「蛍火の杜へ(アニメ映画)」

総合得点
80.6
感想・評価
1070
棚に入れた
5194
ランキング
440
★★★★☆ 4.0 (1070)
物語
4.2
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

涙腺クラッシャー・緑川

観てよかった。ホントによかった。感動した。


2011年晩夏の劇場公開作品。緑川ゆき原作。
40分弱の内容。サックリ観れるお手軽感動アニメ。

物語の雰囲気も絵も音楽も、夏目友人帳をベースとしていて
自然体で、くどさが無くひたすら癒される感じ。

どこにでもいるような少女「蛍」と触れたら消える妖怪「ギン」の恋物語。
―‘触れたら消える’
いや~ベタですw
こんな感じで、ベタだけどニクい設定&演出が所々に盛り込まれております。

物語は、杜(もり)の中に迷い込んだ蛍が、偶然ギンと出会うところから動き出します。
そこから二人は仲良くなり、毎年の夏に会うようになる。
蛍は実家に帰らないといけないので、夏にしか会えないんですね。
こうして時は過ぎ…。

成長し子供から大人になってゆく蛍の、ギンに対する想い。
ギンも見た目こそ変わらないが、徐々に心を許していき…。
そして…

短い尺ながらも二人の心情が丁寧に表現されており、感動して泣くには十分でした。
演出がすごく良かった。
シンプルながらも、しっかりとツボを押さえてくるんですよね~w

あと、気になったことをひとつ。

本編では、妖怪は、まだ心が純粋な幼少期に見えるもの。という設定が織り込まれております。(おじいちゃんの話などから)
でも、蛍にはずっと見えてるんですよね。高校生になっても。
特別な能力が備わってる、というわけでは無いんです。
ただ、妖怪に恋をしただけ。いや、恋をしたからなんでしょうね。
つまり、蛍は純粋にいつまでも信じ続けたんですね。妖怪の…、ギンの存在を。
妖怪たちはそれが嬉しかったのかもしれません。
だから二人のゆく末をあんなにも温かく見守ってくれたんだと思います。

ホント心温まるイイ話でした。

こりゃたまらん!…ああ、これ劇場で観たかったな~。

投稿 : 2012/03/24
閲覧 : 411
サンキュー:

30

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