「下ネタという概念が存在しない退屈な世界(TVアニメ動画)」

総合得点
71.2
感想・評価
1252
棚に入れた
6842
ランキング
1358
★★★★☆ 3.5 (1252)
物語
3.3
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.6

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」に戦いを挑むSOXのメンバー達・・・

この作品の原作は未読ですが、第6回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞した作品なのだそうです(wikiより)。
ですが、視聴前はその様な事も知らずタイトルが気になって視聴を始めた・・・が正直なところです^^;

こうして視聴を始めた訳ですが・・・やたら「ピー」音が挿入されていました。時には「ピー」音で本来の会話の内容が聞こえないほど・・・^^;
確かに放送できない言葉は「ピー」音で消す必要がある訳ですが・・・一体どんな会話をしてるんでしょうね^^;?
円盤になればある程度規制は解除されるのでしょうか?

「公序良俗健全育成法」制定により、性的な表現が全面的に禁じられてから十数年・・・執拗なまでの法整備と超小型情報端末(PM)による監視システムの確立により世界で最も健全な風紀を手に入れた日本という綺麗な国・・・これは「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」に戦いを挑んだ少年少女達の物語である・・・
という行から物語が始まるのですが、この解説がこの作品のポイントを一番抑えているように思います。

そして戦いを挑んだ少年少女が立ち上げた下ネタテロ組織が「SOX」なのですが、よくもここまで濃いメンバーを揃えられたと感心するばかりです^^;

華城綾女(かじょう あやめ):普段は風紀優良高として名高い時岡学園後頭部2年で生徒会副会長として手腕を発揮していますが、もう一つの彼女の顔はSOXのリーダーである「雪原の青」なんです。この作品の中で彼女のセリフに一番「ピー」音が多かったと思います。
まるで「歩く下ネタジュークボックス」の様な彼女でしたが、時折見せる発するセリフと態度のギャップに可愛らしさを感じてしまうのは何故なんでしょう^^;?

奥間狸吉(おくま たぬきち):本作の主人公で、時岡学園高等部に入学して早々、生徒会に誘われ役員になりましたが、下ネタテロリストであった父の奥間善十朗の影響で多くの知識を会得しています。
しかし、その父親のせいでこれまで周囲から冷たい目で見られながらの学校生活を余儀なくされていましたが、生徒会会長であるアンナ・錦ノ宮に憧れ、心機一転時岡学園に入学した・・・ところまでは良かったのですが、父の遺伝子を色濃く受け継いだせいか、SOXに加入し雪原の青をサポートする立場で暗躍します。
華城先輩の下ネタに対する本気のツッコミはお約束の域に達していたと思います^^

早乙女乙女(さおとめ おとめ):時岡学園高等部三年生で、下ネタテロ組織「SOX」のメンバーなのですが、彼女の特技は一風変わっていて、筆やペンを口で加えて卑猥なイラストをバンバン書いちゃうんです^^;
見た目はまるで小学生のようなのですが、一心不乱に咥えた筆を動かし続ける彼女は、ある意味神懸っていると思います。

鬼頭鼓修理(おにがしら こすり):時岡学園中等部一年生で、物語の中盤から下ネタテロ組織「SOX」に加入してきました。
見た目は可愛いのですが、中身はずる賢く頭脳派として立ち回れるほどの切れ者です。

下ネタテロを4人しかいない少人数組織で遂行し続けるのは極めて困難な事です。
それでも、仲間の絆、突発的な機転や周りの動きが結果的にテロ活動の追い風となったりと、かなり危ない橋を渡っている感は十分伝わってくるのですが、どうしても下ネタを挟まずにはいられない華城先輩の影響で、あまり緊迫している感じを受けることはありません^^;

それと時岡学園の生徒会長であるアンナ・錦ノ宮にも触れておきたいと思います。
容姿端麗・頭脳明晰・品行方正と所謂完璧な彼女なのですが、他の一般生徒同様性知識が著しく欠落している事から、自分自身に起こっている事が理解できず、結果的に理性によって自我を正しく制御できない・・・という状況が引き起こされてしまいます。

会得してはいけないモノを排除するのは選択肢として有ると思いますが、情報を一切開示せずブラックボックスのままにしておいて良い事と悪い事があると思います。
何故何でも直ぐ取り上げてしまおうとするのでしょうね^^;?
そんな世の中にSOXはどの様なテロ活動を展開していくのか、気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、SOXさんで「B地区戦隊SOX」
エンディングテーマは、上坂すみれさんで「Inner Urge」
どちらもカラオケBOXで歌ったら盛り上がりそうな曲だと思います。

1クール12話の作品でした。序盤は「ピー」音が気になりましたが、そういう作品なんだと割り切ると気にならなくなりました。
むしろ、このブッ飛んだ感じ・・・悪くなかったと思います。
原作の連載はまだ続いているようですが、続編制作されるんでしょうか^^?
続編あるなら是非視聴したいと思います♪

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 378
サンキュー:

31

下ネタという概念が存在しない退屈な世界のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
下ネタという概念が存在しない退屈な世界のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

Ka-ZZ(★)が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ