てとてと さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
チバテレビの紙芝居異世界ファンタジー?色んな意味で空前絶後な駄作だけど割と嫌いじゃない
チバテレビのオリジナルアニメ?全24話予定だが2023年2月時点で続報無し。
まともなアニメというよりノベルゲーム?的な作り。
内容は主人公の女の子が異世界に召喚され、異世界の門に関わる陰謀やら秘密に関わっていく的なファンタジー。
両親が異世界出身で主人公出生の秘密とか、魔王や王子など各陣営の思惑も絡みながら進行していく…
(超駄作だけど贔屓寄りレビュー)
【良い点】
ベタではあるが、一応本格的な異世界転移ファンタジーをやろうという気概。
流行のなろう的な転移ではなく、良くも悪くも古いタイプの異世界冒険物な感じは好み。
ストーリーは非常にとっ散らかってはいるが、主人公レイカちゃんの出生の秘密とか、異世界と地球での同位体?など、二つの世界が絡みながら設定や謎が小出しに開示させる感じで悪くない。
キャラ間の掛け合いや、各陣営の思惑が絡んでいく感じで一応続きは気になった。
レイカが次第に自分の立場や使命を見出していく流れは(とっ散らかってはいるが)悪くない。
精霊との盟約とか、世界の危機とか、これらを主人公が背負っていくんだ的なストーリー自体は良かった。
粗削りが過ぎるものの、キャラやストーリーは悪くなかった気がする。
キャラは多過ぎて処理できていないのはともかく、そこそこ魅力は感じる。
使命背負ったケモミミ姉妹とか、短い描写でキャラは描けていた。
ノベルゲーム形式の会話劇も、キャラ描写の面では良かった。
レイカは定番の現代知識活用で精霊の弱点突くなど賢いヒロイン。
使命を受け入れて成長する強さや、ケモミミ姉妹への接し方など優しさも良い。
特に不愉快なキャラや展開は無く、淡々と見られる。(虚無ともいう)
作画はキャラデザだけは結構可愛いくて好み。
紙芝居なのもあり、作画崩れは無い。(最初から崩壊しまくっているとも言える)
楽曲は結構良い。素人ぽいものの悪くない主題歌。
声優陣はレイカ役の人を含めて何人かは悪くなかった。
【悪い点】
作画がほぼ紙芝居。キャラ絵は良いが表情が全く変化しない。
会話シーンはともかく、動かないのになまじ激しいバトルアクション、雑という生易しいモノじゃない名状し難いシュールさ。
攻撃食らって呻いたり、素早い動きに翻弄される様を声優陣の棒演技と合わせて紙芝居しているが状況がサッパリ分からん。
声優陣の大半がド素人の棒読み。
この点はネタ的に笑えるからまだいい。
脚本が混沌としていて話が非常に分かりづらい。
難解な固有用語乱発して視聴者置いてけぼり、思惑の違う勢力が多過ぎる上に掘り下げ不足。
説明不足で紙芝居会話劇延々続き、全然進展しないテンポの悪さ盛り上がりの無さ。
見続ければ全体のストーリー自体は悪くないと思えるが、流石に根気が続かない。
なんというか、素人の中二病小説みたいな?纏まりの無さ。
12話以降の続報が無い。打ち切り?
【総合評価】2~1点
明らかに商業作品の域に達していない駄作。これをアニメと見なしていいものか?
なんだけど、自分は結構楽しめた面も。
割と応援していただけに続きが見たかった。
評価は「とても悪い」けれど、自分は極めて奇特な本作のファンの一人だった。
【メモ書き】
6話殿下の野望が牙をむく 弓の子サラ 相棒の剣士ロウ 殿下魔王シュラールにやられる?
殿下、王、両親、魔王、レジスタンスいずれも思惑違う アマテラス狙い? 魔王軍のキャラ立っている
アマテラスが平行世界維持の要、レイカが世界救って? RPGぽいが導入までが冗長
7話 オリジンから語られる盟約?世界観明かされてくるレイカ、精霊契約で役割自覚 キャラ死亡シーンが分かりにくい
9話 イフリート試練戦闘シーン、イフリートかわいいw 一応戦術工夫してる
レイカ役の青野はつねさんは結構上手い レイカちゃん現代知識活用する転移物のお約束 世界崩壊?近郊崩れる 新キャラ登場
イフリートの炎など演出進化?ケモミミ姉妹?メイとティアかわいい 父に愛されている 短い描写でキャラ出せている
襲われる亜人の村、助けを求めて旅立つ姉妹
姉妹かしこまりからの怯え礼儀正しいかわいい、レイカとの交流
道が断絶、空飛ぶためにシルフの力とRPGぽい
11話 レイカ強くてかしこい、覚悟もある
12話 ノームの策を見抜いたりレイカの理系な賢さ目立つ 精霊のキャラがいい、けもの姉妹は父から許しえて旅立ち