宇宙でロケットなおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの宇宙でロケットな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月18日の時点で一番の宇宙でロケットなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.6 1 宇宙でロケットなアニメランキング1位
トップをねらえ!(OVA)

1988年10月7日
★★★★☆ 4.0 (778)
3408人が棚に入れました
人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群(通称・宇宙怪獣 (STMC))による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の未来がかかる。

声優・キャラクター
日髙のり子、佐久間レイ、川村万梨阿、若本規夫、渕崎ゆり子

kororin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『イナーシャルキャンセラー全開・・・よーし、やってみる!!』「死ぬ気?!」「うっ!」「やめてぇぇぇ!」  『パパ、スミス・・・私を守って。』

光速を突破したした宇宙船を作り出した人類は星々を食いつくす宇宙怪獣群体と遭遇。地球人類の存亡をかけて「時」を越える戦いが始まった・・・・


発表(発売)当時、1巻2話収録のOVA3巻全6話作品。
今更どうこういうモノでもない高評価作品ですが、「ロボットオタク(スパロボ系)」なら『一度』は見ておかなければならない『聖典』です。(大層かな?)

本作は色々と逸話のある代物。
・発表された時分は「世間」では全然騒がれてなかったけど、オタクの内々では注目株だった「庵野秀明」氏の初監督ということで期待があったということ。(今じゃもう・・・ネェ)
・その仕事ぶりは当時のチープワンパターンな他作品と比べて「どこか一味違う・こだわりが面白い」というもので(オタクの内々では)定評がありました。
・当時の宣伝コピーは「『トッ〇ガン(ト〇・ク〇ーズの出世作)』と『エースをねらえ!』が一つになった!」というふれこみでしたが、
庵野監督は「エースをねらえ!」は見ていても「トッ〇ガン」は一度も見たことがなかったそうで、本作を見て判るように「エースをねらえ!」の特色が濃厚に出ていますね。
・主題歌は「酒井法子(ノリピー)」、主人公は「タカヤ・ノリコ」、中の人は「日高のり子」と、何かと『ノリコ』づくしなアニメ。
・「トップ」を狙うつもりはなかったのに、口コミ定評でOVAビデオ(VHS)の売上(アニメ部門)も「トップ」になったとか、ならなかったとか・・・etc、etc
・キャラ設定は「超時空要塞マクロス」でお馴染み、「目」が特徴的なキャラの「美樹本晴彦」氏。

SF考証も世界観も、古典SFの引用・1960年代の人間が創造したような未来。1988年に発表された当時から見て所謂「レトロフューチャー」な世界。
・宇宙空間も「真空」ではなく「エーテル」で満たされいるという設定。小難しい物理用語が多数出てきますが、これで宇宙物理学や古典SFに興味を持った人も少なからず多かったのでは? 私?私はサラっと流しましたヨ(笑)ウラシマ・エフェクトは多少判りましたが・・・
(後の太陽フレアが原因で発生したプラズマ雲「ゲドゥルトの海」に覆われた宇宙空間を漂流するハメになった少年少女の葛藤物語『無限のリヴァイアス』なんかを思い出します)
・敵対する「宇宙怪獣」も今まで我々が認識する動物の様な形態概念ではなく知性は無い様で生体本能のみで活動する「デッカイ珊瑚」のようなモノ(最小でも数十メートルの多足昆虫型のモノもある)。そんなモノが数えきれない群体で(体当たりで)襲ってきたらもう・・・ヤッパリ怖い!
・対する人類は「マシーン兵器」と呼ばれる「8m程のロボット」で対抗準備。日々特訓の続くノリコ達。しかしこのマシーン兵器(RXシリーズ)、恐ろしく視界が悪い上にアナログな計器類を読み取ってと勘と予測で動かす効率の悪い兵器。最大の立役者「ガンバスター」が出るまでの「かませ犬」みたいな存在でした(笑)

ドラマの方は主人公・ノリコの(戦いと)成長の物語。
憧れの先輩お姉さま「アマノ・カズミ」、トップ部隊に選抜し冷徹な猛特訓を強いるが信頼厚い「(オオタ)コーチ」、ライバル「ユング・フロイト」、地球に残した親友「ヒグチ・キミコ(名前の由来は周知の通り)」、華と散った初恋の相手「スミス・トーレン(ヤぁってやるぜ!)」、
様々な人と出会い、別れ、時間のズレた世界で再会したりして、ノリコは人類の運命を背負う覚悟を決める!
所々に庵野監督が気いった邦画の演出(「パクリ」じゃないよ「引用」だよ)が使われてたり、庵野監督が好きそうなオマージュがあったりと、思わずニヤリとしてしまったらあなたは間違いなく『オタク』です。

初めて見る方はチョット地味目なストーリーが淡々と続いて飽きるかもしれませんが、とにかく4話「発進!! 未完の最終兵器!」迄は我慢して、我慢して、我慢して~~見て欲しいものです。一気に目が覚めると思いますから。
それで本作を見直す(チョイと気に入った)気になれば後は怒涛の第5・6話に引き込まれることでしょう。

特に第5話「お願い!! 愛に時間を!」は・・・緊迫するドラマと早い展開もさることながら、スパロボ好きには鳥肌が起つ演出!今までの地味目な伏線を吹っ飛ばすような勢いです。(テーマ曲が流れる「アノ」シーンの虜になった人は多いハズ!)
そして第6話「果てし無き、流れのはてに…」は・・・スペクタクル大河ドラマの雰囲気を醸し出した構成。ワザと画面を「アレ」にして最後に・・・・もう涙と鼻水無しにはいられない締め方です。

とにかく「面白く見せる(エンターテイメント)」という意味で「伝説」、又は「教典(大袈裟?)」的な作品だと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

ちゃぶ台返し さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

80年代OVAの金字塔的作品!!

 当時高校3年生の夏だった。それ以前から『美樹本氏の美少女キャラと妙なデザインのロボットの組み合わせだなぁ~』と存在だけは認知していたが、レンタルで借りた最終巻を見た時は脳天を打ち抜かれる様な衝撃を覚えたものだ。1巻でエロパロ路線が際立った学園モノと思わせといて、2巻でシリアスな流れとなり、3巻であそこまで飛躍したストーリーを創造したスタッフらに畏敬の念を感じた。特に6話で『あの演出』を取り入れたのは並大抵ではないと今でも思う。俺も他の人同様にTVが壊れたかと思った位だw その後ガイナックスはNHKのシリーズアニメ「ふしぎの海のナディア」を作り、数年後「エヴァ」を作った。若い時にこの流れをリアルタイムで感じる事が出来たのは幸せだったかと思う。アニメ業界ではないけれども、今の仕事に就くことに、確かな影響を及ぼした作品ではないかとも思う。ムック本のインタビューの中で庵野監督が語っていた「(同時期に出ていた)OVAパトレイバーより確実に面白いものを作る」という目標は確実に達せられていると万人が認識出来るのではないだろうか。あれから20余年。今見ても面白いと思うよ。皇帝・若本の熱い演技も必聴だ!!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

ペエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いま観ても面白いアニメ史に残る作品

1988年の制作にもかかわらず、いまだに多くの人に支持されていることに驚きます。
監督はエヴァの庵野秀明さんですが、パロディの入れ方やSF的な話のまとめ方からも岡田斗司夫さんの作品という印象があります。
と学会の次はダイエット本がブレイクしたオタキングですが、こんなに面白い作品を作ってくれたことに感謝です。

OPでは当時はトップアイドルののりぴー(酒井法子)が歌う80年代アイドルソングを堪能できます。

後半は主人公を演じる日高のり子さんが技名を絶叫する有名なシーンがありますが、「のどが潰れてもいいように最終日に収録した」というエピソードを知ってから観るといっそう盛り上がります。
しかし、のどが潰れてもって日高のり子ののど潰しちゃ駄目だろw

とにかく作り手が全力で作ったアニメだっていうのが伝わってくるそんな作品です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

69.8 2 宇宙でロケットなアニメランキング2位
Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (605)
3300人が棚に入れました
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、
航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。

この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の
担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。

物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、雨宮天、小澤亜李、洲崎綾、夏川椎菜、津田美波、豊永利行、南條愛乃、近藤孝行、堀江由衣、阿澄佳奈

神撃のニャンコ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

5.5話を観なかったら 評価するの忘れてたw

一話を見て 今後このクラスの行く末を観たいと思いました
面白いかは 最後迄見る事が出来たとき改めてコメントします

とりあえず 面白そうな気がしたので 観て観ようかな~

※その後の追記
 最終話を見終えた後 評価にいたるまで だいぶ時が経ってしまいました
 5.5話が放送を観た時 改めて あぁ~ 面白かったな~って思い
 
 なんか かなり贔屓目な ☆になってしまったかもです
 其処は、私の気紛れで 減点するかもです

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最初の1~3話からは想像できない面白いシナリオです。

十分楽しめる作品です。最初の印象とは全然違う話になっていき、1話目からは全く想像できない最終話でした。私は今夏の作品の中で一番好きな内容でした♪

最終話{netabare}
霧羽ナギサ救出作戦とA-tecの新エンジン公開プレゼンを同時にやってのけ、霧科コーポレーションから独立宣言をするカイトとナギサ。爽快な終わり方で良かったと思う。ただ、続きがあるんじゃないかな・・・?と思わせるエンディングで2期があったらいいなぁ…とも思うが、これはこれで、完結ということでも十分に楽しめたシナリオでした。{/netabare}人間関係とビジネス感の融合度合いが非常にいい割合で、一定の距離感がある人間関係の構図がうまく描けていたと思う。グダグダでドロドロな人間関係に陥らず、常に前向きな方向へ動こうとするカイトとA-tecの仲間たちの爽快さが観てて気持ち良かった。淡白な人間関係に見えて芯では結びついている信頼関係の描写はしっかりと受け止めることができました。
12話{netabare}
ユウジに囚われの身になったナギサの救出のために、ハナコ達はユウジのアジトを突き止めるが、ナギサは救出できず、ナギサは超高性能なロケットエンジンを積んだ宇宙船でコールドウッドへ飛ばされ、7時間後にはそのまま爆死ということになるのだろう。ハナコはユウジに銃で撃たれるし、緊迫の展開でした。来週はどうなるんだろうか・・・。本物の科宮ナギサ(イリス)は守れたわけだが、コールドウッドへ向かったナギサ(霧羽)を救えるのはA-tecの再生計画のプレゼンで使うジェットだけじゃないかな?カイトはその腹づもりみたいだし、来週も緊迫した内容になりそうだ。ハナコは生きてて欲しい!!{/netabare}
11話{netabare}
ナギサを中心に目まぐるしく変わる状況の推移が非常に分かり易く紐解かれてきました。自分が守ろうとしたA-tecをカズヒサの策略から守りきれないと一度はあきらめるが、ミズキのひたむきなエンジニアとしての生き方に触れ、ナギサはカイトと共にA-tec再建計画を図ろうと動き出し始めた矢先に・・・なんと、ユウジに刺されてしまう。
また、イリスは幼き頃のナギサとのいきさつの記憶を徐々に取り戻し、ナギサに話そうとするが、ミズキとナギサの抱擁・キスシーンを目の当たりにし走り去ってしまう。記憶を失くす前のイリスはナギサを好きだったんだろうな・・・と思わせる描写に見えたが・・・。
しっかりと考えられた展開で、事件と人間模様が絡み合っていて、よくできたシナリオだと思います。今夏NO.1といえる内容じゃないかな?次週、ナギサとイリスがどうなるのか・・・また、A-tecは存続できるのか、興味は尽きない緊迫感のある状況となります。{/netabare}
10話{netabare}
常務取締役に昇格したナギサは役員会でA-tecの存続を訴えつつ、カズヒサの解散政策に批判的なプレゼンをするが、ナギサ以外の全員が反対に回り、権力構造の中の裏切り・策略の罠にはまった感じがする。一方、A-tecでは新型のロケットを開発し、イリスがテスト飛行に出るが、アクシデントに見舞われ、過去の記憶が呼び覚まされていく。イリスは自分が科宮ナギサであることを思い出す。会社で窮地に追いやられた霧羽ナギサとパイロットのイリス(科宮ナギサ)との関連性はかなり明確になったが、A-tecc存続のために霧羽ナギサがこれからどのように奔走していくのか、色々と興味は尽きない。見続けてよかった♪どんどん面白くなっていきます。{/netabare}
9話{netabare}
ナギサはA-tecを踏み台にしてユウジとカズヒサへの復讐を仕掛ける。まずはユウジを蹴落とすことには成功。カズヒサとの抗争が見物です。
しかし、A-tecを見捨てるような今回の行動は当然カイトを怒らせた。
今後はカズヒサとの抗争がメインになるのか・・・。
しかし、ナギサとイリスとの関係が曖昧だし、イリスの記憶に関しても未だ謎。A-tecのロケット開発の話がここで流れるような感じでもないので、A-tecと霧科コーポ抗争をどう絡めていくのかが非常に興味深い。なかなか面白いです!!{/netabare}

8話{netabare}
A-tecの予算を不正流用していることが判明し、霧羽ユウジをどう追い込んでいくのかが今後のみどころの一つです。ユウジの不正を暴けば、A-tecの開発予算も作れそうだし、霧科コーポレーションも大きく変わりそうです。
宇宙開発費用を捻出するために、やはり政治家やスポンサー会社が必要で、それを悪用する人をどう成敗してくれるのか・・・ナギサ君の手腕が試されるとこだね。{/netabare}

7話{netabare}
話が複雑になってきていますが、最初の頃よりもずっと面白くなってきています。霧科コーポにおける覇権抗争もありそうで、A-tecのメンバーがどのようにナギサの心を動かしていくのか、物凄く興味深い感じに深まっていきそうです。アンジェリーナ先生強い~~!!カッコ良かった!!
{/netabare}

5・6話{netabare}
霧科コーポレーションの内部事情は込入っているけど、話の辻褄は合っていると思う。ナギサの本心はどうなのか・・・?
ストーリーの焦点はどこにあてられているのか明確ではないけど、これから面白味が増しそうな予感もするし、学園青春ものに落ち着いていくような危惧もある。{/netabare}
 
4話
ようやくこの作品の面白い部分が見えてきた感じです。イメージとしては学園の予算を確保するための{netabare}半沢直樹的な感じの話になるのかな?エンジニアの資金確保の難しさを通して、アニメ制作における資金集めの大変さがメタファーとしてあるのかもね?
お仕事アニメのカテゴリーに突入していくようなら、{/netabare}それはそれで面白さがある。興味深くなってきました!!
 
3話{netabare}
3話でアンジェリーナという経理のプロが登場し、ごもっともな経費論を盾にAtecの杜撰な現状を戒めにかかる。当然のことではあるが、ビジネスにはコスト意識が必要だ。ただ単純に夢だけ追い求める若者や教師の話で終わらないのなら、もっと視聴しようと思う。社会の薄汚い一面も影に隠れていそうだし、展開次第ではもっと面白くなりそうな気がします。
先生が、自分の思い通りにいかなくてホッピー飲んで騒いで酔い潰れるシーンは同情もできないし、逆にこんなやつが過去の栄光を背負って教師面してんなよ・・・とも思ったが、この先生も含めて、残った生徒達の奮闘も今後の楽しみな点です。
論理的なアンジェリーナは色ボケしなければ、個人的にはとても好きなキャラだったのだが・・・。
{/netabare}

1・2話
正直パッとしないお話で始まりましたが、キャラは嫌いじゃないし、ただの学園ものでもなさそうなので、一応継続視聴してみます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26

しるまりる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おもわぬところで名作に出会った

この作品はタイトルで損しているかなと。
このタイトルだと、教室で起きる危機的状況から大きく逸脱するような展開は想像しにくいです。が、実際は物語は教室にとどまらず、会社組織における暗闘あり、政界の手練手管あり、宇宙をロケットで駆け抜けるシーンありと広がりを見せます。

僕は評価の点数をつけるときに滅多に5.0はつけないのだけど、この作品は「物語の評価」に5.0つけちゃいました。
後半の怒涛の展開と思わぬ伏線回収には涙を流さずにはいられませんでした。
第1話と最終話の対になる物語構成もすばらしいですね。

主人公2人のギミックが面白く、片方が上司で生徒、片方が部下で先生という関係性なので、物語の場面場面で立場の強弱が変わります。
部下が稟議書を上司に止められたかと思えば、生徒が先生に赤点で補修にされるなど、ころころ目まぐるしくて面白い関係が物語を通して描かれ、非常にいいスパイスになっています。僕の見てきたたくさんのアニメでも、こういうギミックはなかったはず。

ヒロイン2人の設定もよく、それぞれが主人公の片方を好きになる理由に筋が通っていて、見ていて気持ちがよく、応援したくなります。ハーレムアニメの、謎の好きになる理由とは一味違います。

主人公ズとヒロインズ以外の登場キャラクターもみな魅力的。物語のためだけに存在するかわいそうなキャラは見当たらなかったですね。みんな生きています。

さらに、べたに水着/温泉回も備えていて隙なし。

このアニメは奇麗に完結しているうえに次回作を出す余地が残されているので、次回作がもし出るなら絶対観たいですね。

髪の毛のロングで両側にリボン結んだ子がかわいいです!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

62.8 3 宇宙でロケットなアニメランキング3位
ロケットガール(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (119)
587人が棚に入れました
有人ロケットの打ち上げを目指すソロモン宇宙協会(SSA)だったが、失敗の連続で絶体絶命のピンチに陥っていた。起死回生のため、パワーはないが実績のある旧型ロケットで打ち上げを計画するが、そのためには飛行士の体重を40キロ以下にしなければいけなかった…。小柄な女子高生たちが宇宙飛行士!?

声優・キャラクター
仙台エリ、生天目仁美、長谷川静香、菅生隆之、柳沢真由美、豊嶋真千子

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

誤解されていますが、アニメ史上トップクラスのハードSF

原作は野尻抱介氏の作品中でも特にラノベ風ですが、内容は一貫したSF的テーマがあって、それに基づいて全てのストーリーを構築するという、いつも通りのハードSFです。

宇宙SFかつロボットものではないアニメといえば宇宙兄弟とプラネテスがメジャーだと思いますが、
・宇宙兄弟はSF風人間ドラマで、SF要素は多くない
・プラネテスは文系SFに近く、ハードSFの要素は少ない
ということで、本格的なSFアニメとしては本作はトップクラスと思います。

「宇宙空間で作業のできる人間をできるだけ安価に打ち上げたい」というテーマから、固形燃料で、シャトルじゃなくロケットで、赤道に近い南国で、体重はなるべく軽く華奢で、スキンタイトスーツで・・・と論理的思考を重ねていった結果として女子高生がパイロットになっており、実はご都合主義がほとんど介入していません(ちなみにNASAも真面目にスキンタイトスーツを考慮しているそうです。しかも本作が出た後から)。

その代わり、各キャラクターの背景とか人間ドラマ的な部分はご都合主義的に簡略化されていて、あっさりし過ぎています。が、それこそがSFです。これが許せない人はイーガンの「宇宙消失」を読んでみてください。発狂します。

アニメ化にあたり、SF的考証の部分はかなり省略されているので、「よりもい」などの女の子グループがある目標を達成する系アニメと捉えられそうで、そう捉えるとあまりに薄味ですが、原作を読んでいただくと全く違うことが分かってもらえると思います(原作は文体自体はラノベですので、すごく読みやすいです)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

頭のなかJET!!! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夢は宇宙 宇宙は夢。

宇宙に行くのは簡単じゃないし そもそも行きたくもないと思っていたけど
いろんな人の思いにふれて 気がついたら夢中になってる
夢中ってなんてかく?夢の中ですよ。
自分がなにがやりたいかわからないのなら とりあえずいろんなものにふれてみよう ぶつかってこう。
趣味だってなんだって はじまりは何もわからない状態のはず
自信をもって いざ 自分探しの航海だ!...
そんなふうに夢を追いかけたくなるアニメです

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

重くはない、しかし軽すぎもしない B

原作未読

女子高生が宇宙飛行士になるという設定からしてある程度予想できるとはいうものの、それにしても展開が強引すぎるところがありました。とにかく、女子高生が先にありきなので、細かいところ(時には大きなところ)もスルーして見るくらいの度量が必要です。

ただし、萌え、お色気重視なのかなと思いきやそうでもなく、結構真面目なテイストが伝わってきます。では、青春ものとしての色彩が強いのかというと、必ずしもそうとも言い切れず、結構ライトな感じではあります。どの方向に向いているのかが今ひとつ定まらない、そんな作品に感じられます。

どうしても、プラネテス、宇宙兄弟(私は漫画を一部読了)と比較すると、かなり物足りない部分があるは否めないと思います。ただ、この2作と比較こと自体が間違っているというもの。本作単独で見る際には、女子高生が主人公で、重苦しいテーマがない、割とライトな宇宙ものと捉えてみれば、それなりに楽しむことができると思います。見たまんまの絵柄どおりです。

OPがICHIKOさんなので、ゼロの使い魔が好きな方にとっては、非常に引き込まれると思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

76.1 4 宇宙でロケットなアニメランキング4位
楽園追放 -Expelled from Paradise-(アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 4.0 (887)
4649人が棚に入れました
われわれはどこから来たのか われわれは何者か

われわれはどこへ行くのか――。

地球はナノハザードにより廃墟と化した。

その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界ディーヴァに生きていた。

電脳世界に住む捜査官アンジェラは、

闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。

そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

重力では好奇心には勝てない

オーソドックスな王道SF作品。

人口爆発と資源問題、
地上はナノハザードにより廃墟と化した。
地上を捨てた大半の人類は、
電脳空間ディーヴァに移行し、
恒久の平和を手に入れる。
{netabare}そのディーヴァに地上からの不正アクセス。
目的正体不明のフロンティアセッター。
不安に駆られるサイバースペースの住人。{/netabare}
捜査官アンジェラは地上に降り立ち、
世界の謎に迫ろうとしている。

世界観の作り込みとシナリオが、
上手にまとまっていて好感が持てる。
大切なのは物語なのでしょう。

相反する2つの価値観、
{netabare}進化の次のステージに進むこと。
肉体の檻の中で生きていくこと。{/netabare}
管理され制限された精神世界と、
空腹に疲弊し、病気になる地上の重たい肉体。

そう言えば草薙少佐も、人が人足り得るのは、
好奇心あってこそだと言っていましたね。

銀河の果てまで、旅立とう。
勇敢なるその一歩が新しい歴史を作るのだ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 66

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

3DCGの進化と可能性・・・でも結局はアンジェラタンの尻!

2014年11月公開のアニメ映画。
監督は水島精二氏、脚本は虚淵玄氏、
劇場用フル3DCGアニメーション。

もし、あなたがアニメ評論家ならば
本作は絶対に視聴しなければならない作品でしょうw
というのも「3DCGの進化と可能性」というのは
現在必ずと言ってもいい程アニメ評論の俎上に乗せられるホットトピックだからです。
従って3DCGアニメーションの「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」の
視聴もマストですw いや、アニメ評論家ならではですけどねw

2014年現在今まさにアニメ業界は大きな変革期を迎えており、
私たち視聴者はその渦中を目の当たりにしている最中なのかもしれません。
それだけ3DCGの進化は著しいということなのでしょう。

もし本作のあるべきレビューなるものが存在するならば、
本作に照らし合わせて3DCGの技術論を語っていくというものなのでしょうが、
無論私にそのような知識はございませんw
なので、ここでは水島精二監督の言葉を引用したいと思います。

「いままでの現場だと、リスク回避のため2Dのアニメーターが
レイアウトとラフモーションを作り、
それを元に3DCGアニメーターが作業をするという手法を取っていた。
しかし、それだと3DCGアニメーターの実力も分からないので、2Dアニメーターを介さず、
直接3DCGアニメーターに画づくりをしてもらうことを提案した」

また、水島精二監督は本作の制作を通して確かな手応えを感じたのか
このような言葉も残しています。

「キャラクターの表情や表現も向上していて、
 今回の制作を通じて、3DCGで萌えアニメが作れる確信を得た」

新時代の到来を期待せずにはいられないお言葉です。

これは3DCGが2Dを駆逐するということではなく、
水島精二監督も相補的な関係を望まれているようです。
両者が相互に刺激を与え合うことによって、
作業の効率化、優秀な人材の確保、
そしてより質の高い作品の提供という循環が理想的なのでしょうね。

さて、このような予備知識を得てしまうと視聴前のハードルというのは
かなり高めに設定されてしまいますが、製作陣もそれは望む所なのかもしれません。

というわけで簡単なあらすじを(知っている方は飛ばしてください)。

西暦2400年、地上は荒廃化している中、
人類の98%は肉体を捨て自らをデータ化し、
電脳世界「ディーヴァ」で豊かな生活を謳歌していた。
ある時「ディーヴァ」へ地上からハッキングを受けるという事件が起こり、
ディーヴァ捜査官アンジェラ(CV:釘宮理恵)は
生身の体(マテリアルボディ)を纏い地上へと降り立つ。
地上調査員ディンゴ(CV:三木眞一郎)と共に地上のどこかに身を潜めている
ハッカー「フロンティア・セッター」を追っていくという話です。

で、感想なんですけど、あらすじを読んでもらえば分かるように
どこかで聞いたことがあるような話ですし、
最後まで観ても特段語るようなことはございませんw 
飽きずに最後まで楽しめましたけど「まぁおもしろかったです」で感想は終了ですw

ストーリー自体は凡庸かもしれませんけど見所は結構あります。

ディンゴ役の三木眞一郎さんは物語シリーズで貝木泥舟役を演じておられますが、
非常に人間味溢れるところなんかは貝木泥舟に通じるものがありますw
そんなディンゴとアンジェラ(くぎゅうううううう)のやり取りなんて
ニヤニヤしながら観てましたw
「か、勘違いしないでよね。別にあんたのことを認めた訳じゃないんだからね!(赤面)」
こんな台詞は多分なかったような気がしますが、まぁくぎゅってましたねw

人間味溢れると言えば自我を持った人口知能(CV:神谷浩史)なんてのも居て、
この辺りは「翠星のガルガンティア」を彷彿とさせます。
テーマも似通ったところがありますね。

利便性を享受するも実質的には電脳世界の運営に支配されながら生きていくのと
不便性を伴いながらも自らの生き方を自分で決めることができる地上での生活とでは
どちらが真に豊かなのか?
あるいは合理性、効率性のみを追求する人間と
遊びの心を持ち合わせている人口知能とではどちらが人らしいのか?
とかそんなテーマを投げかけてはきますが、
私感としてはあくまでエンタメの範囲内です。
特に哲学的な重厚な作品という印象は受けませんでした。
製作陣もライトなSFということは意識されていたようですけど、
その通りの作りになっていると思います。気軽に観れると思いますよ。

そしてやはり本作の注目ポイントはセルルックのフル3DCGアニメーション映画ということで、
キャラの表情などがどれだけ自然な出来なのかということになりますが、
これはかなり高いレベルで仕上がっていると思います。
前知識なしで視聴すればもしかしたら3DCGということに気付かないレベル
・・・というのは流石に言い過ぎかもですが、私がブヒるには十分でしたw
それでも気になる箇所というのは存在しましたし、
激情だったり鬼気迫る表情ということで言えば線がちょっと軽いですね。
「キルラキル」なんかは情念のこもったGペンタッチの線で迫力満点だったのですが、
まぁそれは極端な例とはいえ、あっさりし過ぎて迫力不足な点は否めませんでした。

戦闘シーンも爆発だったり構図やアングルはさすがに3DCGという出来なのですが、
建物が若干ジオラマっぽいなとか細かい所を観ていけば
まだまだ課題は残っているのかもしれませんね。

しかし、一番の見所はアンジェラタンの揺れる乳に、尻!尻!尻!尻!(尻の4カード)ですw
真面目なテーマを扱っているだけにこういう露骨なサービスカットが
必要なのかどうかは疑問符がつくところなんですが、
これも技術の進化を示す為には必要なことなのかもしれませんw

長々とした文章になってしまいましたが、
私が本作で最も印象に残っているのは結局「アンジェラタンの尻」ですw

とはいえ、「3DCGの進化と可能性」という観点で言えば
後々まで語られるであろうエポックメーキングな作品ということになるでしょう。
もしかしたら本作を劇場で観たという歴史の証人になれるチャンスかもしれませんよw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 64

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

色々な意味で魅力的なヒロイン

陳腐な表現だけど、すごいアニメを観ました。
これこそ、次世代アニメっていう奴?
専門的なことはわからないけど、CGが動くこと動くこと。
そして、メッセージ性が強烈で、シンプルなストーリー。
さらに、ヒロインアンジェラの露出度の高い臀部・・・
思う存分、楽しませてもらいました。

ヒロインの声が釘宮理恵さんということで、視聴を決定。
ツンモードのヒロインはまさに適役ですね。
その上、ややロリ容姿とナイスボディーに露出度の高いコスチューム。
私、ヒロインにメロメロになりました。
また、主人公ディンゴの声が良いですね。
三木さんの落ち着いた柔らかい声。
声に確固たる自信が満ち満ちています。
こちらはちょっとだけメロッとなりました。

内容と言えば、近未来にありそうなリアル物語。
人間の本当の幸福とは?を考えさせてくれます。
ヒロインが最終的に見せた、
使命感に満ちた表情、鬼気迫る真剣な表情、それにバカ話に笑い転げる表情が、
その答えでしょう。

釘宮さんの声がきっかけだったとは言え、収穫の多い作品でした。
こんなアニメ映画がもっと増えればいいですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 43

68.0 5 宇宙でロケットなアニメランキング5位
ふたつのスピカ(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (214)
1322人が棚に入れました
『ふたつのスピカ』は、柳沼行による漫画作品と、それを原作とする望月智充監督のTVアニメ作品、およびノベライズ作品
【ストーリー】有人宇宙探査ロケット「獅子号」が市街地に墜落、その事故に巻き込まれて母を亡くした少女・鴨川アスミ。
葬儀の日、彼女はライオンのかぶりものをした1人の青年と出会う。彼は「獅子号」のパイロットの幽霊で、かなえられなかった宇宙への夢をアスミに託し、アスミもまた、それに応えるように宇宙飛行士への夢を膨らませていく。

声優・キャラクター
矢島晶子、木村亜希子、豊永利行、緒乃冬華、甲斐田ゆき、堀内賢雄、水野理紗、子安武人

緑川悠一郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小さい頃にドラマで見た覚えがある

ドラマは全部見たわけではなくて、ちょっと見かけただけだが、その時面白いと感じたおぼろげな記憶があるので、アニメで全話見たいと思っていた。

主人公と浮田さんが「二つのスピカ」っていう設定だったと記憶していたけれど、アニメでは誰と誰が「二つ」の星なのかはっきりとは分からなかった。

ドラマだと浮田さんがパートナー設定だったのかな?あとドラマでライオンさんって出てたっけ?どうも思い出せない。

オープニングの曲好きだった。エンディングの曲はアニメの曲としては濃すぎる気がした。有名曲だし。

過去の回想が多すぎるのがどうも好みでなかった。浮田さんストーリーをもっとちゃんと見たかった。
結局どうして浮田さんが現在の姿で存在しているのか、全然分からなかったし。クローンみたいな話なのかな?

ただすごく泣けるシーンはところどころにあり、特に佐野先生の一連のストーリーは好きだった。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

幼かった頃の純粋な心、あなたにはまだありますか?

全20話 原作未読。

以前から見ようと思い棚に入れっぱなしだったのだが、ちびっこ先生のレビュー読んで見始めました。
十二国記を見た後なので、正直あまり期待はしていなかったのですが、1話途中ですでに涙腺崩壊(年のせいかなあ)。

主人公のアスミちゃんがとってもいい子すぎ。
その健気で前向きな姿、自分のおかれた立場など言い訳にもせずただひたすら「ロケットの運転手さんになる」夢に向かっている姿に何度も涙腺崩壊。
それが無理な演出なく、ごく自然なところがまたよかった。
(多少はあったかもしれないが・・・)

書こうと思えばいくらでも書けるし、ツッコミどころがないわけではないがあえて止めておきます。

作中BGM・EDの「見上げてごらん、夜の星を」は反則だなあ。

社会の荒波に飲まれて、必死に生きている大人の人に見て欲しいな。
ラストのライオンさんと5人のあのシーンでそんなメッセージを感じました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

Katchan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

乙女が獅子を追いかける…そう、あの星空のように☆

…NHKもやりますなぁ。
コミックフラッパーから見つけてくるとは^^

とある理由で宇宙飛行士を目指すアスミが、背の低いハンデをもろともせず、
多大な努力のもと、仲間と共に成長していく物語。

そんな ひた向きなチビちゃんを応援したくなるお話です。
>あと府中野くんもねw

それと何処となく現れる「らいおんさん」も好きです。
上記の「らいおんさん」とは、らいおん(獅子)の被り物をした宇宙飛行士の幽霊です。

そんな幽霊を唯一?見ることができる乙女がアスミ(チビちゃん)だったのです。
※彼女らの出会い云々は本作を見てくださいね☆

また、Busyさんの曲で始まるOP「Venus Say」が神でした。
乙女が獅子を追いかけている姿が連想されますね♪

それに、矢島さんのアスミ役はハマリ役ですね☆
>クレしんと同じ中の人とはビックリです

アニメは原作の途中までを描いたものですが、
最後のシーンは、あれはあれで良いラストだと思います。
※実写ドラマは…あえて触れません。。

【余談1】
その後の話は波乱があって、センチメンタルになるので
興味のある方は原作を読んでみてはいかがでしょうか?
※すでに全16巻で完結しています。
 +今は別作「群緑の時雨」を連載中ですよ♪

【余談2】
主人公の名はアスミ。父の名は友朗。母は今日子。
何か良いネーミングセンスですね。子供は未来かな?w

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

72.0 6 宇宙でロケットなアニメランキング6位
王立宇宙軍オネアミスの翼(アニメ映画)

1987年3月14日
★★★★☆ 3.9 (274)
1124人が棚に入れました
所属が10人に満たず「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、世間に落第軍隊として見下されているオネアミス王立宇宙軍の士官・シロツグ=ラーダットは、欲望の場所でしかない歓楽街で献身的に布教活動を行う少女・リイクニ=ノンデライコとの出会いをきっかけにそれまでのその日暮らしの自堕落な生活を捨て、宇宙戦艦という名目の人類初の有人人工衛星打ち上げ計画に参加し宇宙を目指すことになる。

声優・キャラクター
森本レオ、弥生みつき、内田稔、飯塚昭三、村田彩、曽我部和恭、平野正人、鈴置洋孝、伊沢弘、戸谷公司、安原義人、徳光和夫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スペースモンキーズ

山賀博之監督作品、作画庵野秀明。
精鋭クリエイターたちが若さと勢いで、
精巧に作り上げたGAINAXの傑作SF。
音楽総指揮は、坂本龍一。

架空の国オネアミス王国が舞台、
役立たずの王立宇宙軍士官シロツグが、
人類初の宇宙飛行計画に志願し挑む様を描く。

物語は公表されているもので全て、
特別何もなく退屈さを感じるほどだ。
しかし理数系の夢、宇宙飛行士の夢、
アマチュア集団の夢、クリエイターの夢を乗せて、
{netabare}大きな花火が、夜空と真空を彩る、
ラスト10分に全てが集約され報われるのである。{/netabare}

猿から人類への歴史は火の歴史である。
そして火によって災いは数多く生まれるが、
我々は火によって生かされてもいるのだ。
歴史を間抜けな猿が始めたことだとしても、
人類の進む先が暗闇ならば灯を消してはいけない。

打ち上げられた猿には、
神様も見逃した小さな矜持がある。
そうだ、その猿は夢を持っていたのである。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 60

edoya さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私的 最高傑作

何度も見返しているが、リリースから二十年以上経った今でもノスタルジーではなく、全く古いと思わない。

完璧に作り込まれたオリジナルの世界観。
棒状の通貨、敵国の言語などにその徹底したコダワリが見て取れる。
そこで繰り広げられる王立宇宙軍の、庶民と政治の間での葛藤。
ヒロイン、リイクニ・ノンデライコへの主人公の届かぬ思い。
のんびりした中盤の流れを一気に蹴散らす怒涛の終盤。

画の繊細さは今でも充分素晴らしい。
森本レオの抜けた声も前半こそグータラなシロツグ・ラーダットにハマっている。

そしてオリエンタルで時に詞的に、時に荘厳に響く坂本龍一の楽曲。
そのメインテーマはガムランを思わせる導入部のリズムだけで鳥肌が立つ。
更にはサエキケンゾウが作曲した戦闘シーンの楽曲は、中近東音階を駆使した名曲。

これらを当時、原作の実績なしに、一から、アニメーションで作ったと言うのだから、空いた口が塞がらない。

個人的な思い入れがあることは否定しないけれど、この作品は私の傑作アニメーションランキング不動の一位であり続けている。
早く二位に退いて頂きたいのだが、残念ながらその輝きは未だ衰えてくれない。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメの限界に挑戦してみた

<2022/10/17 追記>
続報です。
4Kリマスター版での劇場公開は10/28(金)からだそうですよ

<2022/5/21 追記>
今年の秋に4Kリマスター版で劇場公開されるそう。
10月かな。
映画館で見たら迫力凄いだろな
観に行きたくなってきた。

<2019/12/7 初投稿>
当時、新進気鋭の若手クリエイターたちが
GAINAXに集まって、
自分たちの作りたいものを、
自分たちのやりたいように作ったオリジナルアニメ映画
らしいです。

興行的には大失敗で、この失敗が後の「トップをねらえ!」や「新世紀エヴァンゲリオン」の誕生に繋がっていったのだとか。
1987年作品。

私はこの頃〜2002年ごろまでアニメ見る習慣なくて。
でも何故か本作は1990年代後半にレンタルで借りて観たんですよね。
なんで手に取ったのかよく覚えてないけど。

たぶん、
「異常なくらい細部に拘った丁寧な絵」
「とことん練り込まれた個性的なアナザーワールド」
をパッケージから感じ取ったのかも。

この2点は本作が他と一線を画すものです。
細部に拘った絵は、もうそうとしか言いようがない。
一枚一枚が時間をかけて作成されたイラスト画のよう。

そして、世界観。
テクノロジーは現実世界で言えばおそらく1900年代の半ばぐらい。
でも、文化・風俗は現実の世界とは全く異なります。
衣服や建物のデザインが全く違う。
食器や硬貨など日常触れるあらゆるもの少しずつ現実と変えている。
どの国をモチーフにしたとかそういったことが一切感じられません。

例えば硬貨。
この世界の硬貨は「金属の棒」です。
ちょうど麻雀の点棒サイズくらいの棒。
自販機で切符を買う際はこの「某」を穴に突っ込んでいきます。
超違和感 笑。

着る服も、軍人の礼服とかどこかで見たような気もするけどどこも思いつかない個性。
お洒落かどうかは置いておいて、
アニメのデザイナーってファッションデザイナーの才能も必要なの?
と思った記憶があります。

そうした細かいところにこだわり抜いた本作。

ストーリーは、現実とは異なるとある世界の、
新設されたばかりの「宇宙軍」所属の為、階級だけ高い、
やりたいことが見つけられない冴えない若い軍人「シロツグ」が主人公のお話です。

これである意味全て説明が終わってしまう。
そのシンプルさが素敵、という考え方もあります。

ただ一つ難点が。

キャラクターの心情描写です。
可能な限り表情や仕草で表現しようとしている。
まるで実写のように。

本作は純文学のように登場人物の心情がさりげなく、そして赤裸々に綴られていきます。

これ、実写映画だったら、実写でこの映像・演出だったら。
名作の部類だったと思うんです。

でもこれはアニメ。
つまるところ、表情や仕草だけで実写と同じ手順で感情を表すのは無理あると思うんですよ。
一コマの絵で伝えられる情報量が違いすぎるのでは、と。

アニメは実写に比べて「映像」としての情報量が少ない。
裏を返せばそれがアニメの強みのはずなのですが。
その強みを捨てて、ひたすら実写映画のような表現に寄せていく。
しかも純文学。
観てる側としてはまぁ伝わらないことこの上ない。

でもでも。
これはそういう「挑戦」なのかも、とも。

「アニメは実写を超えられるのか?」
という疑問を持った若きクリエイター共の挑戦なのかもしれませんね。

で玉砕。

そして「トップをねらえ!」「新世紀エヴァンゲリオン」へ

こういう挑戦は素敵だと思います。
「素敵がたくさん」by 灯里

本作はそういう風に観る作品なんだと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 53

65.1 7 宇宙でロケットなアニメランキング7位
FREEDOM フリーダム(OVA)

2006年11月17日
★★★★☆ 3.7 (268)
1329人が棚に入れました
23世紀、人類は月に移住していた。「科学技術の研究の自由」「地球の渡航への自由」が奪われた月共和国「EDEN」(エデン)では、高度の放射能によって地球文明は崩壊したと伝わっている。一方的に与えられる自由に不満を持つタケルは、本当の自由を求める中で、EDENがひた隠しにしていたある真実に触れてしまう。

che さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

大友 克洋ではありません。

日清カップヌードルのCMとしてできたアニメプロジェクト。
なので、そこらじゅうにカップヌードル出てきますw
王道的内容なので、見やすいし面白いですよ。
時間も短いし手軽に見れるので、休日にビール飲みながら見たらいいと思うw
OPアニメーションと宇多田ヒカルの「this is love」が印象的です、かなり好きですこのOP
特に宇多田ヒカルは好きじゃないんですが、宇多田ヒカルの曲のいくつかは、何故か「未来」を感じさせてくれますw
これは凄いな~と思います。
曲から未来を感じたのは、ジャミロクワイ以来ですw
ジャミロクワイの曲は今聴いても新しいと思うし。

これ、監督大友克弘じゃないんですよ、じつはw
初期設定だけで、あとはほかの人がやってるみたいです。
電通のせいで、大友さんは降板したそうですw
にもかかわらず、あたかも、この大友さんが作ったような作風、内容。
「AKIRAの大友克洋が作った」って看板が欲しかっただけですよね絶対。
電通ってホント駄目だよね~、キライです!
だからこの国の映画って面白くないんだよ(日本ででっかい映画を作るためには電通なしでは作れないので)、電通怠慢すぎるよ、金のことしか考えてねえ奴ばっかってイメージしかありません!
そういえば、NYのタイムズスクエアのカップヌードルの看板って年間いくらぐらい払ってるんでしょうね?
やっぱ、年間1億ぐらいするんですかね?気になりますw

追記、調べましたw、タイムズスクエアのカップヌードルの看板は、日清が撤退したのでもう無いようです。
とても残念です、あの看板があそこにある事が僕にとってのTSの象徴だったんですねえ、まあ仕方ないです、調べたところカップヌードルのあった看板の広告費は月額で日本円すると、おおよそ2000万~3500万だったようです、一億は言いすぎでしたwでも高いですね~、まあそれだけの価値がある場所ですけどね。
(タイムズスクエアのカップヌードルの看板があった場所は、電光掲示板時計がありニューイヤーカウントダウンの際は世界中のTV局がそこを映してカウントダウンするので、必ずその看板はアングルに入り全世界にアピールすることができるのです。)57へぇ


こういう人にオススメ

SFの人
カップヌードルの人
王道の人
AKIRAの人

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

エスペランさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

月→地球→月→地球、壮大な未来宇宙モノ!?

OVA7話として作られた作品。未来の発展した月と、衰退した地球のお話。両者がもう一方を滅亡したもののと思っていたが事実は・・・。主人公の楽天主義が非常に気持ちいい作品でした。最後の決断などもオッケー。あんまり深く考えず気楽に見れる作品となっています。(といっても政治の裏側的要素も扱っていますが。)
気になるのは特別協力の日清カップヌードル!いたるところで出てきて金(スポンサー)の力を思い出させ現実に引き戻されます。大友さんがキャラ&メカデザインですがメカはさすがですが(ビーグルなど燃えます)、ヒロインがねー、どうして一目惚れすんのかな的な。
歌は宇多田ヒカル「Tjis is love」歌詞がそぐうかどうかは別としていいかんじでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

自由を掴め

森田修平監督作品、
キャラクター&メカデザイン大友克洋。
1枚の写真から始まるSF冒険活劇。

西暦2105年、既に地球の文明は崩壊し、
唯一の生存圏として、
月面に大都市が建設されている。
人々は共和国EDENを宣言し、
都市は緩やかな拡張を続けていた。
{netabare}疑惑の始まりはタケルが見つけた1枚の写真。
地球は本当に死の惑星なのか!?{/netabare}
好奇心はやがてEDENの謎に迫り、
少年たちの運命は大きく動き始める。

日清カップヌードルの有名な、
コマーシャルフィルムが企画の始まりです。
当時大きな話題になりましたね。
疾走する宇多田ヒカルの楽曲に乗り、
大友克洋×バンドデシネ的オープニングは、
今のアニメを遥かに凌駕しています。
物語の完成度はそれほど高くはありませんが、
SF好きなら十分楽しめます。

月と地球、共に生きる。
新世代のフリーダム号はもう打ち上がったのだ。
僕らを希望ある未来へ導くのは、
「想像する力」だろう。
シンプルで美しい作品だと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 44

58.4 8 宇宙でロケットなアニメランキング8位
ソラとウミのアイダ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (164)
502人が棚に入れました
海からから魚が消えた。水産省はかねてより計画していた“宇宙イケス”を試験運用。男女雇用機会均等法の強化によって「漁師にも女性を」と声が上がる。舞台は尾道。目指すは宇宙。これは宇宙漁師を目指す6人の少女の物語。

声優・キャラクター
高橋花林、立花理香、井上ほの花、すずきももこ、米野真織、神坂みお

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ばってん、おかしか。

アニメーション制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
2018年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。
広井王子が原作者であるソシャゲのメディアミックス作品。監督は、濁川敦。

【概要/あらすじ】

舞台は尾道、目指すは宇宙。「私たち宇宙漁師になります!」

世界中の海からすべての魚が突然消えた。人類は魚を食べられなくなった!
そこで、農林水産省の事業で宇宙空間に大量の巨大イケスを建設して魚を養殖。
その一方で漁業組織として広島県尾道に『尾道宇宙漁業団』を設立。
尾道からロケットを飛ばして宇宙に行き、メカを操縦してイケスに入って漁をするという。
水産業は日本の独占状態であり宇宙漁の拠点は尾道にしか存在しない。

ところが、宇宙イケスに放たれた魚たちは巨大で獰猛な生物に変異して漁は危険。
宇宙漁師は、携帯アプリを利用して八百万神社にいる守護神を呼び出して、
守護神の力で魚を倒してゲットするという。

そして、この物語は魚が消えた日から10年後。
男女雇用機会均等法の強化により女性漁師の増員がさけばれる中、
出身地が東京・広島・カルフォルニア・京都・秋田・熊本とバラバラな、
6人の志願者の少女たちが宇宙漁師候補生として選ばれた。

これは、空町 春(そらまち はる)たち、
同じ寮で暮らす尾道宇宙漁師育成センター女子部の訓練や日常。
互いに絆を深めう成長の物語なのかもしれない?

【感想】

広島市中区のアニメイトビル内にて他のアニメ作品と比較しても頭2つ優遇されているアニメがあります。
2Fに続くエスカレーター沿いの壁にタペストリー、降りたところを出迎える立て看板。
いろいろ合わせて合計10個ぐらいでしょうか?
3Fで下りエスカレーターに乗ってアニメイト店舗のある2Fに入ると、
9枚のサイン色紙、アニメの場面のパネルがたくさん、単行本にCDにと特設コーナーが待ち受けています。
そのアニメこそが、『ソラとウミのアイダ』なのです。

・“個性的”な6人のヒロインによる日常コメディ
・“聖地”尾道の協力を得ての観光PR
・方言女子で地域性をアピール
・マスコットキャラを出したりソシャゲ要素でゲームの販促
・駄菓子の低学年向けおまけシールみたいな奇っ怪な魚を狩るハンターモノ要素
・宇宙に出ることでSF好きにもアピール

サクラ大戦などのヒットメーカーである広井王子が原作者で、他作品の売れ線要素を詰め込んでみて、
ゲームやアニメで勝負!といったところですが、ゲームは振るわずアニメも1巻の円盤の初週が113枚。

広島の尾道を舞台にしてコラボしてみたものの同じく尾道の『かみちゅ!』、竹原の『たまゆら』
みたいに郷土愛やノスタルジーに訴えかけるものがなく、
よそものが尾道をアピールしてみました!みたいな場違い感。
ソシャゲを売りたい!と同列で商売で尾道が扱われてない?という疑問。

これが表現したいからメインテーマにして作品を作る!ではなくて、
映画の舞台として有名な観光名所である尾道の力を借りて、作品を売りたい!
いろんな作品のヒット要素を寄せ集めて作ってみましたみたいな安易な商売っ気が見透かされた感。
欲張りすぎた結果が、ちぐはぐな内容で残念ですね。

・世界中の海から魚がいなくなった原因が説明無し
・政府が国家予算で水質や環境を管理してるはずの宇宙イケスで怪物に変異した魚が野放し
・漁に行くたびにロケットを飛ばして大気圏を突破して巨大魚を数匹獲って帰るって、
 ロケット1基打ち上げに100億円かかるのですが、刺し身一切れで新車が買えそう
・食の安全に世界一厳しい日本なのに、化物に変異した魚を食べるって遺伝子異常の懸念でありえないですけど?
・魚と戦う手段が守護神のオカルトパワー一択で訓練してメカに乗る意味は?

スタッフすら理解してないような設定のムダや矛盾が多すぎて、
やりたいことがないのに単なる金儲けで作られただけの本当にただの寄せ集めアニメ。
蛇足なソシャゲ要素が全方位で足を引っ張ってハンターアクションにもシリアスにもSFにも青春モノにもなりきれず。

そういうマンガ的な部分が気にならなくするためにディテールや映像への拘り、シナリオの練り込みが重要ですね。

主人公の春の性格がおかしいとか博多っ子など棒読み声優が多いとかの問題を棚上げしたところで、
設定のおかしさやシナリオの問題点の多さから視聴者に訴えかけるものが無く、
萌えやイイ話を突っ込んでみたところで、作品として振るわないのも無理も無いかなといったところ。
このアニメのいいところ?キャラデザが、そこそこに可愛いぐらいしかなかった残念な作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 48
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハルちゃんの蛙のつぶれたような声が良い

2022/06/23、たぶん3週目を終えての感想。
なにかと欠点も多いこのアニメ。
それでも何週かしてしまうのは、多くが主人公である、空町ハルちゃんの魅力に起因している。

ハルちゃん、ウザキャラなのが良い。
押しの強いウザいキャラ。
わたしは、これが大好きです。
自我の強さからドタバタ~!周りは迷惑。でも良い結果を導く。
三国志の劉備みたいな感じ。

しかもハルちゃんは押しが強いだけでなく、他人の心を察する能力があることが、6話の舞子回や8話の波野回などで、ちらほらと提示されている。
めちゃくちゃ押しまくるけど、引くべきところでは引く。
黙って損を受け入れる。
この線引きがあるために、好ましさが10倍になる。
「アサルトリリィ」の楓・J・ヌーベルや、「うちのメイドがウザすぎる」のつばめさんあたりが好きな人には、超オススメのキャラクター。

語り部である主人公が気持ち良いアニメこそが、見ていて気持ちの良いアニメ。



そしてまあ、何回見ても欠点はあるアニメ。
守護神周りはまあ良くないよね。
要らなくは無いんだけど、作品にちゃんと馴染まなかった。
当時はこのズレから見る気を失って、早々に駄作判定してしまう見切りの早い人が多かった印象がある。
まあ気持ちは分かる。
おっクソアニメか~。それなら見てやるか!
くらいのテンションの人こそが、このアニメを楽しめる層なのも間違いなさそう。

あと二番手のキャラクターである波野はベジータ型のプライドの高いツンデレとは言え、ちょっと性格がキツすぎた。
他人に当たる性格にしたのが失敗かなあ。
ストイックさの描写はしっかりしているのだが、個人的には欠点の一つだったと感じる。


リアルタイムの感想。
{netabare}
その瞬間瞬間の感想は多くてウザくなるので閉じておきます。

2話まで視聴。
{netabare}
このアニメ、1話がすっごいクソダサでござる。
思わず語尾にござるをつけるダサいオタクになりそうなほどダサいです。

そもそも、このアニメは訳の分からない世界観のソシャゲを世界観もダサい用語もそのままアニメ化した謎の意欲作であることを理解しなければなりません。
作品も、1話でそのことを全力で分からせにきます。
アプリで守護神を選ぶ。
合体技の名前が進撃スプラッシュ。
いかにもゲーム画面風の(ゲーム内再現?)顔文字を使ったカット。
明らかに正気ではありません。

2話は1話に比べると一転、正統派のような作品展開でした。
実は「守護神」「宇宙イケス」など訳の分からん要素はそのままですが、1話を通過して2話を見れば、もうそんなものは気になりません。
分からせられました。

シュールなクソアニメを地でいくのか、ここから正統派に行くのか、どちらにしても先が楽しみなクソアニメには違いありません。
良さげなクソアニメを見つけた時の喜びは、アニメで主人公が売れ残りのクソ武器とかに運命感じてそれが実は伝説の武器だったとかああいうアレがあります( o‘-‘ )o✧アレが。
{/netabare}

7話まで視聴。
{netabare}
守護神はないな…( ‘-‘ )
でも、全体としてはよーく己のやるべきことをわきまえているアニメです。
めちゃくちゃな世界観のちょっとむちゃなアニメとして、見たいものが見られています。
おもしろいです。
深海に沈んだピンチに飛ばすビーコンが「たすけて>□<」の顔文字なのは「わきまえている」以外にふさわしい表現がありません。
金髪アメリカン幼女のルビーに、鼻濁音で押しがウザいハルがお気に入り。
でも守護神はないな…( ‘-‘ )ないな…。
おもしろいです。
{/netabare}

10話まで視聴。
{netabare}
ハルの蛙のつぶれたような「う゛ぇ゛!」がかわいい…。
電車で行ってしまう仲間を追いかけるアニメは数あれど、加速の終了した電車に自転車で追いついて会話するアニメは多くないでしょう、その1つがソラとウミのアイダです。トラックには抜かれる。
ストーリーも佳境に入り、マジで面白いのでは…というお話の大切なところで水を差すような守護神も健在。
すきです。
{/netabare}


最終回を視聴。
1話、もっと言えば設定を見た時に期待をした通りの、とてもたのしいアニメでした。
かなりいいかげんなアニメです。
そのことは、1話を見ればよくわかります。神撃スプラッシュ…すごすぎる…。と言われた時にダメだと思ったら見なくてよいアニメです。
ダメだけどダメでもないなと思ったら見ればよいアニメです。

ただ1つフォローしておかなければいけないのは、このアニメは統一された指向性を持った、完成度の高いアニメだということです。
いわゆるB級ですね。

あ~~クソアニメが見たいけどおもしろいクソがいいな~~という気分の人にオススメしたい、とても良いクソアニメです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ソラとレミとのあいだにファッ!?

2018.11.03記


ゲーム未プレイ

広井王子とはこれまたずいぶん懐かしいお名前だなぁ、がきっかけで観てみることにしました。
なんでも、地球で魚が獲れなくなったので、宇宙に作った生簀で漁をする、その“宇宙漁師”見習いJK6人の奮闘記です。
生簀の技術は日本独自のものらしく、拠点尾道を舞台として聖地巡礼もばっちこーい!という設定。


肉好きな私ではありますが、仮に魚が食べられないってことになればきっと発狂するでしょうね。
食卓に魚のある光景は、太陽が東から昇るとか、ドレミの次はファだよね、くらい当たり前のことであり、宇宙生簀を作ってまで魚を食べたいという並々ならぬ執着心はわかる気がするのです。そんな人類の希望を背負い、使命感に燃ゆる女子達の熱き人間ドラマを期待しながらの視聴スタートです。

あ、はじめに言っときますが、作品自体はハズレだと思いますので悪しからず。

そもそもの大気圏外へと往復の燃料代など採算に見合うかという真っ当な突っ込みは、魚介・甲殻類一体あたりのばかデカさを鑑みればもしかすると・・・と温かい目で見守りながらだったのですが。。。
お察しの通り、細かいことは気にしちゃいけない系です。


実際観てみると、

{netabare}・背景が一枚絵で、尾道感は出てるものの物足りない
・第一話での宇宙漁シーン、見せ場なはずなのになんともしょぼい
・その宇宙漁で活躍する“守護神(召喚獣みたいなもの)”システムの取ってつけた感がハンパない
・JK役6人、軒並み新人さんか本職外らしく、そのうち数人が棒演技
・主役“空町春”キャラとしての魅力が皆無。やらかしても省みることはせずかつ無能。“明るく前向き”との公式キャラ評はまさに「ものは言いよう」の悪例。これ致命的かもしれない。
・準主役“村上波乃”も追い打ちをかける。話聞かず“春”を巻き込んだ挙句キレる。村上水軍の末裔という矜持が空回る狭量なキャラ設定は某衆議院議員村○誠○郎氏の近況と被るかもしれない。
・物語だけでもと思いきや、やっぱり共感しづらいキャラ達が紡ぐ物語にはノレないかな~{/netabare}

いいところがありません。
なのですが、ダメさ加減が徹底してるためネタ枠としての需要には適度に応じている、そんな作品です。
突然のナナメ上展開や目の当たりにする雑な設定、そこでこう来るか!予想外のキャラの言動に

  『 ファッ!? 』

となること請け合いです。


早めに見切りをつけてはいたものの、録り溜めた5話分を律儀に鑑賞して撤退することにします。



最後に、あまりお奨めではない本作ではありますが、今井麻美さんが海女でう・・・いや違った、缶詰工場勤務の女性役{netabare}(4話~){/netabare}で出演されてるのは有り難いかもしれません。出演作絞ってるんでしょうか、わりとレアな気がします。

それに、イマイチメイン6人衆もよくよく考えれば、共感しづらいキャラ設定にしたのは監督含めスタッフですし、“熊本”“秋田”“京都”方言使用のそこそこ難役設定もしかり、そこに果敢に挑んでる新人さん達という図式も成り立つ気もしてたりします。
「あたし!今度メインやるんだよ!」家族や友人に伝えた末でのこの作品。「大丈夫。こんなこともあるよ」と慰められ「それでも頑張る。これがあたしの仕事だから」の妄想展開のほうがよっぽど応援したくなりますが、作品まったく関係ないですね。失礼しましたm(__)m



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2019.05.30追記
《配点を修正》


終盤はそこそこ盛り上がったらしい。ゲームは配信停止。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 44

68.9 9 宇宙でロケットなアニメランキング9位
スター☆トゥインクルプリキュア(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (50)
146人が棚に入れました
わたし、《星奈ほしなひかる》!宇宙と星座がだ~いすきな中学2年生。星空を観察しながらノートに星座を描いていたらとつぜん謎の生物《フワ》がワープしてきたのっ!それから、空からロケットが落ちてきて、宇宙人の《ララ》と《プルンス》までやってきた!…あなたたち、ホンモノの宇宙人!?キラやば~っ☆地球から遠くとおく離れた《星空界ほしぞらかい》の中心部にある聖域《スターパレス》では《12星座のスタープリンセスたち》が全宇宙の均衡を保っていたらしいのだけど…あるとき何者かに襲われて、プリンセスたちは《12本のプリンセススターカラーペン》になって宇宙に散らばってしまったの!このままじゃ星が消えて、地球も宇宙も、闇に飲み込まれちゃう…!『星々の輝きが失われし時、トゥインクルブックと共に現る戦士プリキュアが再びの輝きを取り戻す』ララ達は宇宙に古くから伝わる伝説を頼りにプリンセスが最後に生み出した希望・フワと一緒に《伝説の戦士・プリキュア》を探していたんだって。そこへ宇宙の支配を目論むノットレイダーがフワを狙って襲いかかってきて…「フワを助けたい!」そう強く思った瞬間、《トゥインクルブック》から《スターカラーペンダント》と《変身スターカラーペン》が現れて、わたし、プリキュアに変身しちゃった!?宇宙に散らばったプリンセススターカラーペンを集めて、スタープリンセス復活の鍵となるフワを育てなきゃ!よーしっ、地球を飛び出して宇宙へ出発だーっ☆

声優・キャラクター
成瀬瑛美、小原好美、安野希世乃、小松未可子、木野日菜、吉野裕行

十万億の微笑み さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

世に二つとないズタボロ作品。全くの倫理破綻。※随時追記

結論から言えば最低最悪です。
※字数制限のため日時の古い追記は新規と入れ替え&各項目に要約して追加。


×キャラクター
・羽衣ララ
 先にプリキュアになられただけでひかるに直接お門違いの不満をぶつけても(逃げる事しかしてないくせに烏滸がましい)
情報を足で稼ごうというひかるに対して分析をただ待つという対案になってない意味不案を持ち出して発狂しても(並行してロケット修理ぐらいしろ)
ロケットの中に入ってきただけに過ぎない仲間達を追い出しても、宇宙の危機は承知でロケットの修理をサボって遊んでた自分を棚に上げて八つ当たりしても、
AIに介護されてる癖に他人に訊く事すらせず水入ったバケツひっくり返して涙目敗走しても(相手は謝ってる)、全く悪びれもしなければ謝らないってよくこんな不良品をゴリ押そうと思ったな。

 殊第二話に関しては、嫉妬をひかる本人にぶつける陰湿さを発揮してて悪い意味でギャップがすごかったですね。
二話以外では、大人しいけど根は明るいみたいな人好きするタイプに見えましたが、そんなことは無かったみたいです。
伝説のプリキュアが目の前に現れたなら、興奮冷めやらないし変身する方法を探るのが普通でしょうし、
悩むにしてももっとノットレイダーと戦う力が欲しい、故郷を救いたいといった切実さがあればいいのにただの醜いやっかみ。
自分が落ちたからって試験に受かった人に噛みついてるぐらいノリが軽いしみっともない。
いっちょ前に文句言うくせに自分は何の努力もしなくて提案も論外とかストレートにどうしようもないク×なだけ。
あまりにもダメダメすぎてオレスキーには大層気に入られるレベルのアレですね。
 こんな嫌わせたいとしか思えない描写にもかかわらずバンク等ではぶりっ子させてるのが痛いです。いかにも作ってる感じで臭い。
端的に言って生理的嫌悪感しかないです。キュアピースに迫るだか超えるだか世迷い言のたまってた節穴さんたちまじドンまい☆ける。

 贔屓するからにはスペックを盛ったり描写を拘ると思ったのですが、頼らないと決めた翌日に結局縋るほどAI無しじゃ不能も不能。
二桁の計算も自力で出来ないほど能無しってAIが壊れた時どうするんですかね。百億光年の孤独を抱えて船内で黒い幕を閉じるか
どこかに不時着したとしてもコミュ力も無いんだから客死確定では?流刑に処された罪人かというくらい無理無謀無明ですね。
 また、敬語は使わない方が効率的と得意気に抜かしてからの「お邪魔してます」「ごめん」「ありがとう」(全て遼じいへの言葉)に加えて
AIにはしっかり敬語を使わせる出鱈目っぷり。ずぶの素人でもお気に入りキャラぐらいはきちんとお世話するのに。やる気、無し!w
モップを渡されてバケツの水ぶちまけるってのも本当に地頭悪すぎですね。びちゃびちゃのままやるならまだしもどんなけパーなの。
 ちゃん付けで怒ってた癖に激寒呼称のルンちゃんには無反応なのもすごく杜撰です。呼び方ごときで一話丸々使ったのに無に帰すなよ。
韓国人をニダちゃんと呼ぶのと同じで名前にちゃん付けよりかなり失礼だと思うんですけど。頭サマーン星人ヤバすぎ。
 周りからもヨイショされるかと思えば、学校に来たかった理由を尋ねられて「地球の文明に興味を持ったから」と答えるも嘘八百だと弾丸看破され
なんともダサすぎる本音「楽しそうだったから」を吐き出させられる有り様。ケンネル星でも「あんな挨拶嫌」と蔑んでましたし全く無礼で下品で幼稚ですね。
尊重する気はさらさらなくて映画や漫画を下らないだの何だの切り捨ててたノットレイダーと違いはあるのでしょうか?
レインボー星に来て犠牲者はただの数じゃないとか言ってましたけど、他所の星を学ぶ気も無ければ敬意を払う気もない奴が何言ってんだって話です。
えれな回同様他なら誰でも良かったのに致命的なるミスチョイスを二度も致しますか。悪臭放つ媚びバンクで力尽きてしまったみたいですね。

 挙句の果てには、、本を逆さまに持つ描写をまた引っ張り出す引き出しの少なさ。バカかわいいと騒がれたかったのでしょうが
漫画の見方も分からないって洒落にならないですよ。文字はおろか人物や風景の上下も判らないって、どうすればそうなる?
おそらく文字しか書いてなかった本を上下逆さまに持ってた頃より明らか退化してる。全身羽衣ララって損なのー?←損なんだよっ!


・ブルーキャット
 義賊のつもりらしいが悪人とは言い難い金持ちたちから盗るのは普通に手癖が悪くて薄汚い泥棒ですね。せめてノットレイダーだけ狙えよ。
再登場させてまでドラムスを悪い奴に仕立て上げようとしてましたが、初回の「タカビーだけど根はイイ奴」の印象は突き崩せず終い。悪足掻き。
同じドラ息子でも時代劇でよくやっつけられる、街に繰り出しては人ぶん殴ったり店荒らしてるような悪代官のそれの足元にも及ばないです。
そういう、法で裁けない悪党を成敗するダークヒーローだからこそ義賊は魅力ですがポイントを全く押さえてないのが涙を誘います。
 そのドラムスとの勝負はあくまで互いのペンを賭けるのが条件でしたのに他の宝に手を出して恥ずかしくないのでしょうか。
ドラムスは自ら宝を破壊し始めた時でもペンを渡さないとは言ってないのに一方的にルールに背いてます。激昂して周りが見えなくなってる人より分別が無い。
オークションの品を盗まれたり宝に手を付けられたからゲス化し、怒り狂ってしまったと考えると整合性が取れるのですがそういうことですか?
自分の都合で他人様を苦しめ狂わせてしまう犯罪者、罪深いことですね。

 プリキュアも正義のヒロインなのにこんな犯罪者に手を貸すなんてどうかしてます。何故、助けた人に見返りを求めてそれを盗人にくれてやる必要があるのでしょうか。
目的によって手段を正当化出来るとするなら寄付さえすればその辺の人間からスッても強盗しても可という事になるのに愚かしや。
故郷のレインボー星を石化して強奪した宝を売り払った仇敵アイワーンと同じことやってる泥棒もそいつを助けるプリキュアもくそダサいです。
弱者を盾にしないだけアイワーンの方が見てて気持ちーねー!敵に見劣りしてる正義の味方ってなんなんでしょうね、ア×なんでしょうね。
8話だかでどんな理由でも人の物を取ろうとすることは外道と同じとか描いてましたけど、轢き潰されて全くの無駄と相成りました。南無。

 他所で見かけた批判「アイドルならチャリティー活動しろ」は大変俗な言い方ですが正論としか言いようがないです。
セコセココソコソ盗むよりよほど金が集まってくるし法に触れず啓発にも繋がりますからね。
1人でも多くの人が他人を労わる気持ちを育めばそれだけ世の中良くなることは間違いないです。
そんな体たらくで義賊を気取ったところでただの言い訳、自分の盗みを弱者のせいにしてるのと同じ。卑劣。
付け加えればマオの姿でドラムスに接触すれば難なく入手できたんでは?バレてないしすぐデレデレするんだから余裕でしょう。
展開の為の展開をやったばかりに二重三重にやらかす大馬鹿マジック。CrazyGonnaCrazy.

 同じ東映でも極悪非道のギャングから盗品を取り返してるだけでも本人たちは盗人と自覚していて
もう一方の主人公側も呉越同舟で共闘はしても犯罪者だという認識は変わらなかった戦隊をやったばかりでこれか。
長年勧善懲悪のヒーローものを取り扱ってきたからには倫理観はしっかりしてるのかと、思ってた。

 更には本来の姿は耳や尻尾だけでなく肌や鼻も特徴的なのにプリキュアに変身すると
耳と尻尾だけがあるブルーキャットを基にしたデザインのキュアコスモになるのが終わってます。
ありのままの姿を受け入れるのが多様性なのにこの様は何なのでしょうか。個性を奪い去って何が多様性ですか。差別でしょう。
この点でもモノアイでも肌が浅黒くても手を加えず受容するノットレイダーに完全に劣ってます。

 出て日が浅いある意味期待のルーキーは紛う事なき犯罪に走ったことでチキチキク×キャラ猛レースのトップ独走中❢❢❢
ゲストも主役のプリキュアも食って心を闇に蝕ませたり、口では否定しながら犯罪幇助させる勢いには目を見張るばかり。
こんな汚らわしい犯罪者に多様性を象徴する虹色を使う、これほどこのアニメのズレっぷりを象徴するものは無いですね。
敢えて書けば犯罪は多様性でも容れられないですよ?他人の権利を侵害する行為が認められるわけないだろ・・・。寛容のパラドックスも存じないらしい。
虹=多様性のイメージを培ってきた人々への嫌がらせ超えてガチアンチ行為に他ならないですね。
最早このアニメをぶっ壊してくれることしか望んでなかったとはいえこの働きは想像以上のもの。やば。


・香久矢まどか
 強硬派の娘にしたくせに少しずつ誤解を氷解させるわけでもなくあっさり懐柔されるしょうもなさ。
自ら触れたこともないのに親の教育で偏見を持ってるキャラというのは多様性を描くにあたって大事ではないのですか?
誰しも知らないものを恐れたり善からぬ偏見を抱いてるものですが、自ら確かめて誤りと認める事が共生社会への一歩ですからね、ヘラパンニ…。
 連チャンでメイン回ぶっ込まれても父親の傀儡から抜け出す気配は微塵もなく、それどころかより深刻らしい事が見て取れました。
弓道は自分と向き合う競技だと言われて、オヤジにベッタリの自らを省みなかったのでしょうか。疑いすら持たないって末期でないの。
中学生になってもあれしろこれしろと命令するばかりで個人として見ない親をパパパパパパパパ慕うって、何を見せられてる?
夢の途中で気が付けば知らぬ間に随分もう娘に避けられ距離置かれるようになった冴えないおっさんが自らを慰めているかのようだ。

 取り敢えず何をするにも他所の星行っても父親の影ばかり追うdaddyのdolly、しかし誘われれば思いを裏切りサボる半端者。
常識がズレてるとか陰ではだらしないといった真面目・金持ちのテンプレ味付けさえも無いとここまでつまらないのか。
映画ポスターにも表れてる様にひかるとララ×スが中心で、まどかはえれなと併せてトロフィーワイフもといトロフィーフレンドであることが存在意義みたいですね。

 いいとこのお嬢キャラでも一休さんの露姫は家の都合に猛反発するほど自立してて好感が持てます。
べしゃりも上手いし親や暴漢にも怖気づかない胆も据わってるし付け届けのような不正義には丸太落としで阻止。
暴れるだけでなくて仲間と安楽を分かち合ったり艱難には心を痛める人情をきちんと持ち合わせてるから格好いいです。
およそ半世紀前のアニメが婦女子の自立を描いてる一方で、こっちは多様性テーマで親のパペット?ちょっと何やってかわかんない。


・星奈ひかる
 こんなアニメの主人公だというのに意外にもマシな方に入るキャラクター、だった。
まどかを無理矢理連れ回して習い事をサボらせたこと以外はそんなに思うところは無かったのですが、ドラムスに助けた恩を売って
あろうことかブルーキャットに宝を差し出させるという、まさに盗人に追い銭のような真似をさせたことに引きました。

 一休さんにも助けてやった見返りを桔梗屋に求めて、さよ坊含めた寺の者から一時的に総スカン食らった話がありましたけど
桔梗屋に謝礼分の物資を直接貧しい人たちへ配らせてたから腑に落ちました。人助けするにもお金は必要ですし、貧困を目の当たりにさせるのも大事なことです。
だいたいこういう星って郊外はスラム街と決まってんですから、強請るにしたってそういう人たちへ自ら配給させれば面子が保てたのに、
本当に配ってるのかわからない奴に一任するって頭イッてんじゃないですか、盗品売り捌いてるような奴を肯定するって。
同じ会社が製作したオリジナルアニメとは思えないぐらい差がドイヒー。かつての気配り見る影もなく。

 ついでに、過酷な環境でも良さがあるとか無神経抜かしてノットレイダーから尤もな怒りを買ってましたが
増税も楽しからずやとかなんとかの広告出して炎上した豊田商事もとい某自動車メーカーを思い出しますね。


・天宮えれな
 問題児や犯罪者といった頭キラヤバ揃いのプリキュアの中では一番まとも。その代わり出番とトレードオフで(メイン回の筈なのに変な触角の虫けらに割り込まれるほど)
それに伴い、周りがろくでもないことをやらかしても止めなかったり乗っかる共犯に仕立て上げられてます。明日を得る代わりに冷や飯とは実に気の毒なことです。
主にあの田吾作星人のヒステリーを注意しないもんだから周りも同時に評価下がりますよね。クラスメイトや桜子はきちんと注意してた分余計に呆れる。
特に、せっかくドラムスとの諍いをペンだけで収めようとしたのに後ろから↑の強請り集りに撃たれたのは、熱く切なくて・・・。

・フワ
  喃語から急にペラペラ喋り出して気味が悪い、正義感に共鳴するでもなく自分を守るという都合がよい意思にだけ反応して力を与えてるのが気持ち悪い。
ブルーキャットに対していいにおいいいにおいとやたら言うのも普通に引きますね。一回だけでも危うい発言を何度もって完全にやべー奴。
ヒロインたちにセクハラかましながらもばぶばぶよちよちされたいおじさんが宿ってるだろ、これ。やべー奴。

・プルンス
 えれなと同じく脚本によって無礼者にされたり、盗人にそそのかされて言を曲げるなど問題も見られるものの、基本は正常で
何も努力してないくせに力だけ欲しがる戯けた陰キャに当てつけるように拳を振るいノットレイダーと戦うなどまともな武類。
ケンネル星でスターカラーペンを渡すようしつこく求めた時はあたかも悪者のように扱われてしまったが
17話での新基準によりそんなに間違ってなかったことになった(つべこべ言わず盗む・強奪するのが正解☆

・AI
 休憩も挟まず酷使するだけで作業効率を口にしてるとんだ欠陥品。地球の科学に明らか劣ってる。ちゃんと進んでる異星人が廃棄したヴィンテージものの粗悪品なのでは?
兎も角AIがあるからと勉強もせず何でも委ねてると何にもできないサマーン星人のように堕してしまうと、来るべきAI社会に警鐘を鳴らしている社会派描写と言える。

・遼じい
 劇中唯一の癒やしキャラクター。ゴミ溜めの鶴。箱の底の希望。
相対評価抜きに真人間なのだが、善意に付け込まれてプリキュアどもにまるで無人かのように挨拶も何も無く
天文台にズカズカと汚い足で奥に上がり込まれるという、まともな奴ほどFeel so badな悲劇に遭った。
脚本のせいだけど破落戸のgo-getterならいざ知らずちゃんと身分を明かした公務員相手に、お願いされてないのにとぼけるのは不自然すぎ。

・ノットレイダー
 倫理が破綻している作品でもちゃんと悪役として悪役やってるだけで正常。
特定個人の私兵として働いている点はホコリ玉の手下どもと同じで一見ギスギスしてる様ではあるが、
誰かさんたちとは異なり気兼ねなく文句を言い合いもすればきちんと褒めたりと肝胆相照らしてる連中。
三人で制御するノットリガーを練習も無しに最初から息ピッタリで動かしたのも全く説得力があったくらい。

・カッパード
 過酷な環境に生きる者たちに上から目線で配慮に欠ける失言をしたひかるに正当な怒りをぶつけた戦士。
宝物庫の場所も探り当てられない怪盗を尻目にバルコニーから穏やかに侵入したばかりか
ペンにしか興味を示さないが故に泥棒に便宜を図って金品を無心した犯罪幇助人たちとは違って紳士に見えた。

・テンジョウ
 出始めたころは陣形を組んだり目くらましをするなどの戦法を駆使していたが早くもネタが尽きたのか
手下をあっけなく蹴散らされてすぐ逃げたり人間をダサいノットレイにして巨大化させるだけの雑キャラになった。
妖怪がモチーフなのだからノットリガーとは別の怪物、何とか入道にでも変化させればまだいいがその程度の芸も無いらしい。

・アイワーン
 知性派のつもりらしいがAIに介護されてて実の伴わないトンマエイリアンとは異なり、一人でも根気強くペンを探しつつレーダーの精度を反省する学者肌な面を見せたり
バケニャーンに諫められてもヒステリーを起こさず失敗すれば気まずそうに強がるという愛嬌もあるので正に対極に居るキャラと言える。
ピンチに陥っても石化した人間からノットリガーを生成する可能性に賭けた点も、チェーンスモーカーのごとくペンを使い捨てる集団に見習わせたい姿勢。

・バケニャーン(ブルーキャット)
 上に書いた通りアイワーンとの掛け合いは一種の清涼剤だったのだが大変残念な結末(ブルーキャットの変装)に。
自分の星を滅ぼした組織に入り込んでいるという設定は有名どころで言えばジュウオウジャーのクバルと似ているが
組織の重役を担っている発明家付きの執事を任される割には相応の働きを見せてないので都合展開にしか感じない。
二心を抱くキャラは人一倍忠義を見せて疑心を抱かせないように勉めるのが定石では?少なくとも何かしらの実力ぐらいは見せておけという話である。
変装できるから入り込めてましたではあまりにも安い設定でお粗末としか言いようがない。レンタルおじさんか。

・ガルオウガ
 出番は少ないが逆切れヒステリー星人とは違い怒鳴るなどの失敗続きの部下にパワハラは全く働かないどころか
周りから侮られている子供のアイワーンの実力を認めを幹部に据えるなど度量が窺えるリーダーである。

・ケンネル星の住民
 プリキュアをノットレイダーと同じだと早々に見抜き喝破した予言の民。
ペンを取ろうとする態度を非難してのことに過ぎなかったのだが、あろうことか
人の物を奪う泥棒に手を貸しプリキュアとして迎え入れてしまったため現実のものとなったのであった。

・ドラムス
 初登場した時はマオに頼まれてプリキュアをオークション会場に入れてやったり
面子を保つ為とはいえまどかを称えてペンを譲るなど悪どさの欠片も見えなかったのだが
脚本都合でその二話後には生身の人間を閉じ込めて危害を加えるという、ノットレイダーでもしない悪行に走らされた悲劇の人。
自分が競り落とした宝を盗られっぱなしになっただけでなく、宝物庫の品々さえもプリキュアに強請られ譲らされた悲運の人。

・レインボー星の住民
変化の能力を人々に恐れられレインボー星に流れ着いた流浪の民。
石化を逃れ生き残った同胞のブルーキャットことユニに変化の能力を悪用され
仇であるアイワーンと同じ犯罪を働かれている。要は死体蹴りをされている哀れな人たち。
こうして二重にダサくて罪深いことが浮き彫りになったのであった。


×勢力
・捜査局
 まどかの父が長官を務める捜査局は協力する立場に押し込めないと詰むとはいえ、そうなるにしても振り回し方が酷いですね。
無許可でデカい飛翔体飛ばしたり爆破したりと、人々を不安に駆らせるテロ行為に及んでる映画監督ごときに外交問題ガーと
植民地根性丸出しの発言をしたかと思えば、首相の鶴の一声を聞くや否やヘラヘラと胡麻擦りに走る木っ端役人ムーブが本当にド酷い。
高名な映画監督が鬱蒼と生い茂る夜なのに独りでカメラ片手に彷徨ってておかしく思わないのでしょうかね?
限りなくルックスライク自分を有名監督だと思い込んでいる精神異×者が官憲に通じてしまうおっそろしい世界。
親の側が小学生相手レベルの嘘に騙されて誘拐されたり孤児院なのに里親の審査をまともにしてなかったどっかのチャージマン並みです。
こんなみんな純粋で人を疑う事をしらないアンパンマンのノリ持ち込むなら最初からそんな組織出すなよという話です。
ご覧の有様にもかかわらず16話になって実は不本意だった、まだ疑ってるヅラしてましたが今更何を言ってるのかと。もうとっくの昔に終わってるんだよ。

・宇宙星空連合
 宇宙星空連合に至っては捜査局よりもドベです。スターパレスが壊滅して全宇宙存亡の危機だというのに自称職員は映画撮影なんかに興じてます。
それでもララ×スの不法滞在を咎めて強制送還をするかと思えば、演技が良かったとかいう謎理由で急遽独断で取り消し。いい歳こいて心配になるくらい権力描写がめっちゃくちゃ。
そんなペーパーユニオンにゼニ―星やレインボー星が非加盟などとわざわざ説明されてましたが、この人は野鳥の会に入ってませんと紹介されるぐらい何も伝わりません。でっていう。
 この宇宙星空連合の扱いには本当に驚きましたね。プリキュアを支援する組織が出てきて舞台設定も掘り下げてくれるだろうと思っていたのですが、その真逆。
星空界の、恐らく、最大の組織が、町内の異変は嗅ぎ付けてる、地球の一国の一組織未満の認識って、ほんまに?
あまりにも不自然すぎて騙りなんじゃないかとまだ疑ってます。そういうアニメだと思い知らされてもさすがに捨てるに捨てられない。
スターパレスはどっかのバイストン・ウェルみたいに常人には知る由もない異世界なのかとも思いましたが、例の×ス(のAI)でも異変を感知できたくさいのでそれは無いか。
せめてスタープリンセスが色々語ってくれたりサポートしてくれれば結果オーライなのですが終わり際にお礼台詞言う些末な出番だけ。
自ら大枚叩いて新たなペンを入手してくれたドラムスや、届けに来てくれるノットレイダーの方がよっぽど協力的と言えますね。


×アイテム
・スターカラーペン
 敵も味方もしこしこ集めてますが劇中での描写が完全に失敗してる。
全宇宙を守護するスタープリンセスの力が宿ってるとの謳い文句なのに敵はちょい強めの怪人や怪物をつくれるだけに止まり
プリキュアに至っては新技を獲得するでもなく、易しめの間違い探し程度にしか必殺技が変化せずセーフティロックでも掛かってるのかという程に貧弱。
倒すとドロップする形式ならまだしも戦闘中に手から落っことしたり盗まれる接待プレイをかます敵さんも敵さんなら、
誰が言ったかそのお届けデリバリーに頼ってばかりで、今ある力を使って状況を打開できないプリキュアも情けない限り。
差別化出来てないからそうなるとはいえ、ペンが即死蔵化するのが頂けないですね。最近の特撮より大分アイテム数が少ないのにどんだけ活かさんの。
その回で手に入れてすぐ使うのがルーチンなのでブルーキャットが手渡す流れも全く盛り上がりません。渡す奴が違うだけで販促ありきの激流に流されただけ。
 こういう変身ヒロインものの乙女座♍と来たなら大正義扱いで断トツの力かと思ったのですが例に漏れず手抜きバンクでガッカリ。
ところがどっこいどっこいどっこいのどんぐり性能にもかかわらず入手回が入手回(犯罪幇助)なだけに悪い意味では印象に残るのでした。 
 それからバンク飛ばして見てるから忘れましたけどサザンクロスアタックだかで使うあのぶっとい蝋燭はただでさえアレな戦闘をさらにつまらなくしてますしダサいですね。
百均とかド田舎の生協の菓子コーナー隣接の玩具棚で売ってるなんちゃって魔女っ子ステッキの方が洒落てる。


×ストーリー
 普通ならペンが敵の手に集まると一巻の終わりぐらいに止めておくものですが、三話の時点で既に予断を許さない状況で
さっさとスタープリンセスをみんな復活させないと宇宙滅亡というタイムリミットが課せられてます。何クールアニメの設定だよ。
というか、こんな状況にもかかわらず学校に闖入して遊びくさっといたくせに急に使命感生やして発狂した例のゴミ×キーが、
まるでホームラン級のバカで白痴でノータリンみたいじゃん!事実か。こりゃいっかw

 異星に行く回はゲストの面々に尺が割かれたり風景など色々違う分マシと言えるのですが、
日常回はすごくつまらないです。ゲストが藪から棒に突っかかって来たりしていちいち衝突起こしてめんどくさいです。
その都度ジメジメさせないとお話書けないのか?とにかく暗くすれば重たいとか、メッセージ性が強いとか勘違いしてるみたいね。
間違いなく深夜帯ならエログロ鬱を盛って大人向けぶるタイプ。子供は勿論、大人の方も向いてない事には決して気付かない類。
 習い事を勝手に決めて自分の理想を押し付けてくる父親、心理攻撃をしてくるスポーツマンシップの欠片も無いぼっち選手
苦手ジャンルだとわかってて描かせようとする漫画編集など明らか言動に問題抱えてる「敵」を設定しないと描けないんですね。
つまんなくてもいいので大会に向けて一緒に特訓とか結婚式のお手伝いといった明るい話にしてほしいです。
 そういう「敵」を出すのは見逃すとしても、何故そうなったのかという説明がない上に勝手に改心するので意味がわかりません。
一方の描写だけで済ませようとするなんて大した多様性ですわ。まさかまどか父も反エイリアンになった経緯描かない気じゃないよね。

 細かいところで言えばロケットの扱いも大分無理があります。劇中時間は不明ですが数話経ってるにもかかわらず
ロケットが白昼堂々飛んでも住民は映画撮影だと未だに思ってます。仮にも有名な監督がロケしてれば間近で観に行こう撮りに行こうとする人は出てくるでしょう。
それ以前に山に落下した時点で明らかに人が集ってきてバレるでしょう。カプセル設定なんか生やしたところで遅すぎ。
ただでさえバズ欲しさに自らの迷惑行為でも撮ってネットに上げる人種がいる時代なのに全く世相反映してません。人間舐めすぎですね。
最初から誰にもバレてないことにした方が遥かに賢かったのに要らんことして。これ本当に大人がつくってるの?
 及び、ロケットの部品をどうやって調達したのかについて説明なしなのは無理がありますね。中学生がどうやって揃えるんですか?
大人連中なら余程高価でない限りいざしらず子供があんだけ買い揃えられますかね。まどかは親の玩具だから自由にお金使え無さそうですけど。

 ブルーキャットの正体バレも問題です。プリキュアに自らの正体を明かす意味が無いのは勿論
屋根の上で変装を解こうものなら監視カメラどころか監視衛星に映るのではないでしょうか。
無法地帯とはいえ高級リゾート地ですからセキュリティーは万全でしょう。即時配信され星空界全域を揺るがしそうなものですが何故かバレてません。
他にも変身が解けて生身なのにノットレイダーが怯むくらいの噴射圧でロケットが間近に着陸(光線銃を撃って落とそうとしないのも謎)
ドラムスの屋敷に閉じ込められた時に至ってはカメラでバッチシ見張られてるにもかかわらずマオの変装にノーコメントで終わるなどグッダグダ。

 前の話と繋がってない展開もいくつかあるのもそれはそれは致命的。
上に書いた通りララの見苦しい自己矛盾ヒステリー(サボリ・ちゃん付けなど)もそうなのですが、
プリキュアがドラムスを強請りブルーキャットに宝を渡させて幕を閉じた衝撃の17話の2話後で
奴のアジトでその時接収させた宝の山を見たまどかが「ブルーキャットが奪ったの!?」と驚く場面があります。
施せば犯罪に走ってもいいという立場を取るなら取るで貫けばいいのに尻尾きりに走ったみたいですごく印象悪いです。
倫理も義理も欠いてる主人公勢って一体全体何があんねんこいつら。目を疑うほどの行き当たりばったり。
憶測にすぎませんが、いくら何でも一時共闘するだけで金目の物をくれさせてやる展開では無かったのでしょうが、
「仲間にするんだからもっと距離近づけよう」みたいな安易な考えで変更した為に浮いてしまった台詞の気がしてなりません。
 道を踏み外した結果倫理もストーリーも破綻してしまうなんて、やっぱり、人間正直に生きるのが一番ですね。


×戦闘
 華のない必殺技さえもろくに駆使せず、かと言ってバンク無しでがんばる訳でもなく敵とちょっとじゃれ合うばかりの手抜きバトルが毎度お馴染み。
おニューのペンが出る時はあっさり手に入れマイナーチェンジ版必殺技使って終わり。色んな技で敵を蹴散らして爽快だった他のプリキュアが恋しい。
サザンクロス回後はそればっかり使う止めで終わり。ここまで酷い使い捨てアニメは見たことが無いですね。話もキャラもダメなら描写も駄目、聳え立つ×ソ。
その中でも19話は特につまらないものでしたね。仮にも幹部相手なのに一人ずつ銃のビーム受けるだけ。
太刀打ちできないくらい強いから幹部は狙いにいかないという体なのにこれでは茶番です。大事なペンをすぐ落としたり盗られるようなドジばかりとはいえ余計格落ち。
アイワーンだけノットレイを連れてこない謎縛りが悪い方向に炸裂しましたが、最初からしょぼくするだけで無意味でしたね。
他のプリキュアは仲間が雑魚を蹴散らしてる間に、一人二人で怪物と互角以上に戦うのに束にならないと戦えないって・・・ザコすぎだろ・・・。


×テーマ
『多様性』
・注意されない及び謝らないなどの特定キャラ贔屓(平等とは程遠い)
・ヒスパニック系のステレオタイプど真ん中『大家族で社交的な陽キャ』のえれな
(マイノリティを非の打ち所がないような聖人にするのは敬遠してるのと同じ。差別)
・人間に寄せた容姿にされる犯罪者キュアコスモ(多様性の枠外及び否定)
・父親や周りに流されるだけの人形のまどか(女性の自立・児童の人権尊重は無し)
・没個性の変身動機「ホコリ玉を守る」(モノトーン)
こんなんで何が多様性・価値観の違いだよ。気が違ってんじゃないのか?
何よりも悍ましいのは犯罪者のことは全く非難しないどころかあたかも多様性の一つとして描いてるのに
まどかで見られるように女性は尊重してない事。近頃問題になってるパンプス強要も当然のものとしそう。恥を知るべき。
 多様性を描きたいなら母子家庭やその陰に隠れがちな父子家庭・施設入所児童、力仕事してる女の人や主夫を登場させたり
異なる人種信仰国籍etc.同士で遊んだりしてる場面をごくごく自然に出すだけでいいのですが
逆に弓道大会の委員長が爺さん、編集長がおっさんという定番の属性なところにダメさが出てますね。
「偉い人=年食った男」の凝り固まったイメージをなぞって何の意味があるのでしょうか?何も考えて無いべ。
流行りだかに乗って多様性を騙る前にキング牧師の演説でも百篇読んだ方がいいと思います。
母親が長距離トラック運転手な上に女任せにしないで家事をする誠司を出してたハピチャの足元にも及ばない。

『宇宙』
 星空界とかいう異世界を旅する為の乗り物がロケットというだけで別に宇宙は関係ないですね。
モノホンの宇宙に行ったのは初回とサザンクロスがどうとか言ってた8話?ぐらいですか?
星座も結局は地上から観測するものなので宇宙要素は薄いです。これでも星空界の色んな星を巡ってればまだいいんですが
ペンを探す為に降り立つだけで現地人と全く交流しないドライな日帰りツアーなんで。利害が絡まないと他者とは関わらないって悲しいですね。


×倫理観
 最大の問題である犯罪幇助は既述の通りなのでここでは触れませんが17話のドラムスに対して特別言うことがあるのではないでしょうか。
プルンスが居なければ死んでる高さから落とし、手下に襲わせてきても、「悪い人じゃないから変身して戦えない」などと何故渋るのでしょう。
プルンスが実際レーザーに少し焼かれてしまった事に何も感じないのでしょうか?無力化・武装解除ぐらい何だってんだよ。
仮にも正義を気取るヒロインたちなら人を傷つけようとする行為には怒って然るべきだと思います。
 また、スターカラーペンを渡していただけるよういちいちお願いするのもズレてます。
相手は知らない事とはいえスタープリンセスが宿ってる以上は拉致監禁してるのと同じですからね。他人の生命・身体を侵害する自由はありません。
通告して、返さなければ非難する手順を踏まないからだらしなく見えます。守るべきものは何?


 そんなに沢山アニメは見てないですけど他に類を見ないくらい酷い創作と言わざるを得ません。
あまり炎上してないのはプリキュアブランドに守護られてるだけで、それが無ければ何とは言わないが
ク〇アニメの代名詞としてあちこちで引き合いに出されるあれやこれやと同じカテゴリーに入れられてることでしょうね。
或いは事はもっと単純で言うほど見てる人が居ないのか。
 もうこんな臭い作品を平気で世に送る病膏肓デビュースタッフには到底期待できませんし、
犯罪肯定集団のスタプリが先輩面して出るなんて想像するだに具合が悪くなるので、プリキュアの新シリーズはもぉマヂ無理。。絶対見なぃ。。。
 願わくばこんだけ酷くて目も当てられないものはこれっきりにしてほしい。
スタプリの前にスタプリなく、スタプリの後にスタプリなし。是非そうしてくれ。



※9/15
×32話
「奪うなんておかしい」とガルオウガを咎めた結果、泥棒が言うなと正論で返されたユニが何とも惨め。敵に説教されたりクリティカルヒット打たれるの何回目だ?
痛い所を突いてくるなどと強がっていたが、弱味を自覚しているなら償いぐらいしたらどうなのか。悪いところがあると分かってて誤魔化す事しか出来ないとはか、ブライブサンシャインのパクリ騒動のスタッフかよ。
スタープリンセスが全員揃ってもフワが進化しただけで終わるとは何とも甲斐のないことである。せめてレインボー星ぐらいは復活させられないのか?
自分の一族の為だけに戦ってきたユニが自分の気持ちでプリキュアとしてみんなを守りたいという成長を見せてもいい頃だし、
力が100パーまでは戻ってないとはいえ、たかがダークペン一本が暴走して起こった惨劇程度も元に戻せないとは、本当に宇宙の守護者なのかこいつらは。
そのフワについて言えばフワを守るフワを守るとお題目唱えるプリキュアがカルトくさくて気持ち悪い。つくづく、ダークネストダークネスト崇めてる敵との違いがわからない。
更にガルオウガ二戦目なのにあの厄介なテレポート対策を取っておらず、バラバラに戦って各個ぶちのめされる酷い有様。素人で構成された烏合の衆か?
間髪入れずに複数で攻撃したり必殺技もちゃんと叩きこんでいた前回の方が上手く立ち回れていたレベルである。
早く始めて長めに時間をかけた戦闘だというのに無駄話をしては一匹一匹殴るの繰り返しでテンポが悪すぎる。まあバトル前にフワだと気付かないくだらないギャグを入れて水を差していたので、こんな様だろうな。
無駄に続いた宇宙星空連合との一件も引っ張ったくせに容易く引き下がってトゥインクルイマジネーションとやらの情報があれば伝えるというオチ。自由に航行できるよう許可証を発行するぐらいしたらどうなのか?
参加にこだわる理由があったのではないかと思っていたが何も無かった。脚本が飽きたから以外の理由が思いつかない。
ついでに「フワより自分が上だと思ったことは無い」とかのたまってたゴ×ルキーであったが、卑下するような発言をしている奴が言っても全く噓臭いとしか言いようがない。連合をあたかも使い倒してくる組織かのようにネガキャンしていたことといい、上下関係を設定したがるク×なのだから仮に下だとは思っていなくても上だとは思っているのだろうな。ひどく卑しい虫けらである。

※9/22
×33話
戦闘で既に役立ったにもかかわらず唐突に役に立ちたい役に立ちたいとヒステリーを起こし始めたのが謎とはいえ、
フワばかり責められているのはどうなのか。休み明けてから課題やってるバカ二匹はどうなんだ?
効率効率うるさい虫けらは予定を立ててやっていたとか言ってたが終わってないなら無意味なのだが。
上に書いた通りてめえが遊んでた癖に宇宙の危機だとヒスってた頃から全く進歩の見えない要領の悪さである。
ユニもロケットの中で腐ってるだけだったのが何ともだらしない。辺りを探るくらいのことはしたらどうなのか。
人手が増えたはずなのだが同じく手がかりの無かった第3話以下の探索描写でまさしく呆れ果てた。肉でも焼いてろ。
フワ関連でさらに言えばカッパードは何故捕まえなかったのか。捕獲命令が出ているのにご丁寧に何故ぶっとばして返してやったのか。今までの接待プレイがかわいく見える雑さ。
そしてまた雑魚殲滅に苦戦して何故かまたペンを使うことなく通常技ばっかり撃って新技撃って終わり。

※9/29
×34話
ポケモンのドレディアをキモくしたようなゲストに地球を案内する話なのだが、視察員で無かったということが発覚したのは後のこととはいえ、エイリアンが地球に滞在するのはご法度では無かったのか?直ちに連合が保護して航行禁止にすべき案件だろう。
強制送還の話を数話前にわざわざ蒸し返したばかりなのにこの体たらくなのだから正しく呆れ果てた。
そもそもプリキュアが案内する必要などどこにもないだろう。その力やペンの解析をして今後に役立てるという話でもあるまいし視察など勝手にやればいい事。
更に言えばアブラハムはトッパーが直々に命じて左遷となったはずなのに何故地球に居るのか。
正確には照明が並ぶスタジオらしきところに居たのだが異星だとしてもまだ何かの撮影をやって居られて、普通にサボる奴まで出るとはどれだけ無能の集まりなのか。
戦闘もとうとう雑魚が見てるだけで怪人任せでろくたらダメージも与えてないのに必殺技撃って終わり。
これが最終四クール目間近の話か。

※10/06
×35話
宇宙人を呼んで学校のみんなで案内するとかいう謎のプレゼンが行われていたが、再び航行禁止設定をシカトする暴挙に出るとはまさか思わず。
バカすぎて話にならないがそれは見逃すとしてもワープするのに連合の宇宙船で10年はかかるという設定は何処行ったのか。フワにやらせるのか?すっかり便利道具扱いだな。
そしてまどかを模倣しようとするひかるが反省して一転して対立候補の桜子の応援に回るのが意味不明。真似事がダメだと断じるのはいかがなものか。他人にも関わる問題な以上、先任者の良いところは受け継ぐのは良いことだろうし、そんなあっさりと引けるほどの熱意なら端から出るな。
身も蓋もないことを言ってしまえば泥棒に加担して罪も清算させない様な倫理の欠片も無い奴が立候補するなと言う話だが。まどかも他人の都合も考えられないこんなのを推薦するな。
戦闘中に出た「知りたいし知ってほしい」という台詞も何とも軽い。ペン欲しさで接触しかしてないくせに何を言っているのか。
まあ、タカビーに見えるが学校をより良くしようと目安箱で生徒たちから少しでも沢山の意見を拾って、膝を突き合わせて語り合うことも考えてる実直で健気な桜子が見られただけこの回はマシであった。くだらない絵空事に感けてトゥインクルイマジネーション探しを投げ出しているプリキュアもこの真摯さを見て大いに反省すべきであろう。虫けら含む他人に注意出来る姿勢もな。

※10/13
×36話
反省してるかはともかくプリキュアになった以上はもう犯罪に手を染めないだろう。そんな見通しは甘かった。全員で犯罪を働いた。最後も怪盗は続けるけど悲しませないとかいう改心らしき告白を聞いて納得する意味不明なオチ。
マフィアが存外話が通じると分かったり、警察も泥棒も相手を騙してるから同じだという屁理屈で黙らせる幼稚な場面もあり、考えたくないほどドベドベ。戦闘も前回に引き続きノットレイ棒立ち見守りと言う糞仕様。
倫理破綻とタイトルに冠していたが、ここまでトチ狂っているとはまさか思わなかった。
本当にこれ程ズタボロな作品は存在するのだろうか。

※10/20
×37話
コソコソと人気のない所でばかり襲ってきたノットレイダーが初めて街中で戦闘を挑んできたにもかかわらず、住民を避難させないで茶番で応じるのが意味不明。宇宙人の存在が知られると不味いなんて設定もう無きに等しいだろう。地球は滞在禁止だというのにサボローを連れ回した話をもう忘れたのか。その後も地球に他のエイリアンを呼び込むとか言っていたが?
ただ居るだけで地球にも他所にも特に興味を示していないどころかマウントを取りたがる虫けらが「地球に興味を持った」とほざいたことといい、独りで好き勝手やってるユニが祭りに進んで参加したことといい、設定と描写がいい加減すぎる。
そしてコスプレにさえUMAを絡めてきて何とも飽き飽き。色んな格好をするのが醍醐味じゃないのか。引き出しが少ないとは正にこのこと。
「素の姿で堂々居られるのが良い」とか言っていたユニぐらいか、面白かったのは。耳と尻尾を露出していいのにロケットでも何処でも変身しても獣人姿で居る事を許されず整形を強要されているクソ演出への熱い批判と言える。

※10/27
×38話
ハッケニャーンの姿をパクっていたというのが驚き。他人の姿でテロ組織に属するなど到底許されない事では無い。連合にはテロリストの一人として指名手配され賞金首になり、ノットレイダーにも裏切り者との関与が疑われて付け狙われかねないだろう。ここにきて別の罪が増えるとは思いもよらなかった。自分に代わって見てこいなどと言われてどう曲解すればこんな暴挙に出られるのか。
そしてレインボー星を滅ぼしたアイワーンに謝罪する意味もわからない。ただの因果応報だろう。こんなもので罪悪感覚えるなら窃盗をドラムス他に詫びるのが先だろう。
更に身も蓋もないことを言えば裏切り者とも何とも思われていない様なのだから、ノットレイダーに戻ろうと思えば戻れるはずだが?これで永久追放ものなら失態ばかりの他の連中はどうなる。
今に始まった事ではないがいくら何でも積み重ねとやりたい描写がまるで噛み合ってない。

※11/10
×39話
率直に言ってこんなえれなの過去エピソードは弟が出てきた時にまとめられただろ。
ユニが理不尽な整形をされていたり犯罪に手を染めてる状況で、違いは良いだの何だのとほざかれても時既に時間切れ。全く説得力が無い。笑顔で居る事に拘ってるから犯罪も何も注意出来ないのだろうな。
テンジョウの潜入ももっと早くからやって居ればいろいろ掘り下げられたのに全く空費も空費。鉱脈を少しも掘らずに捨てる脅威の無能采配。
戦闘も雑魚を放置するのを止めたかと思ったら吹っ飛ばす一枚絵を入れるだけで終わるという何とも手抜き感あふれるものだった。

※11/17
×40話
2クールもほったらかされていたまどか父が急にしゃしゃり出すのも不自然だが尻尾を掴むと言いに来たり無理筋。異星人は危険だと思っているのなら刺激しないだろ。追い詰められて暴走するとは考えないのか?
そしてクラスメイトとの絆描写もペラペラ。積み重ねがまるで無い。それもそのはず学校回自体ろくにやらずほぼ放置されていたのだから。
それでも誰か一人ぐらいは噂を否定したり、直接その目で確かめた訳でもないのに疑うのはどうかと疑問を呈したりしてもいいだろうが、流言飛語であっさり手のひら返して、相手が虫けらとはいえ集団イジメに走るとは何ともはしたない。
途中で差し込まれた字の勉強をしただの本がどうだのって話も薄っぺら。練習も何も描かずいつの間にか読めるようになっただけ・読むようになっただけ。捏造に等しい。
また、正体バレの回なのに目の前で変身する必要性が全く感じられなかった。変身してから現れても全く問題ないシチュエーションでこれとかいくらなんでも雑すぎるではないか。
アブラハムも何故地球に居るのか?追放されたと思うが宇宙の存亡が懸かっているのに報告を怠った罪はこんなに軽いのか。
戦闘はただただ冗長にバリアー張ってただけの安定の雑さだったのだが、その後に「異星人じゃなくてクラスメイト」とかいう爆弾発言が飛び出した。普通は異星人でも何でもクラスメイトであることに変わりはないと言うべきところだろあず、異星人であることは問題だから目を背けるらしい。そうやって覆ったって全く意味が無いというか覆うことこそ問題なのだがわからないようである。

※11/24
×41話
まどかが賛美される意味がわからない。会長として何かやった描写なんて何も無かっただろ。選挙の時だけかと思ったがまた空虚な称賛をやるのか。
あたかもまどかがプリキュアとしての活動を通じて父に意見出来るだけ成長したかのような描写だが、
当時ブルーキャットのユニの犯罪行為をきちっと否定していた昔の方がよっぽどまともだったのだが。
今となっては盗みに反対するかと聞かれて「良いとは言えません」にまで後退し、犯罪行為に手を染めていて目も当てられない。
戦闘はレインボー星回を除く今までの話と比較にならないぐらい動いてはいたが動いていただけでひたすら背後の取り合いで雑、射撃ばかりで雑、何と言っても他の連中がずっと床ゴロしてただけなのが雑。3回目なのに弱すぎだろいくらなんでも。
しかもまどか父が反異星人の態度をとっていた理由がただ命令されたから、とは何とも驚いた。何かしらの伏線かと思ったのだがこんな打ち棄てるか普通。

※12/1
×42話 
端的に言って3話前の焼き直し。急に笑顔笑顔と言い出してひたすらしつこい。
義務的に行ってると勘違いして悩んでるとわかったのなら話し合えばいいだろうとしか言いようがない。そのぐらい話が薄っぺらい。こんな内容をまだ続けるのか。

※12/8
×43話
他と違うことを勝手に意識してただけで結局自己解決出来たえれなと、周りから嘲られてたらしいテンジョウを一緒くたにするのが無理筋。
自分自身の問題と周りの問題は全く別物。レイヤーが違う。
そもそもテンジョウの被害妄想にしか見えない。鼻が低いと見向きもされないというが、プルンスが変な同情を一人にされていただけでは根拠薄弱にも程がある。上から目線というのもトッパー直々に来訪されたことを誇ってただけで違うだろ。褐色肌だから雑にまとめたとしか思えないぐらいいい加減すぎる。
今回も笑顔笑顔としつこかったが、「みんなの笑顔」で流れた回想が身内だけで何ともお寒い。星空界の連中は全く関係ないと?どんだけ積み重ねてないか自白してるも同様である。
戦闘はまた主役以外は雑に転がされていただけ。工夫が無い。

※12/15
×44話
サンター星人とか言うのが出てきたがまたしても連合が対応を丸投げするワンパターンっぷり。お前が保護して強制送還しろよ。
空で戦う意味がわからない。飛べもしないくせに何故不利なシチュエーションで戦うのか、普通にワープして地上で迎撃すればいいだろう。
お蔭で連携も取れずひたすらグッダグダで、間接的とはいえラスボスが出張ってきたというのに強さがまるで伝わらず仕舞い。これはこのクソアニメの中でも指折りの酷さ。幹部戦直後とは思えないな。
また、相変わらずユニだけペンを持たされない差別を露呈する始末。
ララカスも一般人が居るのにバリアーを張らないで落とされるとはどうしようもなさであった。

※12/22
×45話
カッパードとの暫定最終戦であったがノットリガー化も何もせずいつも通り武器が変わっただけで何ともショボイ。盛り上げようとする気概が一ミリも無い。数の不利を容易く覆して腐っても幹部というところを見せつけた他の面子に対し、独りで居る所に奇襲をかけて優位に立っていただけ。他の奴が駆け付けても全く描かれない雑魚との戦いで分散させて、無駄話をダラダラと棒立ちで続けていただけ。せめて打ちあいをしつつ話せばいいものを、あまりにもくだらない。
また、ユニがロケットに住むことにしたそうだが今やるような話か?何のきっかけも無く「じゃあ今までどこに居たんだよ」という疑問を沸かせる不自然な描写を入れて何がしたいのか。
周りに後れを取っているなどというお手軽な悩みも急に生えてきてその話のうちに解決するしダメすぎる。

※1/5
×46話
最終決戦の前哨戦なのだがあまりにもお粗末。何を艦隊戦なんか始めているのか?他の奴は敵と戦う力が無い体のシリーズなのに外野が入ってくるのはタブーだろう。言わばポケモンバトルにトレーナーが参戦した様なもの。しかも伝説級相手に意外と戦えているという。
今までちまちま戦ってたプリキュアもノットレイダーも著しく格が下がったと言わざるを得ないナンセンスさ。事実、プリキュアは蚊帳の外も同然であった。
そしてひかるが割り込んできて立ち止まるノットレイダーが都合展開も都合展開。仲間なら犯罪も手伝ってしまうようなクズが止められる訳が無いだろう。
他人、それも相対してた相手の心を動かすなら相応の公平さ・誠実さを見せなければ無理筋だろう。迂闊に射線上に出てきたバカとして処理されるとしか思えない。
同じ宇宙の仲間などとほざいていたがドラムスを苦しめた奴なので全く説得力がない。ノットレイダーの方がまだ大人しい。
ダークネストについても正体バレが雑。同じスタープリンセスなのに全く伏線が無いまま来て、強さも力の無いスタープリンセスを13タテしてプルンスぶっ飛ばした程度で微妙。合体技も跳ね返したのか他に逸れたのかわかんねーし。
アイワーンが火星に来たのも全く感動できない。何故ピンポイントにスターパレスで待ち構えていたのかとしか思えない。悪くないのに卑屈に謝って和解って気持ち悪。

※1/12
×47話
最終決戦で呉越同舟だというのに全く盛り上がらない。
ノットレイダーが弱くて不誠実なプリキュア連中に心を許す要素が無い。
やはり敵も主人公側を好敵手として意識しているからこそ共闘は盛り上がるものだろう。助けられたってだけで馴れ合うとか雑すぎ。
そして決戦も前回から更にショボくなった。連合なのに戦艦ごときもすぐ補充できず一隻だけという様。ダークネストもダークネストで鎧も何もつけてないノットレイダーごときにオプションを押さえ込まれるとは何ともダサい。スタープリンセスがエンチャントしてるぐらいの説明はしろよ。
力の半分が半分がとせこい話で戦えない理由付けをしていたが普通に戦わせろ。
そしてフワの自爆を受けてもダークネストは元気そうだったがあれだけ虐待していればそうなるだろうとしか。
目の前でララカスが八つ当たりしたり、寝かしつけなかったり、好きなだけ食わせたり、犯罪にも駆り出せば歪んだイマジネーションの塊だろ。
スタープリンセスがダークネストの正体を伏せていたのはこうやって悪にすぐ同情して取り込まれるからとしか思えなかった。
少し戦っただけで怒涛の説明展開だったのでプリキュアの出る幕が無くただ出たワードをリピートしていたところだけは笑えた。

※1/19
×48話
上記の通り虐待していたフワが自爆したところで案の定無傷のダークネスト。糞描写の説得力だけはいつもながら凄い。
長ったるくお歌を歌っただけでまた変身できるようになって戦うのだが、最終決戦にもかかわらずまどかのトゥインクルイマジネーション回の様に作画のクオリティを落としたもの。こうしないと動かせないのか?
戦いを経てもダークネストはピンピンしていて改心もせず侵攻予告だけして何処かへと行ったのみ。犯罪に手を染めるような歪んだ連中じゃ浄化できないか。
ノットレイダーやユニの不幸に関して重い責任のある筈の連合さえ誰からも責められることなく社会構造はそのままだからダークネストの再起は約束されている様なものだろう。一時撤退しただけとしか思えない。後日談の次回が残っているが一年間やってきて火種を残して終わるとは何ともクソアニメらしい半端な終わり方。
復活させたフワは力も記憶も無く、プリキュアも力を失い離れ離れとなり、スタープリンセスも力が戻っていない中でこれだから勝ち逃げも同然。
自らの復活を予言するラスボスは珍しくないがそれでも消滅・封印には追い遣っているし、悪人を成敗・更生させて少しでも世の中を良くしているのが大きな違い。主人公サイドが悪事に手を染めるこれとは似ても似つかない。
また、レインボー星が未だに復活しないのも理解しがたい。宇宙が戻る奇跡展開までやっといて全く前進しないのかよ。今回やらないでどうする。盗っ人に明日は来ないのか?
そしてお別れ展開が始まるがそこまでの経緯がとにもかくにも雑。ダークネストが何故かくれた腕輪を使ってガルオウガがワープさせてくれるって何?
闇の力で次元が歪んで行き来出来なくなった方がとにかくマシだろう。こんな不自然をやらかしてまでやるようなものか。
去り際のララカスのカタコト台詞も寒い。字を勉強したという設定は何処行った?勉強してこのレベルかよ。それと同時に誰もサマーン語を習ってないという興味の無さが浮き彫りになっただけだった。

※1/26
×49話
ついに終わり。えれな以外の地球組の将来は都合すぎるし、レインボー星の復活も雑。自虐も甚だしい夢オチまで繰り出してきてこのクソアニメらしい最終回だった。ワープしようと思えばできるのだから連合の職員になればいいだろうに。会いたいと言っても所詮その程度か。また距離感が出ただけ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

夢を信じるほど強い人間ならば…。魔法使いプリキュアの49話と比べると興味深い。

「夢を信じるほど強い人間ならば、どんな夢でも意志の力で創造に変えることができる」


正直本作は途中まで見て、映画も見たけどそこまでバリバリにノレなかったので終わってから肝心の終盤だけ見ればいいや、と保留していました。しかし、なんと、私は愚かだったことか!。終盤の盛り上がりといい、ラストの切れ味といい、歴代でもトップクラスかも。


アイワーンだけでも100点、敵を単なる悪役にしない上手さは本作でも活きている。敵幹部たちは地についてるとこあったが、ラスボスはサノス的なちょっと抽象的な存在になっちゃったのは勿体無い気もしたが。


本作のテーマは色々考えられるが、最後まで見れば私にはイマジネ~ションに尽きると言いたい。想像力とは空想で現実逃避することじゃない、未来を創る力なんだ!ということがこの最終回Bパートほど頭ではなく心で感じられたことはない。


想像力と不撓不屈の意志が結びついた時、想像は新たな現実の創造に変わる。この意志の不条理なほどの錬金術がここにいきいきと描かれている!単に抽象的な思考だけでは宙に浮いた言葉に過ぎないが、物語として見事に描けば真実になる。


あと、林ゆうきさんの音楽が神がかってる!。アラモードからのプリキュアの素晴らしさはかなり音楽の力が大きい。


最期のきらヤバッ…に込められた万感の想い、幾千の星々のようなその輝き。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14
ネタバレ

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

楽しすぎた

歌いながら変身するとか・・・天才か!?

考えた人に国民栄誉賞を上げるべきです!



最初はキュアミルキー激推しでしたが、最終的にはキュアソレイユにハートを射抜かれました。



P.S.柳川あかりプロデューサーの今後にめちゃくちゃ期待しています!{netabare}プリキュアシリーズは近いうちに終了して、柳川P主導の新しいニチアサシリーズが始まるのでは{/netabare}と勝手に予想しているほどです(笑)。彼女が東映アニメーションの役員や社長になっても面白いかもしれません。少なくとも、関弘美さんの後継者であることは間違いありません!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4
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