tinzei さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ガルフォース第五作目、シリーズ最高傑作。
観る順番。
①ガルフォース ETERNAL STORY(約90分)
↓
↓数十年
↓
②ガルフォース2 DESTRUCTION(約50分)
③ガルフォース3 STARDUST WAR(約60分)
↓
↓2000年以上
↓
④レアガルフォース(約60分)
⑤ガルフォース地球章(約50分×3話)
↓
↓200年以上
↓
⑥ガルフォース新世紀編(約45分×2話)
↓
↓繋がり無し
↓
⑦ガルフォース・ザ・レボリューション(約30分×4話)
【作品解説】
ガルフォース第五作目。
④の続き、MMEとの本格的な戦いに突入していく。
話の重さで言えば一番、人間の憎悪が作り出したMMEとの戦いをメインに、戦争に反対するジオクレスという組織、MMEを滅ぼすためなら犠牲もやむを得ない火星軍など、人間の心理面を強調したキャラや組織が登場する。
所々に聞き覚えがある名前(アコンカグヤ)や、見覚えのある兵器(ヘカトンケイル)があり、前作との繋がりを暗示させている。
【感想】
シリーズ全体から見ると、この地球章が一番面白かった。前作と違って男女混合の一般的な人類が主人公だし、ストーリーも「人類が作り出したロボットの反乱」っていうどっかのシュワちゃん映画と同じだけど、その技術を前作のシルディたちがもたらしたってとこに意味があるし、深いテーマの作品になってると思う。
時系列の繋がりはこの地球章で終わっといて欲しかったな~、この後にやった新世紀編ときたら・・・・・・・・・。
あえて不満を言うなら少し手抜きの作画があるとこ、特にMMEが攻撃を仕掛けたとこ、いくつか止まる部分がある。レアガルフォースの時はそんなことなかったんだけど、さすがに予算切れかな?(笑)
【各話あらすじ】
・第一話
火星の国連本部から地球に残った核を敵中枢に全て撃ち込む作戦が立案される。
核がまだ残ってることに動揺する兵士たちだったがサンディとかつてサンディに噛みついていた軍曹フォルティンの一喝で立ち直る。
作戦が開始され、まず各々の部隊が火星から届く物資を調達しその後核ミサイル基地へ行き設定する。
サンディが所属するバウアー隊もミサイル基地へ向かうが途中敵の妨害に遭い装甲車が止まってしまう。そんなサンディたちを助けたのは廃墟となった教会でくらす人々だった、彼らはジオクレスという地球の平和を望む人々だった。
礼を言うサンディだったが彼らが通路を封鎖してると知ると憤慨する、リーダーのサリーは核を使えば地球は一生住めない土地になると言いどこうとしない、怒るサンディだったが別ルートでミサイル基地へ行きミサイルをセットする。
サンディたちは帰り道MMEの部隊と交戦し、喋るMMEを鹵獲する、そのMMEによればMMEに核は効かずただ地球を破壊するだけだと言いサンディたちを笑う。
サンディたちはMME尋問の映像を本部へ届けるためスコアに映像を託す、他はMMEと交戦し徐々におされ始める、すると大木が生えた場所へとたどり着く、そこはジオクレスが育てた場所だった、だが大木は敵の攻撃で焼け落ちてしまう。怒るサリーだったがサンディが宥める、これで終わりかと思われたが、そこにフォルティン率いる援軍が到着し一行を救出、更にスコアが映像を届けたこともあり核の発射は阻止された。
最後火星の本部ではサンディの報告がなされそこに銀髪の少女がいた。
・第二話
火星ではある作戦が決まった。
それはかつてソルノイドとパラノイドが用いた惑星破壊砲を基に作られたプラズマ砲ヘカトンケイルを使っての大陸ごとMMEを消し去る作戦だった。その作戦にサンディの友メロディと上司のラミディア少佐は反発する、二人はアコンカグヤと呼ばれる戦艦を奪い先行したヘカトンケイルを追った。
一方地球ではMMEのレーダー基地破壊が行われていた。サンディ達の部隊もレーダー基地破壊を行っていたが、サンディがMMEに攫われてしまう。
攫われたサンディはMME首領ゴーンと対面し、火星のヘカトンケイル作戦を知らされる。
その頃ヘカトンケイルは地球軌道上に到着し発射体制を整えていた、だがそこにアコンカグヤが到着し、ラミディア少佐がヘカトンケイル艦長バージー大佐に作戦中止をお願いする。しかし大佐は構わず発射しようとした時、軌道上の衛星から攻撃を受ける。実はゴーンがサンディを攫ったのは軌道上の衛星とリンクさせヘカトンケイルを破壊させるためだった。再度発射しようとしたヘカトンケイルだったがサンディとリンクした衛星の一斉射撃で大破、ヘカトンケイルは破壊され大佐たちはアコンカグヤへ避難する。
地球では攫われたサンディを助けるためスコアやミティ、ノートンらが捜索していた、ミティのドローンを使いサンディの場所を突き止めスコアやノートンが突入サンディを助け出す。
最後サンディ達が地球に降りてきたラミディアたちと対面するとこで終わる。
・第三話
火星では自分達のネットワークがMMEに侵略されつつあることを知り、降下作戦を決行する。
地球では総力戦となっていた、そんな時サンディはラミディアたちと降りてきた船員キャティがMMEを武器を持たずに無力化するとこを目撃する。不審に思ったサンディはキャティを問い詰めるとアンドロイドだということが分かるが降下作戦が始まり話は有耶無耶になる。
火星の隕石投擲でMMEの本拠地タワーが見え、地球・火星両軍はタワーを目指す、優勢かと思われたがMMEが火星のネットワークを使い降下させなくしたため再び劣勢になる、火星軍ではタワーに直接隕石をぶつけようとするがラミディアが国連総長である自分の父に反対し延期してもらう。
その間にサンディ、ノートン、スコアがタワーに侵入、中枢を目指すがそこにキャティが現れ戦闘を止めるように言うがサンディたちは聞く耳を持たない、するとノートンがMMEに操られ最後は自ら命を絶つ。
中枢にたどり着くとそこにはキャティとゴーンがいた、キャティは再び戦闘を止めるように言い自分の正体を明かす、実はキャティは例のカプセルのデータを基に作られたアンドロイドで、作ったのはサンディの父親だった。キャティは繰り返してきた人間の憎悪がMMEを作り戦闘をしても意味はないと言うが、二人はゴーンに発砲する、だがゴーンには歯が立たず二人ともやられてしまう、するとキャティがサンディを庇いやられる、サンディは戦闘の無意味さを悟りゴーンに憎悪以外の感情を持たせるため武器を捨てゴーンとリンクする。だがゴーンはその感情を否定し自壊していく、サンディたちは突っ込んできたバウアー達に助けられタワーから脱出。
最後にサリーが種を埋め地球再生がはじまる。
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