U さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – バイクで走るのは気持ちいい
トネ・コーケンのライトノベル (イラスト 博)
両親も友達も趣味も将来の夢も何もないJKだったが、スーパーカブを手に入れてから日常が変化していく。
<メモ>
多分カブのすばらしさを伝えたいというより、知らない角を曲がるという小さな事で違う景色が見えるかもよ、という話だと思います。
1人暮らしの殺風景な部屋からの始まりだったので、最終話の満開の桜の下を3台のカブで走る描写で小熊の成長が分かります。
原作はこの先高校3年を経て大学編まで続いている模様。
フィクションだと分かっていても元バイク乗りとしてこれだけは言いたい、
軽装でオフロードを走るのは危険。
バイクでコケるのは身体にかなりダメージがあります。私は昔コケたせいでいまだに膝に痛みを抱えています。
立ちごけでさえクラッチレバー折れましたから、あんなに何度も何度も転んであの程度で済むわけがない。
それと、頼まれても後ろに人を乗せませんでした。
車と違って事故った場合ダメージ大きいですから。
夏は暑く、冬は寒い、そして危険を伴う難儀な乗り物です。
それでもツーリングで見た何気ない風景を時々思い出す程バイクでの旅は楽しいものでした。
これからバイクに乗ろうかなって思っている方は装備をちゃんとして楽しいバイクライフを!
片道1,500キロの道のりをカブで走れるものなのか?それも2人乗りで?と思わなくもないけど、若さはすばらしいということで。
私の九州ツーリングは台風上陸で豪雨と暴風の中の旅となりました。
私の身長では停車中つま先しか付かないので暴風での信号待ちが怖かったな。そんな事も含めて良い思い出です。
<登場人物>
・小熊:夜道雪
・礼子:七瀬彩夏
・恵庭 椎(しいちゃん):日岡なつみ
<ストーリー>
山梨県北杜市の高校2年生、小熊は親がなくお金もないため奨学金で高校に通っていた。
1人住む家は集合住宅、朝食は食パン、昼食は白米とレトルト食品、テレビはなくラジオを視聴という慎ましい生活。
坂道を自転車で通学していた小熊は訳アリの中古カブを1万円で手に入れる。
カブを手に入れてから両親も友達も趣味もなかった小熊の日常が色づき始める。
まずは、同じクラスの郵政カブに乗っている礼子に話しかけられ親しくなっていく。
夏休みに入ると
小熊は学校で紹介してもらった書類を届けにカブで甲府の学校を往復する仕事をし、それで得たお金で自動二輪の免許を取得、
礼子の方はバイトをしながら富士山をカブで登頂するという夢に臨む
その後も、体調を崩し参加できなかった修学旅行を熱が下がってからカブで追いかけたり、
文化祭で開くバール用の道具をカブで取りに行ったことで椎(しーちゃん)と仲良くなったり
しーちゃんの家のドイツパン屋兼アメリカンダイナーでお茶したり、
川に落ちたしーちゃんを助けたり、
小熊、礼子、しーちゃんの3人で一番遠くの春を捕まえに鹿児島の佐多岬までツーリングにでかけたり青春を謳歌する。
21.7.3