スラム街で学園なおすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

68.5 1 スラム街で学園なアニメランキング1位
精霊幻想記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (297)
954人が棚に入れました
前世と現世が交錯――二つの記憶を持つ少年が運命に立ち向かう!!幼い頃、母を殺され孤児となったリオはスラム街で必死に生きていた。ある日、幼馴染との再会を夢見て事故死した《天川春人の記憶》と《強大な魔力》がリオの中で覚醒し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。さらに、偶然出くわした王女誘拐事件の解決に貢献したことで、貴族の子女が集う名門学院に入学することに……。階級社会の最底辺から這い上がるリオは、出会いと別れを重ねながら過酷な運命を打ち砕いてゆく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、諏訪彩花、藤田茜、桑原由気、楠木ともり、原田彩楓、鈴代紗弓、本渡楓、金子彩花、浜田賢二、田丸篤志、遊佐浩二、東山奈央、新田ひより、首藤志奈、西明日香
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハルトリオの紡ぐ縁

(2021.4.24初投稿, 2021.9.21更新)

◎ 1クール全12話

 2021年夏クールのアニメは、個人的にお気に入りのラノベ原作のファンタジー作品は、本作以外、「現国」「ツキミチ」「はめふら2期」「転スラ2期第2部」と盛りだくさんで非常に楽しみだった。

 中でも本作はかなり期待。それで放送前からオール4.5から評価スタート。以下ご覧のように長文レビューに。しかし、残念ながら徐々に評価は下がる結果になってしまった。もし原作ファンでなければ途中で視聴中断したかもしれない。

 不満の理由等は以下の各話レビューに書いたので、お時間とご興味があればご一読下さい。

以下、放送前投稿 (2021.9.21改訂)
{netabare}
❬原作について❭
{netabare}
 原作は、2014年2月より『小説家になろう』に連載されていたが、2020年10月に取り下げられ削除された。

 筆者の北山結莉(ゆうり)氏は男性。本作の主人公は女性の多くが憧れる、ヒロインを救う白馬の王子成分が強く、作品に少女漫画のテイストが感じられるのと、ペンネームを「ゆり」と読み間違えられることもあり、女性と誤解されることが多々あるようだ。

 書籍14巻末の筆者あとがきによると、筆者は物語の結末まで既に構想済みで、14巻末で、構想した物語の中盤にようやく片足を踏み込んだ状態。つまり順調に続けば、完結まで30巻超えもあり得る長編構想らしい。

 私はアニメ化発表を機に作品の存在を知り、2020年11月末より書籍で読み始めた。なろう版は作品の存在を知った時点で既に削除済みだったので未読。

 異世界転生&召喚(アニメで召喚者が出てくるのは後半)もので、主人公モテモテのハーレム系の厨二病のネタになりそうな英雄譚。よくある王道の物語故に原作者とのセンスが合う合わないで評価は真っ二つかもしれない。

 私にとっては、主人公とその取り巻くキャラクター達の好感度が高く感情移入出来るケースが非常に多い。またし敵役と悪役がいい感じに配置されて効果的にドラマを盛り上げてくれるので時間を忘れて没入出来るほどに嵌まった。
{/netabare}
❬主人公について❭
{netabare}
 主人公のリオは王道のイケメンのバトル最強系。

 リオは当初、不幸な境遇から這い上がることに必死でささくれ立った尖った性格だった。しかし恩師でもあるヒロインの一人との出逢いとその後の物語が秀逸。誠実で思慮深く優しい人柄へと成長する様が心地よい。

 リオは両親の復讐という明確な目標があり内に秘めたダークサイドが時折顔を覗かせる陰キャラ。はしゃぐことはまず無い。ゆえにシリアス寄りな作風で全体的にコメディ成分もほぼ皆無。しかし、それが逆に最近の単なる俺TUEEE異世界ファンタジーとは一味違い物語に深みを与えてくれると思う。

 主人公が出逢うヒロインたちを救い当然の如く彼女たちの多くに惚れられ徐々に深い絆を築く。それを読んでいて納得出来るのは、主人公が天より与えられた異能の才に胡座をかかず、日々の鍛練欠かさず実力磨く秀才タイプだから。

 彼は「はめふら」の主人公同様に転生時は前世の記憶は全く無く、ある年齢で前世の記憶がいきなり覚醒する。そこから前世と今生の生き様の葛藤などもあるのも興味深い。

 またこの異世界には彼以外も現代日本からの転生者や召喚者がいる。中には勇者になる者もいる。彼に縁ある者もいる。その出逢いはいいことばかりではなくトラブルの元になることも多いが、それらは物語にさらなる深みを与えてくれて面白い。

 またこの作品独自な異世界設定として精霊術の存在がある。それは折に触れ周りの常識を打ち破る快感を与えてくれる。
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❬アニメについて❭
{netabare}
 本作は、2020年11月27日に発表されたティザーPVで本作のアニメ化が主要キャストと共に告知。次に2021年4月16日発表のPV第1弾で、2021年夏クールの放送決定を告知。

 5月25日からは、HJ文庫のYouTubeチャンネルで、2分弱のミニアニメ企画『精霊幻想記』セリア先生のわくわくまじかる教室が毎週配信されるようになった。番宣の予算が潤沢なようで何より。

 続く6月11日発表のPV第2弾では、7月5日の深夜2時から放送のテレビ東京を皮切りに放送スタートと明示された。

 原作ファンなので期待を込めて本作のアニメ評価を放送前でもオール4.5にした。実際の放送後の満足度で必要があれば調整する。

https://ln-news.com/articles/66751
 以上、2017年12月29日公開、原作者の小説最新9巻&コミックス第1巻発売記念インタビューによると、

「ライトノベルの構成としてはかなり珍しい作りになっていると思っていて、第1巻から第3巻が『精霊幻想記』という物語のプロローグにあたり、第4巻から第5巻にかけて物語は大きく動き出すことになります。そこからどんどん盛り上がっていく作品だと思っているので、まずはぜひ第5巻まで読んでいただきたいです!」とのこと。

 本作のアニメの尺は2021年6月時点では不明。出来れば原作者の意を汲んで原作の良さを壊さないよう5巻末迄描くために2クール欲しい。さらに理想を言えば二期三期と続いて物語の長期に渡る一大テーマが完結する15巻迄は丁寧に描いてもらいたい。

 業界歴40年以上のベテランのヤマサキオサム氏による監督&シリーズ構成、主要キャストはキャリア豊富な人気の実力者揃い、と非常に期待している。

 7月アニメ放送開始後、本作は1クール全12話と判明した。構成と脚本上で原作からの下手な省略が無いことは祈りたい。
{/netabare}
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❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}       (2021年 テレビ東京 初放送日時)
第1章 (ラノベ第1巻「偽りの王国」より)
✴️第1話「前世の記憶」(7月6日 2:00 - 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 日本の現代。20歳の天川春人はバス通学で大学に通う学生。ある日、春人の乗るバスは突然暴走し、遮断中の踏切に突入、電車との激突で大破。その日のバスの乗客は春人以外は、小学生女児1名、高校生女子1名。全員命を落とした。

 異世界、ベルトラム王国 王都ベルトラント 神聖暦991年。孤児の7歳のリオは、スラムで犯罪者達の下働きで辛うじて生きていた。ある日、リオは高熱で生死の境をさ迷っていた時、目を覚ますと、突然自分の中に天川春人の記憶が流入。二人の記憶が同時に存在するようになった。その後、間もなくリオには新たな出逢いが。それは誘拐された王族を探索中の王侯貴族たちだった。

 運命は予想外の方向で動き出す。リオの中の春人の因果と共に大きな変化が突然に。

〈日本バイバイ、異世界ハラハラ〉

 堅実でとてもいい出だし。特に物語の始まりの、セリアとの重要な出逢いを申し分なく描けていた。この作品の主人公は陰が強いが白馬の王子様成分が強く、多くの女性ファン獲得が成功の大きな鍵を握ると考える。そのために主人公リオとセリアを筆頭とするヒロインたちとの人間ドラマを如何に魅力的に描けるかが重要に思う。その視点から、原作をアニメに落とし込む上で内容を巧く整理出来た印象。1話の短い時間で大まかでも主人公の因果、これからの主人公リオとキャラ達の人間関係の行く末が伝わったと思えた。

〈今期、現在リアルタイム視聴中のアニメでは個人的にトップクラス〉

 放送前のミニアニメ製作による番宣の力の入れようから察していたが、たまたま同期放送の「現国」と比べてしまうとこちらの方が予算が潤沢でアニメとしての質も上に感じた。

 特に作画。光と影の描写、色彩色調のぼかしが美しい。厳しい現実も夢の中のようで、精霊幻想記というタイトルと世界観にピッタリ。人物キャラも作品に相応しく、どこか幻想的な優しいフォルム。動画の動きも申し分ない。このままのクオリティ維持なら最終話で作画評価は5.0にする積もりだ(ったが、3話からそれは作品タイトル通りの幻想に終わった)。

 OPにはキャラの転生上のネタバレあったが、ストーリー上あえて隠す必要もないと思うのでむしろ親切と思った。
{/netabare}
✴️第2話「王立学院」(7月13日 2:00- 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 リオは第二王女フローラを誘拐犯から救った恩賞として、ベルトラム王立学院初等科に学費免除の特待生として1年次に編入、その間の衣食住も国が全面援助の学院の寮生活が始まった。

 そして5年が経ちリオは12歳になった。初等科6年生となったリオは、卒業まであと1年足らず。リオと5歳年上のセリアはこの間、生徒と教師として親密かつ良好な関係で、二人は固い信頼で結ばれていた。そしてセリアは、聡明のみならず優しいリオを、異性として意識し始めていた。一方リオはセリアを恋愛対象としてではなく、スラムから救ってくれた一生の恩人として大切に思っていた。

 リオは、王侯貴族に対する嫌悪感でセリア以外は誰とも心を開かず、寡黙で常に周りと距離を置く。彼は5年前から変わらず春人の記憶と共にあった。勤勉で真面目な彼は、入学以来の不断の努力、日本の春人の大学レベルの教養と、古武術の師範の祖父から学んだ剣術のセンス、さらには覚醒した精霊術の才能により、めきめき学院で文武両道で頭角を表す。そして周りからは、憧れと嫉妬の対象にされていた。

〈リオはキラキラ、セリアメロメロ〉

 今回はセリアの可愛さを愛でる回。セリアの優しさと過ごす5年間の学院生活で、沈着冷静で思慮深い性格となったリオが主人公オーラ出まくり。本作の出来は原作ファンの自分には今のところ申し分なく、原作からのカット部分も気にならず、1話と2話で平均95点の満足度。このまま最終話まで駆け抜けていただきたい。
{/netabare}
✴️第3話「偽りの王国」(7月20日 2:10 - 2:40) 作画4.5→4.0
{netabare}
 今回でラノベ第1巻 (漫画第3巻収録の第12話)迄の内容が終了。

 第1章(第1-3話)の平均総合満足度は85点。今回、作画レベルが明らかに落ちた。バトルが今までで一番多く粗が見えやすい、ということもあるが残念だ。

〈あらすじ〉

 学院でリオは相変わらずセリア以外には面従腹背で、事なかれ主義を基本としていた。そんなある日、初等科5年生と6年生合同の野外演習があり、そこに初めてリオと授業を共にするフローラ王女もいた。そこで魔物の襲撃から派生したトラブルからフローラを再び救うリオ。だがフローラの危機を作り出した責任もリオに押し付けられてしまう。

 リオは冤罪により拘束されぬよう不本意ながらも卒業を待たず学院から出奔する。セリアだけに別れを告げた後、彼のルーツとなるヤグモ地方を目指し旅立った。

〈話サクサク、変化イロイロ〉

 テンポよく話は進み今回で学院編終了。原作の該当部位には無駄な贅肉はあまり無いと思うが、それでも贅肉を無理に削ぎ落としガリガリに痩せ過ぎる一歩手前のダイエットをした感じ。限られた尺に原作を落とし込む脚本家の苦労が偲ばれる。

 その結果としてリオとセリアの別れは原作より湿っぽくならなくなったが、個人的にはもう少しエモさが欲しい。原作の二人の会話のフルバージョンが好きだ。アニメでごっそりカットされたフローラの非力だが健気にリオを守ろうとする件も捨てがたい。ただEDにそのエモさを補うための多少の工夫があったのは救い。

 EDは今回特殊。前回迄のリオとセリアの絡みシーンで二人にとって一番大切なひとときを強調した。それは第一章終了の宣告であると同時に二人の別れの情感を補う意図があると思われる。二人の絆は作品にとても重要だから。

 リオとセリアの絡みは本編では今回で一旦終了したが、ミニアニメではまだしばらく続きそう。火曜日更新のYouTubeが楽しみ。

 黒幕として暗躍するレイスだがリオの実力把握のために強力なミノタウルスをけしかけた。そしてリオは魔術でなく世間ではマイナーな存在の精霊術で魔力を発動していること、リオの風貌から王国に住む者には未知のはずのヤグモ地方の血筋であることを看破した。この悪役は知識が豊富で観察眼も優秀で侮れなく、その余裕に底知れぬ実力を感じる。
{/netabare}

第2章 (ラノベ第2巻「精霊の祝福」より)
✴️第4話「暗殺者の少女」(7月27日 2:10 - 2:40) 作画4.0→3.5
{netabare}
 今回の総合満足度75点。作画が強烈に足を引っ張ったのが残念。人物の表情や仕草の作画は比較的こだわりが感じられてまだいい。しかしそれ以外、特に激しい動きあるシーンがギクシャクして安っぽいのは前回と変わらなかった。

 ただし、原作から色々改変と省略あったが、アニメの話としてはすっきりまとまって脚本上はわりと好印象。そのため物語評価のみなら90点の満足度だった。 

 今回、リオが学院から逃走し王国から出る前の件、原作ではアマンドで一泊したがその宿屋での件、ラティーファと一緒になってからの道中で亜竜たちとの遭遇戦の件(静止画1カットのみはあった)などは丸々カット。またアニメだと説明がないのでわからないが、今回の最初と最後では2カ月半ほど時が経っている。テンポ良すぎで少し寂しいが尺の制限で仕方ないだろう。

〈あらすじ〉

 神聖暦996年の夏 リオ12歳

 リオは魔力で身体強化した徒歩移動で逃亡後僅か3日で隣国のガルアーク王国のクレティア公爵領内の交易都市アマンドにたどり着いた。そこに自身の指名手配がまだ無いことを確認後、偶然目にしたスープパスタを街の露店で味わう。名実共なパスタ、懐かしい味、この異世界には自分と同じ転生者が他にもいるのではないかと推測するリオ。

 パスタを気に入ったリオは、その乾麺を旅の保存食として購入するためリッカ商会に赴く。その時店舗には公爵家の令嬢リーゼロッテが従業員を装いお忍びで店舗を視察していた。彼女はアマンドの代官であり商会の会頭でもあり、さらにはパスタを開発した才女でもあった。

 奇遇にもリーゼロッテがリオの接客係となる。リオはその正体を知らないままパスタ以外も旅で当面必要なもの一式を商会で購入した。そして商会にセリアへの手紙を預けた。

 その後、街を早々に出立したリオにユグノー公爵家から差し向けられた一人の暗殺者が襲う。刺客は獣人の少女で、無力化して拘束するとラティーファと名乗る。

 ラティーファには隷属の首輪が嵌められていた。その首輪を外し隷属の呪縛を解除、戦意消滅を確認して彼女を解放するリオ。だがまだ幼い彼女にとって自由にはなったが行く当ても無く途方に暮れるしかない。彼女はリオを頼りに旅を共にする以外の選択肢はなかった。

〈会頭キレキレ、獣人モフモフ〉

 今回、物語の表舞台にヒロイン二名追加。一方は日本からの転生疑惑濃厚の貴族リーゼロッテ。もう一方は、日本人、遠藤涼音の記憶を持つと明示された奴隷のラティーファ。

 ラティーファ可愛い。アニメらしいあざとい台詞がよく嵌まり、リオが父性本能で彼女を保護する流れが自然。戦闘で勝って天然に負ける。"お兄ちゃん"ある意味必殺のキーワードでリオを懐柔。初対面は物騒でも最後はリオの優しさ全開。平和で実に微笑ましい。

 学院から離れ自由になったリオはのびのびと己が道を切り開く。原作も物語はこれからが本番。新たな出逢いがもたらす物語の行く末、アニメでも非常に楽しみだ。

 ところでリオの旅はフローラ誘拐からの奪還時の恩賞金が資金源。(ラノベ原作によると金貨100枚) アニメでそこらの経緯をカットするのはいいが、短いリオの独白でもいいから説明ないと学院を離れてもお金に全く不自由しないリオに引っ掛かりを覚える視聴者もいそう。今回そこだけは脚本に不満を感じた。

 アニメ前回、セリアとリオの別れの会話から原作にあるお金の心配するセリアとそれに答えるリオの台詞をカットしたのでなおさら。
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✴️第5話「精霊の森」(8月3日 2:10 - 2:40) 物語4.5→4.0
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 今回の総合満足度68点。話の端折り具合が原作より必要以上に情緒を欠く結果になってる感。原作未読なら主人公周りの環境が変化に富む点などは面白いかもしれない。原作の販促としては平均レベルの出来か。

 特に今回なぜそう感じたか。思うに第1章はセリア、前回はラティーファがアニメでも魅力的なキャラとして注目に値した。ところが今回はヒロイン枠に入り得る新キャラが一気に4人増えた。そのために今回はそこにラティーファは埋没。

 人数増えた分だけキャラの描写もそれなりに増やすべきだが尺は短い。また長老達やドリュアスなどもリオにとって大切な存在になる故に、扱いを軽んじるべきではないと思うがそうなるとさらに尺が足りない。

 ゆえにアニメの原作ダイジェスト感の増大と共に、情緒欠く印象も濃くなった。

〈あらすじ〉

 リオとラティーファがたどり着いた場所は精霊の民の里。エルフ、ドワーフ、獣人が共生する社会。住民全員は何らかの精霊と契約し精霊術が当たり前に使える。また強固な結界に守られた彼らは、人間族と全く交流することなくひっそりと暮らしていた。

 そこで里の世界樹に宿る人型精霊のドリュアスから、リオは規格外のマナ(魔力)を持つこと、体内には高位の人型精霊が眠っていることを知らされた。精霊術の潜在能力が人間としてあり得ないリオ。里の長老たちに聖人認定される。そしてリオの人柄と、同胞であるラティーファ救出の功績もあり、大歓迎で里に受け入れられることになった。

 リオとラティーファは一軒家を与えられることに。そこでリオは里に腰を落ち着けて師の下、精霊術の修行を始める。ヤグモ地方への旅は一時中断。しばしの休息のような穏やかで平和な日々が訪れた。

〈新居ワクワク、リオはモテモテ〉

 アニメでのリオの家は漫画でのデザインよりいい。解放感あって見晴らしも良さそうで住むに快適そう。そこで4人ものヒロインと同居とは、うらやましいような、かなり気を使いそうで面倒くさいような。

 情緒安定して思慮深く真面目なリオは、聖人扱いでモテモテになっても色ボケ展開が無い所がいい。
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✴️第6話「祭りの夜」(8月10日 2:00 - 2:30) 物語4.0→3.5 作画3.5→3.0
{netabare}
 第2章(第4-6話)の平均総合満足度は68点。今回も原作未読ならもっと楽しめたかもしれない。まとめ方はなかなか上手い。

 かなり薄味の塩ラーメンと言った感。汁の透明度が高く水っぽいが、意外にも出汁は効いてて食べられないほど不味くはない。麺の茹で具合もいい。が、刺激を求め後入れ調味料を沢山入れたくなってしまう。ただ、レイスと見習い傭兵の件は、風味落とさず添加物カットに成功した感。これはこれでいい。さらにセリアをCパートで僅かでも登場させたのもいい。思いがけないサービスでラーメンに味付き玉子のトッピングが加わった感じ。淡白な味にいい感じのアクセントが付いた。(劇中のワイバーンの卵だといただけないが)

〈あらすじ〉

 リオとラティーファが里に腰を落ち着けて1年が経った祭りの夜。盟友として里の民と強固な信頼関係を築いたリオは、ヤグモ地方への旅立ちの意志を固めていた。

 しかしその夜、レイスの悪巧みが原因のワイバーン急襲で里は危機的状況に追い込まれ祭りは中止に。ワイバーンは里の戦力では全く歯が立たなく危機的状況に陥るものの、精霊術を完璧にマスターしたリオにはワイバーンごときは災禍とならず。ただ一人、驚くべき戦闘力でワイバーンを屠るリオは一躍里の英雄となった。

 そしてラティーファの理解も得て、多くの名残惜しい別れの後リオは精霊術による飛行術で一人ヤグモの地を目指した。

〈里はほどほど、旅にそろそろ〉

 第2章のまとめ具合で制作委員会はこのアニメを長期シリーズにする気はないと宣言された気がした。同じなろう系でも大河ドラマとして成立させようと意欲漲る『無職転生』と対照的で非常に残念。

 ここまで一貫してラノベ1巻分をアニメ3話でまとめる構成。

 第1章は人間関係にマイナス多い。リオは虐げられ視てて嫌な展開も多かったから3話でまとめるのはまだ許容できる。

 第2章は人間関係にプラス多い。リオの盟友がたくさん増える物語をたかが3話に収めるのはいかがなものか。

 シリアスな物語においては物語を簡略した分を特定のキャラ萌え(今のところはセリア、ラティーファ)で補おうとしてもいずれ限界がくるだろう。緩い日常系とは訳が違う。

 ここまで視て本作はキャラ間の関係構築の積み重ねがセリア以外はあまりに乏しい。

 エピソード(思い出)不足=情緒不足。

 結果、1年間生活を共にしたキャラたちの別れの名残惜しさが感じにくい。私は原作からのエピソードの脳内補完がないと感情移入出来ない事態に陥った。

 せめてあと1話あったら、今回はリオが颯爽と現れる直前のハラハラドキドキの引きで終わって次回の"英雄誕生の瞬間"は盛り上がり、"ラティーファとリオのより強固になる絆"を過不足なく演出できたものを。ラティーファとリオの別れ前の会話も情緒マシマシで原作に劣らない味わいが生まれたと思う。

 長老アースラとラティーファが祖母と孫という設定もアニメで表に出せかも。ラティーファの同世代の友達となる銀狼獣人サラの妹ベラと獅子獣人のアルスランもアニメで登場出来たかも。訓練で培われるリオと4名のヒロインとの関係性の深化も描けたかもしれない。

 ああっ、タラレバがどんどん増えゆく。そんなもの今後も増え続けるのは勘弁して欲しい。が、この流れの感じでは無理とみた。

 第3章(巻)は今まで以上に情緒豊かな物語。それもアニメ3話程度でまとめる可能性は高くかなり不安。今回、物語評価を下げるが第3章を4話でまとめてくれるなら評価はまた上げたい。

〈作画について〉

 今回のワイバーンとリオの戦闘が製作会社の作画の試金石と思っていた。リオが初めてヒーローとして周りから認識され、以降は出逢う人々の多くから恩人として尊敬され続けるようになる重要なターニングポイント。だからこのシーンの作画はスタッフの総力戦で取り組むと予想した。

 結果、また作画評価を下げた。頑張りは感じられるものの贔屓目でまあまあのレベル。相変わらず人物の動作は直線的でロボット的でぎこちない。行動の予備動作も足りない。しなやかでなめらかな迫力ある動きは苦手。おそらくこれ以上のクオリティは望んでも無理。楽しみは減りゆくのみか。
{/netabare}

第3章 (ラノベ第3巻「決別の鎮魂歌」第4巻「悠久の君」より)
✴️第7話「約束の地」(8月17日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 総合満足度75点。いきなり異文化の別世界に転移したかの展開。穏やかに稲穂たなびく和の世界観はとても落ち着く。夢の中のようなふわっとした背景美術がいい。

〈あらすじ〉

 神聖暦998年の秋 リオ14歳

 リオはヤグモの方々を巡り両親の手がかりを探しカラスキ王国にたどり着く。安土桃山時代の日本のような国。そこは魔法ではなく精霊術が普及していた。

 リオはその国内のとある村に到着。そこの巷で最も顔が広いと評判の村長の家を訪ねるリオ。だがなんと驚いたことにその村長ユバはリオの父方の祖母だった。

 ユバ曰く、リオの両親は訳あって内密に国を出たという。その時、帰れる見込みは無く事情を知る一部の者で建てた二人の墓があるそう。しかし二人が国を出た理由は自分からは教えられないという。

 ユバは孫のリオを大歓迎。結果としてリオは村で働き、ユバと一つ屋根の下で生活することになった。他にも家族はもう一人でその名はルリ。彼女はリオの父の兄の娘にあたる従姉で一つ年上の15歳だった。

 リオは昼間は猟師業、午後からは農作業の手伝いをするようになる。仕事は優秀で村の生活向上のために非常に協力的。料理も得意。リオは高度な精霊術で風呂小屋や石鹸を作ったりなど村の生活改善に大きく貢献する。そしてリオはユバたちからとても頼りにされるようになった。

 そんなある日、乱暴者として嫌われる隣村の村長の息子ゴンが交易途中で村に立ち寄る。さっそくルリの親友サヨの兄シンと諍いを起こし村中に警戒されるゴン。

 その夜、ゴンとその取り巻きはユバ宅に侵入しルリの部屋に夜這いに押し入る。そこには泊まりに来ていた親友のサヨも寝ていた。二人とも手篭めにしようとするゴンたち。が、リオの防犯のための結界が反応。リオの介入により未然に犯罪を防ぐことができた。

 ゴンに母の仇敵の面影を重ねるリオ。心の封印が解かれたかのようにどす黒い怒りで我を忘れゴンを半殺しにする。

 リオは今までは天川春人の人格に引きずられ甘かった己を恥じる。そして母の敵への復讐こそ本来の自分に相応しいと気付く。

 リオは弱い自分と決別して復讐の鬼となる覚悟を固めた。

〈ゴンにイライラ、怒りでボコボコ〉

 相変わらずのダイジェスト感丸出しがマイナス。今章も急ぎ足で淡々と話が進むのか。今回はゴンたちがユバ宅に忍び込む直前で次回に引くのが王道で理想的なのだが...。この感じではやはり3話以内で今章も終りそうで残念。

 原作小説によると、精霊の民の里からヤグモ地方の端迄、飛行術なら一週間足らずだが身体強化の徒歩で数ヶ月かかる遠方。しかもヤグモは大小三十以上もの国々が存在する広さ。あてもないリオは都市や村を順番にひとつずつしらみ潰しの地道な聞き込み調査の日々。数ヶ月が経過してようやくたどり着いたのが今回登場のカラスキ王国のとある村という状況。

 アニメではリオは冒頭にいきなり村に現れ、以上の苦労は一言説明で済ませた。これではユバにたどり着くまでの苦労がアニメではいまいち伝わらない。リオが長旅で和食にすっかり馴染みきってるのも時間経過が伝わらないから唐突な印象でしっくりこない。

 たた今回は、その落ち着きに風格も感じられる村長ユバ、粗忽だが好奇心旺盛で性格明るい社交的なルリ、ルリの親友で乙女の奥ゆかしさが輝く内気なサヨ、リオを妬むが妹サヨを大切に思う根の優しい兄シン。

 以上の4名の新キャラの演技演出がとても良い。人物作画も好感度高い。特にサヨは地味だが個人的に大好きなキャラなので次回もどう描かれるか楽しみだ。
{/netabare}
✴️第8話「王家の系譜」(8月24日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 総合満足度65点。今回のダイジェスト感は前回以上。バトルの作画が相変わらずショボいのも痛い。ゆえにアニメ評価は相変わらず厳しい。

〈あらすじ〉

 リオは護衛として村の年貢の運搬兼交易隊に同行し、数日後初めてカラスキ王国の王都を訪れた。そしてサヨと二人きりになっての必要な買い出しの最中、身分の高そうな一人の少女の誘拐事件に遭遇する。リオは即座に犯人を無力化し少女を救うが、面倒事は勘弁と事後を少女の護衛役に託し、名も告げず立ち去った。

 その夕方、宿屋に戻るリオとサヨ。すると村の担当役人ハヤテとその両親で王国随一の臣下サガ·ゴウキとその妻カヨコがリオの前に現れる。そして彼らから両親の秘密を聞かされる。リオの母アヤメは王族だった。そして父ゼンは母の元護衛役だった。

 リオは翌日、祖父母である王と王妃に謁見して母の死の事実を祖父母に告げる。そして仇敵である冒険者ルシウスを討ち取る意志を伝える。

 王はその意志を尊重しゴウキの下での修行をリオに勧め、その手始めにゴウキとリオの手合わせが関係者に見守られながら行われた。しかし王国随一の武人ゴウキに難なく勝利するリオ。リオの実力は認められ、いつでも旅立てる状況になった。

 村に戻るとリオは両親の墓前で誓う。敵討ちという醜い自分を受け入れ、逃げずに前向きに生きると。

〈イベントぎゅうぎゅう、展開バタバタ〉

 簪のプレゼントといったサヨのリオへの想い深まるエピソードを忠実に再現したのはよかった。漫画になかったリオの初カムタン(異世界ラーメン)シーンも新鮮でよかった。武士道精神溢れるカラスキ王国の再現度は高い。サヨやコモモは可愛い。人物の表情作画や声優達の演技も感情豊かで申し分ない。

 とは言うものの尺が短か過ぎる。犯罪者ゴンの処遇、リオとサヨの王都デート、コモモ救出、リオとゴウキとの出会い、リオの両親の謎の解明、リオの母アヤメの死の真実と仇敵情報、リオ仇討ちの決意表明、リオとゴウキとの手合わせ。まとめ方は絶妙だが、これだけ盛りだくさんの内容をアニメで1話に収めるのはどうかと思う。

 アニメディア2021年7月号に掲載された監督インタビューによると、原作サイドからアニメは今期内でセリアとリオのドラマにひと区切りつけて欲しいという要望があったそう。そのため監督はアニメ構成には相当苦労されたらしい。急ぎ足の現状はその弊害。ただ、物語を圧縮しても原作の持ち味を大切に残そうというシリーズ構成も担う監督の努力は感じられる。その点は素晴らしい。今回も原作未読ならそれほど気にならなかったかもしれない。

 原作では、王族との繋がりなど何も知らないままリオは一度村に戻っている。そこにユバからの手紙を読んだゴウキとその妻カヨコが村を訪れ、リオと面談してリオの人柄を見極める。そして王との謁見のためリオはゴウキ達と共に再度王都に、という流れ。ゴウキの娘コモモ救出の恩人がリオと判明するのもその時。

 以上の原作のプロットと比べ、アニメのプロットはあらすじに書いた通りで大幅な改変あり。おかげで時間短縮に成功して効率的ではある。しかし初対面同士の信頼は段階踏んで深めることも大切で、王との謁見まで時間を掛ける原作の流れの方が自然だろう。

 ラノベ第3巻は、堪え忍ぶ心、忠義の心、惻隠の情など、原作の中でも日本的情緒の豊かさで心の琴線に触れること多く原作がより好きになった。

 原作ファンとしては現状とても残念に思う。今回の流れで次回で第3巻相当の3章が終わるのは間違いない。第3巻に対しては少なくともアニメ4話分の尺が欲しい。もっと原作の持つ情感ゆたかで緩やかな流れを味わいたかった。
{/netabare}
✴️第9話「それぞれの決意」(8月31日 2:05 - 2:35) 物語3.5→3.0
{netabare}
 総合満足度60点。今期中のセリア再登場のため、急ぎ足は止まらないどころか加速中。今回の後半三分の一からラノベ第4巻の内容に突入。話が大味でさらにつまらなくなった。尺相応に原作からの改変あったが、特にCパートはかなり大胆だった。こうなることは監督インタビューからある程度予想出来ていて驚きはない。もはや諦観の境地。物語評価は今回で下げ止まりにする。

〈あらすじ〉

 ユバとリオはルリに、リオが王族でルリとは従姉弟だと伝えた。そしてリオは二人に来年の秋の収穫祭後に村から去ると伝える。リオの素性は村では三人だけの秘密。そして翌日からはいつもと変わらない村の日常に戻っていった。

 翌年の田植えの時期、リオはサヨに年内に村を去ることを伝えた。サヨはリオに心底惚れていてそれに衝撃を受ける。そしてリオに付いて行けるようにと必死に残された期間に体を鍛え精霊術のレベルを上げようとする。半年後、サヨはリオに想いを伝えリオとの同行を切望した。リオのこれから進む道は仇討ちという人殺しの道。リオはサヨの想いには応えられないと同行をはっきり断った。

 神聖暦999年の晩秋。15歳になったリオは村から旅立ち精霊の民の里に帰郷する。久しぶりに旧交を暖めるリオとラティーファたち。そんなある朝、リオは目覚めると全裸の美女が隣で寝ていた。

〈サヨはさめざめ、心しくしく〉

 サヨの告白が今回の山場。リオに付いて行きたい一心で精霊術の修行に打ち込むサヨが健気でいじらしい。不憫な妹のためリオに土下座してでもサヨの同行を頼み込む、不器用だが優しい兄シン。切ないが大好きなシーン。ここをアニメで取り上げてくれたことは感謝。

 しかし、ゴウキとカヨコ率いる家臣団がリオの仇討ちを共に果たそうと随行しようとする件はアニメではカット。コモモの村に滞在の件も画だけで表現。コモモはラティーファとは違うタイプの可愛いいキャラゆえ、アニメでろくに描かなかったのは実にもったいない。原作3巻後半で村でリオを取り巻く二人のヒロイン。コモモは陽でサヨは陰となり彩り豊かな話だったがアニメでは片手落ちになった。

 また、原作でリオの中で眠っていた精霊が目覚めるのはリオが里を旅立った後のこと。Cパート、ここは今回一番原作から改変された部分と言えそう。原作で精霊と初めて遭遇するキャラはラティーファたちではない。次回からは原作からかなりアレンジされるのは間違いないだろう。

 原作と比べアニメは回を追う毎に不満蓄積中だが、どういう形で最終話を迎えるかは興味ある。しっかり最後まで見届けようと思う。
{/netabare}

第4章 (ラノベ第4巻、第5巻「白銀の花嫁」より)
✴️第10話「精霊の目覚め」(9月7日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 今回の満足度70点。今回から最終話迄、描くポイントが明確なのは悪くない。次回への引きもいい。

 アニメは第4巻全部と第5巻の第2章迄の内容から必要最低限だけピックアップ。そして後半の残り6分程から第5巻の第3章の内容へ。つまり今回で第5巻の前半分迄の描写終了。

 この流れで予想すると、今期は第5巻の最後まで描くのだろう。前回と今回のカットされた所の大半は、物語上必要不可欠。ゆえにもしアニメに二期があるなら、その時に形を変えてでもある程度復活すると思われる。

〈あらすじ〉

 リオの隣りで眠っていた美女は、彼の契約精霊が実体化した姿だった。リオは彼女をアイシアと名付け、里の長老たちや里の大樹に宿る精霊ドリュアスに引き合わせる。そこでアイシアは常識外の実力を持つことが判明。リオの力の凄さは彼女の守護が原因だった。

 その後リオは、里から旅立つ前にラティーファと二人きりでじっくり話す機会があり、そこで初めて前世の天川春人と彼女は同じバスの乗客だったと知る。

 神聖暦1,000年、リオはセリアに再会するために、アイシアを伴い4年ぶりにベルトラント王国の王都に戻る。しかしその夜、セリアの研究室を訪ねるとそこはもぬけの殻だった。

〈アイシアふわふわ、セリアぎりぎり〉

 いつもふわふわして神出鬼没を特技の一つとするアイシアはリオの最高の相棒で頼もしい。セリアも21歳で適齢期とは言え、よりによって婚約者がリオを嘗て拷問した貴族。運命は意地悪で残酷だ。だが今のリオにはだれにも負けない力がある。

 ここからの展開は王道中の王道。ヒロインの尊厳に関わる最大のピンチを救う白馬の王子様の物語で原作で非常に盛り上がる所。ゆえにアニメに対して、原作者がここを確実に描かせたい気持ちは非常に解る。

 だが2クール目にこの部分を持って来るべきだった。本作がアニメ企画段階で1クールしか約束されてなかったなら、アニメ化は焦らないで見送るべき、と今回改めてそう思った。

 もし2期があって続きがあるとしても、原作ファンの多くにとっては、今期のスカスカさは許し難いと思う。

 演出上で滲み出る手腕から、シリーズ構成も兼ねるヤマサキオサム監督は非常に優秀と思う。原作側の拘り抜きで、構成をすべて監督にお任せだったらどんな出来だったろう。返す返すも残念だ。
{/netabare}
✴️第11話「白銀の花嫁」(9月14日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 ほぼ会話劇で終始してアクションシーンが無かったのが幸いして、今回の満足度80点。今回は脚本と演出、声優演技のバランスが絶妙。作画は、動作はいまいちだがキャラの表情は秀逸。

 特にセリア、細やかに心情を伝えてくれて深く感情移入出来た。結果として、今回でセリアは本作のメインヒロインとしての座を不動とした感があった。

〈あらすじ〉

 リオはアイシアの協力で現状を認識する。セリアは政略結婚の危機真っ只中。婚約者はよりによって、嘗て己が手柄のため、リオを拷問して王女フローラの誘拐犯人に仕立てようとした男、侯爵家のシャルル・アルボーだった。

 そしてセリアとの再会は、アイシアが見つけた彼女の滞在先に侵入することで人知れず成功した。しかし、まだセリアの結婚に対する真意を十分に掴めないリオは思い切った事は何も出来ない。そこには、リオには親の仇討ちという最大の目標があることも大きい。

 リオとの再会後、依然精神的に追い詰められたままのセリア。作り笑顔で己の義務に忠実であろうとする。果たしてセリアのピンチを食い止めることがリオに出来るのだろうか。

〈リオはこそこそ、セリアぼろぼろ〉

 リオとアイシアのコンビは天下無敵。アイシアの諜報の活躍無くして、こんな短期でリオが必要な情報も得られることはないだろう。

 一方、貴族としての本分をわきまえ、意に沿わぬ結婚も自分を殺してでも受け入れようとするセリア。リオが訪れて嬉しい状況でも、悲しい現実の渦中の彼女。必死に笑顔を保とうとする彼女が不憫で切ない。誰が視てもセリアは不幸のヒロイン。次回、救われないと視聴者も浮かばれないだろう。

 次回の最終話は、王道のヒロイン救出劇になるのは誰でも予想出来ると思う。ただ脚本と声優演技はともかく、アクション作画が弱点の作品ゆえ、過剰な期待はしない方がいいかもしれない。
{/netabare}
✴️第12話 (終)「運命の再会」(9月21日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 最終話は、ラノベ第5巻第5章と第6章を描いて終了後(第5巻のエピローグは除く)、ED直前とCパートで第4巻第2章から第3章を基にアニメオリジナル構成で描かれた。

〈あらすじ〉

 リオは、シャルルとセリアの結婚パレードの途上でその馬車に突入。シャルルを踏みつけ、セリアと念話で合意の上で彼女を掻っ攫った。逃亡の途中、セリアはアイシアに託し、自らを囮として追手を引き付けるリオ。数百単位のベルトラム王国軍の大部隊を振り払い、近衛騎士団団長にして王国最強と名高い『王の剣』アルフレッド=エマールの攻撃をかわす。そして王都からの脱出に成功した。

 王都郊外にたどり着き、アイシアとセリアに合流したリオ。しかしその時、東西南北のあらゆる方角で、六本の様々な色の眩い光柱が舞い上がった。その先に待つもの、それはリオと言うより、天川春人にとっての運命の再会だった。

〈セリアにこにこ、続きあるある?〉

 今回の満足度70点。最終話は脚本のまとめ方と声優の演技はそつなく、セリアがヒロインとして非常に魅力的だったのは救い。アクションシーンの作画は、一部を除き思った通りのチープさで残念。

 ここで終わると実に中途半端。これで2期が無かったら大ブーイングだ。

 本作の最終話終了時点では、円盤の予約はパッとしないようだが、原作の売り上げの伸び(累計発行部数200万部突破間近)と国内外のアニメ配信状況は好調のようだから、2期実現の可能性はかなり高いだろう。

 仮にアニメに2期があればまた視聴するつもりだ。ただ今期、ここまで原作を簡略化した以上、2期を楽しみに待つことはないだろう。
{/netabare}

❰全話視聴後の感想❱
{netabare}
 全話の個人的評価は65点。ヒロインが多く、主要舞台も3箇所あったゆえに、人間関係の構築を丁寧に描きれない点に不満が多い。セリアだけがヒロインとしての魅力が必要十分に描かれたものの、アイーシャ他精霊の民のヒロインたち、サヨ、コモモ等、描写に割く尺が圧倒的に足りない。

 リオの人間としての魅力アップには、出逢うキャラとじっくり交流して人柄を滲み出す時間が必要。そのために原作の描く範囲をもっと狭めるべき。また、バトルの作画がチープなのも、リオの強さも安っぽくなり、彼の魅力がいまいち伝わらなくなった。

 書籍第4巻と第5巻の話の順番を入れ換えた工夫は悪くない。だだ簡略化せず、腰を落ち着けて第1期は全12話を各巻を最低4話で3巻迄丁寧に、話の切りのいいところ迄描いた方が、視聴者にとって続きが気になり、アニメ2期の期待が高まり、原作抜きでも人気タイトルになり得た気がする。

 2021年4月で書籍既刊19巻とコミカライズ既刊6巻で、シリーズ累計発行部数130万部達成。アニメ放送直前の2021年6月時点では160万部突破。さらにアニメが終わる9月には、書籍第20巻とコミカライズ第7巻も刊行されており、累計発売も190万部に到達した。

 以上から、アニメは原作販促での効果はあったかもしれない。だが、一般的に軽薄なろうテンプレとみなされがちな作品になってしまった印象は拭えない。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

4話までの感想{netabare}
原作未読、なんか色々と不思議。
最初制作はMAHO-FILMかと思ったw
絵の雰囲気が“うちの娘のためならは~”や“神達に拾われた~”っぽく感じだので。
作画はそこまで悪くないのだけどどことなくぎこちなく、そんな中ヒロインの顔だけは意地でもクオリティを死守してる様が、柳瀬雄之が血ヘド吐きながら手直し頑張ってるのかなー?と予感させる。
が、実際は全然MAHOとは関係なくトムスだった模様、いや実質はトムスじゃなくてワオワールド(“アニメガタリズ”やったとこみたい)ちゃう?
てっきりキャラデザは出口花穂だと思い込んでたよ、違いがワカランw
というか1話は凄い頑張ってたんだ、1話は。
正直本編よりOPの方がヘボくて「そんなことある?」と驚いたが、3話にして力尽きたかOP相応のクオリティになってひと安心と言って良いやら悪いやら…。

絵についてはそんな感じで内容の方、といいつつまたOPの話になっちゃうけど…これが心証悪い。
OP最後女性キャラがドドドと出てくるのが「うわぁ」と声を出さずにいられない。
転生モノとしては最近めっきり数の減った「元の世界に未練がある」タイプで(“聖女の魔力は~”のアイラとか居るので全く無い訳ではないが)ほんのちょっとは感心した…いや、したいところなんだけどOPが邪魔をする。
あれだ、スラム時代に一緒にパンを盗んだ同世代の男友人とか居ないのが残念なのかも、そういうのが居ればOPも「女の子まみれ」みたいなことになならなかったんじゃない?
元の世界に未練はあってもスラム時代には未練が無いのは、結局バーターにかけられたみたいであんまり深みを感じない。

ってところでの4話、刺客として襲ってきた新キャラのラティーファがよく分からん。
転生したの、いつ?
主人公と同じ時期なら──毒針使ったりそれなりの戦闘を繰り広げてたし、首輪つけられてずっと戦闘訓練させられてた…と思うのだけど、それにしちゃあメンタルが弱い・幼い。
見た目に関しては獣人の成長速度を知らんのでナントモ。
訓練だけでなく実際にコロコロしたことあんの?
よっぽどの手練れでなきゃ単身で追跡なんて…クライアントは結構貧乏?
ってかリオは生死不明じゃないんだ。
死体が見つかってないとはいえモンスターがうろつく世界でしょ?生存を確信したのは何でだろう。
指令としては「もし生きてたら殺せ」であって、帰還しないのは生存を明らかにすることになってヤバいと思ったのだが…最初から生存を確信されてるならいいの…か?
いやそうであるならセリアも疑われない?セリア宛の手紙なんて検閲対象でしょー。

今後その件に触れるならいいけど、現状な~んか雑さを感じる。
王女誘拐事件も5年間進展無いのん?{/netabare}

5話感想{netabare}
最初誤解を元に襲われて「またかよ!」と思ったが、いや、ひょっとしてこれは誤解が解けた後で人間と亜人とで素直に謝れる/謝れないの違いを描いた…のか?
その国や地域のトップに貸しを作るには体の良い展開だなぁと思わなくもないが…。
負けることで「そこらのなろうのチート系とは違うんだZE」アピールだとしたらちょっと志が低い。
ま、まぁ、いつもこんな感じで誤解されて襲われるのなら、ラティーファが転生者と思ってもおいそれと尋ねたりしない慎重さへの説得力にはなる、か?
というか身の上は尋ねられないの?
ラティーファが帰って来ないことで第二第三の刺客が放たれるんじゃないか?と思ってた私としては、リオがのほほんと逗留生活をしてるシーンが気が気でならなかった。
せめて追跡は断ち切ったとか、人間の手先ならここには来れないだろうとか語って欲しかった。
欲を言えば「私が居るとどんな災いをもたらすか分からない」と、それが叶わないとしても滞在を断る素振りをして欲しかった。
後で村が襲われて「お前が来なければ平和でいられたのに」と責められそうで…無いとは思うけどね、丁重にもてなされればされるほどそう予感してしまい安心して見れない。
なんかリオが「今自分の置かれてる立場」を気にしなさすぎというか、他のなろうでよくある自発的でない感じ、こっちから何かしようと思わなくても周囲がお膳立てしてくれる感じ。{/netabare}

6話感想{netabare}
まてい、ちゃんと前回の最後の方覚えてる?
ワイバーンの巣から卵奪ったらワイバーンが追ってきた、ってところで終わったんよ?
それを踏まえての6話冒頭、「リオ殿が里に来て1年──」とか言い出したので、ワイバーンの巣を襲った出来事からも1年経ったんだと思っちゃったよw
コイツら卵抱えて1年間逃げ続けてた?ってね。
よく見りゃ5話の祭の段階で1年経ってると分かるけど、だったら5話中に「リオ殿が里に来て1年──」と言えよと、何故6話に引っ張った?
もしくは卵を奪うシーンを「リオ殿が里に来て1年──」と言わせた後にするべきだったんじゃないかなー?
「リオ達が里で平和に暮らしてる裏で不穏な動きが起きている」というのを見せたくて卵を奪うシーンを5話に入れたんだろう、それは分かる。
が、紛らわしくすることで何か演出的な効果があるでもなく、単に気が利いてないだけな気が…。
細かいことかも知れないけど、こういう部分までちゃんと気を配ってるかどうかが脚本の良し悪しに繋がるんじゃないかなー、と思ったり。

なにより、ラティーファを刺客に送ったのに戻ってこないことでスティアードは次にどんな手に出る?を期待してた自分としては、何事も無く1年経っちゃったのが肩透かしでして…。
今後暗躍っぷりが描かれるのかも知れないが、前回の感想でも書いたけどそもそもそっちに気を向けないリオ達が不思議でならない。
いつかスティアードと対峙する──ケリを付けてくれないとスッキリしないので──とは思うのだけど、大丈夫かね?

視聴者の興味の向かせ方がズレてるというか…私の方がズレてるのか?
ボケっと見てても「何か大事なことを忘れてる気がする」って感じるんじゃないかなー?
王女誘拐の件も6年間遅々として進んでないということだろうか。
冤罪だろうが犯人をデッチ上げて処罰しなけりゃ威信に係わるって話じゃなかったのか?{/netabare}

8話までの感想{netabare}
ほげええええ、顔面ヘッドスライディングした気分。
主人公が王家の血筋って…あれぇ?何故だ?何故かすっごくガッカリ。
それが悪いってことじゃないハズなのに、何で私はこんなにもガッカリに感じるんだろう。
とにかく直感で「そりゃないよー」という気持ちが湧き上がった。

今までそんなこと匂わす伏線らしきものが無かったからか?
王家を示す短刀を親の形見として持ってるとか、一族だけに遺伝するアザがあるとか、なんかあったっけ?
パスタ屋のロッテとか、回収がずーっと先と思われる伏線なんて張ってる場合じゃないだろー。
天涯孤独の身から人情とチート能力で仲間を増やしてのし上がってく話だと思ったら、本人の努力とは関係無しにデカい後ろ盾が突如生えたような…。
転生者で女神だか精霊の加護を受けてるだけでもアレなのに、突然ドエラい設定が降って湧いた様に感じて…この唐突感がガッカリの原因かなぁ?
ついでに母親の仇も唐突だし、両親が駆け落ちする原因となったロクレン王国とやらの蟠(わだかま)りはどうなった?これから?

なによりブラックワイバーン製の衣装がヤグモ背景と合ってなくてキモい。
人攫いを倒した後「面倒ごとは避けたい」とその場を去るとか、目立たない様にする努力を一切してないヤツが言うことか?
交易が盛んで色んな人種や民族衣装が町に溢れてるならまだしも、作中見る限りそうじゃないし、キモいって。
小説じゃ気にならなかったのかも知れないが、アニメでやるとヘンテコこの上ないのでもうちょっと考えてくれよー。
そろそろ切ろうかと思ってるんだけど、早くこの地を去ってくれないかな。{/netabare}

9話感想{netabare}
前回王族の血統と聞いてガッカリした話の続きになるけど、「果たしてその設定によってリオにデメリットはあるの?」に対し「いいえメリットしかありません」がアカンのだろう。
逆に、もしデメリット──本人は一切関与してないのに一族を恨んでるヤツが居てそいつから命を狙われるとか──があるならまだ見れるかなぁと思いつつ9話に臨んだら…。
どうやら無いっぽい。
いやいや、血筋絡みでの面倒ごと起きんのかーい!
ロクレン王国(両親が駆け落ちすることになった原因)は本気でスルー?もう過去の話?
ルシウス(親父の冒険仲間、母親の仇)が変貌したのはそこからの差し金って可能性を…疑わないの?
というか、前回の人攫い未遂の話はどうなったん?背後に陰謀が絡んでる…とかじゃないの?
何事も無く安穏と1年過ごしちゃったよ…ゴンは出所したん?

1話の王女誘拐が一番印象強いけど、それ以外だってトラブルに対して表面的な対処はするけど根本はなにも解決してないエピソードばかりが続く。
他の方が書いてらっしゃる「全てが中途半端のつまみ食い」、正にその通り。
最後に全ての事件が巨大な黒幕に集約するって展開なのだろうか?
そうでないと困るんだけど、それにしたって中途半端が過ぎて忘れ物が溜まる一方。
深く掘り下げることなく次の出来事へ移ってしまうため、関心を維持しづらい。


話もそうだけど、絵もちょっと…。
1年逗留したカスラギから旅立つってシーンで…なンだその軽装は!?
ああああ!!!!
結構許せない、“チート薬師”より、“D-CIDE”の龍平よりイラっと来たかも。
お土産どっさり持たされるんじゃないの?実は嫌われてた?
折角日本風の地域を出したんだから三度笠と道中合羽くらい羽織ったっていいじゃない!ってかそうしろよ!!
数ヶ月海外旅行して帰ってきたら向こうの服着てたりしない?カスラギに行った形跡を残したくないのか?浮気相手の家感覚?
ちょっと近くのコンビニに買い物行く感じにしか見えなくて、もう当分戻ってくることのない決意や雰囲気なんてあったもんじゃない。
この絵ヅラでサヨとの別れをしおらしく描いたところで嘘臭くてうすら寒いだけだって。

と思ったら次の場面でビュンと空を飛んであっという間に精霊の民の里へ到着。
あっ、ホントに近所だったんだ、徒歩10分飛行30秒って感じ?(嫌味)
旅情も哀愁もへったくれも無いな、両方の村を毎日行き来すりゃいいじゃん。
それでいて持ち運べる家をリクエストって…だからさぁ「そういうのがあったらいいな」と必要性を感じる出来事を見せてないので多くを望む業突張りにしか感じないって。
雷雨の中飛び続けるとか、寒さに丸まりながら野宿するとか、長旅感をあらわす時間経過のシーンをなぜ入れなかった?
旅の装備を考えたくなかったのかなぁ…前回町中で目立たない衣装を描かなかった件といい、作画は結構一杯一杯なんだろうか?{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

悪くな…うーん……?

原作未読
まぁ古い時代のテンプレなろうって感じ

{netabare}個人的な好みの話として、現地人への憑依みたいな形で地球の人格が現れる訳じゃないのは好印象
前世(でいいのかな?)を思い出しても自意識はリオのままだし、旅立ちの目的も今の人生に根ざしたものになっている
前世のヒロインを探すために旅をするタイプもある中で、ちゃんと主体がブレずにその世界の人間として過ごすのは不快感がない

主人公自体の性格も、迫害を受けたりスラムで暮らしたりといった過去もあり身分をちゃんと意識して行動している
波風を立てるような言動は出来るだけ避けていたり、会話する時は敬語を使ったりと主人公に悪印象を持つ要素はない
まぁ「スラムの子供がカッチリした敬語なんざ使えるわけ無いだろ」って違和感の原因にもなってるから良し悪しではある
せっかく5年生まで進級する描写もあるんだし、言葉遣いも年齢に合わせて変化していたら…とは思うけど、これは好みの問題かな

じゃあ総評として面白いかっていうと粗もそれなりに目立つ
誘拐された姫様を捜索するのになんで別の姫様が参加してるの?とか
先生と女騎士的な人以外初等部だけって構成で捜索ってなんだよとか
誘拐の経緯も不明なのに警護体制も不明瞭な状況で学園に通わせんなとか
姫様を話の中にねじ込むための仕込みがやや甘い印象

また、魔法周りの部分はかなり適当
主人公は魔法を使う契約が出来ないのに、見た魔法を模倣することが出来るらしい
でも、そもそも「魔法の契約って何よ?」って部分を全然見せないせいで、主人公と周りとの違いが全然わからない
そして「魔法とも魔術とも違う」らしいけど、魔法と魔術の違いすらアニメでは伝わらない
まぁ主人公が精霊の力を使えるのは分かるけど、それにしたって周りの状況説明がなさすぎでしょ…

なんか原作では普通に説明がされていそうな部分をすっぽりカットしているような印象を受けてしまう
細かい理屈とかはどうでもいいけど、「この世界の常識」をさらっと見せるくらいはしてほしかった
特に精霊だの魔法だのはタイトル的に重要になるだろうし、ここは後の話ででもちゃんと描いて欲しい

あとは貴族って酷いやつだなーとか
誘拐された姫様良い人っぽいけど実際は足引っ張るばっかだなーとか
王様が軽々に公式の場で平民と謁見するってどうなってんだとか
王の一存で平民を貴族の学び舎にねじ込めるなら王様の力は強いじゃんとか
引っかかる場面はちょいちょいあるけど、まぁ「お約束だから」で片付けられる程度の話

それより気になるのが作画
ジャンプしたり飛び降りたりって場面で大の字のまま姿勢が変わらないって…
動かす技量が足りないのか、作画枚数が足りてないのかとにかくアクションが悪い
せっかく話自体は悪くないラインで収まってるのに、アニメとしての描き方が足を引っ張っている
というかOPも全然枚数が足りてないよね?さすがにそこは頑張れよ…
最初から動きがガッタガタで思わず目を疑ってしまった

そして3話の特殊ED
あれは絶対おかしいでしょ
そもそも2話までの内容で回想をされても重要なシーンは特に無い
そして白くぼやかして適当に場面をつなげただけで意図が見えない
何より音量バランスがおかしいし、キャラの声に一律でリバーブをかけてるのが滑稽
アニメ全体を通した演出の甘さを象徴しているように思う
{/netabare}

粗はあるけどテンプレを丁寧に描こうとするシナリオには好感が持てるので、とりあえず視聴は継続予定
アニメの方はこれ以上質を落とさないでくれると嬉しいかな

5話視聴
{netabare}ここまで見ていくとシナリオの粗のが目立ってきたかな…?
「相手が会話をしないせいで巻き込まれる」のワンパターンでしか話が作れていない
母親の故郷を目指すっていう能動的な目的があるはずなのに、展開自体は全部周りに流されるばかり

というか旅をしてヤグモに行くのかと思ったらお家もらって女の子と同居を始めるって想像と違ったなって
まぁ旅を続けちゃったら王国の話に関われないから途中の街で引き返すことになるのは分かる
それにしたって1話で旅をやめてのんびり暮らすって旅立ちの動機はどうしたんだよ…

仲間集めと修行を兼ねたパートだとは思うんだけど、肝心の仲間との交流と精霊術の修行をダイジェストでカットしたら駄目だろうと
単純に粗が多いってだけじゃなくて、展開のつなぎ方が雑なせいで陳腐さがより目立つ形になっている

現地の人間として活躍する物語という最初の印象から大きく離れて、転生者としての意思すら感じさせないお人形のような主人公
起きるトラブルの大半が話を聞かない相手から襲われるパターンという引き出しのなさ
物語に主人公が振り回されているだけなのに出来上がる安いハーレム
ちょっと厳しい部分が目立ってきたので評価は少し落とす
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}悪くないけど面白くは…ってラインギリギリを延々と飛行してるような感じ
ハルトの人格に引っ張られつつ、リオとしての目的意識を失わないのはやっぱり印象が良い
母親の死を起点にして両親の故郷を目指す流れも、母の仇討ちが目標になるのもしっくり来る

なのに上手く展開に乗れないのは目的が明確なのに対して展開がダラダラしているからかな
亜人の里に着いてからなんとなくで1年過ぎてたり、ヤグモに着いてからもなんとなく1年だか2年だか過ごしてたり…
もちろんそれぞれに理由があるのは分かるんだけど、目的が提示されている割にそれが重視されていない

加えてどの街でもヒロインと仲を深めているのに一定のとこから進展しない
そのせいもあって滞在した街で得たものに対する印象が薄く、話数が進展しているのに物語的には停滞を感じる
話の進展をもう少しゆっくりにして、街で過ごした1年間や修行をしっかり描けば印象も違ったのかな…

ヤグモで主人公の身の上と目的を提示するまではこの辺も気にならなかったけど、
目的が明確になったのにそれを活かすことなく最終話を迎えてしまった
そして2期のつなぎになるラストCパートですらリオの目的には関与しない地球のヒロインを出す始末

2期決定って言葉で分割2クールを誤魔化してる割に、話の構成が2クールありきだなって感じ
目的はあって悪役っぽい人物がいて精霊の謎もあるのに、それらを後半クールに全部回している
そのせいで旅を通しての行動が起きた問題に受動的に対応しているだけになってしまい、全体が薄くなった

なろう小説は話数もシナリオの長さも自由が効く分伏線や全体の進行が延び延びになりがちではある
多分原作がこんな流れのせいで微妙な展開になったんだとは思うけど、それならそれでアニメ化に合わせて脚本を調整すべき
1話からのヒロインであるセリア先生を救出するのを山場にしたいのは分かるけど、
そうするならもう少し展開を整理して先生に焦点を当てても良かったんじゃないかな
{/netabare}

展開が薄味で最終回も微妙だけど、ボロカスに言うほど悪いわけでもない
現地妻を量産したり起きるトラブルの流れがワンパターンだったりはするけど、
それでも不快な要素は少ないのでそれなりに観れる
なろうアニメとしてはそれなりな部類なんじゃないかな

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

66.4 2 スラム街で学園なアニメランキング2位
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (125)
215人が棚に入れました
――「もう一度、ゴルフで勝負したい」。 葵との約束を果たすため、 ヨーロッパの一国、ナフレスから日本にやって来たイヴ。 新たな舞台は、山梨・雷凰女子学園。 イヴは同校のゴルフ部で、 プロキャディーを目指す少女、イチナと出会う。 そして再会した葵と共に 新たな挑戦――、全日本高校女子ダブルス選手権に挑む! 二人は全国から集まった強豪校を相手に、 順調に駒を進めてゆく。 立ちはだかるのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を制することができるのか――!? イヴの虹色の弾丸≪レインボー・バレット≫で 切り拓け、未来を――! ゴルフをテーマとしたオリジナルアニメシリーズ 待望のSeason2、いよいよ開幕!
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

イヴたちの熱い物語に再びわくわくしてます♪

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
去年のSeason1から今日まで、本当に楽しませてくれた作品でした。
5年くらい前にアニメを見始めたんですが、こういう感じのアニメはあまり見たことがなくて、予想の斜め上の展開や引きの強いCパートなどなど、毎週楽しみでした♪
ただ、終盤がちょっと駆け足だったのが残念なのと、個人的には{netabare}病気展開ではなく{/netabare}もっとスカッとするような展開だとなお良かったです。
間違いなく記憶に残る作品だと思います。
少し時間をおいて、1話から通しでもう一度見てみたいですね。

[初回感想]
9か月ぶりのSeason2!!
そして、OPの「Venus Line」♬
久々なので、昨年見てた気持ちのように再び作品の世界に入っていけるかちょっぴり不安だったんですが、変わらないOPを聞いて、熱くて笑えてしんみりもした、あの独特な世界にすーっと再び入っていけた気がします。

Season1の感想でも書いたけど、まだ見ぬ強敵たちがたくさんいるみたいであと1クールで終わるのか、駆け足になって雑な展開にならなきゃいいなと思ってたんですが、いい意味でメリハリのあるテンポの良い展開に安心しました。。
でもあと2クールやってくれても全然かまいませんよ(´-ω-`)

EDの入るタイミング、相変わらず良いです☆
門脇更紗さんの「君がいるから」もいい曲ですね♪

そしてBIRDIE WINGといえば、引きの強いCパート!
Season2も熱い驚きの展開が見られそうでとても楽しみです♡

以下、各話の感想です☀

14話「少女の記憶の中に眠っている確かな真実」
{netabare} 熱くなれる強敵たちの戦いって盛り上がるし丁寧に描きそうなんだけど、そこをばっさり短くして、でも相手のバックグラウンドや気持ちをきちんと描いてうまく感情移入させているところとか相変わらずうまいし、ちゃんと盛り上げてくれますね。Season1と同じ劇中曲も相変わらず良いです♪
それでいてところどころに笑いを入れたり、引きの強い驚きのCパートとか、やっぱりこの作品好きだわー♡{/netabare}

15話「ただゴルフができるということがこれほどまでに幸福な理由」
{netabare} 前回もテンポいいなぁーって思ってたけど、普通は盛り上げる決勝戦を今回もばっさり短くカット。
でもつまらなくなった訳じゃなくて、試合前日の葵の覚醒と決勝の快進撃など、予想外の展開が面白いんですよね!!
それでいて、笑えるポイントもきちんとあったりして、さすがです☆
後半2話目にしてイヴの過去など物語の核心部分が結構明らかになってきたりして、後半さらに熱い展開が待っていそうな予感もしてます。
葵の必死のショットのところでED曲が入るところとか、次回がすごく気になる引きの強いCパートとか、やっぱりこの作品、最高です♡{/netabare}

16話「大人のエゴに巻き込まれた若者たちの二代に渡る数奇な運命」
{netabare}ほんと、すごい展開ですねー。
予想の斜め上いってて、ダブルス選手権が霞んで見えちゃいますw
ここで前半のナフレス編の設定を生かしてくる展開とかうまいです。
でも・・見てて葵がかわいそうになってきて・・体の不調のこともあるし、あまりかわいそうな展開にならないといいけど。
昼ドラみたいなドロドロの展開になってきたけど、一番驚いたのは次回予告!!
まったく先が読めない展開にわくわくドキドキです♪{/netabare}

17話「失った記憶を取り戻した少女は、故郷に戻って新たな真実を知る」
{netabare}葵を守るためにマフィアと接触をさせない、とは言ってるけどやってることは同じような・・
でもイヴがどんな状況でも前向きに行動するところ、見てて気持ちいいです♪
前回まで試合してたし、今回は懐かしい人たちとの再会の話がメインかなーと予想してたら、いきなりマフィアのボスのゴルフに乱入して勝負を挑む展開とか、中だるみ?なにそれって感じですねw
Cパートでのイチナの参加、そして次回予告の新たな試練などなど、次回もすごく楽しみです!!{/netabare}

18話「偽りとの決別」
{netabare}まさか再びあのゴルフ場のシーンが見れるとは思いませんでしたw
しかもそこに場違いな感じのイチナが一緒にいるチグハグ感が面白くて。
相変わらずカトリーヌの叫びが笑えます。
とうとうバレットも7色揃いましたね。
次回は葵の戦いのお話みたいで、体調も心配ですけど楽しみです♪{/netabare}

19話「輝ける翼」
{netabare}安室監督が葵のためだけに設計して製作したシャイニング・ウイングス
葵もなんとなく気づいてるのかなって思ってたんだけどやっぱり・・ね。
でも安室監督が倒れてゴルフに集中できなくなったけど、監督が病を押して見に来てくれたことでシャイニング・ショットを打って挽回する展開は王道かもだけど熱くなりますね。
次回の雨の戦いも楽しみです!!{/netabare}

20話「勝利を告げる虹」
{netabare}今回は結構普通にゴルフしてましたね。
ゴルフが好きじゃなかった雨音が、楽しんでゴルフをプレイする葵と出会ってからの話を交えながら、二人で勝利の虹を見るお話でした。
雨音の、私の人生は私が決める!ってとこ、今までの色んな思いが詰まってる気がしました。
あと監督と部長のやりとりで笑わせてもらいましたw相変わらずこういうの入れてくるところ好き♡
毎回お楽しみなCパート!!イヴのヤバイ発言でましたね。今までで最大の強敵!?
次回予告の助走しながらのアイシャのショットとイヴの覚醒アナウンスで、次回も楽しみ♪{/netabare}

21話「虹と弾丸」
{netabare}アイシャにプレッシャーを感じて攻めのゴルフをするイヴだけど、イチナの助言も聞かずに自滅するハラハラする展開で・・
前回の予告から気になってたアイシャのショットはドッカーン!!とか期待を裏切らない面白ショットでしたw
イヴ以上に精度は高くないけどはまるとすごいスコアを出すタイプみたいですね。
虹のショットと弾丸ショットを合わせたスーパーショットを苦労して編み出すイヴ。
レオもこれを期待してアイシャと戦わせたっぽいけど、も少しアイシャには強敵っぽく頑張ってほしいですw
次回、両手に包帯巻いてるイヴとアイシャの巻き返しも気になります。{/netabare}

22話「オーバー・ザ・レインボー」
{netabare}前回あたりから思ってたけど、トンデモゴルフにさらに磨きがかかってきましたねw
ゴルフクラブが壊れちゃう展開とか、考えるな、感じろ!ってことで。
イヴの魂の叫びがすごくて、鬼頭さんの喉も壊れないか心配です。。
すごい技には代償が付きものって展開は少年漫画っぽいけど、個人的にはゴルフができない体になるような展開にはなってほしくないです。
そろそろ残り話数が気になってきましたが、Season1が13話だったので、全26話であと4話でしょうか。
次回予告での願いは届かない・・がちょっと気になります。{/netabare}

23話「夢を叶えるために」
{netabare}確かによく考えたらイヴってまだ15歳なんですよね。
だからフィジカルを鍛えていけばバーストにも耐えられるようになるみたい。良かった。
でも・・
全英でイヴとゴルフをするために、それを望みにして気力を振り絞る葵。
ちょっといやな予感がしますが悲しい結末だけにしてほしくないです。

・・いきなり全英オープンに話が飛んでるんだけど・・えぇ。。
アイシャあんなにやる気だったのにちょっとかわいそう。
尺の関係なんだろうけど、少しでもいいから見せて欲しかったかな。{/netabare}

24話「約束」
{netabare}3年連続賞金女王の覇者ユーハ・ハミライル。
でも葵とイヴにはお互いしか見えてないみたい。
やっと実現したライバルと勝負をする約束。
・・んー・・やっぱりそういう展開になっちゃうか・・
次回、この熱い物語をどうまとめていくのか注目したいです。{/netabare}

25話「蘇る約束」
{netabare}葵の棄権に続いてイヴの過去もリークされてしまう展開・・
どうなるんだろって心配してたら、葵がキャディーになる展開にちょっとびっくり&わくわく。
そして葵のシャイニング・ウイングスをイヴが使い、さらにイヴが勝とうとしているのはトップのユーハじゃなくて、そのままプレーしていたらの仮想葵という展開にちょっと熱くなりました。
・・結果はあれで良かったのかな。どちらにしても葵との勝負は持ち越しされたので。
ラストはすっきりいい感じで終わったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【最終】ハチャメチャ展開の連続も作品として破綻してないのが凄い

【レビューNo.68】((最終レビュー)初回登録:2023/6/24)
オリジナルアニメで2023年作品。全25話(2期分は12話)。
あにこれ参加前に1期を観ていたが、ここのレビュアーさんと交流してこの作品に
ついて語り合ううちに、それまで以上にこの作品に興味を持つようになり、いざ
2期が始まると、予想の斜め上をいく展開に魅了され、なんかレビューを書かずに
いられなくなりました(笑)

(ストーリー)
スラム街にて「賭けゴルフ」をしている少女イヴと、一流のプロゴルファーを両親に
持つ令嬢で「ゴルフ界期待の星」と称される葵。そんな2人が出会い、互いを認めつ
つも、いつか勝負の決着をつけることを夢見ている。
しかし、イヴが裏社会から狙われる存在となり、いろいろな経緯から葵のいる山梨・
雷凰女子学園へ編入することになる。
ここで2人はペアを組み 全日本高校女子ダブルス選手権に挑む。
2期は、この全国から強豪が集まる本大会の続きから描かれることになるのですが・・・

(評 価)
【第18話】まで視聴
・ひと昔前の荒々しさが魅力のゴルフアニメ
 ・例えばサッカーアニメだと「アオアシ」「ブルーロック」のように
  「個人戦術やプレイヤーとしてのインテリジェンス等、「サッカー」という競技
   自体の奥深さをより細やかに伝える →『競技に対する情報量が非常に多い』」
  作品が流行っており、野球などもいろいろな作品が作られてきた中で、やはり視
  聴者の目も肥えてきて、そういった要素を取り入れている流れがあるが、本作は
  「単純にどちらがゴルファーとして強いか」
  といったシンプルに熱い戦いに主題をおいた、ひと昔前の荒々しさがあるゴルフ
  アニメとなっています。
 ・今時「食らえ!タイガーショット!!」なんて、必殺技を叫ぶサッカーアニメな
  んてみませんよね? 
  ところが本作主人公イヴは「七色の弾丸」と呼ばれる必殺技を引っ提げ、臆面も
  なく「直撃のブルー・バレット!!」と声高に叫びますw
  トドメに「賭けゴルフ」と「それを取り仕切る巨大な裏組織」とか、いつの時代
  やねん!ってツッコミを入れたくなる世界感w  
 ・上述の要素や奇想天外なプレースタイルも相まって、ネットでは「美少女版プロ
  ゴルファー猿」と呼ばれているようで。そして製作陣も心得ているのか
  {netabare}「本家『猿』の必殺技『旗包み』を丸パクリ」するというwww{/netabare}
 ・あにこれで交流した感じでは、こういう奇想天外ながらもシンプルで熱い展開が、
  おっさんどもには刺さるようで、万人受けする超人気作にはなれませんが、今の
  時代に失われた懐かしい面白さがツボと感じる層にはウケてる作品ですね。

・予想の斜め上にをいくハチャメチャ展開
 ・まあ1期もぶっ飛び感がありましたが、2期ではゴルフ以外で更にぶっ飛んで・・・
  >二人は全国から集まった強豪校を相手に、順調に駒を進めてゆく。 立ちはだか
  >るのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を
  >制することができるのか
  上述は作品情報からの引用ですが、実際のストーリーは全然違います!
  以下特大ネタバレ。 
  {netabare}・「全日本高校女子ダブルス選手権」→葵の覚醒で圧勝。
   「姫川はこんなところで終わっていい選手じゃない!」というセリフが空空しく
   聞こえるほどのフルボッコ状態。というか選手権の様子があまり描かれず。
  ・では何を描いていたのか? → イヴと葵の出生の秘密。
   ・葵の父親 → 実はイヴの実父    
   ・葵の実父 → 学園のゴルフ部の顧問
   (記憶喪失だったイヴの記憶が戻り一気に発覚w)
  ・「そんなの嘘よ!」と迷える葵。
   → この秘密の件とイヴが裏社会と繋がりがあったことが発覚
    → 葵の母は葵を守るため、イヴを祖国へ強制送還www
   つまり葵の母を巡り、過去に昼ドラも真っ青な愛憎劇を繰り広げており、ゴルフ
   アニメなどお構いなしに、イヴがとばっちりを食うというトンデモ展開www
 ・で、ゴルフの方は葵と「どちらが先にプロのゴルファーになれるか」を目指して、
  イヴはその突破口として再び「裏社会」に身を投じるって、おいおいw{/netabare}
  この面白過ぎるハチャメチャ展開をどう受け止めたらええねん!!

・2期のMVP候補は「早乙女イチナ」
 1期は「イヴ×葵」の熱いゴルフバトルでしたが、2期は「イヴ×イチナ」の名コンビ
 が作品の要になりそうです。
 イチナは学園でイヴのゴルフに魅了され、自らイヴの専属キャディを志願するほどの
 イヴ信者。それを電話一本でイヴが「海外へ来い」と誘い、2つ返事でOKするという。
 {netabare}最初は、「賭けゴルフ」や「巨大な裏組織」はたまた「命のやり取り」等にドン引き
 状態でしたが、元々肝の据わったキャラなのですぐに順応、イヴをしっかりサポート
 していきます。{/netabare}
 この2人の掛け合いが本当に面白いです。

・そもそもの作品企画経緯が面白い
 制作はBN Picturesなのですが(Wikiより)
 ・幹部「ワイが今ゴルフにハマっているから、オリジナルのゴルフアニメ作るぞ!」
  → 「今のトレンドは『けいおん』みたいな緩い部活モノでしょ」
   → 重鎮「バンダイナムコで創る作品は王道モノだぞ!」(サンライズ感も欲しい)
 ・「シリーズ構成・脚本は(ガンダムビルドファイターズの)黒田洋介でいくぞ!」
   (女の子のかわいさと鋭い切れ味の話を書けるので抜擢とのこと)
  → 「声優にアムロ(古谷徹:学園のゴルフ部の顧問)とシャア(池田秀一:イヴの
     ゴルフの師匠)は外せないでしょ!」(早々に決まった模様)
    (一応ネタではなく、ゴルフ経験者というのを買ったと弁明しているがw)
 まあ薄々気づいてはいたが、ベースにガンダムがあったとは・・・
 なので、作品中にガンプラ趣味のキャラが登場したり、「偉い人にはそれがわからない
 んすよ」といったガンダムからのセリフ引用といった遊び心も見られますね。
 お望み通り、確かに「サンライズ感満載」な作品になったわなwww

こんな感じで、2期はゴルフ以外の展開もハチャメチャなんですが、作品の根幹である「熱い
ゴルフバトル展開」はきちんと担保されており(?)
(ぶっちゃっけここまでは相手が弱く、奇想天外な弾けたプレイが魅力という方が正しいがw)
作品として破綻せず面白く仕上がっているのはなかなか凄いなっと。
今後も「イヴ×イチナ」でどこまで駆け上がるか、「一方の葵は?」とゴルファーとしての
奮闘ぶりはもちろん、まだ度肝を抜くサプライズは用意されているのか(むしろこちらの方
を期待してるまであるw)目が離せない展開が続きそうで、観ていてワクワクが止まらない
作品ではありますね。

ただ(これもwikiによると)「主な視聴者ターゲットとして考えられたのは20-30代」らしい
のですが、このノリにこの世代がついていけるのか? 
むしろ私らおっさん世代にドストライクなんですがw

OPは1期から引き続き「Venus Line/広瀬香美」。本作といえばこの曲という感じだったの
で、継続は嬉しいサプライスでしたが、ただこれも「20-30代よりおっさん世代にストライク」
って感じで、「マーケティング的にどうなの?」って少々心配になりますが。
全体を通じて、まさに「偉い人にはそれがわからないんすよ」って気がするのだが・・・

--------------------------------------------
・第19話:アカン、何を聞いてもガンダムネタに思えてしまうw
 {netabare}・イヴ:前回の裏社会との賭けゴルフでの完勝で、命が狙われることがなくなり、完全に
     決別。プロ転向をかけ「ヨーロッパレディースオープン」に向け準備中。
 ・葵:「イヴ・ロス」から立ち直り調子は上向き。専用クラブも届き絶好調も亜室(学園
    のゴルフ部の顧問で葵の実父)が持病で倒れ、メンタルが崩れる。
    プロ転向をかけ「日本女子オープン」に臨むも初日は下位に沈む。
    しかし2日目亜室が応援に来たのを見て、メンタル復活!!反撃の狼煙を上げる。
 ・雨音:(葵の専属キャディ)以前の「人質発言」の意味を回収
     父は世良(葵の母親)の専属キャディだったが、雨音の小さい時に他界。その後
     の学費等の援助を受ける代わりに、葵の専属キャディ&世話係になることを義務
     付けられる。
     最初は自分の運命を呪ったが、今は葵と夢を追いかけることに生き甲斐を感じて
     いる模様。
     また同大会の最大のライバル、賞金女王・敷島麗華は実姉の模様。
     どいつもこいつも家庭に複雑な事情を抱えてるとか、ゴルフ以外で盛り過ぎやろ!!
 ・世良:雨音から事情を聞き駆けつけようとするも、雨音から「来ないで!葵をこれ以上
     苦しめないで!!」と拒否られ、「葵が気づいていた。亜室の娘であることに・・・」
     彼女も元凶である会長(実父)を呪うというドロドロ展開にw
 
 前回このレビューを書いてから、なんかもうガンダムネタにしか聞こえん。
 「新型(葵専用機・シャイニング・ウイングス)のロールアウトだ」by亜室(アムロ)
 とか、もう「モビルスーツネタを狙った確信犯やろー!」にしか聞こえんやんけ!!
 (つーか、前もアムロ「僕のために開発してくれた『RX』シャフト」とかガンダムネタ
  ぶっ込んでたんだよなw)
 それに葵ママの世良は今だ昼ドラ展開継続中wwwってことで、今週はゴルフで見せ場は
 なかったが、それ以外でいろいろ楽しませてくれるという、どこまでもぶっ飛んだ作品だなw{/netabare}

・第20話:雨音さん「雨使いキャラ」覚醒で葵を優勝に導いてしまうw
 {netabare}・>しかし2日目亜室が応援に来たのを見て、メンタル復活!!反撃の狼煙を上げる。
  ということで「日本女子オープン」の続きから。
  ・葵は猛チャージで首位の麗華まで「4打差」まで詰め寄るも、麗華はこの3日間を全て
   「-5」で回る精密機械ぶり。なので実質最終日を「-9」で回らないと葵に勝ち目なし。
  ・最終日も麗華は崩れることなく、逆に「5打差」にリードを広げられる展開に。
   しかしここで突然の大雨が!
  ・「我が名は『め●みん』違ったw『新庄雨音』。その名前の通り、雨は私の味方なの」
   突然「雨使いキャラ」に覚醒すると、当初のプラン通りこの雨を利用して果敢に攻勢。
   麗華がこの雨で崩れたこともあり、2ホールで一気に「5打差」を詰め首位に並びます。
  ・「これだけ雨が続けば、今日は中断。後日仕切り直せば・・・」と算段する麗華。
   しかし「雨使いキャラ」雨音はこれで終わらない!今度は一転、雨が上がります。
   「気象予報士」の資格を取得しただけで、ここまでピンポントで天候を予想してしま
   う雨音さん。同じ「気象予報士」持ちの「石原良純」とは格が違います!
   そして最後に決めゼリフ
   「そして雨は運んでくれる――「勝利」という名の美しい虹を!!」
  ・葵は逆転し見事に優勝。これでイヴより先に「プロ転向」を果たします。
   しかし雨音の縛りは葵のプロ転向まで。葵は雨音を解放しようとしますが・・・
   → 葵と楽しむゴルフに目覚めた雨音は、今後も専属キャディとして共に歩むことを
     決意するのだった。
 
 いやあ、久しぶりに真面目なゴルフ回でしたねwしかもまさかの雨音回で魅せるという。
 しかし、この作品はこれで終わらない!

 ・Cパート
  ・次はイヴが「ヨーロッパレディースオープン」で「プロ転向」を目指す番ですが・・・
   ここにイヴのゴルフの師匠「レオ(シャア)」が現れます。しかも「自分のゴルフの全
   てを叩き込んだ」愛弟子である「アイシャ」を引き連れて。
  ・イヴの本能が告げる。「こいつはとんでもなくヤバイ――」 

 次回の予告を観る感じは、アイシャもなかなか破天荒なゴルフをするようで、久々にトンデ
 モゴルフの熱い展開が見られそうです。2期も前半は昼ドラ展開等ゴルフ以外の要素が目立ち
 ましたが、残り話数を考慮すると「アイシャ編」「葵編」と熱いゴルフバトルを描いて綺麗に
 終わりそうな感じですね。
 まずはアイシャのゴルフがどんなものなのか、来週もワクワク展開に期待!{/netabare}

・第21話:「虹」と「弾丸」が融合した究極の進化形ついに完成!
 {netabare}・ついに「ヨーロッパレディースオープン」が始まりますが
  ・本コースは強気で攻める程難易度が上がる、イヴとの相性が最悪。
  ・アイシャからのプレッシャーのせいか(攻めないと勝てない)強気に攻めて自滅気味。
  ・安全策を主張するイチナとのコンビも機能しない。
  で、初日は苦戦続きでした。
 ・「ゴルフの質を変える」それがイヴの出した答。
  夜の猛練習やラウンド中も新しいショットを打ち続け、少しづづ精度を上げていきます。
  そして2日終了後の夜の特訓で、ついに自分のオリジナルショットを完成させます。
 ・3日目の第一打、イヴは声高に叫びながら新しいショットを披露します。
  「レインボー・バレット・バースト!!!!」
  それは2人のゴルフの師匠から学んだ
  「穂鷹 一彦(イヴの実父) →虹」×「レオ →弾丸」
  が融合した究極の進化形なのでした。
 ・このショットを基に、いちかもコース攻略法を再検討。
  → これも上手くハマり、2人はヴィクトリーロードまっしぐらな予感!!

 ・一方のアイシャですが
  >イヴの本能が告げる。「こいつはとんでもなくヤバイ――」 
  ・「ギュイーン、ドッーカン!」
   と走りながらティーショットを打つなどパワー押しのゴルフ(レオ曰くキャノン砲)が
   武器のようですが、精度に難があるらしく出入りのは激しいゴルフのようです。
   → 前回、霧の中でもフェアウェイを捉える正確なショットでイヴを驚愕させたり、
     レオが「自分のゴルフの全てを叩き込んだ」という触れ込みは何だったのか??
  ・2日目までは別組だったので、出番が少なかったのですが、3日目で同組となり何か見せ
   場を作ってくれるのでしょうか。

 ・あと葵の近況も描かれていました。
  ・亜室が父であることを認め、全てを話すといってくれた。
  ・雨音と世良も和解し、万事上手くいっている模様。
  ・亜室のことを甲斐甲斐しく看病していた神宮寺部長に、葵が「応援してます♡」とエール
   → ?!でも亜室は結婚していないから、別に問題ないのか。
 
 正直このままではアイシャが「咬ませ犬」で終わってしまいそうな流れで、いささか拍子抜け
 なんだが・・・来週の予告もイヴ側にこの新ショットの代償が発生するようなナレーションで、
 アイシャ大丈夫なんかって感じですね。アイシャ編は次で終わりっぽいので、熱い戦いを期待。
 それより神宮寺部長ですよ!ついに娘も公認?!ということで、最後に何かしら期待できるの
 でしょうか。ちょっと楽しみです。{/netabare}

・第22話:制作陣も確信犯?!ここまでやり切ってくれると逆に清々しい
 {netabare}・冒頭からレオの回想で
  「バレット・ショット・エクスローション!!」
  やっぱ、めぐ●んじゃねーか! いきなりかましてくれましね。
  それに高波を突き破る演出とか、これも「プロゴルファー猿」のパクリやんw
  先般の「旗包み」の件といい、こういう躊躇のないところが逆に清々しいな。
 ・3日目は「レインボー・バレット・バースト」で猛チャージ。首位と1打差まで追い上げ
  ます。でも体への負担が大きく、満身創痍な模様。
  その夜「針治療」で全身針だらけで、まるで「サボテン」と化したイヴw
  いや、これはちょっと打ち過ぎやろwww
 ・いよいよ最終日、「レインボー・バレット・バースト」は封印し、ひたすらパープレイの
  ゴルフと耐え忍ぶイヴ。首位のプロゴルファーはレオの予言通り、崩れて脱落。
  そして、初日から自分のゴルフを貫いているアイシャが追いつき、2人のマッチレースに。
  アイシャのゴルフは、1ホールごとの出入りは激しいが、トータルスコアは落とさないと
  いう謎属性なんだが・・・
 ・そして迎えた最終ホール。イヴとイチナは葛藤の末「レインボー・バレット・バースト」
  を封印を解除。スイングに入ったイヴにレオが叫びます。「もうやめろ!!」
  って、マナー違反も甚だしいwwwでもこういうところがこの作品の魅力なんだよな。
  「私は私のゴルフをやる!あんたらの”無理”や”限界”で私を枠に嵌めるな―――!!」
 ・そして第2打。「私の切り札はバーストだけじゃない」。そういって高々と打ち上げた
  打球は虹を描き・・・まさか・・・直接カップイン!!って、
  「プロゴルファー猿の必殺技『モズ落とし』」
  の丸パクリじゃねーかwwwwwwwww
  イヴ曰く「オーバー・ザ・レインボー!!」らしいのだが。

 レオは冒頭「自らが究極のゴルフに辿りつけなかったら、次に託す」とイヴのことを描写
 するような語りをしてましたが、「自分のゴルフの全てを叩き込んだ」はずのアイシャの
 立場は???
 それにしても最後は「モズ落とし」とは・・・
 上述を含めここまでやり切ってくれると、逆に清々しく全てを許せるって感じですね。
 まあ、制作陣も確信犯だろwって思えるフシもあるしね。
 いよいよ残り話数で葵編やるのかな。でも不穏な次回予告も・・・
 来週が気になりますね。{/netabare}

・第23話:葵を襲う悲劇! →ここでも雨音さん頼れる相棒振りを発揮!! 
 {netabare}・イヴは事故と共に記憶と「穂鷹 一彦」のゴルフも失っていた模様。
  → それが土壇場で蘇り「虹×弾丸」が融合した究極のゴルフを完成させた。
  そういうとレオはこれからもアイシャと共に歩み、イヴへの再戦を誓うのだった。
 ・イヴは前回での究極のショットの代償に満身創痍な模様。
  治療とリハビリで4か月かかる上、今後もこのショットを打てば再発の可能性大。
  → この負荷に耐えられるだけの体作りの必要性あり。
 ・一方の葵は国内プロ転向後の初ツアーで初優勝と順調なスタートを切ったかに見えたが、
  父親(アムロ)譲りの病が再発 →脳に小さい影が見つかった。
  恐らくタイムリミットは1年位。(3000万人に1人に発症する難病)
 ・そんな葵のために雨音は動き出す。イヴの元に現れると、葵との勝負の舞台として来年
  行われる5大メジャーのひとつ「全英オープン」を指定。
  → どちらのゴルフが強いのか、そして世界一になるのはどっちか。
  そして、葵にもそのことを告げ、折れかけていた彼女の心に再び火をつけます。
  また体調管理面では、この病気に一番詳しい父がサポートに。
 ・そして時間は流れ・・・
  ・葵はツアーをところどころ休みながらも賞金ランキング5位以内を確保→出場権獲得
   → 全英オープン用に「48インチのシャイニング・ウイングス」もロールアウト!!
  ・イヴはギリギリまでフィジカルを鍛えたのち、一発勝負で優勝→出場権獲得
   (この大会にはアイシャも参加していたが、返り討ちにした模様w)
  ・全英オープンで再会を果たした2人。しかし世界一になるには、アメリカツアー3年連
   続賞金女王の「月の女帝」こと「ユーハ・ハミライル」が立ちはだかるのだった!

 前回の不穏な予告はこういうことだったのか!最後までドラマチックに魅せてくれるわ!!
 今回も雨音が見せ場を作りましたね。先にイヴに宣戦布告すると、返す刀で葵の闘志にも
 火をつけるという。そしてイチナだけには、「葵が最後のゴルフになるかもしれない」と
 伝え、イヴを全英オープンに導いてほしいとお願いするのも熱いです!!
 次週タイトルが「約束」ということで、多分2週やってくれますよね?!{/netabare}

・第24話:最終日の「イヴ×葵」を描くため駆け足展開
 {netabare}・ついに始まった全英オープン。早くもユーハ、葵、イヴの三つ巴の展開で、止め画の
  乱発でダイジェスト的にどんどん話が進んでいきます。2日目を終わって
   1位:葵-5 2位:ユーハ-4 3位イヴ:-2
  3日目が葵と同組になれなかったことでご機嫌斜めのイヴ。
  その一方で敷島麗華は予選落ちと完全の雑魚キャラ扱いにw
 ・3日目、2人の前で「レインボー・バレット・バースト」を見せつけるイヴ。
  すると葵も「伝家の宝刀:48インチのシャイニング・ウイングス」で
  「シャイニング48!!」
  で応酬。ってこのネーミングセンスどうなのよw
 ・快調に首位を走る葵。でも不気味なのは、ユーハ。彼女は冷静な分析力で、葵が病で
  ここから失速していくのを、静かに待っていたのだ。
  → イヴがユーハを逆転したことを受け、最終日同組で回るために失速しない!!
    ユーハ「この私が見誤った?!・・・ならばギアを上げて追いつくのみ」
    → いや最初から真面目にやっとけよって話ですがw
 ・葵は最終ホールであわやチップインのスーパーショット!
  → でもここに来て病に倒れる葵!!!

 う~ん、最終日の「イヴ×葵」を描くためとはいえ、駆け足展開でしたね。しかもユーハ
 は謎の舐めプだし、「ギアを上げる」といってもどうせ追いつけないんでしょw。
 その中で「イヴ×イチナ」で、ユーハを逆転したスーパーバーディショットの熱いドラマ
 と「シャイニング48!!」位でしょうか、今回の見所は。
 いろいろ不満はありますが、尺都合でどうしようもなかった感じでしたが、その分最終日
 の「イヴ×葵」には熱い戦いを期待です。{/netabare}

・第25話:予想を上回る展開の連続――やっぱりワクワクが止まらない作品
 {netabare}>でもここに来て病に倒れる葵!!!
 ・まさか本当に葵を脱落させるとは・・・本当に予想の斜め上を行きやがる!!
  そしてイヴも過去の「裏社会」との繋がりをリークされ、こちらも追い込まれます。
 ・で、最終日ですがイヴの傍らにはキャディとして、葵の姿が!!
  マジか――――本当に展開が読めないぜ!!!!
 ・第1打、最終日にピークがくるよう調整していたユーハは、ついに本気を見せます。
  そしてイヴたちの選択は――何!「48インチのシャイニング・ウイングス」だと!!
  ここで葵専用機を持ってくるとは・・・しかも専属契約しているのに。他社のクラブ
  を使うとか・・・いやーー本当に展開が熱いです!!
 ・3打差をつけられての6番ホール。これまで葵専用機の微調整を行っていた2人。
  「アジャスト完了!次のフェイズに入るわ」
  「葵専用機」×「レインボー・バレット・バースト」=「シャイニング・バースト!!」
  → 飛距離で圧倒的優位に立つと、2オンでイーグルゲット。
  それでも冷静にバーディを取ると「最終スコアは-15」に軌道修正してきた女王ユーハ。
 ・ずっと2打差でユーハを追うイヴ。そして16番ホール。イヴは2オンと難しいパットを決め
  ついに女王の背中を捉えます。
  イヴのゴルフに敬意を表すユーハ。
  「ありがとう。でも今戦っている相手が鬼強でさー、まだ2打差あんのよ」
  → 実はイヴは「仮想葵」と戦っていて、最終スコアを「-15」と想定していたのです。
 ・そして最終ホール。イーグルを狙った必殺のバックスピンもカップに嫌われトータル「-15」。
  葵とは引き分け、納得のいかないイヴ。そして葵は病気を克服して再戦することを誓います。
 ・で、全英ゴルフ優勝は「-14」ユーハ。やはり「裏社会」との繋がりを問題視され、失格に
  なった模様。そもそも精密機械のユーハさん「最終スコアは-15」としていたはずのに1打足
  りませんよね。どうしたんでしょうか?
  そしてイヴには更に「3年間のプロライセンス停止」が科せられることに・・・
  (そもそもラウンド前に失格にしとけよって話ですがwww)
 ・そして3年後・・・他のゴルファーの専属キャディ契約を断りながら、ゴルフ場でキャディの
  仕事をしている、イチナの目の前を「青い弾丸」が・・・
  更に1年後、再会を果たしたイヴと葵。葵は完治ではないが、4日間全力でプレーできるところ
  まで治療が進んでいる模様。
  「約束を果たすとしますか。その上で打ち抜く!私の『虹色の弾丸で』!!」

 まさかの葵退場でしたが、その後が予想を上回る展開の連続で、いやー凄かったです!!
 結局、制作陣も両者の優劣をつけられなかったって感じですかね。その点は残念でしたが、しかし
 葵との直接対決がなくても、これほど熱いラストを描けるとは・・・制作陣には見事にやられまし
 たね。最後までハチャメチャ展開とは恐れ入ったぜ!!{/netabare}

(最 終)
2期は特に昼ドラ展開から始まり、まさかの強制送還に葵の病等ゴルフ以外がテンコ盛りな感じでした
が、元々本格的なスポーツアニメというよりは、「ゴルフをベースにした少女たちの青春モノ」とい
う感じでしたので(まあイヴはまともな青春を歩んでいませんがw)1期から数えて25話で上手くまと
めたなという印象ですね。
あれだけ予想の斜め上をいくハチャメチャ展開の連続も、作品として破綻してない点は改めて凄いと
思います。「ネタアニメ」という部分も否定できませんが、それでも毎週観ていてワクワクが止まら
ない「エンターテインメント」としてはよくできた作品だったのかなっと。
ただ、ここのおっさんたちには軒並み好評のようですが、メインターゲットとしていた「20-30代」に
はこのノリをどう感じたのか・・・是非感想を聞いてみたいですね。コメ待ってま~す♡
(そもそもこの層が「ゴルフアニメを観るのか?」という疑問もあるのですがw)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

いつかまた、何事もなかったかのように続編放送してほしいです^^。

>14話まで視聴して
冒頭の印象として、なんかキャラ作画が少し心配な気が・・。ちょっとみんな劣化してない?w。
連続放送クールなら仕方ないとしても、今回十分な期間空いていただけに、かなり心配w。
みんなにも感じるが、特に葵の作画、ポンコツ化させすぎな気が・・。
SEASON1初期の尊い葵はどこへ・・w。
たまに見せる分にはいいけど、ずっとだと気になるかも。。
カッコよさ8に対してポンコツ感2くらいの割合希望。

で、OPに突入。
ああ、広瀬さんおかえりなさい。これぞBIRDIE WING!。
BIRDIE WINGは春が似合うな~としみじみ♪。
おかえりなさい、待たせすぎですよ^^、BIRDIE WING!!。

1話本編は、けっこう淡々と平坦な感じで話がすすんで、もうED。
PVで気になっていたシーンが出し惜しみなく投入されてて、ちょっと驚きました!。
もっと小出しにしてくるかと思ってたw。
1期とはまた趣が異なり、2期のEDはしみじみさせられる感じですね。
(モチロンもうサブスクDL済です♪)

で、はい来ましたCパート!!。
Cパートこそが本作の神髄!!。
Cパートでエンジンの回転数あげてくる感じ、大好きです^^。
Cパートの体感、長い長いw(誉め言葉)。
そしてまた1週間、苦行の待ち時間が始まるのです♪。


なんか今回の主要キャラの4人中3人が、まさか同じ能力使い?。副作用??。
さすがに全員同じではないだろうケド(葵は別の理由かな?)
2人はオレンジで共通っぽいですね。
オレンジっていう表現、いいですね!。ジェレミア卿しか脳裏に浮かんできませんが^^。

能力が切れるって聞いて、まず思ったのは、トップ2のあがりでしたが
本作では一時的なものなのか、そうでないもう今後一切のどちらなのか気になります。

アムロと葵って、まさか・・親子??。
同じ体質というか・・病気とか??。


余談:
今回のSEASON2放送開始にあわせて、ゲーム版の発表がありましたね。
それも3種も!?(SWITCH版、MOBILE版、VR版)。
正気ですか??(誉め言葉)。
そんな判断で大丈夫か?、バンナムさん(誉め言葉)。
もちろん自分は全て購入確定ですが、でもまあ普通に考えて、一般には全く売れないでしょうねw。


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>15話まで視聴して
放送直前になんか気になって公式サイト見てみたら、15話のサブタイトルが目に入る。
今までサブタイトルなんて気にしたことなかったのに
何コレ?!、サブタイトルだけで泣きそうなんですけど・・><。

で、本編。
わー、PVで気になってた場面が次々出し惜しみなく出てきて
なんじゃこの物語の加速具合ww。

穂鷹(天鷲)一彦と、亜室麗矢が混在・混線するような回想シーン、いいですね♪。
アムロは親友って言ってましたが、外見はどことなく似てるように感じるけど、兄弟ではないのかな?。

エリノア・バートンって、金髪?だから何となく勝手にセイラさんだと思い込んでたけど
公式HPの追加キャラ紹介に出てたから別人なんですねw。
ついでにアイシャ・カンバッタも追加されてて、興味は尽きない^^。
レオ・ミラフォーデンのこれまでの行動の意図や人物相関等が、まだまだ謎に包まれたままですね♪。

あまり深く考えをはりめぐらせたりせず
素直に本作の放送に身をゆだねて、翻弄されながら視聴するのが最高に気持ちいいです。。


14話とちがって15話で強く感じたのは、15話でのEDの入りが神!。
曲の聴こえ方が、ぜんぜんちがってて驚きました!!。
「君がいるから」、神曲でした♪。

サムメンコ2話でも、強く感じましたが
Bパートの終盤でグッと惹き込まれ、EDへの入りがスムーズ&神がかっていると
EDとばせず聴きいってしまい、まさかのCパートでさらに驚かされると
もうそのその作品が好きになり、気になって仕方なくなってしまいます。

Cパートって、そもそも見てくれるかどうか5分5分以下ですよね・・。
作品によっては、ED入った時点で視聴終了すること多いですし・・。
次の話でなんか急に話の展開が飛んでいて、あとでよくよく確認したら
前の話にCパートがあった・・と気づくこともあれば、ずっと気づかないままだったり><。
制作側からしたら、そういう不確定な部分に労力注ぎ込むのは
ある種無謀だったり、賭けのようにも思えますが
そういうところに力を入れる強気な作品姿勢が、自分は好きですね^^。


余談:
前話のカミーユといい、今話の○役○嬢といい、スタッフのフットワークの軽さがいい!。
○役○嬢は、全く予想外の斜め上すぎて見事なカウンターパンチw。でも言われたら納得しかない♪。
「まだだ、まだ(終わらんよ)」も、前話でちらっと入ってたような。

バックスピンのシーンは、某パンヤ思い出しました^^。
せっかくゲーム出すなら、いっそコラボしたらいいのに♪。
 
 
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>16話まで視聴して
学園編、ビックリするぐらいバッサリいって、なんか通り越して痛快w。

OPなのに、何か最終回のED感♪、なんで?ww。


「僕専用に○○してくれた、このRX-78・・」
こんなん古谷さんに真顔で演技されたら笑ってしまうでしょw。ズルいわww。
・・いっそ今回タイトル中のキーワードも、どっかでセリフぶっこんでほしい。
「○ゴだよ、それは!」


若かりし頃のセイラさん、魅力的ですね。
「○みますっ!!」のセリフも、とてもグッとくる!。

穂高パパのあのクマは、どう考えてもヤバいことに両足突っ込んでますよねw。
穂高パパの中の人、個人的にはペルソナ3(ゲーム版)の順平役しか知らないので
テレッテー♪が脳内にチラついてシリアスに集中できないw。


バートンって、MADLAXと何か関係あるのかな?。稼業とか。まだ観れてない。

シャアが関わる理由も、早く明かしてほしい^^。
シャアはどっち絡みなのかな?。バートン側?、セイラさん側?。

まだまだ予想外の隠し玉が、わんさか用意されてそうで、楽しみすぎる♪。


・・それはそうと今回、主要キャラ達の、肉体的・精神的ショックシーン
多すぎないですか?。バーゲンセールですか??(誉め言葉)。
とどめの雷、シュールすぎて面白すぎるww。


今回もCパートから次回予告までの情報量多いな~。
一瞬も目が離せないじゃないですか。
15話+16話だけでも、物語の加速具合が尋常じゃないのに
次回さらにもっと期待感抱かせるこのバディゴル、化物アニメです♪(誉め言葉)。
 
 
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>17話まで視聴して
冒頭から手際いいなあ~♪。ほぼ犯罪、ほぼマフィアですよね。

と思ってたら、さらっとアムロがシャアとララァ彷彿させるセリフしゃべってて胸熱っ。

蛇女さんとイブ、あいかわらずの仲で落ち着く^^。デレもかわいいです。

カッコいい落ち着いた爺さん方2人、物語が引き締まりますね!。

Season1でもそうでしたが、本作はあらゆる音へのこだわりがホントすごいなって思えます。
邪魔しないけど、要所で見事に心情表現している。

EDへの入り、普段どおりでもED曲でグッとくるのに
今回はさらにあの演出!!!。
(というより今までは本編で隠れてしまってたED部分が、今回正式にお披露目された形なのでしょうね)
一瞬、ヴァイオレットエバーガーデンが始まったかと錯覚w。

幻想的でトリップさせられそうな感覚に加えて、限りない優しさも感じる^^。
色使いと、曲+歌詞のせつなさ、今話の展開具合もあり、思わず涙がw。


EDで、もう十分満足させられてお腹一杯なのに
・・忘れてたわ、この作品Cパート+次回予告くるわ(ぞわぞわ)。

・・ああ、さらなる満足感が押し寄せてくる!!。
・・ほんと天井知らずです(←たぶん言葉の使い方間違ってる)。

本作品、毎回観たらすぐレビュー追記したくなる衝動に駆られます。
自分にとっては10年に1作出るか出ないかレベルの神作品ですね♪。

・・弊害は、他のアニメ作品では満足できないカラダになってしまうことです><。
 
 
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>18話まで視聴して
あれ?、冒頭からイチナがすごく頼もしい!。おかしい。

じいさん、忘れ形見だろうに、結構シビアな扱いするな~。

・・と思ってたら、不意に蛇女さんの”満たされた表情”に撃ち抜かれたわ^^。

・・なんか不意にプロポーズシーン??。

変形バンク、久々にキター。このシーン見るとどうしてもゼロ時間入るバンク思い出すw。

シャアの失望文句シリーズ、回数重ねるごとに何かツボってきたww。
・・今回、旅費ってww。セコイ。
・・とどめに駆逐w。

七色シリーズ、個々に何色で「○○の~」まではいちいち覚えてないなあ。
でも、今回の色って、ほぼブルーなのでは?ww。
で、なんか炭治郎っぽいエフェクトは後付け設定が過ぎませんか?w。
あと、いよいよパンヤになってきてる♪。(ゲーム版期待!)
でも、○切りショットって実現可能なこと知ってビックリ(成功確率低そうだけど)。

ED前のイブ、命狙われてる立場なのに、よくあんなことできるなww。
初見時はサラッと見れてしまったけど、2回目だとゾクッとくる。。

今回の次回予告、絶対何か元ネタありますよね!。
わからなかったから、あとで検索してみよっと♪。
 
 
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>19話まで視聴して
ヴぁああああああああああ、蛇女さんここで退場ォ?!。
いやあああ、終盤のクライマックスでは絶対戻ってきてくれますよね?、ね!(念押し)。

OP曲、毎週新鮮な気持ちにリセットされてテンション↑↑です♪。
音楽にこだわってる監督以下スタッフ様方のことですから
きっと終盤のクライマックスシーンでは、2番?を流してくれることを期待!。

あ~、クラブセット(モビルスーツ?)の名前でしたか。
シャイニングガンダム?+ウイングガンダム?。または光の翼?、V2ガンダム??。
こちらが葵側で
・・となるとイブ側は、虹色というと月光蝶?、∀ガンダム??。
・・そういえばリリーが作ってたガンプラは、たしか
ファーストガンダム、「シャイ!!?」ターン(Vガンダム作中!!)、∀ガンダム!!。

新型、ロールアウトってwww。
さらに「伸びたね~」って、目閉じてるんですけどw。

部長、相変わらずセンシングのベクトル方向w。

葵のイブ妄想での、イブのセリフ。
言いそうって思った瞬間、葵も言ってたw。

もうED?。ウソでしょ?w。体感時間短すぎるんですけど。
・・ED冒頭の演出、やっぱ神です!。
曲も、もうこの曲&歌詞じゃないとダメレベルに!。
 
 
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>20話まで視聴して
あ、今週仕事が忙しすぎて、土曜日の朝食時になって、やっと気づく。

・・「今日、バディゴル最新話観れる日やん!!!!」。
一気に元気が湧いてきましたね。自分にとってそういう作品です^^。


冒頭の葵と天音のアップ画見て
「あれ?、作画崩壊??」と一瞬あせったけどw
ああ、そういうことね。こういう描写もかわいいです♪。

ゴルフのショットから飛行機への場面展開描写、心地良い浮遊感~^^。

部長、必ずセットで出てきて、なお面白いw。

ああ~、この作品、七色の~とかレインボウなんとかとか出まくるから
雨の後の虹・・なんて普通の自然現象を、逆に忘れてて新鮮だわwww。


終盤の葵と天音。表情作画と声の演技、ともにすごくよかった!!。
ちょっと・・というかかなりじわっときた;;。


最近毎回書いてる気がするけど、EDくるのはやすぎww。
ほんとに20分くらい経っちゃってるの?。

EDの曲にあわせた2音のうちの1音の画面。
イブと葵のゴルフボールが並んでるシーン
ほんの一瞬だけど、一瞬だからこそ(意味深)いいなって感じもする♪


そして、みさなんお待ちかねのCパート!!。
こうくるか~♪!!!!。激アツですね!!。

シャア(レオ)、ゴルフモードだとやっぱかっこいいなあ~。

でも、理由って本当にそれだけなの??(信じられない)。
もし本当にそうだとしたら、レオってある意味かなりちっちゃい人間では?。
失望文句シリーズで、さんざんセコイ人イメージが視聴者に植え付けられてるから
絶対最後に”実はすごくいいひと大どんでん返し”が来るとまだ信じてる。。
・・そのカギはやっぱローズさん次第かなあ~w(願望)。

イブとイチナが勘違いするリアクションとるの、いちいち面白いw。

公式ページキャラ紹介:アイシャ・カンバッタ:口癖は「アイアイ!」
・・おさるさん??w。あ!、プロゴルファー〇??w。
動きを見た第一印象は、あしたのジョー2の野生児・ハリマオ??w。
 
 
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>21話まで視聴して
2:00くらいに目が覚めたので、いつものようにアマプラで観ようと思ったら
配信きてない・・・・?!。・・汗;;。
まさか万策尽きた?。
調べてみたら、TV放送が遅れたみたいで配信も遅れたのかな?。
他の配信サービスで28:00からって表示されてたのを信じて待ってみたら
アマプラでも無事4:00から視聴できました^^。
アマプラでも配信開始予定時間表示してくれたらいいのにな。

で、本編。
いきなり冒頭から泣かされかけたw。

とおもってらOP後早々に、レオのデレ、キタ――(゚∀゚)――!!。

執事爺さんとレオ、やっぱ知り合いだったのね。

あかんw、シャア(レオ)の苦言シリーズ、全方位で健在ww←笑わずにいられない。
デレ前の、最後の念押し”ツン”だろ?、コレ。

上位版ってww。前にもあったけど、ゴルフにそんな概念あるんかいw。

部長、なんか急激に年齢が上がったような印象がw(良くも悪くも)。

今日は、シャア(レオ)がよくしゃべってよくデレるなあ~(嬉)♪。

執事爺さん、もしかしてゲーム版でもプレイアブルキャラとして登場の可能性あり?。

アイシャさん、セリフの種類の少なさ、語彙力w。

「ギュイーン、ドッカーン」って聞くと
トップ2のニコラス思い出す^^。

あれ?、いつシャア(レオ)にショットの名前教えました?。
ニュータイプの共鳴ですか?。さすがです^^。
なにかのゲームタイトルのようなショット名ですがw。


ED曲がおわって、いつものCパート?
え??、そのまま次回予告??。
あれ?、まさかの今回Cパートなし??。
今回、最大のショックですわw!!。
・・ショックで次回予告が頭に入ってこない。


※余談:ソシャゲ版の事前登録開始されましたね。
当然登録しましたが、SWITCH版やVR版も控えてるから、ガチャとかあっても引かないかなあ?。
    ウマ娘やヘブバンでガチャ散財しまくってしまってるので、これ以上は無理だな~。
    
 
-----------------------------
>22話まで視聴して
いきなりエクスプ○ージョン!?www。
まさかあの人の口から聞けるとは!(感激)。

ナムコクラシック、ゲーム版でもプレイできるかな?。ぜひプレイしたい!。

15歳!?、改めて言われると違和感しかw。

アイシャのセリフ増えた^^。
モノローグ的なセリフは、やっぱグッとくる。

シャアの割り込みセリフ、最高やな!!。
あんなタイミングで声かけるの、普通だったらタブーなのでは?。

シャア(池田さん)、今話でのセリフ
若干、声がダミ声的というか、濁っているというか
年齢的なものなのか、体調的なものなのか、ちょっと心配になりました。
・・もっとクリアな声質だったハズなので(若い頃は)。
もしかしたら本作のために池田さん自身も限界突破してくださってるのかな?。
もしそうだとしたら胸アツです。。

今話のタイトル
まさかのそのまんまショットだったとはw。
なんか、往年の名曲や映画(未見)もオーバーラップしてくる。


ああ、なんか毎回、最終話的な感情がこみ上げさせられまくる本作。
・・ヤヴァい。逆算したら、もうあと何話しか観られない?!。

ああ、神様。
願わくば3クール、4クール・・
もしくはガンダムシリーズのように
バディゴル・シリーズ化してもいいのではないでしょうか?。
 
 
-----------------------------
>23話まで視聴して
うーん、冒頭からこの既視感w。・・爆裂撃った後かな??。
素直にここはネタ枠ですねw。
 
 
・・なんか今回、急激に暗めのシリアス展開ですね・・(困惑)。
底抜けに明るくて破天荒なのが本作の”売り”だと思うので
今回は、最終クライマックスに向けての溜め回だと予想(希望)。。
 
・・ゴルフの代償?。
・・ゴルフにコ○されていく??。
まさかそんなものを真に受けて本作が終わるわけはありません!(断言)。


ここでアムロが伏線張ってきましたね^^。
「確固たる意志はうんぬん。」←ここ絶対重要だと思うw。

勝手な個人的希望的予測としては
・最終決戦で葵とイブがニュータイプに覚醒。
→ニュータイプの共鳴により奇跡が起きる^^。
→翼と虹が合体し、世界に降り注ぎ世界を包みこむ。
→アムロも葵もイブも完治w。ついでにシャアも。
 
 
あ、公式サイトにseason2のBD-BOX情報来てましたね♪。
最終話が25話!??。・・ってことは、あと2話しかない?!!。
 
 
-----------------------------
>24話まで視聴して
ラスボスさん?の「月の~」って言われると
なんかムーンレイス的な要素期待してしまう^^。

葵の「優勝できたら、もう○んでもいい」発言は
ここまで視聴してきた視聴者を突き放すセリフに感じます・・。
もちろんそれを覆す展開を用意してくれてるハズだと、期待を煽らせてる??。

シャイニング48!wwww。
なんじゃ、そりゃww。
まさかこんなブッ込み、予想できんわwww(誉め言葉)。

ラスボスさんの使うクラブセットがArios製なの、
あからさまにアピールする絵面、何回か気になってるけど
これは最終話に、何か繋がってきそうで楽しみ♪。

で、結局
葵の「明日まででいいんです」セリフ。
「二度とうんぬん」セリフ。

あれ~~~~~~~~~?、こんな方向性求めてないんですがww。

あと1話ですよ、あと1話!!。わかってますか?w。


で、次回予告。

「○○は終わらない」
「○○は蘇る」

どういうこっちゃww。


もお、これはスタッフ様方を信じるしかないですね。。


※余談:スイッチ版のゲーム、チラっとプレイしてみたのですが・・
    あれ??。まさかのボイスなし??。ウソでしょww。
    販売元見てみたら、バンナムさんでもないww。
    格安ゲームだから、全く期待してなかったけど
    それにしても、これは○○○ww。
    TVで観たコースがプレイできるんのは素直に楽しいんだけど
    やっぱ全体的にグラフィックがのっぺりしすぎかな~。
    キャラゲーのハズなのに、これは粗悪品臭が強いかも><。
    バンナムさん、これ公式にしちゃダメでしょ。
 
 
-----------------------------
>25話まで視聴して
終わってしまいました~~~><。
最終話は体感15分くらい?(ちょっと悪い意味で)。

合体はある意味予想あたってましたね♪。

ただ、正直なところ、本作に対しては毎話毎話期待が膨らみまくってしまったため
クライマックスの展開は、少し消化不良でした。。

まあ、Season2に入ってからは毎回が最終回?くらいのテンションあがりまくりの連続だったので
トータルでは十分すぎるほど満足させてもらっています^^。


ただ、全体通して1点残念だったのは病気設定かな?。
あれが足かせになってしまって、2人のバランスとってしまうと
どちらもパワーダウンイベント発生させざるをえなくなってしまった感あり。

結果的に一番肝心な2人の直接対決が、なんかうやむやにされてしまい
あとは想像におまかせしますEND?的になってしまったことかな?。
それも終盤で急激に時間を進めまくられてしまったので
こうなってしまうと、もう時間の逆行はできないですよね・・。

病気設定なしで真っ向から2人がぶつかる姿が見たかった!。


病気設定ありでやるんだったら
最後、何らかの形で病気を克服できる展開にしてほしかったです。。

あと、本音を言えばローズさんにも再登場してほしかった^^。


・・とかなんとか、初見後のレビューは少し愚痴り気味まじりでしたが

念のため、もう1回視聴してみたら・・

キレイに纏まってるし、なんだかんだ大満足で多幸感に包まれまくりでしたっ♪


自分にとって本作は、ひさびさに毎回毎回熱中させてもらえ
毎回想像を超えてきてくれる神作品でした!!。

制作してくださったスタッフ様方には本当に感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。そしておつかれさまでした。

願わくば、いつかまた、何事もなかったかのように続編放送してほしいです!。
本作ならばアリだと思います♪。

繰り返します。
本作ならばアリだと思います♪。
 
 

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18
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