くまごろう さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
優しくない世界+コメディ=温度差でお腹いっぱい
視聴完了
全12話
ジャンル
コメディー
タイトル由来
?
叫んでたっけ?
設定
イメージの昔のヤンキーが現代に存在する世界。
本気人は最後まで何なのか不明。
ストーリー展開
主人公はアラジンという今を生きる高校生だが、ストーリーの主役となるのは魔神センヤ。
センヤは昔実在した人物で、イチヤに憧れ共に本気人を目指していたが、センヤはイチヤを超えることを望んでいなかった。それを見抜いていたイチヤは病による己の寿命を悟り命をかけた決闘を申し込む。
だが、それでも本気が出せないセンヤ。結果病で油断したところに本気人狩りという集団が現れイチヤは殺される。本気を出してくれなかったセンヤを恨んで。その後すぐセンヤも殺される。
魔神として現世に蘇ったイチヤはその恨みを晴らすため、自らの力を発揮することができる人物を探し育てる。
ちょっと時間等もありながらアラジンの友達またからを育て乗っ取り、イチヤが乗っ取ったアラジンとの戦いに。結局本気を出したイチヤが勝つも、魔神の力を吸収したまたからがセンヤを圧倒。アラジンが本気人になりまたからを説得しハッピーエンド。
現代のヤンキーたちは基本やりたいことやってるだけ。
2大グループをぶつけて弱ったところを壊滅させる作戦とかやってたNGという集団はいたけど、アラジンに倒され計画はおじゃんになっている。
感想
総評20点
良かった点
絵、戦闘シーン、全体のストーリー
悪かった点
コメディシーン、全体的な展開、主人公のキャラ、謎のキャラソン。
レビュー
素晴らしいところは素晴らしいのだが、最悪な点は本当に最悪。
まず絵。
立ち絵も綺麗だし戦闘シーンがよく動いてとても迫力がある。
設定が普通の人間(とはいえどんだけジャンプするんだよっていうお兄さんいるけど)の中でできる最高の戦闘シーンだと思う。絵はヤンキーがみんなかっこいいのはマイナスな気もするけど、綺麗という意味で間違いなくプラス。
この映像だけで70点でもいいくらい。
またストーリー展開でも書いた通りまとめて書くと結構よく、またからのシーンとかもとてもいい感じ。
一方で悪いところはというと、単純に尺があまりまくっているところ。3話もあれば十分なストーリーで余ったところはコメディーで埋めているので、中身スカスカの作品に見える。またコメディー自体も私は合わなくてかなり苦痛だった。特に何のためにあるのかよくわからないキャサリンの話、アラジンの合体シーンと、お腹が痛くなって離脱するのは本当に合わなくイライラ。
その上主人公であるアラジンのキャラが最低で、昔は最強を目指していたけど挫折を知って逃げていたにも関わらず借り物の最強の力を手に入れてしまい、最強として祭り上げられ巻き込まれていくというありがちな展開にもかかわらず、一切変わらず努力もせずなので、全く主人公が好きになれない。そのため主人公がなんぼコメディチックなことをしても、そもそも嫌い無キャラなので面白くない。
そのせいか主人公と一緒にいる魔神センヤも挙動が全てうざい。他のキャラは結構魅力的。
謎のチームソングのこともあるが、イケメンヤンキーとソングというそっち系を狙っているような展開がすごく嫌。
最後にこれは好みの問題だが、この作品は全体的に優しくない世界で、ヒロインの態度やまたからの兄の突然の事件、イチヤの病気などイベントを起こすたびに人の悪意が絡んでくるようなイベントを起こす。それがコメディシーンとの温度差になり余計に苦痛に感じた。