「武装少女マキャヴェリズム(TVアニメ動画)」

総合得点
74.1
感想・評価
570
棚に入れた
3093
ランキング
930
★★★★☆ 3.4 (570)
物語
3.3
作画
3.4
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.6

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めっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひーとーはーみーかーけーにーよーらーなーいーなー(棒)

表題はねむりんこと眠目さとりちゃんの言葉なんですが
これが作品の主題を良く表してると思います

全てのキャラに対して噂を先行させてイメージを植え付ける
その役割にマツコさんを使ってるわけですが噂好きのおばさん役みたいでピッタリの配役でしたねw

で、実際に女帝はじめ天下五剣たちは表向きクールなキャラを気取ってるわけですが
ことごとくそのイメージを破壊していくカタルシスがこの作品最大の売りだと思います

これは作品全体に流れてる雰囲気なんですが
登場人物全員が何らかの役柄になりきってるという印象が強かったですね
いわば子供のごっこ遊びみたいなw

まあ実際こんな学園があったら傷害問題で大変な事になりますねw
ここは学園全体でやってる演劇!と思って観るとちょうどいいです



特に注目のシーンは

わらびの学園全体を巻き込んだ独裁者的シリアス演技。でも可愛いw

キョ―ボーの熊というイメージと無駄に威圧して吠えるハッタリ演技。何故か声が女の人で可愛いw

そしてラスボスともいうべき月夜と天羽の冷徹孤高の演技

そのイメージが打ち砕かれた時の衝撃たるや相当のものです
そしてそれがキャラの魅力を一層引き立てる役割になってるのは
なかなか上手い作風だなと思いました
いわゆる落差、ギャップ萌えというやつですね

まさに人は見かけによらない
それを終始テーマとして扱ってるように思えました


鬼瓦輪ちゃんと亀鶴城メアリに関しては特に印象に残ったのが

ブーリブリッ!のシーンw

この子たち完全に役割を演じて楽しんでるでしょw
やってる事は拷問シーンなんかでは良くあるシーンなんですが
なぜか可笑しくて可愛いw
そんなキャラじゃないのに一生懸命与えられた役割を演じてるみたいで微笑ましかったですねw

あとはわらびちゃんが絡むと無駄に熱血シーンになるのもああそういうのが好きな子なんだなーと微笑ましかったですね
実際は命に関わるほどの事では無いのにまるで仲間が死んだみたいなシリアスシーンになると大体この子が絡んでますw

で、主人公がいちいちそれに乗っかるところが単純というかノリが良いというかw
顔と態度は何かムカつくんだけどこれまた見かけによらず根はいい奴なんだなーと思いましたね

口調と変な語尾に頼ったキャラ付けと下っ端キャラの適当さはちょっとマイナス


作画

戦闘描写が良い
魔弾の描写がカッコイイ
それぞれ特徴のある戦い方が面白い
まさにバトルものとしてはしっかり練られてて丁寧な作り
流派と技名1つ1つしっかり考えてるのも戦闘描写にこだわってる証拠ですね

で、一転して作画を崩しまくってるのがシリアスシーン
前出のようにやってる事は全て演技、茶番という事を強調するかのように
作画もそれを意識してか演出がいちいち古臭いギャグ漫画タッチ
変な背景入れたり思いっ切り崩した簡単な絵のシーンをはさんでみたり
本人たちはいたって真面目なのにすごい間抜けな演出をはさむことで
これまた落差、ギャップを使ったメリハリのある演出に昇華させてる

特に面白かったのが4話のマツコが磔にされてるシーンw
そのマヌケな絵ヅラと主人公が真剣に「マツコぉぉぉーッ!」と叫んでるギャップが可笑しくて仕方なかったですw


このギャップを使った演出がとにかく上手い作品でしたね



OP
Shocking Blue (伊藤美来)
ジャズ調の曲調とベースの効いた重低音サウンドがかっこいい
五剣と女帝のそれぞれの独自の戦闘スタイル、アングル、個性的な演出が神がかってます
全員非常にキャラクターが立っている

EDもこれまた重低音ベースの効いた力強い歌と曲調
作風に合ってて良いんじゃないでしょうか

投稿 : 2017/09/01
閲覧 : 335
サンキュー:

19

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