dbman さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルで敬遠してたけど見たらクソ面白かったアニメ筆頭
魔法少女をモチーフにしたダーク・ファンタジー。
2011年の放映当時は、多大に話題をかっさらった『魔法少女まどか☆マギカ』。当初は“魔法少女”というタイトルから否応なしに敬遠していたけれど、あまりにも話題となっているので視聴してみたらトンデモ作品だった私のなかの筆頭級。レビューを書くにあたって再度視聴しなおしてみたけれど、やっぱまどマギ、トンデモなかったです。
どこを掻い摘んでいいのやらとばかりに、作中ほぼすべての場面に無駄を感じることがなく、全容を把握している上での再視聴にも関わらず、序盤からして早々に物語に引き込まれてしまうし、その勢いのまま最後まで加速するものだからあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。
何がそんなに引き込まれてしまうのかと観ていて気づいた点のひとつとして、まどかをはじめとする主要キャラたちは、その心情が揺らいでいることが多いためそれぞれに感情移入しやすいということ。一応の突っ込みどころというか、足早過ぎると感じた箇所が一点だけあったが、12話という長くない時間に抑えるためそこは已む無しといったところ。しかしこれ、全部で12話だったいうことに驚きを隠せず、その濃厚さはちょっと信じ難い域まで達しています。
ということで、私のように敬遠されてしまっている未見の方がおりましたら、結構強めにオススメさせていただきます。もし、肌に合わなかったとしても時間的なダメージは少ないものと思われますので。
余談もいいとこですが、まどマギ主要人物5人+1匹を演じたすべての声優さんが、私のアニメ人生においてTOPレベルに大好きな作品(『ARIA』『化物語』『CLANNAD』など)のなかでその命を吹き込まれている素敵な声優さんたち。そんなスペシャルで俺得すぎる声優さんたちが集ったまどマギに感謝!