「六花の勇者(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
1248
棚に入れた
6691
ランキング
968
★★★★☆ 3.6 (1248)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「六花」は「りっか」ではなく「ろっか」と読みます^^;

この作品の原作は未読です。タイトルを初めて見た時、「あの大好きな中二病キャラが再び見参してくれるの?」と思ってしまいました(//∇//)
暫くそう思い込んでいたので即視聴を決めた作品でしたが、蓋を開けてみると読み方も内容も全然違っていましたね^^;

物語は、神に選ばれし6人の勇者が集結し魔神の復活を阻止するという極めて分かり易いストーリーなのですが、名乗りを上げた勇者は何故か7人・・・この中に一人混ざっている偽者の正体を暴くという事を主体に物語が動いていきます。

偽者が混ざり込んだ理由は本編で確認頂きたいと思いますが、本物の勇者の人数の減る事が何らかのメリットに繋がるのでしょう・・・つまり、死んでしまう勇者は誰だって構わない・・・
こうなると手っ取り早いのが、自分の身を安全な場所に置いた上で誰かを犯人にでっちあげてしまえば良い・・・という事になります。

でっち上げられた勇者にとっては堪らない仕打ちですが、偽者の勇者を見つけなければ自分が殺されてしまう・・・という状況になると、偽者探しも本気にならざるを得ません。
結果的に見ると、この方法が真実に一番早く辿り着く方法だったと思います。

それでも、道のりは険しく平坦な部分なんてどこにもありません・・・
そこで、全く自分を信じていない人から信頼を得ることの難しさと、一度築き上げた信頼の固さを、この作品からしっかりと感じる事ができます。

信頼を得るには、それに足りうる情報や証拠が必用です。でも、そのピースが足りない状況でも喉から手が出るほど仲間の力が欲しい時があると思います。
自分を全否定する相手に望む時の方法はきっとたった一つ・・・
その一つに気付いて貰えるかで全ては決まると思います。
この作品では、どのようにして信頼を勝ち取ったのでしょうか・・・
気になる方は是非本編でご確認下さい。

この物語に登場する勇者は以下の通りです(wikiより)。
・アドレット(CV:斉藤壮馬さん):「地上最強の男」を自称する18歳の少年で本作の主人公。
・ナッシェタニア(CV:日笠陽子さん):「刃」の神の力を持つ聖者。
・フレミー(CV:悠木碧さん):「火薬」の神の力を持つ聖者。
・ゴルドフ(CV:内山昂輝さん):ピエナ王国軍黒角騎士団随一の騎士。
・ハンス(CV:鈴村健一さん):猫の動きを真似た特殊な剣術を使う殺し屋。
・チャモ(CV:加隈亜衣さん):「沼」の神の力を持つ聖者。
・モーラ(CV:佐藤利奈さん):「山」の神の力を持つ聖者。
改めて見てみると、勇者に選ばれる条件ってホント良く分からないです。

こんな事をレビューに書くのには訳があります。
今回の放送で取り敢えず偽者が誰かは明らかになります。
ですが、偽者が一人しかいない・・・という事実が証明された訳ではありません。
そう、物語は更なる偽者の可能性を伏線として終幕するんです。
肝心の魔神封印においては、始まってさえいませんし・・・^^;

オープニングテーマは、MICHIさんの「Cry for the Truth」と、UROBOROSさんの「Black Swallowtail」
エンディングテーマは、MICHIさんの「Secret Sky」、ナッシェタニアの「Dance in the Fake」と、フレミーの「Nameless Heart」
MICHIさんの曲はオープニング、エンディング共に良かったですが、個人的な推しはフレミーの「Nameless Heart」でした。
綺麗なピアノの旋律で始まり・・・歌が始まるとフレミーの押し殺したような・・・少し囁くような・・・そしてサビでは彼女の内に秘めた熱さ、激しさが感じられる・・・そんな曲だと感じました。
悠木さん・・・凄すぎです^^

1クール12話の作品でした。原作は連載中で2015年7月現在で既刊7刊まで発行されており、今回アニメ化されたのは2巻冒頭までとの事です(wikiより)。
つまり原作のストックは残っている、という事ですよね。
これは続編を激しく期待したいです^^

投稿 : 2015/09/27
閲覧 : 380
サンキュー:

25

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