1990年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 48

あにこれの全ユーザーが1990年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の1990年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.1 1 1990年冬(1月~3月)アニメランキング1位
MIDNIGHT EYE ゴクウ II(OVA)

1989年12月22日
★★★★☆ 3.8 (13)
53人が棚に入れました
『カラス天狗カブト』の寺沢武一の原作によるハードSFOVA第2作。前作と同様に監督はアニメ版『妖獣都市』の川尻善昭が担当している。良子と名乗る美女から兄を3日以内に探すよう依頼を受けた、通称“ゴクウ"こと元・刑事の風林寺悟空。この件にキナ臭さを感じたゴクウは、やがて彼女の兄リュウが15年前に死亡したという情報を得る。だが良子は兄の存命を主張。彼女の言葉どおりリュウは、獣人化状態のサイボーグとなって生き続けていた…。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これぞ単発OVA

前作も単発として十分面白いが、近作は別に続編としてではなく
同じ単発として作られているが、ストーリーや設定。描写などが絶妙。せめてもの願いが時間が短い事だが、、このレベルのものを長くすれば完全に劇場版レベルで、それで客が取れなかったのがこの時代の背景。現代では多くのオンエアー品の質があがり、OVAと遜色無くなったが、この時代はまだこう言ったOVAがアニメの大きな要素だと感じていた。個人的にはOVAは質、オンエアーものは量という感じで、質量を兼ね揃えた物は少なかった。この作品の良いところはほぼ6割は敵の描写などにその背景にスポットを当て、山場の対決まで持っていくこと。それで十分魅せている作品。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 2

67.4 2 1990年冬(1月~3月)アニメランキング2位
デビルマン 妖鳥死麗濡編(OVA)

1990年2月25日
★★★★☆ 3.7 (34)
105人が棚に入れました
 TVアニメ版と同時に連載されていた、コミック版『デビルマン』の導入部を元にして制作されたOVA。
妖鳥シレーヌ及び魔獣ジンメンとの戦いを描いた『妖鳥死麗濡編』がこちら!

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これから起こる悲劇の序章 B

原作 一部読んだことがあるようです(記憶があやふや)

前作で誕生したデビルマンに刺客が送り込まれてきます。第一の刺客は「シレーヌ」。Wikiではセイレーンをモチーフにしたとありますが、見た目ではむしろハーピーに近い悪魔です。内容的にはかなりバトルに比重を置いています。そして、前作よりもかなりグロいシーンがでてきます。

他には見るべきものは余りないのですが、戦闘中に、悪魔でも人間のような感情を持っているのだ思わせるシーンが出てきます。原作でも同じようなシーンがあるのか分かりませんが、人間とは全く違った存在であったとしても、どうしても人間を投影してしまったのだろうと感じました。最後のシーンでは、悪魔であっても美しさすら感じさせる終わり方となっております。

原作の方ではこの後もかなり続いていくようです。OVA2本を費やして、本当に序章しか見せてくれませんでした。完結編も企画されたようなのですが、実現には至らなかったようです。ただし、残りの物語はOVA1本では到底収まりきらないような内容のようです。このOVAを見てみたいと思ったとしても、漫画も読まないと消化不良を起こすことがほぼ確実なので、ご留意いただきたいと思います。

もう10年近くも前のこと、酒の席でデビルマンの最後を熱く語ってくれた方がいたのですが、なにぶんかなりの量の酒が入っていたので、余りよく覚えていません^^; 非常に断片的ですが、かなりひどい悲劇となり、さらにその悲劇の後に話が繰り広げられていたと記憶しています。

可能ならばテレビアニメとして制作してもらって、じっくりと見てみたい作品です。ドロロンえん魔くんがリメイクされるくらいなのですから、デビルマンもできないことはないですよね?

投稿 : 2024/03/16
♥ : 16
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まさかコレでova終わっちゃうとは思わなかった

前半がジンメン、後半がカイムとシレーヌの話ですね。
TV版しか知らない方でもすんなり受け入れられる対デーモンとの戦いの話です。
ジンメンは{netabare} 食った相手の顔が意識を持ったまま甲羅の一部となる {/netabare}残忍なデーモンで、ここでデーモンとは悪逆非道なバケモノとアピールしつつの後半の対シレーヌ戦な訳ですが、今度は{netabare}デーモン達にも愛が有り、ボロクソにやられたシレーヌを応援に来たカイムが愛を告白し「シレーヌ、君は血まみれでも美しい」と告げ自らの首を落としてシレーヌに体をささげて合体しアモンを追い詰めるという {/netabare}何だか美しいんだか悲しいんだか気の毒な展開なんです。デーモンも生き物の一勢力であり単純な悪では無いと、この時点で話が大きく転がり始めるんです。
漫画版はここからエライ展開になる訳ですけど。


なのにココで終わっちゃうってw
酷いです。あんまりだ。視聴者生殺しかよ ってもんです。
このOVAシリーズ、絵が丁寧綺麗でホント良かっただけに残念です。
永井豪の野趣あふれる線ではなく、どちらかというと柔らかい線とキャラだったんですよね。ホント残念。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鬼才永井豪

デビルマンについて全く理解出来ていないがこの作品のおかげで『失楽園』読むことが出来たのはラッキーだった。

永井豪は数々のヒット作を生み出しているが彼にとってこの作品がどれだけ大きいのかは『バイオレンスジャック』を読めば分かる。いわゆるスターシステムが採用されており永井豪の作品に登場する主人公達が一同に会する。
ラストを飾るのは当然デビルマンだ。

この話はルシファーに騙されたアダムとイブが知恵のみを食べることによってデビルマンになった。『失楽園』と違うのは天使の存在だろう。

この世界には天使は存在しない。『失楽園』では知恵のみを食べたことによって楽園からの追放がテーマになるがそこに悲壮感は存在していない。神からの使いである天使との会話でも罪に対しての人間の尊厳が描かれている。

デビルマンもテーマとする所は同じであろう。彼らは醜い悪魔になった。しかしそこに人の心は存在しており誇りを失わずに悪魔との最終決戦に挑んでいる。

で今回の話は原作を考えるとスタートにも立っていないが個人的にシレーヌは最高のデザインだと思う。そもそも悪魔って堕天使の事だから何処かで美しさを持っていなればいけないはず。
デビルマンの世界観がある程度表現できているし漫画読んでない人は意味分からないがエンタメとしては楽しめると思う。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6

67.0 3 1990年冬(1月~3月)アニメランキング3位
私のあしながおじさん(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (48)
233人が棚に入れました
アメリカ・ジョージア州にあるジョン・グリア孤児院に暮らす13歳のジュディ・アボットは、月に1度やってくるお金持ちの評議員達を接待しなければならない水曜日が嫌でたまらなかった。ジュディが孤児院を出る日も近づいた頃、評議員達が卒業する孤児の中から高校へ進学させる1人を選ぶ選考会があった。俄然はりきるジュディだったが、接待は失敗ばかりで評議員達を怒らせてしまい、しょげかえる。しかし選考会へ遅れてきたある評議員はジュディの書いた反省文を気に入り、ジュディを全寮制高校・リンカーン記念女子学院へと入学させる事を決定する。ジュディは自分を選んでくれた人物の名をリペット院長に聞くが、「ジョン・スミス」という仮名しか教えてもらえず、義務は月1回のお礼の手紙を書くことだと告げられる。ジュディは偶然見かけた後ろ姿の長い足が印象的だったのでスミスを「あしながおじさん」と呼び、彼に宛てて学園生活や学校の勉強内容を報告する手紙を書き始める。こうしてジュディの憧れていたハイスクール生活が始まった。

声優・キャラクター
堀江美都子、田中秀幸、天野由梨、佐藤智恵、藤田淑子

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【お気に入り】 理解しあう本当の優しさは「思いやり」だということ

~
 孤児院で育った少女・ジュディの学園生活を描いた青春物語。全40話。ジュディは孤児院での貧しい生活から一転、華やかな都会の学校へと移り住む機会を手に入れます。街での暮らし、寮のルームシェア生活、女の子の友情や恋愛、ファッションにショッピング、などなど。初めて体験することばかりのジュディは、毎日を目一杯に満喫します。当時オンタイムで観ていた女の子は、そんなジュディの学園生活にさぞ憧れたのではないのかなと思います。でも、ジュディの明るくて楽しい学園生活の背後には、両親のいない後ろめたさや、孤児院育ちというコンプレックスが常にジュディに纏わりついていました。そのせいで落ち込んだり、あるいは自分を偽ったりすることもありますが、その度に自分自身と向き合い、見つめなおすことでジュディは大人になっていきます。それらの過程がとても濃密に描かれていて、とくに39話のスピーチは必見。堀江美都子(ほりえ・みつこ)の演技も素晴らしいの一言です。世界名作劇場にしては珍しく恋愛要素も取り入れているので、どちらかと言えば女子向きな作品なのかも知れませんが、夢や自立などのテーマ性も含めて、とても見応えのある物語となっています。世界名作劇場の基盤でもある「思いやり」の精神もしっかりと映し出された普遍的な名作だと思います。

個人的評価:★★★★☆ (4.5点)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 9

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シンデレラストーリーのお手本

レビューを書くまでもなくストーリーは大概の人が知ってると思います。
名劇アニメでこれだけはちゃんと最後まで見てました。元々原作が好きだったこともありましたが。

何がいいかって言うと、ジュディの人間的魅力によるところが大きいですね。
孤児院出の強いコンプレックス、それにめげない自立心、そして自分と向き合うことで得られる幸せ、とジュディの成長を強く感じさせる。
女性の自立と幸福追求のシンデレラストーリー。

アメリカの自由と平等を実現する教育の在り方とか、そういうテーマも多分にあるわけですが、名劇はさすがにあまり踏み込んではないはず。それでも他作品よりはやや対象年齢は高めで、笑ってしまうような恋愛劇や「あしながおじさん」が地味に策謀を巡らせているところは、ガキには当然よく分からないところではあったと思う(笑)

最終的には勿論何もかもが上手くいってハッピーエンド。
女性の成長と自立を描いた作品は多々あるけど、最も思い出深いアニメです。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 12

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

Particularly a work very well done and with a super charismatic protagonist.

  The story takes place after an orphan was awarded scholarship at a women's school in the States, after which the anime follows the adventures of the protagonist. Being this development based on teen romance, friendship, bullying and happiness. The maxim of the story is the protagonist Judy in her quest to find out who her new father is. The man with the long legs. Great story and good characters.

  The animation is good, very well done and stable, clearly based on American animations the anime is very successful in this regard. Unique segments are rare, but those that are are beautiful.

  Design is something to comment on, character design is pulled into the American style of animation, but still with Japanese features. This aspect leaves the design with a special touch, the scenery is beautiful and very well colored. Well done.

  The music is beautiful, with great influences on Disney classics the anime has shown great potential in this regard. Strong violin in the compositions and calm piano, are the extremes of the composition.

  The voice acting is cool, characterizes the characters well and shows their good acting, a pity not be in all the characters that.

Great anime, I recommend.

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

67.0 3 1990年冬(1月~3月)アニメランキング3位
ダーティペア 謀略の005便(OVA)

1990年1月24日
★★★★☆ 3.7 (15)
61人が棚に入れました
乗客乗員すべてが消え去った星間旅客機DCL005便。
しかし被害者の家族から一切の保険・賠償請求がないという異常な事態にWWWAに調査依頼が舞い込む。
派遣されたダーティペアは同時に005便に乗っていた科学者の捜索も引き受ける。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ご存知!ない方が大勢になってしまいましたが・・・

高千穂遙の「クラッシャー・ジョウ」と並んで大人気だった・・・スペースコミカルアクションのOVA版。
30分のTV版もよいけれどちょっと長目(59分)のOVA版はやっぱり面白い。
TV版・劇場版と並んで「計測不能」とはモッタイナイ。
このシリーズを大雑把に言うと、トラブルコンサルタントのダーティペア(ユリとケイ)が事件を解決し、惑星の1個や2個は吹っ飛ばす話。
この事件は↑の「あらすじ」を参照のこと。

これはレンタルショップでもDVDがあるので見かけたら観て下さい。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

65.9 5 1990年冬(1月~3月)アニメランキング5位
魔神英雄伝ワタル2(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (43)
316人が棚に入れました
創界山を魔界の者から救い出した救世主ワタル。その平和もつかの間、同じ神部界の遥か上空に存在する星界山をドアクダーの弟・ドワルダーが侵略していた。ワタルは、ドワルダー討伐のため、かつての冒険で共に戦ったヒミコ、シバラク、そして龍神丸とともに旅立つ。 途中、各星界のボスが持つ玉を手に入れるためワタル一行を尾行していた謎の少年・海火子が仲間に加わり、ワタルたちは星界山を元の状態に戻すための旅を続けるのだった。

声優・キャラクター
田中真弓、林原めぐみ、西村知道、山寺宏一、高乃麗、玄田哲章、伊倉一恵、緒方賢一、飯塚昭三、龍田直樹、柴田由美子、冬馬由美

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

待望の続編。

小説ではちょっと悲しい結末になったけどあっちはあっちってことで待望の2。グランゾートを挟んで即時帰還。
RPGッぽい設定がついてあとは変わらず。
芦田、広井ワールド。というかスタジオライヴ。

歌もいっぱいだしたし、この頃は絶頂だったきがする。
続編で海火子という人気キャラが投入できた時点で勝ち。
前作の虎とならんで大友、ティーネイジャーの女子をハートキャッチ。

高橋由美子のけっこうデキのいいテーマソングが黒歴史なのか、それともデビューにして出世なのか・・・森口と同じで、南くんまでナリを潜めることになる。1期は好きだな。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

ecot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オタクを自認してはじめてハマった作品

じつは、全編通してはみていなかったりする。(見ていたのは主に後期)虎ちゃんの方が人気は高かったが、ヒコちゃんの方が私は好きだったなぁ。あと、3人の白い戦闘服がカッコよかった。超激闘編(29話以降)OP 「Fight」が結構好きだったり。 2018.12.

【追記】2020.06.14
Youtube公開時に1〜10話、その後17〜23、33、39話から最終46話まで視聴。ギャグベースとはいえ、ゆるすぎる設定、唐突な展開、パターン化された進行等、思い出補正なしで新規で視聴するのは、退屈だと思った。
終盤の展開はとても楽しめた。3人の少年が白い法衣を身に着け、協力して巨悪に立ち向かう姿はとてもカッコよかった。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

65.4 6 1990年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ドラえもん のび太とアニマル惑星(アニメ映画)

1990年3月10日
★★★★☆ 3.5 (78)
487人が棚に入れました
夜、ふと目覚めたのび太は、家の中に漂い出ているピンク色の靄に夢うつつのまま踏み込む。そして、見たことのない深い森の中にいることに気付いたのび太は、そこに絵本に出てくるような人間の姿をした動物たちを見る。翌日、ドラえもんと共に例の森に入ったのび太は、そこでチッポという犬の顔の少年と出会い親しくなる。ここでは様々な動物の顔をした人間たちが平和に暮らしているのだった。再びしずか、ジャイアン、スネ夫を連れてこの夢の国にやって来たドラえもんとのび太、しかし、ジャイアンとスネ夫は靄の中で背後に迫って来る無気味な気配に気付くのだった。

声優・キャラクター
大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太、たてかべ和也、加藤正之、千々松幸子、田中真弓
ネタバレ

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

優しい理想

【のび太のアニマルプラネット】は、当時は決して褒められたものではなかった、高度成長期からバブル期にかけての、日本の環境破壊を戒める内容でした。
当時は環境のことは考えず、自然を破壊してゴルフ場を作ったり、空き地は次々にマンションやビルに変わっていった時代です。
今の中国ほど酷くはありませんが、それでも中々酷い時代でした。
工場や車の排気ガスが原因の光化学スモッグ注意報が出ると、子供は外に出ちゃいけなかったんですよ。
今の中国の大気汚染と似ています。

{netabare}【のび太のアニマルプラネット】では、人類がこのまま環境破壊を続けたらどうなるかを示すために、文明が崩壊した人間が住む惑星と、その惑星の文明が滅びる前に、人間以外の動物だけが送り込まれて進化し、環境問題を完全にクリアした惑星とを対比的に登場させます。
動物達は童謡の世界のようにほのぼのと仲良く暮らし、文明の担い手になっています。
そこでは草食動物も、肉食動物も、魚類さえ知性を持つので、食品は水と空気から合成して作られます。
肉のようなものや、パンのようなもの、様々なものがあります。{/netabare}
実は食品を合成して造りだすという考えは戦前からありますが、私はドラえもんでの、こういう優しい世界のイメージが好きです。


【日本真体制論】(清水芳太郎・1941年)
『明日の大文化社会に於いては、食物の内で最も繁殖力の強いバクテリアを食うことになる。千倍の顕微鏡で粟粒ほどにみへるバクテリアが、四十分間に一度づつ、等差的に繁殖すれば、四昼夜にして太平洋を埋むるに足る量になると、学者は計算している。バクテリアの中には、非常に種類が多いのであって、今日、それらのことは、学者の仕事になっておって一般社会には関係がない。しかし、豚のかはりにバクテリアを養殖して食うことになれば、どのバクテリアの味がいちばんよいか、また滋養値が高いかということが、一般の大問題となって来る。鶏肉と同じような味を持ったものもきっとあろう。魚肉と同じような味を持ったものもきっとある。牛肉よりもずっと旨いものもあるだろう。そしてこれらは、いろいろな名前をつけられて、瓶から汲み出され、食パンのような形や、腸詰めのような形になって、一般家庭におくられてゆくのである。』p196

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

どうぶつの森

シリーズ11作目。
{netabare}
のび太の家とアニマルプラネットとがピンクのモヤモヤを通してつながり、のび太が迷いこむところからスタート。
そこで犬の少年チッポと出会い、友情を深めながらアニマルプラネットの起源に迫ったり、侵略の危機を守ったりするストーリー展開。

前半はミステリーっぽさもあるし、擬人化された動物たちがかわいくて引き込まれた。何度もジャイアンと間違われるゴリロウが切なくておもしろい。

前半の和やかな雰囲気から代わって、後半はものものしい雰囲気となり緊張感が演出されている。

今回の作品の背景には環境破壊への警鐘というテーマが見え隠れしていて、今までのシリーズに比べても哲学がしっかりとしている印象を受ける。もののけ姫っぽさがある。一方でやや説教くさくもあった。

まぁ全体的に見ればしっかりした作品だと思う。チッポもナイスキャラだったし、久しぶりにジャイアンのかっこいい見せ場もあってよかった。
ただし、前作同様ラストが警察頼みになっているのは引っかかった。

また、みんなチッポたちを見て動物の進化に驚いていたけれど、犬の擬人化に関しては「大魔境」のときのペコたちがすでに地球上に存在してるって設定だったけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旧ドラ派にはぜひオススメしたい1作。意外とSF色の濃い1作。

国民的アニメのドラえもん、その劇場版です。
大山のぶ代ドラの旧キャストの劇場版中でも面白い作品に入る作品。
動物たちが擬人化して暮らしている惑星にドラたちがピンクのモヤを通じて迷い込んでしまうところから始まりますが、当時はピンクのモヤ、謎の敵と怖かったです。でも動物の惑星の住人たちはとてもほのぼのしていて、そこが唯一の癒やしでした。またいつものドラ5人の動物の帽子をつけていた姿も珍しくよかったです。ニムゲもそんなに観ていたら怖い感じは無かったです。武田鉄矢さんの主題歌もいい曲で、ドラえもんの主題歌の中でも好きな曲でした。ゲストキャラのチッポくん、田中真弓さんだったんですね。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 10

65.3 7 1990年冬(1月~3月)アニメランキング7位
きまぐれオレンジ☆ロード 第2期(OVA)

1989年12月27日
★★★★☆ 3.6 (11)
80人が棚に入れました
東京近郊の静かな街に引っ越してきた超能力一家の長男・春日恭介と、転校先で知り合った二人の美少女・鮎川まどかと檜山ひかるの三角関係を中心に描いた、まつもと泉のラブコメコミック『きまぐれオレンジ☆ロード』のOVAシリーズ。

64.5 8 1990年冬(1月~3月)アニメランキング8位
キャッ党忍伝てやんでえ(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (17)
107人が棚に入れました
タイムボカンシリーズ等で人気の高いタツノコプロが制作。悪役が最後自爆するという、同シリーズを彷彿とさせるストーリー展開に、時代劇やアクションヒーロー物、巨大ロボット作品等で視聴者に人気のお決まりのパターンが数多く詰め込まれている作品。アニマロイドが平和に暮らすエドロポリス。しかし、その影では幕府老中コーン守とその手下幻ナリ斉がエドロポリスを自分のものにしようと徳川幕府転覆を企んでいた。しかし、それを阻止しようと老中ワンコー守は幕府隠密ニャンキーを組織。はたしてニャンキーはコーンの守の陰謀を阻止する事ができるのだろうか!?

声優・キャラクター
山口勝平、折笠愛、小杉十郎太、塩屋浩三、こおろぎさとみ、水谷優子、山寺宏一、沢木郁也、龍田直樹、川村万梨阿、堀内賢雄

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただいまより、美味しい宅配ピザの店『ピザキャット』名物、特急便が発射されまぁす!!

あかほり&タツノコ な傑作よん。
まぁ構成なのでどこまであかほりさんが入っているか分からないが。
彼の関わった作品ではかなり好感が持てる部類。

タイムボカン、時代劇、喋るロボットの主人公といろいろ混ぜてみましたな作品。
ストーリーなんてもんはない。普段はピザ店員なカメじゃなくて猫な主人公たちが事件があれば、ニンジャ隊に変身。まいど同じ名乗りをあげて同じように悪を成敗。でも毎度同じじゃなくて良くお約束をはずす。そこがいいの。

かっこいいのがコイツらの出撃シーン。どこかでみたことあるというあなた!そうですサクラ大戦のネタ元・・。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 10

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ネコメカ忍者好き

放送当時、私の周りでは
「中学生にもなって
こんな感じのアニメはちょっと・・・・」
という心の声を肌で感じずにはいられない
雰囲気がありましたが、
私は家でハイテンションで視聴しておりました。

舞台は『エドロポリス』という
過去と未来が混ざったような世界

そこで暮らす『アニマロイド』達
何となく想像付くと思います。
動物型アンドロイドってことですね。
しかし動物型と言っても
二足歩行で人間の言葉を喋り
人間のような暮らしをしています。


エドロポリスを治める『徳川イエッイエッ』(パンダ型)
そのエドロポリス幕府の老中『コーン守』(キツネ型)と
カラカラ一族の頭領『幻ナリ斎』(カラス型)が
密かに幕府転覆を企てます。
幻ナリ斎は同一族の『カラ丸』(カラス型)に
その任を命じます。
お目付役の『ワンコー守』(イヌ型)はコーン守の
悪企みに気付き
秘密忍者隊『ニャンキー』を組織し対抗します。

このニャンキー実働部隊のリーダーが
主人公の『ヤッ太郎』(ネコ型)で
タイトルからもお分かりのとおり粋なヤツです。
仲間に『スカシー』(ネコ型)と
『プルルン』(ネコ型)がいて、
この3人(匹?)は普段『ピザキャット』という
ピザ屋さんで働いていて、そのお店自体が
ニャンキーの秘密基地だったりします。

各話は、タツノコプロの真骨頂と言いますか
『タイムボカンシリーズ』みたいな
お決まりの流れですが、
細かくシャレのきいた設定が
だんだん世界を広げていき飽きること無く
視聴できました。

ネコ好き メカ好き 忍者好きの方が
好きになるか
「こんなのネコじゃねぇぇ!!!」
となるか分かりませんが、
ライトな感じで観ていただけたらと思います。


友人の家に遊びに行った時
部屋に『てやんでえ』のすごろくが転がってて、
コイツとはより友情を深めることが出来ると思い
「あっ、俺も『てやんでえ』好きー!!」
と言ったら
「それ弟のなんじゃけど・・・」
と言われました。


「あ・・・・・俺も・・・」←何がっ!?

投稿 : 2024/03/16
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

説明しよう!

またまた説明せねばなるまい!

懐かしシリーズ、その3かな。

こちらも、かなり昔の作品となります。
覚えている人はいるでしょうか。

前にレビューした「疾風!アイアンリーガー」と似たような感じなのですが、こちらは動物型のロボットキャラクターが登場する作品となっています。
「アニマロイド」と呼ばれていました。

時代劇(?)風の作品となります。
舞台はエドロポリス。

主人公のヤッ太郎、スカシー、プルルンの3人+おタマ;犬山ワンコー守
が秘密忍者隊ニャンキーとして、悪の組織(的な)狐塚コーン守+カラカラ一族と対決するのが、大まかなストーリー。

とは言え・・・基本的にはギャグアニメに類するもので、基本的に単発エピソードの集合体と考えても差し支えないかと。
時代劇風という事もあり、ある種「様式美」と化していた点もありましたし。

しかし、その内容が当時からぶっ飛んでいて、アドリブ満載というか、そうとしか考えられないセリフが多数あり、事実、声優さんたちもやりたい放題だったという話も漏れ伝わってきている。
そして、その声優さんたちが、やはり今となってはレジェンド声優ばかりなのですよ!

特に悪役側のコーン守(沢木郁也)、幻ナリ斎(龍田直樹)、カラ丸(山寺宏一)のカラミは秀逸でした、今見ても噴き出す自信がありますw。
この他にも、悪乗り的なシチュエーションは数知れず、ある意味伝説的なアニメと言われていました。

さらに、この作品は「Samurai Pizza Cats」の名称で海外でも放映され、忍者好き、アニメ好きのファンから大変な人気を得たそうです。


そして、このアニメが伝説と言われたのは、別の理由がありました。
国内でも、それなりに人気となり、海外でも人気だったにもかかわらず、
長らく、メディア化されていなかったんです。
懐かしきVHSビデオでは発売されてはいたのですが、途中で販売が打ち切られ、長らく、本当に長らくの間全話を見ることは不可能とされていたのです。
そして、その理由が実しやかにささやかれていました・・・「マスターテープが紛失したのだ」と。
この噂により、ファンは「もう全話放送、メディア化は無理なんだ・・・」とあきらめていたのです。

ところが、です。
オンタイム放送から20年の時を経て2012年に全話DVD-BOXが発売されたのです。
いったい、あの噂は何だったのか・・・と、ファンは訝しみまがらも再び全話を目にすることが出来ることに大いに喜んだのです。

ちなみに、同じタイミングで、公式ファンブックも発売されています。
こちらは、今探すととんでもない価格になっていますので、その人気がお分かりいただけるかと思います。

さて、話は少し戻りますが、
このキャラクター達、動物型ロボット=アニマロイドと言いましたが、
これらのキャラクターがとにかく、かわいいんですよね(主に女性キャラ)。
私はプルルン(折笠愛)が好きで見ていたのです色っぽ可愛い。
折笠さんのお声は本当に独特でした。

ニャンキーのサポート役のおタマ(こおろぎさとみ)もかわいかったですね。
ミサイルぶっ放すおミツ(水谷優子)は少し目が怖くて苦手でした。
あとウサ姫(川村万梨阿)もかわいかったですね、起こるとすぐに「島流し」にされるという・・・w


あと、もう一つ言っておかなければいけないのは歌の良さでしょうか。
OP「おっとどっこい日本晴れ」はキャッチーで楽しげでちょっと和風で楽しい名曲ですし。
ED「To be Yourself」これは屈指の名曲だと思います、多くは語りません、
今であれば、動画サイトなどで聞けちゃうかもしれないので聞いてみて下さい。
さらに、挿入歌も名曲が多いです。
そして、これら名曲を声優さんたちが歌い、ドラマを演じたCDが二つ発売されています。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座第一回公演
ミニドラマを中心に、OP、EDのフルコーラスやMIPPLEの唄う『YASU-けくナイ!』などを収録。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座千秋楽公演
OPのウサ姫ver.やEDのプルルンver.をはじめ、挿入歌やキャラソンを収録しているアルバム。

私は2枚とも持っているのですが、本当に楽しいCDです。
特にキャラVer.のOP/EDは今でも好きです。
ドラマも声優同士の悪乗り感が伝わってきます。


だんだん、支離滅裂になってきたので閉めますが、
この作品は今をもってしても、独特の振り切った魅力を持つ作品だと思います。
キャラもそうですし、正に「ノリ」があの時代特有のものだと思います。
今のネットの時代だと叩かれちゃうかもしれませんね、ふざけ過ぎだ、悪乗りし過ぎだ、なんて。



今ならばDVD-BOXで全話(54話というボリュームです)観ることができる。
20年を超える間、観たいと、ファンが待ち望んでいたものを
いともたやすく観ることが出来るのです。


ぜひ機会がありましたらご覧くださいませ。
きっと楽し可愛いと思います。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

63.8 9 1990年冬(1月~3月)アニメランキング9位
ちびまる子ちゃん(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (97)
518人が棚に入れました
静岡県清水市に住む小学3年生のももこは、みんなから“まる子”と呼ばれる女の子。お母さんを「あんた」呼ばわりして怒られることもあるけれど、おじいちゃんはまる子の味方だ。身の回りで起きる事件にまる子は一喜一憂の日々を過ごす。

声優・キャラクター
TARAKO、青野武、屋良有作、一龍斎貞友、佐々木優子、水谷優子、渡辺菜生子、菊池正美、飛田展男、田野めぐみ、カシワクラツトム、ならはしみき、茶風林、中友子、山本圭子、陶山章央、永澤菜教、沼田祐介、真山亜子、キートン山田

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「日常系」とは何だろうか

先日、「『あたしんち』は日常系とは違うのか」と書いたけれども、『ちびまるこちゃん』こそ、日常系とは違うのだろうか、とふりかえって、考えてみると、いささかわけのわからない気分になる。



 まあ、昨今の「日常系」アニメよりは、いささかキャラが強く、いささか物語やギャグが強い…ような気はする。しかし、「いささか」ね。「いささか」。という程度で、なにがそれほど変わるか、といわれれば、言うほど変わりはないようにも思う。

 そもそもの女の子の絵が萌え系ではない、とかそういうのは確かにそうなんだけれども。わたしは、萌え絵とか、まじでどうでもいいからなぁ……。むしろ、萌え絵のために幅広い視聴者層を獲得するのに失敗しているようにしか見えないからなぁ。

 これが、サザエさんまで行ってしまうと、オチの付け方といい、ネタの作り方といい、明確に違うのはわかる。
 オチの付け方が、1話=5分~10分をかけて作られる。
 一方で、日常系は「オチ」という概念がちょっとそぐわない。ツッコミのない「ボケ」だけが延々んと展開されたりする。
 まあ、ツッコミの有無、という点でいば、ちびまる子ちゃんは、だいたいちゃんとツッコむ。ツッコむからいいのかな…? 『あたしんち』になると、ほんとツッコまない場合がけっこう多いけど…。
 なんか、ようわからん気分になってきたので、
 また、なんじゃらほい、と思いつつ、考えついたらどっかに書き留めておこう。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

ISSA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

私の中の昭和

初めて「ちびまる子ちゃん」見たときに…
あっ…これって私と同世代の人が作ったてすぐに分かるアニメでした。
調べたら原作さくらももこさんと1ヶ月違い。

まるちゃん小学4四年生だから昭和49年のお話。

登場するキーワードも
新御三家・西城秀樹さん
花の中3トリオ・山口百恵さん
ウララ~ウララ~・山本リンダさん
イルカに乗った少年・城ミチル
ローラースルーゴーゴー
司会の押坂忍です…・ベルトクイズQ&Q
ノストラダムスの大予言
8時だょ全員集合
駄菓子屋


ちびまる子ちゃんって薄れた記憶が蘇ってノスタルジックになる…


まるちゃん見て特に思い出しましたが
「ベルトクイズQ&Q」は当時は担任の先生と理科室でこっそり一緒に見てました。

担任の先生に可愛がってもらってたのかな…

途中でNHK連続テレビドラマ「鳩子の海」に途中で変えられるのが嫌だったなぁ。


ちなみに「ちびまる子ちゃん」には登場しませんが
特撮だと仮面ライダーX・ウルトラマンタロウ

アニメだと
「アルプスの少女ハイジ」日本アニメーション
「魔女っ子メグちゃん」東映動画
「ゲッターロボ」東映動画
「グレートマジンガー」東映動画
「小さなバイキング ビッケ」日本アニメーション
「はじめ人間ギャートルズ」東京ムービー
「てんとう虫の歌」タツノコプロ
「宇宙戦艦ヤマト」オフィスアカデミー
当時は放送話数、50話なんて当たり前100話以上もざらにあった古きよき時代。

高度成長期に陰りが出てきてバブルの胎動
三世帯が当たり前で家族や近所の繋がりが深かった時代。

あの頃の記憶を思い出させてくれた、「ちびまる子ちゃん」さくらももこさんに感謝。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この10年で、一番信じたくないニュース

本サイトはアニメ評価サイトですから、今までこういうのを文頭にもってくることはしなかったのですが。。。

ちびまる子ちゃんの原作者、さくらももこさんが、乳癌のために永眠されました。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

私は、さくらももこさんの大ファンです。中学生の時に読んで大好きになって以降、彼女のエッセイは全て購入して読んでいます。私が一番恐れていたのは、さくらさんが、さくらさんの家族の死を、エッセイに書かなければならなくなるときでした。さくらさんのエッセイのファンなら誰でもそうだと思いますが、さくらさんの家族も、もう自分の家族みたいに思っちゃってるんですよね。その死をさくらさんが書くことを想像した時、さくらさんが可哀想で可哀想で。

でも、まさか、さくらさんの方が先に逝ってしまうなんて。。。

軽妙で掴み所のない文体と、物事を斜めからみる独特のニヒルな視点、漂う知性。たくさんの人に毒を吐いているようで、その実、誰も不快にしていない、笑顔を生み出す魔法。こういう文章をいつか書きたいと思っていました。エッセイストとして、世界で一番好きなんです。もうあの素敵な文章を新たには読めないと思うと、自分の中の一部を失ってしまったような喪失感があります。近親者、友達以外の死では、正直、これまでで一番ツラいです。

というか、本当にちょっと泣いています。

私は男ですが、まる子は自分だと思っていました。碇シンジやアムロ・レイが、新たな主人公像として沢山の弱気な少年を肯定したように、まる子は、清く正しくないヒネクレモノの自分でも、ここに居て良いんだ、主人公になれるんだと言ってくれているような気がしていました。

最近、ちびまる子ちゃんに関わる方の死を悼む機会が重なりました。でもそれは、単なる悲しいだけの出来事なのではなく、それだけ長く深く愛される作品を生み出したという証でもあります。

私はこれからも、何度も何度も、何度でも、さくらさんのエッセイを読みます。さくらさん、お疲れ様でした。本当に悲しいのですが、やっぱり感謝しかありません。本当に、ありがとうございました。私は多分、死ぬまで好きです。


[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
「ちびまる子ちゃん」を、観たことない人はいても、知らない人はいないと思います。

「ドラえもん」「サザエさん」「クレヨンしんちゃん」「アンパンマン」などと並んで、いわゆる国民的アニメのひとつで、子供の時にたくさんのことを学んだアニメ達。(コナンは、確か中1からアニメが始まったんで、自分的にはちょっと新しいんです)

実は、上記アニメの中で、一番好きだったのが本作(ドラえもん と悩むけど)。

多分、それは自分自身に一番近いのが、まる子だったからでしょう。私は、のび太のように優しくなかったし、カツオのように賢くなかったし、しんのすけのようにおバカで陽気じゃなかったし、アンパンマンのように正義感も強くなかった。(今でも基本的には変わらないけどw)皆から一歩引いた位置から、物事をナナメに眺め、皮肉ばかり言っているような小学生でした。

おせらく、上記の超名作達は、観る人が誰に自身を重ねるかで好みが分かれるし、大人は、それぞれのアニメの中にそれぞれの思い出を溶かし込んでいると思います。

基本的には、女子小学生の日常を舞台にした、ブラックコメディ。たまに大人でも、いや、大人だからこそドキッとするような深みがある回もあります。他の回も、ノスタルジックな気分に浸るには最適です(1970年代という時代をしっかりと守っているから)。

一気見するようなアニメではありません。時々、それこそ半年に1回くらいでも、ふと観たくなる(帰りたくなる)ようなアニメです。子供向けと敬遠せず、たまには観てみるのも良いんじゃないでしょうか♪

ちなみに、OPの「夢いっぱい」は、本当にノスタルジックな気分に浸れる名曲なんで、是非聴いてくださいっす♪

〈以下ネタバレ〉

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
好きな話はいっぱいあるけど、その中からひとつ、記念すべき第1話、「まるちゃん きょうだいげんかをする」の感想を。

〈冒頭、{netabare}オマケでもらった可愛いノートを「まる子には内緒よ」といって、お姉ちゃんにだけ渡すお母さんと、それを見てしまったまる子。「まる子も欲しい!」と正当なダダをこねるまる子に、「あんたはどうせ勉強しないんだから、いらなないでしょ」と言い放つ母。{/netabare}〉

「起承転結」の「起」。作品の雰囲気を伝える大切なシーン。にも関わらず、、、いや、これ子供向けアニメだぞ! しかも最初のシーンがこれって、酷すぎるでしょw 現実には、まああるけど(笑) 私はここでもう、心を掴まれていたのかもしれせん。「ちびまる子ちゃん」の魅力のひとつがここ。変に美化し過ぎない、リアルな描写が時折あること。家族関係も友達関係も、現実同様、わりとシビアなのだw

〈それでも{netabare}きょうだい(姉妹)喧嘩は終わらず、さらにエスカレート。母からの「ジャンケンで決めなさい」という、ある意味理不尽な提案に疑問をもちつつ、ジャンケンし、負ける。ここでおいそれと引き下がらないのが、まる子らしさ。しかし、お母さんに一喝され、一旦は引き下がる{/netabare}〉

よくよく考えれば、お母さんヒドイよねw でも、まる子って、よくお母さんに反抗するけど、基本的にはお母さんの事が大好きな、ただの子供。根本的に、「親には勝てない」と思っているのが、なんとも昭和的。今の親ならどうだろう? お姉ちゃんと同じノートを、まる子の為に買ってあげる優しいお母さんが大半じゃないかな(それが悪いわけじゃない)。昔の親(大人)ってもっと、理不尽で不条理で絶対的なものだった(良くも悪くも)。そういう時代背景を大切にし続けているアニメだと思う。

〈一旦は{netabare}引き下がったように見せかけ、それでも、「お姉ちゃんをギャフンと言わせたい」と思う、まる子。(冬なのに)わざわざアイスを買ってきて目の前で食べるも、温かい肉まんを食べている姉に撃沈。祖父や父に泣きつくも、祖父は(友蔵)絶妙にズレてるし、父(ヒロシ)は頼りにならないしで、悔しがったまる子はウソ泣きで同情を引こうとする。しかし、直ぐにバレて母にも姉にも相手にされない。腹いせに、まる子は姉の部屋にいき、ノートを袋から出し、名前の所に「バカ」とマジックで書いて、バレないように袋に戻して、復讐終了。{/netabare}〉

起承転結の「承」。「起」を承けて登場人物を増やし、作品に厚みを持たせている。にしても、まる子クズ過ぎるでしょw 途中から目的変わってるのも、子供らしいリアルさ。主人公で、しかも女の子の性格設定がクズって、この時代のアニメでは斬新だったと思う(まあ、今でもあまり無いが)。しかも、さりげなく家族を紹介していく1話目らしい構成も見事!

〈次の日、{netabare}いつもは一緒に登校するのに、先に行ってしまった姉に憤慨するまる子。しかし、道端で咲く椿を見て、「お姉ちゃんと一緒に、いつ咲くか楽しみにしていたのに、自分一人で見ちゃったな」と寂しさが込み上げるまる子。学校に着き、「姉妹がいるって羨ましい」と言う親友のタマちゃんにグチをこぼすが、「その喧嘩って、お姉さんが悪いの?」と核心をつかれ、ハッとするまる子。ふと、グラウンドを見ると、体育で走る姉がいる。その時、姉が転倒してしまう。心配になったまる子は、思わず声を出してしまう。授業中にも関わらず。{/netabare}〉

起承転結の「転」。これがビシッと決まっている。この時点で、もうまる子はには怒りの気持ちはないんだよね。しかも、「椿(道端に咲く花)」「親友の言葉」「姉の転倒」という日常の描写(共感性が高いモチーフ)を用いて、家族の大切さ、姉を好きだという気持ちを思い出させている。流石、ギャグ漫画家でありながら、後に物書きとして大成する作者だけある。

〈家に帰り、{netabare}姉のその日の出来事(転倒)をいじるまる子。姉は一瞬イラッとするが、続く「椿咲いてたよ。お姉ちゃんと見たかったのに、まる子を置いていくからバチが当たったんだよ」という皮肉に、まる子らしい謝罪と親愛の気持ちを感じ取った姉は、まる子を許す。「明日、椿を一緒に見に行こうか」「実は、まる子のために編物をしていたのよ」という姉の言葉に、まる子の怒りも完全に吹っ飛び、「お姉ちゃん大好き!」という気持ちが戻ってくる。{/netabare}〉

作品はここで、一番の「あったかい雰囲気」を醸し出す。これまでのギスギスが前フリになり、対比で姉妹の仲の良さが際立つ。きょうだい喧嘩の仲直りを、「ごめん」「うんうん、こっちこそゴメン」なんて、安易で直接的なものにしない部分がセンスの良さ。だって、実際の兄弟喧嘩で、「ごめんなさい」なんて言葉、なかなか使えないし、恥ずかしくて。お姉ちゃんが、まる子の天の邪鬼な性格をちゃんと理解していて、皮肉の裏側にある本心に気付いている点が素晴らしい。

〈そして最後に、{netabare}姉は謝罪の気持ちも兼ねて、問題の発端となっていたノートをまる子にプレゼントする。ノートは袋に入っており、その中にまる子が悪戯書きをしたことを、姉は知らないし、まる子も(こんな良い雰囲気で)言えない。結局、まる子はノートを手にする。そのノートの氏名欄に自ら書いた「バカ」の文字が、今の自分にはお似合いだと思いながらwww{/netabare}〉

起承転結の「結」。上手すぎるくらい、上手い。もはや、上質のミステリーを観ているようw 因果応報とは、まさにこのことだね。オチのウマさと少しの毒は、ちびまる子ちゃん最大の特徴だと思う。


……と、僅か10分で、ここまで表現出ている話は多分、古今東西全アニメを見渡してもそんなに無いだろう(知らんがw)。もし、このクオリティの話がずっと続くのなら、間違いなく5をつけて、お気に入り棚に入れる。が、残念ながら、本作は毎週のエピソードにクオリティ的なばらつきも多く、駄作と呼べる回も少なくない。しかし、その「大したことない話」の中で突然表れる「神回」が、かえって、玉石混淆の魅力を作り出しているとも言える。

まあ、とにかく、私は「ちびまる子ちゃん」が好きだということですw
{/netabare}

【余談1 ~さくらももこさんのエッセイから~】
{netabare}
私は、「ちびまる子ちゃん」のファンである以上に、「さくらももこさん」の、いや、「さくらももこさんエッセイ」のファンなんです。多分、文庫化された本は全部もっているし、読んでいます。

一言でいうと、「メッチャ面白いから、皆に読んでほしい」。ほんとに、「大人になったまる子が書いている」って感じがします。

「ちびまる子ちゃん」は、さくらさんの小学生時代の実体験をモデルにした、半自伝的な漫画だけに、エッセイを読むとたくさんのことが補完できます。

(有名な話ですが)例えば、まる子の家族はみんな現実の家族をモデルにしてますが、唯一、祖父の友蔵だけは、架空の人物であるとか。本当の友蔵は、意地悪で陰険で、みんなからの嫌われ者。ちびまる子ちゃんの友蔵は、「さくらさんが思い描く、理想の祖父像」だそうです。

他にも、「さくらさんの実家は八百屋」とか、「(アニメにも普通に登場する同級生の)ケンタ君は長谷川健太(元日本代表・現ガンバ大阪監督)」とか、「今はアメリカで暮らしているタマちゃん」とか、リアルを色々知れて楽しいです♪ 読んだことがない人は是非、ミリオンセラーになった初期の三部作「もものかんずめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」から読んでみて下さい♪ あれを読んで笑わない人はいない、と断言できますw
{/netabare}

【余談~ 好きなED ~】
{netabare}
ちびまる子ちゃんの名EDと言えば、B.B.クィーンズさんの「おどるポンポコリン」ですね。勿論、私も好きなんですが、実は、なぜか、西城秀樹さんの「走れ正直者」の方が好きでした、当時からw だから、道でお金拾ったら、ちゃんと交番に届けてたし(笑)

明るくて真っ直ぐなパワーがあって、楽しくて。良い曲だな~って思います。

さて、西城秀樹さんです。

先日、訃報を耳にしまして、追記レビューです。正直、私は世代じゃないので、ヤングマンとローラくらいしか知らないのですが、ちびまる子ちゃん好きとしては、やっぱりたくさん楽しませて頂いた方です。

この追記やEDベスト10を書くにあたって、久々に「走れ正直者」を聴きたくなって、「西城秀樹 ちびまる子ちゃん」で検索したら、驚きの事実が。

作中では、まる子のお姉ちゃんが西城さんの大ファンという設定で、何度かアニメにも出ていましたが、そのお姉ちゃんの声優を長く務めた水谷優子さんの命日が、2016年5月17日。奇しくも、西城さんの訃報が報道されたのが、2018年5月17日。

勿論、ただの偶然ではあるのですが、何か、縁のようなものも感じてしまいます。

水谷さんと言えば、お姉ちゃん役の他に、Ζガンダムのサラ・ザビアロフや、ガンダムXのカリス・ノーティラスなんかが、自分的には印象深いです。クールで意思が強く、でも優しさや愛情をもっている女性のイメージです。

西城さん、水谷さん、御冥福をお祈りいたします。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 43

63.5 10 1990年冬(1月~3月)アニメランキング10位
ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ(アニメ映画)

1990年3月10日
★★★★☆ 3.4 (78)
462人が棚に入れました
天才科学者と謳われたDr.ウイローの助手であるDr.コーチンはドラゴンボールを集め、50年の時を経て永久氷壁の中からDr.ウイローをこの世に蘇らせた。蘇ったDr.ウィローは、地上で最も強い人間の肉体を求めていた。彼は武術の神様と謳われた亀仙人こと武天老師に目を付け、自身が造った3体のバイオ戦士を亀仙人と戦わせた。ウーロンの頼みを受けて、危機に駆けつけた悟空たちの前に立ち塞がったのは、バイオ戦士たち、そして洗脳されたピッコロだった。悟空とピッコロの戦いを静観するウィローは、その戦闘力の高さを瞬時に見抜き、悟空の体を欲するようになる。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場版で定番となるクリリンの台詞「何でオレだけ…」は今作で初登場する。

万年雪に覆われるツルマイツブリ山で、悪の天才Dr.コーチンは世界を征服するために50年間眠っていた脳だけで生きるDr.ウィローを目覚めさせた。「この世で一番強いヤツの肉体にDr.ウィローが乗り移るのだ」とDr.コーシンは最強の格闘家、亀仙人を連れ去る。悟空は助けを求めにきたウーロンと悟飯から事情を聞き、急いで山頂へ向う。そこに待ち受けていたのは強固なバリアーに高圧電流そして、悪の心をコントロールされたピッコロだった。Dr.ウィローとDr.コーチンからこの世界を守ってくれ、悟空!悟飯!

1990年3月10日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開作第5弾である。

『ドラゴンボール大全集』には「悟空の道着の、胸の亀マークと背の界王マークからみてベジータ戦から悟空ナメック星到着までの間の事件だろう。だが、ナメック星での戦闘中のハズの悟飯が地球にいるなど矛盾も」と書かれている。本作では、まだ悟飯の力が不安定な時期だったため不思議な力を持った少年として描写されていた。また、第一線から退いた亀仙人が戦う描写や、チチが前作とはうって変わった教育ママぶりが強調されている。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 8

63.5 10 1990年冬(1月~3月)アニメランキング10位
勇者エクスカイザー(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (15)
118人が棚に入れました
時は西暦2001年。無数の星々を荒らし回った「宇宙海賊ガイスター」は、新たな「宝」を狙い地球へと侵入した。彼らを追い、地球へとやって来たのは「宇宙警察カイザーズ」のリーダー、「エクスカイザー」。偶然彼と出合った少年「星川コウタ」はカイザーズの秘密を共有する友人となる。エクスカイザーと仲間たちは地球の乗り物と融合し巨大ロボへと変化、ガイスターの野望に立ち向かっていく。

声優・キャラクター
渡辺久美子、神代知衣、西村知道、さとうあい、横山智佐、森田樹優、山寺宏一、速水奨、菊池正美、草尾毅、中村大樹、星野充昭、塩屋浩三、飯塚昭三、小杉十郎太、郷里大輔、安西正弘、巻島直樹、二又一成

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

『勇者エクスカイザー』作品紹介と総評

90年代ロボットアニメの代名詞的シリーズである『勇者シリーズ』の第1作。
本シリーズは、リアルロボット作品主流だった当時としては珍しく”純粋な子供向け番組”を目指して制作され、単純明快な展開を基本とした作品作りをしていたそうです。

(あらすじ)
時は西暦2001年。無数の星々を荒らし回った”宇宙海賊ガイスター”は、新たな「宝」を狙い地球へと侵入した。彼らを追い、地球へとやって来たのは”宇宙警察カイザーズ”のリーダー「エクスカイザー」。
偶然彼と出合った少年「星川コウタ」はカイザーズの秘密を共有する友人となる。エクスカイザーと仲間たちは地球の乗り物と融合し巨大ロボへと変化、ガイスターの野望に立ち向かっていく。(wikipedia参照)

前シリーズである『トランスフォーマーシリーズ』の「地球外からの宇宙人が地球の乗り物に姿を変える」という要素を受け継ぎつつも、本シリーズの重要なテーマである「主人公と勇者ロボが対等な友人関係である」という要素も色濃く出されています。

また本作品では「宝物探し」という、単純明快なテーマが扱われており、”失いかけて初めて分かる大切なもの”を視聴者に訴える作りとなっています。

これらの概念は、後の歴代の勇者達も最重要視する基本的な概念となり、以降のシリーズに受け継がれています(第3作『伝説の勇者ダガーン』まで)。
この時点で、「勇者シリーズ」のある程度の基礎を固めた作品だと思えます。

一方で、敵方の「ガイスター」一味が世界征服・宇宙支配という思想を持ってなかったり、容姿が「カイザーズ」同様なロボットであったり、シリーズにおける特異点もみられます。

元々は単発の作品であり、次回作についての構想は無かったみたいですね。
しかし、この作品がヒットしたからこそ、長年に渡ってシリーズ化されたのだと言えます。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 7

62.8 12 1990年冬(1月~3月)アニメランキング12位
暗黒神話 餓鬼の章/天の章(アニメ映画)

1990年1月13日
★★★★☆ 3.3 (14)
52人が棚に入れました
濃密な古代史のペダントリーと精緻に構築された世界観の魅力で、70年代の日本SF漫画界に衝撃を与えた、諸星大二郎の大傑作のアニメ化。アニメ本編の製作は「ちびまる子ちゃん」の亜細亜堂。監督職は「ダーティペアFLASH2」の望月智充。少年・武は謎の竹内老人に導かれ、長野から古代出雲へと向かう。古代神話に関わる名所を回る中、武は暗黒の世界に迷い込む。そこで宇宙の意志ブラフマンは武に驚愕の事実を語り始めた。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

禍々しい

原作諸星大二郎、古代伝奇漫画の傑作。

当時、週刊少年ジャンプ連載(まじかっ)
1章餓鬼の章、2章天の章、連作。

ペダントリーに語られる古代日本史、
宗教学、天文学、呪術、知的好奇心を刺激する。
{netabare}邪馬台国の謎、恐るべき餓鬼の群れ、
宇宙の神秘、ヤマトタケル神話、バラモンの教え。{/netabare}

蛇形の聖痕を持つ少年は、
謎の老人に導かれ、長野から古代出雲へ。
熊襲の末裔の追跡、各地の遺跡を巡り、
少年はいったい何処へ向かうのか!?
{netabare}やがて時空を超えた、壮大な旅へ。{/netabare}
記憶を頼りにお伝えしよう。
原作の射程の広さは「火の鳥」級であります。

諸星伝奇の傑作「生命の木」は「奇談」と名を変え、
阿部寛主演で、実写化されています。
むしろそちらをお楽しみ下さい(まてっ)

モロボシ・ダンの~名を借りて~♬(こらっ)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 21

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やっぱ諸星大二郎はイイ

 原作は諸星大二郎の代表作です。これと孔子暗黒伝は若い方でも知ってる方いらっしゃるのではないかと。
私も原作大好きなんですが、アニメ化されてたのはつい最近まで知りませんでした。
今風に言えばセカイ系で超展開になるんでしょうかw
ま、当然萌えも無ければ涙も無いので若い方にはアレですけども。
原作は書いてる本人も認める絵の下手さな訳ですが、ほんと面白いです。
絵柄問わず中身でマンガ読める方は是非読んでほしい作品です。

んでこのアニメ版ですが、原作忠実に再現してますし当時としては絵も綺麗な部類だと思います。映像化としては成功してると思います。意外と金かかったんじゃないかなと。
ただ、諸星大二郎の原作も士郎正宗と同じでト書きの注釈が解説として重要な作風なので、アニメで流してみると余程日本の古代史に詳しい方でなければ理解出来ないんじゃないかと。読み進むスピードを自分の意のままに調整できるマンガの方が理解しやすいですね。

それにしても諸星大二郎ってホントすげぇな。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 4

62.5 13 1990年冬(1月~3月)アニメランキング13位
うる星やつら ヤギさんとチーズ(OVA)

1989年12月21日
★★★★☆ 3.4 (13)
72人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第6弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。面堂家の丘に飾られたヤギの像は曰く付きのもので、そこで像と一緒に写真を撮るとヤギの霊が映りこみ、その祟りで死んでしまうらしい。面堂父の悪ふざけにより、像と共に写真を撮られてしまったあたるたちはなんとか祟りを回避しようとあがくが、敵もさるもの軍隊を繰り出してもまるで手応えがない? TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。元の話よりド派手にスケールアップした内容は必見だ。主題歌は懐かしの「ラムのラブソング」と「宇宙は大ヘンだ!」が採用された。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

チーズって・・あぁww

原作エピソードからチョイスされた一編。
元の話よりド派手にスケールアップした内容は必見?
主題歌は初期の「ラムのラブソング」「宇宙は大ヘンだ!」
曲も懐かしい?けど映像が凄いwキャラデザが別物ww

本編は1989/12/21発売時のクウォリティになっている。

面倒家にある山羊の像に纏るちょっとホラー?なギャグ。
原作に沿ったエピソードのほうが面白いような気がする♪

相変わらずのドタバタしたナンセンスギャグです。

年代的に8時だよ全員集合のようなコント風?

因みにチーズの意味・・見終わってEDの時に気付いたw
あまりにもスルーだったんで気が付かなかったんで・・
ん?ッて思った瞬間・・あ・・写真ネタかwって。

食べ物のことしか普段頭にない私の固有のミス^^;

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

60.2 14 1990年冬(1月~3月)アニメランキング14位
魍魎戦記MADARA-マダラ(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (12)
67人が棚に入れました
光と闇それぞれの宿業を背負って生まれる2人の少年、摩陀羅(マダラ)と影王(カゲオウ)と、彼らを転生させる為にあらゆる時代に現れる2人の父と母である弥勒(ミロク)と開耶(サクヤ)、この四者を軸に展開する転生譚である。主軸となる4人の他にも、摩陀羅を庇護する妣の化身である麒麟(キリン)、摩陀羅に祝福を与える白沢(ハクタク)、摩陀羅の眷属である青と赤の戦士、夏凰翔と聖神邪(カオスとユダヤ)などが転生を繰り返す。彼らは、108回転生を繰り返し戦い続けるという運命にあるが、全員が同じ時代に同時に転生するということはほとんどなく、互いに出会い、すれ違いながら転生を繰り返すこととなる。

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

原作ありきのova

ミロク帝とサクヤ姫の子マダラが自分の出生を知らずにタタラ爺と旅をするとこから始まる。


全2巻、原作は漫画でそこから色々と派生した作品、正直このova見つけるまで全く知らなかった。

一応原作だとマダラと影王の二人がメインで始まるって書いてあったけど、このovaだと影王は後半にしか出てこなし、ヒロインのキリンも魔人を使うただの村娘になってるし、原作と違う点が多い。



はっきり言って面白くない、世界観の詳しい説明も無いし話の展開も早すぎる、原作知ってたらもう少し楽しめたのかもしれないけど、改変されてるんじゃ望み薄だな・・・・・

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
平成天才バカボン(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (8)
84人が棚に入れました
赤塚不二夫のギャグ漫画を原作とした第3シリーズだが、本作の制作はスタジオぴえろが担当。監督を「タイムボカン」シリーズの笹川ひろしが務め、またバカボンのパパの声は従来の雨森雅司が他界したため、同じベテラン声優の富田耕生に交代している。バカボンからお年玉をとった小さな子供にケンカで勝つため、バカボンのパパは身体を鍛えることを決意。また町で評判の悪い医者をこらしめるため天誅を下したりと、バカボンのパパの活躍は続く。

声優・キャラクター
富田耕生、林原めぐみ、増山江威子、坂本千夏、千葉繁、田原アルノ

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
ガルフォース 地球章(OVA)

1989年12月25日
★★★★☆ 3.5 (9)
48人が棚に入れました
広大な宇宙で抗争を続ける2大勢力。機械骨格に宿る液状生命体パラノイドと単一生殖の人間型ソルノイドは、第9星系の新天地カオスを巡っても激しい戦闘に突入した。ソルノイド軍の巡恒艦スターリーフは戦闘中に被弾し艦隊から離脱。生存した7人のクルーを乗せてカオスに向かった。パラノイド親衛艦隊の追撃にひとり、またひとりと倒れる中、生き残ったクルーは両軍が極秘裏に進めていた驚くべき計画を知ることになる…。

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
機動戦士SDガンダム SDガンダム外伝(OVA)

1990年1月1日
★★★★☆ 3.8 (5)
48人が棚に入れました
スダ・ドアカ・ワールドという世界を舞台に、騎士の姿をしたSDガンダムたちの活躍を描いたOVA。全4本が制作された。 魔王サタンガンダムという悪のガンダムにより支配されようとしているラクロア王国。そこにガンダムという腕利きの剣士が現れる。モンスターに襲われていたラクロアのフラウ姫を救ったことで、彼はレビル王から騎士(ナイト)の称号を授かる。さらに、伝説の神器について記された石版のかけらを預かり、僧侶ガンタンク、戦士ガンキャノン、騎士アムロと共にサタンガンダム討伐の旅に出るのだった。果たして、騎士ガンダムたちはサタンガンダムを倒すことができるのだろうか?

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
BE-BOP HIGHSCHOOL ビー・バップ・ハイスクール(OVA)

1990年1月26日
★★★★☆ 3.2 (9)
43人が棚に入れました
きうちかずひろ原作の同名コミックをアニメ化した作品。舎弟・ノブオの仇である高木を追いかけ、悪名高き「白山寺」に辿り着いたトオルとヒロシ。だが、いつしか地元中学生と美女を巡るモメ事に……。そして、そんな二人の前に強力な敵・チャッピー江田が現れる。そしてピンチに陥った絶体絶命のヒロシとトオルに、追い討ちをかけるような悲劇が襲う――。ドジな一面もあるが、男気溢れる最強ヤンキー高校生・トオルとヒロシ。彼らが送る青春の日々を描いた作品だ。

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

昭和の時代の・・・

たしか中学の時に流行った漫画ではあったんだけど

漫画本50巻ぐらいの、OVAは6で完結だったかな。

不良ツッパリとかの時代のケンカあり女アリ的なそういう感じのアニメです。

学校間抗争が面白おかしくハ~ドに描かれてて私的には今見ても結構

懐かしみと相まって楽しめた作品ではありましたb
 
OVAでは切り繋ぎとオリジナル的な話の融合になってます。

原作本では後半はグタグタになってしまってる感が怯めず

終わり方もえ~~の雰囲気で終わってますが

OVAはまぁまぁの良いとこどりで無難にまとまってはいると思います。

お暇あれば昔を懐かしめる昭和の人がお勧めかなぁ(笑)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
チンプイ エリさま活動大写真(アニメ映画)

1990年3月10日
★★★★☆ 3.2 (9)
39人が棚に入れました
藤子・F・不二雄原作のアニメが劇場用作品になったもの。春日エリは部屋の掃除中に懐かしいアルバムを発見するが、突風のように現れた謎の宇宙生物に、そのアルバムを盗まれてしまう。慌てて後を追うエリとチンプイ、そしてエリのボーイフレンド内木。そして、たどりついたのは砂漠だった。そこには自分の街とそっくりの街があり、もうひとりのエリがいた。実はこの街は、マール星王室が製作する、エリの伝記映画を撮るために建てられたオープンセットだったのだ。また、エリそっくりの女の子はリリンというマール星の役者で、アルバムはエリの役作りのために盗まれたのである。怒ったエリだが、そんな彼女を助けるためリリンは負傷してしまい……。監督はTVシリーズ同様に本郷みつるで、後に数々のアニメ映画を手掛ける氏にとってこれが最初の作品となった。

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
敵は海賊〜猫たちの饗宴〜(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (6)
36人が棚に入れました
広域宇宙警察・海賊課をクビになった地球人ラテルと猫型異星人アプロの迷コンビ。
チーフに紹介された再就職先、映画会社「レアキック3Dビュウ」に向かうが、その途中で立体映像と実物が融合した派手な攻撃を受ける。なんとそこでは、人間の脳を狂わせるとして使用禁止になったシステムが使われていたのだった。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ハチャメチャスペースアクションコメディ

宇宙警察のラテルが猫型異星人アプロとコンビを組んで宇宙海賊を退治するコメディ。
猫型異星人アプロはかわいげがなく、あまりネコ好き心を揺さぶらない。
「猫じゃらし作戦」「猫かぶり前哨戦」「猫いらず大騒動」の3話から成っていて、各話監督が異なるのが特徴。
ダーディ・ペアをおとなしくした感じで、1989年にしては作画は良いが、内容は少々古臭くなった。
SFドタバタコメディは好きなので、当時は面白いと思った。
しかし、今観ると視聴者置き去りのコメディで、あまり面白さが伝わらなかった(大人になったからか?)。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 2

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
MAROKO 麿子 [マロコ](OVA)

1990年3月19日
★★★★☆ 3.8 (6)
28人が棚に入れました
高級マンションに住む高校生・四方田犬丸(よもた・いぬまる)は、ホームドラマ的な日常に退屈していた。 そんなある日、マンションのベランダから黄色い一輪の花を目撃する。その後、玄関のチャイムが鳴るが面倒臭がって出ない両親に 変わって犬丸は、しかたなく出ることにした。玄関の扉の覗き穴を見るとそこには、先程見かけた黄色い花がいた。 迷いに迷った挙句扉を開けると、犬丸は黄色いドレスの少女に抱きつかれる。その少女は、四方田麿子(よもた・まろこ)と名乗り 自分が犬丸の孫娘であり、彼に会いたいが為に未来からやってきたと言う。彼女の登場により、四方田家の日常と家庭は破天荒な形で崩壊していく事になるのだった。

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
ASSEMBLE INSERT アッセンブル・インサート(OVA)

1990年2月25日
★★★★☆ 4.0 (6)
25人が棚に入れました
ゆうきまさみの原作のOVA作品。近未来の東京は、パワードスーツをまとった集団・デモンシードによる凶悪犯罪に悩まされていた。これに対抗するには警察では力が足らず、代わりに対デモンシードの特殊工作課が組織されることに。ここに所属する14歳の少女・南風まろんは、正義の味方として大活躍するどころか、なんと人気が高じて芸能界デビューもしてしまう。

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
楳図かずおの呪い (OVA)

1990年3月1日
★★★★☆ 3.5 (8)
21人が棚に入れました
ホラー作家の巨匠・楳図かずおの同名コミックを原作にしたアニメーション作品。本作は、「ビデオカメラに何が写ったか」「幽霊屋敷」の2話構成。 女子高生が毎夜見る不気味な夢にうなされていた。朝起きると彼女の首に奇妙な痕が……。その謎を解明するために彼女は自分の寝室にビデオカメラを仕掛けることに。そのカメラによって撮影された映像に何が映ったのか……(「ビデオカメラに何が写ったか」)。 15歳の少女たちは刺激を求めて、不気味な古屋敷に入った。しかしそこは、誰も入ってはいけない禁域であった。屋敷の中で巻き起こる恐怖の連続。少女たちは無事屋敷から脱出できるのか(「幽霊屋敷」)。

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
1+2=パラダイス(ワンツー・パラダイス) あっちもこっちもプリンプリン(OVA)

1990年2月23日
★★★★☆ 3.4 (6)
21人が棚に入れました
『あぶない!ルナ先生』『いけない!ルナ先生』などのHコメディで人気を呼んだ漫画家・上村純子の同題コミックを原作としたOVA作品。 高校生・山本優介は、自分の誕生時に母を失った哀しい過去があった。そのため父と同じ産婦人科医師になって体の弱い女性を救おうと学業に励む優介だが、彼は一方で女性恐怖症という弱点を抱えていた。そんな息子の苦境を案じた父は、美少女の看護婦コンビを住み込みで雇う。だがその二人=中村結花と梨花の双子の姉妹こそ優介の幼なじみで、しかも幼少時の彼を女性恐怖症にしたトラウマの元凶であった……! 原作序盤に沿って物語が展開。無意識に男子に迫る結花と迫り魔の梨花。両ヒロインに翻弄される主人公・優介の図が笑いを誘う。監督は、アニメ演出家や小説の著述などで活躍しながらも、2007年に44歳の若さで他界した才人・わたなべぢゅんいちが担当。

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

1+2=パラダイス

wikiより
■概要
上村純子による日本の漫画作品。

思いを寄せる男性にも裸体を見せるのを恥じるヒロインとまったく抵抗のないヒロインを双子として活躍するのが特徴。
講談社から出た4巻の単行本は、各巻20万部以上発行された。1990年には東映ビデオからOVAとしてアニメ化もされた。

連載後期に勃発した有害コミック騒動の煽りを受けて一部の県で青少年保護育成条例に基づく有害図書指定を受け、連載末期は性的な描写が控えめになりひっそりと終了した。

発行元であった講談社からは最終巻(第5巻)が出なかったが、1995年に松文館の成年コミック体裁でようやく陽の目を見た。講談社版は全4巻、松文館版は全5巻。

OVA、全2話

■キャスト  
山本優介 - 山口勝平
中村結花 - 長尾理保子
中村梨花 - 本多知恵子
優介の父 - 富山敬
松菱バラ子 - 松井菜桜子
石油王 - 小杉十郎太
団長 - 塩屋浩三
校長 - 龍田直樹
バラ子の父 - 梅津秀行
美術の先生 - 向殿あさみ
女性Na - 麻見順子
生徒 - 中博史

■感想
簡単に説明するとエロアニメである
中村梨花役の本多知恵子さんが勝気キャラに合っていて耳に心地良いです。
おすすめしません、知ってる方に向けてあにこれで陽の目が当たってないので記載します。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 9

計測不能 15 1990年冬(1月~3月)アニメランキング15位
ガデュリン(OVA)

1990年3月1日
★★★★★ 4.2 (4)
21人が棚に入れました
地球人のリュウは、宇宙船の故障によって、上司のコンピュータロボットMOSとともに自航惑星ガデュリンに不時着した。そして、惑星探索中に妖精エウラドーナ人のファナ と出会う。しかしその後、自らを神と名乗るガヴァナーによってファナが生贄として囚われてしまった。リュウはファナを救出し、ガヴァナーの手から逃れることができるのか? そしてガヴァナーの正体とは? 羅門祐人原作の小説『自航惑星ガデュリン』をベースに制作されたOVA作品。1991年には、世界観やキャラクターを共有するスーパーファミコン用ソフト『ガデュリン』が発売されている。
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