「RWBY Volume1(日本語版)(OVA)」

総合得点
64.8
感想・評価
71
棚に入れた
376
ランキング
3558
★★★★☆ 3.9 (71)
物語
3.7
作画
3.6
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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しゅりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い意味で日本にない軽快さを持ったアニメ

数年前からアメリカで制作されWEB展開されていたCGアニメを
日本で公開するために吹き替えされた作品とのことです。
制作はRooster Teeth Productions

グリムと呼ばれる化物から人々を守り戦うハンターがいる世界。
そんなハンターを育成するビーコン・アカデミーに入学した
4人の少女たちを中心に描かれる物語です。

けみかけさんに教えていただいて劇場に足を運んでみました。
本作の出自などについては知識があまりにも足らないので
個人的な感想から記載いたします。


このアニメを観賞して感じたことは端的に言うと良い意味での軽快さです。
CGのキャラクターで描かれるハイスピードなバトルが
第一印象だったのですが、いざ観賞してみるとアメリカらしい
コメディに満ちた会話のテンポにも軽快さを感じました。
また、会話の途中でいきなり二頭身になる描写や
都合が悪いときに忽然と姿を消すキャラクターたちなど
日本アニメらしいギャグ描写を上記の会話の中で見せてくれます。
こうした描写により懐かしいような新しいような
不思議な小気味よさを感じさせてくれました。

キャラクターについてはさすがに主人公ルビーの
服装のイメージからは想像できなかった少女らしさには
びっくりしましたが、その他の少年少女たちは概ね
キャラクターデザインから感じる印象通りに思えました。
このあたり日本アニメを意識されているなら本当に上手いなと感じます。
あとはモブに近い教師にも一本筋の通った何かを感じさせるのが
日本では少ない感覚に思えて好印象です。

日本語吹き替え版のキャストについては本当にアニメオタクの
私達が思う豪華声優陣といったキャスティングです。
オリジナルは公開済みなのでアフレコ風景は洋画に近かったのでしょうか。
洋画的なテンポの会話を日本アニメに近い印象で聴くことができるのは
なかなか体験することのできない感じで良いですね。
皆様の仰るとおり下野紘さんのヘタレ演技は至高です。

下野紘さん演じるジョーンと豊口めぐみさん演じるピュラを見ていて
昔エウレカセブンの外伝ゲームで主役をやっていた2人だな、
なんて全く関係ないことを考えてみたりしました。
本作の背景CGはあのくらいの時代のゲームを思い出させるものがあります。
低予算とのことでキャラクターの表情に力を注いだ結果なのでしょうね。

物語はもともと短編公開されていたアニメを繋ぎ合わせたものとのことで
つぎはぎのように感じる場面展開もありましたが、
全体を通して一人一人のキャラクターにどんな存在でいたいか、
何をやりたいのかと意思を問いかけるような王道の展開を
あまり重くなり過ぎないバランス感覚で描いている印象です。


背景CGや細かな点において粗に見えるところもありますが
それをあまり感じさせない軽快なスピード感を持った作品です。
残念ながら劇場でのイベント上映は2015/11/27(金)までとのことですが
オリジナルはいつでもWEB上で見れますし、
日本語吹き替え版も2015/12/9(水)にBD/DVDが発売されますので
ご興味ある方は軽い気持ちでどうぞご覧ください。
日本語吹き替え版を気に入った方はVolume2を楽しみに待ちましょう。

投稿 : 2015/11/23
閲覧 : 303
サンキュー:

10

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