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「機動警察パトレイバー the Movie(アニメ映画)」

総合得点
78.5
感想・評価
381
棚に入れた
1817
ランキング
542
★★★★★ 4.1 (381)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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機動警察パトレイバー the Movieの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アルフォンスは、いつだって最高だよ。

 全99分。原作は未読。

 前回見たときは頭が疲れていたのか、あまりわからないまま終わってしまった、という印象。しかしパトレイバー2を見て押井作品への耐性がついた気がするのでこちらを再視聴することに。

 改めて見ると、非常に上質な刑事ドラマでしたね。人がいないのに勝手にレイバーが暴走するという事件に対して調べたり周りのさりげないところからヒントを得て手がかりをつかむという謎解きやミステリー要素があって面白い。そして最後のロボットアクションや署内のギャグなどエンタメもあって良い。バランスが良いなと感じました。

 個人的には後藤隊長が好きですね。部下のフォロー、バックアップをしてくれているし、ゆるい口調ながら先を見据えたセリフなど、節々からキレの良さを感じました。

 押井作品らしく会話が難しい。だから疲れているとき、頭がボーっとしているときは視聴をおすすめしません。会話の内容を聞いて考えてもイマイチ何を言っているのかをかろうじてわかるぐらいです。だから余裕があるとき、頭がリラックスしているときに見るのが良いでしょうね。

 コンピュータウイルスを使った、現代でも通ずるテーマですので非常に興味深い映画だと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 241
サンキュー:

16

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

じゃ、この借りはいずれそのうちに。精神的に。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 145
サンキュー:

1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

押井さんにしてはまっとうなエンタメ

この人にしては、演出も一部を除いてまっとうなエンターテイメントにしている。

非常に明るい特車二課はうる星やつらでいう友引高校であり、社会人なのにみんな学生のように仲がよくモラトリアムを生きているのが特徴だ。

なので、学校の部活のようなチームワークを発揮する過程が見ていて面白いし、後藤隊長の担任ぶりも笑える。

ジェームズキャメロンはこの映画を見て、押井守にいち早くハリウッドに来いと言ったらしいが、彼の脚本を見たキャメロンはびっくり。あまりにもエンターテイメントに寄せなかった為、すぐに解任させられる事態になる。

それが今や、ハリウッドメジャー映画のほとんどが、アメコミや漫画、ゲーム原作の作品が大ヒットになる時代なので、日本人監督を起用しなかったのは少々アメリカンに寄せすぎている気がする。それでダメになった映画もかなりあるからだ。

今年から、瞬く間にアメコミ、漫画原作映画が年10本以上作られることになるのだが、いい加減こっちのお財布事情も考えて欲しい気持ちでもある。

投稿 : 2021/05/07
閲覧 : 537
サンキュー:

16

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

特車二課、出動せよ

4DX見てきました。
元々パトレイバーはTVシリーズとOVAは見てましたが、劇場版は今回が初。
いやー、素晴らしい作品でしたね。

SF作品として非常に練りこまれたストーリー。便利なものを開発するも、それを悪用してしまう人間の光と影が描かれたテーマでした。
何より公開が1989年というまだコンピュータが世間一般にあまり浸透していない状況の中で、ウイルスによる大型規模の犯罪が起きるという先見性を取り入れていたのが凄いと思いましたね。

しかし本作を語る上でやはり外せないのがその作画でしょう。
セル画でここまで精密なメカニックの描写を取り入れるってかなりの技術と労力がかかったのではないでしょうか?登場人物の表情も時に明るくコメディに、時に暗くシリアスに、それぞれ豊かに描かれていました。
また多くの群衆の細かな動きもジブリ作品を思わせるくらいよく描かれていました。


時代を感じさせない圧倒的な作画に飲まれた2時間でした。いやすごいですねこれ。2も見なきゃ。

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 208
サンキュー:

14

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夏の台風の日に観たいランキング殿堂入り

パトレイバーを知らない人にまず最初にお勧めする作品です。
音源が劇場オリジナル版と、立体音響に対応させるべく音源を再録し、オリジナル声優が再結集したサウンドリニューアル版の2種類が存在します。
サウンドリニューアル版のコレジャナイ感が拭えないパトレイバーおじさんですが、リッチな音響環境ではリニューアル版は凄いらしいので、4dx上映が楽しみですね。
あと覚えている人がいるか不明ですが、貞子3dのプロットがまんまこれだったと感じたのは自分だけでしょうか?

2020/07/23追記

4DX上映を観てきました!
リアルタイムでは観られなかった大好きな作品を最新の上映技術で観られるというのがこんなにも素晴らしいとは!!
冒頭の自衛隊試作レイバーが暴走するシーンは感涙モノです。これだけでも見る価値があると思いました。
高田明美さんもツイッターでおっしゃっていましたが、ウィンドブレーカーがあると良いかもしれません。終盤は凄いです。雨が。
自分も一応持っては行きましたが、体感型アトラクションと考えたらむしろ着たら負けかなと強がって、半袖Tシャツで臨みましたが、ちょっと冷たかったです…笑
一方で個人的に気になったのは、例の特徴的なサイレン音声が差し替えられていた点です。リアルと言えばリアルなのですが、若干の冷めポイントかもしれません。
あと、しのぶさんが零式からラダーで降りるシーンで何故か椅子がガクッと揺れます。しのぶさんはそんなに重くないぞ!たぶん。
とは言え、他全部が素晴らしいので、気になってる方は是非劇場へ足を運んでみてください!

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 176
サンキュー:

6

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2016.12.31以前

2回目2016.12.31以前

投稿 : 2020/04/24
閲覧 : 194
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0

ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

佳作

無難に面白いです。
騎乗型ロボット=レイバーが普及した近未来、悪意ある技術者によってレイバーのOSにコンピュータウイルスが混入され・・・という話です。

テレビアニメシリーズを以前視聴したことがあり、かなり間が空いてから本作を見たので、第二小隊の面々を懐かしいなーと思いながら見ていました。
テレビアニメシリーズでは野明が主人公っぽかったですが、本作はどちらかというと遊馬が主人公ですね。
と思ったら最後に野明の見せ場があったり。

後日談的なものが少し欲しかった気がしますが、全体的によくまとまった作品だと思います。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 197
サンキュー:

3

ネタバレ

CFYso04125 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全体的に楽しめた一方、難解な点も多々あった

監督が押井さんなのにも拘らず、サスペンスものとしても、ロボットものとしてもエンターテインメント性が高く、十分に楽しめた、というのが率直な感想。OSなんていう概念が一般に普及していない時代において、こんなシナリオを描けたのも本当に脱帽もので、わくわくしながら観られた。
その一方、聖書からの引用や帆場の自殺によって、難解な点が多々あった、というのもまた率直な感想。
・帆場が「エホバ」という読み方が間違っていることを知ったとき、驚喜(狂喜)した理由
・多数の鳥(おそらくは鳩)に紛れた鳥に帆場が取り付けたと思われる666のプレートの意味
・帆場が自殺した理由
・帆場がHOSに暴走プログラムやウイルスを仕掛けた目的と動機
・帆場が篠原重工の人事データから、学籍や戸籍簿などの自分のデータを消した一方、二十六回の転居のデータだけは残した理由
こうした点が疑問として残ってしまって、何度観てももやもやしてしまう。ただし、こうした疑問が帆場自身の口から語られてしまっては、受け手が考える余地を残さないことにもなるので、結果、よかったのかもしれない。

投稿 : 2017/11/13
閲覧 : 259
サンキュー:

6

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バイブル

パトレイバー原作世代とはいえ
今みても面白い、斬新と思います。

1989年公開なのに
急速な都市化
汎用人型機械の導入
それに使用されているOSへのコンピュータウィルス

ウィルスの暴走させるポイントといい
二極化の進む東京の風景といい
うーん、まだ色あせず

うる星やつらの映画の二作目ビューティフルドリーマーから
声優はほぼ一緒で
監督も押井さん


音楽、展開、ラスト、キャラ

この世界観は好きだなぁ

おかげでこの映画やビューティフルドリーマーを超えるものを探すのに大変になってしまいました。

定期的に観てます。
みてない方は是非

そしてこれを観てビューティフルドリーマーを観てない方はそちらも是非!

投稿 : 2017/05/17
閲覧 : 277
サンキュー:

9

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

このスタッフで出来る最高の形。

アニメーション制作:スタジオディーン
1989年7月15日に公開された劇場版アニメ。
監督は、押井守。

【概要/あらすじ】

1999年の夏。真っ赤に染まった夕暮れの東京湾。
湾内に存在する『方舟』と呼ばれる工事現場にて、
白衣を身にまとった男はカラスの頭を撫で終わり解き放つと、
笑みを浮かべて身を投げた。

これが事件の始まりだった。

「多足歩行型作業機械」の有人ロボット=“レイバー”
(日本国内に存在する8000台の殆どが土木や建設に使用されている)

が、原因不明の暴走して操作不能になる事件が多発。
拳銃や警棒を装備してレイバー犯罪に対応するパトロールレイバーを所持する、
「警視庁警備部特科車両二課」(特車二課)が対応のために、ひっきりなしに駆り出されている。
自衛隊の軍事用試作レイバーが暴走するという事件まで発生。空挺部隊が鎮圧するも、操縦席は無人だった。
警察は、篠原重工製の新型のレイバー用OS「HOS」への書き換え済みであるという、暴走したレイバーの共通点に着目。
特車二課に所属する篠原遊馬巡査は、実家が絡んでいるということで気が気でなく真相究明に乗り出す。
これまでの事件は「HOS」の開発者である、東京湾で自殺した天才プログラマー・帆場暎一の、
とある目的を持った犯罪計画の一部なのだった。

【感想】

まず思ったのが押井守監督なのに、
・漫画版では主人公の泉野明巡査が戦闘で目立ってるし、日常パートでも彼女の心に、ある程度触れている。
・篠原遊馬巡査の行動が物語を実質的に動かしている。
・後藤喜一警部補が前に出すぎず脇役である。
・レイバー同士の戦闘シーンが多く、ロボットアクション物として成立している。

あれ?やれば、できるじゃない?
そこのところは、人の意見を聞いたということでしょうか。

そのうえで、犯人の足取りを追っていくうちに見せられる再開発で移ろいゆく東京の下町への郷愁。
犯人の動機からくる社会への復讐じみたメッセージが込められている犯行の手段など、
押井監督&伊藤シナリオの醍醐味満載ですね。

メカデザインを担当した出渕裕氏による、新型の格好良いレイバー“零式”が登場して、
クライマックスの戦闘シーンを盛り上げてもくれました。
押井守監督が好まざるにせよ、パトレイバーには必要な要素だと思います。

これぞ、ヘッドギアのメンバーそれそれの要望が実現した形であり、
Win-Winで良い作品に仕上がったと思います。
それが、劇場版の次回作では押井色に塗り固められたあたりと、
続かないあたり、難しいと思わずにはいられませんが。


あまり書いてないですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 276
サンキュー:

37

ネタバレ

ひーちゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

当時大好きなお話でした^^

これを観たのは私が20代前半の頃で、パトレイバーのシリーズはおそらく、全部観ているはずです。

そんな中で、このお話は大好きなお話になります。

パトレイバーがどんなお話か知らなかった頃は、スーパーロボットとか、ガンダムとか、そんなお話なのかなぁと思っていたのですが、実際に観てみると、実に人間臭いお話というのかな。

世界とか、宇宙とか、人類の存亡とか、そんな、普段私達が意識していないようなスケールではなくて、もっと身近で、私でも想像が及ぶ範囲での人間関係を中心としたお話が多いので、だからこそ、生々しくてリアルに感じられるのではないかと思います。

あと、イケメンがひとりもいない!!!(笑)

これもまた、この作品の良いところだと私は思っています。

だって、現実世界では漫画のように、そうゴロゴロとイケメンはいないですもんねww

私は特車二課第二小隊のみんなが大好きです。

あと、整備の神様と呼ばれている榊さんや、シゲさんも。

この作品は、そんな大好きなみんなを身近に感じられる雰囲気の中で展開されていくお話だから、特に好きだと思える作品なのかもしれないです。

{netabare}

このお話は、篠原重工の天才プログラマー帆場暎一が自殺するところからスタートします。

一見そうは見えないのに、実はすごい切れ者の後藤隊長が、上手に遊馬を使って色々調べさせ、名探偵のように帆場の犯罪を解き明かしていくのですが、まるで実際に見たかのように、こう言います。

「おそらくあいつは、俺たち、いや、この街に住むすべての人間を嘲笑しながら飛び降りたに違いないよ。」

事実、帆場は口元に笑みを浮かべながら飛び降りていました。

こういうシーンが、私的にはゾクリとして、好きなんですよね。

この後、第一小隊の南雲隊長に「ねえ、気がついてる?あなた、帆場の話をするとき何でかとても嬉しそうな顔してるわよ」と言われ、とたんに後藤隊長が「え?そりゃあ危ないなぁ。ホントに?」と手鏡で自分の顔を見てみたり(笑)

こういう、シリアスな中にユニークな合いの手が入るタイミングが絶妙なんですよね。

あと、後藤隊長の「この借りはいずれそのうち、精神的に♪」は大好きなセリフのひとつです♪

シゲさんも、ちょこっとしか登場しないのに、すごくいい味出してるんだよなぁ。
どの声優さんもキャラクターにマッチしていますが、シゲさんは特に、声優が千葉繁さんで本当に良かったと思います^^

ここにあげたのはほんの一例ですが、このお話の見どころは、細かい箇所に及び、沢山あります。「細かい箇所に」というのが、また、パトレイバーらしいというか(笑)

作品が古いから仕方ないのですが、第二小隊のひろみちゃんや香貫花、特車二課の福島課長などの声優さんは、もうお亡くなりになっているんですよね…寂しいです(;_;)

{/netabare}

1989年に公開された作品ですから、かなり古い作品になりますが、今回久しぶりに視聴して、当時私が観て、感じた興奮やニヤニヤが蘇り、懐かしく思いながらも楽しく視聴することが出来ました。

作風が嫌いでなければ、お薦めです^^

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 237
サンキュー:

7

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

サイトシーイング?ノー、コンバット

TV版から続けて観たんだけど

圧倒的にこちらの劇場版のほうが好き

TV版に比べるとコメディが少なくなってますが

中盤からの怒涛の展開に引き込まれました

扱っている内容も凄い

この作品が1989年製作とは思えません

時代を先取りしてるなぁ


キャラの作画はTV版のほうがしっくりきますが

まあ、気にならないレベルです

いやぁ、ドキドキした


それと、香貫花さん、その受け答えじゃあ入国できないよぉ

投稿 : 2014/05/28
閲覧 : 1767
サンキュー:

11

ネタバレ

(´◉◞౪◟◉`) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

AA

2014年・・THE NEXT GENERATION -パトレイバー-

その前に見返さなきゃ!

投稿 : 2014/05/09
閲覧 : 249
サンキュー:

2

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画1つ目

パトレイバーの映画1本目です。
こちらは、ノアちゃんが主人公ではなく、篠原くんが主人公です。
ノアちゃんも勿論でますが、ちょっとだけです。

物語の概要は、私なりに書くと、レイバーが突然暴走するという
事故が多発し、それが実は・・・?という物語になっています。

ギャグ要素もちょっとありますが、中々真面目な内容。

私は映画版パトレイバーではこちらが一番好きです。

オススメしたい作品のひとつです。

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメが幼稚という偏見を持った人こそ見て欲しい映画

「ロボットアニメなんて幼稚だ、いつまでそんなガキ臭いもの見てるんだ」という偏見を持った自称一般人(凸守風に)こそ見て欲しい映画だ。「お前らにこの高尚なストーリーが理解出来るのか?」と言ってやりたい。25年も過去の作品とは思え
ないほど洗練されていて完成度も高い。WINDOWSなんて影も形も無くパソコンはマイコンとかDOS.Vとか呼ばれてた時代にコンピューターウイルスを使ったサイバーテロを描いているのだから押井監督の先見性、感服する。もともとパトレイバーというシリーズは公務員の日常の話で特定の悪役が出てこない。つまり縦軸のストーリーが存在しない独特の作品なのだが100分の映画に凝縮すると「ああなるほど、パトレイバーってこういうテーマの警察ドラマなんだ。」と納得する。

押井さんのテーマである都市論、組織論も重厚な社会派ドラマだ。台詞が無いなか朽ち果てた神田川や御茶ノ水の風景を映す場面は近代都市の描写と相まって東京の光と闇を見事に表現。サイバーテロを仕掛ける犯人は既に自殺。さながら亡霊のようなウイルスプログラムが一人歩き。死んだ男のメッセージが様々な顔をもつ首都東京に浮かび上がる。「我々は何者なのか、どこへ行くのか?」「俺が仕掛けたトラップを解けるものなら解いて見せろ」と。対してメッセージを受け取った後藤隊長と松井刑事は「ここ(東京)は奇妙な街だな、見慣れていた風景があっちで朽ち果てこっちで廃墟になり、時の流れに取り残されたような気分にまっちまう」「俺たちがいまこうしてる場所だってちょっと前まで海だったんだぜ、それすらもすぐに一文の値打ちも無い過去になっちまう、悪い冗談みたいなもんだな」とくる。犯人が哲学的なら警察の哲学的だ。

犯人の人物像を推理するのは後藤隊長。犯罪のシステムを暴くのは篠原遊馬、アクション担当は主役メカのイングラムを操る泉野明。彼らの役割分担も絶妙だ。後半のロボットバトルも迫力満点だ。台風の上陸までの時間との戦いとイングラムや零式の大活躍、今みても作画のレベルが高いし臨場感抜群。「発砲は避けろって言っただろが」「だから避けたよ、可能な限り」なんてやりとりはイノセンスでセルフパロディに使用されてた。後藤さんが官僚相手にトークバトルやらかすシーンは「踊る大捜査線」の原型だ。「台風の進路を変えるか、8000台のレイバーを解体するか、超高層ビルをなぎ倒すか、それとも四者択一、ご決断願います」名台詞だね後藤さん、中年のカッコよさ全開だ。「今更言う事は何も無い。思う存分暴れて来い」「俺はね、しのぶさん、奴が高層ビルを見上げながらどんな犯罪を企てていたかよく解るよ」「奴が飛び降りた時、本当の勝負はついていたのかもな、どっちに転んでも分の無い負け戦さ」なんか、気がつくと覚えてる台詞のほとんどが後藤さんの台詞だ。彼は作品のテーマを語る影の主役で押井監督の分身だ。次回作では後藤さんが主人公に。後に「踊る」の本広克行監督は「サイコパス」を製作する。

この製作チームの作品、「パト」「攻殻」「サイコパス」とどれも面白すぎて困る。普通の刑事ドラマやサスペンスがつまらなくなってしまう弊害があって困る。

キャストは古川登志夫や千葉繁ら「うる星やつら」から引き続き登板している人達が多い。主人公の野明、初見のとき、変身してない森沢優が20台になったみたいだな、と思った。南雲しのぶは綾瀬めぐみみたいだったし後藤隊長は木所課長に似てるなーと思いながら見ていたが、「クリーミーマミ」と「うる星やつら」の製作陣が合流して「パト」を作ったと後に知り世の中狭いと驚いた。

川井憲二と押井アニメとの相性、この時から既に健在だ。映画1,2とも最強タッグだ。「約束の土地へ」という主題歌があるが本編未使用なのが残念。歌詞の内容がぴったりなんだけど・・・。
20年以上経っても古臭さをまるで感じない名作なので自信を持って布教活動させていただきます。

投稿 : 2014/02/08
閲覧 : 292
サンキュー:

19

ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

押井作品。

【良い点】良く世界観を表現している点。

【悪い点】やや、緻密な世界観とふつりあいになってしまった、ロボットデザイン。

【総合評価】この作品の舞台は、レイバーと呼ばれる巨大人型ロボットが、存在する1999年の東京である。
レイバーは多くの作業機械に導入され、レイバーを悪用する、レイバー犯罪も起きるようになる。
それを、取り締まるため警察もレイバーを持つ。そのレイバーを持つ特車二課(警察の部署)の物語である。
基本的に、カメラの位置、レイアウトはやや引き気味で、人物を映した。その分の余白は、このためにわざわざロケハンしたとゆう、緻密に描き込まれた東京の背景画。
全体的に、背景を映像の前面に出すことによって、世界観、空間を表現することに成功している。攻殻機動隊以降世界観が狭くなってゆくイメージだが、この頃の押井監督には、広がってゆくイメージを感じる。
作画による演技は、アニメらしい。最近の押井監督では、見られない。
ご都合主義的な展開もあるが、全体的に整合性があり説得力がある。

そんな、機動警察パトレイバー 劇場版の世界観。
帆場暎一(天才プログラマー犯罪者)=コンピューターによる管理=心を大切にしない。
対比
特車二課=現場の判断=心を大切にする。
全編にわたり、コンピューターによる管理、人の心を大切にしないことへの危機感を、描いた。なお、画面に登場するカラスは、魔女の使いつまり、科学技術に取り込まれ、踊らされている帆場暎一を象徴していると思われる。
ラスト、そのカラスは、ヨハネの黙示録に出てくる獣の数字666のプレートを下げている。それは、支配や管理を意味する。
カラス=魔女の使い=科学の僕。
以上のことからテーマは、「科学技術に支配されてはいけない」だと思う。

全体的に背景によるヴィジュアルイメージで、世界観を巧く表現した作品。また、失われた技術、背景動画をたくさん見られるのも特徴。
やや引き気味のカメラワークも、この時期のアニメとは思えぬほど凝っている。魚眼レンズで撮ったような演出も良かった。
黄瀬和哉氏も、若い時があったのだなぁ。
世界観と共に、テーマ性、娯楽性を高次元に表現した素晴らしい作品。

投稿 : 2014/01/29
閲覧 : 283
サンキュー:

6

ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

劇場版はこうでないとねw

普段のテレビ版では見れない内容や、ストーリーでキャラの奥深さを掘り下げて欲しいのですw


サスペンスばりのOPで始まり、最初から「謎」を提供してくれて、最後までこの「謎」の縛りを考えさせてもらいましたw


また、「鳥」の演出がとても良くて、ヒッチコックの「鳥」という映画を思い出しました^^


バビロンプロジェクトとの開発の裏で一体何が行われていた
なかが最大の焦点になっています。


この作品の面白さは、ひとつの問題を色々な角度、色々な立場の人たちがどう考え、どう動くのかがわかり、とてもおもしろいのです。


さすが「ヒューマン」を演出させたら最高の押井守監督の作品ですね^^


犯罪を起こすのも人間、犯罪を防止するのも人間、機械と動機は人間の意思によって動くもの。


そんな思いにさせられてしまうのです。


面白い作品だと思います^^

投稿 : 2013/01/30
閲覧 : 318
サンキュー:

16

ネタバレ

宵茶 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメの劇場版ってのはこういうことなんだ!

OVA初期→劇場版1(本作品)→テレビシリーズ→
と続いていくので、OVA(もしくはテレビシリーズでカヌカが出てくるところくらいまで)を見ておいたほうがすんなり世界に入れる。
が、これ単品でも十分いけるので、時間が無ければまずは劇場版から入るのもいい。
この作品はアニメ以外では実現不可能。小説でも漫画でも実写でもない、アニメの真髄。


物語:
この時代(89年公開)にコンピューターオペレーティングシステムを題材にしたクライムサスペンスを企画したことが驚異的。コンピュータではなくOSね。
起承転結のお手本のような構成で、一秒たりとも目が離せないし、実際、飽きさせない。

声優:
テレビシリーズと同じ

キャラ:
テレビシリーズと同じ

作画:
細部にこだわったデザイン(これは構造物、運搬車両その他もろもろを含んだもの)が秀逸。
「東京」という舞台装置がいかに怪しく奇異であるか、を余すところ無く表現している。もっとも、この点は劇場版2でさらに高みへと昇華する。

音楽:
川井憲次の初期の頃で今とは作風が違うが、それはそれ。
OPとEDには今でも聞くだでで鳥肌がたつ。

投稿 : 2011/11/25
閲覧 : 292
サンキュー:

5

ネタバレ

たあ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

エンターテイメントしている

 終盤の箱舟を解体するシーンでの男2人がカッコよかった。

投稿 : 2011/11/06
閲覧 : 275
サンキュー:

2

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 1

ハリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/02
閲覧 : 2

るる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/01
閲覧 : 6

QjEYw40534 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/10/30
閲覧 : 5

mofuMAX さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/16
閲覧 : 7

たけたろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/07
閲覧 : 8

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/11
閲覧 : 10

v31vv5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/06/05
閲覧 : 9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/27
閲覧 : 42

藤真 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/01/01
閲覧 : 10

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/07
閲覧 : 10
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機動警察パトレイバー the Movieのストーリー・あらすじ

すべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺する。その口元に嘲りの笑みを浮かべながら…これが、すべての始まりであった。時期を同じくして、レイバーが突如暴走する事件が多発、遂に自衛隊の試作レイバーまでが暴走事件を起こす。特車二課第1小隊は、近々正式配備される新型パトレイバー(通称「零式」)に関する研修中のため不在。単独で暴走事件の処理に追われる第2小隊の篠原遊馬巡査は、多発する暴走事件の異常性にいち早く気付いて独自に調査を始め、原因が暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)ではないかと推測する。(アニメ映画『機動警察パトレイバー the Movie』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1989年7月15日
制作会社
スタジオディーン
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%83%91%E3%83%88%...
公式サイト
www.bandaivisual.co.jp/patlabor/
主題歌
《イメージソング》笠原弘子『約束の土地へ』

声優・キャラクター

冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、辻谷耕史、辻村真人、小島敏彦

スタッフ

原作:ヘッドギア、原案:ゆうきまさみ
監督:押井守、企画:ヘッドギア、脚本:伊藤和典、キャラクターデザイン:高田明美、メカニックデザイン:出渕裕、演出:澤井幸次、作画:黄瀬和哉、美術:小倉宏昌、音楽:川井憲次、撮影監督:吉田光伸、録音演出:斯波重治

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