「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OVA)」

総合得点
79.4
感想・評価
770
棚に入れた
3581
ランキング
494
★★★★☆ 3.9 (770)
物語
4.2
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
4.0

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しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少年の目から見た戦争

ガンダム初のOVA作品です。
それまでのガンダムがパイロットなどの視点から戦争全体を描く物語だったのに対し、本作は中立サイドのスペースコロニーに住む民間人の少年が主人公の比較的小規模な戦闘を描いています。

キャラクターデザインはマクロスの美樹本晴彦さんが担当していて独特の雰囲気があります。
個人的には序盤の日常風景から世界名作劇場のキャラみたいな印象を持ちました。

本編は1話中盤から何の説明もなく中立コロニーで戦闘が始まったりして度肝を抜かれました。
初代ガンダムではあれほどサイド6での戦闘はタブー視されていたのに…。
個人的には少年アルの視点で描かれた物語だからこそ、詳細な事情は描写されなかったのだと納得しました。

上記の通り本作はアルの視点で戦争がどう映るのか、アルに関わる人物達がどのような気持ちで戦争に臨んでいたのかというところが物語の主軸です。
全6話の短い時間の中でアルとジオンの青年兵士バーニィの心情が良く表現されていて見応えがあります。最終話視聴の際はハンカチのご準備を。

余談ですがアルを演じられた浪川大輔さんの演技は当時アルと同年代の子供だったとは思えない素晴らしいクオリティです。
クリス役の林原めぐみさんの演技などと合わせて注意して聴いてみるのも良いかもしれません。

投稿 : 2011/08/01
閲覧 : 376
サンキュー:

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