「キャロル&チューズデイ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.6
感想・評価
395
棚に入れた
1295
ランキング
793
★★★★☆ 3.7 (395)
物語
3.4
作画
3.8
声優
3.7
音楽
4.0
キャラ
3.6

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ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

LIFE ON MARS?

5話までの感想{netabare}
https://www.youtube.com/watch?v=AZKcl4-tcuo
https://www.youtube.com/watch?v=XXq5VvYAI1Q
強烈なファンってワケでもなくたまたま知ってた程度ではあるけど、火星が舞台で目覚ましロボットの名前がジギーってだけで最後まで見るの確定。
もしトム少佐が出たらションベンチビる。
恐らくAIの作った歌(に歌わされる人間)Vs人間が作った歌って展開になるとは思うのだけど、5話まで見た限りそこまで行くのはまだ遠そう?

それよりも4話ですよ、メッチャ笑った。
“アニメガタリズ”の作中作もそうだけど、自分はプロが意図してガッツリ作ったヘボい作品・あたかも素人が作ったかのように見せかけた作品って好きみたい。
予算が無くて作画崩壊するのとは全く別のものとして。
しかもアイデア出しする時に出た候補…キャロルとチューズデイが言ったのは洋楽(洋画)詳しくない自分でも知ってるものばかり、これはあの世界でもミーハーなのかマニアックなのか。
一方のガスの言ったことって…お前それ中の人が元ネタにガチで関わってねーか?w
一流のアニメーター使ってどんなのを目指そうとしたかと思えば…ああ、やっぱりテイクオンミーなのか(たまたま知ってた)。
クソヘボCGや合成はテイトウワ辺りならそのまんまOK出そうな気がするけど、あれじゃダメだったのねー、テクノ系じゃないから?

そして5話、お?ちゃんと火星である必要性出てきた?
アンジェラの母?が火星特有のアンドロギュヌス(両性具有)なんだそうな。
ひょっとしてガスの元妻もそう?
んじゃあそのうちボーイソプラノとかも出るんかのう??
穿った見方すれば、海外シェアを狙ってLGBTに配慮(という名のおべっか)しつつ不自然にならないように火星を舞台にしただけ…かも知れんけどねー。{/netabare}

6話感想{netabare}
マジかこれ!?
騒いで逆に目に付かれるとアレなのであんまり言わない方が良いとは思うのだけど、今回スゲー攻めたんじゃないか?

その昔“ようこそようこ”ってアニメがありました、内容としてはミュージカル風というか毎回歌が入る系、LD持ってます。
今と当時では規制の緩さが違ったこともあって、「現在ではこんなアニメは作れない」とはよく言われてます。
そう言われるエピソードは色々あるけど(主に著作権関係)、その中の一つに主役のようこの飲酒ステージ回ってのがありまして。
知ってて進んで飲んだのではなくあくまで事故なんだけど、それでステージで酔っ払いダンスを披露し、客ウケは良かったんだけど偉い人からステージをナメてると怒られる…って展開。

キャロチューの6話は「え、まさかそれをやるのか!?」とビビりまくり。
実際は別に酔っ払いダンスもしなければ偉い人が怒るでもないし、なにより酒だと明言すらされてない。
けど「今の時代でようこのあの回を再現させようとしたらここまでが限界」ってのを見せてもらった気分。
更には観客からは非難され、憧れのミュージシャンらしいクリスタルから誉められるってのは敢えて逆パターンにした予感…つまりは“ようこそようこ”をスゲー意識してない??
元々歌手志望の家出娘2人組が都会の倉庫2階で暮らして~ってのがようこっぽいんだけど、そんなのはよくある設定だろうと気にしてなかったのだけど、6話はかなりソレっぽい気が。
ヨシュア専用ドリンクを誤飲したところでそこから何か話が広がるワケでもなく、描写として不必要・足りてないってツッコミが入るかも知れないけど、個人的には攻めた結果として評価したい。
そりゃ酔っ払いステージも見てみたいけどねぇ…。

それ以外としては、ステージに立つ前の緊張感がよく描けてたんじゃないかな?
普段あんな態度のアーティガンも弱気を見せたというか、ああやって自分のボルテージ高めてるのねー。
逃げ込んだ先のスキップの控えトレーラー?、本番前でピリピリしてたらあんなもんでしょう。
欲を言えばもっとSFっぽいのを…フィフスエレメントとまでは言わないけど、もっとブッ飛んたアーティストが居ても良いような?{/netabare}

7話感想{netabare}
スーザンボイルみたいなことするのかな?
前回「もっとSFっぽいのを」「もっとブッ飛んたアーティストが~」と書いた直後、今回オーディション参加者として色々なタイプが登場。
おおお、やっぱこうだよねー、自称宇宙人とか居るハズだろーと思ってたんだ。
いやぁホっとした、痒いところに手が届くというか、こっち側の認識と作り手側の認識がそうズレてないのはありがたい。
たまにあるんでね…「え、そういうことだったの?」と面食らったり「お前の価値観(世界観?)全然分からん」と感情移入できないのとか。

ところでオーディション参加者の中で三味線弾いてたのが審査員にウケが良かったっぽいけど、彼も予選突破できたのかな?{/netabare}

12話までの感想{netabare}
くそう、↑で誉めたらこの有様だよ。
オーディション回が…な、長い。
ってかそれだけで1クール終わっちゃった。

期待してたのは未来の火星が舞台なんだからもっとド派手でぶっ飛んだステージだったのだけど、実際は「素人オーディション番組」であるためどの出場者も共通の地味なセットで立ちっぱで歌うばかり。
アニメなのに…未来が舞台なのに…。
12話だけは話に動きがあって多少面白かったけど、ご都合部分が多すぎて他の作品だったらダメダメだったでしょう(マシに見えただけ)。
分割2クールらしいので今後は専用ステージでド派手なパフォーマンスをバンバン畳み掛ける展開に期待。
その…現状だとステージシーンだけの比較では“マクロスF”に劣ってて…もう何年前の作品だよと。
クソPV回のPVのが動きがあるって悲しい限り。
歌にしたって、もっとこう宇宙っぽいのをですね…GGKをもっとジャミロクワイっぽくとかさ、あんま詳しくないので上手く語れないけど。
今の時代セットじゃなくてホンモノでこんなんやっちゃう時代ですぞ?(これでも数年前)
https://www.youtube.com/watch?v=KaOC9danxNo
いや、期待はしてるんで…。

もしくは自分が思い違いをしてて、この作品は「実在スターのドキュメント作品」みたいなのを目指してたのかな?
そうであるなら、話の本筋には絡まないけど「ゲスト出演で○○が一瞬出てる」なんていうのもよくある話で、クリスタルやスキップはそのポジションなのかな?と思えたり。

ところで、やっぱあいつテイトウワだよね?w{/netabare}

13話感想{netabare}
ああなんだ、2クール目は期間空けてから開始かと思ったら特番挟んだだけだったのね。

でもって2クール目1発目の13話…スラム街キターーー!!!
へえ~、やるんだ。
てっきり煌びやかな表舞台しか見せない、治安の悪い場所もせいぜいキャロルの住まい一帯程度で、移民がどうのも大して深刻には描かれないだろうと思ってました。
いやいや、結構深刻じゃんこれ…この世界の「火星」がどんな世界なのか深みが増した予感。
…。
というかオーディションエピソード無しで、動画投稿時代から13話に繋げても良かったんじゃ…。
一応、火星の大手レコード会社は一社だけで、あのオーディション番組で優勝しないとそこと契約交渉する権利を得られない・そういう企画の番組ってことかなー?とは思ってるのだけど(そうでないと優勝にそこまで拘る必要が無くなってしまう)、果たしてそれで何話も費やす必要があったのかどうか…今後どう係ってくるのかのう?
しかもなんかブン屋関係でキナ臭い話題が…んん?何十年か前に戦争あったの?
その時の混乱時に押し寄せてきたのが難民ってことかのう?
ラブアンドピースを歌う反戦ヒッピーとか居そう(偏見)だけど、キャロチューがそいつらの先導者になったりして?{/netabare}

14話感想{netabare}
上品なクソがいい、素敵なクソが尚いい♪{/netabare}

最終回感想・総評(内容↑と被ってるんでこれだけ見ればいいかも){netabare}
最後ウィーアーザワーでうやむやに〆。
うわぁい、まさかそれで終了ってことはないだろうなぁ?と思ってたことが実現…全然嬉しくないw
4話のPVメイキングをピークにその後ダラダラしたオーディションですっかり低空飛行、アーティガン破産→復活で盛り返した?と思ったがやっぱそれ以外は低調のまま。
実在するアーティストのドキュメンタリー作品の方が全然面白い。
そういうノリを目指したのだと思うのだけど、所詮作り物の世界・話に於いては「裏でそういうことが起きてたのか!」という驚きは、無い。
創作なら創作なりの工夫が見たかったし、それが敢えて舞台を火星にした理由だと思ったのだけど、キャロルもチューズデイもそこんトコ結構無関心。
そう、無関心なんだ。
二人揃って「知らんモンは興味ナシ、ナニソレーと首を突っ込もうとしない」って性格で、これが最近の若者という認識だったのかなぁ?
折角チューズデイが世間知らずの箱入り娘からスタートだったのに、自分がそれまで知らなかった世界に触れてインスピレーション受けて新曲作る、ってことでもない(“ようこそようこ”はそういうネタが多い)。
ガズとトビーがテキサス(!?)の昔話に花を咲かせても無関心。
2人の話を聞いてキャロチューが空想を膨らませる、って話があっても良かったんじゃない?
また、松任谷由実で言えば「スラバヤ通り~」や「ミスロンリー」や「未来は霧の中に」みたいな、その世界の背景・時代・歴史が垣間見えるような歌で火星である設定を生かすのかと思ったのだがそれも無い。
政治的主張の強い曲は禁止されてる?と思おうにもそこまでディストピア感は無いし(あくまで選挙直前になってそういう歌手が捕まっただけで、それ以前は自由に歌えてたっぽい)。
というか…

アーティガンが一番ヒロインしてない?

実はノミの心臓でステージ直前はナーバスになって鏡見て自分を鼓舞・自己暗示かけなきゃステージ立てない「か弱さ」を見せたり、そしたら案の定ポキっと心が折れるエピソード入れて、そこからテイトウワと意気投合しての復活劇とか、なんかこっちのが全然主役的だったような…。
作ってる側もキャロチューよりもアーティガンの話を考えてる時のが楽しかったんじゃない?

キャラソン売るのを目的とした作品(「その作品世界を知らなければ意味が通じない曲」は作れない)としては、これが限界だったのかなぁ?
だったら別に火星じゃなくても…と思わずに居られない。
どんなに曲が良かろうが、それが作品とリンクしてないのであれば、玩具販促アニメで「プラモの出来は良い」と言ってるのと変わらない気が。{/netabare}

投稿 : 2019/10/11
閲覧 : 584
サンキュー:

20

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