忍者で必殺技なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの忍者で必殺技な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の忍者で必殺技なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.2 1 忍者で必殺技なアニメランキング1位
バジリスク~甲賀忍法帖(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1196)
5922人が棚に入れました
甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに潜む一族は、ともに服部半蔵に率いられる忍者群同士でありながら、源平の昔より数百年、互いに憎悪を抱く不倶戴天の敵同士でもあった。服部の統制下、両門争闘の禁制によりかろうじて和平を保っていた。そのような中、甲賀組の首領甲賀弾正の孫弦之介と伊賀組の頭目お幻の孫娘朧は恋仲にあり、両家の縁組がすめば長きに亘った甲賀と伊賀の確執も解けるかと思われた。

そんな事情を知ってか知らずか、慶長19年4月末両首領を駿府城に呼び出した徳川家康と半蔵(二代目)が甲賀・伊賀の忍びに与えた使命は実に戦慄すべきものであった。
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

力加減がツボ (ツッコミ目線レビュー)

注意。このレビューはひたすら、笑いどころを探すための物ですので、真面目に作品をご覧になってる方はお読みにならないほうがいいかもしれません。
笑度の高かった(と思えた)回は★つけときました。

木崎って、アニメ影技のスタッフの人だー!もう大好きだったんです…。それで忍者ものって、ひょっとして好きかもしれない、と視聴。

一話 トンビが有能 {netabare}
男と女。敵同士。光と影。
両者見合って時を越えて果たし合い。
くそまじめな雰囲気だなー。そんなに裏表左右対称に世の中ゴリゴリ進んだらね。なかなかそうはいかないですよね。
普通は、気づいた時にはどちらかがいなかったり、連絡先もわからなかったり、変わっていたり。
年老いて最期の時を一緒に行けたのは本望だったでしょうね。
この爺婆は添い遂げられなかったけど、お互い共通の趣味(果たし合い)もあって、連絡もとれて、足腰立ってて、充実の老後だよなー。

相討ちになった後は、息も絶え絶えに、ちゃんと血の赤ペンで巻物チェック、ホイ、し に ま し た よっと、バタッ…。
トンビが巻物、回覧にもってきまーす!ピーヒョロロー

なにそれ。
まじめ…なのに…笑える…この力加減が、影技的…。ツボだわー
{/netabare}

2話 衝撃の鼻毛 ★{netabare}
太っちょ空気袋VSゴムゴムの爺様。
トンビの巻物を巡って打ち合い。「ごっこ」と称しておりますが不穏です…。

一方、伊賀と甲賀の命運が分かたれたことをまだ知らず、
逢引中のオボロたち。
暗闇の森が次第に白んでゆく、朝焼けの描写が涼しげできれいです。
今回はしっとり、まだ笑いどころが無いなァ…

と思ってたら

強 烈 な 鼻 毛 キャラ、キターーーー!!
ブハッ。
アップで出た後、引きの絵ばっかりなので、え?何?今の?もっと見せてよ‼その鼻毛‼勿体ぶらないでさァ、もっと‼
と、クローズアップを求める気持ちが高まる中、大真面目な話が続きます。鼻毛が気になって全然集中できない。

しかし、オボロ様の笑顔がとても可愛いよ。まだ何も知らずに、想い人の前ではにかんでおられる。眼の能力ってなにかしら。
伊賀者達の悪〜い笑顔で情報隠蔽後、イケメンキャラ数名登場で待て次回。
{/netabare}

3話 なびいてる そよいでる{netabare}
今をときめく岡田磨里 脚本。
このアニメは登場人物の描き分けが必要以上にしっかりしているが、名前が難しい!
会話も、声優さんが丁寧に喋ってくれているというのに、私の日本語ヒアリング能力では漢字が…思い浮かばない事が度々あります…。

初登場の手も足もない地蟲十兵衛、五体不満足だからこそ身軽な反撃。スライディングした人力籠からぱかっと登場して、籠の引いたわだちに沿って地潜りし出したんですが、別にそのラインに沿わなくても良かったのでは…一瞬線路かと思った。
小豆蝋斎「なんという速さじゃっ!」
小豆さんはその、七福神の福禄寿みたいな長い頭(『才槌頭』っていうんだって) が重いんじゃないだろうか。中身は何?多分この作品だと、絶対何か仕込んである。

今回も鼻毛の彼 (蓑念鬼) が活躍。
アップで鼻毛が風にそよいでます。
スタッフのチェックとかあったのかな。「ここの鼻毛、もう少し柔らかくなびかせてよ。」とか。
前回より毛が短いような?
…何故私は、こんな小学生レベルのポイントでウケてるんでしょうか。

弦之助との手繋ぎごっこで照れる朧様を見ていた風船男・鵜殿丈助、「わたしらも色々と握り合いましょうぞ、のう、朱絹殿」
大人なセクハラ台詞もありますよ。

蝶を使った蛍火の攻撃シーンが美しかったです。
{/netabare}

4話 セクハラ走馬灯★ {netabare}
朧と弦之助の祝言前のモテナシパーティ開催。
伊賀と甲賀が同席だよっ!
軽快なセクハラトークに興じる、風船男の丈助。
色っぽいくノ一朱絹さんにいちいち話しを振ります。
全然意に返さない丈助のムードメーカーさ、青筋ぶちぶちギッラギラで見守る伊賀衆との、温度差が半端ない。そこまで…ってくらいの描写、おかしいよ。

酔いつぶれて朱絹に座敷牢に連れられるも大声な寝言で
「あけぎぬどのぉ〜」
…彼がいると和みますね…。
このテンポの良いしつこさは観てもらわないと伝わらない〜!

目下のものへの朧様の方言がかわいい!
このままずっと方言で喋って欲しい。

座敷牢から軽く抜け出た丈助。
朱絹との夜這い勝負がご破算になるも、ジンゴロウより伊賀甲賀の約定が破られた旨を口を割らせたところで、返り討ち。
ああー、ムードメーカーが失われた…セクハラトークが走馬灯のように…。
秘密を知ったら消される定めか…。
朧と弦之助のはにかみシーンもあり、テンポよく面白かった回。
でも今回は弦之助を覗いてイケメンが…というか、普通の顔の人がおらず、ちょっと画面が見苦しい。
{/netabare}

5話 変態バトル{netabare}
「甲賀一統、始末してくれるわ!」弦之助に内密に、敵地へ乗り込んだ伊賀6人衆による、バトル回。

例の蓑念鬼が毛髪を伸ばしてワサワサ闘っていましたが、鼻毛はそれ以上伸びないんでしょうか。鼻毛で絞められるの、嫌だねー。よりダメージが来そう。
名前の覚えられない人達の変則技が多くて忙しい。
身体を変態させる技に見慣れ過ぎて、普通の刀を武器にしているとものすごく丸腰に見えてしまう。

初登場のくノ一キャラ・お胡夷ちゃんの大雑把な雰囲気に和んだ回。
{/netabare}

6話 お胡夷サービスショット〜鼻毛責め〜★
{netabare}などと最低な見出しをつけましたが、
この回、絵が才気走っていてとても美しい。話運びも丁寧で、長く感じた。

ピチピチくノ一お胡夷ちゃんが川で水を飲む姿を、葉陰から見守る伊賀6人衆。カットの入りがものっそい怪しいです。極めつけはやっぱり鼻毛の人。何で何度でも笑えるかなあ。

しかもこの人、今まで使ってこなかった鼻毛が…伸びた…⁉使いよった…鼻毛をー‼
鼻毛?飾りですよ、タダの設定です、下らん言い掛かりは辞めて欲しいわい、みたいな顔してたくせに!?、うら若いくノ一相手なら喜び勇んで伸び伸びのばしよったーー‼
しかも倒れたお胡夷ちゃんを見下ろしてそれは満面の笑み。ハイ、変態紳士認定させていただきました。

夜叉丸と蛍火の淡い想い合いが、多くを語られずに美しく見せられて切ない。夜叉丸の最期と死後の描写も丁寧で、人の死が多い話だからこそ、こういうところ大事だな。{/netabare}

7話 お胡夷サービスショット〜爺干物〜
{netabare}アダルティー。お胡夷ちゃんが何故ピチピチなのかが判明する回。いや…爺さんたち、本望なのか…どうなのか。
あまり笑えるポイントはない。アダルティー。
松明の間接照明がムーディーよ。
お胡夷ちゃんは妹キャラなんだね。

コピー夜叉丸が蛍火と再会。蛍火はキレると怖い相手なので、ばれないかハラハラするな。偽りでもいい…このまま、お側に…なんて事にはならないんだろうか。ならなそう。{/netabare}

8話 今際の兄妹 {netabare}
痛い。簑念忌の体毛は針みたいにできるの??
お胡夷ちゃんが変態紳士に揉みしだかれて反撃しようとしたら、串刺しに…。今までで一番痛々しいよ。
しかしその後の、夜叉丸に化けた兄さんとの再会がね。
敵の前だから、顔色ひとつ変えずに、手を握るだけで。
黙って必死に、お胡夷の残留する意識を引き寄せるように、指を触れ合う姿がね。
こういう美しい切ないところがね…。

伊賀甲賀の和平の約定が破られたと聞かされ、自分と同じくらいの年端の娘が、身内によって残忍な最期を遂げているのを見てしまった朧。どう出るのかな…?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「二人手をたずさえて、両家を縛る宿怨の鎖を断ち切ろう」

この物語の原作は未読ですが、アニメ化されていたのは知っていました。
2018年冬アニメで「バジリスク ~桜花忍法帖~」が放送される事を知り、今回の視聴に踏み切りました。

物語の舞台は慶長19年…大阪城が陥落し、豊臣家が滅亡した年でもあります。
その時、忍びである伊賀と甲賀は400年に渡り戦いを繰り広げてきたのですが、先代服部半蔵との間に交わされた「不戦の約定」と、戦乱の世が平定されたことも後押ししたのでしょう…
お互いの若者同士が婚姻することで、長きに渡った争いに終止符を打とうと話が進んでいたのです。

もちろん、400年もの間いがみ合ってきたのですから、皆が心から賛同している訳ではありません。
それでも甲賀卍谷衆の甲賀弦之介と、伊賀鍔隠れ衆の朧の仲睦まじい様子を見ていたら、時代の変化を感じずにはいられなかったのでしょう…
そうじゃなければ話は前に進まないと思うので…

ちょうどその頃、徳川家康は悩んでいました。
家康の悩みは徳川3代目将軍を誰にするかということ…
そしてその悩みを解決するために家康が選択したのは、正直人としてあるまじき非道…

甲賀を国千代派、伊賀を竹千代として忍法の二大宗家を相争わせ、それぞれの精鋭十人対十人の忍法殺戮合戦の結果、どちらか生き残ったほうにそれを賭けるという厳命を下したのです。
伊賀と甲賀は、まさに手と手を取り合おうとしている真っ最中…
でも、そんな都合を聞き入れて貰えるほど世の中は甘くなく、またそういう宿命を背負っている現実を突きつけられるのです。

そして恋仲でありお互い頭領となった立場の弦之介と朧の知らないところで物事は動き始め、気付いた時には引き返せないところまで事態は悪化していたのでした。
こうして後ろ髪を引かれながら、無益な殺し合いの物語が動いていきます。

視聴を始めて気付いたのは、伊賀も甲賀も己の血を絶やしたくないという気持ちが半端なく強いことと、そのためだったら何だってする覚悟が出来ているということです。

例え宿命でも、それを知っていたとしてもこの争いは胸が痛みました。
精鋭十人の中には、凡そ忍びではなく人としての普通の幸せを全うして欲しいと思える人も交じっているんです。
弦之介と朧は確かに恋仲…

けれど、忍びが人を慕ってはいけないという掟はないんです。
だから特定の人に特別な感情を抱くのはごく普通のこと…

そっと目で背中を追ってみたり…
離れている間にその身を案じたり…

こうしている間にも仲間が一人…そしてまた一人…
この悪循環…本気で早く終わって欲しいと願っていました。
でも負の連鎖は止まるどころか、さらに勢いを増して押し寄せてくるのです。

何でこんなことになってしまったのだろう…
少し前までは息遣いが感じられるほど傍にいられたのに…
こんな世継ぎの決め方は絶対に間違っているというのに…
壮絶な結末が視聴者を待っています。
守りたいという気持ちが強くなるほど、抉られた傷は広がっていくばかり…
でも気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、陰陽座さんの「甲賀忍法帖」
エンディングテーマは、奈々様の「ヒメムラサキ」と「WILD EYES」

2クール全24話の物語でした。
大切な仲間を失うという事は身を切られるくらい辛いということを思い知らされる作品です。
物語のラストも決してハッピーエンドとは言えなかったと思います。
そもそも伊賀と甲賀が争う時点でハッピーエンドは望めなかったのかもしれませんが…
でも完走して一つ分かったのは、「バジリスク ~桜花忍法帖~」はこの作品のファンの方には必須だったということ…
どの様に物語を紡いでいくのか…今度はリアルタイムで視聴しながらこの顛末を見届けたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

悲劇の源流

原作はマンガという事になっているが、ある年齢以上の視聴者には、マンガの原作である山田風太郎の小説の方が親しみがあるかもしれない。

原作小説の熱烈な愛読者であるというバンドが担当したOP主題歌は、『甲賀忍法帖』というそのまんまのタイトル通り、軽快な楽曲の中に物語の主題まで歌詞として取り入れた、TVアニメ「主題歌」のお手本とも言えそうな傑作で、アニソン・プロパーではないジャンル違いのバンドの製作した楽曲とは信じがたいほどだ。

傑作主題歌を触発したのが原作小説であるように、本作のストーリー上の面白さやキャラクターの性格的魅力のほとんど全ては原作小説に由来するもので、山田風太郎の力による。

忍法合戦をビジュアルで見せる魅力は確かにあるのだが、ビジュアルによって魅力を増しているというよりも、山田風太郎の創出した面白さの「足を引っ張ってはいない」と評する方が妥当に思える。
そうはいっても、映像表現や声優の演技に抜かりがあれば、たちまち興を削がれて面白さが目減りするわけで、「足を引っ張っていない」という評は、決してアニメ製作者を貶めるものではないだろう。
面白さの由来が何であれ、視聴して楽しめることには違いがない。

ただ、ビジュアル効果を最大化しようとする意図の為とは思うが、物語の発端から終幕まで約10日間近く、夜空にかかる月がずっと満月のままなのはいただけない。
見ないふりをするのに少なからず努力が必要だった。

いささか意外だったのは、現代的なビジュアルを与えられたメインキャラが、モブの時代劇的な侍たちの間に混じってもそれほど違和感が生じなかったことで、これは映像化のもう一つの要素、声の芝居の効果であるようだ。
面白いことに、セリフ回しの影響だろうか、声優の演技が現代的ビジュアルにもかかわらず時代劇に寄っているようで、ちょうど顔出しの役者が現代劇と時代劇で芝居を変えるような印象があった。


本作の、殺し合いに至る恋人同士は、原作小説内ではっきりロミオとジュリエットをモチーフとしていると明示されている。
この悲恋物語に異形の忍者同士の絶滅戦を重ねた物語は、世に出てから半世紀以上が過ぎた。
最後に、原作小説がどのような時代を背景として登場したのか、少し記してみたい。


このころ、まだ高度経済成長は訪れてはいない。
が、高度成長を準備するように、社会が高度成長的価値観のもとに再編、再構造化されてゆく途上にあり、再編から取り残された土着的、伝統的、情念的なものは周辺に追いやられ消去されようとしていた。
周辺的なものが再編の中心的価値観へのカウンターとして注目され、対抗するシンボルとして一般化するのは70年代以降のことで、当時は、単に無価値であると打ち捨てられる、高度成長的な価値観にほぼ一元化されていた。

一元的な価値観は一種の踏み絵でもあった。この価値観に同じないという事は社会そのものから排除されることをも意味し、再構造化の歯車として組み込まれることを拒絶することは社会内での生存の不可能と同義だった。
人間を顔見知り同士の共同体から引きはがして経済機構の歯車化することでやがて高度成長は実現されるが、人間の歯車化が人間性の抑圧として、絶対悪として広く常識化されるのは、やはり70年代以降の事だ。
この当時はまだ、「悪い」ことだと問題化する視線は全的な共感を得られてはいない。


権力者の「君命」によって駆動される悲恋と異形の忍者の物語は、このような背景から立ち現われてきた。
これから視聴する人に、なにかの参考になればいいなと思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

65.6 2 忍者で必殺技なアニメランキング2位
赤ずきんチャチャ(TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
681人が棚に入れました
チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。
ネタバレ

リアっぴ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

元々は原作派です(`・ω・´)

元々は原作派で、赤ずきんチャチャのアニメなんて見たことなかったのですが(見てから気づきましたが、最近になって1度は見てたようですがあまりにも原作と違い過ぎて断念したんだと思います。)

ついこの間に、赤ずきんチャチャの新刊が出たのご存じですか?その名のタイトルも「赤ずきんチャチャ N」!!!

私の赤ずきんチャチャエピソードを書かせてもらいますと
赤ずきんチャチャは私が初めて集めたマンガでとても想い深いのです。もう最後の方になってくると、いろいろと出し過ぎて、やりすぎて訳がわからなくなって、うまいことしめたように終わっていましたが、まさかまさか、赤ずきんチャチャが復活するなんて夢にも思いませんでした。

久々に赤ずきんチャチャのマンガを読んで、彩花みんさんの絵の描き方もチャチャたちのキャラも全然変わっていなくて
安定の赤ずきんチャチャって感じがして、とても嬉しかったです。


と、まあそんなようなことを某サイトでシェアしたところ
「私このアニメ見てたー」とか
「私このアニメと漫画両方みてたー」とか

アニメを見た人のコメントがあったので
赤チャファンとして、こりゃあ見なければダメな気がする!
と変な闘争心を燃やして、今更ながら見始めておりまするのじゃ(笑)

まー、ずっと原作で来てた私にはアニメ独自の設定があったりして最初は受け入れ難かったりしたのですが
放送してた当時はきっと、今の大人向けのアニメ(いかがわしい意味ではなく、今は大きくなってからアニメを見る人が多いうという意味で)ではなく
子どもに向けてたアニメだったと思うので、今でいうプリキュア的な魔法少女みたいな設定が必要だったから
アニメ独自の設定{netabare}チャチャが変身するシーン{/netabare}ができたのかなーと。

原作通りすぎず、かといって離れすぎていないので
それなりに、原作ではこうだったなとか思いながら懐かしみながら見ています。
それに、まさか赤チャのアニメを見て泣く日が来るとは
第15話を見るまでは思いませんでしたね(笑)

「チクショー、リーヤとチャチャのボケ満載のアニメじゃなかったのかよ!」とか思いながらボロボロ泣いてましたわw

ある程度は、マンガはマンガ アニメはアニメ
と割り切って見る方がいいのかもしれません。


以上15話まで見た後のざっとした感想です。これからも他のアニメを行ったり来たりしながら見続ける予定です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

90年代を代表する、少女漫画原作のギャグアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
子供の頃に結構好きで、妹と観ていた気がしますw

ドタバタギャグアニメですね。しかし、ちゃんと少女漫画らしい恋愛要素(三角関係)もあって、それがうまく融合していました。

ちなみに、メインの一人を香取慎吾さんが演じていて、OPはSMAPの「君色思い」です。中居くんのソロから始まるとても良い曲なんで、歌だけでも聴いてほしいっすね♪(ちなみに、権利の関係で、DVDなどではカバーバージョンになってます。それはそれで良いんだけど、やっぱりSMAPバージョンの方が好きですね~)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
チャチャ、リーヤ、しいね、この3人の掛け合いがテンポ良くて面白かったな~。

特にリーヤが、子犬になって可愛がられて拗ねてるとことか、男から観ても可愛らしかったです(笑) 絵柄もあって、子供的な可愛さがありますね。

でも、これは「りぼん」らしいというか、90年代らしいというか、ただの良い話、皆善人、というのではなく、ちょっとした毒があるんですよね。チャチャのリーヤに対する独占欲(女性的怖さ)とか、しいねちゃんの小狡さ(男性的な小ささ)とか。あと、セラヴィーと、どろしーの関係も、基本ドタバタだけど実はちょっと(子供3人に比べて)大人な感じで、こういうバランス感覚の良さが、単なるキッズアニメと切って捨てられない要因になっていると思います。

あと、芸能人の声優起用は、いつの時代も批判されるものですが、この作品に関しては、リーヤの情けない感じが、香取慎吾さんの声質と棒演技にハマっていて、私は好きでしたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

愛よ、勇気よ、希望よ

子供の頃に妹に原作を借りて読んでいましたが結構面白かったです。
アニメも面白かった記憶がありました。
久しぶりに懐かしくなって、配信を除いてみたら、なんと74話!
ちょっと見きれないなと思いつつも1話目から数話観てみました。

そうそう、思い出しました、アニメは、原作と違っているんですよ。
「チャチャ」が、「リーヤ」と「しいね」の力を借りて変身します。
しかも、ただ変身するだけじゃありません。
4頭身の子供から9頭身でミニスカのマジカルプリンセスにです。
その時の掛け声が、「愛よ」、「勇気よ」、「希望よ」なんです。
なんて夢があるんでしょう!
しかも、変身後の姿はとても可愛らしいです。

そして、最後に必殺ビューティーセレインアローで敵を射抜いてやっつけます。
勝利した後の凛とした表情から少しにこっと微笑むところが当時は好きでした。
今観ても良かったです。
矢を放った後、力を抜いて弓を完全に握っていない手がとても艶めかしいです。
つまり、落ち着いた気品があり、色気が漂っています。

また、チャチャ役の鈴木真仁さんの特徴的な声も好きでした。

確かに今観ると子供向けの内容ですね。
しかし、くだらないギャグに意外と笑えてしまいます。
自分は成長していない証拠!?なんて思ってみたりします。

時間があったら少しずつ観ていこうかなと思っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

73.2 3 忍者で必殺技なアニメランキング3位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (575)
3543人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋に生きるか、生きるが恋か

各地に飛び散った四魂の玉の欠片を巡る戦国御伽草子。

妖怪との戦闘シーンが多いアニメですが
この作品の本質というべきは恋愛描写ですね。

半妖である犬夜叉はある理由でただ一人愛した桔梗という巫女と死別します。
その後犬夜叉は桔梗に瓜二つのかごめという少女に出逢い、
戦いを通し惹いては惹かれるけれど、犬夜叉はまだ桔梗のことが忘れられず、
さらにお互い素直になれない性格のために喧嘩しちゃうっていうアレですw
旅の仲間の弥勒と珊瑚も見ものです。
彼らの恋愛描写はあまり多くはないですが一つ一つがパワーを持っています。
これは個人的な感想ですが珊瑚の魅力は絶大なものですねー。
あの表情のひとつひとつ、桑島法子さんの声の強さと艶。
ホントいいなーw すっごい好きだなーww

話が反れましたが、これは単に恋愛が良いというだけでなく
ストーリーも面白く、命を懸けた緊張感のある戦いを描きながら
恋愛を上手く織り交ぜられていることに非常に感心します。

この続きは完結編に続きます。
そっちはなんだか駆け足だし、画も綺麗になった分
動きの悪さが目立つし、ストーリーもなんだかあやふやだったような気さえします。
あとアニメオリジナルストーリーいくつか観たのですが
つまらなかったのでほとんど飛ばしました。

今になってかすかではあるけれど理解に近づける
数々の恋愛描写はとても素敵なものでした。


{netabare}


一番感動した恋愛描写はやはり桔梗です。

人でありながら人ではない。
桔梗はとても強い人でいつも清らかさと気品に満ちていた。
けれど犬夜叉に話しかける際に見せる女としての桔梗は
本人とは思えないほどに脆く、崩れやすく、そして悩んでいた。
巫女として自分を殺し、過ごしてきた幾年の月日。
その存在を汚さぬためにたくさんのしがらみを背負いこみ人の役に立った。
しかし頼られ、感謝されるのは巫女であって決して私ではなかった。
では私は一体何なのだ?巫女である以前に桔梗であるはずなのに。
みなが見ているのはこの巫女服をまとうこの肉体だけなのか。
ずっと私はこのままなのか。私が私でないまま一生を終えるのか。私は、、、
そんなときに犬夜叉に出逢った。
そして救われた。

悲しかったシーンが2つありました。
約束のあの日。先に着いた桔梗が四魂の玉の他にもう一つ手にしていました。
それは貝に入れてきた紅です。
巫女となりそのようなことが許されなかった。
けれど今日でそれも無効となる。
だから少しでも綺麗な状態で会おうとする桔梗。
犬夜叉のことを想い、紅をさす姿はもう見てられませんっ!(笑)
ああ涙がw

もう一つは桔梗の最期のシーンです。
あれだけの目にあっておきながら
「お前は来てくれた。それだけで良い。」
涙ドバドバでしたw
犬夜叉がもっと叫び散らすと思ったのですが冷静でしたね。
俺の方が酷かったw


桔梗も良いけど、やっぱり珊瑚も良いです。
声も表情も、弥勒に触られて怒るところもw
あのプロポーズのシーンはホントに良かった。
弥勒の言葉もしっかりしていたし
なによりも、珊瑚の不意に一直線に流れた涙が素晴らしかった。
あれがすべてを語ってますね。
そのあとの「もう浮気はしないよね」と言い寄ってくる珊瑚が可愛いー!

ホントに良い作品でした。原作買おうかな。

ちなみに笑い所で好きなくだりは
おじいちゃんから河童や龍のなんたらをもらったかごめと弟くんがすぐさま
「ブヨ、お食べ」と言って猫に食わせるくだりですw


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かごめは俺に教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。

2000年放映作品
七つの章167話

いつか観たいと思ってたアニメ
本来は長期アニメも一気に視聴して感想書くスタイルだけど、この作品は話数が多すぎる
そこでシリーズ毎に簡単にレビュー書く事にしました

壱の章 全26話
{netabare}かごめと犬夜叉が出会う
二人は四魂の玉を求め旅に出る
妖怪退治をしながら七宝や弥勒、珊瑚などと出会い仲間になる過程を描く
同時に兄であり敵でもある殺生丸、宿敵奈落ともこの章で出会い、何度か戦う場面も
キャラ設定はもろ高橋留美子色w
ツンデレヒロインと素直じゃない主人公設定でやらせたら一流だね
長編なだけあって序盤の出会いを丁寧にじっくり時間かけて描いてるから世界に没頭し易い
さてこれからどう物語が展開していくか楽しみなところだ♪
{/netabare}

弐の章 全30話
{netabare}桔梗と犬夜叉の物語が切ない。奈落と何度か闘うも決着付かず。
鉄砕牙の強化と犬夜叉が鉄砕牙を使いこなせる様になる為の修行がメイン
弥勒と珊瑚の恋仲も気になるところだ{/netabare}

参の章 全30話
{netabare}鉄砕牙がパワーアップし、それに伴い犬夜叉の力も増大する章
妖狼族の鋼牙を慕う菖蒲という女妖狼族が登場
これで恋の三角関係にも終止符か?
知らなかったけど菖蒲ってアニメオリジナルキャラなのね
正直言って同じパターンの繰り返しに飽きてきた参の章でした{/netabare}

四の章 全15話
{netabare}今回の章は1~3章までの約半分の話数。内容も本編から逸れた番外編的な話が多かった。邪見が可愛くて好きになった章だったw{/netabare}

伍の章 全24話
{netabare}七人隊篇。七人隊との戦いを描く。最初は退屈だったが、生き残りが蛮骨、蛇骨、睡骨になった辺りからは結構面白くなって来た
やはり敵キャラが魅力的だと物語も面白くなるね
ラストは奈落が復活していよいよクライマックスに向かって展開していくようだ
とは言え残りまだ40話くらいあるのか・・・{/netabare}

六の章&スペシャル2本 全34話
{netabare} 邪見:赤邪見、青邪見、黄邪見!
りん:うわー邪見様早口言葉うまーい!もう一回言って!
邪見:ヤダ
りん:えー

りん:邪見様〜♪邪見様〜♪どうしてどうして緑色〜♪
邪見:うるさい!黙っておれ!
りん:えー


駄目だこの2人のやり取りに萌えまくりだw {/netabare}

七の章 全8話
{netabare}最終章なだけあって面白かった
最後まで主人公犬夜叉チームより殺生丸一味の方が好きだったなw
中途半端な終わり方なのでここから先は完結編で楽しもう!{/netabare}

4年間に渡ってゴールデンタイムにTV放送された人気作
やっと観終わったけど長かった
途中かなりダレた感がありましたが4年分を一気に観たので仕方が無いでしょう
サンデーでの原作連載に追いついてしまっての終了の為中途半端な最終回でした
後の原作終了後に完結編で最後まで描き切っている

犬夜叉を演じるは山口勝平さん
らんま1/2の早乙女乱馬も演じてます
高橋留美子作品というイメージですが名探偵コナンの怪盗キッドなども山口さんですね

珊瑚役の桑島法子さん
古くはスレイヤーズのフィリア、機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリアなど
最近ではヤマト2199の森雪なども演じられてます

弥勒役の辻谷耕史さん
無責任艦長タイラーのタイラーもやってます
他にもふしぎの海のナディアのエアトン伯爵など
なんか無責任な役柄が多いようなw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

計測不能 4 忍者で必殺技なアニメランキング4位
バーチャファイター(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (9)
79人が棚に入れました
セガによる同名の人気3D格闘ゲームが原作。このアニメ版では晶を中心に物語が進められ、第25話以降は 3年後が舞台の第2部となる。伝説の武術・八極拳を継ぐ男・結城晶は、チャイナタウンを支配する虎燕館から少女パイを救い出すよう依頼を受ける。目的を果たした晶はさらに虎燕館の幹部ヤンも打倒。新たな仲間ジャッキーやサラたちと共に旅立つ一同だが、やがてある研究所で究極の戦士を生み出す計画が進められていたことを知る…!

声優・キャラクター
三木眞一郎、松井菜桜子、千葉繁、岡本麻弥、松本保典、梁田清之、岩永哲哉、石塚運昇、大友龍三郎、北村弘一、森川智之、塩沢兼人、田中敦子

67.3 5 忍者で必殺技なアニメランキング5位
THE LAST -NARUTO THE MOVIE-(アニメ映画)

2014年12月6日
★★★★☆ 4.0 (189)
1200人が棚に入れました
月が異常接近!このままでは月が崩壊し、隕石となって地上へと降り注ぐという最悪のシナリオが待っていた。地球最後の日に向けたカウントダウンがスタート! ナルトはこの危機を乗り越えられるのか?ナルト、最後の物語が始動-!!

声優・キャラクター
竹内順子

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

げんなり。

 久しぶりにナルトを見た、が、げんなりしてしまった。小学生から追って読んでいたが、対ペイン戦を経てナルトが里の英雄になる辺りから面白みが減退してしまった気がしている。ちょっと呆けてしまった。
デビュー当時は良い曲を作れていたのに、有名になると作れなくなったという光景はよくあります。志向性を維持するのって難しいですよね。ファンと子ども向けの商業作品と言ってしまえる。良し悪しは、どうかな、言わないけど。

…「NARUTO THE LAST」はほぼファン向けに制作されたようなものでした。つまりファン向けの本編の文脈に依存した商業作品に退廃し、脚本もぐたぐたで、見入ることができません。まず単なるナルトとヒナタの恋愛成就の話しなのに舞台装置がデカすぎました。舞台装置つまり感情を劇に動員する装置です。月と地球、地中世界と地上世界などですね。異世界ものだったので現実と異世界とのなんらかの対比や風刺がなされるかと観察していましたが、特別なにも起こりませんでしたから兼用もないし舞台装置それのみにおいて決定です。
舞台装置がなぜ巨大化することが可能だったのかは、本編での文脈(力と舞台)の拡大が反映可能だったからです。人物たちの能力の拡大にともなって舞台が拡大し、舞台の拡大にともなって装置も拡大可能だったという構図でしょう。
力の拡大は、戦術の多様性を損なう形式的な力の発展性限定がありえます。シンプルだけど、戦術や策は発展しない。想像性に欠けると言い切れます。ジャンプが得意ですね。今ある代表格は「BLEACH」でしょう。「ハンター×ハンター」は、そのシンプルさを嫌った戦術的なものと考えます。
戦争プロパガンダ映画の文脈に始まるのが、成就の困難の象徴として表現される「悪」というモチーフです。この「悪」(によってもたらされる危機) も舞台装置ですから、つまり「悪」はそれに対置されるものを際立たせる作為的な象徴物。本作のテーマは恋愛、目的は恋愛成就です。ですが、商業的な意図もあってか(穿ちすぎ?)、〈NARUTO劇場版〉元来のバトルもの文脈を維持するために「象徴的な悪」を用意せざるえなく、そいつにナルトとサクラの恋愛成就の試練として間に割り込ませて分断し、それだけでは人物性が成立しないので既存の文脈のなかから世界改変、世界滅却をもくろむ人物を作り上げ、舞台装置である根拠なき月面上の戦いでナルトはヒナタと世界と無事救い、成就するというシナリオに、一時半ほど費やされます。全ては恋愛の為、成就を鮮明にする為の「象徴悪=危機」でした(穿ちすぎか)。まあ危機は、絆や愛の繋がりの強さを問います。必要悪と言うこともできますが。ナルトとヒナタは共同作業で悪を倒しました。しかし地球もよく救われるようになったものだとも思ったのは事実。安易すぎてちょっと怖かったのも事実。
危機なのに危機感を感じない。作品の非統一性に意識が持っていかれることもあります。原因のひとつとして、羸弱な子どもの為の優しい嘘の世界が前面に出てしまっていることがあります。見たくないものを見ないようにする、戦争プロパガンダ映画(勧善懲悪!) に始まるキレイな表現です。現実的に世の中にキレイなものは観念的にしか存在しないので、このシナリオ的にももっと汚く恐ろしくやってよかったと思います。ん、いや、やっぱり、どうかな。ダメだ固い言葉使ってるわりに全然なってない。
ナルト映画には新鮮味がありました。つまり本編との文脈に依存しない独立性です。しかし今回は文脈依存もとかく、パッケージモチーフの満載です。ナルトならOKのファンもの化と言えてしまいます。良し悪しはともかく、飽きやすいのは確か、見られにくいのも確か。
そもそも論ですが、ナルトとヒナタの成就は随分強調して本編、劇場版ではないところで示唆されてきました。いまさら必要ではありません。しかも大恋愛すぎる。
・説明の多様も問題です。愛に説明はいらないからです。制作側の自信のなさ、あるいは手抜きが、舞台装置がちかちかするほどデカいように見え見えです。
たとえ細部は合目的化して気にしないとするまっさらな子どもの目で見ても、ちょっとどうでしょう。
恋愛成就のためだけにある舞台装置が見え見えかつ不可解にデカすぎて、デカさゆえに大恋愛ものになっていますが、現代の気風のなかでド直球な大恋愛ものをそこまでやるもんじゃない。それに視聴者がそれに憧憬を持てるほどウマくも作られてないし。
「おかずばかりで主食なし」と言うと、大恋愛という主食があります。でも、そんな大装置にしなくてもいいし、まして劇場版にしなくてもいい。私的には心境でした。なんか書いてて詰まらなかったな、このレビュー。子どもは、こんな小さいこと気にせず見るよ。2016/06/11

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
ネタバレ

kids さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋愛メイン!主役は・・・ナルトじゃないような(笑)

週刊少年ジャンプで長らく連載されていた超有名漫画が、昨年ついに完結!それに伴って作られた青年ナルトの恋愛物です。結局誰が誰とくっついたのか知ってはいましたが、それでも十分に楽しめました。


★登場人物について
ええ・・・・この作品の主人公は、おそらくヒナタなのではないでしょうか?初登場時には引っ込み思案で、分家のネジにコンプレックスを抱き・・・と頼りないキャラでしたが、今作では非常に魅力的なヒロインだったなあと思います。引っ込み思案な面は恋に踏み出せない乙女な姿として可愛らしく描かれ、一方で大切な人のためには、何事も恐れず進むとても頼りになるキャラクターとなっています。まさかここまでのキャラになるとは思っていなかっただけに驚かずにはいられませんでした。
そして長髪がとても似合っています!そりゃナルトも惚れますわ。

一方でナルトは、特に前半は忍者としての成長しか見せてくれず、ちょっと残念でした(笑)。あんな簡単に螺旋手裏剣を扱えるようになってたのはすごいけどさ・・・・平和になったんだからそんなことよりヒナタのこと気づけよ!と突っ込んでいる自分がいたりします。後半は逆に忍者としての見せ場、恋愛モノとしての見せ場が続いていたので、主人公としての貫禄は十分に見せてくれたなと感じました。

その他にも任務に同行するサクラなど今までに出てきたキャラは大体ひと通り出ています。キャラによってめっちゃ見た目や雰囲気が変わっていたり、全然変わってなかったりしますが、それはみてのお楽しみです。


★ストーリーについて
今回のストーリーはヒナタの恋愛成就がメインでした。展開自体はシンプルでとてもわかり易かったので、展開が予測できてしまう方もたくさんいらっしゃるのではと思いましたが、作品全編を通してのマフラーによる叙述表現など、演出がとてもうまいなあと感じました。 {netabare}ナルトがヒナタを意識し始める時にマフラーが二人をつなぎ、敵にヒナタが連れて行かれた時にはマフラーが焼かれ、再び編まれたマフラーが二人の想いをつなぐ・・・、 {/netabare}なぜマフラーを選んだのかは謎ですが、この一貫性のある演出はとても気に入りました。

一方忍者としてのシナリオでは、 {netabare}六道仙人の弟 {/netabare}が登場し、あのインフレ激しい戦争編の後でもバトルの迫力には満足できるのではないかと思いました。白眼に関する新たな設定も明かされ、ナルトとヒナタという組み合わせにより一層合理性を感じさせることに繋がったのではないでしょうか?
個人的には {netabare}敵の大筒木トネリに対して、ずっと傀儡と一緒に月で暮らすという孤独な境遇に同情してしまいたくもなってしましたが、やはり月を落として世界を再構築というのはやり過ぎですね。一人では暴走してしまうものも、そばで理解し支えてくれる人が一人いるだけで、全然違うのではないかなと思います。そう思うとなおさら一族皆殺しの経緯が気になってきますね。 {/netabare}


★最後に
さすがにナルトを知らない人に突然勧めるのは無茶かなと思いますが、ファンは満足出来る内容になっていると思います。一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?


★おまけ(グチ)
{netabare}ナルトがヒナタに惚れたのは、結局何がきっかけなんでしょうか?あの幻術で見せられた夢がきっかけだとすれば、自分に向けられた好意に気づいたから好きになった、ということになりますが、それでいきなりあそこまで本気になれるものなのでしょうか?まあそこら辺は人によりけりなので推測するだけムダかもですけど。
でも当初はヒロインのサクラをサスケと取り合うという形だっただけに、それがラストで急に変わるのには違和感が拭いきれませんでした。一応この映画の中でサクラが「ナルトが私を好きだと言っていたのは、サスケと張り合うためだ」という趣旨の発言をしていますが、あんなに長くに渡りサクラを好きだと指定他にもかかわらず、そのセリフ一つで納得するのは僕には無理でした。 {/netabare}

みんな納得してるのかなあ・・・。どう解釈してるんだろ?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

長年培ってきた想いのつまった、素敵な映画。

NARUTO、実は大ファンでした。
ジャンプを読まなくなってからもNARUTOだけは読んでました。
でも最後の方、正直好きな展開ではなかったんですよね。
だから60巻くらいまでしか読んでません。
すまぬ・・。
それでも長すぎるんだってば・・。

あと、原作が大好きすぎてアニメはほぼノータッチでした。
よって映画を観るのは今回初めてです。



そんな僕ですが、長年付き合って良かったと思わせてくれる映画でした。

オープニング、壮大な映像でハリウッド映画かと思いました。
CGであそこまで大迫力なのは初体験です。
スタッフもNARUTOは日本の漫画アニメを背負う大物だということをかなり意識していたんではないでしょうか。
NARUTOの歴史と重みを感じます。。


ストーリーの主軸はナルトとヒナタの二人です。
あえてこの二人を選んだ岸本先生はやはり只者じゃないと思います。
普通、少年漫画でこのカップリングはしませんよ。

多少強引でも、先生の恋愛観とか人生観がたくさん詰まっていて、だからNARUTOが好きなんだって再確認しました。



今回、すごく強い敵が新たに出てきて地球を滅ぼそうとするんですが正直そんなことはどうでもいいのです。

要は、恋の障害であり恋敵が相手です。
すごくヒナタのことを好きな奴が出てきて、鈍感なナルトはどうすんだ!この野郎!ってな感じです。


ナルト、昔から思ってたけど鈍感すぎますね。
僕が言えたことでもないんですが。
ナルトが少しずつ、少しずつ気付いていく過程が丁寧で彼に合わせたスピードが良かったです。


そんなナルトによくヒナタは付いていったな、想い続けたな、と感慨深いです。
僕はまずオープニングで震えて、ヒナタが映った瞬間泣きそうになりました。
ヒナタもそうだけど、皆成長したなあ・・って。
もう親目線ですよ。

一人一人書いていきたいけどキリがないから止めますね。
とにかくNARUTOで一番成長したのは間違いなくヒナタです。


厳しいこと言うと、あまり良く出来た映画ではないです。
一つのアニメ映画として見るとキャラクターの登場比率だったり、展開の構成だったり粗さが目立ちます。
一番悲しかったのは
{netabare}
サスケの登場がたったのワンシーンだったこと。※回想除く
「サスケェ・・お前‘モブ’だってばよ!」

サスケ好きな僕は辛かったです。
最後の映画でこんな扱いなんて・・うう・・。
岸本先生、漫画だけじゃなくて映画でももっと活躍させてください。
血の涙を流しそう。
{/netabare}

あと敵に魅力が感じられない。
忍者なのに忍んでないのはもういいとして、お前らのそれは忍術か!?
絶対にあれ{netabare}ドラゴンボールの気功波{/netabare} ですよね。
まあ恋の障害なのでやっつけ感ありありですし、バトル漫画としては残念な敵でしたね。


恋愛映画としてはどうか。
割と丁寧ではありましたが、やはり情緒がないというかナルトがこういう話をやるのはミスマッチだと思いました。
上手くまとめたとは思います。
しかしそこまでロマンチックな映画ではなかったです。



と、客観的に冷静に見ると絶賛はできないものではありますが、そんなことはどうでもいいんです!
NARUTOのファンが観て満足できればそれでいい。
この決着はファンとして満足の行くものでした。

岸本イズムにあふれた映画、これ以上のクオリティのものは現れないでしょう。
それからヒナタ役の水樹奈々さんは今年No.1の演技と言ってもいいと思います。



とにかく、長い間ありがとうございました!!
感無量です!!!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

67.7 6 忍者で必殺技なアニメランキング6位
ケロロ軍曹(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (306)
1879人が棚に入れました
ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」から地球(地球外の全宇宙人の呼称はポコペン)の侵略を目的に軍隊が派遣された。
その先発隊として隊長・ケロロ軍曹、機動歩兵・ギロロ伍長、暗殺兵・ゼロロ兵長(後にドロロと改名)、突撃兵・タママ二等兵、作戦通信参謀・クルル曹長の5人の兵士からなる宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊・ケロロ小隊が地球に降り立った。
しかし、地球に降り立つ際に5人は散り散りになってしまう。隊長であるケロロ軍曹は、はぐれてしまった仲間たちを探し出し小隊の立て直しを図るべく一軒の民家・日向家に潜伏するが、偶然にもそこに住むポコペン(地球)人の日向夏美とその弟冬樹に発見・あっさりと捕獲されてしまい、秘密裏に進めるはずだった地球侵略は失敗に終わり、本隊は彼ら先発隊の5人を残して撤退してしまった。
こうして地球に取り残された5人のケロン人は、侵略するはずの相手と同居するという奇妙な生活を始めることとなる!?

声優・キャラクター
渡辺久美子、小桜エツコ、子安武人、草尾毅、中田譲治、斎藤千和、川上とも子、平松晶子、池澤春菜、能登麻美子、石田彰、藤原啓治

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Q質問 A解答 T突っ込み(ケロロのガンプラ術観て思うのは手が相当器用ということだ

Q1、このアニメを見てどう思った

A1、ユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴ

T1、親友が好きなアニメって最初から言えばいいのにw

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、最後にこのアニメはお勧めですか?

A2、ユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴユーゴ

T2、手のほどこしようがないねwwwwww

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おっさんホイホイのパロディがいい! そして1回限りの声優の無駄遣いはここから始まった

このアニメは角川さん系列の中で非常に完成度が高くて面白かった!
それとパロディも面白い!(理解できるのとできないのがあるけど)特に昔の戦隊ものは基本分からない。でも当時に流行ったアニメのパロディや芸人ネタもちょくちょく入っているので非常に笑えます。
そうかあれはゴレンジャーの必殺技だったのか

コゴローの「癒着!」は毎回笑ったわ・・・そして「ドゥーー!!」も・・・

夏美さんは性格的に好きには絶対なれません。むしろ大嫌いです(ケロロ達を「大したこと無い」と考え常に嘲笑するから、「かかってきなさい」の姿勢を崩さないから。ツンデレの部分はあるけれどシャナには到底及ばない。ほむほむやスバルの方が100倍まし)

何気に中の人的にテイルズ率とプリキュア率が高いし他の魔法少女アニメ率もある

話のネタで面白いのは桃華さんの恋ネタとウェットルマンネタかな。それとコゴローネタも。

2、4、6、7シーズンのみに放送されたオムニバス形式のゲロゲロ30分ネタは常に爆笑覚悟ですのでおすすめです!
でも俺の観点だと6シーズン以降から面白みがなくなるため気をつけてください。7シーズンは時折声優を無駄遣いしてます。
2シーズンの最後はエヴァのパロディっていかにも最終回!?って感じがしたので非常に良かった。
川上さんの演技も見事だし
(ご冥福をお祈り致します)

シーズンごとの面白さの順位は
1.2シーズン
2.3シーズン
3.4シーズン
4.6シーズン
5.5シーズン
6.1シーズン
7.7シーズン

だと考えています。3シーズンのアド街ック天国のネタは非常によかった。

ゴールデンアニメに対して桃華さんは俺の嫁です。他は多分いません

深夜アニメではフェイト、CLANNADの渚、けんぷファーの沙倉さんぐらいしかいないと考えています

ゴールデンで映えるヒロインは価値が高く
深夜アニメの方がとにかくアニメの数が多いため価値は低くなるのではないかと考えています。

それと最後のシーズンはどうもマンネリ化して面白みに欠けました(30分きっかりやらなかったから)

またオリジナルで放送再開してくれるよう願います
尚新ケロロの声はビッキーだとッ...!?

尚声優の無駄遣いに関してはニコ動で検索のこと

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おつかれさま、おかえりなさい。

原作は連載時からのファン。まさにわたしも少年?wで・・
少年エースにおいてお兄さん、オッサンのオアシス。
超B級、漫画誌の脇を固める最強の漫画をめざして作られている。
内容は不二子先生、SF、アニメ、特撮、ゲームなどなどへの愛とオマージュ、そしてエロとロリです。
全然少年ではなくオッサン、オタクでないと面白くない超ディープなギャグ、一向に登場しない5人目ww


そんな作品がなにを狂ったのか朝アニメに。
第一期は原作を踏襲しておりかなり面白い。サンライズ以外のネタも使ってます。カトキハジメがなぜかメカデザインしてたりwエロにも甘い。キャスト決定後の声優ネタもwちゃんとやってたんですが・・・。
しかしながら1年目後期から子供たちにキャラクターが人気になってしまい・・・2年目はケロロ本来の作品性は失われ月刊誌である以上原作ストックもつきた。
自社のガンダムネタばかりになり、モアちゃんの制服姿もいつのまにか時代錯誤に。よく7年もったと思う。


すっかりベテランの斎藤さんも能登さんもすごく若かった・・亡き川上さんを初め、渡辺さん、石田さんと豪華キャストがメインを固める。ゲスト声優もものすごい贅沢。
よく斎藤さんが渡辺さんを師と仰ぐがケメコをはじめ・・イっちゃってる演技はうまさに。


あまりの忙しさ、作品の独り歩き、子供人気における原作に対しての制約(ちなみに子供向け単行本はエロ描写カット)などの数々のストレスか・・原作者が頭がおかしくなっちゃった(自身のHPに突然『助けて』って書いて大騒ぎになった)のも思い出。
原作中でもケロロ本人が遠まわしに独白して自虐ギャグにしてます。


そんなこんなでブームも人気も去り、アニメは終了。原作はとっくの昔に多少丸くはなったものの元通り。夏美ちゃんたちの健康的エロスの肉体がまぶしい。
出演者も言ってますがストックがたまったらきっと帰ってくるのでしょう。こんどはちゃんとした深夜枠で本来の姿で再びその雄姿をみるのを待っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

68.4 7 忍者で必殺技なアニメランキング7位
忍風カムイ外伝(TVアニメ動画)

1969年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (24)
153人が棚に入れました
忍者漫画の巨匠・白土三平のライフワーク『カムイ伝』。そのサイドストーリー的な活劇&人間ドラマ劇画のアニメ化。忍者の世界に理想を見ていた若者カムイは、そこが掟に縛られた殺戮のみの場と知って抜け忍となる。追撃してくるかつての仲間を、やむなく必殺技「飯綱落とし」「変移抜刀霞斬り」で返り討ちにしながらカムイは不確かな日々を送る。そんな彼を待つのは、荒涼の時代に生きる無数の人々の、哀しくそして懸命な姿だった。

声優・キャラクター
中田浩二、池田昌子、二階堂有希子、栗葉子、家弓家正、城達也
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

変移抜刀霞切りっ!

1969年全26話、原作白土三平氏、制作エイケン 

ギネス認定長寿アニメと言えばサザエさん日曜630東芝枠、
その前番組が本作だった、
忍者もの第一人者白土三平氏原作ものの中で、
当時最も氏の世界観に忠実だった様に想える、
技も奇想天外過ぎずフィクションな中にもあり得る、理屈通るみたいな、
身体左右に揺らし腰裏の剣は左右どちらからも抜ける状態で、
相手の懐に飛び込み斬るとか、
飯綱落しってのは木の上からバックドロップだったり(ちょとムリポ)、
後に霞切りは敵にコピーされるんだけど、
これを破ったのが十文字霞崩しで二刀流、
左右どちらから抜かれても対応でき結局両腕切り落とすみたいな、
作画も当時としては破綻少なく水谷良一氏の音楽も良かった、
同年代放送だったどろろの野沢氏もよかったけどカムイの中田氏も、
ニヒルでぴったりだった、
ニヒルという要素は当時カッコ良かったんだけど今だと、、
単に根暗なのかな~、、
話としては21話から26話最終回までが衝撃的だった、
ラストも凄かったね。
月日貝の章ともされる最終回までの一連の話は、
当時原作にはないオリジナルで白土氏の描き下ろしだったと云われる、
後にスガルの章として原作上でも発表された、
この部分最近実写映画にもなったけど、
イマイチだったな~残念。。

以降は幼気な少年だった私に多大なる影響?及ぼした事象について(/\;)
{netabare}
21話で抜け忍のくノ一(女忍者)スガル登場、
このおね~ちゃん?がカッコええ、当時からマセガキだった私は、
時代劇「風」のかがりや赤影出てくるくノ一も大好きだったけど、

千本っていうのかなデカい針みたいなの、
敵の風上に立ち自らの髪切って風に乗せ其処に千本投げて敵の目を潰す、
主人公カムイの必殺技初めて破ったのもスガルだった、
このスガル、忍びの正体隠し漁村漁師の女房で子沢山(クソッ)←?
でも一番上の娘は年頃のおねーちゃんサヤカ嬢だった(おっ)←コラッ
その漁村に遭難したカムイが流れ着いて、
海難で凍えるカムイに経緯しらないスガルの旦那、

「二人で裸になって温めてあげなさい」(・・;)←メザメタ?

そんな事もありスガルの娘のサヤカはカムイに惚れてしまう、
サヤカの愛の告白シーン、

浜辺でスっ裸、、、(・・;)←トドメ。。

もう母娘共々面倒みてやろうじゃね~かヽ(^。^)ノ←既に妄想

毛もハエてない小学生のガキだったんスけどね~(^_^;
だから語り継がれる最終回も別の意味でガッカリだった、
いきなり次がサザエさんって謂われてもね、、、
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

あにめじさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

白戸三平代表作

白戸三平代表作であり、ライフワーク的な作品のアニメ化。
特に様々な必殺技的忍術は、なんかよく分からない術であったりNINJA的エフェクト技ではなく、ある程度リアルな敵の虚をつく技であったりして、その劇画的演出に子供心に「やってみてぇ!」と思わされ、親に厳重注意されたりもした。
また主人公が(陰があり)格好良い。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

☆カムイ伝のスピンオフ

ラストはなかなか衝撃的でした。独特の暗い雰囲気が漂う作品です。


時代的には東大安田講堂をめぐる学生と機動隊の事件とか
ベトナム戦争や公民権運動なんかがあった頃のアニメです☆


1969.4.6-9.28(全26回)フジテレビ日曜18:30枠

原作/白土三平



追記欄_


2009年松竹で映画化(松山ケンイチ主演)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

63.3 8 忍者で必殺技なアニメランキング8位
超電磁マシーン ボルテスV(TVアニメ動画)

1977年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (28)
129人が棚に入れました
角の有無が階級を運命付けるボアザン[9]星。ラ・ゴールは皇帝の甥(弟の長子)として皇位継承の資格を持ちながら、角が生まれつきなかった為失脚。妻・ロザリアとも引き裂かれて労奴に落とされるが、反乱を起こし、星から脱出。地球に落ち延びて科学者・剛光代に救われる。ラ・ゴールは光代と結婚して剛健太郎と名乗り、本編主人公となる三兄弟を儲け、浜口博士や防衛軍の岡長官と共にボルテスや基地ビッグファルコンの建設に着手。一方、ボアザンでラ・ゴールとロザリアとの間に生まれていた皇子ハイネルは、“裏切り者の子”と後ろ指を指され、皇帝ズ・ザンバジルへの忠誠を証明し実の父を倒すべく地球攻撃を決定した。かくてボルテスとボアザンの獣士との壮絶な死闘が繰り広げられる事となる。

声優・キャラクター
白石ゆきなが、曽我部和恭、玄田哲章、小原乃梨子、上田みゆき、市川治
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

にいさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!(誰もが予見できなかった最終回の真実・・・だと思う)

思い出話です。
コンVの後番組として放送されたボルテスⅤ(ファイブ)。
リアルタイム時は色んな理由であまりよく見てなかったのです。
・ヤリたくもない部活の為、宵時放送の本作が見れなかった。それでも早く帰れた時は何とか見れましたが、話数飛び飛びです。
・コンVとなんかシチュエーションが被ってあまり乗り気になれなかった。

乗り気になれなかった理由として、
・「ファイブ?ブイじゃないの?」と首をかしげてたら合体時のフォーメーションで「V、together!」と叫んでるのでさらに腑に落ちない気分に。周りで馴染みのないローマ数字に抵抗があったせいかもしれません。
・ワンパターン化した(今で言うテンプレ)ロボットアニでチープの様な気がした。[地球を襲う侵略者(ボアザン星人)→防衛する巨大ロボット(ボルテスⅤ)](無論、これは最初の偏見です。後悔してます。)
・ミッチー(堀江美都子さん)の主題歌が明る過ぎてロボ好きには熱くなれなかった。(悪いと言うわけでは無く希望を捨てず逆境に立ち向かおうとする歌詞は良いですよ)

しかし、創刊間もない某アニメ雑誌の記事やハイネル様人気の噂、飛ばしで見てても単話完結が多かったロボットアニメの中でドラマの部分が今までに無い伏線と、みょ~に重みがある感じは気にはなってました。(初めて見た2話の「あの人」の特攻は自分にはショックでした。)

熱血漢だが生真面目すぎる剛兄弟長男・健一。
キザな皮肉屋峰一平。
定番の太っちょで、薩摩訛り、剛兄弟次男・大次郎。
メカいじりが得意な剛兄弟三男・日吉。
何故忍者でお嬢様?甲賀流十八代目・岡めぐみ。
作戦侵攻が思うようにいかなくてキレまくるハイネル様とそれを慕うカザリーン。

そんなこんなで見ていると、主人公5人のうち3人の兄弟がボルテス建造後、行方不明の父・剛健太郎を思い、いつか会えると信じて戦う物語がベースになってるようです。後で調べて思ったのですが、剛健太郎の生きざまはピックアップしてみると大河ドラマが出来そうな感じがします。
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剛健太郎。実はボアザン星人で本名はラ・ゴール。

ボアザン星はヒューマノイド型異星人の星。角がある「特権権力の貴族階級」と角の無い「奴隷階級(殆ど普通の人間)」という厳しいカーストの王政がある星。幾つか侵略植民している星もあるようです。

ボアザン帝国第123代皇帝の弟、レ・オーラル夫婦の嫡子として生まれたラ・ゴール。
しかし生まれながらに角が無く、これが知れれば一族郎党「労奴(労働奴隷)」に落とされること恐れたレ・オーラルは息子を殺そうとするも妻の決死の嘆願によりラ・ゴールは「ツケ角」を付けて貴族社会で生きてゆくことに。
順調に成長していくも自身はボアザンの貴族制度に疑問を持ち、いつか平和で平等な社会を作れないかと思っていた。(良き人格者です)
若くして科学大臣になり政治にも影響力を及ぼせる地位になったラ・ゴール(キャリア組だね)は、美しい娘ロザリア(角アリ)と出会い結婚。ラ・ゴールの秘密(角無し)を知りつつも、それを受け入れて愛した素晴らしきお嬢様。

そんな時にボアザン皇帝が崩御(お亡くなりになられた)。皇太子は病弱過ぎて即位出来ないという事態になり、時期皇帝に挙げられたのが、
・皇帝の弟の嫡子【ラ・ゴール】(この時レ・オーラルは亡くなっていたかは不明)
・皇帝の妾腹の子【ズ・ザンバジル】
の二名が候補に。
かねてより政権の座を狙ってたザンバジル。ラ・ゴールの秘密を握り、それを暴露。一気に労奴に堕とされたラ・ゴール。無理矢理離縁させられたロザリアは地方に送られることになる(この時すでにお腹には・・・)。

ラ・ゴールは過酷な労奴生活の中、風の噂でロザリアの死を知り、花一つ手向けられない今の状況に怒りをおぼえ反乱を起こすも失敗。ボアザン星を脱出して地球に落ち延びる。

地球に着いた時は、かなり衰弱していたラ・ゴール。それを見つけて介抱した女性科学者・剛光代。ラ・ゴールの生い立ちを知りやがて二人は結ばれ三人の息子、健一・大次郎・日吉を設け、ラ・ゴールは「剛健太郎」と名を改める。

来るべきボアザン侵略の脅威に備え、剛健太郎・光代夫妻そして光代の恩師・浜口博士の協力により「超電磁マシーン・ボルテスV」と防衛基地「ビッグファルコン」を建造。

しかしボアザン星・植民星の労奴を憂いレジスタンス活動の為、光代と息子たちを残し地球を出発してしまう。そして光代は息子たちにボルトマシン(ボルテスⅤのパーツ機)操縦者の特訓を課せることに。(この時、健一・大次郎・日吉は父がボアザン星人であることを知らない)


そうして第1話から物語が始まります・・・
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そして何故か見ることが出来て印象が強く残った最終回。敵地ボアザン星まで乗りこんだボルテスチーム。今やいろんんな所から前情報を知ることが出来ますが、そんな事が出来ないリアルタイムで見ていたオジサン・オバサン達は「あの事実」を知って、か~な~り衝撃的でした。これがボルテスを名作たらしめる一つの要因になってるハズ。

昔はレンタルビデオショップにも並んでたんですが今や有料配信か円盤を買わないと見れないのが残念(再放送も無いし)。いつか見直してみたいものです。(という事で鑑賞状況は【観たい】です)

【余談】
海外輸出で欧州では爆発的人気となった「グレンダイザー」ですが、某氏のレビューにもあったように本作はフィリピンの国営放送で子供に大人気。
しかし最終回間近に突如中止。フィリピンに進出する日本企業や革命を思わせる内容に当時のマルコス(独裁)政権やボルテス玩具をねだる子供の親が快く思っていなかったせいもあって(恐らくサクラを使って)「暴力的だ!道徳的でない!」とデモを起こさせたり、ボルテスの「天空剣」は先の大戦で進駐した旧日本軍の軍刀の象徴だと「阿呆」な宣伝報道をして(イヤ、どう見ても全然違うでしょ)無理くりに反日感情をあおって国民の不満を現政権の不満から目を反らそうとしてたようです。(「あの国」なんて、しょっちゅう政治不信・国政不信になるとスグ反日感情煽ってばかり)
後年 みごと革命が起きてすぐさまボルテスの最終回まで放送されたとか。(「ボルテスⅤ」を見せろー!とは言ってなかったでしょうが)
偶然と奇跡が起こした「アニメによる国の変革」としてジョークの語り草になってるようです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

天空剣Vの字斬り 超電磁ボールVの字斬り

長浜ロマン3部作と言われる3年にわたるロボット作品の2作目

1977年 全40話 製作日本サンライズ 
原作 八手三郎 監督 長浜忠夫 キャラデザ 聖悠記

前作コンバトラーⅤよりさらにストーリー性を重視したかった長浜氏は「父をたずねて三千里」という提案をしたという
対して東映側はお涙頂戴作品を回避するため、宝塚系超絶美形キャラ「プリンスハイネル」を提案し、単なる勧善懲悪ではない大河ドラマを要求した

ボルテスチームの設定資料によると、主人公の剛健一は15歳、岡めぐみは13歳とあるがあり得ない 両者とも20歳くらいの外見である
この作品は敵方であるボアザン帝国の描写が秀逸であり、革命の主導者ラ・ゴールが真の主役である

19話までの絵コンテに「とみの喜幸」という名が見られるが、もちろん富野由悠季氏であり、実質副監督副原案であったと言われる
ただし、ザンボット3の制作のため途中降板となる
第2話の衝撃的悲劇など前半は冨野節が見られることも特徴

14000光年の彼方、さそり座の球状星雲内にある恒星系の惑星がボアザン星
ボアザン帝国皇帝ズ・ザンバジルが絶対君主制を敷いている
地球よりはるかに文明の進んだボアザン帝国が侵略を開始した理由は、国内の不満のはけ口を外に向けるためで、ボアザン文化の伝播を名目に邪魔な貴族を異星侵略に派遣した

ボアザンの科学の地球への流入と最強兵器ボルテスⅤ、ソーラーバードの開発はリアルに描かれ見せ場ともなっている
ボアザン人と地球人は同じであるという設定も見えてくる

ボルテスチーム 郷3兄弟、峰一平、岡めぐみ
ボアザン侵略軍 プリンス・ハイネル、リー・カザリーン、ルイ・ジャンギャル、ド・ズール
対峙する戦力は全く公平に描かれ視聴者にストレスを与えない

時系列も複雑に入り組み、ボアザン人ラ・ゴールとその仲間たちと地球人の交流、そして愛と結婚も描かれる
 
当初予定されていたカザリーンの妹と剛健一の悲恋ストーリーはカットされたが、次作の設定に回されたと考えられる

東映プロデューサーである飯島敬はこの作品の物語についてこう語った
「身近にある様々な差別に対する怒りを強烈に引き出し、本作を通じて差別を憎みそれを是正することを視聴者に考えてほしかった」

本作の重要なキーとなったラ・ゴールの妻ロザリアは美しくもはかなく描かれ忘れられないキャラとなった人も多いと聞く

そして感動のラストへ
ハイネルとカザリーンの愛は!!!!
ハイネルに語りかけるボアザンの守護神ゴードルの声は長浜忠夫氏があてた

この作品がフィリピンで放送されたときは、マルコス独裁政権下で視聴率80%以上を記録し放送を中止したという
その直後にフィリピン革命がおこり、革命軍の象徴として担がれた

アニソンの女王堀江美都子が歌うボルテスⅤの歌 フィリピン人で知らない人はいないそうです
堀江女史がフィリピン政府の招待を受けた時にはすべての信号が青になるという最高の国賓待遇で大統領をはじめとする高官が出迎えたという
安倍晋三夫妻がフィリピン訪問時は少年合唱団がボルテスの曲を歌ったとも

★堀江美都子について若い人は知らないでしょう 
あしたのジョー、キューティハニー、宇宙戦艦ヤマトなど日本人なら誰でも主題歌を知っていました
しかし、それらは音楽とはみられていなかったのです
初めてアニメ主題歌がメガヒットして日本独自の音楽として認められたのは76年のキャンディキャンディ(堀江美都子)だったのです
レコード会社の社長曰く「日本に偉大な歌手が二人いる、美空ひばりと堀江美都子だ」(当時10代)ボルテスの歌はその半年後
この事実は隠蔽されました だから誰も知らないのです
こういった業界の意に沿わない存在はオタクとして卑下され、何か恐ろしい陰謀が起こったような気がします
日本独自の文化、それは外人が教えてくれたものだったんです★

アニメには人の心を動かす力があります
時によっては一つの国の運命をも変えてしまうのです

この作品はわたしのNO1のアニメですが、お勧めできるのかどうかいまだにわかりません

酷い雑文で申し訳ありませんが熱意だけでも感じてもらえたらと思い書きました 読んでいただきありがとうございます

★の部分を追記しました


ボルテスⅤの歌が不評??
天使の歌声堀江美都子は漢の歌に専念するためにキャンディキャンディを封印したそうです
イベントでのリクエストを拒否すると多くの客が帰りだしましたが、歌い続けたと言います

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

親から続く因縁。

コンバトラーVに続く、「長浜ロマンロボット3部作」の2作目ですね。
この作品の設定として敵勢力に当たる異性人には普通
頭に角が生えているというものでした。
また、敵のエースキャラと主人公5人のうちの3人が異母兄弟という設定です。
更にこの敵のエースキャラが美男子だというのも話題でした。
ちなみに3人兄弟で格好良いと言えるのはメインの長男のみで、
次男はおデブちゃん、三男はまだ子供でした。
話のバックグランドにある敵勢力のボアザン星と言う星は、
王政主体による貴族制が敷かれており、
貴族の証として角が生えているというものだが、
主人公(及び敵キャラ)の父(同一人物)には
王位継承権があるにもかかわらず、角が生えていなかった。
このように主人公サイドだけでなく、敵サイドにも
重たい過去を持たせ、その二つが悲しくぶつかり合うことが
長浜ロマンの醍醐味でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
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