2017年度に放送されたおすすめアニメ一覧 525

あにこれの全ユーザーが2017年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年07月09日の時点で一番の2017年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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94.2 1 2017年度アニメランキング1位
この素晴らしい世界に祝福を! 第2期(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1792)
9290人が棚に入れました
不慮の事故により異世界に転生した、ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」という夢はイマイチ叶わないものの、なんとかそれなりに、異世界での日々を送っていた。転生特典として道連れにしてきた女神・アクア。一日一発しか魔法を撃てないアークウィザード・めぐみん。攻撃が当たらないクルセイダー・ダクネス。能力は高いのにとんでもなく残念な3人のパーティメンバーたちとも、なんとかそれなりに、クエストをこなしていた。―――そんなある日。機動要塞デストロイヤーの脅威からアクセルの街を救ったカズマたちに、王都からやって来た使者は言い放った。「冒険者、サトウカズマ。貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている!」……平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、堀江由衣、豊崎愛生、諏訪彩花、江口拓也、生天目仁美、西田雅一
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしいアニメに拍手を…贈ろうと思う

今期一番の期待作品が始まりました。さてさて、どんな冒険(?)が待っているのでしょうか。

1話…やっぱりこの連中はこうでないと
{netabare}完全に一期の続きです。あのタイーホから始まりました。
クズ…カス…カズマが国家反逆罪容疑で捕まり、取り調べ。救おうとアクア達が動くが、相変わらずすっとんきょうな感じで役に立ちません。裁判ではララティーナ(ダグネス)のおかげで処分保留。が、領主屋敷の弁償として12億ものの借金を背負うことに。

この感じ、良いですね。難しく考える必要なし。クズマとダメガミと爆裂娘とMお嬢様の冒険ではない冒険譚。ファンタジーとは言いがたいファンタジー、クスクスしてしまう笑。やっぱり面白いです。
作画がなんか変です。狙い?万策尽きる前のギリギリ?原作の挿し絵やなんかは可愛いのに。{/netabare}

2話…黒歴史は涙無しには見ることが…
{netabare}あの場面、見たことあるぞ、そう、∀ガンダムだ。黒歴史とは過去の恥じではない、恥ずかしいだけだ。

ダグネスが一晩経っても帰ってこないことに悶えるカズマたち。そんな折りにデカガエルの退治を命じられる。ドタバタしながらも退治を試みるが、残りにパクリでピンチ。ピンチを救ったのは「ゆんゆん」。自称、めぐみんのライバルで、紅魔族の長の娘。めぐみんが主席でゆんゆんは次席という立場だったらしい。
ゆんゆんに勝負を挑まれるものの、卑怯(?)な手でかわすめくみん。
家に帰り、カズマの挑発に乗って一緒に風呂に入るめぐみん。結局アクアにバレてカズマは「ロリニート」の称号を得た。
カズマ達がウィズの店へ行くと、偶然を装って店にいたゆんゆん。再びめぐみんに挑もうするも、仲良くなるための魔法の水晶を使う(その間にウィズの胸をモミモミするちょむすけが気になった)。そこで映し出されためぐみんとゆんゆんの過去があまりにもな…めぐみんは貧乏すぎる過去が、ゆんゆんは超ボッチなとが明らかになってしまった。

ゆんゆんが思った以上に可愛くデザインされていました。豊崎さんの声も合っています。これからどんな活躍(?)を見せるのか楽しみです。{/netabare}

3話…アクアって女神だったんだなぁ…
{netabare}大借金を背負ったカズマ一行。それでもめぐみんの爆裂魔法の日課を欠かせない。
新しいダンジョンが見つかり、お宝があれば借金返済の足しになると挑むカズマ。カズマは新たなスキルをマスターしており、未知のダンジョンもなんとか進むが、待ってろと言ったのにアクアがダンジョンに。アンテッドが襲うけど、アクアが清めて浄化。そしてリッチと遭遇。そのリッチは過去に結構な魔法使いとして活躍していて、王の妾の一人を解放し、一緒に行動していたが、彼女が重い病になり、それを解き放つためにリッチとなったのだとか。
すでに彼女も亡くなり、アクアに浄化してほしいと願う。アクアは願いを聞き入れ、魂を導いた。

何、この感動系の話は?…このすばっぽくない。でも所々笑いぶっ込んでくるので飽きないです。アクアは女神だったんだなぁ…
前回と今回は作画がきれいだったような…{/netabare}

4話…ララティーナ(本名)は真性の…
{netabare}カズマとアクアが戯れる(日常)なか、飛び込んできた謎の美女、ララティーナ(ダグネスとも言う)だった。何でも見合いさせられるという。
パーティーで冒険を続けたいララティーナは見合いを破談させようとカズマたちに頼み込みにきたのだ。寿退社ならやめさせる理由にもってこいと考えたカスマは屋敷へ向かう。
屋敷ではララティーナが見合い相手の話をするが、どこをどう考えても良縁である。ララティーナからぶち壊すように頼まれていたものの、臨時執事で見合いを成功させようとする。見合い相手はイケメンな上に性格も良し、本当は断るつもりできたのが、ララティーナを気に入ってしまった。何とかしたいララティーナは本性を見せつけ、カズマと決闘。カズマとの仲を勘違いしたのか何だか分からない感じで破談になる。しかも、お腹にはカズマの子を宿していると爆弾発言を残して。

今週も腹抱えて笑いました。ダグネスの真性っぷりが良いです。2週物語から離れていた分、爆裂した感じです。
このすばは展開だけでなく、細かいところも爆笑できるんですよね。今週はアクアに笑いを持っていかれてます。冒頭のでかいコブ、米粒を使った紙の修復、鯉の呼び寄せなど。本当に面白いです。{/netabare}

5話…オチは?
{netabare}セナにモンスターの出現がカズマのせいと疑われるが、ダンジョンにアクアが魔方陣を張ったせいだった…
仮面を被ったちびモンスターは爆発するものだったがダグネスには効かない。カズマとダグネスがダンジョンに入り、魔方陣を消すことに。すると、魔王軍幹部のバニルが待ち構えていた。バニルはダグネスタイプのM持ち、どんなやられ方するのが楽しいか考えていた変態混じり。但し、能力は確かで、見通す力や土から人形系モンスターを発生させるなど優秀。
が、ダンジョンからモンスターがいなくなったことのが女神であるアクアのせいだと怒り、アクアを倒すことに動く。そこをダグネスの剣がたまたまカズマがこけたせいで当たり、倒す。と思ったら、仮面だけで乗り移れる能力を持っており、ダグネスに乗り移る。ダグネスとバニルの一人漫才が始まる。バニルに乗っ取られながらも最後まで精神的な抵抗をし、最後はめぐみんの爆裂魔法をダグネスに放ち、バニルを倒した。
この件を一部始終見ていたセナからカズマの嫌疑は晴れて無罪放免。しかも、幹部を倒した功績によって借金完済どころか、莫大な恩賞を得ることに。

あ、あれ? こんなキレイなオチでいいのか?
ダグネスとバニルの漫才が面白かったです。掛け合い上手いものだなと感心です。しかしまぁ、魔王軍の幹部は変なのしか居ないのか? 魔王は更にいっちゃっているんではないか?{/netabare}

6話…ちゅんちゅん丸と聞いて、ピュンピュン丸と反応した人は…
{netabare}年齢がばれてしまいます。
バニルは生きていた。というより、仮面にⅡとあり二号機のようだ…。バニルからカズマの世界の商品を売ったら儲かると言われ、カズマは早速コタツを製作。あまりの気持ちよさにコタツムリになるカズマ(熱源はなんだろうか?という突っ込みは…)。ダグネスとめぐみんにコタツごと外に投げ出され、ようやく動くことに。
カズマが新たな武器として日本刀を製作をしたが、商品やドアに引っ掛けてしまい、結局は短刀に(背中に背負うとか、武士のごとく脇に差すとかすればいいものをという突っ込みは…)。かっこいい名前をつけようとしたら、めぐみんが勝手に「ちゅんちゅん丸」と名づけてしまい涙目のカズマだった。
リザードランナー(80年代に一世を風靡したあおのトカゲ)を退治するクエストに挑む一行。珍しくカズマが完璧な作戦を立てたものの、フラグでしかない。見事にアクアがぶち壊してしまい、アクアは悶絶。ダグネスは群れにぐちゃぐちゃにされ喜ぶ…。カズマがキーポイントのモンスターをかっこよく(このシーンは本当にかっこよい描写)討つものの、登っていた木から落下、首がグシャ…。気がついたらエリス様の前にいて、生き返りを進めるものの、ふと考えるカズマ。なんと、現世に生き返りたいと言い出す。
アクアが説得するものの、動じない。めぐみんが体にいたずらをしていると聞き、あわてて戻ることに。目を覚ますと涙目のめぐみん、なぜかこらえるダグネス(泣いているように見えたのだが…)、やれやれという感じのアクア。
家に戻り、風呂に入ろうとすると、下腹部に「聖剣エクスかリバー」のいたずら書きが。

今週も爆笑でした。どうせやられると言ってダダこねるアクアの動きが妙におかしくて。エリスが可愛いのと、めぐみんの涙目がキュンときました。{/netabare}

7話…どんどん優雅になっていく…あってはいけない
{netabare}めぐみんはゆんゆんのところから帰ってきて焦った。なぜかカズマとアクアが優雅なティータイムを送っていたからだ(ただし、紅茶はアクアによって浄化され、単なるお湯になっているが)。バニルがやって来て、カズマにカズマが用意したグッズを一括なら3億で、月々なら百万で買い取ると言うのだ。すでにセレブ気分だった。冒険しようとめぐみんは言うが、カズマは首折れたばかり、よくなるまで休みたいと言い、それなら温泉にと言うめぐみんの誘いに乗った。
温泉行く前にウィズの店に寄ったら、ウィズがボロボロになっていた。売れそうもない商品を仕入れてきたウィズにバニルが撃ち込んでいたのだ。温泉にはウィズも連れていくことになった。
温泉へ行くための馬車乗り場でゴタゴタするカズマ一行。ようやく出発したら、なんか走ってくる影が…どうも、ダグネスの着ている防具に寄せられたらしい…。

安定感抜群の面白さです。留守中に乗り込んでくるゆんゆんの孤独さたるや…。
作画がこれまでのなかで一番綺麗だったような気がします。アクアの斜め上からの目線が綺麗で、めぐみんの表情が可愛くて。まぁ…この作品は作画が云々ではないのですが、それでも綺麗な方が良いのは確かです。
{/netabare}

8話…前半珍しい冒険譚、後半詐欺話
{netabare}ダクネスに突進してくる鳥たち、相変わらずダクネスは嬉しそう…。カズマの機転を利かせた対処で一難を乗り越える。その夜、野宿でカズマは違和感を感じる、それはゾンビだった。どうやらアクアに寄ってきたらしい…。ウィズが川を渡りそうになるが、アクアが退治した。カズマはお礼の受け取りを拒否した…すみませんと言いながら。
目的地の温泉に到着、そこはアクシズ教の総本山だった。カズマに近寄ってくる人々は詐欺師…アクシズ教に入信させるためにあの手この手で迫ってくる。エリス教のダクネスには物凄く冷たい。あまりのしつこさに流石にキレたカズマだった。

今週も安定したお笑いでした。ダクネスのMっぷり、アクアのダメっぷりが絶妙。ウィズの川を渡りそうになる場面にはそう来たかという感じで。
女神がアクアですものね、そりゃあ信者もそうなる…。エリスを目の敵にしているのもね(笑){/netabare}

9話…アクシズ教は詐⚪集団?
{netabare}キレたカズマは教会に乗り込む。そこにはシスターが居たのだが、やっぱりおかしい…。傍らでめぐみんはアクシズ教の恐ろしさに震えていた。
懺悔室に入ったカズマ、答える女の子はどこからどう見てもアクアだった。調子に乗っていたアクアにカズマは容赦なく攻める。半泣きのアクアは陥落した。
アクシズ教の信者はそれほど多くはないらしい。なので、アクアは信者をどんなことをしても守るのだという。
目的だった温泉、当然のように混浴に向かうカズマ。そこにはカップルみたいな男女がいた。男はアクシズ教の勧誘にぐったりだった。女はカズマの熱視線を浴びてあがっていった。女風呂にダクネスとめぐみんが入ってきて…。
風呂上がり、アクアが泣いていた。なんでも、温泉を浄化してしまい、女神だと言い張ったのに信じてもらえなかったらしい(当たり前である)。だが、温泉が毒で汚染されているとのこと、何とかしようとがんばるアクアだが…

今回もたっぷりと笑わせてもらいました。アクアとカズマの教会でのやり取り、「エリスの胸はパッド入り~」、ウィズが浄化されそうになるときの場面、風呂場のカズマとめぐみん&ダクネスのやり取り、カズマのガン見、噴水前での演説などなど、本当に飽きません。アクシズ教、怪しすぎ…て、女神が女神だしね~
今回もゆんゆんの手紙で締めたけど、どんどん悲壮な感じになっていくのだが…気になります。
おや?次回で終わり? 早いよ~{/netabare}

10話…このおかしな一行に祝福を
{netabare}アクシズ教徒から追われるアクシズ教の女神アクア(ちょっとかわいそう)。毒が混入されている原泉に向かうが、追い返されそうになる。そこはララティーナ(ダグネス)の家の威光で入れることに。するとそこには怪しげな男が何かしていた。ウィズが思い出す「ハンスさんですよね」。なんと、魔王軍の幹部で強いと言われる毒スライムだったのだ。スライムと聞いてカズマは余裕ぶっこいていたが、スライムは弱くはない(それはドラクエのイメージだ)、焦って逃げ出すカズマたちだったが、後ろからはアクシズ教徒の集団がやって来ていた。原泉を浄化しようと突っ込むアクアにカズマは観念して戦うことを決める。ウィズはハンスが管理人を食ったことに激怒して氷の魔法で攻撃する。カズマの自己犠牲を伴った戦略でハンスを弱め、どこからどう見てもホイミスライムとなったハンスをアクアのゴッドブローが襲う。そして、原泉も浄化され、一件落着。
だったはずだが、アクアが温泉を完全浄化してしまったため、町を追われてしまう。蘇ったカズマ、始まりの街に戻り、中間たちとの日常が一番と感じておしまい。

アクシズ教、これはいかん…。教義、笑ったけど、真を突いているところもあったりするところが憎いです。まぁ女神が女神だけにねぇ…。でも、アクアが教徒を守ろうとする気持ちはかっこよかったです。
カズマも同じ、何だかんだ言いながらみんなを守るところが何とも良いです。
それにしてもバトルの場面、メチャクチャカッコいい感じがしたのですが…。この作品は作画まで含めて笑ってくださいということなんでしょう。
三期の予告期待したのですが、何故かカウンターに置かれたパンツが…。まったく、最後の最後まで笑わせてくれる。{/netabare}

二期も一話から最終回まで楽しめました。大爆笑というより、クスクスが連続でやってくる感じがこの作品の持ち味です。また、下手な人情話はないけど、時おり仲間や町の人たちのことで行動するようなところが良い感じになっています。
一本の流れはなく、一話から数話で話をまとめていて、中だるみも、飽きることもありません。

クズマ…カズマと3バ…3人のヒロインたちの関係は相変わらずの距離感で本当に良いです。カズマも言っていたとおり、見た目は良い3人なので普通ならハーレムアニメになるんですけどね…付かず離れず、恋愛にもならず、かといって互いに嫌な感じもしない。これこそ「このすば」の魅力なんだと思います。

作画ですが、OP1話ED見たとき、このままずっとこれではさすがに…と思ったのですが、毎回のように違い、7話や最終回のバトルは本当に美麗にさえ感じ、何が本当なんだかよく分からないのが「このすば」。作画まで「ネタ」なんでしょうね。

三期の予告を期待したのですが、ありませんでした。このあとも(というより、このあとの方はもっと)面白そうなので、アニメにしてほしいです。ともあれ、この作品に祝福を!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 58
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしい石鹸なんか食えるか!!

この素晴らしい世界に祝福を!二期の感想になりますが長文なので、読んで戴く場合はその点をご理解下さい。

まず結構感心したのがオープニング&エンディング。
一期のオープニングは物語の始まりらしく、メインキャラの特性と今後登場するキャラの顔見せ的な構成でした。
これに対して二期は場面変化と共にキャラが徐々に汚れ表情も変化させ、各々の得意技を披露してから締め括り冒険成功の報酬をGETするまでを1つの物語として描きます。
これによりクエストをこなし糧を得られる様な冒険者への成長具合も分かる様に構成されていました。

エンディングの場合一期と同様アクセルの街と各キャラの一日を描き、冒頭等で流れるチルトシフト調の風景が余計に生活感を増させつつ生活状況の変化を自然と織り交ぜています。(チルトシフトはミニチュア風に写す技法の事です)
例えばカズマが一期と違い釣りが上手くなり、アクアは子供に対しての人気がやたら上昇。
メグミンはリンゴを勝手に取る事を止め猫を飼い始め、ダクネスは以前より街に馴染んだ感じ。(売り物のリンゴを盗ったらダメですしね)
そして帰る場所が馬小屋から屋敷に変わるが、帰宅する順番が重要です。
一期では最後にトボトボ帰ってくるカズマが一番先に戻って魚を焼き出迎える。これは彼が役立つ存在へと成長しパーティの要になったと様に感じました。

オープニングは仕事という日常、エンディングは休日という日常。
タイプの違う日常を短い時間で上手に描いている良い演出だと思います。

次はストーリーについて…また思い切った展開ですよね。
{netabare}主人公はいきなり囚人で裁判を受けるも何とか死刑を回避!するのですが膨大な借金を背負わされる。
しかもメインヒロインの一人ダクネスが丸々二話ほぼ出てこないという思い切りっぷり。
ここから先の話は暫くほぼララティーナことダクネス無双。
その変態性…いやいや問題児っぷりを存分に発揮しドン引きさせてくれると同時に盛大に笑わせて貰いました。
まぁなんやかんやで魔王軍幹部のバニルさんを討伐し汚名返上名誉回復、借金問題もなくなり似非セレブ候補になります。
そして4話を跨ぐ温泉回が始まりますが、肝である入浴描写は1話のみという構成。
代わりに一番多く描かれているのが温泉街の特異性で、簡単に言うと怪しげな新興宗教団体の異常行動の数々を赤裸々に描きます。
それはそれは恐ろしく街中に張り巡らされた勧誘トラップの数々…偶然を装った出会いから貴方の為に祈らせて下さいコンボ…飲める洗剤やら食べれる石鹸ってアム◯ェイ?果ては子供すら囮に使う徹底ぶり…みたいな感じで妙にリアル…もし自分があの街に行ったなら精神に異常を来たす自身があります…(登場人物の一人は異教徒に対する仕打ちを楽しんでたが…)
この手の方々の一番怖ろしい所は「純粋に良かれと信じやっている」点でして、ホント怖いなぁ…
で、またなんやかんやでラスボス「デぇっドリぃポぃぞンスラぁイムのハぁンス」との戦闘へ突入します。
各キャラが特性を活かし神作画の戦闘に勝利するのですが、{/netabare}ここで一番肝心なのがカズマの行動。
ご存知の通り主人公パーティはカズマ以外個々の能力が非常に高い。しかし各々問題があるのでそのままでは額面通りの能力を発揮できません。
カズマの機転と的確な指示、自らを囮とした誘導なくして強敵の{netabare}デぇっドリぃ以下略に勝利する事は叶わなかった筈。{/netabare}
つまりカズマはエース、ジャック、クイーン、キングを最適に運用出来る繰り手であり自らも化け戦うジョーカーという立場です。
エンディングの事でも少し触れましたけど、やはりカズマは無くてはならないリーダーではないでしょうか。

妙に主人公カズマの事を書いてしまったので、もう少し彼について考えてみたいと思います。
ダクネスが「アイツはどういう男なのだ?保守的で臆病かと思えば、身分の差を気にもせず貴族相手ですらひどく強気な時もある」と疑問を呈した通り、彼の行動はかなり変わっています。
周りからカスだのクズだの言われてるけど、本当にカスでクズなら貰えるお金を選んだりしませんし、強い相手には媚を売り諂い(へつらい)役立たずと知れば途端に縁を切る筈です。しかし彼は一概にそうしません。
どうしてかというと、彼はたぶん自分のルールに従順なだけではないでしょうか。
根性はないが自分が納得したら躊躇せず動くし、納得出来ないならば断固として断るという行動がそれを物語っています。
それに欠点のある彼だからこそ、同じ様に凸凹なパーティの欠点を理解し補うことが出来る様に思えます。
妙に褒めてしまいましたが、正直品性は汚いし小狡い…でもそういう彼を本気で嫌う人は少ない…不思議と愛される魅力があるという事ですね。

少し脱線してしまいましたが、前作と同様に全話を通じテンポ良く進むストーリーで一気でも個別でも視聴しやすいですから、色々な人に楽しんで戴きたい良作です。

えっと後、少し謎に思っている事を…
{netabare}カズマってスティールを使うと女の子のパン…下着をほぼ確実にGETしますよね。
でもアクアの場合だけは羽衣を剥ぎ取れました…これってアクアがノーパ…いやいや下着を付けてないから羽衣だったの?
む?そうなるとデュラハンのベルディアもそうだったのか?男だったから?
いやはや謎は深まるばかりですね。

で、やっぱり気になってグーグル先生に調べて貰った所、同じ様な疑問を感じてる方々のスレへ行き着きました。
それによりますとアクアのリアルなフィギュアではTバックを着用していて、ディフォルメされた「ねんどろいど」では未着用だったそうです。
う~ん…まぁどっちでもいいやw{/netabare}

一期のレビューもありますので、良かったら読んで戴けると嬉しいです。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 36
ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期も良かった ただし作画は・・・ ハーレムのようでハーレムじゃない男子向けファンタジー

1期が好きなら楽しめると思う。
しかし、作画は1期より平均レベルが下がったように見える。
あと、めぐみんファンにはちょっと物足りないかも。
男子向けというのはお色気が多めという意味。


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あにこれ始めてから初のリアルタイム視聴アニメ。


ラノベ原作の、異世界転生RPG風ファンタジー、ただしギャグ。
詳しい説明は1期のレビューを参照。


2期はダクネス無双だった。(※ひいき目。実際はアクアも同じくらいだったと思う。)
その代わり、めぐみんが第2話を除いてちょっと目立たなかった気がする。
とにかくダクネスを堪能できた。注目しているのは、エロのところじゃなくて、お嬢様のところね。

新キャラもたくさん出てきて楽しい。
特にバニルがいいキャラ。人気も高いらしい。
バニルに言葉責めされているダクネス、いいね。


ただ、作画がちょっと・・・。1期にも増して悪いところが目に付いた。
第5話が一番良くて、第1話が一番悪かった、かな?
あと、後半はちょっと勢いが失速したと思う。さすがにマンネリになってきた気もする。
最終回はカッコ良かった。


最終回のエンドカード、原作のイラストの方が書いてるんだけど、何これ可愛い。
ダクネスが手前にいるから一番大きく描かれているわけだが。


《総合評価》

作画が良くないが、ギャグかキャラが気に入れば楽しめる。
見た目も好きなキャラがいるのに作画は評価できないということがあるのだろうか。


物語:
主にギャグの評価。
ストーリーは特に注目すべき点はない。
アルカンレティア編(温泉の都)は同じネタが続いて飽きた。

作画:
正直良くない。全編で第1話の水準だったら観てられなかった可能性が高い。
第5話で3.0、第1話で1.7、平均で2.2弱くらい?
OP・ED作画もあまり良くないのが悪印象になっている。

声優:
茅野さんあってのダクネスだ。
他のみなさんも、サブキャラ含めて良かった。
ただし、好みでの評価であって、総合的には最高とまでは言えない。

音楽:
劇伴のアコーディオンの曲が笑える。
OP曲、ノリがイイ曲。
ED曲は1期と同じノリのカントリー風。

キャラ:
ダクネス。
カスマさんも相変わらず。
アクアとめぐみんも割と好き。
過度な巨乳キャラが多すぎるのがちょっとマイナス。



以下、放送中に書いた駄文。

{netabare}
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▼第1話~第4話 - ララティーナ可愛いよララティーナwww

1話目での作画崩壊でどうなることかと思ったが、2話目からは何とか持ち直した。
ただ正直なところ、面白さの勢いは失速してしまったかな。

でもアクアの不憫さとダクネスの可愛さでまだ走り続けられそうだ。
拗ねてるダクネス超かわいい。


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▼第5話 - 作画が安定してきた(このすば基準)

今回もダクネスが大活躍。
中身がアレでも見ている分には問題ない!
あー可愛かった。

アクアもあいかわらず。

めぐみんの影が少し薄かった。

あと、すごくどうでもいいこと。→最奥は「さいおう」と読む。姑息そうな男、は誤用な気がする。


そして今回作画が、このすば史上最高品質だったのでは?


締めのシーンで、ガリル(角が生えた鉄のお面みたいのつけてる冒険者)が
前回の私の投稿のタイトル(↑第1話~第4話)と全く同じセリフ言ってて笑った。
(原作未読。)


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▼第6話 - 中休み回

今回は久々にロープレらしい展開。
・・・いや、前回は中ボス討伐だったはずでは。
前回のはカズマとダクネスの暴れっぷりが凄すぎて、中ボスバトルのイメージが無さ過ぎた。(褒めている)

安定の駄女神。


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▼第7話 - うちのがすいません

ストーリーがダクネス中心で進んでいる気がしてならない。

ところで、もしかして、めぐみんも履いてない?(いや、黒いの履いてるはず)

バニルいいキャラしてるな。


いざ、冒険に出発。
しかし、音楽が無駄にカッコいいなー。

「そんなスキル使ってません」「バインド」・・・ダクネスもう隠す気ないだろ。

カズマの名ゼリフ→すいません、うちの変態がすいません!


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▼第8話 - 美しい景観の街。景観は良かった、景観は。

やはりダクネスの登場シーンが多い気がするのはなぜだ。
私得じゃ・・・語呂悪いな、「俺得」じゃないか。

今回は作画がダメな部分が目立ったな。第1話ほどではないが。


カズマ、鬼畜とはいえ、なぜダクネスの言うとおりにした。(引き摺り)

そういえばトンビだったか、あのダチョウ。

ターンアンデッドの時のアクアの表情がヤバい。そういえば特徴に「顔芸」を付けてなかったな。

ウィズをもっと心配したげて。
ところで、ウィズを背負ったらスゴイことになりそうだが、平気なのかカズマ。

作画が悪い作品だけに、アルカンレティアの到着シーンは作画がんばったのか、美しかった。
アクアの同類がたくさんいるところを除けば良いところだな。

しかし後半はちょっと同じネタがクドかった。
最後のオチも読めたし。
幼女の叫び声は良かったが。

作画の悪さと髪型服装の違いもあって、街を散策した時のダクネスが誰だお前状態に。
キャンプ時の黒い私服のダクネスは可愛かった。そしてちょっとエロかった。


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▼第9話 - 温泉いきたい

また作画が良かった。もち(ry
特に、ヒロインたちが3割増しくらいで可愛いな。風呂だからとかそういうのではなく。
カスマが壁に耳つけているときの顔がウケる。

あと、ネコ(ちょむすけ)も可愛い。

ウィズは不憫属性が上がった。


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▼第10話 - カッコいい!

カズマの捨て身の策で
ハンスを倒すシーン、絵面はカズマを除いてカッコよかった。

{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 21

93.3 2 2017年度アニメランキング2位
メイドインアビス(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★★ 4.2 (1745)
6817人が棚に入れました
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。
どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。

アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。
そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、田村睦心、沼倉愛美、塙愛美、村田太志、坂本真綾
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

縛りプレイで挑む高難易度RPG「世界淵の迷宮」

人類最後の秘境、地上にぽっかりと空いた巨大な縦穴「アビス」の謎に迫る、ホラーあり、バトルあり、サバイバルあり、ミステリーありの冒険ファンタジー。

探窟家見習いの少女リコは、アビスの深淵で行方不明となった母親の消息を突き止める為、少年の姿をしたロボット=レグと共に旅立ちます。

先ず目を引くのが圧倒的な画力で描かれた※背景画。どれ一つ取ってみてもそれだけでアートとして充分通用するレベル。漫画版のモノクロ描写に命を吹き込んだかの様な臨場感豊かな色彩表現にも脱帽。目も心も奪われてしまいました。

反してキャラデザはディフォルメ強めのコミカル調。ちょこまかと動くのは良いのですが、背景とのギャップが大き過ぎるので若干浮いている様に見え、わたしは慣れるまで数話の視聴を要しました。こちらについては漫画版の方がやはり調和が取れていた様に思います。物語が進み、暗くくすんだトーンの画が描かれるシーンが増えてくるにつれて、あるいは私自身の物語への興味が増すにつれて、段々とキャラが背景に馴染んでいった感じです。結局の所、違和感はほぼ解消されました。‥慣れって恐ろしくもありがたい(笑)

世界観については、アビスの自然とそこに住まう生物、SFガジェットから探窟ツール、料理、治療の描写に至るまで、どこを切り取っても深みがあり興味深かったです。動植物たちの丁寧な描写には特に目を見張るものがありました。

キャラについては、知識はあるけれど力の無い楽観的なリコと、力はあるけれど知識のない直情型のレグという、2人の主役の行動や言動が直線的で感情の機微に乏しいので、何となく荒削りという印象が付きまといました。
{netabare}
中盤に登場する熟練探窟家のオーゼンや、後半に登場するナナチの様に、重い過去を背負っているキャラたちと比べて、主人公二人の思考が特に単純なのは、一人が子供で、もう一人がロボなので仕方ない気もしますが、リコの迷いや葛藤の薄さはアビスの恐ろしさを軽視しているかの様に見えるほどで、危なっかしいやら、場面によっては呆れさせられるやらで(危険地帯で楽しそーに話してる場面とか特に)毎回ヒヤヒヤさせられました(汗)

大人たちも大人たちでまた、何故リコ達をもっと必死になって止めなかったのか?など…疑問符を付けたくなる様な姿勢がいくつか見受けられます。探窟家として未熟過ぎるリコとレグを容認した形で見送った大人たち、地上で冒険の出発を半ば黙認したリーダーや、深界二層で二人を連れ戻す機会のあったハボルグ、ライザとの約束に基づいて渋々協力したオーゼンなども、リコの意志を汲んでくれているのは良く分かるんですが、自殺行為を黙認している様でもあり、一人前扱いし過ぎなのではとわたしには思えてしまいました。怪物じみた力を持つ最上級の探窟家"白笛"にしか進入が許されていない下層に2人を送り出す大人たちの心情は理解し難かったです。

一方で後半に登場するアビスの住人ナナチですが、このぬいぐるみうさぎみたいな人物は、優しくて思慮に富み、この1クールの中ではわたしにとって、その友人ミーティと並んで数少ないお気に入りキャラになりました。他のキャラよりもちゃんと血の通った言葉で話している印象があり、落ち着いた佇まいが魅力的です。毛皮に包まれたケモノな外見といい、井澤詩織さんの低く唸る猫みたいな声音といいかわいすぎます(笑)

そしてもう一人焦点を当てたいのがボンドルド。この男の生体実験描写を見て、初回のリコがレグに対して行なった実験(火あぶりとかナイフで突くとか)を思い出した人はいるでしょうか? 実験の為に集めた子供たちを"人間としての運用はしていない"という言葉であっさりと片付け、自他を納得させていたボンドルドですが、この思考傾向はリコに通ずる所があります。リコがレグをただのロボとしてしか見ていなかった時点での行いだったので大目に見たい気もしますが、やっている事はやはり同じ‥もしかしたら原作者のつくしあきひとさんは、この描写を持ってボンドルドとリコ、探窟家(研究家)同士の共通する性質を暗に描いていたのかも知れません(汗)
{/netabare}
またキャラと言えば忘れてはならないのがアビスの生物たち。※2現実の野生動植物を思わせる習性の細やかな描写は、ただ現れて撃退されるだけのモンスター表現とは一線を画していました。生命力と狡猾さが感じられます。世界観の広がりを見せる役割も、旅の障害としての役割も、いずれも十二分に果たしていたと言えるのではないでしょうか? 神出鬼没の死の運び手としての印象も大でした。

構成については、世界観と冒険の動機の説明に当てられた最初の3話を除き、移動、戦闘、拠点到達、休息の繰り返しという、冒険小説やRPG的な王道パターンを踏襲している様で、ストレス無く物語を追う事が出来ました。ただ地続きの旅ではないという事と、レグのワイヤーアームが便利過ぎるのが相まって、時間は割かれてはいるものの"移動"の部分の描写に関してはかな~り淡白な印象だけが残っています。OPで表示される※3奈落見取り図を初見した時には、最下層に到達するまで何クールかかるんだろう? なんて期待と不安のこもった想像していた手前、案外とサクサク進む展開に拍子抜けしてしまったので尚更(汗)

音楽についてはkevin penkinさんによる壮大かつ透明感ある楽曲全てに満点を送りたいです。一話目のOPで流れたUnderground Riverとアビスの風景の音と絵の調和があまりにも神がかっていたので、それだけで涙腺が緩んでしまいました(笑)メイドインアビスの世界が瞬く間に身を覆う様でした。

2話目以降のOPやEDも絵や動きで色々と楽しませてくれて捨て難いものがありましたが、少年漫画然とした明るさはダークな作風に沿わない印象があり、特に話が重くなる後半になるにつれて本編との隔たりが大きくなっていったように思います。私的には前者の方向から外れずに最後まで一貫した世界観を描き切って欲しかったです。

1~3話までの物語の運びが割とスローペースだったので、古典RPGの※4ウィザードリィの様に徐々に探索範囲を広げ、リコたちがレベルアップ(ダウン?)していく堅実な展開を想像していましたが、予想は良い意味でも悪い意味でも大きく裏切られ、いつしか、先が読めずスリリングな展開に目の離せない、同シーズン中でも取り分け刺激的で気になるアニメの一つになっていました。

今後も更なる過酷な試練がリコ達の行く手を遮る事でしょうが、生きてみんなで地上に帰還する光景を夢想しつつ、2期(もしあれば)の冒険にも大いに期待したいと思います。

※1~4
{netabare}
※1:美術監督を務められた増山修さんはジブリ映画のいくつもの背景を手がけられた事でも有名な方。裏方事情に全く詳しくないわたしでも、テレビの特集かなんかでお顔を拝見させて頂いた事があるほど(笑)色彩設定を担当された山下宮緒さん他、作画に関わった全てのスタッフの方に賞賛を送りたいです。

※2:今でこそ、銃声を恐れ鉄の臭いを嫌う、臆病なイメージのある動物達ですが、ヒトが弓矢や槍投げ器などの強力な武器を発明をする以前には、クマやオオカミなどの大型種(今よりもずっと巨大だった)がヒトの天敵として猛威を振るっていた時代があったらしいという話をドゥーガル・ディクソン氏とジョン・アダムス氏による共著「フューチャー・イズ・ワイルド」という本で読みかじった事があります。

恐れ知らずで大型な個体がヒトによって次々と淘汰される一方で、怖がりで小さな個体は身を潜め生存率を高め、現代まで種を存続させたとの見解もあるそうです。危険生物がうじゃうじゃいる未開のアビスの描写に何となく納得(笑)

※3:アビス断面を描いた地図。探窟家の報告によって日々更新されている。

※4:ダンジョンの探索、モンスターとの戦闘、アイテム入手、地上への帰還というサイクルを繰り返し、レベルを上げアイテムを蓄えつつ、徐々に行動範囲を広げ数々の謎に挑む3DダンジョンRPGの金字塔。派生作品が無数にある。
{/netabare}
※:レビュータイトルの「世界淵の迷宮」というゲームは存在しません(笑)「世界樹の迷宮」というゲームの丸っこいキャラデザと美麗な背景の組み合わせがこのアニメの雰囲気とちょっと似ていたので‥。

それともう一つ断っておくと、縛り~は別にやらしー意味ではありません。ゲーム内における設定可能な難易度では満足出来ないゲーマーが、さらに厳しい条件(レベル上げをしないとか特定のアイテムを使わないとか)を自らに課してクリアーを試みるゲームスタイルの事を指します。‥‥なんとまあ、ほぼ同じ意味でした(笑)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 75
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

緻密に構築された重厚な世界観が魅力のほのぼの…じゃないハードな探検ダークファンタジー

1話
今期の真打ち・メインディッシュ登場かな。今期最も原作評価が高い…うっ、それは前期のすかすかがそうだったから不吉か…。

アビスと呼ばれる大穴でトレジャーハンティングをするドジメガネっ子のお話。
キャラデザが頭身が低くへちょ顔で子供向けメルヘンアニメっぽいがこれは{netabare}ギャップ狙いなのだろう。原作の展開は今後殺伐としてグロテスクになるらしいし。監督はブラック・ブレットの人かw適任ですね!{/netabare}
まだ導入なので物語的には特に言えることはない。

作画は良いけどモンスターの動きはカクカクしていた。そこは割り切って正解だと思う。キネマシトラスだから頑張るだろうけど、どこかで崩れるだろうな。

主人公の声の富田美憂が不安だったが、オタ子やガヴとは少し違う声でやっていてほっとした。
でも作風的にテーマソングは声優アニソンじゃないほうが良かったような…。

2話
{netabare}冒頭でアビスの過酷な設定の説明が入ったね。
裸釣りあったwww
リコの母親の声はナレーションの坂本真綾なんだろうな。{/netabare}
全13話なので説明長セリフ&ハイペースだけどそれでも中途半端で終わりそう。
EDも声優ソングなのが残念。美憂ちゃんJKの頃からゴリ押しされて木戸ちゃんの二の舞にならなければいいけど。

3話
{netabare}あの浅さでもゲロ吐くほどだから今後の悲惨な展開が伺い知れるが…。
1クールで出発までじっくり3話かけたけど、どういう感じで終わるんだろうか。分割2クールだといいけど。{/netabare}

4話
{netabare}リコのレグへの依存が度し難いw最初一人で行くつもりだったが一人でどうする気だったのか…。羅針盤を失ったのは後で効いてくるのかな?下に行くだけだから無くても良さそうだけど。
別にハボさんと一緒に行けばいいやろ。黒笛ですらこれだけの人物なんだから、白笛は…。{/netabare}

5話
{netabare}ぼちぼちグロくなってきたね。
火葬砲は大迫力。エネルギーどうなってんだとか思うけど。寝れば回復するというレベルの火力じゃねーぞ。
監視基地のオーゼンとマルルクの声は大原さんと豊崎さんで万全。{/netabare}
EDが本編のダイジェストになってるから先の展開が読めるな。
それにしても作画が凄い。劇場版レベル。
エンドカード、ムダヅモ無き改革とか知ってる奴少ないだろw

6話
えっペース遅すぎじゃね?Amazonの情報で1クールは確定してるんだが…。
{netabare}オーゼンはハボさんが言うほどヤバイ人には見えないが次回で本性が分かるのかな。
オーゼンのしゃべり方は微妙に感じる。大原さんはこういうキャラ苦手か。{/netabare}

7話
{netabare}リコがゾンビだったという衝撃の事実。寿命が短いという縛りが追加。
オーゼは亀仙人ポジション。ハガレンのイズミやハンタのビスケットみたいな。少年漫画でよくある怖い師匠キャラ。オーゼが敵じゃないのはマルルクの件とEDでわかっちゃうな。
次は修行の話らしいが{/netabare}1クールとは思えないスローペースなので分割二期あるのかと期待してしまう。
エンドカードは笑ったwンモー。竹書房作家総動員w

8話
{netabare}修行は割とあっさり終わった。いい加減ペース上げないと。
リコの父親のトーカが出てきたけど即死亡w扱い悪すぎィ!
リコは父親については全く気にならないのだろうか…。
ライザ除くとオーゼンが白笛で唯一マトモな人間っぽいな。
ライザの顔が初披露されたが両親が美形なのにリコには遺伝しなかったようだ。どちらかと言えば父親似だが。{/netabare}

9話
今回アニオリなのか。結構いい話だと思ったけど。地底探検らしい話だし。どうもここまで地底探検をしている感じがしなかったから。
最後の13話は1時間スペシャルらしいけどそれが出来るなら2クールにすればいいのに。
エンドカードが福本伸行でわろた。竹書房オールスターやな。リコとレグが鉄骨渡りするのを見たかったけどカイジは講談社だから無理か。つーかエンドカードって別に他作品とコラボするものではないよな…。

10話
ついにきっついのがキター!
{netabare}体中の穴から出血するのはシンフォギアの絶唱思い出すな。
手足を自ら切断するのは映画では結構観るシーンだけどアニメだと記憶に無いし(ベルセルクのガッツくらいか)見ててかなり辛いものがある。先に骨を折った方がいいとか子供同士の会話じゃねえ。
リコの左手は切断は免れそうだけど使えなくなるのかな。
ようやくナナチ登場だけど井澤詩織なのはわかってたので予想通りの声だった。EDがレグ&ナナチバージョンになってたね。{/netabare}

11話
{netabare}ナナチは頼もしい合理主義者。すぐ出てこなかった理由も説明した。
ミーティはザ・フライ思い出すな。声優が???だったけど隠す必要あるのか。ラストの様子を見るとリコを知ってる?
途中で出てきたおっさんがボンドルドか。{/netabare}
エンドカードはクール教信者だが1作品だけ竹書房で出してるんだね。

12話
{netabare}薬師のお姉さんはこのアニメで初の美少女らしい美少女やな。誕生日に死ぬ病はアビスから離れるだけで大丈夫っぽい。それだと今まで死んだ子達は浮かばれないな。
ナナチによるとミーティは安全だけどよだれだらだらやん。
万能と思われたナナチも料理はダメだった。
呪いについての説明のシーンはもっと軽く流しても良かったのでは。透明シートのCGを見せたかったのか?
後半は例の化物の討伐…黒笛でもたちうちできない。火葬砲もゼロ距離射撃なのによけられてしまった。ほぼ無力化できたようだけど。
ミーティは殺処分に。でもミーティいないと薬の生成で困るんじゃないの?{/netabare}
作画がかなり良かった。
ここに来てもまだスローペースか…次の最終話は1時間スペシャルだけどおれたたエンドだろうな。
あとエンドカードwwwやっぱり来たか大川ぶくぶ。糞漫画卿は笑う。本当に秋にやる予定だったんだね。最後は原作者だろうから事実上のトリかな。

13話
{netabare}ナナチとミーティの過去の回想。
鬼畜な実験台にされた子供たち。やっぱどことなくザ・フライに似てるな。
ナナチがラストなのは資質を見抜いていたのだろうか。ボンドルドはナナチの名前覚えてたし。
上昇負荷実験はすげえグロい。このアニメはこういう所は容赦しないな。
ミーティ殺処分依頼の後はしばらく二人で妙にほのぼのとした時間を過ごすが…この時間はレグにナナチに自殺しないでほしいと言わせるための間だな。
ミーティとの別れのシーンは泣けるが、ミーティはナナチが生きている限りは殺さなくても良かったのではという疑問はずっとひっかっかる。
やっと主人公のリコ復活。終盤主人公がずっと寝ているアニメ…。
ナナチは味覚がおかしいのでなく単に料理が下手なだけだったんやな。
リコとレグの入浴シーンは原作はもっとエロい雰囲気だったと思ったが、諸般の事情でセーブしたのかな。カットしなかっただけマシか。
キノコ除去シーンはエグいw腕を折った時より苦しんでるよな、失禁してるし。ほんとゴア描写好きだよな。
そしてナナチも一緒に旅することになっておれたたEND。今後はピンチでもナナチが「そんなこともあろうかと」とドラえもんのように便利アイテムを出してくれることでしょう。
外道のボンドルドが成敗される話をアニメで見られる日は来るのだろうか。
…ミーティの声はキタエリw不憫なキャラの役が多いw{/netabare}

【総評】
1クールということで終わり方は中途半端になる懸念がずっとあったが、最終話が1時間スペシャルのおかげで綺麗に終わったと思う。
おれたたENDではあるが、この後の原作のストックもあまりないらしいし、現時点で出来うる最高のアニメ化だったのは間違いないだろう。

ただ、中盤までは冒険のチュートリアルのような内容で面白みにかけるのも確かであり、最高の傑作だったとまでは言えないのは残念。ドラクエ2に例えると{netabare}「3人目のムーンブルクの王女を仲間にしたところで終わり」。{/netabare}
あともう少し地底探検らしさがあると良かった。やけに明るい場所が多いし。一応それぞれ光源がある理由付けはされているようだが…。

それでもグロ+感動というジャンルで捉えれば「エルフェンリート」に次ぐ傑作の部類には入るのではないかと思う。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 40
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

テンポが遅い(´・ω・`)/4~7話感想追記(8.27)

原作既読/全13話

音響と作画が本当に凄いです!
これからが楽しみ!

※レビューにネタバレはほとんど含みません。
※最新1話のみ各話レビューから外しています。
※星評価の基準は各話レビューのネタバレ内に記載

( 'ω'o[放送前の期待レビュー]o
{netabare}
まずはこの作品の簡単な説明からです。

舞台は、約1900年前、南ベオルスカの孤島で発見された直径約1000メートル、深さ不明の縦穴である[アビス]です。

アビスには人間の手では作れない、[遺物]がたくさん眠っており、今まで数数の探窟家がアビスの底に降りていきました。

しかし、アビスには[アビスの呪い]というものが存在しており、アビスの下に降りた後、上に登るとその呪いが発動します。
(帰り道に呪いが発動する=1度入ったら深さによっては戻って来れない)

呪いの内容は以下の通りです。

・深界1層→地上
※軽い目眩と吐き気

・深界二層→深界一層
※重い吐き気、頭痛、末端の痺れ

・深界三層→深界二層
※上記+/まともに立つのが困難、幻覚、幻聴

・深界四層→深界三層
※全身に激痛・穴という穴から流血

・深界五層→深界四層
※全感覚の喪失、それに伴う意識混濁、自傷行為

・深界六層→深界五層
※人間性を失う、場合によっては死

・深界七層→深界六層
※人間である以上【確実な死】

というものです。
さらに、アビスには凶悪な生物が多数存在しており、人間の命を脅かします。
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
探窟家には、それぞれが所有する鈴の色によって
降りていい層が決まっています。
(実力が認められると鈴も変わる)

それぞれの鈴の降りれる範囲は以外の通りです。

・鈴付き
※素人。降りてはならない。

・赤笛
※見習い。深界一層まで行っても良い

・蒼笛
※一人前。深界二層まで行っても良い

・月笛
※師範代。深界四層まで行っても良い

・黒笛
※達人。深界五層まで行っても良い

・白笛
※伝説級。複製できず、それぞれ独自の意匠を持っている。深度制限なし。
(笛の条件は人間が定めたもので、仮に赤笛が1層より下[二層~]にいってもアビスの呪いは発動しません)

まあ、アビスの世界観はこんな感じです。
次は簡単なストーリー説明をします

[あらすじ]
ヒロインのリコは孤児院で暮らす探窟家見習い。アビスへの憧れが人一倍強い彼女は、母のような偉大な探窟家になることを夢見ていた。ある日の探窟で、リコは謎の存在に生命の危機を救われる。その何者かが放った熱線の跡を辿ると、そこには少年そっくりのロボットが倒れており…。(wikiより)

まず、物語はリコとロボットのデクの出会いから始まります。
リコはロボット(デグ)を孤児院に持っていき、他の孤児院のメンバーと共にデグに電気を送り、復活させます。

そこから孤児院でしばらく生活したデグとリコは、ある日、アビスへ潜らなければならないきっかけを見つけ、夜の孤児院を抜け出します。(脱走)

ここでは言いませんが、リコのアビスへ潜る理由がまた泣けてくるんです!
この内容は原作の1巻分なんですが、
1巻のアビス(大穴)への出発シーンで、一気に涙腺をやられました(2巻からアビスでの冒険が始まる)

とりやえずストーリー説明はここで終わります。

ここまで読んで貰えれば分かるように、このアニメ。

作り込まれた世界観が凄い

可愛いイラストの割にかなり重い内容

なんです!

しかも、2巻からはさらに面白さが増し、
3巻からは可愛い新ヒロインが登場します!(ナナチ)

制作は東京マグニチュードのキネマストラシス!
監督はブラックブレットの倉田さんです!

PVの作画クオリティーもかなり高く、
声優もかなりキャラにマッチしていました。

素晴らしい制作陣にも恵まれ、この作品は
きっとかなりの良作になると思います!

皆さん!夏のメイドインアビスに大いに期待しましょう!

補足︰この作品。
前半はないんですが、後半から極度のグロシーンがかなり存在します。
苦手な方は視聴を止めるのをおすすめします( ´・_・`){/netabare}

( 'ω'o[各話レビュー]o
{netabare}
※星評価の基準
---------------- 8×キリトリセン ---------------- 
★★★★★/神
★★★★☆/かなり面白かった
★★★☆☆/面白かった
★★☆☆☆/普通
★☆☆☆☆/微妙
---------------- 8×キリトリセン ---------------- 

[1話]大穴の町/★★★★☆
{netabare}
先日日曜日に先行上映会に行ってきました。

見終わった感想としては、まず音響と作画が凄いです!若干クセがあるものの、アビスの世界を完璧に再現していました。

物語は原作の3話分。
かといって、[1話→2話→3話]ではなく、
[2話→1話→3話]の順でした。

信者はどうせ[原作レイプ死ねとかいうんだろ]
と思ったそこのあなた!

違います!(断言)

原作プッシュアップも完璧で、序盤の少しつまらない(失礼)展開を完璧に打ち消してました!

物語も始まったばかりですし、今後に期待したいです!{/netabare}

[2話]復活祭/★★★★☆
{netabare}
冒頭で[アビスの呪い]の説明がされましたね。
あそこでしっかり説明してくれたのは嬉しかったです。

物語は1話に引き続きまだ序盤(´・_・`)
これからさらに面白くなっていくので見届けたいと思います。(今も充分面白いけど)

EDはほんわかな感じで物凄く好きでした(´▽`)
(OPの映像美も凄かった){/netabare}

[3話]出発/★★★★★
{netabare}
旅立ち会。
原作読んでて展開は知ってるものの、普通に泣いてしまいました。

なんといってもナットが可愛い!
あの、なんというかツンデレな感じがいいんですよね(´ω`*)

これからアビスの中でさらに盛り上がっていくので、切るか迷っている人は6話ぐらいまでは見て欲しいです。

※勘違いしてる人が結構いるみたいですが、アビスの呪いは[帰路]にかかるのであって[行き]にはかかりませんよ。{/netabare}

[4話]アビスの淵/★★☆☆☆
{netabare}
うーん(´・_・`)今回は少しテンポが遅かった印象かな。
原作ファンだからって原作が〜とかいうつもりはないけど、もう少しテンポ良く描いてほしいと感じました。

アニメオリジナルでクモが出てきましたが、これもあまり好感は持てませんでしたね。
アビス独特の奇妙さがあまり無かったと思います。

何がともあれ次回で巻き返してほしいです。{/netabare}

[5話]火葬砲/★★★★★
{netabare}
胸熱展開キタ━(゜∀゜)━!
いいですね!今回は特にアニメオリジナルが素晴らしかったです。

前回と違いテンポが良いにも関わらず、原作で適当に済ませたシーンを丁寧に描いてくれてて感動しました。

次回は監視基地。楽しみです。{/netabare}

[6話]監視基地/★★★☆☆
{netabare}
(゚ロ゚;)エェッ!?これは驚きです。
まさか自分が想定していた進み具合の二部の一しか進まないとは思いませんでした。

マルルク,オーゼンのキャラデザ,声優はとても良かったですが、テンポが悪い!

次回なんとかして下さい!{/netabare}{/netabare}

[7話]不動卿/★★★☆☆
{netabare}
やっぱりテンポがあまり良くないね。
ネットで少し叩かれていた戦闘シーンに特に不満はないけど、もう少し速くやらないと中途半端に最終回を迎える気がします。

後、回想シーンをもう少し丁寧にやって欲しかったかな。(原作はかなり雑なので)

次回は生存訓練みたいですが、どう作ってくるんでしょうか。期待と心配半半で待ちたいと思います。{/netabare}

( 'ω'o[最終レビュー]o
※後日追記

( 'ω'o[観点事のレビュー]o
※後日追記

総合点数【 】

続編の可能性
※後日追記

投稿 : 2020/07/04
♥ : 71

93.2 3 2017年度アニメランキング3位
幼女戦記(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1780)
8219人が棚に入れました
統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、
部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は
何事もなく無事に終わるはずだった。

しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、
協商連合軍による奇襲が発生し、
ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、
しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、
ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”

声優・キャラクター
悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

神と子供と会社員

【追記に蛇足追加  再読には及びません】


一見かわいらしい見せかけの幼女が、圧倒的な魔力で戦場を蹂躙する異世界の戦争。

タイトルに挿入された「the Evil」そのままに、まさしく邪悪の権化として死を振りまく主人公が「幼女」の姿をしているのは、ひょっとすると「妖女」の含意であるのかもしれない。

この無情な戦場に、殊更に非情に君臨する「幼女」とはいったい何なのだろう。



{netabare}といった緊迫感は、早々に「幼女」の中身が現代日本から転生したサラリーマンであることが暴露され、霧散する。

主人公に寄り添って物語を追えば、転生したサラリーマンの異世界でのサバイバルであり、「幼女」であることにほとんど意味は無い。

無常な「世界」の意味を問うような緊迫感の消失は、物語の焦点が主人公に「罰」あるいは「挑戦」を仕掛ける〈神〉と主人公の抗争にあって、「世界」自体が興味の対象から外されていることによる。

この視点の「矮小化」は、世界観の設定と主人公の設定の、二方面から生じているようだ。


神に逆らうというテーマはアニメやラノベでしばしば見受けられるが、何故かキリスト教の神を特権化して「神なるもの」全般を代理させることが多い。

「神なるもの」に運命や制度や抑圧を象徴させて「敵」として描こうとする意気込みに対して、日本社会に根付いているとは言えないキリスト教的な神をわざわざモデル化することで、たいていの場合、実体的な超越者ではなく、顔に「神」と書いた案山子を相手にシャドーボクシングを仕掛けているような、空回りした空想性が目立つことになる傾向があるようだ。

本作においても、罰や試練を与える抑圧者として〈神〉が一面化されているのは、主人公あるいは製作者が、自分の身の丈に合わせて「神なるもの」を切り縮めている結果だろう。

主人公が神を「存在X」と呼ぶのは、ある程度この空想性に自覚的であるのかもしれないが、この「世界」が超越者の創作であるという世界観の意味に迫ることなく、ただ「試練」との格闘だけに物語のスケールは切り縮められてゆく。

そして、このスケール感は、この「世界」に投げ出される主人公の、視野の狭さの反映でもある。


転生前の自分を有能な人材であったと自己認識する主人公は、転生先の異世界においても、現代日本で有効であったノウハウで「有能な」人間に相応しいエリートコースに乗ろうとする。

が、「生前」のエリート性の実態が、有能な「サラリーマン」=株主でも経営者でも無い「使用人」であったことに自覚的ではない。
主人公の考える有能な「エリート」性とは、「ご主人様」に命じられた課題と「ルール」をいかに忠実になぞるかという一点に焦点化されていて、自らがルールを創造して「ご主人様」になるような「有能」性は、視野の外に追いやられている。

劇中の描写からは、どうやら、自分の「死」は「ルール」に記載されていない「敬虔」や「慈悲」という無価値な美徳を欠いた結果、「存在X」に与えられた「罰」であると、主人公は捉えているらしい。
ルールに忠実な「意識の高い」自分が、インチキな基準で断罪されるのは不当であると。

が、普通に観ている視聴者には、「殺される」という事態を招いたこと自体が、適切に職務を遂行できていなかった「無能」の結果としか見えないのだが、自分の姿を相対化できない視野狭窄としか思えない。

この視野狭窄の一面性が、戦争状態の異世界へ放り込まれても平然と「出世コース」を探るという「牧歌的」な主人公の精神状態と、抑圧者として一面的に描かれる〈神〉との抗争という物語の基礎となっている。


極めて人工的な恣意性を感じさせる「異世界」が、それでも不思議に空想的な印象が希薄なのは、この視野の狭い主人公の設定が奇妙な整合性を感じさせるからだ。
「不思議」と感じるのは、どうも、この「整合性」が作者や製作者の計算によるものとは思えない印象が強いせいだろう。


会社員として身に着けた世間知と異常な魔力を元手に「出世街道」を上ろうとする主人公だが、これほどの「武器」があれば既存の秩序(の少なくとも一部)を自分の都合よくひっくり返して、造り変えることも可能だ。
しかし、既存体制での「出世」以外の選択肢は、主人公にはない。

あくまで「ルール」の「外」を発想しない思考様式は、「生前」に執心であったシカゴ学派のネオリベ理論と奇妙に符合する。
「ルール」がすべて=ルールに載っていないことは何でも「許される」というネオリベの世界把握は、ある意味では子供の理屈だ。

人間の行動を律するものは、法律や明文化された「ルール」のほかにも、社会倫理や自己倫理、単なる因習や気まぐれなど多様にある。

が、子供の世界には「ルール」しかない。
定義として、自己の核としての内的倫理や、共同体の社会倫理を獲得するという成長過程の途上にある者こそが「子供」であるからだ。

子供の行動を定めるものは、「ルール」という与えられた枠と、そこからはみ出せば「怒られる」という他律的な基準しかない。
「廊下を走ってはいけません」「上履きで校庭に出てはいけません」といったルールに過剰に敏感で、一歩でも「校庭に踏み出した」生徒を学級会でルール違反者として吊し上げる下らない規範意識は、「子供じみた」態度の典型例として定番だ。
一方で、「座って読んでいるから立ち読みではない」と「ルール」の言葉じりをとらえて「違反」から逃がれたつもりになる猿知恵もまた。

「怒られない」限り何でもしてもいいのだ、という子供の行動原理が、主人公と重なる。
「いい年をして」子供じみている主人公の行動原理は、単一のルールブックに反していない限りどのような競争も正当であるというネオリベ理論「しか」行動律のない反映でもある。
あるいは、「幼女」の外見は、子供じみた内面の表現であるのか。

多様な基準を貫いて自身の行動を決定する「自己」を持つものが「大人」であるならば、単一の基準しか知らないのが「子供」であるとはいえるが、「この基準が絶対で、それ以外は守る必要などない」と強制するのがネオリベ理論であって、この「強制」にさらされていた主人公の視野の狭さには、確かに整合性がある。

実質的な軍事体制下にある「異世界」が、ソビエト連邦を連想させるくせに殆んど抑圧性を感じさせることなく主人公になじんでいるのは、主人公ご執心のネオリベ理論が、ある意味で(ニワトリと卵のように)平時の日常世界に戦時の非常事態性を持ち込んで固定化する原因でもあり/結果でもあるものだからだろうか。
ここでも、現代日本と同じ方法論で異世界を「世渡り」する主人公の描写は、やはり整合性があり、現代日本が一種の戦争状態であると表現されている、かのように見える。


だが、〈神〉のスケールの小ささが、やはりこの整合性が計算の結果であるのかを怪しくさせる。

「死」の瞬間、「敬虔」や「慈悲」の欠如を指摘された主人公だが、本来、それらは人の行動律として異常なものではない。

時には矛盾も衝突もする多様な規範の中から、その時「自分が」どう行動するか判断できるのが一般的な普通の大人であり、大人としての能力だが、シカゴ学派のネオリベ理論とやらの唯一の「ルール」しか所有していないことが、主人公の過剰な反発の根源だ。

「敬虔」や「慈悲」が数千年にわたって人類社会に「生存戦略」として機能してきたことに対して、崩壊が目前に迫っているネオリベ理論は余りにも貧弱で勝負にはなりそうもない。

が、〈神〉は「存在X」に切り縮められる。

「敬虔」を象徴するイコンであるはずの〈神〉は、単に自分の教えに拝跪することを強制し、従わないものに「罰」を与える、「存在X」という抑圧者に一面化されてしまう。

「生存戦略」の人格化であった〈神〉は、信仰心と「引き換え」に恩寵を与える「契約者」のごときものとして、契約を拒むものに脅迫で契約を迫る悪徳リフォーム業者のごときものとして、「存在X」に変貌してしまう。

主人公を超越するものとして登場したはずの〈神〉が、まさしく主人公の子供の世界観に適合してしまう展開は、果たして作中で何が争われているのかを曖昧化してしまう。
自分に従わなければ「罰」を与えると迫る超越者は、外観上は主人公の価値観と差異が無い。
主人公の「罪」を鳴らして「罰」を与える根拠は、互いの力関係の大小というだけで、両者が争うことに説得的な理由を見出すことが出来なくなる。

一見して整合性が生じているように見える「世界」は、整合性と引き換えに、そもそもの「世界」の意味が混濁していくかのようだ。

一体、主人公は何と戦っているのだろうか。


劇中の「戦場」で、敵も味方も区別せずに死を振りまく主人公が、情実に惑わされずに状況に応じた冷徹な決断を下している、と見える視聴者がもしも居るならば、おそらく「社畜」の素質があるだろう。

そうでないなら、他者に死を与えるたびに主人公が振りかざす「祖国の為」といった理屈を、主人公自身は全く「信じてはいない」事をどう捉えているのか。
それらの理屈は、自分が他者に君臨するための「いいわけ」でしかなく、理屈の実践のために他者を支配するのではなく、生殺与奪という究極的な他者の支配を正当化するために持ち出されている「口実」に過ぎない。
全く信じていない大義名分を持ち出すのは、自分の生存のためですらなく、安楽を手に入れる「出世」のために他者を殺す口実に「使える」からだ。
もっともらしい「大義名分」の下に殺される敵・味方の兵士は、主人公の出世のための犠牲でしかない。

反道徳的な言動で他者を踏みにじる姿は、ニーチェを誤読した中二病患者の妄想する「超人」をモデル化したかのようだが、ルサンチマンを超越する意思もなく、既存の支配的規範の「威を借りて」恣意的な暴力を行使する主人公は、いわばウルトラ化したルサンチマンの権化であり、こんなものを超人と同一視すれば墓の中でニーチェが激怒することだろう。

言ってみれば、ブラック企業の中間管理職が「会社の為」と称して精神や健康を破壊する過剰労働を強制しているのと同じ姑息さに過ぎない。

戦場に君臨する幼女の皮をかぶった「化け物」というよりも、タイトル通りEvil=「邪悪」が相応しく思えるのは、ブラック企業の管理職のように、「信じてもいない」タテマエを持ち出して、自分の安泰のために他者を踏みつけることを正当化している薄汚さのためだ。
ブラック企業においてすら、「会社が絶対」というタテマエを本気で信じているようなら「管理職」にはなれないだろう。


戦時下の「異世界」では、死にたくなければ戦時下の規範を受け入れる他ない。
自分の「死を避ける」ためには、他者に死を「押し付ける」しかない。

主人公の主観では、このように自分の行動は「現実的」なだけだと自己了解されているようだ。
戦争を終わらせ、死なずに済む「平和」をもたらす為には、戦闘で大勝利することが「現実的」な手段であるのだと。

この主人公の自己了解を真に受けて「冷徹な決断」者だと肯定的に見てしまう感性は、「会社の為」というタテマエを真に受けて奴隷労働を受け入れる社畜根性と同型的に見える。

平和を望むのは、自身が「勝者」として生きるために過ぎない。
戦争が終結しなければ=勝敗が決定しなければ「勝者」になりようがないからで、他者の「平和」に関心はない。
「冷徹な決断」は、ようするに自己保身の理論化だ。

押し付けられた規範に嫌々「妥協」しているのではなく、進んで「同化」する態度は、「現実」の日本社会から引きずられて持ち込まれたものだ。
その意味で、この異世界は現代日本を表現するために創作されたかのような整合性は、確かに感じられるとは言えるだろう。

ネオリベ理論を内面化して抑圧的な権力に同化しようとする「生前」の態度は、ミシェル・フーコーが言及した、遍在する微小な権力が統合されて大きな抑圧権力を構成する「生権力」の姿に過不足なく適合する。

抑圧的な権力に支配されることを承認すれば、自分がより弱いものを抑圧して踏みつける行為もまた、許される。
「ルール」に支配される子供が、「学級会の吊るし上げ」リンチを内心で楽しむように。
そのような微細な「権力」を吸い上げて統合するものとして利用されるのが、一つにはネオリベ理論だ。

従って、視野狭窄の主人公の、〈神〉の存在を否定する動機が「合理性」の有無であるという言葉は、鵜呑みにすることはできない。

主人公にとって身体化されている「生権力」の体系を脅かすものであるから、〈神〉は否定されなければならない。
抑圧の根拠たる生権力が揺らぐことは、自身が微小な「権力」を行使する根拠の消滅を招くことになるからだ。
いや、意思的に否定を「決断」しているのではない。
拒絶の根拠は、〈神〉という属性がどうこうという問題ではなく、「身体化」が必然とする思考以前の「脊髄反射」だ。

ネオリベを基礎づける市場原理主義が「世界」を支配出来るのは、「(生存のためのあらゆる必需品を含め)全ての」モノやサービスは「貨幣を媒介とした」交換によって入手しなければ「ならない」、というドグマを確立したからだ。
生存のための手段は、したがって「金銭を稼ぐ」というただ一つの行為に制約され、金儲けの「ルール」が世界を支配するルールにすり替わる。

このようなドグマは、別に自然法則に根拠づけられているわけではない。
もしも金銭以外の価値や、生存を超える価値が承認されたとしたなら、「ルール」の支配性は崩れるだろう。
市場原理ベースの「生権力」の体系は混乱し、これに迎合することで他者を抑圧支配させていた主人公の微小な「権力」もまた、消滅してしまう。
単一の「ルール」しか持たない空虚な人格であるがゆえに、代替えの基準を持たない主人公は、「ルール」の否定性に過剰に反発せざるを得ない。


だが、ネオリベ/市場原理主義の否定性を〈神〉として導入した安易さが、このような主題化を不可能にしているようだ。
いや、「存在X」が、真の意味で〈神〉であったなら、違っていたのかもしれない。

自身が他者の上に立つ「権力」性の確保を目的として支配的な規範/権力にすり寄る、という意味で、主人公の態度は現代日本でも「異世界」でも変らずに一貫している。

「生きたい」を「金銭を稼ぐ」に一面化する市場原理の生権力と、「死にたくない」から軍政に従わせる「異世界」の抑圧性は、外見的には双子のように似ている。
異世界の「戦争」が、拝跪を強制する理不尽な「契約者」に矮小化された〈神〉=「存在X」によって一方的に押し付けられた「試練」であると設定することで、一方の「生権力」もまた、超越的に「押し付けられた」ものであるかのように見せかけてしまう。

両者が曖昧に混濁して見えてしまう結果、主人公の行動原理の深層も曖昧化したままだ。
主人公の、他者を踏みつける「権力」を欲する欲望が、自身をも踏みつける「ルール」に接近させるという倒錯した深層も。

「ルールには従わなければならない」という行動原理は、いささかも変化していない。
主人公の「敵意」は、実行に伴う「苦労」の多さに向けられるだけで、「従う」という行動原理自体への懐疑は全く生じない。
それゆえに、主人公に「罰」を加える理由も、この「異世界」が果たして「罰」として機能しているのかも全く意味不明にする。

そうして、「生前」も「転生」後も他者を踏みにじり続ける主人公の、「生前」も「転生」後も強圧的な「ルール」に翻弄されているかのような「被害者面」を不自然に感じない視聴者も出てくるのだろう。

このように単純な抑圧者「存在X」が、主人公との対立軸をも単調化する。
いや、現代社会の抑圧に対抗するものを、〈神〉という名の別種の抑圧者の形でしか発想できなかった限界性なのだろうか。


主人公の「本音」が見えない作中の兵士たちはともかく、視聴者の立場で、主人公が冷徹な現場指揮官のように見えてしまう屈折した視聴は、この「世界」が「物語」の舞台として緻密に構築されたものではなく、「マジック・ワード」に依存した一種のゲーム空間に過ぎない印象しか視聴者に与えることが出来ていない事を示しているようだ。

アニメを視聴するとき(フィクションを鑑賞するとき)、たいていの視聴者は、何処か虚空に自立して「実在」している別「世界」に入り込んでいるように看做していることが殆どだろう。
作り手は、なんとか「実在」感を生み出し、視聴者の現実感に接続しようとあの手この手で四苦八苦する。
一方で、ゲームにおいては、プレーヤーを引き込む「実在」感は問題にされず、何処までも恣意的に制作される仮想空間として了解されるようだ。

その意味で、存在X=〈神〉という創造主兼管理者のいる「世界」は、架空の時空間に「自生した」固有の歴史性を持つ異世界ではなく、「運営」が恣意的に作るオンラインゲームのステージと同質と言える。
もっともらしい「戦争」は、創造主に「創造」されたゲーム世界の「設定」に過ぎず、死んでいく兵士や市民も、「創造主」に創造されコントロールされているという意味でNPCと同質であると言えるかもしれない。
本作内の戦争について、その是非や悲惨について考慮するのは、この「ゲーム」空間の恣意的な「設定」に合わせてあちこちから引用してきた「背景」に過ぎない以上、あまり意味がないだろうと感じさせる。
主人公の殺戮は、異「世界」での殺人ではなく、ゲーム空間の「無双」ではないかと。


キリスト教的な、世界の「造物主」としての唯一の〈神〉は、絶対的に「世界」の「外部」に在る、「世界-内」存在である人間にとって絶対的な不可知の存在だ。
何であれ不可知のものは、人間が認識できた瞬間に〈世界-内〉に取り込まれる。
どこまでも〈内〉化できない非・認識の絶対性が、神を定義する。
日本の〈カミ〉のように、お供えやお祈りによってご利益を与える、人間と同次元にいる交渉可能な〈世界-内〉に存在する〈神〉とは異なる絶対性が、造物主としての唯一神だ。

決して〈世界―内〉に降りてこない不在としての神、絶対的な「外部」の存在との契約の不可能性と可能性、このような不条理と信仰の絶対性、などなどの難問は、西欧では数百年にわたって考え抜かれている。
日本においても、遠藤周作が『沈黙』を書いたのは50年以上も前だ。

人間の眼前にある案山子に『神』と書き込んであれば〈神〉扱いして疑問を持たない、というのはラノベ/アニメ周辺のローカル・ルールに過ぎない。
〈世界-内〉に入り込んで「世界」に自由に干渉する「造物主」は、ラノベ/アニメの外では存在矛盾として成立できないだろう。
案山子の〈神〉は、「全能の」神という一種の「マジック・ワード」として、製作者の代理として「世界」の創造や改変を容易化してくれるものとして導入される。

しかし、容易化は安易化として、創造された作品「世界」を、人為的なゲーム空間に矮小化してしまう。
「存在X」と呼称する、〈神〉性を引きずった、「世界」内に立ち入って自在に干渉する「造物主」を導入することで、「運営」が作り自在にコントロールする人工的な「ゲーム空間」に、異「世界」は同質化することになる。

主人公の利己的な行動が爽快に見えてしまうのは、主人公が「物語」の登場「人物」ではなく、単なるゲームのキャラとして、「ゲーム空間」で都合よく無双をしているに過ぎないと無意識で解釈されている結果ではないか。
主人公が現代日本から「異世界」に転生したという設定も、単に、初めて絶滅戦争という異様な形態の戦争を経験しようとしている「異世界」にやってきた、すでに絶滅戦争の世界大戦を経験している現代日本人という、一種のチート的な優位性で「無双」をするネタに過ぎないものに、これまた矮小化されている。


【追記】
敗者が抵抗をあきらめずに「復讐」する不合理な感情が、「戦争」を終わらせようとする「合理的な」行動を無駄にすると語る主人公だが、勝者の立場に立ち、他者の反抗を認めない傲慢からくる事実誤認に過ぎない。

敗者の抵抗が続くのは、この「戦争」が現実の世界大戦同様に「絶滅戦争」=どちらかの国家が絶滅するまで終わらない異様な性質のものであるからだ。
作中での、後方の民間人の殺戮も、この性質から余儀なく生じている。

相手が絶滅するまで、あるいは国体が完全崩壊する=敵「国家」が「死滅」するまで戦闘が継続されるということは、死滅しない限り敵への反撃を止めては「ならない」ということでもある。
感情的に「もう戦争は嫌だ」と思っていても、息がある限り「理論上」反抗を止めることが出来ない。

敵の執拗な抵抗は、感情に駆られているのではなく、主人公が敵国家の完全壊滅を完遂しようとするのと正に同じ「論理」の裏返しとして、選択の余地なく発生してくる。
自分が優秀な「合理主義者」で、馬鹿な敵が感情に任せて抵抗してくるという主人公の自己認識は、全くの的外れで、視野の狭さからくる「合理性」の不徹底さを露呈しているに過ぎない。
視聴者までが、この自己認識を真に受けて、優秀な合理主義者だと看做してやるいわれはないだろう。

そもそも転生の原因となった「死」も、一方的な逆恨みの被害であると疑われていないが、普通の企業であれば、職務の遂行において「殺される」ほどのトラブルを発生させることは、直ちに「無能」とみなされる。

逆恨みされて転生した「エリート」が「優秀な合理主義者」として戦争を生き抜こうとしているという主人公の自己認識は妄想的で、「認知のゆがみ」を引き起こしているのではないのか、と疑ってみるほうが自然な気がする。



労を惜しまずに設定を積み重ねれば、「存在X」という案山子の〈神〉など導入しなくても、このような「異世界」とサラリーマンの「転生」を創造することは可能だったろう。
世界を支配するルールと人間の対決を描く為には、〈神〉は必要条件ではない。

設定の土台を、案山子の〈神〉=作者の傀儡に過ぎない造物主に置いてしまった安易さが、「異世界」につづられる「物語」なのか、ゲーム空間での妄想的な無双であるのか、分裂して中途半端に揺れる視聴感になって現れてくる。

一見、現代日本を批判的に再現したような「世界」と「物語」は、結局、オンラインゲームに閉じ込められたトッチャン坊やのクエストと同型だという印象しか与えることが出来ていないようだ。

これだけの道具立てをそろえながら、幼女の外見とサラリーマンの内面のギャップの笑いと、「無双」で破壊されるビジュアルの派手さだけが見どころであるというのは、なんとも勿体ない気がする。{/netabare}



それにしても、アニメ作品の評価に「声優」を独立した項目として入れるのは妥当なのだろうか。

確かに、声優はキャラクターに生命感を与える重要なパートではある。
しかし、世界観の破綻や、脚本上の不備を修正できる立場にいるわけではない。
そのような作品でキャラに生命を吹き込んでも、「不条理な世界にも関わらず『生きいきと』生活する狂人」が生まれるだけだろう。

そんな立場である声優に評価の一端を背負わせるのは、余りに気の毒な気がする。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 15
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

現代のリーマンが少女に生まれ変わって戦争を生き抜く物語

原作未読。予告でかなり気になったので視聴です。1話見て、最後まで見ようと決めました。

今期の戦争もの。ヨーロッパを下地にしているのかな。魔導を使ってガンガン撃っていく、そして主人公は厳しい性格。キャラデザインも含め、イゼッタよりハードな感じがします。


1話…いきなり前線での戦い
{netabare}最近の戦争ものは、顔見せや世界観を知るためにゆっくりした始まりなるものが多いのですが、これはガンガンやり合いで始まりました。

主人公のターニャは少女というよりは幼女。が、強すぎる戦力。頭も切れるし、非情な性格。この子を軸に、大人たちの思惑が交錯し、戦いと世界の秩序が形成されていくのでしょうか。

BGMは重厚、中の人たちも厚いです。悠木さんの声が良いですね。早見さんは今期も戦争ものですか。フィーネと容姿が全く違うのでいいか…{/netabare}

2話…悪魔はいかにして生まれたのか
{netabare}いきなり現代の話。チャンネル間違ったのか?と思いきや、幼女戦記だった。やり手のサラリーマン、会社のため…というより、自分のためにリストラ言い渡しも容赦ない。その帰りの電車待ちの時に、リストラ言い渡した社員にホームから突き落とされる。時間が止まる。神とおぼしき者と会話をする。噛み合わない会話、神とおぼしき者からそのリーマンは転生を余儀なくされる。飛ばされたのは戦争間近な国の孤児院。リーマン時代の意識を意識を残したままの転生だった。
魔導の能力があり、進んで士官に。上級官として下級へのあたりはリーマン時代のまま、愛情の欠片もない。訓練に向かうと戦闘に巻き込まれるが、能力と思いだけで乗り切る。思いとは…「離脱して後方にまわれる」というものだった。しかし、その戦績が高く評価され、思いとは別に軍の顔とされるのだった。

面白い。2話にしてこれはちょっと異例なほど面白いと感じました。これはなかなかない世界観で引き込まれます。後半、ちょっと吹き出すようなセリフぶちこんできて、ターニャの中身や本当の考えが少しずつ分かるようになっていたのも良かったです。
何より悠木さんが良いです。ターニャの怖さと裏側のリーマン的考えを上手く表現しているし、可愛いところも存分に伝わってきます。
これは本当に面白そうだ。{/netabare}

3話…アナタハカミヲシンジマスカ
{netabare}今回も過去の話が中心。
前線から離れることを目論むターニャ。試験飛行に参加するが、失敗の繰り返し。開発担当者はターニャと同じような性格。当然、ぶつかってばかり。そんなときに神とおぼしき者からまた会話を求められる。信仰云々言ってくる。それを追い払うターニャ。
翌日、試験飛行は成功する。担当者は言った。神の存在など信じなかったが、神に祈り成功したと。ターニャは戸惑った。

ターニャは変わり始めているのだろうか。いや、性格は品曲がったままだと思う。{/netabare}

4話…策士、策に溺れてドボン
{netabare}大学生活を謳歌するターニャ。そんな中、軍の幹部と接触する機会も増え、感触が良いと感じる。一人の幹部から先の見通しについて質問を受け、相手の考えを探りながら答える。それが論文となって上層部に伝わるとも知らずに。
ターニャは大学生活で得た感触から後方だと信じていた。が、目論見は脆くも崩れる。ターニャが語った魔導士大隊の責任者に選ばれたのだ。最前線である。愕然としながらも仕事をこなす、しかもわざと遅れるように。が、助っ人参上でそれも叶いそうにない感じで…。

流れるような話の回でした。戦闘シーンはないけど、ターニャの心の中が見えて面白いです。策に溺れて最前線、自分の評価を見誤ったという感じかも…{/netabare}

5話…吹いたビールを返してほしい
{netabare}ターニャのもとを訪れたのはヴィーシャだった。ターニャの目論みが外れ、どんどんと進む面接。しかし、基準が高く、とても大隊を作れるような人材は集まらず。しかし、基準を下げろと言われ、またしても目論みとは違う方向に。
人材は揃ったものの、とても強い隊を作れるような強さはないということで、鍛えることに。しかも1ヶ月で。ターニャの厳しいというより、脱落させるとしか言いようがないほどの訓練に耐え、脱落どころか、強い隊になってしまった。
南東に向かうように指示を受けるが、その先にはダリア公国があった。ダキアは国境付近を探っているようだが、ターニャが掴む情報はとても近代戦のものとは思えないものばかりだった。ターニャは実弾訓練と称し、隊を引き連れ向かう。ダキアの軍はまさに前時代的な戦いだった。魔導隊には全く歯が立たず、壊滅。ターニャは狙いを首都にした。軍事工場をねらい、宣誓を行う「しぇんせぇ~わ僕たち、私たちは…」(幼女風に)。圧倒した。

やることなすこと裏目に出てしまうターニャに笑わせてもらいました。でも最後の幼女宣誓は卑怯です。ビール吹いて拭くの大変だった…。
ヴィーシャの存在が良いです。ターニャのこと分かっているから、とっとと坑を掘りにいった場面は笑いました。キャラデザインどうかとも思いましたが、慣れると可愛くさえ思えます。
ダキアはルーマニアのことか。世界大戦の前だからこんな感じか。{/netabare}

6話…世界大戦はすぐそこまで
{netabare}帝国は2つの戦線を抱えていた。特に協商連合との戦いには苦戦、そこにターニャの軍が送られることになった。
協商のバックには帝国と敵対する列強諸国が加勢し、飛行機はじめ近代兵器が揃っており、帝国は押されていた。そこにターニャの軍がやって来た。ターニャは隊を鼓舞し(25年ものをかけて)、戦う。
ターニャの軍は協商連合の想定を越えていて、協商連合の軍は引かざるを得なかった。ターニャが落とした飛行機に行くと、存在Xがターニャに語りかける。ターニャは振り払うしかなかった。その後、ターニャは協商連合の通信基地を破壊した。

先頭シーンが多くなってきました。戦争が始まるという感じです。ターニャは敵の他に神様的な存在と戦っていかなければなりません。
ターニャの存在が世界大戦を早めてしまっている気がするんだが…{/netabare}

7話…まさに悪魔
{netabare}協商のスー大佐が港で家族を見送る。娘から早めのクリスマスプレゼント(銃)をもらい、どう見てもフラグ。
ターニャは軍幹部と会談中。意見の相違でイライラ。その後、作戦指令が出されるが腑に落ちない。その指令は港の砲台を潰すこと。ターニャは気づく、これは艦隊を寄せ上陸作戦の前段階のことだと。
時間は限られていた。ターニャの部隊は次々と砲台を潰していくが、協商の軍も抵抗する。そして砲台がすべて潰され、協商の軍は作戦の真の狙いに気づくが時すでに遅し。帝国の軍は艦隊とともに現れ、上陸が始まった。最後のあがきとスー大佐が突っ込んでくる。そこには因縁のターニャがいた。ターニャは大佐を撃ち、ライフルを取り上げ、大佐は落ちていった。ターニャは奪った銃を持ち、自分へのクリスマスプレゼントだと言い放った。

1週分すっ飛んで再開。総集編は要らないです…。
ハードな展開にぞくぞくです。ターニャの悪魔さ加減は相変わらずで、容赦なし。ターニャが進む道は天国か地獄か? 天国ではないさね…{/netabare}

8話…これは戦争である
{netabare}協商との戦闘が終わり、ピクシー隊は新たな戦闘員も加わって、ライン戦線で戦っていた。
ターニャに新たな命令が下る。共和国からぶんどった領地の市民が共和国軍をバックに蜂起して帝国軍がガタガタになっており、これを抑えるというものだ。しかし、バックに軍がいるとはいえ市民であり、無差別には攻撃できない。そこで市民の避難勧告を行い、残ったものは共和国軍と見なして殲滅するという非常な作戦だった(しかも、この作戦の原案を構築したのはターニャの論文だった)。
この作戦を部隊に伝えると、部隊はざわついた。民間人を巻き込むことが必至だったからだ。作戦が開始され、街はめちゃくちゃに。市民も多くの犠牲が出ている。それを見た隊のウォーレン少尉はターニャに意見するも、ターニャは言い返す。ウォーレンは頭を壊しながら街を撃つのだった…。
その頃、撃たれて海に沈んだはずのスー大佐が意識を取り戻した。彼が見たのは神で、ターニャを滅してやると誓う。

今週からEDが変わりました。物語はいよいよ佳境に入るということでしょうね。
ターニャの悪魔度が更に増した感じですが、根本はリーマン時代のままなんですよね。上の命令は絶対、義務を果たす、下が上に逆らうことは許されない…。戦争だろうがなんだろうが、自分の仕事をこなすだけ、そこには人の命の重みなど感じてはならないし、自分がこなした仕事の成果が上がれば良いだけである。鬼畜だが、ターニャのような考えを持った人はいる。戦争なら貴重な戦力なのも分かります。すごい重い話です。{/netabare}

9話…もはや人間兵器である
{netabare}列車で本部に向かうなか、ターニャは鉄道部の少佐から今後行うであろう作戦のことを聞く。ライン戦線を捨てる振りをして包囲する作戦だった。
本部では作戦をめぐって意見を交わしていた。そして作戦が実行される。ターニャたちは撤退の殿を努めていた。厳しい状況で負傷者も大勢だった。中には腹が割かれた感じのものもいた。
作戦には新たな兵器が投入されることになった。それを開発したのはターニャの天敵、あのドクトルである。ろくなものじゃないことは察していたターニャだったが、今度の兵器は魔導士入りロケットで、敵の中枢まで飛んでいき、一気に壊滅させるというものだ。本当にろくなものではなかった…そして作戦が実行される。

まさかの人間ロケット…。飛んでいくときのターニャの叫びが非常に…おかしくて(かなり真面目なシーンなんだけど)。隊員たちが緊張するなか堂々と寝ているヴーチャの大物ぶり、Cパートでの腹痛のオチなど、重い話しのなかにちょこちょこ笑いを差し込んでくるところがこの作品の好きなところです。
どんどん厳しい戦いになっていきますが、ターニャは存在Xに一泡ふかせることができるのだろうか?{/netabare}

10話…戦いは終わらない
{netabare}ロケットで敵中枢にぶっ飛んでいったターニャの部隊。電撃作戦であり、時間は限られていた。その頃、帝国では軍と行政官たちが会議を開いていた。戦いの状況が思わしくないことに責める行政側、作戦を隠してのらりくらりの軍部。その時、一報が届く、作戦が成功したと。一気に盛り上がる軍部に対して、呆気にとられる官僚たち。
作戦を成功させたターニャたちは潜水艦で移動した。その頃、帝国の作戦は執行され、次々に成功し、共和国軍を追い詰めようとしていた。ターニャたちは最後の戦いに加わるべく向かったが、謎の魔導軍が現れたという。ターニャの頭に戦後の生活が頭をよぎった瞬間、グランツが撃ち落とされる。相手は海に落としたらはずのスー大佐だった。

このアニメは戦闘のシーンをしっかり描きます。グロいと感じる場面もね。
軍部内の会話も本当に面白いというか、良い声の男たちの競演なので、しっかりした厚みある感じがとても良いです。
それからCパートでのオチ、毎回笑わせてもらいますが、今回は特に可笑しかったです。ヴィーシャ、君は女の子だ…いちおう…{/netabare}

11話…戦後を夢見て
{netabare}協商と共和国の魔導士たちに襲われるターニャたち。苦戦というより、ヤバイ状況。次々落とされ焦るターニャだが、部下たちを見て怒りが湧いてくる感じである。部下をかばい、スー大佐と正面激突、大佐は存在Xとなっており、ターニャはピンチに陥る。激ヴィーシャの機転の利いた一撃で難を逃れたターニャは存在Xを撃ち落とす。
危機を脱出したターニャたちに届いた連絡は共和国軍の掃討作戦で、帝国の勝利が確定したことを伝えるものだった。
共和国は首都を捨てるように無血明け渡ししたが、実は裏があった。それに気付いたターニャは敵の作戦を断とうとするが、帝国軍は聞き流すのだった。

戦後を夢見ていたターニャに追い討ちをかける展開が何とも戦争ものっぽいです。
ここにきてヴィーシャの存在が大きくなってきた気がするんですが、どうなんでしょう。話が続いたらターニャの敵になるんですけどね、パターン的に。
それから、おっさん時代には考えられなかった、部下を気にしたり、かばったりするところ。神を信じる云々より大きな変わり目のように感じました。
いよいよラストです。どうまとめるのでしょうか。{/netabare}

12話…戦争は終わらない、物語も終わらない
{netabare}ターニャが危惧していたことは軍中枢には伝わらない。勝利が軍全体を浮かれさせてしまっていた。ターニャは人の感情が狂わすこと訴えたのだ。
ターニャの危惧していたとおり、共和国軍は着々と反攻の準備を進め、帝国に恨みを持ったり、力を恐れたりした国々が帝国を討とうと加わってきた。それにようやく気付いた軍部は焦った。焦ったところでまともな作戦も立てられない。とりあえずはゴドール率いる共和国軍の集まる港を討とうと進め、その役目をターニャの軍に負わせた。
合衆国では軍への志願者を募っていた。そこに、スー大佐の娘が志願してきた。理由は「憎き帝国を討つ」ことだった。憎しみは憎しみを生み出す。終わらない戦いが続く。
ターニャは隊で檄を飛ばす。神に反抗する、神のごとく戦うことを祈り。

ここで終わりとは…続きが気になります。戦いの続きに存在Xとの決着、ターニャの最大の敵になりそうなスー大佐の娘との因縁等々。スー大佐の娘のシーンで終わったらもっとモヤモヤだったかも。とりあえずはまとめましたということかもしれませんね。
ターニャはなんだかんだ言いながらも、リーマン時代より人間的に大きくなった気がするんですが。部下を守ったり、上司に意見したり、人の感情について考えたりと、リーマン時代には考えられなかったのではないかと思います。でもやっぱり続きが見たい…{/netabare}

少女が主役になるという、しかも裏方ではなく兵士として。異色の戦争ものでした。戦いのこともそうですが、ターニャの人生観や思考について、いろいろ考えるように設定していて、たいへん面白かったです。また、存在Xとターニャの会話の対決も興味深いものでした。

笑いやホッとする場面を所々にぶっ込み(ヴィーシャの存在も)、重くなりすぎないようにしているところが良いです。戦争ものなだけに、どうしても重い話を入れざるを得ません。人が死んでいる場面もキチンと投げずに描写していたと思います。

中の人については文句のつけようがありません。渋い声だらけの重い演技の中に混じっても、跳ね返すだけの迫力と可愛さ、ひときわ存在感が際立っていたように感じました。また、作画も戦いの場面は中々のものでしたし、ロケットで突っ込むシーンも迫力ありました。

戦争ものではありますが、人の感情や考えを捉えるような話が中心になっています。最後まで飽きさせない作品でした。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 67
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

やっぱりダメだったよ

自分頭悪いんでイマイチ理解できない…。
ってことで整理のためメモ。

4話までの感想
{netabare}えーっとまず大前提として、リストラ社員に駅で線路に突き落とされたのは「信仰心が無かったから」。
逆に言えば信仰心があれば回避できた事件というワケで、たまたま運悪く頭のおかしい社員の首切り担当をさせられたということではない。
(もしその場合は存在Xも「不運だったね」で話しかけてくることはなかったであろう)

が、この大前提はあくまで存在Xの見立て。
それに対し主人公は「その通り」と思ってるのか「そうではない」と思ってるのか、どっちなんだ?
前者であるなら存在Xの言ってることを信じることとなり、既に信仰してるのと変わりないような?
または後者であるなら、じゃあ突き落とされた原因は何だったのか・どうすれば回避できたかという追及はしないのだろうか?

2話見てから1話を思い返して「あれ?」と思ったのだけど、命令を聞かない部下を死地送りにしたのは単に性格が悪いから、と描かれてるように見えるけど、
実は前世の体験から「使えない部下は生かしておくとこっちが後ろから撃たれる」というトラウマに因り出た行動だったのでは?と思ってしまったり(好意的解釈)。
けど話を見てくとそうではない?

で、4話で違和感がいよいよ看過できないレベルに来たのだけど、「前世で殺害されるほどのことをやらかしたことの反省・教訓」は全く踏まえてない?
学校にライフル携帯して通うのはてっきり味方からの闇討ちを警戒してかと思ったら…え?そうじゃないの?
なんか優秀っぽい振舞いをしてるけど、全然教訓にしてないってのはどうなんだろ?
あくまで突き落としたリストラ社員が特別に異常者なだけだったと思ってるのだろうか?
まぁこれは自分が「存在Xを否定したいのなら“信仰ナシでも誰からも恨まれることのない振舞いをする”が正解じゃね?」って思ってるせいもあるんだろうけどさ(正解は1つだけじゃないからね)、そう考えると軍に入って戦争に参加して人殺した時点で詰みなんじゃねーかなぁと思ったり。
どんなに順風満帆な生涯を送ったところで人である以上いつかは死ぬワケで、転生も1回で終わらせてくれるとは言われてないワケで(※)…。

因みに※部分の考えに至ったのは、3話で、普通に考えたら畜生や虫ケラに転生させるなり地獄落とせばいいのに、何で特別な力与えた上に更にレアアイテムまでプレゼントするんだろ、アホなんかな?と思ったから。
これってむしろ前世で善行積んだものが受ける処遇じゃね?と。
あの世界で魔法も持たず、他に才能もなくミジメな生活をしてる人は前世でどんな悪行したのよ?と、どうしても思ってしまうのよねぇ。
で思ったのが、既に転生は何万回何億回と繰り返すのが予定済みで(異教徒がちょっとやそっとで改宗することはない、ってのはXも承知してるでしょう。拷問にかけて100回殺しても改宗しないぞ、多分)、「一周くらいボーナスステージ与えてもいいかな~?そっちのほうがその次の転生でダメージ大だし」ってことで能力やレアアイテム授けたのかな?って解釈。
つか“命令違反した部下を死地送り”したヤツが“不信心者を能力持ちで転生させた”者に不平不満を述べても説得力が無いしのう。

あーそれとこれは文句じゃなくて、自分みたいな頭カタい人はどう解釈したらこの作品を違和感なく受け入れられるだろう?っていう視聴姿勢の模索です。
こういう見方もあるんだなー程度に捉えてくれるとありがたい。
これでラストが「実は神に寵愛されてた」ってオチなら笑えるけど、果たして…{/netabare}

2月4日追記{netabare}
上でゴチャゴチャと書いたけど、おかげで整理が付き始めました。
存在Xが信仰の無いことが原因だと断じてた「前世で殺された理由」、信仰どうこうは置いておいてもっと直截にいうなれば「人間性の欠如」ではなかろうか、と。
前世で殺される直前まで勝ち組めいたことを嘯いてたけど、家族も友人も居なさそうでとても勝ち組には映らなかったんだよねー、自分の目には。
それに対して何も感じてない辺りただのコミュ障以上に病状は深刻で、ある意味私がモテないのはどう考えても~のもこっち(※)以上に見てて痛々しい。
これは性格悪そうに描かれてる通り、作り手も狙ってそうしてることなので読み間違いとか重箱の隅とかではない…と思いたい。
そして転生後に墓穴を掘るのも、結局は「人間性の欠如→他人の感情を読めない→誤解される・足元を掬われる」ってことかと。

ぶっちゃけオチはどうなるかのネタバレは聞いてます、但しあくまで大雑把なものだけど。
ということでオチは知ってるけどアニメでそこまでやるか知らないし、問題はオチそのものではなくそこへ至る途中で「人間性の回復」があるのかどうか?
ってのが自分的な興味の対象なんだな~と気づきました。
別に人間性の回復といっても大仰なことでなく、合理的ではない感情的な理由で「友達っていいなー」とか「この部下は失いたくないなー」とかその程度に思うことね。
ヴィーシャとかそのための配役なんじゃないかなー、なーんて思ったり。
まぁ一番は前世で殺されるに至った自分の行いを省みることだけど、そこまでは行かない予感がする。
それをしない時点でエリートリーマンにはとても見えないし、自覚症状すらないコミュ障がただ無双するだけの作品に終わる可能性は高い気がするけど…果たしてどうなるであろう。

※コミュ障って言葉を使ったけど、アニメなどで見るコミュ障の大半は対人恐怖症的なものが多いけど、決してそれだけではないかと。
私がモテないのはどう考えても~のもこっちでいえば同級生相手にはオドオドしてたけど、目下の小学生相手には大きな態度をとっていました(カードの回とか)。
ターニャも同様、前世で歴史を知ってるというアドバンテージを引っ提げて他人を下に見てるからこそあんな態度でいられるのであり、前世も会社を笠に着てたキライがある。{/netabare}

5話感想{netabare}
と、やっとこさ見方の整理が付いたところで5話感想。

お?不採用言い渡す時に幻影(?)使って自身の姿は見えないようにしてるのって、前世の教訓を生かしてる?
やっぱ気にしてる…のかな?
おお、これだよこれ、こういうのを見たかった。
今後もこんな感じで、失敗したことを対処→ダメだった部分を改善し続けていったらいつの間にか真人間になってたって流れ(実際にそうはならずとも、そう匂わす程度でいい)になってくれると良いんだけど…。
但しこの場合「どうしてこうなった」に繋がるネタは同じものは二回と繰り返せない、引き出し大丈夫かのう。
んで訓練では例によってコミュ障ゆえの読み違いで士気を高める結果に。
う~ん、言ったそばから同じネタ使い始めてるような気がしないでもないけど…これで恨みを買って後ろから撃たれたら前世の二の舞のような?
今回は見た目が幼女なのと絶大な魔法力を背景に造反は抑え込めると思ってるってことだろうか。

後半の戦闘(虐殺)シーンは、まぁこれはこれで。
侵攻してきたのは向こうだもーん、ってことで虐殺でも何でもどうぞご自由に。
ただ首都まで攻めてしまったので、その功績が思った以上に認められて「どうしてこうなった」に繋がりそうな予感はするけど…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
虐殺だ戦争の悲劇だ、っていう側面についてはこの作品に関しては自分はこれといった感情(良印象も悪印象も)は沸きません。
デグはあの世界の住人を「憎き存在Xの徒」として捉えてて、犯罪でない手段でもって一人でも多く殺したいと思ってるのだろう、と解釈すれば違和感ないかと。
というか何話だったっけ、手にかけた人間が目の前で起き上がって喋り出すなんてことされたらもう人間をゾンビかなんかとしか見ない、人を人と思わなくなっても仕方ないかと。
そういう意味では相変わらず存在Xは何をしたいのかサッパリですね、実は悪魔で殺戮者を育成してるってのが一番シックリ来るような?
ただそうするとデグはまんまと掌の上で踊らされてることになり、それはそれでどうなんだ?という疑問が。
それ以前にあんなんな体験したらトラウマもんな気もするけどねー。

と、そんな感じで殺戮シーン(戦闘シーン)は興味ナシ、関心はデグはいつまで心を閉ざしたまんま突き進むんだろう?って点で見続けてたのだけど9話でビックリ。
存在Xに対し市場原理を叩き込むって、え?まだそんなこと言ってるの!?
しかも前世で突き落とされたのも存在Xのせいってことになってるニュアンス。
あれ、そんな話だったっけ?
無能リーマンが調子フカして部下を煽って、護衛もつけずに無防備にホームに一人で立ったという己のアホ行為を…反省してない!?
前も書いたけど突き落としたヤツが特別に異常ってことでもないみたいだし、もしそうだとしてもその責任は10-0じゃあないかと。
鍵もかけずに家を留守にして空き巣に入られた後で「泥棒がこの世に居るのが悪い」と怒ってもなんだかなぁって感じでしょ。
己の至らない部分を全て他人のせいに押し付けちゃうのはちょっといただけないなぁ。
ってか突き落としたヤツは何か信仰してたのかどうかも不明だし…もしかしたらそいつ自身も市場原理主義者だったりして。
見落としでもしてるのかな?存在Xが操ってた描写でもあったりしたっけ…?

一方8話から続くグランツの描写。
お、これって…前世でクビを言い渡した時と同じ構図やね、非情な命令を下すって。
ただ前世と違うのはヴィーシャが後でフォローをしてくれてる点。
もしヴィーシャが居なければ背中から撃たれるという前世と同じ轍を踏み、学習しねーなこのバカと呆れる展開になってたところだったかと。
今後もこの違いにより救われるって方向に行くのかね?
ただ問題はデグは意図的にフォロー役としてヴィーシャを傍に置いてるってことではなさそう、たまたま偶然というか成り行き。
要は市場原理とは無関係な「人の縁」に支えられてるワケで、デグはそれに気付くことになるのかどうかが今後の見所になるのかなー?
まさか人の巡りあわせすらも存在Xが仕組んだことだったなんてオチは…ないよね?{/netabare}

全話見ての感想
{netabare}11話、最大のピンチ?を救ったのはやっぱりヴィーシャでした。
上司に追撃を進言するも一蹴され、ぐぬぬするシーン、自分としては「日頃の行いのせい」としか思えなかった。

う~ん、結局なんだったんだろう?
幼女「なのに」ではなく、幼女「だから」が無いってのは一体…。
前世で恨みを買って殺される目に遭いながら、それに対して何も反省はしてない、と。
むしろ存在Xという都合のいい怒りのぶつけ先を用意してもらい、事実から目を背けてるだけのような…?
そのうち自分の思った通りに人が動かないのも存在Xのせいだって言いそう。
前世と今世では何が違うのか分からない。
周囲の人間が違うってことで、その巡り合わせは人によっては「神の思し召し」と言わせしめるもので、それにどう答えるのかくらいは期待したんだがのう。
神が嫌いなら代わりの宗教立ち上げるくらいしないと…霊剣山に負けてるじゃないの。
コミュ障が賞賛されるってのはやっぱり無茶があるような…リアルで成功してる人なんて大概コミュ強っすよ、市場原理であろうとも。
全人類と面接し選別できる状況でなければ完全な市場原理なんて無理だと思うんだがのう。
なのはの二次創作…っていうか戦記モノの二次創作であるのに係わらずメアリースーとか出しても皮肉になってない。
トワプリのミドナは好きだが、これによって“それ系”にケチが付くのは勘弁願いたい。{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16

91.9 4 2017年度アニメランキング4位
月がきれい(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1470)
5976人が棚に入れました
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。

声優・キャラクター
千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

思春期の出来事と恋の話を詰めこんだ作品…多くの人が通りすぎたあの頃を描いた傑作

岸誠二監督というと、瀬戸の花嫁、AB!をお気に入りの作品に入れています。作風が違うのですけど、場面の転換がすごく上手くて、ところどころに入れるホロッとするようなシーンがすごく印象深いなと思います。予告見て絶対に見ようと思っていた作品です。青春のほのかな、そしてグッときそうな予感がします。このような話は大好物なだけに期待します。

1話…出逢い
{netabare}中学3年の新学期。人見知りする茜はクラス替えで緊張していた。友人と戯れる小太郎は教室に入ってきた茜に目が行く。小太郎は小説好きで自分でも書いている少年。一方の茜は陸上部に入っているスポーツ少女だった。
ある日の夕方、家族でファミレスへ行く茜。そのファミレスには小太郎の家族も来ていた。互いに存在に気づいて気まずくなる二人。上手く言葉も交わせず、見栄をはって珈琲を選択してしまう小太郎。帰り際、内緒にしてほしいと茜は小太郎に頼むが、茜は堂々と学校のジャージを着ていた。
体育祭の用具係になる小太郎と茜。係りを集めるにはLINEを使うといいというクラスメイトのアドバイスを受けた茜だったが、小太郎だけは声を掛けられないでいた。
ある日の放課後、小太郎は係りの仕事をサボったことを叱られるが、小太郎には連絡が届いていなかったのだ。居合わせた茜が小太郎に謝り、仕事を手伝う。そしてLINEのことを教え、二人は初めてLINEのやり取りをするのだった。

うんうん、実に青春。あるある、分かる分かるの連続で、見ている方が何故か赤面したくなります。小太郎が茜を目で追いかけるシーンは本当に…懐かしい感情だ。好きになるちょっと手前の感じです。
桜がすごく綺麗です。今期は桜の綺麗な作品が多くて嬉しい限り。背景がとても丁寧なのが良いです。
キャラデザインですが、横顔がどことなくあだち充風に見えましたがどうでしょう。額から鼻のラインが特徴的です。今期の茜は綺麗な茜ということで…。
はっぴいえんどを出すとは渋い。あんな本屋が少なくなってきているだけに、貴重ですね。
始まりがすごく丁寧で、これからの展開が楽しみです。陸上部の彼は必ずや絡んでくるんだろうな…。{/netabare}

2話…体育祭
{netabare}夜遅くまで制作に没頭する小太郎。朝は眠そう。母から体育祭行こうかと聞かれるも断る。父からは好きなことをやれと励まされる。
体育祭当日。200メートル走に出場する茜。緊張を解すために人形をモミモミ。スタートすると圧倒的な速さでぶっちぎり。走る姿に見とれる小太郎。
小太郎が走る、しかしコケる。傷の手当てに行くと茜の友人の千夏がいて、はねてる君のあだ名を聞き、雑ながらも手当てしてもらう。
準備係の作業中に人形を落とす茜。焦って探すものの見つからない。借り物競争の準備物もままならず、小太郎がフォロー。そして締めのリレー。選手だった茜だが、バトンを落とすミス。
落ち込んで帰るところに現れたのは人形を見つけた小太郎だった。茜にそのままでいいと精一杯の励ましを送る小太郎。二人の距離が少しずつ縮まる。小太郎も少しずつ前向きに。それまで誰にも見せなかった小説原稿を見てもらい、アドバイスを受けるのだった。

等身大な話でとても良いです。両親もリアルなデザインでさらに共感できます。茜と小太郎の距離感がスゴく初々しくて、あぁ…始まりってこんな感じだよね、思い出しますね。
この作品見てるとどうしても村下孝蔵の「初恋」が頭に浮かびます。「放課後の校庭で走る君がいた、遠くで僕はいつでも君を見ていた」この世界観なのかな?だとすると儚い…{/netabare}

3話…中間テスト(1学期)と部活動
{netabare}中間テストが始まる。冴えない顔の小太郎。実は応募した小説が選考から漏れていたのだ。勉強に身が入らない小太郎は思いきって茜にLINEする。何気ないやり取りに元気が出る小太郎と明るくなる茜だった。
中間テストが終わり、部活解禁。大会も近い茜は走れることが嬉しそう。部活に行く途中、小太郎を見つけた千夏が声をかける。友達になったという千夏にキョトンとする茜。部活では修学旅行前に付き合い始めた同級生がいるとの話題。比良のことでけしかけられるも、戸惑うばかり。一方、小太郎は茜が気になるが、帰りに千夏たちの会話が聞こえ、さらにやきもき。
小太郎は茜とLINEを続けていた。茜が出場する大会の日は、祭りの太鼓の稽古がある小太郎。神社でお祈りするからと約束。稽古前にお祈りをする小太郎。走る茜。
茜の結果が気になり稽古に身が入らない小太郎。LINEが入ってこないためにさらに身が入らない。茜の携帯は充電切れだった。落ち込んで帰る小太郎の前に現れたのは茜だった。茜は神社に小太郎がいると思って来たのだ。
月夜で会話する二人。LINEだと気軽なのに、直ではぎこちない。思いが募る小太郎、好きを伝えるには「月がきれい」ということをとっさに思いだし、「月が…」で止まる。茜が「月、きれいだね」という言葉に小太郎は「付き合って」と告白したのだった。

最後の3分、なぜかこっちまで緊張してしまいました。よく言った小太郎。
もう二人の互いに目で追うシーンがほんと、胸が締め付けられます。意識しあっているけど、目が合わないようにそらしている風がなんとも言えません。LINEだと気軽なんだけど、直ではなかなか話せないところも初々しくてもう…。時代は違えど、そんなもんだよね、電話や手紙みたいなのだと何でも話せる感覚なんだけど、あったあった。
さて、小太郎の告白、どうなるんでしょ。千夏と比良も絡みそうだし、先が気になります。

初恋、まさかBGMで使うとは…。原曲使ってほしかったけど、あの雰囲気だとバラードっぽい方が良いのかな。それにしても、この作品、余計な説明台詞がないのが良いです。会話と場面だけで情景わかるし、流れる雰囲気がとっても良いです。それと、個人的な感情の台詞を無意味に入れないのも良いです。{/netabare}

4話…修学旅行
{netabare}東京駅、修学旅行への出発。小太郎は茜を、茜は小太郎を見てもどかしくなる。小太郎の告白は保留だったのだ。先生の荷物検査をろまん君の機転ですり抜ける小太郎のスマホ(ポテチの袋ね…どっかで見た気がする…)。
それぞれ友達と旅行を楽しむが、何か気が気でない微妙な二人の距離感。土産物売り場で茜と千夏が部員たちへの土産を選んでいるとひょっこり現れる小太郎。千夏が気づき、土産物はどれが良いと気軽に聞いてくる。茜はそこそこと逃げて、小太郎が気づく。
夜、小太郎が茜にLINEしようと悩む。茜はクラスメイトと恋ばな。茜は気になる人と、告白されたことを話すが、小太郎のこととは知らない。繋がる二人、が、小太郎はろまんたちとのいざこざからスマホを没収されてしまう。しかも、茜に待ち合わせの時間と場所だけ伝えて。
翌日は自由行動だった。小太郎のLINEが中途半端で気になる茜だが、友達と出掛けることに。茜を見つけても話せない小太郎。
時間が気になる茜。友人にも本当のことが話せない。それを悟り、茜を一人にする友人。茜は指定場所で待つが小太郎は来ない。小太郎も雨の中、傘も差さずに向かうがすれ違う。千夏を見つけ、思いきってスマホを借りるが、茜の番号が分からない。千夏が気づき、茜に繋ぐ。ワケわからないといぶかる茜。
改めて二人きりになる。茜は小太郎に今の気持ちを伝える。「もっと安曇くんと話したい」と。それが告白の答えだった。

くぅぅぅぅ~、何で毎回ラスト3分、心が締め付けられるんだよ‼ もう…茜の答えがキュンキュンするんですが‼ ちくしょう、あの日に帰りたくなる。
スマホがあってもすれ違いはこうして起こるんだ、それをうまく描いていたなと思います。それと、京都の景色が綺麗。だからこそ、良い話に見えるんですよね。作画班、素晴らしいです。
今はまだ、二人のことが周りにはバレていない状況の話で、千夏だけが気づきはじめている感じです。これから二人は付き合うことになるのだろうけど、友人やクラスメイトに知られるようになったときにどんなに状況になるのか、気になります。まず間違いなくこの辺りの話が描かれるのでしょうけど、どうなることか。
気になると言えば、茜のスマホはどう検査をすり抜けたのでしょうか。気になります。{/netabare}

5話…日常
{netabare}小太郎と茜が付き合い始める。教室で顔を会わせるも、目線で照れる二人(実に初々しい)。
テストの成績が思わしくない小太郎は先生から呼び出し。その帰りに千夏に呼び止められ会話する。なぜか張り切る千夏。
付き合いということがよく分からない小太郎と茜。それぞれ人に聞いたり、ネットで調べたり。いつもの通りLINEでやり取り。図書室へなにげに誘う小太郎に行くと返事する茜。翌日、図書室で待っている小太郎のもとを訪ねたのは千夏。
急いで図書室に向かう茜が見たのは小太郎と千夏が会話しているところだった。小太郎の通っている塾を紹介してほしいとのことだった。茜は軽く嫉妬した。
競技のタイムが上がらない茜。気持ちが乗っていない。比良に励まされるも、比良も頑張れと言うのが精一杯。小太郎には千夏が塾についてきていた。。
茜の周りでは茜が誰かと付き合っていることは感づいている。なかなか状況が厳しい。古書店に誘われる茜。小太郎と二人きりになれる。お互いが好きなことを確認できる。そのとき、千夏から茜にLINEが。それは千夏が小太郎のことが好きになったという内容だった。

「手~を、繋ごうよ」CHARAで来たか。そのシーンはぎゅううううぅっと来るのよ。もう見てるこっちが恥ずかしくなるのは何故だ!二人ともかわいいのなんのって。
千夏が絡むとは思ったけど、ストレートすぎて。普通(ってなんだと言いたくなるが)だと茜の好きな人を奪いたいという展開なんだろうけど、この物語だと純に好きになっただけだと思うんだよね。要は小太郎と茜が付き合っているのを周りが知らないから起こることだと思います。こそこそ付き合うから小太郎も茜もどうしようにもなくもどかしくなっていると。でも…そこがいい。二人とも純すぎて、周りに付き合っていると言えないタイプだろうし。どうしたら良いか分からないんだよね。でも二人きりになると本当にお互いが意識しあっていることが確認できて、それも燃えるんだよね。
さて、三人の関係はいかに…でも、どろどろにはならないと思うんだよね。この作品には合わないもの。切ない話しにはなると思うけど。{/netabare}

6話…日常その2
{netabare}千夏メールが気が気ではない茜。その事は知らず祭りの稽古をする小太郎。
朝の図書館で会う二人。小太郎は出版社から電話があったことを伝える。小太郎が出版社に行く日は茜の大会がある日で、二人は頑張ろうと指切りした。が、茜は千夏のことを伝えられなかった。
出版社に向かう小太郎。大会に挑む茜。しかし、待っていたのは現実だった。小太郎は担当者から純文学では話しにならない、ラノベ挑戦しろと言われる。茜は最後まで集中できず予選落ち。二人は落ち込んだ。その夜、会いたいというLINEで気持ちを伝える。
翌朝、図書館で結果を伝え会う。茜が好きなことをしているので頑張ると言い、小太郎も気持ちを新たにする。
帰り、茜が千夏に小太郎と付き合っていると告白する。千夏は知っていた。そして、諦めるために小太郎に告白すると宣言した。

「3月9日」はこのバックには違う気がしました。
二人の気持ちが支えになっているのに、その事で新たな悩みも抱えてしまうのはツラいね…。千夏は真っ直ぐなので共感できるけど、展開的には邪魔な存在になってしまうには可哀想な気もします。千夏は告白すると思うのですが、どう答えるんでしょうか、小太郎は。ここ、中盤の見せ所ですよね。
小太郎と茜の近づき方が本当に良いんですよね。今時こんなピュアがあるかい!と突っ込みたくなる人も多いと思いますが、中学生のころの恋って、こんなものじゃないかなと思います。だからこそ、多くの人が共感できる作品なんだと思います。{/netabare}

7話…デート
{netabare}千夏が父親からもらった遊園地のチケット、茜と小太郎を誘う予定が、いつの間にか茜の女子グループや、比良や、ろまんも一緒に行くことに。
千夏以外、小太郎と茜が付き合っているのは知らない。千夏は小太郎と仲良くしたい。そのため、小太郎と茜はチグハグ。比良と茜を仲良くさせようとする女子たち。小太郎は面白くない。逆に千夏と小太郎がいい雰囲気になっているのが気になる茜。
ろまんが熱中症でダウン。小太郎が駆けつけ、話の中で小太郎が茜と付き合っているのを察した。そのとき、LINEで比良と茜が二人きりになっていることを知る。小太郎は茜を探す。
茜を見つけた小太郎は、比良に茜と付き合っていることを告白する。戸惑う比良だった。小太郎は茜を連れて二人で駆けていく。その姿をみた千夏は涙した。
仲間とはぐれ、二人で楽しむデート。二人が付き合っていることを知った周り。それぞれの中で花火がうち上がる。

小太郎は肝心なところで男になる。こういうところがもてちゃうんだろうか。
二人の初々しいデート、見てる方が恥ずかしくなる。見てる方が恥ずかしくなるシーン、何回あるんだ? キスはお預けね。
とうとう周りみんなが付き合っていることを知りました。これまでは序章。二人が付き合っていくことに、周りがどう動くか。節子たちは小太郎とは全く考えてなかったから、茜とどう接するのか。諦めてなさそうな比良、諦めきれなさそうな千夏。それから入試に向けて、特に小太郎は成績が思わしくなく、母親も絡んできそう。けっこう重たくなって来そうな予感。そんな中、二人はちゃんと向き合っていけるのか。後半も楽しみです。{/netabare}

8話…夏休み
{netabare}小太郎と茜が付き合っている話はLINEであっという間に広まった。夏休みの登校日、クラスではその話で持ちきりのようで、小太郎と茜が教室に入ると注目の的になったが、友人たちは普通に接してくれた。
その日、小太郎と茜は部活後に二人で昼食を食べ、小太郎の稽古に茜が同行する。稽古が終わり、二人は風鈴祭りに出掛ける。二人はデートを楽しむ(後略)。

この回は内容云々書いてもしょうがない。それくらい幸せそうな二人の回でした。壁がボコボコになった人多数ではないかと(笑)。このままラブラブで終わっていい…というわけにはいかないんだろうな…。
茜は小太郎の稽古を見て顔を赤らめ、小太郎は茜の浴衣姿に顔を赤らめ、もうね、二人とも純で良いよ。デートでも二人とも思いやりが伝わる行動とるし、これは互いに惚れちゃうでしょう。登校日に茜が節子たちどこが好きか問われて、「分からない」と言っていたのに、休み明けに同じこと問われて今度は「一緒にいると安心する」ですってよ!でだ、最後の場面、分かっていたけど、あれを見せられると、もう勝手に幸せになってくださいというしかありません。(見ててほっこりやら、にやにややらが止まりません)。二人にとって大切な夏休みだったのでしょうね。実に気分が良くなる回でした。
細かいけど、千円を援助してくれたおじさん、本当にGJ。中学生の千円は大きいんですよね。茜が誕生日のプレゼント買うにもお金で躊躇したように、このアニメ、中学生の金銭感覚や金銭事情もきちんと描いているところが好感持てます。{/netabare}

9話…進路
{netabare}進路調査で悩む小太郎。茜とどこへ進むか話す。その夜、茜は父親から転勤になると言われ、戸惑う。小太郎は母親から進路についてキツく言われる。
茜にとって中学最後の大会。小太郎は大会を見に来ないでと言われていたが、こっそり見に行った。茜は自己ベストをマーク。小太郎はそれを見届けて帰る。
小太郎は父親から進路について励まされる。いつものように小太郎と茜はLINEで会話。小太郎は大会を見に行ったことを伝え、茜は引っ越すことになりそうなことを伝える…。

そんなに幸せな時間は続きません。進路、茜の引っ越し、中学生である小太郎にとっては、すごく大きな問題に感じることでしょう。これから卒業までの半年でさらに大きく変わっていくはずです。二人はこのまま付き合っていけるのでしょうか…。
小太郎の両親、父親と母親の対比が実にリアルです。男から見ると父親の励ましかたを見習いたいものですが、現実にはなかなか言えないものです。母親の言っていることも本当のこと。小太郎が進路を本気で考えていないことを見抜いての小言です。でも、これって、子供にとっては本当に「嫌」なんですよね。嫌でも言わなくちゃいけないほど、小太郎が心配なのも気持ちわかります。難しいものです。{/netabare}

10話…祭
{netabare}茜の引っ越し話に動揺する小太郎。茜は三者面談で千葉の高校に進むことを話す。
川越祭の当日。小太郎の晴れ舞台である。茜は陸上部の面々と見物。茜の前を小太郎の山車が通りすぎる。茜は見とれていた。その後、茜は比良と二人になる。比良は茜に告白した。しかし、茜は断った。その様子を見ていた小太郎。
休憩時間に逢う二人。しかし、小太郎の様子がおかしい。茜に対してぶっきらぼうだ。茜は戸惑う。正直に聞かせて欲しいという茜に対して、小太郎は比良と二人きりで話していたのが気に入らなかったのだ。そして茜を突き放すように去っていく。茜は泣いた…。
小太郎は自分自身に苛立っていた。そしてひとつの決意を固める。
茜が塾へ行く茜が目指している高校の本が置いてあった。気づく茜、小太郎を追いかける。小太郎は茜に自分も茜の高校を目指すこと、ずっと一緒にいたいことを伝え、先日のことを謝った。茜は小太郎に抱きついた。

いや~最後のキスは「もうどうにでもなれ、このやろう!」(ニヤニヤ壁ドン!)という感じでした。幸せそうで何より、というか、このまま幸せな形で終わるのだろうかっていう、ラスト2話が怖いです。

小太郎の嫉妬、ものすごく分かるわ…。このくらいの年齢の時の恋愛って、好きな娘が他の男子と話しているだけで嫉妬しちゃうんですよね。しかもそれが彼女だったら気分最悪。ゆとりがないというか、独占欲というか、もしゃもしゃするんですよね。それが彼女に伝わって微妙な空気になると、後は「選択」。どう転ぶかは二人次第。そのままダメになるパターンもあるし、今回の二人のようになる場合もあるし、難しいものです。茜は良すぎる子ですね、小太郎にはもったいない(笑)。いや、小太郎は男子中学生の「理想」かもしれません。いざというとき男になるし、気づかいできるし、やさしいし、一直線だし。どこにでも居そうな男子なんだけど、実はなかなかいない(というより行動できない)。このあたり、実にうまくキャラ設定しているなと感じました。{/netabare}

11話…クリスマス、そして受験へ
{netabare}小太郎の三者面談。勉強しだした小太郎に期待をかけるようになる母親。しかし、小太郎は茜が受験する高校を受験すると言う。家に帰り、母親から叱られ、反抗する小太郎。それでも本気な小太郎は勉強を続けるものの、母親とはしっくり行かない。小太郎の部屋を掃除した母親は小太郎の本気を感じて…。
一方、茜はクリスマスプレゼントに贈るマフラーを編んでいた。姉から小太郎とは別れることになるかもしれないと話されるが、ひかない茜。
クリスマスのデート。家族の応援は大切だと話し合う二人。茜は高校に合格した。
ある日、父親から受験しても良いと伝えられる。そして、母親が小太郎が本気になっているので受験させてあげたいと担任に話したことを教えられる。
さらにがんばる小太郎。母親の話もチキンと聞くようになった。そして受験当日を迎える。


う~ん…「未来へ」はダメだ、泣けと言っているようなものだ。実際泣いたけど…。今回は両親との話、特に母親と子供のすれ違いに、本気の子への両親の思いがすごく良く伝わってきた回でした。そうだよね、本気になっている子供を押し付けるような親では、親ではない(当然、間違った方向でないことが条件だが)。小太郎が反抗する気持ちもよく分かる。が、そこで本気で挑んでいることが大切なんでしょね。中途半端は見抜かれますから。
茜の姉が言っていたことも正論。今の二人には通じない言葉だろうと思いますが、実際はそうなんだよね。このあたりも実にリアルだなと思います。

さて、もう最終回になってしまいます。たぶん、小太郎の受験は失敗すると思います。これまで成績が悪いと散々描いているわけですし、上がった描写もないです。このアニメの作り方を見る限り、二人揃って合格ハッピー!はありえません。あったらかえってがっかりです(超個人的な考えだが)。二人、離れ離れになってどうなるかがこのアニメの最大の評価になる、そんな予感がします。千夏がずっと切ない表情なのも気になるんだよね…。
どんな結末になろうが、お気に入りを変えるつもりはありません。それだけのものを見せてもらいましたし。楽しみだ。って、BS11、放送日変更?少し我慢しろってか!{/netabare}

12話…卒業
{netabare}小太郎の受験は失敗だった。落ち込む小太郎を慰める茜だったが、小太郎と離れるのが不安だった。小太郎は大輔から小説を書くことを勧められる。
市立の合格発表。小太郎は合格。そこに千夏が現れ、千夏も合格したこと、小太郎と一緒なのが嬉しいこと、そして…小太郎が好きだと告白した。小太郎は断った。
千夏が茜に合格と告白したことを報告。茜は動揺する。
卒業式当日の教室では思い出づくりが行われていた。小太郎と茜は友人たちに急かされ、一緒に写真に収まる。ろまんから小説を投稿したらと勧められる。
茜の引っ越しが近づく。小太郎と茜がデートをするものの、茜の気持ちが溢れ出す。小太郎への思いと訳の分からない不安と、ぐちゃぐちゃな心。キスをして走り去る茜。小太郎もどうして良いか分からず立ち尽くすことしかできなかった。
茜が旅立つ日。千夏から小太郎の小説のことを知る。小太郎が投稿した小説は茜との出合いからこれまでの軌跡だった。
小太郎がコメント欄を見て茜が読んでいたことに気づく。終章を読む茜。小太郎の思いを知り泣き出す。小太郎は追いかける。茜の乗った電車に心の底から「大好きだ!」と叫んで。二人の中学での恋は終った。

最後の最後までグッと来る展開で、本当に良かった。茜が不安でどうしようにもない切ない思いと、それを見てもどうすることもできない小太郎の戸惑い、見ていて痛々しいし、互いが本気で好きなんだというのが伝わりました。幼い恋心だと思っていたのが、本物になっていった過程を見たなという感じでした。
EDでの種明かしは薄々気づいていたとしても、絵を乗せられると感動すらします。小太郎が叫んだところで終わっても全然良かったのですが、これは見ていた人へのボーナスだと思いました。中学の頃の恋がそのまま伴侶になる例は多くはありませんし、ましてや遠く離れて別の高校時代を過ごして一緒になるなんて…。でも、この二人ならそうあってほしいなという、どこか願ってしまうくらい、良いものを見せてもらったと思います。
Cパートカップルや主人公のその後も見たかったですね。なにか動きがあればなと思います。
全12話、素晴らしい青春+恋愛ストーリーを堪能させてもらいました。{/netabare}

個人的には今期一番の作品となりました。文句の言いようがありません。中学時代の恋と悩み、友人関係、親子、それを丁寧に丁寧に描いていたと思います。
軸は小太郎と茜の恋模様なんですが、じれったいのとキュンキュンするのと、ワケわからない感情が毎回続いて、最後まで掴んで離しませんでした。

1話ごとのレビュータイトルには話に織り込まれた行事を入れたのですが、見直してみると夏休みが8話なんですね。つまり、二人の出会いから恋心を抱いて、カップルになっていく過程をじっくりと描いたということです。恋ってこの過程がもっとも重要なんだなと改めて思いました。

小太郎と茜の気持ちや行動に心動かされる人が多かったのはそれだけ多くの人が思い当たる過去があったからだろうと思います。もちろん、逆もしかりで全く理解できないという人もいたことでしょう。この作品の最大の見所は「どこにでもありそうな」という話をアニメにしたことだろうと思います。そしてもうひとつ重要な点はどこにでもいそうな人物でありながら実のところそうはいないという点です。
小太郎の行動はまさに「理想」。茜への思いを伝えるシーンや一途で千夏に振り向きもしないところなんかなかなかな男前。そして小太郎の両親も理想過ぎる両親像。こうあれば、こうであったならば、そんな理想像が共感を得たのかもしれません。

難癖つけるとすると東山さんの歌。東山さんの声は大好きなんですが、歌となると別です。川嶋あいの曲、イメージにぴったりですが、一週間フレンズのイメージが強いだけに、ここは歌がとても上手い人を使っても良かったのではないかと思いました。作画もキャラデザインもイメージに合ったものだと思います。それ以外にも書きたいことはヤマほどあれど、もう二周くらいしてから書こうかと思います。まずは素晴らしい作品をありがとうです。

青春の甘酸っぱく、純でピュアな作品が見たいという人にお勧めします。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 67
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛とは互いに見つめ合うことではない。ふたりが同じ方向を見つめることである。 ~「恋」が「愛」に育つ物語~

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
まず、かなり好評価です。その上でこの作品をアニメにする意味があるかと問われれば、正直微妙なのですが、美しい風景は十分に視聴者を引き付けるし、「響け ユーフォニアム」の「黄前久美子」を彷彿とさせる、「小原好実」さんの押さえた演技は作風にピタリと合っていました。音楽も素晴らしいです。たくさんの言葉や大袈裟な事件を重ねるのではなく、細やかな描写の積み重ねで人物の心象に迫る手法は、まさに小説そのもの。いずれにせよ、純愛モノとしては、過去を見てもかなり高水準な、あるいは新しいタイプの良作だったのではないでしょうか。

もちろん、私はオッサンなので、「キュンとする」というより、「生暖か~い目」で、若人達を見守っていましたが(笑)


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
不易流行(変わらないもの、変わり続けるもの)がテーマだと思う。

例えば、教科書にも載っている、与謝野晶子の有名な短歌。

「なにとなく 君に待たるる ここちして 出でし花野の 夕月夜かな」

(なんとなく、あなたが待っている気がしたから、外に出てみたら、美しい月明かりに照らされた花畑が広がっていました)

なんて、ロマンチックな経験をすることは、今はもうないのだろう。

スマホでいっぱつ、「今、何してる?」で、事足りるからねw

自分らが中学の時の恋愛も、今よりもっと不便だった。家電(あれ? 死語?)にかけて、親が出るとか、お姉ちゃんが出たのに勘違いしてタメ口きいちゃって、「あっ、妹に替わります」なんて気まずさ、今はないんだろうなw

つまりは、文明の利器(あれ? 死語?)により、いつでも意思の疎通が「可能」になった時代。それが、本作の舞台。

その「時代の変化」が、「流行」。

でもそれは、「can」であって「do」とは限らない。

伝えられても、伝えられない気持ちもある。

そこに漂う、もどかしさや切なさといった人の心は、科学技術の進化にとらわれず、不変で普遍のものである。

という「人間」が、「不易」。

最終話、LINEを止めて、「走って」「大好きだ」と「叫んだ」ところなんて、分かりやすい。「走って大好きだと叫ぶ」なら、平安時代でもできるしねw

男と女、というより、男子と女子の恋愛を徹底して描いた作品だったと思う。綺麗なだけじゃなく、ドロドロも微エロも爽やかも、色んなものがあった。

この作品の上手さは、茜と小太郎に、互いの愛を確信できる「何か」が、ずっとなかったという点だろう。二人は幼馴染でもなければ、世界を救う仲間でもない。部活も違うし、これといって何か重大な事件を乗り越えたわけでもない。ただ、「なんとなく惹かれ」「なんとなく付き合っているだけ」。そんな二人だから、自分達の恋愛に自信が持てず、相手の気持ちや行動を疑ったりもする。実に普通の中学生だ。というか、その「確信」を探し続けている期間を、「恋」と呼ぶのかもしれない。


さて、この作品、「愛を日本語に訳す際に、月が綺麗ですね、と夏目漱石が言った」という話を大事に使っている。

その逸話自体は都市伝説だが、ただ、当時の日本に「I love you」にあたる日本語がまだなく、沢山の翻訳家や学者が苦労して捻り出していたのは事実。つまり日本人は、「愛とは言葉にして伝えるものではなく、自然と伝わるもの」だと考えていたようだ。

つまり「I love you=月が綺麗ですね」は、「同じものを観て、同じことを感じられるのが、愛だ」ということ。それはレビュータイトルのサン=テグジュペリの言葉とも重なる考え方だ。

第3話、神社での告白シーンであり、タイトル回収の重要な場面。両者とも、「月が綺麗」という感想では共通していたものの、茜は空の月を見ていて、小太郎は水面の月を見ている点に、二人の微妙な違い、まだ交わりきっていない心を観ることができた。その伏線が、最終話にしっかりと生きてくる。

最終話、「大好きだ」という小太郎の力強い再告白。(ネット小説も含め)ここで二人は、微かな「確信」を得たのだろう。そこに登るのは、「昼の月」。3話とは違い、二人が同じ月を見ているという点で、「恋」から「愛」に成長している描写にしたのは上手い。しかし、そもそも「昼の月」とは、「見えてはいても存在感の希薄なもの」という意味もある。所詮は、15,6歳の恋愛なんてそんなもんだろう。

だが、それを一気に深めたのが、ED。結婚→出産まで見せちゃう流れは、蛇足か? とも思ったが、LINEの文面までしっかり読んでいくと、実に微笑ましく、「これはこれでアリ」と思えた。小説が大事なテーマだけに、「行間を読め」ということかな。

結局二人には、その後も大きな事件は起きなかった。それでも、共に過ごす「時間」を、「日常」を大切にしていくことで、「自然」と、「恋」を「愛」に変えるような確信がもてたのだろう。

そんな、いわば「普通の恋愛を普通に描いた」作品であるため、ともすれば退屈に思えてしまうのがやや難点ではあるものの、アニオリで12話で破綻なく、ブレずに純愛アニメをやりきった制作に、拍手を送りたい。
{/netabare}


【余談 ~サブタイまとめ(文学部的レビュー)~】
{netabare}
1話目「春と修羅」{netabare}
宮沢賢治が生前に唯一刊行した詩集として有名。表題作である「春と修羅」は、美しい現状(春)についていくことのできない自分(修羅)の心の揺らぎや(特に妹を失った)悲しみを描いていると思うんだけど、この第1話との繋がりは特に見えてこないな。これが自分の読解力の無さ故のものなら良いんだけど、「春」「四月」なんて単語に引っ張られているだけだったら、正直がっかりかな(文学好きな主人公だけに)。{/netabare}

2話目「一握の砂」{netabare}
石川啄木の歌集として有名。「春と修羅」もそうだけど、中には色んな詩や歌が入ってる(し、全部理解している訳でもない)から、もしかしたらなんかぴったりのがあるかもしれない。ただ、個別のタイトルまで示されているわけではないから、表題作を考えるしかないんだけど、確か二首目に「一握の砂」というワードが使われていたはず。その意は「一人一人のちっぽけな人間、一瞬一瞬を大切に生きていこう」みたいなことだったかと。う~ん、まあ、関係あると言えば、関係あるか? 無いと言えば無い。

ところで、なんで賢治と啄木が続いたのかな? 二人の共通点と言えば、「岩手県出身」「売れる前に若くして死んだ」ってことだけど、調べたら監督も構成も関西だから、岩手は関係ないか。まあ、「若くして死んだ」ってことで、「命短し恋せよ乙女」的ななんかなの?{/netabare}

3話目「月に吠える」{netabare}
日本近代詩の父と称される、萩原朔太郎ですね。「月に吠える」は全編を通し、死や絶望といったネガティブな雰囲気満載だけど、まあ確かに新人賞に落ちた話だし、ネガティブと言えばネガティブ。ただ、それを茜に慰められニヤニヤしてるくらいだから、朔太郎の雰囲気は感じられない。

過去3話の共通点、「岩手」「夭逝」は崩れたけど、「その詩人の第1詩集」という共通点は生まれたかな。「若さ」ってこと?

いや、これは、1話「始業式→春」、2話「体育祭→砂」、3話「月」という、なんの深みもないサブタイですな。。。{/netabare}

4話目「通り雨」{netabare}
……誰の作品かな? これまでのパターンだと、近代に活躍した詩人や歌人なのかな? 正直、分からない。なんなら、「雨ニモマケズ」で良かったんじゃ?
→ニャンキチ君さんから、情報提供。宮本百合子さんの小説と判明。短編だったんで、青空文庫で読んでみました♪
→確かに、雨宿りの小説だったんで、これまでで一番作品の内容の繋がりが深い。そして、これまでで一番マイナーな作品。邪推すると、「今までのサブタイはタイトル重視でメジャーな作品を選び、今回はたまたま、小説の内容も知っていたから、本編との内容まで関連させてみた」とも考えられますね。{/netabare}

5話目「こころ」{netabare}
夏目漱石の代表作ですね。まあ、三角関係繋がりで分かりやすい。にしても、じゃあ最後に、茜も千夏は自死を選択することになるのかな、「こころ」展開なら(もちろん、それはないけどw) 「しかし、 君、恋は罪悪ですよ」{/netabare}

6話目「走れメロス」{netabare}
ここでようやく、太宰ですね。有名な短編だからしっている人も多いだろうけど、友の命をかけて走る話で、「信頼」「真の友情」なんかがテーマ(ほんとはもっと深い解釈はあるけど)。まあ、茜が陸上部で「走る」つながり、親友の告白を許容できるかで、「真の友情」と、内容とも少しリンクするサブタイでしたね。{/netabare}

6.5話目「道程」{netabare}
高村光太郎の詩。海外留学を通し、これまでの自分の人生のルーツを考えてきた時に、自らに流れる父親の教えや日本の文化が根底にあったことを自覚し、今後の人生を自らの力で切り開いていこうという、「自立」「決意」の詩。まあ、これは内容には関係なく、(これまでの)「道程」をおさらいするという、タイトルだけで決めた感じですね。{/netabare}

7話目「惜しみなく愛は奪ふ」{netabare}
よく分からんからググったら、有島武郎の評論集? 当然、読んだことないよ(笑) wikiによると、「人を愛するということは、相手の全てを奪って自己のものにする」という思想(エゴイスティックな愛)を表しているらしいけど、なんか、「アイラブユー=月がきれい」と、逆の捉え方じゃない? このタイトルで、良いのか? {/netabare}

8話目「ヰタ・セクスアリス」{netabare}
森鴎外の小説だね。ラテン語で性欲求的生活。まあ、二人とも、芽生えてたしねw{/netabare}

9話目「風立ちぬ」{netabare}
言わずと知れた、堀辰雄さんの小説。ジブリで一気に知名度上がりましたね。愛する男女の別れ。まあ、遠恋にかけてるんだろうね。{/netabare}

10話目「斜陽」{netabare}
またもや太宰。サブタイでの同一作家は初めてですね。つかこれ、没落貴族を題材にした、滅びの美がテーマなのだが、二人の恋愛は崩壊していくってことかい?{/netabare}

11話目「学問のススメ」{netabare}
言わずと知れた、福沢諭吉の名著。まあ、勉強しろってことですねw{/netabare}

12話目「それから」{netabare}
まあ、あんまり深い意味はなく、「それからの二人はどうなった?」だけだと思います。一応、「それから」も恋愛の話で、主人公が結婚を決意する話だけど、もし、「それから」の主人公を小太郎に重ねるのなら、小太郎は無職のロクデナシなのに、茜を嫁にもらったということになるよ(笑){/netabare}

〈結論〉
多分、サブタイは響きやタイトルの言葉の意味だけで使っていて、その小説の中身とアニメの内容まではリンクさせていない。いや、一部リンクはしてるんだけど、まあ、「内容まで合うなら合った方が良いよね~」くらいにしか感じない。途中でそれは分かったんだけど、書き始めたから最終話まで書かなければいけないという、苦行だったw
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも長いw)】
{netabare}
1話目
{netabare}
犬大大募集のクダリは、(大人から見れば)クダラナイことでも楽しんでしまう子供の有り様を表したいんだろうね。鍵の貸し出しBOXとか部活の雰囲気とか、結構リアルです。格好つけてアイスコーヒーね。親同士の挨拶とか、マジ恥ずかしいよね。親に思春期と言われる恥ずかしさw ヒロインの声、棒かリアルか悩むところ。作風には凄く合ってるけどね。男子中学生なんてホントにちょろいから、あの程度のことでもちょい好きになっちゃうよね。
{/netabare}

2話目
{netabare}
中学生があまり太宰に傾倒するのは感心致しませんなw 茜のフォームだけ、ちゃんと陸上部っぽく描いてるのは芸が細かくて○。目線がいちいち男子中学生だなw 女子中学生も、嫌な感じw
{/netabare}

3話目
{netabare}
修学旅行前に付き合う? ドコノセカイノハナシデスカ? うちの学校は海外だったからか、男女別でしたよ(涙)。陸上の大会の雰囲気はかなりリアルだね。作法をやたらしっかり守った参拝。小太郎と拓海、静と動の対比ですな。ここで、「月が綺麗」……なんかこう、痒くなるなw 両者とも、「月が綺麗」では共通してるものの、茜は空の月を見ていて、小太郎は水面の月を見ている点に、二人の微妙な違い、まだ交わりきっていない心を観ることができて、そこは上手かったです。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、そこに携帯隠すのは、女子ならすぐに思い付くよね。修学旅行初日に箱菓子買うなんて、旅行初心者だねw 送信だけで、スマホ没収はなかなか良い展開。色んなパターンいけるね。でも、最近の修学旅行でスマホ持ち込み不可とかあり得ないと思うんだけど、安全面考えても。学校も持ち込みOKでしょ、授業中にいじらなければ。そこで不機嫌になる茜、なかなか萌えポイント高し。ここで付き合うということは、この後色々波風がたつのでしょうね。そして、最後に同じ月を見られれば、3話での伏線が生きてくるけど、果たして二人の見る月の違いが伏線だったかは、微妙かな。それはともかく、Cパート、修学旅行で当たり前のようにラブホに行くカップルって、(茜達との対比かもしれないけど)作品の世界観、ぶち壊してない? あそこ、慢喫じゃあダメだったの?
{/netabare}

5話目
{netabare}
誰にも知られずに付き合ってる、思春期特有のあの感じ、良いよね♪ なんか少し、少女漫画展開? 付き合うってなにするの、ね。検索世代めw しかしこの作品、不易流行というか、(スマホを使いこなす)最近の中学生の中にある、昔から変わらない部分(純愛)を徹底して描いてますね。自分が中学生だったら、普通に千夏の方に惹かれるかも。小太郎が千夏と昼休みを過ごすのは嫉妬するのに、自分が拓海と放課後を過ごすのはOKなんて、ホントに女子ですね、茜さん。漱石はまあ、三角関係好きだしねw あと、漱石はアイスクリーム好きです(関係なしw) 最後のは、太宰の「斜陽」の一節ですね。この展開、千夏が「茜が小太郎を、もしくは小太郎が茜を好き」なことを知ってるか知らないかで、小夏の評価って180度変わるよね。
{/netabare}

6話目
{netabare}
アイス一口頂戴って、彼氏はあげないよってことの伏線だね。出版社からの呼び出しが大会当日って、これは、夢か恋か?の展開になるのかな。470円が高いと思うなんて、中学生だな~。なぜ、3月9日? 先にちゃんと言う茜は偉いが、分かった上での行動なのね、千夏さん。千夏の評価は、ややダウン? まあ、確かに純文学は儲からんが、その言い方は、純文学にもラノベにも角川(山)文庫にも失礼じゃ? 渡されたラノベ、「小林さんちの台所事情」って、なぜに異種間交流させようとするかな(笑) 夜に「会いたい」「私も」なのに、あくまで朝早く図書室ってところが、中学生(笑) 小夏、ちょっとやりすぎ暴走しすぎで、中学生らしいけど、評価は下がるだろうな。
{/netabare}

前半抄
{netabare}
ガチの総集編だった。新カットもないし。OP映像だけ変わったけど。Cパートでもなんでも、少しくらいおまけがあっても……。まあ、ここまでかなり作画は頑張っているので、許します(上目線)w 後半もファイトです!
{/netabare}

7話目
{netabare}
東京ドームシティ、大学近かったから、何回行ったか分からんくらい行ったな。千夏さん、(このアニメが好きな層からの)好感度だだ下がりっすね(汗) ここまでプラトニックな恋愛や、中学生ならではの不器用な恋愛を描いてきて、それが好評だった中での、この三角関係展開。吉と出るか凶と出るか。コタ君、格好良いな~。まあ、ヒラ君からすると、「ふざけんなよ~。思わせ振りな態度とりやがって~。」だよな。千夏さんの涙で好感度回復した剣道部は、ちょろいw すごいどうでも良いんだけど、今、たまたまレンタルで観てるのが「私モテ」で、落差がパナイ(笑)
{/netabare}

8話目
{netabare}
いや、よほどの有名人以外は、付き合ってる程度で注目されんでしょ、今日日。まあ、同じクラス内でってのは気まずいし、リスク高いけどね。宿題のワーク(表紙)、超リアルw 両者とも、浮かれてますね。いや、握らせるの千円って、ケチか(笑) アホだな~、中学生の恋愛なんて、金使わずに楽しめることこそ、醍醐味なのにね。大人になったら、金使わずになんて無理だし。いちいち許可制ってのが、中学生だね。先週からキスしか頭にないね。夏祭り、やっぱ良い曲だよね~。
{/netabare}

9話目
{netabare}
進路と恋愛。遠距離になりそうですね~。茜と小太郎、どっちが相手に依存しているのかな? どっちもかな? 女子で13.70は、普通に考えて速いけど、まあ、市ではというレベルで、県には届かない感じですね。千夏さん、ヒラ君、未練ですな~w
{/netabare}

10話目
{netabare}
県外なのに一緒の学校受けるとか、引くわ~。と、ならないところが、中学生だね。中学生通しの寒いノリがリアル。ちなみに、男にとって、純粋な意味での女友達なんていないけど、女性には純粋な意味での男友達がいるというのは、自分の経験則です。小太郎、の心狭~い。中学生の恋愛、暴走中ですね(笑)
{/netabare}

11話目
{netabare}
親が金ださなけりゃ、県外の私立なんて行けないしね。お姉ちゃん、正論w まあ、親が死んでも腹は減る、とも言うしな。まあ、普通は引くよな。親の心、子知らず。まあ、中学生なんてガキんちょだという話。試験に落ちる展開を期待してしまうな、リアル路線できているだけに。
{/netabare}

12話目
{netabare}
やはり落ちたね。まあ、そうだろうね、この作風なら。流石に、受験に落ちた程度で、人間失格はやり過ぎw 千夏さん、もう少し待ったらチャンスくるのに(笑) まあ、そこまで打算的に動けない、ということかな。いや、普通は告られたことなんて、言わないよ(苦笑) 千夏さん、どうやって見つけたの(笑)
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 64
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中学生の甘酸っぱい初恋の顛末

1話。
監督が岸誠二、脚本がファンタジスタドールの柿原優子のオリジナルアニメということで期待していた作品。
思春期の中学生の初々しい初恋が描かれるようだ。
なんで高校じゃなくて中学にしたんだろうかと疑問だったが、見ていて中学生男女の不器用な感情表現を描きたかったからかなと思った。岸監督はJCだけしか出てこないゆゆゆを作ってるうちに、男子とのからみも描いてみたいと思ったのかもしれない。
{netabare}ファミレスで出会って気まずい雰囲気とか{/netabare}実にリアルに描けていた。ヒロインの茜の声がかわいくて、見ててニヤニヤしてしまった←キモい
でも自分が中学の頃には、ギャーギャーうるさい女子ばかりでこんな内気でおとなしい子なんかおらんかったぞ…。
主人公の小太郎が文学少年なので中学にしては知識をつけて大人びている所があって、そこが話の鍵になるのかな。

作風としては萌えを抑えたドラマっぽい作りで、このまま最後まで平和な雰囲気でもいいかなと思うが、岸監督のオリアニだからどっちかがいきなり事故で死んだりするんじゃないかと戦々恐々している。

作画は背景が綺麗で新海誠モドキって感じだけど、少し実写トレスっぽいなと思った。
OPとEDは両方とも東山奈央が歌っているけどちょっと推し過ぎじゃないだろうか。

2話。
2話にして早くも壁殴りたくなってきたぞ…。
{netabare}茜の揉んでるやつ見てると四畳半神話大系のもちぐまん思い出すな。
ろまんだけ髪がピンク色だけど主人公のイマジナリーフレンドってオチじゃなければいいが。{/netabare}
Cパート含めて1話ほどリアル路線って感じじゃなくてラブコメっぽくなってきた感あるな。
公式サイトのキャラ紹介と相関図見ると先の展開が読めてしまうんだが、見ない方がいいかもしれない。

3話
{netabare}アッハー浪越とか「初恋」とかネタがおっさん向けすぎるやろwwwそらのおとしものでも使ってたね。色褪せない名曲。
夏目漱石の月が綺麗ですねネタはグラスリップでもやってた。
終わりのニヤニヤタイムから一気に告白して勝負に出た小太郎。意外と展開早かったな…岸監督は今回は3話で仕掛けないとダメだと思ったのかな。ゆゆゆの3話がにぼっしー登場だけの回で叩かれたのを根に持ってるのだろうか。{/netabare}

4話
{netabare}やはり小太郎は早まったかと思ったが、結果オーライだね。
女のめんどくさい感じが良く出ていた。千夏は応援してくれているけど今後ちょっかいも出してくるかな。
Cパートは中学生でそれはちょっと…と思ったけど未来日記も中学生同士でやってたしな。{/netabare}
背景は良く描けているけどCGのモブをどうにかしてほしい。

5話
{netabare}千夏乱入キター!まぁ公式サイトの相関図で分かってたが…。
りえしょんは損な役をやることが多いな。アニメ声なのでこの作風ではちょっと浮いているし。優れたアニメ声優であるのは確かだがそれが仇かも。茜をほたるんの声で聴いてみたい気もするが。
中学生がクラスでラブホの話するのはちょっとリアリティに欠けるんじゃないかと思う。
あと大学受験は成功したが高校受験で失敗した身としては小太郎には勉強しろと言いたい。{/netabare}
なおYahoo!知恵袋が出てくるアニメはワタモテ、クロムクロに続き3つめ。

6話
公式Twitterによると制作がひっ迫してるそうだけどこのこだわりの背景作画じゃ大変だろうね。
{netabare}なんか千夏腹黒いよなあw天然トラブルメーカーかもしれんが…茜は千夏のせいで動揺してタイム悪くなったのが明らかだし。千夏は諦めるために告白するとか言ってるが、なんか策を用意している気がする。小太郎に茜の悪口を言う、まではしないだろうが…ラブコメでよくあるいきなりキスして既成事実を作る、かな。それで茜が怒って別れれば万々歳。
どうもさやかと仁美を思い出してしまう。ゆゆゆもそうだが岸監督はまどかをかなり意識してるような…。
小太郎の出版社の件はなんかカドカワをdisってるようなwカドヤマだけど。
小太郎は純文学にこだわらないで、文学っぽいラノベを書けばいいんじゃね。キノの旅とかココロコネクトとか俺ガイルとかグリムガルとかいくらでもあるでしょ。その辺、編集者がちゃんと指導しろよと思うが。十代のラノベ作家として売り出したいんだろうけど。
Cパートは…美羽性格悪いw稲葉は愛想尽かしそうw{/netabare}

7話
{netabare}OP変わった。やっぱり実写のままは嫌だったのだろうかw
遊園地でそれぞれ意中の相手に積極的に迫る拓海と千夏だったが二人とも時すでに遅し、小太郎が打ち勝った。察してくれた盟友ろまんに勇気づけられたのかな?そしてキスまで…。ここまでくると残り話数はどうなるんだろう。
千夏はウザく感じてたので泣いているのを見てざまぁと思ってしまったが、さやかちゃんの姿がオーバーラップもしたな。
負け組同士で佇んでいたけど、拓海は男らしく身を引けるのだろうか…。
Cパートはまた濃いw女子トイレ談義はリアルに感じた。実際はどうなのかは知るわけないけど。
さくらは相変わらず痛かったが地味だけど可愛い設定なんだろうか?それともブスなのかな。
それにしても中坊でラブホは無いわーと思う。{/netabare}

8話
{netabare}恋愛物にはトラブルが付き物なのだが、この作品はそうではなくストレス無しに二人の関係が進んでいくようだ。
周りも応援してくれているようで、千夏は茜に「いいなー」とか言ってるけど内心どうなんだろう。
ジッタリンジンの夏祭りはワタモテでも使ってたな。
最後はしっかりとキス。これ以上は進まないよな…まさか未来日記みたいに中坊でも最後まで行ってしまうのか?
Cパートがだんだん面白くなってきたw美羽相変らずひでえw
さくらは初めて可愛いと思った。
葵はこういうキャラなのかw陸上部のゴッド姉さんだな。{/netabare}
人物の作画が崩れ始めているのが残念。背景は頑張ってるけど。京アニだったらなあと思うが、京アニの演出だとクドくなりそう。やっぱ関西の会社だよな。

9話
{netabare} やっぱりすんなりとはいかないね。
茜の引っ越しは公式サイトのキャラ紹介で読めてた。ネタバレを抑えた内容にしたほうが良かったと思う。でも埼玉と東京住みなら近いからいいじゃんって最後は割り切るのかな。
小太郎は底辺高行ったらあの花のじんたんみたいに不登校になりそう。
ラノベを書いてみるようだが勉強はずっとやらないのか…。
拓海は全然諦めてないのでどこかで仕掛けてくるのだろう。同じ高校行けばワンチャンあると思っているんだろうね。
Cパートのラブホネタがくどいけど、どうせ岸が「俺は中学で行ってたし!」って言って作らせてんだろうな。この監督はそういう嫌な所があるんだよね。ゆゆゆでも嫌いな部分は結構ある。{/netabare}
茜の母親がマスクをしていたのは公式Twitterによると実際に斎藤千和さんが風邪をひいていたからとのこと。プレスコ&オリジナルアニメだからできることだな。

一つここまでずっと違和感を覚えていたことがあるのだが、{netabare}小太郎が勉強か小説の執筆かという二者択一を迫られているのがおかしい。
中学の勉強ごときがしっかりできてないのに小説を書こうとか論外。作家には文章力だけでなく、英語や歴史や理科や数学、神羅万象の知識が必要だ。有名作家の大半は一定の学歴を持っているものだし(小太郎の尊敬する太宰治は東大入ってる)、稀にリアル鬼ごっこやケータイ小説のような酷い文章でも売れた作品もあるけど、それこそ小太郎から見ればラノベ以下の軽蔑すべき作品だろう。アニメ化された小説をいくつか読んでみたが、やはり京大卒の森見登美彦が一番小説家としては優れていると感じる。
この辺ちゃんとしてないのはアニメ業界人が作ったオリジナルだからなんだろうね。{/netabare}

10話
{netabare}ずっと練習してきた川越祭りは後味の悪い結果に。小太郎がすねたのは色々なことが上手くいかなくてむしゃくしゃしたんだろう。祭りで頑張ってもなんか報われなかったし。
小太郎は親に遠い高校を受けたい理由をどう説明するんだろうか?まさか好きな子がいるからとは言えないだろう。
最後のキスは壁殴りものだった。
Cパートは…全然活動してない文芸部の状況は問題視されないのだろうか。{/netabare}

11話
{netabare}小太郎の希望は理不尽だしそりゃ親も怒るわな。が、一人息子にはやはり甘くて折れたw
二人の恋愛はもう上手くいきすぎて、まるで呼吸をするように普通にキスしやがる!でも千夏がなんか思案ありげだったが…ラストアタックを仕掛ける気か?
小太郎のプレゼントが茜と比べてあまりにしょぼかったのはリアルかな。男のプレゼントは適当w
茜の姉貴が言った責任取れるの?ってのもごもっともだよなあ。中学からずっと一生つきあうわけないのに、くらいのスタンスのほうがいいのかも。
なんだかんだCパートが無いと寂しい…。
次で最終回だが(番組表確認済)ゆゆゆのインタビューでああ言ってた岸監督のことだから小太郎も合格してハッピーエンドじゃないかなぁ。でも千夏もかわいそうだし…とか思ってるかも…{/netabare}

12話
{netabare}偏差値60超えの志望校には小太郎の付け焼刃の受験勉強は通用せず不合格。
そして小太郎の前にラスボス千夏がたちはだかる。小太郎はもちろん断ったが、ぐずる茜。めんどくさい女のようにも思えるが、ここは10話と逆の形で相似になっているんだよね。10話では茜が告られて小太郎が腐っていたけど。茜の場合、告白したのを言ってくれた千夏よりも言わない小太郎とまだ距離があると感じて悲しくなったのかな。
そして小説家になろう…じゃなくて目指そうに恋の顛末を投稿してレスをつけることで、愛を確かめ合う二人であった(なろうに実名で投稿って…)。
でもこの展開は映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」と同じなので残念だった。ALWAYSの場合芥川賞候補作が雑誌に掲載されてそれをヒロインが読むという違いはあったが。昔は紙媒体で今はWeb。
エンディングは二人のその後の結婚に至るまでが描かれて(ここまでのEDのLINEの種明かし)、まるでアマガミSSみたいに感じたが、小太郎は結局小説家にはなれなかったね。個人的には二人が別れて小太郎が作家になるENDの方が良かった気もする。二人は大学くらいは一緒の所に行けばよかったのにと思うが小太郎が茜の学力にずっと追いつけなかったのかなwでも茜の方が就活で苦戦しているようだったけど。{/netabare}

【総評】
主人公とヒロインが息遣いやうなり声や沈黙をリアルに演じてアニメらしい演技を一切しない(脇役は別)、実写ドラマのような甘酸っぱい思春期恋愛アニメ。それでも実写よりキャラクターが記号化・抽象化されいてるというアニメの特性は生かしていると思う(逆に言えば今の時代に若手のいい役者がいないという問題があるのかな)。
古典的な内容ではあるが、LINEやWebサイトといった現代のアイテムを使って「今の中学生」を描いている。
ただ難を言うと、最終回の展開が映画{netabare}「ALWAYS 続・三丁目の夕日」{/netabare}に酷似しているのと、OPED挿入歌を歌うのが全て東山奈央なのに辟易した。決して下手なわけじゃないけど。
あとCパートの面々のその後が見たかった。先生や美羽やさくらを特に。EDを二人のその後じゃなくて同窓会にすれば他のクラスメートを出せて良かったと思うんだが。その辺はBDの特典かな?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 36

90.0 5 2017年度アニメランキング5位
劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(アニメ映画)

2017年2月18日
★★★★★ 4.1 (1009)
5949人が棚に入れました
2022年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫―― その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。それから4年……。
≪ナーヴギア≫の後継VRマシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。≪オーグマー≫。
フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。
≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。
その爆発的な広がりを牽引したのは、、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。
アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、伊藤かな恵、竹達彩奈、日高里菜、高垣彩陽、沢城みゆき、平田広明、安元洋貴、山寺宏一、神田沙也加、井上芳雄、鹿賀丈史
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ファンなら楽しめる劇場版

世界観:9
ストーリー:7
リアリティ:5
キャラクター:7
情感:6
合計:34

2022年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫――その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。
それから4年……。
≪ナーヴギア≫の後継VRマシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。
≪オーグマー≫。フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。
その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。
アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。
(公式サイトより)

ヴァーチャルリアリティの世界を描き、こんなゲームが(安全に)できるようになったら面白いだろうなと心底思わされたアニメ版から、映画版ではオーグマー(AR)というゲーム機が登場。こちらは、リアル世界からヴァーチャル世界に意識・感覚を移動させることなく、現実世界の見え方を変えるというものです。

オーグマーは、現実世界の感覚を用い、体を動かすものなので、こちらのほうが現実味はあり、未来に実現可能な部分が相当程度あるように思います。今後は、技術者がSAOを参考にする(目指す)展開も考えられ、おそらく自分は生きて見られないだろう未来世界を想像する楽しみも提供してくれます。これがSAOの大きな魅力だと思っています。

ARは今の現実世界に普及し始めたVR機器のように、その人しか見えない世界を見ているので、例えば剣と魔法の世界であれば、突然腕を振り回したり、モーションを作る人が出てきて、周囲はかなり迷惑すると思われますから、当初はどこでもできるものにはならないでしょうし、作中のようなデバイスまでに小型化することができるか(どこに映すのか)、課題は大きいと思います。

音楽は当然良いですし、作画は劇場版らしいクオリティで、特に最終戦闘はスロー再生でじっくり見たくなるようなスピード感でした。

ストーリーは相変わらず内容が大味で強引な面は否めませんが、最後まで退屈せずに疾走する形となっていて、楽しめました。

リアリティは、後述する問題点などがあって、アニメと同等程度でしょうか。

キャラクターは、{netabare}これまでのサブキャラなども勢揃いさせるサービスがありました。途中、SAOサバイバーでないからと協力してくれたシノンが良かったです。折角、イケ面剣士が登場したのに、結局いつものように悪役は小物化してしまいましたね。

涙腺を刺激する感動シーンはほとんどなかったです。SAOの記憶がなくなった、そして他の記憶もなくなるかもしれないというアスナにあまり共感ができなかったからかもしれません。ユウキから継承した秘伝の剣技を使ったシーンは良かったです。

ラスボス戦闘は映像として素晴らしいのですが、仲間が勢揃いして、SAO時の装備になって、負ける可能性が全く感じられなかったです。もうちょっと「危ない!」「やばい!」と思わせる展開が欲しかったです。まあ、SAOはバトルアニメじゃないから問題ないのですけど、バトルにもドラマを盛り込めるようになればSAOはもっと良い作品になると思いますね。{/netabare}

さて、恒例のツッコミタイム。ここがもっと良ければなぁ、というあたりを書きます。

{netabare}物語の根幹についてですが、重村教授の動機が悠那に関するSAOでの記憶を集めること(それによって、ユナがより悠那に近づく=生き返るようなもの(?))ということであれば、悠那とSAOで関わりがなかったSAOサバイバーの記憶を集めても意味がないので、当初からEijiを狙うべきではないでしょうか(高層モンスターを使ってSAOサバイバーを倒せば、Eijiの力は必要ないはず)。これを、Eijiも終盤までわかっていないのですが、重村教授の目的を知れば、自分が狙われることくらい真っ先に気付きますよね。

Eijiの記憶が手に入れば、かなりコンプリートできると思いますし、次はEijiのパーティーに手を広げていくことになります。Eijiはノーチラスという名前で血盟騎士団にいましたが、ユナは属していないようですし、どういう関係だったんでしょうか。

重村教授の動機を、「ユナの死因究明&原因となった者がいればその者への復讐」として、サバイバーの記憶を求めていることにしたら自然だったかもしれません。親としては、子どもが死んだらその原因を突き止めたいという心理があるはずなので。ゲームクリアがされるまで生き延びていれば死なずに済んだのですから。

そうなると、死ぬ時にも一緒にいたというEijiの記憶をまずは入手したいところです。それを見て、やむを得ない状況であれば納得し、Eijiが見殺しにしていたら復讐すると。シンプルです。

Eijiと重村教授の関係を改め、重村教授の手下に別の悪役を作る。悠那も血盟騎士団にいたメンバーという設定にして、アスナが襲われ、Eijiも襲われそうになってキリトらに助けられるとか? もう、本編とは全く違う筋書きになってしまいますが(笑)

仮に、本作の動機を飲むとしても、Eijiは悠那と一緒になることが動機なので、アスナやキリトを見つけた時点で速やかに襲わなかった理由が不明です(現実世界のため、人目のあるところでは襲えないでしょうが、いくらでもやりようはあると思います)。SAOサバイバーが多すぎて各個撃破するのが難しい(新国立競技場でのスキャンでコンプする予定)のであれば、やはりEijiのポジションは重村教授にとって不要と思います。

2点目。私は主人公最強には抵抗はないのですが、モブに配慮していないご都合主義的な最強は嫌いです。キリトを最終的にランキング1位にする必要はなかったんじゃないかなぁ。オーグマーはかなり流行っている状況ですから、夢中にプレイしてランクを上げているゲーマーたちが一定数以上はいると想像され、彼らを不憫に思うのです。(ランク1位は不死になるみたいな開発者とユナの会話もあったと記憶していますが、そのコメントとの関係も不明でした。)この観点は、作者がその世界をどれだけ考えているか(愛しているか)に関わり、世界の厚みに直結すると考えています。

ランキングが能力に影響を与えているのかもよくわかりませんでした(もちろん、やりこんでいる分、装備やスキルが上位になるというのはあるのでしょうが)。途中、ユナが君のランクでは足りないと言っていたから、影響を与えているように思うのですが、ゲーム設計としてそれでは流行らない(強い者がより強くなって、新規参入ができなくなるため)だろうし、10万台の低ランクだったキリトがSAOボス戦で活躍することもできないと思います。

他にも気になる部分はありましたが、他のレビュアーさんも書いていますので割愛します。SAOの世界観を使って、虚淵氏に脚本を作ってもらいたいです(笑)

SAOのポテンシャルについては、TV版から指摘していますが、やはり当シリーズはSAO(SAOの世界やサバイバー)を起点として物語が展開していき、それが面白さですよね。そのため、また、SAO(1期前半)がしっかり作られていればと思ってしまいました。ここにノーチラスがいた!と言えたら、より面白いですからね。{/netabare}

まとめに入ります。主人公最強やハーレムは相変わらずであり、脚本が強引な点に気にならなければ、SAOファンを楽しませる要素が沢山盛り込まれていて楽しめる作品だと思います。3期が楽しみですね!

(参考評価推移:4.2→調整4.1)
(2017.9視聴、2018.2評価調整)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 38

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

オーディナルスケール…新たな概念は再び相対するための息吹き…

劇場版ソードアートオンライン…このレビューを書いている2017年3月25日時点において、爆発的な興行成績で躍進を続けるこの作品…私も先週末にようやく見に行く事ができました。

より作品を楽しみたかったので前情報は極力入れず、知っていたのは神田沙也加さんが演じるキャラがキーパーソンになるっぽい事くらい…満を持して視聴に臨みました。

キリトやアスナが生活する現実世界…これまでナーブギアやアミュスフィアを用いたフルダイブVRゲームを経てこの世界が選択したのはオーグマーと呼ばれる情報端末…
オーグマーにはフルダイブ機能が搭載されていませんが、AR(拡張現実)型といった覚醒状態の人間に視覚、聴覚、触覚などの情報を送り込める端末なんです。
現実世界を仮想空間に早変わりさせる事のできる夢の様な端末…絶大な人気を誇るのも納得です。

そしてオーグマーの絶大な人気を支えているのが「オーディナルスケール」というゲームです。
このゲームにはランキング制度が導入されており、ランキング上位者になると様々な恩恵があるとか…

でも、技術が大きく進歩する時…進歩させる人間の原動力って何なのでしょう…
純粋に技術だけを追い求める…もちろんそういう技術者の方もいらっしゃると思います。
だけど、本当にそれだけ…?
と改めて問い直すと、純粋な気持ち以外だけじゃないようにも思えて仕方ありません。

名誉や莫大な資産を手に入れたい…
どうしても願いを叶えたい…
こういう思いを持ったって少しも不思議ではありません。
踏み出した者だけが手にする事のできる権利なのですから…
こうして「オーディナルスケール」というゲームを軸に物語が動いていきます。

オーディナルスケール…「順序尺度」という意味との事です(統計学用語辞典より)。
この言葉で表現すると、個人をデータ扱いするようで個人的にはあまり好きではありませんが、数値の持つ意味には違いがあるそうです。
順序尺度における数値の意味は複数あるようですが、今回の場合は大小関係…つまり、ランキングの数値そのものに意味がある、という事になります。

これまでSAOでのゲームはレベル型、スキル制…つまりゲームに費やした分だけ全てのゲーマーが等しく強くなれるチャンスがありました。
でも1位には2人同時になれない様にランキング制度における順位は唯一無二の存在です。
このランキング制…ゲーマーの競争心を煽るには格好の材料だと思います。
きっと多くの欲求を同時に満たしてくれるモノだから…

それに例え敗れたとしてもアインクラッド編の様に現実の死を迎える訳ではないのですから…
だからオーグマーによって作られた仮想現実の世界は純粋に凄くて楽しそうだと思いました。
根底で蠢く闇を見るまで…でしたけれど。

人は欲深です…
だから欲しいモノには際限がありません。
でもそれと同じくらい…いいえ、それ以上に大切なのは手に入れたモノの一つ一つ…
普段は欲求の奥底に隠れているから手に入れたモノに対する思いはあまり感じられないかもしれません。
でも、もしそれを失ってしまったら…そう考えると居ても立っても居られないモノって誰もが持っていると思います。

言葉では言い表せないくらい大切で絶対に失いたくないモノ…
時間の経過が怖くて堪らないと本気で感じるくらい根幹を成すモノ…
そんな大切なモノのためにキリト達は本気で立ち向かうのです。

でも立場を変えて見てみると…これしか成し得る術がなかったんだと思います。
決して良し悪しの分別が付かない訳ではありません。
葛藤に次ぐ葛藤を繰り返した成れの果て…
きっと途中で何度も留まるきっかけはあったんだと思います。
それでも歩みを止められないのは突き動かす思いが強すぎるから…

大切なモノとランキング制度がもたらすこのゲームの行方は…?
きっと思いもよらない展開が待ち受けてくれていると思います。
円盤が出たらもう一度視聴したいと思える作品でした。

そんな風に思える一番の理由は、物語のテンポの良さと相まって主要キャラの登場バランスが絶妙だから…
現実世界が舞台と知って真っ先に心配したのはユイちゃんがどう絡むかでしたが大活躍で安心しました。
アスナのキリトを想う気持ちや仲間に対する思い…色々ありましたが筋の通った言動に益々彼女が大好きになりました。
シリカちゃん…キャラの持つ魅力と日高さんとの相性には、もうとろける事しかできませんでした。
リーファちゃんとシノンはもう少し出番が欲しかったかも…
そしてもう絶対逢えないと思っていた人がしっかりと支えてくれていたのも良かった…
それにアルヴヘイムやガンゲイルに登場した「どうしても好きになれない」的なキャラが居なかったのも個人的には良かったと思っています。

約2時間の作品でしたがあっという間の時間でした。
劇場版ならではの迫力と、それを下支えする作画・SEも申し分無しです。
そして最後のシーンもとても意味深…
次の情報が色々と待ち遠しい気持ちで一杯です。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 33

もけもけぽー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

うおおお!と盛り上がる場面も確かにあった

SAOは好きな作品ということもあり、劇場版は映画館で見るぞー!と意気込んでいたものの、なかなか時間を作れずBD版を自宅で見るという体たらくであります。情けない…。
 
そんな自分語りは置いておきまして、感想ですが…
 
ナーヴギアやアミュスフィアに代わる新たなデバイス「オーグマー」の開発により、物語の舞台はフルダイブ型VRから「拡張現実」のARへ…といった具合に、現実世界で物語が進行していきます。

僕が劇場版を無理してでも映画館で見に行かなかった理由の一つがこの「AR」で、どうにもフルダイブVRに比べてグっとくるキャッチーさが無かったのです。

VRだからこそ出来る表現、人体に無理(場合によっては欠損や死亡)がかかるようなアクションやスピード感、殺し合いをゲームとして成立させるスリリングさ、空を飛ぶ体験などなど、見ている側をドキドキさせる要素がいっぱいでした。
 
それがARとなるとあくまで拡張現実。実際に動かすのは現実の自分の肉体。高所から飛び降りたりすればそのまま自分の肉体に取り返しのつかないダメージを負うような現実世界。そんな世界でチャンバラの優越を付けるコンテンツが、肉体エリート向けのレジャーにしか思えなくて、正直そそらない。ゲーマーとしての資質を全力で出し切って本気で勝負するには、少々物足りないしょっぱいゲームにしか感じられなかったのです。遊園地の大型アトラクションのような。


…で、実際に見てみると、ほぼそのまま事前に想定していたような光景のシーンがしばらく続いていきました。
 
また「オーグマ―」普及により、生活に密着したデバイスとして様々な用途で端末を使っている様子が日常シーンに盛り込まれています。現代で言うとスマホを扱っているような感じで。
 
そうして作品世界の住人にとって「当たり前のツール」として認識されている「オーグマー」なのですが、いまいち設定描写が少ないせいか、どこまでの拡張性能を持っているのか、五感への反射はどうなっているのか?などは一度見た限りだと伝わりづらかったです。

例えばチャンバラシーンで、敵の攻撃を剣や盾で弾いたり防御する描写はかなりあるのですが、その際の肉体へのフィードバックについての仕組みがよく解りませんでした。現実の肉体は剣も盾も持ってないわけで、その状態でチャンバラや鍔迫り合いをしたとしても、肉体は何も感じない、視覚と聴覚に情報が送られるだけ…と思うんですが、作中のキャラたちは「うぬぬぬぬ」とか言いながら必死に力を込めているわけです。
また街中でいきなり暴れまわる集団(ゲームに参加している人たち)と、それ以外の一般人との温度差も描かれていないので、おそらく入場規制などの計らいがあって「この場所にはゲーム参加者しかいないのだろうな」という想像が働き、余計にこのゲームを成立させるための敷居の高さなども勝手に連想して、戦闘に関してはリアルな描写に無理があるんじゃないかという印象を受けました。
 
その辺の細かい設定や仕組みについて、一つ一つにきっちりとした説明をしていたらいくら時間があっても足りないでしょうし、重箱の隅をつつくようなものだと思うのですが、だからこそ余計に「フルダイブVRなら全部それで説明ついちゃうのにな」と。
このあたりもこれまでのSAOの世界観とARが相性良くないんじゃないかなぁ…と自分が勝手に感じてしまう部分でして。
 
ネタバレ抜きで物語の感想を言うのなら、話はよく出来ていました。仲間同士想う力、敵として出てきたキャラの動機やコンプレックス、そういった葛藤と現実、そして最終決戦での盛り上がり…などなど、見どころはいっぱいあり面白かったです。もちろん主人公キリトさんがスイッチ入って本気だすとすげええんだぞ!という場面もちゃんと描写されていてカタルシスも得られます。それに映像的な美しさや臨場感、一言で表すなら「金かかってるなぁ」感もありかなり豪華であります。実に素晴らしい!
  
ただどうしてもこの「AR」というのがずっと自分には "残念な設定" としてついてまわり、東京の実際に見知っている場所を舞台に大規模戦闘が繰り広げられていても、「おおぉ、秋葉や代々木で皆が戦ってるよ、すげえ」とはならず、「うーん…全ての場所でわざわざ交通規制してんのかよ…なんか嘘っぽいな」という風にひねくれた感想しか持てませんでした。(あくまで自分は)
 
舞台を現実にして良かったなと思える場面は、東京の各地で戦闘が発生した際に、バイクで移動しながら戦闘していたシーンでしょうか。あれは中々の緊迫感があって良かったです。
 
トータルの感想としては
キャラ、物語、映像美どれも素晴らしい。いずれ現実でも起こりえそうなリアルな未来感。そういった部分にワクワクさせられつつも、前述のAR関連の理由により「うーんでもなぁ」と首をかしげる感覚が頭から離れませんでした。 

最後に一言…
 
アルゴ姐さんを出してくれよ!あとクラインさんの扱いが雑!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

89.6 6 2017年度アニメランキング6位
エロマンガ先生(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1563)
7329人が棚に入れました
高校生兼ライトノベル作家である主人公和泉正宗には、引きこもりの妹和泉紗霧がいる。一年前に二人は兄妹となったのだが、妹はまったく部屋から出てこないほど徹底した引きこもりである。

ある日和泉正宗は、担当イラストレーターエロマンガ先生が自分の妹であることに気づき……。


声優・キャラクター
藤田茜、松岡禎丞、高橋未奈美、大西沙織、木戸衣吹、石川由依、小松未可子、島﨑信長
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話で断念

2話まで視聴
編集ってそれで儲けられるのであるなら子供のお守りもせにゃならんのか…大変だなぁ。

8話までの感想
{netabare}原作未読、原作者が同じらしい俺妹はアニメも見てません、ってことで色眼鏡無しに見れるかなー?と思ったけどそうは行かなかったっぽい。
同期放送のアニメに覆面系ノイズって作品があるため…ってその件は後で話します。

きっとここ(アニコレ)では絶賛されてるんだろうなーと感想をざっと見てみたら、辛うじて否定的な感想もいくつかありました。
その中でで目に付くのは「ご都合主義」って点。
これは自分も感じてる…っていうより自分が感じた印象の根幹を分析するとそこに行き着くんだろうなぁ。

中高生を子供と呼ぶのは適してるかどうか不明だけど、とりあえず社会人と区別するために子供と呼称すると──
イラスト描くのも小説書くのも子供、ライバルの小説家も子供で書店の店員も子供。
別に子供しか出てこないのが悪いということではなく、それに対し扱う題材が噛み合ってないと自分は感じる。
この作品は全国に販売されてるハズのラノベを題材としてる以上、大人も関わってるハズで、それが出ないとどうにも違和感が…。
そして、この違和感を違和感なく受け入れる理屈…理屈といっても実際は無意識に行われてることなんだけど、自分的にはどうにもトゥルーマンショーに帰結させる傾向があるっぽい。
要は「大人の用意した舞台の上で踊らされる子供を観察してる世界」って感じの設定を補完してしまう。
違和感、言い換えれば不快感に対する防衛本能で、反射的にそう思ってしまうんですよね自分は。
「この理屈なら違和感無いぞ」ってね。
実はラノベのカテゴリーに高校生部門とかあるのかね、そうであるなら問題ないんだけどねぇ。

一応OPで大人キャラ(だよね?)が出てるので、早く本編に出ないかなーと思いつつ見てるのだけど、なっかなか出てこないですね。
そして見てるうちに段々と気持ち悪さが加速してるような?
つかこれ、こどもの時間(アニメはどこまでやったか知らんけど原作の)の九重家みたいなもんでしょ。
誰か児童相談所に通報しようよ、親が見たら泣くぞ。
そういうシリアスに見るもんじゃないってのは分かるけど、仕事で大人の世界に首突っ込んでる以上、その言い分は自分にはどうにも受け付けられない。
妹が兄に好意を寄せるのも、結局それは「他に男知らんからでしょ?」という考えが先に立ってしまい、見てて虚しさが…。
ヲタは美少女を閉じ込めて自分以外の男に会わせないでいるとホっとするんでしょ、と言われてるみたいでなぁ…いやぁそれはちょっと。
それと作家とファンってテーマとしてはミザリーが頭をよぎるけど、そっち方向に行ってもおかしくない状況になっていってるような?
誰がミザリー役でも当てはまる。
なーんかふわっふわの綿菓子で首を絞められてるというか、善意で舗装された地獄への道を歩んでるというか、なんかこええッスよ。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}やっとOPで出てる大人キャラ出たー、と思ったら同類か…。
それ以上に声が子安じゃなかったことに驚いたのはナイショだ。
それと身内に「亡くなる」にはちょっと違和感…だけど、お父様お母様言ってるしまぁいいのか…小説家だけど。
あとモテる女性は普段から告白され慣れてるのか、自らが惚れた男性に告白することは無く如何に告白させるかに拘るとかナンとか。

ってか、結局山田家も家族ぐるみで児童虐待か…。
文筆業は労基の埒外だから気にされないけど、もし勤務時間が明確に分かる業種であるなら児童福祉違反に当たると思う、エルフはまだ義務教育でしょ?
って、自分はマンガ・アニメがPTAなどから不条理な誹りを受けてきたのを嫌という程見てきた世代なので、アニメファンである自分は決してPTAのようなことは言うまいと心に誓ってはいるんだけどさ。
(なのでBPOに通報だー、BPOに注意されたから○○だー、児ポ法違反だーと言うのは大嫌いです、お前PTAの回し者かよと)
だた問題は、よくないことを善しとして書いちゃうのはどうなんかなー、と。

以下話はズレます、ってか多分に自分語りをしてしまうけど、見る人それぞれがこれまでどんなものを見聞きしてきたかで目の前の作品の評価が変わるので…ってことでご容赦を。

{netabare}同作者の俺妹は見てないと↑で書いたのですが、正確には最初の何話かくらいは見ました。
そこでも同じ構図というか、似た現象はありまして…18際未満が18禁エロゲーにハマるって点ね。
これって未成年者の飲酒・喫煙シーンと同じようなモノで、フィクションなんだし別に構わんだろとは思うものの、それを作品として発表することでまーた規制派に餌を与えることになるんじゃないかなーとヒヤっとした記憶があります。
大昔無修正が普通だったパソゲがモザ入れなきゃならなくなった事件とか、コンプティーク出してる角川が知らないハズないので。
それプラス、そのことを悪いこととして描いてない(むしろ是として描いてた)のに呆れて自分は見なくなってしまったワケだけど。
でもって次の作品?のエロマンガ先生でもそういうことをやっていて、ああこの作者はそういったギリギリのラインを攻めるのが作風なのねーと解釈しました。

また、妹ネタ…特に角川系に多い気がするのだけど、これに関しては石原都政に対する当てつけなんじゃないかなー?と思ってたり。
こういう場(アニコレ)を覗いてて知らない人は居ないと思うけど、かつて石原都知事が青少年健全育成条例の改正をしようとして、それに反対する出版社とで大揉めし、特に角川はTAFの当てつけでアニメコンテンツエキスポを開催したりと、かなり派手に反対してたのは記憶に新しいかと。
で、結局石原の行った条例改正箇所は「近親相姦賛美はアカン(小説は除く)」ってところで落ち着いたワケだけど、それを煽るために角川は必死に近親相姦ネタを繰り返してるんじゃないかなーと思ったり。

更に時代は遡り石原以前にも規制強化の動きがあった頃(年代までは覚えてないなぁ)、反対派が撒いたビラに描かれてた一枚イラストを今も鮮明に覚えてます。
鎌やんって人の描いた「健全育成健全育成とそんなに子供が大事なら檻に閉じ込めて一生外に出すな」って意図のイラストで…実はそれがその…エロマンガ先生の妹と被るんですよねー。

考えすぎと言ってしまえばそれまでだけど、ひょっとしてこの作者、結構表現規制問題に精通してて、特に推進派を皮肉る・煽るのが好きなタイプなんじゃないかなー?と思ったり。
いやぁ、いつ虎の尾を踏むんじゃないかとヒヤヒヤなんですが…。
そう考えるとエロマンガ先生というタイトルも受け取り方が変わる、単にセンセーショナルなワードを選んだだけってことでもないかも?
煽り・皮肉りってどちらかといえば負の感情で決して褒められるものではない、大っぴらに喧伝していいものではない。
世間に対しては恥ずかしいモノであり「読むときは陰で隠れてコッソリとね」という思いを込めた優しさなのかも知れない。
たまに「この作品別にエロくねーし、健全だし」といって表に出したがる意見を目にするけど、それはカンベンしてくれと個人的には思ってしまいます、規制推進派を刺激すんなよと。
推進派からしたら「まぁマイノリティが陰でコソコソやってる分には見逃してやるか」って程度なんだからさ…所詮深夜アニメなんてそんなもんだって。{/netabare}


ところで、↑でも書いた違和感を違和感でなくするために防衛行動として納得のいく設定を補完する、だけど、それの延長で「じゃあどこがどうだったら受け入れられたか」を考えてみた。
なんかグチグチ文句書いちゃったけど、その考えをわざわざしようって思い至ったのはそれだけ評価してると思って頂けたら幸い。
んで、ひとつ思いつきました、妹がキレイ過ぎるんだ。
別に不潔にしろとかブスにしろってことではなく、その生活でいながらその見てくれはないだろう、って意識が働いてるっぽい。
どうしてもそこで嘘くさい、実は児童虐待と大して変わらないのに目を背けてる、都合がよすぎるってのが鼻につくのかも。
そうさね…妹のビジュアルを“私がモテないのはどう考えても~”のもこっちだったら…ひょっとしたら自分はハマってたかも知れない。
個人的にもこっち好きなのもあるけど、引きこもりでずっとモニターと睨めっこしてるのなら目の下にクマくらいあって然るべきだろう、と。
病弱で寝たきりなら食事も病人食だろうし食も細いんだろうな~って補正がかかるけど、普通の人間と同じ食事をとってマトモに運動してないのなら(しかも成長期)もっと不健康な体になるだろう、と。
手足細くてアバラも浮き出てるのにハラだけ出てるとか。
引きこもりやってると色々ヤバいっすよって兆候が見える見てくれだったら、多分それ以外の「これ変だよなー」って部分は気にならなくなるかと。
う~ん、そういうビジュアルでも可愛く描けると思うんだがのう。
むしろそんな妹でも愛せるか?って方のが話も盛り上がるような…主人公の決意にも説得力が増すような?

とりあえず「ああ、そうすれば(自分的には)良かったのか」と勝手に思いついて勝手に納得して勝手に評価がちょっと上がりました、惜しいって意味でね。{/netabare}

10話で断念
↑であれこれ書いてきたけど、10話までで視聴断念することにしました。
{netabare}OPで居た「大人」がどう振舞うかを期待して見続けたけど、同じ穴の貉だったし、もういいかなぁ、と。
ってかやっぱねぇ…引きこもりの妹を外に出すために悪戦苦闘する話ならまだしも、引きこもりでもいいんだってノリで進められると、ちょっと…。{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10
ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

俺の妹は引きこもりロリ少女 修羅場の無いストレスフリーなハーレムラノベ

ロリ娘たちのお色気とハーレム展開。
『俺妹』のような修羅場はほとんどなくて終始平和な物語。
インパクトは弱めなので、記憶にはあまり残らなそう。
女の子は可愛いので、好みの女の子がいたら観るといいよ。

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『俺妹』の作者、伏見つかささんの次回作。
原作者とイラストは元より、アニメ化スタッフが一部共通していることと、兄妹ものであること、作風は似ている点などから、どうしても俺妹がちらついてしまうのは仕方ない。
ただ、物語自体は全然違う。


修羅場はなく、基本的に明るい展開でストレスフリーで観られる。

ヒロインたちはロリ系が多い。
俺妹と同じく中学生が多いんだけど、モデルやってたり大人っぽいのに対して、こっちが普通なのかも。
序盤は主人公以外は女性キャラしか出てこない。
が、途中から人数は少ないもののちゃんと男性も出てくる。


あと分かりやすいハーレム展開。THEラノベ。
俺妹は設定こそアレだけど途中までは独自路線だったように見える。途中からテンプレ強くなっていった。
作者さん、ホントはこういう路線をやりたいわけじゃないんじゃないかな。勝手な想像だけどね。商業作家は大変だね。
親が出てこない件については、{netabare}作中ではっきり説明されてないみたいだけど、事故で亡くなったのか? どんな事故かは分からなかったはず。第11話でそれぞれそっくりな親が回想で出てくる{/netabare}。


ハーレムにする根拠には、クリエイター同士の共感、というのが主軸にあるのかな。この辺は『冴えカノ』に似ている。
クリエイター以外のキャラは蚊帳の外な感じがあるし。



主題歌は、まあまあ。
ClariSの曲はまどマギと俺妹1のOPの出来が良すぎてそれ以外はちょっと霞んでしまうんだよね。
でも、OP,EDともに割と印象に残っている。


俺妹のことに触れすぎたかな・・・


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≪基本情報≫

ラノベ原作。『俺妹』の作者の次回作のアニメ化作品。
これまたスゴイタイトルだなー。でも名前が長いのは多すぎて却って目立たないからいいんじゃない?

高校生ラノベ作家の主人公。義妹がいる。
1年前に何かがあってから義妹は引きこもり。だが、その義妹は実は・・・


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≪視聴状況≫

前情報一切なしだが、俺妹好きなので視聴決定。
リアルタイムで視聴。予備情報なしで観始めた。
第5話までリアルタイムで観てたのだが、6,7で2週遅れ。残りは放映終了後に視聴。


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≪総合評価≫

おそらく今の(萌え?)アニメのツボを押さえた作品。
全体のクオリティーも高いと思う。
でも、揺さぶられて引っ張り込まれるような感覚は無かった。
良く言えば平和、悪く言えば単調。
作風が合えば楽しめるのでは。

物語:
前述の通り。

作画:
すごくキレイ!というわけでもないけど、目に見えて悪い点は無かった。
女の子は可愛い。

声優:
特にスゴク良かったり悪かったりは無い。
卑猥な言葉を言わせている。

音楽:
可もなく不可もなく。

キャラ:
めぐみとムラマサ先生がお気に入り。
めぐみはロリだけどビ●チであざとくて可愛い。あまり登場回数が多くなかったのは残念。
ムラマサ先生は着物もいいけど、水着はヤバかった。
紗霧は人気あるみたいだけど変人だから私はちょっと・・・



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≪各話の感想≫

{netabare}
▼第1話 - 似てました

俺妹と似ている。
当たり前な話、原作は元より、アニメスタッフもキャラデザの人が同じなどの共通点がいくつかあるようで。

とりわけ、妹がアリエナイ趣味という設定は、前作に似ている点の中でも両作品特有のものでは。


女の子はあざとい可愛さ。
ロリっ娘?は、私はあまり得意ではない。
他にもハーレムっぽい予感がちらほら。
可愛いけど、今のところ「これは」ってのは無い。

まだプロローグ的な話だけでどんな物語になるのか分からない。
次回に期待。


▼第2話 - 羞恥プレイ?

声優さんの、ね。羞恥プレイ。
それにあざとい。委員長、あざとい可愛さ。でもちょっと好きだこういう子。そしてこういうプレイも悪くないな。
巷では紗霧のほうが人気あるのかな? 私は委員長ちゃんの方が好み。

本当に好みなのは、編集者さん(神楽坂さん)の方だが。大人だし。あと中の人的にも。


前回はアリエナイ趣味の設定が似ていると書いたけど、よく考えると前作のリア充であの趣味というインパクトに比べると、今回の妹は非リア(ただし美少女)だからそれほどでもないのか。


登場人物が揃ってきた。やはり男は出ないのね。分かってたけど。
絵が綺麗なので特に女の子が可愛く見えるね。

話はどうなるのかまだ見えないけど続ける。


▼第3話 - 3人目か、1話1ヒロインペースだな

エルフ、これまた色々とベタだなあ。

今回は、原作者の実体験も混ざっているのだろうか。実際、前作でどのくらい儲かったんだろうか(下世話)。


ロリっ子のエロにはいまいち燃えないなあ・・・。


そうだ、全作との共通点で、ClariSが主題歌ってのが抜けてた。歌は前作の1期のが好きだけど、ClariSなのはちょっとうれしい。(中の人も変わってるんだよね。)


次で1巻分の完結だったりする? 続行する。


▼第4話 - たぶん序盤のクライマックス

ラブレター?


▼第5話 - いいドタバタだ

この作者らしいドタバタ劇、特に今回は好みの展開。


OP曲はなんかクセになる。
曲はそうでもないんだけど、やっぱりClariSの声は落ち着くからかな。

お、三石さんチョイ役。


▼第6話 - めぐみんキター

私はロリコンじゃないのだが、なぜかめぐみちゃんはいいなあ。
主人公の発言でビ●チキャラらしいことが分かったが、それでか?

なんか目隠しと、あと・・・これってソフトえ(以下略
でもアレはやりすぎじゃないか? 取っちゃうのは。
P●Aとかに目をつけられそうで怖い。


和装の美少女も来たね。
和服なんだから簡単に脱がすなよ?
(追記:水着回で脱がしてたね・・・でも正直最高だった)


▼第7話

(書き忘れたので無し)


▼第8話

また羞恥プレイっすか。

テレビに、見たことある人出てきた。

シドウ先生、好青年すぎる。他がまともじゃないから特に。

なんか、作画がちょっと変な気がする。
観たの久しぶりだったからかな。

脚本、原作者だったのか。
もしかしてオリジナルエピソード?


▼第9話

エルフ回?

エルフ先生はまだまだ発育途上かなあ。
村正先生はいい感じだ。

なぜか前回からホモネタが定着してきたな。

妹、やはりヘンタイだった。


▼第10話

ムラマサ回?

リゾート編、よかった。
旅行好きだからこういう回は
必然的に評価が上がってしまう。


▼第11話

水着と下着ってどう違うの? 未だによくわからん。
下着は生地が薄いからってのは分かるけど、露出は同じじゃないか?

なんだ、クローンか(違)。
(両方の親子のこと)


秋葉原、ゲー研の人たちらしきキャラが。メルルとかメイド喫茶とかも。
と思ったら、もっと分かりやすい奴らが出てきた。

また原作者の脚本か。
さて、ラストはどうなるんだ?


▼第12話

今回の沙霧は可愛いな。

ちょ、ヤバくないですか!?R18? R15?
●●の位置が違うとか。マサムネは伏字ではなく声に出してる。

おお、最後の最後でめぐみ出てきたー。

ダビデ像、そうきたか。


あっさりした終わり方だなー。
2期確定かな?
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 22

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

妹愛とハーレム

伏見つかさ原作。今作も妹愛を感じる作品。血が繋がってはいないけれども。さらに、エロゲではなく、エロ漫画。厳密にはちょっとエッチな作画しているっていうだけ。そして、ハーレム。妹にモテるのはまだしも、他の娘にもモテるのはなんでだろうね。

キャラクターはみんな可愛い。飽きずに見られるラブコメだけど、紗霧には少しもやもやしちゃう。2期があれば、見たいとは思う。このまま行けば、俺妹みたいに妹と結ばれる展開かもしれん。

原作者はClarisが好きなのかな。俺妹同様、OPはClaris。ヒトリゴトも良曲。EDはTrySailのadrenalineでテンションが上がる。紗霧の踊りがOP、EDどちらも可愛い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「妹と開かずの間」
ライトノベル作家で生計を立てる高校生・和泉正宗は、一年間部屋に引きこもっている義理の妹・紗霧と二人きりで暮らしていた。ある日、同じクラスの高砂智恵に、自身の小説の挿絵担当でもある正体不明のイラストレーター「エロマンガ先生」が、ネットで正宗を揶揄していたことを聞かされる。「エロマンガ先生」の動画配信の生放送を観ることになった正宗は、そこで「エロマンガ先生」の正体を知ることとなり――!?

2. 「リア充委員長と不敵な妖精」
和泉家を前触れなく訪れた、紗霧のクラスの委員長・神野めぐみ。彼女の目的は「紗霧を学校に連れていく」ことだった。意気込むめぐみの強引さと、話をする気も無いという紗霧の頑とした態度。両者に挟まれ困惑する正宗だったが、紗霧はどんな娘か?というめぐみの問いに対して、本人が聞いているとも知らずにその思いの丈を語りはじめる――。

3. 「全裸の館と堕落の主(あるじ)」
和泉家の隣に建つ空き家の洋館は、近所で噂の「幽霊屋敷」だった。その窓に白いドレスの幽霊を見たと言い張るめぐみを正宗は気のせいだと一蹴する。しかし紗霧までもが、隣家からピアノの音が聞こえたと言い出す。怖くて絵が描けないという紗霧のため、洋館に乗り込む正宗。そこで正宗は、意外な人物の衝撃的な姿を目にすることとなる――。

4. 「エロマンガ先生」
年下の人気ライトノベル作家・山田エルフの「仕事」を見せてもらったことで彼女と打ち解けた正宗。そんな二人の仲を疑い、やきもちを焼く紗霧に、正宗は自らのある決意を伝える。それは紗霧に自分を本当の兄と認めてもらうため、あるものを題材にしたライトノベルを書くということだった。「究極のラノベ」にするという正宗の言葉に、信じないと言う紗霧。そんな紗霧をよそに、正宗は猛然と作品を書きはじめる――。

5. 「妹とラノベ企画を創ろう」
正宗が書き上げた原稿をきっかけにして、ぎこちないながらも正宗に歩み寄ろうとする紗霧。正宗の鈍感さが仇となり、想いがすれ違う二人だったが、夢への第一歩として、新作を本にするための企画書づくりに取り掛かる。次第に紗霧との共同作業に没頭していく正宗の元に、山田エルフから、一通のメールが届くのだった。その文面は、「助けなさい!いますぐ!」――

6. 「和泉マサムネと一千万部の宿敵」
「和泉ちゃんが好きなものを好きになりたい」 紗霧と友達になるための手掛かりとしてめぐみは自分もライトノベルを好きになろうとする。智恵の協力(?)の甲斐あって、ほどなくライトノベルに夢中になっためぐみ。正宗は彼女に、紗霧に本を借りにくるよう提案する。はじめは面会を断固として拒否する紗霧だったが、彼女は正宗にある条件を出す…。ついにめぐみを部屋に迎え入れた紗霧がとった、驚くべき行動とは

7. 「妹と世界で一番面白い小説」
新作の出版を急く正宗は、担当編集者・神楽坂から提示された小説コンペ「ラノベ天下一武闘会」への参加を即決する。しかしそこに居合わせた大人気作家・千寿ムラマサが同じくコンペ参加を申し出、正宗の前に立ちはだかる。正宗たちの夢を「つまらない夢」と呼び、妨げる彼女に、賭けを持ちかける正宗。エルフの助力を受けつつ、改稿作業に取り組む正宗の元を訪れた意外な人物、それは千寿ムラマサその人だった――。

8. 「夢見る紗霧と夏花火」
「好きな人がいるんだ」 正宗がそう言ってムラマサの告白を断ったと聞き、喜ぶ紗霧。だが不器用な二人の距離は簡単には詰まらない。そんな中、新作の文庫化に向け、泊まり込みの仕事に出掛けて行く正宗と家で一人留守番をすることになる紗霧。二人それぞれに気掛かりなのは、お互いのことと浴衣姿、準備が進む花火大会のこと――。

9. 「妹と妖精の島」
「名付けて『夏の取材&執筆合宿』!」 エルフの思いつきから、南の島へと旅行に行くことになったラノベ作家たち。山田家所有の豪華な別荘に驚きつつも、一同が羽を伸ばすなか、エルフは正宗に、自分の「彼氏役」を務めるよう言いつける。「取材」を言い訳にして、いつにもまして積極的な彼女が、はしゃぐ笑顔の後ろ手に、隠し持つ本心とは――。

10. 和泉マサムネと年下の先輩
山田家の別荘にて、正宗の「お蔵入り小説」を熱心に読むムラマサ。自分の作品を心から好いてくれるムラマサの反応に、正宗も照れながらも嬉しさを隠せない。正宗の提案でその日は仕事をしながら、成り行きで「ムラマサの好きな人」の話題で一同は盛り上がる。変わらぬ恋心を隠しもしないムラマサの、その胸の内で起こっていた変化とは――。


11. 「二人の出会いと未来の兄妹(ふたり)」
合宿から帰宅する正宗。正宗の帰りを喜ぶ紗霧。二人は新作の発売日を迎えることとなる。作品が並ぶ本屋を見に行く道すがら、正宗はタブレット越しの紗霧に小説を書き始めた頃のことを語りはじめる。ある「きっかけ」があって小説にのめり込んだという正宗。同じ頃、登校拒否をしていた紗霧もまた、ある「きっかけ」のおかげで学校に通うようになったのだという。二人の過去と現在を繋いだ、これはその「きっかけ」の話――。

12. 「エロマンガフェスティバル」
正宗と紗霧の新作、『世界で一番可愛い妹』が発売になった。相変わらずお面をかぶって、部屋からの動画配信を続けている紗霧は「ふぇすてぃばる」の幕開けを宣言する。一方、『世界妹』2巻の執筆中にアイデアに詰まった正宗は、紗霧に相談を持ち掛ける。その相談とはなんと、「かわいい妹の、かわいいところが見たいんだ!」――!!?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 8

88.9 7 2017年度アニメランキング7位
小林さんちのメイドラゴン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1291)
6135人が棚に入れました
朝、会社に出ようとしたらドラゴンがいた。
茫然とする小林さんの目の前で、そのドラゴンは角あり尻尾ありのメイド服を着た美少女へと変身した。
トールと名乗るそのドラゴン娘は「今日からメイドとして働かせてください!」と申し出る。
どういうことか分からず尋ねると、昨夜酔った勢いで小林さんが家に誘っていたようだった。
「人を雇う余裕はない」と断る小林さんだったが、会社に遅刻してしまいそうな時間だと気づき―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、高橋未奈美、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

鶴の恩返しならぬ竜の恩返し? 萌えあり、神話・伝説ネタあり、ほっこり笑えるホームドラマ

ある日ある夜、お酒に酔った小林さん、前後不覚の千鳥足、足向く先は何と山、そこで会ったはドラゴンさん。つるぎ刺さった巨体見て、絆され助けたその翌日に、メイドラゴンのトールさんがやって来た。

OLでオタクで死んだ魚の目(笑)の小林さんとメイドラゴンのトールさんが織り成すの笑い多めの日常もの。

多忙で笑いのない日々を送っていた小林さんのお家に、ドラゴンだけどメイドで、天真爛漫で元気印のトールさんが住み込んで、賑やかな生活のはじまり、はじまり~というお話。寂しさの立ち込めていた小林さんちに新たな家族?の到来で赤々と火が灯った様です。

トールさんが小林さんの服を口に含んで洗濯?したり、自分のしっぽを切って食卓に出したりとギャグは概ね万人向け(笑)クトゥルー神話ネタで一部視聴者を置き去りにした「※1這いよれニャル子さん」みたいな、分かる人にしか分からない神話・伝説ネタとかも若干ありますが、あまりくどくないので気にせず楽しめると思います。酔っ払った小林さんの持ってた一升瓶に"竜殺し"とかの小ネタも笑えました。鬼殺しより遥かに強烈そう‥。

でもあれこれ知ってると面白い場面も‥。私的には1話の電話越しからトールさんに怖ろしげな支持を出すファフニールさんの声(小野大輔さん)に爆笑。彼の※生い立ちとか末路とか考えると無理もない台詞でした(笑)

大まかな印象はありがちなご主人様とメイドのお話で、トールさんが強大な力を持っている所とか、小林さん好き好き(笑)な所は、上でも引き合いに出した「這いよれニャル子さん」に良く似ていますが、女性同士のお話なのでやらしさが全然無くて、老若男女見やすいアニメになっているのではないでしょうか? 主人公に一目惚れというよりは助けてもらった恩返しという所にも好感が持てました。

ご近所さんや商店街の人たちも一緒になって物語に絡んでくる場面などもトールさんが妙に馴染んでいて何となしに顔がほころんでしまいます。ツノあるのに‥(笑)ツノは出せるけどしっぽは出せないという所はトールさんと小林さん以外の人間達との距離感を表している様でした。ツノは出せるんだ‥(笑)

2~3話
{netabare}
2話ではトールさんを慕う同じくドラゴンの幼女のカンナちゃんことカンナカムイちゃんも登場し、ホームドラマ色やほのぼの色がより強くなった印象。お父さん役の小林さんとお母さん役のトールさん、子供役のカンナちゃんとくれば、まるで仲の良い3人家族ですね(笑)

3話には、電話の声の印象ではかな~り怖そうだったけど、実の所は割と優しいファフニールさんが人間の姿で登場。いつもニコニコ穏やかなケツァルコアトル=ルコアさんも加わり、ますます賑やかな雰囲気に。
{/netabare}
4話
{netabare}
カンナちゃんが小学校に通い始めるというお話。

文房具から体操服から上履きまで、結構色々買い揃えなければなりません。ランドセル38000円もするんだ‥とか小林さんみたいに思いつつも6年間使える上等なものなら安いものですね。小林さんの僅かな動揺を見逃さず、カンナちゃん気にしてましたが、こちらもとてもリアルな描写でした。ちょっとした言葉の端でも子供はお金の話に敏感に反応する事があるものです。小林さんの方もちゃんとそれに気付いてて、言葉じゃなくて行動で「大丈夫だよ」って伝えられた様で‥こういう気遣いは大人として見習いたいものですね。

そして場面変わって小学校。おっとりだけど何でも出来ちゃうかンなちゃんはあっという間にみんなの人気者。小林さんの言いつけで、カンナちゃんの学校生活を監視するトールさんは過保護で文句たらたらなお母さん(お父さん)状態。気持ちは分かりますが、全国のお父さんお母さん真似しちゃいけませんよ? 木の枝の上に横たわったり、草むらの影から頭を出したりしながら人類批評するトールさんの図がちょっとドラゴンっぽくもあり、シュールでもあり何気に笑えました(笑)

後半はいい年した大人(ドラゴンだけど)が子供と一緒になって思いっきり(殺さない程度で)爆風ドッヂ。島本和彦先生の漫画「炎の転校生」とかから脈々と続く、ありがちで伝統的なギャグなんですがフツーに笑えました。ファフニールさんいつになく燃えてるなぁ(笑)地面えぐれたり木とか折れたり色々とメタメタになってましたが、ツノとかしっぽ隠すよりもそっちを心配した方が良いかもとか思ったり‥でもルコアさんが全部元に戻せるそうでヨカッタヨカッタ?

終幕前の子供間のマジやべぇ伝染には‥(汗)でした。子供の前で軽率な言葉は使わない様にしたいものですね。

今回も楽しいお話でした。
{/netabare}
5話
{netabare}
今回は小林さんの事をもっと知りたいトールさんのお話とファフニールさんのお家探しのお話、トールさん、人間の超能力に驚愕というお話の3つ。お約束のカンナちゃんと才川さんの「萌え~(笑)」なオマケもあちこちにありました。盛り沢山ですね。

最初のお話はトールさんが認識阻害(透明人間みたいになる事)を使って小林さんの職場見学するというもの。

人の働く姿をドラゴン視点から見下ろすトールさんでしたが、どことなく興味深げ。

でもパワハラ上司の登場でそんな心持ちも一転、小林さんを罵倒する所長の姿を見て激怒、を通り越して殺意を抱くトールさん。憎き敵を抹殺せんと‥足かけて転ばせただけ(笑)これも小林さんへの愛ゆえですね。

繰り返し同じ言葉で罵倒する人って現実にもいますけど、このアニメで描かれている様に、特に社会的地位のある程度高い年かさの人に多い気がします‥。自分よりも落ち着いていたり、優れていたりする人間に対して攻撃的になるのは、多分自分が見下されていると思い込む心の裏返しなので、怒りの燃料は主に劣等感と被害妄想、ゆえに無尽蔵、なので非常に性質が悪いのです。

所長の2度目の登場シーン、ここでもほぼ同じ問答が繰り返されトールさんのささやかな復讐あり、所長、殺されなかっただけでも幸いでした。小林さんに感謝しなければなりませんね‥パワハラの証拠録られてクビになったけど。リアルでもこういう風に因果応報が上手く機能してくれるといいんですけどね‥(汗)

それはそれとして、人に頼られ、黙々と仕事をこなす小林さんの姿を見て、トールさん、ますます小林さんの事が好きになった様子。恋する人の美点を見つけて歓喜してしまう所など女の子っぽくて可愛らしかったです(笑)

次のお話はファフニールさんのお家探しのこと‥「人類など滅ぼしてくれん」とか突発的に口走るファフニールさんですが、テレビゲームにご興味を持たれた様で(笑)街頭での呆然とした面持ちでのエアプレステ?笑かさせて頂きました。

トールさんの指示に従って人間のやり方で人間界に住む事に決めたファフニールさん、不動産屋さんに「お予算は?」って聞かれて金塊をゴトって‥流石です。いくらでも持ってますものね、この人(笑)

あれこれあって、行き着いた先はオタクモードの「ヤンス」の語尾が面白い滝谷君のアパート。快くファフニールさんを同居人として受け入れてくれました。かな~りいい人。ファフニールさん、ゲーム狂の素質が見え隠れするので滝谷君と仲良く出来そうですね(笑)良きゲーム仲間の誕生?楽しいコンビになる予感がします。

最後はトールさんがテレビで見た人間の超能力に興味を持つというお話。最初のお話の延長上にあるお話ですね。好きな人やものに関する事なら何でも知りたい!と思うのは、人でもドラゴンでも同じな様です(笑)小林さんの事を知りたい、小林さんは人間だから人間の事も知りたいという様に‥よ~く分かります。トールさんの愛と笑いに溢れたお話でした。

今回も充実した内容でした。次回もとても楽しみです。
{/netabare}
6話
{netabare}
新キャラのジョージーさんと翔太君の登場回。

OPで竹とんぼみたいにくるくる回ってるメイド姿の人がジョージーさんなんですが、才川さんのお姉さんで、メイドさんではなく、ただのメイドマニアの人でした(笑)

今回登場したジョージーさんといい、小林さんといい、女性でメイド好きの人って稀だと思いますが、漫画「エマ」の作者の森薫先生とか思い出すと、重度のメイドマニアって案外女性に多いのかもって気になります。(服着れるし)

続いてはお約束の才川さんとカンナちゃんパート。部屋で一緒にゲームとかして遊んでいただけなんですけど、事ある毎にカンナちゃんと密着してしまう才川さん大変でしたね(笑)

性差のはっきり表れる前の子供時代の方が、男女ともに心も体も中性的で、同性や異性の区別無く好きになっちゃう事が多いと思うので、描写は色々とあざとかったんですけど、わたしには割と自然で微笑ましい光景に見えました。

翔太君とルコアさんのお話では、ルコアさん、気まぐれに翔太君の作った魔法陣から現れたものだから最初は悪魔と間違えられ、結局は風貌や態度から淫魔と見なされてしまいました(汗)3話ではトールさんがファフさんの姿に注文付けてたシーンもありましたし、ルコアさん元神だし、外見の融通は利くと思うんですけど‥ルコアさんもトールさんみたいに今の自分の姿を気に入っているのかも知れませんね(笑)

このお話では"魔法使いの家系"という言葉も出てきましたが、メイドラの世界にはハリー・ポッターにあるみたいな魔法界らしき場所がある様子。トールさんの元いた世界との関連は今の所不明。

最後は滝谷君とファフさんの同居生活のお話。2人が仲良くプレイしてた対戦ゲームは「※スパイVSスパイ」(パロディですが)。レトロゲーマーとしてはチョイスが渋くてこういうの見るだけでも嬉しくなります。

でもアニメ内で頻繁に見られる、ゲーマー=ネトゲ廃人=アイドルオタクというテンプレはちょっと控えて欲しい気が‥。3つとも当てはまる人もいるにはいると思いますけど、大抵はどれか一つか二つだと思うので(笑)

ゲームは情報媒体が基板だったり光ディスクだったりするだけで、本や映画と同じで内容は千差万別。誰だって数学の問題集と芸能人のゴシップ本を一緒にしないですよね‥。当然ゲームにも色々あります。ゲーム文化の歴史はまだまだ浅いので、一般的な認知が甘いのは仕方ありませんが、こういった混同は"ゲームはゲームでしょ"という誤解を生む原因になるので、この作品に限らずきっちりと区別して欲しいと思う事はあります。

それはそれとして、ファフさん、イベントのオタ芸?練習とか食事の片付けとか案外人間の世界に馴染む為の努力もしている様で(笑)尊大な口調とは裏腹に結構健気でした。

今回も短編3つ+の構成で飽きずに楽しめました。次回にも期待。

※:VSをアンドと読む。すなわちスパイアンドスパイ。敵を倒すのは目的ではなくあくまでも手段という、アクションながら知恵比べに重点を置いた割と珍しいタイプの対戦ゲーム。罠の仕掛け合いや白兵戦などで相手を出し抜きつつ、フィールド内に隠されたアイテムを集め先に脱出するのが目的。続編とかもある。
{/netabare}
7話
{netabare}
今回は水着回、後半にコミケのお話。

海の家を見て何の気無しに口にした小林さんの言葉の端から、小林さんの家族に興味を持ち始めたトールさん。トールさんに訊かれて小林さん、自分の家族を"普通の家族"という言葉で表現。彼女の社会的立場や温厚な人柄とかを見ると、かなり恵まれた環境で育った人だという事が察せられますので、謙遜した表現というか、事実から大きく外れた表現と感じました。日本人は特に、とかく自分を普通と思いたがる癖がありますよね(汗)

作中で触れられたのは人とドラゴンの常識の違い云々の話でしたが、人同士の家族を比べてみても、それぞれの持つ常識にあれこれと違いはあるものです。国とか地方とか、環境が大きく異なれば尚更の事。どっちが恵まれているとかは一概には言えませんが、小林さんの言う普通の家族ってかな~り貴重なものなんじゃないかと思われます。出来れば"いい家族"と言って欲しかったシーンでした。

次のコミケのお話はその場にしかない一体感、ライブ感を知るトールさんのお話。このあにこれでも新しく参加する人もいれば、去って行く人もいます。代わりになる人など一人も無く、今ここにある巡り合わせはこの時だけのもの。嬉しい事も寂しい事もありますが、この場に身を置く限り、一期一会の気持ちでその時その時を大切にしたいものです‥。

オマケのカンナちゃんパートでは、夏休みの理科の宿題に昆虫採集が含まれている事(選択性ですが)とプリントに"集めた昆虫を貼ろう!"って書いてあるのに唖然。しかもバッタ、チョウ、セミの指定が‥(汗)

虫に防腐剤注射したり、ピンで刺したりするのは知ってますが、"貼る"とはこれ如何に? 昆虫の死骸をボンドとかで紙に貼っつけて提出するんでしょうか? 見るからにおぞましいプリントの束になりそうです(汗)まぁ選ぶ子供(特に女子は)少ないと思いますが‥。

カンナちゃんはと言うと、虫を貼り付ける欄に食感を擬音とかで書いただけでした(笑)貼り付けられるにしても食べられるにしても虫たちの末路は同じですね。合掌‥。

水着回の後にコミケネタと今回は2本立て、単純なギャグになりがちな舞台やテーマを扱ったお話でしたが、家族における親子の関係、人同士の繋がりについてちょっと考えさせられる、メイドラらしい、しみじみとしたお話でした。

他のアニメだと水着回を捨て回みたく思ってるブリキ男としては嬉しい誤算。

次回も楽しみです。
{/netabare}
8話
{netabare}
最初のお話はお弁当対決。

審査員役のファフさんの立ち居振る舞いが堂に入っていて、グルメマンガ張りだったのには笑えました。

お題目はサラダ、肉、デザートの三種、定番からゲテモノ!まであれこれ登場しましたが、弁当作りの経験割とあるやつとしてはトールさんのシーザーサラダは量さえ加減すれば、お弁当箱とは別の密閉容器に入れて有りだとか、小林さんのベーコンエッグは弁当にはおかしいとか思ったり‥。ベーコン使うならアスパラとかにんじんのベーコン巻き、タマゴ使うなら玉子焼きがあたりが妥当なんじゃないでしょーか? 色々と気になってしまいました。最後にヘンテコ生物食べてしまった小林さんがちょっと心配になったお話でもありました(笑)

次のお話では新キャラのエルマさんが登場。いつぞやのシーンのトールさんの台詞の中で彼女と死闘を繰り広げたと言うリヴァイアサン(レヴィアタン)がこの人の様です。中々の純朴(天然)キャラですが、何の冗談か小林さん勤めてる会社にしれっと入社しちゃいました。PC見た事も無いのに入れるSE関係の会社なんて無いと思うので魔法でも使ったんではないでしょ~か?

最後は人に求められるのに慣れていないと、どう応じて良いか分からないという小林さんのお話。愛される事に慣れていない人は愛する事も苦手だったりする事がありますが、小林さんは両親から愛されて育ったはずなのに、何でそんな風になっちゃったんでしょうね? 愛情の匙加減が分からない様です。わたしも多過ぎたり少な過ぎたり、若干そんななので、ちょっと心に痛いお話でした(汗)

最初のお話に"仲良くケンカ"というファフさんの言葉がありましたが、あれも上の話と同じで、ある程度の互いの信頼無くしては出来ない事ですから、小林さんもトールさんに甘えていると見て取れます。愛情表現にも色々とあるのです(笑)

本筋とは関係ありませんが、神と敵対しているはずのトールさんが指で十字架を作ってポーズ決めている図には大きな違和感が。何かの伏線だったりして‥。
{/netabare}
9話
{netabare}
今回は運動会のお話。

前回の小林さんの"求められる事に慣れていない"理由の一端が描かれました。

運動会に両親揃って来てくれると子供はそれは嬉しいものですが(特に低学年の子は)こういうのを見ると家族の人が誰も来てくれなかった子の事も思い出してしまいます。そういう子は大体の場合、友達の家族とかと一緒にちょっと萎縮した面持ちでお弁当を食べるのです。子供にも寄りますけど‥。そう言えばみなみけにもそんなエピソードがありましたね‥。

今回のエピソードを見ても分かる通り、愛情表現の不器用な小林さんもトールさんもカンナちゃんも、欠けたものを互いに補い合って助け合って生活している者同士。これはもう立派な家族と言う印象でした。こういう家族の形もあってもいいんじゃないかとわたしも時たま思います。現実では法律やら何やらで不可能だったり、手続きが面倒だったりするんですけどね(汗)
{/netabare}
10話
{netabare}
今回はほぼ演劇の話一本、老人ホームでボランティア上映と言うお話。

演出担当のファフさんが料理回に続いて例の感じのキャラになっていたのには若干のマンネリ感が‥。でもお約束の笑いは頂けました。ご馳走様でした(笑

上映会の話。結局出来上がったのは、童話にアニメに、老人向けという事で忠臣蔵要素を加味したごたまぜ劇でした。見ていてちょっと恥ずかしい気持ちになるのはルコアさんの衣装のせいではなく(笑)素人の作る劇というのはこのアニメで描かれている様に得てしてオリジナリティが希薄で、どこぞから借用したものの継ぎ合わせである事が多いので、それを見ている気になるからなんでしょうね。わたしも子供の頃そんな劇に参加した事がありました。まぁ劇の内容はともかく、子供が頑張っている姿を見れれば大抵の大人は満ち足りた気持ちになれるんじゃないでしょうか(笑)

オマケはクリスマスのプレゼントのお話。サンタの姿を一目でも見たいという気持ちが子供の眠気を強力に退けると言うのはよくある話ですが、例に漏れずカンナちゃんも頑張ってました(笑)

サンタの存在を疑い始めた頃、わたしも同じ様な事した事ありますが、結局の所、大人の愛と辛抱強さの前には負けてしまってました‥。幼少期を思い返した時、私は大人に関する良い思い出をあまり見つけられないのですが、愚直ながら愛情を注いでくれた人もいたのだと改めて思い出させて頂いた次第。感謝したいですね。

サンタの存在をいつまで子供に隠し通せば良いのか、そもそも隠す必要はあるのか? 疑問に思う方もいるかも知れませんが、私的にはなるだけ隠しておいた方が大人も子供も楽しめるので良いのかと(笑)ネットの普及してしまった現在では秘密を死守するのが困難でしょうけど(園児とかでもサンタ信じてなかったりして?)‥この世には不思議な事が沢山あるのだと夢中でいられる時代というのは、儚くも貴重なものだとも思いますので。
{/netabare}
11~13話
{netabare}
最終話にかけて各話レビューサボっちゃいましたので色々と端折って。

11話は年末年始の小林家の様子を描くごく普通の日常もの、12話はトールさんの過去のお話、最終13話はトールさんとそのお父さんの親子のお話という流れ。

後半にかけて小林さんの態度が若干横柄になり、トールさんの遠慮が薄くなりましたが、これはとても自然な流れで、二人の信頼が強まった事の表れと私は感じました。やはり最初の印象から遠からず、小林さんとトールさん、何となく夫婦関係みたいに見えます(笑)

最終回の中盤、トールさんを失った後の小林さんの心境もよ~く理解出来ました。人との繋がりが深ければ深いほど、その人が去ってしまった時の喪失感は強くなるものです。でもトールさんすぐに戻ってきてくれて良かったですね(笑)

最後はトールさんのお父さんと小林さん&トールさんの対決というお話。

お父様の言う秩序の話ですが、トールさんが人間界に下っても、便乗や混乱は起きないとわたしには思われました。これまでのお話にも異界からいろんな人が来て人間と仲良くやってる描写がありましたし、ドラゴンだって何人か来ていますものね。ファフさんとかルコアさんの方が影響力ありそうですし‥。そんななのでお父様が理屈を盾に無理に説得している様にも見えてしまいました。そとみは厳格で怖そうでしたけど、本当は娘が可愛くってしょうがない優しくて心配性な、割と普通なお父様だったのではないでしょーか?

小林さんがトールさんを"私のメイド"と言うシーンは今回のハイライトですね。好意を素直に受け、与える事が出来る様になった小林さんの成長が伺えました。

その後もあれこれと問答がありましたが、大まかな流れとしては、ドラゴンと人間の立場の違い(人間同士で言うと身分の違いとかに置換出来そう?)はあるものの「娘さんを私にください!」「娘はやらんっ!」な古典的なお芝居に近かった気がします。ただそこに至るまでの過程はちょっと変わったファンタジーで、概ね小林さんとトールさんのラブストーリーという体で上手くまとめた最終回だったのではないでしょうか?
{/netabare}

小林さんの同僚の一見爽やかイケメンの滝谷君も面白い。オタク話になると声の高さもテンションも異常に上がり、出っ歯が生えてメガネ着用、語尾には何故か「ヤンス」が付いてしまいます。もはや変態!もとい変身としか‥それにしてもスゴい変わり様です‥(笑)

スゴい変わり様と言えば、小林さんの酒癖の悪さはかなりのもの(汗)こちらはちょっと不快に感じる人もいるかも知れません。アニメではこういう表現が割と目立ちますが、酒飲み本性違わずという言葉がある様に、しらふでも怒りやすい人は酒を飲んでも怒りやすく、怒らない人は怒らないというのが私が経験上知っている酒飲みの性質です。酒を飲んで人格が豹変する様に見えるタイプの人はしらふの時でもぴりぴりしていて、怒りを抑えている印象を受ける事が多いのです。小林さん、多忙過ぎてストレス相当溜まってるんじゃないかな?とか余計な事考えちゃいました。明るいトールさんとかわいいカンナちゃんとの生活で心癒されて、酒癖の悪さも治るといいですね(笑)

あとちょっとした事ですが、場面が変わる時に表示される格ゲーの必殺技コマンドとか、一見ほぼ無意味なんですけど、シンプルながら気持ちを切り替えるいい演出になっていたと思います。これのおかげでだだ漏れ感が無く、快適に視聴出来る気がしました。

OP「青空のラプソディ」は溌剌としていて動きも多くて見てるだけで楽しくなってしまいますし、ED「イシュカン・コミュニケーション」もちょっぴり邪悪なドラゴン視点の歌詞が印象的。

行き場を失ったドラゴンさんたちが小林さんちに集まって、擬似家族みたいになっていく、笑かされほっこりさせられるアニメです。



最後まで見終えて

原作者のクール教信者さんが重度のおっぱい好きなそうで(笑)趣味全開の描写が毎回の様に有りましたが、男視点からでも目に余るものがありました。女性からはひんしゅく買いそう‥。おっぱいが揺れるのってオタクアニメでは定番の表現だと思いますが、メイドラのはちょっと度が過ぎる‥。よく言えば奔放に作られていると言えるし、悪く言えば節操が無い気がします(汗

全編を通して、日常ギャグ、家族ドラマとして安定した作りだったと思います。キャラ魅力も十分。登場人物の大半をうら若い女性が占めてしまうアニメよりも、このメイドラの様に、滝谷くんやファフさんみたいな男性キャラ、商店街のおじさんとか近所のおばさんみたいなモブキャラ、才川さんや翔太君みたいな子供キャラを、バランス良く登場させているアニメの方が私はずっと落ち着きます。「みなみけ」なんかでも保坂先輩とか藤岡(あえて敬称略)がいなかったら、雰囲気全然違っただろうなぁとか思い出したり(笑)

ちょっとわざとらしい演出が気になるルコアさん関連のお話が苦手でしたが、全編を通してとても楽しく視聴させて頂きました。

2期あれば是非見たいアニメです。

駄文お読み頂きどうもありがとうございました。


※1:人間の真尋君に一目ぼれしたニャル子さんこと邪神"ニャルラトホテプ"とその愉快な仲間たちが繰り広げる、アニメ、特撮、クトゥルー神話ネタ多めのラブコメ&ドタバタギャグアニメ。

※2:財産の為に弟と共謀し父を殺害、後に武力で弟も退け呪われた指輪を含む財宝を独り占め。ファフニールは元々人(もしくはドワーフ)の姿でしたが、洞窟に納めた宝を守るために竜の姿に変身し、その上に横たわりました。宝を奪われる恐れの為、毎日決まった時刻に湖に水を飲みに行き、その時の他は洞窟の外に出なかったという‥。

※:スピンオフ作品(web漫画)「小林さんちのメイドラゴン カンナの日常」も面白いですよ。ニコニコ静画(http://seiga.nicovideo.jp/manga/?track=home)で無料で読めます。(ちょっと重いのでコメントOFF推奨)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 54
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

上から目線で説教してばかりの独善的な魅力ゼロの主人公

まんがタイムきらら☆マギカvol.12にクール教信者の読み切りがあると知り、古本を買って読んでみた。
タイトルは「ある時の二人」
…結論から言うと「クール教信者は魔法少女まどか☆マギカという作品をあまり好きでは無い(というかほむらが好きでは無い…)」と感じた。
ただ、クール教信者がこの作品でまどかという作品にカウンターとして突き付けている所は、嫌に感じる部分としては納得できる所ではあるし、この作家のアニメを3本見てきた自分としては、理解せざるを得ないのかなと思う。
内容は、{netabare}ほむらがさやかともうちょっと話し合ってみよう、というお話。
さやかはほむらの「あなたはまどかを悲しませる」というセリフに「話が飛んでいる」と答える。ほむらがどうせ話しても無駄だから、と過程を飛ばしていると指摘し、話してくれないからあんたを信頼できないとほむらに答える。
しかしさやかはほむらがまどかのことを想っていることは認めてくれて、恭介の手を治したことを後悔してないと語り、ほむらがさやかに真実を話しかけるところでさやかは席を立つ。
二人が胸襟を開いて心底をぶちまけることはできなかったけど、ほむらはさやかをもっと理解できたのではないか、という可能性を見出す所でこの話は終わっている。{/netabare}
原作が3回アニメ化し、京アニに力量を認められた作家だけに、なかなか重みがあるいい短編だったとは思う。クール教信者の作風は「人と人が理解し合うのは難しいけど、それでも支え合って生きていこう、人は生きなければならないのだから」なのかなと思うが、まどかという作品の厭世的な思想はそれと相入れないと感じて、好きになれなかったのかもしれない。それでもまどかを見て二次を描いてくれてありがとう、とは言っておく。まどかを完全無欠の作品と確信している私でも、さすがにクール教信者クラスの作家は無駄なく端的に急所を突いてくるものだなと感心した(ほむらを断罪する短編は他にもあるが、それらとは比較にならない高い完成度。長編ならおりこという傑作があるけど)。

1話。
京アニが絵柄を変えるのは「日常」以来6年ぶり。
最近の京アニはユーフォや聲の形のせいで高尚な文芸路線に邁進している印象があったが、武本監督は本来はらき☆すたや日常のようなライトなギャグアニメこそが京アニの原点だと思い、原点回帰の意味でこれを作ったのだろうか。
でも見ていてらき☆すたや日常のような尖った魅力は感じられなかった。クール教信者作品なら「旦那が何を言っているかわからない件」「小森さんは断れない!」のほうが家族愛や恋愛を描いてるから京アニ向きだったんじゃないだろうか…。

作画も特に良いようにも見えない。絵が凄く動くってわけでもない。ユーフォで製作費を使いすぎて節約してるのだろうか?こういうアニメなら動画工房やJCSTAFFのほうがもっと凄いのを作ると思う。

内容については、主人公が女性SEなのは珍しいと思った。
あと北欧神話に詳しい人はより楽しめるかもしれない。ちょっとマニアックなファンタジーネタがあった。
それと京アニで一番乳揺れするアニメになりそう。ファントムワールドよりも。

https://comic.pixiv.net/works/2012
ここで原作3話まで読んだが…トールは原作はロリっぽいキャラじゃねーか!こっちの方が良かったのでは?このアニメを見ていて感じる違和感はロリキャラなら解消される気がする。小さいロリっ子を小林さんより背を高くするってかなり大きな改変だよな。ロリならかわいいで済む行為がアニメだと痴女みたいになってる。

2話
1話は微妙だったが新キャラ登場でぐっと良くなった。
{netabare}京アニは商店街好きだなw小林さんがトールを気遣う描写の演出はよくできてる。京アニはギャグはすべるがシリアスシーンはやはりうまい。
ロリキャラのカンナが来てトールをお姉さんキャラに改変したのも効いてきた。次回の爆乳キャラはもうしばらく来なくてもいいかと思ったくらい。{/netabare}
アクション作画も迫力があったし、ようやく京アニらしくなってきたのではないかと。でも「日常」みたいにグリグリ動いてるってほどじゃないな。

3話
{netabare}トールたちのために引っ越すとか小林さんやさしいなあ。〇次受けのヒラのSEの給料だと手取り少なそうだが、缶ビールだけが楽しみで趣味に全然金使わない生活みたいだから家賃につぎ込めるのかな。
トールは真面目なしっかり者キャラのほうが似合ってるね。
ファフニールとルコアはそれほど出番なさそう?トールとカンナがメインでいいと思う。{/netabare}
最初ドタバタギャグアニメなのかなと思ったら、人と竜のふれあいを描いたしみじみとしたハートフル路線だった。これでいいと思う。ニコ動でも今期一番人気みたいだし。まぁ他がダメ過ぎるのもあるが。このすば二期が微妙。

4話
{netabare}「ユニコーンも本望だろう」というセリフはユニコーンが処女を好むという設定を知らないとわからんね。結構神話ネタ多いんだよな、先週のルコアの酒での失敗もアステカ神話が元ネタ。
小林さんは金大丈夫なんだろうか?3LDKの家賃に養育費。
この作品のテーマは「人の愚かさ」っぽい。{/netabare}
えみりんとゴトゥーザ様が出てたけどらきすた縁故採用やね。

5話
{netabare}小林さんがコーディングしてるのはPythonか。インデントしないとエラーになる面白い言語だよね。Rubyとかは使わんのwでも現実で書かされるのはExcelVBAマクロなんだよねー。Perlの時代は終わった。
SIerにおいてあんな自ら孤立を招くような上司はリアリティが無いな。ああいう客に当たったら悲劇だけど。もし現実で小林さんが気に食わない上司がいたら、わざと無能な奴を小林さんより上にしていやらしくやる気を削いでくるんだよ。
あと小林さんは自社で仕事やってるけど実際は通勤が遠い所に客先常駐させられるのが普通なんだけどな。
しみじみした話が多かったのは志茂文彦脚本回だからだろうか。{/netabare}

6話
ちょっとエロに走りすぎな気もしたが、{netabare}その分後半のファフニールの男臭い話でバランスとったのかな。スパイVSスパイやってて笑った。でもこの世界ってゲーム機はXBOX360しかないのか?
小林さんは女子なのに私服どうにかならんのだろうか。
エルマっていつ出てくるんだろ。次回予告にもいなかったけど。{/netabare}

7話
水着回。ぶっちゃけテコ入れですね。←サブタイトル通り。
しかし…{netabare}結構シリアスな内容だった。冒頭で言ってるクール教信者作品の作風「人が理解し合うのは難しいけど~」、まさにそれ。
後半のコミケはさすが京アニ良く描けてる、コミケ一度しか行ったこと無いが。でも現実よりイケメン多すぎ…。
コスプレは京アニの過去作品のコス出してほしかった。
EDにちゃんとコミックマーケット準備会の協力あったね。らきすたでは無かった。
次でやっとエルマ登場か。{/netabare}
作画はかなり手間かかってたと思う。ユーフォとあまり変わらないんじゃないだろうか。

8話
{netabare}エルマって「エルマーとりゅう」が元ネタだろうけどエルマーって主人公の少年の名前だよな。
秩序派・混沌派・傍観派はメガテンのロウ・カオス・ニュートラルから取ってるっぽい。
エルマの中の人がNEWGAME!の青葉だけどまたソフト開発会社に就職するとは何かの縁かw{/netabare}

9話
{netabare}納品日って何かあった場合に備えてスタンバイする日だから仕事の進捗を頑張って解決するとかの問題じゃないと思うが。
今回は運動会でベタな内容だったな。{/netabare}脚本が武本さんだし…ってなんか武本監督脚本回多くね?作画も静止画多かった。
ヴァイオレットエヴァガーデンに備えてコスト削減してるのだろうか。

10話
{netabare}あいつの息子の誕生日なんか祝いたくないとか言ってるけどキリスト教圏での放送は大丈夫か?
今回はファントムワールドの演劇回を思い出した。{/netabare}
なんかキャラが出揃った辺りから話がいまいち面白くなく感じるのだが、京アニの力技で見られるアニメになっている感じ。
CMでヴァイオレットエヴァガーデンの新しい映像が出てたけど、この超作画アニメはいつ見られるんだろうか。

11話
年末年始の徹底的にのんびりした日常回。
一つ気がかりなのが、ジョージーがほとんどしゃべらない事。後藤邑子さんは大丈夫なのだろうか?まどかファンとしても心配なのだが…。

円盤が全然売れなかったようだけど、はっきりいってキャラデザが悪いと思う。クール教のキャラデザで円盤買おうとは思わないでしょ。せっかく乳揺らしまくってるのにね。

12話
過去回。{netabare}トールは剣抜かれたらなんで急に性格変わったんだろう。
盗賊の子の中の人はずかちゃんか。
エルマが勉強してたオブジェクト指向…「継承」「カプセル化」「ポリモーフィズム」がオブジェクト指向のキモだったな。ポリモーフィズムはメソッドの抽象化の事ね。そんなことここに書いてもしょうがないけど。
次の最終回はトールの親がやって来るようだね。{/netabare}

13話
うわ最悪、{netabare}小林がトールの親父に説教しまくりEND。{/netabare}評価大幅ダウンで終了。

【総評】
この作品の最大の欠点は主人公の小林が「大人すぎる」所だろう。
他のクール教信者作品では「旦那が何を言っているかわからない件」の主人公の旦那は大人なのに子供な所があって、自分が親になれるのかと苦悩する展開に男読者は感情移入できるが(この辺クラナドにも通じるので、旦那が~を京アニで再アニメ化してほしかった)、小林はあまりに大人で醒めすぎていて、見る側が主人公の視点に立てない。性別が違ってもらきすたのこなたやユーフォの久美子なら共感できるのだが。
何も苦悩することなく自分が100%正しいと決めつけて説教しまくる主人公に全く感情移入できずに終わった。
「小森さんは断れない!」なら大谷といういいキャラが居たし、京アニは旦那か小森さんのどちらかをアニメ化してくれれば良かったのにと思う。

あとトールとルコアとエルマが同時に出ていると巨乳だらけで暑苦しく感じた。大相撲を見ているような感覚w
{netabare}ルコアがおっぱいであっためると言ってたが、クール教信者は童貞ニートだからリアルの巨乳は冷たいということを知らないのだろうか…。{/netabare}

唯一良かったのは長縄まりあのロリ演技。ロリ声優は久野ちゃんの独壇場になりつつあったので嬉しい。こおろぎさとみの後継者にもなりうる逸材だと思う。

クール教信者のインタビューを読んだが、旦那が~の結婚生活の描写は自分には全く縁のない別世界の話で、だから照れずに描くことができるという。メイドラゴンのようなファンタジー日常もそれに通じるのだろう。ひだまりスケッチの沙英の実体験至上主義とは対極の思想と言える。
私としてはどっちの手法にも限界があるので、適度に取材した方が良い物が出来るんじゃないかと思う。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 29
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日常の大切さを知る系アニメ

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
一言で言うと、「流石、京アニ」。

この時期は「響けユーフォニアム」など、シリアスで芸術性の高い作品が続いていた(そしてそれが大好きだった)けれど、むしろこういう日常系が、本来の京アニらしいんだよな、と、京アニの守備範囲の広さを再確認。

癒し、萌え、を求めている方は是非! 私は、残業の後に観るようにしてましたw

作画は抜くところは可愛く抜きつつ、魅せるところではガッツリ魅せてくれ、かなり良かったと思います。

あと、OP、EDはどちらも良かったです。OPは私の好きな「fhana」さん(河合荘の主題歌)。EDも可愛らしくて良い感じ。久々に、どちらも飛ばさずに全話観ました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの成功の大きな要因は、小林さんを、中性的ながらも「女性」にしたことだと思います。

話の筋的には、小林さんが男であっても成り立つものばかりです。というか、もし、萌えの方向にもっていきたいなら、「男性」の方が良いくらいです。

この作品は、「日常系」ではありますが、トールの背景には大きなシリアスがありますし、「いつか死が二人を分かつまで」という「期間限定の日常系」です。もし定義するならば、「日常の大切さを知る系」と言っても良いでしょうか(小林さんの社畜感含めw)。

そういう作風の中で求められるのは、「萌え」や「燃え」以上に「癒し」。その「癒し」を演出する上で、小林さんを女性にしたのは、必然性がありますね。

例えば最終回、トールと終焉帝の戦いに小林さんのが割って入るのだけれど、もし小林さんが男だったら、どうしたって打算的な部分が入ると思うんですよ。いわゆる、「男女間に純粋な友情が成り立つか否か」という命題的なアレですよ。

うん、やっぱりなんか違ってくると思う(終焉帝にしたって、娘が現状から逃げて男のところに転がり込んでたら、流石に最後まで許さないでしょうしw)。

トールは小林さんを愛し、小林さんもトールを愛しているけれど、その愛は、「恋愛」に属するものではなく、キリスト教における「隣人愛」に近いものだと感じました(いや、私はキリスト教徒でもなんでもないですが)。だから、この作品は「百合」ではないのかな、と(まあ、トールは怪しいですがw でもあくまで、トールは小林さんを尊敬し、敬愛していると思うのです)。

私はこのへん、「のんのんびより」に近いものを感じました。サンクチュアリ感というか、なんというか。自分的にどストライクでした(音の少なさ、台詞感のたっぷりとした間、というのも共通点ですね)♪

この作品、キャラの良さも光りました。

特に、小林さん。小林さんの良さは、1拍おくところなのかな。

ガーッと感情的になることは少なく、必ず考えてから言葉を発します。その思いやり方が実に微妙で絶妙で、「あぁ、優しい人間ってこうだよな」と思います。小林さんの言葉で、心に残ったものはいくつもありました。

例えば、第2話の「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」というのは真理をついていると思うし、第7話の「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」とかは色々考えさせられた。第8話の「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉だし、第11話の(いつも通り尻尾を食べさせられそうになり)「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことで、これ、最終回での終焉帝との問答の伏線になっていたのですね。

などなど、他にもたくさん。これだけ名言が出るアニメも珍しいです。

それだけ思慮深く、ともするとドライな小林さんが最終回に発した、(トールがもう戻らないと聞き)「マジか……」の一言は、胸に突き刺さりました。「マジか」なんて、もしかしたら日本人が一番日常的に使っているかもしれない言葉にここまで実感を込められるのは、逆に新鮮でした。

他にも、トールのドラゴンならではの思考回路や、倫理観、突拍子のない行動も笑えたし、そういう「異種間コミュニケーション」も見所のひとつでした(そこも書くと更に長くなるから割愛します)。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
衝撃の開幕(笑) かなり良い設定とテンポ。1期にひとつは必要な作風だね。私の尻尾焼き、は笑った(笑) 最後にちょいシリアス。

2話目
カンナカムイ、アイヌの神様だね。「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」ってのは、なかなか深いと思う。戦闘シーンの作画は、流石に京アニ!
ふ~ん、なんかやっぱり深みがありそう。

3話目
なんか、いいほんわかさ。「のんのんびより」「甘々と稲妻」以来だな。小林さんの枕元に、寝たまま電気消せるスイッチあった。面倒くさがりの小林さんらしく、細かい作画○。ケツァルコアトルって雄の蛇神じゃなかったっけ? 酒飲んで妹に手だしたはずだし。

4話目
文房具の進化って、計り知れないよね。余談ですが、最近個人的ヒットの文房具は、1位スタンプのり 2位ライフスタイルツール。トールの人間評がいちいち辛辣w 才川さんもなかなかナイスなキャラw

5話目
ルコア、ファフニール、それぞれが人間世界に、それぞれのペースで溶け込んでいるのが良かった。

6話目
ガチのメイドおたく(笑) ホントに刺激的で平和な世界。

7話目
水着回。小林さん、貧乳でgood(笑) 蟹食うなや(笑) 史上最も残酷な西瓜割り(笑) 「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」……深いな。コミケを観て、「訓練なしに統率とれてる」って、流石ドラゴン的思考w

8話目
いつもと少し違う作風、小林さんの「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉。新キャラ登場。OPにいたのに、ホントに「やっと」出てきたね(笑) 百合なんだけど、なんか好きな百合だ。「友達はいたけど、親友はいなかった」……響くな~。

9話目
運動会、相変わらず良い話。余談だけど、最近の学校って、運動会の選手宣誓で、「最後まで戦い抜く」じゃなくて、「最後まで競技する」って言うそうですね。

10話目
婆さんの笠、燃やしたw 爺さん達、大喜びw

11話目
お正月、いつもの尻尾ネタ。でも小林の「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことですね。良い感じ♪

12話目
どんな掃除の歌だw ここで0話に戻るんですねw 酒でグダまいて意気投合かw

13話目
小林さんの動揺。「マジか」の一言が、逆に新鮮。そして、1話目に戻る。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 59

88.4 8 2017年度アニメランキング8位
冴えない彼女の育てかた♭(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1206)
6210人が棚に入れました
オタク高校生の「安芸倫也」は桜舞い散る坂道で、ある少女と運命的な出会いをする。インスピレーションを受けた倫也は、その少女をメインヒロインにしたギャルゲーの制作を思いつき、同学年の美術部エース「澤村・スペンサー・英梨々」と学年一位の優等生の先輩「霞ヶ丘詩羽」をスタッフに迎えようと邁進する。そんなある時、倫也は運命的な出会いをした少女が、特に目立たない普通のクラスメイトの女子「加藤恵」だったことを知り、愕然とする。倫也は加藤恵をゲーム中で絶対的なヒロインにしようと決意するのだが…。

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「私をまた、誰もが羨むようなメインヒロインにしてね。」

なるほど・・・彼女じゃなくてメインヒロインになりたいんだな、加藤は。

「アニメの中の、ゲームの中の、そしてラノベの中のヒロインに、なれたかな?・・・合格かな?」(第1期第3話)
・・・って、加藤!お前、2次元なめすぎ。
『この美』の内巻君なら、即座に「身の程を知れ!三次元!」と叫んでるぞ笑。

理想の“二次元ヒロイン”像というのがまずあって、それに自分が近づけたのかどうか?を気にしているから、最終回、{netabare}嗚咽(おえつ)する倫也君に手を差し伸べようとして、でも、思い留まって{/netabare}しまったのかな?
二次元ヒロインは抱きしめることが出来ないから、あそこで{netabare}倫也君を抱きしめたら、自分は二次元ヒロイン失格だ・・・と、加藤はあの瞬間思ったの{/netabare}かも知れませんね。

うん、この先の展開にも期待をもってしまう、いい最終回でした。


◆主人公とメインヒロインの恋物語と、2人のサブヒロインの成長物語、のバランスをどう評価するか?

本作に ★★ 4.7 という異例に高い評点をつけておきながら言うのも何ですが、この第2期は音楽がいまいちだと思う。
第1期のED「カラフル。」が余りにも作品の雰囲気にピッタリ合い過ぎているポップな名曲で、なおかつ背景の作画も洒落ていたせいで、この第2期のOP/EDは何度聴いても陳腐な印象しか残りません(※因みに第1期のOP「君色シグナル」の方は、まずまずの良曲と思っています)。
逆にいうと、私が個人的に第1期の作品の雰囲気とEDが大好きだったせいで、この第2期の方もそこから喚起されるイメージで見よう見ようと事前に期待し過ぎてしまい、実際に作品を見た時とのギャップに戸惑ってしまっただけ、なのかも知れませんけれど。
でも、やっぱり「冴えカノ」といえば、この第1期ED「カラフル。」のイメージなんです(異論は歓迎します)。
(※なお、本作は「冴えヒロ」と略すのが正しい、という説もあります)

♪{netabare}バイバイのあと/冷めない微熱/夜風に吹かれ/考える/好き 嫌い/嫌い 好き/繰り返す{/netabare}
 → なるほど、青春&ラブコメ作品なんだな。
♪{netabare}その瞳にうつっているのは/リアル?それとも二次元?/容易(たやす)く可愛いだなんて言わないでよね{/netabare}
 → なるほど、二次元大好き主人公と三次元ヒロインとのコイバナなんだな。

・・・って、普通思いますよね。
だから、この第2期に専ら、

(A) {netabare}二次元にしか興味のなかった“難聴鈍感最低”主人公と、彼にスカウトされるまで色づくこともなく(=恋心も知らずに)“日々適当に生きてきた”メインヒロインとの恋の発生~進展の物語{/netabare}(=つまり、倫也と加藤の恋物語)

を期待していた自分のような視聴者にとっては、

(B) {netabare}絵にかいたような“ツンデレ”と“ヤンデレ”の2人のサブヒロインが、ゲーム制作を踏み台にしてクリエーターとして更なる成長を遂げ、それまで創作の糧として依存していた主人公から離れていく物語{/netabare}(=つまり、澤村・スペンサー・英梨々と霞ヶ丘詩羽の成長物語)

・・・は、はっきりいって蛇足だったんじゃないかなあ(少なくとも初回視聴時の感想としては)。

本作って、もともとは、(A)の物語をメインに、(B)の物語はオマケ程度に少々・・・というプロットで構想されていたにもかかわらず、原作者(丸戸史明氏)がシナリオを書き進めていくうちに、オマケであったはずの(B)の物語の部分で、ついつい筆が走り過ぎて、(A)に並ぶくらいの比重になってしまったんじゃないの?と思ってしまいました。

・・・というよりも、私個人の率直な感想として、本作の場合、どうみても、(A) よりも (B) の物語の方が、迫力がありましたから。

因みに、2015年の第1期の放送当時のレビューを見ると、 (B) 系列の話である第9話(英梨々回)だけが、★★★(最高評価)となっていますし、今回再視聴した時も、やはり第1期ではこの回だけが★★★となりました。
そして、第2期の方は、第8話(加藤回)と第10話(英梨々&詩羽回)の二つが★★★(最高評価)で、どちらかというと、(A)系列の第8話よりも、やはり、(B)系列の第10話の方が、シナリオ的には迫力がありました。

「{netabare}血ヘドを吐きながら、創作に励みましょう{/netabare}」というサブヒロインの発言もありますし、本作は原作者(丸戸氏)が本当に血ヘドを吐きながらシナリオを書き上げた作品なのかも知れませんね。
そういう意味で、本作は、私が個人的に視聴前は全然期待も希望もしていなかった部分で、異常に迫力のある作品でした。


◆2017年放送アニメでは、今のところ唯一の3周作品!

2016年放送アニメだと、『響け!ユーフォニアム2』、『Re:ゼロから始まる異世界生活』、『昭和元禄落語心中(1期)』をそれぞれ3周コンプしていますが、本作は2017年放送アニメでは個人的に初の3周コンプとなりました。
1周目では、違和感が強かった、前記(B)系列の物語も、繰り返し見るうちに、次第にシナリオの巧みさ・登場キャラたちや展開されるイベントの繋がりの見事さに気付いてきて、感嘆の気持ちを抱くまでになりました(※体感で、1周目 ★★ 4.5 → 2周目 ★★ 4.6 → 3周目 ★★ 4.7 と小刻みに評価が上昇)

こういうシナリオが実に見事な作品は、自分の期待とはちょっと違った方向にそれ気味だったとはいえ、ついつい個人評価を高く付けてしまいます。
だから、劇場版(多分、完結編?)では、確り私の当初の期待にも応えて下さいね、制作スタッフさん。


◆視聴メモ(第1期)
{netabare}
・第9話視聴終了時点
第1期ではこの回が一番シナリオが意外で迫力があった。
ラストでサークル名がblessing software(意訳すると「恵ソフト」)に決定。
・第10話視聴終了時点
ここで美智留登場は唐突過ぎて違和感が大きく、流石に×。
・第11話視聴終了時点
ここで第4話の加藤の従兄弟(圭一君)ちょい出イベントを回収はなかなか巧みで○。
{/netabare}


◆視聴メモ(第2期)
{netabare}
・第3話視聴終了時点
ここで第1期第6話に出てきた詩羽先輩の倫也への中途半端に終わった問いかけを回収。
・第4話視聴終了時点
詩羽先輩の真意が「メインヒロイン交代」と判明→倫也がストップをかけると同時に加藤の心にもさざ波が発生。
結局、倫也と詩羽先輩の共同執筆(※『Cherry blessing』 Story T-AKI UTAKO)による「ダブル・メインヒロイン」ものに作品が変化することで決着。
・第5話視聴終了時点
英梨々のブレークスルー(技術的突破)を描き出す回。
初見時は、ここから急に英梨々のエピソードに絡めて原作者のクリエーター論が混入し始めて戸惑ったが、見返すたびに印象が良くなる。
・第6話視聴終了時点
ラストでメインヒロイン加藤にようやく決定的な変化が発生。
・第7話視聴終了時点
倫也が加藤のゲーム演出の細かさに気付くシーンは◎
ここで、ようやく『冴えない彼女(ヒロイン)の育て方』というタイトルを回収。

・全体をとおして
どうやら《加藤の心情変化=髪型の変化》という描かれ方をしているらしい。
※第1期の第6話→六天馬ショッピングモール・デートのあと、もしくは1学期の終業式
※第2期の第4話→学園祭でのキャンプファイヤ時
※第2期の第10話→探偵坂での再度の待ち伏せ時
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作・シリーズ構成・脚本 丸戸史明
キャラクターデザイン   深崎暮人(原案)、高瀬智章
監督           亀井幹太
音楽           百石元
制作           A-1 Pictures{/netabare}


◆期別評価

第1期 ★  4.3  (12話+第0話) (2015年1-3月)
第2期 ★★ 4.7  (11話+第0話) (2017年4-6月)
-----------------------------------------------
総合 ★★ 4.5  (計23話+2話=25話)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ 冴えない彼女の育てかた (第1期) (2015年1-3月) =========
{netabare}
第1話 間違いだらけのプロローグ ★ 運命の出会い(春休み)、高校2年の新学期、ゲーム制作企画
第2話 フラグの立たない彼女 ★ 加藤恵のサークル勧誘、ギャルゲー勉強会 
第3話 クライマックスはリテイクで ★★ 企画書作り(5月連休)、坂上のメインヒロイン再び ※挿入歌「M♭」
第4話 予算と納期と新展開 ★ 霞詩子インタビュー(人気ブロガーTAKI)、サークル始動、恵の従兄弟
第5話 すれ違いのデートイベント ★★ ゲーム・プロット、加藤回(六天馬モール・デート、加藤のお礼、倫也の用事)
第6話 二人の夜の選択肢 ★ 詩羽先輩回(詩羽と倫也の出遭い、和合市取材旅行追いかけ、別ルート提案)
第7話 敵か味方か新キャラか ★ 英梨々の同人誌手伝い、終業式(妹系後輩・波島出海、同人ゴロ伊織)
第8話 当て馬トラウマ回想モード ★★ 乙女ゲー(リトラプ)、夏コミケ(出海の同人誌完売、キレた絵梨々)
第9話 八年ぶりの個別ルート ★★★ 英梨々回(幼馴染ヒロイン攻略) ※挿入歌「Blooming Lily」
第10話 思い出とテコ入れのメロディ ☆ 美智留登場(非オタ従姉弟)
第11話 伏線回収準備よし ★ 加藤の微変化(スクリプト補助etc.)、美知留の説得開始
第12話 波乱と激動の日常エンド ★ icy tail初ライブ、音楽担当決定、1ルート完成 ※挿入歌「空色デイズ」、「Cherish you」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)3、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「君色シグナル」
ED 「カラフル。」


======= 冴えない彼女の育てかた♭(フラット) (第2期) (2017年4-6月) =====
{netabare}
第0話 恋と純情のサービス回 ☆ プール取材・お台場ホテル宿泊 ※ED「365色パレット」
第1話 冴えない竜虎の相見えかた ★ 難聴鈍感最低主人公、詩羽先輩と英梨々の一年前の出遭いと現在の関係
第2話 本気で本当な分岐点 ☆ シナリオアップ慰労デート、詩羽先輩からの別シナリオ(メインヒロイン交代)提示
第3話 初稿と二稿と大長考 ★ ルージャンルージュの横槍、別ルート試作合宿(加藤の提案)、詩羽の真意
第4話 二泊三日の新ルート ★★ 学園祭、リテイク、第3のルート(倫也執筆)、キャンプファイヤ
第5話 締め切りが先か、覚醒が先か ★★ 加藤の明らかな変化、英梨々のスケジュール遅延・那須高原行き
第6話 雪に埋もれたマスターアップ ★★ 納期オチ確定、冬コミ(好評、紅坂朱音登場)、加藤の初めての感情表出
第7話 リベンジまみれの新企画 ★ 加藤との隙間風、ヴァレンタインディー、新作タイトル&コンセプト決定
第8話 フラグを折らなかった彼女 ★★★ 加藤との本音のぶつけ合い・今後の相談 ※挿入歌「ETERNAL♭」
第9話 卒業式と超展開 ★ 詩羽先輩卒業・新企画の断り、一カ月前(フィールズ・クロニクル抜擢話)
第10話 そして竜神に挑まん ★★★ 続き、二度目の裏切りと共犯者、探偵坂の待ち伏せ(春休み)
第11話 再起と新規のゲームスタート ★★ 六天馬モール再デート、加藤の本当の理由、大阪行き見送り、始学期(出海入学) ※挿入歌「DOUBLE RAINBOW DREAMS」「GLISTENING♭」、ED「青春プロローグ」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)4、★(良回)4、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.7

OP 「ステラブリーズ」
ED 「桜色ダイアリー」

投稿 : 2020/07/04
♥ : 36
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハーレム系ラブコメ+ゲーム制作のアニメの2期目(嫌いではありません)

ノイタミナ枠、前期がクズの本懐で、今期は180度違う「冴えない彼女の育て方」2期目。1期の終わりが2期目ないとどうしようにもない感じで終わっているので、続きが見られるだけでもありがたいです。

超ヲタ系主人公の倫也に絡むヒロインたち。黒髪ロングでスタイル抜群、成績も優秀でお姉さん系の詩羽。金髪ツインテでスレンダー(貧乳とは言わない)、小学校の同級生でツンデレ系のエリリ。ボーイッシュ系で開けっ広げ、幼馴染みで幼い頃のイベントが強すぎな美智留。ひとつ年下で子供の頃に人生観を変えてしまうほど影響を与えた出海。こんなラノベやアニメによく出てくる設定のヒロインに対して、メインヒロインになっているのは、普通の子で、ちょっと見はかわいいけど、どこにでも居そうな加藤恵(名前まで普通)。さえカノファン男子の圧倒的人気を集める加藤だけど、やっぱり普通が1番ということなのだろうか…。倫也はこの5人から最後は誰を選ぶのか、ゲーム制作は上手く行くのか、結末やいかに?

【各話感想】
1話…{netabare}エリリと詩羽の過去話。犬猿の仲に見えて、実はすでに出会っていて、心の仲では互いに認めあっていたという内容。
相変わらずフェチなアングルからの描写が凄い。太ももで会話しているようだった。何気に毒舌入れてくる加藤も通常運転で良い。
途中で互いにディスりあっている場面が面白かった。ラノベヒロイン設定をそのままディスっているだけなんだもん…。{/netabare}

2話…{netabare}シナリオを書き終えた詩羽と倫也の打ち上げ(ほぼデート)の回。当然のように尾行するエリリと当然のように巻き込まれる加藤。シナリオを見て騒然となるという内容。
そういえば詩羽は3年だったね。進路が絡むと倫也もやきもき…って、とっとと答え出せと言いたくなる。
今回はなんといっても「物語シリーズ」そのまま出したところがミソ。物語シリーズ大好きな者にとってたまらない場面でした。ひたぎ風に話す詩羽にラララギ(失礼噛みま…)風に解説する倫也。そしてシャフト風の描写。詩羽が読んでいたのは偽物語ときたもんだ。思わず「おぉ」と声出てしまいました。
倫也の部屋にも飾っているものも実際にあるもの使っていて関心です。まどマギは前回もあったけど、はいふりの艦長あったのにはビックリです。細かい。{/netabare}

3話…{netabare}倫也の前に出海が現れ、エリリに宣戦布告。伊織から気になることを言われて考える倫也にゲームをしようと加藤からの提案。
徹夜作業のあとに美智瑠が登場。バンドメンバー巻き込んで詩羽のシナリオを絵に。そこで感じたのは「クソゲー」。詩羽に伝えた。という内容。
エリリ対出海の図式ができて、美智瑠が本編で登場と。最後のクソゲー、気になります。
それにしても、加藤の嫁具合が半端なくなっている気がする…倫也の家でエプロン、ベット寝、昼飯買い…。どう考えてもエリリの勝ち目はない…。{/netabare}

4話…{netabare}倫也の出した答えになんだかんだといいながらも向き合う詩羽。倫也の部屋で詩羽とともに3つ目のルートのシナリオ作ることに。そして詩羽は役目を終えたと思い、後を任せることに。という内容。
倫也はハーレムラノベ主人公の鏡だ。自分に気のあるナイスボディーの女子が、しかもあんな格好で寝ていて手を出さない。どうにかしろ、この鈍感!ラノベ主人公!と思った人も多い気が…。
でも、この回は詩羽の回なのに、最後の1分で全部加藤が持っていってしまった気がしますね…。あれはずるい、ずるすぎます。可愛い。
これで詩羽とは一応の決着なんでしょうか。まだ決着をつけなくてはならない女子がいっぱい残っていますからね。{/netabare}

5話…{netabare}エリリが原画製作する話。出海の挑発で負けられないエリリだったが、スランプ。一人で別荘に籠るが、詩羽の言っていたとおりの状況に。なんとか仕上げたけど、エリリが…。
相変わらずの最低ラノベ主人公め。倫也がエリリに発する言葉と、エリリが置かれた状況の対比があまりにもツラい。大ピンチなんだから那須にぶっ飛んでいかないと。誰もかれも大事、ふらふらしていると最後はどんでん返し喰らうぞ。
OP、加藤の髪が下ろしたバージョンになっていました。細かいけど、こういう作り方は好感が持てます。{/netabare}

6話…{netabare}倒れたエリリのもとに、伊織の力を借りて駆けつけた倫也。それはコミケを捨てたも同じ行為。結局は自前で100枚作っただけ。が、詩羽とエリリのことがばれて30分で完売。その帰り、打ち上げに参加しない加藤。加藤は倫也の行動について、引っ掛かりすぎていた。
とことん倫也は明後日の方向に進んでいきます。詩羽もエリリも自分のものにしたい(恋心じゃない、子供じみた「この子は自分のもの」という心情だと思う)ことが加藤からは見え見えなんだろうと思う。逆に、加藤はそれだけ倫也に信頼と関心寄せているんだけどね…このラノベへたれ主人公め‼{/netabare}

7話…{netabare}冬コミは失敗だったものの、倫也たちの作品は話題になっていて、注文が相次いでいた。落ち着いたものの、筆が進まなくなっったエリリ。詩羽、出海、エリリにバレンタインチョコもらう一方で、加藤と気まずくなっている倫也。作品を通して加藤の存在の大切さに気づいた。という内容。
このあんぽんたんラノベ主人公め、ようやく加藤に気づいたか。時すでにお寿司でなければいいんだが…。エリリの不調は感情が安定してしまったからなんだろう。すると、一悶着ありそうな予感。{/netabare}

8話…{netabare}まるまる1話使って倫也と加藤の会話劇。内容はあえて書きません。この回はこの作品に興味のある人に是非見てもらいたい回です。
二期に入って加藤の存在が薄く、冴えないヒロイン一直線…と思わせておいて、やっぱりメインヒロインでしたね。時折加藤のことをちょこちょこ入れてきたのはこの回への伏線と捉えた方がいいように思いました。あの加藤にここまで感情出されると、そのギャップにやられてしまいます。こうなると詩羽もエリリも敵いません。
とりあえず先に進むようだけど、このまますんなりなわけはないよね…。{/netabare}

9話…{netabare}急展開の回ですね。詩羽から倫也のサークルには参加できないこと、その理由とエリリも参加できないことを伝えられる内容でした。
わいわいとハーレム進行だったサークル活動が一変です。あのまま単なるハーレムアニメだったら面白味の欠片もなかったので、前回の加藤回とともに、話を面白くする良い流れになったなと思います。振り替えってみれば、詩羽もエリリもクリエイターとしての才能を見せていたわけですから、いくらなんでも倫也のサークルで終わりではないのはわかりきっていたことです。その日が来たのだなということだと思います。
この状況に追い込まれた倫也と加藤、どう立て直していくのか面白そうです。
が、残り回数は少ない…またも中途半端で終わってしまいそうな悪寒。{/netabare}

10話…{netabare}エリリが紅坂によって絵が描けるようになり、詩羽とともに倫也から離れる決断をする内容でした。
8話から内容が濃くなって、一期からの流れ、いわゆるハーレムラブコメから一歩脱したような、引いたような、そんな展開になってきました。個人的にはこの流れの方が好みです。毎度毎度鈍感倫也にヒロインたちがあーでもない、こーでもない、どーなのよ、え~、安芸くん、倫理くん、倫也ぁばっかりでは飽きます。ハーレムアニメは原作があっても、最後誰を選ぶのか曖昧にするものが多いのですが、これで一応は目処がついたように思うので、かえって好感が持てます。
1話に詩羽とエリリの話を持ってきた意味がここで生きたという感じでしょうか。それにしても、最後の最後でやっぱり持っていく加藤…さすがはメインヒロイン。{/netabare}

11話…{netabare}倫也と加藤のデート。まるで二人の出会いと最初のデート(ぽいもの)を振り返るような感じ。そして、詩羽とエリリを見送りに来て、励まし、励まされ、新たな季節に向かうという内容。
きれいにまとめたんじゃないかなと思います。メインヒロインであることが間違いない加藤と倫也の距離感がとても良いです。加藤の前でボロ泣きする倫也に、加藤は手を添えそうで堪えた(と感じ取りました)シーンはけっこうグッと来るものがありました。とてもいいシーンです。
最後の最後までエリリはヒロインになりきれず、もっていってしまう詩羽。申し訳程度の出演になった美智留。新イラストレーターになるだろう出海。もう少し先が見たかったなという思いです。{/netabare}

終わってしまいました。1期はヒロインたちが次々現れて倫也と近づくという、ハーレムらしい賑やかな話が全面だったのに対し、2期はクリエーターやモノ作りの苦悩、別れと旅立ちという重い話を織り込んできました。ハーレムの賑やかな作品が好みだという人には向かないかもしれません。個人的には青春ものが好きなので、2期のほうが圧倒的に好きです。
特に8話からの流れ。加藤とエリリと詩羽と、それぞれのヒロインたちが悩み、思い、そのことを倫也にぶつけていく。そして、倫也もまた悩み、何がしたいのかを見つけていくという、まさに青春モノとして十二分に楽しめました。

相変わらずフェチな描写が盛りだくさん。しかも奇麗に描いているからひきつけられてしまいます。このスタッフ、本当に好きだよなぁ…。作画は1期より良いような感じがしたのですが、気のせいでしょうか?
ヒロインはやっぱり加藤でしょうか。これまでフラットな、感情あるのかわからないような子としていたのが、8話でのインパクト抜群な加藤へ繋がっていったように思います。あれは本当に名場面だったと思いますし、すべて持っていってしまったように思います。

倫也については「冴えないのは君だよね…この鈍感ラノベ主人公!」という感じだったのが、最後の最後に成長した様子が見れて良かったと思います。同時期に同じ中の人がもうひとつのラノベ主人公演じていたので、どうしても比べてしまいましたが…。

これで冴えカノのアニメは終了でしょうね。ラブコメ系ラノベ作品は3期が期待薄ですし、あとは原作を読んでくれという感じになるのではと思います。

ラブコメと青春ものが好きな人に、1期から通してみることをお勧めします。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 45
ネタバレ

くっく さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

どこが「冴えない」のか

ある日、主人公安芸倫也は運命と出会う。そこから安芸倫也は最高の笑えて萌えて感動するギャルゲーを作り、誰もが胸をときめかせるメインヒロインを生み出そうと決める。そのために二人を自分のサークルに誘う。一人は、霞ヶ丘詩羽。高校3年生にしてライトノベル作家。もういっぱしのプロの作家でありながら、学校では定期テストでは学年1位。そのくせ、授業中ではずっと寝ているというので たちが悪い。もう一人は澤村・スペンサー・英梨々。高校2年生にして同人イラストレーター。学校では猫を被っているものの、実際は18禁の同人誌を書いている。安芸倫也と澤村・スペンサー・英梨々は幼なじみであった。そんな中、安芸倫也は、運命の少女が加藤恵だと気付かされる。同じクラスの目立たない生徒である。それで安芸倫也は加藤恵をキュンキュンするような「メインヒロイン」となるように、加藤恵にギャルゲーをやらせたり、ラノベなどを読ましたりしている。しかし、加藤恵のキャラの立たなさに安芸倫也は苦労する。さらに、音楽担当で、従兄弟の氷堂美智留も加わり、冬コミに向け、ギャルゲーを完成に向かっていくー。

登場人物紹介

安芸倫也
加藤恵
霞ヶ丘詩羽
澤村・スペンサー・英梨々
氷堂美智留            など

ちなみに1期の第0話っていうのがありますが、2期も第0話がありましたよ。どうもサービス回らしいです。

OPEDそれに挿入歌やキャラソンなども素晴らしいです。

なんといっても加藤恵がかわいい。どこが「冴えない」のか。冷静に状況を把握してさらぁっと突っ込む。そして、いつの間にか消えてたりしている。曰わく、『ステルス性能高すぎだろ。』


では各話ごとの感想~

1話 『冴えない竜虎の相見え方』
{netabare}

     「難聴鈍感最低主人公君」

ようやく第1話が始まりましたね。進撃の巨人はすぐ3話目が始まるというのに。ちなみに、ネットで第0話が配信されていたらしいです。内容は…見れば分かります。1期の第0話と同じ感じです。ついに、テレビで放送しなくなったっていえばわかるでしょう。
ともかく、加藤恵は健在でしたね。っていうか今回出番あんまなかったし。今回は英梨々と詩羽先輩の馴れ初め?いや、闘いの始まりか。初めからあんなにぶつかってたんですねー
{/netabare}
2話 『本気で本当な分岐点』
{netabare}

   「そっか。それもそうだね。」ガチャッ「お邪魔しまーす。」

霞ヶ丘先輩ずっと本読んでるけどわざわざ安芸倫也を連れてく意味はあったのか!?
霞ヶ丘先輩映画を物凄くディスるww。英梨々は大泣きしてたけどw。やっぱりオタクなんだと気付かされますね。相変わらず加藤は興味なさすぎー。
「ダメだ出しして怒らない」→「1ヶ月は口を利かない」結局怒ってるでしょ!安芸倫也をおちょくる霞ヶ丘先輩。
加藤は英梨々を着せ替え人形のようにして、ショッピング楽しんでるw。
「今日の所は」何もしないから安心していいわよ。メールで打つ文章ちゃうわ。
二つ目のルート!そんな重要なこと人に委ねていいのか?てこれが目的で誘ったのか。
加藤がさらっと合鍵持って使ったーーーー。相変わらず加藤棒読みやめなさい。
最後のシーン何がしたいのか全く訳の分からない二人。「寒い」でぶち壊したけどね。ようやくこの二人が出てくるのか。面倒臭いから別に出てこなくてもいいんだけどね。
{/netabare}
3話 『初稿と二稿と大長考』
{netabare}
「どっちも選べない。リテイクだ。クソゲーだよ。これ。」

何があったーーー!?普通に読んでいたときはインターホン聞こえないほど集中して、大泣きまでしてたのに。初稿か二稿どっちかという選択に第三の選択が。叩きつけた紙に赤字で凄い量書いてたけど何がダメだったんだろー?シナリオでは良かったのにゲームにするとダメになる。どこがダメだったんだ?

Cパート重要[EDとかの後]!!!!!見てない人はちゃんとみて下さい。

最初の緊張感を粉々に打ち砕いた加藤ww。rouge and rougeと冬コミでバトルかー。
あのポスターカードだけであんなに不仲になるもん?効果音ポカポカやめろーww。絆創膏貼ってるってそこまで酷いケンカだったか?
シナリオでは逆に負ける気がしない?どんな大手作家なんだか。
「なんだこの夫婦は」ww。加藤パシリか!?加藤の煽りも結局棒読みじゃん!っていつの間にか加藤消えてるー!。
また煽る加藤ww!「あなたに言ってしまったら何の意味もなくなること」なんなんだろう。
珍しくやる気になった加藤。あああ、一瞬でやる気なくなってるー。(12時間は経ってることは置いといて。)安定のいいこと言ってるときにどっか行ってる(今回は寝てる) Icy Tailのシーンは全部省略で。
英梨々全然原画進んでないみたい。大丈夫なのやら。
安芸倫也は何かに気付いた。ゲームにして分かったことって何だろう。
{/netabare}
4話 『二泊三日の特別ルート』
{netabare}

霞ヶ丘先輩のシナリオは、あくまでも小説で、感情表現が多かったのか。第三のルート、下らなさそうやけど、ギャルゲーを買う人のニーズを知ってるから、なんとかなるのか?巡璃のモデルは霞ヶ丘先輩なのね。最後の加藤恵の渾身の演技、英梨々に書かせるためなのか?
{/netabare}
5話 『締め切りが先か、覚醒が先か』
{netabare}

英梨々は絵を描くために、別荘に行ったか。そういえば、英梨々の家は金持ちだっけ。町田さんの言った逃げるクリエーターの典型例に英梨々は完全にはまっちゃってるのな。そして、英梨々のこと一番分かってないのは安芸倫也だな。英梨々、1日で五枚書き上げたのか。英梨々、風邪でぶっ倒れたーー。大丈夫なのか?
{/netabare}
6話 『雪に埋もれたマスターアップ』
{netabare}

結局冬コミには間に合わなかったのか。製品版ではなく、体験版を出したのか。ただの1サークルが完売するの早すぎな。まぁ、人気小説家とエロ同人作家のコラボがあればそうなるか。ついに加藤恵がキレた。この先が不安で仕方がない。
{/netabare}
7話  『リベンジまみれの新企画』
{netabare}

加藤恵おこ。加藤は知らない間にものすごいことをやり遂げていたんだなぁー。
{/netabare}
8話  『フラグを折らなかった彼女』
{netabare}

加藤がついに感情を爆発させたよ。
「あ、またそのパターンね。お邪魔しまーす。」いや、ナチュラルに入るな!
「安芸君、そこ座って。」→「いや、座っているけど。」一期2話の逆バージョンだなw。
今回は加藤が泣いたり怒ったり、色々な表情が楽しめた。加藤めちゃくちゃかわいかった。
{/netabare}
9話  『卒業式と超展開』
{netabare}

渾身の出来を簡単に真似られたら、精神崩壊するわな。霞ヶ丘先輩はオマケなのかよ。
{/netabare}
10話  『そして竜虎は神に挑まん』
{netabare}

英梨々覚醒!安芸倫也が甘やかしていたから書けなかったのね。伊織 rouge and rouge やめたのな。伊織妹がどこ入るか大体想像つくけど。加藤が明日デートしてみようって言った?
{/netabare}
11話  『再起と新規のゲームスタート』
{netabare}
ROKUTENBAモールか。前行ったところと一緒やな。あ、最初の時の帽子だ!お、音楽が。素晴らしすぎて泣いてしまう。
安芸倫也と英梨々がキスするのか?霞ヶ丘先輩ーーー。いいとこかっさらっていったな。って、新幹線どっか行ったーー。なんてオチだ!!!!
自分があげたメガネで大爆笑する加藤。 伊織妹と美智留がお情けで出てる。今後のサークルメンバーはどうなるんだろう
{/netabare}


〈総評〉
{netabare}
過去編の1話から始まり、シナリオは3つに増え、英梨々は全然絵を描けず、描けたとおもったら、安芸倫也が選択ミス。冬コミには間に合わなかった。製品版は大反響だったが。そして、英梨々と霞ヶ丘先輩が、フィールズクロニクルに取られたが、どうもイラストレーターとして伊織妹が入ってくるようだ。
凄い展開だった。それより、サークルメンバーはどうなるんだろう。シナリオの人間がいないけどどうなうんだろう。
{/netabare}
美智留と伊織妹は後半ほとんど出番なかったな。加藤が終始かわいかった。本当にどこが「冴えない」というのか。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

88.4 8 2017年度アニメランキング8位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1052)
5523人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

くっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界は残酷だ

その日人類は思い出したー。ヤツらに支配されていた恐怖をー。鳥籠の中に囚われていた屈辱をー。5年前、突然の「巨人」の襲来によって人類は、絶滅の危機に遭った。辛うじて生き残った人類は、3重の城壁を作り、100年以上平和を守っていた。しかし、その平和の象徴の壁がまたも「巨人」によって破壊されてしまったー。人類は一つ目の壁を放棄し、後退した。人類は少しながらも巨人の正体を解いていく。ある日、また壁が破壊され、巨人たちが侵攻してきた…。

登場人物

エレン・イエーガー
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エルヴィン・スミス
リヴァイ・アッカーマン   など

てか登場人物多すぎて全員書けねぇわ。それもそのはず。スケールが他の漫画・アニメとは違いますから。人類vs「巨人」の全面戦争なのですからね。

やはり2期になってもグロいです。人が喰われているのは見るに耐えません。ホラー無理な人にはキツいかもですね。

OP「心臓を捧げよ!」進撃の巨人のために作られたOPって感じですね。私的に、1期のOPにより劣っている感じがしますが、いいですね。

これから1話ごとの感想と印象に残った言葉を書きたいと思います。

26話  『獣の巨人』
{netabare}
「人は戦うことをやめた時、初めて敗北する。戦い続ける限りはまだ負けていない!」

いい言葉ですよね。リヴァイに続く実力者であるミケの言葉です。この信念ゆえにミケは死んでしまうのですが。

漫画は15巻まで読んでいたのですが、3年前位に読んでいたので完全に忘れていました。獣の巨人は立体起動を知らないんだよな?中誰入ってるんだ?まあいいや、27話を待とう!
{/netabare}
27話  『ただいま』
{netabare}
「走らんかい!!」


これはサシャの言葉です。サシャの訛りが出ました!?今回はこの言葉の周辺の展開ですね。あの辺の展開は泣きそうになりました。

{/netabare}
28話  『南西へ』
{netabare}
    「できそうかどうかじゃねぇだろ。やれ。やるしかねぇだろ。」

コニーの故郷にいた巨人、コニー。おかえり。て言ったよな??あの巨人はなんだ?壁に穴が開いていない?巨人はどこから入ってきたのか?謎が多すぎる。リヴァイってケガしていたんだ。いつケガしたんだ?ようやく人間側の反撃が始まるのか?やっぱリヴァイはかっこいいですね。このセリフはいいですね。

{/netabare}
29話   『兵士』
{netabare}  「お前、胸張って生きろよ。」

さすが調査兵団!巨人らをバッサバサ。
って馬~~!?獣の巨人何がしたいねん。って巨人が大量に来たよ。巨人の団体行動怖っ。やっぱ巨人が人を喰らうシーンは思わず目をそらしてしまいますね。
そして、ユミルが手を切って、
きょ、巨人化したーーーー。

知ってたけどね。てか指切るの痛くてできなくないか?あの局面なら迷ってるヒマないか。



{/netabare}
30話  『ヒストリア』
{netabare}
「自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ。私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのときに心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら、今度は自分のために生きたいと!」

おお、珍しく長いセリフですね。

ユミル巨人化。
え、この巨人って、29話にあったライナーとベルトルトの故郷で巨人に襲われて仲間?が喰われていたときのあの巨人じゃねぇか!!何があったんだろう………。
「何いい人ぶってんだよバカ!そんなにかっこよく死にたいのかこのアホが!今更天国に行けるとでも思ってるのか!自分のために生きろよ!こんな塔を守って死ぬくらいならもうこんなもんぶっ壊せ!!」

こっちも同じくらい長い。びっくりするほど二つのセリフが対応している。どちらも身にしみます。
ユミルが喰われたー。久しぶりにミカサ、アレン来たー。この調子だとユミルはいきているのかな。

{/netabare}
31話 『戦士』
{netabare}
「この裏切り者が!!」

さらっとベルトルトとライナー自分が巨人って暴露したぞw。何でエレンを連れていきたいかわからん。調査兵団もベルトルトとライナーが巨人だって気付いた。それにしてもアルミンは冴えてるな~。ベルトルトとライナーが巨人化したーー。そしてそれに対抗するようにエレンをも巨人化したーー。巨人同士の大乱闘じゃん。壁は大丈夫なのか?(それは気にしてはいけない)
{/netabare}
32話  『打・投・極』
{netabare}
 「吐き気がしてくんだよ。このデケェ害虫が!今から俺が駆除してやる!」

エレンvsライナーが白熱しております。ライナー優勢!エレン全く手が出ません。おおっと、エレンがライナーの攻撃を避けた!あのデカイ図体で良くできましたね。エレンが絞めた!ライナーも苦悶の表情です。エレンがライナーの腕をもぎ取った!これは勝負ありでしょうか?ライナーがタックル!しかし、エレンもう一度絞めた!これは決まったでしょうか?もう首がちぎれそうです。って、上からベルトルトが降ってきたーー。避けれるのか、エレン。
(今回はバトルメインだったので実況風にお送りしました。)
{/netabare}
33話  『追うもの』
{netabare}
「俺も行くぞ。お前ら3人が揃ってねぇと俺の日常は戻らねぇからな。」

上からを超大型巨人が!エレンが連れ去られてしまった。昔の回想シーン、やっぱミカサのエレンへの過保護っぷりが凄い!ハンネスかっこいいこと言うじゃんかよ。調査兵団メンバーがきたぞー。よし、エレン奪還だ!
{/netabare}
34話  『開口』
{netabare}
「ああそうか。お前らな、お前らは兵士でも戦士でもねぇよ。ただの人殺しだ。」

腕がなくなってて会話中ずっと蒸気が出てるのすっごい気になるww。ハンジさんの予想が的中しすぎなんですけど。ライナーとベルトルト結局何がしたいか全く分からん。故郷に帰るのにわざわざ壁壊す必要ないよな!?本当にお前らクリスタ大好きだな!
{/netabare}
35話  『子供たち』
{netabare}
「私は思った、これは罰なんだって。誰かの言いなりになって多くの人たちを騙したことへの罰じゃない。人の役に立てていると自分に言い聞かせ自分に嘘をつき続けたことへの罰なんだって。」

コニーの村の巨人、まさかのコニーの母さん!?エルヴィン団長、特攻か!ユミルの過去があきらかに。ユミル巨人化して、クリスタを食ったーーーー。いやまぁ、くわえただけだろうけど。次は、調査兵団vs裏切り者だな。
{/netabare}
36話  『突撃』
{netabare}
「進めぇぇーー!エレンはすぐそこだ!進めぇぇー!」

ミカサのエレン愛が強すぎる。団長の右腕がーーー。って団長生きてたのか。エレンを助けて救出!ってライナー巨人投げてきたー。そして、エレンの目の前には因縁の相手が…。
{/netabare}
37話  『叫び』
{netabare}
「我々はいずれ突き破る。真実を隠している、壁を。」

ハンネスさんめっちゃ頑張ってる。ハンネスさんが喰われたーーー。ってエレンすっごい能力持ってたのな。だから、ライナーたちは連れていこうとしたのか。巨人は人間だったのか。けど、どうやってそうなったか気になる。

って最終回ーーーー!?まだまだ続くと思ってたのに。
{/netabare}



《総評》
一期とは違い、調査兵団精鋭が減った。そして、巨人の正体にも大分近づいた。そして、人類と巨人の他に、第三勢力{netabare} (ベルトルトとライナー) {/netabare}が出たな。後、リヴァイ全然動いてなーい!アルミンは洞察力が非常に高かった。ミカサは、ひたすらエレンのことしか考えてなかったな。最後はかわいかった。
まさかここで切るとは思わなかった。進撃の巨人の漫画が終了してから、一気に最終話に行くのかな?2018年三期放送か。また話忘れてそうだな。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 11
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シーズン3が2018年放送決定。

原作は13巻まで読んでいたと思う。2期をずっと楽しみにしていたが…。

この2期の映像ソフトのAmazonの情報を見ると、全2巻のBOX形式で、それぞれが144分=6話分。つまり全12話しかない。
なんと2期は1クールしかないのである。

出せば爆売れするもんをなんで1クールしか作らんのか…やはり1期の前半、作画がボロボロになって万策尽きかけたことがあるので、分割2クールにすることにしたのだろうか?連続で2クール見られるものだとばかり思っていたので残念である。

1期は8巻の途中までやったから、2期は1クールとすると12巻あたり、 {netabare}ミカサがエレンに笑顔でマフラーをありがとうと言って、エレンが座標として覚醒する{/netabare}あたりで終わりかな。まぁきりがいい所ではあるだろうが…。

26話
今回のOPは無難な感じ。{netabare}「心臓を捧げよ」というセリフをサビに持ってきた進撃らしい曲か。
ミケさん調査兵団No.2なのに1話退場カワイソス。獣の巨人は子安さんか。
次はサシャが活躍する話ね。{/netabare}
作画はまだ本気出てないな。1話からアレだったカバネリって凄かったんだと再認識した。

27話
{netabare}サシャ回。サシャの方言って日本ではどこの言葉なんだろう。←作者の出身地の大分弁らしい
それにしてもアニメだと結構地味だな…つーか二期自体地味な内容で終わるよな…。{/netabare}
ぶっちゃけ、次のバンドリの方が面白く感じる…。

28話
先を知ってると伏線でニヤニヤできるな。
ハンネスの声変わってるけど藤原啓治さんの影響はでかいね。
{netabare}ナナバさんが威勢よく出て行ったが…。{/netabare}

29話
{netabare}ナナバさんの死は原作より惨かったような。おとうさ~んって言ってたかな。足ちぎれてたのは同じだけど。
ユミルがはやく巨人になってりゃ良かったのにとは思うよな。{/netabare}
ぶっちゃけアニメよりチェインクロニクルのCMの方が面白かった。こういうの見るとAT-XのCM無しってメリットではなくデメリットなのではないかと思う。

30話
{netabare}アッカリーンで有名なクリスタの三上さんいい演技してるね。
「やった!討伐数1!」の所は原作でも笑ったwエレンは立体機動装置で巨人を狩りたかったんだよね。ミカサは横でガンガン狩ってるけどw{/netabare}
作画も二期では今回が一番凄かったと思う。

31話
{netabare}ライナーが勝負を仕掛けるタイミングって今回がベストだったんだろうか?
ミカサに阻止されそうになったんだし、エレン一人だけどこかに呼び出して連れ去ったほうがいいに決まってると思うが。
周りも12時間前にライナーとベルトルトが怪しいという話をあれだけしてたんだからもっと警戒すりゃいいのにと思う。ハンジの判断が甘かったってことだろうけど。
原作から時間たった上で見るとそういう粗が気になる。{/netabare}
作画の輪郭線の太さは何なんだろう?漫画的表現したほうが際立つとかかな。

32話
{netabare}今のミカサはエレンのことだけしか考えてないわけではなかった。以前のミカサならライナーとベルトルトを殺れてたんだろうね。
「この、でけえ害虫がー!俺が今から駆除してやるー!」
「打撃技など花拳繍腿、関節技こそ王者の技よ!」byぷにえ様
夢のカードw
そもそも作者がこの漫画描いた理由が巨人同士の格闘技を描きたかったからだそうだしね。
ハンジとミカサのあの表情は何なのwww{/netabare}
今回も作画は凄かった。立体起動の動きの作画も完成の域に近づいてるね。

33話
{netabare}つなぎ回。出番のハンネスが藤原さんじゃなくなったのは痛い。
回想の喧嘩の作画もしっかり動かしているのはさすが。
日常を取り戻す決意をしたアルミンとミカサが糧食を食べるシーンが良かった。{/netabare}

34話
{netabare}会話回で作画兵団はセーブ気味。もっとも会話と言ってもエレンはキレるか黙ってるかだったがw
ライナーの中の人は休養前だけどいい演技してたな。
「頑張ってお前らが出来るだけ苦しんで死ぬように努力するよ」とかゾクゾクするね。ユミルは呆れてたが。
ユミルが言いかけたセ~って漫画で読んでいてかなり気になったな。{/netabare}

35話
{netabare}ユミルがクリスタ好きすぎ問題。ユミルの過去を長くやったけどなんでクリスタが好きになったのかよくわからんな。
ユミルが食べて人間に戻れたのは特別な巨人とか言う設定だっけ?{/netabare}
静止画が多かったので作画リソースが尽きてきたのかな。

36話
{netabare}ミカサの目怖えw
エルヴィンの右腕は食われたのか自ら切ったのかアニメでもはっきりしなかったな。
ゲスミンの顔はブログ版を使うかなと思ったけど漫画と同じような顔だったね。見ていてあのアニを拷問しているという嘘でベルトルトの隙を作ることがさほど必要な気がしないんだが…。ベルトルトってあそこから動く事ができないからアルミンが何も言わなくてもエルヴィンにエレンを奪われてたんじゃないかと。
次でマフラーを巻いてくれてありがとう→エレン座標覚醒だね。{/netabare}
作画はちょっと静止画があったので期待したものより少し落ちる感じ。

公式サイトで6/24は特別放送をやると書いてるので6/17の37話でアニメは一旦終了だね。まぁ突然Amazonに続きのBDが登録されて翌週から普通に38話が始まるという可能性もあるのかもしれないけど。

37話
{netabare} おおエレンが最強主人公みたいだ!おおミカサがヒロインみたいだ!って原作で知ってるけど。
「マフラーを巻いてくれてありがとう」のミカサの顔は原作の方が良かった。アニメは原作より瞳が大きくて幼く見えてしまう。原作のほうが大人っぽくて母性を感じられたんだが。←バブみ…
エルヴィンがにやけて終わりは予想通り。獣の巨人の中の人のジ〇〇がちらっと見えてEND。{/netabare}
そして3期が来年放送決定と。
作画は最後だけに迫力あった。

【総評】
やっぱ1クールってのがね…。
アマゾンランキングが芳しくないのはリヴァイが活躍してないから女性層がスルーしてるんだろうな。売上悪いと3期に悪影響あるだろうか。また1クールとか…。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 27
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

-----
2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18初稿
2019.11.08追記/配点修正

投稿 : 2020/07/04
♥ : 60

86.4 10 2017年度アニメランキング10位
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(アニメ映画)

2017年7月15日
★★★★★ 4.1 (677)
3999人が棚に入れました
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる
《盤上の世界(ディス・ボード)》が
創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。
天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、
戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、
存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。
一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、
擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で
機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、
仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、
リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた
《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。
記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私の「感動したら負け」クリード(信条)を易々とクリアされてしまった!

この劇場版を見るまでは、異世界ファンタジー/異世界召喚ものジャンルで一番出来の良い作品は、『ソードアート・オンライン』シリーズで、対抗馬は『Re:ゼロから始める異世界生活』、そして『ノーゲーム・ノーライフ』は3番手かな、と何となく思っていたのですが訂正します。

①キャラクター&世界観設定の練り込み具合
②シナリオ自体の面白さ&作品から受ける感動ないし感銘の度合い

・・・を総合して考えると、同ジャンルでは、劇場版までを含めた『ノーゲーム・ノーライフ』が№1と考えます。

なお、上記3シリーズはいずれも原作未完(※アニメももちろん未完)であり、今後の展開次第で私の個人的評価もまた変わってくると思いますが、現時点で制作・放送(ないし配信・上映)されたアニメ作品を視聴した限りでは、個人的には本シリーズの今後に一番のポテンシャルを感じました。
というのも・・・

◆《トンデモ異世界ファンタジー》の顔をした《想定外の感動作》

本作は榎宮祐氏のラノベが原作ですが、アニメ制作スタッフは本年(2018年)の話題作『宇宙よりも遠い場所』(略称『よりもい』)とほぼ同じ方々です(監督・シリーズ構成・アニメーション制作会社が同じ)。
以前レビューした通り、その『よりもい』は“感動する”作品と事前に何度も聞いており、それなりに期待して視聴を始めたのですが、途中から「あれ?これハズレだな・・・」と気づき始めて、結局そのまま視聴し終えてしまいました。

因みに、英語表現だと“楽しむ”は have fun もしくは enjoy と能動態ですが、“感動する”は be moved と受動態となるのが通例で、私の場合も、アニメ作品は確かに大いに「楽しみたい」(※能動態)のだけれども、「はい、ここ泣くところですよ」みたいな制作側の誘導に簡単に引っかかって「感動させられ」(※受動態)たくないな・・・という拘(こだわ)りが以前からずっとあります。

⇒個人的に、これを「感動したら負け」クリード(信条)と呼んでいます笑。

私がアニメを見るときに一番大切にしている信条で、この「感動の壁」を超えるシーンに思いがけず出くわしてしまうと、その作品の個人評価が ★★ 4.5 を超えてきて、私の「お気に入り」作品の座に昇る可能性が出てきます。
(※実際には、この後さらに、その感動が「一時的なもの」に過ぎないのか、それとも「今後も継続的に感動できるもの」なのか、という厳格審査を実行するので、結局 ★ 4.2~4.4 程度の個人評価に留まる作品が大半ですが)

・・・で、本作なのですが、TVシリーズの時の視聴経験から、「はっちゃけた面白さには十分期待できると思うけど、感動できるタイプの作品ではないだろう・・・」と、さほど期待せずに見始めたところ、全体の2/3くらいを見終えたところで、思いもかけない《こころの震え》を覚えてしまい、「え?こんな作品に感動しちゃっていいの?」とビックリして、見終えて直ぐに、それが果たして正当な感動なのか、更に数回繰り返し視聴して自分に問いただしてみました。

結論からいうと、やっぱり本作は、

<1> よくあるような、音楽や演出などの技巧を凝らして視聴者の一時的な感動を喚起するタイプの作品(=一過性の感動しかない作品)ではなくて、
<2> 一見フザケた装いにも拘わらず、視聴者の感動が一時的なものでは決してない(=繰り返し見てもやはり確りと感動出来るくらいに)緻密に計算された設定&シナリオを備えた作品である、

・・・と思いました。

※なお、この「感動」には、前作であるTVシリーズ『ノーゲーム・ノーライフ』(※但し時系列的には劇場版の6.000年前の話)の事前視聴が、絶対必要とはいわないまでも、やはりある方がずっと良いと思うので、以下、併せて同TVシリーズの各話も再評価します。

《まとめ》
とにかく本作については、前作となるTVシリーズの、とくに第2-3話で、主人公たちの悪フザケに閉口して視聴を打ち切ってしまう方が多く発生している感じですが、そのTVシリーズが急に面白くなるのが第6話(ジブリール回)で、そのあとは最終話まで休みなしに駆け抜ける痛快さをもった《面白作》、そしてこの劇場版までくれば、視聴前は思ってもみなかった心の震えに出遭える《感動作》と思うので、これから初めて本シリーズを見始められる方は、何とか我慢してこの劇場版迄たどり着いて欲しいです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      榎宮祐(『MA文庫J』2012年4月-刊行中)
監督         いしづかあつこ
シリーズ構成     花田十輝
脚本         花田十輝、あおしまたかし、下山健人、榎宮祐
キャラクターデザイン 榎宮祐(原案)、大舘康二(TVシリーズ)、田﨑聡(劇場版)
音楽         SUPER SWEEP(TVシリーズ)、藤澤慶昌(劇場版)
アニメーション制作  MADHOUSE{/netabare}


◆作品別評価

(1) 『ノーゲーム・ノーライフ』(TVシリーズ)  ★ 4.4   (2014年) ※計12話
(2) 『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(劇場版) ★★ 4.7  (2017年) ※約1時間45分(4~5話相当)
----------------------------------------------------------------------------
  総合                    ★★ 4.5         ※計16~17話相当


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) ==============
{netabare}
第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具象化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

OP 「This game」
ED 「オラシオン」


============= ノーゲーム・ノーライフ ゼロ (2017年7月) ===========

全1話 ★★ 4.7 {netabare}TVシリーズより6,000年前に星杯(スーニアスター)を巡る古き神々&15種族の戦争を終結させた人類(イマニティ)の少年(リク)と機械種族(エクスマキナ)の少女型個体(シュビ)の物語{/netabare} ※1時間45分

主題歌 「THERE IS A REASON」

投稿 : 2020/07/04
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

願ったのは、共に生きること…。

テレビでアニメ本編が放送されたのが2014年の春アニメ…
当時、この作品を視聴した際、続編の制作を激しく渇望したのを覚えています。

ただその時、著者である榎宮祐さんが手術後の予防治療中とのことだったので、無理はできないなぁ…と思っていましたが、しっかり復活されていたんですね。
小説版、漫画版ともに既刊の数が着実に伸びているのが実感できるのは嬉しいことです。

だから、頭の思考回路は続編のことばかりでしたが、まさかこんな形でこの作品と再会できるのは思いませんでした。
劇場版の上映は2017年の7月で、アニメ本編の放送から約3年が経過しています。
それでも、この物語は全てがゲームで決まる現在よりはるか昔の出来事が描かれているんです。

その頃のこの世界は、世界の唯一神を決める争いの真っただ中で、絶対に殺生が行われない今とはまるで真逆の世界…
それだけじゃありません。
その争いを行っているのはエルフやドワーフ、或いはフリューゲルといった圧倒的破壊力を持った種族たちなんです。
そんな中、人類は立ち向かう力どころか自分の身すら守る力もなく、次々に仲間が命を落としていました。
どんなに身をすり減らしても人類の圧倒的劣位の立場は揺るぐことが無く生きる事に疲弊していた、と言っても過言では無かったと思います。

だから人類の残された選択肢は一つだけ…
小さな穴ぐらで身を寄せ合いながら、悩んで迷って苦しんでの堂々巡り…
だって人類が選択するということは、仲間の命の犠牲に直結していたから…

そんな人類を統率していたのは、リクという若き青年でした。
きっと一番心がすり減っていたのはリクだったでしょう。
みんなの安全を…人類の明日を守るために彼は周りに対して非情であり続けなければいけませんでしたから…
でも、そんな心の底から非情になり切れるほど、リクは人間が出来ていませんでした。
当たり前です…もしそんな人がいたら、きっとその人は人間の皮を被った何か…なんでしょうから。

そんな中、リクはエルフの領内で「機凱種(エクスマキナ)」の少女・シュヴィと出会います。
彼女は人の心を知りたいという好奇心から機械で居続ける事ができなくなり、仲間から廃棄された少女だったんです。
リクたちは人類以外のあらゆる種から蔑まれ、奪われ続けてきました。
だからこの少女も当然敵…の筈だったんですが、あまりにも機械っぽくない言動と、リクの思惑とが交錯し、物語は意外な方向に転がっていくことになるのです。

最初は接点なんてどこにも無かった…
だから言葉も頭の理解もすれ違いばかり…平行線の一途とはきっとこういう事を言うのでしょう。

でもこの作品の本気はここからです。
最初の兆候は平行線の一途に変化が訪れたこと…
片方は機械で片方はにっくき敵であることに変わりありません。
それでも変化が訪れた…
相手の気持ちを汲み取り素直に思いを伝える機械と、どんな時でも寄りかかれる場所の存在に人が気付き、その結果互いの中で互いの存在が昇華したから…
どちらか一方だけの変化じゃ絶対に平行線は交わりません。
ここに行き着くまでに時間は必要でした。
でもお互いが接点に辿り着いたこと…これこそが二人にとってとても重要なことだったんです。

そしてここからは…もう涙無しでは見られません。
二人の選択したゴールは遥か彼方…
そのゴールに向かって共に歩んでいくことを誓った二人…
だから決めた通り二人で手を取り合いながら一歩ずつ進めば良いのに…

だけど相手を思う気持ちが先行して…良かれと思ったのに…こんな思いってきっとみんな経験していると思います。
だって、例えば最愛の人が風邪で熱を出したら心配するし、何か出来ることを率先しようとするじゃないですか…
二人の出発点もこんな感じで始まったんですけどね…

シュヴィのなりふり構わない様相と心の叫びが胸に突き刺さります。
リクと交わした約束を心の中で何度もなぞりながら忠実に守ろうと懸命なシュヴィの雄姿に私の涙腺は全く抵抗できませんでした。
ホント…シュヴィ…凄かったですよ。
ここまで思えたのも全てはかやのんのおかげ…流石としか言いようのない完璧な熱演だったと思います。
そして凄いのは、その後のリクも…でしたけどね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

キーワードは、エメラルド色に輝く石…
記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語の正体が隠されているかもしれませんよ。
どこまでも儚くて…でもとても優しい物語に昇華してくれた大切なアイテムだったと思います。

テーマソングは、鈴木このみさんの「THERE IS A REASON」
この作品の余韻に浸るにはこれ以上ないマッチングだったと思います。

110分弱の物語でした。
いやぁ…月並みですが視聴して良かったと本気で思える作品でした。
いしづか監督並びに制作スタッフの皆さま…メチャメチャ堪能させて頂きました。
本編も勿論大好きでしたが、この劇場版を見てこのシリーズを「お気に入りの棚」の一作に加えさせて頂きたいと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 20

lEFUg59761 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全てのアニメファンにおすすめできる映画

大人気ライトノベルの映画化作品。
本作はTVシリーズで描かれた時系列の前日譚に当たる原作6巻をベースに作られたもので、登場するキャラクターは一新されています。
その為、原作ファン、アニメファン、そしてこの作品をまだ見た事のない新規視聴者の全てが気兼ねなく見られるのが最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
以下、項目ごとのレビューです。

■物語…4.0
本編の空白兄妹が「人の可能性」を賛美している物だとすれば、本作は「人の愛情」を賛美している物だと感じました。
その為、ドラマ的な要素でのハラハラドキドキは少ないものの、感情移入すればするほど没頭できるストーリーになっています。
逆を言えば、一つ一つのセリフや舞台背景を噛み砕けなければ、パッとしない映画になってしまうでしょう。
個人的には、ところどころに挟まれるギャグシーンがほっと一息つける休憩所として用意されており、重い内容にもかかわらずすんなりと脳内に入ってくるので、気疲れせずに視聴できました。
キャラクターへの共感度合で、物語の評価は0にも10にも変わってくるでしょう。

■作画…4.5
劇場版に相応しい美麗な背景は勿論見所の一つですが、個人的にTVシリーズと同じく人物を線の細い作画で描いているのが好印象でした。
アニメ映画は資金も潤沢なため、ついつい書き込んでしまってそれまでのTVシリーズとは別物になってしまうことが間々ありますが、この作品はそこに差が出ないようにかなりの神経を使っているように感じました。
豪華にしつつも独特の雰囲気は残して動かすというのは、かなりの手間や綿密なコミュニケーションが必要だと察せます。
それが十分になされて作られているところからも、スタッフの作品への愛情を感じることができました。
間違いなく、作画で文句の出る劇場アニメではありません。

■声優…5.0
最も驚いたのが、声優さんの緻密な演技でした。
前述しているように、キャラクターを一新されている為に、これまでの演技が通用しない作品になっています。
まさにゼロからキャラクター像を作り直しているわけですが、全く違和感を感じさせない演技には、圧巻の一言。
松岡さんの声を聞いてソラを思い出すことはありませんでしたが、確かにノーゲーム・ノーライフの松岡さんであると言える雰囲気作りで、微妙なトーンでキャラを操作するプロの技術を見させていただきました。
特に、ステフ/コロン役の日笠さんは脱帽するほどのバランス感覚で、正直これを見る為だけにでも視聴する価値があります。

■音楽…3.5
OSTを未試聴の為評価をつけにくいですが、一度見た限りでは音楽に感動させられることはありませんでした。
重低音を多用した緊迫感のあるBGMが多く、シーンを盛り上げてくれたのは間違いないのですが、味気ないというのが率直な所です。
エンディング曲は非常に優れたアニソンでしたが、だからこそもっとテーマとして取り上げてほしかったと思いました。
音響効果としては、独特の世界観を象徴するかのような電子音やサンプリングで楽しませてくれて、非常にそそられるものがありました。

■キャラ…4.0
この作品の肝となってくる部分です。
物語の項で「キャラクターへの共感度合い次第」とさせていただきましたが、それほどまでに重要な要素を担っています。
主人公であるリクとシュヴィはもちろん、彼らを取り巻く一人ひとりに個性を感じることができ、感情移入をスムーズにできる仕掛けがいくつもあります。
私は感受性があまり豊かでないので、泣くほど共感するまでには至りませんでしたが、映画という短い尺でも十分に理解できる心理描写がなされていると思います。
特にシュヴィの健気さとコロンの親愛には、男女を問わず胸を打たれるものがあるでしょう。

冒頭でも書きましたが、この作品の最大の魅力は視聴時期を問わないところです。
昔からのファンも、最近からのファンも、まだ知らない人も、そのすべてが楽しめるというのは、シリーズ物の映画作品としては稀有と言えるでしょう。
この夏のおすすめアニメ映画であることには、間違いありません。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 9

86.0 11 2017年度アニメランキング11位
3月のライオン 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★★ 4.8 (1621)
3288人が棚に入れました
羽海野チカさんが「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中のマンガを原作としたTVアニメの第2シリーズ。前作は2016年10月~2017年3月に放送され、東京の下町に暮らす孤独な高校生プロ棋士・桐山零と彼を取り巻く人々との交流を描き、幅広い層に好評を博した。監督は新房昭之さん、キャラクターデザインは杉山延寛さん、アニメーション制作はシャフト。

声優・キャラクター
河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏、石田彰、玄田哲章、阪口大助、中村悠一、東地宏樹、大塚明夫、岩田光央、大塚芳忠、悠木碧、西明日香
ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

単なる娯楽を越えて世の中に貢献しているTVアニメは滅多にない

☆☆物語&感想☆☆

1期は物語としてはややスローペースながらも、
零という人物とその人間関係、将棋、棋士というものを、
非常に丁寧かつ細やかに描いてみせたのがとても印象深かったが、
2期は更にこれまで登場した人物との関係性をより深く描くこととなった。

部活、新人王~記念対局、棋聖戦といった将棋に関わる部分と、
零との関わり、そこに登場する人物に於いても、
これまで同様充分観ごたえのある珠玉の人間ドラマを観せてくれたが、
やはり、それ以外の約半分近い尺を費やした、
{netabare}ちほ、ひなたのイジメ{/netabare}が2期のメインとなったのは明らかだった。
感想は長くなるので、主にこの問題に関する部分に関して書こうと思う。
以下どれくらいネタバレになるのか判断しにくいので、続きは隠させてもらいます。
{netabare}
自分はこの作品が現代のイジメ問題に、
誤魔化し無しで真っ向から挑みアニメ化したことについて、
文部科学省とのコラボレーションという後押しもあったとはいえ、
本当に心からよくやった、快挙だと思っている。
何故なら誰もが経験する学校生活の中で、イジメほど身近で深刻な問題は無いはずなのに、
イジメ被害の側面を取り上げる作品はあっても、
本気でこの問題に具体的に取り組み、
視聴後に観た者に光や救いをもたらすようなものはなかったからだ。
それは何故か?答えは簡単、そんなものを作ったとしても「売れない」から。
内容が優れていても「売れない」作品をアニメ化出来るのは、
「TVアニメ」としては現在のところ実質NHKくらいだろう。

もちろん、イジメを描いたTVアニメがこれまで無かったわけではない。
長らく「日本アニメの良心」として作り続けられていた世界名作劇場シリーズの、
「小公女セーラ」などは、数十話に渡って虐げられる様が延々と繰り返されるという、
視聴者にもひたすら忍耐を強いる内容で、
本作で描かれるイジメに比べると遥かに過酷なものだったが、
当時は作品数が少なかったことや、放送時間帯に恵まれたことが幸いし、
セーラの決して絶望しない強い心や忍耐力は多くの人の胸に刻まれることとなった。

「小公女セーラ」は今でも時代を越えた名作であるのは言うまでもないが、
作品の中で描かれた「忍耐」や「決して絶望しない強い心」は、
80年台という時代としては、ある種の美徳であったように思うものの、
現代は価値観も変化し、必ずしも忍耐自体が美徳ではなくなったように思える。
そのような時代背景をふまえて考えると、「小公女セーラ」は現代人にとって、
もはや視聴後イジメ被害からの光や救いをもたらすものでは無くなったのかもしれない。

本作で取り扱ったイジメ問題に関して、
当初は綺麗なご都合主義でまとめるようなものであれば、酷評するつもりでいた。
しかしながら、作品中で描かれたものは、イジメの発生経緯~終息まで、
被害者、加害者のみならず、親、教師、周りの人間まで、
全ての言葉がこれでもか、という本音で、
現代のイジメが生々しくリアルに描かれていた。
(今は携帯が有るので、もっと陰湿かつ複雑になっているだろう)

その中に原作者の本音というか問題提起とも受け取れるような言葉も、
最後に担任を任される教師の口から出たような気がする。
「イジメの加害者が、謝って済むというのはおかしい。
加害者は自ら行った事に関して、それ相応の責任を追うべきだ」
といった感じの内容だが、自分も確かにこれには同意する。
被害者はイジメが終息した後も、ずっと心の中の傷は消えることはないのに、
加害者が何の罰も責任も負わないというのは、明らかにおかしいし、
イジメが減らない要因の一つでもあるように思える。

作品中で林田先生が、
「いじめにはどのケースにも当てはまる100%の答え、解決法はない、だから難しい」
と言っていたが、少なくとも解決の糸口はいくつも提示されていた。
その中でも最も重要と思えたのが、シンプルでいて実際は一番難しいかもしれないが、
「本人だけで抱え込まず、周りの大人に相談すること」だ。
先に上げた「小公女セーラ」のように強い人間ばかりではないし、
一人で抱え込んでしまうことで、
結果的に自ら命を経ってしまうような最悪のケースが起こっているのだから。
(実は自分の姪っ子も過去に小学校でイジメにあっていたのだが、
親を含めた周囲が努力することで解決することが出来た)

でも、実際はひなたの担任の教師のように、
現実を見ずに向きあおうとしない教師が多いのも事実だろう。
あの担任の教師は最悪だったが、その言葉にも同情する余地はあった。
今の教師も日々必死で教師自身が追い詰められ、
休職に追い込まれるようなことも珍しいことではない。
(神戸であったように、教師間でもイジメがあるような昨今である)
それでもやはり、とにかくイジメられている子供は、
周囲の大人に救いを求めるという事が本当に大事だ。

結果的に学年主任の教師が非常に優秀だったことと、ひなたの強い心があったからこそ、
イジメは解決に至るわけだが、たとえ100%の解決法が無かったとしても、
本作を観た大人や教師が、被害者、加害者に対してどう向き合っていくべきなのか、
林田先生や学年主任の教師の行動や言葉の中に、
学ぶべきものは本当に多かったと実感している。

イジメは当事者だけの問題ではない。
傍観者も間接的な加害者であるとも言える。
自分の子供が将来当事者になる可能性だってある。
全ての人が何かしら本作を観て学ぶべき所があり、
本当に観る価値のある内容だと確信している。

作品中、ひなたは零によって助けられたが、
零もまた、ひなたの「私のしたことは絶対に間違ってなんかない」
という言葉によって救われた。
(その真意は直後には語られないが、43話で零の口から語られている)
過去にイジメ被害に遭った人にとっては、
内容が本当にリアルであるぶん余計に目を背けたくなると思うが、
ひなたの言葉によって、零のように救われた気持ちになる人も少なからず居ると思うし、
是非これからでも観てもらいたいと思う。
{/netabare}
物語がまだ途中のものに5点を付けるということはやや躊躇われるところもあるが、
視聴後に於いて、人の考え方や生き方を変える可能性すら持った作品、
ましてや本作は、大げさに思われるかもしれないが、
間接的にでも人の命をも救う可能性すらあるという意義を鑑みると、
5点を付けることに躊躇する理由はないと判断した。

☆☆声優☆☆

キャスティングに関しては、1期から、もう完璧過ぎるというか、
よくこれだけの実力者&適役を集めたなとつくづく思う。
演じられる声優さんの方々も、本作の台詞には本当に演技のし甲斐があるというか、
声優冥利に尽きるんじゃないでしょうかね、この作品は。

上手い声優が全身全霊でぶつかって応える様は本当に心が揺さぶられる。
一言一言に魂が宿ったとも言える台詞は随所にみられたが、
中でも花澤さんの {netabare}「私のしたことは絶対に間違ってなんかない」
「こんな所生きて卒業さえすれば、私の勝ちだ」{/netabare}
千葉繁の{netabare}「よくやった、胸を張れ」{/netabare}
もうこの場面の演技で普段滅多にこの項目に付けない5点を付けても良いなと思えた。

そういや2期の最終話で登場した幸田母役に島本須美(ナウシカやもののけ姫)さんを起用し、
敢えて1エピソード丸々ほぼ止め絵での語りのみで聴かせたのはさすが、圧巻だった。

☆☆キャラ☆☆

人間というものを昨今のアニメでこれだけリアルに丁寧に描けている作品がどれだけあるだろうか、
そう思わされるくらい、この作品のキャラ描写と存在感はずば抜けている。
どの人物も主人公であるような錯覚、感情移入を覚えるが、
これはキャラそれぞれに圧倒的な説得力を持った台詞の深みと重みがあるから。
本当にこの作品は毎回名言が多すぎる。

シリアスな人間ドラマを、ある意味極限まで突き詰めている作品のため、
キャラ描写、存在感が弱かったらお話にならないが、
1期から引き続いて、やはりこの項目でも点数を引く気にはならない。

☆☆作画☆☆

自分の意見は少数派かも知れないが、贔屓目なしに、
2018年に観たTVアニメの中でも本作の作画は特に凄いと思って観させていただいた。

1期から変わらない極上の淡い水彩画タッチの背景は味わい深く、
キャラの輪郭が背景から浮かないセル画調の質感の相性は抜群で
派手なアクションはないものの、普通は動かさないような所で、
作画枚数を増やしてCGのようなシームレスなスローモーションで、
表情や髪の毛とかをヌルヌルと動かしてみたり、
かなり芸の細かいことを地味ながらやっている。
で、そういうところからユーモアのある場面には、
デフォルメの効いた全く違った作画で急に変化させてみたり、
本当にかなりの労力が掛かってるなと感じる。
キャラの表情の変化をこれだけ丁寧に描いた作品は滅多に見られない。

で、これだけなら通常は4.5点くらいの評価にするところ、
シャフトならではの表現力というか個性が出ているところが素晴らしい。
(別に自分はSHAFT信者でもファンでもない)
単純に美しい作画なものは色々あるものの、
映像に制作会社の個性までしっかり表現できている、
というのはなかなか並みの作品ではお目にかかれないところ。
EDなんかは予算の関係もあって、大抵静止画だったりするもんですが、
この作品はここぞとばかりにセンスを見せつけてくる。

ED後のイラストは毎話異なった人気漫画家を起用するなど、
こちらも毎回バラエティに富んでいて楽しませてくれた。

☆☆音楽☆☆

この項目は1期の点数から0.5点下げました。
OP,EDは曲自体に関しては文句はないものの、
やはり1期と比べてしまうと、アニソンとしてみた場合に劣ると感じたのが理由。
でも後半のOPに関してはイジメが解決してからのその後、
晴れやかさと新たな一歩を感じさせる曲調で心地良かった。

作中BGMに関しては1期から相変わらずで、このBGMのせいで何回泣かされたか。。
いや本当にBGMだけなら満点に値する素晴らしさ、生音への拘りも感じられるし、
曲数の多さも特筆モノだが、やはり予算の掛け方も違うんだろう。
シリアス~コミカルな場面、それぞれにとても印象深かったです。


恐らく2期の内容あってのアニメ化実現だったのかもしれないけど、
いつの日か続編が作られることを心待ちにしたいと思う。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由とはd(ゝω・´○)

原作が好きだし、アニメもキレイに作ってくれるてるので大好きです♪

何もかも好きなんですが、特に…

あかりお姉ちゃんがたまりません(*´Д`*)
理想なんです♪

現実には、こんな人いないだろうなぁorz

芸能人で考えてみると…

映画で役をやってた倉科カナ…
(;-ω-)ウーン胸大きいけどフワフワ感がなぁ…

外見が似てそうな筧美和子かな…
(;-ω-)ウーン性格が違いそう。

声優で外見が1番好きな茅野愛衣…

これだ!(゚∀゚)
あかりさんの中の人だし、言うことなし♪
結婚して体つきがもっとフワフワになれば、あかりさんに近づいていきそう♪ԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘ


それはさておき…

特にこの2期は「イジメ」が取り上げられてて、色々考えさせられます。

今から、「イジメっ子がイジメをしていた事を自覚できない理由」を述べていきますが、壮絶なイジメを体験をされた方は見ないで下さい。気分を害するだけの内容なので(〃・д・) -д-))ペコリン


{netabare}
【イジメっ子がイジメをしていた自覚がない理由は…】
{netabare}
「ただのコミュニケーションとしか思ってない」
からです。

えっ?と思われるかもしれませんが、イジメっ子にとってはそんなもんです。

さらに…

「かまってやってる」「してやってる」という思いがあると、もっとイジメていた事を自覚できません。

イジメ以外にも…

パワハラ、セクハラ、モラハラ、等の〇〇ハラスメント。
DVやストーカーをやってる奴らも、ネットで影で誹謗中傷してる奴らも…


ただのコミュニケーションとしか思ってません。

※ここでは上の行為を行ってるものを「加害者」
被害にあってる方を「被害者」とします。
{/netabare}

【何故コミュニケーションとしか思えないのか】
{netabare}
いろいろ理由がありますが…
・自己肯定感のため
・相手とそういう事でしか関わりが持てないから
等があります。

だから、ただのコミュニケーションなんです。


「自己肯定感のため」だけなら、少しは罪の意識があるかもしれません。

怖いのが、「相手とそういう事でしか関わりを持てない」というのは罪悪感が持てないのです。

もしかすると高揚感を持ってしまう場合もあり、「加害者」はエスカレートしていきます。

これが多数からのイジメやネット炎上などになると、拍車がかかってエスカレートしていきます。

「加害者」が「ただのコミュニケーション」としか思っていないような「悪意のない悪」ほど、タチの悪いものはないと思ってます。
{/netabare}

【相手とそういう事でしか関わりを持てないのは…】
{netabare}
これはイジメっ子にもイジメられっ子にもあてはまります。
悲しいかな、それ以外の関係性が持てないのです。

もし、趣味や盛り上がる事で関係が持てたのなら「イジメ」は発生しません。

イジメもそうですが、ネットで「荒らし行為」をしてる輩もそういう事でしか、誰かとからめないんだと思います。

「加害者」全般にもいえる事ですね。


「コミュニケーション」はお互いが楽しかったり気持ちよかったりすれば、「いい関係」になりますが…

イジメやネットの荒らしや〇〇ハラスメント、特にストーカーが一方的な快楽のためだけに行ってる行為は「加害者、被害者」という関係になってしまいます。

加害者側は「ただのコミュニケーション」被害者側は「イジメ等」と相反した思いなので、泥沼化していくんだと思います。
{/netabare}

【日常の一部である無視】
{netabare}
人との関係性で相手に興味がなかったり、イジメとかタチの悪い相手などに関わりたくない「無視」というのがあります。

「イジメ」より多いであろう「無視」も人との関わり方(コミュニケーション)だと思ってます。

イジメやパワハラなどを、わかってて無視をする「自覚のある無視」は罪悪感を感じるかもしれません。

でも…

ネットでよくみる「こいつとは関わりたくないなぁ」というような「自覚のない無視」はいつも発生してるので罪悪感もなにも感じません。

これは一つの「防御反応」だと思いますが、「無視」という行為は誰もがやっている行為であるといえます。


ネットで日常的に行われてる「自覚のない無視」によってコミュ等をやめていく人も多いと思います。
これはコミュ力がない「無視されてる人」に原因があるので致し方がないと思いますが…

イジメやパワハラと共に行われている周りからの「自覚のある無視」は、被害者の方にとっては、たまったものではあまりません。

「イジメ」からの辛さに「無視」が加わることによって辛さが何倍も何倍もふくれ上がってしまうからです。


「無視」してる人の中には「イジメられっ子」が可哀想だと思って声をかける人もいますが、本作品のように「イジメられっ子」が受け入れられる事はなかなかありません。

受け入れられる可能性が高いのは、その「イジメられっ子」に興味がある人だけだと思います。

ひなたのようにね♪
{/netabare}

【イジメはこの世から消えないと思う…】
{netabare}
私は…

イジメ=コミュニケーションだと思ってるので、世の中から消えないと思う。

悲しいけど…


あえてイジメにあわない方法としてあげるとしたら、


「コミュニケーション能力を高める」

ことぐらいしか思いつかないorz

でもコミュ力を高めるのが、とてつもなく難しいのですorz


では、コミュ力を高めれない人はどうすればいいか…


「魅力を高める」

でしょうか。

「魅力を高める」のに効率的なのが、「何かに特化して夢中になる事」をあげたいです。


アニコレならアニメの知識を、豊富に持ってるユーザーは「尊敬」や「憧れ」の対象になって、他のユーザーから近寄ってくれる可能性が高いです。

一つの作品に特化するのもいいでしょう。

趣味でもスポーツでもなんでもいい!
興味持った事を長年突きつめると、そのことだけには自信を持つ事ができ、相手を蔑む行為さえしなければ「魅力のある人」になれます♪
{/netabare}

【芸能人や著名人の中にはイジメにあった人が多くいます…】
{netabare}
特に「指原莉乃」と「さかなクン」を尊敬しちゃいます♪

指原は中学時代に「イジメ」「引きこもり」の経験があるそうですが、極度のアイドルオタクだったおかげで辛いのを乗り越えれたみたいです。

モー娘か他のアイドルか忘れましたが、ネットで好きなアイドルを叩く荒らしと戦いまくってたそうですww

指原に魅了されてしまうのが、年々とキレイになってるなぁと思うからです。

バラエティでも過去のことをよく話しますが、暗さもイヤミぽさも感じません。
凄いスキルだと思います♪

時々みせる闇の部分が、私はとっても好きですけどねww


「さかなクン」もイジメにあっていたそうです。

さかなクンはイジメにあってた時に「魚の世界と似てるな」と思ったらしいです。
以外全文↓
{netabare}
広い海へ出てみよう

東京海洋大客員助教授・さかなクン


 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。

 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。

 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。

 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
{/netabare}

さかなクンを最初みた時は「ウザイキャラ」だなぁと思ってましたww

私は魚類というか水生生物全般が好きなので、さかなクンの豊富な知識に魅了されちゃいました♪

他に沢山の方がイジメや辛いことを経験されてます。

イジメで辛い思いをされてる方も一度は、好きな芸能人著名人+「イジメ」とググってみてはいかがでしょうかd(ゝω・´○)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 4
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

将棋の世界に生きる者たちと下町の家族の物語…青春&人間ドラマの傑作

【開始前】
なんというタイミングでしょうか、今年、中学生プロ棋士が話題をかっさらいました。藤井君には零のような重さは感じませんが(あってほしくない…)、将棋に注目が集まったのは間違いないです。このタイミングで放映されますから、一期以上に注目が集まりそうです。

原作既読。一期の面白さに一期の途中で原作をむさぼり読んでしまうという始末…ドラマ系の作品が好きな人には満足いく作品だと思います。さらに、原作を活かしきって、上乗せするシャフトの演出も見事としか言いようがありません。それとNHKだからこそ、この作品が映像化されたと確信してます。

さて、二期。ほのぼのとしたスタートしました。{netabare}これはこれで良いのです。ここから二期は重くなりますから。重すぎてついていけなく人もいるかもしれませんし。それからかの名人の話も。{/netabare}この作品のテーマは桐山零が人間らしく生きることと、棋士として成長することです。そして、零の周りの人々が零にどう関わって、彼にどんな影響を与えていくのか、ここがとても面白いのです。時おり見せるクスッとする演出は重くなりすぎないためには必要なものだと思います。
二期も一期以上に期待しています。絶対に面白いです。

【後半スタート】
前半は{netabare}ひなたのいじめ問題が軸になる重い展開でした。ひなたの苦しみ、負けないと立ち向かう姿は涙なしには見ることができません。一方で、零は人との繋がりを覚え、棋士として成長していく様子が描かれました。なにかのために戦う、これまで零には無かった感情です。
いじめ問題のクライマックスが後半の1話で描かれました。いよいよ解決に向かっていきます。そして、桐山は棋士としてもうひとつ階段を上っていきます。そして、島田の話も来ることでしょう。これも熱くなります。{/netabare}
この作品の良いところは、対戦する騎士も魅力的に描かれている点。後藤もそうだけど、山崎の話をきちんと入れてくれたはさすがとしか言いようがないです。あの話も最後泣けてくるんですよね。本当に原作を大切にしてくれる良いアニメです。最後まで楽しみたいと思います。

【最終回を終えて】
原作自体、完成された作品です。その原作以上にすることなく、原作を潰すことがない、つまり、原作とアニメがイコールの関係性を保ち続けた素晴らしい作りでした。各エピソードがとにかく面白いのが「三月のライオン」という作品です。アニメにしても大丈夫か?というところ、例えば棋匠戦とか、本当に期待以上に描いてくれました。

二期はひなたのいじめ問題、名人との対局、棋匠戦、ひなたの受験と、怒濤の重い話が連続しました。ときおり、ギャグも入れて重すぎないようにしていますが、そうしてもズッシリくるエピソードです。

(ひなたのいじめ)
{netabare}二期の中心となったのがこのエピソードです。原作読んでいても本当に胸くそ悪くなる展開です。その中心人物である高城とその親、投げ捨ててしまった担任、見知らぬふりのクラスメイトに腹が立った人も多かったことでしょう。
いじめついては零が林田先生に相談した時の先生の言葉が大きな前ふりになります。「いじめで検索すると(中略)どこにも100%の解決方法は載ってないんだ」これです。そう、漫画といえど、いじめを取り扱ったときにはその答えをどう導きだすのかが大事。羽海野チカはこの問題をどう解決しようとしたのか。

ひなたの性格、ひなたを大事に思ってくれる周りの人々、置かれた状況。そして最後の切り札が国分先生と本気になった学校。これらから導いたのが三月のライオンにおけるいじめ問題の解消だったと思います。そして、三月のライオンが優しいのは高城を絶対的な悪にはしないところ。この子の心の底を見せ、その子の行く先を国分先生がとことんまで付き合うところを描いているのが本当に良いです。また、学校を出ていってしまったちほの行く末、いじめが起こす問題の大きさを実感させてくれました。{/netabare}

(名人との記念対局)
{netabare}見た雰囲気だけでただ者ではない感、まさにカヲル君のような不思議な存在感を醸し出していた三月のライオンの最強棋士である宗谷。中学生プロデビュー棋士としても零と比較されますが、人の形をした何か的な存在だった彼がなぜその雰囲気を作っていたのかが分かるストーリーでした。やっぱり宗谷も一人の人間だったことがわかり、零の棋士としての成長も垣間見えた良いエピソードでした。

舞台のひとつとなったのが仙台。駅からどこに向かっているのかがよく分かり、本当にきちんとロケーションしているんだなと実感。{/netabare}

(焼け野原)
実に三月のライオンらしい、見ごたえ抜群なエピソードです。この作品の良いところの一つが、キャラの誰もが主人公になってしまうくらい濃いキャラ設定。
{netabare}このエピソードの中心は柳原棋匠66歳。このエピソードまでは会長とおちゃらけしている場面が印象に残る程度の脇役。が、この話では一転、最年長A級棋士の化物として存在感を発揮します。悲願のタイトルを狙う島田8段との対局は地味で、タイトル戦として盛り上がらないと言われていたのが、二人の命を削るような一手一手に引き込まれていきます。柳原棋匠の心の声がどんどん重くなり、また、熱くしていきます。
その背負っているものの重さ、場面描写は作品中、ナンバーワンの名場面。島田8段の過去も1期で描写しているだけに、どちらにも肩入れしてしまうほど熱い話でした。なんでも、本当は島田8段がタイトルを獲る話を作る予定だったのが、書いているうちにこの流れにしたのだとか。この機転が利いてすごいエピソードになったということみたいです。正直、主役になりそうにないような人まで熱くしてしまうのがこの作品の良いところで、男の中男の漫画と言われるゆえんです。{/netabare}

(零とひなた)
二期の主軸の一つが零とひなたの関係性。二人とも大切な人して繋がっていきますが、それは恋ではありません。見ていると、いったいいつ意識するんだよというくらいもどかしいのですが、羽海野チカは単純に恋人として繋がることはさせませんでした。ここがポイント。
{netabare}零はひなたに心が救われました。そこで零はひなたを守ると心に誓います。勝ち進んで対局料で解決しようとしたり、普通とはズレた考えでも零がこれまで持てなかった感情です。ひなたもまた、零の思わぬ行動に傷ついていた心が癒され、彼を信じます。どこからどう見ても良い関係なんですが、あかりやじいちゃんからは零が男としてひなたと関係を作ろうと見られていません。「だって、零ちゃんですもの」「だって、ぼうずだぜ」がより、この二人の関係を表しています。
原作ではこのあと、また一つ大きく動くのですけどね。{/netabare}

作画と演出はシャフト丸出しの良いものでした。というか、原作そのものがシャフトの演出にピタリと合うものですけど。中の人は全員、キャラを演じきった素晴らしいものでした。というか、この人以外にはあり得んという当てはまりすぎな配役です。特に花澤さんは泣く場面が多く、難しかったと思いますが、ひなたが彼女で本当によかった。そう思います。

原作、アニメとも名作と感じる素晴らしい作品です。人間ドラマ、青春ドラマとして見ごたえも抜群です。この系統が好きな人は1、2期ともに見てほしい作品です。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 41

83.9 12 2017年度アニメランキング12位
ガヴリールドロップアウト(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1034)
4791人が棚に入れました
天使学校を首席で卒業した優等生のガヴリール・ホワイトが、下界で人間の学校に通いながら修業するはずだったのに、ネットゲームに夢中になり、歩くのも面倒くさがるなど自堕落な生活を送る……というコメディー。

声優・キャラクター
富田美憂、大西沙織、大空直美、花澤香菜、水瀬いのり、井澤美香子、渕上舞、梅津秀行
ネタバレ

vbkOs43966 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

【胸糞】イジメ肯定アニメ【卑劣】

なんだこの「イジメ肯定作品」ワ!
「弄る」だとぉ~?フザケルンジャナイヨ!
やってることは「苛め」じゃねえか、コノヤローッ!
断じて許せん!
いい加減にぃぃぃせいィィィィィィァ~ッ!!
{netabare}
本作は、
苛める側にとって非常に都合の良いキャラのお陰で成立している、
イジメを肯定するアニメ作品だと言えます

本作には「素直・真面目・不器用な人をからかって笑い者にする様子」が描かれております
不器用な人間を「弄る」という体裁で「苛める」描写があります
イジメの光景を視聴者の皆様に楽しんでもらおう、といった主旨の作品です

えー、わたくしは、
本作のようなイジメ・ギャグ作品が大嫌いであります(笑)
憎んではおりません、単純に嫌いなんですよ
呆れると同時に不愉快でもあり、嘆かわしい
他人を傷つけて笑いをとる行為なんて、面白くもなんともありません
ハッキリいって「芸がない」と言えます

こうしたイジメ・アニメには、一定の需要があるのでしょう
事実、本作を傑作扱いする方もいらっしゃいます

確かに、
イジメをそれと気づかせず巧妙に表現する術に長けている
という点に於いて、本作は傑出しているとは思います
また、
真面目に生きるとバカを見るという皮肉を、
キャラクターの振る舞いを用いて物語っている芸術的に高度な作品だと捉えることもできないことはありません
が、
あまりに都合の良い設定のもとでそれらが描かれている時点で、
評価に値しないでしょう(笑)
ただし、
本作は、オレつえー無双チート作品としては、なかなかに素晴らしい完成度を誇っていると言えそうです

イジメを肯定する作品が存在すること自体は、
社会的に容認・肯定されてしかるべきでしょう(笑)
なぜなら表現の自由とは尊いものであり、
何人たりともオカしてはならない聖域・性感帯だからです
本作のようなイジメを肯定する内容を含んだ反社会的な作品であっても、
その事を理由に排除・弾圧の対象にしてはならないのです
表現されたものがどんな内容であろうとも、
その存在を認めてフェアに扱う必要があるのです
イジメで笑いをとりにくるギャグアニメであろうがなかろうが、関係ありません
観たい人が観て、楽しめる人が楽しんだらいいのです
オトナの嗜みとは、こういうものです()

がヴというキャラは、放っておけば無害な存在ですね
がヴは口を開けば他者を傷つけるような言葉を平気で発する傾向にあるため、
周囲の人々はいちいちがヴに干渉せずに、
放っておくのが最良の判断だと言えるでしょう(笑)
家にいてもらう方が、世のためになりそうなキャラです
ゲームが大好きで四六時中没頭できることはスゴいことなのです
課金ユーザーは企業にとっては有益な存在です
がヴはゲームというヒトの役に立つ趣味を持っているのですから、
ひたすらその道を歩めばいいわけです
無理して家から出る必要はありません
嫌々外に出てバイトなどしようものなら、
店に不利益をもたらすだけで、世の中の役には立ちません
このように考えますと、
ヴィーねというキャラは、いかにも悪魔らしい振る舞いをしていることになるでしょう
なぜなら、
がヴという災いを世に放つために、真面目に率先して行動しているからです
まー、がヴとヴィーねについてはこんなところでしょう(笑)


えー、ところで、
ラフィという「ドエス(笑)」キャラクターの振る舞いには、感心できませんな
人が困っているところを眺めてほくそ笑むなんてのは、
ココロの成熟が未発達な証ではありませんか
このキャラの行為を好意的に受け止めることはできません
なぜなら、イジメを肯定することになるからです
イジメの発生は、苛める側の人間が未成熟であることに起因します
いや、マジメな話ですので、これは(笑)
よく考えてみてください
「この人バカだなァ」と思えるヒトがいたとして、積極的に苛めようとしますか?
大抵のニンゲンは、わざわざ苛めたりはしませんでしょう
つまりは、苛めずにはいられない人間が、苛めを行っているのでございます
したがいまして、
苛められる方にも原因があるなんて考えは、明確に誤っているワケです
苛める側に、100%非があるのです
ただし、苛める側の人間の脳の発達を待っているだけでは、
イジメの期間はイタズラに延長され、
問題は深刻さを増していくばかりです
ですので、
苛められる側に落ち度はまったくありませんが、
苛められている人間にも変化が求められることになります
ま、覚悟を決めて、相手を半○○にするのが、
手っ取り早い解決手段となります
このように、イジメとは連鎖的に悲劇を生み出すシステムであります
ラフィのような人間の振る舞いを好意的に受け取れないのは、このためです

ラフィのような「苛めずにはいられないヒト」は、
他者の境遇を自身に重ね合わせ、
その痛みに共感できるほどにまで、
アタマが発達していないんですわ
言い換えると、
シミュレーションの性能が未開発なまま放置された状態なのであります
つまりラフィは、
未発達が故に幼稚園児の頃に持っていた残酷さを保ったまま、大人になっちまったようなキャラなのでございます
ラフィというキャラは、よほど、
イビツな環境で育ってきたのでしょう
「親の顔が見てみたい」とはマサにこの事でございますなあ
ある意味、被害者であります(笑)


いじる?
いじめる、が正解でしょう

イジルもイジメルも、
他者をからかってバカにするって意味では変わらんでしょうが(笑)

「苛める」を「弄る」に変換することで、煙に巻く作戦(笑)なのでしょうなァ
なるほどね~、コイツァなかなかに狡猾な手口でございますわ
まるで「詐欺師」が用いそうな論調ではございませんか
まさしく、詐欺、詐欺、詐欺であります(笑)
うっかりしてると、騙されますな、これは
お~、怖い怖い
油断できませんよまったく

ところで、人を弄る光景ってのは、実際面白いんですか?って話ですよ
もちろん、そんなのはヒトそれぞれだとは思いますが、
わたしとしては、ちっとも面白くないんですよ
弄られている人間はストレス感じてたりしますので、
やるべきではないんですよ、弄るなんていう卑劣な行為は

たまに、ゲンジツの社会にもいますよね?
「お約束」で成り立っているテレビのバラエティー番組みたいなノリで、
実際に他人を「いじっちゃう」ヒト
しかもそういうヒトって、
「イジリ」を「芸」だと認識しているのか、
「私は相手を上手にイジってあげているんである」
「そんな私はカッコいいんである」
などとカンチガイして、得意気に他人をイジっちゃうんでありますよ
ヤバイでしょ、こういうヒトって(笑)
何より「自分をデカくみせようとして必死」な感じが出ていて滑稽なんですよね
その上「自分をデカクみせようとして小物に成り下がっていることに気がつかない」のですから、痛々しくて見ていられませんよ
泣けてきますでしょう?(笑)
もう、こういうヒトを見ていると、
なんというか情けなくてね、涙が出てきますね(笑)
ニンゲンって面白いナァ~って、感動的ですらあります

ま、弄るスタイルで他人を苛めるヒトってのは、
「洗脳(笑)」されているんですよ、間違いなく
ゲンジツでも夢の中にいるという状態ですから、
ある意味では幸せなヒトなのかもしれませんけどねぇ~

こんな話をしていると、
おいソコのお前!アニメとゲンジツを比較(一緒に)するな糞ゴミヤロウッ!
といったような、鋭いご指摘が聞こえてきそうなものです
はい、まったくその通りでございます
アニメとゲンジツはベツモノでございます
アニメがあくまでフィクションでございますことは百も承知であります
ワタクシはそういった認識を持った上で、
ゲンジツで起きても面白いと思えない事柄をアニメでやられても、
ちっとも面白くないですね~、って話を、しているのでございます
何卒、その旨ご理解いただきたく存じます

~ーーーーーーーーーーーーー

地ッ…さっきから黙ってりゃあいい気になりやがってヨォてめこら…
ネットでしかイキがれねえ、この、イキリ(笑)豚ヤロウがッ…!
ネットでワル(笑)気取るのも大概にせいや
そんなに嫌なら、
観るの「やめろや(ドスを効かせた声)」←(笑) キャー(*ノ▽ノ*)怖~ィ

…ーーーーーーーーーーーーー

あー、いやいや、観ませんよ、こんなヒドイ作品
こっちから願い下げでございます

「イジメを肯定する作品」なんて、
ワタシのジンセイには「不要」ですから(笑)

{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 2
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

駄天使たちに「悔い改めよ!」と誰かさんに言って欲しい。

無気力でバイオレンスな駄天使ガヴリエル、おばかで寂しがり屋の悪魔のサターニャちゃん、心優しい優等生悪魔のヴィネットさん、サディスティック天使のラフィエルさんが繰り広げる、天使と悪魔の賑やかな日常を描くアニメ。上の説明を見てお分かりになる通り、天使と悪魔の役割が概ね逆転してます(笑)

1話では悪魔としての義務を遂行すべく、へっぽこ悪魔のサターニャちゃんがあれこれと小さな悪事を企て、小さな報いを受けるという何となく微笑ましいパターンだけでしたが、2話になるとサターニャちゃんが天使のガヴに意地悪されたり、同じく天使で加虐趣味のあるラフィエルさんにパシリにされたり‥{netabare}3話ではガヴの暴力性が全開し、かなりきつい表現が目立つ様になりました。サターニャちゃん、自業自得な所が無いわけではないのですが、問答無用で腹パンチされたりとか、ドアの下敷きにされて気絶させられ→放置されたりとかはあんまりにも‥。前者は全然、後者も大した悪事を働いて無いのに散々な目にあったサターニャちゃんなのでした。踏んだり蹴ったりでかわいそ過ぎる(汗)
{/netabare}
絵柄がコミカルなのにバイオレンス描写が入っているギャグアニメとしては「キルミーベイベー」とか「バーナード嬢曰く」なんかがありますが、こういうのは暴力や嫌がらせそのものが笑えるのではなくて、主にお調子者のキャラが、積極的に相手を挑発したり悪戯を仕掛けたりして、その結果として手痛いしっぺ返しを受けるという、因果応報の表現がオーバーだったり、意外な形で返って来たりと、当然からは予期しづらい"ずれ"を見て楽しむものだと思うのですが、多分これはバランスの問題で、やり過ぎてもいけないし、少な過ぎてもいけないもので、また相応の報いなら、ギャグでも何でもない普通のお話になってしまいます。本作では1話の時点ではそのバランスの良さが感じられ、素直に笑えたんですが、2話、3話、続く4話となるに従って、サターニャちゃん絡みの大半のギャグが単なるいじめ描写にしか見えず、作風が悪趣味な方向に傾いてきている印象を受けました。

キリスト教の世界観では駄天使ならぬ堕天使という概念がある様に、天使は悪魔に成り代わる存在として知られていますが、作中の天使たちの所業は打算と欺瞞に満ちていて既に悪魔そのもの。

見方によっては、従順である事は怠惰と結び付くし、神の代行者として暴力を振るったり、試練を与えたりする点は天使らしい表現と言えなくもなく、一方で悪魔は人間を堕落させるという※義務に対して忠実であるとされる事もあるので、勤勉なイメージが与えられるというのはあながち的外れではないとも言えます。天使と悪魔の持つ一般的イメージ-良心の担い手と堕落への誘い手-から一歩離れ、それぞれの持つ負の面、正の面を誇張して表現している様にも見えました。

結局の所、天使とか悪魔の設定によってもたらされる性格付けは後天的要素?によって差し引きゼロみたいになっていて、両者とも殆ど人そのものなんじゃないかなって私には思えました。中二病の人に限らず、人間が多過ぎるとか、人間なんて滅んだらいいなんて軽率な言葉を口にする人、ごまんといますし、椅子引いてそこに座ろうとしている人を転ばそうとする人とかもまぁいますものね‥(汗)

今期の似た設定のアニメ、小林さんちのメイドラゴンでは人間社会で生きるドラゴン達の持つ疎外感や肩身の狭さなどがそこはかとなく描かれていましたが、こちらではそういった影の差す描写もなく、ギャップを見せて楽しませる趣向だけが前面に出ている印象でした。
{netabare}
ついでに言うと天使は、天使という名の示す様に、単なる使いで※a意思を持たず、神の代行者として働く存在なので、勝手に終末のラッパを吹く事は出来ないとされています。作中描写を鵜呑みにすれば誤解を生む可能性があるし、文句を言いそうな宗教関係の人とかも出てきそうなのでちょっと危険に感じました。2話でガヴが進路希望用紙に「世界の終わりを告げてみたい」と書くシーンがその該当箇所で、あくまでも希望という事なので私は笑えちゃいましたが‥。このシーンについては常識人の委員長の反応とかイメージ映像とかが逐一面白かったです(笑)

ロボの様な天使を描いた方が良かったとは決して言いませんが、もうちょい天使らしい※b何らかの枷があった方が設定に必然性が加わるし、他の日常アニメとも差別化が図れて良かった気はしました。

※a:聖書によれば敵対者の悪魔ですら、神の許しのもと、人を誘惑し堕落させるだけの存在として描かれている。

※b:神様は何でもお見通しだから、悪い行いをすると頭の中に声が聞こえてきて良心の呵責に苛まれるとか、「悔い改めよ!」とばかりに洗脳光線を浴びて浄化されちゃうとかがあった方がバランスが取れていたのかも知れません。(お約束な感じだし、絵的に色々とヤバイ気もしますけど)
{/netabare}
キャラはかわいいし、日常パートには楽しいところもあるのですが、回を重ねる毎に人(主にサターニャちゃん)をいじめて笑いを取る様な描写が過剰に思えてきましたので次回のお話を見て視聴続けるかどうか判断したいと思います。


5話見終えて、新キャラに天使のタプリスさんが登場しましたが笑わせ方は今までと変わらずでした。

強者であるガヴとラフィーさん(中立だけどヴィーネさんも)、弱者であるサターニャちゃんとタプリスさんのより分けがはっきりし過ぎている為、決まりきった展開が多く、展開に意外性がないのが致命的でした。

子供や動物のたわい無い遊びを見て微笑ましく思うというよりは、ラフィーさんのリアクションを見て分かる様に、あざ笑う類の笑いなので素直に楽しめなかったのだと思います。

サターニャちゃんをおちょくるのに飽きたら、次はタプリスさんと、別の弱者を見つけておもちゃにするというやり方も、いじめの性質に良く似ていて、私にはどこを楽しんでいいやら分からず付いていけませんでした。強者であるガヴとラフィーさんが常に安全で、何ら報いを受けないというのもまた、釈然としない気持ちを募らせる原因になったのだと思います。

いじめ、いじめられる関係というのは、バランスを欠いた人間関係の典型的な例であるという事を、このアニメを通して再確認する思いでした。

キャラデザや声優さんに魅力がある作品だけに残念ですが、私はここで断念です。

※:C.S.ルイス宗教著作集1「悪魔の手紙」参照。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ガヴリールドロップアウト…そのまんまでしたね。

この作品の原作は未読ですが、放送直前スペシャルが面白かったのとやはり声優さん…花澤さん、アイカツ/ユメちゃん役の富田美憂さん、冴えカノ/えりり役の大西沙織さん、装神少女まとい/ゆまちん役の大空直美さん、とこれだけの声優さんが登場する作品なら視聴すべき…と思ったのがきっかけでした。

放送直前スペシャルで花澤さんのトーンが他の3人とちょっと違う…と思っていましたが、本編を視聴して納得…一歩引いて全体を見ているからだったんですね。

天界にある天使学校を優秀な成績で卒業すると人間界で修行する事を許される…
人間界には天使も悪魔も存在するので、悪魔はどの様なシステムで人間界にいるのかは不明ですが、天界からは学校を主席で卒業したガヴリールと次席のラフィエルの二人が人間界に送り込まれる事になりました。

私は天界を良く知りませんが、少なくても人間界で優秀な天使が堕落するほど天界には娯楽が少ないのでしょう…
天界学校主席卒業のガヴリールがものの見事に堕天して…物語が動いていきます。

この物語のメインキャラは以下の4人です。

ガヴリール(CV:富田美憂さん):人間界の娯楽に吊られて堕天した女の子…天使って堕天すると、性格や夢まで変わっちゃうみたいです。CVの富田さんはアイカツのユメちゃん役を演じていますが、そういう目線でガヴリールを見ると確かにユメちゃんっぽさを感じる事ができた様に思います。

ヴィーネ(CV:大西沙織さん):悪魔なんですが4人の中で一番まっとうな女の子…どちらかと言うと相当良い子で、困った人を助けたりガヴリールの面倒をよく見たり…全然悪魔っぽくないんですよね。

サターニャ(CV:大空直美さん):自称大悪魔を名乗る女の子…若しくは痛い子と言った方が彼女にピッタリかもしれません。
ガヴリールを敵対視するのは、天界学校で主席だったから…かどうかは分かりません。少なくてもメロンパンが大好きで良く買っているみたいですが、殆ど食べた事の無いような…
CVの大空さんは「いなり、こんこん、恋いろは。」で伏見いなりを演じられていますが、はまり役はやっぱりゆまちんだったのではないでしょうか。といちゃんを全力で支えたゆまちん…最高に格好良かったので。
決して大空さんにサターニャが合っていないと思っている訳ではありません。
この物語におけるサターニャの存在はとても大きく、個人的にはサターニャ推しで見ていたので。

ラフィエル(CV:花澤さん):いつもニコニコしていて見た目は柔らかで温厚…でも彼女ほど内面と外見に違いのある人はいないでしょう。全体的に外面は白っぽいイメージですが、時々垣間見える言動からお腹の中はきっとこれでもかっていう位真っ黒なんだと思います。

この4人が織りなす日常…を描いた作品なので物語の抑揚はあまりありません。
あるとすれば、日常に時折天界から外乱が入るくらい…
その外乱に対して如何に人間界での日常を守りきるか…彼女たちが外乱に対して必死になるのはその程度なんですが、いのすけや沢城さんといった声優さんが運んでくる外乱…これが案外と面白いのです。
なので、あまり難しい事は考えず頭を空っぽにして視聴する作品だと思いました。

私はサターニャ推しでこの作品を視聴していましたが、誰を推すかでも評価が変わるような気がします。
ヴィーネも良い子なんですけどね…我が家にいて欲しいのがヴィーネ…外から眺めるだけならサターニャ…私はこんな評価でした。
天使勢…ラフィエルの黒さには時折クスリと笑えましたが、ガヴちゃんはというと…
学生なんだからもう少しちゃんと勉強しようよ…と思わず思ってしまうのは私がおっさんだからでしょう。

オープニングテーマは、「ガヴリールドロップキック」
エンディングテーマは、「ハレルヤ☆エッサイム」
どちらもメインキャラ4人で歌っています。
どちらもカラオケで挑戦済ですが、オープニングの方が難易度が高かった様に思います。

1クール全12話の物語でした。
推しのキャラや声優さんがいるなら、その魅力をしっかり味わえる作品だと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 33

83.6 13 2017年度アニメランキング13位
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1065)
5219人が棚に入れました
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

声優・キャラクター
新井良平、田所あずさ、Machico、上原あかり、荒浪和沙、水瀬いのり、水間友美、久保ユリカ、石見舞菜香、木野日菜、小日向茜、井上喜久子、千葉繁、小杉十郎太、佐藤聡美、井上ほの花、佐藤利奈、麦人
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★