U さんの感想・評価

3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

B. ネタバレ注意 - よくできた話なのに残念

スマートフォン向けゲームからのアニメ
マトリの捜査官・泉玲が新設されることになった捜査機関「スタンド」のメンバー勧誘のため奔放するうちに15年前の事件の真相に近づいていく

<主要登場人物>
（厚労省 麻薬取締部 捜査企画課）
・泉玲：村井美里
新人マトリ　新設される捜査機関「スタンド」のスカウト
薬物に対して耐性がある「薬効体質」の持ち主
・青山樹：杉田智和　青山商事の御曹司
父の会社がスクエア開発に関わっていたことで責任を感じている
・今大路峻：浪川大輔
・夏目春：梶裕貴
・関大輔：前野智昭　課長
・由井孝太郎：花江夏樹　薬学者
・渡部悟：鳥海浩輔
おやつを持参してマトリに顔を出す外交官

（捜査一課）
・荒木田蒼生：高塚智人
・朝霧司：柿原徹也
・服部耀：江口拓也　課長
・菅野夏樹：山谷祥生

（Revel　情報屋）
・桧山貴臣：白井悠介　不動産王
・神楽亜貴：山下誠一郎　アパレル会社会長候補のデザイナー
・槙慶太：八代拓　玩具メーカー社長の息子　自身は統括部長
・大谷羽鳥：内田雄馬　IT会社の社長

（都築兄弟）
・都築誠：武内駿輔　作家
・都築京介：西山宏太朗　俳優

（九条家）
・九条壮馬：沢城千春
九条家の当主　大森製薬会社の役員
・山崎カナメ：山下大輝
・桐嶋宏弥：中島ヨシキ　九条家のボディーガード
・宮瀬豪：梅原裕一郎　住み込みの使用人
・新堂清志：増田俊樹　医者


新人マトリの泉玲は薬効体質を見込まれ警視庁と厚労省の合同で新設されることになった薬物絡みの未解決事件の専門捜査機関「スタンド(Stand Alone National Department )」のスカウトに任命される
官民関係なく選ばれたスカウト対象者はマトリから青山、捜査１課4名、情報屋「Revel」のメンバー4名、都築兄弟、大森製薬の九条壮馬の12名

泉は彼らに直接合いに行き「スタンド」への協力を依頼するも捜査１課以外の対象者から断られため幾度となく足を運ぶうちに
彼らが15年前の「名無し事件」の被害者や関係者だということを知る

「名無し事件」とは薬物がらみの事件による被害者を減らしたいと願う薬物捜査の刑事・伊田正義(津田さん)が同じ思いで繋がっていたはずの大森製薬の研究員・日比谷優希を惨殺した事件だが警視庁が犯人が刑事であることを公表することはなかった

殺された研究員・日比谷は新薬スクエアの開発者でスクエアは薬物依存者を救うために開発されたはずが被験者が副作用により事件・事故を起こしたため事件と新薬は共に隠蔽されてしまう
その後も日比谷は密かに研究を続けていたが
薬を悪用されることを恐れデータを消去しようとして伊田刑事と争いになったのだろうか

泉が「名無し事件」を知ったのと同じ頃
15年前に流通していたスクエアを元に作られたと思われる違法薬物プラスが再び押収される

また、スタンドは警視庁が名無し事件を隠蔽するために作られたらしいこともわかってきた

こうして
・捜査機関、スタンド
・薬物、スクエア(＝プラス)
・未解決事件、名無し事件
これらの事件が繋がっていることに気づいた泉達マトリとスタンド候補者たちは各々が思う正義のため奮闘する

薬物プラスを流通させている犯人として疑わしいのは大森製薬の役員である九条壮馬だが彼にも彼の正義があった

プラスを製造している真犯人は？

***

元がゲームのため登場人物が多い！
中の人で判別してたのでマトリ・捜１・レベルの区別ができましたが声で判別出来ない人には人物の見分けが難しく内容が解りずらかったと思います

ストーリーを簡潔にしてイケボを楽しむか
登場人物を絞って謎解きに集中するか
どちらかにした方がよかったのでは

結局、伊田がなぜ日比谷を殺したのかわからなかったし泉の薬効体質も生かされてませんでした
泉が犯人逃亡を見逃したのにおとがめないのも不思議

12話で犯人の生い立ちが明かされるけど事前に伏線があった方がもっと面白くなったのに

別アニメで申し訳ないですがスタンドというとJJの特殊能力を想像してしまうので機関名は変えてくれた方が・・・

と、いろいろ残念でした

毎回出てくる渡部さんが持参するおやつやみじんこのパンケーキなど実在のスイーツが美味しそうでした

20.1.19