「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編(OVA)」

総合得点
79.8
感想・評価
500
棚に入れた
2910
ランキング
476
★★★★★ 4.1 (500)
物語
4.3
作画
4.2
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さようなら…私を愛してくれた二人目のあなた…

 全4話。原作は未読。

 いやもうね・・・最高じゃないですか?めちゃくちゃ良かったですよ。ストーリーもさることながら、作画も演出も心に沁みてくる感じで最高でした。

 るろうに剣心は原作は読んでおらず、佐藤健主演の実写映画しか見てませんが、ある程度原作のストーリーがわかっているか、もしかしたら本編に触れていなくても見れると思います。僕は楽しめました。

 今回の話はなんとも苦しく切ないです。剣心が人切りになる過程、そして清里を殺害し、雪代巴と出会い、共に暮らし、そして別れ・・・昔からある悲恋ストーリーですが、僕はとても心に残りました。 それだけではありません。時代は幕末ということもあり、国のために戦い命を落とす人たちも描かれていました。最初の師匠の言葉が重くのしかかります。実際剣心は師匠が懸念していたようになります。純粋に人を守りたいという思いが結果として人殺しになってしまうのは皮肉なものです。
 本作には単純な悪役はいません。剣心の敵として立ちはだかる人たちも守るべきものがありました。新選組は国を守るために戦い、命を落とす。そういう描写が結構リアルに描かれていて、命の重みを感じましたね。

 今回のアニメで僕が素晴らしいと感じたのは作画・演出ですね。鳥や虫の鳴き声、木々のざわめきなどの自然の音が強調されており、セリフが少なくてもキャラの心情が伝わるような、そんな素晴らしい演出でした。
 他にも剣心の傷から血が流れる描写など、そういった一つ一つの演出がとても綺麗で、監督の手腕でしたね。
 監督である古橋一浩さんは、旧ハンターハンターや今やってるスパイファミリーなどを手掛けており、僕が感じたのはダークで淡々としている印象でした。今作にもそれが生かされているようでした。確かに剣心が旧クラピカっぽかったような気がしました。

 4話でサクッと見れるのですが、話はずっとシリアスで暗いため、途中休憩を挟みながらの視聴をお勧めします。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 307
サンキュー:

12

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