ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「青春全部賭けたって強くなれない?賭けてから言いなさい。」
競技かるたの熱い作品だということを聞いていたので、
視聴前から楽しみにしていました^^
百人一首は全然覚えてなくて、
かるたも真面目にやったことがないです。
私の中では百人一首=坊主めくりなイメージ(笑)
でもこの作品を観ていたら、
競技かるた、おもしろそうだと思いました。
「ちはやふる」を観たらもう、
「かるたは地味な遊びだ。」なんて言わせません!
ちゃんと百人一首を覚えて、
本気でやったらおもしろいんだろうなあ。
全25話です。
● ストーリー
クイーン(競技かるたの女性日本一)を目指す、
高校生の綾瀬千早(あやせ ちはや)。
高校でかるた部を設立しようと
仲間を探していた。
幼馴染の真島太一(ましま たいち)など、
部員を集めながら、競技かるたの高みを目指していく。
1話から引き込まれ、
25話に見どころぎっしりで大満足です^^
競技かるたが作品のテーマですが、
「試合をすること」がメインではなく、
競技かるたに関わる人間ドラマが
丁寧に描かれています。
この作品の鍵となる人物・綿谷新(わたや あらた)の絡ませ方等、
全体的に構成が素晴らしいと思いました。
仲間を集め、仲間とつながること、
かるたに賭けるそれぞれの情熱、
そして競技かるたの熱さ…。
かるたって『読む→札を取る』だけなのに、
こんなに激しくて見どころが多いものだとは…。
「かるたはスポーツだ。」と言われるのも
非常に納得です。
プレイスタイルにも個性があり、
いろいろな試合を飽きることなく観ていられました。
1つの試合の展開もだらだらせず、
いいテンポで進んでいましたしね^^
≪ 「あたし、かるたが好きだ…好きだ…!」 ≫
千早はこの種の台詞を何度も言います。
この言葉にはかるたが好きだという気持ちはもちろん、
関わる人も含め、かるたの全部が好きだという気持ちが込められています。
千早はかるたが好き。
自分の実力に限界を感じて壁にぶつかったり、
強い相手に負けてこの上ない悔しさを感じたり、
もっともっと上を目指したいという想いに燃えたり、
仲間と戦うこと、仲間が傍にいる温かさや心強さを感じたり、
仲間のことを自分の事のように喜んだり、
大好きな人との絆にこれ以上ない幸せを感じたり…。
そんな感情が共にあることもまた、
千早がかるたを好きでいる大きな理由だと思います。
千早にとってはかるたですが、
私にとっては仕事がこれと似ていたり。
全力でぶつかっていけるものがあるって、
まっすぐでいられてすごく幸せなことだと、
千早の姿を見て、自分の事と比べて考えられました。
この作品にも、日々を共に過ごしている人たちにも、感謝です。
● キャラクター
個性豊かで賑やかです♪
特に今回ピックアップしたいのは、
千早の幼馴染の太一です。
千早と同様、小学生の時にかるたに出会った少年。
千早と再会したことをきっかけに、
かるた部で本格的にかるたに取り組むようになります。
小学生の時の太一が、まあ嫌いだったこと。笑
プライドが高くて、勝つためには卑怯な手も使うやつでした。
卑怯なやつは大嫌いです。
初登場時からあまり印象がよくなかったのもあり、
ずっと「嫌い嫌い…。」と思いながら観ていました。笑
しかし、
彼の成長がこの作品のもう一つのテーマでもあるかのように、
真剣にかるたと向き合うようになっていく姿には、
揺さぶられるものがありました。
「あれ?太一かっこいいよ。」と、
気付けばすっかり彼のファンになっていました。
恋心を必死に抑える感じもたまらんしね;;
演じる宮野真守さんの声がまた色っぽいし…(*´Д`)ハァハァ
彼の成長&恋の行方には、
今後も益々目が離せなくなることでしょう。
● 音楽
【 OP「YOUTHFUL」/ 99RadioService 】
歌詞に「ちはやふる」という言葉が出てきたりと、
この作品にはぴったりの曲だと思います。
曲も爽やかですね~^^
【 ED「そしていま」/ 瀬戸麻沙美(作中では千早役) 】
背景の夕焼け色がよく合っていました。
どこか和風な感じが、競技かるたの印象にもぴったりかな。
● まとめ
仲間集め、
たくさんのライバルたち、
気持ちのぶつかり合い、
自分との戦い、
とにかく見どころがたくさんあって、
おもしろかった!
2期は進級した千早たちの、
新しい1年が始まるのでしょう。
楽しみです^^