弦之介様 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:----
「楽園」「カジノ」の描写が美しすぎる!
冲方丁 原作のSF小説の映画化された作品
「圧縮」「燃焼」「排気」の3部作で完結しています。
すべて観終わっての感想です。
■第1部「圧縮」…から続いての第2部「燃焼」
バロットとウフコックの療養と避難のため、舞台は「楽園」に。
「楽園」は、軍の研究施設の名前で、その後政府により閉鎖された場所であり、ウフコックの開発やバロットの能力の超技術が生み出された場所。
第1部に引き続き、本当に画がきれい!!!
「楽園」の森の木々や水、光の描写がとても美しく、その色彩も、とてもすばらしいのです。(でも、やっぱり…第1部ほどではないものの、グロテスクな描写が所々に…残念。)
「楽園」で、バロットは特殊なイルカ と その恋人の、呼吸も食事もしないで生きられるよう開発された男の子と出会い、犯罪の立証への"キー"となる事実を知ることになります。
で、その"キー"となるのが {netabare}「バロットを死に追いやった犯人シェルが経営するカジノの高額チップ」だと突き止め、チップの中の「シェルの記憶」を手に入れるべく{/netabare}、戦いの舞台は「カジノ」へ…。
これまた…カジノの描写がすごい!
きらびやかでゴージャスかつ繊細、カジノでのディーラーとの勝負や心理戦、やりとりも見ていてとてもおもしろかったです(ポーカーとか、全然分かりませんが…)。
腕利きスピナーの女性:ベルとバロットとの会話がとても印象的でした。
~運命の輪は、左へ悲しみを、右へ喜びを運ぶ~
そして、バロットはこの勝負の勝利へのヒントを得ます。
{netabare} 勝ち続けるバロット、ウフコックが変化した手袋の秘密がばれそう…ピーンチ!{/netabare}な場面で第2部は幕を閉じ、第3部「排気」へ…。