ってたのかよ💢」とそよの胸ぐらを掴みながら叫ぶ立希…するとダークそよの降臨…急に声のトーンが変わり…

「そうだよ…」「(最悪と言われ)立希ちゃんもね…燈ちゃんがいればそれでいいんでしょ」と言い残し去って行った

そよにとって新しいバンド活動は、クライシック復活のための布石…しかしそれが叶わぬ事を思い知らされた彼女は、もう続けても意味ないと考え、今まで一緒にやってきた仲間を無視…「誓いなんてウソ」「愛音ちゃん?使えそうだから優しくしただけ…クライシックには要らない」と発言するなどの暴挙に出ていた

立希からそよの本性を聞かされた愛音は、月の森女子学園の校門で彼女を待ち伏せ…「ついてこないで」と言うが「話するまでついて行く」と愛音の決意は固く、とうとう彼女の自宅まで来てしまい、「入れば?」と観念し愛音を入れた

「(私があなたを利用してポイしようとしていたのに)よく話せるね」「全部(立希から)聞いたんでしょ?」と口にするそよ…立希が他のメンバーにバラすことは予測済みだったので、彼女は最初からダークそよ状態で愛音に挑む

「あんたが要らないと言っても私はやる」と口にする愛音。それに対して「私が終わらせてあげる」と告げるそよ…その時の彼女の表情は鬼そよとでも言うべき姿になっていた👹

終わらせるためにリング(ライブ会場)に来たそよ…しかしすぐに燈に両手を引っ張られステージへ連れて行かれ、そして愛音によって壇上へ…

ギターも予め用意されており、肩にかけてもらう…もうこうなると今更後には引けない

燈の歌が心に響き、愛おしかったクライシック…そして今のバンドの思い出が頭に浮かんでくる…自分が都合よく利用しようとしていたメンバーですら、それを恨む様子を見せず一緒に演奏させてくれる…その優しさに耐え切れなくなったのか…そよの目から涙が溢れてくる

他のメンバーも(状況をよく知らないと思われる楽奈以外は)号泣…こうして「終わらせてあげる」という彼女の企みは失敗…

「私みんなを利用してたんだよ…ここに来たのも終わらせるつもりで…」と泣きながら舞台裏で叫ぶ彼女…すると「それでも一生やる」と燈が返し、彼女は再び燈らと行動を共にするのであった

諦めの悪いメンバーにより再びバンド活動に引き摺り込まれ、チャンスを与えられたそよ…しかし彼女のこれまでの行為はそう簡単に許されるものではない…と私は思うのだが、メンバーはあっさりと彼女を許してしまった様子😅

詩超絆ライブ以降、再びバンド練習に来るようになり、メンバー5人入るスペースを立希が探していた時は「うち来る?」と自宅に招き入れ、彼女なりの償いをしようとしている様子ではある…

けれどあの時彼女がやっていた事はメンバーへの裏切りであり一つの謀反…「謝罪らしい謝罪なしでよくすんなりと戻れて今までどおり過ごせてるな…しかも立希に「そよがクライシック再結成を狙ってるの知りながら利用してた…私も最悪」と逆に謝られるような事言われてるし…メンバー器デカすぎじゃね?😅」と私は正直思った

特にもしクライシックが復活していたら辞めさせられる立場にあった愛音…バレてからもあんな逆ギレされた態度取られたのに、今では全然気にしてない様子なのはすごいと思います。私が同じ事されたら多かれ少なかれ根に持つ…愛音のようには振る舞えないのは確かでしょう😅

ご都合主義展開(泣きながらライブして一話で全て解決→ウソップ並みの謝罪あるかと思いきや、あっさり許されるそよ→何事も無かったかのように振る舞い「そよりん」呼びする愛音…性格前向き過ぎ切り替え早すぎ😵)について行けてない部分は正直あります

10-12話がそれ以前と違くなりすぎて…そよもかなり変わってしまった…素の彼女声が低音で素っ気なくてどうも苦手。だから一話で一気に解決ではなくて、「クライシック復活のためにメンバーを利用してポイ捨てしようとしていたこと」をしっかり詰める。特に愛音と楽奈には謝罪…というか何らかの償いをさせるように決めてから復活させたほうが納得いけた気がします…あの展開だととりあえず強引に集めてお涙頂戴して、(それでも彼女の根本は変わってないから)不貞腐れたまま次のライブする…ように見えるため、何かモヤモヤしました

なお12話ではライブ自体は真面目にこなし、ライブ後は燈に「離さないでくれてありがとう」といい面は見せました…ただ、睦に「よかったね」と言われて「睦ちゃんにだけは言われたくない」と言って、差し入れのきゅうりを渡し返す…のはどうなんでしょうね🥒

そもそも何故睦はきゅうりなんか差し入れしたのか…?😅

そして13話(最終話)…ライブ打ち上げの後、燈を家まで送るそよ…「燈ちゃんの歌詞苦手だったんだ…感情むき出しで」「さきちゃんに自己中だって言われて、あの時は意味が分からなかったけど…自分に向き合えてなかった」という内容の言葉を口にして…

「私…クライシックの事…一生忘れないと思う」と最後に言うそよ…それに頷く燈。このシーンは今後どういう意味をなしていくのか?

最後に話は戻りますが、禊も謝罪要求もされずマイゴに復帰してしまったそよ

しかし…一生バンド続けるということは…もし再びクライシック病が再発したり、ダルくなってやめたくなってもやめられない

逃げようとしても燈に手を掴まれて連れ戻される…つまりもう一生マイゴから逃げられない😱

これがメンバーが彼女に与えた罰…なのかもしれない😅

投稿 : 2024/02/01
閲覧 : 529
サンキュー:

4

ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

不快なキャラしかいない

{netabare}
バンドリの新作1クールアニメ。
Mygoという新しいバンドの話。
バンドリなんてまだ人気あるのかと思うけど、新作出るってことはまだそれなりにコンテンツの人気はあるんだろうか...。

内容はというと、不快なキャラ達ばかりでありきたりなアイドル物のストーリーをやった感じの作品。
見ていて気持ちのいい作品ではないです。
欠点のある子が成長する話なら好きだけど、性格が終わってるキャラが特に改心することもなく成功を収める話を面白いとは思わない。

唯一の良心の燈を除いて、キャラがだれ一人として好きになれない。
性格が終わってる上にこれと言って掘り下げもないから、全員に悪い印象しかない。
やたら攻撃的な立希、やる気のない楽奈、情緒不安定なそよ、空気の読めない愛音。
最後まで見てもキャラにマイナスイメージしか残らない作品ってどうなの...。
あまり声優のことを言いたくはないけど、演技も不快感を高める要因。(狙っての演技なのかもしれないけれど)

最後は燈のおかげでみんなが団結したエンドだったけど、こんな性格に難ありなキャラばかりで一切改心もしていないとなると、またすぐに仲間割れするような予感しかしない。
団結感が全くといっていいほど感じられない。

ありきたりなアイドル物とは違うギスギスした雰囲気の作品を作るにしても、性格に難ありなキャラを出すのではなく、ストーリーの方を暗めにすれば良かったのでは感が否めない。
もしくはもっと好感の持てるキャラたちの仲間割れを描いてほしかった。

曲は普通。
悪くはないけど、既存のバンドに比べると...。

私的評価:28点
私的ベスト回:7話
{/netabare}

投稿 : 2024/01/30
閲覧 : 154
サンキュー:

4

おはんぐ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今まで見たアニメでもトップ

今回のバンドリシリーズは新規の方でも支障なく観れます。

特にかなり鬱要素が濃いので鬱展開が好きな人には
ブッ刺さる作品だとおもいます。人間のドロドロのところが見えたような気がしました。

今までのバンドリシリーズと正反対のストーリーですし鬱アニメの中でもかなり重い方だと感じ、好き嫌いがはっきり分かれると思います。

3、5話辺りから急激におもしろくなり1話で観るのをやめるのはかなり勿体無いです。逆に言うと1話で掴めないのが悪いとも言えますそれが吹っ飛ぶぐらいにはおもしろかったです。

投稿 : 2024/01/16
閲覧 : 178
サンキュー:

1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バンドが評価されれば皆んな仲良し!勝っていれば皆んな元気!こんなもんかなぁ?

  最終話(13話)まで観ました。2024.1.04

 主人公達のバンドは上手くいった様です。仲良くなって本当に良かった!からの…

 祥子お嬢様率いる痛い覆面バンドの話に急展開!レースのパンツみたいなのを被った変態エチエチバンドにしか見えず、笑いそうになってしまいました。

 ライブ後に祥子お嬢様がごみ屋敷でクソ親父!と呟いてエンド!リアタイしてたら確かに困惑しそうです。2期への引きかな?

 ちょっとセリフが棒読みな感じのキャラが混じっているのが気になりますが、登場人物達がサイコパス寄りなので、丁度良いのかもしれません。

 ライブの迫力もありました。結構面白かったので、2期があったら観たいです!
………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.12.09

 これが噂の神回かぁ〜。青春と若さが爆発します!感動のライブでシメ!確かに感動します。

 ただ…、こういう展開は美少女だから許される様な…。登場人物が男だったら、捨てたバンドが評価されて人気出たのでまた戻っていっちょ噛みみたいな、クズオブクズの所業じゃね?

 セッションすると魂の邂逅でもするのか?泣いたって許さないぞ!代わりはいるんだからね!

 男だったら、ザマァ展開ですが、美少女は優しいのだ!ってことで、次回も楽しみです。

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.12.04

 お前性格悪いな〜。オラ、ワクワクしてきたぞ!

 バンドが上手くいかなくなる理由は金と女!それ以外の理由は無いそうです。

 本作品の登場人物達は女子高生なので、金と異性関係でバンド崩壊というのはあんまりなので、ギスギスを個々の性格の悪さに起因させている様です。

 しかし…、進学校かつ、お嬢様学校で、ここまで自分の感情をうまく言語化出来ずに、オブラートに包まずむき出しでぶつけ合うもんかね?高校生位なら世間体もあるだろうに…。高崎山の猿じゃ無いんだから…。

 女子なんて、勉強が出来てもそれは真の学力では無く、脳髄反射的に生きている下等生物だと、制作側は言いたいのかも知れませんが、そうした差別的キャラ造形では女性ファンの支持は得られないと思いますが…。

 こらから神回が待っているそうなので、とても楽しみです。バンドはどうなってしまうのか!?
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2023.11.17

 このアニメ、バンドを組んだことがある人には刺さるみたいです。初ライブは成功しましたが…。

 バンドの呼びかけ人だけど目立ちたいだけの素人でアホの千早愛音、天才だけど情緒不安定な高松燈、不思議ちゃんで気分屋の要楽奈、イライラドラムの椎名立希、二重人格の長崎そよと、クセ強めの社会不適応者で何かやるのは大変ですね。

 再放送だから、皆様のレビューである程度事前情報を得られたから良いですが、初見だったら、何コレ!?で当惑しそうです。キャラ全員話が通じ無さそう…。みんな突然ぶち切れます。怖いよ…。

 女に近代的自我なんてね〜んだよ!だから、信頼とか、友情とか、契約とかの近代的価値観に基づく人間関係なんて築けないんだよ!このアダムの肋骨から産まれたズベ公共が!という制作のミソジニーを感じつつも、次回も楽しみです!

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.11.01

 前期、観のがしていたのですが、評判が良いのと再放送があったので視聴です。ワンクール遅れですがご容赦下さい。

 4話でなんやかんやあってバンド再結成?です。しかし…、女子高校生の皮を被った虎の様なキャラしか登場しません。平気で人を傷つける発言をします。

 オンナ子供がキャッキャウフフしているのを愛でる感じのアニメでは無い様です。

 この、女性キャラの攻撃的な感じは何なんでしょうか?個性とは攻撃的なものですが、多分、可愛くて柔順な女性キャラしか描いてこなかった制作が、無理矢理個性的な女性を描こうとして失敗している感じがします。

 素人バンドで、まだ何の実績も無いのに、ここまで全員で我を通そうとするのは、境界性パーソナリティ障害者の群れにしか見えません。

 個性的な女性を描こうととすると、精神疾患系ヤンデレみたいになってしまう日本のアニメ制作の闇を感じます。

 とても興味深いので、ワンクール遅れですが続きがとても気になります!

投稿 : 2024/01/04
閲覧 : 269
サンキュー:

2

是正 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

良さそうではあるんだが勢いが少なく乗り切れない

わりと高品質で物語も多分面白いんだけど見ようという意欲が掻き立てられない
次次見させられてしまうパワーが薄い。

投稿 : 2024/01/03
閲覧 : 57
サンキュー:

1

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

丁寧で誠実な鬱系作品

バンドとかアイドルとか歌もののアニメはまったくステージシーンで感動しないことが多く、完全に相性が悪いと思っていたがこれは良かった

歌ジャンルとしては発達障害系のボーカルが剥き出しに歌い上げるようなものでポストロック系である。
ステージでの歌、歌の内容、ライブパフォーマンスがここまでしっかりとストーリーの表現として明確に機能しているのはあまり見たことがなく、その点音楽アニメとして完成形を作り上げていた。

また、全体としてアニメーションの模倣としての精度が高い。
特に白眉は序盤の登場人物間のギクシャク感やズレの様子の非常に丁寧な描写で、他では見ない境地を築いていた。
他にもいちいち描写としてリアリティを感じさせるような演出が多かった。

後半はやや強引な展開もあり、話の筋も珍しいものではなくなるが、しっかりとカタルシスを作り、涙腺がうるむようなライブシーンを結実していた。


違和感を感じた点は比較的露悪的なキャラの描き方をしている作品ではあるものの、結局この作品には醜さというものは描かれないこと。人々の汚さが描かれるがそれぞれ綺麗な汚さなのだ。
また、すれ違い、言葉をかけないことによる不和というのはアニメでよく描かれるが現実的ではあまりない。

投稿 : 2023/12/16
閲覧 : 121
サンキュー:

3

ネタバレ

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

キャラの胸糞悪さが絶望的に不快、おすすめ度★★☆☆☆

迷子でもいい、迷子でも進め。

バンドリシリーズの作品群のひとつで、本家バンドリは1期2期のみ視聴。3期は評判がいいらしいがそもそも2期までずっと出来が悪かったので視聴意欲が持てない。

ストーリーは良くも悪くも先行きが気になる内容。ただ、後述のキャラの酷さを鑑みると、後者の意味合いで気になる(というより目障りに思える)点が多いと感じる。

問題はキャラクター。作風が重く苦しい内容だからか全体的に雰囲気はギスギスしていて非常に不快感が強い。ついでに空気ポジもいるしはっきりいって終始印象が悪かった。

特に個人的に不快に感じたのはベースとドラムの人。ベースの子はとにかくゲスい。昔のバンドに執着して他人を選別しいらないと思ったら切り捨てる冷血ぶりに引いた。彼女を救おうとする理由もはっきりいって微妙なもので、同情する気が起きない。

2代目優木せつ菜の声優と中の人が同じなドラムの子はとにかく当たりが強く、柄の悪さと口のキツさがひたすら不快。

前バンドの解散の謎が明かされないことにしろ唐突に仮面を被った謎のバンドが最終回で尺を持ってったところにしろ釈然としない部分も多く、不快感だけでなく首を傾げる要素も多かったのもマイナスポイント。

ブシロードの社長が「鬱アニメじゃないからww」とツイートしていたのがとにかく寒かったし、このアニメ自体も相当不快感が強い。好き嫌いは別れるだろうが、自分はこのアニメは間違いなく「嫌い」だと言える。

投稿 : 2023/10/31
閲覧 : 244
サンキュー:

3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

迷い星のうた

バンドリのニューバンド『MyGO!!!!!』をメインにしたアニメ。
バンドリのワンクールアニメとしては4回目ですが、MyGO!!!!!を除くメイン7バンドはカメオ程度の出演となっています。
バンドリ4期というよりもスピンオフ、もしくはバンドリの世界を舞台にした別ストーリーという感じですね。
本作中に登場した別バンドをメインにする思われる続編作成も決定していて、ゲーム内でもメインバンドとなる場合は9かける5の45人もメインキャラを抱えるので、ガチャと育成が止まらないですね。

完全新作のようなもので、過去のバンドリアニメとは時系列的に連続していますが、前提として見ておく必要はないと思います。
本作からで全然楽しめますが、他のバンドリメンバーも一応出てくるので、知っていたほうが楽しめはします。
ただ、ストーリーには絡まず、過去のストーリーを踏襲した作品ではないので、知識として知っていれば尚良しという感じです。
どちらかというと新規に向けたアニメのような気もするので、オールドファン向けの要素は本作から入る方は気にしなくて良い点となります。

登場するのは5人のガールズバンドメンバーです。
思い雰囲気の中、CRYCHICという5人のバンドメンバーがバンドハウスでの練習していますが、遅れて登場したメンバー『豊川祥子』の宣言によりバンドは解散します。
「バンドやってて楽しいと思ったこと一度もない」 というギター担当『若葉睦』の一言が、崩壊を決定づけたような気がしました。
そして場面が変わり、羽丘女子学園へ転校してきた『千早愛音』は、その街のガールズバンドブームを知って、取り残されないためとセンターで目立つためにバンドメンバーを探し始めます。
同じクラスのおとなしい、少し不思議な子『高松燈』に声をかけたところで、物語が始まります。

キラキラドキドキを追い求めて不法侵入をはたらいた上、そこにあったギターをせびる過去のバンドリと違い、基本的に作品の雰囲気は重いです。
過去作でもすれ違い、反発し、雨降って地固まる的なストーリー展開が多かったですが、マイゴの5人は"基本的に"仲はあまり良くなく、それぞれがそれぞれの居場所を探している迷子の集まりです。
バチバチやりあう展開が続きますが、迷子でもいい、迷子でも進め。とまとまりのないメンバーがあってるのかあってないのかわからないベクトルへ歩みだすカタルシスは本当に良かった。
バンドリを知らない方でも、シリーズものと思わずに見てほしい名作でした。

最後は次回作へのつなぎが比率大きいです。
こちらも今から楽しみ。

投稿 : 2023/10/31
閲覧 : 102
サンキュー:

4

しろにゃま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バンドリに羊宮さん?!

バンドリは、RAS実写⇒ガルパ⇒アニメ→実写に戻る。
キャスティングでえ?!ってなりますよね。
僕ヤバの「斜陽」歌ってみたで声楽科っぽいな~と思ってたのが
いきなりバンドリのVoですよ!
序盤、なんか配役もストーリーも良くわからんし、3話で切ったろ!
中盤、やっぱ羊宮さんお声がいいわ~継続
後盤、最終回前に、、熱い!
またガルパ再開しよう!と思えるアニメでした。







あみた、おかえり。

投稿 : 2023/10/27
閲覧 : 91
サンキュー:

1

ネタバレ

ナノトリノ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わりよければなんとやら

かつてバンドでベースを弾く人は変態と称されていました。
当のベーシスト本人は変態と呼ばれるのを無邪気に喜んでおりました。
そんな平和な時代が終わったのは2022年のこと。
今やベースといえばクズに成り下がりました。
そして本作のベーシスト・そよさんもそれはそれは見事なドクズでした。

でもそよさんだけが悪いわけじゃない。
狂犬やら野良猫やら制御不能な連中に加え、自己評価がバグってる女だの激重しれー女のコだの、なんかいっつも怒ってる奴とか言葉のナイフで急に後ろから刺してくる奴までいっぺんに相手して自分の野望を成し遂げるために利用しようだなんてどだい無理な話だったんです。

仮面が割れ落ちたそよさんはステージ裏で爆発して闇堕ちしたかと思えば無理矢理ステージに引っ張り上げられて光墜ちしたりでもうメンタルぐしゃぐしゃの迷子です。こんなの泣くしかないじゃない。

迷えるクズにも光あれ。
終わりよければすべて良しの全12話+6分15秒でした。

投稿 : 2023/10/17
閲覧 : 95
サンキュー:

3

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

痛々しくも刺さるバンドアニメ

バンドリシリーズは今まで観ていなかったけど、ぼっち・ざ・ろっく!でバンドの話も興味を持ちだしていた事もあり、1~3話まで一挙放送という事で気になって観た。
一応、今までのバンドリの人はゲストで出てくるが、知らなくても分かる話になっている。

1話からいきなりバンド解散というギスギスから始まり引きが良し。
3話連続で、3話目にはバンドのリッキーがデレて、その後に「こいつ何も分かってない ブロックしてやる!」というセリフ。
もう余りにおもしれー女で視聴確定です。

7話は初ライブ回。
初めはまるで合わず酷かったが、次第に形になり2曲目へ。
ライブは大成功に思えたが……ライブが終えての地雷爆発。

9話で、バンド崩壊。
人間関係もギスギスしていて戦国時代のような相関関係になる。
愉悦もここまで来ると本当にバント結成するのか心配になってくる。

10話がカタルシス回。
OP無しである程度察したが、こう来たか。
今まで見せなかった燈の行動力。それに反応するらーなのアンテナ。迷子同士が心の中をぶちまけてライブをする。
これは新しい。自分ももらい泣きする。

MyGO!!!!!もこれで迷う事に迷わず団結して行きそうで一安心です。

最終話で今までの伏線を回収していくのだが、続きは既に発表しているとおり続編で語られるようで、その為の0話的な内容が最終話の後半だ。

最終話で気になった事を書き残していく。
まず、(祥子)「では日曜10時に担当の者がお伺いに行きます。」とその直後の16:03に何らかのテレアポのバイトを終えている。

前向きな別れ
燈が祥子へ裏にスイートピーのあるノートを渡そうとする。スイートピーの花言葉から察するに、「前向きな別れ」や「卒業」を暗示しているのかもしれない。

カシオペア座はMyGO!!!!!?北極星は何を暗示しているのか?
どうもMyGO!!!!!の配置やCDのジャケットからも、MyGO!!!!!=カシオペア座と明示し、そこから何らかの意味を感じます。カシオペア座は北極星を示す目印と言っていたが、この作品で言うところの北極星とは何の暗喩なのか?深読みしすぎかな?
少なくとも、MyGO!!!!!は星、Ave Mujicaは月を暗示しているような演出や歌詞が見られる。
燈以外のメンバーの下の名前のイニシャルはSTAR。(S→そよ、T→立希、A→愛音、R→楽奈)。そのSTARに、燈のイニシャルTを繋げるとSTARTとか、さり気ないながら運命的なものを感じるじゃないですか。

最後の最後にはCRYCHICが解散した理由がある程度判明するのだが、それもはっきりとは描写されておらず。
祥子「信じられるのは我が身ひとつ」とか……。「くそ親父」とかね。最後に寝転がって手がピクリと動いたのがそのくそ親父だと思いますが、ビールの空き缶の数が半端ないですね。家を空けた時間が長かったのか、それとも短期間にあれだけ飲んだのか?そもそも母親は?親父も何があってああなったのか。

自分の親友にも似たような感じで、親友の親父が借金残して家出と離婚。残された家族で借金を返す為かなり人生を狂わされて苦労をしていた状況と重なる。
ただ、この年齢でここまで歪んでしまうとは。
私もコロナ禍中に親戚が亡くなり、相続の事で意見もまとまらず揉めに揉めて親戚も親も信用出来なくなるくらいまで精神も総統歪みましたが、そんな感じなんでしょうかね。

本作を見ていると、割とありそうな格差のある話でリアリティもある。

誠意作成中の続編で、墜ちた祥子がこの先結成したAve Mujica
のメンバーやMyGO!!!!!達とどうなっていくのかが楽しみだ。

本作を完走した後、既存のBanG Dream!作品もほぼ全部観ました。
既存の作品も本作ほどギスギスはしてないけれど面白かった。

投稿 : 2023/10/12
閲覧 : 334
サンキュー:

4

ahiro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

2023.10.9

投稿 : 2023/10/10
閲覧 : 126
サンキュー:

0

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新章・・・なのかな?

オリジナル?(2023.9)
お馴染みの「バンドリ」シリーズ。今回1クール4作目ですね。今までは”Poppin'Party”が中心でしたが、今回は新バンドの結成から改めてスタートという感じなので別枠にしようと思います。
個人的にはこのバンドが一番好みかな。今までのバンドグループはとにかく前向きで明るくみんな楽しくであったり、ストイックに頂点目指す、ひたむきさや厳しさの中で仲間との軋轢なんかを解決していく感じで王道的な物語でしたがこのバンドは違います。バンドの為に頑張ろうとかありません。それぞれが自己中。自分の目的の為に集まりたい、やりたいって感じで非常に歪でグラグラ・・・結束なんてものが存在しない。そこが何とも10代の不安定さが出てて面白いです。メンバーそれぞれも今までで一番、個性的で覚えやすいですしね。特に1人昔の小見川さん枠(失礼)が鮮烈です。出番が多いので中々・・・笑えます。
そして、脇役でありながら灰色ツインテ元お嬢様キャラがいい。むしろこのキャラが主人公兼ラスボスなのでは?という位いい味だしてます。ラストが「クソ親父!」ですからね。続きがいつになるかわかりませんがちょっと楽しみです。

私のツボ:やっぱ沙綾は安心できるよね

投稿 : 2023/10/04
閲覧 : 92
サンキュー:

3

ネタバレ

ゆめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異なるバンドアニメ とでもお面白い

キャラクターのセリフは簡潔ながら情報量が多く、数枚の絵でキャラクターのイメージを表現できます。
同時に、登場人物たちの関係性がどんどん変化していくのがとても面白いです。

この作品には多くの伏線と細かいところがたくさんあります
物語には常に伏線が張られているという『チェーホフの銃』のコンセプトを思いつきました。
2回目見て改めて実感した

そして見終わって、もう一度3話、7話、10話を見てみると、気持ちが変わりました 不思議です
非常に興味深く、異なるバンドアニメ

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 58
サンキュー:

2

さとう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

久々に見たバンドリ

広告のギスギスした雰囲気が逆に新鮮すぎてつられて見てしまった。

正直なところギスギスばかりで話の進展が遅く、キャラの発言や言動も問題ばかりで不快感が強かった。

投稿 : 2023/09/25
閲覧 : 366
サンキュー:

2

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良き!

今迄のBanG Dream!アニメとは違う感じですね。
こう言うのも凄く好きです。

ちょっとストーリー展開的に苦手な人もいるのかしら…
あにこれの点数低過ぎてびっくりする。
(ま、個人の好みですからね)
最後に出て来たバンド中心の続編!?
制作中らしいので超期待しちゃいます。

投稿 : 2023/09/24
閲覧 : 76
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

迷うことを迷わない

これまでの「BanG Dream!」は「Poppin'Party」の成長や絆をテーマにアニメが制作されてきました。
しかし、本作品はこれまでの作品のイメージから明らかに一線画した作品になっています。

まず、最大の違いは物語の主人公が「Poppin'Party」ではなく、「MyGO!!!!!」というボーカルに羊宮さんを筆頭とした新たに結成されたユニットが物語の主軸になっていること。
そして、明るくキラキラな要素は微塵も無く、超が付くほどの鬱展開であること…


「一生、バンドしてくれる?」

高1の春の終わり。
羽丘女子学園では誰も彼もがバンドをしており、
遅れて入学した愛音も早くクラスに馴染めるよう、
急いでバンドメンバーを探す。

そんな中、「羽丘の不思議ちゃん」である燈が
まだバンドを組んでいないと知り、
愛音はなんとなく声をかけるが……。

傷だらけで不格好な、私たちの< 音楽(叫び)>。
迷子でもいい、迷子でも進め。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

個人的には羊宮さんのユニットと聞いて気になっていましたし、実際に楽曲も格好良かった。
意味不明な展開もありましたが、全部ひっくるめてこの作品なんだな…と思いました。

そう、公式HPのINTRODUCTIONにも記載されている通り、彼女たちの音楽は叫びそのものなんです…

溢れ出る想いをノートに書き殴って叫んで…それにメロディが付加されたのが彼女たちの楽曲。
ただ音楽が好きという理由だけじゃバンドを組む理由になんてならない…
それが彼女たちの本気の叫び…

本気でぶつけ合って、全力全開で全部受け止めるから、彼女たちの音楽には相応の覚悟が必要…
きっとそれが「一生、バンドしてくれる?」の意味なんじゃないかと勝手に考えていました。

でも、そういう決断と勇気は嫌いじゃありません。
どちらかというと大好物の部類かも…
鬱展開の作品とは言え、本作品以上の鬱を孕んだ作品は山の様に存在しますから…
全ての「綺麗」のクオリティが群を抜いているこの作品は、寧ろ見易い作品だったと思います。

しかし…
「Ave Mujica」については正直分からないことだらけです。
それが解明されないと頭の中のモヤっとが晴れそうにありません。
「何が、いつから、どうして、こうなった」
これら全てがすっ飛ばされて突然出てきましたから…

まぁ、続編では「Ave Mujica」が主軸となるストーリーが展開されるそうなので、きっと色んな伏線が回収できると期待しています。

こんな鬱展開でも常に見えていた一筋の希望の光…
それは、リードギターを担当する要楽奈で決まりでしょう。
確か唯一の中学3年生で神出鬼没ですが、ギターの腕前とセンス、そして吸い込まれそうなオッドアイが魅力的な女の子です。

でも彼女の魅力はそれだけじゃありません。
寧ろこの「BanG Dream!」シリーズをずっと追いかけてきたファンに対するご褒美的存在だと個人的には思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「壱雫空」
エンディングテーマは、「栞」
どちらもMyGO!!!!!が歌っています。

MyGO!!!!!は「Poppin'Party」、「Roselia」、「RAISE A SUILEN」、「Morfonica」に続く、5組目のリアルバンドになりました。
今後の活躍を期待しています。

1クール全13話の物語でした。
加えて最終話直前や最終話後にも振り返りの特番が放送されるなど、プロモーションは素晴らしかったと思います。
まずは続編を視聴して、この作品も含めて私自身が振り返りができることを楽しみにしています。

投稿 : 2023/09/24
閲覧 : 169
サンキュー:

10

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バンドリってことで敬遠しちゃうの勿体ないです。

タイトルでバンドリ苦手組の方達に呼び掛けてしまいましたけど
自分自身はアプリを含めてこのシリーズ結構好きなんです。

なので少々贔屓ありますけど
良い意味で今までのバンドリの物語と雰囲気が違ってなんか胸に迫る
ものがありました。
キラキラドキドキみんなで楽しく仲良くバンドしよっ!!
も良いんですけど今回はそういうのではありません。

何の説明もないままキーとなるバンド「CRYCHIC」の不穏な空気、
修羅場から物語は始まります。

{netabare}
途中で途絶えたバンド活動、仲間達との確執にトラウマを持ってた
解散したバンド「CRYCHIC」の5人のうちのメンバー3人

ドラムの椎名 立希(タキ)
 情熱的だけどケンカっぱやい気の強い女の子。
 アノンとのバチバチ、毎度笑いました。

ベースの長崎 そよ
 コミュ力高くて誰よりも周りのことを考えてくれる気遣いの出来る
 女の子・・・と思ってたら後半ぶっこんでくれます><!

ボーカルの高松 燈(トモリ)
 3話の彼女が見てきた目線で描かれる演出が印象に残りました。
 自分の心の声を歌にしてくれて世界を広げてくれた
 少女豊川 祥子との出会い。
 楽しかったCRYCHICでの日々の中生まれた楽曲「春日影」
 バンドが崩壊したのを自分のせいだって思い悩んでます。

時がたって
トモリのクラスに転校してきた千早 愛音(アノン)。
最初、ある意味空気読まない自己中感が、前に進めない3人を
強引に巻き込んでいくのかなって観てました。

でもアノン自身も人生につまづいてって過去を知っていくうちに彼女の
持ち前の頑張り、人を巻き込む元気が好きになっちゃってました。

そしてオッドアイの野良猫
「面白れぇ~女」の要 楽奈(ラーナ)。
間違いない実力と感性のまんま行動する不思議な魅力を持った
娘でした。

まとまったとは言い難いけど少しづつ歩み出した5人。

初ライブ、前のめりに観ちゃいました。
緊張でテンパって出足から躓くアノン。
声が出なかったトモリの吹っ切れたかのような突然の熱唱。
「私は必死にやるしか出来ない!!だって私の詩は心の叫びだからっ」
ラーナ―のメロディーがいつしか変化して
楽曲「春日影」に繋がっていく流れに震えちゃった~~。
ともりの魂の熱唱に、涙して会場を走り去る豊川 祥子の姿。
確執の理由が分かってないのに何故か、心苦しくなるような
せつない気持ちで観てました。

そよの取った行動によって始まってもいないのに崩壊してしまった
新しいバンド。

再びバラバラになった仲間へ
誰よりも引っ込み思案だったトモリが意を決して行動します。
みんなに伝えたい今の気持ち。
ソロで舞台に立ち続ける姿、その必死さ、強さに胸が熱くなります。

10話のライブ
歌で気持ちを伝える・・・一緒に演奏することで繋がる
泣きながらの演奏。凄かった~~。
誰しもが
自分の事でいっぱいで、すれ違ってしまった心。
トモリのもう失いたくない気持ち、頑張りでようやく一つになった。
観客を背にして大切な仲間達へ詩で全身全霊で伝え続けた
この魂のライブは
凄く良かったし、メッチャ感動しちゃったよ~~><!

再出発した迷子のバンド
ライブシーン良かったです。
観客を含めて絵が進化してて臨場感が凄いし何よりカッコイイ!
MyGO!!!!!応援したいバンドになりましたww


最後の最後、13話の展開は口開いちゃいましたけどね。
睦や祥子の物語も気になる~。

{/netabare}

OP 壱雫空(ひとしずく) / MyGO!!!!!
疾走感のあるテンポ感がエモい楽曲でした。
作中、関係がこんがらがってたメンバーが楽しそうに演奏する
姿を見るのが毎回楽しみでした。


ED 栞(しおり) / MyGO!!!!!
物語の余韻のまま始まるこの楽曲も素敵です!
 「痛いの痛いの飛んでゆ~け♪」
トモリの想い心の声を詩にしたようなそんなちょっと切ない
バラードでこっちも好きになっちゃいました。

劇中歌はどれも素敵だったんですけどこのシリーズの良いところは
リアルバンドが存在することです。
アニメまんまのデザインの楽器を操る姿を観れるなんて
エモすぎなんです~~!!


バンドリの冠があるが故に、ファン以外は敷居が高くなっちゃうかと
思いますけど、今までのメンバーが完全に脇キャラに徹する演出で
初めての方でも全然物語に入っていけると思います。

シリーズ
途中離脱組も初見さんにも是非試して欲しい作品でした。

投稿 : 2023/09/21
閲覧 : 284
サンキュー:

14

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

新規にこそ見て欲しい最高傑作

や…期待を遥かに上回る神アニメだった。97/100点。
自分は本コンテンツのファンだが、それを差し引いてもシリーズ最高傑作…いや、全アニメ作品含めて、ここ最近でトップに据えてもおかしくないような名作と言っても過言でないのではないか。
繊細な人間ドラマを描いたストーリーがともかく深く、キャラクターが悩み、苦しみ、迷い、それでも前へ歩み出す光景に胸を揺さぶられずにはいられない。
そして3Dアニメーションを長きに渡って業界の最先端で作り続けたサンジゲンさんの生み出す高い映像技術は、息をのむ圧巻の出来栄え。
総てにおいて文句なしの仕上がりだった。


本来ならもっと話題になってしかるべき作品だと思われるも、やはり「バンドリ」の看板が重い足枷となる。
バンドリシリーズと言えば、私のような固定ファンはいるものの、アニメファン全体としての視聴者数は実は少ない。
理由は2017年のTVシリーズ1期が主に作画面で悪い意味で話題となり、それを受けて2期以降はサンジゲン制作の3Dアニメに改修されたものの、本コンテンツのソシャゲである『ガールズバンドパーティ』をプレイ前提で視聴が推奨される内容だったこともあり、ゲームファン以外の視聴者を獲得出来なかったからだ。
また、3度のTVシリーズと映画やOVAも含めれば、実に10作前後制作されていることから、もはや新規が入り込める余地がないように感じられるのも無理もない。


ただし、今作に関してはそんな新規の人にこそ勧めたい!
なぜならシリーズ新章とも言える此度の『It's MyGO!!!!!』には旧作の絡みはほとんど存在しないからだ。
学校やライブハウスなどの舞台設定は旧作を引き継ぐものの、ストーリーはあくまで新キャラたちだけのもので、過去のアニメやゲームの内容を知らなければいけない要素は全くない。
だからこそ「バンドリ」の看板は足枷となり、言い方を悪くすれば邪魔でさえあった。
これはオンエア前から不安要素であり、シリーズファンの自分としては「バンドリ」が盛り上がってほしいけど「バンドリ」である限り盛り上がることができない…もどかしいジレンマに他ならなかった。
全話終了後の結果としては、アニメ系YouTuberさんやアニメライターさんらインフルエンサーが今作『It's MyGO!!!!!』を好評する発信をしてくれたお陰で、それなりに話題に挙がることが多かったのは嬉しかった。
ただ、作品のレベル的には、もっともっと盛り上がってしかるべき大作だったので、今でもアニメタイトルに「バンドリ」をかざしたのは悪手だったとは思っている。


前置きが長くなったが中身のレビューも書かなくてはならない。
今回は長文レビューになりそうなので敢えて項目事に感想を述べたい。


・ストーリー(20点満点中20点)
今までのバンドリシリーズの物語は「キラキラドキドキ」というワードが作品を彩っていたのに対し、ずばり今作は「ドロドロギスギス」である。
メンバー同士の「結束」なにそれ美味しいの?と言わんばかりに、ともかくメンバーがバラバラなのだ。今回の作品は。
ネタバレを避けるため詳細は語らないが、ともかく序盤から堕とす堕とす…上げるかと思いきや、さらにドン底に叩き堕とす!
あまりにも辛く苦しいストーリー、きらら作品が好きみたいなアニメファンはもしかしたら合わないかもしれないけど、自分としては大歓迎である。
過去の神アニメ判定した作品を振り返っても、自分は少女たちが挫折し、悩み苦しみ、そこから這い上がるサクセスストーリーが大好物なのである。

とはいえ、本ストーリーはあまりにも這い上がれる気配すら見えず、特に第9話のラストシーンは辛すぎて頭痛を催すレベル。もちろん「もう見たくない!」ではなく「どうすればいいんだ!助けてくれ!」という頭痛。
美少女アニメでこんなにも心を揺さぶられる作品、未だかつてあったろうか?あるわけがない。生死を扱うアニメじゃないぞ?ただの女子高生バンドアニメだぞ?
もはやどうやっても好転させることは不可能だ…そんな状況の中、それでも諦めなかった主人公の高松燈が第10話で奇跡の逆転劇を見せつける。
ドン底に堕ちたキャラクターたちが、青春のキラメキを一気に爆発させるカタルシスは圧巻の一言。第10話は本作を神アニメたらしめた究極の回だったと言える。
11話はこれまでの殺伐さを一変させるほのぼの回。
12話は「It's my go!!!!!」をサブタイトルとした実質の最終回だった。
そして13話は賛否両論の…(後述)
振り返れば色んな意味で恐ろしいほどに重厚な脚本だった。
毎週毎週、次が気になって仕方がない、久々にそんなアニメを見た気がする。


・キャラクター(20点満点中20点)
いや、キャラも非常に良かったです。
何しろ主人公バンド5人は全員が全員、心に何らかの欠陥を持つ女の子。
単に性格が悪いとかではなく、これまでの人生や、生まれ持った性質も起因してる子もいて、円滑なコミュニケーションを築くことが出来ない。
もちろん『ぼっち・ざ・ろっく』のように、コミュ障の一人を支えるような優しい世界は構築されていない。

例えば、千早愛音は一見するとみんなを引っ張れるようなポジティブな性格に見えるが、その実、自分が目立つことしか考えてない承認欲求の塊で、かつ実力以上に自分のことを過信している割とクズな子。
最初は「なんやこいつ…」と思う程に欠点だらけのキャラなのに、そんなウザ具合が逆にだんだんと愛着を持てるようになっていく不思議。
最初から優等生じゃつまらない、ダメダメな子が成長していく過程が面白いのである。

そんな愛音をさらに超えるようなカス・オブ・ザ・カス、それが長崎そよである。
最初はバンドを支えるママポジションに見えるが、実は真逆のとんでもない腹黒女だったことが発覚。
「なんで春日影やったの!!!」の台詞は個人的名言オブザイヤー。
本性を現した第8話以降は、階段を転げ落ちるかのように堕落し、メンヘラ、ストーカー、裏切りと考えられる全て悪行を行うまでに至る。
申し訳ないが、あまりの没落ぶりはストーリーを盛り上げる意味では最高の役割を果たしてくれた。ネタにもなったし最終的に一番好きなキャラになったのは自分だけではないだろう。
10話における愛音との対話は震えた。最初から切り捨てるためにバンドに入れたはずの愛音が、そよにとって生まれて初めて本音をぶつけ合えるような相手になるとはね…
あんなにダメダメでクズでカスだったキャラたちのことを、わずか数話でどうしようもなく愛おしいキャラに感じさせてくれるように仕立てた脚本は本当に素晴らしい。

あとは主人公の燈。生まれつき人とは感性が違って、他人とうまくコミュニケーションが取れないけど、誰よりも友達との絆を大切にする女の子。
グチャグチャのバラバラなメンバーをひとつに纏める奇跡を生んだ彼女の勇気は、どんな主人公より主人公してたと思う!
他のメンバー2人もめちゃくちゃ語りたいけど、あまりに長くなるので割愛。
また、もう一人の裏主人公、豊川祥子については後で触れる。


・作画(20点満点中20点)
ずっと言ってるけど、サンジゲンのCGは作画を超えてる。
2018年から制作が始まったバンドリ(&D4DJ)のミュージックビデオは全部見てるけど、最初から圧倒的だったのに更に進化が止まらない。
楽器を弾く細かな動きから髪の毛の揺れまで、細部に渡る拘りが毎度素晴らしすぎる。
今作の10話ライブシーンのダイナミックなカメラワークも凄まじかった。
感情の全てをさらけ出し、思いをメンバーにぶつけ合う描写…
あの映像だけでMyGOがどんなバンドなのかを100%再現出来ていた。

もちろんライブシーン以外も褒め始めたらキリがない。
特にキャラクターの表情に関しては、旧作に比べて一段と進化を見せる。
例えに挙げるキャラは、やはり長崎そよなのだが、序盤の母性と若干の嘘っぽさが見え隠れする顔、中盤の「なん春」事件におけるブチ切れ顔、目の光を失った闇堕ち顔、終盤の付き物が取れた顔、時には「わたしの衣装切れてるー!」とギャグ顔かましたり、まさに長崎表情七変化!
そよに限らず、各々のキャラが多彩な表情を見せてくれる本作を見れば「CGには温かみがない」という従来の定説は根本から覆ることだろう。
また、第3話における過去回は終始、燈の一人称視点でストーリーが進む。
まばたきの演出から、ラストシーンで涙で視界がぼやける演出まで…
3Dアニメならではの新しい試みに挑戦していて、見直して改めて素晴らしいと感じた。

そんな文句の付けどころがない仕事をしているのにもかかわらず、バンドリ2期~D4DJまでアニメが思うようにヒットしなかった件で、おそらくブシロード側でもCG路線を切り替える企画案も出ただろうに、サンジゲンさんの長年の功績を裏切らなかったことは称賛に値する。色々アニメが失敗してしまったのは、むしろブシロード木谷会長(社長)のせいだと思ってるので俺は。
サンジゲンさんはいつも最高の仕事をしてくれている。
まじな話で食わず嫌いでCGを敬遠してる人は、頭真っ白にして見てほしい。
作画に負けてる部分なんてひとつもないから!


・声優(20点満点中19点)
これも何度も言ってるけどね、バンドリ声優ってリアルライブで楽器弾くんすよ!
この点でもう既に同じ立ち位置では語れないわけ。
「歌って踊れる?キサマらの居る場所は既に我々が2000年前に通過した場所だッッッ!!」(by木谷海王)

そして本作においては、まず第一に主人公の燈役の羊宮さんである。
前クールの『僕の心のヤバいやつ』で一躍注目声優になった若手有望株。
大手事務所に所属し、次世代を代表する実力があるのに、拘束時間が長いであろうバンドリによく引っ張ってこれたな…って、自分からオーディションに参加してくれたの?…すごく有難いが、キャリアをバンドリに費やして良いのだろうか。
ポスト花澤にもポスト茅野にもなれるし、しかも独自な演技も出来る伸びしろしかない役者さんなので。
実は自分、MyGOの存在は前から知ってて、何ならキャスト名が公開されてない段階でオープニングアクトで登場したリアルライブも遠目で見たことあったけど、その時は「素人のお試しガールズバンド企画」みたいな感じだと思ってて、ボーカルの正体がこんな声優界の未来を担うような方だったなんて予想だにしなかった。

一方、愛音や楽奈は外部からではない自社ブシロ声優。
愛音役の立石凛さんは演技力という意味ではまだまだ新人の段階(それでも楽器が出来る点で文句は全くない)も、なんだか聞けば聞くほど味わい深い声となる。
他キャラのcvだったら少しアカンかもだけど、愛音というキャラにはピッタリな声質で、かつ中毒性があり、アニメ放送後のMX天気予報の「あっつぅ~いねぇ」が毎週の楽しみだった人も少なからずいたのではないか?
今までのバンドリ声優がそうだったように、ソシャゲの『ガルパ』の収録でどんどん演技力が向上することが予測されるが、上手くなって癖が無くなったら逆に困るね…w


・音楽(20点満点中20点)
爽やかな疾走感のあるオープニング曲の『壱雫空(ひとしずく)』がまず好き。
そこからMyGO!!!!!の既存の曲も聴いて全部好きになった。
第10話の挿入歌の『詩超絆(うたことば)』はストーリーの流れで朗読から入ったのだと思ってたら、原曲も同じく朗読でびっくりする。
ポエトリーリーディングというひとつの手法のようで、これがバンドの色となれば面白いと思う(多用されすぎると困るが)。
新章におけるもうひとつの裏バンドAve Mujicaは、重低音が特徴の…何系っていうのか、ヘビメタ系?ビジュアル系?MyGOと全然音楽性が違うのが面白い。
詩に思いを詰め込んで全てをさらけ出すMyGOの音楽と、劇をモチーフに作りこまれた世界観のAve Mujicaの音楽、対照的な2バンドが新たなバンドリを彩っていく今後が非常に興味深い。

今までのバンドリユニットと全て棲み分けが出来てるのがまた良い。
これまでPoppin'Party~Morfonicaまで、Elements Gardenが主に作曲してきたが、新章からはSUPA LOVEという別プロダクションが担当している。ただ、エンディングの『栞』や最終回の挿入歌は、エレガが作曲してるので全部が全部というわけではない模様。
なんにせよ、相変わらずバンドリ曲は全部好みなので、またリアルライブにも行きたくなってきたね。もちろんアルバムも予約完了。


・その他加減点(-2点)
これはマイナスにすべきが今は迷うが、リアタイ時にガッカリしたことで、最終回がAve Mujicaにジャックされたことが少しケチが付いたかもしれない。
Ave Mujica編がアニメで決定したのは大変喜ばしいものの、今作はMyGOの物語のはずで最後は彼女たちで締めてほしかったが何故ないがしろにしたのか、って気持ちは正直ある。せめて12話を形式的に最終回表記とし、13話をエクストラエピソード表記にすれば、不満は無かったかも。
ただ、よく考えたらAve Mujica編も今作に続く「新章第2パート」というわけで、いわばMyGOの物語もまだ終わったわけではないと考えれば、あの締め方はベストだったとも言える。
脚本家様を中心に優秀な制作陣が考えぬいた末の構成だったのだろう。

今作のストーリーを大いにかき乱し、Ave Mujica編の主人公となる豊川祥子。
最終回で祥子の行動理由の一片が明らかになったものの、それでもやや腑に落ちない面もあった。
今作第3話で燈視点の過去回があったように、次回作では祥子視点の過去回が描かれ、彼女の心情の変化の答え合わせが描写される機会があるかもしれない。
また、闇に堕ちた彼女を第2パートで救い出すのが、成長した燈らMyGOの面々となったらとても面白い。
次作の出来次第でマイナスポイントが解消され、満点を狙えるような名作が完成してくれることを期待する。

投稿 : 2023/09/20
閲覧 : 117
サンキュー:

3

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きにしはったらよろしいですわ。

バンドリもまあいろいろなハナシがありましたけど、今期のバンドリはひと味違う感じですな。

今回は全体的になんか暗い(笑)

今まではポピパの成長物語とかRASとロゼリアの振り返り物語とかそおゆうまあ比較的ノーテンキなハナシで、それはそれで面白かったんですが、今回みたく新しいバンドの結成からハナシするって場合、また同じようなハナシじゃあねぇ。アレやないすか。

んで、今回はこんな感じでってことなんでしょうけど、実はこのハナシ、ボクはハマっております。


なんだか今期見たいアニメ全然なくてですね。
コレと家事をやるでかい猫のハナシくらいしか見てないんすよねー。


実はボクも一応バンドとか長い間趣味でやってましてですね。
40歳半ばくらいまでやとったんですが、ある日突然いろいろめんどくさくなってやめちゃったんですが(笑)、基本バンドなんてものはまともな人間が簡単にハマるものではありません。

とゆー結論に至ったボクからすると今回のバンドリは実に面白い。


特にメンバーが素晴らしい。

タイコはいつもイライラしててオレのゆうことがきけねえのかとゆーオラオラ人間で、サイドギターはヘッタくそで全然練習しないし(笑)、ベースは八方美人の性格ゲロ悪オンナ。リードギターはどうにもならんし(笑)、ボーカルのコだけが陰キャなところを除けばまとも。そんなん。


だからまあリハも常に険悪な感じで、とにかくなんでお前らバンドやってんだってゆうくらい仲が悪い。

んで、仲が悪いのかってゆうと実はそうではなくて抱き合えばお互い棘で傷つけあっちゃうみたいなそおゆう関係なのかな。

なんしかメンバーそれぞれはお互いあまりレスペクトしてないのだけれど、ボーカルの子が書く歌はレスペクトしてるようなんで、ライヴでバチっとはまったら実はすげー!みたいなすぐ解散する伝説のバンド的な。

なんかそおゆう感じのバンド様相を呈しております。


最初からずっと見てて、これスモーキーメディスンみたいなバンドじゃね??とか思ってしまってひとりニヤニヤしとります。


とにかくですな。バンドみたいなもんはそうそううまいことイケへんのですよ。

せやからうまいことイケへんバンドの話はものすごシンパシーを感じてしまい、うんこれ面白い!となってしまうボクを誰が責められよう。


さて、今後の展開ですけど、とりあえずどうなってほしいとかはありませんで、解散するもよし、メンバーそれぞれ別のバンドに拾ってもらうもよし、楽器自体をやめちゃうのもよし、好きにしはったらよろしいですわ。

どんな結末になってもそれはそれでええ思いますんでとりあえず最後まで見てこましたろかなとは思てます。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


とゆうことで『ダミだこりゃ~このバンド~』と9話見終わって思ったのですが、10話。

これは神回でした。

いやまあもう『ふーん』『へー』の連発でして、まさかそんな風にしてバンドメンバーの演奏が再開されるにいたるとは思いもよらない展開でした。

先にも書きましたがメンバー同士は人間的にはお互いレスペクトしてないのですがこのメンバーを繋ぎ止めていたのはトモリちゃんの詩だったのですなー。

なので、トモリちゃんがメンバーを繋ぎ止めるために歌い続けたのかどうかはわからんのですが(おそらく違うと思う)、とにかく魂の叫びをステージの上から発してそして届けと(これがまた誰に向かってだとか実はよくわからない)。

早いハナシこおゆうことではないかと思いました。


それにしてもラストのライブシーンは実に圧巻で、ものすごいカタルシスのあるステージでした。

これはもうバンドリのライブ史上最高といってもいいほどのステージでした。
(あんなライブされたらそのあと演奏できないよ~。あの後にブッキングされてたバンド可哀想だな~とか思ったりしました。)

なんつったってノンリハぶっつけ本番のライブででサビのメロは出てくるわ、キメは合っちゃうわ、なんだこいつらすげえな!と。

そんあわけあるかいっと思いつつ、いや待てよメンバーによってはセッションで稀にそおゆう時あるかもなとか。

思ったりしてですよ。


いやいやなかなかでした。


まあとにかくそんなわけでステージはものすごいよかったんですが、やっぱりこのバンドはダメだと思うのですよ。

だって、そんじゃあちゃんと活動するかって話になって、ちゃんとリハやって、ライブの計画立ててってこいつらやるか~?って考えたら絶対やらへんて。ってかできへんて(笑)。

でもまあ、クライシックのコピバンじゃあダメだってことと、曲作りは誰かがDTMとかでつくったプリプロを譜面に起こして演奏したりするのはもはやバンドではないとゆうことは気が付いたっぽい。


さぁ~。これあと2~3話で終わっちゃうのか~。
いったいどおなるのやら~~~。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

とゆうことで最終回見てしまいましたわ!

とにかくMyGO!!!!とゆうバンドが出来上がって活動してゆくってことになりましたな。

相変わらずメンバー同士仲悪く、てゆうか歯に衣を着せぬお付き合いができる仲間ってんですかね。

お互い気を使いながら仲良しクラブをするってんならバンドなんかもともとせんほうがええのや!的な人間関係なのかなんかよくわかりませんが、なんかそおゆうよくわからないメンバー関係で成り立っておりますよこのバンドは。

またプレイヤーとしてのレスペクトもメンバー同士あんまりないみたいでそおゆうのんでうまいこといくのかどうか甚だ疑問ではありますが、とにかくトモリちゃんの書く歌がこのバンドの扇のかなめとなっておりましてですな、まあなんとゆうか意識的にはみなさんプロなのであります。


しかしなんか長続きしそうにないなぁこのバンド(笑)。


そおいえばこのMyGO!!!!とゆうバンド。
リアルでもこの声優さんたちが演奏してライブやってんですねー。

ツアーもやってんのかな?
よくわからんけどライブ映像も何種類かYouTubeに上がってますがな!

それがまあまあちゃんと演奏してるんですよ!ビックらこいたー!!

声優さんが練習してバンド的なこともやってまっせみたいなんではなくて、もともとある程度演奏できる人らを選んでキャスティングしてるんすかね。

なんかそんな感じですぜダンナ。

でもボーカルの羊宮妃那ちゃんて僕ヤバの山田ですよね。
これからお芝居の仕事がいそがしくなりそうなのに大丈夫なのか~~~。


心配だ!


・・・ま、ボクがそんなこと心配してもしょうがおまへんですわな。


とゆうことでいったんMyGO!!!!の話はこれにて終わりとゆうことですな。
いやあめちゃくちゃ面白かったですわ!


ほて、この次はバカテク・ヴィジュアル系の仮面バンド、オンナ版MALICE MIZERみたいなバンドの話がメインとなるんですかね。

よくわからんすけど、最近またああゆうバカテク・ヴィジュアル系のバンドも人気なんすかね。

ああゆう速弾き系のギタープレイとかきょうび流行らんような気もしますけどどうなんですか。そんなことないんですか??


ままとりあえず引き続きさらなるダークな展開が待ち受けてそうでいずれにしても楽しみです!!

投稿 : 2023/09/19
閲覧 : 271
サンキュー:

9

パルんだっち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バンドリアニメの新境地

いままでバンドリのアニメしか網羅していないアニメ勢です。
正直最初は「バンドリだしなあ~」と軽い気持ちでしたが、蓋を開けてみたらとても楽しめました。バンドリを知らない人でも楽しめるのではないでしょうか。

バンドという観点よりも人間関係に焦点を置いた作品で、未練たらたらの女達が解散した元バンドを忘れられぬまま衝突しあい、なんやかんや和解するのが10話です。全13話で和解するのが10話だと考えると、このアニメどんだけ衝突しあってるんだ....と改めて思います。

ギスギスした展開が好きなので毎週心臓ひえひえで楽しかったです。
こういうソシャゲ作品はキャラにヘイトを集めすぎるとそのキャラがガチャで実装された際に回らなくなるはずなのですが、ここまで振り切ったキャラにするのは凄いなと思いました。それでも最後には好きだなと思えるのはやはりシリーズ構成の綾奈ゆにこさんの技量ではないのでしょうか。
続編であるAve Mujica編も楽しみです。

投稿 : 2023/09/19
閲覧 : 63
サンキュー:

3

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本気と本気のぶつかり合いから生まれたもの

とても面白かった!
でも後半になるまでずっと地獄のような空気でしんどかったので少しマイナスにしています

これまでのバンドアニメにない凄惨な人間関係崩壊ドラマ
みんな爆弾を抱えていて、次々と爆発させては他のメンバーも気遣ってあげたり慰めたりしないどころか、辛辣な言葉を浴びせかける
性格悪すぎ、言葉キツすぎ、見ていてストレスたまるので忍耐が必要でした、どんどん泥沼にはまっていく地獄絵図にひえってなる
これからどうなっちゃうんだろう?どうやって修復するんだろう?って先が気になる話
でも中盤までたっぷりギスギスと鬱憤をためにためたぶん、後半の盛り返しが凄くて、終わってみれば満足感の高い作品でした

現実の厳しさ、なあなあや妥協を許さない空気、真剣にやっているからこそのぶつかり合い、わだかまりや内に秘めたものがあるのにそれを隠したまま続けてもいつかバラバラになっちゃうなら、ぶつかり合うしかないのかな?
ギスギスは決して無駄じゃない、いいシナリオでした

バンドアニメだけあって主題歌もいいしライブシーンはとても力入っていて素晴らしいですね

投稿 : 2023/09/18
閲覧 : 314
サンキュー:

17

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

バンドリは初めて。いろいろ展開してるようだけど、ぜーんぜん知りません。

人間関係きついですねぇw
バンドの中心であるボーカルのともりが、生きるのが苦手で不器用だけど、全部さらけ出したい系な子なので、まあこうなるのは仕方ないんでしょう。言うことが全部重いんだよなぁ。。。
らーなちゃんの無責任&適当さが、むしろ癒しに思えてくる。。。(実際バンドのメンバーだったら、こういうのがいたら気が変になるレベルですがw)
でもしょうがない、音楽って、出てきた音がすべてですからね。そのためなら、他のすべてを犠牲にしてもしょうがない。特にともりは、そういう子ですね。自分の身を削り、すり減らして音(詞)を吐き出すタイプ。(こういうのを「ロック」というw)

それにしても、めんどくさい感情的なところからまったく自由でふらふらしてるらーなちゃん、いいなぁ。でもこの子も、普通の人としての安全・安心な生活や人生には興味なくって、面白い音だけをひたすら求めちゃうタイプだよねぇ。

予定調和を目指さない感情むき出しの展開が、他ではあまり感じることのない魅力につながっていると感じました。こういう我の強い人たちが集まったら、実際、こうなるよなぁ。次から次へと重なって起こる「拗れ」が、なかなか見ていて疲れてくる。。。
だからこそ、10話の解放感、開放感が、とんでもなかった。この回の音楽のパワーは、圧倒的だったと思います。

ともりの声優の人、最近ちょくちょく名前見るけど、「うまい」ってわけじゃないけど非常に説得力のある歌声がすばらしかった。
いままで聴いたアニメ内の歌では、ヒーラーガールの藤井かな役の人が最高だったと思いますが、それに勝るとも劣らない真実味のある歌声でした。

投稿 : 2023/09/16
閲覧 : 63
サンキュー:

2

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ブルー・アーカイヴ

青春グラフィティというより実写ドラマかのような愛憎劇。
ブシロの本気を感じるチャレンジングなバンドリ新シリーズ。

バンドリタイトルで損してるがシリーズ初見でも大丈夫。元バンドマンで小説家のシリーズ原案中村航の熱量が濃縮された濃ゆい逸品。やってることは中学生日記だが実写のような生々しさがないので不快にならない程度に青春ドラマを楽しめる。年齢相応に愚かで未熟で不器用な全方向ディスコミュニケーションの嵐。これぞ青春。

これ続編あるのか。まさかアニメごとムジカの前座だったとは。

13
最後の最後で台無しにするブシロの伝統芸が今作も炸裂。

D4DJでも最後の最後に続編匂わせ謎カットブチ込んで余韻台無しにしやがったのにまたしても。水星の魔女や推しの子みたいなインパクト出してナンボってな安易なクリフハンガーもしくはクリックベイト。あれは人気作ゆえの勝ち馬イナゴがいるから成立するのであってだね。

祥子をお嬢様と見せかけつつも行動範囲は庶民レベルだし豪遊成金ムーブもないので「ん?」と引っ掛かりを作って謎を引っ張りつつ、今回で「あー金にモノを言わせてデカい会場埋めたのね」と思わせといて「電車で帰る」「は?電車?」かーらーのーダブスタならぬストレートクソ親父でFIN。「これでバズる!」と思ったのでしょうが、やはりどこかズレてるのもブシロらしい。売りたいのはむしろアベムジカのほうだったのね。

解散の理由も明かされないまま、さらに謎を積み増しして続編へ…。ブシロはこのへんほんとうに下手なまま。どうみても悪手。ただブシロアニメならいつものこと。でもせっかく最後まで見てくれた新規勢には「は?」でしょう。自分は「またかよwww」で笑ってみれたけど。今作はちょこちょこチラ見せしてきてるし最終回にいきなり新キャラを強引にブチ込むマネしないだけ一応学習はしてるが反省して欲しい。

アベムジカのファンには長尺舞台とフルサイズのライブでたまんないでしょう。ファン以外にはいきなり始まるイタい寸劇にポカーンでしかないか。楽曲も激し過ぎずPOP過ぎずでいいバランスとなるか中途半端となるかは受け手次第。ロゼリアよりは厨二感を増してるが楽曲はややPOPになった感。

もともとバンドリの楽曲はほぼ刺さらないが、覆面バンドやるくらいならもっとはっちゃけた楽曲をやって欲しかった。個人的にはこの手の厨二ソングならSHOW BY ROCKのBUD VIRGIN LOGICか、ラピスリライツのIV KLOREの方が好み。でも流石にボーカルはムジカの方が別格に上手い。

ベースの子はとてもこんなバンドするキャラには見えんかったが、そこらへんは次作で語られるのでしょう。わざわざゲームの紙芝居なんか読みたくないので早めに頼む。

パンツ脱ぎっぱなしで剥き出しのマイゴに対してパンツを被ったムジカ。メンバーたちと祥子では明らかに仮面を被る理由が違う。かつてのバンドメンバーを裏切ってまで、華やかなメンツをスケープゴートにしてまで、祥子には目を背けなければならない闇がある。マイゴメンバーにしてはいい迷惑でしかないが。ブッ飛んだキャラしかいない中で、最後まで愛音は一般人なのも良かった。言うてかなりのハイスペなんですが。

最後の最後でやらかすブシロらしさにウケたのでヨシ!

投稿 : 2023/09/16
閲覧 : 578
サンキュー:

3

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

あすぺ・ざ・ろっく!

今回はこれまでの企画者だった中村航さんから
シリーズ構成を担当していた綾奈ゆにこ氏が企画・構成

ポッピンパーティの友情努力勝利路線から一変し
メンバー内のすれ違いや嫉妬と憎悪が剥き出しに表現
一部ではリアル路線と高評価しているけど

私の感想はタイトルとおり
結局はぼっちのアンチカウンターでしかない

バンドコンセプトはサンボマスターみたいに
激情型のボーカルをメインにしたロック
燈ちゃんというキャラクターは魅力的

でも「一生バンドやってくれますか?」とか
「私は人間になれていない」と言い出すので
正直見続けるのは体力がいるw

だからストーリーを動かすのは帰国子女(数週間)の
ギター愛音視点で序盤は進むのだが

物語は燈とベースのそよドラムの立希が
かつて組んでいた「クライシック」が絡んでくるので
途中からモブになってしまう

愛音は楽天的でいい意味で図々しいから
もっとクライシックのメンバーに絡んでもよかったかなと

後半はギスギスが続くので鬱アニメと言われ
生みの親の木谷社長が「この作品で元気になってもらいたいんだよ」
という意味不明な供述をしていたw

さよはクライシックを復活させるために
愛音の誘いに乗ってバンドを組み

立希は燈の保護者的立場で参加

神出鬼没に現れてギターをつま弾いていく
楽奈が「おもしれえ女」と燈に言いメンバーに入るんだが
文字にすると何言っているかわからないよな

でもこれちゃんとアニメ見たままに書いているんだぜw

燈の歌詞に感銘を受けクライシックの旗振り役になったものの
最初のライブ配信でSNS上のコメントを見て
もう終わりだと勝手に解散させる祥子

初めは燈との才能の違いを食らったゆえに
バンドを組むこと自体嫌悪したのかなと思っていて

マイゴのステージでお客として見て
涙を流した時点ではもう少しいい人だと思ったのに

急に最終盤でメンバー集めて
最終回では仮面のバンド「アベムジカ」として
メジャーデビューする

既存のキャラでいうならRASのチュチュを
更に拗らせた奴だったんかいw

キャラパクられた流田豊さんが
ブチ切れて声優さんの顔が曇るくらいの
完コピやってくんないかな~( ゚Д゚)

この作品はマイゴがメインの話なんだし
きちんと線引きして欲しかったよね

燈ちゃんのCVを務めた羊宮妃那さんが
歌うことの苦労話やアニメでの演技の難しさを伝えてくれ
そういう部分を見て応援していたのに

肝心のスタッフ(ゆにこ)がこんな雑な扱いしたことが
私にとって許せないので評価最低にしました

正直この作品みるなら
ネタ本のベック見たほうがまだましだと思うよ

投稿 : 2023/09/15
閲覧 : 118
サンキュー:

3

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

12話までは素晴らしかったのに

BanG Dreamシリーズということで敬遠していた。
完全にノーマークだったこの作品。
見始めたら離れられなくなった。
女子高生バンドの物語とは言え、全編ドロドロギスギスの鬱展開。
いやあ、女同士の争いって恐ろしいですね。
物語終盤まで来ても、個性の強いメンバーは勝手なことをするばかり。
ここまでこじれてどうやって立て直すのか、それが見どころという
驚きのアニメでした。
{netabare}
それでも神回の10話で主人公の歌で強制的に立て直し。
この展開はすごかったし感動だった。
なんとかMYGO!!!!!がバンドとして歩き始めたころ、
ついに第1話から問題だった元クライシックの2名が活動を始める。
全13話で終わるのかと思いきや、全然終わらないじゃん。

12話まで積み上げてきたMYGO!!!!!の物語は素晴らしかった。
これは今期というより、今年のナンバーワンと言えるくらいの
素晴らしい内容だった・・のに。
最終13話は残念の一言。
Ave Mujicaを出してくるならここじゃないだろう。
これはMYGO!!!!!の物語なんでしょう??
ケリが着かないなら、元クライシックの2名は早めにフェードアウトさせるべきだし、
MYGO!!!!!としてある程度の区切りをつけて終わるべきだった。
結局Ave Mujicaを出したことで全体が中途半端になってしまったし、
なんといっても元クライシックの2名は大きなヘイトを受けての今後となってしまう。
これは演出上の失敗ではないのか?
Ave Mujicaを悪者にしてどうする?

内面をさらけ出して泥臭く進むMYGO!!!!!と、
仮面をかぶって内面を一切出さずに上辺を着飾っているAve Mujica。
対称性を出そうとしたのかもしれないが、全13話ではとても尺足らず。
演出も構成も最後の最後で台無しじゃん!
ラストの祥子のシーンは見たくなかったなあ・・
{/netabare}
Ave Mujicaとして続編があるようだけど。
本作については、何とも惜しい出来でした、と言わざるを得ない。

投稿 : 2023/09/15
閲覧 : 111
サンキュー:

5

次の30件を表示

BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)のストーリー・あらすじ

キャラクターとライヴがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト、"BanG Dream!(バンドリ!)"から生まれる"現実(リアル)"と"仮想(キャラクター)"が同期するバンド"MyGO!!!!!"(読み:マイゴ)の活動がスタートする。
"迷子でもいい、前へ進め。"をキャッチコピーに燈(Vo)、愛音(Gt)、楽奈(Gt)、そよ(Ba)、立希(Dr)の5人で構成されている。(TVアニメ動画『BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年夏アニメ

この頃(2023年夏アニメ)の他の作品

ページの先頭へ