1997年度に放送されたアニメ映画一覧 43

あにこれの全ユーザーが1997年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月15日の時点で一番の1997年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
地球が動いた日(アニメ映画)

1997年4月1日
★★★★☆ 3.7 (4)
18人が棚に入れました
1995年1月17日、平和な日本を震撼させた阪神淡路大震災。その惨状の悲しみから希望を見い出していく子供たちの成長を感動的に描いた長編アニメーション。一流中学校を目指す小学6年生のツヨシは、勉強に忙しい毎日を送っていた。しかし1月17日未明、大地震がツヨシの住む神戸市を襲った。倒壊寸前のマンションから命からがら抜け出したツヨシ一家は、小学校の体育館に避難することになるのだが……。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
エルマーの冒険(アニメ映画)

1997年7月5日
★★★★☆ 3.9 (3)
18人が棚に入れました
アメリカのガネット親子が1951年に発表した同題の不思議な童話を、日本の古参のアニメスタッフ波多正美が監督。RPGゲーム「FINAL FANTASY」シリーズで著名な寺田憲史が脚本を手がけている。猫から可愛そうな竜の話を聞いた少年エルマーは、いじわるな動物から竜を助けるための冒険に旅立つ。猛獣に襲われるエルマーだが、智恵と勇気で危機を脱出。ついに竜のボリスと出会う。だがボリスは、自分は竜なのに飛べないと気弱なことを口にする。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

完結して欲しかったなぁ

昔、生協でビデオを購入して視聴。

主人公エルマーのソロプレイによる冒険。エルマーの両親が猫嫌いで今思うと致し方ないのですが、当時は理解のない親だなぁと。食糧をリュックサックに詰め込み、船に忍び込んでの密航といい、中で貯蔵してあった牛乳を飲んでるシーンは美味そうやなぁと思ったけど、今思うと結構悪い事してますな苦笑。

船が到着してから目的地までの道中、出会う動物にチューインガムだったり、歯磨き粉といった文明の利器で丸めこむシーンは痛快でした。

子供向けながらワクワクさせられる王道の冒険物としてよく出来ていただけに後編がなかったのが残念。続きは原作を読んで脳内補完をしなければならないのは辛いところです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
それいけ!アンパンマン ぼくらはヒーロー(アニメ映画)

1997年7月26日
★★★★☆ 3.5 (2)
18人が棚に入れました
「アンパンマン」の劇場版「虹のピラミッド」の同時上映作品。ジャムおじさんによって作られたアンパンの顔を持つヒーロー・アンパンマンがさまざまな事件を解決していくストーリー。なかでも本作は、アンパンマンの仲間のふたりにスポットを当てている。少し短気な面はあるものの、困っている人を放っておけないカレーパンマンの物語「カレーパンマンとまほうのふで」、頭が良くいつもみんなに親切なしょくぱんまんをメインとした「しょくぱんまんとにせしょくぱんまん」の2本。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ(アニメ映画)

1997年4月12日
★★★★☆ 3.5 (3)
17人が棚に入れました
実写特撮映画『ウルトラマンゼアス2』の併映として公開された、ウルトラマン的な世界観を導入しているファンシーな中編アニメ映画。ねこ座のしっぽから流星が地上に舞い降りた夜を境に、元気な少女・はるかの住む町の空きビルに化け猫が出るという噂が立ち始めた。噂の真相を確かめるべく空きビルに出かけたはるか達は、そこで負傷した猫を発見する。はるかはその猫にニャンという名前をつけたが、やがてその正体がフェリス星からきた使者であることを知った。その頃、町では飼い猫がさらわれる事件が起きており、ニャンもその猫泥棒に捕まえられてしまった!監督は『YAWARA!』等で名を馳せたときたひろこ。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
アスパラガス(アニメ映画)

1997年8月2日
★★★★★ 4.2 (2)
14人が棚に入れました
アスパラガスのウンチをする女。窓の外には巨大な植物の庭。劇場に着くと彼女は鞄を開け、きれいなふわふわした夢を解き放つ。彼女は魔法使いなのか? 観客たちの熱狂を背にひっそりと部屋に帰った彼女は優しくアスパラガスを口に含み愛撫する……。当時、D・リンチの『イレイザーヘッド』と並び、ニューヨークを揺るがせたエロティック・アート・アニメーション!!

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
悦楽共犯者(アニメ映画)

1997年8月9日
★★★★★ 4.1 (4)
13人が棚に入れました
チェコのアート・アニメ界の巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルが25年も温め続けた会心の一作。抑えがたい欲望に衝き動かされ、さまざまな“自慰機械”の発明に没頭する男女6人の密かな楽しみを、“ブラック・グロテスク”スタイルで描く。ありふれた日常を異様かつシュールな世界へと変貌させてしまう、シュヴァンクマイエル独特の映像テクニックが秀逸。不条理な快楽ファンタジーを生きねばならぬ人々の痛快ブラック・コメディで、天才シュルレアリスト・シュヴァンクマイエルの明快で陽気な長編と言える作品。

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

特殊な性癖を持った6人の男女の不思議なオナニーアニメ
セリフは一切ありません。アニメーション部分もほとんどなく、アニメーション部分を期待して見るものではありません。ストップモーションアニメなので。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
魔法学園ルナ LUNAR! 青い竜の秘密すっぽこ魔法作戦(アニメ映画)

1997年3月15日
★★★★☆ 3.7 (3)
13人が棚に入れました
魔法学園の優秀な生徒達がメンフィスにより誘拐された。スティル学園長は生徒の命と引き換えに青竜のパワーを要求されるが、それを持っている記憶がなく困惑するばかり。エリー、セニア、レナの3人組はそのことを伝えるために集められ、メンフィスの城へと出発。3人は途中で羽の生えたニャンコロを仲間に加え、城へ乗り込むが、バルアやミノタウロスの攻撃に受け、苦戦を強いられてしまう。果たして彼らは囚われた生徒達を解放することができるのだろうか? セガサターンで発売された同名のゲームを題材に、落ちこぼれ魔法使い3人組の活躍を描いた短編アニメーション。『トイレの花子さん』や『ギャグマンガ日和』の大地丙太郎が監督を担当した。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

旧エヴァ劇場版と同時上映した作品

原作であるゲームはクリアしましたが、3歩以内でモンスターと戦闘になる鬼エンカで苦行ゲーでした。

そんな本作でしたが、上手いことゲームのネタバレにならない程度にドタバタのジェットコースターな茶番劇といっていい内容となっております。

プレイした身としては、ゲーム内のアニメーションと同じ絵柄にして欲しかったけど、デフォルメされた絵柄も悪くなく、メンフィスのビジュアルには、思わず吹き出してしまうものがあり、塩沢兼人氏のシリアスなボイスとも相まってシュールな笑いを生み出しておりました。

終始コントのようなギャグも見られ、この後、重い作品が控えているだけに肩の力を抜く効果があったんじゃないかな。

わずか10分ながらテンポは悪くて、体感的に30分の感覚がありました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
どんぐりの家(アニメ映画)

1997年1月1日
★★★★☆ 4.0 (2)
12人が棚に入れました
漫画誌「週刊ビッグコミック」に連載され、身体障害者をテーマに取り組んだ同題コミックを約110分の長編劇場用アニメ化。原作者の山本おさむが脚本も手がけたほか、岡江久美子と原田大二郎、さらに森繁久彌ら錚々たる俳優陣も各キャラクターに声を吹き込んでいる。田崎家に生まれた長女・圭子は聴覚障害と知的障害を併せ持つ重度の障害児だった。耳が聞こえず、言葉もしゃべれない圭子の姿に苦しみとあきらめの念を抱く田崎夫妻。だがそれでも両親はゆっくりと確実に成長していく娘に命の輝きを見出す。ろう学校で先生や同じ境遇の家族たちと接し、互いに支えあう人々。圭子の卒業後も田崎夫妻は、多くの支援を受けながら障害児のための共同作業所「どんぐりの家」の設立を目指すのだった……。本作の実制作は亜細亜堂が担当し、監督は安濃高志が務めた。劇中には字幕が用意され、また終幕部分には実写映像で障害児のための施設とその生活風景も上映されている。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
たまごっちホントのはなし(アニメ映画)

1997年7月12日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
1997年の「東映アニメフェア」のプログラムの1本として『地獄先生ぬ~べ~』『キューティーハニーF』などと同時上映された短編映画。上映時間は約9分。1997年当時に大ブームを巻き起こしていた電子玩具「たまごっち」の世界観がベースとなっており、ふしぎ生物研究所のばんぞー博士により、「たまごっち」たちの起源が明かされていく。監督は劇場版『ドラゴンボールZ』『Dr.スランプ アラレちゃん』ほか、長年東映の劇場版アニメをを監督してきた橋本光夫。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
SPACE JAM/スペース・ジャム(アニメ映画)

1997年4月1日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
宇宙の果てにあるアミューズメントパーク、モロン・マウンテン。そこの重役スワックハンマーは、地球のアニメキャラクターたちを誘拐して働かせようと考えた。バッグス・バニーは彼らに、たかをくくってバスケットボールでの勝負を持ちかける。だが、相手はNBAの選手からパワーを奪ってパワー・アップ。慌てたバッグスは、現実世界からマイケル・ジョーダンを連れてこようとするが、当のジョーダンはバスケを引退し、野球選手を目指していた……。アニメと実写の合成による、いろんな意味で豪華メンバーの娯楽スポーツ作品だが、ストーリーや演出に面白みがあるわけでは無いので、NBAの選手や、俳優たちのことを最低限知っていないとさっぱり楽しめない作品。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
ポコニャン! 恐竜がうごいたニャン(アニメ映画)

1997年4月26日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
藤子・F・不二雄が潮出版社の幼児誌で連載していたマンガをTVアニメ化した『ポコニャン!』の劇場用作品。同時上映は『天才えりちゃん金魚を食べた』。社会見学に出かけたミキちゃんを追って恐竜博覧会場にやってきたポコニャンとユウちゃん。だが、ポコニャンが「へんぽこりんパワー」でティラノサウルスの模型を動かしたところ、ミキちゃんたちが襲われ大騒動となる……。監督は『ウルトラB』『オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』などの藤子不二雄作品の劇場用アニメを手がけてきた笹川ひろし。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
栄光へのシュプール -猪谷千春物語-(アニメ映画)

1997年9月13日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
1956年のコルティナダンペッツォオリンピックで、日本人初の冬季五輪メダリスト(銀メダル)となったスキー選手、猪谷千春の生涯をアニメ化した長編作品。和田 登・作の伝記『スキーに生きる』(ほるぷ出版・刊)が原作。物語的には、日本のスキーの振興に精力を傾けた猪谷の父・猪谷六合雄(演:大塚明夫)にも焦点があてられ、彼の指導の元で猪谷千春が一流のスキー選手になる過程が丁寧に描かれる。実制作を担当したのは虫プロダクション。監督は『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』ほかの監督を手がけた奥脇雅晴。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
機関車先生(アニメ映画)

1997年3月29日
★★★★☆ 3.8 (3)
9人が棚に入れました
人気作家・伊集院静香の同名小説をアニメ化にした劇場用作品。物語は、昭和30年代の瀬戸内海に浮かぶ葉名島を舞台に、北海道から臨時教員として赴任してきた、機関車先生こと、吉岡誠吾と島の子供たちとの交流を描いている。 監督は、『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』などのドラえもんの映画シリーズを手掛ける楠葉宏三が担当し、脚本を映画『就職戦線異状なし』などの福田卓郎が手掛けている。また、吉岡誠吾役には原作を書いた伊集院静が声優として参加している。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
アンドレとウォーリーB.の冒険(アニメ映画)

1997年8月22日
★★★★☆ 3.7 (3)
8人が棚に入れました
ピクサーの先駆けであるルーカスフィルムの
コンピュータアニメーション部門で制作された短編アニメーション。
製作に関わった多くのスタッフが後にピクサーに移ったため、
第1作目のピクサー短編作品として扱われている。
(アニメ映画『アンドレとウォーリーB.の冒険』
のwikipedia・公式サイト等参照)

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ピクサーの原点

この作品は、ピクサーのスタッフ達がルーカスフィルム時代
に制作した短編アニメだ。
このアニメの製作に関わった多くのスタッフが
後にピクサーに移ったため、第1作目のピクサー短編物
として考えられている。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
大自然の中で眠りから覚めたアンドレ。アンドレの目の前に、
突然大きなハチのウォーリーB.が出現。
ウォーリーB.の気を逸らして逃走を試みようとした
アンドレだったが、ウォーリーB.は猛スピードで追いかけてきて…。

まだ、ピクサーが誕生する前のアニメではあるが1980年の物にしては
クオリティの高い作品であった。脚本の部分に関しては
もう少し捻りが欲しいと思ったが、それ以上にCGの出来が
良かったので私は特に気にしなかった。

2分以内で終わり、尚且つ面白いわけではないため
気軽にはおすすめしにくいが、ピクサーの歴史を語る上では
重要な作品であると感じた。

暇な時に見てみるかくらいの心構えで視聴するのがいいだろう。
少なくとも、ここ最近のピクサー短編アニメと比較するのは
やめておいた方が良い。これが作られた時は、技術も予算も
まだまだ足りないのだ。負けるのは当たり前だ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
HERMES(ヘルメス) 愛は風の如く(アニメ映画)

1997年4月12日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
宗教法人・幸福の科学の総裁である大川隆法の原作をベースにした長編作で、古代ギリシアを舞台とする一大アドベンチャー世界が繰り広げられた。4300年前のギリシア。クレタ島シティアの王家に全ギリシアの王になると予言されたヘルメスが生を受ける。26年後、ヘルメス青年はアフロディーテ姫を妻に迎え、やがて王の座についた。天地創造の神オフェアリスから暴君ミノス王を智恵の力で倒すよう天啓を授かるヘルメス。ついにミノス王を倒すが。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
金魚の一生(アニメ映画)

1997年8月23日
★★★★★ 4.1 (2)
7人が棚に入れました
金魚を題材に実写とアニメを組み合わせて制作された約18分の短編作品。監督は松本清張の『ゼロの焦点』も映画化した犬童一心によるもの。第1章から第3章までの掌編で構成されている。金魚にゆかりのある天珍沼で生また一匹の金魚。これを小学生の三井少年が夜店の金魚すくいで手に入れた。三井少年は妹のカナとともに金魚を飼うが、やがて兄妹の興味は新顔のミドリガメへと移っていく。カナは金魚を友だちのさっちゃんへ託し、任せられたさっちゃんも金魚をヒロシと名づけて可愛がるのだったが……。本作は元々キリンホールディングスの芸術文化支援活動事業であるキリンコンテンポラリー・アワードで受賞された1993年の自主映画作品だが、1997年に同じ犬童監督の『二人が喋ってる。』とともに一般公開された。

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

金魚の一生

2020.9.8 視聴完了。

18分の映画らしい。
実写部分がかなりあって、これをアニメと呼ぶのに
私は抵抗がありますね。

内容としては、こういうことはあったかも
しれないなと思わせる。
でも、ちょっと不憫かな。

金魚にしろミドリガメにしろ
上手に育てるとかなり大きくなるそうですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
天才えりちゃん金魚を食べた(アニメ映画)

1997年4月26日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
6歳の少年・竹下龍之介が1991年に発表し、第8回福島正実記念SF童話大賞を受賞した絵本が原作のアニメ映画。5歳下の妹を主人公にしたSFファンタジーで、ストーリーは表題作と第2作「天才えりちゃん月へ行く」を合わせたものになっている。兄妹の父母役で、阿部寛、松坂慶子が声優を務める。 お祭の金魚すくいでえりちゃんの手に飛び込んできた赤いデメキン・ピオは、ミルク好きの変な金魚。そしてピオを連れ帰った翌朝から、おかしな出来事や事件が起こり始める。雨が降りそうになるとえりちゃんの髪が逆立つようになったこと。猫に襲われたピオを助けようとしたえりちゃんがピオを飲み込んでしまったこと。さらにある日、サツマイモを食べ過ぎたえりちゃんは、オナラで月へ飛んでいってしまう。

計測不能 15 1997年度アニメランキング15位
キャッツ・ドント・ダンス(アニメ映画)

1997年3月26日
★★★★★ 5.0 (1)
4人が棚に入れました
時代は1939年。『風と共に去りぬ』が上映されていたハリウッドの黄金時代である。

アメリカ・インディアナ州コーコモー出身の田舎者の若者ネコ・ダニーは、金は無いが持ち前の歌とダンスの才能を持ち、映画俳優になる夢を抱いてハリウッドへと旅立つ。

しかし、夢にまで見たハリウッドで彼が目の当たりにしたものは人間からの偏見と差別に晒され、砂を噛み締めながら底辺で生きることを強いられている動物たちの悲しい姿だった。才能があるにも関わらず人間の役者よりも遥かに低い扱いしか受けず、小道具程度の役しか貰えない動物たち。それでもダニーは決して諦めることなく仲間たちを奮い立たせ、共に夢を追いかけていこうと奔走する。

そんな彼らの元に、「アメリカの恋人、子供と動物の友達」のキャッチコピーを持つハリウッドの超大物子役スター、ダーラ・ディンプル主演のミュージカル映画「ノアの箱舟」への出演オファーが舞い込む。大きなチャンスと話に乗ったダニーだが、それはキャッチコピーと満面の笑みとは裏腹に、我がままで性悪な本性を持つ動物差別主義者であり、目障りなダニーたちを追い出そうと目論むダーラの仕組んだ罠だった。企みに乗せられて撮影現場をめちゃくちゃにしてしまったダニーは追い出され、ハリウッドへの出入りを禁止されてしまう。

失意の中、帰り道のバスの窓から「ノアの箱舟」のプレミアム試写会の看板を見たダニーは、一計を案じて町へ引き返し、プレミアム試写会の招待状に細工をして、仲間たちを会場に呼び寄せる。そして試写会の余興として、自分たちでミュージカルショーを演じて人間たちをあっといわせてやろうともちかけるのだった。ダニーの熱意、そしてまさに今目の前に訪れた最大のチャンスに奮起した仲間たちは、ダニーと共についに夢に見た晴れ舞台へと立つ。ダーラの妨害もことごとく彼らの演技を引き立てる結果に終わり、全力のパフォーマンスを演じきったダニーたちに惜しみない賞賛の拍手が送られる。

こうして、ダニーたちは人間たちに認められて映画デビューを果たし、スターへの道を上り詰めていくのだった。醜い本性を露わにしてしまったために掃除婦に落ちぶれてしまったダーラとは裏腹に・・・・・・。
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