「弱キャラ友崎くん 2nd STAGE(TVアニメ動画)」

総合得点
67.6
感想・評価
102
棚に入れた
315
ランキング
2322
★★★★☆ 3.5 (102)
物語
3.4
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.5

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少し成長友崎くん

第二期シリーズですね。
一期が楽しめた人なら楽しめるんじゃないかな?

初っ端の課題が球技大会にやる気のないエリカをやる気にさせる。

球技大会ってやる気ある人と無い人に別れますよね。
私は球技大会とか学校行事のイベントは好きで頑張ってましたね。

ただ、やる気にさせるって…
これリア充の仕事かな?
空気操作ならもっとやり方あるだろうし、そもそもリア充はやる気ない人をやる気にさせようなんて事するのかな?
別にリア充が空気操作すてる訳でもない気がするけどww

で、次の問題は、エリカが好きな中村がユズと付き合い始めた事を知りクラスの気弱な平林に八つ当たりをします。

それに対して、どうにかしようと動き出す友崎に対して葵は「助ける必要があるとは思えない。」と話します。
このセリフは確かに酷く感じますよね。

ただ、葵はその理由を「自分で問題を解決しようとしてない」と言う理由でしたが、これは私も一理あると思います。

例えば、助ける事は簡単です。
けど、助ける=解決ではありません。
解決させないと本当の意味で助ける事にはなりません。
しかし、周りがどれだけ助けようとしても、助けて貰いたい側が「助かりたい」って意思をしっかり示さないと意味がありません。

その悩みから解放されたい!そうした行動や言動を示して自分で向き合おうとしなきゃ何度も同じめに合うし、解決はしません。。

例えば、パシリにされてるクラスメイトが居て、アナタは助けに入りました。
しかし、パシリのクラスメイトが「大丈夫だから」と答えたら助ける側は何もできません。

これに対して「本当は嫌だ」とか「やめて欲しい」と意思表示するば助けやすくなりますし、相談して貰えたら助ける側は迷いなく助けられます。
だから、葵の意見はかなり共感できました。


ただ、それを、藤林を助けようとエリカに注意するタマちゃんが次の標的になります。
それを見た葵は有無を言わさず「私がなんとかする」と動き出すけど、これって、単に自分が仲が良い友達だから動き出した感がするんですよね。

いゃ、そりゃクラスには仲の良いグループの子が居るしグループ外の子だと可哀想とかは思っても助けようまでは動きだしにくい部分もあるかとは思います。

けど、藤林さんの時は面倒臭いから関わりたく無い、友崎の手前本心を知られたく無いってプライドを守る為に動かなかった感じもするんですよね。
それを「まぁ〜酷くなったら何とかする」って遠回しに避けてる風にも感じたんですよね。

で、タマちゃんの時なんですが友崎の動きは凄く良かったと思います。
友崎を通じて、沢山の人が協力してタマちゃんを助けようとするのはよかったですね。

タマちゃんがクラスメイトの名前を知らないのは無理なくない?ww
これは変だよ…確かにフルネームが解らなくても苗字くらいは解るんじゃない?
クラス替えから数日後とかなら知らないクラスメイトも居るし、卒業して数年なら忘れてるクラスメイトも居るけど、今の同じクラスの人の苗字くらい嫌でも耳に入るから自然と覚えない?ww

私も人の名前を覚えられないから人の事は言えないけど、苗字くらいは仲良くなくてもクラスメイトは知ってたよ?
クラスメイトの名前覚えないとノートを配ったり、先生に「〇〇を呼んできてくれ」と言われたら困るから覚えてたけどww

何故なら中学の入学時クラスメイトの苗字が読めなくてノートを渡せず教室で迷子になった事があるからです。


葵のタマちゃんに「変わって欲しくない」ってのは解るかな。
タマちゃんは確かに悪くないし正しさがある、今回はそれが原因で悪化したけど、それがタマちゃんの良さだと思うから変わる必要はないのかもしれない。

けど、やっぱり良い方向に変わろうとするのは私は間違えじゃないし、それが葵が最初に言っていた「自分で問題を解決」に結びついてる気がします。

で、一期もそうでしたが菊池さんは天使か聖女ですか?
この子って凄く周りを見ていて、人の気持ちを考えて想像出来て理解しようとする女の子ですね。
本当に優しい女の子ですね。
この子は本当に関心するレベルで友崎にバンバン意見や考え方をくれますよねww
本当に優しい人って菊池さんの様な人なのかもしれませんね。

タマちゃんのマスコットを切り裂いた事にブチ切れた葵が仕掛けたエリカへの天罰。
クラスにより裁かれた上にエリカに留めを刺すレベルの制裁。


友崎は葵のやり方に疑問があるみたいだけど。
私は別にこれを酷いとは思わないかな。

結局さ、エリカのした事って八つ当たりだよね。
自分の恋が実らなかったからクラスの気の弱い子をターゲットにして、それを庇った人を傷つけてさ、そんな八つ当たりに傷ついた人も居て、そう言う人の気持ちをズタズタにしてさ、それだけの事をして来た人間が、穏便に事を済ませられるとか、謝らずに終わるとか、その悪意が自分に向けらて泣くとかさ都合良すぎる展開だと思う。

葵はやり過ぎたのかもしれない…
けど、その裁き方が酷いとは感じないかな、それだけの事態になったのは、やっぱりエリカの行動の結果だしさ、恋が実らなかったのも残念だとは思うけどさ、それが恋だよね。
それが実らないからって、八つ当たりしていい理由なんかないんだよ。

まぁ、一応、エリカも孤立せずに済んだし、タマちゃんも楽しい学園生活が送れてるしし良かったんじゃないのかな?って思います。


次の課題が好きな人を見つけるまでのピンスタグラム(インスタ)ですね。
このピンスタの写真集めに苦戦する友崎……
写真なんて簡単じゃない?
友達なんだから男女問わず、「俺、ピンスタを始めようと思うんだけどさ載せる写真を一緒に撮影しようぜ」とかで良いんじゃないかと思うのですが皆さんどうでしょうか?

撮影もブレてるが面白いですねw
緊張しすぎでしょう?

ミミミがラーメンを食べてるところの撮影は、ちょっと酷いよね…いきなり撮影はないよ。
説明くれたら撮影させてくれるだろうし、このいきなり連写した写真をミミミに説明なしでピンスタにあげられるのはぶちギレ案件になるのでは……

タマちゃんの変顔の撮影は本人にピンスタの話をしているのにミミミにも説明してあげなよw
なんで、ミミミだけ説明省かれてるのww


文化祭実行委員の女子側は葵が言うにはリア充組らしいですが、4分の2がリア充の人なのか解らないww
ユズとミミミは解るけどさ…

ユキさんとサクラさんって誰ww
3期あるならOPかEDに出したげてww
確かにクラスには前から居た子達だけど、どちら様ww

ただ、この辺りからミミミとの関係に変化が起き始めてる気がしました。
もっと言うとエリカの件の放課後に友崎と菊池さんを2人きりにしようと葵の「日誌を忘れた、ミミミみ付いてきて」に察した。

ミミミの返答の「あー」ってセリフが少し戸惑い混じりの「あー」に聞こえたんですよね。
変化はもっと前にあったのかな?とも感じました。

文化祭の演劇の台本を作者が友崎から菊池さんが書いた事を知らされた時のミミミの「えっ」も何か戸惑ってましたよね。
2人を寂しそうな目で見ているミミミの姿も印象的でしたね。

そして、ミミミが自然に告白をしてきます。
このシーンはツグミちゃんの正体を知りたくて最初は冗談混じりで聞いていたのに途中から焦るのがなんか可愛なぁ〜って見てました。
ちょくちょく見てて焦ってるのが可愛いよねw

ミミミの友崎を好きになった理由って、何だか私には少し恋ではなく憧れ?自分の出来ない事をこなした事への憧れにも聞こえたんですよね。



水沢のナンパがチャラいなww
手際いいと言いますか、普通はこうは上手くいかないと思うけどww
それに絶対私は見ず知らずの人に綿飴をあげないし、貰わないけどなww

モテスパイラル?も微妙かな?
人によっては好意を抱いてくれてる人の気持ちが離れて行くし、イメージ悪く写っちゃう場合もあると思うけどなぁ〜

ツグミの「ウチのクラスとか狙い目ですよ〜」に「じゃ、グミちゃんを狙おうかな」とか友崎にジョークかまして欲しかったなぁww
せっかくのナンパ講座でしょう?

後、水沢が最初にナンパした時に友崎近くにいたのに、2回目のナンパした女の子に会った時に「お友達(友崎)見つかったんですね」ってなんで友崎が幻ののシックスマンになってるのw
ミスディレクション使ったのかなww


あと、水沢の「自分、下げて安心すんな」コレって凄く解るなぁ〜
私もそんな前向きな人間じゃないから自分を下げちゃう時ってあるんですよ。
けどさ、ある時思ったんですよ、期待や好意に自分で自分を下げると同時に、期待や好意を抱いてくれた人の言葉や気持ちを否定しちゃう事にもなるんだよね。

他人の評価を得るって簡単な事じゃないんですよ。
それを評価してくれるって事は自分に自信を持っていいのだとも思うからです。
だから、水沢の言っている事って凄く正しいと感じました。

後、水沢って普段はチャラいしんです。
ちょっと浮かれてる感じがして、でも、この話をする時に注目して貰いたいポイントが水沢の声で、私には水沢の声に真剣さと怒りが混じってる様に感じたんですよね。

それは、水沢が友崎を本当に大切な友達だと思ってくれて、水沢は友崎の「俺なんて」って言葉に本気で友達だと思ってくれてるから真剣に怒って忠告してくれたんだと思うんですよね。
私の中で水沢の評価が少し上がったし、そんな友達が居てくれる友崎が少し羨ましいなぁーとも感じるエピソードでした。





菊池さんのクラス演劇の物語のシナリオですがキャラクター達が友崎、菊池、葵に見える。
物語の結末に悩むのも、多分リアルな関係響いている気もしたんですよね。

で、菊池さんは友崎が抜けている間に指導役を1人でしていたのですが……中々上手くいかない用で……

菊池さんは「世界の理想」を目指していました。
努力と言葉で仲間を作った友崎やタマちゃんに憧れて自分も「世界の理想」にならなきゃと悩んでしまっていたんです。

これに関しては私も少し解るかな。
周りの人がドンドン変わって進んでいく。
その姿を見ていると凄いとか友達として嬉しかっりするけど……実の所、私は少し切なくもなる気がします。
周りが変わって行って自分が変われず置いて行かれる気もするんです。
だから、自分も変わらなきゃとか、凄く不安になる時もあったりしするから、だから変わろうとする気持ちが解る気もしました。

私も、友崎とは同じ意見で学校で無理して全員と仲良くならなくていいと思う、確かに友達が多いのもいいと思うし仲良くできるのもいいと思います。

でも、自分を変えてまで仲良くなる必要はないと思います。
誰かのように振る舞うのではなく、自分らしく、居られる事が1番大切だと思います。
それに菊池さんは既に友崎達も居てくれるし周りが変わったからって変わらなきゃいけない訳じゃないと思います。
1番大切なのは、そのままの自分と仲良くしてくれたり仲良くできる事じゃないかな?って私も思いました。

「学校で作る交流関係なんて特別でもなんでもない」ってのは少し言い過ぎな気はしますけどね。
学校はきっかけ、って部分ですが、学生時代だから得られたからこそ関係性って私はあるんじゃないかな?「特別」かは知らないけど、例えば、学生の時に出会えた友達と、会社で得た友達。

例えば同僚が居たら同僚は余り気にならなかったりしますが、大手企業ならともかく同僚が居ない会社もあると思います。
そうなると上司と部下でもプライベートでは友達の様な関係に慣れますが立場の違いがあると、やっぱり上司だと大なり小なり気を使うし、部下なら大なり小なり気を使われているきもします。

そう考えたら、学生時代に出来る友達は1番対等な関係を気づきやすく貴重なのではないかな?と考えて居たりします。
それとも私が人付き合いが下手なだけでしょうか?
誰ですか?今頷いたのが見えた気がしますww

ただ、だからこの、無理に自分を変えて仲良くするのではなく、自分らしさを受け入れて貰える、友達らしさを受け入れられる、そんな関係性の相手を見つけやすい場所かな?って私は思います。

クラスの頑張りの結果……

葵とタマちゃんの配役はピッタリ感がありました。
そして、菊池さんの心が反映されている感じがしました。



実はこの劇のラストは友崎の知らない演出

友崎とミミミが知らない演出。
ミミミが背中を押すシーンはいいね。
なんだろ?自分の恋が実らなかった後に好きな人の背中を押せるのは凄い、私なら出来ないだろうなぁ〜
自分が失恋して、その後直ぐに好きな人の背中を押せるほど強くも優しくもないからね。

けどさ……本当に、劇の解答=本心じゃないですよね。
仮に本心だとしても、劇じゃなくて本人に気持ちを確かめないと何も解らないよね。
友崎は1人歩くシーンで、気持ちを諦めようと言い聞かす様なシーンがあります。
そんなので自分の気持ちを諦めるのは勿体無いですよね。

ミミミは知ってるからなんでしょうね。
友崎と菊池さんの頑張っていた時間を、だからそんな2人が自分の気持ちに蓋をして自己完結させるのが見てて辛かったのかな?
だから、流した涙なのか、自分の失恋が確定したから涙したのか…
多分、前者なんでしょうね。
友崎の為の涙。

だから、私も友崎は1人で自己完結させて凹むくらいなら走り出さなきゃいけないと思いました。



菊池さんのラストの演出の意味。

菊池「感情の通り生きるって言うのは、この世界って言う物語の他の登場人物の気持ちに対して我儘すぎるから、だから私は自分を抑えて誠実と思える自分として生きていこうって、でも、忘れられないんです、輝いている景色がキラキラした世界が、もう一つの結末が忘れられないんです。そんなのただの我儘なのに」

菊池さんの話しで印象的な言葉は「我儘」って言葉でしょうか?
もしも、自分の意思で自分勝手に振る舞って周りの人を傷つけて困らせる様に振る舞う事は、他者の気持ちを傷つけてしまう我儘かもしれません。

ただ、菊池さんの言っている事は本当に我儘なのでしょうか?
自分の感情を優先さたら我儘?
誰だって、自分の気持ちを持っている。

例えば、自分の恋愛感情を伝えたら、他の人、自分と同じ人を好きな人の気持ちが報われなかったり、自分の気持ちを伝えた相手が他の人を好きだった場合に悩ませる、困らせるかも知れないから我儘と言う事なんでしょうけど、これって我儘なんでしょうか?

確かに、自分の感情を出したら報われない気持ちもあるし、誰かを泣かせてしまうかもしれない。
けど、それは我儘ではないですよね。

多分、彼女は踏み出すのが怖かったのだと思います。
だから、自分の中で自分を納得させる理由が「我儘」「誠実」「自分として生きていこう」なのかもしれませんね。

けど、彼女は忘れられない。
それは、彼女が後悔をしているから、彼女が本当にその生き方がいいのなら、それでいいと思うけど、もぅ一つの結末が忘れられないのは未練があるから、その結末を捨てれないのは自分が納得してないからです。

人は必ず後悔が残る場が多々あって、それは生きて行く上で仕方ない事だと思うんです。
だから、人は少しでも後悔しないように生きていかなきゃいけなくて、自分が思った生き方をした後悔ならともかく、彼女は自分の「我儘」だからと元の生き方に戻っても、忘れられなかった、変わろうとした自分の生き方を、そんな最初から後悔してるような生き方は選ぶべきじゃない。

感情は当たり前にあるもので、誰かに優しく出来たり、怒ったり、泣いたり、楽しんだり、その結果誰かを傷つける事もある。
菊池さんは優しいからそうした気持ちで誰かを傷つける事になったりするのが耐えられないけど、変わりたかったんだと思います。

それが菊池さんの長所でも在れば短所でもあるのだと思います。

本当に感情を出したら誰かを傷つける事もある、けど、感情を出すことで、誰かを幸せにらしたり、誰かに優しくできたり、誰かを喜ばせる事も出来るのだと言う事を、コレから彼女が知れるといいなぁ〜と思いました。

まぁ、菊池さんって臆病だから自分の事になると自分が見えなくなっていたけど、彼女は作中の中で1番優しさや思いやりを知ってるキャラだと思うので大丈夫だと思います。
友崎が菊池さんを大切に出来るかの方が心配かなww
ちょっと、友崎の言葉に「ん?」と引っかかる様なセリフがあったのが気になる。

そして、劇の結末は自分の理想通りにして、自分の気持ち(友崎への)が報われないかもしれない事が怖かったから、選んだ結末なんだと思います。
どうせ傷つくなら自分からって感じだったんじゃないかな?
元に、友崎は不貞腐れてたし、ミミミが居なければ菊池さんも友崎も傷ついて終わってました。
いい友達を持ちましたよね。

で、友崎は菊池さんに告白をする。
菊池さんが書いた彼女の為の物語。
これが菊池さんの友崎への告白であり気持ちの表れ彼女の心の答えなんだと感じました。


恋の結末。
ミミミの恋はね、友崎も楽しいとは感じてましたよね。
多分、付き合ったら楽しく過ごせそうだよね。
でも、付き合ったら、楽しいの延長戦から抜け出せなくて変化を感じにくいのかな?とも思ってしまいました。

さて、今期は面白かったです。
一期よく面白くなってますし、物語は話が進むごとに面白くなるのが私の理想なんで、その点は良かったかな?と思います。

一応、いい終わり方ですが、やはり葵の話の謎などこの作品は葵が謎過ぎて終わった感がしませんねw
まぁ、続編あれば引き続き見てみたい作品ですね。

投稿 : 2024/03/29
閲覧 : 26
サンキュー:

6

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