2014年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVA一覧 69

あにこれの全ユーザーが2014年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番の2014年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

71.0 1 2014年冬(1月~3月)アニメランキング1位
夏目友人帳 いつかゆきのひに(OVA)

2014年2月5日
★★★★☆ 4.0 (510)
3560人が棚に入れました
新作OVA「いつかゆきのひに」と、神谷浩史(夏目貴志役)、井上和彦(ニャンコ先生役)他メインキャストが出演する舞台「SOUND THEATRE × 夏目友人帳 ~集い 音劇の章~」の2つのコンテンツが1つのパッケージとなって登場します!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妖を見ることができる少年・夏目貴志と、招き猫の姿をした妖・ニャンコ先生とが繰り広げる、妖しく、切なく、懐かしい 感涙のあやかし譚。

第6期の作品である『夏目友人帳 陸』の視聴から2年…
久々に夏目友人帳の世界観に触れたくなり視聴を決めました。

決して泣かせにくる作品ではありません。
それなのに胸の熱さ、高鳴りが少しずつ増していき、気が付いたら涙が頬を伝っているのは、この作品の持つ優しさ…切なさ…全てにおいて愛おしさが感じられるから…
このOVAはテレビ本編1話分の尺の長さです。
それでもこの作品の世界観に浸るには十分過ぎる尺の長さだったと思います。

ある雪の日、夏目は小さな雪だるまのような妖と出会う。
その妖はあたたかいものを探しているというが、夏目には何を探しているのかがわからない。
モコモコと名付け、話を聞くと、夏目の家にはたくさんのそのあたたかいものがあるという。
モコモコが触れたものは全て凍ってしまうため、寒い寒いと嫌がるニャンコ先生を尻目に、夏目はモコモコの探し物を一緒に探しにいくことにする。

ニャンコ先生の「また余計な事に関わりおって…」という台詞が飛んできそうなこの展開…
モコモコはとても大切なモノを探していると言っていました。
でも何を探しているか分からない…思い出せない…
そんな四面楚歌に陥った妖を見捨てるほど、夏目は薄情ではありません。

でも、薄情な方がモコモコのためだったんだろうか…
という考えが思わずよぎってしまうほど、展開が切なすぎるのです。
これまでどれだけの時間、探し物をしてきたんだろう…
大切なモノを見つけるために、どれだけの努力を重ねてきたのだろう…

モコモコは満面の笑みでした…
次の瞬間、画面一杯に広がるのはモコモコが掴み取った大切…
ですがこの展開はあまりにも儚過ぎです。
ただ一つ言えるのは、見惚れるほど綺麗だったこと…
これだけは確信しています。

2年振りなのに…準備体操のままならないまま、全力疾走を強いられた感じでした。
でも、視聴して良かったと思いました。
他の夏目シリーズ同様、優しさに溢れていましたから…
引き続き、「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

寒空の下でも、心温まるお話。

全1話(約22分)のOVA。

ニャン子先生を軸とした「笑い」成分が1つめの見所で、
いつ見ても程良く笑えます。

さらに、人間と あやかし が、お互いに(実体のない)探し物をする様には心が温まり、
雪だるまのような姿のあやかしが{netabare}終盤に目的を果たし、消えてしまう{/netabare}様は、
『蛍火の杜へ』を観た時と似たような切なさを感じた。

まさに、夏目シリーズの要素が、縮図のように込められている22分でした。


作画は前から観ているシリーズと違和感なし。
EDの背景映像は本物の押し花なのだそうで、制作陣のこだわりを感じました。

OP曲は無く、EDは音楽は歌詞のないBGMです。

登場したことのあるキャラが多いので、
夏目シリーズの作品を視聴済みのほうがより楽しめることは確かですが、
逆に、観たことがない方は、夏目シリーズの雰囲気を掴むのにちょうど良いかもしれません。
いずれにしてもオススメです!


なお、DVDには抱き合わせで「はじめてのおつかい」も収録されており、
笑い成分が強めのエピソードになっていて、とても楽しかったです。
※こちらは「いつかゆきのひに」ではないので、評価には含めていません。
正確な時間は覚えていませんが、20分程度の尺だったと記憶しています。


※2014/12/08下書き、2016/10/08通知を送信せずに投稿。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

雪だるまの妖怪が探しているものは…

最初から最後まで心が癒されて温まります。

最初は塔子さんが物置となっている部屋で何かを探している様子でした。

塔子さんが夏目に話しかける一言一言が癒されます。
特別なことを話しているわけではないのです。日常のありきたりのことを話しているだけなのですが…、
あんな穏やかな話し方で優しく話しかけられたら、それだけで安心します。

そして、その日に夏目は雪だるまの妖怪に遭遇します。
雪だるまの妖怪は、何かを懸命に探しています。
キラキラしていて温かいものだそうです。それが何なのかは妖怪自身にもわかりません。

雪だるまの妖怪が言うには、夏目の家にも温かいものがたくさんあると言っていました。但しそれは雪だるまの妖怪が探しているものとは違うとのことでしたが…

次の日、夏目は、雪だるまの妖怪を手伝おうとします。一緒に探してあげようとします。

すると…

とても癒される結末でした。


ところで、雪だるまの妖怪が言ったように、私も夏目の家には温かいものがたくさんあると感じます。
あなたも感じませんか?

塔子さんの優しさ、滋さんの優しさ、夏目の優しさ。みんなとても温かいものです。
雪だるまの妖怪にも、きっとそれがわかったのでしょうね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

69.3 2 2014年冬(1月~3月)アニメランキング2位
リトルバスターズ!EX(OVA)

2014年1月29日
★★★★☆ 4.0 (315)
2421人が棚に入れました
秘宝を探して迷宮を探索している理樹と沙耶は、地下5階に足を踏み入れた。
沙耶の正体は謎のままだったが、いつしか理樹は彼女を愛おしく思うように
なっていた。
だが、なんとなくいい雰囲気になったふたりの前に、巨大な動く石像が
立ちはだかる!
沙耶は銃を抜き、理樹は知恵を絞って攻略法を考える。
次々と出現するトラップ。
その先には一体何が待っているのだろうか?
最終決戦の場が近づきつつあった―――。
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

佐々美編完結 猫になった少女の話

あらすじ


ある日学校にノートを忘れた
主人公の直枝理樹が学校に入ると
学校で銃撃音を聞いた直後に
誰かに背後から組み伏せられてしまった

そして背後の相手から
「振り返らず走って正面の出入り口から出ろ」
といわれそのまま従う理樹
しかし銃声を聞き学校に戻ると
さっきの場所に生徒手帳が落ちていた

その生徒手帳には朱鷺戸沙耶と書かれていた
その娘に生徒手帳を返すと
朱鷺戸さんからメールで屋上に呼び出された
そして朱鷺戸さんに屋上から突き落とされるが
真人に助けられ九死に一生を得る

そしてそれからも沙耶に命を狙われ続ける
それを何とか逃げ切る理樹だったが
部屋に戻ると沙耶がいて
沙耶がスパイだということを聞かされ
沙耶から協力を求められる
闇の執行部という謎の影から
逃げるため理樹は沙耶と手を組むことを決める

そして沙耶と協力して隠された地下に行き
隠された秘宝を見つけるための冒険を始める



感想


あらすじというか1話まるごと紹介してしまったが
この地下の冒険というのが沙耶編の主な舞台である

これはリトルバスターズrefrainのDVD/BDに
特典としてついているOVAです

これが観たいがために
僕はBDを買いました!

内容構成は
沙耶編が4話、佐々美が2話、佳奈多が2話
だったと思います


(沙耶編)


これはちゃんと全部見れば
本編との関連性がわかると思う

だから1期と2期を見てから
見てほしいと思う
 
原作をやった時refrainの別れのシーン
以外で一番感動したのが沙耶編だったから
本当にアニメ化は期待してた♪


沙耶編は感動すると思うので
本当に見てほしいです
今のところ沙耶編は3話まで出ています

沙耶編のわからないところなどの
解説は4話すべて出たら書こうと思います


そして一つ言っておきたいのですが
AngelBeatsに似ていると感じる人がいると思いますが
作者は同じ麻枝さんな上に
沙耶編はAngelBeatsを作るきっかけになった物なので
パクリなどではないのでそこの所を理解してほしいです

沙耶編はあと1話なので楽しみです
物語もクライマックスで沙耶編の
真実がとうとう明らかになります



そしてついに4話が
放送というか発売されましたね

リトバスはどのキャラも
可愛くて好きなんですけど
沙耶が一番好きです♪

Key作品だと毎回言ってるんですが
音楽がやっぱり良いですね!
特に沙耶編のSaya's Songは良いですね♪


沙耶編は原作も長くて
まとめるのはとても大変だったと思うのに
結構うまくまとめていると思う
本当なら12話かかってもおかしくない話だと思う


ただ原作のほうがやっぱり
色々細かく描かれており
わかりやすいし感動も大きいので
アニメで興味を持ったら
原作もやってみてほしいと思う

リトルバスターズ!のゲームは
いろんな機種に移植してるので
ゲーム機持ってたらやってみてほしいですね


とりあえず4話で沙耶編は
終了ですがこれからも
佐々美と佳奈多の話があるので
そちらも楽しみです


そしてここからは
カットされてわかりにくい所を
僕なりに解説してみようと思います
これはネタバレになるんで隠しておきます
ちゃんと4話見てから見てください

{netabare} ~

解説といっても
原作でもちゃんと言ってるわけではないので
あくまで僕の考察として参考までに見てほしいです

まずRefrainの方でも
書いたのですが
この世界は人の思いで
できている世界だとゆうこと

そして主に世界を作っているのは
理樹と鈴を除く8人ですが
今回はその世界に
沙耶が紛れ込んでしまったというわけです

沙耶と言ってますが
4話で明かされいたように
本名は「あや」です

朱鷺戸沙耶というのは
彼女が現実世界で父親に連れられて
戦地を巡っていた時に
日本人ボランティアにもらった
って言ってましたが
ゲームだと確か日本人観光客が渡していたような?

そこはまぁ置いておくとして
そこでもらった本というのが
恭介も愛読してる「革命学園スクレボ」です!
多分設定とかはその本のマネをしていると思います
設定にそって完璧に振舞おうとしてますが
途中で天然で奇行に走ったり失敗してしまうのが
彼女の可愛いところであり本当の素の部分なんでしょうね

最初の理樹を殺そうとしてるシーンなんかも
ただ漫画どうりしてるだけで
本気で殺す気はないのです

アニメではわかりにくいですが
あの地下迷宮は沙耶が作ったものだと思います
原作だと最初の仕掛けなんかは
全部偽物で安全だったのですが
途中から本物になって驚くシーンなど
ヒントがあったんですがカットされてます

たぶん沙耶は恭介の計画になかった
イレギュラーな存在で
このままイレギュラーな彼女がいたら
この世界が崩壊するかもしれない・・・
だから恭介は闇の執行部
もとい時風瞬の役になって
沙耶をこの世界から出そうとします

沙耶は何度も死んでいて
何度もダンジョンを繰り返しているのですが
その仕掛け本物の罠は恭介が作っています
ダンジョンは沙耶が作った世界ですが
途中から恭介が明らかに介入しています

でも恭介も彼女が青春を
送ることができなかったのを
知っているので強制的に追い出すことを
しませんでした

わざと沙耶の遊びに付き合って
ラスボスとして立ちはだかったのでしょう
そして最後の彼女の望みも
受け入れたんでしょう


沙耶がなぜこの世界に入ることが
出来たのかこれも謎ですが
家が山奥にあり
沙耶が土砂崩れで死んだのですが
おそらく沙耶が死んだ場所が
理樹たちが死にかけた場所が同じだったから
と思います

死んだ沙耶はおそらく
捜索されたが見つからず
あの場所で生き埋めになったと思います
そして理樹たちが同じ場所で
死にかけてあの世界が作り出されたので
入ることができたのではないかと・・・

そしてなぜ「革命学園スクレボ」と
同じことをしようとしたのか?
それは遊ぶため、恋をするためでしょう
あやは友達も恋人も作れずに
死んでしまったから…

そしてなぜ理樹にしたのか?
これは現実の子供のころに
一緒に遊んでいたためらしい
その時に既に理樹に惹かれていたのでしょう


そしてここからは一番の謎
ラストのシーンの所ですね

まず、なんで沙耶が秘宝を「生物兵器」としたのか。
これは「終わらせるため」ですよね

沙耶自身この世界に居てはいけないと
理解していたのでしょう
でもゲームをクリアしないで投げ出したくはない
(求めていた青春を中途半端な形で終わらせたくはない。
 悔いを残したくない)ため、
途中で自害できない=最後の最後で死ぬために、
その決意が揺るがないために、
「生物兵器」にしたんだと思います。

結局、自害の道を辿るわけですが、
それはゲームをクリア(求めていた青春をやりきった)から
ではないでしょうか。
そのため、悔いを残さないため、理樹と遊んだり
恋をしたりしたんだと思います

そして、「死ぬ」ということは、
虚構世界を「抜け出す」ということです。
虚構世界で死んだ「沙耶」は「あや」になります。
そこに当然肉体は存在しない。
なぜなら、現実世界でも死んでしまっているから。

最後に恭介のいっていた「タイムマシン」とは。
これは、恭介の優しさではないでしょうか。
だからこそ、ただ死んでしまうのではなく、
可能性があるなら、という思いだったんではないでしょうか。
その可能性にかけて「タイムマシン」にしたんではないかな、と

正直、原作を見ている限りでは
沙耶は死んでしまったのでないかと思っていました
原作だとよりそれっぽい表現で描かれていましたし
それに沙耶自身も
「私と出会うルートはBADENDしかないの・・」
と言っていたので最後のシーンは
『沙耶が死ぬ間際に見た夢』
そうだったら良いなという
願いだったのではないかと・・・

だから恭介の言ったことは
その可能性もあるという
優しいウソだったのではないかと
理樹を思いやった言葉だと思っていましたが

アニメの演出をみると
もしかすると本当にタイムマシンにして
時を超えて戻ることが出来たのではないかとも
それは沙耶が元々時を超えて
この世界にやってきているので
そうゆう可能性もあるのではないかと・・・
なんでも出来る世界の話だから
もしかしたら本当に作ることが
出来たのかもしれない


どっちを信じるかは
あなた次第ですが
僕はどうせなら
ハッピーエンドだと信じたいですね
結局真相は明かされてませんし
どう解釈しても自由ですから

というわけで
沙耶編の解説は
一応終わりです

これでもわからなかったら
質問してください

{/netabare}


(佐々美編)


まずは本編の時から随分たつので
笹瀬川佐々美というキャラを
覚えて無い人もいるかもしれないので
紹介から書いてみようと思います


ソフトボール部のエースで4番バッター。
一方的に鈴をライバル視しているが、
鈴からは気に留められていないらしく片想い状態。

気位が高く、「〜ですわ」「ごきげんよう」などといった
お嬢様口調が特徴。いつも取り巻きを連れて行動している。
謙吾に憧れておりアプローチ中だが、
当人は彼女に苦手意識を持っている。

小毬のルームメイトであり、前年度は同じクラスで、
今でも「さーちゃん」と呼ばれている。
周りにはあまり知られないようにしているが、
小動物をかわいがっている。

しかし、猫(特に黒猫)は嫌いらしい。
なお、鈴の髪型が猫の尾をイメージして
デザインされていることとの対比で、
彼女の髪型とリボンは長毛種の猫の耳をイメージしている。
早口言葉のような名前のため、
鈴などによく名前を間違えられている
(佐々美自身も噛んでしまうことがある)



ここから
感想に戻りますが


2話では短くないか?
と思っていたが
元の本編も短めな為か
それほど違和感なく見れた

だがやはり色々な所が
カットされていた為
原作に比べ感動が薄くなっており
残念だった


真人のギャグシーンなんかも
カットされてて残念だった
結構面白くて好きだったんだが

それに佐々美の他のメンバーとの
会話とか可愛い姿とかも
あったんだけどな


あとは謙吾を好きになった理由が
明かされていたんですが
そこもカットされてましたね
結構重要なんですが
時間上仕方ないんですかね…


佐々美が1年の時
先輩にいじめられてユニフォームを
川に捨てられていたのだが
謙吾がそれを届けてくれて
それが理由で惚れるのだが

実はそれを見つけたのは理樹で
ずぶ濡れになりながら
拾い上げたのだが
濡れたまま渡すわけにいかず
着替えるというわけで
謙吾に代わりに届けてもらったのだ


だが原作だと告白シーンがよかったのに
それカットは無いでしょう・・・
あの演出でも分かるんだけどちょっとね・・・

佐々美は好きだからこそこの世界から理樹を帰そうとします。
そして好きだからこそこの世界に戻ってくる理樹。
なんだかんだ言ってアニメでも
このシーンとその後の猫とのシーンは感動した

でも猫の独白がないため
いまいち猫の考え感情が伝わらず
感動が弱くなっていると感じた


酷評気味になったんだが
アニメもそこまで悪くない
ただ原作が良いので
どうしても期待が大きくなってしまう
所為だからだと思う

なんだかんだ
言っても楽しめたし
良かった



ここからは
解説するほどじゃないが
一応説明を書いておきます

{netabare} ~

舞台は2学期の10月後半
本編が終わった後の話ですね
理樹たちが気付いた時には学校は虚構世界の中

それを作り出したのは
佐々美が昔飼っていた黒猫
昔、行方不明になってから
野良猫となりずっと何年もささみを探していた

ついにささみのいる学校に辿り着いた
そしてささみに気付いてもらうべく
ずっと後を着いて回った


そして猫は生き抜きある学校に辿り着きます。
そこで佐々美を見つける猫。でも気がつかない佐々美。
気付いていたかもしれないが
それを認めたくなかった
それは黒猫を残して来てしまった自分を
許せていなかったから
もう黒猫は過去の辛い出来事の象徴になっています



まず恭介は就職活動で居ないんですが
原作だと電話でなんとか
現実世界から連絡をとり
この世界の謎を解くヒントを与えていました

「誰かが見ている夢」が形になったような世界だと。
現実世界の恭介は「今は眠っているはず」と。
現実世界とは時間の流れが違い,実際には一晩の出来事なのか。
鈴と小鞠が夢の中で恭介にこの件を伝えています。
退場者が出るのは異変に気がつくものが出てくると,
世界が維持できなくなるからということです
猫一匹では世界を支えることができないということですね


アニメだとあっさり理解してたが
恭介たちの協力があって
始めて気づけたのだ


それに事情を話していない人も
いつの間にか消えていて
そこもあっさり進みましたが
実は謙吾以外は
すでに気づいて消えています

まず真人と小毬には
事情を説明したんですが
アニメだと真人に話してましたっけ?

それで小毬がいなくなった事で
鈴が心配して鈴にも話して消えていく


姉御は何も接触してないですが
いち早く気づいて
事情を察して消えています
姉御はさすがですね

美魚も影を見たときに
猫の影が濃いことに
気づいてそれで消えます

他のメンバーの所も
カットされていますが
クドとはるかには相談して
それで消えてしまいます

でも寿命が近づいたのか
世界を一人で支えられず
ルールがなくなり
モブのキャラなども
事情を話していないキャラ達も
ほとんど消えてしまい

理樹と佐々美と謙吾以外は
消えてしまう事になる

あとアニメで謙吾は
佐々美の言葉を
聞こえていましたが
原作は確か聞こえていなかったはず


それから黒猫がこの世界を創っていたことに気がつく理樹。
言葉では伝えられないので夢の断片的なイメージで
理樹にメッセージを送っていました。


猫はそれを佐々美に伝えたがっていましたが,
以前の辛い思い出からそれを拒否していました。
それで佐々美は猫に変身するようになっても
その理由に気がついていません。
代わりに猫からのメッセージを受け取る理樹。


そうこうしている内黒猫の寿命がきた
佐々美に気づいて欲しい,
その願いで死の間際にこの世界を創りだしていました。

猫が佐々美と一体化していたことは
美魚が指摘した濃い影に示されていました。
猫が送るメッセージを佐々美が拒否していたため,
それが近くにいた理樹に伝わることに。


しかし一人(一匹)で虚構世界を維持するのは難しい
だからどんどん退場させていった
だがそれも長くは持たず

最後についに猫と再会。
最後の別れの時
やっと黒猫と向き合えて
残された時間を昔のように遊んで過ごす

そして別れの時
猫の夢が叶うことによって
夢は醒め現実世界に
猫を自分の手で弔います。

そしてゲームだとリトルバスターズに
掛け持ちで入部して
そしてエンディングへいったのですが

アニメだと本編の続きということで
佐々美と恋愛にしたくなかったのかも
知れませんね
鈴がいましたし・・
まぁゲームと違うのは
しょうがないですし
別物として楽しみましょう


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 50

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

見なきゃ損する系の作品

このシリーズの第2期に相当する「リトルバスターズ!〜Refrain〜」を視聴したのは、今から約9年前…
ですが、「かぎなど」のシーズン2を視聴する前に見ておきたいと思い視聴しました。

完走して振り返って思ったこと…
3人の女の子に焦点を当てた作品になっているのですが、このEXシリーズでしか深掘りされていないキャラばかりなので、タイトルにも記載しましたが、完全に「見なきゃ損する系の作品」でした。

一つ目が朱鷺戸 沙耶(ときど さや)の物語です。
TVアニメ版第1期ではモブキャラとして登場しましたが、第2期には登場しないというレアキャラの物語です。
EXシリーズ全8話のうち、半分の4話もの尺を割いて描かれていました。

物語の内容は是非本編を視聴して確認頂ければと思いますが、タイトルと公式サイトに記載されているキャッチフレーズが状況と心情の心変わりをしっかりと表してくれています。

第1話:「諜報員 朱鷺戸沙耶」
    あなたはこれから死ぬの。可哀そうに。
第2話:「迷宮の二人」
    うう…。あなた、じわじわくるわね……。
第3話:「闇の執行部」
    もし、今回の任務が終わったら……デートに誘っていい?
第4話:「いつか、どこかで…」
    どうか、ぼくたちにこの一瞬。その永遠を……ください

そしてこの物語のメインヒロインである「朱鷺戸沙耶」ですが、正直メチャメチャ良きです。
CVが「Angel Beats!」のゆりっぺも演じた櫻井浩美だったというのも背中を押していると思いますけれど…
正直メインキャラに勝るとも劣らない強さと美しさを兼ね備えています。
因みに麻枝さんが「リトバスの全キャラ中で、自身のお気に入りキャラクター」とコメントされていましたが、そう思うのもメッチャ納得できました。

正直第3話くらいから涙腺がヤバいです…
そして第4話でしっかり涙腺が崩壊しました。


二つ目は、笹瀬川 佐々美(ささせがわ ささみ)の物語です。

第5話:「佐々美、猫になる」
   このわたくしに二度も! 二回も! 辱めをっ……!
第6話:「誰かが願った小さな世界」
   こんなご褒美くらい、あったっていいと思うんだ。それがこの世界の意味なんだから――。

これだけで、何となく物語の展開は想像できそうな感じ…
でも、これだけの情報があったとしても真相は実際に視聴しないと絶対に分からないと思います。
誰のどんな願いが隠されているのか…そして、その願いにどのように寄り添うのか…
お嬢様口調の女子はどちらかと言えば得意な方ではありませんでしたが、それを含めて好感度が爆上がりです。
やっぱり、独自の物語が描かれると印象はガラッと変わるモノなんですね。


最後は二木 佳奈多(ふたき かなた)の物語です。

第7話:「佳奈多の秘密」
第8話:「僕たちの絆」
   だからこそ、手を繋ぐんだ。手を差し出すんだ

「佳奈多の秘密」なんて意味深なタイトルですよね。
この物語では、その秘密を深掘りすることになります。
秘密と言ったって、やましいことや破廉恥なことばかりではありません。
心の傷やトラウマが鬱積して口に出せなくなることも秘密に含まれると思います。

普段は冷静で融通の利かない堅物、授業の予習復習を欠かさず真面目な努力家という印象が強いですが、この秘密に迫ることで彼女の本心が見えてくることになります。
最終話は「僕たちの絆」というタイトルに相応しい内容だったと思います。
やっぱりリトバスはこうじゃなくっちゃ…!

オープニングテーマは、Ritaさんによる「Little Busters! EX」
エンディングテーマは、鈴湯さんの「目覚めた朝にはきみが隣に」、Liaさんの「Saya's Song」、Ritaさんの「Alicemagic -Rockstar Ver.-」と「Alicemagic -TV animation ver.-」

全8話の物語でした。
この作品でしか深掘りされないキャラの物語はファンなら必見であると共に、Key作品らしい「泣き」の要素も満載でした。
どのヒロインも魅力的でしたが、敢えて推すならやっぱり朱鷺戸沙耶かなぁ…
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

アルカット さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

遂にアニメ完結。本編より面白い。

素直に私はそう感じました。
(半年かかりましたね。ようやく佳奈多ルートまで終了!)


□1~4話まで観て□
 沙耶ルート全4話まで見ましたが、沙耶のキャラが可愛くてしょうがないw
 さて、沙耶といえばOVA等での見切れ芸や、名曲「saya's song」で有名ですが、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

 沙耶ルートだからという事も有りますが、本編よりアクション性がずば抜けて強く、動きが良くて楽しめました。
 見終わったらあなたもきっと沙耶が好きになるでしょう。

残りの佐々美・佳奈多の話も楽しみです。


□5・6話を観て□
 佐々美ルートまで視聴終了。本編では適当な扱いを受けていた佐々美の可愛い一面が垣間見えるキレイなお話でした。猫好きの方は必見(?)。

 私自身、佐々美のキャラ順位は正直低かったのですが、これを観てグググン↑↑っとアップしました♪
 少ない登場人物や、2話と少ない話の中でも上手くまとまったのではないでしょうか? しかし、ねっこねこのぬっこぬこでしたね(笑)

 次は、佳奈多ですね!本編ではストーリーの関係上、結構なツンツンさんでしたが、どうなるか本当に楽しみです。


□7・8話を観て□
 ついに、エクスタシー最終章・佳奈多ルートが完結しました。
本編でも描かれていた、佳奈多とハルちん姉妹の強く固い絆に、観ていてこちらも胸が熱くなりました。
私にも兄がいるのですが、ああいう関係を築けたら最高だなぁと思いました。



~総評~
 沙耶・佐々美・佳奈多、どのルートもそれぞれ良い味を出していて見応えが有りました。
 個人的には、やはり全4話と他よりも2倍楽しめた沙耶ルートが面白かったです。「エンジェルビーツ」風のアクションは、こちらもアニメの世界に入り込んだような感覚が楽しめますねw


 本編1期の、2クールかけての自己紹介で退屈したという方が、リアルでもネットでも多かったのですが、このエクスタシーは間違いない作品だと思います。是非、手持ちに余裕がある方は手に取ってみてはいかが?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

67.0 3 2014年冬(1月~3月)アニメランキング3位
Junk Head 1(Webアニメ)

2013年12月31日
★★★★☆ 4.0 (16)
54人が棚に入れました
遠い未来、遺伝子操作により長寿を得た人類は代償として生殖能力を失った。クローンとの対立から1200年後の世界。人類は下層で生きるクローンの生態調査を始めた。

ぺし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

上層と下層の邂逅

《あらすじ、公式サイトより抜粋》
遠い未来、人類は地球全土の化学物質や、オゾン層破壊による紫外線などの影響で遺伝子の崩壊が始まり滅亡の道を歩んでいた。

影響を避ける為に生活圏を地下に広げていたが地下に閉じ込められていた太古のウィルス感染により人口は1/10迄に減少。しかし、ウイルス遺伝子を利用した遺伝子組み換え技術の開発により、人類は不死と言える寿命を得た。

人体は分子レベルで無機物に転化し、呼吸も血液循環も必要無く微弱な電気刺激さえあれば頭部のみでも生存が可能になっていた。

しかし、遺伝子操作により長寿を得た人類は代償として生殖能力を失った。

上層から下層に送られたカメラに偶然発見された、生殖機能を持ち得る可能性のある個体の遺伝子情報を調べる目的で、下層へと主人公は送られる。しかし、その最中に何者かによる攻撃を受け、その影響で記憶を失ってしまう。

最近web短編は個人的に佳作止まりだったので、久しぶりに面白い作品を見つけました。出てくるキャラクターは元は全て人間なのだが、その見た目を保っているものは誰一人として出てこない。中には怪物のような見た目になっているものもいました。こんな風に進化(進化と呼べるかは謎)する可能性もあると思うと嫌ですね(笑)

ストップモーションで作られているらしいですけど、これを作るのって凄まじい労力が必要だと思います。仕事の合間に4年間かけて制作したそうですが、尊敬の域に達しますね(*_*)

三部作の予定で、現在パトロンさん募集と平行して続編を制作しているとの事です。
you tube等で公開されていて、時間は30分ぐらいです。
個人的にかなり面白かったから、続きはよ(/--)/

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人類繁盛

堀貴秀監督作品、
コマ撮り撮影による自主短編映画。
傑作カルトのSFストップモーション。

人の想像力はすごい、
そこに無限の可能性がある。
ものづくりにかける情熱がすごい。

遠い未来、
遺伝子操作により長寿を得た人類は、
代償として生殖能力を失った。
環境悪化により地下で暮らす人類は、
さらに下層に住むという、
生殖能力を持つ生物の調査に出かける。

凄まじいディストピアだ。
そして悲しいかなこの未来は正しい。
人口増加による食糧問題・ゴミ処理問題、
人類は克服、出来るのでしょうか!?
月へ出るか、海を埋めるか、地下へ潜るか。
{netabare}この作品では地下を選択している。
それによりほとんどの生物の目が退化してる。{/netabare}

こちらは初期の試作版、
評価点もそこそこに抑えます。
まともに書くと計測不能でしょう。

興味がある方は、ぜひ貴重な映像体験を。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

オパマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ガラクタ通りのステインと同じ香り

グロいし、不条理なんだけど、世界観に馴染めると映像がクセになる。惹き込まれる。パワーがある。

コマドリ撮影の手間もさることながら、スチームパンク的、退廃的世界を構築する背景セット、ギミックに圧倒される。
ミニチュアを閲覧するだけでも価値のある作品。

惜しむらくは物語終盤を予定調和にして欲しくなかった。
製作に7年かかってるとのことだから、たぶん当初の構想とは違った展開にしたのではと思う。
不条理を突っ走ってもらいたかった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

64.6 4 2014年冬(1月~3月)アニメランキング4位
クロスロード(Webアニメ)

2014年2月25日
★★★★☆ 3.9 (130)
551人が棚に入れました
塾もない離島から大学進学をめざす女子高生の海帆(みほ)とアルバイトをしながら受験勉強にはげむ都内在住の男子高生、翔太。
「Z会の通信教育」を通して、知らない間に人生が交差していく2人の物語。
――「クロスロード」は15秒/30秒のCMとしてテレビで放送。120秒のフルバージョンをweb限定で視聴可能。
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あにこれアニメ夜話  「新海誠作品」  雀犬×ワドルディ隊員×sekimayori×takarock

このレビューは雀犬、ワドルディ隊員(ワド)、sekimayori(seki)の3名と私(taka)が
「新海誠作品」について語ったものであり、
『クロスロード』のレビューではございません。
従って、評価点はすべて3.0にさせて頂きます。

『天気の子』をはじめ、過去の新海誠作品のネタバレに触れるものも含まれているので、
閲覧の際はご注意ください。


{netabare}(本来は私を含めて5人の予定だったが、一人無断欠席のアクシデント発生w)

taka:一応本題に入る前の前口上とか考えていたけど、新海誠作品の雑談でもしようかw

seki:超絶面白い前口上やってくださいよー(ハードル上げ)。

taka:もう始まっていた形式でw
ワド隊員さんは『天気の子』観てないんですよね?

ワド:はい、未視聴です。

taka:今日は超絶ネタバレ全開なので!
(※事前の了承を得ています)
周りの評判とか聞いてどうです? 苦手そうですか?w

ワド:『天気の子』の件ですが、苦手な部類に入るのは間違いないかと。
あにこれ以外のレビューを見た際、
ある作品と展開が似ているというのを目にしたので警戒心が芽生えてしまったのです…

taka:ズバリ、『雲のむこう、約束の場所』ですねw

ワド:はいw

taka:実は分析すると結構違う点もあって・・・って話から始めるかw

雀犬:大丈夫ですよ。
『雲のむこう、約束の場所』で何度となく寝落ちした私が絶賛するくらい
『天気の子』は良かったです。

taka:sekiくんはどう思った? 『雲のむこう、約束の場所』と比べて。

seki:うーん、『雲のむこう、約束の場所』よりも
作品としての視野が広くなった気はします。
単純に、世界設定がほぼ現実に近づいたせいかもしれないけど。

taka:『君の名は。』くらいからエンタメ寄りになったなんて言われているけど、
以前と比べて外に開かれた作りにはなっている気がする。
その転機になったのは『星を追う子ども』かなと今回新海誠作品を見返して思った。
ワド隊員さんの好きな!w

seki:ワドさん『星を追う子ども』がお好きなのか!
僕あれ観てないんですよね…

ワド:まあ、好きな部類ではありますけどw
どちらかといえば『言の葉の庭』の方が好きです。

雀犬:『星を追う子ども』は、ジブリ探しに夢中でどんな話だったか覚えていない。
あ!『ラピュタ』見-つけた! みたいな映画だった気がする。

ワド:『星を追う子ども』、ジブリの二番煎じと言われても不思議ではないかと。

雀犬:『星を追う子ども』は、本当にジブリのコピーなんですよ。

seki:そういう噂はよく聞きますねw

ワド:ナレーションが入ってなかったので、自分の中では高評価となっています。
ジブリが好きならお勧めはしません。

雀犬:冒険ファンタジーを作るにあたって、ジブリ映画をかなり研究したそうなんですね。
それこそアクションシーンのカットの時間まで計って。
新海さん真面目だから、オマージュだってことを隠さずにむしろ強調してるんですよねw

taka:『秒速5センチメートル』までは明らかに主人公=新海誠だったけど、
『星を追う子ども』は作り手として俯瞰した立場から喪失感をテーマに話を作っている。
先生も明日菜ちゃんも能動的に行動するんだよね。だから物語が生まれる。

雀犬:takaさんと同じ意見ですね。

taka:ただその作りがジブリっぽかったとw 
今までの殻を突破しようと新しい挑戦をしたと思うんですよね。
これもジブリっぽいけど食べ物の描写もこの作品からかな。

ワド:食べ物の描写は『星を追う子ども』でガラッと変わった気がします。

雀犬:『秒速5センチメートル』までは、同じテーマを変奏してるけど、
『星を追う子供』は明らかに変えてて、それまで特徴的だったモノローグも封印している。
これはいろいろ解釈があるけど、
『秒速5センチメートル』のラストシーンが意図したとおりに受け取られなくて、
モノローグで語る内省的な物語というスタイルに行き詰まりを感じたのかなぁと思ってます。

taka:なるほどー。結構分かりやすい結末だと思うんですけどね。

雀犬:『秒速5センチメートル』のラストの線路のシーンって、
後ろを振り返っても明里はいないじゃないですか。

taka:電車=二人を隔てる壁(距離)の象徴ですからね。

雀犬:あそこでいないからこそ、「前に進めるんだ」という意図らしいんですけど、
鬱アニメという評価をされてショックだったそうですね。
で、次作は作風を大きく変えたんですけど、
結果的に『星を追う子ども』は唯一の赤字作で失敗に終わった。

seki:「One more time, One more chance」の与えるイメージが大きすぎたんですかね…
いずれにせよ、喪失を受け入れて前を向く物語と捉えてもらえなかったから、
『星を追う子ども』で前向きな作風に挑戦したと。

taka:距離に遮られた「キミ」との喪失感を抱えて、
ずっと燻っている主人公がそこから解放されるってのは、
『秒速5センチメートル』だけじゃなくて、
他の作品とも共通しているから分かりやすいんですけどねw

雀犬:それで、映画脚本についてすごく勉強されたらしいですね。
その成果をすぐ出しているのが新海さんの凄い所です。

taka:新海監督は非常に真面目だとは思うw 努力の人。

ワド:真面目ですよね新海監督。

雀犬:僕は『言の葉の庭』がすごく好きなんですけど、
モノローグが復活するんだけど、タカオとユキのモノローグが交互に入れ替わる。
これが大きな変化だと思っていて。
一方的な語りから、双方向的な対話になってる。

taka:確かにそこは注目ポイント。

雀犬:喪失感がないよね。『言の葉の庭』以降の話って。

taka:結局孝雄が喪失感を抱くのは最後の最後なんですよね。
つまり、喪失感がメインテーマではない。

ワド:確かに喪失感はない印象があります。

雀犬:まぁ結論をいうと、過去を語るのではなく今を語る作風になったということですね。
描いているのが、かつて若者だった自分から、今を生きる若者に変化していると思う。
見た目は同じ若者だけどキャラの描き方は全然違うよね。

taka:俯瞰した立場から物語を作るようになったなって感じたのはそれが大きいかもしれませんね。

seki:作品が目線が今の若者ってことですかね。
『天気の子』とかその最たるものですよね。

雀犬:技法的な話でいうと、『言の葉の庭』はタカオとユキノのモノローグで
交互に話が進行する間は二人の心は通じ合っていないのですが
最後に雨が降って、オムライス食べてから、ダイアローグの展開に変わるんですよ。
あの見せ方は上手いですよね。映画的といってもいいかなぁ。

seki:映画シナリオ修行の成果がここに。

taka:ワド隊員さんは『言の葉の庭』は一番好きってことですけど、どんな印象です?

ワド:自分としてはカメラワークが良かったので、
新海作品の中でも見やすかった印象があります。
映画的というのも大きいかと。
『秒速5センチメートル』を見た直後だから余計そう感じたのかもしれません。

taka:『星を追う子ども』、そして『言の葉の庭』と
新海監督の作品は着実に映画っぽくなっていったと。

ワド:『星を追う子ども』が転機になってるのは間違いないかと。

seki:いずれにせよ、『星を追う子ども』から大きく変わってるんですね。。。
プロットもシナリオ技術も、映像も。
他人の評価にしばられて見逃しちゃいけない(´・ω・`)

雀犬:映画評論家の大久保清郎さんはこう評しています。
「新海誠は『言の葉の庭』で、自己愛からの決別を果たした。」と。※


(休憩時間10分を挟んで)


taka:この後の新海誠作品は、国民的なアニメ映画となっていきました。
それは単に自己愛からの訣別だけでは語り尽くせないと思うけど、どこが変わったのか。
そういう話から始めましょうか。

雀犬:『天気の子』でセカイ系に戻ってきたという意見多いですけど、
僕はそんなふうには捉えてないですね。

taka:冒頭で『雲のむこう、約束の場所』と『天気の子』は
似て非なるものって言ってましたけど、その辺りとも関連してきます?

雀犬:セカイ系だとか、ゼロ年代エロゲー風とかいう感想は
すげー表面的なとこしか観てないように感じるなぁ。

taka:そういう意見たくさん見たw

雀犬:『君の名は。」と『天気の子』、どんな映画かというと
若者を勇気づける映画だと俺は答えますね。

taka:そもそも新海誠のスタンスってそこなのは間違いないですね。
あにこれの名誉ユーザー(ID:10536)でもあるんですけど、
プロフにこう書いてある。
アニメーションには、フィクションには現実でどうしてもうまくいかない時、
それを少しだけ助けてくれるチカラがあると思う。
 バンドエイドみたいに傷ができたところに貼ると、
傷の治りがちょっとだけ早くなって。
でも役割を終えたら剥がして捨てちゃうじゃないですか。
アニメって、そういう存在で良いと思うんです。

雀犬:『君の名は。』からは東映の夏の映画を背負うようになって、
ヒットコンテンツ路線に乗り換えたというのは確かなんだけど、
『君の名は。』はどんな話なのかというと、
糸守に彗星が落ちてくるのは 明らかに東日本大震災の津波と対応している。
現実の自然災害、悲劇を映画の中で再現しているといってもいい。
その危機を乗り越えるお話ですが、
注目すべきは、全て若者の力で成し遂げることですね。

taka:ふむふむ(相槌マン)

ワド:ふむふむ(相槌マン2)

seki:ふむふm(ry

taka:おい!w 自分が感じたのは、この二人とても能動的ですよね。
二人というより登場人物たち(子どもたち)か。

雀犬:瀧きゅんと三葉、あと三葉の同級生が活躍する一方で、
大人は何の役にも立っていない。

seki:まさにずっと少年少女が主役で、その力で映画が回ってますね。

taka:三葉の父親「・・・・」

雀犬:むしろ三葉の父親は障害になるじゃないですか。

taka:最終的には動いてくれたのかなって。

雀犬:大人は融通が利かなくて保守的で役に立たない。むしろ敵。
世界を変えるのは若者の主人公たち。この関係性は天気の子で反復されている。

観覧していたゲスト:三葉の父親を説得する場面はカットされてましたね。

ワド:その場面私も欲しかったのですが…
なんでカットされたのか不思議です。

seki:ぶっちゃけ、尺の問題と、あと説得的に描くのが難しいから、
それなら省略して勢いで乗り切ろうって感じだと思いますw
ちょっと悪意ある妄想ですけどw

雀犬:僕は説得する場面はいらないと思います。

seki:まじすか。
僕はあの場面欲しかった人間なので、詳しく雀犬さんのご意見聞いてみたいです!

雀犬:大人は間抜け、という悪意を少し感じるんですよね。
『天気の子』で、警察に捕まった後
「あんなに簡単に抜け出せるわけねーよ」という批判がありましたけど、
あれはわざと間抜けに描いてるんですよね。
役所の人間だとか、警察だとか、
そういう大人・体制への敵意は剥き出しになっているように感じたな。

seki:あれは新海さんがわざと、
穂高くんくらいの年齢の子供の目線に降りてるんだろうなって想像はしています。
それが大人・体制への敵意なのか、
社会に対する諦めを理由として子供目線に強く肩入れしているのか
いずれにせよ、なぜそう思うようになったのかは気になってて。

taka:キミとボクの距離を遮るものが文字通り距離だったり、時間だったりといろいろあるけれど、
『天気の子』は「社会の常識を求める風潮」とも感じたかな。

seki:『天気の子』は子供と大人、「キミとボク」vs社会、
の対立構造が超はっきりしてますね。

雀犬:『天気の子』は銃が出てきますよね。
あの銃は大人に対して向けられるといえるし、社会に対して向けられているともいえる。

ワド:やっぱり銃でてくるんですね。

seki:(やべえレビューで書きたかったこと全部書かれてしまうw)

雀犬:『天気の子』で「世界なんてもともと狂っている」というセリフがありましたけど、
「この社会は必死になって守るほど価値のあるものなのか?
変えることを拒むほど正しいのか?」
という感覚なんですよ。『天気の子』の世界観は。

seki:まさにですね、キミを犠牲にして救う価値なんてこの世界にはない。

taka:そのメッセージはとても色濃く出ていましたね。

seki:だからボクにはキミさえいればいい
(+キミさえいればボクはこの狂った世界でも生きていける、大丈夫)。

雀犬:僕が『天気の子』をめちゃくちゃ高く評価しているのは、
エンタメとして面白かったというのもあるけど、
令和元年にふさわしい、考えさせられるテーマをぶつけてきたことですね。

seki:完全に被っちゃいますけど、問題提起はすごい好きでした、『天気の子』。
ただ、ちょっとモニョる部分もあって
なんで、最初からこの世界に価値がないっていう前提に終始貫かれてるのっていう。

雀犬:ちょっとマクロな話をすると日本の平成30年間って
落ち目であることを自覚しながら、何も変われずに停滞した時代なわけです。

taka:まさに、新海誠作品の歴代の主人公たち。
リアルがうまくいかず、ここではない何処かへ行きたいとは思っているけど燻ったまま。

雀犬:会社の仕組みも教育も価値観も変わらないし、
ITの技術を取り入れるのも遅れていてどんどん他の国に置いていかれてる。
『天気の子』はセカイ系に戻ったといわれていますが、
そもそも90年代になぜセカイ系が流行ったのか、もう今の若い人はほとんど答えられないと思う。
『ブギーポップ』最近放送されたけどみんな「よくわからん」の連呼だったしw

seki:ボクとキミが社会を飛び越えて世界を変えられるっていう幻想は、
まだ平成初期のバブルの残り香・万能感がギリ漂ってる時代じゃないと
信じられないからじゃないですかね。
もう僕らの世代だとファンタジーすぎてそれに耽溺できないです。
僕らの世代っていうか、僕らより後の世代か。

taka:それに加えて、いわゆる恋愛こそがすべてみたいな風潮はだいぶ風化していきましたよね。

雀犬:90年代のセカイ系って
「こんな世界一度滅んでまっさらになればいい」という気分だったと思うんです。

seki:「みんな死んじゃえばいいのに」ってやつですね、エヴァ映画版の。

雀犬:俺は暗黒の90年代組の人間ですけど、
言い換えるとリセット願望なんですよね。

taka:令和生まれのわい得心。

seki:ダウト!

taka:90年代ってまだ希望みたいなのが僅かに残っている印象ですね。
2000年代に入ってからかな。徐々に停滞感を感じるようになったのは。

ワド:セカイ系が流行った理由、ノストラダムスの大予言が
関連してるのも大きいような気がします。

雀犬:2000年より前はけっこうガチにノストラダムスの大予言が一般に広まっていたんだけど、
西洋の終末論は、破滅(=ハルマゲドン)と新しい世界の到来がセットなんで、
破滅の物語が大衆の心を捉えたんですね。その最悪がいわずとしれたオウム真理教ですわw

taka:破滅に向かっているという意識がまだ共有できた時代とも言えますね。

雀犬:2000年超えてからセカイ系は衰退していくんですけど、まぁ当然というか。
リセットしてやり直せるという暗い希望もなくなって、
諦めて停滞を受け入れるという流れになると。

taka:人々の心は次第にささくれ立っていったね。

雀犬:アニメの話に戻すと、日常系というジャンルがありますよね?
あれって90年代にはたぶんなかったはず。

taka:『あずまんが大王』を祖とするなら、あれは確か2003年くらいだっけ。

雀犬:「退屈で忌避するものだった日常はいつのまにか愛でるものになった」と誰かが言ってました。
やっぱりサブカルチャーって世相というか、人の心に動かされるものだと思う。
「天気の子』は、ジャンル的にはセカイ系に入るんだろうけど、
90年代のときのメンタリティとは全然違っていて、
社会と繋がりつつも、間違っていると思うことにはきちんとNOを突き付ける、
そういう姿勢はすごくいいと思った。

雀犬:「仮に失敗したところで君たちが責任を取る必要なんてない」
そこまで言い切った作品だと思うな。

seki:社会とつながろうという姿勢は、確実に以前の新海作品には
なかったことですよね。

taka:ないだろうね。
『雲のむこう、約束の場所』にしても結果的に社会と関係していたってことだし。

雀犬:今の大人たちは、自分の目が黒いうちは大丈夫だからと、変化を凄い拒むんですよ。
そういう今の日本の駄目なところに、痛快に切り込んでくれたなと個人的には思ってます。

seki:いまの社会が当然のものとして押し付けてきた価値観、理不尽さ、
そういうもののために君たちが責任を取らなくていいんだよ、
というメッセージということですかね。

雀犬:そうですね。日本の社会の価値が相対的に下がってしまった2019年だからこそ、
天気の子のラストは「アリ」だと俺は思います。

taka:10月まで猛暑日が続きますって言われても今や受け入れられそうだしw
そういうこれまでの価値観が崩壊していることも含まれている気がするな。

seki:守るべき世界の価値は絶対的じゃなくて、
むしろ気候変動のように長い周期では移り変わるもので。
若いキミが感じる目の前の価値もきっと大事で、
それを勇気をもって選び取る、という選択も、『天気の子』は肯定する。

taka:ワド隊員さんどうです? 『天気の子』合いそうですかね?w

ワド:先程のやりとりを読んで満足している自分がいるので複雑な心境ですw

seki:自分の感覚にもとてもしっくり話で、
本当にこれに重ねることなくてレビュー廃棄しようかなってレベルなのですがw
個人的には、社会の描き方自体には違和感あるんですよね。
なんであんなに絶望に満ちた描き方をしてしまったんだろうって。

taka:sekiきゅん、ちょっと待って!
撮れ高確保できたからその話をする前に総括しよう!w

seki:ぐっ総括されてしまう。

taka:これからの新海誠監督作品に期待していること、こういうのを観てみたいみたいなのがあれば。
まずはワド隊員さんからどうぞw

ワド:私としては新海作品の短編物が好きなので、
そういった作品を作って欲しいというのがあります。

taka:ちなみになんで短編ものが好きなんです? 長時間だと飽きてしまうとかですかねw

ワド:自分と相性が悪いんだと思いますw

seki:ここにきてぶっちゃけましたねw

ワド:やはり『雲のむこう、約束の場所』でのダメージが大きすぎるのが原因かと。

taka:あれ、主人公が行動に移すの本当に最後の最後ですからねw

ワド:4時間位に感じてしまいました。

seki:テンポだらっと長くて、モノローグばっかりで、、、みたいなのはもう作らないでほしいとw

ワド:後モノローグが鬼門だと感じました。
合う合わないの理由の一つにモノローグが関わっているのは間違いないかと。

seki:『君の名は。』以降、テンポ速い作品も上手に編集できる監督さんだと判明したので、
今後短編作ったらどんな作品になるんだろうってのは個人的に気になります!

taka:『クロスロード』!

seki:すげえ好き。なんか希望に満ちてて観てて死にたくなるけど。

ワド:あれ私も好きです。

taka:モノローグは多分必要不可欠なんですよねw
言葉(モノローグ)と風景の対比として。

雀犬:モノローグないのは『星を追う子ども』だけなのかな。
俺はモノローグ嫌いじゃないんですよね。

seki:ないと新海さんじゃない感もあり。。。
でも最近冒頭で印象付けに使うぐらいしかしてないからねw
あとは多少の状況説明か。

ワド:新海作品にとってモノローグは生活必需品みたいなものだと考えています。

雀犬:少女マンガとかモノローグだらけだし・・・

taka:動きがないとやっぱモノローグは多用せざるを得ない。
気持ちの動きがメインの恋愛作品とかはそうなるよね。

seki:実際モノローグ合う合わないありますからねー。
賛否のもとになる要素を、売れ線監督としてどこまで保持し続けられるのか、
という問題もあるかも?

taka:雀犬さんの総括はどうですか?

雀犬:『星を追う子ども』のリベンジ作は観たいかもしれないです。
冒険活劇。

seki:小学生にも大うけする冒険活劇を作る新海誠、観てみたい。

ワド:それ興味あります。

taka:『星を追う子ども』、見返したら結構おもしろかったんですけどねw
私も総括したいけど、酔っ払って言葉が浮かばねーw
という訳でsekiくんの総括をお願いしますw

seki:こういう作品が見たいというより、
これからの作品で社会がどう描かれるのか、には興味があります。
新海さんは「キミとボク(下手したらボクの中のキミ)の距離」をずっと描いてきたけど、
『君の名は。』でそれにケリをつけたように思っていて。
そのうえで、『天気の子』では社会にまで視線を広げてきたような印象で。
その社会の描き方がラディカルだなってのは思ってるので、
名実ともに日本のアニメーションを代表する監督さんになってきてる新海さんが、
どういう社会の見方をしてるのか、
作品を通してみることができたら面白いだろうなーと。

クッソなげえな総括ってレベルじゃねーぞ!

雀犬:そうですねー、
社会の描き方がラディカル、露悪的といってもいいかもしれないです。

taka:それじゃあ、取り敢えず〆ましょうか!

雀犬:『天気の子』はロックな作品ですよね!ロック!

seki:『天気の子』はロック!YEAH!

ワド:Rock 'n' Roll  

taka:まさかのロック〆。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あれっ?

 新海監督のZ会CM120秒バージョンです。
 新海監督の特長は、実写的なカメラ演出を多用するところにあると思います。「この作品はカメラで撮影しているよ!」という演出をたくさん入れるってことですね。この作品はCMですから、内容に触れる必要はないと思います。演出部分を中心に見ていきます。


レンズ効果:{netabare}
 「この作品はカメラで撮影しているよ!」というのがどこに強く出るかというと、その一つにレンズっぽさがあると思います。これを実際のCMを見ながら確認していきます。↓Z会CMリンク↓
 <https://www.youtube.com/watch?v=AfbNS_GKhPw&feature=player_embedded>

 再生ボタンを押してすぐに、一時停止をしてください。画面の右下に、カモメがアップで写っているところで止められればベストです。表示上のタイムは1秒ですが、フレーム単位なので調整が必要になります。再生開始後に再生&一時停止のボタンを連打して、上手いこと調整してください。すぐにできると思います!

 この画面の半分より下くらいに、細かい光の点がたくさんあるのが分かりますかね? 右下のカモメの手前にも細かい光の点が現れていると思います。動画のスタートからこのカモメアップまでをコマ送り(という名の連打)をしていると分かるんですけど、この光の点の場所は変わっていないですよね。景色の中にある光が映り込んでいるわけじゃないってことです。動かないのは、レンズに原因があるからです。
 この光の点は、レンズに付着した汚れ(ホコリとか傷とか)に、光が乱反射することで発生したものです。たくさんありますから、かなり汚いレンズで撮影しているってことですね。アニメの撮影にあたって、実際のカメラで撮影しないと現れないレンズ汚れを演出として入れているのです。これが「カメラで撮影しているよ!」演出の①です。

 なお、コマ送りで光の点のサイズが変わっているのも分かると思うんですけど、これはピント調整の影響を受けているだけですね。ピントを合わせる箇所によって、くっきりしたりボケたりするからサイズが変わっているように見えるのであって、実際にサイズが変わっているわけではありません。ピントについては、次項で改めて書きます。

 また、開始1秒のところ。
 画面の右上に、画面中央に向かう虹色の筋があるのが分かりますかね? これがゴーストです。ゴーストっていうのは、光源から出た光がレンズに反射することで像となったものです。太陽を写真に収めたときによく見られます。これも、カメラのレンズで撮らないと発生しないものです。これが「カメラで撮影しているよ!」演出の②です。
 新海監督は、ゴーストを入れる頻度が非常に高いです。画面内に光源があればほぼ確実に入れてきますし、画面外の光源を意識しているときにも入れています。このCMにも複数回登場しますので、気が向いたら探してみてください。
{/netabare}

ピントと被写界深度:{netabare}
 ピントの話というか被写界深度の話なので、まずはその説明から。被「写体」深度ではなく、被「写界」深度です。
 とりあえず、次のリンクを開いてください。ウィキペディアのパンフォーカスのページです。ページの右側に、二枚の写真が貼り付けられていると思います。上がパンフォーカスの写真で、下がパンフォーカスでない写真です。
 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9>

 被写界深度っていうのは、どこからどこまでピントが合っているのか、というピントの範囲のことです。
 下の写真は、手前のバラはくっきりと写っていますが、中央左のバラや奥の洋館はボケてしまっていますよね。ピントが一部分にしか合っていないってことです。このときの状態を「被写界深度が浅い」と言います。

 ここから被写界深度を深くしていくと、ピントの合う範囲が拡大していきます。
 そして、いずれ画面全体がくっきりと写るようになります。これが上の写真です。手前のバラも中央左の人物も奥の洋館もくっきりと写っていますよね。この全体にピントが合った(被写界深度がすごく深い)状態を、特に「パンフォーカス」と言います。

 話をCMに戻します。またまた、開始1秒のところ。
 右下のカモメはくっきりと写っていますけど、奥のカモメたちはボケてしまっていますよね。被写界深度が浅めで、奥のカモメたちにはピントが合っていないってことです。コマ送りすると、ピントが移っていく過程も確認できます。この次にある女の子が船を送っているカットは、手前の船も奥の船もくっきりしていますから、全体にピントが合ったパンフォーカスの状態ですね。(止めた場所によっては、女の子の頭がボケているように見えるかもしれません。でもこれは、ピントによるボケではありません。海面で反射した光が頭に当たり、その輪郭をボカしてしまっているだけです。)
 このように、この作品では、動きや場面に合わせてピントを切り替えているのが分かります。カメラで撮っているからピントの影響が出てしまうわけですから、これが「カメラで撮影しているよ!」演出の③になります。

 オープニングのわずか数秒のカットなんですけど、ここで三つの「カメラで撮影しているよ!」という演出を同時に使っていますよね。レンズ汚れとゴーストとピント。新海作品には、映像がきれい!という指摘が多いんですけど、個人的には新海監督の特長はそこだとは思っていません。新海監督の特長は、「カメラで撮影しているよ!」という徹底された実写的演出にあると思います。
{/netabare}

おまけ①新海監督史:{netabare}
 新海監督の作品を時系列で並べていくと、カメラ演出との戦いであったことが伝わってきます。
 デビュー作の「ほしのこえ(2002年)」では、ゴースト(レンズフレア)は入れていたと思いますけど、ピント調整は行っていなかったと思います。ずっとパンフォーカスの状態。
 その次の「雲のむこう、約束の場所(2004年)」で初めて背景のボカシ処理をしていた気がします。途中で寝てしまったので、あんまり覚えてないですけど。
 「秒速5センチメートル(2007年)」では、被写界深度がすごく浅かったのを覚えています。少しカメラが寄っているだけで、背景がすぐにボケちゃうんですね。くっきりさせずにボカした背景は、切ないストーリーとよく合っていました。

 途中を省きますけど、このZ会CMの「クロスロード(2014年)」では、大分落ち着いていますよね。「秒速」のころの浅さ一辺倒ではなくて、被写界深度が浅い状態から深い状態までを複数使い分けているように感じます。このレビューのタイトルの「あれっ?」っていうのは、「被写界深度が浅い」っていう新海監督のイメージと違うところから付けました。

 作風が変わったのかどうかまでは、この一作品だけでは判断できないですけどね。とある事情もありますから。
 その事情については、48秒から49秒のカメラワークと被写界深度の浅さ、57秒のパンフォーカス、この辺りを見てください。なぜここがこういう演出なのかを考えれば、すぐに分かります。ですよねーってなります。44秒のコンビニバイトのところで、パンフォーカスにできない理由も面白いです。こちらも、ですよねーって感じです。この辺の意識付けというか制約というか、そういうものが多様な被写界深度の理由なのかもしれません。

 なお、どの作品も見返したわけではなくて、記憶を頼りに書いています。
 あんまり当てにならないので、信用しないほうがいいと思います。
{/netabare}

浅い被写界深度とその効果:{netabare}
 被写界深度を浅くすることで、どんな効果が出るのかを考えていきます。
 この効果は主に二つあると私は考えていて、一つ目は視線の誘導、二つ目は距離感です。

 一つ目の視線の誘導というのは、上で書いたとある事情のことです。48秒のところでは、Z会のロゴを見せようとしていますよね。44秒のところでは、未成年向けのCMのためか、タバコを見せまいとしています。
 Z会のロゴを見て!とタバコを見ないで!というのを、被写界深度を浅くすることでやっているんです。おそらく、視聴者の視線がピントの合っているところに誘導されてしまうことを利用しているのでしょう。

 二つ目の距離感。被写界深度を浅くすると、奥行きが出ます。ウィキの写真を見比べれば分かると思いますが、背景がくっきり見えていないと、「なんだか遠くにあるなぁ」って感じがしますよね。ピントの合っているところと合っていないところで、物理的な距離感が出てしまうんです。ただ、表現としては、この物理的な距離感ではなくて、心理的な距離感の方を私は重視しています。

 例えば、授業中の教室を思い浮かべて、主人公の男の子が一番後ろの真ん中の席に座っていて、教室の右前方に座っているヒロインの女の子を見つめている、としますよね。主人公がヒロインに片思いをしている、という前提で。
 このとき、カメラでどう撮っているのかというと、大体は主人公の後ろにカメラを置いて、画面の左下に主人公の肩から上、画面の右に座っているヒロインの全景、が収まるようにしていると思います。そして、ここでヒロインにだけピントを合わせて、主人公の方はボカすんです。こうすることで、主人公とヒロインの間に物理的な距離感が出ると同時に、「憧れているだけで近づけない」という心理的な距離感も出てきます。
 実際の作品を例にするなら、「一週間フレンズ」の第一話の演出が印象に残っています。これについては、「一週間フレンズ」のレビューに載せておきます。カメラワークの話もあるので、このレビュー読了後にどうぞ。

 こういう被写界深度を使った演出って、ここぞ!でやるべきだと思います。いつも浅いとかいつも深いとかだと、これを表現したいんだ!っていうのが見えなくなっちゃいますからね。「秒速」では被写界深度の浅さばかりが目立っていたんですけど、このCMではいろいろ使い分けが見られたので、素直に良かったなと思いました。
{/netabare}

おまけ②カメラワーク:{netabare}
 カメラワークについてなんですけど、めんどくさいのでティルトだけ。
 ティルトは、カメラを上下に動かすことです。地上にいて「このビル高いなぁ」って見上げるときの動きをティルトアップと言います。下から上にカメラを振ることですね。逆に、上から下にカメラを振ることをティルトダウンと言います。
 心理描写としては、見上げるティルトアップが上向き(プラス)の心理状態、見下ろすティルトダウンが下向き(マイナス)の心理状態、として使われることが多いですね。このCMでは両方使われていて、この二つの組み合わせ効果がよく出ていると思います。

 40秒のところの全景で、ティルトダウンしています。次のカットが男の子の上半身アップ。大きな街にいるちっぽけな存在って感じがよく出ていますよね。「そろそろ塾だ」からコンビニでの「勉強大丈夫かなぁ」までで、「この男の子は大変そうだなぁ」って考えてしまうと思います。ティルトダウンによる心理的なマイナス効果をスタートとして、男の子の大変さアピールが始まっているってことです。

 先生の「単純なミス」というマイナスセリフが、「イイ答え!」に変化して、心理状態が上向きになります。このあとの全景からティルトアップが始まります。1分6秒のところです。ティルトアップはここから3カット分続いて、男の子が実際に顔を上げたところで終わります。

 ティルトダウンの心理下げを1カットやった後に、ティルトアップで心理上げを3カットと長めに入れて、上向き男の子、試験開始、という流れになっていますよね。プラスの心理状態のほうが強調されています。もちろんこれは、合格おめでとう!への布石だと思います。

 この作品は二分しかないですけど、カメラの演出関係は充実していたと思います。
{/netabare}

雑記:{netabare}
 実写的なカメラ演出を入れているのは新海監督だけじゃないですけどね。今や単なるスタンダードです。
 今週は比較的暇だったので、今期の作品をいろいろ見ていたんですけど、ほぼすべての作品で背景のボカシ処理はしていました。顔や胸から上のアップを撮っているときには背景をボカす、というのがパターン化されているようです。一番気を使っていそうなのは「ふらうぃ」かな。ゴーストも結構入れています。このレビューも、もともとは「ふらうぃ」のところで書こうと思っていたくらいですからね。すみっこでやりたかったので、こっちにしちゃっいましたけど。

 昔の作品は、こういう実写的な背景ってやっていなかったですよね。マンガの背景と同じだったと思います。マンガの背景はピントの概念を持っていなくて、背景の線もくっきり引くんですよね。奥行きは、線の太さと陰影で出しています。今期の作品でマンガ的背景を使っているのは、ショートアニメを除けばジョジョくらいですかね。なんていうか、清々しいくらいにくっきりしてます。
 アニメは今後も、こういう実写に寄った演出が中心になるんですかね? 私は別に、実写的演出だからすごい!と言う気は全くないので、「ただやっている」よりも「効果的にやっている」のを見せて欲しいですけどね。

 で、この実写的背景がいつから始まったのかが気になって調べようと思ったんですけど、結局分からず仕舞いでした。残念です。新海監督が広めたってのはあるかもしれませんけど、元祖はどの作品なんですかね? 新海監督史から察するに、2000年前後から探るべきだとは思うんですけど。
 このことを調べているとき「アニメ 被写界深度」でググってもみたんですけど、衝撃の結果が!
 上位はユーフォが独占していましたね。衝撃じゃなくて、当然の結果なんですけど。私もユーフォレビューで少しだけカメラ演出に触れましたけど、触れざるを得ないくらいに力が入っていましたからね。そして、心理効果もめちゃくちゃ出てました。検索結果の上位にあるユーフォ記事は、読んでおいたほうがいいと思います。

 あと、画像付きのアニメ解説が新鮮でしたね。ここ以外のアニメサイトをほとんど見たことがなかったので。
 私もいつか、画像付き、やってみたいです。

 カメラ演出の話が好きな方は、一週間フレンズの方もどうぞ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

『My life is at a crossroads.』

【物語 3.5点】
2014年春に「Z会の通信教育」宣伝用に作られた新海 誠監督の短編アニメーション。
15秒、30秒のテレビCM、120秒のYouTube公開バージョンがあり。


離島から東京の大学進学を目指す女子高生。
都内でアルバイトをしながら受験勉強に励む男子高校生のお話。

塾がない田舎でも、時間がなくても
通信教育なら夢を掴める!とZ会の利点をアピールしつつw
見知らぬ少年少女が、思いも寄らぬキッカケで結ばれる。
というプロットは、次作『君の名は。』に向けた叩き台となる。

新海監督にとってはCMも小遣い稼ぎではなく、
アニメーション制作はプロモーション含めて、
個人制作時代の如くコントロールしたい
という強固な方針の一環であることが、ここでも表れる。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・コミックス・ウェーブ・フィルム

“二つの太陽”に照らされた東京の街並み、路線といった、
特徴的な光源処理を長年、新海監督作品を制作してきた同スタジオも参加して構築。

特に、陽射しが差し込む試験会場にて、開始と共に、一斉に答案をめくるシーンがエモいです。
が、野暮ですが、私が受験生だったら、
眩しすぎるからカーテン閉めて下さいと訴えると思いますw


キャラクターデザイン・作画監督には、
『あの花』他、長井 龍雪監督作などで実績がある田中 将賀氏を迎える。
プレッシャーを受けてカチコチになるヒロインの表情など、
繊細で痛切な新海監督作品に、コメディ対応力と大衆性を付加。

田中氏は以後、次作『君の名は。』、『天気の子』でもキャラデザを務め、
新海作品ブレイクの起爆剤となる。


【キャラ 3.5点】
120秒Ver.で登場する数学添削担当のベテラン男性講師。

ヒロインと男子主人公の証明問題等の解答の癖が似ていると、
二人の運命を強調しつつ、
一人一人丁寧な添削で、心まで読んで寄り添う!とZ会を美化w

典型的な文系脳である私にとっては、数学を用いた心理分析能力は憧れです。


【声優 3.5点】
離島の女子高生・倉橋 海帆(みほ)(CV.佐倉 綾音さん)

都内の男子高校生・高村 翔太(CV.小野 賢章さん)

Z会の先生(CV.田中 正彦さん)

他、塾にも通ってない受験生の進路を懸念する、
通信教育の引き立て役ボイスなどが少々。


本気で勉強している奴は、表には出さず、秘める物という受験アルアルを、
やや危なっかしいヒロイン属性のあやねるボイスと、
余裕のイケボで、真剣なモノローグをカムフラージュし体現。


【音楽 4.0点】
「クロスロード」

やなぎなぎさんの8thシングル・カップリング曲。

アイルランド民謡のゆったりとした、
四季とふるさとを想起させるバラード曲「ロンドンデリーの歌」を、
アップテンポのバンド曲にアレンジ。

作詞は新海監督自ら行い、元曲を個人レベルの胸キュン青春ソングに改造♪

監督が全幅の信頼を置いて指名した、やなぎさんのクリアボイスが
二人を優しく包み込むように見守る。


【余談】
『君の名は。』公開年の2016年11月に、上映前CMとして一部で“劇場公開”もされた本作。
私は『君の名は。』は夏の公開直後と、翌春の終映間際の二回鑑賞だったので見逃していて、
それが、結構、心残りだったりw


また本作には桐山 なると氏によるノベライズ『クロスロード in their cases』もあって、
レビュタイは同作から拝借。
ただ、シナリオやキャラ設定は原作とはまた違った物になっているので、
CMからの深掘りなどを期待するのは禁物か。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

64.3 5 2014年冬(1月~3月)アニメランキング5位
キックハート Kick-Heart (OVA)

2013年12月27日
★★★★☆ 3.7 (11)
37人が棚に入れました
湯浅政明が原作と監督、押井守が監修を担当する、プロレスを舞台とした約12分間のオリジナルショートフィルム企画。

実はドMの売れない覆面レスラー「マスクマンM」は、もっと感じる相手を探していた!
そこへ現われた、実はドSの売れっ子覆面レスラー「レディS」!
SはMに出会ってドS心に火がつき、Mも自分のドM力のポテンシャルに目覚める!!
そして今、究極の愛のゴングが鳴る!!

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

GONG!!

湯浅政明監督作品、監修押井守。
フェティッシュなエロタイガーマスク。

現時点で短編アニメの最上位候補。
素晴らしい企画力とアイデアだ。
ストイックな梶原一騎なら激怒したと思う。

人気のないドMの覆面レスラー(主人公男)と、
当代最強のドSの覆面レスラー(女)の一本勝負。
ビシバシ叩かれ、関節を極められ、締め上げられ、
あまりの弱さに観衆から罵声を浴びせられるも、
本人には全てがご褒美でしかないという(笑)

背景の雑なデザインとペイントが最高です。
美しく描いたものが美しいとは限りませんから。
この雑さが衝撃的に感性に響いています。
観る機会も少ないでしょうが、
熱くて愉快な作品であると記憶して貰えれば。

これぞ知る人ぞ知るカルトアニメ。
こういう大人の「遊び」がもっと見たい。

映像研はここから生まれたに違いない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35

アル串 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

笑!

バカだろこれは 笑
ドM男プロレスラーがドS女プロレスラーの攻撃を全身で浴び続ける湯浅監督作品。
本編は12分しかないが、十分に一流の受けの美学を鑑賞できるスグレモノである。
クラウドファンディングで金を集めてこんなモノを作るとは流石!
サイコー 笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

63.6 6 2014年冬(1月~3月)アニメランキング6位
未確認で進行形 「見て。あれが私たちが泊まっている旅館よ。」(OVA)

2014年3月19日
★★★★☆ 3.7 (146)
946人が棚に入れました
ごく普通の生活を送る高校生・夜ノ森小紅の16歳の誕生日。許婚なのに影が薄い三峰白夜と、小姑でどう見ても幼女の三峰真白が現れた。ブリーフィング無しでいきなり始まった奇妙な同居生活。シスコンで変態な姉・夜ノ森紅緒まで加わり、事態は相当ややこしいことに。小紅の生活は普通じゃなくなった。

―――TVアニメ『未確認で進行形』に映像特典として収録される新作OVA。

ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ロリ小姑のおまけ付き、UMAで進行形なラブコメディ(家族旅行編)

主人公は家庭の事情で家事を完璧にこなせるような少女。ある日、その家に許嫁と言う少年がロリ小姑のおまけ付で現れ、一緒に生活をすることになる普通のラブコメ。でも、普通ではない事が後々わかってくる・・・

どのキャラも個性的でそのキャラ間の関係性もなかなか良かったと思います。やっぱり、小姑が一番いいキャラしてます。声も特徴的でそれをフルに生かしたEDもよかったです。他には主人公の姉もいいキャラしてます。シスコン?レズ?と言うより女キャラでは珍しい?ロリコンキャラでブレない異常性。そして、なんといっても許嫁設定の相手の男と小姑の{netabare}人外と言う{/netabare}変わった設定が面白さの一つでもあると思います。

今回はそんなアニメの映像特典「見て。あれが私たちの泊まっている旅館よ。」

内容はUMAの里へ家族旅行に行くお話し。序盤は温泉、姉はいつも通りでブレない。後半はUMA探しの探検へ出かけます。それにしても{netabare}さすが人外、身体能力が{/netabare}凄すぎます。そして、オチは…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

約12分にわたるこのOVAは映像特典しか見られない完全新作

約12分にわたるこのOVAは映像特典しか見られない完全新作で、サブタイトルから予想される期待を裏切らない「温泉編」。小紅・紅緒・真白・白夜・まゆらが、福引で当てた温泉旅行に出かけ、そこで巻き起こるドタバタを描いたストーリーとなっている。


OVA
BD/DVDの映像特典や原作単行本付録DVDに収録された、オリジナル短編エピソード。

BD/DVD第1巻収録
見て。あれが私たちの泊まっている旅館よ。

BD第1巻はオリコンチャート週間BD総合ランキングで第9位(アニメ部門では第2位、2014冬のアニメ新番組としては第1位)を記録した。

2014年2月12日にはレコチョクの同年冬アニメランキングで第7位を記録したことが報じられた。同年2月26日にはアキバ総研の同年冬アニメ実力ランキングで第3位を記録したことが報じられ、同年4月10日には同サイトの同年冬アニメ満足度ランキングで第2位を記録したことが報じられた。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

UMA温泉へ行こう!!!

来ました!
未確認で進行形のOVA!!!

また真白に癒されましょう♪

{netabare}商店街の福引で当たった温泉旅行。

小紅、紅緒、真白、白夜、まゆら の5人で
いざ!UMA温泉へ!!!

未確認生物の目撃情報がある温泉街。

ただの客引きというか・・・胡散臭さが漂いますが、

真白は上機嫌です。(可愛すぎです)

{/netabare}
相変わらずの紅緒VS真白が見れます。

温泉ということでサービスシーンも・・・

最後にネッシーらしきものを見ますが、
写真に収められず悔しがる真白たん萌え~♪

ほんと真白大好きだわ~

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

63.5 7 2014年冬(1月~3月)アニメランキング7位
ノラガミ 第10巻 限定版OAD(OAD)

2014年2月17日
★★★★☆ 3.7 (160)
757人が棚に入れました
原作第25話 神憑りのお話をオリジナルアニメーションで収録

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もしも夜トに体を乗っ取られたら…。

ノラガミのOAD・第1弾です。

1期では中学生だったひよりが高校生になったばかりの頃の話なので、
まずは1期をご覧ください。

30分ほどの作品です。


● ストーリー
高校生になった壱岐ひより(いき ひより)。

これから始まる高校生活にわくわくしていたら、
夜ト(やと。一応神様)に体を乗っ取られてしまい…。


夜トがひよりの体を乗っ取っててんやわんやと
やりたい放題、学校で騒ぎを起こしますw

夜トの無茶苦茶っぷりと、
ひよりのかわいそうな慌てっぷりが懐かしいwww

1期が楽しめた人なら間違いなく楽しめるでしょう♪

夜トの人騒がせなドタバタっぷり(&かっこさ)と、
ひよりのかわいさ&サービスカットを楽しむOADです。


● キャラクター
夜トはひよりの体を乗っ取ってしまうので、
今回はcv.神谷浩史さんの出番は少なめ。

その代わり、ひよりのcv.内田真礼さんが大活躍です。

ひより(夜トver.)とひより(ひよりver.)の演じ分けは大変そうですが、
自然と演じられていましたね♪


全てのキャラは登場しませんが、
雪音、小福ちゃん、天神さまなど、
主要キャラは活躍していました。


● 音楽
OPとEDは1期と同じ。
アニメーションにも変わりはありません。

1期を観てからずいぶん時間が空いていたのと、
1期の曲は気に入っていたのとで、
特に不満はありません^^

むしろ久しぶりに聴けてよかったです♪


● まとめ
作画も内容も十分満足できるものでした♪

ひよりの心の広さには感服です(笑)

もし自分が夜トに体を乗っ取られて生活をめちゃくちゃにされたら…
と考えると、非常にぞっとしてしまいますww

ひよりだから、夜トを受け入れることができるのだなと
改めて感じました。笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悲劇の高校デビュー!

◎発売日:2014年2月17日(全1話<原作 第25話>)
◎ジャンル:ファンタジー

●原作:あだちとか(「月刊少年マガジン」連載) ●脚本:菊田裕子
●キャラクターデザイン:川元利浩 ●監督:タムラコータロー
●アニメーション制作:ボンズ

■あらすじ■
高校生になった壱岐ひより。
楽しい高校生活をスタートさせるはずだったが、
ひょんなことから夜トによって身体をのっとられてしまい…

-------------------------------------------------------

☆★感想★☆

※原作既読。(アニメ本編終了後に読み始めました)

原作を読んでいなくても、アニメ本編(全12話)を観ている方であれば
出てくるキャラも設定も一緒だし、本筋のストーリーには関わってこない
内容なので、軽い気持ちで楽しめる作品だと思います^^

展開は終始ギャグ。
夜トがかなり楽しそうです。
(てか、やりたい放題で暴走してるw悪い神様だ…)
ひよりちゃんは そんな夜トに振り回されてますが、相変わらず天使!!

アニメ本編視聴済み(途中まででも大丈夫)の方、
そして夜ト口調で男勝りなひよりちゃんが観たい方は是非(`・ω・´)

{netabare}原作の方では出てくるメインキャラが夜ト、ひよりちゃん、小福ちゃんだけなので
雪音、大黒、天神さま、真喩さんが出てきて賑やかで良かった^^
上手く改変していたと思いました。
天神様の人間になりすました格好がダンディで素敵でした。JKにモテモテw
ゲスト声優に下野紘さん(しかも変態役)でちょっと笑ってしまいましたw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

やっぱり「ノラガミ」は面白いo(*^▽^*)o~♪

~あらすじ~
ひよりに乗り移ったヤトが学園を
大暴れする話になってます。

見た目はヒヨリだけど中身はヤトなので、
学園では目立ってしまいます。

最初はみんな若干退いていたけど、
ヤトが「妖」を退治してみんなからの
ひよりの印象が変わっていくんです。

今回は戦いはあまりありません。

でも、笑えて楽しそうで幸せでした。
「こんな学園生活ちょっと送ってみたいなぁ~」
って思いましたw

でも、1番良かったところはひよりが
可愛かったことです。

今回は中身はひよろじゃなくてヤトなので
いいところが見れると思いますよ。

だから、絶対みてください(o゚▽゚)o゚▽゚)o゚▽゚)o

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

62.7 8 2014年冬(1月~3月)アニメランキング8位
DVD付き げんしけん 二代目の六 第15巻(OAD)

2013年12月20日
★★★★☆ 3.7 (37)
226人が棚に入れました
「げんしけん」9巻に収録されている成田山初詣エピソードのDVD。

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

げんしけんファンならみるべき

・2期と二代目の中間にあたるエピソード、ぜひアニメでみたかった!
・二代目を視聴中、この話はないのか・・とがっかりしていたがOVAであるとしり歓喜

・斑目さんと春日部さんの距離感がなんとも切ない
・クッチーはこういう扱いで十分です(笑)
・ササオギが初々しいのがまたいい

・げんしけんファンならぜひ見るべきなOVAです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

単行本15巻『げんしけん 二代目の六』の特装版に同梱されるオリジナルアニメーションDVD。

2013年12月20日に発売の単行本15巻『げんしけん 二代目の六』の特装版に同梱されるオリジナルアニメーションDVD。
内容は単行本9巻の第51話「ボンノーはとめどなく」での成田山初詣エピソードとなる。

エンディングテーマ「Signpost」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆15巻特装版

げんしけんメンバーが成田山に初詣にいくエピソード☆

斑目さんがまだ春日部さんに未練がありそうな雰囲気です
(*^^*)~まぁ相手にされてませんが(笑)


ファンにはうれしい内容です♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

62.6 9 2014年冬(1月~3月)アニメランキング9位
ガッチャマン クラウズ 第12話 ディレクターズカット版(その他)

2014年1月22日
★★★★☆ 3.8 (30)
106人が棚に入れました
Blu-ray/DVD収録映像特典のディレクターズカット版。

タイトルも「#12 Collage」から変更され、「#12DC Embrace」となっている。
ネタバレ

なまいきっすゼロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おぉーしっかりしてるじゃん!!

全1話?。本編の12話の別版。
OP/EDは、同じなので、評価も同じにしますっす(笑)
もちろん主人公もガッチャマンだし、主軸も一ノ瀬はじめ♡ちゃんで同じ。

レビューは本編より先にこちらを先にカキコしてます。
こちらのディレクターズカット版のがしっかりと・・・
最終話を描いてますっす。

{netabare}ちゃんと、はじめちゃんが、悪戯っコのベルク・カッツェと・・・
デート?することで悪事の解決?をなすことを描いてる♪
ハサミで髪を切ったりとか・・・普通、お痛っコは坊主だけどね^^;{/netabare}

本編12話より良かったよぉ(^^)/~~~ 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

すーぷでり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終話の真相を描く完全版

物語の感想はここでは省略します。
その名の通り、最終話に無かったシーンを加え、物語を補填した内容となっております。
この話で、最終話の分からなかった部分も解決されます。

ただ、一種の完全版商法に見えてしまうのが否めないです。
最終話もラストがぶつ切りであるし、スタッフの悪意と捉えてしまいます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

62.6 9 2014年冬(1月~3月)アニメランキング9位
FrFr! 〜Free! short movie〜 3(その他)

2014年1月8日
★★★★☆ 3.7 (14)
76人が棚に入れました
Free!の第1期のDVD&BD第5巻に収録の未放送オリジナル・ショートムービー。


本編では描かなかった、5人の日常ストーリー!!

笑いと友情の3本立てとなっている!

サブタイトルは、「怜と理論とブーメラン!」「岩鳶家の一族!」「遙かなるフリフリ!」。

62.1 11 2014年冬(1月~3月)アニメランキング11位
夜桜四重奏(15) OAD付限定版(OAD)

2014年2月7日
★★★★☆ 3.7 (31)
120人が棚に入れました
『夜桜四重奏』OADシリーズ第2弾。(ツキニナク)

ファンの間でヨザクラ史上最も秀逸なストーリーと呼び声高い【ミナカナ箱根】編(コミックス11巻収録分)をりょーちも監督率いるテレビスタッフが完全OAD化!

内容は第14巻のOADの続きとなる。

ランデヴー★シュシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

続編として、入門としても楽しめそう

全3話構成OADの2話目。
ここでは、起承転結でいう、承から転といった内容でしょうか。
バトルシーン等、キャラの躍動が見られます。
動きもよく、特に表情がいいですね。
そして、所々の色っぽくてセクシーな描写。
決していやらしい感じでなく、良い味付けです。
見ごたえ、見所の多い2話でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

62.0 12 2014年冬(1月~3月)アニメランキング12位
夏目友人帳 いつかゆきのひに 特典映像「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」(OVA)

2014年2月5日
★★★★☆ 3.7 (25)
100人が棚に入れました
ある日、夏目と散歩していたニャンコ先生だったがうっかりはぐれてしまい、迷子の兄妹に出会う。
行きがかり上、一緒に目的地まで付き添うことにするが、慣れない小さな子供に手を焼くことに。
中級妖怪やヒノエのとんちんかんなアドバイスを受けながら、目的地を探すのだが・・。

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

夏目友人帳 はじめてのおつかい

2021.2.22 視聴完了。

奇しくも猫の日ですね。
たまたま見て後から猫の日に気づくという
まあこういうこともあるのかなと。

内容は2人の幼児のおつかいに
振り回されるニャンコ先生の話です。
ゲストあやかしは登場せず
レギュラー(?)のあやかしのみの登場になります。

あれだけ振り回されても
子供たちを見捨てなかったニャンコ先生の優しさを感じました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

latte さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

はじめてのおつかい

子供をめんどくさいと思いつつ、夏目と一緒で無視できないとこがにゃんこ先生のいいとこですね。
子供の言ってることたまに聞き取れないから大変さわかる。笑

まさかのちょび活躍で笑いました。笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

60.9 13 2014年冬(1月~3月)アニメランキング13位
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 (第2期) 8 ギャルゲー風特典映像(その他)

2014年1月22日
★★★★☆ 3.6 (12)
136人が棚に入れました
Blu-ray・DVD完全生産限定版の第8巻に収録されている。

サブタイトルは『俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 初詣編&バレンタイン編』

バンダイナムコゲームス協力の元、桐乃と、原作の登場キャラクター櫻井秋美(CV:佐倉綾音)がギャルゲー風の映像で大活躍!!

脚本は伏見つかさ書きおろしです。

桐乃・櫻井はフルボイスで、約45分のボリュームある特典映像です!
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ボリュームもあり満足出来る特典映像!脱フラッシュアニメを果たし、京介と桐乃の幸せそうな姿を見る事が出来ます。

本作は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。BD/DVD第8巻」に収録された特典映像です。
タイトルは「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 」で原作にも無いオリジナルのお話です。なんとここにきて特典映像がパワーアップ!アニメーションでは無いですが、‘PSP版俺妹’のゲームのような画面で物語が進行します。勿論この特典映像オリジナル書き下ろしシーンも多数登場!もう手抜きフラッシュアニメとは言わせないぜ!と言わんばかりのスタッフの熱意が伝わってきますw

内容は2つに分かれており
1・「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 初詣編」約23分40秒
2・「ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ バレンタイン編」約20分30秒

総評として「ここに来てまさかの脱フラッシュアニメ!収録時間も長く、ファンとして満足度100%の仕上がり!」といった感じです。今回は各話とも‘何時の話なのか?’という事に関しては作中でハッキリと語られております。どんな話か…と解説してしまうとネタバレ不可避のため、詳しくは以下のネタバレ枠で解説致します。ただし俺妹2期を全部視聴し終えていない方にはキツイネタバレになる可能性が高いため、閲覧は注意して下さいね☆ とにかく俺妹ファン、特に桐乃ファンにはかなりオススメの内容となっておりますので是非視聴をしてみて下さい!

*以下ネタバレにて注意!!
{netabare}
●ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ 初詣編
クリスマスイヴで「京介・桐乃」が付き合い始めた後のお話です。冒頭の解説では1月1日のお話となっていますね。クリスマスイヴ以降の進行は少し原作とアニメの設定が違うのでココで解説を入れておきます。まずアニメ版ではクリスマスイヴに2人が付き合います。後日2人は黒猫と沙織に「キュアメイドカフェ(原作はプリティーガーデン)」で付き合い始めた事を報告し、途中で京介が3人をカフェ残して加奈子のライブ会場に向かっています。そして加奈子の告白を断る…といった流れですね。アニメではこのシーンが何時の話なのかは解説されておりませんが、原作では「喫茶店で報告する日はクリスマス」「加奈子のライブ会場に行く日は正月」と別の日になっております。そしてこの話は原作にしか出ない人物「櫻井秋美」が登場します。アニメしか見ていない人としては「おいおい秋美って誰だよ」という話になりますね。実は原作では喫茶店の後に皆でゲームセンターに行く流れになっているのですが、ココで桐乃と秋美は知り合いになります。もともと秋美は京介と同じ中学校の同級生として「原作11巻(アニメで言うと13話)」に登場したキャラクターなのですが、アニメでは尺が足らずバッサリと切られたお話でした。そして京介に告白しフラれた後にゲーセンで京介&桐乃カップルを目撃し、兄妹で付き合っている事に驚愕w「妹と付き合うくらいならあたしと付き合ってよ!」と再度告白するがあっさり断られます。このシーンで秋美は「高坂♪あたしと付き合って、お布団デートしようよ」「あたしはここにいるからさ。また会いにきなよ」とセリフを残していますが、今回の特典映像はこのくだりが解らないと楽しみにくい仕様です。原作を読みましょうw 
さて本編の解説です。元旦に家族と挨拶を交わす京介、ココで何故かツンデレ的な態度をとる親父から京介はお年玉をもらいます。その後京介は「何故親父はあんなツンデレな態度でお年玉をくれたのか…」とやたら気にしますが、このくだりは特に意味は無くなんの伏線でもありません。何だそれw 
その後京介と桐乃は「初詣」に出かけます。目を閉じながら祈る2人。京介は桐乃の幸せを願いますが、願い事の中で「アイツは俺が幸せにする」と表明します。この作品では最後に2人は普通の兄妹に戻るという形を取っていますが、それで京介の桐乃に対する気持ちがおさまるわけではない…という本音が滲み出ていますね。桐乃は何をお願いしたか…20個くらい願い事があったみたいですが、ほとんどがエロゲ関連w筋金入りだなw しかし大事な願い事は教えてくれず…まあ言わずもがな、京介との事でしょうね。20個もお願いした代わりにさい銭箱には2万円投入したご様子で、流石桐乃ですw その後2人はおみくじを引き、京介が「末吉」桐乃は「大吉」…桐乃はここ数年大吉しか引いた事無いらしいです。 
場面は変わり2人は公園で羽子板を楽しみます。運動神経抜群の桐乃に連敗する京介、負けた罰ゲームでなにやら恥ずかしい落書きを京介の顔にしているようです。その後秋美があらわれて顔の落書きについて「直江兼続みたい」とコメントしますが、桐乃に口止めされて落書きの事は結局解らないままとなります。直江兼続と言えば兜に「愛」って書いてある人物ですから、愛に関係した言葉が書かれていた事は確かですね。
そして何故秋美が登場してきたのか理由を尋ねますが「あたしはここにいるからさ。また会いにきなよ」と言ったにも関わらず京介が全然会いに来てくれないから自分から会いに来た…との事です。秋美は以前「お布団デート」を京介に提案して断られているので、今回は「ちょっぴりエッチな添い寝デート」を提案してリベンジしたいとの事。ここでその添い寝デートとやらの想像シーンが流されますが、秋美ではなく桐乃で想像します。添い寝する桐乃の画像が登場しますが、胸がはだけてて少しエロい感じ。ええぞ、もっとやれw 結局秋美ちゃんはまたしても京介に断られますが、最後に桐乃は「お布団デートはしてあげたけど、今度という今度は、し、しないかんね!」と赤ら顔で話します。ツンデレ可愛いよーきりりん♪

●ギャルゲー風特典映像 俺の妹がこんなにエロゲーなわけがない~逆襲の秋美~ バレンタイン編
こちらは「冬休みが終わってしばらく経ったある日」となっています。バレンタインの前の日と言う事なので、1月中旬くらいから2月14日までの間のお話と言う事ですね。更に彼氏彼女の持ち物交換も終わっているところから、アニメで言うと15話と16話の間くらいです。
家に帰った京介は、なにやら家に漂う異臭に気が付きます。リビングをのぞくと「エプロン姿の桐乃」と「ソファーに目を回しながら倒れている秋美」の姿が…どうやら秋美は桐乃がバレンタインデーのチョコを作っている最中に、偶然遊びに来て、チョコを食べさせられたみたいですね☆桐乃の裏設定として「やや音痴」というのがありますが、料理の腕もイマイチの様です。桐乃は以前にもチョコを作っており自分では試食した事無いようで、その時に食べてくれた「あやせ・京介・親父」がチョコを「美味しい」とコメントしていたので、自らの腕前には自信があったようですが、秋美に「自分で食べてみろ!」と言われ、桐乃は自分の料理の腕に気づいてしまうのでした。
そして何故秋美はまたもや遊びにきたのかという事ですが、前回に懲りずまた新しいデートプランを考えてきたようだ。ここでプランを紹介する前に桐乃は「ちょっとマジでやめてくんない?櫻井さんが持ってくるプランって、結局最終的にはあたしがやらされる流れになる気がするんだよね」とコメントしています。ということは前回の「ちょっぴりエッチな添い寝デート」も結局やってあげたのでしょうかね? 京介爆ぜろ!w 秋美が自信満々に提案する新しいデートプランは「バレンタイン悩殺大作戦」との事。ここでお決まりの想像シーンが流れます。内容はバレンタインの朝に突然部屋に大きな箱があり、それを開けると中から裸でリボンに包まれた秋美が…ってベタベタですね。しかし他の想像シーンは桐乃が演じているのに、ここだけ秋美が演じているのが残念w 勿論京介は断り、第2のプランに移ります。
続く第2のプランは桐乃が演じます。バレンタイン当日に夜までチョコを貰えなかった京介。夜になって部屋に現われた桐乃が小さなハート形のチョコを差し出し、口にくわえて食べさせてくれるというプラン。ここでチョコを咥える桐乃の画像が出ます。非常にイイ!w 結局秋美は追い返されちゃいます。
そしてバレンタイン当日の朝、桐乃の部屋に制服を取りに行った京介。ドアを開けると桐乃がお着替え中。あられもない桐乃のお着替え姿の画像が…サービスショットですね☆ そして必死に練習した手作りチョコを桐乃が渡してくれます。京介にチョコが美味しいと言われて、満面の笑みを浮かべる桐乃の画像。これは桐乃ファンなら見ておきたいとっておきの笑顔ですね☆

アニメ本編では京介と桐乃が付き合ってからのシーンはほんのわずかでしたので、この特典映像は2人の幸せそうな姿を見る事が出来る、良い補完映像だったと思います。ボリュームもあって大変素晴らしい内容でした☆
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

60.5 14 2014年冬(1月~3月)アニメランキング14位
神さまのいない日曜日 「記憶」(OVA)

2014年2月5日
★★★★☆ 3.6 (68)
462人が棚に入れました
神さまのいない日曜日、第5巻Blu-rayに収録されている13話。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「おっ〇いの大きさ」について基準を考えさせられたOVA?!

【レビューNo.36】(初回登録:2023/3/2)
Blu-rayの特典映像のOVAで2014年作品。1話10分程度の全3話
本編のレビューをアップしたので、こちらの方もということで。
一応「記憶」ってサブタイがついているみたいで、各キャラの回想録的なものですかね。

・episode1
 皆でいった温泉の思い出なのか?まあサービス回ってやつですかね。
 12歳のお子ちゃまアイとしては、将来お姉さま方のような立派な体になれるのか興味深々
 って感じで・・・

(以降本編のネタバレを含むので、本編に興味があるが未視聴の方は先に本編視聴をオススメします)
・episode2
 {netabare}本編でアリスは、自分たちがを閉じ込められている「リセットされる世界」を壊すために、
 外の世界から人間を引き入れるという試みを実施していますが、その最中に実はハンプニー
 と出会っていたという話。
 ちょっとした2人のアクションが見物ですね。{/netabare}

・episode3
 {netabare}ハンプニーとハナとの出会いを描いた回。
 この世界に絶望を感じていた彼がこの世界で生きる希望を見い出し、初めて「ハンプニー・
 ハンバート」を名乗ったみたいな?!
 あとハナは裸で水浴びをしていたが、まあ遺伝子的にアイも希望を捨てるなってことかw
 (でも本編では、ハンプニーはハナの特徴として「胸は”小さい”」といっていたのだが?!
  それとも私の基準がおかしく、あのサイズは「小」分類が正しいのか?){/netabare}

また本編のレビューで記載していた「イントロダクション」の部分の詳細が明かされています。
・神様は月曜に世界を作った。
 → 無すらなかった場所に有と無ができた。
・神様は火曜に整頓と混沌を極めた。
 → 自由と不自由が定義され、根本的な方向性が決まった。
・神様は水曜に細々とした数値をいじくった。
 → 細かく、面倒な作業は素晴らしい多様性を産んだ。
・神様は木曜に時間が流れるのを許した。
 → 値は爆発的に広がって原初のスープが生まれた。
・神様は金曜に世の隅々まで見た。
 → 億の時が過ぎ去って、世界は理想的な広がりを見せた。神様はその世界を愛した。
・神様は土曜に休んだ。
 → 空間が光とともに百億も過ぎ去った。
・そして神様は日曜に――
 ※よくわからないが、神にとっては束の間の休息でも、地上では膨大な時間が流れ
  「あの世はもはや満杯だ。この世もすぐに行き詰まる。ああ失敗した」ってオチだったのか?
  で、「世界を捨てた」と?!

温泉回はよくわからんが、他のエピソードは原作からの補完の可能性もあるので、本編を視聴
された方はチェックをオススメって感じですかね。
(本編は【レビューNo.35】参照)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

神って奴はおそらくバカだ。

本作は3つの短編エピソードからなるお話
神様のいない日曜日のOVAですヽ(*´∪`*)ノ"

①スタートは三年四組へ向かう途中かな?
そこで温泉に入るシーン!!
サービスの数分でしたっw

②アリスの回想
キヅナとのシーンでした。

③キヅナの回想
神様がいなくなりそしてハナと出会うシーン。


神さまは人の死なない世界を作りました。
しかし作ったかと思えば人の強い願いだけは叶えてますよね。
個人的お気に入りのキヅナとアリス。

不死のキヅナはハナと運命の出逢いして、アイを得て、
願い通り幸せに死を迎えられた。

三年四組を解放したかったアリスはアイと出会えた。

神様がいてもいなくても、愛の力ってすごいんだな〜って思いました♡

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

回想録

13話に位置していますが、続編という位置にはありません。合間合間の話が描かれているにすぎません。
(※アリスの件の真相が分かるわけじゃないというこです。)

内容は3つ、4つの短編集で、神ない本編を見てないと深くは入り込めない話ばかりでした。

アリスとハンプニーの出会い、温泉でウフフ、ハンプニーとハナの出会い等々・・・。

何気ないような合間の出来事にさえも神ない世界の独特さを感じさせてくれますよ~~♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

60.4 15 2014年冬(1月~3月)アニメランキング15位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 第11話 「運動会 DE ダンス!」(OAD)

2014年3月7日
★★★★☆ 3.6 (51)
335人が棚に入れました
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! ! 第4巻の限定版に付属。


イリヤの非日常的日常はTVアニメが全てではなかった…!

あらゆる「プリヤ」ファン必見!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私にはちゃんと楽しいって気持ちがある

OVA 全1話

AT-Xで放送されていたので観てみました。

イリヤと美遊が通っている穂群原学園小等部の運動会のお話です。

運動会をある理由で必ず優勝しなければならないイリアのいる5年1組、色々な競技を練習する中、最後の競技であるダンスは特に気合いの入る競技です。

イリアは美遊と仲良しのクラスメイトと練習するのですが‥‥

何故かキラキラ輝いていましたがwダンスシーンは可愛い振り付けでした。

オチもあって楽しかったですね^^

普段は少ししか描かれていないクラスメイトとの交流が描かれています。

OVAらしい作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

naoi-riki さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

運動会でダンスを踊るだけの話

アニメが面白かったので、そのまま続きで見ました

内容はタイトル通り
イリアたちが運動会でダンスするだけです

見所はにゅるにゅる動くダンスシーン
ただそれだけ
特に珍しい見せ方をしているわけでもなく…
まあ、サービス話と思えばできは悪くないかと…(´・ω・`)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

運動会で、、、だんすぅ~(*´・ω・)

今回は、運動会(*´・ω・)
ある理由で、運動会で優勝を目指すクラスメイト。。。
その競技の中で、ダンスがあるんだけど美遊はダンスがうまく踊れなくって。。。

結局、魔法の力を借りて。。。

やっぱり イリヤ 可愛い(*´・ω・)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

60.0 16 2014年冬(1月~3月)アニメランキング16位
暗殺教室 修学旅行編(OVA)

2013年12月27日
★★★★☆ 3.4 (121)
680人が棚に入れました
「ジャンプスーパーアニメツアー2013」で上映された、原作の第15話から19話をもとに制作されたエピソード。京都を舞台に生徒たちが暗殺計画を実行する様を描く。
ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

せんせー萌え(笑)

漫画原作。
2015年1月から1クール予定で放送されている作品の原作限定付録OAD。
30分程度。
アニメ版とはキャストが違います。


アニメ放送1話を観てからの視聴だったのでキャラの関係は把握出来てましたが、多分単体で観ると意味不明になるかも??


修学旅行での暗殺計画のお話。
{netabare}せんせーの作ったしおりが辞書並の厚さだったり、無駄に網羅されたFAQだったり(もはや「よくある質問」ではないのでFAQかどうかはわからん)、めちゃくちゃ感は抜きん出てますが、結局せんせー可愛いしカッコいいし優しいし・・・
拉致された場合の対処法なんてせんせーに連絡で済みそうだけどね。。
敢えて自分たちの力で頑張らせる事も教育方針なのかな。 {/netabare}
ま、気軽に楽しめました。

原作ファンの方が観てどうなのかはわかりませんが、アニメ放送1話視聴でそこそこ楽しめた方なら大丈夫だと思います。
欲を言えば、個人的にせんせーは関智(本作)さんより福山潤さん(アニメ版)の方が好きかな。。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

先生からもらった辞書よりも厚い修学旅行のしおりは大切にしましょう。

ストーリー

椚ヶ丘中学校の3年E組に月の7割を破壊したマッハ20で空を飛べる宇宙人の先生が来てから大分時間が立った頃、修学旅行がやってきました。

私の感想。

この作品の原作をまったく知らない人はこの作品の内容がまったく分からない作品だと思いますが、原作を読んでいる人にとってはかなり面白い作品だと思います。

色々ツッコミ所の多い作品ですが、私から見るとこの先生は非常に生徒思いで最高の先生だと思います。もし、この先生が地球を破壊しようとしなければ是非私もこのクラスに入りたいです。

しかし、修学旅行のしおりが辞書よりも厚いとは本当に先生の思いが熱いですね。私はあまり週学力旅行にいい思い出が無いので、こういう修学旅行に憧れてしまいます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ぽくぽく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違う(批判が多いです。)

暗殺教室は原作も読んでたのですが、自分が想像していた暗殺教室とズレていました。
作画は原作の漫画のまんまで、あんまり良くはありません。
声優についてはよく知らないのですが、そんな自分でも分かるくらいキャラとミスマッチでした。
潮田の声は完璧に女性の声で紛らわしかったです。

内容は原作の修学旅行と全く一緒で、原作通りおもしろかったです。
暗殺教室はひとりひとりのキャラが多種多様で面白いです。原作を読んだことがある人は一応見た方がいいと思います。
自分は一度見て納得しました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

59.9 17 2014年冬(1月~3月)アニメランキング17位
BROTHERS CONFLICT 第十二.五衝突「切望」(OVA)

2014年2月26日
★★★★☆ 3.6 (26)
184人が棚に入れました
部屋の片付けをしていた絵麻はクローゼットの奥から父・麟太郎にもらったお土産を見つける。麟太郎いわく「魔法のランプ」だというそれを、ランプの精が現れるのではないかというほんの少しの期待を込めて、偶然リビングに居合わせた兄弟たちとともにこすってみることに。何も起こらないと諦めかけた彼らの前にはなんと……?
【第7巻についているOVAである。】

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

魔法のランプによって起こる願いと願いを誰が叶えてもらうかの兄弟同士の争いを描いたショートアニメです。

兄弟 出ていないキャストもいました。

結局いつもの・・・ってなるのでブラコン好きだった人は延長戦としてみてもいいかも。

特に話が進展するわけではありません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

59.8 18 2014年冬(1月~3月)アニメランキング18位
水のコトバ(Webアニメ)

2014年2月19日
★★★★☆ 3.5 (42)
155人が棚に入れました
とある喫茶店。偶然集った7人の男女。フランクなウェイトレス、彼女に振られたことをグチるダメオトコ、ガールズトークに花を咲かせるオシャベリとクール、先日体験した不思議な出来事を必死に話すデカとチビ、ひたすら本を読み続けるホン…。彼らの会話が織り成す不思議な時間。コトノハの君が見守る世界、水のコトバの浮遊空間。ちょっと覗いてみませんか?

https://www.youtube.com/watch?v=GphHqJkkdjU

※自主制作アニメです。上記で公開されています。
ネタバレ

ホロムギ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

吉浦監督が好きな人向け。

「イヴの時間」の吉浦監督が学生時代に作った自主制作アニメ。

9分間のアニメーションです。
聖徳太子でなければ一度にすべてを把握できないでしょう。
とにかく、キャラがそれぞれ同時に喋りまくるうえに、文字も出てきて読まなければならない。

一度目は他の作業をしながら見たのでちんぷんかんぷんになりました。

一度目でざっくり内容を把握して、二度目で細部の確認といった感じで見るのがわかりやすいでしょうか。


といっても内容はあってないようなもの。内容はあって(ないよう)なもの。(あるのかないのか)・・・本当にすみません。。。照。

怒涛におしよせる会話や、視点、雰囲気を楽しむものだと思います。
それぞれのテーブルの会話がいろいろ関係を持っているのですが、繋がりは弱いですね。9分間しかありませんしね。
抽象的で完璧に意味を把握するのは難しいです。
{netabare} 消えた魚と言霊の関係とか。消える理由とか。
おそらく、言霊が魚に力を与えて泳ぎだすのではないかと解釈しました。 {/netabare}

ストーリーを練り、完成したのが「イヴの時間」なのではないでしょうか。
吉浦監督のショートストーリーが好きな人は一度見てみるといいと思います☆

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
ネタバレ

なまいきっすゼロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

コーヒーは本来ゆっくり1時間かけて飲む。←冷めちゃうじゃん^^;

諸事情は無視させてもらいます。
とある喫茶店の約9分間。主人公は失恋した男性。
日常、実は非日常の一部。落ち着いた喫茶店での不思議体験。
夢中にはならないが引き込まれました。 後記は見なくて結構→{netabare}

日常のありふれた6人の客。
いろんな輩がいるもの。
本に読みふけっていた客が1人、活字もまたコトバ。
それぞれの客が交わすのもコトバ。
コトバで落ち着く。喫茶店のヒトトキ。
…でも
主人公はマスターに案内され…
1人の客の通り、絵の魚が動く理由があった。
コトバがはじける。まるでシャボン玉のように!!
大きな魚が管理をしている。
そして…
この喫茶店は、機械仕掛けだった。
マスターがロボットなのだ。(アンドロイドとは言えない)
チョッと引いちゃう雰囲気な喫茶店だが、
意識しなければ、また来ちゃうかな^^;
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

CountZero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この作品があって「イヴの時間」が生まれた!?

サカサマのパテマのDVD発売が待ちきれず、久しぶりに吉浦監督のショートフィルムを観てみました。

うん。
やっぱりいい!

あるカフェでの日常。
テーブルごとに繰り広げられる会話劇が治められています。
セピアな画面と独特なカメラアングルと押さえたBGM、自主制作という事もありとてもアンダーグラウンドで雰囲気のある作品です。

約10分ほどの中にいろいろ詰まっていて、ちゃんとオチもあって、若き監督の手腕をびしびし感じることができます。
スタジオ六花ファンなら観ておくべき作品ですね。
必ず満足できるはずデス。

代表作「イヴの時間」に通じるルーツ的作品でもあるので、SF好きはもちろん、ロボットバトル系とは全く違うので「SFはちょっと苦手ー」という女子のみんなさんにもお勧めです(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

59.6 19 2014年冬(1月~3月)アニメランキング19位
となりの関くん 第5巻 DVD付き限定版(OAD)

2014年1月4日
★★★★☆ 3.5 (38)
168人が棚に入れました
原作でも屈指の人気のエピソード「棒倒し」「猫」の2本をアニメ化して収録!

横井さん役・花澤香菜さん、関くん役・下野紘さんを始め、大好評のテレビ放送・配信版と同じキャスト・スタッフでお届けです!

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

さてさて、関くん劇場の始まり始まり・・・

森繁拓真による漫画を原作とした作品でアニメ放送に

先駆けて原作第五巻DVD付き限定版として発売された

作品です。約13分で二本立てとなっています。

サブタイトルは「棒倒し」と「猫」です。


{netabare}
●「棒倒し」

英語の授業中に関くんは砂を机の上にあけ始めて

そのまま棒倒しを始めるのだった・・・

●「猫」

数学の授業中に鞄に手を入れて取り出したのはなんと

猫だった・・・
{netabare}


「棒倒し」も「猫」も両方面白かったです。

棒倒しの方は相変わらずで子供達が砂場でやるような

ものをはるかに上回るレベルでやっていましたし、

猫の方は猫はもちろん可愛かったのですがその猫の反応

を見る横井さんの反応がまた面白かったです。


放送に先駆けてだと思うのでOPとEDはまだ入っていなくて

ちょっと残念でした。(当たり前と言えばそうですがw)

関くんと横井さんのいつもの雰囲気はちゃんと感じること

ができたので十分良かったと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

59.0 20 2014年冬(1月~3月)アニメランキング20位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 第4巻特典アニメ(その他)

2013年12月27日
★★★★☆ 3.4 (16)
132人が棚に入れました
シルバーリンク制作による新作ショートアニメを毎巻Blu-ray&DVD限定版に収録(各巻約5分)。こちらは第4巻に収録。

タイトルは「彼女たちの事情」。

58.4 21 2014年冬(1月~3月)アニメランキング21位
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 3巻特典OVA(OVA)

2014年2月28日
★★★★☆ 3.4 (75)
511人が棚に入れました
壮大なファンタジー世界を舞台に、勇者志望の少年と魔王の娘が織りなす家電コメディ。

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏アニメを見逃した俺はしぶしぶ(いや熱望する)ニコ生一挙放送を求む。

勇しぶのOVA作品で第13話です。

話は主人公の妹がやって来て

なんとか勇者っぷりを見せなきゃと

奮闘するのをコメディ風にしたという

内容です。

店の仲間たちに手伝って?もらいながら

いろいろするのですが、

サービスシーンが多いように思いました。

(一話30分の作品なのに・・・)

まあ、勇者としての姿が見せれた?はず

なので、いいんじゃないかなと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作9巻には、テレビ未放送の第13話が収録されたBD付き限定版が発売。

第13話(OVA)
サブタイトル
勇者になれなかった俺の妹が上京してきました。

オープニングテーマ
「エキストラレボリューション」(第13話)

エンディングテーマ
「Sticking Places」(第2話 - 第11話、第13話)
劇中にはスフィアの各メンバーたちが本人役として出演している。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

普通のOVA

本編との関連はありません。

王都で就職して実家に連絡勇者無い兄が本当に勇者をしているのかを妹が確認しにくるお話。

登場人物みんなで協力して、勇者をしていることにしてあげようとあれやこれややります。

そして、おっぱいがすぐ出ます('ω')

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

58.1 22 2014年冬(1月~3月)アニメランキング22位
進撃の巨人 ちみキャラ劇場 とんでけ!訓練兵団 9(その他)

2014年3月19日
★★★★☆ 3.4 (19)
85人が棚に入れました
DVD&BD第9巻収録の映像特典のちみ絵師・ゆーぽんデザインの2頭身キャラによるFlashアニメ。

進撃の巨人がSDキャラになって登場!!

23日目と24日目、25日目を収録。
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

とんでけ!訓練兵団!二十三日目、二十四日目、二十五日目。 いよいよラストです!

DVD&BD第九巻収録の映像特典のちみ絵師・ゆーぽん

デザインの2頭身キャラによるFlashアニメです。

二十三日目~二十五日目の三本立てです。


~二十三日目~

~訓練兵団に所属するエレンたちの憧れ、壁の外に自由を

見出し、変革を求める集団。それが調査兵団なのである~

{netabare}
調査兵団の団長であるエルヴィンは若い兵たちと自分の

考えにギャップを感じるようになり、そのため調査兵団を

希望する訓練兵が減る一方ではと思い、少しでも若者に

親しまれる団長になろうといろいろするのだった・・・


やることなす事が全然ウケないのに全く心が折れようとは

しなかった団長は団長の器って感じでした。

それにしても取り入れるところが違うくねというツッコミを

いれてしまいそうな感じでした。
{/netabare}

~二十四日目~

~調査兵団とは人類にとって未知の領域である壁外の調査を

主な任務とする、対巨人戦闘に長けた集団である~

{netabare}
アルミンから調査兵団が壁外調査のために街を通るという

情報を得たエレンはミカサも連れてその様子を見に行く。

するとそこにはエルヴィン団長とリヴァイ兵士長の姿が

あって・・・


人類最強であるリヴァイに対するエレンの思っていることが

かなりぶっ飛んだものばかりでエレンたちの会話とリヴァイ

が心の中で思っていることが妙にマッチしていて面白かった

です。リヴァイ兵長の都市伝説みたいなのが一人歩きしていて

素手で10体の巨人を相手に勝ったとか、人類最強だから必殺技

があるとかなんとかで、

リヴァイが想像したのが「超速回転うなじ削ぎ」、

ミカサが想像したのが「超ウルトラうなじ削ぎ」で

エレンが考えたのが「ファイナルギャラクティカうなじクロスブレイク」

っていうのがあって「それ長ーよ」というがめっちゃ笑えました。
{/netabare}

~二十五日目~Final

~解散式、それは訓練兵たちの卒業の儀式である。訓練兵は

この式をもって一人前の兵士として送り出されるのである~
{netabare}
今日、第104期訓練兵解散式を行うこととなるのだった・・・


解散式のようすがその辺の小学校の卒業式かとツッコミ

たくなるような感じでした。しかもこの訓練兵団の様子は

二十五日分ですが、訓練そのものは3年間なのでどんだけ

巨人にやられているんだよと思い笑えました。そして式の

部分ですが、代表挨拶のあたりはなんの問題もないのですが

その後の感謝の言葉っていうのが、小学校でよくやる

代表生徒が喋ったのに続いて復唱するようなやつで笑えました。

例えば「代表:足を痛めながら走ったマラソン大会。

全員:マラソン大会」みたいな感じですwww
{/netabare}

全体としてラストは予想通りの展開で待ってましたよと

いう感じで見ました。ここで終わりなのかと思ってしまう

ところもありましたが、毎回毎回楽しめた作品でした。

そして最後に梶さんいつもラストの作製陣の紹介を

ご苦労様です。そして最後のあの・・・も出ちゃったのか

台本なのかは・・・ですが、お疲れ様って感じです。

めっちゃ長くなったような気がしたり(ネタバレタグの中が)

星評価がオール5になっていたりしますが

これで最後なので全部足し算しちゃったんだと思ってご了承くださいw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

58.0 23 2014年冬(1月~3月)アニメランキング23位
てーきゅう 第3期 裏面②「先輩とトマリン・コンフィデンシャル後篇」(その他)

2014年1月24日
★★★★☆ 3.4 (15)
55人が棚に入れました
てーきゅう 第3期 ブルーレイに収録されている。

内容は本編で確認してね。

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

裏面2 先輩とトマリン・コンフィデンシャル後篇

BD / DVD
第1期はTSUTAYA限定のレンタル専用DVD(全1巻、2013年7月3日レンタル開始)もリリースされた。これには特典として、『ヤマノススメ』・『まんがーる!』・『血液型くん!』の一部エピソードも収録されている。
以降のシリーズもTSUTAYA限定レンタル専用DVDを設定。第2期(全1巻、2013年1月14日レンタル開始)には特典として、三森すずこ・渡部優衣・鳴海杏子出演の「てーきゅう×TSUTAYAイベント」のイベント映像(完全版)を収録。
第3期(全1巻、2014年7月10日レンタル開始)には特典としてCM集やモブキャラクターによるオーディオコメンタリーなどが収録される。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

57.8 24 2014年冬(1月~3月)アニメランキング24位
てーきゅう 第3期 裏面①「先輩とトマリン・コンフィデンシャル前篇」(その他)

2014年1月24日
★★★★☆ 3.4 (15)
54人が棚に入れました
てーきゅう 第3期 ブルーレイに収録されている。

内容は本編で確認してね。

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

裏面1 先輩とトマリン・コンフィデンシャル前篇

BD / DVD
第1期はTSUTAYA限定のレンタル専用DVD(全1巻、2013年7月3日レンタル開始)もリリースされた。これには特典として、『ヤマノススメ』・『まんがーる!』・『血液型くん!』の一部エピソードも収録されている。
以降のシリーズもTSUTAYA限定レンタル専用DVDを設定。第2期(全1巻、2013年1月14日レンタル開始)には特典として、三森すずこ・渡部優衣・鳴海杏子出演の「てーきゅう×TSUTAYAイベント」のイベント映像(完全版)を収録。
第3期(全1巻、2014年7月10日レンタル開始)には特典としてCM集やモブキャラクターによるオーディオコメンタリーなどが収録される。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

57.7 25 2014年冬(1月~3月)アニメランキング25位
みツわの(OVA)

2014年3月12日
★★★★☆ 3.4 (19)
84人が棚に入れました
一ノ瀬舞依は、修学旅行中に出会った一葉に憧れ、舞妓になることを決意。反対する親を説得し、中学を卒業後、京都にやってきた。しかし、お世話になる予定だった置屋が、急遽、店を畳むことになったことを知らされ、舞依は途方にくれる。しかし、そこで偶然、一葉に再会。一葉がいる置屋の「菊屋」の女将さんを紹介してもらい、ここで修業させて欲しいとお願いする。女将さんから入門の条件として課された試験に合格した舞依は、同じく舞妓志望の四十川翠や、菊月莉子とともに、菊屋で修業することとなった。

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

インパクトがありません。

アニメーション制作:ZEXCS
2014年3月12日に発売された全1話のOVA。
原作は、松本逸暉によるライトノベルです。

【概要】

京都祇園で舞妓見習いをやっている舞依、翠、莉子は、
舞台に上がる日を目指して、菊屋で修行に励んでいます。
三人はとても仲良しなのですが、
祇園祭で見習いたちが踊りを披露することになり、
各置屋からは出られるのが二枠らしいという噂話を耳にします。

ずっと三人一緒に頑張っていきたいと思っていた彼女たちは、
一人だけ除け者になることヘの抵抗感で、
その日からギクシャクしてしまいます。

【感想】

原作小説の宣伝に作られたOVAでしょうか。
ちょっとした友情小話ですね。

作画はそれなりに綺麗なのですが、個人的にはパッと響くものが感じられませんね。
声優陣に堀江由衣や佐藤利奈、
脇には平野文とか丸山裕子とか結構なベテランが入っていて地味に豪華ですね。

一度観て、ストーリーに思ったこと。
原作を読んでいれば登場人物のひとりひとりに感慨が出てくるのでしょうが、
アニメ単体では、ああ、そうだったんだ!良かったね!で終わってしまう、
伝わるものが薄いアニメでした。
やはり、原作のPVが目的でそれ以上の展開も意図も存在しないのかな?と思いました。


短いですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

京風・舞妓少女ストーリー。

ライトノベル原作で、この1話の為にオリジナルで作られた作品だそうです。


 お話は、主人公の麻衣ちゃんが修学旅行先の京都で舞妓さんに声をかけられて、それが忘れられずに単身京都へ来て、舞妓の修行に友達2人と勤しむ。といった感じです。


 パット見た印象としては、"花咲くいろは"を思い出す、和風で絵のタッチが繊細な感じの作品でした。
ただ、作画の枚数が明らかに少なかった(低予算?)為、動きが少々悪いです。

 ですが、お話もテンプレ通りで納得の行く作りになっており、これは「本格的に作画を頑張ってから、アニメ化したら売れるぞ」と私は思いました。



また、声優さんが非常に豪華で、メインキャストCVに堀江由衣さん、佐藤利奈さん、ささきのぞみさん。
脇役にも、大原さやかさん、原由実さん、平野文さん、といった層々たる顔ぶれでビックリでしたw


「もしアニメ化されるとすれば」といって、アニメ化されなかった作品の方が正直多かったですが、個人的な楽しみが一つ増えた感じで、何だか得した気分です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

舞妓見習い

舞妓見習いをしている三人が、祇園祭で踊りを披露するまでのお話。

CVは堀江由衣ちゃん、佐藤利奈ちゃん、ささきのぞみちゃん。
先輩舞妓さんに原由実ちゃん、大原さやかちゃんと文句無いんだけど…
これが監督デビューとなるいがりたかし氏の経験値のせいか、アニメオリジナルストーリーにした脚本高橋ナツコ氏のせいか…
花街を舞台にしている作品って少ないから、すごく良い題材なのに、三人の友情を深めていくのとか、日々稽古や賄いに精進していく姿というのがあっさりしすぎていて盛り上がりにかける。
自分が好きな漫画に「舞妓さんちのまかないさん」があるが、日常系として比べてもこのアニメは負けてるよ。
ただ原作は読んでみたい気になった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
123
ページの先頭へ