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「シュヴァリエ(TVアニメ動画)」

総合得点
63.8
感想・評価
165
棚に入れた
1103
ランキング
4044
★★★★☆ 3.7 (165)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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シュヴァリエの感想・評価はどうでしたか?

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

日本でいうと陰陽師的な?

アニメオリジナル?(2022.4)
2006年で古めの作品ですが、作画なんかは最後まで綺麗だったと思います。
最近の萌え系要素強めの作品に慣れてると少ししんどいウエイトを感じる内容です。18世紀の西洋のキリスト教文化圏の知識に乏しい自分には当時の価値観がうまく消化できない為、少し迷子になってしまうというか・・・。
それでも、主要人物達が彼らの信じる所に真っすぐ突き進む姿は美しくもあり、虚しくもありオカルトめいた部分も合わせ独特の世界観を作り上げています。
また、当時の実在の王や王妃も登場しており西洋史好きな方ならその辺も興味でるかも知れません。
この作品のあと時代はナポレオンが登場し欧州全土に戦禍を拡げるわけですがナポレオンが出てくる作品ってほとんどないですよね。

私のツボ:どうも主人公の年齢が見た目と合わない気がする。

投稿 : 2022/04/16
閲覧 : 245
サンキュー:

3

ネタバレ

Yuyu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分には合わなかった

なんかやけに評価高い人が結構いるので気が引けるんですが・・・

作画はこの制作時期では実写映像入れ込んだり、自然な感じでCG使ってたり色々挑戦しているし、エンディングなどの音楽もそれなりに好きな方なんですが・・・・

普通のちょっとした知識があるだけで最初からオチが分かってしまうような出落ち設定、これいかに。つーか有名人すぎる・・・・・

{netabare} 革命家が四銃士→あぁオチは革命ね→じゃぁ黒幕は王様か→あぁまじだった。主人公のアンナに対するナレーションが懺悔で過去形→あぁ死ぬのか→あぁ死んだ{/netabare}

んで実際予想通りだったんでストーリー評価を下げました。

旅の目的のどんでん返しは予想通り
革命の最後のオチは史実通り
2クールの中弛み

どんどん自分の予想通りに進んでくのは見ていて詰まらないし、つらかった・・・

投稿 : 2017/02/10
閲覧 : 803
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大嫌いな西洋中世ものだけどサスペンスなお話面白かった

西洋中世の薄暗い世界・キャラが大嫌いなんで評価低くしてますけど、見始めたらとまんないオカルトサスペンス。
オカルトはこじんまりしてるし、真面目に中世の歴史描いてるとこも苦手。でも最後まで見たいと思うサスペンスの魅力があった。

投稿 : 2016/02/11
閲覧 : 638

askima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

三銃士的なものをイメージするとハズレだよ

フランス国王であるルイ15世とフランスに忠誠を誓っている、ある青年の物語。

姉の死をきっかけに大きな陰謀の渦に立ち向かって行く。

時は優雅な生活を謳歌する貴族達が溢れるフランス革命前の時代。
ベルサイユ宮殿で王のご機嫌を取りながら、安穏と暮らす貴族達に苛立ちと危機感を覚えていたデュオンは、秘密警察に入り密かにフランスの治安維持に努めている傍ら姉の死の真相を追いかけていた。

そんな時、姉の事件と関連性のある女性の遺体を発見し彼の旅が始まりを告げた。


フランス騎士達の話ですが剣で戦うと言うより、詩篇で戦います。
上の説明じゃわかりにくいでしょうが、言霊の力で超能力を発揮したり、ゾンビ(本編ではガーゴイルと言ってましたが)を作り出したりします。

構図としては騎士VS詩人(異能者)でしょうね。

次の展開が予想を裏切ってくれるので、飽きずに最後まで見れました。
ただ展開が自分好みではなかったので、そこは残念でした。

投稿 : 2016/01/12
閲覧 : 622
サンキュー:

3

こふ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

一気に見れたwww
すごく良かった!!
最後の方は悲しかったけど
それでも観れてよかった(*^-^*)

投稿 : 2015/11/10
閲覧 : 516
サンキュー:

1

ネタバレ

しとチョ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的にはすごくよかった!

久々に夢中になったアニメです
思わずレビューを書きたくなった!
結構大人向けかな?って思いますね(;´Д`)

ヨーロッパ国際情勢も絡んで来たり
オカルト的な要素も入ったりしてます

主人公はフランス貴族のデオン・ド・ボーモンが姉のリエが殺害された真実を暴くため、なんやかんやで仲間4人で旅に出る
そしてたどり着いた先は結構ディープなものだったりしますね(;´Д`)

登場人物は実際歴史上で存在した人たちもいますねw

作画は結構Production I.Gらしさが出てる感じがします
作画崩壊もなく最後まですごく綺麗でした。

(主人公がイケメンすぎですわ( ゚Д゚))

毎回の話がいいテンポで進んで
中だるみが個人的になかった!
すいすい見ちゃいましたね。

{netabare} 
主人公たちの感情描写とか
葛藤とかよかったかな
特にデュランのあの姿をみて涙でちゃいました( ;∀;)
仲間と忠誠心の間で苦しかったんでしょうね。。。

みんな助け合ったり一緒に困難を乗り越え

終盤にみんなバラバラになっていき
仲間が実は敵の者だったり
殉職したりしてるけど
みんなそれぞれの志をもって去って行き

決して仲間を心から裏切ったって思わなかった

ロビンがまさか革命に身をささげると思わんかった!
彼は親しい人たちをなくして、結構成長っぷりを最後みせました

決していいエンドとは言えないが
みんなそれぞれ望んだ道を歩み

今までみたエンドの中で全然胸糞悪くなかった

{/netabare}

またもう一回じっくりみたいかな!

投稿 : 2015/07/25
閲覧 : 491
サンキュー:

1

なすB さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歴史物としてもダークファンタジーとしてもおもしろい

シュヴァリエ・デオンという実在する性別不明の騎士が主人公の物語です。
17世紀のヨーロッパを舞台にルイ15世や他貴族等実在する人物が多く登場し
ただ、そこで歴史に沿った流れをそのまま作品にすると言うよりは
「詩人」と言われる、錬金術や霊能力のような能力バトルもあり
ややファンタジー色も強く持ち合わせています。

世界観はI.Gらしい綺麗でリアルめな作画に魅了され
一緒に旅をする四銃士の面々も年齢層の幅がかなり広いですが魅力的です。
この四銃士の面々がそれぞれ違った思惑で動いており
物語の幅を広げています。

また、一見敵かと思ったマクシミリアンは実はかなり複雑な立場にあったり
単純な「敵」「味方」という概念で見ることの出来ない作品です。
最終数話は本当に引き込まれて
これまでの主要登場人物の思惑が重なり合い
これでもか、と言うくらい予想を裏切ってくれます。

最後は綺麗なハッピーエンド…とはとても言えないので
すっきり爽快で分かり易い話が好きな人は向いてないと思います。
個人的には世界観も含めかなり好きな部類です。

ただナレーションのおじいちゃんの声だけは最後まで違和感ありましたw

投稿 : 2015/06/01
閲覧 : 569
サンキュー:

1

ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

真実と忠誠の名において、私はお前に報復する

♠あらすじ
時は18世紀、革命前夜のフランス。
国王ルイ15世の御世、ヴェルサイユは栄光に輝きセーヌ河の偉大な流れとともに、パリは美しくもおぞましい混沌に満ちていた。

ある夜明け
一人の女性が亡骸となって、セーヌ河を流れ着く(姉、リア・ド・ボーモン)。
死の原因を調べる為、主人公(デオン・ド・ボーモン)は秘密警察に所属し、パリを騒がす淑女連続失踪事件の謎を追って行く。
後に、大きな歴史の渦に巻き込まれるのであった。
※シュヴァリエ (Chevalier)⇒フランス騎士

♥全24話視聴中の感情
並より良いね(★3.5)⇒ダレて来た切ろうかな(★3.0)⇒再び良くなってくる(★3.5)⇒もう夢中(★4.5)
{netabare}フランス⇒ロシア⇒イギリス
手掛かりが消えては移動って所でダレる、視聴中は詰め込んで1クールにまとめた方が良かったんじゃないかと思っていた、しかしそこを乗り越えると夢中になる、断念してたら勿体なかった。{/netabare}
レビューを見ると、結構視聴してるのに切ってる方が居るのはこの辺りだと思う。
後半の伸びが素晴らしいので中盤まで見れた方は切らないで欲しい。
原因の究明・好奇心・歴史・真実とは?
シリアスなシナリオが好きな人にはオススメです。

♦ネタばれ{netabare} {netabare}
♣良かった点
主要キャラの行く末、結末が素晴らしい。
(デュラン、ロビン、テラゴリー、マクシミリアン・ロベスピエール他)
物語を通してそれぞれが成長し相応しい結末を辿る
特にロビン、その後で2期を製作して欲しい。

♤涙
アンナ死後のくちづけ
長い年月アンナに愛され続けた、デオン・ド・ボーモンの余生
その年月以上に思い続ける姿には感動しました。

♡王家の詩
書物の姿をしており、選ばれた者しか開くことが出来ず手に持つことさえ出来ない
王家の秘密や繁栄のための予言が書かれている王家に伝わる未来の預言書。
真実ってのは興奮します。

♢個人的に気に入らない点
1番に、ファンタジー(錬金術・詩人)これマジ要らない
(強すぎる・バランスが壊れる・理解困難意味不明)ロミオ×ジュリエットも同様。
折角物語がシリアスで、作り込まれていて良いのに冷めるし幼稚になる
今作品を作成する上でエンタメとして必要なのだろうが極論を言えば乗り移りさえ要らない。
実在の人物は女装してたらしいし、ファンタジー削ればもっと深みが出たと思う(名作、★5だったかもしれない) {/netabare}{/netabare}

♧総括
見て良かった、とてもおもしろい作品です❤

投稿 : 2014/12/14
閲覧 : 588
サンキュー:

16

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Le conte qui résulte à la révolution française

事実は小説よりも奇なり。
史実も小説より奇なり。
つまり史実をもとにした小説は、それはそれは怪奇ということなり。

本作は史実をしっかりと考証したうえでファンタジー要素を取り入れており、極上のミステリーヒストリーとなっている。

例えば
イギリス王室で出てきたピョートルは無能に描かれていたが、調べると 彼のモデルであるピョートル3世は知的障害持ちの可能性があったようだ。即位してもすぐに王妃に取って変わられたのはそういう部分も影響していたのだろう。

主人公であるデオンも
本当の性別を巡って賭けが行われるほど中性的な人物だったようだ。そこから姉の魂が乗り移るというファンタジー設定に繋げたのはエンターテイメントとして秀逸。
ただただ年号追うより、こういう作品観たほうが世界史に興味が持てそうだよね。


あらすじ
ときは18世紀、最愛王ルイ15世統治下のフランス。
王家に誠実な忠誠心を持つ騎士デオン。
あるとき「nqm」王直属の秘密機局員である姉リアの死体が見つかった。ロシアから流されてきたそれは、錬金術によって腐敗しないように施されており、土に帰ることさえ許されない状態だった。デオンは自らも秘密局員となり、姉の死の真相を探ることに…。



もちろん 作中での台詞はフランス語ではなく日本語だが、宮廷で話されるような言葉遣い。
fate/zeroもそうだが
台詞が格式高い というか日常会話では使わない言葉が多いので、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれない。


作画はリアル寄りでかなり自分好みのキャラデザだった。
肖像画とアニメーションらしいデザインのハーフとでも言うべきか。動かすうえで無理のない画線だが、美しさも損なわれていない。
また他のアニメだと
外人と日本人の区別がつかないキャラデザも多々見受けられるが、シュヴァリエでは同じ白人であっても国ごとによる違いがわかるように描き分けられていた。



フランスを発ち、舞台はロシア…イギリス……
そして再びフランスへ

各国で騎士が登場するが
王への忠誠、だけでは済まない複雑な事情をそれぞれが抱えている。
清らかな騎士道精神だけでは世界が回らなくなってきたのだ。


マクシミリオン
ロベスピエールらしい思考の持ち主
腐敗し、先細りになることが明らかな王や貴族は要らない。
王権制度の崩壊、新たな制度の設立こそが革命の目的

しかしダッシュウッドは
世界に革命を起こし、統合し世界政府を設立し、世界の絶対王になることが目的。世界は支配するモノとされるモノがいてこそ成り立つという考え方。
故に対立した。



テラゴリーが裏切者だった!?
無意味に戦争を繰り返し、国を疲弊させ同胞である騎士を死に追いやったルイ15世に疑問を抱いていた。
よくよく見ればEDもオルレアン公の後に出てくる。
あれはオルレアン公の配下であることを暗示していたのか…!
悲しい最期だったが結果的にデオン、オルレアン、ロビン3人とも救うことになり
熟練の老騎士としては見事な幕引きだったと思う。

新たな世界へ

古くからの騎士であるテラゴリーとデュランが死に、銃を持つロビンが生き残った。また
それしか方法が無かったとはいえ、埋葬が主流のフランスでリアを火葬したのは時代の変遷を予感させた。

英国の仏大使館に飾られていた絵は後のフランス革命を示しているように見えたし。


王の策略
王家の書の内容は未来を示すもの。15世はフランス王家を滅ぼすと告示されたため、その未来を回避するべく別の赤んぼうと取り替えられた。ルイ15世は王家の血筋を引いていなかったのだ。
自分が王家の人間でないことを秘匿するためにリアは消された。
死を願うルイ15世、だがとどめを刺されることはなく

最終的にルイ15世の生死は不明。

マリー・アントワネットやダントンが見られなかったのは残念だが、ストーリー的には仕方あるまい。

ちなみにタイトルはエキサイトな感じの翻訳家に依頼したものなので間違ってるかも。フランス語堪能な方、ミスがあったら指摘お願いします。

投稿 : 2014/11/30
閲覧 : 304
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

正統派

中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジー

投稿 : 2014/10/07
閲覧 : 329
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終始シリアスな物語なので少し疲れましたw

あらすじとしては、フランスに仕える騎士デオンが姉の死の謎を解き明かそう
と追ううちに、徐々に革命の渦に巻き込まれていくって感じのお話。
オカルトなどの要素を交えたミステリー作品。全24話です。

なかなか面白かったです。内容がしっかりしている良い作品でした!!
行き当たりばったりの展開ではなく、長期にわたって伏線が張られていて、
ストーリー構成が緻密に計算されて作られています。

なので、その伏線や前振りもきっちり回収されるので安心して見れますw
{netabare}
でも、ルイ15世がマクシミリアンを遠ざけた理由や王家の秘密、
リアを殺した犯人などなど、伏線の回収が終盤にまとめて行われるので、
ついていくのが少し大変でしたww
{/netabare}
それに、歴史上に実在した人物等を多く登場人物のモデルにしているので、
調べながら見るのも面白かったですw

ただ、せっかく作りこまれた内容の作品なのに、詩の戦いの場面だけ
ファンタジー色が強くて少し浮いていたような気もします...

個人的には見応えのある内容で、すごく良かったと思いますが、
悲劇的で堅苦しい物語なので苦手な方多いかもしれませんねw

内容重視の物語が好きな人にはオススメです!!

投稿 : 2014/05/14
閲覧 : 662
サンキュー:

29

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中世ヨーロッパの雰囲気が好きな人にお勧め

普通に面白いです。一般向けの良作アニメだと思います。

投稿 : 2014/05/07
閲覧 : 288
サンキュー:

0

gkc さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

僕も王様になりたいw

王朝の権力闘争に魔法なんかの要素が混ざっています。

登場人物も実在の人物であるとか。

主役の青年も実在したらしく、「女装」して諜報活動、スパイなんかをやっていた人らしいです。

じっくりと見る感じで飽きるようで飽きない。

小説を最後まで読める人にオススメ。

投稿 : 2014/03/04
閲覧 : 302
サンキュー:

2

ネタバレ

移リ木うらら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正しくシュヴァリエ

フランスの騎士=シュヴァリエ

最後のシュヴァリエを描く物語。

1話から最終話まで一気に観ました。

私はあまり史実について詳しくありませんのであくまでオリジナルアニメとして。

二転三転する物語。
時代に揉まれながら進んでいくキャラクターたち。
人間らしい思いの交錯が中盤から溢れだします。
正義も悪もない。何が正しく、何が間違いなのか。
一つを上げるのではなくそれぞれに掲げる物が違いそれがキャラクター達の人生を左右していきます。
それぞれのキャラクターの視点で物語を観直せば何度も楽しめるのではないでしょうか?

それぞれの守りたい者を守り抜く愛が本当に美しい。それが儚く散る瞬間など涙無しではみられません。

作画に関しては最後まで美しく感じました。
あまりみられないキャラデザですが、個人的にかなり好きです。物凄く好みの絵柄で、まさかこういった絵柄で動かせるのかと感動してしまいました。

キャラ萌えは、やはりマクシミリアン。最初から最後までかっこよかったです。麗しの悪役cv櫻井さんはずるいですね。
しかし、そのマクシミリアン後半にかけて見方が変わってくるのも良かったです。リアとマクシミリアン美しいですね。

アンナの一途さは涙を誘いました。

デュランは作中一番の男前だった様に思います。


作中心踊らされたのが、詩で戦うシーンですね。詩を紡ぎ文字が浮かび上がる様は私の中二心を擽りました。

終盤は涙が止まらず嗚咽漏らしながらみました。


ED。もう本当素晴らしいですね。美しさの極みでした。
OPは全話見終えたあとに見ると圧巻です。あらゆるアニメOPの中でこのOPが一番好きです。
BGMはパルムスが印象的でした物語にあった音楽!!

もう何から何まで好みでした。

投稿 : 2014/02/05
閲覧 : 258
サンキュー:

2

1061000you さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

外国の歴史ミステリー?

かなり前に見たのですが
独特な作画になじみ切れませんでした。

ミステリーとしては、そこそこ面白かったきがします

投稿 : 2014/02/01
閲覧 : 252
サンキュー:

0

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

史実との整合性の取り方が絶妙!

主人公を始め、登場人物の多くは18世紀に実在した人々である。

特に主人公のデオン・ド・ボーモンの生涯は非常に興味深い。外交官であり騎士として優秀な活躍を見せていたが、後世になると「自分は女性」であると主張し、性別不詳な人物である。(男性である説が強いようなので、現在でいうところの「女装家」だったのかもしれない)

治世はルイ15世の時代。そう、フランス革命、マリー・アントワネット、ギロチン台など誰もが知っているルイ16世の1代前となる。アニメにも登場する愛妾・ポンパドゥール夫人などは有名だろう。

この頃のフランスは丁度、諸外国との戦争に負け、財政危機に陥って王家が求心力を失い始めた頃である。そのような状況下にも関わらず、王家への忠誠心厚いデオンは王命に従い、また姉の死の真相を探るため、様々な困難に向き合うことになる。

ホラー要素の強い作品であり、一部エグみのきつい描写があるので注意。
このように、本アニメは歴史を忠実になぞらえた内容ではなく、魔術やオカルトが存在する完全なフィクション作品ではあるものの、所々に史実との整合性を取っている部分もあり、それらが非常に見事に融合している。

3人の仲間を得、「四銃士」として「機密局員」の活動することとなったデオンは、その機密局という特殊性ゆえに、命がけの王命を受けているにも関わらず、国から一切の援護・保護が受けられない、いわば「孤立無援」の状況で事に当たっていく。

それをどのように彼ら四銃士が自らの手で切り抜けて行くのか、というのが大きな見どころの一つである。四銃士それぞれが、これほどまでの危険を冒してでも戦わねばならぬ何かを背負っている。
単純にアニメのストーリーとして見てみても、特に15話以降は、息もつかせぬ勢いで物語が展開していく。

作画に関してだが、ネタバレになるため詳細を書くことはできないが、終盤に行くにつれ、主人公に徐々に表れる「とある変化」はわざとらしくなく、かといって分かりにくくもなく上手く描かれていた。

そして、キャストは人気より実力を重視した配役であると感じた。この物語に引き込まれる要素は、声優の好演にもあると思う。

投稿 : 2013/11/27
閲覧 : 550
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃおにゃおにゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

頭がいい人ほど楽しめる。

面白かった。
もっと賢くなってからもう一度みたい。
世界観が好きです。

投稿 : 2013/11/15
閲覧 : 302
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

さらりと渋い 騎士道かな(12話まで)

「RD電脳調査室」の監督なんだね。
渋い。まじめ。
腐敗しきったフランスを正すための魔術的な騎士道…
脂っ気のない「巌窟王」…ときどき「鋼の錬金術士」風味?
冲方丁原作。
(小説、漫画、アニメとそれぞれ物語が異なるらしい。史実を絡めての別ルート創作って感じなのかな。)

倒してゆく敵たちの哀れさ愚かさがきちんと描かれていて、好感。

何でも知ってる魔女みたいなフランス王妃様がステキ。にこやかに、されこうべとお話しちゃうんです。

主人公デオンが窮地に陥ると、志半ばで亡くなったリアお姉様が降臨するんだ。イタコ的な降霊というか、髪がファッと広がって、キリリっとして強くなる。お姉様の女声で闘ってピシャンとしたことを言う。ドキドキしちゃうね。

***********

7話までフランス編
頼もしい仲間たちがデオンの周りに集う…
フランス王妃の下より参じた、若々しくも忠誠心厚いロビン少年、訳あり風来坊な風格ある色男デュラン、剣の先生テラゴリー。
帽子を落とすと頭がザビエル(懐かしい)な先生がかっこいいよ!

新たに登場した敵対する「カリオストロ伯爵」!の人生を芝居に例えたセリフ回し。
他にも皆、練られたセリフ回しに醍醐味がある。

***********

7話〜ロシア編
リアを殺し、国の娘たちを襲う謎の魔術「王家の詩」を操る勢力追うデオンらフランスの四銃士。手掛かりとなる改革教団のボロンゾフはロシアへと逃亡。
四銃士もロシアに渡り、女帝エリザベータに謁見。フランスとロシアの友好にリア姉が一躍買っていたことがわかる。
女が窮屈に虐げられる国の体質を変えたいという女帝は、リアを心から信頼しあう友になっていたという。
そこはかとなーく漂っていたフェミニズムがここでさらに確実に。

仮装パーティに女装しての謁見なんだけど、史実でもデオンは女装に縁のある人生を送ったらしく、名のD'Éonから異性装癖の心理学用語「エオニズム」がイギリス人学者によって作られたという。

腐敗してる貴族に背中の桜吹雪みせつける女帝が、カッコ良いっす。
“ロシア人はタダじゃ笑わない、無表情が基本で、たとえ店員でも愛想笑いが皆無。”と読んだ事があるけど、そんな鉄板のクールさが感じられてまたよし。

なのに、エリザベータ陛下ぁーーー!
政治再生のために集めていた配下の者達。さあ皆さん、お待たせ!って駆け込んだら、頼れる仲間はみんな 目がリアルに死んでる…怖い…。
顔色ひとつ変えずに受け入れる女帝 T_T 美しい壮絶な最期。
「王家の詩」は女帝の生き絶える血を捧げなければ発動しないという融通の効かないものらしく、改革教団のマクシミリアンが執拗に狙っていたのだ。彼も「生き血でOKならなァ…マジ惜しいっすよ!」って言ってた。

次期国王の座は貴方に、と言われると目の色変えて飛びつく、DVダメ貴族、ピョートル。国王の座ってそんなに渇望するものなのか。

「俺たちは誰とも徒党を、組まない。誰にも、媚びない。だが上前は、はねる。(ニヤリ)」悪リオストロ伯爵、いかすぜ…。
そして相棒である妻・ロレンツィアはよく裸になってる不思議ちゃん。彼女の霊感セリフが妙〜に艶っぽいのだ。
「やだ…こんな…の…はじめて…」
(-。-; いやいやいや待って違うって本当。リア様降臨の霊気を感じ取っての心震える感涙なんだけど、本当にこの二人、敵ながらアッパレ。

亡きエリザベータの気高き遺志を継ぐべく、夫に虐げられていたエカテリーナが立ち上がる。デオン達フランスの騎士をかくまい、かつ後ろ盾を受けて。案の定丸投げ帝王となっていた夫・ピョートルを蹴落とす凛々しさよ。中心人物は男なのに、こういうトコがフェミニズム。この人史実でも凄く、エリザベータよりwikiが長ーい。日本では「おろしや国酔夢譚」にも登場の女帝。

敵方・貴族の誇りに人生を捧げた日陰者ボロンゾフの最期、エカテリーナによってけじめをつけられたピョートルの哀れな最期、しっかりと苦く虚しく…。本当の戦いはこれからだ!!
(現在12話まで視聴)

***********
これからイギリス編へ。

文句。OPが…一昔前のhitomiみたいなポップス調なのは、どうにか出来なかったのかな。作品に合わせて、大昔のクラシックを使えばよかったのでは…。EDは憂いがあって耳触りよいよ。

投稿 : 2013/11/04
閲覧 : 330

でかさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

貴族と国の腐敗

この作品は18世紀ヨーロッパが舞台です
フランス国王の騎士デオン(主人公)が、姉の死について真実究明に乗り出すことで、国が抱える様々な問題に対峙することになります
まだ視聴途中ですが、世界観や情勢などを綿密に描いていて好感触です

投稿 : 2013/10/27
閲覧 : 296
サンキュー:

0

ネタバレ

トスカーナアモーレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

忠誠とは何か

史実を基にしたダークファンタジー

ルイ15世より、姉であるリアの死の真相解明をせよと王命を賜るデオン
デュラン・テラゴリー・ロビンと共に「四銃士」として機密局員に加入しロシア→イギリス→フランスと旅をする

中世の史実に沿った作品は殆ど無いので稀有であるし、各国の宮廷描写や当時の王侯貴族の服装などが再現上手く再現出来ていたのではないだろうか
お気に入りのキャラクターは、一番騎士道に通じているデュラン

以下ネタばれ
{netabare}
リアの死の謎解きはカモフラージュであり真相は王家の詩の解読である。デュランが負傷しただけでも驚きであったが
以降、皆己の矜持の為に殉職していく展開に驚嘆の連続
デオンの味方が実は敵であったり、天敵が味方であったりする。当時の騎士の有り方や宮殿の描写に触れただけでも満足だ
一つだけ残念なのが、誰一人として幸せにはなれなかった事{/netabare}

投稿 : 2013/09/30
閲覧 : 252
サンキュー:

4

ネタバレ

あゆとも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

後半引き込まれる、隠れた名作

実在した外交官デオン・ド・ボーモンを題材として当時のルイ・15世からフランス革命あたりまでの事を詳細な時代考証のもとに、独特の世界観で描いています。
剣だけでなく、詩編と呼ばれる呪文のような魔法も武器となり、騎士道のもと、自分の忠誠を誓った主君の為に命をかけて戦いますが…

{netabare}当初からこの話には隠し通さねばならない大きな秘密があります。騎士たちはそれを知らされておらず、又、知ってしまった者、知ったと思われた者はすべて死ななければならない。この秘密にそんなに多大の犠牲を払う意味があるのか?と思うでしょうが、本当にそんなに大変な秘密です。
{/netabare}

詩編による呪文は魔法のような物ですが、この物語自体暗く、シリアスな物ですので、軽い気持ちで見る人には向いてないかも。
実際のヨーロッパで裏でこんな陰謀や秘密が暗躍していたなんて想像するのも一興です。後半引き込まれますが、ただ、ちょっと長いかな?ロシア編は丸丸要らないような気もします。
シリアスなアニメを求めている人にはお勧め。隠れた名作と思います。

投稿 : 2013/09/17
閲覧 : 234
サンキュー:

2

ネタバレ

ハックロー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

歴史は詳しくないですが・・・

楽しめました。
おそらく日本人になじみのない中世ヨーロッパを舞台にした物語。
なじみがないのに楽しめたのは脚本がいいのと、オカルト的なSFテイストな一面があるからです。
作画も丁寧で綺麗、戦闘はレイピアと珍しい。

騎士とその時代の終わりが印象深いです。
OPは回を重ねるごとにわくわく見れます。こうゆうのはいいですね

ヨーロッパ史とエンターテイメントがうまく混ざった良作品。

投稿 : 2013/09/06
閲覧 : 248
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私は頭の悪い日本人です

ヨーロッパが舞台のアニメは珍しいと思います。

戦闘シーンは良く動いていて
迫力がありました。
騎士道とはなんなのか少しわかった気がします。

ただこの世界での詩人とはなんなのか
もっと説明が欲しかったです。
結構重要な事なのにあまり説明がありませんでした。

また英語の文字がたびたびでてくるのですが
私の学力では全く読むことができませんでした

投稿 : 2013/06/23
閲覧 : 302
ネタバレ

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

類まれな格調の高さ

18世紀ヨーロッパ(主にフランス・ロシア・イギリス)を舞台に、史実とフィクションを巧みにミックスした骨太な物語が展開される。しっとりと落ち着いたトーンと淡々とした進行が特徴で、ターゲットは年齢層高めかと思われる。とにかく格調高いというのが第一印象で、オカルティックな要素が多分にあるにもかかわらずあまり荒唐無稽さを感じさせない。作画や音楽面も雰囲気を大切にしていることがよく伝わる素晴らしい出来。原作は知らない。あと萌とか期待するな。

●舞台
革命前夜のフランス。といってもルイ16世やマリー・アントワネットに代表される断頭台の季節ではなく、この作品はそれより一世代前、ルイ15世やポンパドゥール夫人らの時代。アンシャン・レジーム崩壊の序曲が静かに流れ始める火種の季節である。
主人公は実在したフランス外交官デオン・ド・ボーモン。姉の不審な死に端を発する「王家の詩」の謎をめぐり、秘密外交官としてロシア・イギリスを駆け抜ける。劇中、姉リアの魂が乗り移って女性騎士として描かれることがあるが、これもある程度史実を踏まえた設定である。

●脚本のうまさ
舞台をフランス→ロシア→イギリスと変え、最後は再びフランスの地で終幕を迎える、という構成。追う立場と追われる立場が幾度も逆転する展開が冒険活劇テイスト満載で飽きさせない。
うまいと思ったのはロシア編。プロット上ではロシアの変革は主人公たちにとってまったく関係のない話なのだが、女帝エリザベータからエカテリーナへと引き継がれる啓蒙政治の端緒を垣間見せることで、フランスの相対的な後退を印象付ける構成は見事。

●史実との整合性
半分以上フィクションなので整合性もなにもないわけだが、登場人物の年齢からなんとなく考察してみる。
そもそも西暦何年頃を想定した話かという点がひっかかる。{netabare}史実では1762年初頭にロシア女帝エリザベータが崩御している(劇中ではマクシミリアン・ロベスピエールによる暗殺)。劇中で間髪入れずに起こるエカテリーナによるクーデターも史実において1762年の出来事。夫であるピョートル3世を追い落として女帝エカチェリーナ2世として即位する。このあたりの展開は大筋で史実をなぞっているようなので、ためしに1762年当時における主要人物たちの史実年齢を見てみると、

デオン・ド・ボーモン(主人公):34歳
ルイ15世:52歳
マリー・レクザンスカ王妃:59歳
オーギュスト殿下(のちのルイ16世):8歳
サン・ジェルマン伯爵:55歳?
ポンパドゥール夫人:41歳
カリオストロ伯爵:19歳

ポンパドール夫人41歳はすごくいい線だが、なんかちょっと違う気がする。。若々しい主人公が34歳はありえないので24歳設定にすると、今度はオーギュスト殿下がまだ生まれていないことになる。マリー王妃の59歳てのもなあ。要するに登場人物の年齢設定は相当いい加減であり、同時代性は豪快に無視されていることがわかると思う。無理に答えを出すなら「だいたい1750-1780」てのが落としどころである。

ただ、こんなことを調べているうちに、1762年ってロベスピエールがまだ5歳に満たないよなあ、なんて気づいちゃって、おそらく作中のマクシミリアン(ロベスピエール)は、革命家として名高いあのマクシミリアン・ロベスピエールの名だけを史実から借りる形で、架空のトリックスターとして登場させているだけだ、そう考えると彼の人物設定だけが他の実在人物と違って原型がないくらいの大胆なアレンジがなされているのも頷ける、、なんて考えていたら最終回であの展開ですよ。一本取られた。{/netabare}


●総評
マイナーな作品ではあるが、力強さを感じる佳作。
個人的に少々残念なのは中盤以降ややファンタジー色が強く出すぎてしまい、せっかく丁寧に描かれてきた権謀術数の数々が薄っぺらくなってしまったところだろうか。

投稿 : 2013/06/01
閲覧 : 489
サンキュー:

5

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フランス版ラストサムライ?

主人公の男性が女性化する部分の特異性がクローズアップされがちですけど、
私的にはラストサムライのような『最後の騎士』の物語と認識しています。

それと、
アメリカのハードボイルド小説に共通する、
ソリッドな文学的イメージも持てます。

物語の焦点が一種の宝探しであること、
その宝物をめぐって捲起る権謀術数。
宝物自体の価値はともかく、
国家の最高権力者が何故故にそれを求めるのか、
わかってしまえば、余りにひどく単純であること。

そのような点から、
とてもソリッドな作品だと思います。

いずれにせよ、
歴史をよく考察して、独自の解釈も加えた優れたフィクション作品ですね。
最小限のオカルトをエッセンスにしているところも良いと思います。

その意味では、
『幕末機関説いろはにほへと』とも似た系統の作品ですが、
私的にはシュバリエの方が良くできていると思います。

投稿 : 2013/02/28
閲覧 : 309
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

真実と忠誠の名において

フランスに忠誠を誓う騎士であるデオン・ド・ボーモンが姉の死の真相を探るべく機密局員として捜査することになる。

Production I.Gの良作群の中でもとりわけ真面目な作品。
緻密な時代考証に練りこまれた脚本が魅力。詩篇と呼ばれる呪文を用いた戦闘はあるものの、本作にはあまり派手さがなく淡々と進むのでじっくりと作品を楽しめる人向け。
史実に忠実というわけではないんですが、実在した人物も多数登場しフランス革命までの道筋を描いた作品として非常に見ごたえのある作品でありました。

機密局員の面々も騎士としての魅力がある。
デオンに姉リアが乗り移って剣を振るう姿は美しい、デオンもまた愚直なまでの忠誠心
騎士としてフランスに忠誠を誓う彼らだがそれぞれに忠誠の形があり、それを貫こうとする様はまさに「騎士」そのものであったと思います。ロビンだけは騎士じゃないけども、彼が騎士に憧れそして騎士に疑問抱き苦悩する様はラストにつながって行く。

ミステリーとしても非常に面白いですが、当時の西洋史に興味がある人ほど楽しめると思います
ただ本作はバッドエンドではないものの、ハッピーエンドとは言いがたいので、その辺は人を選ぶかもしれないですね。
アニメというより小説を読む感覚で視聴できる名作です。

投稿 : 2013/02/10
閲覧 : 819

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女装の先駆けとなった実在する人物が主人公

冲方丁の原作を元にWOWOWで数年前に放送された全24話のアニメ作品。

実在の外交官であるシュヴァリエ・デオンが主人公。
綿密な時代考証に基づく18世紀ヨーロッパの国際情勢など、
歴史的事実をベースに創作も加味され、
錬金術などのオカルトが交錯する世界観は個人的に大好物なので、
すぐに惹き込まれ、放送当時は毎回夢中になって観ていた。

主人公である青年 デオン・ド・ポーモンは、歴史上
美しい女装を武器として成功した外交や女装の騎士の伝説を残しているのだが、
この物語の中では、何者かに殺されてしまった姉 リアの魂が時折自分に憑依し、
その間だけは剣の腕が上がるだけでなく、声や仕草も性格も、リアに変わるという設定。

で、その剣術の強さを武器に、仲間である銃士とともに
姉の死の真相究明をしていく、というお話。

剣術だけでなく、詩篇と呼ばれる書物を利用した魔力的な戦術がなかなか面白く、
EDの音楽も個人的にかなりお気に入り。

登場人物は、サンジェルマン伯爵、ルイ15世、ポンパドール夫人、
カリオストロ、ロシアの女帝エリザヴェータやエカテリーナなど、
ほかにも、史実に残る名前がゾロゾロ登場。
それだけでもすごく楽しかった。

ちなみに制作はProduction I.G。
脚本も深みがあって見応えは充分。
騎士道、世界史、中世ヨーロッパ、ゴシック、錬金術、革命・・
なんてキーワードがお好きな方には特にオススメ。

投稿 : 2013/01/23
閲覧 : 1067
サンキュー:

43

hiyokoまめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まさに神アニメ

身始めてすぐに綺麗な作画と雰囲気に惹かれ、
OPに惹かれ、気付いたら止まらなくなって最後まで観てしまっていたアニメ。
中だるみがあるかもしれないけれど、後半からの急展開や、先の読めない所に釘付けでした。
声優も合っていたし、EDの油絵風な作画も良い、曲も良い。

この作品を観る事が出来て良かった。

投稿 : 2013/01/23
閲覧 : 268
サンキュー:

3

sobako777 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

かなり期待しながら頑張って後半まで見たが・・・飽きた

フランス革命時代の‘ベルばら’でもお馴染みのキャラがたくさん出てくるし、絵も異色で物語にも最初は惹きつけられたが、ストーリー展開の基軸が生真面目なうえ、キャラもイマイチ魅力に欠け、動きはあるもののずっと似たようなカラーで進展していくため、だんだんと飽きてしまい、先が楽しみになっていかない。相当後半まで見てみたが、とうとう我慢できずに放棄!

投稿 : 2012/10/21
閲覧 : 315
サンキュー:

1

青iruiru さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ん~;

半分でギブ
最後まで見た方がよかったのかなぁ

投稿 : 2012/10/19
閲覧 : 277
サンキュー:

1

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シュヴァリエのストーリー・あらすじ

真実と忠誠の名において、私はお前に報復するときは18世紀、革命前夜のフランス。国王ルイ15世の御世――ヴェルサイユは栄光に輝き、セーヌ河の偉大な流れとともに、パリは美しくもおぞましい混沌に満ちていた。ある夜明け、一人の女性が亡骸となって、セーヌ河を流れ着く。彼女の名はリア・ド・ボーモン。棺桶の蓋には謎のアルファベット――《PSALMS》(=詩篇)が刻まれていた。その弟、デオン・ド・ボーモンは秘密警察に所属し、パリを騒がす淑女連続失踪事件の謎を追っている。姉もまたその犠牲者の一人だった。やがて、捜査を続けるデオンの前で禁忌の歴史が幕を開けるのだった……。
(TVアニメ動画『シュヴァリエ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年夏アニメ
制作会社
プロダクションI.G
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AA%E3%82%A8_...
主題歌
≪OP≫奥田美和子『BORN』≪ED≫30.亜矢『OVER NIGHT』

声優・キャラクター

泰勇気、水野理紗、成田剣、松元惠、佐藤晴男、喜多村英梨、稲田徹、櫻井孝宏、涼風真世

スタッフ

原作:冲方丁/プロダクションI.G、 監督:古橋一浩、シリーズ構成:冲方丁、チーフライター:むとうやすゆき、キャラクターデザイン:尾崎智美、プロップデザイン:toi8、色彩設定:広瀬いづみ、美術監督:大野広司、3D監督:遠藤誠、特殊効果:村上正博、撮影監督:谷内潤、音響監督:郷田ほづみ、音楽:大島ミチル

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