2021年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 108

あにこれの全ユーザーが2021年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2022年10月03日の時点で一番の2021年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

88.0 1 2021年冬(1月~3月)アニメランキング1位
ウマ娘 プリティーダービー Season 2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.2 (576)
1741人が棚に入れました
「ウマ娘 プリティーダービー」は、Cygamesがゲーム・アニメ・コミックなどで展開するクロスメディアコンテンツで、競走馬の魂を受け継ぐ存在であるウマ娘たちが競い合う架空のレース競技<トゥインクル・シリーズ>と、一流の競技ウマ娘を目指す少女たちが通う「トレセン学園」を中心とした物語が描かれる。作中にはスペシャルウィークをはじめとした名馬たちをモチーフとしたウマ娘や、皐月賞、天皇賞といったレースが実名で登場する。2018年4月~6月にはTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」が放送されたが、2021年1月4日より放送予定のTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」は待望の続編となる。第1期ではスペシャルウィークとサイレンススズカを中心としたストーリーだったが、「Season 2」では伝説の三冠ウマ娘・シンボリルドルフに憧れるトウカイテイオー、そしてそのライバルであるメジロマックイーンにスポットが当たるようだ。

声優・キャラクター
Machico、大西沙織、和氣あず未、高野麻里佳、大橋彩香、木村千咲、上田瞳、田所あずさ、前田佳織里、花井美春、田澤茉純、遠野ひかる、矢野妃菜喜、立花日菜、沖野晃司、豊口めぐみ
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

勝利の女神は観た子だけにチューをする

オリジナルアニメ2期


往年の名馬が萌え擬人化して駆けっこする作品。勝てば“ウィニングライブ”と称したステージを披露。
文字面だけ追えば大きなお友達向けニッチなニーズを狙い撃ちしたコンテンツと思われても致し方ないやつです。やれスポコンだ友情だと言われたところで手に取る気になるかは怪しい。
が、手にしたら最後でハマる沼。そんなおとろしい1期でした。コアとなる魅力については変わらずなのでお手数ですが1期レビューご参照ください。

ついでに言うと、せっかくお越しいただいてなんですが、競馬好きレビュアーさんの感想のほうが面白いのでそちらもぜひ。
1期はスペシャルウィークとサイレンススズカ。スイッチして2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンが主役です。尺を取って掘り下げた主軸を横に置けば失速するリスクがあるものですが少なくともそうはならなかったと思います。
あらためて元ネタとなる名馬それぞれの物語がファンをひきつけて止まないことと、その史実を皮肉やパロディではなく作り手が真摯に受け止めて世に出した作品であることを伺わせます。
観る側も呼応しついつい自力で元ネタを漁りたくなるのではないでしょうか。本気は伝わるみたいな。時折イマイチアニメにて「原作読んで」の声が飛び交いますが、作り手の誠意に欠ける作品と判断したアニメの原作に手を出しづらいのは私だけではないでしょう。

作り手の本気といえば

 ・ソシャゲのリリース
 ・この2期の放送そのもの

良く実現させたものだと思います。
2018年の1期放送中から『ウマ娘』に触れる時は「ところでゲームはいつリリースされるのか?」は挨拶代わりでした。足掛け5年がかりでのリリース。
プロデューサー石原氏のCygames退職もあったかと記憶してます。そして元請けの制作会社を変更してのアニメ2期の制作。

注)以下1期ネタバレ
{netabare}「悲劇の名馬のIFストーリー」が1期なら「奇跡のカムバック」がテーマの2期です。{/netabare}
見事に史実をエンタメ化したアニメの傍らで現実世界でも「無理じゃね?」な困難を克服したことが想像に難くないコンテンツとしてパッケージトータルで評価したい良作です。
中の人たちも演ずる自馬の掘り下げは当然として“馬蹄”“産駒”“葦毛”などのワードが自然と出てくるあたり真摯に向き合ってる感マシマシでしたよ。
やや精神論に傾いちゃってお恥ずかしい限りですが、萌えっとしたのが苦手な諸氏向けに私が感じた“向こうの本気”をご紹介したかったと言い訳。

馬を萌え擬人化してライブまでさせる。こんなぶっ飛んだ発想って依って立つ文化の懐が深くないと出てこないものです。バルセロナやブラジル代表のスペクタクルなサッカーは確かな技術と重ねてきた歴史に支えられてることに異論はないでしょう。それと一緒。
ゾンビ+アイドル+佐賀県みたいなアニメもヒットしましたよね。アニメでなくても時代劇スターに金ピカ衣装とちょんまげ着けさせてサンバ(しかも曲調はサンバと別物)で踊る曲が大ヒットしてみたり、たまに意味不明なかけ合わせで心を揺さぶられる傑作が出てきますがそこに立ち会えた幸福を噛み締めることができる作品でもありました。



※ネタバレ所感

■目線ずらし

1期と同じ路線{netabare}(悲劇的な史実のIFストーリー){/netabare}にしませんでした。
{netabare}サイレンススズカ路線の構成なら主役をライスシャワーにしてたかと。前半盛り上げてくれたダークヒーローです。きっとこの馬で語りたい諸兄も多いはずでして、これまた石見さんの薄幸な声が良く似合うウマ娘でした。{/netabare}

 ・スペ→テイオーへとセンターの変更
 ・ストーリーの本筋で新たなヴァリエーションの提示 

これらを2期でやれたことによって「他のウマ娘も!」とおかわり期待効果が生じちゃいました。
優秀な原作のストックまだまだあるのでなおさら思いを強くします。


■Cygamesのゲーム原作

信頼してます。ゲーム原作でのハズレが少ない印象。
増えすぎたキャラを処理しきれず空中分解してその残骸が無数に横たわってるこの分野で他の制作者は見習ってほしいかも。
ゲームも好調みたいですしアニメとの好循環が生まれている例なのは言うまでもないんだけど、もし自分が仕掛ける側だったら、制約あるのなんて当たり前でそれに唯々諾々としヒットを狙わない仕事なんて面白くないだろうなと思ってしまう。
例えば馬主の顔色をうかがうことは悪いことではなく、そんなん含めて

 制約があるからこそ仕事は面白い

ガイアの夜明けかプロジェクトXで取り上げ可能な難作業をスピンオフにしたらいかがだろうか。


■駆けっこも○

1期はシンプルで、加速直前に足元映して直後から風のエフェクトを効かすみたいなのの繰り返しだったと思います。
2期ではそれに加えて“スローモーション”“広角で捉えた構図”“豊富なアングル”と飽きさせない。モノローグも心憎い利かせ方をしてました。そのことでドラマに加えて視覚的にも楽しめました。

ここ一番の足元アップ演出だってシンプルゆえに力強さはあるのです。
{netabare}有馬でもみんなの「行け!」の画を抜いてからテイオーが「勝負だ」とスパートかけるわけですが、直前に後方から足元を映してました。しかもですよ。よりによってですよ。骨折した左足で大地を蹴って最後の力を振り絞るのです。みんなの願い/自分の魂をここに込めてました。{/netabare}


そんな作画を高評価するのはいかがなものか。ときおり視界がぼやけ画面が良く見えなかったもん。


■群像劇の見本

“強敵”を“とも”と呼ばせるのは1980年代『北斗の拳』の発明。普遍性があり現在も時折見かけます。
テイオーがケガから復帰する過程で“とも”と呼べそうな娘たちがわんさか。1対1・1対2と閉じた相関ではないのに注意が分散しないのが不思議。

 {netabare}・真打ちメジロマックイーンは説明不要でしょう
 ・スピカの面々は言わずもがな
 ・復帰を信じて菊花賞に出走。「ケガの状態は関係ない」からの「おかえり」ナイスネイチャ
 ・ただの鬱陶しそうな娘さんという印象からまさかのツインターボ
 ・有馬でのライスシャワー「おめでとう」は重みが違う
 ・ビワハヤヒデはセリフを言わないことでラスボス感を発揮
 ・有能男前常に冷静沈着シンボリルドルフ会長が感情露わに。史実だとテイオーの父なんでしょ?
 ・将来トレセン学園の門を叩くキタサトは少し前のテイオー自身。こうして歴史は受け継がれる。{/netabare}

本筋に絡んでくるキャラが多く、それらが累積していってきっちり最終盤で回収という構成。“仲間”“絆”“友情”と口で言うは易いがお見事でした。


■カムバック賞

目線をずらしても質を落とさぬ懐の広さを見せて
ペイすることを目的にアニメーター以外の大人も頑張って
駆けっこ動画でも創意工夫をこらし
多数のキャラを殺さず活かしてメインストーリーに花を添える

そして本筋の“ケガからの復帰”話でとどめ。
小野伸二や吉村禎章、最近だと池江璃花子選手の復帰で目が赤くなった自分にとって平常心を保つのは無理筋です。とりわけ優れていると感じた二点

 1.きちんとした前フリがある
 2.当事者が考えそうなことが描かれてる

一つ目例えば、前田智徳選手引退セレモニーで花束を渡すマエケンの顔が一気に歪む出来事がありました。その時どんな一言をかけられてたか?

 {netabare}「怪我には気をつけろよ」{/netabare}

こういうのは誰が言うかが大事で、この子が言うから重みがあるって伏線(前フリ)をきちんと序盤で振りまいていた『ウマ娘』でした。丁寧な仕事です。

一つ目だけで普通にエンタメとしてエモいんですけどさらに上乗せの二つ目。体育会系ガチ勢ならなんとなくわかりません?
{netabare}怪我の程度を量りながら状況が見えてきた時の落胆。気を使わせてる仲間への配慮やこれまでと違った距離感への戸惑い。腐りそうなのと奮い立たせるのを行ったり来たり。試合(レース)を見たくない気持ち。だって自分が惨めに感じるから。そんなの仲間もライバルも思ってないこと含む。復帰のラインを全盛期よりも低く設定することへの葛藤。されど求めたい自身のベストパフォーマンス。{/netabare}

{netabare}在りし日の白球追いかけてた頃の自分を思い出します。それなりにガチ勢でした。準決勝2点差でウチらを負かした高校がそのまま甲子園に進み阪神のドラ1ピッチャーに打ち勝ってたり。かといって巨人ドラ1の投球練習をブルペンで見た時は打てるイメージが全く湧かなかったり。だいたいそれくらいのレベル感(微妙)。怪我をめぐる悲喜こもごもの経験から頷ける場面多々なのでした。
ついでに程度はだいぶ低くなって、先日1年半ぶりにグラウンドに出て草野球をば。昨年は入院してリハビリもやって主治医と野球また出来たらいいねなんてやりとりもしてたもんで、打席に立った時感慨深かったし、先制のタイムリー打った時は泣きそうでした。要は競馬関係なく勝手に自分と重ねて観てたりしたのです。{/netabare}

{netabare}「僕は何度もくじけてきた!あの時も、あの時も、だれよりもくじけてきた!誰よりも悔しい気持ちになったのは僕だ!誰よりも勝ちたい気持ちが強いのは僕だ!」{/netabare}

金言です。


■お終い

それにしても血統を重視したり、走りに特化させたためか怪我にまつわる逸話に事欠かないのがサラブレッドなんですね。動物愛護には傾注しませんがちょい贖罪意識が芽生えそうなのは私だけ?
戦国時代の馬があんな脆かったら戦にならんでしょう。競走馬は精緻な工芸品というイメージです。

{netabare}劇中幾度と問われてきた「走ることは幸せなのか?」には幸せであるとの回答。さらに1期ではスズカさんに「皆に夢を与えるウマ娘」が目標だと言わせたアニメ作品。{/netabare}

“物語”に賭ける性格の濃い競馬において、いや競馬に限らず現実のいろんな局面で、我々は我々が欲する物語を常に探しているのだろうなと愚考。
自分は競馬をしませんけど、きっと“勝つ”馬ではなく“勝ってほしい”馬を選ぶのでたぶん向いてないと思います。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.14 初稿
2022.02.19 修正

投稿 : 2022/10/01
♥ : 70
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1期と本質を異にする、寂寥感を感じさせるフィナーレだった。・・・・っていうかダブルジェットししょー。゚(゚´Д`゚)゜。

アプリはまだやってません。
嵌まりすぎるのがこわくてはじめられません。

スポ根・青春ものが好き? →お勧めです
競馬が好き?       →観て損はしないです
1期楽しめた?      →観ない理由が分からない
アニメ好き?       →いいから観とけって。


1期とは本質的に違う物語の作り方をしてきた、と解釈している。
そのため、作品の面白さの方向性が少し1期とは違うけれど、相変わらずウマ娘達は僕らの夢を背負って全力で駆け抜けてくれる。

以下、1期との比較が入るため、1期のネタバレも含みます。

物語:1期とは違うスタイル、だからこそのフィナーレの寂しさ
{netabare}本作のクライマックスは1993年の夏競馬~グランプリまで。1期が98-99年をベースとしていたのだが、実時間軸でみると2期はさかのぼった形になっている。前作同様、あるいは前作以上に実際のJRA競争の結果を基にしながらも実に巧みに「物語」を構成している。恐れ入るとしか言いようがない、素晴らしい構成だった。

1期の物語は、スペシャルウィークとサイレンススズカの関係が屋台骨となっており、特に秋天以降は「実際には起こりえなかったIF Story」となっていた。というよりも、1期は「夢の第11レース」が物語の〆として早い段階から存在していて、そのための構成をたどった結果だったのかもしれない。あ、いや、「そもそも娘が走っとるし」的なツッコミはご容赦。1期の〆は、上述の「夢の第11レース」そのもので、ある意味「私たちのレースはまだまだこれから」の様な、まさにゲームアプリが目指す世界観を上手く表現したものになっていたと思う。

対して今作はトウカイテイオーとメジロマックイーンの関係を主軸に据えた上で、起こりえなかったIFではなく「あったかもしれない、ありえたかもしれないIF Story」で全体を構成している。今作の「最終レース」は93年グランプリであり、これは実際にトウカイテイオーが勝ったレース、かつ、トウカイテイオー最後のレースであった。フィナーレではトウカイテイオーとメジロマックイーンが競争をするという形で〆に入るのだが、これは公式のレースではなく、ジャージ姿でトレセン学園内のコースを走るという描写となっている。現実世界でも、繋養地でたまたま一緒になった2頭が併せ馬のような形ではしっていた、、、なんてことがあったかもしれない(いや、たぶんないんだけどね)。あったっていいじゃないか、あり得たかもしれないじゃないか、という世界観になっていた。言ってみれば今期は司馬作品や池波作品(全部ではない)のような、「史実の隙間のIF Story」の形になっていた。だからなんだというわけでもないのだが、隙間のIF Storyの方がお話を作る自由度は低くなると思う。だからこそ、今期のフィナーレは公式レースではなく、トレセン学園内での一コマという形をとったのだと思う。

僕は、今作のフィナーレに一抹の寂しさを憶えた。ウマぴょい伝説とともに並んで走りだすテイオーとマックイーンがどんどんと遠ざかり、1コーナーを抜け、おそらくは視界の端に消えていくという描写となっていた。視点、すなわち視聴者は動かず、追いもしないまま、彼女たちが走り去って行くという描写。彼女たちの「本当の」レースはもう終わっていて、彼女たちの物語もこれで終わりなんだよ、というメッセージのように感じてしまった。事実と照らし合わせると、何ともいえないもの悲しさを感じた。アプリがLaunchされた今なのに、むしろアプリがユーザに提供する世界観とは真逆の「現実」を突きつけてのフィナーレという構成に驚いたし、感心した(僕の勝手な解釈ですけどね)。{/netabare}

作画:
{netabare}素晴らしいのひとこと。
キャラデザを含めて静止画としては最上級と思う。
動画としても、レースの挙動やダンスシーン、なによりもキャラクターの表情の表現が秀逸だった。特に感情・表情の表現では意図的なフレーム数の増加も使われていたのではないかと思う。恐ろしく豊かな、でも細かい「動き」に圧倒された。{/netabare}

声優:
{netabare}非の打ち所が見当たらない。実況も本当に良かった。ツインターボ、凄く良かった。{/netabare}

キャラ:
{netabare}登場したウマ娘、トレーナー、解説・実況いずれも作品に対して良い味付けをしていたと思います。でも、スペシャルウィークは、ちょっとうざかったかも。むしろ、極端に登場シーンを減らしても良かったのでは。男性二人組は、面白かったところもそうでもなかったところとがありましたが、いいアクセントになっていたのではないでしょうか。{/netabare}

音楽:
{netabare}文句ないです。正直に言えば、OP曲は1期の方が好きです。でも、本作が悪いってことではないです。劇伴は、「劇伴」としての印象が残っていません。それは悪い意味ではなく、「作品」としての完成度の高さ故だと思います。{/netabare}

思うこと:ダブルジェット師匠!!!
{netabare}個人的に、本作のベストエピソードは第10話です。ツインターボに泣かされました。現実でも、ネタ枠扱いの馬だったように思うんだがなぁ・・・・くそう。まさかGⅢ・オールカマーをあんな形に使うなんて思いも寄らなかったです。現実でも好きな馬で、競走馬育成ゲーム(ウィニングポストやクラシック・ロード)ではいつも逃げ馬を育てていました(ダビスタはやったことがないのです)。

このレースの実況は、テレビ実況とラジオ実況(たぶん)の合わせ技になっていたと思います。定かではないのですが、たぶんリアルタイムでテレビ中継観ていたように思います。日曜(だよね?)午後って、見るものなかったんですよね。

オールカマー、ゴール前のツインターボの叫び~ゴール後に息を切らせながら「どうだ、テイオー」と絞り出す彼女の表情が、僕にとっての本作 The ベストシーン。作画がとんでもなかった。一連の演技も凄かった。そしてガニ股だった。繰り返し観ても、その都度じんわりしてしまいます。

ツインターボをはじめ、マチカネタンホイザ、ナイスネイチャ、イクノディクタスという、NOT G1馬なのになぜかよく知られている面々で構成される、その名もチーム・カノープス。またカノープスってのが良いですね。全天でシリウスに次ぐ2番目の明るさを持ち(その意味ではリギルもスピカもカノープスより暗いけども)、かつ、本州以北では微妙に見つけづらい星(低いから)。絶妙なネーミングと思いました。でもこの面々、現実ではなんだかんだ結構稼いだはず。G2(ナイスネイチャ、タンホイザ)、G3(他)は勝ってるし、十分に一流なんですよね。

ウマ娘とJRAのCMをあわせたり、実際のテレビ中継の音声にアニメを合わせたりと言ったMAD的な作品が数多く出てくるのが、前作も含めたウマ娘の楽しいところと思っています。ひとたびYouTubeでウマ娘MADを見始めると、なかなか帰ってこられません。ツインターボ関連も、素敵な作品が目白押しです。そんななか、たまたま見つけてしまった↓の作品にまた号泣しちゃいました。

https://www.youtube.com/watch?v=5eZ-fGF66jA

天才はいる。悔しいが。
{/netabare}

[2021/04/02 v.1]

投稿 : 2022/10/01
♥ : 44
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

事実は小説より奇なり

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
競走馬を擬人化してアイドルまでやらせる、とんでもスマホゲーム(足掛け2年の事前登録期間があったw)が原作なのに、ちゃんと面白いアニメ。アニメとしては、(可愛いキャラでの)スポ根要素が強い。

本作は多分、競馬好きな方にはそれ相応の、競馬初心者にはそれ相応の楽しみ方があると思います。

私は競馬をほとんど知らないので、①史実のレース結果を知らないから、レースの勝敗をちゃんと楽しめた。②知らないウマ娘が出ると、イチイチWikipediaで競走馬の人生を検索して勉強するのが楽しかった。

という、1粒で二度馬(旨)味を味わえました(笑)こんなマニアックな作品なのに、万人に勧められるという、稀有なアニメです。最終話、危うく泣きそうでしたよ。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
競馬をほとんど知らない素人考えですが、1期、2期と観てきた中でふと思ったのは、「競馬とプロレスの楽しみ方は、少し似ているかもしれない」ということです。

ドラマ、ストーリーの中で楽しむこと。

競馬って、私のように詳しくない者からすれば、「ただのギャンブル」で、勝って儲けられれば良くて、つまり、「勝つ確率が高い馬」や「勝ったら大きく稼げそうな馬」に皆が賭けてるのかな~と思ってました。

勿論、「勝ちそうな馬」に賭けるのが普通ですが、「勝って欲しい馬」や「賭けたい馬」に賭けるのも、アリありなのかなと思いました。

浪漫、というやつですね。

これ、数あるギャンブルの中でも、競馬は特に色濃いんじゃないかと思います。

普通に考えて、良い馬同士がコンディション完璧で臨む、客(ライバル)も多いG1などの重賞レースよりも、あまり有名でない(平場や特別賞と言うらしいですが)レースの方が、ちゃんと勉強しているなら勝てる確率が高いような気がします。

金だけを考えれば、G1に優位性はないように思いますけど、そこに「競馬を楽しむ(スポーツ観戦)」という観点を加えると、ある種のドリームマッチであるG1っていうのは、「賭けたい勝負」なんでしょうね。

この辺の「美学」みたいなのが、競馬に漂う、「ギャンブル以上のもの」を感じるところです。

これは、私の好きな麻雀にも共通していて、「東大式麻雀の是非」なんかも言われるけど、やっぱり打ち筋とか、ドラマとか、そういうのも大事なんだよね。

私は競馬初心者なので、本作とWikipediaを行ったり来たりでしたが、これがまた楽しい。

アニメでメインを張ったキャラから、サブに甘んじたキャラまで、実にドラマに富んでいる。前作がスペとスズカ、本作がテイオーとマックイーン。この4頭はかなり好きになりました(特にスズカ)。元々(ミーハーだから勝ち方が格好良かった)ディープが好きだったんですか、自分の中で2強になりましたね。

ちなみに、本作の中で好きになったのは、ライスシャワー。なんかこういう不遇の実力者、好きだな~と。あと、ツインターボも覚えました。悪気はなくて頭悪いだけw でも、オールカマーでの大逃げ、かっこ良かったな~。

そしてなにより、やっぱり、トウカイテイオーの復活有馬記念。あれ、マジで感動した。YouTubeで実際のレース動画観たけど、そのまんまなのな。鳥肌たったわ。事実は小説より奇なりと言うけど、ホントそれ。

このアニメ、何が力強いって、やっぱり事実の持つ力だよね。作り話にはない、ノンフィクションの持つ力。でも、ただのノンフィクションじゃないのは、例えば復活の有馬記念の実況はほぼそのままだけど、ゴール直後の「審議だ」というセリフはちゃんとカットしてエンタメ性を高めているし、最後のマックイーンVSテイオーの否公式戦。一期もそうだったけど、完全なるノンフィクションではなく、ifを入れて夢を持たせるのは、アニメにした価値があるところ。要所を締める作画も含め、誉めるところしかない。

このアニメ、ていうか競馬って、まじで30期くらいまで出来るくらい、主人公候補(ドラマを持つ競走馬)がいるんじゃないかって思いました。

次はなんとなく、

◎オグリキャップ(キャラ強い&ドラマチックな人生)
◯ナリタブライアン(1期と2期の間の世代の旗手)
△キタサンブラック(現役に近い世代でゲーマーGET)

かな~と思います。いずれも、馬主サイドの問題はクリアしているようですし、ダブル主人公の系譜も引き継げる。商業的には、キタサンブラックなどで若いユーザーをゲームに取り入れたいところでしょうし、2期の終わりでそれを匂わせていたけど、素人目に見ても最近の競走馬は群雄割拠感が薄い気がして、アニメにした時にレースが盛り上がるかが分かりません。

ちなみに、ディープインパクトとオルフェーブルは、馬主サイドの許可がおりてないから出られない、という噂がありますね。アーモンドアイは流石に最近過ぎるし。

あと、半分本気で半分冗談なんですが、馬を美少女にできるなら、プロレスラーも美少女にならないでしょうか?(笑) 猪木も天龍も三沢も橋本も棚橋も内藤も、みんな美少女にしちゃいましょうよ(笑)? 昭和世代から現役世代まで、競馬に負けないくらいのドラマとキャラクターが眠ってますよ(笑) 
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
トウカイテイオーが主役ね。てか、キタサンブラック出るんか、もう。

2話目 ☆3
怪我がちな天才。こんな時こそ、水着回(プール)だろ(笑) 

3話目 ☆


4話目 ☆3
やっぱり競馬はドラマがあるな。ゴルシ(笑) 

5話目 ☆4
やっぱり、私みたいな競馬初心者は、レース結果が楽しい。トウカイテイオーが負けたか。メジロマックイーンも、怪我か。

6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆4
だいぶ知らない馬娘が出てくるな~。アヒルボート、速い(笑) テイオー、魅せてくるな。

10話目 ☆4
引退か。そういえば一応、アイドルもやってたんだよな(笑) ダブルジェット(笑) ツインターボ、カッケェな。

11話目 ☆


12話目 ☆4
流石PA、という、ちゃんとした作画。マックイーンも怪我。

13話目☆5いや、6(笑)
トウカイテイオー、こりゃ泣くよな。しかし、YouTuberで実際の動画も観たけど、泣くな、これは。そして、このifがあるのが、やはりこのアニメの良さ。
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 42

87.4 2 2021年冬(1月~3月)アニメランキング2位
無職転生 ~異世界行ったら本気だす(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (880)
3290人が棚に入れました
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックにひかれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた! ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていくことを誓うー!ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼なじみ、凶暴ツンデレお嬢さま、そのほかのさまざまな人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。新しい人生が動き出す!

声優・キャラクター
内山夕実、小原好美、加隈亜衣、茅野愛衣、森川智之、金元寿子、Lynn、浪川大輔
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

成長をやり直す物語…ですね。幹が見えないので評価しづらいです。

2期が来るので再評価中しようと思い3回目の視聴しました。

2話まで なるほど「無職転生」とは生前にひきこもりのニートだった人間が「異世界に行ったら本気を出す」という題名です。

{netabare} この「本気を出す」の前に条件が付くんでしょうね。「今度こそ」「力があれば」「美女が周りにいれば」はもちろんですけど「外に導いてくれる人がいれば」もあるのでしょう。

 つまり転生前の悲惨なイジメで内にこもった人間が精神的にも物理的にも外に出る…つまり成長するという話なんですね。

 優しい家族が描かれているのは、生前の家族との対比でしょう。子供への愛情の差なのかもしれません。転生後の両親の性行為の過剰な描写は、生前の両親は夫婦の愛情が冷めていたんでしょう。

 ロキシーのあのオナ〇ーシーンはサービスもあるでしょうけど、どちらかと言えばロキシーという人間の幼さと歪み、そして完璧な人間ではないというコンプレックスの表現として役になったいました。
 だから、成長著しいルーデンスに対して、コンプレックスを抱くと同時に、自分の不甲斐なさを思い知って、自分自身を一刻も早く鍛えたいという思いに駆られたのでしょう。

 ルーデンスの生前のせめて童貞を捨てたかったという願望からいって、ひょっとしたらですけど30まで童貞なら魔法使いになるという設定なんでしょうか。

 つまり、生前のルーデンスのコンプレックスの裏返しが転生後の成長につながっているという意味で、あの生前のシーンがカットインして、生前の声でモノローグが入るんですね。

 異世界に転生することで、力と家族と美少女を得る、というのは引きこもりニートの願望だった…と。で、生まれ変わったので本気を出す機会を得た、と。

 初回は、この生前の描写とモノローグが異世界への没入感を妨げている気がして嫌だったのと、異世界モノに飽きてなろう系に拒否感があったときなので、過小評価していたかもしれません。

 少なくともコンプレックス、家族、再生などのテーマが2話までで読み取れた気がします。1クール見て、更に気付きがあれば追記します。

 作画とかそういうのはいろんな人が言っている通りなので、その通りなんでしょう。が、本作の価値はそこよりも、生々しい人間の描写と、生まれ変わりは単にチート能力を得るということでなく、成長の機会を得たということなでしょう。

 変な推測をすれば、本作って事故で心停止の後の夢オチの可能性すらある気がしてきました。まだ、完結してないんですよね?そういう意図が見えなくもないですね。胡蝶の夢だと言われると納得できます。{/netabare}



5話まで やはり初回視聴時に気になった性表現と暴力表現にはちょっとひかっかります。これは見返しても全く同じ印象でした。
 
{netabare}  別に過剰だからというのではありません。人の欲望=現実を描こうという意図が無くはないのかもしれません。パウロの野性味=強さと性欲というキャラを描こうとしていたのかもしれません。

 が、どうもルーデウスの内面…中の人のモノローグとストーリーがセットになると、不快な気持ちになります。駆け引きともいえないような嘘…レ〇プまがいの脅迫だという嘘は、どうなんでしょう?
 これってパウロならやりかねないとゼニスは思っているということ?だとするとゼニスもパウロのステータスと肉体に惹かれて…だから仕方がないということでしょうか。このくだりがあるので、家族全員が気持ち悪くなります。

 それとエリスが誘拐された時やシルフィーのイジメの時のパウロに対する言動など、人のアラや苦しみに乗じた教育や説得などが非常に不快でした。
 また、あのシルフィの入浴シーンも普通のアニメならサービスシーンだし、微笑ましい場面ですけど、本作だと何か気持ち悪いです。

 これがノイズになりました。むしろひきこもり時代の肯定に見えてしまい、パソコンの中の妄想がそのまま異世界で具現したかのような感じにも見えてしまいます。ストーリーに関わるとしても、あのほのぼのした愛情に包まれているような家族が急に矮小化されてしまいます。2期の中盤につながるのでいいといえばいいのかもしれませんが…うーん。
(大いなる伏線の可能性があるので、だとしたらすごいですけどね。あるいはルーデウスの中の人の夢の可能性です)

 作画がいいだけに余計に生々しいのもマイナスに作用した気がします。パウロとの関係性で将来親離れ…親を越えるような展開になるので、パウロの勝手で奔放で短気なところが活きないとは言いません。
 そもそもあの家政婦のリーリャですが、家での件はいいですけど、その後の修行時代に純潔云々とかだらしない身体がどうこうというのはやりすぎな気がしました。

 それと4話~5話にかけての暴力性ですね。迫力もあるし、あの意識が遠のいたときに音が小さくなるシーンは本当に精神的なショックで鼓膜がジーンと来ているようでいいと思います。が、性表現と同じ意味でルーデウスの中の人の優越感がエリスの悲惨さと相まって不愉快でした。ここは淡々とモノローグ無しの方が良かった気がします。

 前回もここで一回嫌になった気がします。まあ、結局最後まで見ましたけど、3~5話はちょっと乗りづらい感じで、集中力が切れましたね。作画がいい事と、ルーデウスの中の人のモノローグが悪い方にでたかなあと思います。

 もちろん大きな話の中のエピソードですから向き不向き出来不出来はあるでしょう。私にとってはこの3話~5話が1回目の視聴時のハードルになったということです。

 2話までで描き忘れてました。2話の交通事故で2人の高校生らしきカップル?を助けるシーンがあるので、これは後から活きてくるんでしょうか。{/netabare}


7話まで。エリス成長パートですね。そしてギレーヌ、エリスとの3人で過ごした時間に意味がありそうです。

{netabare}  エリスは多分8,9歳くらいだと思いますが、乳揉みがあったりしてぶれませんが、このパートはエリスが変わってゆくのが上手く表現できていました。3~5話にくらべてかなり見やすく良い話になっていました。
 どうもパウロがクズすぎて、クズのルーデウスの中の人とセットになると見苦しくなるみたいですね。

 ルーデウスはエリス、そしてギレーヌを成長させることに成功したわけですが、自分が成長したかですね。引きこもり時代は人にものを教えることが無かったわけですから、当然成長したとみるべきでしょう。

 教えるということに関してはロキシーの手紙はルーデウスの一つ上を行っていましたから、ロキシーの成長も見て取れました。

 以前にシルフィにも教えていましたが、今回はエリスという癇癪もちです。人間をコントロールすることを覚えたのでしょう。対領主などひきこもりだったルーデウスが人間の意図を読み取ってうまく対応していました。
 結果として、エリスの技能を良く観察することで、エリスのダンスの成功につながっていました。そうするとモテるようになる、というのもまた成長ですね。

 このパートで初めどうなるかと思ったエリスがちゃんと成長していることに感情移入できますし、エリスが剣術に対する自信とこだわりが生まれたわけですね。ここを良く見ておくと2クール目の最後の選択の意味が分かってきます。

 なお、OPの時間の使いかたは上手かったですね。前回の繰り返しと尺稼ぎ的なOPで時間を浪費する作品ではなく、6話は特にルーデウスが生活に慣れる、エリスが魔法を覚えるなどをOPで処理していました。
 OPに力が入っている作品も大いなる楽しみなのですが、本作の時間の使いかたは参考にしてほしいところです。

 そうですね。いろんな話が入っているので忘れますが、あの空を飛ぶ城とあの厄災の原因となった玉ですね。どうなるんでしょうか。ロキシー人形は…まあいいでしょう。媚薬の件といい、どうしてこういう性的なモチーフを散りばめるんでしょう?別にエロくていいんですけど、全部ですからね。{/netabare}



10話まで 物語が展開します。が、進んでいるような進んでいないような。

 8話~10話です。一旦設定の整理です。

{netabare} 人神がでることで、転生の理由が竜神?かもしれないという人神の更に上の存在であろうことが提示されます。そして、人神はある程度未来を予知できるような能力がありました。
 空飛ぶ城の中の人間たちは今回の黒い玉が魔力爆発を起こした件については、承知しない感じで、ラプラスが怪しそうだ、となります。

 さて世界観が現世にたいして、異世界。そして竜神による転生。という1つ目の構造。2つ目が人神。3つ目がラプラスVS空飛ぶ城、黒い玉?がここに入るかわかりませんがこの構造。2つ目と3つ目の上下関係はわかりません。この後さらに化け物じみたロリ女神みたいのが登場するんですよね?

 スペルド族はこのラプラスVSの戦いに昔は絡んでいたみたいですね。

 魔族というのは種族ではなく、魔法を操れる民族というイメージみたいですね。言語はこれに対応している感じです。
 ユダヤ人とは人種ではなく民族だ、というのと一緒でしょうか。我々の世界ですと宗教と絡むことが多いです。ただ、獣人語というのは人種と対応しそうなので、ちょっと設定が不明な部分はあります。本作ではそこまでは現状では言及していません。

 スペルド族とかロキシーの実家とかは人属で魔族です。身体的特徴がありますので、人種ではあるのかもしれませんが、村の単位ですからこの辺はちょっと判然としません。

 政治形態は王政で貴族制…封建制度なんでしょうか。宗教国家的ではなさそうですね。もちろん大陸と国家の関係とかが現状は不明です。

 それとパウロの家はみんなクズみたいですね。この跡目争い的な話も出てきました。

 と言ったことを説明した感じですね。ストーリーで設定を説明しているし、エピソードにはなっているのは好感がもてますが、3話から5話とは違う意味できついパートです。10話は緊迫感もあるので面白くなりますが、89話は中だるみ感があります。

 ギルドが出て来たりしてせっかく独自性があるストーリーだったので既視感も出てきました。
 また、人神登場で中の人のイメージがはっきりしてしまったので、やはり異世界感が薄れてしまいました。本作2つめのハードルになりました。1回目の評価が低かったのはこの8,9話によるところが大きいかも。


 作画については、たしかに戦闘シーンの迫力はすごいし魅せてはいます。が、物語が展開しないときの画面が止め画が結構多くてちょっと退屈でしたね。作画がいいという感想には少なくとも戦闘シーン以外にはなりません。
 人物のフォルムも「処刑処女」の方がデッサンという意味では人体に近かった気がします。それとロキシーのキャラデザと作画だけ異様にいいのは気のせい?

 むしろ画面作りが凝っている、というほうがしっくりきます。戦闘シーンはごく短いシーンなので作画はかなりいいと思いますが、構図やエフェクト、カット割りでスピード感を出している感じです。

 背景美術と人物の色合いが非常に近くて、画が独特ですね。背景美術と人物のピントをずらすことで、臨場感がある画面になっています。
 この辺の技術では「高木さん」が重ねが多くてすごいなあと思いましたが、これってかなり手がかかった技術なんでしょうか。

 リミテッドアニメは総合力なのでアニメを作る力としては本作はあると思いますが、動きではそこまで感動は無かった気がします。作画がいい、というのは画面が優れているという意味なら納得します。動きは、2クール目の方がよかったかな。最後の方のバトルはすごいのありました。

 謎というか設定はやたら多層的ですが、風呂敷畳めるんでしょうか?また、ルーデウスの冒険に必要な設定になるのでしょうか。その辺りが楽しみです。{/netabare}



1期総評 11話まで。

 11話のアクションシーンは迫力がありました。また、木にたたきつけられて命を落とす子供とエリスの対比など、演出面での秀逸さは現れていました。

 ルーデウスの中の人が、新たな人生を得て成長をやり直す物語ということでしょう。
 一方で、話の断絶感があります。これは、あの黒い玉(魔力爆発)も物語を展開させるための仕掛けなのかもしれません。後から理由はつくにせよ、原作者が同じ場面を続けていると飽きるだけという気もしてきました。

 それが、結果的にですけど、成長物語…冒険ものとして、旅と登場人物が変わってゆくことになったのは、いいと思います。最近のラノベはどうしても登場人物が固定化します。出会いと別れのストレスがあるのは悪くないですね。ただ、まあ視点がシルフィ、ロキシーですから、少女ばっかりですけど。

 性的な描写があるのは全然いいんですけど、ルーデウスの内面とセットになると非常に気持ち悪いですね。もう少しメリハリがあっても良かった気はします。
 ここを合わせて考えると、描きたいものを描いているだけという雰囲気もなくはないです。なろうは連載ですからね。転生の意味と人神の設定くらいはあるかもしれませんが、ちょっと場当たり的な気もしてきました。

 だから先が読めないというか種まきがないというか。太い幹が見えないと言えばいいかもしれません。エピソードありきで頭を使わなくても楽しめる話になっているので、面白い部分は面白いですが、正直飽きが来る部分はあります。

 時間経過が早いので時折年齢を忘れますが、誕生日の数日後に飛ばされたから10歳でいいんでしょうか。そうなると中の人が30数歳でしたから、実質40数歳ということですが、そうなるとどういう基準でルーデウスの成長度合いを見ればいいのか時折、混乱があります。

 子供の声の時は10歳だから納得できる部分も、こいつが40歳超だとするとうーんと気持ち悪い面はあります。ただ、再生の物語だとすると、引きこもり期間は子供どころか赤ん坊に等しかった…ということなんでしょうね。考えようによっては強烈なオタク批判ですけど。


 アニメ作品としての力の入り方はなかなかだったと思いますし、1回目は過小評価だったと思います。思いますが、都合3回。今回じっくり見させてもらいましたが、それほど名作というわけではない感じはします。秀作…という感じですね。面白いけど、キャラ造形、テーマ性、エンタメ性でちょっと物足りない感じです。センスオブワンダーはちょっと感じます。
 
 ただ、連載ものですからね。ずっと100点では無いし、右肩上がり、下がりどちらもあり得ますから、最終評価はやはり最終回でしょうね。
 今のところストーリーは75点、画面作りは90点、トータル80点という感じです。そうはいっても本来2クール目合わせての1期ですから2クール目合わせての評価が本当なのでしょう。

 最近はキャラデザと作画でアニメ作品としての評価が決まるような傾向を感じています。その点が私の見方とはかなり違うので、私の好みとトータルの評価がズレるのはしょうがないかなあと思います。



なお、初回のレビューは消しました。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 23

ミロク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

高水準クオリティのはずだが、不当な低評価・荒らし・煽りレビューが目立つので対応を検討。

異世界作品の中では随一の品質であると言えます。
ただ何故か不当な低評価を付けるアンチや荒らし連中が多い。
その大半の理由として挙げられるのが「主人公が気持ち悪い」という『アニメの完成度』とは全く関係のない個人の好みである『性質への主観評価』である。
この『アニメの性質』だけで他の評価も不当に下げられる始末。


※【『レビュー絞込検索』をすれば、すぐに分かります。】※


『性質への評価』を投稿した方々は、逆に貴方達が高評価した作品にも「同じ事が言える」という事を理解しているのでしょうか。
この「性質への評価」については後述します。



無職転生は原作未読、特別に思い入れがあるというわけでもないが、このシーズンでは最も完成度が高かったのを記憶している。
物語構成、世界観、緻密な設定、背景やキャラの見せ方、演出、メッセージ性など、どれを取っても他と一線を画す出来栄えになっている。

陳腐な異世界物ではない。
分析的に視聴すればより顕著にそれがわかる。
道具一つとっても描写がとにかく丁寧で凝っている。

「絵」だけでキャラの心情や背景等も理解しやすいよう配慮されている。
そしてオープニング音楽(複数曲)を大陸ごとに切り替えて使用している。
声優に関しても非の打ち所がない。
作画は高次元に良く、近年のアニメ作品と比較しても最上と言っても過言ではない。

無職転生のファンでなくとも、高評価せざるを得ない完成度。
2クール目を加味しなくとも高水準である。

しかし、上記でも述べた悪質な連中が思いの外多いので、今回下記のように指摘させてもらう。



まずは「この作品を高評価する人間は現実では●●だ~」「現実逃避をしている~」と、煽るレビューがあるので、逆に返します。

ここ近年のアニメの傾向として可愛いヒロインを押し売りする様な物ばかりが出て、それがなぜか高評価を受けています。(物語がぱっとしないにも関わらず)
「高評価する人は現実では●●だ」と主張する側の全く同じ論理で、リアルで彼女いないんですか?可愛い女の子達を見て癒される必要ありますか?現実逃避ですか?(笑)となるわけです。

「この作品を高評価する人間は現実では●●だ」という輩の高評価している作品を見ていますが、大体が「最強主人公」「ラブコメ」「可愛い女の子達が主役」に偏っている。

しかも他の作品と比べて評価項目が平凡レベルなのにもかかわらず満点に近い評価。

※【不当な低評価を付けている連中の高評価する作品の傾向を見れば分かります】※

中二病ですか?(笑)スカっと系が好きな中二病の痛いお子様ですかね(笑)現実で無双出来なくてアニメで現実逃避(笑)


『最強主人公』『ラブコメ』『可愛い女の子が主役』系のアニメは、現状リアルでダメダメで勉強も運動も出来ない、彼女もいない充実していない……等、そういう奴が現実逃避で楽しむ作品だよね(笑)
いいよね!アニメで夢を見られて。現実は悲惨なのに(笑)
高評価で絶賛してる人はまあ……そういうことだよね(笑)



と逆に煽り返すが可能です。
現実と乖離している分、こっちの煽り返しの方が効果抜群です。
完全にブーメランが刺さっています。

このシーズンのアニメのランキングでウマ娘が1位をとっていますが、まさにそれを物語っていると思います。

あれが普通の馬だったらどうでしょう、あれが可愛くないキャラだったら魅力を感じるでしょうか。可愛いヒロインだからこそ成り立っているわけです。特に男受けが良いからこそ、強引に擬人化してキャラを可愛くしているわけです。

可愛いヒロインが出ているからという理由で満点評価を付け、この作品には不当な低評価をつける。
この作品では「癒し」や「最強」等を感じ取れない為、現実逃避しづらいという理由もあるのでしょう。


「現実逃避をしているか否か」の観点なら、「可愛い女の子が主役の癒し系」「主人公最強系」の方がよっぽど現実離れしていますし、「ご都合主義なラブコメ物」も現実から目を逸らしています。

現実逃避したい人、ご都合主義の世界に浸りたい人からすれば、この作品、無職転生との相性が悪いのかもしれません。

この作品は現実との距離が近く、人間の悪い部分(男女の性欲、理不尽な災害、殺人)等、沢山出てくるので、幸せな気持ちになりたい人(現実逃避したい人)にはとことん向きません。


私は別にこの作品の信者ではありませんが、完成度だけは他の作品よりも突出して高いと考えています。
その為、荒らしによる不当な低評価とレビューを見て大変不快に感じました。彼らが高評価している作品はお世辞にも完成度が高いとは言えません。他のレビュー者も言っていますが「ネガティブハロー効果」が起きています。

これだけの作品に仕上げてくれた制作会社への敬意すら感じない。
制作会社は報われませんね。

その為この作品、自分の中では4.6くらいの評価ですが、5にします。
本来自分がアニメに点数を付ける事なんてありえないのですが、価値観の一言では片づけられない、あまりにも偏ったレビュー・不当な低評価が目立つので対応します。

仮の話で、アンチや荒らし連中の行いが「価値観の一言」で片づけられるならば、子供向けの作品、主人公最強系、可愛いヒロインだけが出る作品、スポーツや音楽系の作品など、
自分はこのへんが特に嫌いなので低評価をつけますよ。これは不当な低評価ですか? でも貴方たちのやっている行いが正しいものとするなら、
「不当評価なんてものは存在しない」ってことになりますからね。



『好みは人それぞれ異なる、各々の価値観だ』という主張は理解できますが、だからといって全く道理に合わない低評価は目に余ります。




本来、低評価すべき作品というものは、例えば「作画崩壊or作画が雑」「声優が棒読みor下手」「物語に一貫性がない、矛盾」「キャラが立っていない(掘り下げ、個性不足で存在感がない)」「音楽が合わない、うるさい」など、こういった形である事が普通であり、その上で他作品の評価状況と比較した上での判断になります。

この作品はどの項目においても、十全に近い状態で丁寧に制作され高評価に値します。無論、他作品と比較しても高水準です。
これは決して贔屓をしているのではなく、明らかに他の作品と比較しても桁違いにレベルが高いから言っています。



貴方達も自分が高評価する作品を「最強主人公が出る奴は中二病、キャラ評価☆1」「可愛い女の子だけが出るなんて非現実的、キャラ&物語の評価☆1」「ロボットがダサすぎて集中できなかった、それ以外は割と普通だけど、ロボットがゴミ過ぎて途中断念、オール☆1」「擬人化とか気持ち悪すぎオール☆1」「主人公覚醒とかご都合主義過ぎ、オール☆2」「仲間の慣れ合いがキモい、作品全体としては良いけどオール☆3」「ラブコメとかリアルで恋人いない奴が視聴する作品(笑)主人公やヒロインは美形ばかりで非現実的、それだけで他の良い要素ぶち壊す程なのでオール☆1」など主観に偏り過ぎる評価をされたら嫌でしょう。これを『価値観』の一言で片づけたら更に荒れます。

そもそも、それぞれのアニメ作品ごとに『性質』があります。
この『性質』を単純な「個人の主観的過ぎる好み」で評価していたら、
制作側も何の考えもなしに「視聴者受けの良い作品」ばかりを世に送り出して「似たような作品」が大量に溢れ出てきます。

もう既にそのような兆候は出ています。先ほども言った通り「とにかく可愛い女の子を主役にした作品」を出せばウケが良いだとか、そういう「個性のない作品」ばかりが増えてきています。

「個人の好みで作品を評価するものだろ!」と主張している人は、貴方が高評価する作品を上記の様な「他は完成度高いけど、キャラが非現実的だし、全く共感できないから☆2が妥当かな(笑)」「グロ作品なんだろうけど、グロ嫌いだから☆1」「恋愛作品なのはわかるけど、恋愛嫌いだから☆3」なんて『性質』への主観的過ぎる評価で作品の点数を下げられたらたまったものじゃありませんよね。

だからこそ「性質」ではなく純粋な『完成度』に着目して評価するべきなのです。
そうすることで多様なジャンルの作品が生まれますし、制作のモチベ向上にも繋がります。

「完成度」に着目せず、ただ「個人の性質への主観的過ぎる好み」で評価する人は視野が狭いですし「自分が同じ事をされたら嫌」ですよね。
「自分が同じことをされても良い」という考えの人は名乗り出てください。
貴方が「個人的過ぎる好みで性質への低評価をしているレビュー内容」をそのまま「貴方の高評価する作品」に返す事もできますので。
例えば「キャラが気持ち悪い」というのも、そのまま貴方の高評価する作品にも当てはまります。どの作品にも共通して言えることです。
何故なら「個人の好み」だからです。

「完成度」についても個人の主観的要素は当然含まれますが、少なくとも、
「キャラ嫌いだから」「バトルがないから」「主人公が最強じゃないから」「ご都合主義じゃないから」なんて「性質についての主観評価」にはならないはずです。

この作品は確かにキャラの個性が強いですが、それはあくまでもアニメの「性質」に過ぎません。「性質への評価」が罷り通のであれば、貴方の高評価する作品に低評価を付ける事ができます。

この流れは作品の幅を狭める事にも繋がりかねないので、「完成度」に重きを置いて「評価すべき」と繰り返し言っています。



純粋に完成度の高い作品を不当に貶す行為は、制作会社への侮辱でもあるので、今後の事も考え、私は絶対に許しません。

手抜き作品に対する批判であれば分かりますが、今回の一件に関してはあまりにも的外れな主観が入り過ぎている「不当な低評価」と言えます。
真面目に他作品と『完成度』を比較してください。


ただでさえアニメ業界は低賃金であるというのに、頑張って制作した「完成度が非常に高い優れた作品」を個人的過ぎる感情で不当に貶すのは大変失礼です。

アニメ業界の未来の為にも、
完成度の高い作品は、制作側への感謝の気持ちを込めてください。
逆に完成度の低い作品は相応の評価をしてもらって構いません。



また無関係の人をむやみに煽る民度の低い方達もいる様なので、通報もしておきます。

現実に近い物語だとしても、現実とアニメは別物です。
現実に置き換えて話そうとする輩は揃って荒らしです。

この作品以外にも上記で述べた「性質への主観評価」が沢山見受けられますが、私は今回此方の作品を取り上げました。

なぜなら、此方の作品については特別「完成度が非常に高い」からです。
純粋に制作会社を賞賛すべきです。
にもかかわらず、「キャラの特徴」性質だけの的外れなレビューに加え全く妥当性のない不当な低評価をしている方が沢山います。

そんな事ばかりしていたら「偏った性質」「視聴者に媚びる個性のない作品」ばかりが世に出てきます。



私が強い憤りを覚えているのは「この作品だから」という特別な理由ではなく、「完成度が非常に高い作品だから」というものです。
「完成度が非常に高い作品」であるにもかかわらず、全くもって不当な低評価、的外れなレビューをしている方々が沢山いたのを確認したので、今回初めて投稿させていただきました。



今後このような『完成度の高い作品への不当な評価及び侮辱』が続くようであれば、不当に評価する者をリストアップした上で様々な角度から対応を検討します。

※ちなみに現在不当評価者(荒らし含む)をざっと確認したところ、同一人物と思われるアカウントが多数見つかりました。私の中では別々の人間が不当評価を行っているものと考えていましたが、このようなケースもあるんですね。
下げられた分の評価を上げる等の対応も今後必要になって来る場合があります。加えて彼らの扱いについても十分に検討する必要がありそうです。

ひとまず現在の不当評価者(荒らし含む)と新規の不当評価者の動向を観察し対応方法を決めていく次第です。

※【不当に低評価する人間、荒らし等の情報は『レビュー絞込検索』(☆3~☆1)をして、彼らのプロフィール内に入れば高評価作品の傾向&偏りを掴む事ができます。(絞込検索をした後、サイト内文字列検索で「2022/01」と最新の日付を指定して検索すれば不当評価者の最新投稿を取得可能です)】※

投稿 : 2022/10/01
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々に「本気」を感じる、本格派異世界転生ファンタジー

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
タイトルからして、なろう系の異世界転生丸出しですが、数多ある作品群の中では、かなりの高クオリティ。

作画も良いし、音楽も良い。なろう系異世界転生の中では、心理描写や成長過程が丁寧に描かれている。作品としては充分に良作(☆4)だし、今期の暫定順位、個人的に2位(1位はウマ娘2)。

基本は楽しんで観られました。

でも、「私には」少し「合わない」ところがありましたね。

アニメの中身としては、高評価されている他のレビュアーさんのものの方がずっと参考になると思います。

私のレビューは、主にニートに関する個人的な思いと、私のような難癖をつける人に対しては、もう少しこういう演出や脚本にしてほしいということで、批判的な雑談レビューになります。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
例えば、莫大な借金苦から極貧に喘ぐある男が、宝くじで10億円当たり、金持ちになり、もうあんな生活に戻りたくないと精一杯に生きたとしよう。

この男を応援できるかは、借金をした理由と、極貧時代をどう生きてきたか次第だろう。

やむにやまれぬ事情で背負った借金か、ギャンブルや風俗に突っ込んだ故の借金か。

借金に苦しみながらも必死に働き、それでも利子分にもならない辛い人生なのか、生活保護を不正受給してへらへら生きてきたか。

もし共に前者ならば、私は彼が人生をやり直すことを応援する。もし共に後者ならば、それが宝くじで帳消しになったことに理不尽さを感じるだろう。

本作に重ね合わせるならば、借金をした理由には同情できても、その後の生活に関しては応援できない、というところだろうか。

総括に書いたように、作品としてのクオリティには疑いようがない。良いアニメです。

ただ、主人公に感情移入出来るかというのは、アニメを観る上でとても大切なことだと思いますが、私はその点で躓きました。

どうも私は、ニートに厳しい。

無職や引きこもりに厳しいわけじゃないんですよ。ニート(Not in Education, Employment or Training)にです。

端的に言うと、「無職(失業者)転生」や「引きこもり(対人恐怖症)転生」なら応援できるけど、(本作は実質)「ニート転生」なので、応援できないんですよね。

無職や失業者やフリーターと、ニートとの違いは、「やる気の有無」です。ニートの定義は、「働いてないし勉強してないし、働く気持ちもない人」。ニートは憲法違反。

例えば、本作の主人公のように、いじめや対人トラブルを抱えている、また、生まれ持った事情などから引きこもりになること。また、置かれた家庭環境や怪我、病気から働けない、等は同情の余地があり、(限度や程度はあるが)社会全体で支えていくのは大切だと思っています。

でも、ニートは違う。

健康なら、まず働け、納税しろ。

本作の主人公に対して気に食わないのは、「いじめられたから引きこもりになった」「だから働けないのはしょうがない」みたいに、引きこもりと無職を=で繋げている点、自己正当化している節があるところです。

いじめられて対人恐怖症になり、引きこもりになるところまでは理解できるし、クソみたいないじめっ子の恐怖がない異世界に転生したら、素敵な人生を歩んでほしいと思えます。

ただ、普通の能力と生活環境があるなら、対人恐怖症であっても、在宅で働けば? 内職でも投資でもなんでも良いからさ。今のご時世、パソコン1台あれば、人と顔合わせなくても結構働けるはずです。

そもそも、この恵まれた国(日本)で、本気で生きていけないなら、どんな環境でも厳しいでしょ。異世界に転生するのは、なぜか現実世界で上手くいかなかった人ばかりですが、もし私が神様だったら、現実世界でも本気で頑張ってきた人を優先的に転生させるけどな~。「異世界行ったら本気出す」ではなく、「異世界行く前に本気出せ」です。

私は別に、「一度つまずいた人間は、もう何もするな」なんて思っているわけじゃないです。人生は一度きりなんだから、再チャレンジでも再再チャレンジでもした方が良い。

本作の場合、主人公が実質のニートであっても、それに苦しみや後悔を抱いている描写や、何かを変えようともがいている(行動する)、それでも上手くいかない悔しさ、葛藤みたいなものが、序盤にちゃんと描かれていれば、私も他の皆さんのように純粋に本作を楽しめたと思うんです。

私は、成功者が好きなんじゃなくて、戦う者が好きなんです。それが、結果的な敗者であっても。

この辺、原作ではもっと丁寧なのかもしれませんが、少なくともアニメを観た範囲では不十分、、、というか、わりと引きこもりニート生活を満喫してなかったか?という点が非常に勿体なく感じました(後半になって、ニート時代に戻りたくないという描写は増えたけど、そりゃ誰でもそうです。私が問うているのは、その時どれほど辛かったのかではなく、その時どこまで戦ったのか、です)。

まあ、「いつかはニートの自分を変えたい」と思っていたからこそ、とっさに事故から助けようとしたんだろうし、いわゆる「蜘蛛の糸」的な話でしょうが、にしてもな。そもそも、「蜘蛛の糸」は、芥川一流の皮肉的要素が大きいし。

終盤になり、世界がダイナミックに動いていくことで、「おおっ!?」と、面白くなりました。実は、この作品が「異世界転生系のなろう小説の元祖」で、現在の雨後の筍くん達は、本作を模倣しているとの情報も聞き、好感度は上がりました。

特に、11話は大変素晴らしい。策士策に溺れる展開。魔力はあっても、戦士としての状況判断も覚悟も、人としての経験も足りない。この辺は、リアリティがあって良い。そして、戦士として認めらる、熱い流れ。失敗と成長。異世界転生のお手本にしてほしい。

2期、当然観ます。

だからこそ、もう少しでいいから、ニート生活で戦っているところを序盤に描写してくれていれば、私は今期の覇権にしたかもしれません。2話がなければ、久々に☆5つけたアニメだったな~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
またもや異世界転生。もし私が神様なら、無職の引きニートではなく、優秀で努力もできるのに、夭逝してしまった偉人の卵を転生させるけどな。赤ちゃんから丁寧にやる異世界転生は珍しいかな。

2話目 ☆1
オナニーシーンは、必要か? なんだろう、蜘蛛の糸的な? いじめられていたからニートもしょうがない的な? てか、裸にして校門にはりつけなんて、流石に通報されて警察だろ。

3話目 ☆2
まあ、親も親だけど、子も子だな。

4話目 ☆4
親父のクズっぷり。なんとなく、きれいにまとまってたかな。

5話目 ☆3
ガチバトルだな。めっちゃ強い。

6話目 ☆4
旦那様、なかなか面白いキャラ。

7話目 ☆5
そこの後悔を、もがいている姿を、現実世界でもちゃんと見せてくれたら良かったのだけれど。原作では丁寧なのかな? メルカリで売る(笑) 失敗されて笑われるところを、過去の経験から見過ごせず、対人恐怖症にも関わらず踊るのは良い。

8話目 ☆4
クズな提案(笑) 演技しすぎ(笑) 母親も好きだったのか、それが一番意外(笑) 母親の心情も丁寧に描くのな。貴族の権力闘争。これだからDTは(笑) まあ、貴族ならこの年齢からでもアリだよな。作画しっかりしてるな~。なんか、イロモノキャラいっぱい(笑)

9話目 ☆4
転移か。精神体は変わらないんだな。スペルド族。ここで、後悔を持ち出す。ルイジェルドを助ける。

10話目 ☆5
この回は、かなりきちんと魅せてるな。異世界をちゃんと作っている感じ。

11話目 ☆5
策士策に溺れる。そして、冒険者としての正論。魔力はあっても、戦士としての状況判断も覚悟も、人としての経験も足りない。この辺は、リアリティがあって良い。戦士として認められた。
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 45

84.1 3 2021年冬(1月~3月)アニメランキング3位
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(アニメ映画)

2021年3月8日
★★★★★ 4.2 (376)
1639人が棚に入れました
 エヴァがついに完結する。2007年から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズとして再起動し、『:序』『:破』『:Q』の3作を公開してきた。その最新作、第4部『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇場公開が決定。人の本質とは何か? 人は何のために生きるのか? エヴァのテーマは、いつの時代にも通じる普遍的な核を持っている。
 シンジ、レイ、アスカ、マリ、個性にあふれたキャラクターたちが、人造人間エヴァンゲリオンに搭乗し、それぞれの生き方を模索する。人と世界の再生を視野に入れた壮大な世界観と細部まで作り込まれた緻密な設定、デジタル技術を駆使した最新映像が次々と登場し、美しいデザインと色彩、情感あふれる表現が心に刺さる。
スピーディーで濃密、一度観たら病みつきになるその語り口は、興行収入80億円超えの大作『シン・ゴジラ』も記憶に新しい庵野秀明総監督による独特の境地。その庵野総監督がアニメーションのフィールドで創作の原点に立ち返り、新たな構想と心境によって2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以後、封印されてきた物語の続きを語る。
 1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』でアニメファンのみならず、アーティストや学者までを巻き込んで社会現象を起こした初出から、実に25年――その間、常にエポックメイキングであり続けたエヴァの、新たな姿を見届けよう。

声優・キャラクター
緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、立木文彦、清川元夢
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今までのエヴァまとめレビュー

【このレビューについて】
✳︎注意✳︎
エヴァの繋がりを
まとめたレビューであり、
シンエヴァ自体の話ではなく
見る前に把握しておきたい

私の考察、考え
による個人的な情報です。

このレビューを読んだことで、
ネタバレや
見方、考え方が変わったり
頭を使い、頭が痛くなったり
する方もいると思いますので

そのことを十分、承知の上
読んで下さい。

あと5000文字超えたので
長文注意!

【自分が見るエヴァの世界】
{netabare}
すべてのエヴァ作品が繋がっていて
終わりと始まりを繰り返す
ノアの箱舟の繰り返し。

何度も繰り返し、
少しずつ変わっていくことで
ミニュマルミュージックのような
ものが出来上がっていく。

そんな生きた音楽を
楽譜に起こすようなアニメ。
{/netabare}


【エヴァの楽譜を作ってみた】
{netabare}

アニメ:ヴィーデ?: 序:1.0/I破:2.0/Q:3.0/シン3.0+1.0¬
アニメ:I日劇場版: 序:1.0/I破:2.0/Q:3.0/シンエヴァ:II

【解き方】

:はリピート
0はインパクト(旧劇場版のようにみんな生命のスープになってやり直し)
/はインパクト阻止(0のスラッシュを分解した)

ちなみに旧劇場版とは
Air/まごころをきみに のこと。

【わかりやすく順番】
アニメ シンジくんが自分の居場所を見つける

アニメ→旧劇場版 ヒトはヒトの形として再生する
↓↑

①(序)君は一人だ

②(序)君は一人じゃない→(破)君は進むことができない

③(序)君は一人じゃない(棺桶からカヲル君登場)→(破)君は進むことができる→(Q)君はやり直すことができない

④(序)君は一人じゃない→(破)君は進むことができる(カヲル君はじめましてお父さん)(Q)君はやり直すことができる(カヲル君と出会うがカヲル君がシトに接触することによってインパクト)

⑤(序)君は一人じゃない→(破)君は進むことができる(カヲル君がガフの扉からでてくるがインパクトは阻止できず)→(Q)君はやり直すことができる→(碇指令に仕組まれたことだと気付く)→(シン)3.0(現実に戻れない)→Q

⑥(序)君は一人じゃない→(破)君は進むことができる(やっと君に会えたね)→(Q)君はやり直すことができる(カヲル君、おかえり)→(シン)1.0(初めからやり直すことができない)→Q

⑦(序)君は一人じゃない→(破)君は進むことができる(カヲル君、今度こそ君だけは幸せにして見せるよ)→(Q)君はやり直すことができる→(シン)3.0(現実に戻り)+1.0(初めからやり直す)ことができる→

【↑に関わるキーワード】
画像で見ると殴り書きだから
音楽記号と
特に似てるような気がする

evangelion エヴァンゲリオン
||:vexasions:|| ヴェクサシオン きっちり840回だけ繰り返して(それ以上でもそれ以下でもない)

ってこともあるのかも。。


ヴィーデとは
旧を分解して→I日
日++したらヴィーデ。

元々旧劇場版なんて後から呼ばれるようになったけど
私が監督だったら↑の音楽記号の意味にさせてしまう
と思う。

アニメにも全部:の記号ついているのは気になる。


そして旧劇場版のサブタイトルは
ONE MORE FINAL
もう一度終わる。

旧劇場版はレビューで書きましたが
終わりの物語であり。
始まりの物語である。
インパクトによって
人類の始まりがおき
人類の終わりがおきる。
生命の誕生物語。


あとあと序の1.0.I は
何故Iがついてるのか…謎
Qの0のスラッシュだけ突き抜けてるのはここで大きく変わるってことだと思うけど。ロンギヌスの槍みたいだね。

Air/まごころを、君に
スラッシュが入ってるのにも何かありそう。
{/netabare}

【何故、新劇場版じゃなく、シン劇場版なのか】
{netabare}
新劇場版は三部作って
監督が言ってましたよね?
つまり三部作とは
新劇場版の序破Qのことである。

ということはシン劇場版は
三部作とはまた別の作品という
考え。
もちろん話は繋がってますけどね。

あと
これ私も良くやる方法があって

カタカナにすることで
意味を付けずに
いろんな漢字(意味)を
当てはめれるようにしたんだと
思います。


私は「真」を1番に思いつきました
真心を君へ と真実 という意味

そして「神」
シンジくんが
「神」になる。
エヴァといえば
繰り返す物語ですしね。
{/netabare}


【Qってなんで英語になったか】
{netabare}

序破急 って言葉があって
急がQになりました。
Oの中でずっとループして
、で外に出られる。
ってのが自分はシックリきてます。

ショパンの曲で序破急幻っていうのがあるみたいです。
ショパンは好きそうですよね。

昔、パチンコ台の説明書で
エヴァの序破急◻︎と四つ目の文字を見た覚えがあるのですが
その時はこんなにエヴァのワールドに入っていなかったので
もう覚えていないです。
答えを見たのに、思い出せない。悔しさ。

{/netabare}

【Qから急に宇宙にいるけどなにが起きたか】
{netabare}
インパクトが起きて、シンジ君がエヴァに取り込まれたまま宇宙に飛びます。(旧劇場版みたいな感じ)、だけど技術的に簡単にそのシンジ君が取り込まれたエヴァを回収できません。
更にインパクトを起こしたモノなので
念入りに
棺桶のようなモノにもいれられ
そんなこんながあって
長い月日が経ちました。

それがQの次回予告にまとめてあります。
予告ではなく、空白を埋めるために作られし予告。
またそこの部分は必要以上にやらなくても
いいのでやらなかった。

または
この予告すらもっと先の予告で
シンエヴァンゲリオン:急
とかってのも悪くないですね。
{/netabare}

【Qの槍のとこの急展開説明】
{netabare}
願いを叶えるためにはカシウスの槍とロンギヌスの槍両方がないと成立しない。

カシウスの槍だと思い込んでいたのはロンギヌスの槍で
全てはゲンドウの仕組んだ罠であり。それに気付かずカヲル君ははめられたってことです。

そしてロンギヌスを抜いたことによって仮死してたシトがエヴァを飲み込もうとします。
カヲル君がシトなのでシト同士の接触でインパクト起こりそうになります。カヲル君、食い止めようと自ら死にます。光となって飛んで行きます。

マリちゃんが強制で
シンジ君のプラグ排出。
ニアインパクトで済みました。
{/netabare}

【Qの周りのヒトからシンジ君への態度について】
{netabare}
ミサトさんは
あなたは何もしないで。
やトウジの妹の言葉。
アスカのイライラしてるような
態度。

なぜこんなにみんな冷たい視線なのか?シンジ君だけ何も教えてもらえずなのか?


時間が経っていて、シンジ君には理解できないだろうから、少しずつ教えていこうとしてた。といえば
辻褄が合う。

世界をめちゃくちゃにした

だけどそれだけじゃ、あんなに別人のようにはならない。

そこでリピート説(繰り返しのパラレルワールドの説)
とシンジ君の願い説(新劇場版の序、破はそもそもシンジ君が理想とする妄想の世界)を使います

それは
新劇場版軸(序、破)のシンジ君の願いから(登場人物は全てシンジ君の願いで作られた人格。)
そこから目覚め。アニメ軸(旧劇場版のエヴァに羽映えたとこ)のシンジ君が現実に戻ってきたとしよう。

そうしたらミサトさんの気持ち、アスカの気持ちが見えてくる。

{/netabare}



【カヲル君について】
{netabare}
カヲル君が出てくるシーンは
他のキャラクターや場面とは違い
ワンシーンずつ
前後と話が噛み合ってない。

「今度こそは君だけを幸せにして見せるよ」「おかえり」
など
なのでそこで:リピートしているんではないか?
っていうのが

カヲル君が世界を変える説

渚カヲル君は
シ者オワリ ってのは
知ってる人は知ってると思いますが

オワリってことは
ハジマリでもあるので

彼がQで言ってた「1番の僕が…」ってことは
過去のカヲル君は最後のシシャだけど一番目に産まれてたこと
になります。

彼は使途なので
シンジくんや他のヒトとは別で
自分の意思でシンジを救おうと
変わっていっているのではないか?

というのが私の考えです。
だからシンエヴァでも
カヲル君がまた出てくる可能性も
まだある。
{/netabare}
【アスカについて】
{netabare}
自分はアスカを
序破が式波
Qが蒼龍

全く別の個体のヒトだと
考えています。

↓の三点で繋がります。

・序破のアスカは
ヴァルディエルに乗って精神汚染されていて凍結しました。
それなのにQで戦えるのか?
と考えると無理がある。

・シンジに対して序破にて
アスカは決して攻撃的とは
言えないような感じで
なんだかんだシンジを認めてた
母や梶さんには依存していなかった。なのでこのアスカはシンジくんの願いのアスカだと思う。

・Qのアスカのプラグスーツの腕や足のツギハギみたいなのや眼帯

旧劇場版で量産型にやられた傷と全部一致する


そういえば
バルディエルって
破でアスカを汚染しましたね。
初号機に
噛み砕かれましたが
生存ありで身体は不明

手でぐちゃーとするより大破では?
手から口に変わったのは
シンジくんがアスカのこと
食べたかったのかなぁ…

大破で生存アリになってるので
式波もクローンっての可能性が…。。

クローンってことは
式波って名乗るぐらいだから
綾波の半分だとして
あと半分は蒼龍アスカかな。
そして魂もまたバルディエルの件で別の可能性。

まぁそもそも女性の原点はアヤナミレイ(リリス)なんですけどね。
{/netabare}
【ついでに綾波について】
{netabare}
綾波については
旧劇場版だったかどこかで
リリスの魂を持った
ユイベースの体クローン
魂さえあれば
取り替えることのできるシトでした

今回の綾波も同じで
体はクローンで間違いないでしょう。魂もシトでいいと思います。


アスカの説と一緒で
序破の綾波は
お味噌をあったかいと飲んだり
碇くんのために!と行動する場面が
多かったですね。
だけどやっぱりこれもシンジくんの願う、綾波の姿だと思います。

Qの綾波はプラグスーツが変わりましたね。白が黒になりました、番号も変わりました。

序破までは0で白→リリスのイメージでしょうか。。

Qでは9で黒→新劇場版だとヴァルディエルですね。。

だから黒プラグスーツの綾波は
バルディエルの魂の可能性?

アニメ版の三人目の綾波とも
言われてますが
誰に対しても全く興味がないので
その線は薄いですね
{/netabare}
【シンジくんも確認】
{netabare}
序破のアスカ、綾波と同じく
アニメ版よりも、エヴァに乗る戸惑いや、ミサトさんやアスカへの関わりに積極的。

これもシンジが願う、シンジくんってことなら納得できますね。
トウジはエヴァ乗らないし。殴らないし。

ついでに周りのミサトさんやリツコさんが地下の巨人のことや、セカンドインパクトの話をするのも
シンジくんの記憶と願いなのかも。

使途はシンジくんにとって別の生き物であり、カヲル君と一緒で別の行動をとれるため
形や大きさ、強さはシンジ自身じゃいじれないってことで。
{/netabare}



【エヴァの呪縛】
{netabare}
旧劇場版で
シンジくんとアスカだけになって
オリジナルの
シンジくん、蒼龍アスカは
ヒトとは違う存在になっている

つまり
エヴァの呪縛
ってのとか
Qの最後に言ってた
リリンが迎えにこれるところまで
だったけ?

その言葉は(使途の汚染かなにかに対抗できる身体をもったモノにしか入れない場所にいる)
つまりリリン(ヒト)とは違う
ってことだと思います
{/netabare}

【地下の巨人について】
{netabare}
アニメ版では
地下の巨人はリリスであり
綾波の実の体で
機密でありました。

ミサトさんも知らなかったし
ネルフのリツコさんでさえ
リリスのことを
アダムと
偽の情報で伝えられてました。
敵を騙すなら味方からでしょうか?



新劇場版では
あっさりとシンジくんに
ミサトさんが
巨人を見せます。
リリスって言ってましたね。

だけどアニメ版仮面が違いますね。
これアダムじゃないの?
と自分は思いましたね

ついでに破の途中で
月にアニメ版のリリスっぽいのが
鍼付けされてて、エヴァンゲリオン(カヲル君が乗るマーク6)のベースにしようとしてる画像が流れてますね。
{/netabare}

【インパクトがあった傷跡】
{netabare}
新劇場版で月に赤い色の線がついている→これは旧劇場版のアヤナミが血を吹いた?時にできたあと。と言われてる。

Qでアヤナミの顔っぽいのがある→Q以前の過去、ネルフの上でインパクトがあった。
その描写は描かれていないがQのシンジくんを取り囲む人たちの話を聞いてると
シンジくんがなにかやらかしたらしい


ヒトが生まれ変わる物語だからこそ、
私は繋がってる話だと思ってます
{/netabare}

【シトの液状化について】
{netabare}
新劇場版ではシトが倒された時、
赤い液体(生命のスープなのかな?)になります。
アニメ版では自爆でもしない限り個体が残っていました。
ラミエルとか穴が空いたまま町に落ちてましたね。

形が残らないのはなんでだろうと
ふと思い、

これはシンジ君の願いの中だから
個体として残らない。
という考えになりました。
{/netabare}

【初号機について】
{netabare}
初号機だけ
すごく特別扱いされてる印象がありますよね。
それは中にユイさんの魂が入っていること
ではなく

アダムから作られしエヴァだから
だと考えてます

他のエヴァはアダムではなくリリスや別のシトから
作られた。
シト達はアダムを目指してやってきます。
そのくらいアダムの存在は秘めた力を持っているでしょうね。
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 25

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

虚構と現実。

>1時間ちょっと視聴して
amazon prime配信初日に視聴しました。

まずはamazon primeさまに感謝を^^。
劇場へは観に行かないまでも、その興行収益や人気っぷりを知れば
なんだかんだ言って気になってました。
そういえばBDもまだ発売してないのに配信・・なのですね。
これは、異例なのではないでしょうか?。
こんなに早く観ることができたのは本当に驚きでした!。


で、視聴開始したのですが
1時間ちょっと視聴したところで、いったん休憩&レビュー記録しました。


なんか、話がぜんぜん面白くなってこない・・><。

時間が長く感じてしまう・・。


これまでの3作品のレビューに書いたことと、重複した感じ方しかできないなあ・・。


確かに絵はキレイです。
でも、それは高解像度でクッキリはっきり色が塗り分けられた
・・という意味のキレイ
ってだけであって、心が動かされるものではないような気がします。

3DCGで高解像度で線がハッキリして、角度もあらゆる角度を使って
グリングリン動かしてきますが
観ていてあまりココロが動かされないんです・・><。

なんかCG作画主張は強いんだけど、空回りしてるというか・・
そこに時代錯誤なセリフをあえて重ねてきたりしてるから
なんか、ただただ寒く感じてしまう・・。


某製作特番で、監督が確か言っていたと思うのですが
「個人が脳内で想像できるものを描いても限界がある
 想像を超えたものを偶然から見つけるために
 3D化(CGや模型)し、あらゆるアングルを拾って探してみる」
・・みたいな感じでおっしゃってたように思うのですが

・・なんか、1周まわって逆行してしまってるように感じます。

自分が真に観たいのは
TV版や旧劇場版で魅せてくれたような
クリエイター達が脳内で自由に思い描いたものを
いろんな手法・試行錯誤・アイデア・奇策?等を使って
私たちに見せてくれていたもの、そのものだったのに・・。

なんかそういった技術は今日のアニメ作品では
失われていってしまってるのだなあ・・という
”失われた技術の墓標?”のような劇場4部作に感じます。


TV版での、一見意味不明な手書き・落書き・やけくそ感?
ぐにゃぐにゃとした実際には絶対成立しないけど
それらからしか絶対生まれることのできない躍動感・空気感
といったものが、至高だったように個人的には思います。

ケレン味・・とかとも言うんですか?(←わかってないw)。


あと、こだわったアングルって
股アップ等のエロアングルですか??。



>中盤以降再開して
中盤再開したのですが、苦痛の連続。

ただただキレイに整いすぎた
写実的なものが見たいのではなく
理解不能な動き・中割り等の予想外のダイナミックなもの等が
驚きと感動を与えてくれるんだと思う

3DCGで描ききれてしまうものなんて、ゲームで十分では?・・。

音楽は、ぜんぜん印象に残ってないなあ・・。


終盤に向けても、説明的な感じが強かったかな。

ゲンドウさんやユイさんあたりの
謎解き・真相の一部分・・等が垣間見れて
一定の収穫はあったものの
その描写のために犠牲・生贄にされてしまったものもはかり知れず
(アスカやミサトさん含む)

個人的には、やはり想像させる楽しみにとどめておいてくれた方がよかったかな?。


・・ということで

やはり自分にとってのエヴァの至高は

TV版+旧劇場版+マンガ版!

ということで決着しました^^。


監督は本当に本作を作りたかったのかなあ?。

作らざるをえなくなって作ったとかでは・・(勝手な妄想)。


最後に一言。
無理やり感の強い
一気にカップリング複数成立って
同人作品ですか?(個人の勝手な同人作品に対する先入観でごめんなさい><)


-------------------------------------------------
>岡田斗司夫さんのyoutube解説UG動画x2を観て

あら、岡田斗司夫さんは本作を絶賛なのですね。
けっこう意外でしたw。

たくさんのオマージュが入っている作品
呪術的・儀式的なものもあり、それらは監督の思想そのものが反映されている。
オマージュ自体が儀式に必要なおまじない的なもの・・


のように、おっしゃってたように思いますが
もし本当にそうだとしたら
本作は、ある意味、すごく個人的な作品なのかもしれませんね・・。

(私個人の意見としては、オマージュ自体にはほとんど興味ありません・・><)



まあ、そもそも、本作は監督抜きでは絶対にありえない作品であるとは思いますが
某NHKドキュメンタリー?番組で
監督は「自分で作るのではなく人の手にゆだねた作品作りがしたい」
みたいにおっしゃってましたが

映画製作の現場においても
監督は”シンジ君”であったりしたのかな?

一緒に作っていた他のスタッフ様方は
わけがわからないまま終わってしまった・・なんてことはなかったのでしょうか?。


結局は、監督がどう納得して終えたか
そこにまわりの人はどれだけついてこれていたのか

・・そういうのって、案外、画面から伝わってくるような気がします・・。


岡田斗司夫さんはおっしゃってました。
作り方がスゴい(絵コンテなし。オネアミス時代踏襲。スクリーンで映える絶対的な構図優先等)。
・・う~ん。視聴者は、普通そこに関心持たないのでは・・?。


あと、個人的にやっぱり、新劇場版になって以降のマリの登場・物語への関与は
違和感にしかならなかったです。

・・これって、監督のリアルにおける変化の影響が濃い?。


・・結局、新劇場版で見せられたものって

自分がみたいのは、これまで物語を追ってきた登場人物達の動向であったのに

・・いつの間にか


それらが、監督そのものの思想・人生・価値観・その他もろもろ
・・を反映させるために
登場人物たちの
あらゆるもの全て(行動や思想・結末)が
すり替えられてしまってる・・??・・かのように感じてしまいました・・。


他のいろいろな解釈の中に
わざと映像その他のクオリティーを下げ?たり
あえて虚構だとわかるチープな演出を用いたりすることによって

「これは虚構です」宣言?。

現実と虚構を隣り合わせた構図や共存、混在、混沌?

からの、「もう卒業して、現実に戻ろうよ」??

という、監督からのメッセージ??。


かつてあれだけ、この世界観に惹き込ませておいて

時間が経って自分が変わってしまったから?



なんというか

そもそもアニメやいろんな創作物を楽しむことにおいて

それらが根本的には虚構であることは大前提なわけで

前提として暗黙の了解のうえで、虚構を楽しみたい視聴者に対して


論点を、すげ替えられて

あたかも○○なテーマで描かれた、面白さを犠牲にし、だけどスゴい作品なんです!!


・・といわれても、なんか詐○にあったようにすら感じてしまう自分は、感性が壊れてるのかな?。。


岡田斗司夫さんが絶賛された理由に
「これは卒業式だ」というのと「なんだ、ちゃんと終わらせることができてるじゃないか」
というのがありましたが
つい先日、早くも監督の
「空白の14年間をいつか何らかの形で光をあてたい・・」
みたいな発言があったとかなかったとか・・。

ほんとうに終わらせたんだったら
「あんなの虚構の14年間です」
でいいじゃないですか、もう。

ってことで、ほんとうに終わらせたとは、自分にはとうてい思えないのです・・。



-------------------------------------------------
>山田玲司のヤングサンデー第188回【302】(無料部分のみ)を観て

さすが山田玲司先生!。
非常にわかりやすくて納得のいく解説でした。


シン・シリーズでの監督からのメッセージは

「俺たちは14才のままでいいのか?」
「好きなものに囲まれて生きて、それで終わらせることができる時代になってしまったが
 それでいいのか?」
     ↓
”アニメファンの閉じた人生に起こる14才の呪い問題”提起


wwwwwwwwwwwwww。


いや、まあ図星ですけどw。


それじゃダメなんですか?・・w。


たしかにそういわれたら
なんか”それっぽい理由”のようにもとれますが

商業的目的のための続編製作決定がまず最初に決まり
どういう理由付けだったら古参も納得させたうえで成立させられるか?。
そこから逆算的に作られた・・なんてことはないでしょうか?。
(これもある意味帰納法・・??)


TV版終盤で、ミサトさんが
「過去をなかったことにはできない」
みたいなセリフを言ったように思いますが

本作の過去(TV版、旧劇場版)は
なかったことにされてしまったような印象が強いです。

新たな別テーマで別作品を作るため
なおかつ確実に商業的成功も収めることのできる、ただの”素材”に・・。



ああ、もういっそのこと

庵野監督 x 岡田斗司夫さん x 山田玲司先生

の対談特番を実現してほしいです^^。



-------------------------------------------------
>youtube等の各種考察動画を観て
すごく熱心な考察されている動画がたくさんUPされていました!。

今まで自分が気づけなかった点を
見事に補完してもらえてすごくありがたいです^^。

いやー、やっぱりすごく緻密に作られていたのですね、シン・シリーズ。


「ルー○された世界」

「庵野監督自身が投影された世界」


そういった観点で見ると確かに
今まで自分1人だけでは感じられなかった楽しみ方がありました。


UPされていた動画の中で
自分が特に気に入ったのは
庵野監督の生い立ちから、本作の完結に至るまでの解説動画です。


いや~、やっぱ多くのファンが
何だかんだいいつつも
庵野監督を愛していることを実感させられるとともに
自分自身もそのうちの1人であることを再度気づかせてくれます。



庵野監督の実写作品

ああ~、そういえば「CUTIE HONEY」、庵野監督だったのですね。
すっかり忘れてしまってました。
すごく大好きな作品です♪。

他はほとんど観れてないので、amazon primeやその他で
観れる時にしっかり見ておきたいです。

宮崎監督の「風立ちぬ」もすごく意味の大きい作品だったのですね。
先日の金ロー、見逃してしまいました・・><。

・・痛恨。

いつか必ず観たいと思っています。



いろんな解説動画を観て
なるほどな~って思ったことは多々ありましたが
現時点での自分の評価が変化することはありませんでした。


というのも

仮にルー○された世界だった場合

誰か(人間)の主観によってルー○し、記憶を維持しているのであれば

感情移入する余地が残されていたと思うのですが


そこが明確でなく、神?のみぞ知るルー○の中で

同じキャラが出てきても

それらは、やっぱり全くの別人となってしまい

これまでのシリーズを追いかけてきた1視聴者の自分としては

感情移入できなかったというのが正直なところです。


ただ、これはあくまで現時点での自分のせいいっぱいであり

今後さらに歳を重ねて本作を視聴した際

きっとまた新たな発見があるのだろうな~って

今から楽しみにしています^^。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 20
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シンウルトラマンを見て…虚構を捨てろ、じゃなくて特撮やりたい…だった?

「虚構を捨てろ、大人になれ」が本作の意味だとおもっていました。物語の最後の方のエヴァ同士のバトルはまるで特撮スタジオで戦っている感じでした。それが物語の虚構性をメタ視点で見ることで、エヴァにのめり込んでも所詮は作り物なんだぞ、と言っている気がしました。最後のマリとのシーンも現実の女の子と付き合おうぜ…と。

 ですが、シンウルトラマンを見て「あれ、俺がやりたかったのはアニメじゃなくて特撮でした」が正解だった?という気がしてきました。

 つまり、エヴァは特撮をやりたくて仕方がない庵野秀明氏が、代替としてエヴァを作ったんだぞ。レイやアスカから離れてマリとくっつくのは「本当はあんな虚構めいたキャラじゃなくて、リアルな女の子で特撮ものを作りたかったんだぞ」という事?
 だから綾波、アスカなどのアニメキャラ達が去っていったのとは逆の方向に進んだということ?
 エヴァTVシリーズのときはそこまでかはわかりませんが。でもダイコン4のOPアニメは有名ですが、本編は特撮でしかも庵野ウルトラマンだからなあ…。

 うーん。シンウルトラマンのレビューをここでしてもしょうがないので簡単に。「俺の見たいウルトラマンってこんな感じ。で、女子隊員は長澤まさみがいいなあ」という映画でした。

 シンのシリーズ。エヴァがアニメ1本。ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダー。うーん。なんかエヴァの最後は読み間違えた?私みたいな考察厨がうるさいこと言わないように意味があるような要素(自然とかリアルとか)をばらまいているだけで、言いたいのは「俺特撮やりてーからアニメはもういいや?」だった?

 庵野監督の作家性に対する信頼がちょっと揺らいできました。こういう評価のしかたもどうかと思いますが、本作のメッセージ性に疑問が出てきたので若干評価落とします。




追記です。やっと「虚構を捨てろ、大人になれ」が言えました。

 視聴翌日でまだ1回目しか見てませんがじっくり考えてみました。

マリというのは設定上はどうか知りませんが、TVシリーズに出てこなかった女性です。本作の中盤からシンジを結末へと導き、そしてラストは、シンジと電車に乗らずに階段を上ります。

 つまり、オタクの妄想の極致として作っTVシリーズのエヴァ、そして綾波とアスカ。エヴァの無い世界。彼女たちとは違う行き先に言っていたらどうなったのか。アニメという世界に捕らわれていた首枷を外してくれるのはマリでした。

 エヴァというのは非常に性の匂いがする物語でした。いくら設定や世界観でカッコつけても性欲が顕在化して作られた妄想の世界です。
 だからこそ、綾波もアスカも現実ではシンジなど相手にしません。つまりモテない男のコンプレックスの塊だったということです。でも、シンジも妄想を捨ててネクタイをしめて就職する=サラリーマンになっていれば、マリという巨乳で美人の眼鏡の女性がシンジのオタク妄想を取り除いてくれていたかも、ということでしょうか。

 アスカに対する好きだったは、過去形でした。アスカは旧エヴァでは気持ち悪いという言葉を投げつけましたが、これではオタクを卒業できなかったということでしょう。言われ慣れていますし、その言葉に対しては開きなおれてしまったわけです。好きだったけど、もう付き合う事はない、と自分で納得して理解することで、エヴァと決別できるということだと思います。

 あの駅は何かに縁がある駅なのかもしれませんが、私はなんのことかわかりません。でも、多分エヴァとの決別を象徴する場所なのだろうという想像はつきました。

 もう1つの解釈は、今のアニメのありように対する後悔です。アスカや綾波から派生したオタク文化がアニメを破壊してしまった。クリエータとして、現実の女がちゃんと書けていれば、アニメ文化は違う形になったかも、という見方もできます。

 いずれにせよ、エンディングは他の世界です。つまりエヴァが存在しないIFの世界でした。

 あと、1回。もう少し時間がたったら、シンエヴァをじっくりみてみたいと思います。


以下、視聴当日のレビューです。

 なるべく情報をシャットアウトして、自分なりのエヴァの見方をしようとしました。で、アマプラで本日視聴。なるほど、という感じでした。面白かったという前に、やはり何かが終わった寂しさのほうが強いですね。

 冒頭のやたらと長いコミュニティーでの生活。原始共産主義礼賛というわけではないのでしょう。つまり、生活です。綾波がプラグスーツで農作業をする意味。虚構では生きられないという事なのだと思います。少しメタ的に言えば、お前等はこういうJK・JCばっかりではない、ばあさんも主婦も赤ちゃんも出てくる映画が見られるか?という問いかけでもある気がしました。
 そして、オタクたちが愛した綾波は名前を失い、生活し感情とコミュニケーションを覚えることで綾波に戻り、そして退場しました。

 ラストの方のスタジオを模した作り物の空間での戦い。ゲーム機。絵コンテのような画面。まあ、言うのが恥ずかしいほど虚構を強調していました。{netabare} そして、成長した綾波もアスカもシンジではない人と共にいます。シンジ=オタクの代表だった人にとっては2人は憧れ、高根の花、もっと言えば夢の中にしかいない女性なのでしょう。{/netabare}

 あれだけ皆が熱狂し考察した人類補完計画が結局は親子喧嘩だったと。家にいるか、外にでるか。それを屁理屈を付けて議論していたということです。それも2人とも現実と向き合えない内向的な性格だったがために起きた、こじれにこじれまくった喧嘩だったと。

 巨大綾波は旧エヴァの最後では神秘的な天使でした。シンではリアルでお肌にブツブツがあるような造形でした。これも綾波というオタクの女神さまも、結局リアルに描けば毛穴はあるし睫毛も完璧な生え方などしていないということでした。首の無い女の身体の群れは、女性を個人で見ないで女性という塊で見ているということでしょうか。現実のリアルな綾波との対比で、女を単純化して語るな、というようにも見えました。

 あのピンク髪の北上ミドリという人は、リアルな女性の代表的な意見なのでしょう。オタクなど殺せと。もうエヴァには乗せるなと。

 いろいろ書きましたが、今回、話があるようでありません。見ているほうも設定もなにも気になりません。上のような現実に戻れ、大人になれ、エヴァから離れなさいを言うために作られた三下り半でした。
 この映画の凄いのは、綾波やアスカに対するオタクとしての憧れが、急激に冷めてしまう作りになっていることでしょう。

 さて、つまり本作はあまり考察しても意味がありません。なぜか。もともとエヴァそのものが若いオタクたちが、究極のオタクアニメを作ろう。欲望を徹底的に形にしてやろうという意図のもと、庵野秀明を中心とするクリエーターたちのオナニー用のオカズとして生まれた作品だからです。

 そこから抜け出して現実の女と付き合えというメッセージ。つまり旧エヴァ最後の観客を映すシーンを2時間以上かけて説明したともいえますし、シンラブアンドポップ、シンカレカノでもありました。

 今作でやたら、胸ではなく下半身の作画、特に尻の後ろから俯瞰した股の造形がリアルでした。アスカもずっとパンツでしたし。プラグスーツのデザインもかなりシンプルでした。女性の見せ方の意図はわかりませんが、何かが言いたかったような気がします。ひょっとしたら、萌えではなく下半身に興味を持てという意味でしょうか。
(追記 アスカがパンツで寝がえりを打つシーンのパンツと恥骨のところの隙間の作画がすごかったです。ここで、ん?となりました)

 それにしても、庵野秀明がエヴァもアニメもオタクも何かが終わったというメッセージを流したということは、シンナウシカはやはり無理なのでしょうか?

 宇多田ヒカルじゃなければもっと浸れたのに惜しかったですね。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 11

83.4 4 2021年冬(1月~3月)アニメランキング4位
ゆるキャン△ SEASON2(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (562)
2075人が棚に入れました
これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、黒沢ともよ、大塚明夫
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

それはまるで、同じキャンプ場で別々のテントに寝るような、適度な距離感と空気感。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
近年でもトップレベルの人気作となった1期の良さはそのままに。作画や音楽などは確実にレベルアップした2期。

1期の方が評価は高いのでしょうが、個人的には、2期も同じくらい好きです。

まあとにかく、好きです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
予定は未定で、自由に失敗して、不便で楽しいのがキャンプ。

1期は確かに、「冬キャン」「ソロキャン」という、オリジナリティある面白さがあって、その点で2期が薄れたというのは、まあ確かにその通り。

でも、2期は「みんなでキャンプ」が増えただけに、彼女らの絶妙な距離感が、より際立ったと思う。

例えば、3話。バイトも予定もバラバラ。家族優先。でも、時々集合して、笑顔で過ごす。

例えば、11話。皆で行ったキャンプで、1人抜け駆けの早朝温泉。それを、誰も咎めない。真似しない。笑って終わり。

何事も無理強いせず、踏み込みすぎない独立独歩の姿勢。さりとて、寂しさはない。なんて絶妙で、心地よい距離感だろう。

それはまるで、同じキャンプ場に行って、別々のテントに寝るような、居心地の良さ。

スマホで繋がる程度、ということを、これだけ温かく描いている作品を、私は他に知らない。

本作で、リンは「皆でキャンプ」の魅力に気づき、なでしこは「ソロキャンプ」の魅力にハマっていった。しかしそれは、誰かに勧められたとか、無理強いされたとかじゃなくて、あくまで、自分が興味をもっただけのこと。

本作の登場人物は、サブキャラも含め、誰も押し付けがましくない。それは、相手をリスペクトしているから。なんて、心地よい世界なんだろう。

また、本作は、キャンプの魅力を、丁寧かつ誠実に描いていた。

キャンプの良さ、は当然として、その不便さや危険さも、きちんと描く姿勢が好き。

私が本作で特に好きなカットが2つある。

1つ目は、リンがバイクで発進する時。しつこいくらい後方確認をすること。ウィンカーもちゃんとつける。

次に、8話の美しい夜景。なのに、どう考えても邪魔な、無い方が良い手前の鉄塔を、省かずちゃんと描いていること。

どちらもいらないシーンなんだけど、あえて描いている姿勢に、視聴者に対してとても誠実に向き合っていることを感じる。

他にも、好きなシーンはいくつもある。

1話Cパートのいぬ子は、へやキャンを観た人へのサービス。3話、丸いなでしこ。4話、せっかく買ったキャンプ用品を、まず家族の前で使ってみるなでしこらしさ。6話、道具の管理や洗浄をちゃんと魅せるところ。8話、なでしことリンのソロキャンの違い。10話、伊豆の美しい景色。11話、眠くても化粧水はつけて寝るリン。12話の、野クル5人だけで観る日の出(あえてあそこに、ちび犬子と先生を入れないところ)。13話、富士山の形でただいまを感じるリン。

私は1期を☆4にしていたが、それは作画にやや文句があっただけで、物語もキャラもシナリオも、元々☆5の力はあった。だから、そこに作画が追い付いた本作は、やはり☆5の評価になる(ちなみに、私は☆5は年間1~2作品、お気に入りに棚は2~3年に1作品程度しかつけていません)。

私は今、悩んでいる。本作をお気に入りに入れるかどうかを。

ついでになぜか、干物妹うまるちゃんも、「だったらあれもお気に入りになるんじゃないか?」と、今さら悩んでいる(笑)
{/netabare}

【余談 ~ゆるキャン飯、作ってみた♪~】
{netabare}
私の1週間で1番の楽しみは、日曜日に、昼から呑みながらアニメ(かゲームセンターCXか水曜どうでしょう)を観ることなんです(笑)

普段は忙しくて、惣菜やコンビニ飯ばかりだけど、日曜日だけは結構ちゃんと料理します(趣味の1つなので)。

そこで今週は、「ゆるキャンサンデー」と勝手に決めて、伊豆キャンプ(11、12話)を見直しながら、最終回13話を初めて観ることにしました。

そこで作った料理は「具だくさんアヒージョ」と「ホット・バタード・ラム・カウ」。上記は11話、6話にそれぞれ出てきましたね。

まず、アヒージョですが、なるべく原作に忠実に作りました。材料は、「オリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、マッシュルーム、しめじ、タコ、エビ、ウインナー、ナス、長芋、ニンニク、パプリカ、ヤングコーン、ブロッコリー」。

レシピはアニメの通りです。長芋を先に下茹するのは意外でしたが、ヌメリが残っていると臭みがあるので、正解だと思いました。

具の中で特に好きだったのは、粒ごとニンニクです。お隣青森県で、日本一と名高い田子産ニンニクを使ったのですが、臭みはなく、ホクホクの食感。旨味の塊でした。

あと、茄子や長芋、ヤングコーンは初めてアヒージョに入れたのですが、茄子とヤングコーンはアリだなと思いました。茄子が油と相性が良いのは分かっていましたが、ヤングコーンは、油の旨味は染みないのですが、食感が楽しかったです。箸休め的に入れるのはアリですね。

失敗したのは、ウインナー。

今回、レビューで紹介するために、あえて岩手の食材を使おう思い、「八幡平白マッシュルーム」や「銀河フーズ いわて花巻工場発あらびきポークウインナー」などを使いました。

マッシュルームは良いとして、ウインナーは、「単品で旨すぎる」から、微妙でした(笑)

なんていうか、「アヒージョより旨いのがあると、バランス崩れる」んですね(笑) アヒージョのコクを活かすなら、むしろ普通の安いウィンナーで良かった(という、逆説的な銀河フーズウインナーの宣伝ですw 私が愛用しているウインナーは、銀河フーズのポークウィンナーと、業務用スーパーの「こだわり生フランク ハーブ入り」です。どちらも、めっちゃ旨いっすよ♪)。

あと、私は結構アヒージョ作るんですが、普段必ず使うのが、「貝類(アサリやハマグリ)」と「玉ねぎ」です。入れた方が絶対に旨いので、オススメします(今回は入れませんでした)。

話がズレましたが、「具だくさんアヒージョ」ですね。結果として、「これまでアニメで再現したレシピ」では、一番旨かったです。

私は、カリカリに焼いたフランスパン、白ワインと合わせたのですが、最高に旨かったです。

ただ、普段はアヒージョの汁をバゲットに染み染みにして食べるのですが、今回は、アクアパッツァパスタに備えて、汁と白ワインを残しておくのが、もったいな苦しかったです(笑)

さて、昼飯はバゲットで腹一杯になったので、アクアパッツァパスタは、夕食に。

まず、パスタを茹で、その間にアヒージョに白ワインとパスタの茹で汁、ニンニク、ミニトマト(激ウマ!)を入れる。

さて、パスタが茹で終わったので投入、、、あ、魚焼いてねぇわ(笑)

てなこともあり、パスタは一旦冷蔵(後日食べます)。金目鯛の干物をグリルで焼きます(余談ですが、スーパーで、赤魚の干物で妥協しようかめっちゃ悩みましたが、せっかくなので奮発しましたw ただ、白ワインと食材全部合わせると、4000円以上かかる、高級飯になりました 苦笑)。

焼き終えた金目と、茹で直したパスタを入れて、ひと煮立ち。いよいよ実食です。

うん、旨い! でも、、、期待以上じゃないし、金目鯛の良さを活かしているかと言われれ(費用対効果を考えれ)ば、微妙かな~。

このアクアパッツァパスタ、スープパスタなんですが、それより、アヒージョの汁をそのまま使って、ペペロンチーノっぽくする方が旨いと思います。また、焼いたベーコンと油を足すのも良さそうに思いましたし、さらに卵黄を加えてカルボナーラ風にするのもアリだなと思いました(つまり、万能ですね)。

金目鯛は、普通に焼いて、ご飯と味噌汁で食べた方が、幸福度高いかも(苦笑)

ということで、アクアパッツァパスタはやらなくても良いかもしれませんし、やるとしても、赤魚等安めの白身魚で充分な気がします(笑)が、基本は美味しい食事でした(スープがまだ残っているたので、翌日の夜にチーズと白米入れて水気を飛ばし、リゾット風にしましたが、これはめっちゃ旨かったですw)。

あと、夜にパスタを食いながら、「ホット・バタード・ラム・カウ」も試してみました。

作り方は簡単で、温めた牛乳にバターを溶かし、ラム酒とシナモンを入れるだけです。

ちなみに牛乳は、岩手県産「くずまき高原牛乳」。ラム酒は、普段よく呑む「キャプテンモルガンスパイストラム」。

アニメでは、ラム酒のアルコールを飛ばし、ノンアルコールにしてましたね。あと、シナモンもスティックタイプのものでした。

私は当然、アルコールは飛ばしませんし、シナモンもパウダーを使用しましたが、まあ、味に大差はないでしょう。

結論として、「これは女子ウケするな~」と、「ラム酒入れすぎたわ(苦笑)」ですね(笑) 

ラム酒のアルコールを飛ばしてないせいか、最初、むせました(笑) が、徐々にじんわりと温まり、幸せな気持ちになります。

ただこれ、アルコール度数は結構高いので、アルコール弱い方は注意した方が良いでしょうね(呑みやすいだけに)。

感じたのは、「寒い屋外で呑んだら、もっと旨いだろうな~」ということ。う~ん、ソロキャンしたくなってきた(しないけど)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画に違和感あったけど、なるほど過去か。OPやたら良いな。白い息遣いが見える。そうそう、これがゆるキャンだよね。作画の本気度、増したな~(笑) Cパート、ホラ吹き犬子で、へゆキャン見た人にサービスか。完璧だな。

2話目 ☆4
上手くいかないところも含めて、だね。そこで悔しがらないのが、なでしこ。リン、子ども(笑) ちゃんと法定速度(笑) 予定は未定。

3話目 ☆5
このほどよい距離感だよね、何事も無理強いしない、独立独歩の姿勢。バイトも予定も別々。たまに合流。特上に目が落ちた(笑) キャンプ周辺の楽しさも、キャンプ。新キャラ、土岐綾乃。なでしこ、丸かったの?(笑)

4話目 ☆3
買い物、楽しいよね。道具揃えるの、醍醐味だよな。ランプ、一回家で使うあたりが、なでしこだよな。

5話目 ☆4
サブの3人回ね。鍋しこ(笑) ここで、どうでしょう(笑) 流れと関係ないワカサギの時点で、もしやと思ってたけど(笑) うまくいかないのも醍醐味だよな。

6話目 ☆4
道具の管理、洗浄。冬キャンの厳しさ。ちゃんと魅せる丁寧さよ。マイナス15はキツいな。うちの地元もマイナス8くらいは平気でいくけど。良い先生だ。そこで窓がちょっと開いていると、完全にどうでしょうオマージュだけどな(笑)

7話目 ☆4
旅行も、準備や下調べがむしろ楽しいよね。やはり東日本でしょ(笑)

8話目 ☆5
なんだその替え歌(笑) ソロキャン、これだよな、ゆるキャンは。でも、リンのソロキャンと、なでしこのソロキャンはやっばり違うものなんだね。夜景、綺麗。邪魔になる手前の鉄塔をちゃんと入れるのが丁寧だし、誠実だ。

9話目 ☆4
旅行の計画、バイクの改造。こういうのも楽しいよね。出発時の後方確認とか、いちいち優しく丁寧。

10話目 ☆4
ホラ吹き姉妹(笑) 景色、力入れてるね。

11話目 ☆4
キャンプ飯、クオリティ高いな。ママシコ(笑) 化粧水つけるんか、女子だな。抜け駆け温泉。この辺が、本作の良さだよな。

12話目 ☆4
シカでした(byうれしー)w

13話目☆5
まだ、お年玉もらってないよ(笑) 疲れたら代わる、というどうでしょうネタ(笑) なんだろう、何にもなかったけど、良い最終回だな。具だくさんアヒージョ食いながら白ワイン1本開けたせいかな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 33

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

誰も到達しえなかった、新しいゆるふわ系

最初にナマコを食ったやつはエラい、とよく言いますが、
お芝居においても『最初にこのキャラを演ったヤツはエラい』
というのが言えると思います。

代表的なのは、エヴァで綾波レイを演じた林原めぐみさん。

それまで、ああいうキャラ・芝居は存在すらしていませんでした。
だから誰も、先輩どころか監督でさえ、
綾波レイをどう演じたらいいのか答えをもっていなかったわけです。

庵野監督から「レイは感情がないんじゃない、感情を『知らない』んだ」
というディレクションを受けて役を作ったというのは有名な話ですが、
もちろんそれだけであの芝居が完成するわけもなく、
ものっすごい努力と試行錯誤を経て、
あの声の出し方や演じ方を『創造』したわけであります。

いまや「もうちょい綾波っぽく演ってみようか」で通じるほど、
一つのテンプレとした完成した感のある綾波調ですが、
最初に演った林原さんは、まさに『創造主』でありました。

なんでこんな話を書いているかというと、
『ゆるキャン△』の作品的な成功は、
東山奈央さんを筆頭とした、役者さんの努力の賜物だと思うからです。

もちろん、画も脚本も音楽もよくできています。

また、キャンプに馴染みのない人に向けた豆知識も豊富で、
何も知らない方が見ても作品に溶け込めるよう、
すごく丁寧で繊細なものづくりが至る所でなされています。

ですが、それでも、
このキャスティングじゃなかったら、
よくある『萌え系日常アニメ』の枠に収まってしまい、
これほど多くの方が『癒し』を感じる作品にならなかったんじゃないか、
というふうに僕は考えています。

それぐらい、東山さんの演じた役、志摩リンは難しかった。

そもそも志摩リンは、
人間嫌いでも引っ込み思案でも気弱でもありません。
それどころか、バイトでキャンプ費用を稼ぎ、
一人で原付に乗ってソロキャンに出かけて行くような、
アクティヴな要素すら持っています。

そして台詞も「刀のサビにしてやるぜ」という芝居がかったものから、
「スーパ-の実演販売か」というツッコミ、
さらに「こんちくしょ~っ」「おい、マジか」という男子言葉まで、
脚本の文字だけならかなりの元気っ子になっています。

おまけに、一番カラミの多いなでしこは、体力食欲もりもりで、
こちらは正真正銘の元気っ子。
しかも、なでしこ役の花守さんも基礎声質は東山さんと同じソプラノ。

これで作品を『癒し』『ゆるふわ』に仕上げるというのは、
ちょっと考えると無理ゲーです。
一つ間違えたらきゃぴきゃぴワイワイの萌えアニメになりかねません。

だけど、東山さんは『やり遂げた』。

東山さんの演った志摩リンは、
これまでのボソボソ系とは全く違う系統のお芝居です。
気持ちも行動もしっかり前を向いているのに、まったりゆるい癒し系。
おそらく、これから一つのテンプレになるであろう、
素晴らしい役作りだったと思います。ぱちぱちぱち。

そして、犬子こと犬山あおい役の豊崎愛生さん、
斉藤恵那役の高橋李依さんも、素晴らしい役作りをされていました。

まず、豊崎さんの関西弁が秀逸です。
犬子の関西弁は言葉が大阪でイントネーションが京都の山手という、
リアルではまず耳にすることのない方言です。

豊崎さんは四国生まれ、大阪芸大短期学部の出身で、
ネイティヴレベルの大阪弁が使えます。
だけどこの作品でネイティヴの大阪発音は『きつすぎる』。
そこで、大阪まるだしの脚本を自分なりに読み替え、
ゆる~くカドのない発音に変換しているんです。

だから、ちゃきちゃき喋る千秋とも相性がいい。
さらに、やや早口のなでしこ・千秋とスローに絡んでいくことによって、
作品全体のゆるさを崩さないバランサ―にもなっています。

豊崎さんは緻密で誠実な役作りをする方なのですが、
『けいおん』で大ブレイクしてしまい、
一時期、お芝居が雑になったことがありました。

年間でアニメ15本、ゲ-ム15本、ラジオに顔出しテレビ、
キャラソンにドラマCD、おまけに個人とスフィアの音楽・ライブ活動と、
ひと昔前のアイドルみたく過剰なスケジュール。

そんな状況でデビューして三年程度の若手が
一つ一つの役をしっかりと作り込めるわけもなく、
正直、その頃の出演作品の中には
「豊崎さんじゃない方がよかった」と感じられるものが、
少なからずあります。

だけど、その山が過ぎ、さらにご結婚されてからは、
しっかりと腰を据えた役作りが戻ってきたように思います。
犬子は、その代表的な好事例ではないかと。

高橋李依さんも、文句なしに素晴らしい。

高橋さんはもともとかなり器用な役者さんで、
『高木さん』や『かくしごと』みたく癒しボイスも得意なのですが、
この作品では共演者に同じソプラノが多いことを意識してか、
口調だけでなく、発声にもひと工夫したボイスを披露しています。

それを技術的に、かつ簡単に言うと『息を多めにはく』。

お色気のあるおねいさんの声を出すには、
背筋をやや曲げて息を多めに吐く、
というのが役者さんでは常識のテクニックです。

高橋さんは、その応用として吐く息の量を調整し、
お色気に代わる一歩手前にとどめ、
接地感の薄い、ゆるふわの癒しボイスで役を作り込んでいます。
だから、基礎声質はリゼロのエミリアと同じなのに、
耳に届いた時の印象がまるで違うものになっているんです。

これは、上田麗奈さんも得意にしているテクニックです。
ただ、上田さんはお色気をけっこう出すのに対し、
高橋さんは作品に合わせてそれをギリギリのところで封印しています。

いずれにしても、高橋さんがこのボイスを使っているので、
五人が会話していても聞き分けがスムーズになり、
かつ、全体にゆるふわの空気を纏わせるのに成功しています。



この作品を好きな方の多くは、
ただ女の子がきゃぴきゃぴとキャンプをしている様が好きなのではなく、
全体に流れる、ゆるく、まったりした空気が、
ともすれば刺々しくなりがちな心を癒してくれるから好きなのではないか、
というように愚考しております。

少なくとも僕は、その空気が大好きです。
そしてその空気は、
引き出しの少ない若手役者では創り得なかったものだと思います。

素晴らしい役者さんたちに、
最大限の賛辞とリスペクトを捧げさせていただきたく。


追記:
花守ゆみりさんの『食べる』お芝居、
そうとう練習したんだろうと思います。
あれ、めちゃくちゃ難しいですよ。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 29
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

よい旅 よい友 よい家族

【物語 4.5点】
京極 義昭監督&シリーズ構成・田中 仁氏ら再集結したスタッフ陣。
続編アニメ化への手掛かりを家族に見出す。

ソロ活動の尊重→全員集合の流れで友情の深化という1期の繰り返し。

2期では、そこに、旧友や、家族の視点が挿入されメインキャラの解像度がアップ。


旅先の絶景にも心を奪われるが、家族を思いやる風景にも胸を打たれる。
{netabare}ソロキャンデビューした、しまりんのリュックにカレー麺&メモを忍ばせた母。
バイトで溜めた金をまず姉へのプレゼントに費やした、なでしこ。
なでしこが心配で、しまりん同様、こっそり様子を見守りに行ってしまう姉。
しまりんのバイク装備に不備があると、夜の甲府まで調達に行く祖父etc……。{/netabare}

旅に、心の浄化だの、自分探しだの、過度な依存をしない。
良い旅をする人間は、普段の日常も清らかである。
予定は柔軟でも構わないが、延々とあてのない旅より、帰る場所がキチンと温まっている旅。
旅が終わる寂しさと、帰って来た安心感の絶妙なブレンド。
いってらっしゃいも、ただいま&おかえりも心に染みる見事な構成。

それらを、間を重視した脚本により、視聴者がマイペースで受け取れる空気感も熟成。
9話の{netabare}しまりんと祖父のツーリング。{/netabare}
固い絆で結ばれた心情を表現するのに、もはや言葉は要らないのか。


【作画 4.0点】
背景美術は相変わらず富士が貫禄を見せるが、
終盤の伊豆キャンでは、富士に頼らず、多彩なジオスポットで地域の魅力を再発掘。
伊豆キャンのラストで{netabare}やっと富士を拝めたと思ったら、
富士を褒めたら呪われる?大室山の山頂だったりw{/netabare}

“飯テロ”も引き続き快調♪
{netabare}うなぎ美味し浜松~♪しぐれ美味し富士宮~♪
や伊勢エビなどの王者の食材もそそりましたが、
私は、なでしこの野菜丸ごとホイル包み焼きが垂涎ものでした。{/netabare}

その飯テロにほっぺたを落される、なでしこ他、
人物作画も顔芸含めて、ユルく安定。
と言うより、私も、{netabare}なでしこのほっぺたビロ~ンと引っ張ってみたいですw{/netabare}


【キャラ 4.5点】
鳥羽先生の日産・ラフェスタに併走する、しまりんのヤマハ・ビーノが象徴する、
単独行動も是認する縛りのユル~い人物相関図。


鳥羽先生は相変わらず酒に呑まれていますがw
{netabare}意外なメンバー構成となった山中湖キャンプでは、
顧問として生徒を心配し叱責する{/netabare}
大人の責任も見せ、緩みかけた視聴者に
冬キャンプの厳しさも注意喚起してくれました。
ま、その後、結局、飯田さんと飲んでましたがw

その飯田さんには終盤でも再会し、お世話に。
旅の出会いが繋ぐ人情の温かさ。


“イヌ子”こと犬山あおいのホラ吹きもアヒィィィー♪と舌好調w
“イヌイヌイヌ子さん”がしばしばCパートを侵略w
流石に{netabare}昔、富山に富士山があったから富山{/netabare}じゃ、なでしこすら騙せませんw
後半では、あかりとの姉妹コンビも頻出し、関西弁とホラ吹き顔が共鳴w


【声優 4.0点】
大塚 明夫さんのナレーションが『ゆるキャン△』の帰還を告げた2期。
兼任する、しまりんの祖父役でも、引き続き寡黙で渋い好演で魅せ、
理想的な年の重ね方の一例を示す。

土岐綾乃役の黒沢 ともよさん。
お馴染みの気だるげなボイスに、やや大人びた、ゆるいギャル成分を付加して、
浜松から身延に引っ越して来る前の、なでしこの過去を暴露。

また本作に限ったことでもありませんが、
コロナ禍で、一度にスタジオに入る人数が制限される中でも、
野クルの掛け合い等を違和感なく成立させる声優さんは流石です。


【音楽 4.0点】
劇伴は立山 秋航氏の続投。

フィルムスコアリング(場面に合わせて作曲)の方がやり易いと
1期の使い回しより、サントラ2枚組分量産した新曲を中心とした攻めの姿勢。
伊豆キャン用にはアンデスの民族音楽・フォルクローレを取り入れる等、開拓精神も旺盛。
「次のキャンプはどうしよっか?」や、
フォルクローレを構成する縦笛・ケーナの音色が味わい深い「歴史ある半島」
辺りは、今後も旅番組等で多用されそうな逸材。

登場人物に焦点を当てた楽曲も増加傾向。
私のお気に入りは{netabare}「なでしこ」が流れたシーン。
初給与を前にウキウキと充実する日常にマッチ。{/netabare}


OPは亜咲花さんが「Seize The Day」で通算4作目のシリーズ楽曲提供。
昨年『へやキャン△』放送後の声帯ポリープ除去手術の影響を感じさせない。
むしろ、より軽快なボーカルで夢が広がる♪


EDも佐々木恵梨さんが「はるのとなり」で透明度の高いボーカルにより
1期からの癒やしの流れを継続。
“お家に帰ろう”“「ただいま」ゆっくりおやすみ”などの優秀な帰宅ソングが、
春も近付く終盤になるにつれ効いて来る。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 44

80.3 5 2021年冬(1月~3月)アニメランキング5位
のんのんびより のんすとっぷ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (423)
1528人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・春夏秋冬の変わりゆく田舎生活はワクワクが止まりません。のどかでいつも通りだけど、くすっときて、ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1年がループして続いていくと見せかけて

今までと同じなのかと思いきや、れんげちゃんがしおりちゃんとの出会いを通してお姉ちゃんになっちゃうし、一言もしゃべらないお兄ちゃんの受験話とかあって成長を感じる。卒業式もやるわけだし。
ごちうさの如く成長を感じてしまうのは少し寂しいけれども、またそこに喜びがある。夏海は相変わらず色々やらかしているのも乙である。ひかげが割を食うのも変わらずでそういうところにも注目。かず姉は少しは先生ぽくしてほしいななんて思ったり。生徒を心配しても自分が心配されるようだと思いやられる。

成長関係ないけど、一番印象に残っているのは蛍のこまちゃん愛が高じすぎて「こまぐるみ」という凄い怖い物体を作り上げてしまったことかな。笑わずにはおれん。


OP
つぎはぎもよう nano.RIPE
ED
ただいま 宮内れんげ(小岩井ことり)、一条蛍(村川梨衣)、越谷夏海(佐倉綾音)、越谷小鞠(阿澄佳奈)
OPをnano.RIPEが担当、EDを作詞・作曲をZAQでというのは変わらず。
毎回良曲をありがとうございます。作品の雰囲気にもしっかり合っている。OPで登場人物たちがぐるっと回る演出は結構好きだった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・春夏秋冬の変わりゆく田舎生活はワクワクが止まりません。のどかでいつも通りだけど、くすっときて、ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。


第01話 カエルの歌を吹いた
ある春の日、早起きした宮内れんげはリコーダーを吹きながら学校へ向かっていました。今日は音楽の授業でリコーダーの合奏があるようです。途中、バスで出会った高校生の富士宮このみに、ドの音がうまく出ない事を打ち明けると、今度一緒に練習する事になりました。れんげが旭丘分校に到着すると、他の生徒たちも登校してきて…。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。

第2話 蛍が大人っぽかった?
日曜日、宮内れんげに「野菜の苗を植えるので、手伝って欲しい」と声をかけたのは姉の一穂。れんげはやる気満々で分校の皆も誘います。一穂がれんげをからかって「ピーマンの苗を植える」と嘘をつくと、ピーマンが嫌いなれんげは逃げ出そうとします。越谷夏海と越谷小鞠も、ピーマンは苦いので実は苦手だと打ち明けますが、一条蛍は大丈夫とのこと。皆、「蛍は大人だなぁ」と納得するのですが…。

第3話 昔からこうだった
夏、居間で越谷夏海がくつろいでいるとチャイムが鳴りました。玄関を開けると、そこにいたのは宮内ひかげ。夏休みになって東京から帰ってきたようです。「さっきまで新幹線に乗っていたから、体を動かして遊びたい」というひかげに、夏海はノリノリでボール遊びを提案します。ひかげがいない間に考案した「必殺確殺シュート」を披露すると言って、夏海は勢いよくボールを投げたのですが…。

第4話 トマトを届けるサンタになった
春に植えたトマトがたくさん実り、収穫の季節がやってきました。自分で作ったトマトを食べた宮内れんげは、あまりの美味しさに感動し、皆へ配りに行く事にしました。真夏のサンタクロースになってトマトを配り歩くれんげは、最後に駄菓子屋へ向かう途中、泣いている見知らぬ女の子に出会います。近付いて話を聞いてみると、どうやら迷子のようです。泣き止まない女の子に困ったれんげは…。

第5話 ものすごいものを作った
越谷小鞠は、夏休みの自由研究で妹の夏海からロボットに仮装させられて困った様子。それを電話で聞いた一条蛍も、留守番をしている今日中に作りたい物がありました。それは、『おしゃべりロボ』と『歩行ロボット工作キット』。父親から借りたパソコンでしゃべる内容を入力し、その2つのロボットを動物にまたがったこまぐるみの中に入れます。広いリビングに移動して、スイッチをオンにすると…。

第6話 みんなでキャンプに行った
夏休み終盤、宮内れんげは旭丘分校の皆と一緒にキャンプにやってきました。早速テントを張り終わり、ボール遊びや釣りなど、思い思いに楽しむ一同。夕方になりバーベキューの準備が整いました。肉や野菜の美味しさについ食べ過ぎてしまった子供たちですが、引率の教師でもある宮内一穂は、お酒を飲みすぎて酔い潰れてしまいます。夜も更け、カブトムシの蜜を塗りに行く事になったれんげと越谷夏海ですが…。

第7話 ハラハラする秋だった
宮内一穂は終わりの会で、明日は授業参観だと生徒たちに告げます。越谷夏海は、いつもの体たらくが母の雪子にバレる事に絶望していました。「勉強していなかった夏海が悪い」と笑っていた一穂ですが、夏海は「一穂が自習中に居眠りしている」事も雪子に伝えている様子。授業参観の内容次第では自分にも被害が及ぶと焦った一穂は、必死になって夏海に勉強を教え始めるのですが…。

第8話 先輩はもうすぐ受験だった
篠田あかねは、先輩から「受験の為に部活を辞める」と告げられます。富士宮このみのおかげで友達が出来て、フルートも上達したと感謝しているあかねは、このみも部活を辞めるのではないかと寂しくなりました。帰り道、駅に着くと偶然このみが現れます。これから越谷家に遊びに行くので、駅前商店街のお祭りで手土産を買っていこうとしているようです。このみと一緒にお祭りをまわる事になったあかねは…。

第9話 おいしいごはんを作った
部屋でくつろいでいた越谷小鞠は、妹の夏海からデパートに誘われますが、乗り気ではない様子。「ひとりで留守番をするとおばけが出る」と夏海に言われますが、小鞠は「おばけなんて作り話だし、昼には出ない」とムキになって否定します。留守番中、小鞠はお腹が減ったので台所にお菓子を取りに行きました。すると突然、背後で小さな物音がします。焦った小鞠が視線を向けると、そこには…。

第10話 寒くなったりあったかくなったりした
お正月、宮内れんげは玄関に飾られた門松を見て「かっこいい」とご満悦の様子。ふと郵便受けを確認すると、年賀状が届いていました。分校の皆からの年賀状を確認したれんげですが、なぜか少し残念そうな表情で…。その後、家族にも届いていた分の年賀状を手にして茶の間に戻ると、姉のひかげがお年玉を貰おうと一穂にしがみついていました。あまりにも必死なひかげを見たれんげは…。

第11話 酔っぱらって思い出した
加賀山楓が駄菓子屋の店番をしていると、宮内れんげが店の前を通り過ぎて行きました。れんげはどうやら、しおりのところに遊びに行くようです。合流したれんげは、元気に走り回るしおりに「ちゃんと周りを見て気を付けて歩くよう」に伝えます。しかし突然、しおりは何かに気付いて駆け出しました。それはカマキリの卵。しおりは、今度産まれる妹へのプレゼントにできないかとれんげに聞くのですが…。

第12話 また桜が咲いた
朝、宮内れんげが窓の外を眺めていると、姉の一穂が「そんなとこでぼーっとしてどうしたの?」と声をかけます。れんげの視線の先では、庭の梅の花が咲いていました。季節はもうすぐ春、今日は越谷卓の卒業式です。在校生や保護者も見守る中、一穂から卒業証書を受け取った卓。式の終わりに、在校生の皆で歌を贈ることになったのですが…。旭丘分校にまた新しい季節がやってきます。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 11

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

何気ない日々が、特別な思い出だった

のんのんびより3期。

1期も2期も、
同じ学年で1年間をループしていました。

3期もまた同じ1年を…と思っていたら、
新しいキャラの登場があったりと、これまでとは少し違う1年でした。
(学年はこれまでと同じ)

でものんのんびよりな空気は変わらない。
今回も癒されました(´;ω;`)

全12話です。


● ストーリー
旭丘分校は、全校生徒5人の学校。

小学1年生の宮内れんげ(みやうち れんげ)、
小学5年生の一条蛍(いちじょう ほたる)、
中学1年生の越谷夏海(こしがや なつみ)、
中学2年生の越谷小鞠(こしがや こまり)、
中学3年生の越谷卓(こしがや すぐる)。

自然がいっぱいの田舎で、
今日は何をして遊ぼうかな?


旭丘分校の女の子4人がメインとなって、
一緒に遊んだりおしゃべりしたり、わちゃわちゃと何かしている。

たったそれだけなのに、
田舎の風景の中で思いっきり遊ぶ姿で、
こんなに癒される…!

今回は新しいキャラが2人登場。

サブキャラの登場も多く、
4人だけという場面はぐっと減っていました。

ネタ切れ?と感じる場面も多く、
この作品もキャラも好きなんだけど、
つまらないと感じてしまうエピソードも…。

原作は連載が終わったので、
おそらくアニメもこの3期で終わりなのでしょう。

最後はちゃんと締めてくれたので、よかったです。


《 れんちょんの成長 》

1期や2期でも触れましたが、
3期もここが大きかったなあ。

メインの4人それぞれに個性があるのですが、
私はれんちょんの話が一番好きで。

1年生のれんちょん。
成績優秀で器用なしっかり者ですが、

まだまだ幼くて、
毎日の中で新発見も成長もいっぱい。

たぶん私がれんちょんを見る目は、
駄菓子屋がれんちょんを見る目に近いと思う。笑

れんちょんを赤ちゃんの頃から見守り続けている駄菓子屋は、
れんちょんの成長をもっともっと感慨深く見ているのでしょうけど…。笑

ベビーれんちょん、可愛かったな(*´ω`*)

でも1番のお気に入りは、
4話のトマトのサンタさんなのん♪


● キャラクター
メインの4人は安定しています。

それに加え、
今回はサブキャラと新キャラの登場も目立ちました。

やっぱり4人が好きだからか、
4人のキャラと比べると弱く感じちゃって…。

たまに登場する分には気にならないんだけど、
もっと4人でのわちゃわちゃを見ていたいと思っているから、

サブキャラ達がずっと登場していると「こうじゃないんだよなあ…」と感じてしまいました。

もうネタ切れで、
4人だけでエピソードをつなぐのは難しかったのかな…。


● 音楽
【 OP「つぎはぎもよう」/ nano.RIPE 】

これまでと同様、nano.RIPEによる主題歌。

私はこの3期のOPが一番好きでした♪


【 ED「ただいま」/ 宮内れんげ(小岩井ことり)、一条蛍(村川梨衣)、越谷夏海(佐倉綾音)、越谷小鞠(阿澄佳奈) 】

のんのんびよりのEDは毎回「これで終わりか…」と現実に引き戻されるため、“ウェルカム現実ソング”と名付けています。笑

今回も見事なウェルカム現実ソングで…。
4人が紡ぐハーモニーが最高すぎて…。

大好きなEDでした。


● まとめ
都会育ちの自分にとっては、
たくさんの人の中で過ごすのが当たり前になってるけど、

こうして田舎の分校で、歳関係なく仲良く過ごしてて、
なんだかいいなあと思う。憧れます。

ここは同じ日本ですか?笑
ほんわか、のんびりした時間の流れがまるで別世界でした。

今回も癒しの時間をありがとうございました^^

投稿 : 2022/10/01
♥ : 24
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

THe 安定感

原作未読。最終話まで視聴。
第1期、第2期、劇場版とも視聴済み。

安定感。
この作品の評価はこの一言につきると思います。

日常ほのぼの系の最高傑作と言っても過言ではないでしょう。
物語良し。
作画良し。
声優&キャラ良し。
OP&EDとも相変わらず良い。
これ以上ない最高評価。

第3期。
新キャラが登場し、「メガネ君」は影がますます薄くなっている(笑)。

新しいTRYをしつつ、抜群の安定感。
大満足です。

《以下、メモ代わりの各話レビューです》
{netabare}
【第1話】
前半は4人の日常。
今期の掴みはこれでバッチリでしょう。
後半は新キャラ登場。
れんちょんとの絡みが笑える。

で、「メガネ君」は出番無し!?

【第2話】
ほたるん回。
序盤はトマト畑づくり。
4人の日常。
第1話と違って「メガネ君」が時々見切れている(笑)
中盤は新キャラ・あかねが4人と初絡み。
終盤はほたるんとこのみ。

ほたるんが可愛い回。

【第3話】
ずっこけコンビ・ひかげ&夏海回。
とにかく笑える前半。
笑いと感動の後半。

これぞ日常ほのぼの系。

【第4話】
駄菓子屋、第3期初登場ですね。
この人、本当にれんちょんのこと好きだよなぁ。
後半、さらに新キャラ登場。
れんちょんのことを「お姉ちゃん」と慕う、しおり。
「お姉ちゃん」と呼ばれて嬉しそうなれんちょん。

物語に新しい風を吹き込む存在となるか?

【第5話】
何気にほたるんがスゴい回。
こまぐるみは驚いた。
中盤以降はあかねがおかしな事に・・・。

もはや第3期の中心的存在ですね。

【第6話】
キャンプでかず姉が気の毒なことに・・・。
後半はズッコケコンビ・ひかげ&夏海。
夏休みの宿題をするために集まったひかげと夏海は・・・。

本当に良いコンビです。

【第7話】
授業参観日。
夏海ってこんなにおバカでしたっけ?
夏海につられて、かず姉もおかしなことに・・・。
後半、しおりちゃん再登場。

第3期、かず姉はかなり気の毒な展開が多いような(笑)

【第8話】
あかねちゃん再び。
本当にこのみのことが好きだよね。
夏海はふすまを破っちゃった!?

日頃の行いだよね

【第9話】
こまちゃん回。
一人で留守番。
ほたるとプレゼント交換。
そして、晩御飯の準備。

こうやって少しずつ大人になっていくんだ。

【第10話】
ひかげは一人でもパワー全開ですねぇ。
まあ、最終的にこのみにやっつけられちゃいましたけどね。
ズッコケコンビ・ひかげ&夏海にれんちょんを加えたトリオコントはなかなか秀逸。
後半は、ほのかちゃん再び。
第1期以来ですね。
れんちょんは、ほのかちゃんから年賀状が届かなかったので微妙だったのね。

ラストの一言は泣けた。

【第11話】
第1期、第2期とも感動回の、駄菓子屋×れんちょん回。
しかし、今回は一味違う。
ひかげがいるせいか?
かず姉のせいか?
それともお酒のせいか?

ほんと、駄菓子屋とれんちょんは感動させてくれます。

【第12話】
第3期にして、ついに時間軸が動いた最終話。
梅の季節。
卓の卒業式。
そうだよね。
卒業式が梅の時期だよね。
たまに、卒業式=桜満開なんて演出を見かけるけど、やはり、違和感があるもん。
やっぱり、卒業式は梅だよね。

そして再び桜の季節へ。
しおりちゃんを加えた、新たな5人組の誕生。{/netabare}

ああ、これで終わりかぁ。

いつまでも見ていたい。
そんな素敵な作品でした。

いつか、続きも・・・。
なんて期待しつつ。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 37

78.4 6 2021年冬(1月~3月)アニメランキング6位
Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season 後半クール(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (484)
2036人が棚に入れました
俺が必ず、お前を救ってみせる。コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年・菜月昴。頼れるものなど何一つない異 世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。幾多の死を 繰り返しながら、辛い決別を乗り越え、ようやく訪れた最愛の少女との再会も束の間、少年を襲う無慈悲な現実 と想像を絶する危機。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年 は再び絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。

声優・キャラクター
小林裕介、高橋李依、内山夕実、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、岡本信彦、天﨑滉平、名塚佳織、高野麻里佳、田中あいみ、能登麻美子、坂本真綾
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ようやく話が進んだ

前半で溜めに溜めてついに解放!!

エミリアの試練の行方、ガーフィールとの和解、ロズワールのよく分からない野望、屋敷の防衛などなど話が一気に進む。前半を取り戻すかのような快進撃!!

{netabare}エミリアの消された過去の中に出てきた育ての母、そして次が気になる扉を開こうとした謎の死なない少女。ほんでもってまともだった頃のベテルギウス。誤認でエミリア母を殺してしまうわけだが、あそこまで狂ってしまうものなのか?
過去のエキドナの言いつけに囚われたベアトリスがスバルの行動によって吹っ切れてロズワールの魔法でもたらされた何でも食べちゃうウサギをやっつけちゃうの痺れた。手を繋いでいるの可愛い。
ラムの深い愛にも痺れた。{/netabare}

スバル自体には強い力があるわけではないが、なんかカッコいいと思わされた。
続きが気になるなあ。


OP
Long shot 前島麻由
ED
Believe in you nonoc
挿入歌
Door エミリア(高橋李依)。
あなたの知らないこと ラム(村川梨衣)。
挿入歌がいい感じに感情を揺さぶってきた。いいっすね。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第39話 STRAIGHT BET
聖域に降りかかる惨劇、そしてロズワールの屋敷やアーラム村を狙うエルザたち。次から次へと襲い来る脅威の全てが残酷に仕組まれた罠であることを告げられたスバルは、どうしようもない八方塞がりな状況に絶望してしまう。そんなとき事態を打破する方法を思いつくことのできないまま自問自答を続けるスバルの前にオットーが現れ、スバルを殴りつける。様々な想いが込められたオットーの拳を受けて、スバルはまた希望を取り戻す。

第40話 信じる理由
人以外の生き物たちと会話をすることができる恩寵、言霊の加護を持って生まれたオットー・スーウェンの人生はまさに波瀾万丈と呼ぶにふさわしいものだった。能力によって故郷を追われ、行商人として独り立ちしてからは魔女教に襲われ、スバルと出会い、そして今もまた文字とおり命懸けの鬼ごっこの真っ最中。オットーは与えられた役割を果たすため、ガーフィールの猛攻をかわしながら、必死に時間を稼ぐ。

第41話 クウェインの石は一人じゃ上がらない
姿を消したエミリアは墓所の中にいた。パックが消えてしまったことで蘇り始めたエミリアの失われていた記憶。大切なことを忘れてしまっていた自分自身に戸惑い挫けそうになるエミリアに、スバルはありったけの気持ちを伝える。そして墓所を出たスバルたちを待っていたのは、オットーとラムの協力によって満身創痍となったガーフィール。墓所の入り口を塞ぎ、聖域の解放を阻止しようとするガーフィールとスバルの戦いが幕を開ける。

第42話 記憶の旅路
第一の試練に挑み、かつて暮らしていたエリオール大森林に降り立ったエミリア。あれだけの醜態をさらして、よくも顔を出せたものだと嫌味を言うエキドナに対して、エミリアは不敵な笑みを浮かべ、同じ魔女の悪意になんて屈してあげないと言い返す。森の奥へと進んでいく二人は、開けた場所にそびえ立つ大樹へとやってくる。その根本には閂のついた小さな扉があり、そこは幼いエミリアが遊ばされていたお姫様部屋だという。

第43話 平家星の笑った日
自由に外へ出ることを禁じられるなど、小さな不満はありながらも、母様と呼び慕っていたフォルトナと共にエルフの集落で平和に暮らしていた幼いエミリア。しかし、その平穏は魔女教大罪司教「強欲」担当、レグルス・コルニアスの出現によって脅かされようとしていた。一方、墓所の前でエミリアが試練を突破するのを待っていたスバルたちの元にやってきたシーマは、まだ聖域が聖域と呼ばれる前の出来事について話し始める。

第44話 エリオール大森林の永久凍土
ジュースとフォルトナの前に立ちはだかる虚飾の魔女パンドラ。ジュースとフォルトナは持てる力の限りを尽くして、パンドラに立ち向かう。その頃、幼いエミリアは封印のある場所を目指して走っていた。パンドラが求めるものを渡せば、皆を助けることができるかもしれない。しかし、必死の思いで辿り着いた封印のある場所には既にパンドラが待ち受けていた。幼いエミリアにパンドラは封印を解くのための鍵を渡して欲しいと告げる。

第45話 聖域の始まりと、崩壊の始まり
それは遥か昔、遡ること400年前の出来事。嬉しそうにエキドナとの馴れ初めを語るロズワールに、気安く馴れ初めなんて言葉を使うなと返すベアトリス。言い合う二人の間に入ったリューズは、自らもまたエキドナに救われた一人であると話す。三者三様の三人に共通しているのは、エキドナへの感謝であった。しかし、喧嘩しながらも仲良くエキドナのことを話し合う当たり前のような毎日は、一人の男の出現によって終わりを告げる。

第46話 咆哮の再会
ロズワールとの話し合いで、屋敷への襲撃を止めようとしたスバル。しかし、ロズワールは400年もの長きの間ずっと抱き続けてきた信念を曲げることはなかった。エルザたちを止めるため、一刻も早く屋敷へと向かわねばならないスバルは、ガーフィール、オットーともにパトラッシュが引く竜車へ乗り込む。一方、第一の試練を突破したエミリアに対して、ラムはとある願いを口にする。エミリアはそんなラムの想いに触れ、エミリアはラムに手を差し伸べる。

第47話 水面に映る幸せ
エルザの攻撃に徐々に押されていたフレデリカ。そこへ両腕に銀色の手甲を身につけたガーフィールが駆けつける。数年ぶりとなる姉との再会も束の間、激突して激しく火花を散らすガーフィールの手甲とエルザのナイフ。そんな中、スバルはベアトリスのいる禁書庫へと向かっていた。禁書庫に現れたスバルに驚くベアトリス。400年もの永きに渡り、呪いのような契約に縛られ続けたベアトリスを、外に連れ出すと告げる。

第48話 血と臓物まで愛して
ありうべからざる今を受け入れ、エミリアは第二の試練を突破し、第三にして最後の試練に挑む。そしてラムはパックと共にロズワールを阻止すべく戦いに身を投じていた。すべてはそれぞれが成すべき役目を果たすため。またロズワールの屋敷で繰り広げられているガーフィールとエルザの戦いも激しさを増していく。ギルティラウに追いかけられていたスバルは、現代知識無双の出番だと意気込み、小部屋へと誘い込む。

49話 俺を選べ
最後の試練を突破して、墓所の外に出たエミリアが目にしたものは、視界を奪うような猛吹雪だった。辺り一面が真っ白な雪に覆われた目の前の広場で、聖域とアーラム村の人々は肩を寄せ合っていた。彼らの周りに氷の壁を作り、凍てつくような寒さから守っていたのは、かつて契約を結んでいた大精霊。意を決してエミリアが氷の壁に触れてると、手のひらを通じて何かが流れ込んでくる。ふと聞こえた声に頷くようにエミリアは行動を開始する。

50話 月下、出鱈目なステップ
ロズワールが発動させた天候を操る大魔法よって、大量のマナが発生していることを嗅ぎつけた大兎は、徐々に聖域へと集まり始める。ロズワールとラムを連れて墓所へと避難するエミリアたちだったが、まるで全てを覆い尽くすような大兎の群れが迫っていた。絶体絶命かと思われたそのとき、エミリアの元にスバルとベアトリスがやって来る。三大魔獣の一翼である大兎を相手に、スバルとベアトリスの初陣が幕を開ける。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 11
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今日も元気にレム睡眠

ナンバリングは#39 - #50と続きもんです。分割2期の後半に該当することもあってここでいったん区切りつけますね~な全12話。
地上波の録画での視聴で気づいたこと。30分の尺をぱんぱんに使ってる説が濃厚です。CMが少ない気がします。なんならOPも削ってストーリー用の時間を確保してるかのようでした。
あいかわらずレム睡眠中ということになるので物語そのものはノンレムで進行しますよって…んっ!?

言えることは2つ

 ・劇場版観ておいて良かった
 ・よく理解できなかったけど面白かった

前者:たまたまエミリアたんの過去をモチーフにした『氷結の絆』を観てたわけですが、今回は彼女が過去に向き合うお話。キチンと劇場版でのネタが良い意味でフラッシュバックしてくれました。もうひとつの劇場版『Memory snow』は未見です。
後者:「あれ!?どんな話だったっけ?」「なんでこんなこと言ってるんだろう?」が頻発しました。拒絶感が出てきてもおかしくないのに不思議と平気。よく理解できなかった理由は悪い意味で原作準拠と想定。行間をだいぶ省いてたのだと思います。それでも面白いと感じた理由はわりとはっきりしていて“一区切りつけたから”に他なりません。その結論に至るまでの大きな流れにブレがないので迷子にならずにすみました。


前半終了時点での着目点はこうでした↓

{netabare}・“暴食”の大罪司教ライに名前と記憶を食われたレムと記憶を食われたクルシュ
・強欲の魔女エキドナの試練(エミリア?orスバル?)
・精神壊れたエミリアたん
・【重要】エルザとメィリィの屋敷襲撃
・【重要】多兎の聖域襲撃
・亜人ガーフィールの暴走
・ベアトリスの契約
・とにかくロズワールがイラッとするわ{/netabare}

なんかしら結論が欲しかったのが8つありました。結果はそれら8つのうち1個目以外の7つが解消。大きな流れがブレてないよねと言ったのはこういった理由からでございます。これからの方は一気に2クール駆け抜けるでしょうがリアタイ組は余裕あればおさらい推奨です。

2期は制作側も冒険でした。1期で確立した作品の強みをあえて隠してますから。それはなにか?

 1.レム不在
 2.死に戻らない(後半2クール目)

職場にもレムのフィギュア持ってる強者がいます。あにこれの中でしたら「○○かわいい」頻繁に飛び交ってますが、こうして身近に嫁認定してるのがいるくらいには強烈な魅力を放つキャラクターです。客観的に4番エース不在でウケるのか?は不透明でした。
そして“死に戻るスバルの苦悩”。安易な死に戻りを是としないことをついに決意したナツキ・スバルが

 シュタインズゲート(仮)に辿りつけるか?

リセットせず最適解を手繰り寄せる最難関ミッションに取り組む2期後半です。タイムリープ風な楽しみ方のあった作品の視点の置きどころを変化させてなおそれを上回る魅力を提示可能かは不透明でした。
結果、レム不在や死に戻りのない展開はかえって良かったんじゃないかしら?と感じます。
エミリアに集中できて彼女の魅力も1期より引き出せてたと思いますし、エルザの屋敷襲撃と多兎の聖域襲撃を同時に防ぐ無理ゲーをどうクリアするかの謎解き要素も“リセット不可”縛りで面白みが増したと思われます。
だからこそよくわからんかった自分の理解力の無さを嘆いております。

{netabare}・エミリアの母って?
・ミネルヴァ(憤怒の魔女)なんかエミリアに思い入れありそう
・ペテルギウス えっ!? ペテルギウス???
・ベアトリスとロズワールの『先生』はエキドナでよい?
・虚飾の魔女パンドラさんってことでいいんですかね?7つに入ってないですけど…
・↑彼女時間操作できる能力っぽいからスバルの死に戻りの鍵になるのかしら?
・そもそも封印のメリデメがよくわかってないぞ
他にもスルーしてて気づかないの多々と思われる{/netabare}

あまりにも散漫となるのでここまで。
どこかで再度覗いてみよう。原作読めばいいんでしょうがなかなかそこまで辿りつかないんですよね。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ

-------

2021.04.18 初稿
2022.01.28 修正

投稿 : 2022/10/01
♥ : 41
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

後半戦

後半戦

50話
{netabare}
スバル&ベアトリスでお膳立て、エミリアでフィニッシュと
意外とあっさり大兎討伐完了。
(白鯨はかなり話数使った気が)

ロズワールは、みなに謝罪し陣営にキチント協力すると
約束はしたけど、結局、スバル脅してたよね。
懲りないというか何というか…

最後に、スバルはエミリアの騎士として正式に選ばれエンド。

1期の頃のスバルは気持ち悪かったけど、しっかり成長し、
区切りの良い2期後半戦だった。
{/netabare}

49話
{netabare}
パックが、エキドナサイドの精霊だったとは!

ロズワール、ベアトリス、パックとエキドナサイドが
付いているエミリアって、エキドナが母オチは無いにしても、
何か理由があるのかな?

そして、スバルがベアトリスと契約完了。
{/netabare}

48話
{netabare}
色々な意味で衝撃的な回だった。

暗殺組織 vs スバル達
腸狩りさん、ガーフィールの前に散る。
姉より、弟の方が強かったのね。
でも、スバルはベアトリスを探し中。
次回見付かるのかな?

ロズワール vs ラム&パック
パックが大精霊だったのにまず驚き、
次に、ラムがロズワールに片想いとは!!
ガーフィール(泣

エミリアは、最後の試練をクリアも、
エキドナは会ってくれず、代わりに
憤怒の魔女ミネルヴァが来てくれる。
エミリアの母について知っているけど言えない、
何かの制約があるのかな?
嫉妬の魔女サテラの様な気がするけど…

そして、エミリアが扉を開けると、
これって、エミリアが凍結させた故郷に繋がった?
{/netabare}

47話
{netabare}
暗殺組織 vs スバル達
ペトラの一言により、気合が入るフレデリカ。
姉弟、どっちが強いんだろう?

エミリアは、第2の試練を乗り越えたけど、
エキドナの「僕は君が嫌いだ」は嫉妬心からなのかな?
{/netabare}

46話
{netabare}
ロズワールたちを襲撃してきた何かの続きが見れるのかと思ったら、
スバルの作戦が発動し、ロズワール邸へ救出に向かう。

ラム vs ロズワールになったのは意外であり、
ロズワールが、ラムレムの故郷を滅ぼしたとは!!

ロズワールって、エキドナを師としているから、
魔女教か何かなの???
{/netabare}

45話
{netabare}
キレイなロズワール(初代?)が見れた回。

エキドナ師匠の元、弟子ロズワールと、リューズ、ベアトリスが
仲良く暮らしていたのに、何が襲撃してきたのか?
{/netabare}

44話
{netabare}
エミリアの過去回続き。

パンドラ曰く、エミリアは魔女の子供とのこと。
とすると、顔が似ている嫉妬の魔女の子供?

スバルサイドは、子分2人引き連れ、ロズワールの元へ…
ロズワールの盤上には、オットーは含まれていなかった模様。
オットー…。次回は、スバル vs ロズワールかな?
{/netabare}

42話~43話
{netabare}
エミリアの過去回。

まさかのキレイなペテ公登場。
そして、大罪司教「強欲」担当レグルスが…

魔女因子を持たないペテ公が代償があるのに、
魔女因子を取り込むほどにエミリアを守る理由と、
フリューゲル様とは誰なのだろう?

パンドラって、まだスバルと面識ないから、
敵なのかな?ちょっと先が気になる。
{/netabare}

41話
{netabare}
ガーフィール14歳というのが一番の衝撃だったかな。
そうすると、ラム、レムも同年代で、
エミリアだけは結構歳いってる感じだね。

次回は、久々のエキドナ登場。
{/netabare}

40話
{netabare}
前半、オットーの幼少期の出来事から、街を追い出されるまでが、
早送りで流れ…特殊能力者だったのねー
もう、主人公級の扱いじゃないですかー

エミリア、メンドクサイ女だなー
スバルも一癖あるしお似合いなのかな。

次回、ガーフィールとバトルの?
{/netabare}

39話
{netabare}
スバルとロズワールの共闘?でいいのかな?
それと、パックからエミリアへの一方的な契約破棄。
契約が破棄されるとエミリアの過去の記憶が分かるようだけど、
パックの再登場はあるのかな?

パックに契約破棄されて絶望に打ちひしがれたエミリアが、
スバルに語る過去とは…

濃い1話目だったけど、オットーがMVPかなー
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 4

78.3 7 2021年冬(1月~3月)アニメランキング7位
転生したらスライムだった件(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (488)
2352人が棚に入れました
「転生したらスライムだった件」は、伏瀬さんによって小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されたWeb小説を原作としたTVアニメ。異世界で一匹のスライムに転生した主人公が身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく異世界転生エンターテインメントだ。2018年10月から第1期が2クールで放送され、第2期は2021年1月から放送となることが決定している。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、山口太郎、福島潤、田中理恵、日高里菜、春野杏、櫻井孝宏
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

進化の果てに深化する物語

(2021.4.3最終投稿 2021.8.7改定と推敲)

 第2期 第1部:閑話+全12話 (第24.9話, 第25話~第36話)

 なろう版読了。書籍版、コミカライズは継続愛読中。

 原作ファンである自分にとって、2期はちょうどお気に入りの部分のアニメ化ということで評価ポイントはかなり甘め。コミックと比べてしまうとやや物足りない部分はあるものの、アニメで動き話すキャラたちは第1期と変わらず非常に魅力的。また第1部の全話に関して、重要なポイントは外していないし無駄も少なかったと思う。

 原作を十分咀嚼した、よく練られた構成と脚本だと思える。二回放送延期になったことが、脚本の精査をもたらしたのかもしれない。

 とは言うものの、終盤残り2話のあたりから急に詰め込み感が増して若干不安が湧いた。が、最終的には許容範囲内で収まった。

❮放送前投稿❯
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<2020.4.4初投稿分>
{netabare}
 2020年3月22日に公式HPにて発表されたスケジュールは、2020年4月からの転スラ一期再放送の後に

2020年10月 二期 第一部
2021年1月 転スラ日記
2021年4月 二期 第二部

とのこと。なんと、9か月に及ぶ転スラ祭り!

 同期ではログホライズン三期と共に転スラシリーズも今から非常に楽しみにしています。ヒナタがいよいよガッツリ物語に絡む二期。転スラの面白さが加速するだろう。

 ディアブロ、テスタロッサ、カレラ、ウルティマ。スーパーカー由来名の原作の中でも個人的に好きなキャラたち。

 ディアブロは、公開されているキービジュアルでもわかるように二期登場確定。でもその他3名は、1クールでは登場は無理。しかし、上記のように本編は分割2クールの尺なので物語の構成次第では彼女らも登場する可能性があるのも密かな楽しみ。

以下2021.2.17追記

 二期始まって1クール目の丁度半ばの30話まで観て、今期のシリーズ構成は多少の前後の入れ替えはあっても原作を丁寧になぞる方針と受け止めた。この調子だと2クールで最低書籍6巻の最後迄、もしくは途中からペース早めて切りの良い7巻の最後迄が限度かも。

 原作での彼女達の登場は第11巻なので、どう考えても彼女達の今期の登場は無理。こうなるとこのシリーズが3期4期と長く続くことを祈りたい。
{/netabare}
<2020.11.28投稿分>
{netabare}
 2020年5月末、放送・配信開始時期が2020年10月から1クールずれる形での延期発表あり。

第2期第1部が2021年1月から、転スラ日記が2021年4月から、
第2期第2部が2021年7月から放送・配信開始とのこと。

 延期は残念だが、2020年3月発売のコミック14巻限定版付属OADから始まったコミック付属OADは、リムル愛豊かなキャラたちの平和な魔国連邦の日常を描いた、

OAD1「外伝:Mの悲劇?」、OAD2「外伝:HEY!尻!」。

 そしてOAD3以降は、リムルとシズの5人の教え子たちの新エピソードでリムルの教師就任時の強力な原作補完となっている。

 原作:伏瀬書き下ろし完全新作エピソード「外伝:リムルの華麗な教師生活」三部作。(2020.11.27発売のコミック16巻付属のOAD5で完結)

 コメディ要素多めで、なおかつ原作の隙間を埋める独創性が好ましい。リムルのみでなく、アニメオリジナルの魅力ある教師キャラたちとの絡みの中、5人の教え子たちの成長と活躍を堪能できる。

 転スラアニメ1期は、シズ関連描写のアニオリ要素が原作補完で感動アップしたが、さらにこのOADでシズの重要性も深まった。リムルにもちゃんと活躍の場があったし、2期の新キャラも巧く登場させてグッド。そして2期の冒頭に繋がり得るタイミングで終了。

 このOAD三部作のおかげで2期に期待が非常に高まった。来年の放送が楽しみだ。
{/netabare}
{/netabare}
❮各話レビュー❯
{netabare}
◎ 2021年1月初回放送分
★#00-03『24.9 閑話:ヒナタ・サカグチ/25 リムルの忙しい日々/26 獣王国との交易/27 楽園、再び』
{netabare}
<あらすじ>

 三上悟はスライムとして転生してあっという間に二年が経った。

 様々な困難を一つ一つ乗り越え、その転生名リムルの名声は増々拡がり、続々と新たな出会いも生まれる。

 成り行きで興した魔物と人類の共生を目指す国も、順風満帆に発展する。

 異世界でリムルと縁があった故人、シズの遺言にあった地球より召喚された5人の教え子たちの命を救うこともできた。

 そして一時の平和が訪れた。

 周辺諸国との新たな国交樹立とそれらとの交易のチャンス。富国の予感でハッピーな日々。

 しかし、この束の間の安らぎはいつまで続くのだろう?

<波乱の序章>

 アニメと原作では教え子の救済と国交樹立のエピソードは時系列としては逆になる。その結果、国交エピソードは1期ではカットされたが2期で復活した。

 伏線の配置は抜かりないが、敵となる存在はまだ表にはあまり出てきていない。この間に登場したキャラたちは、新旧共に今後重要な役者たちとなろう。

 序破急の構成の妙を感じる。その”序”として活きた4回だったと思う。

 かけがえの無い家族、仲間、場所があるのは幸せなことだ。バカで他愛もない平和な日常も貴重で、いつまでも当たり前にあるとは限らない。やがて訪れる”破"そして"急”の展開で起こる悲劇の悲しみを、より引き立てるために時系列を変えてまでもエピソードを復活させることは必然だったのだろう。

 日常が一旦壊されてしまうと、再び平和に戻るにはエネルギーも時間もかかる。笑顔が消え失せ殺伐とする。ならば先をいそがず、平和の有り難みを噛み締めこの笑顔の一時を楽しみたい。しかし、原作やキャラクターに思い入れがないと話のテンポが悪いと思うかもしれない。

 ところで、ここまで毎回のように登場する大浴場シーンだが、サービスと言うよりキャラたちの親睦を深める人間関係発展の場として有意義に活かしてる。和テイスト満載の露天風呂は、リムルの国の心と富の豊かさの象徴。このシーンはほのぼのとして心地よい。そんな原作とは一味違うアニメの独自性が好ましい。
{/netabare}
◎ 2021年2月初回放送分
★#04『28 謀略のファルムス王国』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは盟主としての大切な外交後、一旦イングラシア王国に戻った。そして教え子たちの無事な進級を見届け、安心して学園を去る準備を始めた。

 リムルが懇意にする大商人ミョルマイルとの商取引も順調で、テンペストは表面上は相変わらず平和な日常は続く。

 一方、魔王クレイマンの陰謀の影、魔国連邦(テンペスト)の軍事力や技術力を脅威と感じる外国勢の存在。それらが具体的に浮き彫りになり、きな臭さが増してきた。

<風雲急を告げる>

 1期の第24話から今回迄で、2期第1部の物語の必要な役者が全員揃った。次回いよいよ物語が大きく動きだしそう。

 アニメでは、リムルが安心して生徒を任せられる先生キャラクターを独自に追加した。今回僅かに登場のティス先生のこと。

 ティス先生はOAD3-5のエピソードで、リムルと生徒たちの信頼を獲得している。彼女と5名の生徒たちがひとつの危機を共に乗り越えることで、お互いに深い絆が生まれた。

 おかげでリムルは、彼女に生徒たちを安心して任せ、国事のため一定期間テンペストに戻ることも出来た。さらに、今回の引き継ぎ描写が自然になる効果もあったと思う。
{/netabare}
★#05『29 災厄の前奏曲』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは未だイングラシア王国に赴いたまま。そんなリムル不在の首都リムルで事件は起こった。

 リムルと連絡も取れず訳も分からないまま、魔国連邦(テンペスト)は未曽有の災禍に見舞われた。

 魔王ミリムによる獣王国ユーザラニアへの宣戦布告の速報と難民受け入れの要請が、獣王国幹部アルビスから届くものの、詳細は不明のまま通信は途中で断絶。

 一方、100名ほどのファルムス王国の武装した騎士団の首都への接近の報告がソウエイから届く。

 街中では、冤罪事案を切っ掛けに引き起こされた工作員との戦闘発生で大混乱となった。

 さらに都市内部から、大魔法・魔法不能領域(アンチマジックエリア)と都市外部から、四方印封魔結界(プリズンフィールド)が、ほぼ同時に首都全体に発動される。

 その二重結界は、人間には無害だが魔物には有害なもの。魔法の無効化により外界と完全遮断。魔素が浄化されることにより魔物は弱体化。テンペストにとって非常に不利な状況となった。

 その他様々な要因が絡み合い状況は混沌へと誘われ、その日、平和な日常は一瞬で壊され笑顔が掻き消された…

《躍進のための組曲 その1”混沌”》

<出る杭は打たれる>

 今回のアニメのサブタイトルは、書籍第5巻の第二章のタイトルからそのまま採用され、その章の後半部分を元に構成された脚本だった。(二章前半部の内容は前回で登場) 今回、主人公リムルの出番が全くないのはその影響が大きいと思われる。

 今回、ヨウムとミュウラン、グルーシスのエピソードは今後の物語上必要で、アニメで丁寧に描かれて安心した。

 リムル単独では乗り越えられない大きな試練が待っている。今期、今までは大賢者の出番があまりなかったが、間もなく大賢者とリムルの最強タッグ再び、となろう。

 テンペストの本当の躍進は、打(伐)たれてからが始まり。ずっと平和なままだと国の進歩も緩慢で、場合によっては停滞してしまうかもしれない。物語としても面白くない。逆境をバネに、試練の苦しみあればこそ、その後の達成の喜びは大きい。

 いよいよお待ちかねのキャラクター参加の次回、アニメでどんな作画で動くのかとても楽しみだ。
{/netabare}
★#06『30 動き出す麗人』
{netabare}
<あらすじ>

 テンペストではファルムス王国の手勢により住民被害が拡大。取り返しのつかない事態が起こっていた。

 一方リムルは、生徒たちと名残惜しい別れをしていた。テンペストで起きていることを全く知らぬリムル。

 そしてリムルとランガは、イングラシア王国から少し離れ、空間転移でテンペストに戻ろうとしたが転移出来ない。

 さらに、ソウエイの分身体からの警告があった。そこで初めて危機を覚るが、さらに周りに違和感が拡大すると…いい迷惑な、全くありがたくない出逢い。

 「初めまして、かな? もうすぐサヨウナラだけど」

 問答無用に魔物にとっての天敵との激闘が始まった。

《躍進のための組曲 その2”激突”》

 今回の様々なバトルシーンはキレがあって好い。前回は作画に若干の手抜きを感じたのだが、今回に注力するためだったのかと勝手に納得。第1クール半ば最大の見せ場として申し分ない。

 全く不満がない訳ではないので大甘だが、今回で作画評価を4.5→5.0に上げた。アニメスタッフの健闘を讃えたい。

<聖騎士団筆頭ヒナタ・サカグチ(坂口日向)>

 思えば彼女は1期の第1オープニングから登場しており、ヒナタを本編で描きたかったスタッフの思い入れが今回の作画に反映されてると思う。

 アニメが3期以上続くことが前提ではあるが、この制作スタッフなら彼女は1期のシズ同様、アニメで原作以上に輝く可能性を感じた。

 2期でリムルとの最終決着まで描けるか、尺的に微妙な気がするがどうだろうか。無理やり詰め込まずこのまま丁寧に3期へ繋げて欲しい。

 リムルとヒナタの会話の応酬は、ヒント垂れ流しで視聴者にヒナタをリムルにけしかけた黒幕が誰か、あからさまに暴露していたようなもの。ミスリードできるキャラも存在してないのでバレバレだ。ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)しかいない。

 ここであえて黒幕をボカす必要はないと思うのでこれでいい。黒幕が誰であるかよりも、黒幕の陰謀を暴き阻止することの方が大切だから。

 今回、冒頭の生徒たちとのお別れシーンで、ようやく第1期本編最終、第23話の最後と連結した。そのためそのシーンは23話の使い回しが多い。

 見比べると見送りにティス先生が遠景でワンカットだけ参加してたり、ユウキの台詞のある部分をカットしたりと23話とは若干の違いがあって面白い。

 次のリムルがランガに跨り駆け去るシーンは完全別もの。23話制作当時、2期制作が決定していなかった可能性が高いと思われる。

 23話ではヒナタは木陰でリムルたちの会話の観察のみ。当時はキャスト未決定ゆえ、台詞は当然無い。リムルたちが走り去った後もその場に留まったままで、襲撃の機会を見逃したかともとれる。

 今回とはまるで平行世界のようになってしまったが、今となってはこれはご愛嬌と言うものだろう。
{/netabare}
★#07『31 絶望』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはヒナタに完敗した。ヒナタはリムルの消滅を目視して討伐完了と判断、その場から立ち去った。

リムルは戦闘途中、自身の分身体と入れ替わることでヒナタを欺くことに成功、実は九死に一生を得ていた。その後ようやく首都に帰還したが、そこは誰もが悲しみに暮れる街と化していて愕然とする。

 しかし大賢者のサポートで冷静な分析と判断はできるのは不幸中の幸い。幹部たちの言動に何かを隠すかのような含みあれど、それはさておき、リムルは慌てず事実確認と情報収集をすることに...。

《躍進のための組曲 その3”悲壮”》

 今回もポイントを絞った手堅い脚本で安心して楽しめた。ここで浮き彫りになるのは、人間の狡猾で強欲な側面と魔物の単純明快な忠誠心の側面の対比。

 王に実力とカリスマさえあれば、配下は忠誠心揺るがず、裏切りの可能性が低い、優秀な人材豊富なら比較的箱庭ゲーム感覚で維持出来るのが魔物国家。対して優秀な人材豊富でも、その強欲性が厄介で、建国と維持の面倒臭さが倍増の人間国家。

 裏切りの心配と苦労ばかりの人間国家だったら、リムルは王の責任を途中で放棄しているかもしれない。

 リムルの為政者としての責任感とやる気の源は、配下のブレない忠誠心。彼はスライムの特性上、子孫は持てない身だがその代わりテンペストの住民全てを家族のように慈しむ。そんな彼が国家安全保障のために何を決断、実行するのかが今後の見所か。

 ところで、魔王クレイマンは毎度必ず回すワイングラスと共に登場。ここまで徹底したテンプレな悪役画は、狙ったギャグか、と思う反面、深読みすると手のひらで踊らされているのは実はクレイマンだ、と暗喩しているともとれる。
{/netabare}
◎ 2021年3月初回放送分
★#08『32 希望』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはかけがえのない仲間が喪われ絶望しそうになる。しかし、冒険者エレンから一縷の希望が...それは死者の蘇生のお伽噺の類い。

 大賢者はそれを聞き、あとひとつ条件を達成してリムルが進化すれば蘇生も決して不可能ではないと言う。さらに現状の多重結界は、魂拡散防止になり蘇生には都合がいいとのこと。

 リムルに迷いは一切無くなった。かつて出逢ったばかりの魔王ミリムから奨められた存在への進化、しかも蘇生伝承自体もミリム由来のよう。元来、野心の希薄なリムルにとってそんな進化は全く興味ない、と一蹴したことだった。しかし今は最優先で、どんな手段を使っても成し遂げようと決意した。

 失いたくないという一点の想いでリムルは動きだす。布石を打ちながら粛々と、着実に。

 その後、2万の軍隊が首都接近中との報せが届く。それはファルムス王国軍17,000と西方聖教会所属の神殿騎士団3,000の連合軍だった。

 それを知ったリムルは、慌てるどころか穏やかに笑みを浮かべていた。

《躍進のための組曲 その4”黎明”》

 今回も意外性はなくとも安定感がある。25-28話の一見他愛なかった日常描写がここで活き、おかげでリムルに深く感情移入できた。

 さて、祭りのお膳立てが整った。災い転じて福と成すリムルの強運は筋金入りだがそこがいい。
{/netabare}
★#09『33 全てを賭けて』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは自身の前世を皆に打ち明け、人間と共存する理由を述べた。そして人間との今後の具体的なつきあい方を明確に。

 二度と人間に舐められない国家になると、そしてそのために魔王に進化する、と宣言する。

 その第一歩は、犠牲となったテンペスト住民たちの蘇生。そのためには単なる魔王ではなく、真なる魔王(覚醒魔王)への進化が必須であり、それには一万人以上の生け贄(ヨウブン)獲得が不可欠と判明した。

 そこでリムルは作戦を立案。

 都市の結界維持と見張りのため、都市周辺の東西南北四ヵ所に陣取る先遣隊への反撃は、幹部たちに適材適所で任命、三日後に到着する位置で休憩中の二万の軍勢本体には、けじめの意味を込めてリムル単独であたることにした。

《躍進のための組曲 その5”覚悟”》

 出過ぎた杭になって打たれなくなるため、為すべきことは明解。国民の安全保障のため清濁合わせ飲める、薄情でないゆえに非情に徹底できる主人公リムル。しかもその罪と業を自分だけで被ろうとする。

 彼の一切の迷いも力みも無い、明鏡止水の境地は清々しい。原作で転スラがますます好きになった、リムルが真の王となった瞬間のこのエピソード。アニメはこれが含まれたゆえに、個人的に2期の方が1期よりも高評価になった。

 今回は大賢者の出番なし。おかげでリムルは全てを主体的に決断し、その責任は彼一人が被る潔さがある、と伝わる。謙虚だが他への依存がない彼はとても頼もしい。

 嘗てないリムル無双へ...。次回、テンペストの新たな伝説がひとつ生まれる。
{/netabare}
★#10『34 神之怒』
{netabare}
<あらすじ>

 テンペスト幹部たちの怒りは消せない。仲間を大勢殺し、主リムルをコケにした敵。一切の縛りから解き放たれ持てるスキル全開で、因縁の異世界人との雪辱戦を含む大反撃が始まった。

 一方リムルは、ミュウランと同じアンチマジックエリアを発動させ敵側の魔法を無力化した上で、太陽光とレンズを使った、シンプルだが殺傷効果絶大の大魔法·神之怒(メギド)を仕掛けるのだった...

《躍進のための組曲 その6”降臨”》

 今回の一番のお気に入りは、大賢者によるヨウブンのリアルタイムカウント。原作には無いので新鮮だった。アニメならではの臨場感アップと大賢者活躍中アピールに貢献していた。

 次回のサブタイトルは、書籍第5巻の第4章タイトルと同じ。第4章相当エピソードはアニメでは33話から始まっていたが、次回の35話での3話分で第4章を描き切るということだろう。配分として5章にも入りそう。

 つまり次回、アニメ2期のキービジュアル、外伝のTVアニメ第24話とOAD5でお馴染みの悪魔が本編合流確定。リムルとの初対面が楽しみだ。

<転スラは時々奥が深い>

 主人公による敵側の無差別大量殺戮。これは人によっては釈然としないかもしれない。しかし転スラの場合、今後は今回と同じような敵兵の殲滅があっても、リムルによって死者の蘇生が出来るので選択肢は広がり殺人の後味の悪さは多少は軽減されるのが救いだ。

 他者への思いやりを美徳にする平和な日本に住んでると、支配者の駒に使われてる兵士には罪は無い者もいるから慈悲を、などとつい甘く考えてしまう。

 私心無く民の笑顔のため手段を選ばす自らの覇道を守る。リムルは、怒りで我を忘れることもなく、冷静に粛々と為すべきことをしただけ。無益な殺生をしたとは言えない。

 今回のリムルの行動は、老子の言葉「天地に仁なし、万物をもって芻狗(すうく)となす。聖人に仁なし、百姓(ひゃくせい)を以て芻狗となす」を思い出す。

(天地が優勝劣敗弱肉強食にて万物を自然のなりゆきにまかせることは不仁に見えるが、これこそ本当の仁。それと同様、聖人や君子が人々を自然の成り行きにまかせ、ときには、ワラで作った犬を焼き捨てるようなことをするのは一見不仁だが、これこそ本当の仁である、という意味)

 もしアニメ構成上、テンポ重視で前半駆け足で進んでいたら、原作未読の視聴者の多くは敵側へのヘイト不足で、今回の報復内容に納得しきれなかったかもしれない。

 人によっては退屈だったかもしれない構成。テンペスト側の大義名分の確立のために間違いではなかった、と今回新ためて思った。

<今回、皆殺しが外せない既定事項となった理由>

 今後の国家安泰のために、リムルは人類にとって魔王として畏怖されることは好都合だが、その反面、益ある存在としても認識してもらう必要あった。

 しかし今回のように、たった一人で万単位の軍勢をあっという間に殲滅という真実が世に広まると、リムルは全人類共通の極悪非道の悪者として間違いなく確定される。

 故にそうならないよう、真実をねじ曲げ都合良く改竄する必要があった。そのため真実を伝える生き残り、すなわち目撃者を一人たりとも残すわけに行かない。

 結果、進化に必要な定数以外の残り含めた皆殺しが実行され、生き残りは戦後の交渉に必要な戦犯数名のみとなった。

<三者三様の末路>

 今回は、己が力に溺れ増長してしまった末の因果応報とはいえ、異世界人の三名が最大の憐れだったが、彼らの物語からの退場に関して、原作者は非常に巧いと思う。そこには捻りと工夫があった。

 まずキョウヤ・タチバナ(橘 恭弥)。彼は因縁のハクロウの剣技の報復で単純明快に決着。

 次にキララ・ミズタニ(水谷希星)。彼女のスキルは精神干渉に特化しており、体力は普通で戦闘能力は皆無ゆえにテントで待機していた所、ゲルドによって追い込まれたショウゴ・タグチ(田口 省吾)により絞殺。

 最後はショウゴ。彼は人格的にもスキル的にも、三名内で最も危険な存在。彼はキララのスキルを自身に取り込むためだけに彼女を殺害。その時点でクズキャラレベル最大値。そして、ゲルドによる容赦ないフルボッコで瀕死まで追い込まれ、ここで視聴者はある程度溜飲を下げることができた。

 ところが原作者はさらに一捻り。最終的に彼らの上司ラーゼンが、ショウゴの若い肉体を自身が乗っ取り、スキルも吸収するために彼の心を壊して抹消。ショウゴは、キララ殺害の報いが早くも訪れ、最も救いようのない最期を迎える。

 以上の流れから思うこと。

 キララのスキルの殺傷能力は、他者の精神を支配して自害、もしくは他者を煽動して害するもので、自身は一切手を汚さぬもの。しかしシュラによってそれを封印されたので、テンペストでは結果的に住民殺害は未遂だった。ならば、テンペスト側のキャラに害されるより、同胞に裏切られて害される方が納得しやすい。

 彼女だけは、本人の了承なく勝手に召喚され、日本の家族から引き離された被害者としての側面が一瞬滲み出ていた。しかも、彼女の名前の意味とは真逆の絶望の末路。なんと皮肉な運命。しかも仲間に殺されるなんて…。

 故に、悲劇の拉致被害者として同情してもらえる余地が生まれ、救いが少しはあったと思う。過去の彼女のスキル完遂時の具体的な罪は、アニメでは明示されていないのだから。

 彼女の最期には同情を禁じ得ない。18歳の現代風ギャル、カラメル多めのプリン頭という個性で、充分なキャラ立ちの彼女。ここであっさり退場させたのは、もったいなくも残念だったとさえ思えた。

 それに対してキョウヤとショウゴは、質が悪いことにテンペストの民を弄んで害した。故にハクロウやゲルドに容赦なく報復される資格が十分あった。その末路はまさに自業自得と言えよう。

 ショウゴの最期の流れは、28話の王国での御前会議ではまだモブのようなラーゼンが、実は王国で最悪な曲者だった、と知らしめる効果もあった。結果的に彼の最期は新キャラの紹介も兼ねた、一石二鳥の流れだったと言えよう。

 また仮に、ショウゴより圧倒的に強いゲルドによっての止めでは、ゲルドの弱い者いじめ感が発生して、多少の後味悪さがあったかもしれない。
{/netabare}
★#11『35 魔王誕生』
{netabare}
<あらすじ>

 ごく僅かな時間で敵軍二万は全滅。生き残りは僅か三名だった。

 必要なヨウブンは十分に収穫された。そしてリムルは進化のため急激な眠気に襲われる。そこでランガに、動けないリムルを捕虜二名と共に首都に連れ帰るよう指示。残り一名の捕虜の確保は召喚した悪魔に託すのだった。

 リムルは進化の眠りに入り意識不明。そのため首都帰還後、大賢者が進化したユニークスキルがリムルの代行者となって死者蘇生を実行した。それは"反魂(はんごん)の秘術"と呼ばれる。

 首都ではリムルと魂の繋がりある者すべてに進化の恵みが等しく与えられ、住民一同もまた進化の深き眠りに落ちた。ゆえに、その奇跡の秘術成功の瞬間に立ち会えた者は非常に少ない。

《躍進のための組曲 その7”収穫”》

 今回は、原作コミックのファンにとってダイジェスト感が強い。

 個人的には以下の点でポイントが高く十分に面白かった。

▪原作同様に、アニメでも魅力溢れる悪魔キャラ
▪大賢者の進化過程のCG作画
▪大賢者と智慧之王(ラファエル)の、繊細な声の演じ分け
▪ハーベストフェスティバルの見せ方やまとめ方
▪荘厳な儀式感を壊さぬ”反魂の秘術”の演出、作画
▪ラファエルによるリムル代行の演出、作画、声優の演技
▪ファルムス国王のエドマリスと西方聖教会大司教レイヒムの情けない暗愚演出
▪シオン蘇生の瞬間シーンの、コミックを基本にしたと思われる作画

 以上で100点満点なら78点の満足度。

 次回のサブタイトルはラノベ書籍5巻5章、コミック16巻の第71話と同じ。コミックの69話からの3話分の内容をアニメ1回分に収める、と思われるがどうだろう?

 今期の区切りをどうまとめるかに注目したい。

 ついにリムルは新たなステージの第一歩を踏んだ。まもなく、この異世界での知名度も爆発的に上がり、交遊関係、活躍の場も、大きく様変わりするだろう。
{/netabare}
★#12 (第1部終)『36 解き放たれし者』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはシオンの膝の上で目覚めた。目の前には戦争以前と変わらないテンペストの顔ぶれが勢揃い。以前と変わらない穏やかな光景が広がっていた。

 魔王に進化したリムルだが、スライムの外見も内面も全く変わらず。変わったことと言えば、リムルの人型時に身長が伸びたことと、テンペストに頼もしくも愉快な仲間が二名ほど増えたことだった。

《躍進のための組曲 その8 終曲”新星”》

 今回は、分割クールならここしか区切りようがない、と思ったところで締めくくられていて概ね満足だった。

 コミックの第69話から第71話の内容を基に構成されたと思われるエピソード。

 23分ほどのアニメの尺に収めるため、かなりのカットや改変があったがポイントは外してなかったと思う。むしろアニメのテンポ感尊重の観点からみると、これくらいはやむを得ないだろう。逆にコミックとの違いを楽しめるほどだった。

 ヴェルドラ復活シーンもかなり簡略化された。原作では、まず元の竜体で復活して、ひとしきり言葉を交わした後の人型への変身だった。アニメでは再会の余韻が楽しめなくて残念。しかし急展開のインパクトがあり、テンポとしては悪くなかった。

 願わくば、2部の初回でうまく事象の前後を入れ換えてカットされた台詞を復活させ、リムルとヴェルドラの再会の、原作の持つしみじみとした味わいを少しでも復活させて欲しい。

<脱皮、そして飛躍>

 今回遂に、後に”新星(ニュービー)”の二つ名を与えられる魔王誕生。リムルと物語に新登場のディアブロと人型ヴェルドラ、そしてリムルと共に進化した幹部たち。

 最高位の悪魔の一柱ディアブロが配下に、守護神ヴェルドラが仲間になった。それすなわち、テンペストは戦略核兵器を手に入れたようなものだろう。

 2部でレベルアップしたリムルたちの躍進に注目したい。
{/netabare}
{/netabare}
❮全話鑑賞を終えて❯
{netabare}
<今期の脚本について>

 転スラ1期と2期のシリーズ構成と全話脚本は、筆安一幸氏

 近年、氏の名前は異世界ファンタジーもののアニメのエンドクレジットでよく見掛ける。氏が構成と全話の脚本を担当した、私が観たことある作品は、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」、「魔女の旅々」、「神達に拾われた男」。

 以上鑑賞して、原作の持ち味を壊さないのが氏の長所だと思う。良くも悪くも原作通りで、原作を超えるような魅力をアニメに与えるほどではないが、不快なほどの改変は少なく、一定のクオリティーは約束してくれる安心感のある脚本家、というのが氏に対する個人的イメージ。

 転スラに関して、氏の脚本の割り切り方は自分と相性良かった。取捨選択の上手さはさすがプロの仕事と思えた。

<原作とアニメの構成について>

 転スラ1期は、連続2クール全23話で書籍4巻まで進んだが、4巻は途中のカットが非常に多かった。4巻は序章+全8章だが、シズの5人の教え子に関わる以外の部分はほぼカット。丁寧に描かれたのは5章から7章のみで、そこまでが1期の区切り。

 2期の第1部は、書籍第5巻のタイトル「魔王覚醒編」をメインテーマとして構成された。そのため2期では、話の整合性のため、4巻のエピソードの一部が序盤で蘇った。

 まず4巻の序章を初回の閑話に織り込んだ。

 次に本編1話目の25話から27話迄の3話分で、1期で丸々カットの第1章の獣王国の使節団来訪、2章の武装国家ドワルゴンの外遊エピソードを織り込んだ。4巻8章相当の終章は、今期の30話で描かれた。

 獣王国との交流は、今期ミリムの天災から救援を施すだけの国家間の親密度がある、とアピールするために必要。

 外遊エピソードは、特にリムルのスピーチが重要な伏線。ファルムス王国の為政者達が、リムルは世間知らずで無能な君主と誤解させるイベントだから。つまりテンペスト侵攻は、王とその取り巻きの判断ミスがすべての始まりだったで因果関係上、外せないエピソード。

 上記の3話は他にも、ガゼル王が有力なテンペストの後ろ盾であることを強調した。それは2部の伏線となるだろう。

 また、テンペストは他国が羨むほどの国力があることを示したが、それがファルムス王国に目を付けられるきっかけとなった。

 以上、振り返れば3話分の地味な展開も重要な内容だったと思う。

<第2部の予想をするのが楽しい>

 夏クール予定の第2部。原作をどう料理してどこに着地するか今から興味深々。出来れば3期に繋げるつもりで、ゆっくりと丁寧に描いて欲しいものだ。

 1部の構成から予想すると、書籍6巻最後迄進むのは確実だろう。しかし1クールで1巻分のみというのは考え辛い。7巻にも突入する可能性大だろう。しかも、リムルとヒナタが背中合わせの2期のキービジュアルの存在で、2部は7巻のほぼ最後まで描いて区切りを迎える可能性もあり得る。

 その場合、1クール12話程度でほぼ2巻分のエピソードを収めることに。2部は1部以上の原作の簡略化もあるかもしれない。

<余談:レビュータイトルに込めた祈り>

 レビュータイトルにある”深化”のここでの意味とは何か。

 魔王への進化は物語のターニングポイントでこれ以降、リムルの交遊関係のレベルと他国への影響力は格段に上がっていく。その流れの中で、テンペストはある部分で実際に”深化”することで国庫が非常に豊かになり、魔物だけでなく人も爆発的に流入、国として短期間で大発展する。

 そのあたりはシムシティなどの都市育成ゲーム感覚で楽しめたが、ファンタジーならではの発展の要因が非常に面白かった。”深化”による一石三鳥もの結果にリムルと一緒にワクワクした。また、周りから馬鹿にされていた存在に光を与える流れに感動し、その辺は原作で最も好きなところになった。

 但しそれは書籍第8巻半ば以降からのエピソード。つまりアニメは3期がないと味わえない。そのため3期制作の願いをレビュータイトルに込めた。
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 13
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期は結構わくわくしてた

俺つええでも中々の試練が訪れた今作。
毎週楽しみにしてました。

{netabare}何かと理由をつけて侵攻してきた国があり、村人やシオンまで殺されてしまう。生き返らせるために魔王になることを決意するリムル。{/netabare}

他の魔王たちが動き出し、侵攻してきた国への復讐もしていくであろう次のクールが楽しみでしょうがない。

リムルのさらなる進化も期待。


OP
Storyteller TRUE
ED
STORYSEEKER STEREO DIVE FOUNDATION
挿入歌
黎明 TRUE
今作もTRUEの歌声が響く。
STEREO DIVE FOUNDATIONは久しぶりに名前を見た気がする。
どちらの曲もタイトルはstory...なのは偶然だろうか?


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
主人公リムルと、彼を慕い集った数多の魔物たちが築いた国<ジュラ・テンペスト連邦国>は、近隣国との協定、交易を経ることで、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。リムルの根底にあるのは人間だったスライム故の「人間への好意」……しかしこの世界には明確な「魔物への敵意」が存在していた。その理不尽な現実を突き付けられた時、リムルは選択する。「何を失いたくないのか」を--ファン待望の転生エンターテインメント、暴風の新章に突入!

第24.9話 閑話:ヒナタ・サカグチ
ヒナタは、「ジュラ・テンペスト連邦国」について書かれた親書を受け取り、リムルの存在を知ることになる…。新章への予感とともに、リムルの歩みを振り返る特別編。

第25話 リムルの忙しい日々
魔王カリオンの治める「獣王国ユーラザニア」との国交を結ぶことになったリムル。相手の使節団を迎え、もてなす準備をしていたが、やってきたのは大型魔獣白雷虎(サンダータイガー)が牽引する、物々しい虎車だった。

第26話 獣王国との交易
一悶着あったものの、ユーラザニアとの国交を結ぶことができたリムルは、続いて武装国家ドワルゴンにて行われる友好宣言の式典へ赴くことに。ところが、自分も同行させて欲しいと駄々をこねるシオンが大暴れして…。

第27話 楽園、再び
ガゼル王との会談と、武装国家ドワルゴンとの二国間友好宣言に伴う民衆への演説。ふたつの大仕事を終えたリムルは、シュナとシオンの目を盗んで、かつてゴブタと約束した「あの楽園」に意気揚々と向かうのだった。

第28話 謀略のファルムス王国
リムルの帰還を控え、宴の準備を進めるテンペスト。そこに、ヨウム一行が新メンバーの魔導士(ウィザード)ミュウランを伴い到着。一方、ファルムス王国では不穏な動きが…

第29話 災厄の前奏曲
クレイマンの指示により行動を起こすミュウラン。そしてもう一つの勢力--ファルムス王国が送り込んだ三人の異世界人が、盟主不在のテンペストに牙をむく。

第30話 動き出す麗人
テンペストが攻撃を受ける中、リムルの前にも刺客が現れる。それは、シズのもうひとりの教え子である、最強の聖騎士(ホーリーナイト)--ヒナタ・サカグチであった。

第31話 絶望
ヒナタとの戦闘で絶体絶命の状況に陥り、最後の手段、暴食者(グラトニー)を発動したリムルの運命は--。その頃、テンペストは悲壮な血と煙に包まれていた…。

第32話 希望
クレイマン、そしてファルムス王国の企みを知るリムル。仲間の命と温かな日常を失い、失意の底で目を伏せるリムルの耳に飛び込んだのは、エレンの意外な言葉だった。

第33話 全てを賭けて
「俺は魔王になろうと思う」--自らにケジメを付け、シオンたちを蘇生させるため、決戦を前にリムルは仲間たちに人間だった過去を打ち明ける。

第34話 神之怒
雪辱戦の口火がきられた。ベニマル達は各々の任務を遂行していく。ハクロウたちも再度ショウゴとキョウヤとの戦いに挑む。そしてリムルの怒りが、ファルムス軍を包みこむ。

第35話 魔王誕生
進化に必要な魂を確保したリムルに「魔王への進化(ハーベストフェスティバル)」が訪れる。強烈な睡魔に襲われたリムルは、取り逃した敵を捕らえるため、悪魔を召喚する。

第36話 解き放たれし者
ファルムス軍を退けて、何とか事なきを得たテンペストだが、問題は山積みで……。そんな中、智慧之王(ラファエル)から「無限牢獄の解析に成功した」と吉報が舞い込む。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さっくりサクサク3期もさあ来い!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界転生ファンタジーの超有名シリーズの2期。

スピンオフに3期と、1年間も続けて1つの作品が放送され続けるなんて、今日のアニメ界にとっては稀なことですね。

詳しくは1期のレビューにあるのですが、私は本シリーズの「軽さ」が引っ掛かり、そこまで高く評価していませんでした。でも、ここまで「軽さ」が続くと、もはや作風、長所として捉えていこうと気が変わりました。それもあって、特に終盤は1期より楽しめました。

つまり、「灰と幻想のグリムガル」や「無職転生~異世界行ったら本気出す~」などが、「本格異世界転生ファンタジー」の最高峰なら、「オーバーロード」や「転生したらスライムだった件」などは、「なろう系異世界転生ファンタジー」の最高峰なんじゃないかと思うわけです。

気軽にアニメを楽しむ、娯楽系の作品として、オススメできる作品になっています。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
建国モノは大好物のジャンル。(アニメ版は丁寧さが足りませんでしたが)「まおゆう」なんかは、すごく面白かったです。

本作も、人材や物資を集め、他国と交渉し、時には戦争もするという「建国」要素が一番楽しかったです

あとは、3話のキャバクラ回みたいな、ギャグベースの話は、本シリーズによく似合うと思いました。

そんな中、紫音(メインキャラ)やゴブゾウの死、というドシリアスを入れてきましたが、そこは本作らしく、結局「蘇生」というお手軽仕様。

まあ、その後のハーベストフェスティバルでの大虐殺と、その結果としての覚醒魔王への進化。新たなスキルの大量獲得なんかは、「これぞ主人公最強系」という、壮大且つ爽快な展開。人間側のクズっぷりをたくさん描いてきたため、不快感はありませんでした(そもそも、戦場での大虐殺や、兵士に対する攻撃は、個人的には不快さを覚えません)。

いよいよ、最強クラスの魔王になったミリム。ディアブロ、ベルトラという強大な部下も誕生し、ますます3期が楽しみになってきました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
閑話 ☆3
1期のおさらい。新作カットがあるだけ良いか。

1話目 ☆3
転移魔法。基本基本w 建国モノは大好物ではある。拳で分かり合う流れ。

2話目 ☆3
色々、さっくりサクサク進むな。

3話目 ☆4
解毒の刻印魔法。アルコールを消せるようになったか。魔王たらし(笑) そして、キャバクラを楽しむ(笑) こういうギャグベースの方が楽しめる作品だよな。

4話目 ☆4
ジジイ、強し(笑) 戦争か。

5話目 ☆3
ヨームとの心の交流が、まあ、最低限は描けているけどな。

6話目 ☆4
強いな~ヒナタ、というか人間。グラトニー、「飢えるもの」のリスクを背負ってないのがな。

7話目 ☆3
う~ん、メインキャラは誰も死んでない? よくも悪くも、この作品らしいな。

8話目 ☆3
さて、大戦争。どうなるか。紫音、ゴブゾウ、死んだ? この作者が、ゴブゾウはともかく、紫音殺すかな? いやいや、蘇生はやっちゃいかんだろ~。ミリムか。結界の活用。ただ、3%って、全員復活になるの? 急に気楽だな。

9話目 ☆3
人間との共存。相変わらず綺麗だな。

10話目 ☆4
二万人の大虐殺。本当に殺すかな? オーガ達はガチ殺し。女は殺しにくいから、敵に殺させる。再生するから、ボコす。メギド、静かな大魔法だな。逆に迫力あって、個人的には好き。

11話目 ☆5
いやはや、こうなると主人公最強系として面白い。さて、デーモンがどうなるか、だな。デミウルゴスみたいな。

12話目 ☆3
ディアブロ。配下、最強か? ベルトラ解放。ベルトラも擬人化か。戦力がどんどん増強されるな。ディアブロ、ベルトラで、魔王レベル3人?
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 27

78.0 8 2021年冬(1月~3月)アニメランキング8位
ジョゼと虎と魚たち(アニメ映画)

2020年12月25日
★★★★☆ 4.0 (142)
568人が棚に入れました
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ。幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

声優・キャラクター
中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

深海少女ジョゼの解放と成長の軌跡。虎は苛政。魚は憧れ。(追記 原作読みました)

 ファンタジーかと思って敬遠していたのがちょっと悔やまれます。脚本も演出もテーマ性もすべてが高レベルの映画だったと思います。話としては昔ニコニコではやった「深海少女」を思い出しますね。ただ、深海少女よりも更に本作のヒロインは成長しました。

 ジョゼの自立といえば簡単ですが、心の動きが素晴らしいです。障碍者として箱入りで育てられた結果、我儘に外を恐れる何もできない人間に育てられました。
 主人公の出会いから心を開いて行くストーリーはありきたりと言えばありきたりですが、ここの人間の動き…心も含めてですが、非常に自然ですぐに感情移入できました。
 
 演出がいいですよね。猫が主人公に慣れて行く、部屋=内面を見せるタイミング。料理や図書館などできること=世界が広がる。服装で時間の経過も自然に描かれてました。車いすの轍(わだち)などを効果的に使っていたと思います。

 虎は苛政…過酷な社会の象徴でもあり、人間の心の一部でもあるのでしょう。事件事故のようなアクシデントももちろん含むでしょう。冒頭の男に押されたというのは命を狙われるとかの陰謀かと思ってたら結末で理由がわかります。そう…悪意がなくても、普通の生活が障碍者に牙をむく…それが最後にわかります。
 また、時折ひどいことをそれぞれの人間が言います。ひどいなあと思いながらも、虎が心の中にいるのが人間です。

 人魚と海への憧れ、あの部屋の様子。脚が不自由な人の実際の気持ちはわかりませんが、その内面について上手く描いていたなあと思います。
 自由に泳ぎ回る…外への憧れ。深海で一人になることで得られる安寧と暗い部屋と実際の外に出た海の広がりと「しょっぱい」という感覚。
 這って海に向かってゆくシーンで、醒めているようでもジョゼにも執念もこだわりもあるのがわかります。

 障碍者としての人生設計のむつかしさ。保護者がいないと夢も見られない現実もありました。海に向かって這いつくばるシーン。手が届くなら手を伸ばしたい。だけど、手が届かないというテーマと相まっていいシーンでした。

 主人公の手を借りて、というのも一つのポイントでしょう。海に行くのも砂浜を超えるのも、少し手を貸してあげれば子供の頃からの夢に手が届く。それでジョゼも笑えてましたね。

魚が弱い、あるいは人魚姫になっているのは、ひょっとしたら原作との差異なんでしょうか。海あるいは翼ですよね。この話なら。


 一方の主人公ですね。「あれ?不可抗力の『春琴抄』」という感じもありまいた。つまり事件のあとのこの段階で同じ立場にならないと、相互理解ができないのか、というストーリー展開になるのかなあ…と思いました。だとすれば陳腐だなあと思いましたが、そうにはならなかったですね。ジョゼが主人公を助ける。この成長が素晴らしかった。

 ジョゼの成長に胸が痛くなります。成長したからこそ我儘が言えない。主人公との別離の覚悟もあったでしょう。ただ、こうなったから2人は上手くいったんだと思います。

  実際の障碍者の現実はあまり気にすることはないでしょう。もちろんフィクションですから実際と違っていることはあるでしょう。言いたい事が伝わればいいと思います。
 障碍者という少数派ではあるけれど特別ではない「人」のストーリー。非常に感動的でした。「聲の形」は障碍のようで実際はコミニュケーションがテーマでしたが、本作は真正面ドストライクの障碍者を描いていました。
  それも感動ポルノ的な苦労話ではなく、自分と同じ障碍になろうとしている人間の夢を後押しして、本当の意味で対等な立場での恋愛が結論になるという素晴らしい話でした。

 婆さんはジョゼを思いやっているようで、実際は面倒で手間がかかると思っているのが何となく伝わってきますね。自立の助けをしないで囲い込む。我儘を受け入れ、危険だからと家から出さない。この婆さんがジョゼの成長を妨げていましたが、この婆さんと我々は同じことをしているのではないか?という点も注目点でしょう。
 自分が死んだ後の事も考えなかったんでしょうね。社会が手を伸ばしても、それを受け止めるだけの知識も覚悟もジョゼの側にはありませんでした。この婆さんの態度がジョゼの自立の最大の妨げでした。

 サブヒロインの女の子はわかりやすいし、ジョゼに対する態度で嫌な感じもありましたが、良かったですね。ジョゼを障碍とか関係なく、主人公をめぐるライバルだと認定したんでしょう。一番ジョゼを健常者・障碍者ということを分け隔てなく接していたのが、彼女でした。
 その彼女からすると障碍者というだけで、主人公を独占するのが許せなったんでしょうね。

 本作はすべてが高クオリティ―だったと思います。文学的でありながらも、アニメという媒体に合わせてわかりやすく…というと語弊があります。アニメという媒体の特性を生かして、演出や映像、小物などを上手くつかって、より受け取り手に何を考えればいいのか、という視点を沢山くれたと思います。

 素晴らしい作品でした。まあ、5点満点は安易なので、なるべくつけないようにと思っていた矢先にこの作品かあ。ストーリーとキャラは満点つけたいなあ。


 そうそう、原作も読みたい気がしますが、むしろサガンのほうを読みたいですね。何か象徴があるのでしょうか。



追記 原作読みました。

 原作を手に入れたので読みました。なお、サガンの「一年の後に」は絶版で5000円以上の値が付いていたのと、原作を読んだところ「ジョゼ」の名の意味性には「解放性」という意味しかなさそうなので保留ですね。

 結果的に原作と映画ではまったく違う意味と言えるし、ある意味共通性があるとも言えます。
 原作は、どうも結婚して家庭に入ることを「死」と捉えているようです。それを海底水族館の「魚」…おそらくガラスの枠で切り取られてゆらゆらと薄暗い空間に浮いている魚の様子を、アパートの一室で2人で日々を取り留めなく一緒に暮らす様子に見立てているようですね。

 障碍者=女の不自由とみている感じもありました。女を取ってジョゼを捨てた父親への愛着が捨てられないのは、不甲斐ないけど世界を広げてくれたのは父親でした。
 虎については、世間にある恐ろしいものに対して、好きな人と一緒なら立ち向かえる=本当の愛情という意味でしょうか。

 本作のお互いが生きる道を見つけて世界が広がる、というのはある意味原作の裏返しの結果です。が、障碍者でいること、女性でいること。主体性と世界の広がりがないセーフティーゾーンに幸せがあるのか、生きていると言えるのか、という意味では共通なのかもしれません。

 となると、本作のこの先にあるのが「魚」的な死かというと、そうではないと思います。なぜならジョゼは一人で生きる翼を手に入れたからです。そう…「虎」に立ち向かうことが一人でもできるということでしょう。つまり、2人の行先に何があるのかわかりませんが、現時点で2人は自分の「足で立っている」という意味です。ここに障碍者のモチーフが非常に効いていました。

 アニメ版があえてなのか、子供を意識したのかわかりませんが、性的なシーンをカットしたのは意味的に良かったかは考えたいところ。
 ジョゼが主人公を助けるモチベーションに愛情…というか生活とセックス=「依存的」なものがノイズになる可能性があるので、ジョゼの独り立ちの意味性を深くするには、いずれにせよ結ばれるシーンを入れるにしても結末近くでしょうね。そうなると、あまり効果的ではなくなるので、やっぱりセックスシーンは入れなくて正解だったかもしれません。

 原作については変な言い方ですけど、バブル直後、雇用機会均等法が1985年でプラザ合意と同じ年で社会が変わり始めた時代の感覚があります。本作は1987年ですね。これから社会が拡張してゆく雰囲気の中で、この原作に意味性はあったと思います。
 ただし、今現在、社会が停滞し閉塞感がある中の生きる道は意味合いが変わってきています。主人公が公務員になるのと、メキシコに魚を見る夢をもとめて努力して研究者にというマインドが全然違います。

 どちらも、いいと思いますが、今2022年に見るならやっぱりアニメ映画版ですね。これは同じモチーフを上手く換骨奪胎して、現代的にうまく昇華したと言えると思います。ジョゼというキャラ以外はほぼ別のストーリーなのに、原作を原作とクレジットした意図は、その時代の変化を言いたかったのかもしれません。
 
 ということで、書評ではないのでこれくらいにしておきますが、共通性はあって、まったく違うとはいいませんが…アニメ映画版は原作を裏から見た話です。そしてアニメ版の素晴らしさを再認識しました。両方触れるのがお勧めです。

 原作を上手くアップデートして現代の価値観に置き換えられた作品のビフォーアフターを見られたのは非常に良い体験でした。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 11
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

夢を諦めないで

海を添えた物語です。
恒夫には夢があります。
夢のために勉強を頑張り海外留学を目標に頑張っています。
そして彼は目標にしていた留学できる事になります。

ヒロインのジョゼは凄く我儘な女の子で助けてくれた恒夫を変態扱いしてお礼1つ言わない。
最初は私は、あぁ…このヒロイン合わないわ…って思いました…
ずっと捻くれていて当たりがキツくて、ジョゼのお世話を頼まれ始めたバイトの恒夫を無駄に正座させたり、畳の目を数えさせたり、嫌がらせばかり!
本当に何様?って感じ…

でも、物語が進むたび理由がわかりました。
彼女はお婆ちゃんと2人暮らし。
お婆ちゃんは外の世界は危ないからと彼女を外の世界に出してくれません。

何が危ないの?交通事故でしょうか?事件でしょうか?……いぇ違います。
{netabare} 人の心です…海に行くシーンの駅の改札で切符を買おうとして男性が車椅子に乗る彼女が邪魔なのか舌打ちをするシーン…車椅子とぶつかっても謝らないシーン…ジョゼとの出会いのシーンもお婆ちゃんの話によると、坂道で何者かに車椅子を押されたとの事。

もし、事故なら誤って押してしまえば押した人物も来るはずです。
それでも、坂を下ってきたのはお婆ちゃんだけでした。
つまり、シャレにならない悪意あるイタズラをした人物がいるわけです。{/netabare}

実は、私も人の冷たさは経験した事があります。
勿論、優しい方も暖かい方も居ることを知っていますが、実際そんな人ばかりではないのです。

子供の頃…小学生に上がりたてくらいの私は歩道で右足首を捻ってしまい激痛で立つ事が出来ませんでした。
痛くて上半身を立たせるだけで精一杯…激痛のあまり私は泣く事しか出来ず恥ずかしくもボロボロ泣きながら20分くらい歩道の真ん中で泣き続けました。
道行く人は、そんな私を見ながら私を避けていきます。

立ち止まる人がいても声を掛けて貰えず手を差し伸べてくれる人さえ居ませんでした。
この時は本当に人が冷たく感じました。
今は沢山の方に助け支えられて生きて来たで、暖かい人がいる事が判りますが、ジョゼもそんな気持ちだったんじゃないかな?

こんな世界しか知らなければ我儘になっちゃうかもしれません。
それを考えるとお婆ちゃんも心配で外には出せなくて…でも、そんな生活はジョゼには窮屈でしかなくて…

そんな中、恒夫はジョゼが海が好きなことを知り海を始め沢山の場所へ連れ出してくれます。

{netabare} 彼女は駅の人混みに驚き、飛行機と聞くとテンションが上がり、海の味に感激して、初めてクレープの美味しさを知る。
私達にすれば当たり前の世界にジョゼは感激する。 {/netabare}
それだけ彼女は狭い場所で生きて来たのかもしれません。

そんなある日…

{netabare} お婆さんがお亡くなりになります。
寂しさに打ちのめされるジョゼ…このあたりから彼女は趣味の絵描きを仕事にしたいと夢を持ち始めます。

そんな時に嫌味なオッサンが訪ねて来ます。
近所から心配の通報があったとか生意気なオッサンでジョゼの夢を馬鹿にします。
現実を見ろとか言うけど、ジョゼの夢の理由も絵も見た事がないオッサンが偉そうに!
自分の考える狭い世界の現実で他人の夢を否定するなよ!って私は内心ムカムカしてました!
しかも、最後に余計な事を言いやがって!

さて、お婆さんが亡くなられたので金銭的に余裕がなくて、ジョゼは恒夫のお世話のバイトを雇えなくなってしまうのです。
そして、自分の書いた絵も全て処分してしまい現実に打ちのめされてしまう。{/netabare}

そんな中、ジョゼは恒夫の最後の仕事として海に一緒に行くのですが……
{netabare} 恒夫が隠していた留学の件がバレてしまい打ち解け出していた2人の間に亀裂が入り、先に帰ろうとしたジョゼの車椅子がアスファルトの穴に車輪がハマり込んでしまい、それに気づいた恒夫は助けようとして事故にあってしまう。

この事故で怪我をした彼は留学を取り消されてしまう。
留学を取り消されるだけならいいけど…彼の趣味であるダイビングすら出来なくなる…彼の夢はダイビングが必須で、出来ないと夢すら叶わない…治るかもしれないけど、治らないかもしれない…そんな現実を目にして彼は夢を諦めてしまう。
ジョゼも事故でショックを受けていて塞ぎ込んでしまう。{/netabare}

この作品で私が一番好きになったのは、バイト先の後輩の舞
彼女は恒夫が好きでずっと見てきた。
{netabare} 彼女は恒夫の弱音を全て受け入れて告白してくれるけど、舞はその答えも恒夫の気持ちも既に解っていて。
彼女の力では立ち直らせる事が出来ないのを知ってる。

だから、彼女は自分に出来る事を考える。
それは「最低の女」を演じる事。
最低な女になりジョゼを煽る。
全力で嫌な女を演じる。

だって、彼を救えるのはジョゼしか居ないから…舞は、気持ちを伝えても自分には救い出す事すら出来ないのに、それが出来る唯一のジョゼが塞ぎ込んでいるのだから…ジョゼは彼女の言葉で立ち上がる。{/netabare}

舞は自分を「良い女だから」って言うけど本当にその通り!
彼女の気持ちの強さや勇気が凄く伝わる。
本当に恒夫が好きだから選べた選択肢だと思います。
世の中、これはチャンスだと考える人もいると思う。
それも間違いじゃないって思う。

でも……
{netabare} 彼女の様に好きな人の気持ちや夢を応援しようと行動に移せるのは本当に好きだから出来る事だし凄く感心する^ ^ {/netabare}
本当に良い女ですよ。

そして、同じバイトの同僚の隼人
こいつはチャラチャラしてて女の子ばかり追いかけてる奴なんですが、周りをしっかり見ていて、いつだって恒夫の味方であり、周りの頑張りに一早く気づいてサポートしてくれる本当に良い奴なんです。
恒夫とジョゼは本当に周りに恵まれてると感じます^ ^

話を戻して。
{netabare} ジョゼは自分の夢である絵本作家として出来る事を考え準備する。
恒夫はジョゼの翼としてジョゼを外の世界へ連れ出してくれました…
でも、その足と言う翼は動かなくて…リハビリすら踏み出す勇気がなくて…
でも、今なんだ!ジョゼが恒夫に翼を与えるために恩返しできるのは…

彼女は絵本作家として恒夫に自分の気持ちと思い出と恐怖を交えた物語を書き上げます。
その話は彼を奮い立たせ、もぅ一度夢を取り戻すためにリハビリを決意する。
結果は完治して、夢を追いかける事が出来るようになる。
これが彼女の唯一与えられる翼…心の翼{/netabare}

{netabare} 退院の日にジョゼが姿を隠してしまう…彼女を探して街中を駆け巡る恒夫{/netabare}

{netabare} そんな中、ジョゼは車椅子が滑ってしまい坂道を下ってしまう…大事故の寸前で救い出してくれた恒夫 {/netabare}

「あぁ!また足が!」って私は心で叫んじゃったけど2人は怪我なくて安心しました。
{netabare} そして、2人は気持ちを確かめ合い恋人になる。
そして、EDですが止め絵が多かったですねw
是非、動いて見たいシーンもありましたがそれでもしっかりEDに後日談をいれてくれてよかったです^ ^ {/netabare}

この作品は夢が題材となってるみたいです。

物語で起きる展開は結構リアルに感じられました。
1つ例えを出すと、夢の為に頑張っていたのにこんな形で夢を諦めかけてしまいそうになる恒夫。
この辺りは本当にありそうだと思いました。

でも、そんな絶望の中でも夢を支えてくれる人達が周りに居て自分のことの様に応援して支えてくれる人達がいる。
そこに希望がある気がしました。

夢って時に応援して貰えなかったり否定されたり、自分では、どうしようもない壁を超えられずに立ち止まってしまう人もいると思う。
そんな救いの無い現実でも、きっと周りの人に助けてくれる人もいるよ。って事なのかな?って考えてみたり^ ^

恒夫には夢が有って、だからジョゼの夢も応援したくて、恒夫は夢を失いかけて、それをジョゼの夢が救う。
素敵な連鎖です。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 25

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

12月25日ロードショーってクリスマスに映画デート中のカップルを地獄に叩き落す気なのか!?と思いきやジョゼの可愛さに全大阪人が泣いた!?

1984年、つまり36年も前の田辺聖子の短篇小説が原作
2003年、つまり17年前にも犬童一心監督の手で実写映画が制作されました
『ノラガミ』のタムラコータロー監督、アニメは初となる桑村さや香の脚本、『たまゆら』や『リトバス』のハルコミンさんこと飯塚晴子のキャラデ総作監、別にアクションアニメじゃないけど(笑)ボンズ制作で98分


舞台は現代の大阪
大学で海洋生物学を専攻する22歳の学生、鈴川恒夫
趣味はダイビングで幻の魚と言われるクラリオンエンゼルを間近で観るという夢を持ち、メキシコ留学をする為のアルバイトと勉学に追われる日々を過ごしていた
ある夜の帰り道、坂道を猛スピードで暴走する車椅子に乗った女の子、山村クミ子を助ける
クミ子は先天性の下半身不随で祖母と二人暮らし
祖母はクミ子に対してやや過保護な面がありつつも、健常者社会の厳しさから孫を守っていた
金に困っていた恒夫はアルバイトを紹介する、という態で祖母からクミ子の世話を依頼される
クミ子は愛読するフランソワーズ・サガンの登場人物から「ジョゼ」と自分を呼ぶように恒夫に言った
ジョゼは不信感の拭えない恒夫に対しキツイ物言いで接し、無理難題な我侭ばかりを押し付ける
渋々とジョゼの我侭に付き合っていた恒夫だが、彼女が家の外にほとんど出た事が無く、そしてまた絵を描くのが趣味であるという事を知るとジョゼの“散歩”に積極的に付き添う様になっていき、次第にジョゼも恒夫に心を開き始めるのだった…


























原作や実写版を知らないまっさらな気持ちで観られる方にはストレートに“純愛映画”としてオススメします
原作や実写版はもっとエロティシズム溢れる内容でしてw
キャラの設定からして全然違うし、中盤以降は今作の完全オリジナルで全く別の作品と思っていただいて結構です


ですが、ややペシミズムの残る原作の終わり方や、恒夫とジョゼが道を分かつ事を決意する実写版のラストを知っていると、今作はハッピーエンドなのか!?バットエンドなのか!?というのがどうしても気になるところでしょう


ですがそんな論争は最早無意味であることを今作は教えてくれました


まず誤解しないで欲しいのですが、この映画のヒロインが車椅子生活者で舞台が現代、ということでハンディキャップのあるジョゼが可哀想…等という安い同情を求める映画では決してありません


そもそも原作、実写版共にハンデを背負ったジョゼと暮らすことは社会的には後ろめたい事、とネガティブに捉えているのですが、今やその価値観は遠く古臭い考え方であり2020年では到底通用しません


原作は社会から隔絶されたとしても自分達なりの幸せを見つければ良いというスローライフの賛歌であり、
実写版はハンデを背負ったジョゼを若者の恒夫が支えるという事の責任の重さを描いていて、
それぞれが別のテーマを扱っています


そして今作は前者どちらとも違い、ハンデのあるジョゼが外の世界に出て行く伸び代よりも、何不自由なく暮らしてきた健常者の方が遥かに心が折れやすいし脆い…という部分がテーマになっています


確かに序盤では道すがらでジョゼに冷たく当たる通行人が登場したりしますが、それはジョゼが車椅子だからではなくオドオドして佇んでいたからです
健常者だろう誰だろうと、突然すれ違い様に舌打ちされたり、逆ギレで捲くし立てられたら竦んでしまいます
ですので序盤のシークエンスはハンデを背負った辛さというより、社会の生き辛さそのものを描写する場面と捉えることが出来ます


根本的なテーマが違うので原作や実写版とは直接比較出来るものでは無いのです


特に大きな改変を感じる部分は登場人物が総じて清々しい人達として描かれているところですね
恒夫のバイト仲間が恒夫の夢を応援してくれてたり、ジョゼに理解者となってくれる友達が出来たりと、前述の通行人のくだりで社会の冷たさを描写しつつも、人間そのものの優しさが描かれている点は原作や実写版には無い部分です
特にジョゼのおばあちゃんはジョゼの存在に後ろめたさを感じていた原作や実写版のキャラから、ジョゼの成長を温かく見守るキャラに改変されていてだいぶ違います


そして恒夫は原作や実写版のモラトリアムを持て余す学生ではなく、夢の為に努力を続ける苦労人
結果として今作はジョゼやジョゼの背負ったハンデの話なのではなく、恒夫やジョゼが抱く“夢”をお互いで支え合う事の尊さが主軸になっているのです


ですからまあデートムービーではありますが老若男女問わずオススメしたい青春映画なのです、今作は


また逆に原作や実写版をリスペクトしてか、部分的に取り入れられた要素もあります
踏み切りの前で海に行きたいと言い出したジョゼが「おっぱい触ったゆうてクビにしたる」と恒夫を脅すくだりは原作や実写版では本当にジョゼにセクハラを働く迷惑人が登場した事へのオマージュでしょう
今作ではそこまでクズな人物は登場しませんので安心して観て下さいw


また原作や実写版との分岐点になるシークエンスが2回ほどあるのでこれらを知ってる僕にとっては、ココでこの映画終わってしまうのか!?っていうドキドキが味わえたのでそれもまた面白かったポイントです
新海誠作品を観すぎて『君の名は。』で「なんでもないや」が流れた瞬間、この映画ぁ…終わったぁ…と早合点したのを思い出しましたわw


さてだいぶ長くなってしまいましたが最後にコレだけは言いたい!
細かい御託は抜きにしても今作、“兎にも角にもジョゼが可愛い!!!”


オシャレな見た目に反して辛辣な口調のギャップ、外の世界にキラキラと目を輝かせるところ、大口を叩く割にコミュ障気味なところ、ややオーバーなリアクションなど、ジョゼのヒロインとしての魅力はかなり丁寧に描かれています
これを実写でやるとだいぶ大袈裟になってしまいますがアニメならではの魅力の伝え方が出来ている部分だと感じました
またリアリティのある可愛さ、現実社会を舞台にしているだけあってその距離感を縮める演出としてジョゼの髪型が劇中で5パターンも出てきます
髪型が変わるってアニメとしては逆に手間の掛かる事なので監督のコダワリが感じられました
特にボブカットになったジョゼはおばあちゃんの面影を感じられるようにと、ハルコミンさんのコダワリがあるようです


個人的には手作りのスケボーに乗ってるシークエンスが最高でしたw


あとまあコレはどうでもいい話なのですが、今は僕も右足の骨が折れて足を引き摺りながらのリハビリ生活中なので、ジョゼの「健常者にはわからん…」って台詞が刺さりました;

投稿 : 2022/10/01
♥ : 16

77.9 9 2021年冬(1月~3月)アニメランキング9位
ARIA The CREPUSCOLO(アニメ映画)

2021年3月5日
★★★★★ 4.2 (73)
287人が棚に入れました
ネオ・ヴェネツィアの街が、落ち葉の絨毯で彩られる秋。オレンジぷらねっとで修業の日々を送るアーニャには、気がかりなことがありました。お互いに多忙なこともあり、長い間会えていない先輩のアリスとアテナ。そのせいで元気がないアテナに対し、アリスはなぜか会うのを避けている様子なのです。友達のアイとあずさにも協力してもらい、先輩たちが絶対に会える方法を探す中、アーニャは今の自分だからこそ見える“景色"があることに気づかされるのでした……。

声優・キャラクター
広橋涼、佐藤利奈、茅野愛衣、安野希世乃
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とても好きなだけに。。寛容もこだわりも持てる作品。個人的には・・

なんだろう。。臥竜点睛を欠く、かな。。 
ハルフィルムメーカーの偉大さを思い知りました。

春風そよぐ3月上旬の宮城。
地震による劇場変更にもめげず公開記念舞台挨拶&全国ライブビューイング回に行ってまいりました。

PV映像は個人的に違和感を感じた部分があったけど、果たして・・

新キャラはアレッタ。
~{netabare}
CVは安野希世乃さん。挿入歌も担当。
冴えカノで共演した茅野さんが喜んでおりました。
 =>茅野愛衣のむすんでひらいて 第159回
  https://www.youtube.com/watch?v=HUZiEOZtob8
{/netabare}~

■よかった点
 何より、アテナが良かった ^ ^
 全然違和感なし。さぞかし様々な重さや想いがあっただろうに。
 最大限の賛辞を贈りたいです。(※1)
 そして、アーニャも。(※2)
 全体的には優しい世界観とキャラ愛と奇跡に満ちた過去の作品に浸る事が出来てとても有り難い時間でした。

■惜しかった点(好きな方はスキップ推奨)
 個人的な好みによるところが大きいんでしょうけど・・

 【キャラ】
 ~{netabare}
 旧キャラ(特に灯里)が別人過ぎ。
 歳をとったというのはわかるけど・・
 この作品は、世界観、流れる空気、音楽の他に、やはり各キャラの魅力も大きいと思うワケですよ。特に自分はこの部分の比率が大きい。そしてキャラの中でも灯里が占める部分が大きい・・。
 その灯里の顔が・・自分にとっては全くの別人。もう、「誰?このオバサン」レベル・・ごめんなさい。好きな方には聞き捨てならない言葉ですよね・・でもこの部分がどうにも自分の許容範囲を超えていて、正直、ストーリーに集中できませんでした。アリシアや他のキャラも違うけど、特に灯里はヒドイ ><。
 {/netabare}~

 【音楽】
 ~{netabare}
 過去作でもタイトルロゴがオレンジの作品についてはキャラに違和感を感じるものもありました。それでも、音楽だけはやさしい弦楽器系で統一されていました。でも今作では、ピアノ中心になってました。。これは自分にとってはとても大きな違和感でした。弦楽器ならではの雰囲気が好きだったので。
 弦楽器の音色は男性の多くが好み、ピアノの音色は女性が多く好む、といったような話を聞いたことがあります。次作へ向けて新しい雰囲気を出すために敢えてピアノ系にしたのかも知れませんけどね。。
 あと牧野由依さんの歌もちょっと入れて欲しかったなあ・・
 {/netabare}~

 【エピソード】
 ~{netabare}
 そもそも本シリーズは日常系。
 それでも過去作ではキャラの魅力や音楽の効果でいいシーンも。
 でも今回は新キャラ達への思い入れも浅く(設定が薄い)、
 旧キャラは上記のとおりで別人感が満載なワケで。
 なので感情移入が難しく、エピソードへのリスペクトは大きくはなかったかな。とても残念です。
 {/netabare}~

■舞台挨拶
 【3/6登壇者】
 広橋涼、茅野愛衣、葉月絵理乃、大原さやか、
 佐藤利奈、西村ちなみ、佐藤順一総監督、名取孝浩監督
 MC檜山沙耶

 Youtubeに3/5の動画が上がってましたが、3/6では西村さんがいました。
 広橋さんの髪型や、各々の話す内容も若干変わってました。
 何度か観ても面白いかもw

■まとめ
 まずは再起動してくれたことに大感謝。
 惜しいところはありましたが、変化はつきもの。
 改善しながら今後も続いて欲しい。
 灯里が里帰りするとこなんかも観たいし恋バナも気になるしw

■完全余談(ネタバレじゃないけど畳んでおきます)
 ~{netabare}
 映画が始まったとたん、劇場の音がデカ過ぎてヒドかった・・
 特にキャラの声がキンキン耳に響いた。音楽は普通なのに。
 劇場もしくは作品自体、ボリューム調整しくじってないかな・・

 今回初めてプレミアボックスシートなるものを利用したけど、ゆったりと幅も広く隣席との区切りもあり、とても快適。
 ただ追加料金1000円で上映時間61分だったので、ライブビューイングない回はもったいないかもw

 特典配布は、灯里とアイのコースターでした!当たりw

 ちなみに安野希世乃さん、宮城出身とのことですが劇場にはらしき人はいませんでした(アタリマエw
{/netabare}~


 原作:天野こずえによる日本の漫画
    2001~2008年
 制作:J.C.STAFF
  天野こずえの「あまんちゅ!」もアニメ制作
 監督:名取孝浩
 脚本:佐藤順一
  吉田玲子さんにして欲しかったw
 キャラデザ:伊東葉子
 封切:2021年3月5日(上映61分)
 視聴:2021年3月6日
    (Live Viewing回/TOHOシネマズ仙台)

あ、そうだ。
「あまんちゅ!」を観てから、また劇場に行こうかなw


<自分用メモ>
 1期:2005年秋  ARIA The ANIMATION
 2期:2006年夏秋 ARIA The NATURAL
 3期:2008年冬  ARIA The ORIGINATION
 OVA:2007年9月 ARIA The OVA 〜ARIETTA〜
 OVA:2015-16年 ARIA The AVVENIRE
    『蒼のカーテンコール』第一章
 映画:2021年3月 ARIA The CREPUSCOLO
    『蒼のカーテンコール』第ニ章
 ~{netabare}??:?年    ARIA The BENEDIZIONE
    『蒼のカーテンコール』最終章(制作決定)
    べねでぃじおーね?よみづらーw{/netabare}~

<補足>
※1 アテナの声優さん
 ~{netabare}
 過去作のレビューにも書きましたが、過去作のアテナのcvは川上とも子さん。ウテナやAIRのヒロインの他、CLANNAD Afterでは幻想世界の少女なども演じた方です(中原麻衣さんと共演していたんですね)。
2011年6月に癌で他界された後の作品ではアテナは登場しても歌のみだったり、過去シーンを利用・・でもエンドロールに名前あり、などのエピソードがファンの熱い想いを掻き立てました。
 で、今回その大役を引き継いだのは、サトリナこと、佐藤利奈さん。
 ネギまや超電磁砲の主人公、無限の住人(旧)などで活躍されてますが、今回、見事にアテナ役を継承されたと思います。3/5の舞台挨拶では感極まっていました。。
https://www.youtube.com/watch?v=V16aAq2MO-s&t=23s
 {/netabare}~

※2 アーニャの声優さん
 ~{netabare}
 まあ畳む必要もないとは思いますが、かやのんこと、茅野愛衣さん。
 これも過去作レビューにも書きましたが、かやのんが声優になるきっかけとなったのが、このARIAシリーズ。アフレコで感極まって泣き出したとの逸話はけっこう有名かと。
 {/netabare}~

作品外のエピソードも含めてARIAシリーズは稀有な作品だと思います ^ ^


それはそうと、世界のサトジュン監督・・・
お願いだから、次作では顔を元に戻してください ><。
 

投稿 : 2022/10/01
♥ : 20

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

自責と自重

視聴前 えぇ…嫌な予感しかしない…

視聴後 うーん。

ARIAアニメ15周年ということで制作された本作。
まずPVみて「うーん」
なんでしょこの「あのまま終わって良くない?」感。
そして「誰…キャラデザってレベルじゃなくない?キャラ原案レベルで変わってない?」という…
思いませんでした?いやな予感がすると。
作画が変わっても内容が変わらないのはOVA(Avvenule)で証明されているので内容に関しては安心なのですが、問題は作画と声優ですよ。OVAの時点で登場人物たちの声が大分怪しかったです。もう初期のような声を保つのはキツイんじゃないですかね。と思いながら視聴開始。

あ、その前に一応軽くOriginatation終盤とOVAを見直しました。

本作の結論から言います。「うーん」
まず内容が正直イマイチです。Originatationとどうしても比較してしまいますが、頑張って比較しないようにしたとしてもやはり出てくるのが「後輩勢いる?」という…ネタ切れならネタ切れとして完結させてください。変にアフターストーリーなんてのを作るからすごいイマイチなものになってしまうんです。本作は典型的なソレです。「新キャラ」というブランドのみで存在しているモブに過ぎません。大した重要な役割も無いのにも関わらず無理やりシナリオに組み込んでいるせいで「何様のつもりだお前」が発動してしまうわけですよ。
お客様として重要キャラを一人くらい出させて、その子がおせっかいを焼くとかならまだ面白いんでしょうが、よくわからんキャラが三人固まってよくわからんことをし(まぁ実際は行動すらしてないのですが)、「私たちのおかげだね」ムーブメントを撒き散らすって…テロかおどれらは。
後輩ズ抜きで本作の内容をすれば十分に楽しめたかな、という結論です
この子たちに必要なのは自責と自重ですかね

そして声優さん。とうとうきましたね。もう誰も原型を保っていない。
そっくりさんとかモノマネの人とか言われても信じちゃう。
特にアリスちゃん。面影も何もありませんでした。すっごい触れちゃいけない話題ですが、アテネちゃんのほうが面影ありました...
それでも完璧ではありませんでしたが。
アリシアさんぐらいじゃないですか?まともなの。

総監督は佐藤順一さん。格上げですね
監督は名取孝浩さん。Avvenuleの助監督だそう。
キャラデザは伊東葉子さん。
劇伴はChoro Club feat. Senooさん。唯一立場で変わってないですね。
アニメ制作はJ.C.STAFFさん。とあるやデトアラのところですね

作画は微妙でした。なんせキャラデザどころか原案レベルで違いますし。まぁ年月が経っているから、と言えるかもしれませんが、顔まで変わる?初めて本作を見る方からしたら良い方に入るかもしれませんが、何分今までを見てきているわけですから。
opは松浦有希さん作詞、窪田ミナさん作編曲、安野希世乃さん歌唱の「フェリチータ」
edは西直紀さん作詞、白戸佑輔さん作編曲、安野希世乃さん歌唱の「echoes」
声優さんは上記。これも初めて聞けばなんの違和感もないのでしょうが、今までを((

総合評価 うーん

投稿 : 2022/10/01
♥ : 8

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大人の楽しみ方と成長の連鎖。懐古だけではない良い作品でした。

 大人の楽しみ方とか師弟でつながる成長の連鎖ですね。天才は何でもできるわけではない内面の苦悩のような話もありました。
 ARIAシリーズの同窓会的な話で内容が薄いかと思っていたら、まったく違って今の時代に必要なテーマがしっかりと入っていました。

 年中行事もそうですが、歳を取るとアニメや映画、漫画や小説が楽しめなくなるという話を聞きます。それは子供と同じ楽しみ方をいつまでも期待するからということでしょう。
 子供のころの楽しみは新しい刺激だけですからね。それは無知と経験の無さを前提とした楽しみ方です。この楽しみ方だと現実を知り年齢を重ねれば刺激がなくなり、要求する刺激はエスカレートします。これは大人になったから楽しめなくなったのではないですよ、子供のままだからつまらないんですよ、ということでしょう。
 
 創造性や柔軟性を活かし、成長したなりの経験や知識の蓄積で楽しみ方を自分で工夫する…というか自然にそういう楽しみ方ができる。これは子供の頃には味わえない楽しみ方です。その楽しみ方の変化が大人になるということでしょう。ちょっと本作を拡大解釈してますが、かなりいいテーマだったと思います。(追記 そうそう、行事に関していえば人とのつながり、がありましたね。)

 そして、師弟の成長ですね。天才の苦悩…というかコミュニケーションが下手なもの同士の不器用な愛情表現が良かったですね。まあ、この部分はずっとARIAシリーズを流れる大きなテーマでしたからね。最後3世代の師弟が3組並んだところはやはりちょっと涙腺を刺激されました。

 作画、良くなりました。1期で不満だった、構図の広がり、高低差や俯瞰、そして水が良く表現されてました。モノが画面の手前から奥あるいは逆に動く作画にもチャレンジしてましたね。人物の作画も格段に綺麗になってました。

 まあ、ARIAですから100%ハッピーエンドですよね。相変わらずのゆったりしたセリフ。そして、あの試験で通る水路の風車の風景。やっぱり癒されました。

 ちょっとノスタルジーなイメージアニメに終わるかなあと思っていたら、思いもかけずいいテーマが入っていましたし、ストーリーも面白かったです。なかなかの良作でした。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 9

77.8 10 2021年冬(1月~3月)アニメランキング10位
プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章(アニメ映画)

2021年2月11日
★★★★★ 4.2 (75)
469人が棚に入れました
舞台は19世紀末。共和革命によりアルビオン王国は分離。巨大な壁で分断された首都ロンドンは、東側を王国、西側を共和国が統べ、各国スパイが暗躍する影の戦争の最前線となった。革命から10年、王国の名門クイーンズ・メイフェア校には女子高生を隠れ蓑に共和国スパイとして活動する5人の少女がいた。女王暗殺未遂事件を阻止し、カサブランカでの休養を終えた彼女たちにコントロールから新たな指令が下された。この任務をきっかけに5人の少女、チーム白鳩は国を揺るがす大きな渦に巻き込まれていくことになる——。

声優・キャラクター
古賀葵、関根明良、大地葉、影山灯、古木のぞみ、菅生隆之、沢城みゆき、山崎たくみ、土師孝也、飯田友子、飛田展男、本田裕之
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

全🦎黒蜥蜴星人★待望!本格スパイ映画シリーズ開幕!!

【物語 4.0点】
全6章の新作劇場版シリーズ開幕戦。本作の構成は一話完結。

TVアニメ版の後日談なので、事前視聴は必須。
{netabare}チェンジリング、“革命”の動揺が残るロンドン、{/netabare}黒蜥蜴星人ネタ、
などは物語と心情理解の前提条件。


スパイ物としての内容はさらにハードに。

ブラフ、モグラ、二重スパイ、暗号および
{netabare}新聞記事&広告による連絡、
ブック・サイファ(書籍をコードブックとして活用した換字式暗号による情報伝達術。足が付かない){/netabare}
チェスを通じた心理戦……。

これからより本格的にスパイやるんだから、
これ位は基礎教養と言わんばかりに、
老獪なスパイ“ビショップ”を通じて、
アンジェや“チーム白鳩”だけでなく、
鑑賞者にも確認テストでレベルアップを求めるスパルタぶり。


その先に、重厚なスパイシナリオの大風呂敷が示唆される。

王国の王位継承という政情不安も懸念される中、
何処ぞの“ネズミ”のロンドン暗躍は間違いないが、
共和国・コントロールも王国・ノルマンディー公も正体は掴めておらず、
炙り出そうと釣り糸を垂れる段階。

そんな静かな前哨戦の最中にもスパイには各々人生があり、
嘘つきが幸福を掴む難しさが改めて提示される。


【作画 4.0点】
冒頭、煙るロンドンの夜を舞台に、{netabare}二階建てバスも交えたカーチェイス{/netabare}で、
スチームパンク・アクションでも魅せる所信を表明し、先制に成功♪

一方、スパイ活動も彩る小道具にも
引き続き、時代考証のレベルから注力。

公然と語れない秘密という首根っこを掴むか掴まれているのか?
心理戦もシビれる本作。
ならば公の駆け引きはチェス等を通じて暗喩して行わねばなるまい。

鉄壁の守り、動揺して年甲斐もなく大胆に攻める?
チェスの作画も、盤面の資料を元に心理を反映した局面を選択したとのこと。
この辺は、私にはサッパリ分らなかったので、プレイヤーの解説を求めますw


背景美術では離宮の入れ込み具合が際立つ。
真のスパイの仕事場は戦場ではなく、宮廷内での駆け引き等であることが、
ここでも示される。


【キャラ 4.5点】
“チーム白鳩”他、王国&共和国のスパイ関係者ら、
TVアニメ版の主要人物が揃い、人物相関の現状を再確認。

中でもアンジェ&プリンセスに関しては、
追加キャラ(まぁ{netabare}“ビショップ”{/netabare}のことだが)を通じて、
秘密を抱えて、時局に直面するリスクの増大が課題として突き付けられる。

ドロシー、ちせ、ベアトリスは掘り下げられなかったものの見せ場はあり。
ちせさん、{netabare}運転習得まで、{/netabare}もう少し頑張りましょうw


【声優 4.5点】
ヒロイン・アンジェ役。

今村 彩夏さんの引退に伴い、新たに古賀 葵さんが起用。

気だるげな感じがやや後退し、若干の色気が出た彼女なりのアンジェが演じられる。
変化はあるが違和感はなく、むしろこの女子高生スパイも少し大人になった?
だから少しは周りに頼れるようになったのかなと納得できる好演。
特に終盤、{netabare}「……寂しいわ」{/netabare}と感情がこぼれた演技にはグッと来ました。


ビショップ役の飛田 展男さんもいぶし銀で先輩スパイの矜持を後進に示す。
「そんな大人、修正してやる!」の中の人と同一人物とはとても思えませんw

そんな渋いボイスで、ノルマンディー公(CV.土師 孝也さん)と、
相手の弱味を知った上で煽っているのか?
知ったかぶって動揺を誘うブラフで探り合っているのか?
含みが多い濃密なボイスでベテランスパイの対局を展開。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は梶浦 由記氏の続投。
華麗にスウィングするサウンドと“梶浦語”コーラスがスクリーンに広がるゴージャスさ。

OP主題歌「LIES&TIES」も引き続きアーティストプロジェクトのVoid_Chordsが担当。
今回ボーカルに迎えた麦野 優衣さんは
『パワプロ』テーマ曲の歌唱経験もあるシンガーソングライターで
中~高音の爽やかなパワフルボイスが特徴。
彼女もまた米国での生活、留学経験があり、
ビッグバンドの全編英語曲も歌いこなす。

ED主題歌もまた“チーム白鳩”5人の合唱。
適宜、挿入される手拍子も心地良い、
相変わらず一聴すると平和なメロディだが、何処か狂気も覗く全編英語曲。

ポイント・ピクチャーズの妙にメルヘンチックなED映像もグレードアップ♪
固い絆で結ばれたアンジェ&プリンセスのご尊顔に悶えましょう♪


【感想】
二次元、三次元関係なく、本格的なスパイ映画を劇場で堪能できて嬉しいです♪
スパイをエンタメ化するのに大量の爆薬は必須ではない。
手応えを感じつつ、今秋予定の2章以降も続く全6章の長丁場に挑みたいです♪

投稿 : 2022/10/01
♥ : 19

横横道路 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映画を今さらレビューしてもですが

MXでやってる頃からテレビシリーズから見てました
テレビシリーズは制作にMXが入ってるので一昨年再放送してましたね
またどこかでやるかもですが、シリーズは円盤も出てるので映画を観る前にアニメ版を観てください

映画は公開がコロナの影響で何度も延期になり、1回目を見るのにかなり待たされました
池袋のダッシュストアも公開ありきでオープンしてましたが、結局閉めちゃうとかこの時期の公開予定だった作品はホントに不憫でしたよね
どこのシアターも特別観賞料金設定されてるのは意味がわかりませんでしたが、何ででしょう?
キャラものとかあまり買わないんですが、今回は買ってしまいました
結構早めに観に行ったのにブルク13は売り切れも多くて、一番欲しいのは買えませんでしたが
ストーリーはアニメ版を見ないとストーリーがいきなりトップスピードで進行して、いまいちわからないと思うので、初見の人はまずテレビシリーズを見てください
ワンクールしかないのと内容もすぐ引き込まれるので一気に見れます

映画の内容については、アニメ版が時系列バラバラなこともあり、何書いてもネタバレなので、映画版も書きません
アニメ版の時系列バラバラなのも大きな意味があるので、アニメの方も1回完走した後にもう一度観ると、よくわかる仕組みになってます
初見だと?のまま進行するシーンも多いんですよね

この作品の素晴らしいのは美しい映像だけでなく音楽が特に凝ってます
映画版は更にアップグレードされてるので、何で続編を映画で?と思う人も多いでしょうが、映画館で観ることで映像と音楽の良さが改めてよくわかるので、今年の秋公開予定の第2章から観る人は是非映画館に行ってください

最初に見に行ったのが普通のシネコンのブルク13なので音響は映画館の標準で、それでも十分良かったのですが、2回目は音響の凝ったとこで観たくなりチネチッタのCボールサウンドで観ました
音響の良い映画館で観るとさらに良くなるので円盤で観る人はその辺こだわって観てほしいです
主要キャラも感情移入しやすいし、アクションもカッコいい。時代はこういうカッコいい女の子を求めてるんだなって改めて思います

気になるのはWeb舞台挨拶で主要キャラの誰かに死亡フラグが出てることで、監督さんも特定してなかったけど、ドロシーだけは殺さないで欲しいな
でも、ドロシーじゃないなら誰?と言われても選べません、それくらい全員が魅力的なんですよね
次の公開が楽しみです

*主人公アンジェ役が今村さんの引退により、古賀さんに変更になってますが、全く気になりません
プロの声優さんの凄さに改めて感心しました

投稿 : 2022/10/01
♥ : 1

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

嘘つきは疲れる

視聴前 一応キャラの名前だけ確認しとこ

視聴後 そういう感じね

この話は黒トカゲ星人が嘘を付き続ける話
ジャンルはスパイ・戦争
2017年のアニメがなぜ急に映画化したのか、はたまた最初からあったのか、正直そこまで気になってなく調べてないのでわかりませんが、2021年に公開、ということで視聴。
3,4年も前のコトなんぞほとんど覚えていないでしょうから、一応本作を見る前に主人公たちの名前を確認しました。が、案外覚えているものですね。
流石に細かいシーンなどは覚えてませんでしたが、本作を楽しむのには十分な感じでした。
そして本作は一応6章から構成されるそうです。同時期に殺っているガルパンもそうですが、なぜ新作TVアニメではなくOVA先行上映という形で放送するんでしょう。よくわからないです。

さて本作の内容です。6章と言ってるくせにとか言うと怒られそうですが、一話(章)完結型です。ある程度本作内で完結しています。ただ、謎の部分や伏線が残された状況なのでこれから徐々に処理していくのでしょう。要はTVアニメと同じパターンですね。まぁガルパンみたいに中途半端で終わって「これからどうなる!?」とかやられても困るので正直助かるっちゃ助かるのですが。

前半から説明やダイジェストなし、いきなり展開が始まるので、キャラの顔や名前を見てもピンと来ないかたは見直したほうが良さげです。
後半から展開が続きますが、やはり限られた時間での物語なので割と雑に終わります。この終わり方が次作にどう響くのかが気になりますが、気長に待つとしましょう。

監督は橘正紀さん。
シリーズ構成・脚本は木村暢さん。ニャル子やビルドダイバーズなどを担当された方ですね
キャラデザは秋谷有紀恵さんと西尾公伯さん。
劇伴は梶浦由記さん。
アニメ制作はアクタスさん。単独ですね。という今更ですが、ガルパンもここ担当でしたよね。六部構成は縛りなんでしょうか

作画は良かったです。戦闘を含めた動きが細かく丁寧さを感じました。
主題歌はKonnie Aokiさん作詞、高橋諒さん作編曲、Void_Chords feat. Yui Muginoさん歌唱の「LIES & TIES」
声優さんはとても良かったです。

総合評価 まだ一部なので判断尽きませんが、期待はしている

投稿 : 2022/10/01
♥ : 6

77.2 11 2021年冬(1月~3月)アニメランキング11位
ソウルフル・ワールド(アニメ映画)

2020年12月25日
★★★★★ 4.2 (13)
32人が棚に入れました
もしも、この世界とは違う“どこか”に、「どんな自分になるか」を決める場所があったとしたら…?
ニューヨークに住むジョー・ガードナーは、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師。
ある日、ついに憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れた直後に、運悪くマンホールへ落下してしまう。彼が迷いこんだのはソウル(─魂─)たちが暮らす世界で、彼自身もソウルの姿に…。そこは、ソウルたちが生まれる前に、どんな性格や興味を持つかを決める場所。でも、22番と呼ばれるソウルだけは、人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられないまま、もう何百年もこの世界にいた。
まるで人生の迷子のように生きる目的をみつけられない22番と、夢を叶えるために何としても地上に戻りたいジョー。正反対の二人の出会いは、奇跡に満ちた冒険の始まりだった…。

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

意味や目的を超えた先に見える物…。「ジャズる」のが得意なんだろ?。

流石すぎるピクサー映画…。こんなにエンタメとテーマが見事に噛み合い、楽しくそして大人な地平に立った作品を作れるのは世界に一つだけだろう。夢を追う主人公なら夢が叶いました、或いは自己実現しましたが普通ならゴールになりがちだが、その更に先を行くとは…。


 とにかく楽しくて入りやすい世界観やキャラクター達の仕上がり具合の素晴らしさはピクサー、特にピート・ドクター監督の十八番だから今更言及するまでもないだろう(それだけで驚異的なんだけど)。しかし、本作は今まで以上の境地に達している。


 アドラーも指摘していたことだが、夢を追ったり自己実現が人生の目的になるとじゃあそこに達するまでの人生は無駄なのか?ということになる。まして当初の目的に到達しなかったらその人生は無意味なのか?。それは追うこと自体が目的になってしまった作中の迷える魂たちと同じなのではないだろうか?。「メンターたちはみんな同じことを言う。人生の目的だの、意味だの…。もっと単純なことなのに」


 仮に夢に達したとしてもそれで人生は上がりなのだろうか?。否、人生は続く。そうしたら後の人生はルーティーンになってしまうのか?。「きらめきは人生の目的じゃない」。


 人生を生きるという事は、生を一瞬一瞬尊ぶことだ。単なる生活の一部だと思っていた食べる歩くこと、日差しを受けること、舞う木の葉を見ること。自分が出会った世界と人々に心からの感謝を、生の目的も意味も生の中自体にあって外部にはない。「きらめき」はその事に気付かせてくるれる助け手でしかない。


 その事を台詞に頼らず映像と、それまでの話の流れで痛感させてくれる上手さと大人っぷりはもう想像を絶する高みにある…。コロナで世界が幼児化している中でこんなに地に足がついて、同時に高貴を失わない精神があるなんて、これこそ「きらめき」だ!。


 ワガママを言うなら、良いとこでスパッと切った感じだけど、こんなに面白いとどうしてもエピローグ的な部分が見たくなっちゃう。後、正直キャラクターのキャッチーさが今までのキャラ達に比べちゃうと弱い部分がある。ただ、私としてはドストライクだし、間違いなくピクサーの最高の到達点の一つだろう。Disnyの回し者じゃないし、むしろDisnyランドに殺到してる人達にはケッ!って感じな私だが、本作のためだけにもDisny+に入らないなんてありえないと言いたい。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 11

ハンガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

タイトルなし

良かったところ
・カウンセラー・ジュリーの人となり
・キャラクターや世界観の表現の幅が広いこと。
→いい感じのルックデブのメイキング動画があったら教えてください
・ソウルの世界への転生描写がインターステラーを彷彿とさせる。引き込みはとてもよかった。

悪かったところ
・スピリチュアルな感じがどうも肌に合わない。
・感情を揺さぶられるシーンがほとんどない。感動できなかった。

まとめ
映像として観る分には面白いけど、エンタメとしてはあんまり好みじゃなかった。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 1

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

きらめき

じーんとくる映画。夢を掴み取ることだけが幸せなのでしょうか?色々考えさせてくれます。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 3

76.9 12 2021年冬(1月~3月)アニメランキング12位
五等分の花嫁∬(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (411)
1720人が棚に入れました
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、さらに信頼が深まった風太郎と五つ子たち。そして今度こそ、五つ子たちの赤点回避をすべく家庭教師業に邁進しようとした矢先にトラブルが続出。さらに風太郎の初恋の相手である“写真の子"が現れ・・・!?風太郎と五つ子の新たな試験が幕を開ける──!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

中野家に行こう!!

原作未読

こっちのGOTO分は中断せず完結までやる気ですね。放送終了後に「続編制作決定!」です。
五つ子のキャストが豪華だといっとき話題になったマガジン発ラブコメの第2期。続きもんです。

 うえすぎくん

といえば五つ子よりも双子を真っ先に思い浮かべる世代の私。少なくともサンデーではやらなさそうなアクロバティックな設定といいますか正統または王道にはなれない飛び道具みたいな作品の位置づけかと思います。一人に対して恋敵が多すぎるのです。
そんな飛び道具らしい尖りを魅力と捉える向きがある一方で、多くは“ラブ”に期待できないまま、1期の電波ソング『五等分の気持ち』や豪華キャスト&ハーレム司令塔松岡さんに見られるキャラ先行作品と嫌がって離れた方も多かったのではないかと思います。1期終わって自分はややネガティブ寄りでした。そんな入りからの2期でしたがややポジティブ寄りでいったん完走です。なぜか?

“強み”を自覚したからではないかと思います。
ひとつは“キャラ”。画が安定したことで声優陣おんぶに抱っこから脱却をはかれたと思います。
二つめは“花嫁レース”が始まったこと。各馬紹介の1期から発走した2期だったと言えましょう。

嫌な言い方すると「ラブゲーム」or「ラブストーリー」に期待できないし、大きな流れで捉えると矛盾だらけになるから、刹那のキャラの輝き(かわいい、良きセリフ)に頼るしかないのです。そのポイントが底上げされた感じ。そこにもう一つのスパイスをかけます。射幸心を煽る本作の売り

 誰が花嫁になるの?

競馬ファンは事前情報でも楽しめますが、素人は発走してからが本番です。
ケアすべきところをケアすることで作品としてきゅっと締まったといってもいいでしょう。ポジショニングの鬼イニエスタ加入で変わったヴィッセル神戸みたいなもんです。ラブコメリーグの最高峰サンデー(仮想バルセロナ)だろうが極東リーグ的なマガジン/ジャンプ(仮想ヴィッセル)であろうが要所を抑えれば試合になるってことです、、、たぶん。
ちなみに自分は五人ともOKです。裏を返せば誰でも良いとの鬼畜回答。
{netabare}1位③ドベ①が模範解答かもしれませんが、逆張りでなく良し悪しトータルで五十歩百歩な気がします。③は意思疎通に難がありすれ違いが頻繁に起こりそう。いざ付き合って壁が取れたら豹変する未来が見えます。逆に①をフォローすると母親死亡時の⑤を見て“姉”を演じざるを得なくなるなど調整役と言い聞かせてきた半生から転じて、それでも賭けに出るほどの自分の意志を示そうとした勇気はなかなかできるものではないと思います。{/netabare}
{netabare}それでもキャラ描写が分散しちゃって、各々好きになる理由が希薄だったり♂が朴念仁なのもあって男女間のやり取りの妙は皆無でございました。{/netabare}


なおラブストーリーに期待できない理由は1期レビューにて。基本評価は変わらずです。

 物語性に蓋をするからこそ成立する

少なくとも登場人物の気持ちに寄り添ったり心情を重ねるなんてことはありませんよね?
なんだかんだ乗り切れない理由も挙げておきます。以下敬称略

{netabare}⑤なんですけど大好きなお母さんの職業(教師)を目指すは良いとしてそんな家庭環境だったらもう少し成績マシだと思います。揃いも揃ってという作品の根幹部分が不思議でなりません。{/netabare}
そもそも通う学校や居住場所も同じ。年齢も同じ。顔は一緒だと言いながらそこはさすがに差をつけてはいたものの化学反応させるための素材が似たり寄ったりなため、“性格”と“声”に我々の意識が集中せざるを得ないのです。

もったいないとは感じません。求められてる役割はこなしていると感じる佳作でした。
続編視聴は微妙です。



※ネタバレ所感

■フォルテッシモ!?

2期のタイトル。パッと見た感じ2期を表す記号は単なる“Ⅱ”とは違います。音楽用語でいう“フォルテッシモ”かと思いましたが積分記号“インテグラル”って見方もあるようですね。

{netabare}賞レースの鍵を握る少女レナの正体が⓸だと確定し、先行①②③に⓸が入ってくる終盤の流れでした。前者は消えた感あります。思えばどんな時でも姉妹優先で動いてきたことで他4人からの祝福を最も受けやすい存在になってたりします。{/netabare}
{netabare}でもそれミスリードなんじゃないかしら。⑤が捨てがたい。そこで“ff”、伊語はラテン系です。
レナは“RENA”“LENA”ってことになるわけでラテン語系で“LE”は“ル”と読みます。すなわちレナ=ルナ(月)。①にとって刹那の七並べが大事な思い出だったこと同様に、フータローにとってのレナとのクライマックスエピソード部分を担っていたのが実は⑤のレナでした、なんてことがあったら面白いかも。1期第1話しょっぱなは⑤から始まったしあとあと納得しそうです。{/netabare}

完結作品の予想なんて意味ないでしょうが私マンガ読んでないのでこの点まだまだ楽しめそう。


■みかたを変えれば…

前述“性格”と“声”で差をつけるしかない制約大な本作品。
実際良し悪しでして、インパクトありそうなことを思いつきでやってるような進行のためお世辞にも物語としてOKかは微妙なんです。
ただ頑張ってるなと個人的に思ってるとこもあって、、、
三角関係つまり3~4以上プレイヤー増やすほどにパズルは精緻さを求められるわけです。せいぜい2:3か3:3が限界値で本作のように1:5なんて土台無理。あまり踏み込まず俗に言う“ハーレム”でお茶を濁す以外ないのに、これけっこう踏み込んでるんですよね。
たぶん描き始めて作者は後悔したんじゃないかしら。敢闘賞を送りたい作品でもあります。



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.03.31 初稿
2022.02.10 修正

投稿 : 2022/10/01
♥ : 34

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ようやく動き出したか

風太郎と昔出会った女の子について完全には明かされないが、少しずつ動き出してきた。そして、五つ子が積極的になってきた。試練だったり、姉妹同士での思惑が交錯したりとよりスリリングな展開に。

続きが気になる終わり方。


OP
五等分のカタチ 中野家の五つ子
ED
はつこい 中野家の五つ子
今回はどちらの主題歌も中野家の五つ子。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、さらに信頼が深まった風太郎と五つ子たち。そして今度こそ、五つ子たちの赤点回避をすべく家庭教師業に邁進しようとした矢先にトラブルが続出。さらに風太郎の初恋の相手である“写真の子”が現れ・・・!?風太郎と五つ子の新たな試験が幕を開ける──!!


第1話 今日と京都の凶と共
波乱の林間学校が終わったのも束の間、ひき始めの風邪が悪化し、入院することになった風太郎。林間学校での様々なイベントを通し、距離が近づいた五つ子は、風太郎のお見舞いにやってきた。そこで、五月から何故勉強をするのかその理由を聞かれた風太郎は、5年前に京都で出会ったある女の子の話をすることに。

第2話 七つのさよなら 第一章
期末試験まで残り1週間。次こそは赤点を回避すべく、リベンジマッチに燃える風太郎とそれに答えようとする五つ子。しかし、1人乗り気でない二乃は、何かと三玖と衝突してしまう。目標達成のため、二人の仲を取り持とうと画策する風太郎だが、逆に二乃を怒らせてしまい……

第3話 七つのさよなら 第二章
落ち込んでいる風太郎を見かねて、仕方なく部屋にあげた二乃。何があったのかと聞かれた風太郎は、五年前に京都で出会った女の子と再会したことを二乃に打ち明けることに。すると、2人きりだと二乃とも普通に話せることが分かった風太郎は、再び二乃に帰るよう説得をする。しかし、二乃にはある心残りがあり…

第4話 七つのさよなら 第三章
陸上部の手伝いと勉強を両立しようと頑張る四葉だが、急遽合宿が決まり、益々追い込まれてしまう。何とか四葉を救い出そうと、風太郎と一花、五月は陸上部の所へ向かうことに。一方、二乃を説得するためホテルに訪ねてきた三玖。『過去は忘れて今を受け入れる』、再び五つ子が揃うことは出来るのか─

第5話 今日はお疲れ
一度は家庭教師を辞めた風太郎だったが、五つ子の必死の説得により、家庭教師を続けることに。年が明け正月、らいはと共に参拝にやってきた風太郎は、偶然五つ子に遭遇する。五つ子の新しい家に立ち寄ることになったものの、何故かあの手この手で風太郎をもてなそうとする五つ子。いつもと違う様子に怪しむ風太郎だが、五つ子の本心は……!?

第6話 最後の試験
次の試験で赤点回避が出来なければ転校することになった五つ子。一丸となって乗り越えようと頑張る風太郎と五つ子だが、その思いとは裏腹に中々思うように成績が伸びないことから気持ちが焦りだしてしまう。果たして無事に『最後の試験』を突破出来るのか─!? 

第7話 攻略開始
風太郎と五つ子の努力が実を結び、ついに全員で赤点回避を成し遂げた! 試験突破のご褒美に祝賀会を開くも、そこに二乃の姿はなかった。すると風太郎は、全員強制参加だと二乃を迎えにやってきた。風太郎と決別しようとしていた二乃だったが、思わず感情が溢れ出し……

第8話 スクランブルエッグ
春休みに入り、五つ子と距離を置こうとしていた風太郎だったが、家族旅行で訪れた温泉宿で中野家一向と遭遇してしまう。お互いがギクシャクしている中、何故か風太郎に家庭教師を辞めるよう促す五月の偽物まで現われ…… 果たして風太郎は、偽五月の正体を見つけ出すことができるのか!?

第9話 ようこそ3年1組
一花の提案で家賃を五等分することになった五つ子。それぞれバイトを探す中、風太郎のバイト先に二乃と三玖が面接にやってきた。募集1名の枠に選ばれたのは─春休みが終わり、無事3年生に進級した五つ子と風太郎は、まさかの全員同じクラスに! 面倒ごとに巻き込まれないよう振る舞う風太郎だが……

第10話 五羽鶴の恩返し
中野家の父が、家庭教師の後任をクラスメイトの武田に任せたいという話を聞いた風太郎。そこで、家庭教師を続けながら今度の全国模試で一桁の順位を取るという条件で武田と勝負をすることに。一方、一花は風太郎を他の子に取られたくないという気持ちから、ついに行動に出る。

第11話 シスターズウォー 前半戦
風太郎との進展を図るべく、それぞれが思惑の中、修学旅行への意気込みを露わにする。そして迎えた修学旅行当日。一花、二乃に加え、五月まで態度が豹変し、困惑する四葉。不穏な空気の中、風太郎と班が離れてしまった五つ子は、何とか二人きりになるチャンスを伺っていた矢先に……

第12話 シスターズウォー 後半戦
それぞれの思いがぶつかり、ギクシャクする風太郎と五つ子。修学旅行最終日。コース別体験学習で風太郎と二人きりになれるよう、最後は運に任せることにした五つ子。果たして5つのコースの内、風太郎のいるコースを選ぶのは…… そして、五つ子の思いはどう形づくのか─

投稿 : 2022/10/01
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2≦5<4<1<<<<3(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期のラブコメ全開から、シリアスな恋愛面が強調された2期。

作風的には1期のノリの方が好きでしたが、2期によってキャラクターは深まったので、トントンかなと。

レビューでは、私の好きなキャラについて(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、完全に三玖一強ですね。主人公とのエピソード数が多いし、そもそも私はクーデレ好きなんすよ(笑) 

この間、近くのローソンに行ったら5つ子のグッズがあり、三玖だけ売り切れでした。やっぱり人気あるんだな~と。

次に好きなのは、一花ですね。三玖とは逆で、多分、人気はないでしょうが(笑)

本作ではダークモードになりましたが、ああいう部分含め、良いなと思います。本来5人の違いなんて全然ないのに、ムリにお姉さんぶろうとしている不器用さや、その中で出したワガママに、人間らしさを感じました。

私は結構、メンドクサイ女が好きです(笑)

ここにニ乃を加えた3人が、本クールのメインキャラクターでしたが、、、逆に、だからこの3人は正妻じゃないのかな~とも思います。

こういう平等ハーレム作品の場合、後半のヒロインが正妻になる確率高いですしね。まだヒロイン力を出していない四葉と五月が本命でしょうか。ただ、最終話Cパートで、ああもはっきり五月を推されると、逆に四葉が怪しいよな~とも思います。初恋の相手だし。

と、冷静に分析するとそうなんですが、やっぱり私は三玖を推したいですね。

私の場合、ハーレムモノは「誰に勝ってほしいか」より「誰に負けてほしくないか」で考えます。言い換えれば、「誰に泣いてほしくないか」。その観点で言えば、圧倒的に三玖。

二乃を筆頭に、あとの4人は、フータローと結ばれなくても、(性格的に)他の誰かと幸せになれそうな気がするのですが、三玖に関しては、なんかずっと引きずって次に行けなそうで。私は性分的に、勝者より敗者に感情移入するんです。

ちなみに、私の三大属性は「クーデレ」「負けヒロイン」「幼なじみ」です。補助として、「文学少女」「ショートカット」「貧乳」「不器用」などがつきます(笑)

姉妹の中では、これらの要素に当てはまるのは三玖ですからね。原作ネタバレはしないように注意してるので、私の指摘は的外れかもしれませんが、とにかく、ないだろうけど三玖の正妻を心から祈ります!

にしても、姉妹思いで、皆、前に進もうと必死なのが好印象の5人ですね。あの六つ子に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ついで(笑) にらめっこ(笑) てか、5年前なら記憶あるよな、普通。

2話目 ☆3
喧嘩と家出。五月は完全に溶け込んでるな~(笑)

3話目 ☆4
幻じゃなく、本当に居たのか。なんか、ミステリーのように(笑) キンタロー君、超優しいんですけど~(笑) 

4話目 ☆4
確かに、変装はお互い様だな。紅茶も緑茶も同じ葉で、発酵の違いというのは知っていたけど、それをこの五つ子に使うのは上手いな。髪の長さは、当たり前過ぎだな。四葉が切れたと思ったら、二乃。ミディアムヘアに。二乃に遠慮してる(笑) 失って初めて、というやつですね。三玖のショックの受け方が。五月が、有事です(笑) 謎の店長w 二乃ツンデレ。死ぬぞ(笑) まあ、六等分の方が簡単だし(笑)

5話目 ☆3
三玖(笑) まさかの四葉(笑) 一花、恥ずかしいんかい(笑) 五月から懐柔。

6話目 ☆3
月命日。まあ、自分のためにもなるのかな。姉妹、順番に攻略。三玖、やっぱり良いな。

7話目 ☆4
二乃の先制攻撃、フータローに改心の一撃(笑) 

8話目 ☆4
五月の森(笑) まあ、中身で判断ね。本作の核心ですもんね。

9話目 ☆4
五つ子で同じクラスは、圧力ない限り、ないだろ(苦笑)
二乃、デレッデレだな(笑) 一花、可愛いけどな。

10話目 ☆4
一花の暗躍。これ、キャラとして吉と出る凶と出るか。四葉にもスポットを当てる。全員、気まずい(笑)

11話目 ☆2
ギスギス感は、あまり楽しくないな~。ニノ、大活躍。

12話目 ☆4
ミク、ダークモード。一花、ダメになるところが、魅力的でもある。こうなると、イツキの存在感の薄さと、四葉が(笑) いつき、ナニがあると?(笑) 自意識過剰君(笑)
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 25

76.6 13 2021年冬(1月~3月)アニメランキング13位
劇場版ポケットモンスター ココ(アニメ映画)

2020年12月25日
★★★★★ 4.1 (30)
141人が棚に入れました
ポケモンに育てられた少年ココ。
この夏、ポケモンと人間の、新たな絆が生まれる。


人里から遠く離れたジャングルの奥地。

そこに、
よそ者が足を踏み入れることを許さない、
厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園、
オコヤの森があった。

その森で、幻のポケモン・ザルードに、
ポケモンとして育てられた少年ココ。

自分のことをポケモンだと信じて疑わないココは、
ある日、サトシとピカチュウに出会い、
初めての「ニンゲンの友達」ができる。

自分はポケモンなのか?
それともニンゲンなのか?


オコヤの森に危機が迫った時、
ポケモンと人間、親子の愛が試される。

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、堀内賢雄
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少年はポケモンとなる

本当の親子って?育てるって何だ??ポケモンと人間の、ちょっと変わった親子の物語。人里から遠く離れたジャングルの奥地。厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園、オコヤの森があった。そこで仲間たちと暮らしていた頑固者のザルードは、ある日、川辺で人間の赤ん坊を見つける。「ニンゲン、これが・・・」見捨てられないザルードは、森の掟に反して、赤ん坊をココと名付け、群れを離れてふたりで暮らすことを決意する。ポケモンが人間を育てる生活が始まって10年。ココは、オコヤの森にやってきたサトシとピカチュウに出会う。初めてできた「ニンゲンの友達」。自分のことをポケモンだと信じて疑わなかったココの胸の中に、少しずつ疑問が芽生え始める。「父ちゃん、オレはニンゲンなの?」自分はポケモンなのか?それとも人間なのか?悩むココだったが、ある日、招かれざる人間の足音が森に近づいてきて、平穏な日々が一変する―。というあらすじ。


コ↑コ↓って本人も発音していたし、作品には失礼なことが頭に浮かんでしまったのだが、個人的には感動して思わず涙した作品だった。

作品は昔あった狼に育てられた少年にあるのだろうか。他にも野生児いるみたいだけど、割とそんな感じかな。
人間界に溶け込めない。勿論、人間の言葉話せない。
自分のことをポケモンだと思い込むし、育ての親もそう思わせるように育てているわけだが、実際の体の構造の違い、身体能力の限界などが明らかに違うことを教えるという葛藤。
{netabare}ザルードの技を使えて、育ての親を助けることができ、最後はポケモンになれた。前頭葉が弱いので、泣けました。{/netabare}

最後は親元を離れるけれども、馴染むことはできるだろうか?
実際の野生児は大変苦労したみたい。人間というよりヒトだから。

{netabare}
親に捨てられたわけではなく、実は作品の中で事件の首謀者となる男(やはり山寺宏一さんの出番)が親を事故死に見せかけて殺していたというね。
子供を守るため、仕方なく森の中で避難させた。
ポケモンの世界で殺人なんて滅多にないことだったから、これも衝撃だった。{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

先の読める展開でしたが、良い映画だった

アニメ"ポケットモンスター"の劇場版23作目。
本作でメインで描かれるのは、幻のポケモン"ザルード"で、前売り券購入で色違いセレビィと共にGETしました。
ストーリーはアニメシリーズとは関連しないスピンオフとなっています。
サトシとピカチュウ、ロケット団や個性的なポケモン達は当然ながら登場しますが、アニメシリーズやゲームは追いかけていなくても視聴する上で問題ないと思います。
ただ、ポケモンは多数登場するので、そもそもポケモンを知っていないと面白さは半減すると思います。
ホシガリス、ウッウ、タイレーツ、ワシボン、カジリガメなどが活躍しましたね。

ザルードに拾われ、ポケモンとして育てられた少年"ココ"が、街でサトシとピカチュウに出会い、自分の種族がニンゲンだと気づく。
彼の出生の秘密が隠されていると思われる打ち捨てられた研究所から手がかりを得て、彼を知ると思われる研究機関"ビオトープ・カンパニー"のゼッド博士のものと訪れる、という展開です。
どこかで見たような先の読める展開でしたが、親子の絆の描写は丁寧で、後半は盛り上がりました。
テンポもよく、途中退屈することも無かったです。
まとまっていて良かったと思いますが、CMの「とーちゃんだー」がせっかく良い作品なのに感動ポルノのような感じを匂わせてしまってマイナスに思いました。
本編でも「とーちゃんだー」が出てくるので、せっかくいいシーンなのにやめて欲しいと思いました(私だけでしょうか)。
あと、凄い身体能力を持つココが女の子の声で、柔らかそうな体つきなのが不自然でした。
肉体バッキバキで自信に充ちた兄貴声にしろとは言わないですが、境遇を考えると声優は男性がよかったなと思いました。

声優と「とーちゃんだー」を除けばアクションシーンの作画も良く、ロケット団の"らしい"行動も良かった。
テーマもわかりやすく、いい作品と思いました。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 2

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

めーいっぱい泣かせていただきました。

ポケモンの映画にはホントにお世話になったなぁ。
うっとこの娘がちっちゃいころ夏になったら必ず映画館にいってたもんさね。

いつくらいまで見に行ってたかなぁ。
ルカリオくらいかなぁ。

確かルカリオの時、名古屋にポケモンの遊園地が期間限定で開催されてて、それ行ったなぁ。

そこでルカリオの帽子買ったんだけどあれどこいったかなぁ。


劇場版ポケットモンスター ココ。
これ実は見たかったんだよなぁ。

もう娘と一緒にポケモンの映画を見に劇場まで足を延ばすなんてことはありませんので、ひとりでこっそりアマプラで見ちゃいました。


ああ。ポケモンの映画。

それだけでなんか夏休みだなとか子育てが大変だった時期だったなとかなんかいろいろいろいろ思い出して。

いやー。ポケモン全然知らんやつばっかじゃん。
ラ・ラ・ラ言えるかなーポケモンの名前ーってボクの知ってるポケモン全然いないじゃんかー。

にしてもロケット団。相変わらずいい仕事してくれてるぜ。
コジロウ声炭次郎の親父じゃんか。もっと声若かったのになぁ。
ムサシは全然かわってないのね。あとニャースも。
なんだかとってもいいかんじーってのはもう言わなくなってんのか。
あれ好きだったのにな。


そんな心持でもってこの映画見ちゃうとですね。
そらあもうだめですってば。


めーいっぱい泣かせていただきました。

話はですね、やっぱりご時世かグローバリゼーションの波が押し寄せていてなんかヤな感じなんですが、カンクローのくどい芝居と上白石妹のアレな芝居がいろんな意味でとにかくよくて、まいりました。

なーんかよかったですわ。
たまにはポケモンの映画もいいもんですな。

なんだかとってもいいかんじーーーーー。
なのでした。


終わり。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 4

76.2 14 2021年冬(1月~3月)アニメランキング14位
ワールドトリガー 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (167)
657人が棚に入れました
三門市。人口28万人。ある日この町に異世界への門が開いた。「近界民(ネイバー)」後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門付近の地域を蹂躙、街は恐怖に包まれた。近界民に地球上の兵器は効果が薄く、都市の壊滅は時間の問題と思われた。しかし、その時突如現れた謎の一団が近界民を撃退。近界民の技術を独自に研究し、「こちら側」の世界を守るため戦う組織、界境防衛機関「ボーダー」。彼らはわずかな期間で巨大な基地を作り上げ、近界民に対する防衛体制を整えた。それから4年。門は依然として開いているにも拘わらず、三門市を出て行く人間は驚くほど少ない。高校生の三雲修もまた、ボーダーに所属していた。ある日、修のクラスに転校生がやってきた。空閑遊真と名乗った少年は、何故かボーダーの人間にのみ携帯を許される「トリガー」と呼ばれる武器を持っていた。修に問いただされた遊真は言う。『俺は門の向こうの世界から来た。お前らが言うとこの「近界民」ってやつだ』遊真と修、二人の物語が動き始める。

声優・キャラクター
村中知、梶裕貴、田村奈央、中村悠一、島﨑信長

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

熾烈を極めるボーダーB級ランク戦!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期は視聴済です。


1stシーズンから“4年半”の時を経て超進化を遂げてアニメ「ワールドトリガー」が帰ってきた!
シリーズディレクターに畑野 森生(代表作「聖闘士星矢Ω(第1期)」、
「ドラゴンボール超(未来トランクス編)」)を新たに迎え、
シリーズ構成・吉野 弘幸、キャラクターデザイン/総作画監督・海谷 敏久、
音楽は川井 憲次が継続参加し前作を超える本領を発揮!
超豪華スタッフで送る渾身の新生「ワールドトリガー」をぜひお楽しみに!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
そう、TVアニメ版第1期から4年半も経過しているんです。
もう続編は無いものとばかり思っていたので、続編放送を聞いた時には素直に嬉しく思いましたが、同時に第1期の内容を殆ど忘れていることにも気付きました。

第2期放送前に第1期の再放送があったようですが、そちらは時間が捻出できる未視聴のまま、本作の視聴に臨むことになりました。


新たな脅威に立ち向かう界境防衛機関“ボーダー”の精鋭たち!

未知なる力を持つ「近界民(ネイバー)」の襲撃に対抗すべく設立された界境防衛機関“ボーダー”。
その末端に所属する三雲 修(CV梶 裕貴)は、偶然知り合った「近界民」空閑 遊真(CV村中 知)と
幼馴染である雨取 千佳(CV田村 奈央)と共に三雲隊を結成、
「近界(ネイバーフッド)」への遠征部隊加入を目指すべく
ボーダー内部のランク戦を勝ち抜こうと奮闘していた。

そんな中、新たなに「近界」からの襲撃が予測されるという情報がもたらされる。
最大級の軍事国家アフトクラトルによる第二次大規模侵攻の傷の癒えぬ三門市と
市民の混乱を避けるためボーダーは迅 悠一(CV中村 悠一)の予知をもとに
A級を中心とした精鋭隊員による極秘迎撃態勢を整えようとしていた。

「門(ゲート)」が上空に発現し、攻撃手(アタッカー)ランク1位の太刀川 慶(CV浪川 大輔)が
動き出そうしたその瞬間、迅が捉えた未来はー!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

ぶっつけ本番で第2期の視聴を始めましたが、視聴を進めるうちに記憶が色々と蘇ってきました。
全然忘れていると思っていたのに…人間の記憶って凄いなと改めて思いました^^;

物語はB級ランク戦の真っ只中…

隊長である三雲 修を筆頭に、空閑 遊真、雨取 千佳を擁する玉狛第2は、どうしても遠征部隊に加入しなければならない理由がありました。

ですが、「行きたい」と手を挙げれば行けるという甘い世界ではありません。
ボーダー最高位であるA級ランク若しくは同等の実力が無ければ加入は許されないんです。

加えて、玉狛第2は結成して間もない新人部隊…
空閑 遊真の実力はA級に対して見劣りしないものの、修と千佳は他の部隊の精鋭たちと比べると決して強いとは言えません。
だから、総合力で本来の実力+αを引き出し続けなければランク戦を勝ち上がることはできないんです。

ですが、周りからそのようなレッテルを貼られて指を咥えている二人ではありません。
状況が少しでも自分たちが有利に進められるよう、自分たちの強みを活かし相手に戦いづらいと思わせながら戦闘を続ける二人は着実に強くなっていると思います。

この3人一緒の感じが堪らなく心地良いんですよね。
この作品の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。
そんな玉狛第2にもどうやら転機が訪れるようですが、良い方向に転がってくれるのを期待しています。

オープニングテーマは、TOMORROW X TOGETHERさんの「Force」
エンディングテーマは、神はサイコロを振らないさんの「未来永劫」

1クール全12話の物語でした。
第1期が全73話もあっただけに、1クールだけだと短さを感じてしまいますが、2021年秋アニメで3rdシーズンが放送されるそうなので、秋を楽しみに待ちたいと思います。
今度は半年後なので、物語を忘れる心配もありませんしね…

投稿 : 2022/10/01
♥ : 8
ネタバレ

まつはや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作ファンには嬉しい出来

【総評】

一つの「アニメ」として見ると演出や音響に若干の不満点はあるものの、原作を尊重し、原作をアニメという媒体に落とし込む、という点では充分満足を得られる作品でした。
戦闘描写について、作画崩れは少なかったのですが、動きが硬いシーンが散見されたので、3期ではそのあたりが改善されるといいなと。


■8話感想
{netabare}
B級ランク戦Round5が終結した。破れはしたものの次の試合への士気を高める柿崎隊と、悔しさをバネにもう一度奮起しようと決意を固める香取隊。一方玉狛第二ではヒュースをチームに加入させるか否かという話題が浮上する。

次の展開への橋渡し、所謂休憩回でした。香取隊の華さんの「悔しいって思えるならまだ強くなれるはずだから」は個人的にとても好きな言葉なのでアニメで聞くことが出来てよかったです。VS香取隊VS柿崎隊は全体的に作画が安定したままかつよく動いており満足感が高かったので、次のランク戦もこの調子でお願いしたいところ。
{/netabare}
■7話感想
{netabare}
柿崎隊長渾身の一撃は遊真を落とすには至らなかった。三名中二名が落とされもう後がない照屋隊員は千佳へと急接近し、一か八かの勝負に打って出る。一方ワイヤー地帯で苦戦を強いられる香取隊。そんな中葉子は数年前の出来事を回想するのだった。

ついに4話に渡ったランク戦の決着がつきました。
今回の見どころは葉子と華の回想ですね。音と色が付くことで原作以上に第一次侵攻の悲惨さ、そしてそれに伴う葉子と華がランク戦にかける思いが強調されていたように思います。

しかしことワートリにおいてはどんなバックグラウンドも勝ち負けに直結しない。
才能(トリオン量)のない者と優れた能力を持つ者のコンビ。友達がネイバーにさらわれた為遠征を目指すという動機。自分たちと似たようなバックボーンを持ちかつ怒涛の勢いでランキングを駆け上がる彼らは、壁にぶつかりもがく葉子には眩しすぎたのでしょうね。
{/netabare}
■6話感想
{netabare}
ワイヤー陣を巧みに利用し香取隊、柿崎隊を追い詰める玉狛第二。香取隊と柿崎隊は利害の一致から協力し、二手に分かれてスナイパー千佳の待つワイヤー地帯へ攻め上がるが……

柿崎隊長の心理描写が印象的な回でした。ワートリは戦闘時に回想を挟むことがあまりないなのですが、ことround5では主人公陣営ではなく迎え撃つ二隊にそういった描写が多いのが見所です。主人公陣営が「持つ者」なら二隊はいわゆる「持たざる者」。才や技術では劣るものの、イコール価値がないということにはならない、と吠える柿崎隊長の人柄が魅力的。
作画に関しては遊真のワイヤー起動がよく動いていましたかね。巴と遊真が会敵した際、巴視点で上下逆さまな遊真の顔をアップで写してからカメラを引き、首が落ちている画を見せるシーンが秀逸。
{/netabare}

【5話まで視聴済】

約四年ぶりの続編ということで感慨深いものがある本作。
今のところ作画演出共に一期より高水準で、作品のミソである「多人数が入り乱れる戦闘」の魅力を描けているのではないかと思います。
基本的に原作に忠実ながらも所々細かい補完もあり、原作既読勢が「あのキャラが動いてしゃべっている!」というモチベーションで視聴継続するのに十分値する出来です。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 2

minuto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

過小評価アニメランキング第1位

欠点が無い。完璧と言って良いアニメ。『面白かった!!』『早く続きが見たい!!!』とか書いてるくせに、評価は3.5にしてたりと、ここにレビューを書いてる人は正直言って何がしたいのかわからない。二重人格なのか?

まず、話の内容は素晴らしい。たまに『ランク戦ばっかでつまんない』みたいなコメントを見かけるが、確かにランク戦ばっかりではある。が、そのランク戦の内容はとても複雑で、予期せぬ展開が何度もあり、これは主観ではあるが、つまんないと思うのはランク戦の内容に思考が追いついていない人かよっぽどの飽き性だけだと思う。めちゃくちゃ面白いです。

じゃあランク戦の何が面白いか。それは、戦いの内容が、複数のチームを絡めた、頭脳戦である事。自分は、能力バトル漫画も見るし、中にはとても面白いものもある。だが、戦いの中での驚きや、戦略に対する感動など、頭脳戦には能力バトル漫画に絶対に出せないものがある。そして、頭脳戦は漫画の数自体がそもそも少ないし、あったとしても能力バトル漫画に比べて面白くなりにくい。その理由は単純に、話を作るのが難しいから。頭脳戦なのだから作者の頭のレベルが高い必要があるのは当然だと言える。そして、頭脳戦の中でも、一対一の頭脳戦と、多人数、多チームを絡めた頭脳戦ではこれまた話を作る難しさも、その面白さも段違いになることは容易に想像できると思う。少しでも描きやすいようにするためかはわからないが、なんとかバトルシーンを一対一に持っていこうとする漫画が増えていく中で、ワールドトリガーは平然と多数チームの頭脳戦を最高レベルの面白さで描いている。今までかなりの漫画を読んできたが、この漫画はその点において群を抜いている。そして、SF漫画なので、頭脳だけでなくバトルのかっこよさも両立しているのがこの漫画の素晴らしいところでもある。

アニメの出来について評価する。正直、一期は作画のレベルも低く、話のテンポは絶望的だった。間の取り方には違和感しかなかったし、トリオン体への換装シーンとかも不要すぎて見ててイライラした。が、2期ではこれら全てが改善されていた上に、作画については本当に高レベルであった。正直感動した。そして、最も印象に残ったのが戦闘描写。ガロプラ編を思い浮かべながら書くが、漫画でも十分迫力あったシーンがアニメではその数倍の迫力とかっこよさで描かれていた。漫画からアニメ化することで戦闘シーンの魅力がここまで上がるのは珍しすぎる。

キャラの魅力と声優についてはレベル高すぎることわかりきっていると思うので割愛します。

あと、OPの、つくりと透明感すごすぎていつもなら飛ばすのに毎話観ました。感激。

投稿 : 2022/10/01
♥ : 0

76.0 15 2021年冬(1月~3月)アニメランキング15位
ホリミヤ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (420)
1533人が棚に入れました
堀 京子は、美人で成績も良く学校ではクラスの中心的存在。だけど実は共働きの両親に代わり、寄り道もせず家事や年の離れた弟の面倒に勤しむ家庭的な高校生。ある日、ケガをした弟 創太を見知らぬ男が堀の家に送り届けに来た。「堀さん」そう呼ばれ話してみると、実は彼はクラスメイトで――クラス一のモテ女子とネクラ男子が出逢ったら!?恋愛、友情。青春が詰まった超微炭酸系スクールライフ!

声優・キャラクター
戸松遥、内山昂輝、山下誠一郎、小坂井祐莉絵、岡本信彦、M・A・O、近藤玲奈、山下大輝、福山潤、八代拓、千葉翔也、麻倉もも、小野大輔、茅野愛衣、寺崎裕香、金元寿子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苛性ソーダ(劇薬)は油脂と化学反応を起こすことで、石鹸になる

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ラブコメです。シンプルなラブコメ。

私が本作で良いなと思うのは、ただ女の子が可愛いだけでなく、男の側にもきちんと魅力があるからです。

あと、ハーレムじゃないしね。

全体として、実写向きの少女漫画って感じなので、好き嫌いは分かれそうです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
普通じゃない2人が、普通じゃない出会い方をして、普通に恋をし、普通に恋人になる。

色んなことをこねくりまわす(ところも含めて、私は好きなんですが)岡田磨里さんとかとは逆の魅力がある、真っ直ぐな恋愛ストーリー。久々にこういうの、楽しめた。

宮村、珍しいキャラで好きだった。ただ暗いだけじゃなく、元ヤンってわけじゃなく、例えるならば、「平熱高い」って感じのキャラ。

凄くフラットに変(笑)。

ホリさんもそうだし、他のサブキャラもみんな、明らかにアニメキャラクターらしい設定なのに、中身や考え方は、アニメアニメしてない部分もあって。

原作者は多分、女性なのでしょうね。男性陣は「理想化された男の姿」で、女性陣は「嫌な部分や変な部分含め、リアルな女性の姿」を描いているように感じた。

総じて、少女漫画っぽくて実写向きな作品。

実際に、人気投票の結果を見ると、

1位 井浦 秀
2位 宮村 伊澄
3位 仙石 翔
4位 柳 明音
5位 谷原 マキオ
6位 石川 透
7位 吉川 由紀
8位 堀 京子
9位 進藤 晃一
10位 沢田 ほのか
11位 堀 京介
12位 河野 桜

と、男性陣が圧倒的に人気がある。ていうか、井浦くんが1位なんだ(笑) ギャップ萌え?ってやつなのかな。最終話、家と学校でのキャラの違いに妹が引くのは笑ったw

本作の最たる魅力は、宮村とホリさんの夫婦漫才の面白さ。そして、トラウマを克服する宮村。それは、人間関係の化学反応とも言える。

例えば苛性ソーダは、それ単体なら人の命を脅かす劇薬ですが、油脂と混ぜることでその毒性は失われ、石鹸という、人の命を救う物に変わる。

同じように、人間というのも、人生の中で誰と出会い、どのように接するかということで大きく変わってくるのかもしれない。

3話が正にそうだったが、宮村という本質は変わらなくても、周囲の状況が変われば、受け入れられたり、ハブられたりする。宮村の「10年前の自分に、大丈夫だよと言ってあげたい」という台詞には感動した。

うちの妹も、小中といじめられていたけど、東京の大学に入ったら凄く仲良くて素敵な友達がいっぱいできて、「ああ、地元の奴らは、ちょっと目立つ人の足を引っ張る、田舎者のバカだったんだな」と思ったらしい(私の目から見ても、妹の地元の友達は性格悪かった)。妹も、だいぶ明るく(家で家族といる時のように)なって、安心した記憶がある。

勿論、自分自身に問題がある場合は、改善の努力は必要です。でも、嫌でも逃げられない、学校内での人間関係は「もらい事故」の場合も多いから、同じように、今、人間関係で悩んでいる10代の子がいたら、「その環境は一生続くわけじゃない」ことを、このアニメを観て感じてほしい。

ただ、そういう「旨味」を使いきった中盤以降、作品の面白さはやや減衰する。なんか、「普通のラブコメ」になってしまった感じがした。

勿論、サブキャラも良い奴揃いで、むしろそこを中心にしたスピンオフ描いてほしいくらい、魅力的だったのですが、私はやはり、この「ホリミヤ」は、「堀さんと宮村の物語」として観ていたので、2人がきちんと結ばれた中盤で、作品としては完結していたのかなと思った。

ラスト、一気に卒業式まで見せるとは思わなかったけど、作品の旨味(ホリミヤ)を使いきったのにダラダラ続けるよりは、とりあえずキッチリ完結させたのは、正解だったかもしれませんね。

個人的にはいつか、石川君と河野さん、柳くんと吉川さん、井浦くんと沢田ほのか、の組み合わせに落ち着けば良いなと思っています。若者達に、幸多かれ!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ホリさん、ええ娘や(笑) 宮村、珍しいタイプの男キャラ。気付いたら彫ってる時、あるよね?(笑)

2話目 ☆3
う~ん、普通のラブコメになったかな? いや、生徒会、仕事やってもらって、この因縁の付け方はねぇだろうし、普通、データで残ってるだろ。いじめていたヤマシサ(笑)

3話目 ☆4
何も言わずに班を組むのが良いね。なるほど、人間関係の化学反応。10年前の自分に、大丈夫だよ。宮村、強い(笑)

4話目 ☆4
ホリさんもそうだけど、ミヤムラが結構好きなんだよな(笑)  進藤とイチャつく宮村に嫉妬する(笑) さらっと告白した(笑) ホリさん可愛い(笑) 

5話目 ☆3
だって、名字知らないんだもん(笑) なんか、普通にラブコメに。ちょいと残念。

6話目 ☆5
なかなかの切ないラブコメ。イケメンだな~。これ、どっちが勝つかな? 河野さんも、ユキも、どっちも応援されるべきだよな。次に期待、イケメンだな~。スマホじゃないんか。確かこの時代なら、既読もつかないしな、良いんだか悪いんだか。普通の女の子じゃなく、ホリさんだから好き。

7話目 ☆4
頭、踏む(笑) ホリさん、いい性格してやがるぜ(笑) スゲえイケメンだ(笑) 柳くん、面白い(笑) ちょっと好きになってるやん。

8話目 ☆3


9話目 ☆3
そこは、ミヤムラに戦ってほしかったけどね。流石にちょっと綺麗すぎ。

10話目 ☆2
河野さんもユキも、恋する乙女ですな~。河野さんを応援してるんだが(笑) 千石、良い奴(笑)  あんまりシリアスは似合わない作品なんだけどな。

11話目 ☆3
柳くん、結構好きなキャラだな~。井浦、ギャップ萌えというヤツだよな。

12話目 ☆3
吉川、可愛い(笑) 行きたくない(笑) 仏教だから(笑)

13話目☆4
ifの物語。本当に、ささいなきっかけで人って変わるよね。卒業式までしっかり魅せるのか。確かに、惰性でダラダラやるより、良いのかもな。過去の自分からの卒業。お兄ちゃんのキャラにビックリ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2022/10/01
♥ : 32
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

思ったよりはシュワッと来た"超微炭酸系”ハイスクールライフ

webコミック『堀さんと宮村くん』を元に再構成した同名連載漫画(未読)のTVアニメ化作品。

【物語 4.0点】
“超微炭酸系”を自称し、露骨な恋愛ドラマ展開など、強炭酸要素は極力回避。
残された日常に詰まった青春、恋愛、友情に焦点を当てることで、
ジワジワと共感を生んでいくスタイル。

前半、根暗メガネ男子と目された宮村くんの秘めた素直なビジュアル系男子。
才色兼備な人気者で告白成功は絶望的が定評の堀さんの裏の家庭的なドSw
メインカップルを通じた学校内外における、外面と内面の使い分けというキャラ描写確立後、
後半では、周囲のサブキャラにも同様の掘り下げが波及し群像劇化。


主人公周辺には生徒会の姿も見られるが、
教師や、学校行事といった高校イベントは概ね迂回。
だからと言って四季の移り変わりを蔑ろにはしない。

青春における学校の占める割合は大きいが、学校だけが世界の全てじゃない。
でも高校生活が終われば、区切られてしまう物だってある。

付かず離れずの学校との心地良い距離感が生み出した、
終盤の{netabare}堀さん&宮村くんの告白や、卒業風景{/netabare}もまた独特だが納得度高し。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・CloverWorks