「寄生獣 セイの格率(TVアニメ動画)」

総合得点
79.4
感想・評価
1602
棚に入れた
7717
ランキング
495
★★★★☆ 3.8 (1602)
物語
4.1
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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ネタバレ

missing31 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

最低最悪のアニメ化。漫画読むべし。

糞杉。
なんでこんな風にしたんだろう…。

独特の絵柄の原作だが、これほど多くの人に受け入れられているのは
すべてキャラやストーリーの魅力からだと思う。

原作者の独特な絵柄とストーリー、描写を背景にした
「唯一無二の作品」が「よく見かける絵柄のよくある作品」になった。

漫画「寄生獣 完全版」で原作者の岩明均は
自作の映像化に対してこうコメントしている。
(この頃はアニメ化という話は無かったと思うが)

「制作者がどれくらい原作が好きで、どれくらいの熱量で作っているかが
良い映画化と悪い映画化を分ける。本気で作ってくれれば映像化が楽しみ」

その作品には、その作品の良さがある。
それを理解し、その作品の魅力を120%引き出す事が出来れば、
アニメ化は成功している、と言える。

ストーリーを中途半端に引っ張っても狂気や悪意、純粋さなど、
目に見えない部分にこそ作品の本質がある。
今回のアニメ化はそれらをすべて消してしまっている。

絵柄が違っても、画から凄みや恐怖が伝わればいい。
声がイメージと違っても人やパラサイトの感情が伝わればそれでいい。
同じセリフでも、同じ内容(あるいはそれ以上)が伝わればそれでいい。

伝わればよかったのだが、、、
残念ながら伝わらない。

断言してもいいが原作ファンは観るべきではない。
なぜなら、決して「寄生獣という地球外生命体」のアクションや
ミギーの見た目とのギャップなどだけで、ファンになったわけでは
無いだろうから。

{netabare}※完結しましたね。
やはり漫画とは比べ物にならない大味なアニメでした。
ラストの対戦、原作では後藤は不法投棄業者と警察のイザコザに目を取られれいるうちに新一に廃棄物を体内に叩きこまれ、獣の様に叫びます。これは、後藤が純粋な人間では無く「寄生生物」であるからこそ起こった事です。つまり知的生命体として若い後藤の知的好奇心が、新一を殺す事よりも人間のイザコザに向いたからこそ起こった事です。ここ、アニメ版だとそんな事件おこらず新一がかっこ良く決めてくれます。単純化されたヒーローモノの様に。まあ、そういう事です。{/netabare}

投稿 : 2015/03/30
閲覧 : 422
サンキュー:

11

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