ノリノリメガネ さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
自然破壊・核廃絶啓発作品
シリーズ13作目。
{netabare}
本作は雲の上で遊んでいるうちに天上人と遭遇し、最初は仲良くしていくのだが、次第に天上人の「ノア計画」と呼ばれる、地上のすべてを雨で流してしまおうという計画の全貌が判明し、一行は何とかそれを阻止しようと頑張る話。
本作は全体的にシリアス。天上人と敵対関係にはなるのだが、勧善懲悪とはいかず、天上人側には天上人側の正義があったし、地上人側の方にも密猟者のようなあくどい奴らがいて、スッキリどっちが良いも悪いも言えない、考えさせられる内容になっている。
雲の台地を雨に戻す大砲を脅しで使うドラえもんであったが、それを乗っ取られて発射してしまうシーン、あれはひょっとすると核爆弾を模していたのかもしれない。お互いに武装がエスカレートし、ひょんなことで火ぶたが切られ、取り返しの無い事態に陥ってしまう、そんな悲しいことにならないような啓発的な意味合いもあるのかもしれない。
ということでメッセージ性はかなり高いが、ファンキーな話が好きな私としては個人的にあんまり好みではなかった。
しかもホイ君とかキー坊とかよくわからなかったし。たぶんTVシリーズで出てきたのかな?
故障したドラえもんはかわいかった。
{/netabare}