「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(アニメ映画)」

総合得点
83.0
感想・評価
484
棚に入れた
2288
ランキング
337
★★★★☆ 4.0 (484)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.2
音楽
3.8
キャラ
4.2

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ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この素晴らしい・・・あててんのよっ

原作知らず。テレビ放映1、2期視聴済み。

総じて言えば楽しめた。このすばファンなら観て損はしない。
映画で娯楽を、という点では十二分に満足のいく一作と思う。
事前にテレビ版は視聴しておく必要がある。

物語:
{netabare}
めぐみん・ゆんゆんの故郷である紅魔族の里を舞台にしたお話。紅魔族の出自・謎が解き明かされ、そして、この世界の真のキーマンが明らかとなる(腹いたくなるほど笑った)。

基本はいつものテンポ感で突っ走るドタバタギャグ。アニメ放映同様、終盤に盛り上がる闘い、カズマの気転、すかっとする勝利と、ちょっとほろりとするカズマの男前(、の後のドタバタはさすがになかったか)。

めぐみん実家でのやりとりは、安心感すら憶えるいつもどおりのドタバタ。

いつもの。それでいいと思えることが、この作品の良いところだろう。
{/netabare}

作画:
{netabare}静止画として下の上~上の中。ただ、溶けた作画はギャグシーンでつかわれていて、というより、この作品は狙って作画を溶かしているとおもうので、狙い通りなんだろうと思う。
動画としては、映画品質(上)と思う。少なくとも、コマ数削減のようなものは感じなかった。{/netabare}

声優:
{netabare}ド安定。開幕と同時に「いつものこのすば」を感じさせてくれる。特に言うことはない。チョーさん、ほんとに素晴らしいw

「あててんのよっ」が妙に心に響いてしまった・・・{/netabare}

音楽:
{netabare}音響効果も含めて、総じて良かったと思う。画と曲の調和という点では、物足りなかったか。

闘いのシーンでの段階を踏んで盛り上がる劇伴は、かなり慎重に構成されていたと思うし、その効果はあったと思う。

だが、個人的にはちょっと「うるさいな」と思ったのも事実。今作のクライマックスの劇伴は段階的に変化するものの、基本的に右肩上がり一辺倒だった。「下げ」を入れずに盛り上げ続けるには、「さらにどんどん」以外の選択肢がなく、結果、ある時点で「盛り上がりの飽和」に達してしまうことがある。今作は、僕個人としては途中でそこに達してしまった感じがする。テレビ版の方が劇伴の盛り上がりという点では良かったように感じる(無論、テレビであるが故の尺の短さも手伝っていると思う)。{/netabare}

キャラ:
{netabare}こちらも「いつもの」。それが良い。

基本的に僕はアクアが嫌い。今作では脇に回っていたのでその点はよかった。ただ、それ以上にダクネスも脇に回っていたのが残念。

紅魔族の面々はそれぞれが爪痕を残したと思う。シルビアはいかにも「このすば」らしい敵役だった。ベルディア・ハンスには笑った。ウィズ、バニルは純粋にカッコイイと思った。

今作は、基本的にカズマとめぐみん、そしてめぐみんとゆんゆんの物語と解釈している。3名とも十二分に活躍したし、見せ場もあった。でも、物語の引きにあたってゆんゆんが全く登場しなかったのが個人的にはマイナス点。
{/netabare}

[2021/01/10 v1]

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 405
サンキュー:

29

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