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「無責任艦長タイラー(TVアニメ動画)」

総合得点
70.5
感想・評価
184
棚に入れた
1123
ランキング
1502
★★★★☆ 3.8 (184)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
4.0

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無責任艦長タイラーの感想・評価はどうでしたか?

風の澪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

頭をからっぽにして楽しもう!

この作品を見るためには

1.おおもとは植木等の『無責任男シリーズ』が下地にある
 →全体的にちゃらんぽらんでご都合主義
2.世界観は未来物で戦争ものだが、内容は人情ベースの現代劇
 →SFや戦争もの的な部分目立たない
3.ラノベ原作だが内容は全く異なる
 →アニメ⇒原作 or 原作⇒アニメのギャップが激しい

この辺りを抑えてから視聴するのがおすすめです

で、作品自体の感想ですが、
キャラクター重視の作品なので細かい辻褄合わせは気にしない方がいいです
リアリティーよりもそれぞれのキャラクターが自分勝手に動くドタバタ劇とところどころにみせる人情劇をこの作品の面白さです

作画・音楽も当時の1990年代前半の作品としては十分な出来です
特にOP/EDは両方とも作品の世界観にピタッと来るもので、TVでは微妙な編集がされているので、フルコーラス版を聞くのをお勧めします

声優さんの演技も良いです
特に裏表の無い軽い感じでありながら嫌みの無いタイラーの辻谷耕史さん
几帳面・生真面目過ぎて絶叫しまくりのヤマモトの速水奨さん
2枚目で有能軍人でありながらお茶目さも感じるル・バラバ・ドムの関一彦さん
個性あるメインどころの3人を作品を崩すことなく演じています

設定の完璧さを求める人ややキャラクターものが嫌いな人には、とっつきにくい作品かもしれませんが、あの世界で自分たちの思うように動くキャラクター達の魅力は一見の価値はあるかと思います

最後にアニメ視聴後に原作を読む場合、登場人物の名前が同じというだけでほぼ別作品として読んだ方がいいです
(性格などはある程度似通っていますが)
原作の1,2巻は淡々とストーリーが進んで、キャラクターの魅力も薄く退屈さを感じますが、登場人物が出揃ってきた3巻以降、徐々にストーリーの進む方向が定まっていき、キャラクターも生き生きと動くいて、アニメの展開とは全く異なり、それはそれで十分楽しめる内容になっています

ただ、注意点としては『宇宙一の無責任男』はかなり長いシリーズなので、初期の作品は小説原作の設定を続けていますが、途中からはアニメ設定寄りになっていたりするので、昔と今では印象が違うかもしれません

それでもアニメはアニメで、小説は小説で、全く別の楽しめ方がする珍しい作品なので原作小説含めて楽しんでみることをお勧めします

投稿 : 2021/12/22
閲覧 : 205
サンキュー:

1

ネタバレ

北村 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一発も主砲を撃たない空前絶後の宇宙戦艦モノ

TVシリーズに限って言えば駆逐艦そよかぜは
一発も艦砲射撃をしていない。
私は口八丁手八丁で戦争を乗り切る所が
勇気だ正義だと騒ぎ立てる作品より好きなんで
いいんですが、そこに好感が持てない好戦的な
人は物足りないかも。

投稿 : 2021/11/19
閲覧 : 195
サンキュー:

0

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

仮にもスペースオペラなら明確な目的や敵が欲しかった

自由意志を尊重する男が艦長として過ごしていく?ってストーリーだけど、万人受け・・・・・するのかな?もしそうなら自分の感性はズレてる。

こういう物語の到達点が謎の作品はあまり好きじゃない。日常系の作品ならまだしも仮にもスペースオペラだし、何か明確な目的と明確な敵が欲しかった。

TVアニメ版は一区切りして、ovaで完結するのかと思ったけど、まさかの新たな敵が出現したところで終了・・・・・・・こんな気になる終わり方するんだったら観なきゃよかった・・・・・・。

それとopの切り方が雑すぎ、この時代のopだとよくあることだけどもう少しうまくできなかったのかねぇ。


自分用
1→タイラーの入隊、AI試験官破壊。
2→年金を届けに元提督の元へ行きララアルゴンの立て籠もり事件に巻き込まれる。
3→オンボロ艦の艦長になる。船員同士の喧嘩に副艦長が困る。
4→反乱がおきる。ワープでラアルゴンの船に見つかり降伏するが爆弾土産を渡し一件落着。
5→新しく女医が来る。実はラアルゴンのスパイでタイラーを探る。
6→上層部が敵を誘き出す勲章を使ってタイラーを消そうとするが失敗。
7→艦内大掃除。ついにドムと遭遇するが騙し討ちで逃げ切る。
8→ミスコン開催。ハルミがタイラーを狙うが失敗する。しかしタイラーは見逃す。
9→上層部の命令でそよかぜ左遷。タイラーの道草で変更要請間に合わず。
10→ハナー姉妹がパイロットに志願。危うく死にかけるがコジローが助ける。
11→ユリコとキムが喧嘩。タイラーの不始末で仲直り。
12→タイラーたちが昔のそよかぜ艦長の亡霊に襲われる。
13→以前襲ってきたラアルゴンの提督が復讐。ワープで逃げ続け運で勝つ。
14→提督の敵討ちのためそよかぜは狙われる。タイラーが身体を張って乗り切るがハルミはその姿に惚れる。
15→ハルミが病原菌をバラまき、ワクチンと代わりにタイラーが捕虜になる。
16→捕まったタイラーは皇帝アザリンと仲良くなる。
17→そよかぜの乗員たちがウイルスを理由に隔離されるが反旗を翻す。
18→そよかぜがラアルゴンに乗り込み暗殺されかけたアザリンごとタイラーを連れ出す。
19→洗脳を受けたタイラーを助けるためアザリンとユリコが精神ダイブする。
20→女性たちがタイラーに言い寄り、アザリンの処遇が決まる。
21→アザリンの嘘で艦内大慌て。アザリンはラアルゴンに帰る。
22→タイラーはアザリンを逃がした罪で処刑されそうになるがラアルゴンの襲撃で逆に司令官になる。
23→ラアルゴンはドムが司令官になりお互いの真意を読み根比べだけで終わる。
24→元提督が死に、タイラーがショックを受ける。新造艦の艦長に任命される。
25→タイラーは軍を辞めユリコには辞令が下り、ユリコたちはタイラーを探す。
26→タイラーの言葉通り皆好きなことをやるがヤマモトの号令で新造艦に乗る。だが乗ったのは新造艦ではなくそよかぜでタイラーがいて一緒に旅立つ。

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 225
サンキュー:

0

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

無責任艦長タイラー

2021.4.5 視聴完了。

コメディー色の強いアニメ。
コメディー度は「うる星やつら」と「パトレイバー」の
中間のような感じです。
それでも後半はシリアス展開多めといった感じでしょうか。

タイラーは不真面目にしたヤン・ウェンリーかな。
不真面目な割にエロに走らないところは好感が持てます。
古めの作品でドタバタしますが
こういうのが好きな方は見てみるといいかもです。

OP、ED曲共に印象強く残る歌でした。

投稿 : 2021/04/05
閲覧 : 235
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

埋もれさせるには惜しすぎる作品。個人的には今再放送したら有名タイトルになれると思います。

無責任と自由をポリシーにしてるつかみどころのない主人公タイラー。
地球連合艦隊にふらっと面接に行くと、美人コンピュータ面接官がいて、そのやり取りからして自由奔放でコンピュータをショートさせて入隊してしまう。
タイラーはオンボロ駆逐艦そよがせの艦長になるがそこにはタイラーとは対照的な、生真面目ユリコスター少佐と生真面目副官山本大尉などがいた。そこからのドタバタコメディやシリアスな展開や恋愛や人情劇やSF展開や不思議な深層心理描写など盛りだくさんです。
この作品が凄いのはこれだけ要素ぶち込んで全く無理なくストーリーが進んでいく事。

駆逐艦そよがせにはタイラーに翻弄されるユリコスター少佐や山本副官(オチ担当)、酒飲みの医者やスパイの美人医者助手、突撃エースとエースの取り巻きほのぼの担当双子姉妹やその他全員魅力的なキャラばっかり。
敵国もお姫様アザリンやアザリン側近のドム艦長も物凄くいいキャラです。
どのキャラが一番いいのかと聞かれるとはっきり言って絞り切る事は無理です。それ程魅力的な方々なんですよね。

{netabare} 見所は味方司令室ではタイラーを危険分子として抹殺を図ろうとしたり、はたまた敵のお姫様や長髪の敵艦長ドムには偶然の自由戦法を買いかぶられたりで、敵味方がタイラーを逆視点で見る事。
あるいは意図的に戦争を止める艦のスレスレのすれ違いシーンなども見応え抜群でした。
タイラーが世話係として就いていた元提督のおじいちゃんのあのシーンは泣けました。
最後の方ではには味方司令室をの1人を少し認めさせるほどになります。
途中、タイラーの深層心理世界が描かれますがそのシーンも変わってて印象に残ってます。
エピローグ的な話も非常にいい余韻が残り、最後までいいアニメでした。{/netabare}

タイラーは自由奔放ですが、平和を愛する人物なので皆タイラーに惹かれてしまうのではないでしょうか。僕もその1人です。
責任感もホントはあるんじゃないかな(´∀`)♪

ほんっとうに全キャラ最高級の魅力あるキャラなのでオススメ致します(`・∀・´)

投稿 : 2019/09/03
閲覧 : 392
ネタバレ

まにょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

名作

見たのはけっこう昔。
キャラが良い。
最後の艦隊決戦はどうなるのか手に汗握った。

話しは気になるところもあるが、一昔前の良さがあるアニメ

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 402
サンキュー:

0

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世相や価値観で納得できるか変化しそうなアニメ。

アニメーション制作:タツノコプロ
1993年1月25日 - 7月19日に放映された全26話のTVアニメ。

原作は、吉岡平によるライトノベル『宇宙一の無責任男』シリーズ。
監督は、真下耕一。

【概要/あらすじ】

遠い遠い未来の話。宇宙暦6999年。
地球人による惑星連合宇宙軍は、惑星ラアルゴンを母星とする神聖ラアルゴン帝国との戦争状態にあった。
人材不足に悩む惑星連合宇宙軍に、ひとりの若者が入隊する。
ジャスティ・ウエキ・タイラー。二十歳。この男はタダモノでは無い。
軍隊への志願理由というのが福利厚生の充実で生活費の心配もなく、各種免許や資格の獲得に便利。
要は適当よろしく税金で養われたいということで、戦争に対して緊迫感の欠片もない。
そんな男が二等兵として軍の年金課に配属されるやいなや、
名将として知られた退役軍人であり今や寝たきり老人となってるハナー元提督に対して手違いで未払いになってる、
年金を届けに行った先の元提督のボロ家で人質目的で押し入った武装したラアルゴン人のテロリストと鉢合わせ。
その現場をヨイショとラッキーで解決してしまう。この功績で少佐に昇進。駆逐艦そよかぜの艦長に任命される。
その、「そよかぜ」というのが志願者を除き大凡に組織人としての適性に欠ける、
問題児だらけの掃き溜めのようなボロ舟である。艦内では意志がバラバラで諍いが耐えない。
要は環境の酷さにギブアップしてタイラーが自分から軍を去るように仕向けられた人事なのである。

しかし、タイラーという男は宥めるでも諭すでもなく放任していくうちにラッキーでなんとかなっていき、
なるようになるさ!のなんとなくで、タイラーは敵を倒そうとか思ってないのに戦果を次々をあげていく。
それは理解不能な存在として上役からの反発を招き、一方でタイラーの名は敵国であるラアルゴン皇帝の耳に届く。
これは、ひとりの男の無責任さが人の心を動かし歴史を作っていく物語なのかもしれない。

【感想】

宇宙戦争モノと言っても作者のやりたいことには個人差が大きく、
ガンダムやマクロスでも違いが大きいし、銀河英雄伝説は宇宙で三国志的な何かになってる。
その点、このタイラーも変わっていると言えば変わっている。

このアニメは93年であるが、昭和50年代(75-84年)のアニメの影響が大きく反映されている。
ヤマト的な何か、うる星やつら的な何か、北斗の拳的な何か。
要はスタートレックとかを読んでいる作者によるライトなスペースオペラ原作に、
80年代近辺のアニメオタクの好物をトッピングしてアニメ化したようなものが、この作品なのである。

さて、この作品は、宇宙戦争を背景に軍事のイロハも知らない若造が、

『戦争なんて真面目にやるもんじゃないよ!』

と、能天気さと豪運で勝ち上がっていくというストーリーではあるが、
原作ではアクが強い性格でオールバックで平べったいオジサン顔のタイラーが、
飄々と掴みどころのないニ十歳の青年にキャラが美化されているなど、
原作からのアレンジが多くて別物となってる模様。
自分は原作を読んでいませんが、原作ファンは不満らしい。作者は順応したが。

原作小説の発表期間は、1989年1月 - 1996年1月。
作者の吉岡平は1960年生まれであり、戦後教育にどっぷりと浸かった世代。

アニメ版では軍事というものに対して否定的なスタンスが多く見られ、
規則とか義務感とかやーね!って感じ。
明日は明日の風が吹く。諸行無常。人殺しにまじになって、どーすんの?
人の一生なんて短いんだから、楽しくやろうよ!

真面目な軍人の思惑を吹き飛ばすがごとくタイラーの不真面目さが最強の武器として実績を積んでいく。
戦争なんて碌でもないものなんて、なんでしちゃうの?
言葉が通じあえば、腹を割って接すればなんとかなるよ!
多分に、こういうものが28年後の今より素直に信じられていた時代の産物。

主人公がとってもラッキーマンの如くにヘラヘラしつつ、
勝つ気が無いのにピタゴラスイッチ的に結果的に勝利を収めるのを楽しむコメディ?
戦争へのアイロニー?ギャグは面白くないしセンスも今の感覚で見ると苦しいかもしれない?

まあ、一応は作品にテーマ性があって一貫しているのは解る。
後半の展開で、このアニメで何をやりたかったのか解ってくるのかもしれない。

カッコイイSF兵器を出したり、戦略や戦術などの軍事面を詳細に突き詰めて真面目に宇宙戦争を描くでもなく、
無責任と気楽さを武器に周りを感化して何となしに戦争を解決に向かわせてしまう。人情劇や精神論が主体。
タイラーという無責任ではあるが、この世の真理の一つに到達しているかもしれない主人公の人格を通じて、
平和主義の理想が作品に込められているのかもしれない。

しかしながら、タイラーと反対の考えを持つ者は良くない存在。
もしくは視野の狭い存在として描かれてるのも事実で作為的なものである。
基本的にはコメディ仕立てであるが、規則や軍隊は人間の心を縛るものとして否定的に扱われている。
タイラーに同調できる者や影響を受ける者こそ作品内では好意的な扱いなのだ。

人間の自由さ・おおらかさに対する賛歌が作品の根底にある。

『(異星人でも)同じ人間!話せば分かる!』

しかしながら、現実世界ではアニメの世界より人情が薄いことも多く、
人に対する好き嫌いで簡単に態度を変えるは、差別意識や悪意で他人に接する人間がいたりして、
同じ言語を用いていようと思考のロジックが違いすぎて会話や交渉が成立しない輩が普通にいる。

工作員を送り込んでくる隣国相手に話し合いでの解決という綺麗事を三三九度に主張する者が、
同国人で主義主張の異なる相手を不倶戴天の敵として蹴落とそうと、
手段を選ばず工作をしかけて流言飛語をばら撒いたりする。

利害や思想の違いを乗り越えて手を組むのは困難な道程であり、対立の中で綺麗事は通用しない。
権力=体制=悪という図式がフィクション世界での黄金パターンではあるが、
反権力革命運動の胡散臭さも今では周知の事実である。
権力に立ち向かうものが必ずしも正しいとは限らないのが現実なのである。

現実の国際社会では譲り合いの精神を発揮しようものならイナゴのように食い荒らされるし、
ミサイルを向けて来る相手に話し合いでも持ち込もう物なら敵の力に屈したと見られるのが当然。
まさに「鴨が葱を背負って来る」としか思われないのである。
民間人でも丸腰で中東の紛争国に行って人質にされ身代金を要求された挙句に殺害される。

なんでも、開き直って堂々としていれば、相手が解ってくれるという「忖度」の精神は夢物語。
「サラリーマン金太郎」が大ヒットしたように非常に日本人好みの展開ではあるのだが。

このアニメでは交戦相手である異星人のトップが、
精神的にやや幼いものの分別のある善人な少女であったのがラッキーだった。
ただそれだけの話であり、理想で塗り固められた・こうだったらいいな!
日本人特有の美徳が民族や人種を超えた人類の共通認識であるという世界設定の上で成立している、
ファンタジーな戦争なのである。

そもそもが、このアニメでは何故戦争をしてるかも意味不明であるし、
あっさり解り合えるのなら、この戦争とは何なのか?というオチになる。
(原作ではラアルゴン人のルーツや母星の状況などがあって、目的があって太陽系に来たことが明示されているらしいが)

だが、それでいいのかもしれない。
残酷な現実を模倣するだけがフィクションの世界ではないのだから。
タイラーは敵だけでなく味方であるはずの連合宇宙軍にも生命を狙われるものの、精神論で解決するどこか温い戦争。
理想家に都合の良い夢でも見せて気持ちいいものを提供する。これもフィクションの一つの形なのである。

・周囲を蹴落としてまで利益を得ようとする者がいれば、タイラーの強運の前に墓穴を掘る。
・おべんちゃらは言うが決して人の悪口を言わないタイラーの魅力?

ちょっと変わった勧善懲悪的な作風?
人間、悪いことをするもんじゃないよ!みたいな?

ファンが、この作品を好む部分はこういうところなのか?
視聴者がジャスティ・ウエキ・タイラーという男を理解して好きになれるかどうか?
キャラの情にほだされ、居心地の良さをこのアニメに感じられるかどうかで大幅に評価が変わってくる作品だと思った。

ちなみには私は最終回まで視聴終えたところ、途中で何度か作品を見直しかけたのだが、
正式な手順を踏まえずあんなオチにして自由さと身勝手を履き違えてない?ということで、やや減点気味にした。
(アニメ的な表現の一環であるというのは、解らないでもないが)


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 574
サンキュー:

41

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きなように 生きる

{netabare}最終回が、いつの間にか終わってて、あれ最終回かと思ったな。
最終回、タイラーが言う、

好きなように(生きる)

というのが、すごく響いた。

このアニメのテーマにもなってるかもしれない。
主人公のタイラーは、とても自由で、何も考えてないみたいに、好きなようにいきている。そんな生き方で、いろんな問題をやわらかく受け止めて、時にはひらりとかわしていく。

けど、途中、タイラーの深層心理に触れる話がでてきた時には、普段は見せない迷いや悩みがタイラーにもあった。
どうしたらそんな思いをかかえて、あんなに自由な生き方ができるのか。
もしかしたら、タイラーは尊敬する人を真似していただけかもしれない。
その人が、死んだ時にタイラーは別人のように落ち込んだ。
自分が死んだみたいに。

それでも、その人の死を受け止めて、自分の中にあるその人の生き方を周りにも、伝えていった。

そして、あの最終回。
振り返ると、すごく好きな作品だった。{/netabare}

投稿 : 2017/06/05
閲覧 : 435
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

運の良さで無双する?掴み所の無い宇宙戦記コメディー

ライトノベル原作のコメディー全26話(+OVA1話+9話あり)。
地球と敵宇宙人が宇宙戦争やってる状況で、主人公タイラー艦長が、悪運のみでピンチをのらりくらりと切り抜けていく…ように見えるが…!?
真面目な戦記ではなくギャグコメディーながら、90年代の骨太な名作でもあり。

テレビアニメ史上初の製作委員会方式、ライトノベル原作史上初のテレビアニメなど、アニメ史から見ても画期的作品であり、アニメファンとして視聴して損は無いかと。
(レビューはテレビアニメ版のみ)

{netabare}『物語』
主人公が「運の良さ」と「いい加減さ」でいつの間にか無双している…?
これだけだと後続のありがちなラノベっぽいですが、本作は主人公無双に掴みどころが無いといいますか、ご都合主義なのにご都合主義じゃないかも?いや!やっぱり何も考えてないのか!?と終始モヤモヤさせられるような、不可思議な魅力がありました。
…本作の醍醐味はこの掴み所の無さ、大きく盛り上がるかと思えば終始グダグダ、ではつまらないのか?と言われると…何となく面白い?
近年の、主に1クール作品と比して、1話辺りの盛り上がりやギャグのキレは微妙なところも。
でも、そんな呑気なテンポも含めて、近年のアニメには少なくなった余裕や遊びがある。
2クールで(一見すると)ダラダラやりつつ、でも気が付けば引き込まれている…。

無責任艦長に振り回されるクルーたちのリアクションが面白い、特に生真面目で堅物なヤマモト副長(速水奨さん)が。
タイラーのロクデナシっぷりは、某ロクデナシ魔術講師とは比較にならんです!
舞台設定自体はガチ戦争中のシリアスなので、普通ならイライラさせられそう、でも、ヤマモト大尉やユリコ少佐、モヒカンみたいな荒くれクルーたちが視聴者の代わりに苛立ってくれる為か、見事にコメディーに変換されていた。
ここら辺、ありがちで安易な主人公礼賛の嫌味を感じさせないのがミソか。
尺に余裕を持って、呑気に、タイラーの無責任っぷりとクルーの苛立ちを描きつつ、普通なら大ピンチ!な状況から逆転していく痛快さ。
地味に、敵が無能では無いのもポイント高い。敵さん(タイラーを疎む味方上層部も)の駆逐艦そよかぜ撃沈作戦は、作戦としては教科書通り、でも何故かタイラーが勝っちゃうフシギ。
コメディーながら、ここら辺の戦記としてのハラハラ感は侮れんです。

タイラー抜きの、そよかぜクルーたちのカオスっぷりも。
艦長が無責任なら、クルーはロクデナシばっかり。
おバカなノリの日常系も面白かった。
宇宙戦艦(そよかぜは駆逐艦だけど)でミスコンは、後発のナデシコにも引き継がれてそう。
…本作は「学級崩壊した教室と、ダメ教師」というよりは「燻っているアウトロー選手球団と、(一見ダメ人間、でも名将?)な監督」な感じかも。
そよかぜクルーは有能だしやる気もあり、素行の悪さで落ちこぼれている、そこに無責任艦長の影響で、事態が好転する…
それらを2クールかけて、タイラーがクルーの信頼得ていく過程に納得感あるのが良かったです。

後半は敵のラアルゴン帝国のお姫様(姫ではなく皇帝だけど)アザリンちゃんとのロマンスに萌えつつ、ハルミさんユリコさんたち女性陣のハーレム物に、でも許せる。
一見グダグダに見えた前半含めて、気が付けばタイラーの魅力と交流が活きている。
タイラーの強運もご都合感薄れて、普通にピンチで飽きさせず。
実は運だけの男では無かったのか!?(と思わせて…やはり掴み所が無い)

前半は艦隊戦やってたので終盤も大決戦か!?
と思いきや、真面目な戦争を無責任に否定する…痛快。
戦記としては盛り上がらんですが、戦うよりも、人間性や楽しさが大事。
普通なら不可能、でもタイラーなら!
普通の作品ならばクライマックスな展開を、アッサリ流してしまうタイラー流。
…その後のラストまでの3話に余韻がある。
これまで散々、掴み所が無いと思わせての、タイラーの人間賛歌・自由な生き方が、じんわりと伝わりつつ、痛快なラストでした。


総じて、安易なご都合主義や無双系では無い、魅力的なアニメでした。
一見グダグダで盛り上がりに欠ける、でも何となく惹かれる、最後まで観れば、掴み所が無いと思われた魅力が(なんとなく)分かる。
2クールで瞬間風速的な面白さはさほどでも無い気もしますが、名作です。
(物語というか総合評価は、実質タイラー艦長のキャラ評価相応)


『作画』
女性陣が可愛い。ユリコ少佐とハルミ伍長は美人、ハナー姉妹はかわいい、そしてアザリンちゃんかなり好みです。
宇宙軍艦物としても、コミカル含めた作劇描写も申し分なし。
作画的に、今観ても中々良いです。

『声優』
辻谷耕史さんの間が抜けた、それでいて温かみのある演技がはまり役でした。
豪華声優陣、麦人さんや西村知道さんなど層が厚い。
女性陣も天野由梨さん、岡本麻弥さん、かないみかさん、そして笠原弘子さんと好演揃い。
…私的にMVPは、苦労人副艦長ヤマモト大尉を好演した速水奨さん。
速水さんのコミカル寄りなテンパった演技良かったです。

『音楽』
OP「just think of tomorrow」ED「ダウンタウンダンス」
90年代というか80年代末な雰囲気のオシャレかつ歌詞が分かり易い良曲、しかも実はタイラーの主題ちゃんと込められている。
BGMも要所でクラシック使うなど良い感じ。



『キャラ』
ジャスティ・ウエキ・タイラーという無責任艦長の魅力に尽きます。
物語の項であらかた書いてますが、不思議な魅力を持つ男。
のらりくらり、グダグダ、でも次第にこの男の魅力が分かってくる。
「さすが艦長!」とヨイショされるだけの底の浅い主人公ではなく、全編通しての確固とした人生観、それをいつの間にか通してしまう強運&人柄、主人公補正なのは間違いないが、それが嫌味にならぬ凄い主人公です。
ボケ老人・ハナー元提督を敬愛し、真摯に接する姿勢に、人生への賛歌と敬意が滲み出ている。
…このアニメの評価は実質、タイラーへの評価と同義。

もうひとり、マコト・ヤマモト大尉のツッコミと心労あっての面白さだった。
優等生だけど真面目お馬鹿で暴走するので、ある意味彼が一番ヤバい男。
カン違いから艦長尊敬…からの、実はダメなんじゃないか…?と揺れるのもミソ、彼の存在が、過度に主人公上げ過ぎない絶妙さに繋がっていた。
アウトローなクルーとの確執…からの、成り行きで仲良くなってくる感じも楽しい。
…全っ然作風違いますが。「ハイスクール・フリート」のシロちゃんは今思うとヤマモト副艦長ポジだった。
ミケちゃん艦長もある意味無責任艦長の片鱗があったし…

メインヒロインはアザリンちゃんだけど、正妻はユリコさん。
チョロくはないツンデレの鑑、ヤマモト大尉がアホの子な分、真面目さはある意味彼女が背負っていた。

感情に疎いアンドロイドで、次第に優しさを知る。
ハルミさんも奥ゆかしい性格とヒロイン力高くて可愛いです。

メインヒロインはアザリンちゃん。大国の君主としての重責と、奔放なお転婆姫な可愛さ。
敵側は彼女に振り回され、タイラーとの交流が、戦争の行く末を決めてしまう…すごい。
お姫様ヒロイン大好きですが、アザリンちゃんは特にかわいいです。

クルーたちはクセ者というかはぐれ者揃い、個別エピソードこそ乏しくても、愉快な連中でした。

アザリンちゃんの忠臣ドムはある意味一番タイラーに振り回されたライバル、ライバルなのに自然に友情が。
彼も掴み所が無い…と思わせての正統派のライバル。

ミフネ中将&フジ中将の悪徳コンビも、不快にならずに痛快コメディーに貢献。
ミフネ中将は骨のある武人なのも良かったです。{/netabare}

投稿 : 2017/06/04
閲覧 : 421
サンキュー:

27

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

とにかく面白い作品

最初から最後まで夢中になれた

適当運任せなんだけど戦闘も人の心つかむのもとてもうまい設定
気分よくずっと見られる

ほのぼの+戦闘バトル+人心掌握+SF+ヒーロー
いろんな味付けがマッチしたとても良い作品

投稿 : 2017/04/22
閲覧 : 170

nanikore さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロッシーニに感謝と爆笑を捧げる、空前のノンストップアホ物語

まったくもって無責任極まりない、ジャスティ・ウエキ・タイラー。
そんな彼にまとも且つ優秀なクルーたちは振り回されっぱなし。
副長なんて胃腸は滅茶苦茶、神経洗浄が日課に。

しかし彼は艦長なのだ。どうしても。

無限に広がる大宇宙、なんて陳腐な表現だがそんな漆黒を舞台にそよかぜのように爽やかな一陣の風。そんな物語。


もうさっぱり音沙汰がないアニメ批評界の仙人、grumpy jiisanはこの作品をして終盤は川井憲次も音符を無くしたようだと評していたが、全くの誤解である。
本作は原作からクラシックが多用されているような作品であり、あのシーンでのウィリアムテル序曲など、私のアニメ歴の中でも屈指の名シーンだといえる。

終盤の伏線回収とも言うべき展開に私は、私は感動した。
まったくもって感動した。世のアニオタはこれを見ろ。

投稿 : 2017/01/28
閲覧 : 279
サンキュー:

2

511 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白い!

93年のアニメという事で作画など不安だったのですが設定が面白そうだったので視聴してみました。
自由で適当気ままなタイラーですが最後は敵国の皇帝や将軍も含めて皆から愛される存在になります。
古いからこその独特の雰囲気、ゆっくりとした2クールのストーリー展開、
他の作品にはない強い魅力を感じる作品だと思います!
気軽に楽しめるSF作品としておすすめです!

投稿 : 2016/05/21
閲覧 : 267
サンキュー:

4

ネタバレ

kun30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

opはとても好みでした。
なので作中のBGMはもったいないように感じてしまいます。

でもそんなの関係ないくらいには良作なのでは、と感じています。

投稿 : 2015/03/25
閲覧 : 247
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0

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

駆逐艦そよかぜ

主人公は、タイトル通り無責任です。
女好きでだらしなく強運で生きているような感じだけど、
難局は上手くやり過ごすから基本スペックは高いんだと思う。

部下の副長と少佐の毎回、胃が痛い感じなのはお決まりっぽかったけど、
ノリと勢いがよく楽しく見れるアニメだと思う。

アニメ中で一番成長したのは、副長のヤマモト大尉かもねー
見て損はなしと思う。

投稿 : 2015/03/15
閲覧 : 295
サンキュー:

0

ピンポンパン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは面白かった。

約17年前に近所のビデオ屋でレンタルしてきて全話見ました。
当時は見ててもわからなかった事が今見ると意味がわかって物語も見え方が変わってくるかも。
多種族との宇宙戦争なのになんでこんなアホな方向にすすんでしまったんだろう(笑)

今思うと主役から脇役まで当時は普通のキャストだったのかもしれないが現在ではベテラン、大御所、音響監督と豪華な顔ぶれになっている、そう考えると今やっているなんてことないアニメも後々大変なことになるかもしれない。

現代版にリメイク・新シリーズが出ても面白いかも、まぁどのシリーズも面白いので合格点はそうとう高くなって批判の嵐になっちゃうかな?
見て損はない楽しいアニメ、きれいな女性に叱られるのはいいものだ。

投稿 : 2015/01/24
閲覧 : 266
サンキュー:

2

ネタバレ

あしゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

無責任な艦長のお話。

最初は無責任な艦長の性格にイライラしてました。ユリコさんみたいに。笑

しかし回が進むにつれて、タイラー大好きになってしまいました〜

内容としては、無責任な艦長タイラーとクルーがラアルゴンと戦う話。

無責任な艦長に振り回されながら、仲間がまとまり、敵のラールゴンをも巻き込み

敵のトップにも主人公タイラーは気に入られるなどのことがあり、物語が進みます。

一応戦いもありますが、あまりメインではないかもしれないです(私的にはそう感じました)。

コメディタッチで少し笑いながら、サクサク見れました。

それぞれの個性敵なキャラとエンディングの音楽大好きです。

最終的に、ラアルゴンと戦わないで和平条約を結んだ方がいいんじゃないか?と思って

しまいましたが戦いは続くような形で終わりました。


いや〜本当タイラーがかっこ良かった。最終話のタイラーとユリコさん良かったです。

タイラーが”この胸のドキドキはお酒のせいじゃないよ”みたいな事をユリコさんに

言うシーンがあるのですが、タイラーでもそんな事が言えるのかーとびっくりと

ギャップがすごく良かったです。笑

機会があれば見てみてください。

投稿 : 2014/12/11
閲覧 : 258
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

無責任で無鉄砲な漢。

疲れたとき見るのに最適!って感じですね。
スペースオペラ、ってなんだか敷居の高いものに感じられてしまうけど、この作品は設定を色々ゆるゆるにしてあってすごく見易かったです。

基本的な設定は地球とある惑星の間で繰り広げられる戦争。
宇宙を駆け巡っての艦隊戦が舞台です。

しかし。。。
初っ端から主人公のタイラーは軍隊への入隊理由として「楽がしたいからです!」と言い放って、そのままのらりくらりと戦争開始のどさくさに紛れて軍に入っちゃいます。
そんなのありえないだろ!と突っ込みたいところですが、戦争が始まっちゃったら仕方ないよな~人員不足だしな~と無理矢理納得させられてしまいます。

で、そのままのノリでタイトルの通り一隻の艦長にまで上り詰めます。

ここからが楽しいです。
タイラー擁する駆逐艦‘そよかぜ’はダメ軍人の流刑地だった、ということで乗組員にロクな人間がいないのです(笑)
一日中酒ばかり飲んでるのんだくれ軍医とか、
軍規に人一倍うるさい割に繊細で胃腸が弱い副艦長とか、
放っておくと乱闘騒ぎを始める世紀末なチンピラ兵士とか、
「お肌に悪いんで夜勤はパスねー」とか言って途中で寝ちゃう通信士とか。


例えると学級崩壊した小学校みたいなところです。
ここにダメ教師(艦長)であるタイラーが現れることで、皆が生まれ変わっていきます。
絆を深めていくクルー達、一向にやる気を出さない艦長。
反面教師タイラーです。


これ、原作のライトノベルのタイトルは『宇宙一の無責任男』ですが、アニメのタイトルの方が好きです。
タイラーがどう無責任なのか、具体的に示されているからです。
後から振り返ってみると、ああ・・確かにタイラーは無責任で最高の男だなって思えます。
{netabare}
つまり、艦長として、軍人としては失格ですが、人として大事な心を戦時中においても見失っていない。
敵であっても出来る限り殺したりしない。どんな時でも楽しく、自由に生きること。
タイラーが口だけの怠け者だったら失笑ものですが、彼は目立たない所できちんと自分のやるべきことをして、実行できるだけの力があるのです。
人間としては無責任どころか偉人の域でしょう。
{/netabare}

この男、何故か戦争で勝ちまくり女性にモテまくり。
それだけだと主人公が強いことに至福を感じるアニメかに思えますが、見進めていく内にじんわりとタイラーの人間的魅力が滲みだしてきます。
なんか、この絶妙さが素敵・・・(笑)


しっかりと宇宙の広大さを感じさせるシナリオも素敵です。
惑星ラアルゴン、っていう星の話がSFファンタジーっぽくてまた良い雰囲気です。
ライトノベルと一口に言っても、この頃のSFってけっこう侮れないというか、マニアックですよね。
面白おかしいだけじゃなくて奥深さが感じられました。



僕は『超時空要塞マクロス』が好きなので、マクロスが好きな人なんかには是非お勧めしたいですね。
ヒロインが皆可愛いし・・アザリンちゃんは特に異星人ヒロイン萌えの人にはたまらないです。


蛇足。
{netabare}
このアニメ、ヒロインの声優陣がすごく(個人的に)贅沢でした。

ユリコ・スター少佐・・天野由梨さん
キョンファ・キム中尉・・三石琴乃さん
ハルミ伍長・・岡本麻弥さん
アザリン・・笠原弘子さん
ユミ・ハナー&エミ・ハナー ニ飛曹・・かないみかさん


男性陣も速水奨さんや八奈見乗児さん、関俊彦さんまで出てて豪華すぎましたね。
{/netabare}

投稿 : 2014/11/26
閲覧 : 487

泉たける さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本当に無責任。だがそこがイイ!!w

地球軍と惑星ラアルゴン帝国の戦争を軸にして、主人公のジャスティー・ウエキ・タイラーがオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長として、アクの強すぎるクルーをまとめながら、持ち前の無責任さと強運を活かして数々の難事件を乗り切り、ラアルゴン帝国の将軍達からも一目置かれる存在になっていくドタバタコメディ戦争アニメw

タイラーの無責任ぶりは笑えるし、なんか戦争勝てちゃうし、いわゆる主人公最強系アニメというかなんというかww
今ではなかなか見られない豪華なキャスティング。時代を感じるw

古き良き90年代のアニメです。

今では90年代のアニメって古くなってしまいましたが、両作が結構あるんですよね。
最近のアニメに比べると作画とかのクオリティーが落ちていると感じてしまうかもあいれないけど、それも味というか、CG作品が全て良いってわけじゃないんだって思えるようになると、過去作品も結構楽しめます。

名作です。見る作品無いなーって嘆いてる方も、そうじゃない方も是非見て!!

投稿 : 2014/11/09
閲覧 : 313
サンキュー:

3

ネタバレ

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

笑いあり、涙あり、感動ありの名作です。

とてもいい作品です。

今見ても全く時代を感じさせない作画や、
個性豊かなキャラクター。

音楽も結構凝っていて、いまだにバラエティ番組で
タイラーのバックミュージックが使われてたりします。

おそらく当時の最先端だったのでしょう。

宇宙艦隊系の話が好きなんですが、
軍隊という固い世界と、主人公のゆるさのギャップがおもしろい。

それにストーリーはかなりしっかりしていておもしろい。

この時代の作品は、どの作品にも哲学があって、観終わった後に何かを学ばせてもらえた気がするアニメが多いですよね。

本作はまさにそんな作品ではないかと思います。

あまり話題に上がらない作品ですが、
笑あり、涙あり、感動ありの名作だと思ってます。

投稿 : 2014/08/10
閲覧 : 1279
サンキュー:

11

ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公が魅力的

冒頭
放浪者から楽な仕事がしたいなぁ
よし!
軍に入ろう
年金課なら楽だぞ

その後、駆逐艦艦長に出世するのですが
出世前後共に話が面白です。

ほんと考えてやってるのか?
ただ強運なだけなのか?
視聴者を惑わす魅せ方が素晴らしい。

ただのコメディーかと思いきやシリアスもあるし
締めて欲しい場面でキメてくれます(n‘∀‘)η

古い作品ですが今見ても楽しめます。


{netabare}
・アホアホマンの曲はこの作品からSE使用してたのかなぁ頻繁に流れるので笑える
・パコりんと付ける為にアザリンにしてたのでは考えてしまうw {/netabare}

投稿 : 2014/08/05
閲覧 : 327
サンキュー:

12

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白い。

仲間意識は素晴らしいと感じるアニメでしたね。ユリコさんすきでした。

投稿 : 2014/05/13
閲覧 : 278

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゆるゆる

最後まで、揺るぎなくゆるい。
ゆる過ぎてビックリする。
スペースオペラで艦隊もの。
だけど、それらしきことが全然起きない。
わざわざ壮大な設定にしといてこのユルさ。
なんか愉快になっちゃって、憎めなくて癖になる。

投稿 : 2014/05/09
閲覧 : 219

みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『しっかりしてないと、人生に逆襲されちゃうよ』

ストーリー重視の戦記もの・・・
というよりは

超個性的な主人公たちの織り成す
コメディーもの
といった作品でしょうか(*゚▽゚*)

単なる笑いに留まらず
作中の場面、セリフが
なぜかしら忘れられず

一度しかない人生の楽しい過ごし方を
時に豪快に、時にさり気なく
示してしまう主人公タイラーが
かっこいいったらありゃしない(*´∀`*)

タイトルもそんな主人公の名言のうちの一つ


なんか最近行き詰った・・・
そんな時にオススメの名作です(´・ω・`)

エヴァ同様、
BGMにスッペ、ロッシーニ、ブラームスといった
クラシック音楽の使用も

非常に効果的で
エヴァ以上によかったかと思いますヽ(´▽`)/

OVAも出来が非常にいいw
時代を感じる作品ですので

TVシリーズのみならず
引き続いてのOVAもオススメですよ!!!

音楽は重鎮の川井憲次さま

パトレイバーも含めてこの頃の音楽が
個人的には一番好きです(*゚▽゚*)

投稿 : 2014/02/13
閲覧 : 624
サンキュー:

3

バリエスタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さんきゅー!(^^)!

ちょっと前にみたけど
すごいよかった!(^^)!
最近のアニメに嫌気がしてきたから
こうゆうのいいと思うマジw

AT-Xとってるひとは
放送してるからみてみて(*^_^*)
今のアニメも映像とかきれいでいいと思うけど
やっぱりこの辺が自分はすきだなと
何かなつかしくなりましたw

投稿 : 2013/12/18
閲覧 : 234
サンキュー:

3

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

無責任とも思える行動の先には…

(2013.11/8)
全26話のSFコメディ作品。何といっても主人公であるタイラーの自由奔放さが周りのクルーや敵までも巻き込み、組織の中で人の在るべき姿とは何なのか?と問いかけているように思えました。

また、キャラ(モブキャラも含めて)魅力的なのは中々ないので2クールではなく4クール放送でも良かったんじゃないかと…^^;

まぁ、その辺はOVAで補完されているようなので視聴したいと思います。

投稿 : 2013/11/08
閲覧 : 418
サンキュー:

9

ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイラーは何を考えているのか?

一般的なアニメの主人公と違って「俺について来い」とか「俺が何とかする」というシーンはないので
タイラーの格好良さは分かりにくいですが、タイラーは周りに(視聴者にも)気付かせずに仕事をする男です。

タイラーが無責任であるからこそ、タイラーを支えるサブキャラがすごくいいです。
タイラーって本当はどういう人間なのだろうと考えながら観ると物語に深みが出ると思います。

さて、「タイラーは何を考えているのか?」というタイトルを付けておきながら、明確なタイラーの人間性をレビューに書かなかったのは私のタイラー像を他人に押し付けたくないからです。

タイラーは無責任ではあるけれど、何も考えてない訳ではなく、視聴者が一人ひとりタイラーのことを理解しようとするプロセスこそがこのアニメを最大まで楽しむ秘訣だと思います。

My Favorite Character
ユリコ・スター少佐。
アニメのキャラクターの中で可憐という言葉が一番似合うキャラクターだと思います。
最終回にて、暗闇の中でタイラーとふたりっきりでワインを飲むシーンにはドキドキしました。

投稿 : 2013/09/12
閲覧 : 324
サンキュー:

3

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

期待したほどではなかったけど

声優の下野紘さんが大絶賛しており、個人的に真下耕一監督の作品が好きということもあって視聴しました。
結果的には期待していたほどストーリーに深みがなかったのですが、全体的にタイラー艦長の人柄の良さが際立つ作品でした。辻谷耕史さんの声にも非常に温かみがありました。

投稿 : 2013/09/07
閲覧 : 320
サンキュー:

0

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そよかぜ。見ていくうちに大好きに!

【オススメしたい人】
■ そよかぜ、と、タイラーに興味がある。
■ 宇宙モノ見たいときに。
■ 友情、仲間、ワクワクを求めるときに。

【感想】
1度絵が古いなと見るのを躊躇したのだが、見たらワクワクで楽しくて仕方なかった。笑いあり、シリアスあり、号泣もした。
好きな感じや、物語なので全てに色眼鏡かもしれません。
無責任シリーズのライトノベルが気になる。気になる。
きっと読む。それも楽しみだなー。


【NEXT-オススメ】
●宇宙つながり
【機動戦艦ナデシコ】
【無人惑星サヴァイブ】
【無限のリヴァイアス】

●ホノボノだったつながり
【サクラ大戦】

次見るのに何か役にたてたら幸いです。

投稿 : 2013/09/04
閲覧 : 443
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

うる星やつらみたい

ギャグ要素が多いかな
面白かった

投稿 : 2013/03/20
閲覧 : 334

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイラーが最高

古い作品ですが。 面白いです。
この時代のこういう作画好きだー
とにかく無責任でテキトー艦長タイラーが運?実力? で苦難を乗り越えていきます。 最初のほうは運がいいんだなタイラーとしか思えませんが中盤以降はまさかすべて計算通りなのか?! という感じになってきます。 かっこいいです。 脇役もみんな素晴らしい。
ヒロインであるユリコさんも大好きです。

オープニング曲『Just think of Tomorrow』OVAで流れる『船乗り』が本当に良い曲です。

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 245
サンキュー:

5

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無責任艦長タイラーのストーリー・あらすじ

時は未来、地球と惑星ラアルゴンとの戦争のさなか、主人公の放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーは楽な仕事がしたい!と、地球軍に入隊してしまい、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長にまで出世してしまう。持ち前の強運で数々の難事件を乗り切り、気づけばラアルゴン帝国の大艦隊を「そよかぜ」1隻で撃退するまでになる。そして、ラアルゴン帝国の皇帝ゴザ16世のアザリンはタイラーに興味を持ち始める……。(TVアニメ動画『無責任艦長タイラー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1993年冬アニメ
制作会社
タツノコプロ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E8%B2%AC%E4%BB%BB%E8%89%A6%E9%95%B7%E3%82%BF%...

声優・キャラクター

辻谷耕史、天野由梨、速水奨、笠原弘子、関俊彦、麦人、西村知道、三石琴乃、成田剣、八奈見乗児

スタッフ

原作:吉岡平(富士見ファンタジア文庫刊)、 監督:真下耕一、シリーズ構成:川崎ヒロユキ/真下耕一、キャラクターデザイン:平田智浩、音楽:川井憲次

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