じん さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 1.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
もはや何をしているのかの自覚すらない怪物
このアニメは恐ろしい。
何かって、とんでもない低クオリティで仕上がっている。そのため、1話放送後すぐにチャージマン研!の再来と噂が広がり、視聴者が殺到。2017年のラストシーズンを「見る坑鬱剤」として締めくくった。
注目すべきは作画だろう。エンドロールを見るに作画は人件費の安い海外への注文である。登場人物は平面的な動きが目立つ。また何の計算や知識もないダイナミックな構図より平然と居座る矛盾に腹筋が鍛えられる。
ストーリーはイケメンのバンドたちが困難を乗り越えるという、別に珍しくもない(?)ものだが、登場人物の行動は予想し得ないものだらけだ。乙女ゲーム原作というには絶対に登場しないレベルにまで幼稚なやり取りが続く。見ているうちに私もナントカって病にかかっているのだろう。
これらを助ける声優の迫真の演技。せっかく作り上げた雰囲気を正面から破るピアノ。
ここまで来るともはやこいつは計算高い怪物としか言いようがないのである。