「とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)」

総合得点
90.8
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ランキング
48
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャラクターレベル5の電撃超能力バトルアニメ!

〝本伝"である『~禁書目録(インデックス)』は原作ラノベ、アニメ共、未体験。
けれど〝外伝"であるこのアニメシリーズは二期までしっかり観ていますw

これは私が魔術より、超能力という言葉の響きに惹かれたからだと思われます。
(※単に男子高校生より女子中学生に興味があったという説もありw)

この作品は厳密にはラノベのスピンオフ作品ですが、
本作は語尾などの口癖、セリフ回しや、
所持する小物などで、人格を形作っていく、
ライトノベルが培ってきたキャラクター作りの集大成と感じます。

主要キャラ4人は言うまでもなく、サブキャラに至るまでキャラ立ち良好で、
婚后光子辺りまでなら余裕で、エピソードの主役を張れるレベルに到達しています。

さらには主要キャラ4人が所持する携帯電話。
〝お姉様"が溺愛する〝ゲコ太"グッズ、牛乳と言えば〝ムサシノ牛乳"に至るまで、
よくデザインされ存在感を発揮。
これはもう能力もキャラもないチンピラ共はグレるしかありませんねw

こうなると、もはやキャラが映っているだけで、
アニメーションとして成立するレベル。
キャラたちの言動(あるいは奇行w(笑))を眺めているだけで楽しいです♪

メインストーリーはややスローテンポ。
キャラに密着してしまうと、それだけで一話丸々消化してしまうことも多々ありますw
例えば{netabare} 黒子の〝お姉様"に対する愛を語り尽くしただけで話が終わってしまうこともw{/netabare}
けれど視聴後の満足度は高く、また次回あいつらに会いたいと思わせてくれます。

展開も王道の繰り返し。
{netabare} 超能力開発を目的とした学園都市≒住民にある種の人体実験を行う実験都市。
そこで起こる事件を通じて、能力より大切なもの、友情を確認していく…。 {/netabare}
それを1クールごとに反復する。

それだけと言えばそれだけなのですが、
強いキャラクター性により掘り起こされたテーマには、心に響く物があります。
きちんと性格付けされたキャラが、試練に直面した時に見せる言動には説得力があります。

個人的には〝無能力者"佐天涙子がMVP。
特に{netabare}金属バットフルスイングにより叩き出された友情パワーには胸を打たれます。{/netabare}

地味に私の中で印象に残っている話は{netabare}第14話「特別講習」。 {/netabare}
とかく無力感にさいなまれることも多い現代人にも示唆を与える、
興味深いエピソードだと思います。

そう言えば本作もまた夏を舞台にしたアニメ。
真夏の暑さを電撃で吹っ飛ばしたい方などにもオススメな作品ですw

投稿 : 2015/08/10
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サンキュー:

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