「とある科学の超電磁砲[レールガン](TVアニメ動画)」

総合得点
90.8
感想・評価
10377
棚に入れた
41240
ランキング
48

maruo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラの放つ魅力 A+

原作未読 禁書目録未視聴

本作は、長井龍雪監督であることと、あにこれで非常に評価が高いことから、いつか視聴したいと思っていました。
いつしか勝手な期待はかなり高まり、ハードルをとても上げてしまっていたように思います。

・・・このように書くとネガティブな評価かと思われるかも知れませんが、そうではありません。
高くしたハードルを楽々とクリアして、「面白かったでしょ?」とドヤ顔されてしまった、そんな印象です。

沢山の方が既にレビューを書かれているので、余り書くこともないのですが、この作品は魅力的なキャラクターが揃っていたことが、見ていて飽きさせない要因だったと思います。

・超能力のエリート(レベル5)でありながらとても気さくで誰からも慕われている「御坂美琴」
・美琴を異常なまでに慕っており、自らも有能な能力者(レベル4)で正義感から風紀委員(ジャッジメント)を務める「白井黒子」
・黒子の同僚で同じくジャッジメントを務めており情報処理能力に長けているが少しおっとりしている「初春飾利」
・初春のクラスメートで無能力者(レベル0)であることを悩んでいながらもいつも明るい「佐天涙子」

主役は御坂美琴であることは確かでしょうが、それぞれが存在感を放っており(特に黒子の存在感は異常)、最後の方は誰が欠けてもいけないような、ちょっと意地の悪い言い方をすれば出来過ぎたストーリーとなっています。

中にはとても考えさせられたり、重たい内容もあったりしますが、結論に救いがない話がないので、基本的には過度に身構えずに楽しむことができる話ばかりです。
この点は物足りないと考える人もいるかもしれませんが、私としては、本作をエンターテインメントとして捉えて、むしろ程よい内容だと思っています。

サブキャラにも個性的なキャラが多く、私が思い浮かぶだけでも、婚后光子、固法美偉、木山春生など、非常に魅力的な脇役陣であると思います。
固法さんは眼鏡好きとしてもポイントが高いですww

おっと、とても大事なキャラ、寮監を忘れていました。
ここからは寮監のことを少し語らせてもらいますww
美琴と黒子の入っている寮の監督者なのですが、眼鏡をかけて、タイトスカートのスーツに身を包んでおり、三十路前の未婚の女性です。
寮則破りには大変厳しく、無能力者であるにも関らず、優秀な能力者である美琴と黒子を瞬殺するなど恐るべき力を持っています。
私はふとしかきっかけから視聴前にこのキャラに興味を持ち、視聴の結果、予想どおり、いえ、予想以上のキャラであったことを大変嬉しく思いました。
この寮監が主役の回があったのですが、結末が予測できたものの(いえ、予想できただけに)非常に楽しむことができました。
私の「怒られてみたい女性キャラクターベスト10」でも堂々4位に入っています。

書くことが余りないと言っておきながら随分長々と書いてきましたが、私としては、キャラの個性が際立っており、その魅力にとり憑かれた作品でした。

あ、それと、初春と佐天のセーラー服のスカートが膝丈っていうのも良いところをついてますよね
男子(男子って歳でもないですが)の欲求は複雑なもので、スカートは短ければ良いというものでもないのです。

投稿 : 2012/10/16
閲覧 : 420
サンキュー:

44

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