「灼熱の卓球娘(TVアニメ動画)」

総合得点
69.3
感想・評価
404
棚に入れた
1578
ランキング
1796
★★★★☆ 3.6 (404)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

【6話】秀逸なシリーズ構成と作画で楽しめる作品

原作:朝野やぐら(掲載誌 ジャンプSQ.19→となりのヤングジャンプ)
監督:入江泰浩(代表作、鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST他)
シリーズ構成:倉田英之(代表作、かんなぎ、俺の妹がこんなに可愛いわけがない他)
アニメ制作:キネマシトラス
主要キャスト
旋風こよりcv花守ゆみり(主人公中学二年)
上矢あがりcv田中美海(こよりのクラスメイトでライバル卓球部のエース)
大宗夢音cv今村彩夏(巨乳で卓球部副部長三年生)
後手キルカcv東城日沙子(卓球部部長三年生)
天下ハナビcv高野麻里佳(こより、あがりのクラスメイトで卓球部員)
出雲ほくとcv桑原由気(卓球部員二年生)

原作未読
第1話視聴完了

第1話あらすじ
{netabare} 物語は雀が原中学校にこよりが転校してくるところから始まります。
校門の前で朝連に来たあがりと偶然出合い、こよりが転校生で卓球部入部希望と聞いて、そのまま卓球部の部室へとむかいます。
二人で練習試合をはじめ、あがりはこよりが只者でないことに気が付きますけど、朝練のメンバーが来てこよりとの試合は中断。
副部長の夢音にこよりを紹介すると、夢音はこよりを一年生との練習試合に誘います。
こよりは対戦した一年を全員破ってあがりを唸らせます。
さらに、放課後こよりは夢音を破り、こよりは別に県の大会でベスト4だったことが明らかとなり都大会ベスト8のあがりを慌てさせます。{/netabare}

萌えアニメ特有のゆるくてギャグ主体の部活ものだと思って視聴しましたけど、部活シーンは適度なギャグもあるけどごく普通で、スポ根みたいな泥くささもありません。
ストーリーも軽めのシリアス展開でピリッと引き締めるとろは引き締めていて、内容にも自然と溶け込めます。
アバンの試合はこれから起きる展開の伏線ですね。
あのキャラザ、私はちょっと苦手ですけど、キャラ萌えとストーリーの両方を楽しめる作品ではないでしょうか。

5話-6話メモ
視聴開始後初めての中間レビュー。
今期アニメは視聴対象が多いので録画視聴も多いが、とにかく一刻も早く観たいと思う作品はそう多くはない。
その中でもこの作品はリアルタイム、準リアルタイムで視聴している作品の一つであり個人的なランキング(プロフで更新)では6位としている。
{netabare}各話の細かい流れは省略するが、4話からの流れとはなるが5話では部長キルカと副部長ムネムネのキャラの掘り下げと、校内の実力に関する伏線の回収がしっかりと行われた。
ここで雀が原中学校を巡るパートは概ね終了だが…

実は感心点でもあり、本作の構成は「本物」だと確信した点は次の6話。
通常サブキャラの掘り下げは尺の都合上省かれがちだが、本作では丸々1話をホクホクとハナビに焦点をあてた。
ユーフォ1では、主人公に身近な主要サブキャラの掘り下げや伏線回収が出来なかったことを本作では2話数でやってのけている。
※OVA『かけだすモナカ』は本編で回収しきれなかったことを京アニ自身が認めての制作だと思う。
このOVAを観ないで2期を視聴すると、やはり喉に小骨が刺さったような違和感が生じよう。

話しを戻すが、本作の軸でもある卓球を通した、主人公こよりと準主人公あがりの成長物語のなかで、この二人がキーを握る重要なキャラであることは間違いないし、本来キルカとムネムネよりも優先されるべきことだが、さすが倉田氏の構成は抜かりがなかった。

卓球が主題なだけに作画が乱れると作品の価値が低下するが、本作もまたぬるぬる動かしているし、卓球の臨場感もしっかりと描かれている。作画に関しては問題がないが、ここ数話ほど止め絵が増えてきたのが気になる。
スポーツと止め絵の演出は、あしたのジョーから続いている伝統的な技法だが使い方を間違えると誤解を招きかねない諸刃の剣でもある。
止め絵の間合いに感心させられるのはViVid Strike!だ。
肉体的なダメージが伴う格闘時の表現手法としては威力があるが、純粋なスポーツである本作では「決め場」以外あまり多用しない方が良いように思う。

6話はサブキャラの引き立ての他にこれから続く対決モードに備えたリダクションの意味もあるだろう。
緩急がある物語は人を惹きつける魅力の一つでもある。

何にせよ物語の「格率」がしっかりしていて生きるのが音響含めた演出や作画だが、本作は現状全てに於いて平均点を超えている。{/netabare}

投稿 : 2016/11/08
閲覧 : 354
サンキュー:

20

灼熱の卓球娘のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
灼熱の卓球娘のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

東アジア親日武装戦線が他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ