ポール星人/小っさ さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

旭川向かって走ってた筈なのに富良野に着いてしまった私はトンデモナイ方向音痴なんですけども

なんか犬神家のスケキヨみたいなのが出てきて、{netabare}いよいよ飯時には観たくない猟奇的な結末かと思いきやオレタタで終わってしまったのは誠に残念。(汗)
まぁ、この場合はオレタタではないのかもですが。 {/netabare}
"櫻子さんと正太郎の物語"の導入としては、絵も綺麗で雰囲気も良く突出した売りは無いものの無難で良い作りだったとは思います。
"すべてがFになる"が真賀田博士の常人にとっては異常なロジックの物語とすれば、櫻子さんは推理的要素ゼロでは無いものの解剖学の専門知識が事件を解く鍵であり視聴者側が一緒に考える類の話では無いと思いますし見やすかったと思います。
少なくともアニメをポケ～っと観る私みたいな人間には丁度いいというかw

正直言うと私はコレに関しては、途中から櫻子さんという女性にウットリするアニメだと思って観てましたんで内容は別としてかなり満足ですw
正直、ロリでは無いだけで

ミステリアスで常識感覚がちとズレた、頭の切れる不愛想だけど素行が気になるお嬢様

となれば、もう完全にテンプレなヒロインな訳で。
んで黒髪ロングとくればオッサンとしてはウットリせざるを得ない。
しかもこの作品のズルさは"ロリでないヒロイン"というウィークポイントを、OPや回想で少女時代のビジュアルを刷り込んでくる訳で隙が無い(滝汗)

　原作は勿論内容の良さで売れた小説なのでしょうけども、アニメはそれプラスでビジュアルでも媚びてくれた点がニクイかなと。
そこが"すべてがFになる"に比して、視聴者寄りだったなとは思います。
ただ、個人的に"すべてがFになる"の方が作品としては好きです。
西之園さんだってカワイイもん(汗)

無難で特別ケチをつけるようなところの無い反面売りも無いけどヒロインでなんとなく観てしまうという点では、作品の内容は全く別では有りますが夏期の赤髪の白雪姫に位置付けが似てた作品だった気がします。



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若い頃に数度ツーリングで通りかかっただけの記憶なんでスイマセン(汗)

"すべてがFになる"が内容・キャラ的にとっつきづらいのと違って、こっちはスンナリと入ってきますね。無難な作りだけどイイ感じだと思います。
植物の書き込みがとても綺麗。

　他の方のレビュー読んで、多少グロいかもというの観てましたので心中死体のシーンはドキドキしましたが、　　　　あ、流石にそうすよね　　という程度の表現でしたんで多分抵抗無い方でも大丈夫だと思います。


　冒頭の猫の埋葬のシーン、主人公の人の良さが個人的には好きです。
実際、なかなか出来ないすよね。
私も一度だけ退勤時に見つけた猫の死体、踏まれたら可哀想と思って車道から路肩に避けてあげた事有るんですが、往来が殆ど無い夜だからしてあげたようなもんだし、ましてや埋葬なんてね。見て見ぬふりで精々"成仏しなよ"とか思う位なもんで。
作品的には桜の木とその下の死者というコンセプトに対する添え物程度のシーンなんだとは思いますけどね。